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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-09
(45)【発行日】2022-09-20
(54)【発明の名称】除菌装置の蓋
(51)【国際特許分類】
   A61L 2/18 20060101AFI20220912BHJP
   A61L 9/14 20060101ALI20220912BHJP
   A61L 9/01 20060101ALI20220912BHJP
   A61L 2/20 20060101ALI20220912BHJP
   A61L 9/015 20060101ALI20220912BHJP
   A47K 3/00 20060101ALI20220912BHJP
   E03D 9/00 20060101ALI20220912BHJP
   E03D 11/02 20060101ALI20220912BHJP
   A47K 10/48 20060101ALI20220912BHJP
   A47K 13/30 20060101ALI20220912BHJP
   A47B 55/00 20060101ALI20220912BHJP
   E04F 19/08 20060101ALI20220912BHJP
   A61L 101/06 20060101ALN20220912BHJP
【FI】
A61L2/18
A61L9/14
A61L9/01 F
A61L2/20
A61L9/015
A47K3/00 Z
E03D9/00 Z
E03D11/02 Z
A47K10/48 Z
A47K13/30 Z
A47B55/00
E04F19/08 102K
A61L101:06
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2017242959
(22)【出願日】2017-12-19
(65)【公開番号】P2019107289
(43)【公開日】2019-07-04
【審査請求日】2019-12-24
(73)【特許権者】
【識別番号】000006127
【氏名又は名称】森永乳業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】東間 秀之
(72)【発明者】
【氏名】西村 孝司
【審査官】岡田 三恵
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-081802(JP,A)
【文献】特開2005-185926(JP,A)
【文献】国際公開第2016/170818(WO,A1)
【文献】特開2007-101023(JP,A)
【文献】特許第5866743(JP,B1)
【文献】特開平08-266596(JP,A)
【文献】特開2007-027553(JP,A)
【文献】特開2000-005286(JP,A)
【文献】特開2010-076529(JP,A)
【文献】特開2009-022683(JP,A)
【文献】特開平07-136079(JP,A)
【文献】特開平10-263055(JP,A)
【文献】特表2013-511382(JP,A)
【文献】韓国公開実用新案第20-2010-0011542(KR,U)
【文献】特開平10-174709(JP,A)
【文献】特開2001-095699(JP,A)
【文献】特開2006-103821(JP,A)
【文献】特開2006-142174(JP,A)
【文献】登録実用新案第3156288(JP,U)
【文献】特開2013-148327(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61L 2/18
A61L 9/14
A61L 9/01
A61L 2/20
A61L 9/015
A47K 3/00
E03D 9/00
E03D 11/02
A47K 10/48
A47K 13/30
A47B 55/00
E04F 19/08
A61L 101/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
臭気が発生した、または菌が付着した物品が投入された、開口を有する容器を密閉するための除菌装置の蓋であって、開口側の面に取り付けられ、所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水する貯水部と、貯水部の次亜塩素酸水をミスト化、または気化された状態で噴霧する噴霧部と、密閉された状態で噴霧部より次亜塩素酸水を噴霧する噴霧制御部とを有する次亜塩素酸水噴霧ユニットを備えた除菌装置の蓋であって、
前記容器はバスタブであり、前記バスタブに使用される風呂蓋である除菌装置の蓋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、除菌容器及び除菌装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、日常生活の様々なものに対して、除菌、消臭が行われている。
【0003】
電解により生成される次亜塩素酸水は、低コストで、高い安全性を有し、環境への負荷が低い上、強い殺菌力と強い消臭力をもち、水道水のような感覚で使用できる。
【0004】
このため、次亜塩素酸水を用いて簡便に除菌、消臭が可能な手段が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2011-218001号公報
【文献】特開2006-81802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態は、低コストで、安全であり、環境への負荷が低い除菌容器及び除菌装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、臭気が発生した、または菌が付着した物品が投入された、開口を有する容器を密閉するための除菌装置の蓋であって、開口側の面に取り付けられ、所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水する貯水部と、貯水部の次亜塩素酸水をミスト化、または気化された状態で噴霧する噴霧部と、密閉された状態で噴霧部より次亜塩素酸水噴霧る噴霧制御部とを有する次亜塩素酸水噴霧ユニットを備えた除菌装置の蓋であって、前記容器はバスタブであり、前記バスタブに使用される風呂蓋である除菌装置の蓋、が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1の実施形態にかかる生ごみ除菌容器の構成を表す概略図である。
図2】第1の実施形態に使用可能な次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構を表すブロック図である。
図3】第1の実施形態に使用可能な噴霧部を外部から操作する機構を表すブロック図である。
図4】第2の実施形態にかかる太陽光発電型生ごみ除菌容器の構成を表す概略図である。
図5】第3の実施形態にかかる除菌ごみ箱収容室の構成を表す概略図である。
図6】第4の実施形態にかかる除菌機能付きゴミ収集車を表す概略図である。
図7】第5の実施形態にかかる風呂蓋型除菌装置を表す概略図である。
図8】第6の実施形態にかかる除菌押入れを表す概略図である。
図9】第7の実施形態にかかる除菌ロッカーの構成を表す概略図である。
図10】第8の実施形態にかかる手の除菌装置の構成を表す概略図である。
図11】第9の実施形態にかかる足の除菌装置の構成を表す概略図である。
図12】第10の実施形態にかかる除菌トイレの構成を表す概略図である。
図13】第11の実施形態にかかる除菌ほりごたつの構成を表す概略図である。
図14】第12の実施形態にかかる室内除菌装置の構成を表す概略図である。
図15】第13の実施形態にかかる除菌容器の構成を表す概略図である。
図16】第14の実施形態にかかる除菌ブラシの構成を表す概略図である。
図17】第15の実施形態にかかる除菌掃除機の構成を表す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施形態にかかる除菌容器は、密閉可能な容器と、容器を解放または密閉する開閉部と、密閉可能な容器内に次亜塩素酸水を噴霧する次亜塩素酸水噴霧ユニットとを備えている。
【0010】
次亜塩素酸水噴霧ユニットは、所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水する貯水部と、貯水部に接続され次亜塩素酸水を噴霧する噴霧部と、噴霧部を制御する噴霧制御部とを備えている。
【0011】
噴霧部は密閉可能な容器または開閉部に接続され、貯水部の次亜塩素酸水をミスト化、または気化された状態で噴霧する。開閉部として、例えば蓋、扉などがあげられる。
【0012】
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、図面は模式的なものであり、例えば厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なる場合がある。また、実施形態において、実質的に同一の構成要素には同一の符号を付し説明を省略する。
【0013】
図1は、第1の実施形態にかかる生ごみ除菌容器の構成を表す概略図である。
【0014】
図示するように、生ごみ除菌容器10は、上部に生ごみ3を出し入れ可能な開口5を持つ容器1と、開口5の端部周辺の一部に蝶番6を用いて開閉可能に取り付けられた蓋2とを有する。蓋2には、容器1内に次亜塩素酸水4を噴霧するための噴霧部8が設けられている。噴霧部8には、次亜塩素酸水4の噴霧を制御する噴霧制御部171が接続されている。図中、蓋2は蓋が閉じて密閉された状態を、蓋2’は、蓋が開いた状態をそれぞれ示す。噴霧部8には所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水するタンク7を接続することができる。噴霧制御部171と噴霧部8とタンク7は、次亜塩素酸水を噴霧するための次亜塩素酸水噴霧ユニット211を構成している。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット211は、生ごみ除菌容器10に着脱可能に設けることができる。生ごみ除菌容器10には、外部電源に接続するためのプラグ11を取り付けることができる。
【0015】
タンク7に、生ごみ除菌容器10を密閉した状態で次亜塩素酸水を供給する図示しない供給口を設け、外部から電解により生成した次亜塩素酸水を供給することができる。あるいは、噴霧部8に図示しない供給口を設け、外部から、次亜塩素酸水を噴霧したものを供給することもできる。
【0016】
また、次亜塩素酸水噴霧ユニット211のタンク7に、外部に設けられた貯水部161をさらに接続して、生ごみ除菌容器10を密閉した状態で貯水部161からタンク7に所定量の次亜塩素酸水を供給することができる。
【0017】
さらに、タンク7及び貯水部161のうち少なくとも一方に、外部機器と通信可能な図示しない通知部を接続し、貯水部161内の次亜塩素酸水の貯水状況を図示しない外部機器に通知することができる。
【0018】
ここで、密閉とは、容器の開口を蓋や扉などで塞いだ状態をいう。
【0019】
次亜塩素酸水は、塩化カリウム水溶液を有隔膜電解槽内で電気分解して、陽極側から得られる水溶液、もしくは塩酸を無隔膜電解槽内で電気分解し、飲用適の水で希釈して得られる水溶液である。実施形態では、pH6.5以下、有効塩素濃度10~60mg/kgの次亜塩素酸水を使用することができる。
【0020】
噴霧部8は、気化された次亜塩素酸水あるいはそれより大きいサイズに噴霧された(ミスト化された)次亜塩素酸水を容器1内に供給することができる。
【0021】
ここで、気化された次亜塩素酸水とは、生ごみなどの対象物に触れても濡れることが無いほど小さく、もしくは分子サイズで空間に存在するものをいう。また、それより大きいサイズに噴霧された次亜塩素酸水とは、生ごみなどの対象物に触れると濡れるものをいう。
【0022】
実施形態に使用可能な次亜塩素酸水を気化させるかあるいは噴霧する方法としては、例えば、フィルタに次亜塩素酸水を含浸させ、このフィルタを通して空気を流通することにとより、次亜塩素酸水と空気とを接触させて、次亜塩素酸水を気体に変換して放出する方法、不織布を含む布に次亜塩素酸水を含浸し、送風せずに、自然気化させる方法、あるいは、ミスト化された次亜塩素酸水を、対象物に到達する前に気温による蒸発により気化させる方法、次亜塩素酸水をスプレーにより噴霧する方法、次亜塩素酸水を超音波振動により噴霧する等があげられる。なお、フィルタを使用すると、電解水に塩化物が含まれていても、気化されにくいという利点がある。
【0023】
また、蓋2と容器1に、蓋2の開閉を検知する一対の開閉センサー9を設けることができる。さらに、生ごみ除菌容器10には、開閉センサー9からの情報に応じて噴霧制御部171によって噴霧部8を操作し、次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構を設けることができる。
【0024】
図2は、第1の実施形態に使用可能な次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構を表すブロック図を示す。
【0025】
図示するように、実施形態に使用可能な次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構200は、開閉センサー9と、次亜塩素酸水噴霧ユニット211の噴霧部8と、噴霧部8に接続され噴霧部8を制御する、次亜塩素酸水噴霧ユニット211の噴霧制御部171と、開閉センサー9及び噴霧制御部171に接続され、開閉センサー9からの検知情報に応じて噴霧制御部171を制御する主制御部201とを有する。
【0026】
例えば、使用者が2’に示すように蓋を開け、容器1に生ごみ3を入れて2に示すように蓋を閉めると、開閉センサー9が閉じていることを検知する。このとき、主制御部201は、開閉センサー9からの検知情報を受けて、噴霧制御部171に一定量の次亜塩素酸水4の噴霧を指示する。噴霧部8は、噴霧制御部171からの指示情報を受けて一定量の次亜塩素酸水4を噴霧する。また、開閉センサー9が閉じている時間を例えばクロックで計数し、一定時間を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部171を制御して噴霧部8に一定量の次亜塩素酸水4を噴霧させることができる。さらに、使用者が容器1にごみ3を入れるために蓋2を開けることにより、開閉センサー9が開いていることを検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部171を制御して噴霧部8の次亜塩素酸水4の噴霧を待機するか、あるいは噴霧中の場合は噴霧の停止を行うことができる。
【0027】
次亜塩素酸水噴霧ユニット211に図示しない報知部をさらに接続し、噴霧制御部171が噴霧指示後、所定時間経過した後に噴霧開始し、噴霧終了後に報知部より終了の報知を行う報知機構を、生ごみ除菌容器10にさらに設けることができる。
【0028】
報知部は、例えば音、ライトの点灯、あるいは通信機器への送信等により報知を行なうことができる。
【0029】
また、生ごみ除菌容器10に操作ボタンなどを設けて噴霧制御部171を制御し、噴霧部8を操作することができる。さらに、例えばリモートコントローラなどによる外部信号を受信させて噴霧制御部173を制御し、噴霧部8を遠隔操作することができる。
【0030】
図3に、第1の実施形態に使用可能な噴霧部を外部から操作する機構を表すブロック図を示す。
【0031】
図示するように、実施形態に使用可能な噴霧部を外部から操作する機構210は、例えばリモートコントローラなどの外部機器204からの外部信号を受ける受信部203と、噴霧部8と、噴霧部8に接続され噴霧部8を制御する噴霧制御部171と、受信部203及び噴霧制御部171に接続され、受信部203からの情報に応じて噴霧制御部171を制御する主制御部202とを有する。
【0032】
使用者が外部機器204から次亜塩素酸水4の噴霧を指示する外部信号を送ると、外部信号を受けた受信部203からの情報に基づいて、主制御部201は、噴霧制御部171に一定量の次亜塩素酸水4の噴霧を指示する。噴霧部8は、噴霧制御部171からの指示情報を受けて一定量の次亜塩素酸水4を噴霧する。
【0033】
また、噴霧部を外部から操作する機構210は、主制御部202にさらに開閉センサー9を接続することにより、図2に示す次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構と組み合わせて使用することが可能である。
【0034】
実施形態によれば、このようにして次亜塩素酸水の噴霧によるごみの除菌及び消臭が可能である。
【0035】
図4は、第2の実施形態にかかる太陽光発電型生ごみ除菌容器の構成を表す概略図である。
【0036】
図示するように、太陽光発電型生ごみ除菌容器20は、電源として、プラグ11の代わりに、蓋2の上に設けられたソーラーパネル12を含むソーラー設備が取り付けられていること以外は、図1と同様の構成を有する。ソーラー設備は、例えばソーラーパネル12で受光した電力を蓄電するバッテリー、及びバッテリーの充放電をコントロールするコントローラ等を含むことができる。
【0037】
第2の実施形態にかかる太陽光発電型生ごみ除菌容器の動作及び使用可能な操作機構は、第1の実施形態にかかる生ごみ除菌容器と同様である。
【0038】
図5は、第3の実施形態にかかる除菌ごみ箱収容室の構成を表す概略図を示す。
【0039】
図示するように、除菌ごみ箱収容室30は、出入口36を有する収納室31と、出入口36に開閉可能に取り付けられた扉32とを備えている。収納室31の天井35には、収納室31内に次亜塩素酸水34を噴霧するための噴霧部38が設けられている。噴霧部38には、次亜塩素酸水34の噴霧を制御する噴霧制御部173が接続されている。噴霧部38には所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水するタンク37を接続することができる。噴霧部38とタンク37は、第1の実施形態に設けられた噴霧部8とタンク7と同様の構成を有することができる。
【0040】
噴霧制御部173と噴霧部38とタンク37は、次亜塩素酸水を噴霧するための次亜塩素酸水噴霧ユニット213を構成している。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット213は、除菌ごみ箱収容室30に着脱可能に設けることができる。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット213のタンク37に、外部に設けられた貯水部163をさらに接続して、除菌ごみ箱収容室30を密閉した状態で貯水部163からタンク7に所定量の次亜塩素酸水を供給することができる。
【0041】
さらに、タンク7及び貯水部163の少なくとも一方に、外部機器と通信可能な図示しない通知部を接続し、貯水部163内の次亜塩素酸水の貯水状況を外部機器に通知することができる。
【0042】
また、天井35と扉32に、扉32の開閉を検知する一対のセンサー39を設けることができる。一対のセンサー39と噴霧制御部173と噴霧部38を、図2の開閉センサー9と噴霧制御部171と噴霧部8と同様に適用して、次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構を設けることができる。
【0043】
例えば、使用者が扉32を開け、収納室31にごみ33を入れて扉32を閉めることにより、開閉センサー39が閉じていることを検知する。主制御部201は、開閉センサー39からの検知情報を受けて、噴霧制御部173に一定量の次亜塩素酸水34の噴霧を指示する。噴霧部38は、噴霧制御部173からの指示情報を受けて一定量の次亜塩素酸水34を噴霧する。また、開閉センサー39が閉じている時間を例えばクロックで計数し、一定時間を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部173を制御して噴霧部38に一定量の次亜塩素酸水34を噴霧させることも可能である。さらに、使用者が収納室31にごみ33を入れるために蓋2を開けることにより、開閉センサー39が開を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部173を制御して噴霧部38の次亜塩素酸水34の噴霧を待機するか、あるいは噴霧中の場合は噴霧の停止を行うことができる。
【0044】
次亜塩素酸水噴霧ユニット213に図示しない報知部をさらに接続し、除菌ごみ箱収容室30に生ごみ除菌容器10と同様の報知機構をさらに設けることができる。このようにして、ごみ置き場の除菌及び消臭を行うことができる。
【0045】
また、除菌ごみ箱収容室30の出入口36の外側に操作ボタンなどを設けて噴霧制御部173を制御し、噴霧部38を操作することができる。さらに、図3と同様の機構を設けて例えばリモートコントローラなどによる外部信号を受信させて噴霧制御部173を制御し、噴霧部38を遠隔操作することができる。
【0046】
また、噴霧部38は天井に固定するか,あるいは可動するように設けることができる。図示するように、例えば噴霧部38と接続したタンク37をレール181に沿って可動するように設置することができる。これにより、次亜塩素酸水の噴霧をまんべんなく行うことができる。
【0047】
このような除菌ごみ箱収容室30は例えばマンション等に設置可能であり、収納室31内には例えば分別用のごみ箱33などを置くことができる。
【0048】
図6は、第4の実施形態にかかる除菌機能付きゴミ収集車を表す概略図を示す。
【0049】
図示するように、この除菌機能付きゴミ収集車40は、荷台に設置されたごみ収集庫41を有し、ごみ収集庫41の車体の後方側に、ごみ43を出し入れするためのごみ収集口46と、ごみ収集口46に開閉可能に設けられた扉42とを備えている。
【0050】
ごみ収集庫41の天井45には、ごみ収集庫41内に次亜塩素酸水44を噴霧するための噴霧部48が設けられている。噴霧部48には、次亜塩素酸水44の噴霧を制御する噴霧制御部174が接続されている。噴霧部48には所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水するタンク47を接続することができる。噴霧部48とタンク47は、第1実施形態に設けられた噴霧部8とタンク7と同様の構成を有することができる。
【0051】
噴霧制御部174と噴霧部48とタンク47は、次亜塩素酸水を噴霧するための次亜塩素酸水噴霧ユニット214を構成している。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット214は、除菌機能付きゴミ収集車40に着脱可能に設けることができる。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット214のタンク47に、外部に設けられた貯水部164をさらに接続して、除菌機能付きゴミ収集車40を密閉した状態で貯水部164からタンク47に所定量の次亜塩素酸水を供給することができる。
【0052】
さらに、タンク47及び貯水部164のうち少なくとも一方に、外部機器と通信可能な図示しない通知部を接続し、貯水部164内の次亜塩素酸水の貯水状況を外部機器に通知することができる。
【0053】
また、天井45と扉42に、扉42の開閉を検知する一対のセンサー49を設けることができる。一対のセンサー49と噴霧制御部174と噴霧部48を、図2の開閉センサー9と噴霧制御部174と噴霧部8と同様に適用して次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構を設けることができる。
【0054】
例えば、使用者が扉42を開け、ごみ収集庫41にごみ43を入れて扉42を閉めることにより、開閉センサー49が閉じていることを検知する。主制御部201は、開閉センサー49からの検知情報を受けて、噴霧制御部174に一定量の次亜塩素酸水44の噴霧を指示する。噴霧部48は、噴霧制御部174からの指示情報を受けて一定量の次亜塩素酸水44を噴霧する。また、開閉センサー49が閉じている時間を例えばクロックで計数し、一定時間を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部174を制御して噴霧部48に一定量の次亜塩素酸水44を噴霧させることも可能である。さらに、使用者がごみ収集庫4にごみ43を入れるために扉42を開けることにより、開閉センサー49が開を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部174を制御して噴霧部48の次亜塩素酸水44の噴霧を待機するか、あるいは噴霧中の場合は噴霧の停止を行うことができる。
【0055】
次亜塩素酸水噴霧ユニット214に図示しない報知部をさらに接続し、ごみ収集庫41に第1の実施形態の報知機構と同様の報知機構をさらに設けることができる。
【0056】
また、ごみ収集車41に操作ボタンなどを設けて噴霧制御部174を制御し、噴霧部48を操作することができる。さらに、図3と同様の機構を設けて例えばリモートコントローラなどによる外部信号を受信させて噴霧制御部174を制御し、噴霧部48を遠隔操作することができる。
【0057】
また、噴霧部48は天井45に固定するか,あるいは可動するように設けることができる。図示するように、例えば噴霧部48と接続したタンク47をレール182に沿って可動するように設置することができる。これにより、次亜塩素酸水の噴霧をまんべんなく行うことができる。
【0058】
図7に、第5の実施形態にかかる風呂蓋型除菌装置を表す概略図を示す。
【0059】
図示するように、風呂蓋型除菌装置50には、次亜塩素酸水54を噴霧するための噴霧部58が設けられている。噴霧部58には、次亜塩素酸水34の噴霧を制御する噴霧制御部192が接続されている。また、噴霧部58には所定量の次亜塩素酸水54が給水され貯水するタンク57を設けることができる。噴霧部58とタンク57は、第1の実施形態に設けられた噴霧部8とタンク7と同様の構成を有することができる。噴霧制御部192と噴霧部58とタンク57は、次亜塩素酸水を噴霧するための次亜塩素酸水噴霧ユニット215を構成している。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット215は、風呂蓋型除菌装置50に着脱可能に設けることができる。
【0060】
さらに、タンク57に、外部機器と通信可能な図示しない通知部を接続し、タンク57内の次亜塩素酸水の貯水状況を外部機器に通知することができる。
【0061】
風呂蓋型除菌装置50を用いて除菌を行うには、まず、除菌したい物品53例えばおもちゃ等をバスタブ51に入れる。次に、バスタブ51上に風呂蓋型除菌装置50を載置し、バスタブ51の開口を覆う。その後、例えば操作ボタン52を押すことにより噴霧制御部192に次亜塩素酸水の噴霧を指示すると、噴霧制御部192からの指示情報を受けた噴霧部58からバスタブ51内に次亜塩素酸水54を噴霧して、物品の除菌及び消臭を行うことができる。なお、風呂蓋型除菌装置50は、除菌したい物品を収容可能な空間があり、風呂蓋型除菌装置50で覆うことができる容器であれば、バスタブ以外の容器に適用することもできる。
【0062】
次亜塩素酸水噴霧ユニット215に図示しない報知部をさらに接続し、風呂蓋型除菌装置50に第1の実施形態と同様の報知機構をさらに設けることができる。
【0063】
また、風呂蓋型除菌装置50に図3と同様の機構を設けて例えばリモートコントローラなどによる外部信号を受信させて噴霧部58を遠隔操作することができる。
【0064】
図8に、第6の実施形態にかかる除菌押入れを表す概略図を示す。
【0065】
図示するように、除菌押入れ60は、例えばふとんなどの収納物63を収納する収納スペース61と、収納スペース61の前面に取り付けられた両開きの扉62-1,62-2とを備えている。
【0066】
収納スペース61の天井65には、収納スペース61内に次亜塩素酸水64を噴霧するための噴霧部68が設けられている。噴霧部68には、次亜塩素酸水64の噴霧を制御する噴霧制御部175が接続されている。噴霧部68には所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水するタンク67を接続することができる。噴霧部68とタンク67は、第1の実施形態に設けられた噴霧部8とタンク7と同様の構成を有することができる。
【0067】
噴霧制御部175と噴霧部68とタンク67は、次亜塩素酸水を噴霧するための次亜塩素酸水噴霧ユニット216を構成している。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット216は、除菌押入れ60に着脱可能に設けることができる。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット216のタンク67に、外部に設けられた貯水部165をさらに接続して、除菌押入れ60を密閉した状態で貯水部165からタンク67に所定量の次亜塩素酸水を供給することができる。
【0068】
さらに、タンク67及び貯水部165の少なくとも一方に、外部機器と通信可能な図示しない通知部を接続し、貯水部165内の次亜塩素酸水の貯水状況を外部機器に通知することができる。
【0069】
また、両開きの扉62-1,62-2に、扉62-1,扉62-2の開閉を検知する一対のセンサー69を設けることができる。扉62-1,扉62-2の開閉を検知する一対のセンサー69と噴霧制御部175と噴霧部68を、図2の開閉センサー9と噴霧制御部171と噴霧部8と同様に適用して次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構を設けることができる。
【0070】
例えば、使用者が、例えば扉62-1と扉62-2を開け、収納スペース61に収納物63を収納して扉62-1と扉62-2を閉めることにより、開閉センサー69が閉じていることを検知する。主制御部201は、開閉センサー69からの検知情報を受けて、噴霧制御部175に一定量の次亜塩素酸水64の噴霧を指示する。噴霧部68は、噴霧制御部175からの指示情報を受けて一定量の次亜塩素酸水64を噴霧する。また、開閉センサー69が閉じている時間を例えばクロックで計数し、一定時間を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部175を制御して噴霧部68に一定量の次亜塩素酸水64を噴霧させることも可能である。さらに、使用者が扉62-1と扉62-2を開けることにより、開閉センサー69が開を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部175を制御して噴霧部68の次亜塩素酸水64の噴霧を待機するか、あるいは噴霧中の場合は噴霧の停止を行うことができる。このようにして、押入れの除菌及び消臭を行うことができる。
【0071】
次亜塩素酸水噴霧ユニット216に図示しない報知部をさらに接続し、除菌押入れ60に第1の実施形態の報知機構と同様の報知機構をさらに設けることができる。
【0072】
また、除菌押入れ60に操作ボタンなどを設けて噴霧制御部175を制御し、噴霧部68を操作することができる。さらに、図3と同様の機構を設けて例えばリモートコントローラなどによる外部信号を受信させて噴霧制御部175を制御し、噴霧部68を遠隔操作することができる。
【0073】
図9は、第7の実施形態にかかる除菌ロッカーの構成を表す概略図を示す。
【0074】
図示するように、除菌ロッカー70は、収納口76を有する収納庫71と、収納口76に開閉可能に取り付けられた扉72とを備えている。
【0075】
収納庫71の天井75には、収納庫71内に次亜塩素酸水74を噴霧するための噴霧部78が設けられている。噴霧部78には、次亜塩素酸水74の噴霧を制御する噴霧制御部176が接続されている。噴霧部78には所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水するタンク77を接続することができる。噴霧部78とタンク77は、第1の実施形態に設けられた噴霧部8とタンク7と同様の構成を有することができる。
【0076】
噴霧制御部176と噴霧部78とタンク77は、次亜塩素酸水を噴霧するための次亜塩素酸水噴霧ユニット217を構成している。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット217は、除菌ロッカー70に着脱可能に設けることができる。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット217のタンク77に、外部に設けられた貯水部166をさらに接続して、除菌ロッカー70を密閉した状態で貯水部166からタンク77に所定量の次亜塩素酸水を供給することができる。
【0077】
さらに、タンク77及び貯水部166の少なくとも一方に、外部機器と通信可能な図示しない通知部を接続し、貯水部166内の次亜塩素酸水の貯水状況を外部機器に通知することができる。
【0078】
また、天井75と扉72に、扉72の開閉を検知する一対のセンサー79を設けることができる。扉72の開閉を検知する一対のセンサー79と噴霧制御部176と噴霧部78を、図2の開閉センサー9と噴霧制御部171と噴霧部8と同様に適用して次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構を設けることができる。
【0079】
例えば、使用者が扉72を開け、収納庫71に例えば洋服などの収容物73を入れたり、収容物73を取り出したりして扉72を閉めることにより、開閉センサー79が閉じていることを検知する。主制御部201は、開閉センサー79からの検知情報を受けて、噴霧制御部176に一定量の次亜塩素酸水74の噴霧を指示する。噴霧部78は、噴霧制御部176からの指示情報を受けて一定量の次亜塩素酸水74を噴霧する。また、開閉センサー79が閉じている時間を例えばクロックで計数し、一定時間を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部176を制御して噴霧部78に一定量の次亜塩素酸水74を噴霧させることも可能である。さらに、使用者が扉72を開けることにより、開閉センサー79が開を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部176を制御して噴霧部78の次亜塩素酸水74の噴霧を待機するか、あるいは噴霧中の場合は噴霧の停止を行うことができる。このようにして、ロッカーの除菌及び消臭を行うことができる。
【0080】
次亜塩素酸水噴霧ユニット217に図示しない報知部をさらに接続し、除菌ロッカー70に第1の実施形態の報知機構と同様の報知機構をさらに設けることができる。
【0081】
また、除菌ロッカー70に操作ボタンなどを設けて噴霧制御部176を制御し、噴霧部78を操作することができる。さらに、図3と同様の機構を設けて例えばリモートコントローラなどによる外部信号を受信させて噴霧制御部176を制御し、噴霧部78を遠隔操作することができる。
【0082】
また、噴霧部78は天井75に固定するか,あるいは可動するように設けることができる。図示するように、例えば噴霧部78と接続したタンク77をレール183に沿って可動するように設置することができる。これにより、次亜塩素酸水の噴霧をまんべんなく行うことができる。
【0083】
このような除菌ロッカー70の構成は、靴を収納する除菌下駄箱などに応用することができる。
【0084】
図10に、第8の実施形態にかかる手の除菌装置の構成を表す概略図を示す。
【0085】
図示するように、手の除菌装置80は、挿入口86を有する本体81と、本体81の第1の側面85-1に設けられた次亜塩素酸水84を噴霧するための噴霧部88とを備えている。噴霧部88には、次亜塩素酸水84の噴霧を制御する噴霧制御部193が接続されている。噴霧部88には所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水するタンク87が設けられている。噴霧部88とタンク87は、第1の実施形態に設けられた噴霧部8とタンク7と同様の構成を有することができる。噴霧制御部193と噴霧部88とタンク87は、次亜塩素酸水を噴霧するための次亜塩素酸水噴霧ユニット218を構成している。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット218は、手の除菌装置80に着脱可能に設けることができる。
【0086】
さらに、タンク87に、外部機器と通信可能な図示しない通知部を接続し、タンク87内の次亜塩素酸水の貯水状況を外部機器に通知することができる。
【0087】
また、挿入口86よりすぐ下の辺りの第1の側面85-1と第2の側面85-2に、手が挿入されたことを検知する一対のセンサー89を設けることができる。一対のセンサー89と噴霧制御部193と噴霧部88を、図2の開閉センサー9と噴霧制御部193と噴霧部8と同様に適用して次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構を設けることができる。
【0088】
例えば、使用者が挿入口86より手を挿入することにより、センサー89が手があることを検知したとき、主制御部201は、センサー89からの検知情報を受けて、噴霧制御部193に一定量の次亜塩素酸水84の噴霧を指示する。噴霧部88は、噴霧制御部193からの指示情報を受けて一定量の次亜塩素酸水84を噴霧する。その後、使用者が挿入口86より手を引き抜くことにより、センサー89が手がないことを検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部193を制御して噴霧部88の次亜塩素酸水84の噴霧の停止を行うことができる。
【0089】
また、センサー89が手があることを検知している時間を例えばクロックで計数し、一定時間を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部193を制御して噴霧部88の次亜塩素酸水84の噴霧の待機または停止を行うことができる。
【0090】
さらに、本体81に図示しない乾燥機構をさらに設けることができる。
【0091】
乾燥機構は、図示しない送風部と乾燥制御部とを有することができる。
例えば使用者が洗浄後のぬれた手を挿入口86に挿入したとき、まず、送風部から送風を行なって手を乾燥し乾燥が完了した後、または送風開始後所定時間経過後に、続いて、噴霧部88から一定量の次亜塩素酸水84を噴霧して除菌を行うことができる。
【0092】
さらにまた、本体81に図示しない洗浄機構をさらに設けることができる。例えば使用者が手を挿入口86に挿入したとき、まず、洗浄機構から洗浄剤を含む水を手に吹き付けて洗浄を行い、次に、洗浄機構から水を手に吹き付けてすすぎを行い、続いて乾燥機構から送風を行なって手を乾燥し、その後、噴霧部88から一定量の次亜塩素酸水84を噴霧して除菌を行うことができる。
【0093】
このように十分に乾燥してから次亜塩素酸水を噴霧すると、次亜塩素酸水が皮膚に直接接触しやすくなるため、より効果的に除菌を行うことができる。
【0094】
図11に、第9の実施形態にかかる足の除菌装置の構成を表す概略図を示す。
【0095】
図示するように、足の除菌装置90は、挿入口96を有する本体91と、本体91の第1の側面95に設けられた次亜塩素酸水94を噴霧するための噴霧部98とを備えている。噴霧部98には、次亜塩素酸水94の噴霧を制御する噴霧制御部194が接続されている。噴霧部98には所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水するタンク97が設けられている。噴霧部98とタンク97は、第1の実施形態に設けられた噴霧部8とタンク7と同様の構成を有することができる。噴霧制御部194と噴霧部88とタンク87は、次亜塩素酸水を噴霧するための次亜塩素酸水噴霧ユニット219を構成している。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット219は、足の除菌装置90に着脱可能に設けることができる。
【0096】
さらに、タンク97に、外部機器と通信可能な図示しない通知部を接続し、タンク97内の次亜塩素酸水の貯水状況を外部機器に通知することができる。
【0097】
また、挿入口96よりすぐ下の辺りの第1の側面95-1と第2の側面95-2に、足が挿入されたことを検知する一対のセンサー99を設けることができる。一対のセンサー99と噴霧制御部194と噴霧部98を、図2の開閉センサー9と噴霧制御部194と噴霧部8と同様に適用して次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構を設けることができる。
【0098】
例えば、使用者が挿入口96より足を挿入することにより、センサー99が足があることを検知したとき、主制御部201は、センサー99からの検知情報を受けて、噴霧制御部194は噴霧部98に一定量の次亜塩素酸水94を噴霧させる。その後、使用者が挿入口96より足を引き抜くことにより、センサー99が足がないことを検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部194を制御して噴霧部98の次亜塩素酸水94の噴霧の停止を行うことができる。
【0099】
また、センサー99が足があることを検知している時間を例えばクロックで計数し、一定時間を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部194を制御して噴霧部98の次亜塩素酸水94の噴霧の待機または停止を行うことができる。このようにして、足の除菌及び消臭を行うことができる。
【0100】
また、足の除菌装置90には、手の除菌装置80と同様に、乾燥機構及び洗浄機構を設けることができる。
【0101】
図12に、第10の実施形態にかかる除菌トイレ装置の構成を表す概略図を示す。
【0102】
図示するように、除菌トイレ100は、便器101と、便器101上に設けられた便座102と、便座102上に設けられた蓋103と、便器101と図示しない配管で接続され、便器101を洗浄する洗浄水を貯留するためのタンク105とを備えている。タンク105にはレバー106が設けられ、このレバー106を操作することにより洗浄水が便器に送られて洗浄を行う機構となっている。
【0103】
また、便座102には、便器101に次亜塩素酸水104を噴霧するための噴霧部108が設けられている。噴霧部108には、次亜塩素酸水104の噴霧を制御する噴霧制御部177が接続されている。噴霧部108には所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水するタンク107を設けることができる。噴霧部108とタンク107は、第1の実施形態に設けられた噴霧部8とタンク7と同様の構成を有することができる。
【0104】
噴霧制御部177と噴霧部108とタンク107は、次亜塩素酸水を噴霧するための次亜塩素酸水噴霧ユニット220を構成している。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット220は、除菌トイレ100に着脱可能に設けることができる。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット220のタンク107に、外部に設けられた貯水部167をさらに接続して、除菌トイレ100を密閉した状態で貯水部167からタンク107に所定量の次亜塩素酸水を供給することができる。
【0105】
さらに、タンク107及び貯水部167の少なくとも一方に、外部機器と通信可能な図示しない通知部を接続し、貯水部167内の次亜塩素酸水の貯水状況を外部機器に通知することができる。
【0106】
また、タンク105に洗浄水貯留槽と次亜塩素酸水貯留槽とを設け、水貯留槽を便器101に接続し、次亜塩素酸水貯留槽をタンク107に接続することが可能である。
【0107】
また、便座102には、蓋の開閉を検知する開閉センサー109を設けることができる。蓋の開閉を検知する開閉センサー109と噴霧制御部177と噴霧部108を、図2の開閉センサー9と噴霧制御部171と噴霧部8と同様に適用して次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構を設けることができる。
【0108】
例えば、使用者が使用後に除菌トイレ100の蓋103を閉めることにより、開閉センサー109が閉じていることを検知する。主制御部201は、開閉センサー109からの検知情報を受けて、噴霧制御部177に一定量の次亜塩素酸水104の噴霧を指示する。噴霧部108は、噴霧制御部177からの指示情報を受けて一定量の次亜塩素酸水104を噴霧する。開閉センサー109が閉じている時間を例えばクロックで計数し、一定時間を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部177を制御して噴霧部108に一定量の次亜塩素酸水104を噴霧させることも可能である。また、開閉センサー109が閉じていることを検知した後、便器の洗浄が終了したタイミングで一定量の次亜塩素酸水104を噴霧させることもできる。さらに、使用者が蓋103を開けることにより、開閉センサー109が開を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部177を制御して噴霧部噴霧部108の次亜塩素酸水104の噴霧を待機するか、あるいは噴霧中の場合は噴霧の停止を行うことができる。
【0109】
また、除菌トイレ100に操作ボタンなどを設けて噴霧制御部177を制御し、噴霧部噴霧部108を操作することができる。さらに、図3と同様の機構を設けて例えばリモートコントローラなどによる外部信号を受信させて噴霧制御部177を制御し、噴霧部108を遠隔操作することができる。
【0110】
これにより、トイレの除菌、及び消臭を行うことができる。また、次亜塩素酸水を噴霧することにより、便器の黄ばみを防止することができる。
【0111】
図13は、第11の実施形態にかかる除菌ほりごたつの構成を表す概略図を示す。
【0112】
図示するように、除菌ほりこたつ110は、床を切り下げて設けられた炉116の上に載置されたやぐら111と、やぐら111を覆うこたつ布団113と、やぐら111の天井部分にこたつ布団113を介して載せられた天板112とを備えている。
【0113】
やぐら111の天井部分には、ほりこたつ110内に次亜塩素酸水114を噴霧するための噴霧部118が設けられている。噴霧部118には、次亜塩素酸水114の噴霧を制御する噴霧制御部195が接続されている。噴霧部118には所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水するタンク117を設けることができる。また、図示しないこたつの熱源をやぐら111の天井部分に取り付けることができる。噴霧部118とタンク117は、第1の実施形態に設けられた噴霧部8とタンク7と同様の構成を有することができる。噴霧制御部195と噴霧部118とタンク117は、次亜塩素酸水を噴霧するための次亜塩素酸水噴霧ユニット221を構成している。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット221は、除菌ほりこたつ110に着脱可能に設けることができる。
【0114】
さらに、タンク117に、外部機器と通信可能な図示しない通知部を接続し、タンク117内の次亜塩素酸水の貯水状況を外部機器に通知することができる。
【0115】
また、やぐら111の天井部分には、こたつ使用中を検知するセンサー119を設けることができる。センサー119と噴霧制御部195と噴霧部118を、図2の開閉センサー9と噴霧制御部171と噴霧部8と同様に適用して次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構を設けることができる。
【0116】
例えば、使用者が除菌ほりこたつ110に足を入れることにより、センサー119がこたつ使用中を検知する。主制御部201は、センサー119からの検知情報を受けて、噴霧制御部195に一定量の次亜塩素酸水114の噴霧を指示する。噴霧部118は、噴霧制御部195からの指示情報を受けて一定量の次亜塩素酸水114を噴霧する。また、センサー119がこたつ使用中を検知している時間を例えばクロックで計数し、一定時間を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部195を制御して噴霧部118に一定量の次亜塩素酸水114を噴霧させることも可能である。さらに、使用者が除菌ほりこたつ110から出て、センサー119がこたつ空きを検知したとき、主制御部201は、センサー119からの検知情報を受けて、噴霧制御部195を制御して噴霧部118に一定量の次亜塩素酸114を噴霧させることができる。また、センサー119がこたつ空きを検知している時間を例えばクロックで計数し、一定時間を検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部195を制御して噴霧部118に一定量の次亜塩素酸水114を噴霧させることも可能である。
【0117】
また、除菌ほりこたつ110に操作ボタンなどを設けて噴霧制御部195を制御し、噴霧部118を操作することができる。さらに、図3と同様の機構を設けて例えばリモートコントローラなどによる外部信号を受信させて噴霧制御部195を制御し、噴霧部118を遠隔操作することができる。
【0118】
実施形態によれば、このようにしてほりこたつの除菌、及び消臭を行うことができる。
【0119】
図14は、第12の実施形態にかかる室内除菌装置の構成を表す概略図を示す。
【0120】
図示するように、この室内除菌装置120は、例えばごみ123を収容するごみ置き場125が設けられた室内に設置することができる。この室内除菌装置30は、装置の下方に設けられ、室内の空気を取り入れて、除湿あるいは室外に排気する排気口122と、装置の上方に設けられ、除湿された空気あるいは室外から取り入れた空気を室内へ供給する給気口121とを備えている。また、室内除菌装置120の内部には、次亜塩素酸水を噴霧するための図示しない噴霧部、噴霧制御部、及び所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水するタンクを含む次亜塩素酸水噴霧ユニットが設けられ、噴霧部は給気口121と接続している。。噴霧部とタンクは、第1の実施形態に設けられた噴霧部8とタンク7と同様の構成を有することができる。
【0121】
噴霧部は例えば一定時間ごとに噴霧を行い、給気口121から給気を行うともに噴霧された次亜塩素酸水を室内へ供給することができる。
【0122】
また、室内にさらに人感センサー等を設けることが可能である。人感センサーと噴霧制御部と噴霧部を、図2の開閉センサー9と噴霧制御部171と噴霧部8と同様に適用して次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構を設けることができる。
【0123】
例えば、使用者がごみ置き場に入って、人感センサーが人がいることを検知したとき、噴霧部の次亜塩素酸水の噴霧を待機するか、あるいは噴霧中の場合は噴霧の停止を行うことができる。また、使用者がごみ置き場から出て、人感センサーが人がいないことを検知したとき、主制御部201は、噴霧制御部に一定量の次亜塩素酸水の噴霧を指示する。噴霧部は、噴霧制御部からの指示情報を受けて一定量の次亜塩素酸水を噴霧する。これにより、ごみ置き場が設けられた室内の除菌、及び消臭を行うことができる。また、人感センサーが人がいないことを検知している時間を例えばクロックで計数し、一定時間を検知したとき、主制御部201は、噴霧部に一定量の次亜塩素酸水を噴霧させることも可能である。
【0124】
次亜塩素酸水噴霧ユニットに次亜塩素酸水噴霧ユニット211の報知機構と同様の報知機構をさらに設けることができる。
【0125】
また、室内除菌装置120が設けられた部屋の外に操作ボタンなどを設けて噴霧部を操作することができる。さらに、図3と同様の機構を設けて例えばリモートコントローラなどによる外部信号を受信させて噴霧制御部及び噴霧部を遠隔操作することができる。
【0126】
図15は、第13の実施形態にかかる除菌容器の構成を表す概略図を示す。
【0127】
図示するように、除菌容器130は、上部に開口を有する容器131と、容器131の底部に設置され、4隅に設けられた給気口135から容器131内に次亜塩素酸水134を噴霧する底板状の噴霧部138とを備えている。噴霧部138には、次亜塩素酸水134の噴霧を制御する図示しない噴霧制御部が接続されている。
【0128】
噴霧部138には所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水する図示しないタンクを設けることができる。噴霧部138とタンクは、第1の実施形態に設けられた噴霧部8とタンク7と同様の構成を有することができる。噴霧制御部と噴霧部138とタンクは、次亜塩素酸水を噴霧するための次亜塩素酸水噴霧ユニットを構成している。また、次亜塩素酸水噴霧ユニットは、除菌容器130に着脱可能に設けることができる。
【0129】
さらに、タンクに、外部機器と通信可能な図示しない通知部を接続し、タンク内の次亜塩素酸水の貯水状況を外部機器に通知することができる。
【0130】
また、噴霧部138には、容器131内の湿度を調節するため排気を行う調湿口136が設けられ、及び調湿口136からの図示しない排気ラインが除菌容器130の排気口137に接続され、容器内の空気を排気するようになっている。
【0131】
除菌容器130には、例えばおもちゃなどの収容物133を収容することができる。使用者は収容物を中に入れ、蓋を閉めて、図示しない操作ボタンを押すことにより、噴霧制御部に次亜塩素酸水の噴霧を指示すると、噴霧制御部からの指示情報を受けた噴霧部138は、定量の次亜塩素酸水134を噴霧させ、収容物の除菌、及び消臭を行うことができる。あるいは、一定時間ごとに一定量の次亜塩素酸水134を噴霧させることもできる。
【0132】
次亜塩素酸水噴霧ユニットに図示しない報知部をさらに設け、除菌容器130に、第1の実施形態の報知機構の報知機構と同様の報知機構をさらに設けることができる。
【0133】
また、図3と同様の機構を設けて例えばリモートコントローラなどによる外部信号を受信させて噴霧部138を遠隔操作することができる。
【0134】
図16は、第14の実施形態にかかる除菌ブラシの構成を説明するための概略図を示す。
【0135】
図示するように、除菌ブラシ140は、土台143と持ち手145とを有する本体141と、土台143の周囲に植え込まれた毛材142を備えている。
【0136】
土台143の中央部には、次亜塩素酸水144を噴霧するための噴霧部148が設けられている。噴霧部148には、次亜塩素酸水144の噴霧を制御する噴霧制御部196が接続されている。噴霧部148には所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水するタンク147を設けることができる。噴霧部148とタンク147は、第1の実施形態に設けられた噴霧部8とタンク7と同様の構成を有することができる。噴霧制御部196と噴霧部148とタンク147は、次亜塩素酸水を噴霧するための次亜塩素酸水噴霧ユニット222を構成している。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット222は、除菌ブラシ140に着脱可能に設けることができる。
【0137】
なお、図では、説明のため、土台143の右端と左端の毛材142のみを表示しているが、毛材142は、土台143の中央部を取り囲むように植えられている。
【0138】
さらに、タンク147に、外部機器と通信可能な図示しない通知部を接続し、タンク147内の次亜塩素酸水の貯水状況を外部機器に通知することができる。
【0139】
例えば、使用者が除菌ブラシ140を洋服などの上に当てて、図示しない操作ボタンを押すことにより、噴霧制御部196に次亜塩素酸水の噴霧を指示すると、噴霧制御部192からの指示情報を受けた噴霧部148から一定量の次亜塩素酸水144を噴霧させることができる。これにより、毛材142で囲まれた領域内の洋服の除菌、防臭を行うことができる。
【0140】
図17は、第15の実施形態にかかる除菌掃除機の構成を表す概略図を示す。
【0141】
除菌掃除機150は、給気口157、図示しない吸引機構、及び排気口155を備えた掃除機本体151と、ごみを回収するために掃除機本体151内に取り付けられたダストボックス152と、掃除機本体151の給気側に差し込まれたホース153と、ホースの先端に取り付けられた操作部つきのハンドル部161と、ハンドル部191を介してホース153に接続されたパイプ156と、パイプ156に接続された吸引ヘッド159とを備えている。
【0142】
また、掃除機本体151内のダストボックスが取り付けられる領域の上方には、次亜塩素酸水155を噴霧するための噴霧部158が設けられている。噴霧部158には、次亜塩素酸水154の噴霧を制御する噴霧制御部197が接続されている。また、噴霧部158には所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水する図示しないタンクを設けることができる。噴霧部158とタンクは、第1の実施形態に設けられた噴霧部8とタンク7と同様の構成を有することができる。噴霧制御部197と噴霧部158とタンク157は、次亜塩素酸水を噴霧するための次亜塩素酸水噴霧ユニット223を構成している。また、次亜塩素酸水噴霧ユニット223は、除菌掃除機150に着脱可能に設けることができる。
【0143】
さらに、タンクに、外部機器と通信可能な図示しない通知部を接続し、タンク内の次亜塩素酸水の貯水状況を外部機器に通知することができる。
【0144】
除菌掃除機150では、吸引ヘッド159から取り込まれた空気は、矢印の方向に移動して、パイプ156、ダストボックス152を経て、排気口155から排気される。例えば、使用者が掃除機を運転してごみを吸引しているとき、例えば操作部の図示しない操作ボタンを押すことにより噴霧制御部197に次亜塩素酸水の噴霧を指示すると、ダストボックス内のごみに噴霧制御部197からの指示情報を受けた噴霧部158から一定量の次亜塩素酸水154を噴霧させる。これにより、ダストボックス152内のごみ、ダストボックス152から排気口155に至る経路、及び排気の除菌及び消臭を行うことが可能となる。また、掃除機を運転している時間を例えばクロックで計数し、一定時間を経過したとき、噴霧部158に一定量の次亜塩素酸水154を噴霧させることも可能である。
【0145】
その他の実施形態として、例えばロッカー室などの空間に、次亜塩素酸水を噴霧する噴霧部と噴霧部に次亜塩素酸水を供給するタンクとを備えた次亜塩素酸水噴霧器を設置して、空間の除菌及び消臭を行うことができる。
【0146】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記]
[1]
臭気が発生した、または菌が付着した対象物を収容可能な容器と、
容器を解放または密閉する開閉部と、
前記容器、開閉部何れかの内面に配置され、所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水する貯水部、貯水部の次亜塩素酸水をミスト化、または気化された状態で噴霧する噴霧部、及び密閉された状態で噴霧部より次亜塩素酸水を噴霧する噴霧制御部とを有する次亜塩素酸水噴霧ユニットとを備えた除菌容器。
[2]
密閉を検知する情報に基づいて、前記噴霧部を操作する機構をさらに含む[1]に記載の除菌容器。
[3]
密閉した状態で、外部からの指示に基づいて、前記噴霧部を操作する機構をさらに含む[1]または[2]に記載の除菌容器。
[4]
臭気が発生した、または菌が付着した対象物を収容可能な容器と、
容器を解放または密閉する開閉部と、
前記容器、開閉部何れかの内面に配置され、所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水する貯水部、貯水部の次亜塩素酸水をミスト化、または気化された状態で噴霧する噴霧部、及び密閉された状態で噴霧部より次亜塩素酸水を噴霧する噴霧制御部とを有する次亜塩素酸水噴霧ユニットと、
前記貯水部に貯水された次亜塩素酸水の貯水状況を外部機器に通知する通知部とを備えた除菌装置。
[5]
臭気が発生した、または菌が付着した対象物を収容可能な容器と、
容器を解放または密閉する開閉部と、
前記容器、開閉部何れかの内面に配置され、所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水する貯水部、貯水部の次亜塩素酸水をミスト化、または気化された状態で噴霧する噴霧部、密閉された状態で噴霧部より次亜塩素酸水を噴霧する噴霧制御部、及び前記容器内を移動する可動機構を有する次亜塩素酸水噴霧ユニットとを備えた除菌装置。
[6]
密閉を検知する情報に基づいて、前記噴霧部を操作する機構をさらに含む[4]または[5]に記載の除菌容器。
[7]
密閉した状態で、外部からの指示に基づいて、前記噴霧部を操作する機構をさらに含む[4]から[6]のいずれか1項に記載の除菌容器。
[8]
前記容器は、ごみ箱収容室であって、扉の開閉を検知する開閉センサーをさらに有する[4]から[7]のいずれか1項に記載の除菌装置。
[9]
臭気が発生した、または菌が付着した対象物が投入された、開口を有する容器を密閉するための除菌装置の蓋であって、開口側の面に取り付けられ、所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水する貯水部と、貯水部の次亜塩素酸水をミスト化、または気化された状態で噴霧する噴霧部と、密閉された状態で噴霧部より次亜塩素酸水が噴霧される噴霧制御部とを有する次亜塩素酸水噴霧ユニットを備えた除菌装置の蓋。
[10]
前記容器はバスタブであり、前記バスタブに使用される風呂蓋である[9]に記載の除菌装置の蓋。
[11]
臭気が発生した、または菌が付着した対象物が収容される収納空間内に着脱可能に配置される次亜塩素酸水噴霧ユニットであって、
所定量の次亜塩素酸水が給水され貯水する貯水部と、貯水部の次亜塩素酸水をミスト化、または気化された状態で噴霧する噴霧部と、前記収納空間が密閉された状態で噴霧部より次亜塩素酸水を噴霧する噴霧制御部とを有する次亜塩素酸水噴霧ユニット。
[12]
報知部をさらに含み、噴霧指示後、所定時間経過したあとに後に噴霧開始し、噴霧終了後に前記報知部より終了を報知する報知機構を有する[11]の次亜塩素酸水噴霧ユニット。
[13]
所定空間に入れられた手または足を乾燥させるドライヤーであって、送風する送風部と、送風部に隣接して設けられ乾燥が完了した後、または送風開始後所定時間経過後に、手または足に次亜塩素酸水を噴霧する噴霧部とを有するドライヤー。
【符号の説明】
【0147】
1…容器、2…蓋、3…ごみ、4…次亜塩素酸水、5…開口、6…蝶番、7…タンク、8…噴霧部、9…開閉センサー、10…除菌容器、11…プラグ、12…ソーラーパネル、200…次亜塩素酸水を自動的に噴霧する機構、201,202…主制御部、203…受信部、204…外部機器、210…噴霧部を外部から操作する機構、80…除菌装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17