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特許7139515動画撮像方法、動画撮像装置、電子機器、およびコンピューター読取可能な記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-09
(45)【発行日】2022-09-20
(54)【発明の名称】動画撮像方法、動画撮像装置、電子機器、およびコンピューター読取可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/232 20060101AFI20220912BHJP
   G06F 3/0484 20220101ALI20220912BHJP
   G06F 3/0488 20220101ALI20220912BHJP
   H04N 21/431 20110101ALI20220912BHJP
   H04N 21/472 20110101ALI20220912BHJP
   H04N 21/854 20110101ALI20220912BHJP
   G11B 20/10 20060101ALI20220912BHJP
   G11B 27/02 20060101ALI20220912BHJP
   G09G 5/36 20060101ALI20220912BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20220912BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20220912BHJP
   G09G 5/377 20060101ALI20220912BHJP
【FI】
H04N5/232 930
G06F3/0484
G06F3/0488
H04N5/232 290
H04N21/431
H04N21/472
H04N21/854
G11B20/10 301Z
G11B27/02 A
G09G5/36 510M
G09G5/38 A
G09G5/36 520P
G09G5/36 520E
G09G5/00 530M
G09G5/36 520L
G09G5/00 510Q
G09G5/00 510H
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2021510503
(86)(22)【出願日】2018-12-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-08-19
(86)【国際出願番号】 CN2018124066
(87)【国際公開番号】W WO2020077856
(87)【国際公開日】2020-04-23
【審査請求日】2020-11-04
(31)【優先権主張番号】201811223788.7
(32)【優先日】2018-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518031631
【氏名又は名称】北京微播視界科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Microlive Vision Technology Co., Ltd
【住所又は居所原語表記】Room 408, 4F No.51, Zhichun Road, Haidian District Beijing 100080 China
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】陳 海東
(72)【発明者】
【氏名】▲ハォ▼ 一鵬
(72)【発明者】
【氏名】王 海▲ティン▼
(72)【発明者】
【氏名】林 俊傑
【審査官】▲徳▼田 賢二
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0068380(US,A1)
【文献】特開2015-161848(JP,A)
【文献】特開2011-238125(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/232
G06F 3/0484
G06F 3/0488
H04N 21/431
H04N 21/472
H04N 21/854
G11B 20/10
G11B 27/02
G09G 5/36
G09G 5/38
G09G 5/00
G09G 5/377
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
動画撮像方法において、
オリジナル動画の動画再生インターフェイスを介して、ユーザー動画撮像トリガー操作を受け取ることと、
前記ユーザー動画撮像トリガー操作に応じて、動画撮像ウィンドウを前記動画再生インターフェイスに重ねて表示することと、
前記動画再生インターフェイスを介してーザー動画撮像操作を受け取ることと、
前記ユーザー動画撮像操作に応じて、ユーザー動画を撮像し、前記動画撮像ウィンドウを介して前記ユーザー動画を表示することと、
前記動画撮像ウィンドウに対する前記ユーザーによるウィンドウ移動操作を受け取ることと、
前記ウィンドウ移動操作に応じて前記動画撮像ウィンドウを前記動画再生インターフェイスの上の対応する領域に調整することと、を含み、
前記動画撮像ウィンドウを前記動画再生インターフェイスの上の対応する領域に調整することは、
前記ウィンドウ移動操作に応じて、前記動画再生インターフェイスに、予め配置され前記動画撮像ウィンドウの表示領域を制限するために使用されたウィンドウ調整境界線を表示することと、
前記ウィンドウ移動操作と前記ウィンドウ調整境界線に基づき、前記動画撮像ウィンドウの現在の表示領域を決定することと、
前記現在の表示領域に応じて、前記動画撮像ウィンドウを前記動画再生インターフェイスの上の対応する位置に調整することと、を含む
ことを特徴とする動画撮像方法。
【請求項2】
前記ウィンドウ移動操作と前記ウィンドウ調整境界線に基づき、前記動画撮像ウィンドウの現在の表示領域を決定することは、
前記ウィンドウ移動操作に基づき、前記動画撮像ウィンドウの第1の表示領域を決定することと、
前記第1の表示領域と意の前記ウィンドウの調整境界線との間の距離が設定距離以上である場合、前記第1の表示領域が前記現在の表示領域であると判断することと、
前記第1の表示領域と意の前記ウィンドウの調整境界線との間の距離が設定距離より小さい場合、第2の表示領域が前記現在の表示領域であると判断することと、を含み、
前記第2の表示領域は、前記第1の表示領域を前記ウィンドウ調整境界線に平行移動した後の領域であり、前記第2の表示領域の少なくとも1つの位置点は前記ウィンドウ調整境界線と重なり合う
請求項記載の動画撮像方法。
【請求項3】
前記ユーザー動画撮像操作に応じて、ユーザー動画を撮像し、前記動画撮像ウィンドウを介して前記ユーザー動画を表示することは、前記ユーザー動画撮像操作に応じて、前記オリジナル動画が再生されている間にユーザー動画を撮像し、当該ユーザー動画を前記動画撮像ウィンドウを介して表示することを含む
請求項1または2に記載の動画撮像方法。
【請求項4】
前記動画撮像ウィンドウに対する前記ユーザーのウィンドウサイズ調整操作を受け取ることと、
前記ウィンドウサイズ調整操作に応じて、前記動画撮像ウィンドウを対応する表示サイズに調整することと、を含む
請求項1または2に記載の動画撮像方法。
【請求項5】
前記動画再生インターフェイスを介して、添加待ち効果に対するユーザーによる効果添加操作を受け取ることと、
前記効果添加操作に応じて、前記添加待ち効果を前記ユーザー動画に添加することと、を含む
請求項1または2に記載の動画撮像方法。
【請求項6】
前記ユーザー動画撮像操作に応じてユーザ動画を撮像し、前記動画撮像ウィンドウを介して前記ユーザ動画を表示する前に、前記動画再生インターフェイスを介して、高速記録モード、低速記録モード、および標準記録モードの少なくとも1つを含んでいるユーザー動画の記録モードに対する前記ユーザーの記録選択操作を受け取ることと、
前記記録選択操作に基づき、前記ユーザー動画の記録モードを決定することと、を含む
請求項1または2に記載の動画撮像方法。
【請求項7】
前記ユーザー動画と前記オリジナル動画を合成させて、マージ動画を取得することを含む
請求項1または2に記載の動画撮像方法。
【請求項8】
前記動画再生インターフェイスを介して前記ユーザーの音量調整操作を受け取ることと、
前記音量調整操作に応じて、前記ユーザー動画の音声情報及び/又は前記オリジナル動画の音声情報の音量を相応的に調整することと、を含む
請求項記載の動画撮像方法。
【請求項9】
操作提示オプションが前記ユーザーに提供され、前記操作提示オプションが前記ユーザーの操作を受け取ったときに、マージ動画に対する撮像操作の提示情報を前記ユーザーに提供するために使用されることを含む
請求項1または2に記載の動画撮像方法。
【請求項10】
動画撮像装置において、
オリジナル動画の動画再生インターフェイスを介して、ユーザー動画撮像トリガー操作を受け取るためのトリガー操作受取モジュールと、
前記ユーザー動画撮像トリガー操作に応じて、動画撮像ウィンドウが前記動画再生インターフェイスに重ねて表示されるための撮像ウィンドウ表示モジュールと、
前記動画再生インターフェイスを介してーザー動画撮像操作を受け取るための撮像操作受取モジュールと、
前記ユーザー動画撮像操作に応じて、ユーザー動画を撮像し、前記動画撮像ウィンドウを介して前記ユーザー動画を表示するためのユーザー動画撮像モジュールと、を備え、
前記撮像操作受取モジュールは、
前記動画撮像ウィンドウに対する前記ユーザーによるウィンドウ移動操作を受け取ることと、
前記ウィンドウ移動操作に応じて前記動画撮像ウィンドウを前記動画再生インターフェイスの上の対応する領域に調整することと、を含み、
前記動画撮像ウィンドウを前記動画再生インターフェイスの上の対応する領域に調整することは、
前記ウィンドウ移動操作に応じて、前記動画再生インターフェイスに、予め配置され前記動画撮像ウィンドウの表示領域を制限するために使用されたウィンドウ調整境界線を表示することと、
前記ウィンドウ移動操作と前記ウィンドウ調整境界線に基づき、前記動画撮像ウィンドウの現在の表示領域を決定することと、
前記現在の表示領域に応じて、前記動画撮像ウィンドウを前記動画再生インターフェイスの上の対応する位置に調整することと、を含む
ことを特徴とする動画撮像装置。
【請求項11】
電子機器において、
コンピューター操作指令を格納するメモリと、
前記コンピュータ操作指令を呼び出し、請求項1ないし9のいずれかに記載された方法を実行するプロセッサと、を含む
ことを特徴とする電子機器。
【請求項12】
コンピューター読取可能な記憶媒体において、
少なくとも1つのオペレーション、少なくとも1つのプログラム、コードセットまたはオペレーションセットを格納し、前記少なくとも1つのオペレーション、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセットまたはオペレーションセットがコンピューターによってロードされ実行されて、請求項1ないし9のいずれかに記載された方法を実現する
ことを特徴とするコンピューター読取可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願:この出願は、特許文献1の優先権を主張する。全部の目的のために、当該出願の全部の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、インターネット 技術の分野に関し、具体的に、動画撮像方法、動画撮像装置、電子機器、およびコンピューター読取可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
動画対話型プラットフォームでは、ユーザーは動画でプラットフォーム内の他の動画に対する感想や視聴体験を発表して、動画とのインタラクションを実現できる。
【0004】
従来、ユーザーが動画プラットフォームのある動画に基づいてインタラクティブ動画を撮ろうする場合、一般的に、まず動画プラットフォームのオリジナル動画をダウンロードして保存し、その後、ある専門の動画記録ツールでインタラクティブな動画記録を完成させ、完成したインタラクティブ動画を動画プラットフォームにアップロードする。インタラクティブ動画の撮像プロセス全体には、動画プラットフォームだけで完成することはできないため、ユーザーのインタラクティブな体験が低下する。
【0005】
これにより、従来のインタラクティブな動画記録方法は複雑であり、ユーザーのインタラクティブな体験は悪いため、ユーザーの実際の応用要望を満たすことができないことがわかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】2018年10月19日出願、中国特許出願2018112237887
【発明の開示】
【0007】
本発明の第1態様による動画撮像方法は、オリジナル動画の動画再生インターフェイスを介して、ユーザー動画撮像トリガー操作を受け取ることと、動画撮像トリガー操作に応じて、動画撮像ウィンドウを動画再生インターフェイスに重ねて表示することと、動画再生インターフェースを介してユーザー動画撮像操作を受け取ることと、動画撮像操作に応じて、ユーザー動画を撮像し、動画撮像ウィンドウを介してユーザー動画を表示することと、を含む。
【0008】
本発明の第1形態では、上記の方法は、さらに、動画撮像ウィンドウに対するユーザーによるウィンドウ移動操作を受け取ることと、ウィンドウ移動操作に応じて動画撮像ウィンドウを動画再生インターフェイスの上の対応する領域に調整することと、を含む。
【0009】
本発明の第1形態では、ウィンドウ移動操作に応じて動画撮像インターフェースを動画再生インターフェースの上の対応する領域に調整することは、ウィンドウ移動操作に応じて、動画再生インターフェースに、予め配置され動画撮像ウィンドウの表示領域を制限するために使用されたウィンドウ調整境界線を表示することと、ウィンドウ移動操作とウィンドウ調整境界線に基づき、動画撮像ウィンドウの現在の表示領域を決定することと、現在の表示領域に応じて、動画撮像ウィンドウを動画再生インターフェイスの上の対応する位置に調整することと、を含む。
【0010】
本発明の第1形態では、ウィンドウ移動操作とウィンドウ調整境界線に基づき、動画撮像ウィンドウの現在の表示領域を決定することは、ウィンドウ移動操作に基づく、動画撮像ウィンドウの第1の表示領域を決定することと、第1の表示領域と任意のウィンドウの調整境界線との間の距離が設定距離以上である場合、第1の表示領域が現在の表示領域であると判断することと、第1の表示領域と任意のウィンドウの調整境界線との間の距離が設定距離より小さい場合、第2の表示領域が現在の表示領域であると判断することと、を含み、第2の表示領域は、第1の表示領域をウィンドウ調整境界線に平行移動した後の領域であり、第2の表示領域の少なくとも1つの位置点はウィンドウ調整境界線と重なり合う。
【0011】
本発明の第1形態では、動画撮像操作に応じて、ユーザー動画を撮像し、動画撮像ウィンドウを介してユーザー動画を表示することは、動画撮像操作に応じて、オリジナル動画が再生されている間にユーザー動画を撮像し、当該ユーザー動画を動画撮像ウィンドウを介して表示することを含む。
【0012】
本発明の第1形態では、上記の方法は、さらに、動画撮像ウィンドウに対するユーザーのウィンドウサイズ調整操作を受け取ることと、ウィンドウサイズ調整操作に応じて、動画撮像ウィンドウを対応する表示サイズに調整することと、を含む。
【0013】
本発明の第1形態では、上記の方法は、さらに、動画再生インターフェースを介して、添加待ち効果に対するユーザーによる効果添加操作を受け取ることと、効果添加操作に応じて、添加待ち効果をユーザー動画に添加することと、を含む。
【0014】
本発明の第1形態では、上記の方法は、さらに、動画撮像操作に応じてユーザ動画を撮像し、動画撮像ウィンドウを介してユーザ動画を表示する前に、動画再生インターフェースを介して、高速記録モード、低速記録モード、および標準記録モードの少なくとも1つを含んでいるユーザー動画の記録モードに対するユーザーの記録選択操作を受け取ることと、記録選択操作に基づき、ユーザー動画の記録モードを決定することと、を含む。
【0015】
本発明の第1形態では、上記の方法は、さらに、ユーザー動画とオリジナル動画を合成させて、マージ動画を取得することを含む。
【0016】
本発明の第1形態では、上記の方法は、さらに、動画再生インターフェイスを介してユーザーの音量調整操作を受け取ることと、音量調整操作に応じて、ユーザー動画の音声情報及び/又はオリジナル動画の音声情報の音量を相応的に調整することと、を含む。
【0017】
本発明の第1形態では、上記の方法は、さらに、操作提示オプションがユーザーに提供され、操作提示オプションがユーザーの操作を受け取ったときに、マージ動画に対する撮像操作の提示情報をユーザーに提供するために使用されることを含む。
【0018】
第2の態様では、本発明の動画撮像装置は、オリジナル動画の動画再生インターフェイスを介して、ユーザー動画撮像トリガー操作を受け取るためのトリガー操作受取モジュールと、動画撮像トリガー操作に応じて、動画撮像ウィンドウを動画再生インターフェイスに重ねて表示するための撮像ウィンドウ表示モジュールと、動画再生インターフェースを介してユーザー動画撮像操作を受け取るための撮像操作受取モジュールと、動画撮像操作に応じて、ユーザー動画を撮像し、動画撮像ウィンドウを介してユーザー動画を表示するためのユーザー動画撮像モジュールと、を備える。
【0019】
本発明の第2形態では、上記の装置は、さらに、動画撮像ウィンドウに対するユーザーによるウィンドウ移動操作を受け取り、ウィンドウ移動操作に応じて動画撮像ウィンドウを動画再生インターフェイスの上の対応する領域に調整するウィンドウ位置調整モジュールを備える。
【0020】
本発明の第2形態では、ウィンドウ位置調整モジュールは、ウィンドウ移動操作に応じて、動画再生インターフェースに、予め配置され動画撮像ウィンドウの表示領域を制限するために使用されたウィンドウ調整境界線を表示し、ウィンドウ移動操作とウィンドウ調整境界線に基づき、動画撮像ウィンドウの現在の表示領域を決定し、現在の表示領域に応じて、動画撮像インターフェイスを動画再生インターフェイスの上の対応する位置に調整するのように構成されてもよい。
【0021】
本発明の第2形態では、ウィンドウ位置調整モジュールは、ウィンドウ移動操作に基づき、動画撮像ウィンドウの第1の表示領域を決定し、第1の表示領域と任意のウィンドウの調整境界線との間の距離が設定距離以上である場合、第1の表示領域が現在の表示領域であると判断し、第1の表示領域と任意のウィンドウの調整境界線との間の距離が設定距離より小さい場合、第2の表示領域が現在の表示領域であると判断し、当該第2の表示領域が、第1の表示領域をウィンドウ調整境界線に平行移動した後の領域であり、第2の表示領域の少なくとも1つの位置点はウィンドウ調整境界線と重なり合うように構成されてもよい。
【0022】
本発明の第2形態では、ユーザ動画撮像モジュールは、動画撮像操作に応じて、オリジナル動画が再生されている間にユーザー動画を撮像し、当該ユーザー動画を動画撮像ウィンドウを介して表示するのように構成されてもよい。
【0023】
本発明の第2形態では、上記の装置は、さらに、動画撮像ウィンドウに対するユーザーのウィンドウサイズ調整操作を受け取り、ウィンドウサイズ調整操作に応じて、動画撮像ウィンドウが対応する表示サイズに調整するためのウィンドウサイズ調整モジューを備える。
【0024】
本発明の第2形態では、上記の装置は、さらに、動画再生インターフェースを介して、添加待ち効果に対するユーザーによる効果添加操作を受け取り、効果添加操作に応じて、添加待ち効果をユーザー動画に添加する効果添加モジュールを備える。
【0025】
本発明の第2形態では、ユーザ動画撮像モジュールは、さらに、動画撮像操作に応じてユーザ動画を撮像し、動画撮像ウィンドウを介してユーザ動画を表示する前に、動画再生インターフェースを介して、高速記録モード、低速記録モード、および標準記録モードの少なくとも1つを含んでいるユーザー動画の記録モードに対するユーザーの記録選択操作を受け取り、記録選択操作に基づき、ユーザー動画の記録モードを決定するのように構成されてもよい。
【0026】
本発明の第2形態では、上記の装置は、さらに、ユーザー動画とオリジナル動画を合成させて、マージ動画を取得するためのマージ動画生成モジュールを備える。
【0027】
本発明の第2形態では、上記の装置は、さらに、動画再生インターフェイスを介してユーザーの音量調整操作を受け取り、音量調整操作に応じて、ユーザー動画の音声情報及び/又はオリジナル動画の音声情報の音量を相応的に調整するための音量調整モジュールを備える。
【0028】
本発明の第2形態では、上記の装置は、さらに、操作提示オプションをユーザーに提供し、当該操作提示オプションがユーザーの操作を受け取ったときに、マージ動画に対する撮像操作の提示情報をユーザーに提供するための操作提示モジュールを備える。
【0029】
第3の態様では、本発明は、コンピューターの操作指令を格納するメモリと、コンピュータ操作指令を呼び出し本発明の第1の態様の任意の技術案に示された方法を実行するプロセッサと、を含む電子機器を提供する。
【0030】
第4の態様では、本発明は、少なくとも1つのオペレーション、少なくとも1つのプログラム、コードセットまたはオペレーションセットを格納し、少なくとも1つのオペレーション、少なくとも1つのプログラム、コードセットまたはオペレーションセットがコンピューターによってロードされ実行されて、本発明の第1の態様の任意の技術案に示された方法を実現する。
【0031】
本発明の形態によれば、ユーザは、動画再生インターフェース上でユーザ動画撮像に関連する操作を実行するだけで、動画撮像ウィンドウを介してオリジナル動画を基礎にしてユーザ動画を記録することができ、操作プロセスを簡単かつ迅速にする。ユーザー動画はオリジナル動画に対するユーザーの感想、評論、または視聴反応を反映できるため、ユーザーがオリジナル動画に対する意見や反応を簡単に表示でき、ユーザーの実際の応用ニーズをよりよく対応でき、ユーザーのインタラクティブな体験を改善し、動画撮像の楽しさを高める。
【0032】
本発明の実施形態における技術案をより明確に説明するために、本発明の実施形態の説明に使用される図面を以下のように説明する。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】本発明の実施形態による動画撮像方法の模式フローチャートである。
図2】、本発明の実施形態による動画再生インターフェースの模式図である。
図3】本発明の実施形態による他の動画再生インターフェースの模式図である。
図4】本発明の実施形態によるさらに他の動画再生インターフェースの模式図である。
図5A】本発明の実施形態による音量調整方法の模式図である。
図5B】本発明の実施形態による他の音量調整方法の模式図である。
図6A】本発明の実施形態による他の動画再生インターフェースの模式図である。
図6B】本発明の実施形態によるさらに他の動画再生インターフェースの模式図である。
図7】本発明の実施形態による動画撮像装置の模式構造図である。
図8】本発明の実施形態による電子機器の模式構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
本発明の実施形態を以下のように詳細に説明し、実施形態の例を図面に示し、同一または類似の参照符号は、同一または類似の要素、または同一または類似の機能を有する要素を示す。図面を参照して以下のように説明した実施形態は例示であり、これは、本発明の技術の主旨を説明するために使用されるだけのものであり、本発明に対する限定として解釈されるべきではない。
【0035】
当業者は、本明細書で使用される単数形「一」、「一つ」および「当該」が、特に明記しない限り複数形を含み得ることに理解されることである。本発明の明細書で使用される「含む」という用語は、特徴、整数、ステップ、操作、要素、及び/又はコンポーネントの存在を指すが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、コンポーネント、及び/又はそれらのグループが存在または添加されることを除外しないことにさらに理解されるべきである。ある要素が他の要素に「接続」または「結合」されていることに記載される場合、他の要素に直接接続または結合でき、または介在要素も存在する場合があることも理解される。さらに、本明細書で使用される「接続」または「結合」は、無線接続または無線結合を含み得る。本明細書で使用される「および/または」は、関連しリストされたアイテムの1つまたは複数の要素のすべてまたはいずれか一つ、およびすべての組み合わせを含む。
【0036】
以下、具体的な実施例により本発明の技術案、および本発明の技術案が上記の技術的問題をどのように解決するかを具体的に説明する。以下の具体的な実施例は互いに組み合わせることができ、いくつかの実施形態では同じまたは同様の概念またはプロセスを繰り返さない場合がある。以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0037】
図1に示すように、本発明の一実施形態は動画撮像方法を提供する。
【0038】
ステップS110において、オリジナル動画の動画再生インターフェイスを介して、ユーザーの動画撮像トリガー操作を受け取る。
【0039】
動画撮像トリガー操作は、ユーザーが動画再生インターフェイスにおけるオリジナル動画に基づいてユーザー動画を撮像しようとすることを示す。つまり、ユーザーがユーザー動画撮像を開始するアクションをトリガーする。当該操作の具体的な形式は必要に応じて配置され、例えば、ユーザーがクライアントの応用のインターフェイス上の操作位置に対するトリガーアクションである。動画再生インターフェイスは、端末装置とユーザー間のインタラクションに使用され、このインターフェイスを介して、ユーザーはオリジナル動画の共有やマージ撮像など、オリジナル動画に関する関連操作を受け取ることができる。
【0040】
実際の応用では、クライアントインターフェースの指定されたトリガーボタンや入力ボックス、またはユーザーの音声など、クライアントの関連トリガーマークによって操作をトリガーでき、当該トリガーマークは、具体的に、クライアントの応用インターフェースに表示された「マージ撮像」の仮想ボタンである場合があり、ユーザーがボタンをクリックする操作が、ユーザーの動画撮像トリガー操作である。実際の応用では、オリジナル動画は、マージ撮像されていない動画であってもよいし、マージ撮像された後に取得した動画であってもよい。
【0041】
ステップS120では、動画撮像トリガー操作に応じて、動画撮像ウィンドウが動画再生インターフェイスに重ねて表示される。
【0042】
実際の応用では、動画撮像ウィンドウを動画再生インターフェイスのプリセット位置に重ねて表示でき、当該プリセット位置は、動画再生インターフェイスの左上角など、ユーザーの端末装置のディスプレイインターフェイスのサイズに基づいて予め配置された表示位置である。動画撮像ウィンドウのサイズはオリジナル動画の表示ウィンドウよりも小さいため、動画撮像ウィンドウはオリジナル動画の内容の一部のみを遮る。動画撮像ウィンドウの初期サイズは、実際のニーズに応じて配置できる。オリジナル動画の再生時に、オリジナル動画画面のオクルージョンをできる限り減らすようにしてユーザーがオリジナル動画の視聴に影響を与えなく、ユーザー動画を撮像する時に、ユーザーが記録された画面の視聴サイズにできる限り影響を与えないように選択できる。例えば、端末装置に表示される動画撮像ウィンドウのサイズは、ユーザーの端末装置のディスプレイインターフェイスのサイズに応じて自動的に調整でき、例えば、動画撮像ウィンドウは、端末装置のディスプレイインターフェイスの十分の一または五分の一である。
【0043】
ステップS130では、動画再生インターフェースを介してユーザー動画撮像操作を受け取る。
【0044】
同様に、動画再生インターフェイスには、トリガーボタンや入力ボックス、またはユーザーの音声コマンドの指定など、動画撮像操作をトリガーするための関連トリガーマークが含まれる。具体的には、クライアントの応用インターフェイスに表示された「撮像」の仮想ボタンである場合があり、ユーザーがボタンをクリックする操作が、ユーザー動画撮像の操作である。動画撮像操作により、ユーザーの端末装置の撮像機能をトリガーして、ユーザー自身などのユーザーの撮像待ち内容を取得できる。
【0045】
ステップS140では、動画撮像操作に応じて、ユーザー動画を撮像し、動画撮像ウィンドウを介してユーザー動画を表示させる。
【0046】
ユーザー動画を撮像する場合、オリジナル動画の再生状態は限定されない。つまり、オリジナル動画は再生状態または特定の動画フレームの画像に一時停止された状態にある場合があり、具体的に、実際のニーズに応じて配置できる。
【0047】
実際の応用では、オリジナル動画は、マージ撮像されていない動画であってもよいし、マージ撮像された後に取得したマージ動画であってもよい。
【0048】
本発明の実施形態におけるユーザ動画は、ユーザを含む動画として選択可能であり、つまり、記録されたのはユーザの動画であることに留意されたい。もちろん、ユーザーが必要に応じて調整した後に記録した他のシーンの動画であってもよい。
【0049】
本発明の実施形態によれば、ユーザは、動画再生インターフェース上でユーザ動画撮像に関連する操作を実行するだけで、動画撮像ウィンドウを介してオリジナル動画を基礎にしてユーザ動画を記録することができ、操作プロセスを簡単かつ迅速にする。ユーザー動画はオリジナル動画に対するユーザーの感想、評論、または視聴反応を反映できるため、ユーザーがオリジナル動画に対する意見や反応を簡単に表現でき、ユーザーの実際の応用ニーズをよりよく対応でき、ユーザーのインタラクティブな体験を改善し、動画撮像の楽しさを高める。
【0050】
一例として、図2は、端末装置におけるクライアント応用のオリジナル動画の動画再生インターフェースの模式図を示しており、インターフェースに表示された「マージ撮像」の仮想ボタンは動画撮像トリガーボタンであり、ユーザーがボタンをクリックする操作が、ユーザーの動画撮像のトリガー操作である。動画再生インターフェイスでユーザーの動画撮像トリガー操作を受け取ると、動画撮像ウィンドウAが動画再生インターフェイスBに重ねて表示される。当該インターフェイスに表示された「撮像」の仮想ボタンは撮像トリガーボタンであり、ユーザーがボタンをクリックする操作は、ユーザーの動画撮像操作である。この操作を受け取った後、動画撮像ウィンドウAを介してユーザー動画を撮像して、オリジナル動画に基づくユーザー動画を撮像する機能を実現する。
【0051】
実際の応用では、動画再生インターフェイスの特定の形式と各ボタンの形式は実際のニーズに応じて配置され、上記の例は単なるオプションの実施形態であることに留意されたい。
【0052】
本発明の実施形態では、動画撮像ウィンドウの形状は限定されず、円形、長方形、または他の形状を含め、実際のニーズに応じて配置することができる。
【0053】
本発明の一実施形態では、当該方法は、さらに、動画撮像ウィンドウに対するユーザーによるウィンドウ移動操作を受け取ることと、ウィンドウ移動操作に応じて動画撮像ウィンドウを動画再生インターフェイスの上の対応する領域に調整することと、を含む。
【0054】
ユーザーは、動画再生インターフェイス上の動画撮像ウィンドウの位置に対するさまざまなユーザーのニーズを満たすために、動画撮像ウィンドウの位置を調整できる。実際の応用では、動画撮像ウィンドウの位置は、次のユーザーのウィンドウ移動操作のいずれかによって調整できる。
【0055】
第一種類のユーザーのウィンドウ移動操作は、以下のようである。ユーザーは、指などの操作体で動画撮像ウィンドウをドラッグして、動画撮像ウィンドウの位置を調整する。操作体が動画撮像ウィンドウに触れてドラッグすると、動画撮像ウィンドウの位置が調整されていることを示し、操作体が動画撮像ウィンドウから離れ、つまり動画撮像ウィンドウのドラッグを停止すると、ドラッグが停止したときに対応する位置が動画再生インターフェイスの上の動画撮像ウィンドウの対応する領域である。
【0056】
第二種類のユーザーのウィンドウ移動操作は、以下のようである。ユーザーは、動画再生インターフェイスに表示される位置進行バーを介して動画撮像ウィンドウの位置を調整でき、位置進行バーにおける対応する位置は、動画再生インターフェイス上の撮像ウィンドウの位置を示す。ユーザーは、位置進行バーをスライドさせることにより、動画再生インターフェイスの上の動画撮像ウィンドウの対応する領域を決定できる。
【0057】
本発明の実施形態では、ウィンドウ移動操作に応じて動画撮像インターフェースを動画再生インターフェースの上の対応する領域に調整することは、ウィンドウ移動操作に応じて、動画再生インターフェースに、予め配置され動画撮像ウィンドウの表示領域を制限するために使用されたウィンドウ調整境界線を表示することと、ウィンドウ移動操作とウィンドウ調整境界線に基づき、動画撮像ウィンドウの現在の表示領域を決定することと、現在の表示領域に応じて、動画撮像インターフェイスを動画再生インターフェイスの上の対応する位置に調整することと、を含む。
【0058】
動画再生インターフェイスには、予め設定されたウィンドウ調整境界線があり、ウィンドウ整境界線は、動画再生インターフェイス上の動画撮像ウィンドウの表示領域を限定するために使用される。実際の応用では、ウィンドウ調整境界線は、さまざまな端末デバイスのディスプレイインターフェイスサイズに基づいて予め配置されるため、動画撮像ウィンドウで撮像された内容は、任意の端末デバイスのディスプレイインターフェイスに適切に表示できる。ウィンドウ調整境界線の配置に基づいて、ユーザーのウィンドウ移動操作を受け取ると、予め配置されたウィンドウ調整境界線が動画再生インターフェイスに同時に表示されるため、ユーザーが動画撮像ウィンドウを調整するための根拠がある。
【0059】
実際の応用では、動画撮像ウィンドウが必要に応じて配置され、例えば、ウィンドウ調整境界線は、動画再生インターフェースの予め配置された位置のガイドラインであり、予め配置された位置は、動画再生インターフェースの頂部、底部、左側、および右側の少なくとも一つを含み得る。異なる位置のガイドラインは、動画再生インターフェイスにおける動画撮像ウィンドウの対応位置の調整範囲を限定する。
【0060】
図3に示す動画再生インターフェースの模式図では、動画再生インターフェースの頂部および左側にある2本のガイド線が、ウィンドウ調整線(即ち、ウィンドウ調整境界線a、b)とすることを例として説明する。ユーザーは、動画撮像ウィンドウfをドラッグしてウィンドウ調整操作をトリガーでき、この操作を受け取ると、ウィンドウ調整境界線a、bが動画再生インターフェイスに表示され、ウィンドウ調整境界線aとbは互いに垂直な2本の線である。実際の応用では、ユーザーの識別を容易にするために、ウィンドウ調整境界線aとbを赤などの人目を引く色でマークしてもよいし、ウィンドウ調整境界線aとbをジグザグなどの異なる形状でマークしてもよい。この例では、ユーザーは動画撮像ウィンドウfを位置Aから位置Bにドラッグし、位置Bに基づいて、動画再生ウィンドウ上の動画撮像ウィンドウfを位置Bに対応する位置に調整して、動画撮像ウィンドウを調整することができる。
【0061】
本発明の実施形態では、ウィンドウ移動操作とウィンドウ調整境界線に基づき、動画撮像ウィンドウの現在の表示領域を決定することは、ウィンドウ移動操作に基づき、動画撮像ウィンドウの第1の表示領域を決定することと、第1の表示領域と任意のウィンドウの調整境界線との間の距離が設定距離以上である場合、第1の表示領域が現在の表示領域であると判断することと、第1の表示領域と任意のウィンドウの調整境界線との間の距離が設定距離より小さい場合、第2の表示領域が現在の表示領域であると判断することと、を含む。第2の表示領域は、第1の表示領域をウィンドウ調整境界線に平行移動した後の領域であり、第2の表示領域の少なくとも1つの位置点はウィンドウ調整境界線と重なり合う。
【0062】
動画撮像ウィンドウは、ウィンドウ調整境界線付近の表示領域など、ウィンドウ調整境界線で限定された調整範囲内で比較的良好な表示位置を持っている。ユーザーが動画ウィンドウを調整している時、動画再生インターフェイスの動画撮像ウィンドウの表示領域に要求があるユーザーを除き、ユーザーは比較的良い表示位置を正確に取得できないが、ユーザーは、調整中の動画撮像ウィンドウの表示領域とウィンドウ調整境界線の間の距離により、動画撮像ウィンドウを動画再生インターフェイス上の比較的適切な位置に調整することができる。
【0063】
具体的には、動画撮像ウィンドウを調整している時、動画撮像ウィンドウの第1の表示領域と任意のウィンドウ調整境界線との距離が設定距離以上である場合、ユーザーが動画撮像ウィンドウを動画再生インターフェイスの非エッジ領域の表示位置に調整する希望があると示すため、第1の表示領域は、動画撮像ウィンドウがまもなく調整される領域、即ち、現在の表示領域とする。第1の表示領域と任意のウィンドウの調整境界線の間の距離が設定距離より小さい場合、ユーザーは動画撮像ウィンドウを動画再生インターフェイスのエッジ領域に調整してオリジナル動画再生インターフェイスを遮ることを最小限に抑える希望があると示す。このとき、現在の表示領域は、境界線上の第2の表示領域として決定できる。
【0064】
実際の応用では、動画撮像ウィンドウが矩形で、ウィンドウ調整境界線が直線である場合、第1の表示領域は矩形となり、第1の表示領域をウィンドウ調整境界線に平行移動した後の領域は、第1の表示領域のいずれかの境界線とウィンドウ調整境界線との重なり合う所に対応する領域である。動画撮像ウィンドウが円形で、ウィンドウ調整境界線が直線である場合に、第1の表示領域は円形となり、第1の表示領域をいずれかのウィンドウ調整境界線に平行移動した後の領域は、第1の表示領域の少なくとも1つの位置点とウィンドウ調整境界線との重なり合う所に対応する領域である。調整境界線がある場合、撮像ウィンドウをどのように調整しても、撮像ウィンドウの表示領域が境界線を超えることはできないことがわかる。
【0065】
本発明の実施形態では、動画撮像操作に応じて、ユーザーの動画を撮像し、動画撮像ウィンドウを介してユーザーの動画を表示することは、動画撮像操作に応じて、オリジナル動画が再生されている間にユーザーの動画を撮像し、当該ユーザーの動画を動画撮像ウィンドウを介して表示することを含む。
【0066】
ユーザー動画の評論内容をオリジナル動画の内容に対応させるため、オリジナル動画の再生中にユーザー動画を同時に記録できる。つまり、動画撮像操作を受け取ると、ユーザー動画の撮像が開始され、オリジナル動画が同期して再生されるため、オリジナル動画の再生中にユーザー動画を同期記録する機能を実現でき、ユーザー動画の記録中に、ユーザーはオリジナル動画で再生された動画内容に基づいてユーザー動画に感想内容または評論内容を同期して記録でき、ユーザーのインタラクティブな体験がさらに向上する。
【0067】
実際の応用では、オリジナル動画の動画再生インターフェイスを介してユーザー動画撮像操作を受け取る前にオリジナル動画が再生状態にある場合、オリジナル動画は自動的に一時停止され、又はユーザーがオリジナル動画を一時停止するため、ユーザー動画撮像操作を受け取るときに一時停止したオリジナル動画を再生し、ユーザー動画を撮像し、動画撮像ウィンドウでユーザー動画を表示できる。
【0068】
本発明の実施形態では、上記の方法は、さらに、動画撮像ウィンドウに対するユーザーのウィンドウサイズ調整操作を受け取ることと、ウィンドウサイズ調整操作に応じて、動画撮像ウィンドウを対応する表示サイズに調整することと、を含む。
【0069】
動画撮像ウィンドウのサイズは、予め配置されたデフォルト値に従って設定することもよいし、ユーザーの実際のニーズに基づいてユーザーが調整することもできる。実際の応用では、動画再生インターフェイスには、トリガーボタンや入力ボックス、ユーザーの音声コマンドの指定など、ウィンドウサイズの調整操作をトリガーするトリガーマークが含まれる。具体的に、ユーザーは、動画再生インターフェイスに表示される「ウィンドウ」の仮想ボタンによって、ウィンドウサイズの調整操作をトリガーして、動画撮像ウィンドウのサイズを調整できる。
【0070】
本発明の実施形態では、上記の方法は、さらに、動画再生インターフェースを介して、添加待ち効果に対するユーザーによる効果添加操作を受け取ることと、効果添加操作に応じて、添加待ち効果をユーザーの動画に添加することと、を含む。
【0071】
さまざまなユーザーの動画撮像ニーズを満たすために、効果をユーザー動画に添加する機能をユーザーに提供することも可能である。つまり、ユーザーの効果添加操作によって、選択された添加待ち効果をユーザー動画に添加することができる。添加待ち効果は、ユーザー動画撮像の前に添加してもよいし、ユーザー動画撮像中に添加してもよいし、ユーザー動画撮像の完成後に添加してもよい。本発明では、効果を添加するタイミングは限定されない。
【0072】
実際の応用では、少なくとも次のいずれかの方法でユーザー動画に効果を添加する機能を実現する。
【0073】
第一種類の方法は、以下のようである。動画再生インターフェイスに表示された「効果」の仮想ボタンを介して効果添加機能を実現できる。ユーザーがボタンをクリックする操作は、添加待ち効果に対するユーザーの効果添加操作であり、ボタンに対応する効果がユーザー動画に添加される。
【0074】
第二種類の方法は、以下のようである。ユーザー動画をスライドする表示インターフェイスを介して効果を添加する。ユーザーは、指などの操作体を介してユーザー動画の表示インターフェイスで左右にスライドして、対応する効果をユーザー動画に添加できる。
【0075】
本発明の実施形態では、上記の方法は、さらに、動画撮像操作に応じてユーザ動画を撮像し、動画撮像ウィンドウを介してユーザ動画を表示する前に、動画再生インターフェースを介して、高速記録モード、低速記録モード、および標準記録モードの少なくとも1つを含んでいるユーザー動画の記録モードに対するユーザーの記録選択操作を受け取ることと、記録選択操作に基づき、ユーザー動画の記録モードを決定することと、を含む。
【0076】
異なるユーザーのニーズを満たすために、ユーザー動画を撮像する前に、ユーザー動画の記録方法を選択する機能をユーザーに提供し、つまり、ユーザーの記録選択操作によって、選択された記録方法に従ってユーザー動画を記録する。高速記録モードの記録速度、標準記録モードの記録速度、および低速記録モードの記録速度は順に遅くなる。異なる記録モードの選択により、可変速度でユーザー動画を記録する機能を実現でき、ユーザーのインタラクティブな体験がさらに向上する。
【0077】
上記の高速記録方法、低速記録方法、および標準記録方法のうち、高速、低速、および標準は相対的であることが理解できる。異なる記録方法の記録速度は異なり、各記録方法の記録速度はニーズに基づいて決定できる。例えば、高速記録方式とは、記録速度が第一速度の記録方式を指し、低速記録方式とは、記録速度が第二速度の記録方式を指し、標準記録方式とは、記録速度が第三速度の記録方式を指する。第一速度は、第三速度より大きく、第三速度は、第二速度よりも大きくなる。
【0078】
本発明の実施形態では、上記の方法は、さらに、ユーザー動画とオリジナル動画を合成させて、マージ動画を取得することを含む。
【0079】
ユーザー動画とオリジナル動画の合成方法は、実際のニーズに応じて配置できる。ユーザー動画の撮像中にユーザー動画とオリジナル動画を合成させてもよいし、ユーザー動画の撮像後にユーザー動画とオリジナル動画を合成させてもよい。ユーザー動画とオリジナル動画を合成させて得られたマージ動画には、オリジナル動画の内容とユーザー動画の内容が含まれ、当該マージ動画を介して、オリジナル動画を見ながらユーザ動画を見ることができ、ユーザー動画がユーザーの反応動画である場合、マージ動画を見て、オリジナル動画に対するユーザーの反応や考えがわかる。
【0080】
本発明の実施形態において、マージ動画の動画フレーム画像は、ユーザ動画の動画フレーム画像およびオリジナル動画の動画フレーム画像を含み、ユーザ動画の動画フレーム画像は、オリジナル動画の動画フレーム画像の上に表示される。
【0081】
本発明の実施形態によって提供された動画生成方法では、オリジナル動画とユーザー動画を合成させてマージ動画を得るときに、ユーザー動画の動画フレーム画像と対応するオリジナル動画の動画フレーム画像を合成し、ユーザ動画の動画フレーム画像の対応するオーディオ情報と対応するオリジナル動画の対応する動画フレーム画像のオーディオ情報を合成し、当該合成により得られた動画フレーム画像と対応するオーディオ情報を合成させて合成動画を得る。動画フレーム画像と動画フレーム画像が合成される場合とは、対応する2つの動画フレーム画像が1つのフレーム画像に合成され、合成された1つのフレーム画像内のユーザー動画の動画フレーム画像がオリジナル動画の動画フレーム画像に配置される意味であってもよい。オリジナル動画とユーザー動画を合成させてマージ動画が得られた場合、ユーザー動画の動画フレーム画像のサイズは、オリジナル動画の動画フレーム画像のサイズよりも小さくなる。
【0082】
一例として、ユーザー動画の長さは10秒で、オリジナル動画の長さも10秒である。ユーザー動画の動画フレーム画像とその対応するオリジナル動画の動画フレーム画像を合成すると、ユーザー動画の第1秒の動画フレーム画像とオリジナル動画の第1秒の動画フレーム画像を合成させて得された動画フレーム画像は、その対応するマージ動画の第1秒の動画フレーム画像になる。上記の合成方法と同じように、ユーザー動画の各フレームの動画フレーム画像とその対応するオリジナル動画の各フレームの動画フレーム画像を合成させてマージ動画が得られた。
【0083】
一例として、図4は、1フレームのユーザ動画の動画フレーム画像と1フレームのオリジナル動画の動画フレーム画像を合成させることにより得られる1フレームの合成動画の動画フレーム画像の模式図を示す。図に示すように、画像aはオリジナル動画の動画フレーム画像の一部であり、画像bはユーザー動画の動画フレーム画像の一部であり、画像aと画像bが合成された後の図に示す画像は合成した動画フレーム画像である。
【0084】
本発明の実施形態では、上記の方法は、さらに、動画再生インターフェイスを介してユーザーの音量調整操作を受け取ることと、音量調整操作に応じて、ユーザー動画の音声情報及び/又はオリジナル動画の音声情報の音量を相応的に調整することと、を含む。
【0085】
ユーザーのインタラクティブな体験をさらに向上させるために、オリジナル動画及び/又はユーザー動画の音量を調整して、さまざまなユーザーの動画再生ニーズを満たすことができる。実際の応用では、ユーザーがオリジナル動画およびユーザー動画の音量を調整する必要がなければ、撮像されたユーザー動画の音量は、例えば、オリジナル動画の音量と一致する音量、またはプリセット音量など、予め設定された音量になってもよい。
【0086】
実際の応用では、動画再生インターフェイスの音量調整仮想ボタンを使用して音量を調整できる。音量調整仮想ボタンは、オリジナル動画及びユーザー動画の音量調整に対応して音量調整プログレスバーaおよび音量調整プログレスバーbの2つの音量調整プログレスバーを配置してもよい。音量調整プログレスバーaによってオリジナル動画の音量が調整され、音量調整プログレスバーbによってユーザー動画の音量が調整される。また、異なる音量調整プログレスバーは、異なるマークで区別できる。
【0087】
一例として、図5Aには音量調整方法の模式図が示されている。ユーザーは、音量調整プログレスバーをスライドすることで音量を調整でき、インターフェイスの上方(つまり、「+」マークの方向)にスライドすると、音量を上げて、インターフェイスの下方(つまり、「-」マークの方向)にスライドすると、音量を下げて調整することを示す。実際のニーズに応じて、音量調整プログレスバーを水平方向に設定することもでき、つまり、図5Bに示す音量調整方法の他の模式図に示すように、インターフェイスの左側(つまり、「-」マークの方向)にスライドすると、音量を下げて、インターフェイスの右側(つまり、「+」マークの方向)にスライドすると、音量を上げて調整することを示す。
【0088】
実際の応用では、音量調整インターフェースと動画再生インターフェースは同じディスプレイインターフェースでもよいし、異なるディスプレイインターフェースでもよいことに留意されたい。異なるディスプレイインターフェイスの場合、ユーザーの音量調整操作が動画再生インターフェイスを介して受け取られると、音量調整インターフェイスを表示でき、このインターフェイスを介して音量調整を実行できる。動画の記録と再生に影響を与えないように、音量調整インターフェイスは、動画再生インターフェイスに表示されるエッジ位置など、動画再生インターフェイスに重ねて表示されてもよい。
【0089】
本発明の実施形態では、上記の方法は、さらに、操作提示オプションがユーザーに提供され、操作提示オプションがユーザーの操作を受け取ったときに、マージ動画に対する撮像操作の提示情報をユーザーに提供するために使用されることを含む。
【0090】
ユーザーがマージ撮像機能を使用する場合、つまり、オリジナル動画に基づいてユーザー動画を撮像してマージ動画を取得する場合、マージ撮像機能を実現する方法は明確ではない時に、提示操作項目を介してユーザーに提示してもよい。実際の応用では、「助け」仮想ボタンを介して動画再生インターフェイスに提示操作項目を表示してもよい。ユーザーは、ボタンをクリックすることで対応する提示情報を取得できる。提示情報は、操作プレビューの形式でユーザーに表示してもよいし、テキストで操作方法をユーザーに提示してもよい。本発明は、提示情報の表示形式に限定されない。
【0091】
本発明の実施形態において、マージ動画を取得するためにユーザ動画とオリジナル動画を合成するには、ユーザー動画のオーディオ情報とオリジナル動画のオーディオ情報を合成させて、マージ動画のオーディオ情報を取得し、ユーザー動画の動画情報とオリジナル動画の動画情報を合成させて、マージ動画の動画情報を取得し、マージ動画のオーディオ情報とマージ動画の動画情報を合成させて、マージ動画を取得することが含まれ得る。
【0092】
動画には、動画情報とオーディオ情報の両方が含まれており、ユーザー動画とオリジナル動画を合成している時、それぞれの動画情報とオーディオ情報を別々に合成し、最終的に合成した動画情報とオーディオ情報を合成させてマージ動画を取得した。上記の合成方法により、情報処理を容易にする。
【0093】
本発明の実施形態では、この方法は、ユーザ動画とオリジナル動画を合成させてマージ動画を取得した後、ユーザーの動画保存操作及び/又は動画公開操作を受け取ることと、動画保存操作に応じてマージ動画がローカルに保存され、及び/又は、動画リリース操作に応じてマージ動画を公開することと、を含む。
【0094】
マージ動画を取得した後、ユーザーにマージ動画を公開及び/又は保存する機能を提供できる。つまり、マージ動画の共有を実現するために、ユーザーの動画公開操作を通じてマージ動画が指定された動画プラットフォームに公開される。または、ユーザーが視聴できるように、ユーザーの動画保存操作を通じてマージ動画をローカルに保存する。実際の応用では、マージ動画を取得した後、動画公開インターフェイスにジャンプして、動画公開インターフェイスを介してユーザーの動画公開操作を受け取ってよいし、動画再生インターフェイスを介してユーザーの動画公開操作を直接受け取ってもよい。動画公開操作は、ユーザーが「公開」の仮想ボタンをクリックして取得されてもよい。
【0095】
本発明の実施形態では、動画公開操作に応じてマージ動画を公開することは、動画公開操作に応じて、ユーザーのマージ動画の視聴権限を取得することと、マージ動画視聴権限に従ってマージ動画を公開することと、を含む。
【0096】
マージ動画に対するユーザーのプライバシーニーズを満たすために、マージ動画の視聴権限を設定する機能をユーザーに提供する。つまり、ユーザーの動画公開操作を通してユーザーのマージ動画の視聴権限を取得し、マージ動画の視聴権限に従ってマージ動画を公開する。マージ動画の視聴権限を通して、マージ動画は、マージ動画の視聴権限に対応するユーザーのみが視聴でき、マージ動画の視聴権限内に存在いないユーザーはマージ動画が視聴できない。実際の応用では、マージ動画の視聴権限を予め設定することができる。公開する必要があるマージ動画がいずれもマージ動画の視聴権限を設定することができる。マージ動画の視聴権限は、現在のマージ動画の公開時に設定することもできる。それに対応して、現在のマージ動画は、設定されたプライバシー権に従って公開される。
【0097】
マージ動画の視聴権限には、任何人、友人、自分だけの少なくとも一つが含まれる。任何人とは、マージ動画を誰でも見えるという意味である。友人とは、マージ動画をユーザーの友人だけが見えるという意味である。自分だけとは、マージ動画をユーザー自分が見えるという意味である。
【0098】
本発明の実施形態では、当該方法は、さらに、マージ動画のプッシュ情報を生成することと、プッシュ情報をユーザーの関連ユーザー、及び/又はオリジナル動画の関連ユーザーに送信することと、を含む。
【0099】
マージ動画に関連する人に通知するために、マージ動画を公開するときに、マージ動画のプッシュ情報を生成でき、当該プッシュ情報を通じてユーザーの関連ユーザー及び/又はオリジナル動画の関連ユーザーにマージ動画の公開をタイムリーに知らせる。ユーザーの関連ユーザーとは、ユーザーと関連付けられた関係を持つユーザーである。関連付けられた関係の範囲は、必要に応じて構成できる。オリジナル動画の関連ユーザーおよびオリジナル動画の発行元は、例えば、オリジナル動画の発行元とオリジナル動画にかかわる人が含まれるが、これらに限定されない。例えば、オリジナル動画は一度合成されたマージ動画であり、オリジナル動画の公開者はユーザーaになり、オリジナル動画の合成前に、対応する最初のオリジナル動画の作成者はユーザーbになると、オリジナル動画の関連ユーザーにはユーザーaとユーザーbが含まれる。
【0100】
実際の応用では、マージ動画を公開するときに、マージ動画のタイトルに関連する注意情報を添加してマージ動画の公開をどちらユーザーに知らせる期待を示し、アットマーク(@)特定のユーザーの形式でプッシュ情報の受取者を反映させることができる。
【0101】
一例として、ユーザーaがユーザーbをフォローし、ユーザーaがマージ動画を公開し、ユーザーaがユーザーbに関連付けられ、つまり、ユーザーaがユーザーbにアットマークした。ユーザーaがユーザーbにアットマークしたことがマージ動画のタイトルに表示でき、マージ動画のプッシュ情報がユーザーbに送信されるため、ユーザーbは、ユーザーaが動画を公開したことを認識する。
【0102】
他の例では、ユーザーaはユーザーbをフォローしても、ユーザーaはマージ動画を公開したが、ユーザーaはユーザーbにアットマークいないため、ユーザーbはマージ動画のプッシュ情報を受け取ることができない。
【0103】
他の例では、ユーザーaはユーザーbをフォローせず、ユーザーaはマージ動画を公開したが、ユーザーaはマージ動画を公開した時にユーザーbにアットマークしたため、ユーザーbはマージ動画のプッシュ情報を受け取ることができる。
【0104】
本発明の実施形態では、ユーザ動画の継続時間がオリジナル動画の継続よりも短い場合、ユーザ動画とオリジナル動画を合成させて取得されたマージ動画は、ユーザー動画の記録開始時間に従って、オリジナル動画の記録開始時間に対応する、ユーザー動画の継続時間と一致する第1の動画を決定することと、ユーザー動画と第1の動画を合成させることで第2の動画を合成することと、第2の動画およびオリジナル動画の第1の動画以外の動画に従ってマージ動画を取得することと、を含む。
【0105】
オリジナル動画の再生内容に基づいて、ユーザーが記録したユーザー動画の継続時間は、オリジナル動画の継続時間と一致してもよいし、一致しなくてもよい。オリジナル動画の内容に基づいて、ユーザーはユーザー動画の記録開始時間を選択できるため、マージ動画が再生する時、ユーザー動画の内容はオリジナル動画の内容に対応して、ユーザーのインタラクティブな体験をさらに向上させる。
【0106】
本発明の実施形態では、この方法は、さらに、動画再生インターフェース内の対応する機能の仮想ボタンを非表示にすることを含む。
【0107】
実際の応用では、さまざまな機能を表す仮想マーク、例えば、撮像の開始を示す仮想ボタンa、撮像の進行を示すプログレスバーb、効果の添加を示す仮想ボタンc、マージ動画の公開を示す仮想ボタンdなどを動画再生インターフェイスに表示できる。例えば、図6Aおよび6Bに示す動画再生インターフェースの模式図である。ユーザーのインタラクティブな体験をさらに向上させるために、図6Aの動画再生インターフェイスの仮想ボタンaおよびプログレスバーbを除く他の仮想マークを非表示にして、例えば、仮想ボタンcおよびdを非表示にする。非表示したインターフェイスは、図6Bに示すように、仮想マークを非表示にすることで動画再生インターフェイスを簡潔にする。
【0108】
実際の応用では、機能ボタンを非表示にする仮想ボタンをインターフェイスで設定することもでき、このボタンを通して、ある機能ボタンを非表示または表示復元に設定することができる。具体的に、当該ボタンに対するユーザーの操作を受け取ると、ユーザーはボタンを介してどちら仮想ボタンを非表示に選択してもよいし、又は、以前に非表示にした仮想ボタンを復元することを選択してもよい。
【0109】
図1に示された方法と同じ原理に基づいて、本発明の実施形態は、動画撮像装置20をさらに提供する。図7に示すように、動画撮像装置20は、オリジナル動画の動画再生インターフェイスを介して、ユーザー動画撮像トリガー操作を受け取るためのトリガー操作受取モジュール210と、動画撮像トリガー操作に応じて、動画撮像ウィンドウを動画再生インターフェイスに重ねて表示するための撮像ウィンドウ表示モジュール220と、動画再生インターフェースを介してユーザー動画撮像操作を受け取るための撮像操作受取モジュール230と、動画撮像操作に応じて、ユーザー動画を撮像し、動画撮像ウィンドウを介してユーザー動画を表示すためのユーザー動画撮像モジュール240と、を備える。
【0110】
本発明の実施形態では、上記の装置は、さらに、動画撮像ウィンドウに対するユーザーによるウィンドウ移動操作を受け取り、ウィンドウ移動操作に応じて動画撮像ウィンドウを動画再生インターフェイスの上の対応する領域に調整するウィンドウ位置調整モジュールを備える。
【0111】
本発明の実施形態では、ウィンドウ位置調整モジュールは、ウィンドウ移動操作に応じて、動画再生インターフェースに、予め配置された、動画撮像ウィンドウの表示領域を制限するために使用されたウィンドウ調整境界線を表示し、ウィンドウ移動操作とウィンドウ調整境界線に基づき、動画撮像ウィンドウの現在の表示領域を決定し、現在の表示領域に応じて、動画撮像インターフェイスを動画再生インターフェイスの上の対応する位置に調整するように構成されてもよい。
【0112】
本発明の実施形態では、ウィンドウ位置調整モジュールは、ウィンドウ移動操作に基づき、動画撮像ウィンドウの第1の表示領域を決定し、第1の表示領域と任意のウィンドウの調整境界線との間の距離が設定距離以上である場合、第1の表示領域が現在の表示領域であると判断し、第1の表示領域と任意のウィンドウの調整境界線との間の距離が設定距離より小さい場合、第2の表示領域が現在の表示領域であると判断するのように構成されてもよい。当該第2の表示領域が、第1の表示領域をウィンドウ調整境界線に平行移動した後の領域であり、第2の表示領域の少なくとも1つの位置点はウィンドウ調整境界線と重なり合う。
【0113】
本発明の実施形態では、ユーザ動画撮像モジュール240は、動画撮像操作に応じて、オリジナル動画が再生されている間にユーザー動画を撮像し、当該ユーザー動画を動画撮像ウィンドウを介して表示するように構成されてもよい。
【0114】
本発明の実施形態では、上記の装置は、さらに、動画撮像ウィンドウに対するユーザーのウィンドウサイズ調整操作を受け取り、ウィンドウサイズ調整操作に応じて、動画撮像ウィンドウが対応する表示サイズに調整するためのウィンドウサイズ調整モジューを備える。
【0115】
本発明の実施形態では、上記の装置は、さらに、動画再生インターフェースを介して、添加待ち効果に対するユーザーによる効果添加操作を受け取り、効果添加操作に応じて、添加待ち効果をユーザー動画に添加する効果添加モジュールを備える。
【0116】
本発明の実施形態では、ユーザ動画撮像モジュール240は、さらに、動画撮像操作に応じてユーザ動画を撮像し、動画撮像ウィンドウを介してユーザ動画を表示する前に、動画再生インターフェースを介して、高速記録モード、低速記録モード、および標準記録モードの少なくとも1つを含んでいるユーザー動画の記録モードに対するユーザーの記録選択操作を受け取り、記録選択操作に基づき、ユーザー動画の記録モードを決定するように構成されてもよい。
【0117】
本発明の実施形態では、上記の装置は、さらに、ユーザー動画とオリジナル動画を合成させて、マージ動画を取得するためのマージ動画生成モジュールを備える。
【0118】
本発明の実施形態では、上記の装置は、さらに、動画再生インターフェイスを介してユーザーの音量調整操作を受け取り、音量調整操作に応じて、ユーザー動画の音声情報及び/又はオリジナル動画の音声情報の音量を相応的に調整するための音量調整モジュールを備える。
【0119】
本発明の実施形態では、上記の装置は、さらに、操作提示オプションがユーザーに提供し、当該操作提示オプションがユーザーの操作を受け取ったときに、マージ動画に対する撮像操作の提示情報をユーザーに提供するための操作提示モジュールを備える。
【0120】
本発明の実施形態による動画撮像装置は、本発明の実施形態に提供される動画撮像方法を実行することができ、実現原理は同様である。本発明の実施形態における動画撮像装置の各モジュールによって実行される動作は、本発明の実施形態における動画撮像方法のステップに対応する。動画撮像装置の各モジュールの詳細な機能説明については、前述の対応する動画撮像方法の説明を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0121】
本発明の実施形態における動画撮像方法と同じ原理に基づいて、本発明は、コンピューターの操作指令を格納するメモリと、コンピュータ操作指令を呼び出し本発明の動画撮像方法の任意の実施形態に示される方法を実行するプロセッサと、を含む電子機器を提供する。
【0122】
本発明の実施形態における動画撮像方法と同じ原理に基づいて、本発明は、少なくとも1つのオペレーション、少なくとも1つのプログラム、コードセットまたはオペレーションセットを格納し、少なくとも1つのオペレーション、少なくとも1つのプログラム、コードセットまたはオペレーションセットがコンピューターによってロードされ実行されて、本発明の動画撮像方法のいずれかで示される方法を実現するコンピューター読取可能な記憶媒体を提供する。
【0123】
一例として、図8は、本発明の実施形態を実施するのに適した電子機器800(例えば、図1に示す方法を実施する端末装置またはサーバー)の模式構造図を示している。本発明の実施形態における電子機器は、携帯電話、ノートブックコンピュータ、デジタル放送受取機、PDA(携帯情報端末)、PAD(タブレットコンピュータ)、PMP(ポータブルマルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、カーナビゲーション端末)など携帯端末、およびデジタルTV、デスクトップコンピューターなどのモバイル端末を含んでいるが、これに限定されない。図8に示す電子機器は一例に過ぎず、本発明の実施形態の機能および使用範囲について制限がないである。
【0124】
図8に示すように、電子機器800は、処理装置(例えば、中央処理装置、グラフィックプロセッサなど)801を含む。当該処理装置801は、リードオンリーメモリ(ROM)802に記憶されたプログラム、またはストレージ装置808からランダムストレージ(RAM)803にロードされたプログラムに従って様々な適切なアクションおよびプロセスを実行する。RAM803には、電子機器800の動作に必要な各種プログラムやデータも記憶されている。処理装置801、ROM802、およびRAM803は、バス804を介して相互に接続されている。入力/出力(I / O)インターフェース805もバス804に接続されている。
【0125】
一般的に、次の装置がI/Oインターフェイス805に接続される。当該装置は、タッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロスコープなどの入力装置806など、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカー、振動器などの出力装置807、磁気テープやハードディスクなどの記憶装置808、及び通信装置809を含む。通信装置809は、電子機器800が他の装置と無線または有線通信を行ってデータを交換することができる。図8は、様々な装置を有する電子機器800を示しているが、示されているすべての装置を実行または備える必要はないことを理解されたい。代わりに、より多くまたはより少ない装置を実行するまたは備える。
【0126】
特に、本発明の実施形態によれば、上記の参照フローチャートで説明されたプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現され得る。例えば、本発明の実施形態は、コンピュータ読取可能な媒体にロードされたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を備え、コンピュータプログラムは、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。そのような実施形態では、コンピュータプログラムは、通信装置809を介してネットワークからダウンロードおよびインストールされてもよいし、記憶装置808からインストールされてもよいし、ROM802からインストールされてもよい。コンピュータプログラムが処理装置801によって実行されると、本発明の実施形態の方法において定義された上記の機能が実行される。
【0127】
本発明の上記コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ読取可能な信号媒体またはコンピューター読取可能な記憶媒体またはこれら2つの任意の組み合わせであり得ることに留意されたい。コンピューター読取可能な記憶媒体は、例えば、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体のシステム、装置、または素子、またはそれらの任意の組み合わせであり得るが、これらに限定されない。コンピュータで読取可能な記憶媒体のより具体的な例には、1つまたは複数のワイヤ、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学式記憶装置、磁気記憶装置、または上記の適切な組み合わせが含まれるが、これらに限定されていない。本発明では、コンピューター読取可能な記憶媒体は、指令実行システム、装置、または素子によって、またはそれらと組み合わせて使用できるプログラムを含むまたは記憶する任意の有形の媒体であり得る。本発明において、コンピュータ読取可能な信号媒体は、ベースバンドまたは搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含み、それに、コンピュータ読取可能なプログラムコードをロードした。そのような伝播されたデータ信号は、多くの形態を採用し、電磁信号、光信号、または上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されていない。コンピュータ読取可能な信号媒体は、コンピューター読取可能な記憶媒体以外の任意のコンピュータ読取可能な媒体であってもよく、コンピュータ読取可能な信号媒体は、指令実行システム、装置、または素子に使用またはそれらに結合して使用されたプログラムを送信、伝播、または送信してもよい。コンピュータ読取可能な媒体で実施されるプログラムコードは、電線、光ケーブル、RF(無線周波数)など、またはこれらの任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない適切な媒体で送信され得る。
【0128】
上記のコンピュータ読取可能な媒体は、上記の電子機器に含まれていてもよいし、電子機器に組み込まれずに単独で存在してもよい。
【0129】
上記のコンピュータ読取可能な媒体は、1つ以上のプログラムをロードし、1つ以上のプログラムが電子機器によって実行されると、電子機器は、少なくとも2つのインターネットプロトコルアドレスを取得し、ノード評価装置に少なくとも2つのインターネットを含むノード評価要求を送信し、ノード評価装置によって返されたインターネットプロトコルアドレスを受け取る。ノード評価装置が少なくとも2つのインターネットプロトコルアドレスからインターネットプロトコルアドレスを選択し、それを返す。取得されたインターネットプロトコルアドレスは、内容配信ネットワークのエッジノードを指示する。
【0130】
あるいは、コンピュータ読取可能な媒体は1つまたは複数のプログラムをロードし、1つまたは複数のプログラムが電子機器によって実行されると、電子機器は、少なくとも2つのインターネットプロトコルアドレスを含むノード評価要求を受け取り、少なくとも2つのインターネットプロトコルアドレスの中から、インターネットプロトコルアドレスを選択し、選択されたインターネットプロトコルアドレスに返される。受け取られたインターネットプロトコルアドレスは、内容配信ネットワークのエッジノードを指示する。
【0131】
本発明の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、Java、Smalltalk、C++などの対象指向のプログラミング言語を含む1つまたは複数のプログラミング言語、「C」または同様のプログラミング言語などの通常の手続き型プログラミング言語、またはそれらの組み合わせで書くことができる。プログラムコードは、完全にユーザーのコンピューター上で実行してもよく、一部はユーザーのコンピューター上で実行してもよく、独立したソフトウェアパッケージとして実行してもよく、一部はユーザーのコンピューター上で一部はリモートコンピューター上で実行してもよく、または完全にリモートコンピューターまたはサーバー上で実行してもよい。リモートコンピューターの場合、リモートコンピューターは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)などの任意の種類のネットワークを介してユーザーのコンピューターに接続でき、または、外部コンピューター(たとえば、インターネットサービスプロバイダーによりインターネット経由で接続する)に接続されてもよい。
【0132】
図中のフローチャートおよびブロック図は、本発明の様々な実施形態によるシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品の可能な実現のアーキテクチャ、機能、および動作を示している。これに関して、フローチャートまたはブロック図の各ブロックは、指定された論理機能を実現するための1つ以上の機能を含むモジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部を表する。また、いくつかの代替の実現では、ブロックに記載されている機能は、図面にマークされている機能とは異なる順で発生する可能性があることにも注意する。例えば、連続して表される2つのブロックは、関連する機能によって、実際には基本的に並行して実行される場合があり、逆の順で実行される場合もある。また、ブロック図及び/又はフローチャートの各ブロック、およびブロック図及び/又はフローチャートのブロックの組み合わせは、指定された機能または操作を実行する専用のハードウェアをベースにしたシステムによって実現してもよいし、専用のハードウェアとコンピューターの指令を組み合わせて実現してもよいことに注意する。
【0133】
上記の説明は、本発明の好ましい実施形態および適用された技術原理の説明にすぎない。当業者は、本発明に含まれる開示の範囲は、上記の技術的特徴の特定の組み合わせる技術案に限定されず、上記の主旨から逸脱することなく、上記の技術的特徴またはそれと同等な特徴を任意に組み合わせることにより形成されるその他の技術案も含む。例えば、上記の特徴を同様の機能を有する本発明に開示される技術的特徴(ただし、これに限定されない)に置き換えることにより形成される技術案も含む。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6A
図6B
図7
図8