(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-09
(45)【発行日】2022-09-20
(54)【発明の名称】骨固定システム
(51)【国際特許分類】
A61B 17/80 20060101AFI20220912BHJP
【FI】
A61B17/80
(21)【出願番号】P 2019508920
(86)(22)【出願日】2017-08-14
(86)【国際出願番号】 IB2017054951
(87)【国際公開番号】W WO2018033851
(87)【国際公開日】2018-02-22
【審査請求日】2020-08-12
(32)【優先日】2016-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513069064
【氏名又は名称】デピュイ・シンセス・プロダクツ・インコーポレイテッド
【住所又は居所原語表記】325 Paramount Drive, Raynham MA 02767-0350 United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100088605
【氏名又は名称】加藤 公延
(74)【代理人】
【識別番号】100130384
【氏名又は名称】大島 孝文
(72)【発明者】
【氏名】ブレース・マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ウッドバーン・シニア・ウィリアム・エヌ
(72)【発明者】
【氏名】コルネリウス・カール・ペーター
【審査官】菊地 康彦
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0018829(US,A1)
【文献】特表2010-528706(JP,A)
【文献】特表2012-524631(JP,A)
【文献】特表2004-530482(JP,A)
【文献】特表2003-522589(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/80
A61B 17/70
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
骨固定リンケージであって、前記骨固定リンケージが取り付けられるように構成された骨に面するように構成されている内側端部と、前記内側端部の反対側の外側端部とを画定し、前記骨固定リンケージが、
平面に沿って互いから離間した複数の第1の係止リブを含む、複数の相互接続リンクの少なくとも第1のリンクであって、前記複数の第1の係止リブは、前記内側端部から前記外側端部に向かう方向に沿って互いから離間している、第1のリンクと、
複数の第2の係止リブを含む、前記複数の相互接続リンクの少なくとも第2のリンクであって、前記複数の第2の係止リブは、前記内側端部から前記外側端部に向かう前記方向に沿って互いから離間している、第2のリンクと、を備え、前記第2の係止リブのうちの少なくとも1つが、前記第1及び第2のリンクのいずれか一方を前記第1及び第2のリンクの他方に対して拡大することなく、前記第1のリンクを前記第2のリンクに係止するために、前記第1の係止リブのうちの少なくとも1つと嵌合するように構成され、
前記第1のリンクが、レセプタクルを画定し、前記第2のリンクが、前記第2の係止リブを担持するプラグを画定し、前記第2のリンクの前記プラグは、前記第1及び第2の係止リブが互いと嵌合しているとき、並びに前記第1及び第2の係止リブが互いから離間しているときの両方において、前記第1のリンクの前記レセプタクル内に受容されるように構成され、
前記第2の係止リブの少なくとも1つが前記第1の係止リブの少なくとも1つと嵌合しているときに、前記第1の係止リブの前記少なくとも1つは、前記第2のリンクが前記平面に
垂直である回転軸を中心として前記第1のリンクに対して回転することを防止する、骨固定リンケージ。
【請求項2】
前記第1の係止リブが、弧状経路に沿って互いから離間している、請求項1に記載の骨固定リンケージ。
【請求項3】
互いと交互に配列された複数の前記第1のリンクと複数の前記第2のリンクとを更に備える、請求項1又は2に記載の骨固定リンケージ。
【請求項4】
前記第2のリンクが、前記第2の係止リブから離間した位置において、前記第2のリンク内部を通って延在する固定開口を画定し、前記固定開口が、前記第2のリンクを骨に取り付けるように構成された骨固定部材を受容するように構成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の骨固定リンケージ。
【請求項5】
前記第1のリンクは、前記第1及び第2の係止リブが互いと嵌合している係止位置と、前記第1及び第2の係止リブが互いから離間している係止解除位置との間で移動可能であるラッチを備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の骨固定リンケージ。
【請求項6】
前記ラッチが、前記第1の係止リブを担持する、請求項5に記載の骨固定リンケージ。
【請求項7】
前記第1のリンクが、前記ラッチを担持する第1のリンク本体を更に備える、請求項5又は6に記載の骨固定リンケージ。
【請求項8】
前記ラッチが、前記係止位置と前記係止解除位置との間で、前記第1のリンク本体に対して摺動可能である、請求項7に記載の骨固定リンケージ。
【請求項9】
前記第1のリンクが、前記第1のリンク本体内を前記外側端部へと延在し、かつ長手方向に沿って互いから離間している第1及び第2の固定開口を画定し、前記ラッチが、前記係止位置と前記係止解除位置との間で、前記第1のリンク本体に対して前記長手方向に沿って摺動可能である、請求項8に記載の骨固定リンケージ。
【請求項10】
前記第1のリンクが、第1の開口軸に沿って少なくとも前記第1のリンク本体内へと延在する固定開口を画定し、前記固定開口が、前記第1の開口軸に垂直である方向に沿って前記ラッチに対して開放している、請求項7又は8に記載の骨固定リンケージ。
【請求項11】
前記内側端部及び外側端部が、横断方向に沿って互いから離間し、前記平面が、前記横断方向を含み、前記第1のリンクの少なくとも一部分が、長手方向に沿って細長く、前記回転軸が、前記長手方向及び横断方向に垂直である横方向に沿って配向されている、請求項1に記載の骨固定リンケージ。
【請求項12】
前記内側端部及び外側端部が、横断方向に沿って互いから離間し、前記第1のリンクが、前記第1の係止リブを画定する面外取り付け端部を画定し、前記面外取り付け端部は、前記第1及び第2の係止リブが互いから離間しているときに、前記第2のリンクが前記横断方向を含む平面に沿って前記第1のリンクに対して角度を付けることを可能にし、かつ前記第1及び第2の係止リブが互いと嵌合しているときに、前記第2のリンクが前記横断方向を含む前記平面に沿って前記第1のリンクに対して角度を付けることを防止するように構成されている、請求項1~11のいずれか一項に記載の骨固定リンケージ。
【請求項13】
前記第1のリンクは、前記第2のリンクに各々が係止するように構成された、一対の面外取り付け端部を画定する、請求項12に記載の骨固定リンケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2016年8月16日付の米国特許出願第62/375,781号の利益を主張し、その開示内容は、その全体があたかも本明細書に陳述されているかのように、参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
本開示は、一般に骨固定インプラントに関し、詳細には、容易に形成決定されて、患者の特定の骨構造を修復する、又は当該骨構造に取って代わることができる、調節可能な骨固定インプラントに関する。
【0003】
外傷、疾病、仮骨延長法、又は下顎矯正手術によって、骨を損傷した場合、骨片の解剖学的削減をもたらし、それらの位置を維持し、所望の位置での癒合を確実にするために、骨固定インプラントがよく使用される。よって、骨固定インプラントは、通常、適切な解剖学的適合及び機能を達成するように設計される。加えて、骨固定インプラントは、それらの解剖学的機能において、かなりの機械的応力に耐える骨を支持することが多いため、インプラントは、強くかつ堅い材料で構成されることが多い。しかしながら、特定の患者の骨の輪郭(bone contour)に合わせて堅い材料を形づくるのは、特に難しい。
【0004】
一例として、骨固定インプラントの適切な形状及び適合を達成することは、下顎再建術において特に重視される。下顎固定インプラントの不適切な適合により、正常な顎の機能が損なわれる、又は噛み合わせが変化する結果となる場合があり、患者に不快感をもたらし得る。加えて、下顎固定インプラントは、強くて堅く、適切な噛み合わせをもたらし、かつ関連する機械的応力に耐えることが望ましい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態により、骨固定リンケージは、骨固定リンケージが取り付けられるように構成された骨に面するように構成されている内側端部と、内側端部の反対側の外側端部とを画定する。固定リンケージは、平面に沿って互いから離間した複数の第1の係止リブを含む、複数の相互接続リンクの少なくとも第1のリンクと、複数の第2の係止リブを含む、複数の相互接続リンクの少なくとも第2のリンクとを含む。第2の係止リブのうちの少なくとも1つは、第1の係止リブのうちの少なくとも1つと嵌合して、第1のリンクを第2のリンクに係止するように構成されている。少なくとも1つの第1の係止リブは、少なくとも1つの第2の係止リブが少なくとも1つの第1の係止リブと嵌合したときに、第2のリンクが平面に垂直である回転軸を中心として第1のリンクに対して回転することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
上述の要約、並びに以下の発明を実施するための形態は、添付の図面と併せて読むことで、更に理解される。再建デバイス及びその関連する方法を例示するために、図面において例示的な実施形態が示され、図面全体において、類似の参照符号は、類似の参照符号に対応する。再建デバイス及び関連する方法は、開示される具体的な実施形態及び方法に限定されず、その目的のために、特許請求の範囲が参照される。
【
図1】一実施形態に従った、標的の骨の上にインプラントされたことが示されている、骨固定リンケージと複数の骨アンカーとを含む骨固定システムの斜視図である。
【
図2】
図1に示される骨固定リンケージの複数のリンクの斜視図であり、リンクは、互いと交互に配列され、かつ互いと相互接続した複数の第1のリンクと複数の第2のリンクとを含む。
【
図3】
図2に示される骨固定リンケージの第1及び第2のリンクの斜視図であり、第1及び第2のリンクは、それぞれの嵌合した面内取り付け端部を有する。
【
図4A】互いに取り付けられたことが示されている、
図3に示される第1及び第2のリンクの斜視図である。
【
図4B】固定部材で互いに係止されたことが示されている、
図4Bに示される第1及び第2のリンクの斜視図である。
【
図5】
図2に示される複数のリンクの第1及び第2のリンクの斜視図であり、第1及び第2のリンクは、それぞれの嵌合した面外取り付け端部を有する。
【
図6A】互いに取り付けられたことが示されている、
図5に示される第1及び第2のリンクの斜視図である。
【
図6B】固定部材で互いに係止されたことが示されている、
図6Bに示される第1及び第2のリンクの斜視図である。
【
図7A】互いに係止されたことが示されている、
図6Bに示される第1及び第2のリンクの別の斜視図である。
【
図7B】互いに係止されたことが示されている、
図7Aに示される第1及び第2のリンクの側面断面図である。
【
図8】一実施形態に従った、第1及び第2の取り付け端部を有することが示されている、
図2に示されるリンケージの第2のリンクのうちの1つの斜視図である。
【
図9A】代替の実施形態に従った、第1及び第2の取り付け端部を有することが示されている、
図2に示されるリンケージの第2のリンクのうちの1つの斜視図である。
【
図9B】代替の実施形態に従った、第1及び第2の取り付け端部を有することが示されている、
図2に示されるリンケージの第1のリンクのうちの1つの斜視図である。
【
図10】代替の実施形態に従った、面外エルボーを有することが示されている、
図2に示されるリンケージの第1のリンクのうちの1つの斜視図である。
【
図11】代替の実施形態に従って構築された骨固定システムの斜視図であり、骨固定システムは、骨固定リンケージと複数の固定部材とを含む。
【
図12】
図11に示される骨固定リンケージの骨固定リンクの斜視図である。
【
図13A】互いに取り付けられたことが示されている、
図12に示される骨固定リンクの第1及び第2のリンクの側面図である。
【
図13B】固定部材で互いに係止されたことが示されている、骨固定リンクの第1及び第2のリンクの側面図である。
【
図13C】
図13Bに示される骨固定リンクの第1及び第2のリンクの断面側面図である。
【
図14A】代替の実施形態に従った、面内エルボーを有することが示されている、
図11に示されるリンケージの第1のリンクのうちの1つの平面図である。
【
図14B】代替の実施形態に従った、面外エルボーを有することが示されている、
図11に示されるリンケージの第1のリンクのうちの1つの平面図である。
【
図14C】代替の実施形態に従った、Y字形状であることが示されている、
図11に示されるリンケージの第1のリンクのうちの1つの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1~
図2Bを参照すると、骨固定システム20は、第1の解剖学的構造22aを少なくとも第2の解剖学的構造22bに対して安定させて、骨の治癒又は骨間隙のブリッジングを促進するために、骨の上にインプラントされるように構成されている。骨固定システム20は、第1及び第2の解剖学的構造22a及び22bの各々に取り付けられるように構成された骨固定リンケージ26と、骨固定リンケージ26を固定して、解剖学的構造22a及び22bを位置固定して、解剖学的構造22a及び22bを互いに対して固定するように構成された複数の固定部材50とを含むことができる。固定部材28は、骨固定部材28を含むことができる。骨固定リンケージ26は、互いに、かつ下層の解剖学的構造に取り付けられるように構成された複数の相互接続リンク30を含む。以下の説明から理解されるように、リンク30は、下層の解剖学的構造に対して適合するように互いに対して操作されるように構成され、リンク30の隣接するリンクは、骨固定リンケージ26を位置固定するように互いに係止されるように構成されている。
【0008】
第1の解剖学的構造22aは、骨又は例示されているような骨片24aとして構成され得る。「骨」という用語は、骨又は骨片を集合的に称するために使用され得る。第2の解剖学的構造22bは、例えば、骨折したとき、又は骨24に骨切り術が実施されたとき、骨間隙Gによって分離された別の骨片24bとして構成され得る。第1及び第2の骨片を分離する骨間隙を画定するために骨が切除されるとき、第2の解剖学的構造22bは、別の骨片であることもできる。あるいは、又は加えて、骨固定システム20は、骨インプラントに対して第1の解剖学的構造を安定させるように構成され、骨インプラントは、人工インプラント又は骨移植片であってもよい。一実施例において、例えば切除後、骨移植片は、骨間隙に置かれてもよい。よって、第2の解剖学的構造22bは、インプラントとして構成されてもよく、又は骨固定システム20は、第1の解剖学的構造22a及び第2の解剖学的構造22bを、上記のように互いに対して、更に骨又は骨インプラントであり得る第3の解剖学的構造に対して、安定させるように構成されてもよい。骨固定システム20が、必要に応じて、互いに対する任意の数の解剖学的構造として構成されてもよいことは、当然、理解されるであろう。例えば、折れた骨は、粉砕されている場合があり、よって、骨固定システム20によって互いに対して固定され得る任意の数の骨片を含む場合がある。換言すれば、骨固定システム20は、1つ又は2つ以上の他の解剖学的構造に対して骨を安定させるために、骨の上にインプラントされるように構成されてもよい。あるいは、又は加えて、リンク30は、下層の骨に取り付けられ、骨片間に画定される骨間隙を減少させるように互いに対して調節され得ることが理解されるであろう。あるいは、又は更に加えて、リンク30は、下層の骨に取り付けられ、骨片を操作するように互いに対して調節され得ることが理解されるであろう。
【0009】
骨24は、
図1では下顎骨として例示されているが、骨は、骨盤、肩甲骨、鎖骨、手関節、脊柱、及び1つ若しくは2つ以上の肋骨、胸骨、又は同様のものを含む胸郭領域など、必要に応じて人体又は他の動物の体内の必要に応じた任意の好適な骨によって画定され得ることは、理解されるであろう。以下により詳細に記載されるように、骨固定リンケージ26は、モジュール式であり、相互接続リンクの隣接するリンクは、それらが互いに係止される前に互いに対して角度を付けることができる。一例では、相互接続された隣接するリンクは、互いに対して面内で角度を付けることができる。別の例では、相互接続された隣接するリンクは、互いに対して面外で角度を付けることができる。
【0010】
本明細書で使用される場合、「面内」という用語は、1)下層の解剖学的構造に面する隣接するリンクの内側表面に実質的に平行な方向、2)内側表面の反対側の隣接するリンクの外側表面に実質的に平行な方向、3)隣接するリンクの一方又は両方を通って延在する固定開口のうちの1つ又は2つ以上の中心軸に実質的に垂直な方向、並びに4)隣接するリンクの第1のリンクの固定開口のうちの少なくとも1つの中心軸及び隣接するリンクの第2のリンクの固定開口のうちの少なくとも1つの中心軸が、面内関節接合の前及び後に一定である相対配向を有する方向、のうちの1つ又は2つ以上、最大で全部である方向を指す。一例では、相対配向は、実質的に平行であり得る。別の例では、相対配向は、角度オフセットし得る。本明細書で使用される場合、「実質的に」という用語は、下層の解剖学的構造への固定の性質を変化させない製作公差及び移動を考慮する。
【0011】
「面外」という用語は、1)下層の解剖学的構造に面する隣接するリンクの内側表面に実質的に平行に配向された固定軸又は移動軸に沿った方向、2)内側表面の反対側の隣接するリンクの外側表面に実質的に平行に配向された固定軸又は移動軸に沿った方向、3)隣接するリンクの一方又は両方を通って延在する固定開口のうちの1つ又は2つ以上に実質的に垂直に配向された固定軸又は移動軸に沿った方向、並びに4)隣接するリンクの第1のリンクの固定開口のうちの少なくとも1つの中心軸及び隣接するリンクの第2のリンクの固定開口のうちの少なくとも1つの中心軸が、面外関節接合前の第1の相対配向と、面外関節接合後の第1の相対配向とは異なる第2の相対配向とを画定する方向、のうちの1つ又は2つ以上である方向を指すために本明細書で使用される。一例では、第1の相対配向は、実質的に平行であり得、第2の相対配向は、角度オフセットし得る。
【0012】
骨固定リンケージ26は、チタン、ステンレス鋼、若しくはこれらの合金などの金属を含む任意の好適な生体適合性材料、又は必要に応じてポリエーテルエーテルケトン(poly-ether-ether-ketone(PEEK))若しくはPEKKのようなポリマー系材料などの任意の好適な代替インプラント可能材料から作製され得る。材料はまた、ある特定の例では、生体再吸収性材料であってもよい。
【0013】
ここで
図2を参照すると、骨固定リンケージ26、よってリンク30の各々は、骨24などの下層の解剖学的構造に面するように構成された内側表面を画定することができる内側端部32aと、内側端部32aの反対側の外側表面を画定することができる外側端部32bとを画定することができる。一例では、リンク30のうちの少なくとも1つ又は2つ以上、最大で全部の内側端部32aは、実質的に平面であってもよい。内側端部32aは、内向き方向に外側端部32bから離間していると言える。同様に、外側端部32bは、外向き方向に内側端部32aから離間していると言える。内向き方向及び外向き方向の両方が、横断方向Tに沿って配向され得る。横断方向Tの45度以内の方向が、横断方向に沿って配向されていると考えられる。内側表面及び外側表面の少なくとも一部分、最大で全体が、横断方向Tに実質的に垂直である長手方向Lに沿って細長くてもよい。長手方向Lの45度以内の方向が、長手方向に沿って配向されていると考えられる。リンケージ26は、横断方向T及び長手方向Lの各々に実質的に垂直である横方向Aに沿った幅を画定することができる。横方向Aの45度以内の方向が、横方向に沿って配向されていると考えられる。内側端部32a及び外側端部32bの各々は、必要に応じてサイズ及び形状決定され得、少なくとも1つ又は2つ以上の表面を含む、必要に応じた任意の数の表面を画定することができる。
【0014】
リンク30の各々は、複数の第1のリンク34などの少なくとも1つの第1のリンク34と、複数の第2のリンク36などの少なくとも1つの第2のリンク36とを含むことができる。第1及び第2のリンク34及び36は、互いと交互に配列され得、リンク30の隣接する第1及び第2のリンクは、互いに取り付けられ、かつ係止され得る。第1及び第2のリンク34及び36の隣接するリンクが、互いに取り付けられているが、互いから係止解除されているときに、第1及び第2のリンク34及び36の隣接するリンクは、互いに対して角度を付けることができる。第1及び第2のリンク34及び36の隣接するリンクが、互いに取り付けられ、かつ互いに係止されているときに、第1及び第2のリンク34及び36の隣接するリンクは、互いに対して角度を付けることができない。以下により詳細に記載されるように、第1及び第2のリンク34及び36の1つ又は2つ以上の隣接するリンクは、互いから係止解除されているときに、互いと面内で角度が付けられた位置に面内で角度を付け、互いに係止されているときに、それらの面内で角度が付けられた位置に固定されるように構成され得る。あるいは、又は加えて、第1及び第2のリンク34及び36の1つ又は2つ以上の隣接するリンクは、互いから係止解除されているときに、互いと面外で角度が付けられた位置に面外で角度を付け、互いに係止されているときに、それらの面外で角度が付けられた位置に固定されるように構成され得る。
【0015】
面内角度付け及び面外角度付けの組み合わせは、骨固定リンケージ26が下層の解剖学的構造に適合することを可能にする。更に、骨固定リンケージ26は、骨固定リンケージ26の所望の長さ、骨固定リンケージ26の所望の操作性、及び骨固定リンケージ26の所望の幾何学的形状を含む、いくつかの要素のうちの少なくとも1つに応じて、必要に応じた任意の数のリンク30を含むことができる。この点について、リンク30が、リンク30の隣接するリンク間の面内角度付け接続及びリンク30の隣接するリンク間の面外角度付けを必要に応じて任意の数で含むことができ、これにより、骨固定リンケージ26は、下層の骨の下層の解剖学的構造に適合するように任意のサイズ及び形状を画定し、それは、必要に応じて任意の好適な骨、例えば、中でも、下顎、手、又はとう骨末端のうちの1つ又は2つ以上の骨であってもよいことが理解されるべきである。更に、骨固定リンケージ26は2つの異なる種類の骨プレートを接合するように構成されてもよいことが、理解されるであろう。例えば、骨固定リンケージ26は、一方の端部で手骨プレートに、もう一方の端部でとう骨末端骨プレートに接続することができる。
【0016】
ここで
図2~
図4Aを参照すると、第1のリンク34のうちの少なくとも1つは、複数の第1の係止リブ38を含む第1の面内取り付け端部37を含むことができる。第2のリンク36のうちの少なくとも1つは、複数の第2の係止リブ40を含む第2の面内取り付け端部39を含むことができる。係止リブ38及び40の第1及び第2の面内取り付け端部37及び39のうちの少なくとも1つ、例えば複数、最大で全部は、互いと嵌合して、第1のリンク34と第2のリンク36との間の複数の面内で角度が付けられた相対位置において、それぞれの第1及び第2のリンク34及び36を互いに係止するように構成されている。第1及び第2の面内取り付け端部37及び39のうちの一方が、1つの係止リブを含むことができる一方で、第1及び第2の面内取り付け端部37及び39のうちの他方は、それらの間で第1及び第2の面内取り付け端部37及び39のうちの一方のリブを受容するように構成された複数のリブを有することができ、これによりそれぞれのリンクの面内位置を固定することが理解されるべきである。したがって、第1及び第2の面内取り付け端部37及び39のうちの一方は、少なくとも1つのリブを含むことができ、第1及び第2の面内取り付け端部37及び39のうちの他方は、複数のリブを含むことができる。一例では、第1及び第2の面内取り付け端部37及び39の両方が、それぞれの複数のリブを含むことができる。第1及び第2の係止リブ38及び40は、第1及び第2の面内係止リブと称され得る。したがって、第1及び第2のリンク34及び36が互いに対して第1の面内位置にあるときに、少なくとも1つの第1の係止リブ38は、少なくとも1つの第2の係止リブ40と嵌合することができる。更に、第1及び第2のリンク34及び36が互いに対する、かつ第1の面内位置とは異なる第2の面内位置にあるときに、少なくとも1つの第1の係止リブ38は、少なくとも1つの第2の係止リブ40と嵌合することができる。リブ38及び40が第1及び第2の面内相対位置の各々において互いと嵌合したときに、第1及び第2のリンク34及び36が同じ面外位置にあることが理解されるべきである。例えば、第1及び第2の係止リブ38が互いと嵌合しているときに、第1のリンク34の内側表面及び外側表面の一方又は両方が、第2のリンク36の内側表面、外側表面のそれぞれの一方又は両方と同一面内である。
【0017】
以下の説明から理解されるとおり、第1の係止リブ38のうちの少なくとも1つは、第1及び第2のリンク34及び36のいずれか一方を第1及び第2のリンク34及び36の他方に対して拡大することなく、第1のリンク34を第2のリンク36に係止するように、第2の係止リブ40のうちの少なくとも1つと嵌合するように構成されている。例えば、第2のリンク36の第2の面内取り付け端部39が、第1のリンク34の第1の面内取り付け端部37の内側で、1)第1のリブ38が第1の経路に沿って互いから離間し、第2のリブ40が第1の経路とは異なる第2の経路に沿って互いから離間し、これにより少なくとも1つの第1のリブ38が少なくとも1つの第2のリブ40と嵌合しないように構成された第1の位置から、2)第1及び第2の経路が互いに実質的に相補的であり、これにより少なくとも1つの第1のリブ38が少なくとも1つの第2のリブ40と嵌合するように構成された第2の拡大位置に拡大不可能であると言える。したがって、以下の説明から理解されるように、第1の係止リブ38のうちの少なくとも1つが、第2の係止リブ40のうちの少なくとも1つと嵌合して、固定部材50を第1及び第2のリンク34及び36のそれぞれの開口46及び48のいずれかの中への又はそれを通した挿入前に、第1のリンク34を第2のリンク36に位置的に係止するように構成されるように、第1及び第2の係止リブ38及び40が位置付けられる。したがって、第1及び第2の係止リブ38及び40のうちの少なくとも1つは、1)第1及び第2の係止リブ38及び40が横断方向Tに沿って互いからオフセットしているとき、並びに2)第2の面内取り付け端部39が第1の面内取り付け端部37内に受容されるように構成されているときの両方において、互いと嵌合するようにサイズ決定及び構成されている。
【0018】
少なくとも1つの第1のリブ38が少なくとも1つの第2のリブ40と嵌合しているときに、第1のリブ38は、平面に沿って互いから離間し、第2のリブ40は、平面に沿って互いから離間し、リブ38及び40は、互いに干渉して、第1及び第2のリンク34及び36が平面に垂直である回転軸を中心として互いに対して回転することを防止する。例えば、平面は、内側端部に実質的に平行であってもよい。更に、平面は、横断方向Tに実質的に垂直に配向され得る。したがって、面内角度付けは、横断方向Tに実質的に垂直に配向された平面に沿っていてもよい。回転軸は、横断方向Tに沿って配向され得る。
【0019】
第1のリブ38は、弧状経路に沿って互いから離間し得る第1のリブの少なくとも1つの群を含むことができる。同様に、第2のリブ38の各群の第2のリブ40は、相補的な弧状経路に沿って互いから離間し得る。例えば、弧状経路は、実質的に円筒状の経路であってもよい。一例では、第1のリブ38の全部が、それぞれの実質的に円筒状の経路に沿って互いと整列されている。同様に、第2のリブ40の全部が、それぞれの実質的に円筒状の経路に沿って互いと整列され得る。弧状経路のうちの一方が凹状であってもよい一方で、弧状経路のうちの他方は、凸状であってもよい。例示される例では、第1のリブ38によって画定された弧状経路は、凹状であってもよく、第2のリブ40によって画定された弧状経路は、凸状であってもよい。実質的に円筒状の経路は、横断方向Tに実質的に沿って配向され得る方向に沿って配向された中心軸を有する実質的に円筒状の形状によって画定され得る。本明細書で使用される場合、「実質的に円筒状」という用語は、形状及び経路が、本開示の範囲から逸脱することなく、純粋な円筒形状から外れることができることを認める。
【0020】
第1のリンク34の第1の面内取り付け端部37は、レセプタクル42を画定することができ、第2のリンク36の第2の面内取り付け端部39は、レセプタクル42によって受容されるように構成されたプラグ44を画定することができる。例えば、レセプタクル42を少なくとも部分的に画定する第1のリンク34の内側表面は、第1のリブ38を担持することができる。一例では、第1のリブ38は、レセプタクル42の両側に配設された第1のリブ38の第1及び第2の群内に配列され得る。例えば、第1のリブ38の第1及び第2の群は、横方向Aに沿ってレセプタクル42の両側に配設され得る。第2のリンク36は、主要部分45と、主要部分45から延在し、かつ主要部分45とモノリシックであるアーム47とを画定することができる。アーム47は、プラグ44を画定することができる。プラグ44、よってアーム47は、第2のリブ40を担持することができる。第1のリブ38は、内側表面から内向きに突出することができる。具体的には、第1のリブ38は、遠位先端へと内向きに突出することができる。第1のリブ38の遠位先端は、それぞれの直線に沿って細長くてもよい。直線は、互いに平行に配向され得る。例えば、遠位先端は、横断方向Tに実質的に沿って細長くてもよい。当然のことながら、遠位先端が必要に応じて代替的に形状決定され得ることが理解されるべきである。第2のリブ40は、プラグ44から外向きに突出することができる。具体的には、第2のリブ40は、それぞれの遠位先端へと内向きに突出することができる。第2のリブ40の遠位先端は、それぞれの直線に沿って細長くてもよい。直線は、互いに平行に配向され得る。例えば、第2のリブ40の遠位先端は、横断方向Tに実質的に沿って細長くてもよい。当然のことながら、遠位先端が必要に応じて代替的に形状決定され得ることが理解されるべきである。
【0021】
第1のリンク34のレセプタクルは、長手方向Lに沿って第1のリンク34内へと延在し、かつ第2のリンク36のアーム47を受容するようにサイズ決定された横方向Aに沿った幅を有する、開口部49を含むことができる。更に、第2のリブ40は、プラグ44の両側から外に延在する第2のリブ40の第1及び第2の群内に配列され得る。例えば、横方向Aに対してプラグ44の両側から外に延在する第2のリブ40の第1及び第2の群。第1の群の第1及び第2のリブ38及び40のうちの少なくとも1つは、第2の群の第1及び第2のリブ38及び40のうちの少なくとも1つが互いと嵌合している間に、互いと嵌合するように構成されている。第1のリブ38が、少なくとも1つ及び複数の群を含む、必要に応じた任意の数の群内に配列され得ることが理解されるべきである。第1のリブ38の群は、横断方向T及び横方向Aの一方又は両方を含む、必要に応じた任意の方向に沿って互いから離間し得る。同様に、第1のリブ40は、少なくとも1つ及び複数の群を含む、必要に応じた任意の数の群内に配列され得る。第1のリブ40の群は、横断方向T及び横方向Aの一方又は両方を含む、必要に応じた任意の方向に沿って互いから離間し得る。
【0022】
プラグ44は、レセプタクル42内に受容されて、第1及び第2のリブ38及び40を互いと嵌合させるように構成されている。したがって、第1のリンク34は、第1及び第2のリブ38及び40が互いに嵌合しているときに第2のリンク36を受容すると言える。動作中、第1及び第2のリンク36は、面内で互いに対して必要に応じて配向され得、リブ38及び40は、横断方向Tに沿って互いと整合し得る。例えば、第2のリンク36は、解剖学的構造に少なくとも近接、例えば、接触する状態にされ得、続いて、第1のリンク34は、内向き方向に第2のリンク36上へと下げられ得、これにより、プラグ44は、リンク34及び36が所望の第2の面内相対配向にあるときにレセプタクル42内に受容され、第1及び第2のリブ38及び40は、互いと嵌合する。
【0023】
アーム47の外側表面は、横断方向Tに沿って主要部分45の外側表面に対してくぼんでいてもよい。つまり、アーム47の外側表面は、内向き方向に主要部分45の外側表面に対してオフセットし得る。したがって、次いで、プラグ44は、レセプタクル42内に配設され、リブ38及び40は、互いと嵌合し、主要部分45の外側表面は、第1のリンク34の外側表面と実質的に同一平面であり得る。
【0024】
図2~
図4Aを続けて参照すると、第1のリンク34の第1の面内取り付け端部37は、それぞれの中心軸に沿って外側端部32bから内側端部32aに内部を通って延在する、それぞれの第1の固定開口46を画定する。中心軸は、横断方向Tに沿って配向され得る。第1の固定開口46は、レセプタクル42を通って延在することができる。したがって、第1のリブ38の第1及び第2の群は、開口46の両側に配設され得る。第1のリンク34の第1の面内取り付け端部37は、外側リング56を画定することができる。外側リング56は、囲い込まれた外側リングであってもよい。外側リング56は、第1のリンク34の外側表面の一部分を画定することができる。外側リング56は、第1の固定開口46を少なくとも部分的に画定することができる。外側リング56は、外向き方向に沿ってリブ38からオフセットし得る。第1のリンク34は、内向き方向に外側リング56に対してオフセットし、かつ第1の固定開口46内へと延在することができる、シェルフ58を更に画定することができる。シェルフ58は、第1のリブ38を担持することができる。例えば、第1のリブ38は、シェルフ58から内向きに突出することができる。
【0025】
第2のリンク36の第2の面内取り付け端部39は、それぞれの中心軸に沿って外側端部32bから内側端部32aに内部を通って延在する、それぞれの第1の固定開口48を画定することができる。中心軸は、横断方向Tに沿って配向され得る。第1の固定開口48は、第2のリブ40から離間し得る。例えば、第2のリブ40の第1及び第2の群は、第1の固定開口48の両側に配設され得る。第1の固定開口46及び48は、第1及び第2のリブ38及び40が横断方向Tに沿って嵌合するために整合しているとき、並びに第1及び第2のリブ38及び40が互いと嵌合しているときの両方において、互いと整合され得る。
【0026】
図4B~
図4Cも参照すると、第1の固定開口46及び48は、第1の固定部材を受容するように構成されている。固定部材は、固定部材50として構成され得る。第1及び第2のリブ38及び40のうちの少なくとも1つは、第1及び第2の固定開口46及び48のいずれかを通して第1の固定部材50を挿入する前に、互いと嵌合するように構成されている。第1の固定部材50は、骨固定部材28であってもよい。したがって、第1の固定部材50は、ヘッド52と、ヘッド52から延在するシャフト54とを含む。シャフト54は、ヘッド52が第1のリンク34に支えられているときに、第1の固定開口46及び48を通って、かつ下層の解剖学的構造内へと延在するのに十分な長さを有する。一例では、シャフト54は、ネジ付きである。第1の固定部材50が下層の解剖学的構造内へと駆動されたときに、第2のリンク36、具体的にはプラグ44が、下層の解剖学的構造と第1のリンク34との間で捕捉され得ることが理解されるべきである。一例では、第1の固定部材50のヘッド52は、完全に挿入されたときにシェルフ58にもたれることができる。更に、第1の固定部材50は、ヘッド52とシャフト54との間に延在するネック60を画定することができる。ネック60は、ネジ付きであってもよい。同様に、第2のリンク36の第1の固定開口58は、ネジ付きであってもよく、これにより、ネック60は、第1の固定開口58内で第2のリンク36とネジでつかまれ得る。シャフト54は、上記のような下層の解剖学的構造内へと延在するのに十分な長さを有することができ、これにより、第1の固定部材50は、骨固定部材である。あるいは、シャフト54は、十分に短くてもよく、又は第1の固定部材50は、シャフト54を欠いていてもよく、これにより、第1の固定部材50は、下層の解剖学的構造内へと延在することなく、第1のリンクを第2のリンクに固定するように構成され得る。例えば、シャフト54は、ヘッドから、外側端部32bからの距離よりも小さい距離で、横断方向Tに沿って下層の骨に延在する長さを有することができる。例えば、シャフト54の長さは、横断方向Tに沿って内側端部32aから外側端部32bまでの距離以下であってもよい。
【0027】
上記のように、第1のリブ38は、第1のリブ38の少なくとも1つの群内に配列され得、これにより、第1のリブ38の各群の第1のリブ38は、それぞれの弧状経路に沿って互いから離間している。同様に、第2のリブ40は、第2のリブ40の少なくとも1つの群内に配列され得、これにより、第2のリブ40の各群の第2のリブは、それぞれの相補的な弧状経路に沿って互いから離間している。第1のリブ38の少なくとも1つの群によって画定された弧状経路は、横断方向Tに垂直である平面によって画定され得る。一例では、第1のリブ38の各群の第1のリブ38は、横断方向Tに垂直である平面に沿って互いから離間し、かつ横断方向Tに垂直である平面に沿って互いと整合している。別の例では、第1のリブ38の各群の第1のリブ38の全部が、互いから離間し、かつ第1のリンク34の第1の固定開口46の中心軸に実質的に垂直に配向された平面に沿って互いと整合し得る。同様に、第2のリブ40の各群の第2のリブ40は、それぞれの弧状経路に沿って互いから離間し得る。それぞれの弧状経路は、横断方向Tに垂直である平面によって画定され得る。一例では、第2のリブ40の各群の第2のリブ40の全部が、横断方向Tに垂直である平面に沿って互いから離間し、かつ横断方向Tに垂直である平面に沿って互いと整合している。別の例では、第2のリブ40の各群の第2のリブ40の全部が、互いから離間し、かつ第2のリンク36の第1の固定開口48の中心軸に垂直に配向された平面に沿って互いと整合し得る。
【0028】
第2のリンク36は、第1の固定開口48から離間し、第2のリンク36の外側表面から第2のリンク36の内側表面に延在する、第2の固定開口62を画定することができる。第2の固定開口62は、横断方向Tに沿って配向された中心軸に沿って、第2のリンクを通って延在することができる。一例では、第2の固定開口62は、主要部分45を通って延在する。第2の固定開口62は、骨固定部材28などの固定部材とネジでつかまれるようにネジ付きであり得る。第2の固定開口62は、ヘッドとヘッドから延在するシャフトとを含むことができる骨固定部材28を受容するように構成されている。ヘッドは、ネジ付きであってもよい。あるいは、骨固定部材28は、ヘッドとシャフトとの間に延在するネックを含むことができる。シャフトは、下層の骨内へと駆動されるのに十分な長さを有することができる。あるいは、第2の固定開口62は、ヘッドから、外側端部32bからの距離よりも小さい距離で、横断方向Tに沿って下層の骨に延在するシャフトを有するセットスクリュを受容するように構成され得る。例えば、シャフトは、横断方向Tに沿って内側端部32aから外側端部32bまでの距離以下である長さを有することができる。第2のリンク36が、必要に応じた任意の数の第2の開口62を含むことができることが理解されるべきである。第2の開口62は、必要に応じて任意の方向に互いから離間し得る。例えば、第2の開口は、長手方向L及び横方向Aの少なくとも一方又は両方に沿って互いから離間し得る。したがって、第2のリンク36は、第2の開口62によって画定された多くの位置のうちの任意の1つ又は2つ以上において、下層の骨に取り付けられ得る。第1のリンク34はまた、第1のリンクのそれぞれの第1の固定開口46から離間した少なくとも1つから複数までのそれぞれの第2の固定開口を画定することができ、第1のリンク34の第2の固定開口は、外側表面から内側表面に内部を通って延在する。第2の開口62に関する上記のように、第1のリンク34の第2の固定開口は、長手方向L及び横方向Aの少なくとも一方又は両方に沿って互いから離間し得、骨スクリュ又はセットスクリュなどの任意の好適な固定部材を受容するように構成され得る。
【0029】
骨固定リンケージ26を下層の解剖学的構造に取り付けるための方法は、第2のリンク36を下層の解剖学的構造に対して配置する工程を含むことができる。本方法は、第1のリンク34を第2のリンク36上に載置して、第1のリンク34が第2のリンク36に対する複数の配向のうちの1つにある間に、第1のリブ38のうちの少なくとも1つを第2のリブ40のうちの少なくとも1つと嵌合する工程を更に含むことができ、第1のリブのうちの少なくとも1つは、複数の配向の各々において、第2のリブのうちの少なくとも1つと嵌合するように構成されている。配向は、面内配向であってもよい。本方法は、第1及び第2のリンク34及び36のうちの少なくとも1つを通して、骨固定部材を挿入して、リンケージを骨に取り付ける工程を更に含むことができる。挿入工程は、載置工程の後に実施され得る。配置工程は、載置工程の前又は後に実施され得る。本方法は、少なくとも第1及び第2の骨片を低減する工程を更に含むことができ、挿入工程は、リンケージを第1及び第2の骨片の各々に取り付けることを含む。挿入工程は、第1及び第2のリンクのうちの少なくとも1つを通して、骨固定部材を挿入して、リンケージを骨の第1の骨片に取り付けることを含むことができる。本方法は、挿入工程後に、第1の骨片と骨の第2の骨片との間の間隙を低減する工程を更に含むことができる。低減工程後に、本方法は、第1及び第2のリンクのうちの少なくとも1つを通して骨固定部材を挿入して、リンケージを第2の骨片に取り付ける工程を含むことができる。本方法は、第1及び第2のリンクを互いに対して関節接合して、第1及び第2の骨片を互いに向かって載置する工程を含むことができる。関節接合工程は、第1及び第2のリンクのリブが互いと嵌合する前に実施され得る。あるいは、嵌合したリブは、互いに対してリンクを関節接合するために嵌合解除され得る。
【0030】
互いに係止するように構成された第1及び第2のリンク34及び36の面内取り付け端部は、
図2~
図4Cに関して上に記載されている。ここで
図2及び
図5~
図7Bを参照すると、第1のリンク34のうちの少なくとも1つは、第1の面外取り付け端部63を画定することができ、第2のリンク36のうちの少なくとも1つは、互いに係止するように構成された第2の面外取り付け端部65を画定することができる。第1のリンク34の第1の面外取り付け端部63は各々、複数の第1の係止リブ64を含むことができる。第2のリンク36の第2の面外取り付け端部65は各々、複数の第2の係止リブ66を含むことができる。第1及び第2の係止リブ64及び66のうちの少なくとも1つ、例えば複数、最大で全部は、互いと嵌合して、第1のリンク34と第2のリンク36との間の複数の面外で角度が付けられた相対位置において、それぞれの第1及び第2のリンク34及び36を互いに係止するように構成されている。第1及び第2の面外取り付け端部63及び65のうちの一方が、1つの係止リブを含むことができる一方で、第1及び第2の面外取り付け端部63及び65のうちの他方が、それらの間で第1及び第2の面外取り付け端部63及び65のうちの一方のリブを受容するように構成された複数のリブを有することができ、これにより対応するリンクの面内位置を固定することが理解されるべきである。したがって、第1及び第2の面外取り付け端部63及び65のうちの一方は、少なくとも1つのリブを含むことができ、第1及び第2の面外取り付け端部63及び65のうちの他方は、複数のリブを含むことができる。一例では、第1及び第2の面外取り付け端部63及び65の両方が、それぞれの複数のリブを含むことができる。第1のリブ64は、それぞれの直線に沿って細長くてもよいそれぞれの遠位先端まで外に延在することができる。直線は、互いに平行に配向され得る。例えば、遠位先端は、横方向Aに実質的に沿って細長くてもよい。当然のことながら、遠位先端が必要に応じて代替的に形状決定され得ることが理解されるべきである。第2のリブ66は、それぞれの直線に沿って細長いそれぞれの遠位先端まで外に延在することができる。直線は、互いに平行に配向され得る。例えば、第2のリブ66の遠位先端は、横方向Aに実質的に沿って細長くてもよい。当然のことながら、遠位先端が必要に応じて代替的に形状決定され得ることが理解されるべきである。
【0031】
第1及び第2の係止リブ64及び66は、第1及び第2の面外係止リブと称され得る。したがって、第1及び第2のリンク34及び36が互いに対して第1の面外位置にあるときに、第1の面外取り付け端部63の少なくとも1つの第1の係止リブ64は、第2の面外取り付け端部65の少なくとも1つの第2の係止リブ66と嵌合することができる。更に、第1及び第2のリンク34及び36が互いに対して第1の面外位置とは異なる第2の面外位置にあるときに、少なくとも1つの第1の係止リブ64は、少なくとも1つの第2の係止リブ66と嵌合することができる。リブ64及び66が第1及び第2の面外相対位置の各々において互いと嵌合したときに、第1及び第2のリンク34及び36が同じ面内位置にあることが理解されるべきである。第1及び第2の係止リブ64及び66が互いに対して第1及び第2の面外位置のうちの少なくとも1つにあるときに、第1のリンク34の内側表面及び外側表面の一方又は両方が、第2のリンク36の内側、外側表面のそれぞれの一方又は両方と面外である。
【0032】
以下の説明から理解されるように、第1の係止リブ64のうちの少なくとも1つは、第1及び第2のリンク34及び36のいずれか一方を第1及び第2のリンク34及び36の他方に対して拡大することなく、第1のリンク34を第2のリンク36に係止するために、第2の係止リブ66のうちの少なくとも1つと嵌合するように構成されている。例えば、第2のリンク36の第2の面外取り付け端部65が、第1のリンク34の第1の面内取り付け端部63の内側で、1)第1のリブ64が第1の経路に沿って互いから離間し、第2のリブ66が第1の経路とは異なる第2の経路に沿って互いから離間し、これにより第1のリブのうちの少なくとも1つが少なくとも1つの第2のリブ66と嵌合しないように構成された第1の位置から、2)第1及び第2の経路が互いに実質的に相補的であり、これにより少なくとも1つの第1のリブ64が少なくとも1つの第2のリブ66と嵌合する第2の拡大位置に拡大不可能であると言える。したがって、本実施例に従って、第1及び第2のリンク34及び36のそれぞれの開口82及び62を通して固定部材50を挿入した後に、第1の少なくとも1つの係止リブ64は、実際に少なくとも1つの第2の係止リブ66と嵌合するが、それにもかかわらず、開口82及び62のいずれかの中へと、又はそれを通して固定部材50を挿入する前に、第1の係止リブ64のうちの少なくとも1つが第2の係止リブ66のうちの少なくとも1つと嵌合して、第1のリンク34を隣接する第2のリンク36に位置的に係止するように構成されるように、第1及び第2の係止リブ64及び66が位置付けられる。したがって、第1及び第2の係止リブ64及び66のうちの少なくとも1つは、1)第1及び第2の係止リブ64及び66が横断方向Tに沿って互いからオフセットしているとき、並びに2)第2の面外取り付け端部65が第1の面外取り付け端部63内に受容されるように構成されているときの両方において、互いと嵌合するようにサイズ決定されている。
【0033】
少なくとも1つの第1のリブ64が少なくとも1つの第2のリブ66と嵌合しているときに、第1のリブ64は、平面に沿って互いから離間し、第2のリブ66は、平面に沿って互いから離間し、リブ64及び66は、互いに干渉して、第1及び第2のリンク34及び36が平面に垂直である回転軸を中心として互いに対して回転することを防止する。例えば、平面は、横断方向Tを含むことができる。したがって、平面は、第1及び第2のリンク34及び36の内側端部に実質的に直交することができる。したがって、面外角度付けは、横断方向Tによって部分的に画定された平面に沿っていてもよい。平面は、第1のリンク34又は面外取り付け端部を含む第1のリンク34の少なくとも一部分の伸長方向として画定される長手方向Lによって更に画定され得る。面外角度付けの回転軸は、横断方向Tに垂直な方向に沿って配向され得る。例えば、面外角度付けの回転軸は、横方向Aに沿って配向され得る。
【0034】
第1のリブ64は、弧状経路に沿って互いから離間している第1のリブ64の少なくとも1つの群内に配列され得る。同様に、第2のリブ66は、相補的な弧状経路に沿って互いから離間している第2のリブの少なくとも1つの群内に配列され得る。弧状経路のうちの一方が凹状であってもよい一方で、弧状経路のうちの他方は、凸状であってもよい。例えば、弧状経路は、実質的に円筒状の経路であってもよい。一例では、第1のリブ64の全部が、それぞれの実質的に円筒状の経路に沿って互いと整列されている。同様に、第2のリブ66の全部が、それぞれの実質的に円筒状の経路に沿って互いと整列され得る。例示される例では、第1のリブ64によって画定された弧状経路は、凹状であってもよく、第2のリブ66によって画定された弧状経路は、凸状であってもよい。実質的に円筒状の経路は、横断方向Tに対して角度オフセットしている方向に沿って配向された中心軸を有する円筒によって画定され得る。例えば、方向は、横方向Aに実質的に沿って配向され得る。
【0035】
第1のリンク34の第1の面外取り付け端部63は、レセプタクル68を画定することができ、第2のリンク36の第2の面外取り付け端部65は、レセプタクル68によって受容されるように構成されたプラグ70を画定することができる。したがって、プラグ70は、横方向Aに沿って配向されたそれぞれの中心軸に沿ってレセプタクル68内に延在することができる。具体的には、第2のリンク36のプラグ70は、第1及び第2のリブ64及び66が互いと嵌合しているとき、並びに第1及び第2のリブ64及び66が互いから離間しているときの両方において、第1のリンク34のレセプタクル68内に受容されるように構成されている。例えば、プラグ70がレセプタクル68内に配設されると、第1のリブ64は、第1及び第2のリブ64及び66が互いから離間している係止解除位置と、第1のリブ64のうちの少なくとも1つが第2のリブ66のうちの少なくとも1つと嵌合している係止位置との間で、第2のリブ66に対して摺動可能であり得る。第2のリンク36は、主要部分45と、主要部分45から外に延在し、かつ主要部分45とモノリシックであるアーム72とを画定することができる。アーム72は、ネック74と、ネック74から延在するプラグ70とを画定することができる。プラグ70、よってアーム72は、第2のリブ66を担持することができる。ネック74の外側表面は、主要部分45の外側表面に対してくぼんでいてもよい。
【0036】
第1のリンク34のレセプタクル68は、長手方向Lに沿って第1のリンク34内へと延在し、かつ第2のリンク36のネック74を受容するようにサイズ決定された横方向Aに沿った幅を有する、開口部76を含むことができる。ネック74の外側表面がレセプタクル68内の第1のリンク34の内側表面と当接しているときに、主要部分45の外側表面は、第1のリンク34の外側表面と実質的に同一平面であり得る。したがって、外向き方向の面外角度付けは、主要部分45の外側表面が第1のリンク34の外側表面と実質的に同一平面である場合に限定され得る。
【0037】
第1のリンク34は、第1及び第2のリブ38及び40が互いに嵌合しているときに第2のリンク36を受容する。動作中、第1及び第2のリンク36は、面外で互いに対して必要に応じて配向され得、リブ64及び66は、横断方向Tに沿って互いと整合し得る。例えば、第2のリンク36は、解剖学的構造に近接、例えば、接触する状態にされ得、続いて、第1のリンク34は、内向き方向に第2のリンク36上へと下げられ得、これにより、プラグ70は、リンク34及び36が所望の第2の面外相対配向にあるときにレセプタクル68内に受容される。第1のリブ64は、第2のリブ66に対して、第1のリブ64のうちの少なくとも1つが第2のリブ66のうちの少なくとも1つと嵌合する係止位置まで移動することができる。少なくとも1つの骨固定部材28は、第1及び第2のリンク34及び36の一方又は両方を下層の解剖学的構造に取り付けることができる。
【0038】
一例では、第1のリンク34の第1の面外取り付け端部63は、第1及び第2の係止リブ64及び66が互いと嵌合している係止位置と、第1及び係止リブ64及び66が互いから離間している係止解除位置との間で移動可能であるラッチ78を含む。ラッチ78は、レセプタクル68内に配設され得る。具体的には、第1のリンク34は、ラッチ78を担持する第1のリンク本体80を含む。ラッチ78は、第1のリブ64を担持することができる。ラッチ78は、第1のリンク本体80に対して、係止位置と係止解除位置との間で摺動可能である。例えば、ラッチ78は、第1のリンク本体80に対して長手方向に沿って、係止位置と係止解除位置との間で摺動可能であり得る。長手方向Lは、第1のリンク34又は第1の面外取り付け端部63を画定する第1のリンク34の少なくとも一部分の伸長方向によって画定され得る。更に、ある特定の実施例では、第1のリンク34は、第1の端部32aから第2の端部32bに延在し、かつ長手方向Lに沿って互いから離間している一対の開口を画定することができる。第1のリンク本体80は、第1のリンク34の外側表面を画定することができ、ラッチ78は、第1のリンク34の内側端部に入れ子になってもよい。一例では、ラッチ78の内側端部は、第1のリンク本体80の内側端部を越えて突出しない。第1及び第2のリンク34及び66は、第1のリブ64が係止解除位置にあるときに、それぞれの第1及び第2の面外取り付け端部63及び65において、互いに対して面外で角度を付けることができる。したがって、第1及び第2のリンク34及び66は、ラッチ78が係止解除位置にあるときに、それぞれの第1及び第2の面外取り付け端部63及び65において、互いに対して面外で角度を付けることができると言える。
【0039】
第1のリンク34の第1の面外取り付け端部63は、第1の開口軸に沿って少なくとも第1のリンク本体80内へと延在する固定開口82を画定することができる。固定開口82は、内側表面から外側表面に第1のリンク本体80を通って延在することができる。開口82の第1の開口軸は、横断方向Tに沿って配向され得る。更に、第1の固定開口82は、開口軸に垂直である方向に沿ってラッチ78に対して開放していてもよい。例えば、開口82は、長手方向Lに沿ってラッチ78に対して開放していてもよい。
【0040】
上記のように、第1のリブ64は、それぞれの弧状経路に沿って互いから離間している第1のリブ64の少なくとも1つの群を含むことができ、第2のリブ66は、それぞれの相補的な弧状経路に沿って互いから離間している第2のリブ66の少なくとも1つの群を含むことができる。第1のリブ64の少なくとも1つの群によって画定された弧状経路は、横断方向Tを含む平面によって画定され得る。一例では、第1のリブの各群の第1のリブ64は、横断方向Tを含むそれぞれの平面に沿って互いから離間し、かつ横断方向Tを含む平面に沿って互いと整合している。別の例では、第1のリブの各群の第1のリブ64の全部が、互いから離間し、かつ第1のリンク34の固定開口82の中心軸に実質的に平行であるそれぞれの平面に沿って互いと整合し得る。平面は、第1のリンク34の固定開口82の中心軸を更に含むことができる。第1のリブ64の弧状経路の平面はまた、長手方向Lを含むことができる。第1のリブ64の少なくとも1つの群は、必要に応じて、1つの群又は任意の方向に互いから離間している複数の群を含むことができる。例えば、第1のリブ64の群は、横方向A及び横断方向Tの一方又は両方に沿って互いから離間し得る。
【0041】
同様に、第2のリブ66の各群の第2のリブ66は、それぞれの弧状経路に沿って互いから離間し得る。それぞれの弧状経路は、横断方向Tを含む平面によって画定され得る。一例では、第2のリブ66の各群の第2のリブ66の全部が、横断方向Tを含む平面に沿って互いから離間し、かつ横断方向Tを含む平面に沿って互いと整合している。別の例では、第2のリブ66の各群の第2のリブ66の全部が、互いから離間し、かつ固定開口82の中心軸に平行に配向された平面に沿って互いと整合し得る。第2のリブ66の弧状経路の平面はまた、長手方向Lを含むことができる。第2のリブ64の少なくとも1つの群は、1つの群、又は例えば横方向Aに沿って互いから離間している複数の群を含むことができる。
【0042】
第1の面外取り付け端部63は、固定開口82内に固定部材50を受容するように構成され得る。固定部材50のシャフト54は、係止解除位置から係止位置に移動するようにラッチ78を付勢するように構成されている。具体的には、固定部材50のシャフトが固定開口82に挿入され、横断方向Tに垂直な方向に沿ってラッチ78と整合した位置に移動すると、シャフト54は、係止解除位置から係止位置に移動するようにラッチ78を付勢する。更に、シャフト54は、ラッチ78と干渉して、ラッチ78が係止位置から係止解除位置に移動することを防止することができる。シャフト54が固定開口82から取り外されると、ラッチ78は、係止位置から係止解除位置に移動することができる。固定部材50が固定開口82に挿入されると、シャフト54は、下層の解剖学的構造内へと延在することなく終端することができる。あるいは、固定部材50は、シャフト54が下層の解剖学的構造内へと延在するのに十分な長さを有する骨固定部材28として構成され得る。固定開口82は、ネジ付きであってもよく、固定部材50も同様に、固定開口82内で第1のリンク34とネジでつかまれるようにネジ付きであってもよい。例えば、固定部材50のヘッド52は、ネジ付きであってもよい。
【0043】
骨固定リンケージ26を下層の解剖学的構造に取り付けるための方法は、第2のリンク36を下層の解剖学的構造に対して配置する工程を含むことができる。本方法は、第1のリンク34を第2のリンク36上に載置して、第1のリンク34が第2のリンク36に対する複数の配向のうちの1つにある間に、第1のリブ38のうちの少なくとも1つを第2のリブ40のうちの少なくとも1つと嵌合する工程を更に含むことができ、第1のリブのうちの少なくとも1つは、複数の配向の各々において、第2のリブのうちの少なくとも1つと嵌合するように構成されている。配向は、面外配向であってもよい。本方法は、第1及び第2のリンク34及び36のうちの少なくとも1つを通して、骨固定部材を挿入して、リンケージを骨に取り付ける工程を更に含むことができる。挿入工程は、載置工程の後に実施され得る。配置工程は、載置工程の前又は後に実施され得る。本方法は、少なくとも第1及び第2の骨片を低減する工程を更に含むことができ、挿入工程は、リンケージを第1及び第2の骨片の各々に取り付けることを含む。挿入工程は、第1及び第2のリンクのうちの少なくとも1つを通して、骨固定部材を挿入して、リンケージを骨の第1の骨片に取り付けることを含むことができる。本方法は、挿入工程後に、第1の骨片と骨の第2の骨片との間の間隙を低減する工程を更に含むことができる。低減工程後に、方法は、第1及び第2のリンクのうちの少なくとも1つを通して骨固定部材を挿入して、リンケージを第2の骨片に取り付ける工程を含むことができる。本方法は、第1及び第2のリンクを互いに対して関節接合して、第1及び第2の骨片を互いに向かって載置する工程を含むことができる。関節接合工程は、第1及び第2のリンクのリブが互いと嵌合する前に実施され得る。あるいは、嵌合したリブは、互いに対してリンクを関節接合するために嵌合解除され得る。
【0044】
ここで
図3及び
図9Bを参照すると、第1のリンク34は各々、第1のリンクの伸長中心軸CAに沿って、第1の端部35aと第1の端部35aの反対側の第2の端部35bとを画定することができる。第1のリンク34のうちの少なくとも1つ又は2つ以上、最大で第1のリンク34の全部の第1及び第2の端部35a及び35bの少なくとも一方又は両方が、上記の面内取り付け端部37のうちの少なくとも1つと、面外取り付け端部63のうちの少なくとも1つとを含むことができる。例えば、
図9Bに示されるように、第1のリンク34のうちの少なくとも1つ又は2つ以上、最大で第1のリンク34の全部の第1及び第2の端部35a及び35bの各々が、面内取り付け端部37を含むことができる。あるいは、
図3に示されるように、第1及び第2の端部35a及び35bのうちの一方が、面内取り付け端部37を含むことができ、第1のリンク34のうちの少なくとも1つ又は2つ以上、最大で第1のリンク34の全部の第1及び第2の端部35a及び35bのうちの他方が、面外取り付け端部63を含むことができる。したがって、第1のリンク34のうちの少なくとも1つ又は2つ以上、最大で第1のリンク34の全部の第1及び第2の端部35a及び35bの少なくとも一方又は両方が、面内取り付け端部37のうちの少なくとも1つを含むことができると言える。更に代替的に、必要に応じて、第1のリンク34のうちの少なくとも1つ又は2つ以上、最大で第1のリンク34の全部の第1及び第2の端部35a及び35bの各々が、面外取り付け端部63を含むことができる。したがって、第1のリンク34のうちの少なくとも1つ又は2つ以上、最大で第1のリンク34の全部の第1及び第2の端部35a及び35bの少なくとも一方又は両方が、面外取り付け端部63を含むことができると言える。
【0045】
同様に、ここで
図3、
図5、
図8、及び
図9Aを参照すると、第2のリンク36は各々、第2のリンクの伸長中心軸CA2に沿って、第1の端部41aと第1の端部35aの反対側の第2の端部41bとを画定することができる。中心軸CA2は、第1及び第2の端部41a及び41bの各々を通って延在することができる。例えば、中心軸CA2は、横方向Aに対して第1及び第2の端部41a及び41bの各々の中央を通って延在することができる。一実施形態では、第2のリンク36は、リンケージ26の対向端部における一対の末端リンクなどの少なくとも1つの末端リンクを含むことができる。骨固定リンケージ26が一対の最も外側の末端リンクにおいて終端することができることが理解されるべきである。骨固定リンケージ26の末端リンクの一方又は両方が、第2のリンク36によって画定され得る。あるいは、又は加えて、骨固定リンケージ26の末端リンクの一方又は両方が、第1のリンク34によって画定され得る。
【0046】
各末端リンクの第1及び第2の端部41a及び41bのうちの一方は、本体部分45を含むことができ、第1及び第2の端部41a及び41bのうちの他方は、面内取り付け端部39及び面外取り付け端部65のうちの1つを含むことができる。例えば、第1及び第2の端部41a及び41bのうちの一方は、本体部分45を画定することができ、第1及び第2の端部41a及び41bのうちの他方は、
図3に示される面内取り付け端部39を画定することができる。あるいは、第1及び第2の端部41a及び41bのうちの一方は、本体部分45を画定することができ、第1及び第2の端部41a及び41bのうちの他方は、
図5に示される面外取り付け端部65を画定することができる。更に代替的に、
図8及び
図9Aに示されるように、第2のリンク36のうちの少なくとも1つ又は2つ以上、最大で第2のリンク36の全部の第1及び第2の端部41a及び41bの少なくとも一方又は両方が、上記の面内取り付け端部39のうちの少なくとも1つと、面外取り付け端部65のうちの少なくとも1つとを含むことができる。例えば、
図8に示されるように、第1及び第2の端部41a及び41bのうちの一方は、面内取り付け端部39を含むことができ、第1及び第2の端部41a及び41bのうちの他方は、面外取り付け端部65を含むことができる。あるいは、
図9Aに示されるように、第1の端部41aは、面内取り付け端部39を含むことができ、第2の端部41bは、面内取り付け端部39を含むことができる。更に代替的に、第1及び第2の端部41a及び41bの各々は、必要に応じて、面外取り付け端部65を含むことができる。
【0047】
第1及び第2のリンク34及び36が、必要に応じて任意の好適な幾何学形状を画定することができることが更に理解される。例えば、
図3に示されるように、第1のリンク34のうちの少なくとも1つ又は2つ以上、最大で全部の中心軸CAは、第1の端部35aから第2の端部35bの直線を画定することができる。直線は、長手方向Lに沿って配向され得る。中心軸CAは、第1及び第2の端部35a及び端部35bの各々を延在することができる。例えば、中心軸CAは、横方向Aに対して第1及び第2の端部35a及び端部35bの各々の中央を通って延在することができる。
図1に示される別の例では、第1のリンク34’のうちの少なくとも1つの中心軸CAは、第1の位置と、第1の位置に対して面内で角度オフセットしている第2の位置とを画定することができる。したがって、第1のリンク34’は、互いに対して面内で角度オフセットしている方向に沿って伸長された第1の部分と第2の部分とを画定することができる。一例では、中心軸CAは、中心軸CAの第1及び第2の部分の接合面において面内エルボーを画定することができる。中心軸CAの第1及び第2の部分の少なくとも一方又は両方が、直線状であってもよい。あるいは、又は加えて、中心軸CAの第1及び第2の部分の少なくとも一方又は両方が、非線形又は湾曲であってもよい。
【0048】
あるいは、
図10を参照すると、第1のリンク34のうちの少なくとも1つの中心軸CAは、第1の部分と、面外で第1の部分に対して角度オフセットしている第2の部分とを画定することができる。したがって、第1のリンク34は、互いに対して面外で角度オフセットしている方向に沿って伸長された第1の部分と第2の部分とを画定することができる。一例では、中心軸CAは、中心軸CAの第1及び第2の部分の接合面において面外エルボーを画定することができる。中心軸CAの第1及び第2の部分の少なくとも一方又は両方が、直線状であってもよい。あるいは、又は加えて、中心軸CAの第1及び第2の部分の少なくとも一方又は両方が、非線形、湾曲であってもよい。更に代替的に、リンク34のうちの少なくとも1つの中心軸CAは、第1の部分と、面外及び面内の両方で第1の部分に対して角度オフセットしている第2の部分とを画定することができる。したがって、第1のリンク34は、互いに対して面内及び面外の両方で角度オフセットしている方向に沿って伸長された第1の部分と第2の部分とを画定することができる。したがって、エルボーは、面内エルボー及び面外エルボーの両方であってもよい。
【0049】
骨固定リンケージ26が一実施例に従って上に記載されてきたが、リンクの所望の相対運動特性を提供する骨固定リンケージ26の他の実施例が企図されることが理解されるべきである。例えば、ここで
図11~
図13Cを参照すると、骨固定リンケージ26は、互いに相互接続されるように構成された複数のリンク130を含む。リンク130の各々は、第1の端部135aと、第1の端部135aの反対側の第2の端部135bとを画定することができる。第1の端部135aは各々、第1の面外取り付け端部163を含むことができ、第2の端部135bの各々は、第2の面外取り付け端部165を含むことができる。リンク130のうちの少なくとも1つ又は2つ以上、最大で全部の各々の第1の面外取り付け端部163は、リンク130のうちの少なくとも1つ又は2つ以上、最大で他の全部の第2の面外取り付け端部165に取り付けられるように構成されている。具体的には、第1の面外取り付け端部163は、複数の面外位置のうちの1つにおいて、かつ固定された面内位置において、第2の面外取り付け端部165に取り付けられるように構成されている。
【0050】
第1の面外取り付け端部163は、複数の第1の係止リブ164を含むことができる。第2の面外取り付け端部165は各々、複数の第2の係止リブ166を含むことができる。第1の係止リブ164のうちの少なくとも1つは、第2の係止リブ166のうちの少なくとも1つと嵌合して、リンク130の第1のリンクと第2のリンクとの間の複数の面外で角度が付けられた相対位置において、リンク130のそれぞれの第1及び第2の隣接するリンクを互いに係止するように構成されている。リンク130の第1及び第2のリンクは、骨固定リンケージの長さに沿って交互に配列され得る。第1及び第2の係止リブ164及び166は、第1及び第2の面外係止リブと称され得る。したがって、リンク130の第1及び第2のリンクが互いに対して第1の面外位置にあるときに、第1の面外取り付け端部163の少なくとも1つの第1の係止リブ164は、第2の面外取り付け端部165の少なくとも1つの第2の係止リブ166と嵌合することができる。更に、リンク130の第1及び第2のリンクが互いに対して、第1の面外位置とは異なる第2の面外位置にあるときに、少なくとも1つの第1の係止リブ164は、少なくとも1つの第2の係止リブ166と嵌合することができる。リブ164及び166が第1及び第2の面外相対位置の各々において互いと嵌合したときに、リンク130の第1及び第2のリンクが同じ面内位置にあることが理解されるべきである。第1及び第2の係止リブ164及び166が互いに対して、第1及び第2の面外位置のうちの少なくとも1つにあるときに、リンク130の第1のリンクの内側表面及び外側表面の一方又は両方が、リンク130のそれぞれの隣接する第2のリンクと面外であり得る。
【0051】
以下の説明から理解されるように、第1の係止リブ164のうちの少なくとも1つは、リンク130の第1及び第2のリンクのいずれか一方をリンク10の第1及び第2のリンクの他方に対して拡大することなく、リンク130の第1のリンクをリンク130の第2のリンクに係止するために、第2の係止リブ166のうちの少なくとも1つと嵌合するように構成されている。例えば、第2の面外取り付け端部165が、第1のリンクの面内取り付け端部163の内側で、1)第1のリブ164が第1の経路に沿って互いから離間し、第2のリブ166が第1の経路とは異なる第2の経路に沿って互いから離間し、これにより第1のリブ164のうちの少なくとも1つが少なくとも1つの第2のリブ166と嵌合しないように構成された第1の位置から、2)第1及び第2の経路が互いに実質的に相補的であり、これにより少なくとも1つの第1のリブ164が少なくとも1つの第2のリブ166と嵌合するように構成された第2の拡大位置に拡大不可能であると言える。したがって、開口182及び184のいずれかの中へと、又はそれを通して固定部材50を挿入する前に、第1の係止リブ164のうちの少なくとも1つが第2の係止リブ166のうちの少なくとも1つと嵌合して、リンク130の第1のリンクをリンク10の隣接する第2のリンクに位置的に係止するように構成されるように、第1及び第2の係止リブ164及び166が位置付けられる。したがって、第1及び第2の係止リブ164及び166のうちの少なくとも1つは、1)第1及び第2の係止リブ164及び166が横断方向Tに沿って互いからオフセットしているとき、並びに2)第2の面外取り付け端部165が第1の面外取り付け端部163内に受容されるように構成されているときの両方において、互いと嵌合するようにサイズ決定されている。
【0052】
少なくとも1つの第1のリブ164が少なくとも1つの第2のリブ166と嵌合すると、第1のリブ164は、平面に沿って互いから離間し、第2のリブ166は、平面に沿って離間している。リブ164及び166は、互いに干渉して、リンク130の第1及び第2のリンクが、平面に垂直である回転軸を中心として互いに対して回転することを防止する。例えば、平面は、横断方向Tを含むことができる。したがって、平面は、リンク130の第1及び第2のリンクの内側端部に実質的に直交することができる。したがって、面外角度付けは、横断方向Tによって部分的に画定された平面に沿っていてもよい。平面は、リンク130の第1のリンク又は面外取り付け端部を含むリンク130の第1のリンクの少なくとも一部分の伸長方向として画定される長手方向Lによって更に画定され得る。面外角度付けの回転軸は、横断方向Tに垂直な方向に沿って配向され得る。例えば、面外角度付けの回転軸は、横方向Aに沿って配向され得る。
【0053】
リブ164の第1のリブは、弧状経路に沿って互いから離間し得る。同様に、リブ166の第2のリブは、相補的な弧状経路に沿って互いから離間し得る。弧状経路のうちの一方が凹状であってもよい一方で、弧状経路のうちの他方は、凸状であってもよい。凹状の弧状経路が、内側端部22aに対して凹状であってもよい一方で、凸状の弧状経路は、外側端部22bに対して凸状であってもよい。例えば、弧状経路は、実質的に円筒状の経路であってもよい。一例では、第1のリブ164の全部が、それぞれの実質的に円筒状の経路に沿って互いと整列されている。同様に、第2のリブ166の全部が、それぞれの実質的に円筒状の経路に沿って互いと整列され得る。実質的に円筒状の経路は、横断方向Tに対して角度オフセットしている方向に沿って配向された中心軸を有する円筒によって画定され得る。例えば、方向は、横方向Aに実質的に沿って配向され得る。例示される例では、第1のリブ164によって画定された弧状経路は、凹状であってもよく、第2のリブ166によって画定された弧状経路は、凸状であってもよい。したがって、第1の面外取り付け端部163は、プラグ170を画定することができ、第2の面外取り付け端部165は、第1の面外取り付け端部163のプラグ170を受容するようにサイズ及び形状決定されたレセプタクル168を画定することができる。プラグ170は、第1のリブ164を担持することができ、レセプタクル168は、第2のリブ166を担持することができる。
【0054】
具体的には、第1のリブ164は、プラグ170からそれぞれの遠位先端へと外に突出することができる。第1のリブ164は、外向きに延在することができる。第1のリブ164の遠位先端は、それぞれの直線に沿って細長くてもよい。直線は、互いに平行に配向され得る。例えば、第1のリブ164の遠位先端は、横方向Aに実質的に沿って細長くてもよい。当然のことながら、遠位先端が必要に応じて代替的に形状決定され得ることが理解されるべきである。第2のリブ166は、レセプタクル168を画定する少なくとも1つの内側表面から外に突出することができる。したがって、第2のリブ166は、内向きに突出することができる。具体的には、第2のリブ166は、それぞれの遠位先端へと内向きに突出することができる。第2のリブ166の遠位先端は、それぞれの直線に沿って細長くてもよい。直線は、互いに平行に配向され得る。例えば、第2のリブ166の遠位先端は、横方向Aに実質的に沿って細長くてもよい。当然のことながら、遠位先端が必要に応じて代替的に形状決定され得ることが理解されるべきである。
【0055】
図11~
図13Bを続けて参照すると、第1の面外取り付け端部163の外側表面は、内向き方向に、第2の面外取り付け端部の外側端部に対してくぼんでいてもよい。したがって、リンケージは、レセプタクル168を画定するリンク130の第2のリンクの少なくとも1つの内側表面が、リンク130の第1のリンクのプラグ170上にあって、リブ164及び166のうちのそれぞれの少なくとも1つを互いに嵌合させたときに、低プロファイルを維持することができる。一例では、複数のリンク130の第1及び第2のリンクは、互いに同一であってもよい。あるいは、又は加えて、以下により詳細に記載されるように、リンク130のうちの少なくとも一方は、リンク130のうちの少なくとも他方とは幾何学的に異なり得る。
【0056】
リンク130は、リンク本体180を画定することができ、第1の面外取り付け端部163は、第1の開口軸に沿って少なくとも第1のリンク本体80内へと延在する第1の固定開口182を画定することができる。第1の開口軸は、横断方向Tに沿って配向され得る。一例では、固定開口182は、第1のリンク本体80を通って内側表面から外側表面に延在することができる。リンク130は、第2の面外取り付け端部163を通って外側表面から内側表面に延在する、第2の固定開口184を更に画定することができる。リブ164及び166が互いと嵌合しているときに、リンク130の第1のリンクの第1の固定開口182は、リンク130の第2のリンクの第2の固定開口184と整合するように構成されている。
【0057】
上記のように、第1のリブ164は、それぞれの弧状経路に沿って互いから離間し得、第2のリブ166は、それぞれの相補的な弧状経路に沿って互いから離間し得る。第1のリブ164によって画定された弧状経路は、横断方向Tを含む平面によって画定され得る。一例では、第1のリブ164は、横断方向Tを含むそれぞれの平面に沿って互いから離間し、かつ横断方向Tを含む平面に沿って互いと整合している第1のリブ164の少なくとも1つの群を含むことができる。別の例では、第1のリブ164の各群の第1のリブ164の全部が、互いから離間し、かつ第1のリンク34の固定開口82の中心軸に平行であるそれぞれの平面に沿って互いと整合し得る。第1のリブ164の弧状経路の平面はまた、長手方向Lを含むことができる。同様に、第2のリブ166の各群の第2のリブ166は、それぞれの弧状経路に沿って互いから離間し得る。それぞれの弧状経路は、横断方向Tを含む平面によって画定され得る。一例では、第2のリブ166の各群の第2のリブ166の全部が、横断方向Tを含むそれぞれの平面に沿って互いから離間し、かつ横断方向Tを含む平面に沿って互いと整合している。別の例では、第2のリブ166の群の第2のリブ166の全部が、互いから離間し、かつ第2の固定開口184の中心軸に平行に配向された平面に沿って互いと整合し得る。第2のリブ66の弧状経路の平面はまた、長手方向Lを含むことができる。
【0058】
第1の固定開口182は、第1の固定開口182を通過し、かつ第1の固定開口182の中心軸に垂直である平面に沿って、第1の面外取り付け端部163において、リンク本体180によって取り囲まれ得る。例えば、第1の固定開口182は、円形断面を有することができる。当然のことながら、第1の固定開口182が、必要に応じて任意の好適に形状決定された断面を画定することができることが理解されるべきである。一例では、第1のリブ164は、第1の固定開口182の両側に配設された第1のリブ164の第1及び第2の群内に配列され得る。例えば、第1のリブ164の第1及び第2の群は、横方向Aに沿ってレセプタクル42の両側に配設され得る。第1のリブ164の第1の群のリブ164は、第1のリブ164の第2の群のリブ164のそれぞれのリブと整合し得る。
【0059】
第2の固定開口184は、第2の固定開口184を通過し、かつ第2の固定開口184の中心軸に実質的に垂直に配向された平面に沿って、リンク130の第2のリンクの外周に対して開放していてもよい。例えば、第2の固定開口は、長手方向Lに沿って、リンク130の第2のリンクの外周に対して開放していてもよい。したがって、第2の面外取り付け端部165は、フォーク状であってもよい。具体的には、第2の面外取り付け端部165は、長手方向Lに沿ってリンク本体180から外に突出し、かつ横方向Aに沿って互いから離間している、第1及び第2の歯167を画定することができる。第2の固定開口184は、歯167間に画定され得る。あるいは、第2の固定開口184は、第2の固定開口184を通過し、かつ第2の固定開口184の中心軸に実質的に垂直に配向された平面に沿って、リンク本体180によって囲い込まれてもよい。具体的には、第2の固定開口184は、長手方向Lに沿って配向されたその主軸を有した楕円形状であってもよい。したがって、リンク130の第2のリンクがリンク130の第1のリンクに対して異なる面外位置の範囲のうちの1つにおいて配設されているときに、第2の面外取り付け端部165は、受容された固定部材に対して隙間を有することができる。
【0060】
リンク134及び136の第1及び第2のリンクは、第2の固定開口184を通って、かつ内向き方向に少なくとも第1の固定開口182内へと延在する、固定部材50を受容するように構成されている。具体的には、固定部材50は、例えば、第1の面外取り付け端部163及び第2の面外取り付け端部165のそれぞれにおいて、第1及び第2のリンクを一緒に固定して、これにより第1のリブ164のうちの少なくとも1つが第2のリブ166のうちの少なくとも1つと嵌合するように構成され得る。一例では、ヘッド52は、リンク130の第2のリンクの外側表面に重みをかけることができる。具体的には、ヘッド52は、歯167に重みをかけることができ、シャフト54は、下層の解剖学的構造内でつかまれ、それにより、ヘッド52とリンク130の第1のリンクとの間でリンク130の第2のリンクを捕捉し、かつ下層の解剖学的構造とリンク130の第2のリンクとの間でリンク130の第1のリンクを捕捉することができる。あるいは、第1の固定開口182は、ネジ付きであってもよい。固定部材50もまた、ネジ付きであってもよく、第1の固定開口182内でリンク130の第1のリンクとつかまれるように構成され得る。したがって、リンク130の第2のリンクは、ヘッド52とリンク130の第1のリンクとの間で捕捉され得る。一例では、固定部材は、ヘッド52とシャフト54との間に配設されたネジ付きネック60を有することができる。ネジ付きネック60は、第1の固定開口182内でリンク130の第1のリンクとネジで嵌合するように構成され得る。あるいは、又は加えて、シャフト54は、ネジ付きであってもよく、下層の解剖学的構造内でつかまれるのに十分な長さを有することができる。したがって、固定部材50は、リンク130の第1及び第2のリンクを互いに固定するように構成され得、骨固定部材28として更に構成され得る。
【0061】
リンク130を有するリンケージ20を含む骨固定システムを、下層の解剖学的構造に固定するための方法もまた企図される。本方法は、第2のリブ166のうちの少なくとも1つを第1のリブ164のうちの少なくとも1つと嵌合する工程と、リンク130の第1及び第2のリンクの各々を通して固定部材50を駆動して、少なくとも1つの第2のリブ166を少なくとも1つの第1のリブ164に固定する工程とを含むことができる。例えば、駆動工程は、固定部材50をリンク130の第1のリンクにネジで嵌合することを含むことができる。本方法は、嵌合工程前に、解剖学的構造に対してリンク130の第1のリンクを配置する工程を含むことができる。嵌合工程は、リンク130の第1のリンクが解剖学的構造に対して配置された後に、解剖学的構造に対してリンクの第2のリンクを配置する工程を含むことができる。本方法は、嵌合工程後に、解剖学的構造に対してリンク130の第1のリンクを配置する工程を含むことができる。解剖学的構造に対してリンク130の第1のリンクを配置する工程は、解剖学的構造に対してリンク130の第2のリンクを配置する工程を含むことができる。本方法は、リンク130の第1及び第2のリンクをそれぞれの第1及び第2の骨片に取り付ける工程を含むことができる。本方法は、取り付け工程の前又は後に、第1の骨片と第2の骨片との間の間隙を低減する工程を更に含むことができる。低減工程は、第1及び第2のリンクの相対配向を変更する工程と、第1及び第2のリブを嵌合する工程を含むことができる。例えば、嵌合したリブは、リンケージのリンクのうちのそれぞれの1つの相対配向を変更する前に嵌合解除され得る。
【0062】
上記のように、リンク130の各々は、第1のリンクの伸長中心軸CAに沿って、第1の端部135aと第1の端部135aの反対側の第2の端部135bとを画定することができる。上記のように、第1の端部135aは、第1の面外取り付け部材163を含むことができ、第2の端部135bは、第2の面外取り付け部材を含むことができる。あるいは、第1の複数のリンク130を含むリンク130の少なくとも第1のリンクの第1及び第2の端部135a及び135bの両方が、第1の面外取り付け端部163を含むことができる。反対に、第2の複数のリンク130を含むリンク130の少なくとも第2のリンクの第1及び第2の端部135a及び135bの両方が、第2の面外取り付け端部165を含むことができる。リンク130の少なくとも第1のリンクの第1の面外取り付け端部163は、リンク130の隣接する第2のリンクの第2の面外取り付け端部165に取り付けられ得る。更に、リンク130の第1及び第2のリンクの一方又は両方が、リンク130の隣接するリンクに取り付けられるように構成されていない末端を有する少なくとも1つのリンクを画定することができる。末端を有するリンク130は、骨固定リンケージの対向末端を画定することができる。
【0063】
更に、
図12に示されるように、リンク130のうちの少なくとも1つ、最大でリンクの全部の第1及び第2の端部135a及び135bは、長手方向Lに沿って互いの反対側にあってもよい。したがって、リンク130は、長手方向Lに沿って配向され、かつ第1及び第2の端部135a及び135bの各々を通って延在する中心軸CA3に沿って細長くてもよい。例えば、中心軸CA3は、横方向Aに対して第1及び第2の端部135a及び135bの各々の中央を通って延在することができる。中心軸CA3は、直線経路に沿って第1の端部135aから第2の端部135bに延在することができる。別の例では、
図14Aに示されるように、リンク130のうちの少なくとも1つの中心軸CA3は、第1の部分と、第1の部分に対して面内で角度オフセットしている第2の部分とを画定することができる。したがって、リンク130のうちの少なくとも1つは、互いに対して面内で角度オフセットしている方向に沿って伸長された第1の部分と第2の部分とを画定することができる。一例では、中心軸CA3は、中心軸CA3の第1及び第2の部分の接合面において面内エルボーを画定することができる。中心軸CA3の第1及び第2の部分の少なくとも一方又は両方は、直線状であってもよい。あるいは、又は加えて、中心軸CAの第1及び第2の部分の少なくとも一方又は両方が、非線形又は湾曲であってもよい。当然のことながら、リンク130のうちの少なくとも1つが、第1の端部135aと第2の端部135bとの間で必要に応じて任意の好適な予め形成された形状を画定することができることが理解されるべきである。
【0064】
あるいは、
図14Bを参照すると、リンク34のうちの少なくとも1つの中心軸CA3は、第1の部分と、面外で第1の部分に対して角度オフセットしている第2の部分とを画定することができる。したがって、リンク130のうちの少なくとも1つは、互いに対して面外で角度オフセットしている方向に沿って伸長された第1の部分と第2の部分とを画定することができる。一例では、中心軸CA3は、中心軸CA3の第1及び第2の部分の接合面において面外エルボーを画定することができる。中心軸CA3の第1及び第2の部分の少なくとも一方又は両方は、直線状であってもよい。あるいは、又は加えて、中心軸CA3の第1及び第2の部分の少なくとも一方又は両方が非線形であってもよい。更に代替的に、リンク130のうちの少なくとも1つの中心軸CA3は、第1の部分と、面外及び面内の両方で第1の部分に対して角度オフセットしている第2の部分とを画定することができる。したがって、リンク130のうちの少なくとも1つは、互いに対して面内及び面外の両方で角度オフセットしている方向に沿って伸長された第1の部分と第2の部分とを画定することができる。したがって、エルボーは、面内エルボー及び面外エルボーの両方であってもよい。
【0065】
ここで
図14Cを参照すると、リンク130が第1及び第2の端部135a及び135bを含むものとして記載されてきたが、リンク130のうちの少なくとも1つは、第3の端部135cを更に含むことができる。したがって、リンク130は、実質的に「Y」字形状であってもよい。第1、第2、及び第3の端部135a、135b、及び135cのうちのいずれか1つ又は2つ以上は、第1の面外取り付け端部163を含むことができる。あるいは、又は加えて、第1、第2、及び第3の端部135a、135b、及び135cのうちのいずれか1つ又は2つ以上は、第2の面外取り付け端部165を含むことができる。したがって、第1、第2、及び第3の端部135a、135b、及び135cの各々は、リンク130の別のリンクに取り付けられるように構成され得る。
【0066】
例示の実施形態に関して記載される実施形態は、実例として示され、本発明は、したがって、開示された実施形態に限定されるとは意図されない。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲に記載される本発明の趣旨及び範囲に含まれる全ての修正及び代替の構成を包含するように意図されることを、当業者は理解するであろう。
【0067】
〔実施の態様〕
(1) 骨固定リンケージであって、前記骨固定リンケージが取り付けられるように構成された骨に面するように構成されている内側端部と、前記内側端部の反対側の外側端部とを画定し、前記骨固定リンケージが、
平面に沿って互いから離間した複数の第1の係止リブを含む、複数の相互接続リンクの少なくとも第1のリンクと、
複数の第2の係止リブを含む、前記複数の相互接続リンクの少なくとも第2のリンクと、を備え、前記第2の係止リブのうちの少なくとも1つが、前記第1及び第2のリンクのいずれか一方を前記第1及び第2のリンクの他方に対して拡大することなく、前記第1のリンクを前記第2のリンクに係止するために、前記第1の係止リブのうちの少なくとも1つと嵌合するように構成され、
前記少なくとも1つの第2の係止リブが前記少なくとも1つの第1の係止リブと嵌合しているときに、前記少なくとも1つの第1の係止リブは、前記第2のリンクが前記平面に垂直である回転軸を中心として前記第1のリンクに対して回転することを防止する、骨固定リンケージ。
(2) 前記第1の係止リブが、弧状経路に沿って互いから離間している、実施態様1に記載の骨固定リンケージ。
(3) 前記第2の係止リブが、前記第1の係止リブの前記弧状経路に相補的である弧状経路に沿って互いから離間している、実施態様2に記載の骨固定リンケージ。
(4) 前記弧状経路の一方が凹状であり、前記弧状経路の他方が凸状である、実施態様3に記載の骨固定リンケージ。
(5) 互いと交互に配列された複数の前記第1のリンクと複数の前記第2のリンクとを更に備える、実施態様1~4のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
【0068】
(6) 前記第1のリンクが、レセプタクルを画定し、前記第2のリンクが、前記第2の係止リブを担持するプラグを画定し、前記第2のリンクの前記プラグは、前記第1及び第2の係止リブが互いと嵌合しているとき、並びに前記第1及び第2の係止リブが互いから離間しているときの両方において、前記第1のリンクの前記レセプタクル内に受容されるように構成されている、実施態様1~5のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(7) 前記第1のリンクが、前記第2のリンクを受容する、実施態様1~6のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(8) 前記第2のリンクが、前記第2の係止リブから離間した位置において、前記第2のリンク内部を通って延在する固定開口を画定し、前記固定開口が、前記第2のリンクを骨に取り付けるように構成された骨固定部材を受容するように構成されている、実施態様1~7のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(9) 前記第2のリンクの前記固定開口が、ネジ付き又はネジなしである、実施態様8に記載の骨固定リンケージ。
(10) 前記第1のリンクは、前記第1及び第2の係止リブが互いと嵌合している係止位置と、前記第1及び係止リブが互いから離間している係止解除位置との間で移動可能であるラッチを備える、実施態様1~9のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
【0069】
(11) 前記ラッチが、前記第1の係止リブを担持する、実施態様10に記載の骨固定リンケージ。
(12) 前記ラッチを担持する第1のリンク本体を更に備える、実施態様10又は11に記載の骨固定リンケージ。
(13) 前記第1のリンク本体が、前記外側端部を画定し、前記ラッチが、前記内側端部に入れ子になっている、実施態様12に記載の骨固定リンケージ。
(14) 前記ラッチの前記内側端部が、前記第1のリンク本体の前記内側端部を越えて突出しない、実施態様12又は13に記載の骨固定リンケージ。
(15) 前記ラッチが、前記係止位置と前記係止解除位置との間で、前記第1のリンク本体に対して摺動可能である、実施態様12~14のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
【0070】
(16) 前記第1のリンクが、少なくとも前記第1のリンク本体の前記外側端部内へと延在し、かつ長手方向に沿って互いから離間している第1及び第2の固定開口を画定し、前記ラッチが、前記係止位置と前記係止解除位置との間で、前記第1のリンク本体に対して前記長手方向に沿って摺動可能である、実施態様15に記載の骨固定リンケージ。
(17) 前記第1のリンクが、第1の開口軸に沿って少なくとも前記第1のリンク本体内へと延在する固定開口を画定し、前記固定開口が、前記第1の開口軸に垂直である方向に沿って前記ラッチに対して開放している、実施態様12~15のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(18) 前記固定開口が、第1の固定開口であり、前記第1のリンクが、少なくとも前記第1のリンク本体の前記外側端部内へと延在し、かつ長手方向に沿って前記第1の固定開口から離間している第2の固定開口を更に画定し、前記第2の固定開口が、前記長手方向に沿って前記ラッチに対して開放している、実施態様17に記載の骨固定リンケージ。
(19) 前記内側端部及び外側端部が、横断方向に沿って互いから離間し、前記第1の開口軸が、前記横断方向に沿って少なくとも前記第1のリンク本体内へと延在する、実施態様18に記載の骨固定リンケージ。
(20) 前記第1の固定開口が、前記第1のリンク本体を通って延在する、実施態様17~19のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
【0071】
(21) 前記第1の固定開口が、ネジ付きである、実施態様17~20のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(22) 前記第1及び第2の固定開口の各々が、前記第1のリンク本体を通って前記内側端部から前記外側端部に延在する、実施態様18~21のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(23) 前記内側端部及び外側端部が、横断方向に沿って互いから離間し、前記平面が、前記横断方向を含む、実施態様1に記載の骨固定リンケージ。
(24) 前記第1のリンクの少なくとも一部分が、長手方向に沿って細長く、前記回転軸が、前記長手方向及び横断方向に垂直である横方向に沿って配向されている、実施態様23に記載の骨固定リンケージ。
(25) 前記第1のリンクが、少なくとも前記第1のリンク本体の前記外側端部内へと延在し、かつ前記長手方向に沿って互いから離間している第1及び第2の固定開口を画定する、実施態様24に記載の骨固定リンケージ。
【0072】
(26) 前記平面が、前記長手方向を更に含む、実施態様24又は25に記載の骨固定リンケージ。
(27) 前記内側端部及び外側端部が、横断方向に沿って互いから離間し、前記第1のリンクが、前記第1の係止リブを画定する面外取り付け端部を画定し、前記面外取り付け端部は、前記第1及び第2の係止リブが互いから離間しているときに、前記第2のリンクが前記横断方向を含む平面に沿って前記第1のリンクに対して角度を付けることを可能にし、かつ前記第1及び第2の係止リブが互いと嵌合しているときに、前記第2のリンクが前記平面に沿って前記第1のリンクに対して角度を付けることを防止するように構成されている、実施態様1~26のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(28) 前記第1のリンクは、複数の第2のリンクのうちの第1及び第2のリンクに各々が係止するように構成された、一対の面外取り付け端部を画定する、実施態様27に記載の骨固定リンケージ。
(29) 前記平面が、前記内側端部に実質的に平行である、実施態様1~7のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(30) 前記内側端部及び外側端部が、横断方向に沿って互いから離間し、前記回転軸が、前記横断方向に沿って延在する、実施態様1~7及び29のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
【0073】
(31) 前記第1の係止リブが、内部リブであり、前記第2の係止リブが、外部リブである、実施態様1~7及び29~30のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(32) 前記第2のリンクが、主要部分と、前記主要部分から延在するアームとを画定し、前記アームが、前記第2の係止リブを担持する、実施態様1~7及び29~31のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(33) 前記第2のリンクの前記主要部分の前記外側端部は、前記少なくとも1つの第2の係止リブが前記少なくとも1つの第1の係止リブと嵌合しているときに、前記第1のリンクの前記外側端部と実質的に同一平面である、実施態様32に記載の骨固定リンケージ。
(34) 前記第1のリンクが、前記第2のリンクの前記アームを受容するようにサイズ決定された開口部を画定する、実施態様31~33のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(35) 前記第1の係止リブが、前記開口部の両側に配設されている、実施態様34に記載の骨固定リンケージ。
【0074】
(36) 前記内側端部及び外側端部が、横断方向に沿って互いの反対側にあり、前記第1及び第2のリンクは各々、前記少なくとも1つの第2の係止リブが前記少なくとも1つの第1の係止リブと嵌合しているときに、前記横断方向に沿って内部を通って延在し、かつ互いと整合している、それぞれの第1の開口を画定する、実施態様1~7及び29~35のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(37) 前記第2のリンクの前記開口が、ネジ付きである、実施態様36に記載の骨固定リンケージ。
(38) 前記第1のリンクが、前記それぞれの開口を画定する外側リングと、前記横断方向に沿って前記外側リングから内向きに離間したシェルフとを画定し、これにより、前記骨固定部材のヘッドが、前記シェルフ上に置かれるように構成されている、実施態様36又は37に記載の骨固定リンケージ。
(39) 前記シェルフが、前記第1の係止リブを担持する、実施態様38に記載の骨固定リンケージ。
(40) 前記シェルフに対して当接するように構成されたヘッドと、前記第2のリンクの前記ネジ付き開口によりつかまれるように構成されたネジ付きネックとを有する固定部材を更に備える、実施態様39に記載の骨固定システム。
【0075】
(41) 前記固定部材が、前記ネジ付きネックから外に延在するシャフトを更に備え、前記シャフトが、骨によりつかまれるようにネジ付きである、実施態様40に記載の骨固定システム。
(42) 前記第1のリンクが、前記第1のリンクの前記それぞれの第1の開口から離間したそれぞれの第2の開口を画定し、前記第1のリンクの前記それぞれの第2の開口が、内部を通って前記外側端部から前記内側端部に延在する、実施態様36~39のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(43) 前記第2のリンクが、前記第2のリンクの前記第1の開口から離間したそれぞれの第2の開口を画定し、前記第2のリンクの前記それぞれの第2の開口が、内部を通って前記外側端部から前記内側端部に延在する、実施態様36~39のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(44) 前記第1の係止リブが、面内取り付け端部を画定する、実施態様29~39及び42~43のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(45) 前記第1のリンクが、前記第1のリンクの対向端部において面内取り付け端部を画定する、実施態様44に記載の骨固定リンケージ。
【0076】
(46) 前記第1の係止リブが、前記第1のリンクの第1の端部において面内取り付け端部を、かつ前記第1のリンクの第2の端部において面外取り付け端部を画定する、実施態様27、29~39及び42~43のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(47) 前記第1のリンクが、直線方向に沿って細長く、前記第1のリンクの前記内側端部が、実質的に平面である、実施態様1~39及び42~46のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(48) 前記第1のリンクが、直線方向に沿って細長く、面外エルボーを画定し、これにより前記第1のリンクの前記内側端部が、互いと面外である第1及び第2の部分を画定する、実施態様1~39及び42~46のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(49) 前記第1のリンクが、エルボーを画定し、これにより前記第1のリンクの前記内側端部が、互いから角度オフセットし、かつ互いと面内である第1及び第2のセグメントを画定する、実施態様1~39及び42~46のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(50) 実施態様1~39及び42~46のいずれかに記載の骨固定リンケージを骨に取り付ける方法であって、
下層の解剖学的構造に対して前記第2のリンクを配置する工程と、
前記第1のリンクを前記第2のリンク上に載置して、前記第1のリンクが前記第2のリンクに対する複数の配向のうちの1つにある間に、前記第1の係止リブのうちの少なくとも1つを第2の係止リブのうちの少なくとも1つと嵌合する工程であって、前記第1の係止リブのうちの少なくとも1つが、前記複数の相対配向の各々において、前記第2の係止リブのうちの少なくとも1つと嵌合するように構成されている、嵌合する工程と、
前記第1及び第2のリンクのうちの少なくとも1つを通して、骨固定部材を挿入して、前記リンケージを骨に取り付ける工程と、を含む、方法。
【0077】
(51) 前記載置工程の前に前記配置工程を実施することを含む、実施態様50に記載の方法。
(52) 前記配置工程の前に前記載置工程を実施することを含む、実施態様50に記載の方法。
(53) 少なくとも第1及び第2の骨片を低減する工程を含み、前記挿入工程が、前記リンケージを前記第1及び第2の骨片の各々に取り付けることを含む、実施態様50~52のいずれかに記載の方法。
(54) 前記挿入工程が、前記第1及び第2のリンクのうちの少なくとも1つを通して前記骨固定部材を挿入して、前記リンケージを前記骨の第1の骨片に取り付けることを含み、前記方法が、前記挿入工程後に前記第1の骨片と前記骨の第2の骨片との間の間隙を低減する工程を更に含む、実施態様50~53のいずれかに記載の方法。
(55) 前記低減工程後に、前記第1及び第2のリンクのうちの少なくとも1つを通して前記骨固定部材を挿入して、前記リンケージを前記第2の骨片に取り付ける工程を更に含む、実施態様54に記載の方法。
【0078】
(56) 前記第1及び第2のリンクを互いに対して関節接合して、前記第1及び第2の骨片を互いに向かって載置する工程を含む、実施態様50~53のいずれかに記載の方法。
(57) 前記載置工程の後に前記挿入工程を実施することを含む、実施態様50~56のいずれかに記載の方法。
(58) 骨に取り付けるように構成された骨固定リンクであって、
前記骨に面するように構成された内側表面と、横断方向に沿って前記内側表面の反対側の外側表面と、前記横断方向に沿って前記外側表面から前記内側表面に延在する少なくとも1つの開口とを含み、
前記骨固定リンクの前記端部の第1の端部が、平面に沿って互いから離間している複数のリブを画定し、前記複数のリブのうちの少なくとも1つは、複数の第2のリンクのうちの1つの少なくとも1つのリブと嵌合して、前記複数の第2のリンクのうちの前記1つが、前記平面に垂直である回転軸を中心として前記第1のリンクに対して回転することを防止するように構成されている、骨固定リンク。
(59) 前記リブが、弧状経路に沿って互いから離間している、実施態様58に記載の骨固定リンク。
(60) 前記リブが、実質的に円筒状の経路に沿って互いから離間している、実施態様58に記載の骨固定リンク。
【0079】
(61) 前記リブの全てが、前記実質的に円筒状の経路に沿って互いから離間している、実施態様60に記載の骨固定リンク。
(62) 前記リブの全てが、前記実質的に円筒状の経路に沿って互いと整合している、実施態様60に記載の骨固定リンク。
(63) 前記平面が、前記横断方向を含む、実施態様58~62のいずれかに記載の骨固定リンク。
(64) 前記平面が、前記横断方向に実質的に垂直に配向されている、実施態様58~62のいずれかに記載の骨固定リンク。
(65) 前記リブを担持し、かつ係止解除位置と係止位置との間で移動可能であるラッチを更に備え、前記係止解除位置において、前記リブは、前記リンクが前記第2のリンクのうちの前記1つに係合したときに前記第2のリンクのうちの前記1つの前記リブから離間するように位置付けられ、前記係止位置において、前記リブは、前記リンクが前記第2のリンクのうちの前記1つに取り付けられたときに前記第2のリンクのうちの前記1つの前記リブに係合するように位置付けられる、実施態様58~64のいずれかに記載の骨固定リンク。
【0080】
(66) 前記ラッチが、前記係止位置と前記係止解除位置との間で直線的に並進可能である、実施態様65に記載の骨固定リンク。
(67) 前記第1のリンクの少なくとも一部分が、長手方向に沿って細長く、前記ラッチが、前記長手方向に沿って摺動可能である、実施態様66に記載の骨固定リンク。
(68) 内部を通って延在し、かつ前記長手方向に沿って互いから離間している一対の開口を画定する、実施態様67に記載の骨固定リンク。
(69) 前記第1のリンクが、前記第1の端部の反対側の第2の端部を画定し、それぞれの平面に沿って互いから離間している複数のリブが、前記第2の端部に配設され、前記第2の端部における前記複数のリブのうちの少なくとも1つは、前記複数の第2のリンクのうちのもう1つの少なくとも1つのリブと嵌合して、前記複数の第2のリンクのうちの前記もう1つが、前記それぞれの平面に垂直である回転軸を中心として前記第1のリンクに対して回転することを防止するように構成されている、実施態様58~64のいずれかに記載の骨固定リンク。
(70) 前記第2の端部における前記リブが、弧状経路に沿って互いから離間している、実施態様69に記載の骨固定リンク。
【0081】
(71) 前記第2の端部における前記リブが、実質的に円筒状の経路に沿って互いから離間している、実施態様69に記載の骨固定リンク。
(72) 前記第2の端部における前記リブの全てが、前記実質的に円筒状の経路に沿って互いから離間している、実施態様71に記載の骨固定リンク。
(73) 前記第2の端部における前記リブの全てが、前記実質的に円筒状の経路に沿って互いから離間している、実施態様71に記載の骨固定リンク。
(74) 前記第2の端部における前記平面が、前記横断方向を含む、実施態様69~73のいずれかに記載の骨固定リンク。
(75) 前記第2の端部における前記平面が、前記横断方向に実質的に垂直に配向されている、実施態様69~73のいずれかに記載の骨固定リンク。
【0082】
(76) 前記リブが、内部リブである、実施態様58~75のいずれかに記載の骨固定リンク。
(77) 前記リブが、内部リブである、実施態様58~64及び69~75のいずれかに記載の骨固定リンク。
(78) 前記第1のリンクが、直線方向に沿って細長く、前記第1のリンクの前記内側端部が、実質的に平面である、実施態様58~77のいずれかに記載の骨固定リンク。
(79) 前記第1のリンクが、直線方向に沿って細長く、面外エルボーを画定し、これにより前記第1のリンクの前記内側端部が、互いと面外である第1及び第2の部分を画定する、実施態様58~77のいずれかに記載の骨固定リンク。
(80) 前記第1のリンクが、エルボーを画定し、これにより前記第1のリンクの前記内側端部が、互いから角度オフセットし、かつ互いと面内である第1及び第2のセグメントを画定する、実施態様58~77のいずれかに記載の骨固定リンク。
【0083】
(81) 骨固定リンケージであって、前記骨固定リンケージが取り付けられるように構成された骨に面するように構成されている内側端部と、横断方向に沿って前記内側端部の反対側にある外側端部とを画定し、前記骨固定リンケージが、
前記内側端部から延在する第1の複数のリブを担持する第1の端部と、前記外側端部から延在する第2の複数のリブを担持する第2の端部と、を各々が画定する、複数のリンクを含み、
前記リンクの第1のリンクの前記第1の複数のリブのうちの少なくとも1つが、前記複数のリンクの前記第1及び第2のリンクのいずれか一方を前記リンクの前記第1及び第2のリンクの他方に対して拡大することなく、前記リンクの第2のリンクの前記第2の複数のリブのうちの少なくとも1つと嵌合するように構成され、これにより、前記リンクの前記第1及び第2のリンクの前記第1及び第2の複数のリブが、平面に沿って互いから離間し、前記リブが互いと嵌合しているときに、前記嵌合したリブは、前記リンクの前記第1及び第2のリンクが前記平面内で互いに対して関節接合することを防止する、骨固定リンケージ。
(82) 前記第1及び第2の複数のリブが、それぞれの相補的な湾曲経路に沿って互いから離間している、実施態様81に記載の骨固定リンケージ。
(83) 前記第1の複数のリブが、凸状経路に沿って互いから離間し、前記第2の複数のリブが、凹状経路に沿って互いから離間している、実施態様81又は82に記載の骨固定リンケージ。
(84) 前記第1の端部の前記外側端部が、前記第2の端部の前記外側端部に対してくぼんでいる、実施態様81~83のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(85) 前記リンクの前記第2のリンクの前記第2の端部が、レセプタクルを画定し、前記リンクの前記第1のリンクの前記第1の端部が、前記レセプタクル内に受容されるように構成されたプラグを画定する、実施態様81~84のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
【0084】
(86) 前記複数のリンクの前記第1及び第2のリンクが、互いに同一である、実施態様81~84のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(87) 前記リンクの前記第1のリンクの前記第1及び第2の端部が、プラグを画定し、前記リンクの前記第2のリンクの前記第1及び第2の端部が、前記プラグの選択的なプラグを受容して、前記第2の複数のリブのうちの前記少なくとも1つを前記第1の複数のリブのうちの前記少なくとも1つと嵌合させるように構成されたレセプタクルを画定する、実施態様81~84のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(88) 前記リンクの前記第1のリンクの前記第1及び第2の複数のリブが、前記リンクの前記第1のリンクの前記第1及び第2の端部の各々において、凸状経路に沿って互いから離間し、前記リンクの前記第2のリンクの前記第1及び第2の複数のリブが、前記リンクの前記第2のリンクの前記第1及び第2の端部の各々において、凹状経路に沿って互いから離間している、実施態様87に記載の骨固定リンケージ。
(89) 前記リンクのうちの少なくとも1つが、前記第1の端部から前記第2の端部に直線的に延在する、実施態様81~88のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(90) 前記リンクのうちの少なくとも1つが、面内で前記第2の端部に対して前記第1の端部の角度を付けるようにエルボーを画定する、実施態様81~88のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
【0085】
(91) 前記リンクのうちの少なくとも1つが、面外で前記第2の端部に対して前記第1の端部の角度を付けるようにエルボーを画定する、実施態様81~88のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(92) 前記リンクが、第1の開口軸に沿って、前記第1の端部を通って前記内側端部から前記外側端部に延在する第1の開口と、第2の開口軸に沿って、前記第2の端部を通って前記内側端部から前記外側端部に延在する第2の開口とを画定する、実施態様81~91のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(93) 前記第1の複数のリブが、前記第1の開口の両側に配設された第1及び第2の群内に配列されている、実施態様92に記載の骨固定リンケージ。
(94) 前記第2の複数のリブが、前記第2の開口の両側に配設された第1及び第2の群内に配列されている、実施態様92又は93に記載の骨固定リンケージ。
(95) 前記第1の開口が、前記第1の開口を通過し、かつ前記第1の開口軸に垂直に配向された平面に沿って、前記リンクによって取り囲まれている、実施態様92~94のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
【0086】
(96) 前記第2の開口が、前記第2の開口を通過し、かつ前記第2の開口軸に垂直に配向された平面に沿って、前記第2の端部の外周に対して開放している、実施態様92~95のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(97) 前記第2の端部が、フォーク状である、実施態様96に記載の骨固定リンケージ。
(98) 前記リンクの前記第1のリンクの前記第1の開口は、前記リブが互いと嵌合したときに、前記リンクの前記第2のリンクの前記第2の開口と整合する、実施態様92~97のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(99) 前記リンクの前記第1の開口が、ネジ付きである、実施態様92~98のいずれかに記載の骨固定リンケージ。
(100) 実施態様89~99のいずれかに記載の骨固定リンケージと、前記第1及び第2の開口の両方を通して、かつ骨内へと駆動されるようにサイズ決定されたシャフトを有する骨固定部材と、を備える、骨固定システム。
【0087】
(101) 前記骨固定部材が、前記リンクの前記外側端部に支えられるように構成されたヘッドを有する、実施態様100に記載の骨固定システム。
(102) 前記ヘッドが、前記リンクの前記第2の端部に支えられるように構成されている、実施態様101に記載の骨固定システム。
(103) 前記リンクの前記第1の開口が、ネジ付きであり、前記骨固定部材が、前記ヘッドと前記シャフトとの間に配設され、かつ前記第1の開口内でネジでつかまれるように構成されたネジ付きネックを更に備える、実施態様100~102のいずれかに記載の骨固定システム。
(104) 実施態様81~103のいずれかに記載の骨固定システムを固定するための方法であって、
前記第2の係止リブのうちの少なくとも1つを前記第1の係止リブのうちの少なくとも1つと嵌合する工程と、
前記第1及び第2のリンクの各々を通して固定部材を駆動して、少なくとも1つの第2の係止リブを少なくとも1つの第1の係止リブに固定する工程と、を含む、方法。
(105) 前記嵌合工程前に、解剖学的構造に対して前記リンクの前記第1のリンクを配置する工程を更に含む、実施態様104に記載の方法。
【0088】
(106) 前記嵌合工程は、前記リンクの前記第1のリンクが前記解剖学的構造に対して配置された後に、前記解剖学的構造に対して前記リンクの前記第2のリンクを配置する工程を更に含む、実施態様105に記載の方法。
(107) 前記嵌合工程後に、前記解剖学的構造に対して前記リンクの前記第1のリンクを配置する工程を更に含む、実施態様104に記載の方法。
(108) 前記解剖学的構造に対して前記リンクの前記第1のリンクを配置する工程が、前記解剖学的構造に対して前記リンクの前記第2のリンクを配置することを更に含む、実施態様107に記載の方法。
(109) 前記骨固定部材を前記リンクの前記第1のリンクにネジで取り付けることを更に含む、実施態様104~108のいずれかに記載の方法。
(110) 前記リンケージの第1及び第2のリンクをそれぞれの第1及び第2の骨片に取り付ける工程を更に含む、実施態様104~109のいずれかに記載の方法。
【0089】
(111) 前記取り付け工程前に、前記第1の骨片と第2の骨片との間の間隙を低減することを更に含む、実施態様110に記載の方法。
(112) 前記取り付け工程後に、前記第1の骨片と第2の骨片との間の間隙を低減することを更に含む、実施態様110に記載の方法。
(113) 前記低減工程が、前記第1及び第2のリンクの相対配向を変更することと、前記第1及び第2の係止リブを嵌合することとを含む、実施態様112に記載の方法。
(114) 前記変更工程前に、前記第1及び第2の係止リブを嵌合解除することを含む、実施態様113に記載の方法。