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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-12
(45)【発行日】2022-09-21
(54)【発明の名称】無線接続システム及び無線接続方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/14 20090101AFI20220913BHJP
   H04W 76/10 20180101ALI20220913BHJP
【FI】
H04W48/14
H04W76/10
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019164279
(22)【出願日】2019-09-10
(65)【公開番号】P2021044651
(43)【公開日】2021-03-18
【審査請求日】2021-01-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 鋭治
【審査官】青木 健
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-244936(JP,A)
【文献】国際公開第2019/013316(WO,A1)
【文献】特開2017-182251(JP,A)
【文献】特開2015-167318(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
H04B 7/24 - 7/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバと、前記サーバと通信網を介して接続された中継装置と、前記中継装置と接続された音声取得装置と、前記中継装置と第1の無線通信方式で無線接続するための無線端末と、を備えた無線接続システムであって、
前記サーバは、前記中継装置のプロファイル情報を管理し、
前記音声取得装置は、前記中継装置に接続したい無線端末の端末情報を音声データで取得し、前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記音声データを解析することで、前記無線端末を特定し、特定された前記無線端末に前記中継装置のプロファイル情報を前記第1の無線通信方式とは異なる第2の無線通信方式で送信し、
前記無線端末が前記第2の無線通信方式で前記サーバにアクセスすると、
前記サーバは、ユーザ認証用のキーワードを生成し、それを前記無線端末に前記第2の無線通信方式で送信
前記サーバは、前記無線端末のキーワードを要求することで、当該要求を示す音声データを前記音声取得装置から再生し、
前記音声取得装置がユーザから前記無線端末のキーワードを示す音声データを取得することで、前記無線端末を特定する、無線接続システム。
【請求項2】
前記音声取得装置が、ユーザから、無線端末の中継装置への接続要求を示す音声データを取得し、該音声データを前記サーバに送信すると、
前記サーバは、前記無線端末のキーワードを要求する音声データを前記音声取得装置に送信する、請求項に記載の無線接続システム。
【請求項3】
前記中継装置は、前記中継装置の無線プロファイルを前記サーバに送信する無線プロファイル送信部を備える、請求項1又は2に記載の無線接続システム。
【請求項4】
前記音声取得装置は、スマートスピーカ又は電話機である、請求項1~のいずれか一項に記載の無線接続システム。
【請求項5】
サーバと、前記サーバと通信網を介して接続された中継装置と、前記中継装置と接続された音声取得装置と、前記中継装置と第1の無線通信方式で無線接続するための無線端末と、を備えた無線接続システムにおける無線接続方法であって、
前記中継装置のプロファイル情報を前記サーバに送信し、前記サーバで管理
前記中継装置に接続したい無線端末の端末情報を音声データで取得し、前記サーバに送信
前記音声データを解析することで、前記無線端末を特定し、特定された前記無線端末に前記中継装置のプロファイル情報を前記第1の無線通信方式とは異なる第2の無線通信方式で送信
前記無線端末が前記第2の無線通信方式で前記サーバにアクセスすると、
前記サーバは、ユーザ認証用のキーワードを生成し、それを前記無線端末に前記第2の無線通信方式で送信し、
前記サーバは、前記無線端末のキーワードを要求することで、当該要求を示す音声データを前記音声取得装置から再生し、
前記音声取得装置がユーザから前記無線端末のキーワードを示す音声データを取得することで、前記無線端末を特定する、無線接続方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線接続システム、中継装置及び無線接続方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、IoT(Inetrnet of Things)機器の普及により、ホームゲートウェイ(以下、HGWと省略する)に接続される機器が増えている。IoT機器を無線接続するためには、HGWの無線プロファイル情報を用意し、機器ごとの手順に従い、無線接続を行う必要がある。
【0003】
しかしながら、無線に関する知識のない人は、IoT機器をHGWに無線接続するための無線プロファイル情報を用意することが困難な場合が多い。そのため、こうした人は、容易に無線接続ができないという課題があった。
【0004】
IoT機器がインターネットに接続する方法として、機器をHGWに接続し、HGWを介してインターネットに接続する方法がある。
【0005】
IoT機器をHGWへ接続する方法として、IoT機器とHGWをWi-Fi(登録商標)などの無線機能を使用して接続する無線接続方法がある。無線接続させるためには、アクセスポイントのSSID(Service Set Identifer)や暗号化キーなど、無線接続に必要な情報を事前に準備する必要がある。しかし、無線設定に関する知識のないユーザがSSIDや暗号化キーを準備し、無線端末をHGWに接続することは容易ではない。
【0006】
接続したいアクセスポイントのSSIDや暗号化キーなどの入力を必要とせずに無線接続を行う方法として、WPS(Wi-Fi(登録商標) Protected Setup)接続という方法がある。WPS接続では、HGW装置に搭載されたボタンを押すなどをすることでWPS機能を起動し、WPS接続を実行する。しかし、WPS接続では、接続したい端末の数だけWPS機能を起動する必要があり、同時にHGW装置に接続したい無線端末が増加するとユーザ操作の負担が増えてしまう。また、HGW装置がWPS接続を開始したときに、ユーザが意図しない無線端末がアクセスポイント付近でWPS接続待機状態になっていると、HGW装置とユーザが意図しない無線端末が接続されてしまう恐れがある。
【0007】
また、HGW装置に接続したい無線端末に無線のプロファイル情報を送信する手段として、特許文献1では、HGWと無線端末を接続したい無線通信方式とは異なる方式で接続する(例えば、USB(Universal Serial Bus)やLAN(Local Area Network)ケーブル等で有線接続する)ことで、無線通信のための設定を容易に行う方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】特開2016-167702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、この方法では、ユーザは、HGWと無線端末をいったん有線で接続する必要があり、有線接続を行うことができれば、無線通信のための設定も容易に行うことができる。しかし、有線接続方法、すなわち、無線による接続以外の方法を搭載していない無線端末では、この方法を使用できず、無線の知識の無い人にとっては、無線端末をHGWに接続するのは容易ではない。
【0010】
また、接続したい無線通信方式とは異なる無線通信方式で接続する場合、ユーザは、SSIDや暗号化キーなどを入力し、HGWと無線端末をいったん接続する必要がある。そのため、やはり、無線の知識の無い人にとっては、無線接続が容易ではない。
【0011】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、無線の知識の無い人であっても、無線接続が容易な無線接続システム、中継装置及び無線接続方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一態様にかかる無線接続方法は、サーバと、前記サーバと通信網を介して接続された中継装置と、前記中継装置と接続された音声取得装置と、前記中継装置と第1の無線通信方式で無線接続するための無線端末と、を備えた無線接続システムにおける無線接続方法であって、前記中継装置のプロファイル情報を前記サーバに送信し、管理するステップと、
前記音声取得装置は、前記中継装置に接続したい無線端末の端末情報を音声データで取得し、前記サーバに送信するステップと、前記サーバは、前記音声データを解析することで、前記無線端末を特定し、特定された前記無線端末に前記中継装置のプロファイル情報を前記第1の無線通信方式とは異なる第2の無線通信方式で送信するステップと、を含む。
【0013】
本発明の一態様にかかる中継装置は、通信網を介してサーバと接続し、音声取得装置と接続するための中継装置であって、
前記中継装置の無線プロファイルを前記サーバに送信する無線プロファイル送信部と、
前記中継装置に接続したい無線端末の端末情報を示す音声データを、前記音声取得装置から受信し、前記サーバに転送する音声データ転送部と、
を備える。
【0014】
本発明の一態様にかかる無線接続方法は、サーバと、前記サーバと通信網を介して接続された中継装置と、前記中継装置と接続された音声取得装置と、前記中継装置と第1の無線通信方式で無線接続するための無線端末と、を備えた無線接続システムにおける無線接続方法であって、
前記中継装置のプロファイル情報を前記サーバに送信し、前記サーバで管理するステップと、
前記中継装置に接続したい無線端末の端末情報を音声データで取得し、前記サーバに送信するステップと、
前記音声データを解析することで、前記無線端末を特定し、特定された前記無線端末に前記中継装置のプロファイル情報を前記第1の無線通信方式とは異なる第2の無線通信方式で送信するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、無線の知識の無い人であっても、無線接続が容易な無線接続システム、中継装置、及び無線接続方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】実施の形態1にかかる無線接続システムの構成を示すブロック図である。
図2】実施の形態2にかかる無線接続システムの動作を示すシーケンス図である。
図3】実施の形態2にかかる無線接続システムの構成を示すブロック図である。
図4】HGW、クラウドサーバ、スマートスピーカ及び無線端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5】実施の形態2にかかるHGWのMACアドレスと無線プロファイルの関連付けを示す例示の無線プロファイル管理テーブルである。
図6】実施の形態2にかかるクラウドサーバにアクセスしている無線端末の個体識別番号とキーワードとの関連付けを示す例示の無線端末管理テーブルである。
図7】無線プロファイルの登録処理のシーケンス図である。
図8】無線端末がクラウドサーバにアクセスする際のシーケンス図である。
図9】無線端末へのプロファイル送信処理を示すシーケンス図である。
図10】無線端末接続処理のフローチャートである。
図11】実施の形態3にかかる無線端末へのプロファイル送信処理を示すシーケンス図である。
図12】実施の形態3にかかる例示の無線端末管理テーブルである。
図13】実施の形態3にかかる例示の無線プロファイル管理テーブルである。
図14】実施の形態4にかかるHGW100のMACアドレス、電話番号と無線プロファイル情報の関連付けを示す例示の無線プロファイル管理テーブルである。
図15】実施の形態4にかかる無線端末がクラウドサーバにアクセスする際のシーケンス図である。
図16】実施の形態4にかかる無線端末への無線プロファイル送信処理を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1を参照して、実施の形態1にかかる無線接続システム1の概要を説明する。無線接続システム1は、サーバ20と、サーバと通信網4を介して接続された中継装置10と、中継装置と接続された音声取得装置30と、中継装置と第1の無線通信方式(例えば、Wi-Fi(登録商標))で無線接続するための無線端末40と、を備える。サーバ20は、中継装置10のプロファイル情報を管理する。音声取得装置30は、中継装置10に接続したい無線端末の端末情報を音声データで取得し、サーバ20に送信する。サーバ20は、音声データを解析することで、無線端末40を特定し、特定された無線端末40に中継装置10のプロファイル情報を第1の無線通信方式とは異なる第2の無線通信方式(例えば、移動通信事業者が提供するLTE(Long Term Evolution)、3G、4G、5G等)で送信する。
【0018】
中継装置10は、宅内のローカル通信ネットワークと、宅外の広域通信ネットワーク(例えば、インターネット等の公衆ネットワーク)を中継するものであり、例えば、ルータやホームゲートウェイである。中継装置10は、ホームネットワークに接続される無線端末40と無線通信する。
【0019】
通信網4は、ユーザが所持する無線端末40が属するホームネットワークとは異なる外部ネットワーク(例えば、インターネットなどのIP(Internet Protocol)ネットワーク)である。サーバ20は、通信網4を介して、中継装置10と接続される。なお、図1には、一つの無線端末40のみが図示されているが、複数の無線端末があってもよい。
【0020】
音声取得装置30は、マイクロホンにより、音声を取得するものであり、スマートスピーカや電話機などであってもよい。
【0021】
中継装置10は、通信網4を介してサーバと接続し、LAN(Local Area Network)ケーブルなどを介して音声取得装置30と接続する接続端子を有するものである。中継装置10は、中継装置の無線プロファイルをサーバ20に送信する無線プロファイル送信部111と、中継装置に接続したい無線端末の端末情報を示す音声データを、音声取得装置30から受信し、サーバに転送する音声データ転送部112と、無線端末と無線接続する無線接続部140と、を備える。
【0022】
本実施の形態では、音声操作でIoT機器(無線端末)を中継装置の一例であるHGWに無線接続できるようにする。そのために、HGWとクラウドサーバを連携させて、クラウドサーバでHGWの無線プロファイルを管理し、ユーザが管理する無線端末にHGWのプロファイルを提供することで、ユーザがSSIDや暗号化キーなどの無線接続に必要な情報を事前に準備する必要をなくし、誰でも容易に無線接続できるようにする。
【0023】
実施の形態2
図2を参照して、無線接続システムの動作シーケンスを説明する。
HGWはインターネット接続確立後、クラウドサーバに無線プロファイルを登録する(S101)。無線プロファイルには、SSIDや暗号化キー、パスワードなどの設定情報を含む。ユーザはHGW100に接続したい無線端末400を、3G(又は4G等)やLTEといった移動通信ネットワークを利用して(すなわち、HGWを経由せずに)、クラウドサーバにアクセスさせる。これにより、無線端末400は、クラウドサーバ200に、接続先のHGWの無線プロファイルを問い合わせする(S102)。ユーザはHGW100に接続されたスマートスピーカ300に、無線端末をHGWに無線接続したい旨を口頭で(vervally)伝える(S103)。その後、スマートスピーカはクラウドサーバに、ユーザによる接続要求を示す音声データを送信する(S104)。クラウドサーバは、この音声データを解析し、HGWに接続したい端末情報を、スマートスピーカを介して、ユーザに問い合わせる(S105)。ユーザはスマートスピーカを介して、クラウドサーバからの問い合わせに対する回答(端末情報)を口頭で伝える(S106)。スマートスピーカはユーザとのやり取り(クラウドサーバからの問い合わせに対する回答)を行った音声データをクラウドサーバに送信する(S107)。クラウドサーバはユーザの回答を示す音声データを解析することで、端末情報を特定し、その端末に対してHGWの無線プロファイル情報を送信する(S108)。無線端末はクラウドサーバから受信した無線プロファイル情報を利用して、HGWに接続する(S109)。
【0024】
図3及び図4を参照して、本実施の形態の無線接続システムの構成を説明する。
図3は、実施の形態2にかかる無線接続システム1の構成を示すブロック図である。
【0025】
まず、HGWの構成を説明する。
図3に示すように、HGW100は、中継装置の一例であり、データ通信部110、無線プロファイル情報管理部120、接続端末情報管理部130、及び無線接続部140を有する。
【0026】
データ通信部110は、クラウドサーバ200に、ホームゲートウェイ(HGW)100の無線プロファイル情報を送信したり、クラウドサーバ200とスマートスピーカ300との間のデータ通信の転送処理を行ったりする。無線プロファイル情報管理部120は、HGW100が所有しているSSIDや暗号化キーなどの無線プロファイル情報を管理しており、この無線プロファイル情報は、データ通信部110を介してクラウドサーバ200に送信される。接続端末情報管理部130は、HGW100に接続されている無線端末の端末情報を管理しており、無線接続部140に無線端末400が接続されたときにクラウドサーバ200に通知する。無線接続部140は、無線端末400との接続や通信を行う。
【0027】
次に、クラウドサーバ200の構成について説明する。
クラウドサーバ200は、HGW100の無線プロファイルの管理や音声情報の認識処理を行うサーバで、データ通信部210、プロファイル管理部220、音声認識部230、音声データ送信部240、及び端末情報管理部250を有する。なお、音声認識部230、音声データ送信部240とプロファイル管理部220、端末情報管理部250は物理的に異なるサーバであってもよく、その場合、それぞれのサーバがデータ通信部210を持つ。
【0028】
データ通信部210は、HGW100や無線端末400とのデータ通信を行い、無線プロファイル情報をプロファイル管理部220に、音声データを音声認識部230に、無線端末400の情報を端末情報管理部250にそれぞれ送信する。プロファイル管理部220は、図5のように、各家庭に置かれた多数のHGW100のMAC(Media Access Control)アドレスと、無線プロファイルを関連付けて管理している。音声認識部230は、ユーザの発話を受けたスマートスピーカ300から送信された音声情報を解析し、ユーザが行いたいことやキーワードをもとに次の操作(ユーザに促す各種操作)を示す音声データを生成し、音声データ送信部240に送信する。音声認識部230は、既知の音声認識エンジンを採用し、既知の自然言語処理を行うことができる。
【0029】
音声データ送信部240は、音声認識部230から送信された次の操作を行うための音声データをスマートスピーカ300に送信する。端末情報管理部250は、クラウドサーバ200にアクセスしている無線端末400の端末情報を管理しており、識別番号管理部251とキーワード生成部252を有する。識別番号管理部251は、図6のようにクラウドサーバ200にアクセスしている無線端末400の個体識別番号をキーワードと関連付けて管理している。キーワード生成部252は、クラウドサーバ200にアクセスしている無線端末400ごとにキーワードを生成し、無線端末400にキーワードを送信する。
【0030】
次に、音声取得装置の一例であるスマートスピーカ300について説明する。
スマートスピーカ300は、ユーザと音声でやり取りをする装置で、HGW100に接続されており、データ通信部310、音声送信部320、音声受信部330、スピーカ340、マイクロホン350を有する。スマートスピーカ300は、サーバから送られた音声データを再生することができる。本図では、ホームゲートウェイ(HGW)100とスマートスピーカ300は別体として図示したが、スマートスピーカ300が持つ構成すべてをHGW100の内部に保持し、スマートスピーカ300の機能をHGW100で実現してもよい。
【0031】
データ通信部310は、音声受信部330で受信した音声データをHGW100を経由して、クラウドサーバ200に送信し、HGW100を経由して、クラウドサーバ200から送信された音声情報を音声送信部320に送信する。音声送信部320はスピーカ340と接続されており、クラウドサーバ200から送信された音声情報をスピーカ340に送信する。音声受信部330はマイクロホン350と接続されており、マイクロホンが受信した音声情報をクラウドサーバ200に送信する。スピーカ340は、音データ(ディジタル信号)を音(アナログ信号)に変換する装置で、クラウドサーバ200から受信した音声データをユーザに音声信号として送信する。マイクロホン350は、音(アナログ信号)を音データ(ディジタル信号)に変換する装置で、ユーザが発した音声信号を音声データとしてクラウドサーバ200に送信する。
【0032】
最後に、無線端末について説明する。
無線端末400は、3G(又は4G等)やLTE(Long Term Evolution)といった無線通信ネットワークを利用可能な端末であり、それを利用して、クラウドサーバ200にアクセスし、接続したいHGW100のプロファイル情報を取得してHGW100に接続する。無線端末としては、スマートフォン、タブレット、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ラップトップコンピュータ、双方向ページャ、携帯ゲーム機、携帯音楽端末、などの好適な無線通信端末が挙げられる。
【0033】
図4は、本実施形態における無線接続システム1の各構成要素のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4に示すように、本実施形態にかかるホームゲートウェイ(HGW)100(中継装置10)、クラウドサーバ200(サーバ20)、スマートスピーカ300(音声取得装置30)、及び無線端末400(無線端末40)は、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random access memory)202、ROM(Read Only Memory)203などを有するコンピュータである。CPU201は、RAM202、ROM203、または、ハードディスク204に格納されたソフトウェアに従い演算および制御を行う。RAM202は、CPU201が各種処理を実行する際の一時記憶領域として使用される。ハードディスク204には、オペレーティングシステム(OS)や、後述の登録プログラムなどが記憶される。ディスプレイ205は、液晶ディスプレイとグラフィックコントローラとから構成され、ディスプレイ205には、画像やアイコンなどのオブジェクト、および、GUIなどが表示される。入力部206は、ユーザが端末装置100,200、300、400に各種指示を与えるための装置であり、例えばマウスやキーボードによって構成される。I/F(インターフェース)部207は、IEEE 802.11aなどの規格に対応した無線LAN通信や有線LAN通信を制御することができ、TCP/IPなどのプロトコルに基づき同一通信ネットワークおよびインターネットを介して外部機器と通信する。システムバス208は、CPU201、RAM202、ROM203、および、ハードディスク204などとのデータのやり取りを制御する。
【0034】
以上、本実施の形態では、ユーザが接続したい無線端末とHGW装置との関係を明確にすることで、複数台の無線端末を同時にHGWに接続したい場合でもユーザの負担を減らし、ユーザが意図しない無線端末がHGW装置に接続されることを防ぐ。
【0035】
図7乃至図10を参照して無線接続システム1の動作を説明する。
まず、図7を参照してHGW100の無線プロファイルをクラウドサーバ200に送信する方法について説明する。図7は、無線プロファイルの登録処理のシーケンス図である。
【0036】
HGW100は、電源が投入され、通信網4へのWAN(Wide Area Network)の接続が確立されると、クラウドサーバ200にアクセスする(S501)。HGW100は、クラウドサーバ200へのアクセス時に、HGW100からのアクセスであることをクラウドサーバ200に通知する。この通知の方法としては、アクセス時のパケットにHGW100からのアクセスであることを示すメッセージを送信しても良い。クラウドサーバ200は、HGW100からのアクセスを検知した際、HGW100にアクセス許可を送信する(S502)。クラウドサーバ200は、アクセス通知が送られたHGW100に対して、HGW100の無線プロファイル情報を要求する(S503)。HGW100はクラウドサーバ200からの要求に対して、無線プロファイル情報をクラウドサーバ200に送信する(S504)。クラウドサーバ200は無線プロファイル情報を受信した後、図5のようにHGW100のMACアドレスと無線プロファイル情報を結びつけてプロファイル管理部220に登録する(S505)。また、HGW100はクラウドサーバ200にユーザアカウント情報を送信する(S506)。
【0037】
スマートスピーカ300がHGW100に接続されると、クラウドサーバ200にHGW100と同様のユーザアカウント情報を送信する(S507)。クラウドサーバ200は送信されたアカウント情報から、HGW100とスマートスピーカ300とのアカウントをリンクし(S508)、HGW100から送信されたアカウント情報を無線プロファイルと関連付けて登録する(S509)。このように、スマートスピーカのユーザアカウント情報と、HGWのユーザアカウント情報は、同一であり、これらを互いにリンクさせる。
【0038】
次に、図8,9、10を用いてユーザが所持する無線端末400をHGW100に接続する方法について説明する。無線端末400の一例として、スマートフォンをHGW100に接続する方法を記載する。
図8は、無線端末がクラウドサーバにアクセスする際のシーケンス図である。無線端末400は、3G(又は4G等)やLTE(Long Term Evolution)といった移動通信事業者が提供する移動通信サービス又は移動通信ネットワークを利用して、クラウドサーバ200にアクセスする(S601)。クラウドサーバ200は無線端末400が接続されたときに、ユーザ認証用のキーワードを生成する(S602)。さらに、クラウドサーバ200は図6のように、無線端末400の個体識別番号とキーワードを関連付けて管理する。クラウドサーバ200は無線端末400に対して、3G(又は4G等)やLTE(Long Term Evolution)といった移動通信事業者が提供する移動通信サービス又は移動通信ネットワークを利用して、ユーザ認証用のキーワードを送信する(S603)。無線端末400はクラウドサーバ200から受信したキーワードをユーザに伝達又は通知する(S604)。例えば、無線端末400がスマートフォンの場合、スマートフォンはクラウドサーバ200から受信したキーワードをディスプレイに表示する。
【0039】
次に、図9を参照して、ユーザとの音声やり取りにより、ユーザ認証を行うことで、無線端末にホームゲートウェイ(HGW)100のプロファイルを送信する処理を説明する。
図9は、無線端末への無線プロファイル送信処理のシーケンス図である。ユーザ5はHGW100に接続されたスマートスピーカ300に対して、無線端末400をHGW100に接続したい旨を口頭で伝える(S701)。例えば、ユーザは、スマートスピーカ300に「スマートフォンをホームゲートウェイに接続して」と発する。スマートスピーカ300は、ユーザが発した音声データをクラウドサーバ200に送信する(S702)。クラウドサーバ200は、既知の音声認識エンジンを用いて、受信した音声データを解析する。クラウドサーバ200は無線端末400をHGW100に接続したい旨を受信したとき、送信元のスマートスピーカのユーザ情報から、接続要求のあるHGW100を特定する(S703)。クラウドサーバ200はHGW100に接続したい無線端末400を特定するために、ユーザ認証用のキーワードをユーザに問い合わせる音声データをスマートスピーカ300に送信する(S704)。例えば、「HGWに接続したい端末のキーワードを教えてください。」という音声データを送信する。スマートスピーカ300はクラウドサーバ200から受信した音声データをアナログ信号に変換し、音声信号を送信する(S705)。ユーザはスマートスピーカ300から送信された、キーワードを問い合わせる音声信号に対して、口頭で応答する(S706)。例えば、ユーザが所持する無線端末400に送信され、無線端末400のディスプレイに表示されたキーワードが「aaaaa」である場合、ユーザは、それにしたがって、キーワード「aaaaa」と発する。スマートスピーカ300は音声データをクラウドサーバ200に送信する(S707)。クラウドサーバ200は、既知の音声認識エンジンを用いて、音声データを解析し、ユーザが応答したキーワードと一致する無線端末400を特定する(S708)。クラウドサーバ200は、3G(又は4G等)やLTE(Long Term Evolution)といった移動通信事業者が提供する移動通信サービス又は移動通信ネットワークを利用して、キーワードの一致する無線端末400に対して、HGW100の無線プロファイルを送信する(S709)。
【0040】
最後に、図10を参照して、無線端末のHGWへの接続処理を説明する。
図10は、無線端末の接続処理を示すフローチャートである。無線端末400は、HGW100の無線プロファイルを受信した後(S801)、ユーザに無線接続を行うように通知する(S802)。例えば、スマートフォンのアプリケーションで接続ボタンを押下させるようにユーザに通知する。ユーザは、無線端末400の通知に従い、スマートフォンのアプリケーションで接続ボタンを押下し、無線端末400をHGW100に接続させる(S803)。無線端末400は受信したプロファイルにあるアクセスポイントにアクセスし、HGW100と無線接続を行う(S804)。HGW100は無線端末400がHGW100に接続された後、無線端末400が接続されたことをクラウドサーバ200に送信する(S805)。クラウドサーバ200は無線端末400のMACアドレスを受信した後、無線端末400が正常に接続できたことを伝える音声データをスマートスピーカ300に送信する(S806)。例えば、「スマートフォンはHGW100に正常に接続できました。」という音声データを送信する。スマートスピーカ300はクラウドサーバ200から送信された音声データをアナログ信号に変換し、音声信号を送信する。
【0041】
ユーザが複数台の無線端末400を同時に接続したい場合、クラウドサーバ200は正常に接続できたことを伝える音声データを送信した後に、他の無線端末400を接続するかを確認する音声データを送信しても良い。例えば、クラウドサーバ200は無線端末400が正常に接続できたことを伝える音声データを送信した後に(S806)、「他にも無線端末を接続しますか?」という音声データをスマートスピーカ300に送信する。このとき、ユーザが、他の無線端末もさらに接続する旨を口頭で伝えた場合(例えば、他の無線端末を接続するかの問いに対して「はい」と答えた場合)は、図9で前述したように、再度キーワードを問い合わせる音声データをスマートスピーカ300に送信する(S704)。
【0042】
もしくは、ユーザがキーワード聞かれて応答するときに(S706)、複数のキーワードを1回の応答で伝えても良い。例えば、1つ目の無線端末400のキーワードが「aaaaa」、2つ目の無線端末400のキーワードが「bbbbb」のとき、ユーザはキーワードを答えるときに「aaaaaとbbbbb」と答えても良い。このとき、クラウドサーバ200は音声データを解析する際に、キーワードが2つあることを認識し、それぞれのキーワードが一致する無線端末400を特定し(S708)、それぞれの無線端末400にHGW100の無線プロファイルを送信する(S709)。
【0043】
以上説明した本実施の形態にかかる無線接続システムの効果を説明する。本実施の形態によれば、無線接続に必要な情報を事前に準備する必要なく無線接続できる。また、無線に関する知識がない人でも簡単に無線設定できる。多くのIoT機器の無線接続を簡単に行うことができる。同時に複数台の無線端末を接続したい場合でも一度の音声操作で行うことができる。ユーザが意図しない無線端末がHGW装置に接続することを防ぐことができる。WPS非対応の無線端末でも無線接続を簡単に行うことができる。
【0044】
実施の形態3
図11、12、13を用いて実施の形態3について説明する。
図11は、実施の形態3にかかる無線端末へのプロファイル送信処理のシーケンス図である。図12は、実施の形態3にかかる例示の無線端末管理テーブルである。図13は、実施の形態3にかかる例示の無線プロファイル管理テーブルである。
上記実施の形態2では、ユーザが無線端末に送信されたキーワードをスマートスピーカに発して、接続したいHGWと無線端末の特定を行った。実施の形態3では、ユーザがスマートスピーカと無線端末に音声を発してもらい、話者認識を行うことで、接続したいHGWと無線端末の特定を行う。すなわち、本実施の形態にかかる無線端末400は、ユーザが発した音声を取得する音声取得部を備え、また、音声認識エンジンを用いて音声認識又は自然言語処理を行うことができる。
【0045】
無線端末400が3G(又は4G等)やLTE(Long Term Evolution)といった移動通信ネットワークを利用して、クラウドサーバ200にアクセスする際(S901)、ユーザは無線端末400に対して音声を発する(S902)。例えば、ユーザは、スマートフォンに搭載されたマイクロホンに向かって、「スマートフォンをホームゲートウェイに接続したい」と発する。無線端末400は、受信した音声信号をクラウドサーバ200に送信し(S903)、クラウドサーバ200は図12のように端末情報管理部250で個体識別番号と各ユーザが発した音声データを関連付けて管理する(S904)。
【0046】
ユーザはHGW100に接続されたスマートスピーカ300に対して、無線端末400をHGW100に接続したい旨を伝える(S905)。例えば、スマートスピーカ300に「スマートフォンをホームゲートウェイに接続したい」と発する。スマートスピーカ300は、ユーザが発した音声データをクラウドサーバ200に送信する(S906)。クラウドサーバ200は、図13のように受信した音声データをプロファイル管理部220において、HGWの無線プロファイルと関連付けて管理する(S907)。クラウドサーバ200はスマートスピーカ300から送信された音声データと無線端末400から送信された音声データから話者認識を行う(S908)。クラウドサーバ200は、話者が一致するHGW100と無線端末400を特定し(S909)、無線端末400に対してHGW100の無線プロファイルを送信する(S910)。無線プロファイルを受信した無線端末400は実施の形態2と同様の処理でHGW100に接続する。
【0047】
以上、本実施の形態によれば、HGWに接続されたスマートスピーカだけでなく、無線端末に対してもユーザとの音声やり取りを行うことで、より一層安全に、確実に、無線端末のHGWへの無線接続をおこなうことができる。
【0048】
実施の形態4
図14,15、16を参照して実施の形態4について説明する。
実施の形態4では、スマートスピーカの代わりにHGWに接続された電話機500を利用する。これにより、スマートスピーカを用意できない家庭でも容易に無線端末をHGWに接続できるようにする。
【0049】
すなわち、図14は、実施の形態4にかかるHGW100のMACアドレス、電話番号と無線プロファイル情報の関連付けを示す例示の無線プロファイル管理テーブルである。図15は、実施の形態4にかかる無線端末がクラウドサーバにアクセスする際のシーケンス図である。図16は、実施の形態4にかかる無線端末への無線プロファイル送信処理を示す図である。
【0050】
本実施の形態では、図7に示した実施の形態2にかかるHGW100の無線プロファイルをクラウドサーバ200に送信する方法とは異なり、電話機の電話番号も管理される。以下、再び図7を参照して、本実施の形態にかかる無線プロファイルの登録処理のシーケンスを具体的に説明する。
HGW100がクラウドサーバ200にアクセスした後(S501,S502)、クラウドサーバ200はHGW100に対して、無線プロファイルとともに、HGW100に割り当てられた電話機500の電話番号を要求する(S503)。HGW100はクラウドサーバ200に電話番号と無線プロファイル情報を送信する(S504)。図14は、HGW100のMACアドレス、電話番号と無線プロファイル情報の関連付けを示すテーブルである。クラウドサーバ200は無線プロファイル情報を受信した後、図14のようにHGW100のMACアドレス、電話番号と無線プロファイル情報を結びつけてプロファイル管理部220にて管理する。
【0051】
次に、図15を参照して、本実施の形態にかかる、無線端末によるクラウドサーバへのアクセスを説明する。
無線端末400がクラウドサーバ200にアクセスする際(S1301)、HGW100に接続された電話機500の電話番号を送信する(S1302)。クラウドサーバ200は、入力された電話番号から無線端末400をどのHGW100に接続したいのかを特定する(S1303)。クラウドサーバ200は接続された無線端末400に対応するキーワードを生成し(S1304)、無線端末に対してキーワードを送信する(S1305)。無線端末はこのキーワードを、ユーザに通知する(S1306)。
【0052】
次に、図16を参照して、ユーザとの音声やり取りにより、ユーザ認証を行うことで、無線端末にホームゲートウェイ(HGW)100のプロファイルを送信する処理を説明する。
クラウドサーバは無線端末にキーワードを送信した後、HGW100に対して通話要求を行う(S1401)。HGW100は電話機に着信があることをユーザ等に伝える(S1402)。電話機500の受話器が上がったとき(S1403)、HGW100はクラウドサーバ200にセッションが確立した通知を出す(S1404)。クラウドサーバ200はセッション確立して通話が開始した後、HGW100に接続したい端末情報を問い合わせる音声アナウンスをHGW100に送信する(S1405)。キーワードの要求、無線端末400の特定、無線プロファイルの送信手順は実施の形態2と同様でよい。すなわち、S1405からS1410までの処理は図9のS704からS709までの処理と同様でよい。無線プロファイルを受信した無線端末400は実施の形態2と同様の処理でHGW100に接続する。
【0053】
以上、本実施の形態によれば、HGWに接続された電話機により、スマートスピーカを用いずに、ユーザとの音声やり取りを行うことができ、無線端末とHGWとの無線端末を確立することができる。
【0054】
さらに、上述した様々な実施の形態において、無線接続システムにおける処理の手順を説明したように、本開示は無線接続方法としての形態も採り得る。この無線接続方法は、
サーバと、前記サーバと通信網を介して接続された中継装置と、前記中継装置と接続された音声取得装置と、前記中継装置と第1の無線通信方式で無線接続するための無線端末と、を備えた無線接続システムにおける無線接続方法であって、前記中継装置のプロファイル情報を前記サーバに送信し、前記サーバで管理するステップと、前記中継装置に接続したい無線端末の端末情報を音声データで取得し、前記サーバに送信するステップと、前記音声データを解析することで、前記無線端末を特定し、特定された前記無線端末に前記中継装置のプロファイル情報を前記第1の無線通信方式とは異なる第2の無線通信方式で送信するステップと、を含む。なお、その他の例については、上述した様々な実施の形態で説明した通りである。
【0055】
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0056】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0057】
1 無線接続システム
4 通信網
5 ユーザ
10 中継装置
20 サーバ
30 音声取得装置
40 無線端末
100 ホームゲートウェイ(HGW)
110 データ通信部
111 無線プロファイル送信部
112 音声データ転送部
120 無線プロファイル情報管理部
130 接続端末情報管理部
140 無線接続部
200 クラウドサーバ
210 データ通信部
220 プロファイル管理部
230 音声認識部
240 音声データ送信部
240 音声データ送信部
250 端末情報管理部
251 識別番号管理部
252 キーワード生成部
300 スマートスピーカ
310 データ通信部
320 音声送信部
330 音声受信部
340 スピーカ
350 マイクロホン
400 無線端末
500 電話機
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16