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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-09
(45)【発行日】2022-09-20
(54)【発明の名称】チップ及び遊技テーブル
(51)【国際特許分類】
   A44C 21/00 20060101AFI20220912BHJP
   A63F 1/06 20060101ALI20220912BHJP
【FI】
A44C21/00
A63F1/06 Z
A63F1/06 A
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020554623
(86)(22)【出願日】2018-10-29
(86)【国際出願番号】 JP2018040159
(87)【国際公開番号】W WO2020089978
(87)【国際公開日】2020-05-07
【審査請求日】2021-09-14
(73)【特許権者】
【識別番号】513178621
【氏名又は名称】セガサミークリエイション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】加藤 史裕
【審査官】村山 睦
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-349039(JP,A)
【文献】カナダ国特許出願公開第2819672(CA,A1)
【文献】米国特許出願公開第2008/0176642(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44C 21/00
A63F 1/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光部と、受光部と、処理部とを備え、
前記処理部は、自身の識別情報とともに、前記受光部で受光した受光信号に含まれる、自身のチップに積層された他のチップの識別情報を、前記発光部から発光信号として射出させる、チップ。
【請求項2】
導光部を備えた略円盤状の本体部をさらに備え、
前記導光部は、前記本体部の中心軸を含むように形成され、
前記発光部は、前記導光部に光を射出可能に配置されている、請求項1に記載のチップ。
【請求項3】
前記受光部は、前記自身のチップに積層された前記他のチップの発光部からの前記発光信号を受信可能に配置されている、請求項2に記載のチップ。
【請求項4】
前記処理部は、前記受光信号に含まれる複数の識別情報を、前記発光信号に含めて射出させる、請求項1から3のいずれか一項に記載のチップ。
【請求項5】
チップを配置するための遊技用テーブルであって、
所定の区画ごとに配置され、当該区画に配置されたチップまたは積層された複数のチップから出射される発光信号を検知する光検出部と、
前記光検出部による検知結果に基づいて、前記区画に配置されているチップまたは積層された複数のチップを特定する特定部と、を備え、
前記特定部は、一の区画に配置された前記光検出部において検出された前記発光信号に含まれる1以上の識別情報に基づいて、当該一の区画に配置されているチップまたは複数のチップを特定する、遊技用テーブル。
【請求項6】
前記光検出部の周囲には、当該光検出部が配置されている区画に隣接する区画からの光を遮光する遮光部が設けられている、請求項5に記載の遊技用テーブル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チップ及び遊技テーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
カジノのような遊技施設において使用されるチップに関して、例えば特許文献1および2には、チップ(コイン)にRFIDタグを搭載して遊技テーブル上のチップの位置を検出可能にした技術が記載されている。また、特許文献3および4には、光通信を利用してチップのメモリに記憶された識別情報を、光通信を利用して判別用の装置に送信し、チップの真偽を判別する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】米国特許公報 US8540579
【文献】米国特許公報 US7938722
【文献】特開2006-238899号公報
【文献】特開平8-19409号公報
【発明の概要】
【0004】
ところで、遊技テーブルを用いてゲームを行うカードゲームやルーレットにおいては、チップを複数積み重ねて使用するケースが多い。しかしながら、上述した先行技術は、単数のチップの位置を検出する、またはチップの真偽を判別するものであり、遊技テーブル上に積み重ねられた状態のチップの数や識別情報を、精度よく検知することはできない、という問題があった。
【0005】
本発明は以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、遊技テーブル上に積み重ねられた状態のチップの数や識別情報を、精度よく検知することが可能な技術を提供することを目的とする。
【0006】
本発明の一態様に係るチップは、発光部と、受光部と、処理部とを備え、処理部は、自身の識別情報とともに、受光部で受光した受光信号に含まれる、当該チップに積層された他のチップの識別情報を、発光部から発光信号として射出させることを要旨とする。
本発明の他の態様に係る遊技用テーブルは、チップを配置するための遊技用テーブルであって、所定の区画ごとに配置され、当該区画に配置されたチップまたは積層された複数のチップから出射される発光信号を検知する光検出部と、光検出部による検知結果に基づいて、区画に配置されているチップまたは積層された複数のチップを特定する特定部とを備え、特定部は、一の区画に配置された光検出部において検出された発光信号に含まれる1以上の識別情報に基づいて、当該一の区画に配置されているチップまたは複数のチップを特定することを要旨とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、遊技テーブル上に積み重ねられた状態のチップの数や識別情報を、精度よく検知することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】チップの外観を示す図である。
図2】チップの内部構成を示すブロック図である。
図3】チップ情報の構成を例示した図である。
図4】チップの動作を説明するための概念図である。
図5】チップの動作を示すフローチャートである。
図6】遊技テーブルのテーブル表面を例示した図である。
図7】遊技テーブルの内部を例示した模式図である。
図8】ある区画にチップが積み重ねられた場合の光検出部の動作を説明するための概念図である。
図9】管理システムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
【0010】
A.本実施形態
[チップの構成]
図1は、チップの外観を示す図であり、図2は、チップの内部構成を示すブロック図である。
チップTは、遊技テーブルにおいて行われる様々なゲーム(ルーレットやカードゲームなど)に用いられる媒体である。なお、チップTの形状やサイズは任意である。
【0011】
チップTは、略円盤状(コイン状)に形成された本体部101を有し、その内部に、導光部102、発光部103、受光部104、処理部105、受電アンテナ106が設けられている(図2参照)。
【0012】
導光部102は、データ通信に利用される赤外線を透過する導光板を備えており、本体部101の中心軸を含むよう中心部に配置されている。なお、本実施形態では、データ通信の一例として赤外線通信を例示するが、紫外線通信や可視光通信にも適用可能である。
【0013】
発光部103は、例えば赤外線LEDを備えており、導光部102の外周面に面して2箇所設けられている。発光部103は、導光部102に赤外光を射出するよう位置されている。
【0014】
受光部104は、例えば赤外線LEDセンサを備えており、導光部102の外周面に面して2箇所設けられている。受光部104は、上下に積み重ねられた他のチップTから出射される赤外光を、導光部102を介して受光する。
【0015】
処理部105は、CPU、ROM、RAMなどを備えて構成され、CPUがROM、RAMに格納された制御プログラムやデータを読み込むことで、チップTの各部を中枢的に制御する。
【0016】
処理部105のメモリMには、自身のチップTを識別するためのチップID、自身のチップTが貸し出されたユーザを識別するためのユーザIDが格納されている。処理部105は、自身のチップTのチップID、及びユーザIDを含むチップ情報(図3参照)を、発光部103から出射される赤外光を利用して外部に出力(すなわち発信)する。また、処理部105は、受光部104を介して、上下に積み重ねられた他のチップTから赤外光を受光すると、受光した赤外光から他のチップTのチップ情報を取得(すなわち受信)する。処理部105は、上下に重ねられた他のチップTのチップ情報を取得した場合には、発光部103から出射される赤外光を利用して、自身のチップ情報とともに他のチップ情報を外部に発信する。
【0017】
受電アンテナ106は、非接触で遊技テーブル300(後述する図4など参照)から電力供給(いわゆるワイヤレス給電)を受けるためのアンテナであり、本実施形態では電磁波を介して遊技テーブル300から電力供給を受ける。受電アンテナ106を介して受電した電力は、処理部105によって各部に供給される。なお、非接触式のワイヤレス給電の代わりに、接触式のワイヤレス給電を採用してもよい。
【0018】
以下、赤外光を利用したチップ情報の発信動作、及び受信動作について、図4及び図5を参照しながら例を挙げて説明する。なお、以下では、受光部104を介して受光される、チップ情報が重畳された赤外光を受光信号S1と呼び、発光部103を介して発光される、チップ情報が重畳された赤外光を発光信号S2と呼ぶ。
【0019】
図4は、チップTの動作を説明するための概念図であり、図5は、チップTの動作を示すフローチャートである。図4に示すように、上から順にn枚のチップT1、T2、・・・Tnが積み重ねられている。
【0020】
各チップTの処理部105は、受電アンテナ106を介して遊技テーブル300から電力供給を受けると(ステップS1)、発光部103を介して、自身のチップ情報が重畳された発光信号S2を導光部102に向けて発信する(ステップS2)。
【0021】
各チップTの処理部105は、受光部104を介して、他のチップのチップ情報が重畳された受光信号S1を受信したか否かを判断する(ステップS3)。各チップTの処理部105は、他のチップのチップ情報が重畳された受光信号S1を受信したと判断すると(ステップS3;YES)、発光部103を介して、自身のチップ情報とともに、他のチップのチップ情報が重畳された発光信号S2を導光部102に向けて発信する(ステップS4)。なお、各チップTの処理部105は、他のチップのチップ情報が重畳された受光信号S1を受信していないと判断した場合には(ステップS3;NO)、ステップS4をスキップしてステップS5に進む。
【0022】
各チップTの処理部105は、ステップS5に進むと、遊技テーブル300からの電力供給がストップしたか否かを判断する。電力供給がストップする例として、例えばディーラーによって各チップTが遊技テーブル300から取り除かれた場合などが挙げられる。各チップTの処理部105は、電力供給がストップしていないと判断すると(ステップS5;NO)、ステップS2に戻り、一連の処理を繰り返し実行する。このような動作が繰り返し実行されることで、最下位に位置するチップTnからは、すべてのチップT1、T2・・・Tnのチップ情報を含む発光信号S2が出力されることになる。この発光信号S2は、遊技テーブル300に設けられた光検出部304において検出される。その後、例えばディーラーによって各チップTが遊技テーブル300から取り除かれ、遊技テーブル300からの電力供給がストップしたと判断すると(ステップS5;YES)、各チップTの処理部105は、以上説明した処理を終了する。以下、遊技テーブル300の構成について説明する。
【0023】
[遊技テーブルの構成]
図4に示すように、遊技テーブル300の最下層には、チップTに対して非接触式のワイヤレス給電を行う給電部305が設けられている。給電部305の上層には、所定の間隔を置いてガラス板303、光透過性の緩衝材302、アクリル板301が積層されたテーブル面が形成されている。ガラス板303と緩衝材302の間には、チップTから出射される発光信号S2を検出するための光検出部(フォトセンサ)304が設けられている。なお、各光検出部304には、一意に識別可能なユニークなフォトセンサIDが割り当てられている。
【0024】
図6は、遊技テーブル300のテーブル表面を例示した図であり、図7は、遊技テーブル300の内部を例示した模式図である。
本実施形態では、遊技テーブル300の一例として、ルーレットに用いられる遊技テーブル300を想定する。図6に示すように、光検出部304は、区画Aごとに配置されている。区画Aは、遊技テーブル300上に表示された個々の数字、色、列等に対応して設定されている。各遊技者は、自己の掛け金に対応する数のチップTを、希望する区画Aに積み重ねて配置(すなわちベット)することでゲームが進行する。なお、各区画Aの境界部分には、隣の区画Aからの発光信号S2が侵入して誤検出しないように、遮光部306を設けられている(図4参照)。もっとも、遮光部306を設けるか否か等は任意である。
【0025】
図8は、ある区画AにチップTがn枚積み重ねられた場合の光検出部304の動作を説明するための概念図である。
光検出部304は、ある区画Aに積み重ねられたチップT1、T2・・・Tnに関し、最下位に位置するチップTnから、すべてのチップT1、T2・・・Tnのチップ情報が重畳された発光信号S2を受光すると、自身に割り当てられたユニークなフォトセンサIDを付加し、ベットチップ情報として管理装置400(後述)に送信する。
【0026】
<システム構成>
図9は、本実施形態に係る管理システム500の構成を示すブロック図である。
管理システム500は、複数のチップTと複数の遊技テーブル300と管理装置400とを含んで構成される。図9では、説明の便宜上、チップT及び遊技テーブル300をそれぞれ1つずつ図示している。
【0027】
管理装置400は、遊技施設内で利用されるチップTを管理するための装置であり、例えばCPU、ROM、RAMを備えたサーバコンピュータによって構成されている。管理装置400は、有線回線もしくは無線回線を介して遊技テーブル300と通信可能に接続されている。
【0028】
管理装置400は、取得部401、特定部402、出力部403、位置データベースDB1、管理データベースDB2を備えている。
【0029】
取得部401は、遊技テーブル300から送信されるベットチップ情報(図8参照)を取得する。
特定部402は、取得されたベットチップ情報を解析することで、チップのベット位置、ベットされたチップの枚数と金額、ベットしたユーザを特定する。詳述すると、特定部402は、ベットチップ情報に含まれるフォトセンサIDに基づき、光検出部304が配置された区画A(すなわち、チップのベット位置)を特定する。位置データベースDB1には、フォトセンサIDと、対応する区画Aを特定する位置情報とを対応付けた位置管理テーブルTA1が登録されている。特定部402は、フォトセンサIDを取得すると、位置管理テーブルTA1を参照することで、チップのベット位置を特定する。
【0030】
さらに、特定部402は、ベットチップ情報に含まれるチップIDに基づき、チップの枚数と金額を特定する。管理データベースDB2には、チップIDと、チップに対応づけた金額との関係を示すチップ管理テーブルTA2が格納されている。特定部402は、チップIDを取得すると、チップ管理テーブルTA2を参照することで、チップの枚数と金額を特定する。なお、ここでいう「チップの金額」とは、チップごとの金額のほか、積み重ねされた複数のチップの合計金額も含む。さらに、特定部402は、ベットチップ情報に含まれるユーザIDに基づき、ベットしたユーザを特定する。
【0031】
出力部403は、例えば表示パネルなどを備えており、特定部402によって特定された情報を、遊技施設の表示パネルに表示する。ユーザやディーラー等は、表示パネルに表示される情報を確認することで、いずれのユーザが、いずれのベット位置に、どれだけの金額のチップをベットしたかを、迅速かつ正確に把握することが可能となる。
【0032】
このように、本実施形態によれば、遊技テーブル300の高さ方向に積み重ねられた各チップTにおいて、自身のチップ情報と上側および/または下側の他のチップTのチップ情報を含む発光信号S2が発信されるようにしたので、チップTが積み重ねられた状態でもチップTの特定が可能となる。これにより、ベット終了時に置かれたチップTを特定して、ゲームの結果が出てからチップTが置かれた場合などにエラー表示を出すことも可能となる。一例を挙げると、管理装置400において、遊技テーブル300から送信されるベットチップ情報の受信タイミングを検知する。管理装置400は、ベットチップ情報の受信タイミングをもとに、ベット期間内に正しく置かれたチップTであるか、ベット期間が終了し、ゲームの結果が出てから不正に置かれたチップTであるかを判断する。管理装置400は、不正に置かれたチップTであると判断すると、出力部403にエラーメッセージを出力するとともに、当該ベット操作を無効化する処理を行う。かかる構成によれば、ゲームの結果が出てからチップTを置くといった不正なベット操作を抑制することが可能となる。
【0033】
B.変形例
本実施形態では、管理装置400と遊技テーブル300を別体構成としたが、これに限る趣旨ではない。例えば遊技テーブル300に管理装置400の機能を設け、一体構成としてもよい。また、管理装置400の機能の一部(例えば、取得部401や特定部402など)を遊技テーブル300に設けてもよい。
【0034】
本実施形態では、チップTの中心部に導光部102を設けたが、導光部102をチップTの外周側に同心円状に設けてもよい。導光部102を外周側に設けた場合には、複数のチップTがアトランダムに積み重ねられたとしても、上下のチップ間で導光し易くなるというメリットがある。また、チップTは多角形などの略円盤状(コイン状)以外の形状としてもよい。
【0035】
本実施形態では、自身のチップTのチップID及びユーザIDを含むチップ情報(図3参照)を例示したが、チップ情報の構成はこれに限る趣旨ではない。例えば、チップを利用するユーザが既に特定されている場合には、チップ情報にユーザIDを含めなくてもよい。また、チップID及びユーザIDのほか、チップに対応づけた金額(例えば、10ドルなど)をあらわす情報を、チップ情報に含めるようにしてもよい。
【0036】
本実施形態では、光検出部304がフォトセンサによって構成されている場合を例示したが、フォトセンサの代わりに高感度カメラなどを利用してもよい。
【0037】
C.その他
本発明は、上述した本実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。例えば、上述した各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。さらに、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。
【0038】
また、本明細書において、「部」とは、単に物理的構成を意味するものではなく、その「部」が実行する処理をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」が実行する処理を2つ以上の物理的構成や装置により実現されても、2つ以上の「部」が実行する処理を1つの物理的手段や装置により実現されてもよい。
【0039】
また、本明細書において説明した各処理を実施するプログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、チップTや遊技テーブル300、管理装置400に、上記プログラムをインストールすることができる。ここで、上記プログラムを記憶した記録媒体は、非一過性の記録媒体であっても良い。非一過性の記録媒体は特に限定されないが、例えば、CD-ROM等の記録媒体であっても良い。
【符号の説明】
【0040】
T…チップ、101…本体部、102…導光部、103…発光部、104…受光部、105…処理部、106…受電アンテナ、300…遊技テーブル、304…光検出部、305…給電部、306…遮光部、400…管理装置、401…取得部、402…特定部、403…出力部、DB1…位置データベース、DB2…管理データベース。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9