(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-12
(45)【発行日】2022-09-21
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/9032 20190101AFI20220913BHJP
G06Q 30/02 20120101ALI20220913BHJP
【FI】
G06F16/9032
G06Q30/02 398
(21)【出願番号】P 2018114562
(22)【出願日】2018-06-15
【審査請求日】2020-09-15
(73)【特許権者】
【識別番号】319013263
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100154852
【氏名又は名称】酒井 太一
(74)【代理人】
【識別番号】100181124
【氏名又は名称】沖田 壮男
(74)【代理人】
【識別番号】100194087
【氏名又は名称】渡辺 伸一
(72)【発明者】
【氏名】堀田 徹
(72)【発明者】
【氏名】鷺野谷 恭
(72)【発明者】
【氏名】高久 陽平
【審査官】木村 大吾
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-271646(JP,A)
【文献】特表2013-528881(JP,A)
【文献】特開2011-107808(JP,A)
【文献】特開2001-229285(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザの其々のネットワーク上の行動履歴を取得する取得部と、
前記取得部により取得された複数のユーザの其々のネットワーク上の行動履歴に基づいて、前記ネットワークを介した電子商取引において販売される複数の商品またはサービスの中から、前記複数のユーザの其々に対して販売を促進させる商品またはサービスを検索するための検索条件を決定する決定部と、を備え、
前記行動履歴には、前記電子商取引における前記商品またはサービスの検索履歴であって、前記電子商取引において前記商品またはサービスが検索される際に指定されたカテゴリおよびクエリが含まれる検索履歴が含まれ、
前記決定部は、
前記複数のユーザに含まれる第1ユーザが他のカテゴリに比して強く興味を示すカテゴリである興味カテゴリと、前記興味カテゴリに分類される前記商品またはサービスが検索される際に他のクエリに比して指定された回数が多いことが推定されるクエリである推定クエリとに基づいて、前記第1ユーザの検索条件を決定し、
第1パラメータ、第2パラメータ、第3パラメータ、および第4パラメー
タに基づいて、前記推定クエリを前記第1ユーザの検索条件とすることの相応しさを示すスコアを算出し、前記スコアに基づいて、前記第1ユーザの検索条件とする前記推定クエリを決定し、
前記第1パラメータは、前記興味カテゴリの候補となり得る複数のカテゴリの其々に対する、前記第1ユーザの興味の度合いを示す確率であり、
前記第2パラメータは、前記複数のカテゴリのうち、ある着目カテゴリを前記第1ユーザの検索条件とした場合に、前記着目カテゴリに分類される前記商品またはサービスの中から、前記第1ユーザが所望する前記商品またはサービスを検索する際に指定することが想定されるクエリの確率であり、
前記第3パラメータは、前記複数のカテゴリの其々の重要度であり、
前記第4パラメータは、前記推定クエリの候補となる複数のクエリの其々の人気度である、
情報処理装置。
【請求項2】
前記決定部によって前記複数のユーザの其々について決定された検索条件を満たす検索結果が含まれる第1コンテンツに対して参照付けられた第2コンテンツを、前記検索条件に対応したユーザの端末装置に提供する提供部を更に備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記電子商取引において販売される複数の商品またはサービスの中から、前記決定部によって前記複数のユーザの其々について決定された検索条件を満たす商品またはサービスを検索する検索部と、
前記検索部により前記検索条件ごとに検索された商品またはサービスに関する商品情報を含む第3コンテンツを、前記検索条件に対応したユーザの端末装置に提供する提供部と、を更に備える、
請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記検索履歴には、前記複数のユーザの其々が前記電子商取引において前記商品またはサービスを検索する際に指定したカテゴリおよびクエリが含まれ、
前記決定部は、
前記複数のユーザの中から、互いに同じ商品またはサービスを検索した第1ユーザおよび第2ユーザを選択し、
前記選択した第2ユーザの前記検索履歴から、前記第2ユーザによって前記商品またはサービスが検索される際に指定された前記カテゴリおよび前記クエリを抽出し、
前記抽出した前記カテゴリおよび前記クエリに基づいて、前記選択した第1ユーザの検索条件を決定する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記電子商取引において販売される複数の商品またはサービスの前記商品情報には、前記商品またはサービスの説明文が含まれており、
前記検索部は、前記電子商取引において販売される複数の商品またはサービスのうち、前記第2ユーザによって指定されたカテゴリに分類され、且つ前記第2ユーザによって指定されたクエリが前記説明文に含まれる前記商品またはサービスを、前記第1ユーザの検索条件を満たす商品またはサービスとする、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記検索履歴には、前記複数のユーザの其々が前記電子商取引において前記商品またはサービスを検索する際に指定したカテゴリおよびクエリが含まれ、
前記決定部は、
前記複数のユーザに含まれる第1ユーザの前記検索履歴から、前記第1ユーザが過去に前記商品またはサービスの検索した時に指定した前記カテゴリおよび前記クエリを抽出し、
前記抽出した前記カテゴリおよび前記クエリに基づいて、前記第1ユーザの検索条件を決定する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記電子商取引において販売される複数の商品またはサービスの前記商品情報には、前記商品またはサービスの説明文が含まれており、
前記検索部は、前記電子商取引において販売される複数の商品またはサービスのうち、前記第1ユーザによって指定された前記カテゴリに分類され、且つ前記第1ユーザによって指定されたクエリが前記説明文に含まれる前記商品またはサービスを、前記第1ユーザの検索条件を満たす商品またはサービスとする、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンテンツの提供対象である複数のユーザの其々のネットワーク上の行動履歴に基づいて、前記複数のユーザの其々に提供される候補の複数のコンテンツの中から、前記複数のユーザの其々に対応したコンテンツを検索するための検索条件を決定する決定部と、
前記複数のユーザの其々に提供される候補の複数のコンテンツの中から、前記決定部によって前記複数のユーザの其々について決定された検索条件を満たすコンテンツを検索する検索部と、
前記検索部により検索されたコンテンツを、前記検索条件に対応したユーザの端末装置に提供する提供部と、を備え、
前記行動履歴には、前記コンテンツの検索履歴であって、前記コンテンツが検索される際に指定されたカテゴリおよびクエリが含まれる検索履歴が含まれ、
前記決定部は、
前記複数のユーザに含まれる第1ユーザが他のカテゴリに比して強く興味を示すカテゴリである興味カテゴリと、前記興味カテゴリに分類される前記コンテンツが検索される際に他のクエリに比して指定された回数が多いことが推定されるクエリである推定クエリとに基づいて、前記第1ユーザの検索条件を決定し、
第1パラメータ、第2パラメータ、第3パラメータ、および第4パラメー
タに基づいて、前記推定クエリを前記第1ユーザの検索条件とすることの相応しさを示すスコアを算出し、前記スコアに基づいて、前記第1ユーザの検索条件とする前記推定クエリを決定し、
前記第1パラメータは、前記興味カテゴリの候補となり得る複数のカテゴリの其々に対する、前記第1ユーザの興味の度合いを示す確率であり、
前記第2パラメータは、前記複数のカテゴリのうち、ある着目カテゴリを前記第1ユーザの検索条件とした場合に、前記着目カテゴリに分類される前記コンテンツの中から、前記第1ユーザが所望する前記コンテンツを検索する際に指定することが想定されるクエリの確率であり、
前記第3パラメータは、前記複数のカテゴリの其々の重要度であり、
前記第4パラメータは、前記推定クエリの候補となる複数のクエリの其々の人気度である、
情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータが、
複数のユーザの其々のネットワーク上の行動履歴を取得し、
前記取得した複数のユーザの其々のネットワーク上の行動履歴に基づいて、前記ネットワークを介した電子商取引において販売される複数の商品またはサービスの中から、前記複数のユーザの其々に対して販売を促進させる商品またはサービスを検索するための検索条件を決定する、情報処理方法であって、
前記行動履歴には、前記電子商取引における前記商品またはサービスの検索履歴であって、前記電子商取引において前記商品またはサービスが検索される際に指定されたカテゴリおよびクエリが含まれる検索履歴が含まれ、
前記コンピュータが、
前記複数のユーザに含まれる第1ユーザが他のカテゴリに比して強く興味を示すカテゴリである興味カテゴリと、前記興味カテゴリに分類される前記商品またはサービスが検索される際に他のクエリに比して指定された回数が多いことが推定されるクエリである推定クエリとに基づいて、前記第1ユーザの検索条件を決定し、
第1パラメータ、第2パラメータ、第3パラメータ、および第4パラメー
タに基づいて、前記推定クエリを前記第1ユーザの検索条件とすることの相応しさを示すスコアを算出し、前記スコアに基づいて、前記第1ユーザの検索条件とする前記推定クエリを決定し、
前記第1パラメータは、前記興味カテゴリの候補となり得る複数のカテゴリの其々に対する、前記第1ユーザの興味の度合いを示す確率であり、
前記第2パラメータは、前記複数のカテゴリのうち、ある着目カテゴリを前記第1ユーザの検索条件とした場合に、前記着目カテゴリに分類される前記商品またはサービスの中から、前記第1ユーザが所望する前記商品またはサービスを検索する際に指定することが想定されるクエリの確率であり、
前記第3パラメータは、前記複数のカテゴリの其々の重要度であり、
前記第4パラメータは、前記推定クエリの候補となる複数のクエリの其々の人気度である、
情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
複数のユーザの其々のネットワーク上の行動履歴を取得する処理と、
前記取得した複数のユーザの其々のネットワーク上の行動履歴に基づいて、前記ネットワークを介した電子商取引において販売される複数の商品またはサービスの中から、前記複数のユーザの其々に対して販売を促進させる商品またはサービスを検索するための検索条件を決定する処理と、を実行させるためのプログラムであって、
前記行動履歴には、前記電子商取引における前記商品またはサービスの検索履歴であって、前記電子商取引において前記商品またはサービスが検索される際に指定されたカテゴリおよびクエリが含まれる検索履歴が含まれ、
前記コンピュータに、
前記複数のユーザに含まれる第1ユーザが他のカテゴリに比して強く興味を示すカテゴリである興味カテゴリと、前記興味カテゴリに分類される前記商品またはサービスが検索される際に他のクエリに比して指定された回数が多いことが推定されるクエリである推定クエリとに基づいて、前記第1ユーザの検索条件を決定する処理と、
第1パラメータ、第2パラメータ、第3パラメータ、および第4パラメー
タに基づいて、前記推定クエリを前記第1ユーザの検索条件とすることの相応しさを示すスコアを算出し、前記スコアに基づいて、前記第1ユーザの検索条件とする前記推定クエリを決定する処理と、を更に実行させ、
前記第1パラメータは、前記興味カテゴリの候補となり得る複数のカテゴリの其々に対する、前記第1ユーザの興味の度合いを示す確率であり、
前記第2パラメータは、前記複数のカテゴリのうち、ある着目カテゴリを前記第1ユーザの検索条件とした場合に、前記着目カテゴリに分類される前記商品またはサービスの中から、前記第1ユーザが所望する前記商品またはサービスを検索する際に指定することが想定されるクエリの確率であり、
前記第3パラメータは、前記複数のカテゴリの其々の重要度であり、
前記第4パラメータは、前記推定クエリの候補となる複数のクエリの其々の人気度である、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、Eコマースを利用したショッピングサイトなどでは、商品またはサービスの販売を促進させるために、店舗側が売り出したいセール商品などを掲載したウェブページなどをコンテンツとして提供する場合がある。これに関連し、ユーザの過去の検索実績等を利用してフリーワードをレコメンドする技術や、検索クエリを入力するユーザの属性や権限等に応じて、適切に検索クエリの候補を提案する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-106351号公報
【文献】特開2015-106354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、全ての消費者に対して同じコンテンツが提供される場合があり、必ずしも全ての消費者に対して商品またはサービスを販売促進することができない場合があった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、商品またはサービスの販売をより促進させることができる情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、複数のユーザの其々のネットワーク上の行動履歴を取得する取得部と、前記取得部により取得された複数のユーザの其々のネットワーク上の行動履歴に基づいて、前記ネットワークを介した電子商取引において販売される複数の商品またはサービスの中から、前記複数のユーザの其々に対して販売を促進させる商品またはサービスを検索するための検索条件を決定する決定部と、を備える情報処理装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、商品またはサービスの販売をより促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1実施形態における情報処理装置100を含む情報提供システム1の一例を示す図である。
【
図2】第1実施形態における情報処理装置100の構成の一例を示す図である。
【
図3】ユーザ毎検索履歴情報132の一例を示す図である。
【
図4】アイテム毎被検索履歴情報134の一例を示す図である。
【
図5】コンテンツ提供部112により提供されるウェブページの一例を示す図である。
【
図7】制御部110による一連の処理の流れを示すフローチャートである。
【
図8】検索条件の決定方法を模式的に示す図である。
【
図9】P(Category|UserA)を模式的に示す図である。
【
図10】P(Query|CategoryID)を模式的に示す図である。
【
図11】実施形態の情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を適用した情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを、図面を参照して説明する。
【0010】
[概要]
情報処理装置は、一以上のプロセッサにより実現される。情報処理装置は、複数のユーザの其々のネットワーク上の行動履歴を取得し、その取得した行動履歴に基づいて、ネットワークを介した電子商取引において販売される複数の商品またはサービスの中から、複数のユーザの其々に対して販売を促進させる商品またはサービスを検索するための検索条件を決定する。
【0011】
そして、情報処理装置は、検索条件を満たす検索結果が含まれる、あるコンテンツに対してハイパーリンク等で参照付けられた他のコンテンツを、各検索条件に対応した其々のユーザの端末装置に提供したり、電子商取引において販売される複数の商品またはサービスの中から、複数のユーザの其々について決定した検索条件を満たす商品またはサービスを検索し、検索条件ごとに検索した商品またはサービスに関する商品情報を含むコンテンツを、各検索条件に対応した其々のユーザの端末装置に提供したりする。これによって、商品またはサービスの販売をより促進させることができる。以下、商品またはサービスを、まとめて「アイテム」と称して説明する。以下、商品またはサービスを、まとめて「アイテム」と称して説明する。
【0012】
[第1実施形態]
[全体構成]
以下、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態における情報処理装置100を含む情報提供システム1の一例を示す図である。第1実施形態における情報提供システム1は、例えば、一以上の端末装置10と、情報処理装置100とを備える。これらの装置は、ネットワークNWを介して接続される。
【0013】
図1に示す各装置は、ネットワークNWを介して種々の情報を送受信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ端末、無線通信網、無線基地局、専用回線などを含む。なお、
図1に示す各装置の全ての組み合わせが相互に通信可能である必要はなく、ネットワークNWは、一部にローカルなネットワークを含んでもよい。
【0014】
端末装置10は、例えば、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末、各種パーソナルコンピュータなどの、入力装置、表示装置、通信装置、記憶装置、および演算装置を備える端末装置である。通信装置は、NIC(Network Interface Card)などのネットワークカード、無線通信モジュールなどを含む。端末装置10では、ウェブブラウザやアプリケーションプログラムなどのUA(User Agent)が起動し、ユーザの入力操作に応じたリクエストを情報処理装置100に送信する。また、UAが起動された端末装置10は、情報処理装置100から取得した情報に基づいて、表示装置に各種画像を表示させる。
【0015】
[情報処理装置の構成]
図2は、第1実施形態における情報処理装置100の構成の一例を示す図である。図示のように、情報処理装置100は、例えば、通信部102と、制御部110と、記憶部130とを備える。
【0016】
通信部102は、例えば、NIC等の通信インターフェースを含む。通信部102は、ネットワークNWを介して、端末装置10などと通信する。例えば、通信部102は、ウェブブラウザなどのUAが起動した端末装置10と通信し、端末装置10からリクエストを受信する。
【0017】
制御部110は、例えば、コンテンツ提供部112と、検索条件決定部114と、検索部116とを備える。検索条件決定部114は、「取得部」および「決定部」の一例である。
【0018】
制御部110の構成要素は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェアプロセッサ(あるいはプロセッサ回路)が、記憶部130に記憶されたプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの複数の構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェア(回路部:circuitry)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。また、上記のプログラムは、予め記憶部130に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体が情報処理装置100のドライブ装置に装着されることで記憶媒体から記憶部130にインストールされてもよい。
【0019】
記憶部130は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの記憶装置により実現される。記憶部130には、ファームウェアやアプリケーションプログラムなどの各種プログラムの他に、ユーザ毎検索履歴情報132やアイテム毎被検索履歴情報134などが格納される。
【0020】
図3は、ユーザ毎検索履歴情報132の一例を示す図である。図示の例のように、ユーザ毎検索履歴情報132は、各ユーザを識別するユーザIDに対して、そのユーザがショッピングサイトなどでアイテムを検索した時に入力したクエリと、条件指定したカテゴリと、検索日時とが対応付けられた情報である。例えば、ユーザAが、ショッピングサイトなどにおいて、複数のアイテムの中から、「家電のテレビ」を検索する場合、そのサイトの検索窓に「テレビ」という文字列をクエリとして入力し、さらに、テレビ雑誌やテレビ用の家具などを検索結果から除外するために、アイテムのカテゴリを「家電」と指定する場合がある。この場合、ユーザ毎検索履歴情報132において、ユーザAのユーザIDに対して、「テレビ」というクエリと、「家電」というカテゴリとが対応付けられることになる。なお、カテゴリは、検索条件として必ずしも指定されなくてもよい。カテゴリが条件指定されない場合、ユーザ毎検索履歴情報132のカテゴリのフィールドはブランクであってよい。アイテムの検索時に入力されたクエリや指定されたアイテムのカテゴリなどは、「ネットワーク上の行動履歴」の一例である。
【0021】
図4は、アイテム毎被検索履歴情報134の一例を示す図である。図示の例のように、アイテム毎被検索履歴情報134は、各アイテムを識別するアイテムIDに対して、そのアイテムが検索されたときに入力されたクエリと、条件指定されたカテゴリと、検索された回数とが対応付けられた情報である。図示の例では、アイテムIDが「Item_A」であるアイテムについては、Q1というクエリと、C1というカテゴリとの組み合わせを検索条件とした検索が「15,133」回行われたことを表している。
【0022】
コンテンツ提供部112は、通信部102が端末装置10からリクエストを受信した場合、通信部102を制御して、リクエストに応じた情報を端末装置10に提供する。例えば、通信部102が、ウェブブラウザがUAとして起動された端末装置10からHTTPリクエストを受信した場合、コンテンツ提供部112は、その端末装置10にウェブページをコンテンツとして提供してよい。また、例えば、通信部102が、アプリケーションがUAとして起動された端末装置10からAPIリクエストを受信した場合、コンテンツ提供部112は、その端末装置10にアプリケーション用のコンテンツを提供してよい。
【0023】
図5は、コンテンツ提供部112により提供されるウェブページの一例を示す図である。図示の例では、ネットワークNWを介した電子商取引(Electronic Commerce)においてアイテムを販売するショッピングサイトやオークションサイト、フリーマーケットサイト等のウェブサイト(以下、総称して販売サイトと称する)のウェブページを模式的に示している。例えば、販売サイトには、アイテムの販売を促進させるために、販売サイトに出店する店舗或いは個人事業主が売り出したいアイテム、すなわち販売を促進させたいアイテムが掲載されたウェブページ(以下、第1販売促進ページと称する)が掲載される場合がある。コンテンツ提供部112は、このような第1販売促進ページに、当該ページにアクセスしたユーザごとにパーソナライズしたウェブページ(以下、第2販売促進ページと称する)のURL(Uniform Resource Locator)をハイパーリンクなどによって参照(対応)付ける。第1販売促進ページは、「第2コンテンツ」または「第3コンテンツ」の一例であり、第2販売促進ページは、「第1コンテンツ」の一例である。
【0024】
例えば、コンテンツ提供部112は、後述する検索条件決定部114による決定結果に基づいて、第2販売促進ページを生成し、その生成した第2販売促進ページのURLを第1販売促進ページ内の文字や画像などにハイパーリンクとして対応付けることで、端末装置10に第2販売促進ページを提供する。図示の例では、領域R1に示す「あなたにおすすめの商品の一覧」という文字列に対して、第2販売促進ページのURLが対応付けられている。なお、このようなウェブサイトの機能は、スマートフォンなどにインストールされたアプリケーションによって実現されてもよい。
【0025】
図6は、第2販売促進ページの一例を示す図である。例えば、第2販売促進ページには、検索条件が表示されると共に、その検索条件を満たすアイテムの数が件数として表示される。図示の例では、第2販売促進ページにおいて、アイテムのカテゴリが「バッグ」であり、「○○○○」という、あるブランドの名称がアイテムの説明文に含まれていることが検索条件として指定されており、その検索条件を満たすアイテムが7196件であることを表している。また、第2販売促進ページには、検索条件を満たすアイテムの商品情報が、売れている順(売れ筋順)や、店舗側がおすすめする順、価格の安い順、価格の高い順、レビュー数が多い順、といったような順序で掲載される。アイテムの商品情報には、上述した説明文や、タイトル、価格、割引率、アイテムの画像などが含まれる。なお、図中の「キーワード」は、指定されたクエリを表している。
【0026】
検索条件決定部114は、あるユーザが端末装置10を利用して第1販売促進ページにアクセスする場合、そのユーザの販売サイトにおけるアイテムの検索履歴などに基づいて、検索条件を決定する。各ユーザのアイテムの検索履歴は、ユーザ毎検索履歴情報132に含まれる。検索条件は、第1販売促進ページにおいて販売される複数のアイテムの中から、第1販売促進ページにアクセスしたユーザに対して販売を促進させるアイテムを検索するための条件である。
【0027】
検索部116は、第1販売促進ページにおいて販売される複数のアイテムの中から、検索条件決定部114によって決定された検索条件を満たすアイテムを検索する。これを受けて、上述したコンテンツ提供部112は、検索部116によって検索されたアイテム(販売を促進させるアイテム)が一覧形式で表示された第2販売促進ページを生成する。
【0028】
[制御部の処理フロー]
以下、制御部110のより具体的な処理の流れについて説明する。
図7は、制御部110による一連の処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば、所定の周期で繰り返し行われてよい。
【0029】
まず、検索条件決定部114は、通信部102によって端末装置10から第1販売促進ページのリクエストが受信されるまで待機し(S100)、通信部102によって端末装置10から第1販売促進ページのリクエストが受信されると、リクエストの送信元である端末装置10を操作するユーザ(以下、対象ユーザと称する)の検索履歴に基づいて、対象ユーザに応じた(対象ユーザにパーソナライズした)検索条件を決定する(S102)。
【0030】
例えば、検索条件決定部114は、記憶部130からユーザ毎検索履歴情報132を読み出して(取得して)、その読み出したユーザ毎検索履歴情報132に含まれる複数のユーザの検索履歴の中から、対象ユーザの検索履歴を選択する。なお、ユーザ毎検索履歴情報132が外部の記憶装置に記憶されている場合、検索条件決定部114は、通信部102を介して、外部の記憶装置からユーザ毎検索履歴情報132を取得してよい。
【0031】
検索条件決定部114は、選択した対象ユーザの検索履歴を参照し、過去の所定期間(例えば数週間程度)内で最も使用された検索条件(クエリおよびカテゴリの組み合わせ)を、対象ユーザの検索条件に決定する。
【0032】
例えば、対象ユーザが過去の所定期間内に、「ファッション」というカテゴリと、「パーカー」というクエリとを組み合わせた検索条件を最も多く指定した場合、検索条件決定部114は、「ファッション」というカテゴリと、「パーカー」というクエリとを組み合わせた検索条件を、対象ユーザの検索条件に決定する。なお、第1販売促進ページにおいて、「冬服在庫一掃セール」といったような見出しで、ある特定のカテゴリ(この場合は例えば「ファッション」)のアイテムを販売促進対象のアイテムとしている場合、検索条件決定部114は、対象ユーザの検索履歴の中から、対象ユーザによって「ファッション」というカテゴリを検索条件として指定されたときに最も多く使用されたクエリを選択し、第1販売促進ページにおいて指定されるカテゴリと、対象ユーザの検索履歴から選択したクエリとを組み合わせた条件を、対象ユーザの検索条件としてよい。
【0033】
また、例えば、検索条件決定部114は、S102の処理として、対象ユーザが販売サイトなどにおいてアイテムを閲覧した場合、そのアイテムに対して、対象ユーザと異なる他のユーザが使用した検索条件を、対象ユーザの検索条件として決定してもよい。対象ユーザは「第1ユーザ」の一例であり、対象ユーザと異なる他のユーザは「第2ユーザ」の一例である。
【0034】
図8は、検索条件の決定方法を模式的に示す図である。図示のように、例えば、販売サイトにおいてアイテムA、B、Cが取り扱われていたとする。対象ユーザが販売サイトにおいてアイテムを検索する前に、これらのアイテムA、B、Cが、既に対象ユーザと異なる不特定多数の他のユーザによって検索されていた場合、統計的に使用され易い検索条件や使用され難い検索条件が存在し得る。そのため、検索条件決定部114は、対象ユーザが直近にアイテムを閲覧した場合、対象ユーザが直近に閲覧したアイテムについて他のユーザが閲覧するに至った検索条件の中から、使用回数が最も大きい検索条件を使用され易い検索条件として選択し、その選択した検索条件を対象ユーザの検索条件とする。
【0035】
図示のように、例えば、アイテムBに対して使用され易い検索条件(使用回数が最も多い検索条件)が「クエリQB」と「カテゴリCTB」との組み合わせである場合に、対象ユーザが直近にアイテムBを閲覧した場合、検索条件決定部114は、対象ユーザの検索条件を、「クエリQB」と「カテゴリCTB」との組み合わせに決定し、その「クエリQB」と「カテゴリCTB」との組み合わせを満たすアイテムを、対象ユーザに対して販売を促進させるアイテムに決定する。
【0036】
また、例えば、対象ユーザが特定のカテゴリ(以下、興味カテゴリと称する)に興味を有する場合、検索条件決定部114は、S102の処理として、第1販売促進ページにおいて販売され得る販売促進対象の複数のアイテムの中から、対象ユーザの興味カテゴリに分類されるアイテムを選択し、その選択したアイテムが第1販売促進ページにおいて検索される際に使用され易いクエリを対象ユーザの検索条件とする。そして、検索条件決定部114は、その検索条件を満たすアイテムを、対象ユーザに対して販売を促進させるアイテムに決定してよい。言い換えれば、検索条件決定部114は、ある特定のカテゴリに興味を有する対象ユーザであれば、こういったクエリでアイテムを検索するだろうと予測し、その予測したクエリと、興味カテゴリとの組み合わせを検索条件に決定する。
【0037】
例えば、検索条件決定部114は、数式(1)に基づいて、対象ユーザの検索条件を決定してよい。
【0038】
【0039】
式中のScore(Query|UserA)は、対象ユーザA(UserA)の検索条件に、あるクエリ(Query)を含めることがどの程度相応しいのかを示したスコアを表している。P(Category|UserA)は、対象ユーザAが、複数のカテゴリの其々に対して、どの程度興味があるのかを示す確率(各カテゴリの興味を百分率で表した確率)を表している。
【0040】
図9は、P(Category|UserA)を模式的に示す図である。例えば、P(Category|UserA)は、興味カテゴリの候補となる複数のカテゴリの其々(図中CT
A、CT
B、CT
C、CT
Dなど)に対する、対象ユーザAの興味の度合を確率として表したパラメータである。対象ユーザAの各カテゴリ対する興味の度合は、対象ユーザAの閲覧履歴や検索履歴に基づいて決定されてよい。
【0041】
また、式中のP(Query|CategoryID)は、あるカテゴリ(CategoryID)を検索条件とした場合に、そのカテゴリで絞られたアイテムの中から、対象ユーザAが所望するアイテムを検索する場合、検索窓に入力されることが想定されるクエリの確率を表している。
【0042】
図10は、P(Query|CategoryID)を模式的に示す図である。例えば、P(Query|CategoryID)は、あるカテゴリに分類される複数のアイテムを母集団としたときに、その母集団の中からアイテムを検索する際に使用された複数のクエリの其々(図中Q
A、Q
B、Q
C、Q
Dなど)の使用回数などを確率として表したパラメータである。
【0043】
また、式中のweight(CategoryID)は、各カテゴリの重要度を表している。上述したように、例えば、第1販売促進ページにおいて、ある特定のカテゴリのアイテムを販売促進対象のアイテムとしている場合、その特定のカテゴリの重みは、他のカテゴリの重みに比して大きい値に設定されてよい。power(Query)は、クエリの人気度を表している。例えば、単位時間あたりの検索回数が多かったり、検索回数が急上昇したりした流行語(バズワード)に相当するクエリほど、power(Query)は、大きい値となる。
【0044】
数式(1)が上記のようなパラメータを含むことから、対象ユーザAがあるカテゴリCTXに強く興味を示しており(カテゴリCTXに対する確率が高く)、且つ、そのカテゴリCTXに分類される複数のアイテムの中から所望のアイテムを検索する際に使用され易いクエリ(カテゴリCTXに対して結びつきが強いクエリ)ほど、ユーザAに対するクエリのスコア(Score)は大きくなる。検索条件決定部114は、数式(1)に基づくスコアが最も大きくなるクエリを対象ユーザの検索条件とする。
【0045】
図7の説明に戻り、次に、検索部116は、第1販売促進ページにおいて販売される複数のアイテムの中から、検索条件決定部114によって決定された検索条件を満たすアイテムを検索する(S104)。
【0046】
例えば、上述したように、検索条件決定部114によって「ファッション」というカテゴリと、「パーカー」というクエリとを組み合わせた検索条件が決定された場合、検索部116は、第1販売促進ページにおいて販売され得る販売促進対象の複数のアイテムの中から、「ファッション」というカテゴリに分類され、且つ「パーカー」というクエリがアイテムの説明文に含まれるアイテムを、対象ユーザに対して販売を促進させるアイテムとして検索する。
【0047】
次に、コンテンツ提供部112は、検索部116によって検索されたアイテム(販売を促進させるアイテム)を掲載した第2販売促進ページを生成する(S106)。
【0048】
次に、コンテンツ提供部112は、第2販売促進ページのURLを第1販売促進ページ内の文字や画像などにハイパーリンクとして対応付けることで、端末装置10に第1販売促進ページを提供する(S106)。これによって本フローチャートが終了する。
【0049】
このような一連の処理を行うことで、例えば、第1販売促進ページにおいて販売されるアイテムが「ファッション」というカテゴリに分類されるアイテムである場合、あるユーザAには、「シューズ」というカテゴリに分類されるアイテムが一覧形式で表示される第2販売促進ページを提供し、あるユーザBには、「トップス」というカテゴリに分類されるアイテムが一覧形式で表示される第2販売促進ページを提供することができる。すなわち、第1販売促進ページにアクセスしたユーザごとにパーソナライズした第2販売促進ページを提供することができる。
【0050】
なお、コンテンツ提供部112は、第1販売促進ページに第2販売促進ページのURLなどをハイパーリンクとして参照付け、その第1販売促進ページを端末装置10に提供する代わりに、第2販売促進ページを直接端末装置10に提供してもよい。例えば、コンテンツ提供部112は、通信部102によって端末装置10から第1販売促進ページのリクエストが受信されると、リクエストに対応した第1販売促進ページに参照付ける第2販売促進ページを、リクエストの送信元の端末装置10に直接提供してよい。
【0051】
以上説明した第1実施形態によれば、複数のユーザの其々のネットワークNW上の行動履歴に基づいて、ネットワークNWを介した電子商取引(例えば販売サイト等)において販売される複数のアイテムの中から、複数のユーザの其々に対して販売を促進させるアイテムを検索するための検索条件を決定する検索条件決定部114と、電子商取引において販売される複数のアイテムの中から、検索条件決定部114によって複数のユーザの其々について決定された検索条件を満たすアイテムを検索する検索部116と、検索部116により検索条件ごとに検索されたアイテムに関する商品情報を含む第2販売促進ページを第1販売促進ページに対応付けて、各検索条件に対応したユーザの端末装置10に提供するコンテンツ提供部112と、を備えることにより、商品またはサービスの販売をより促進させることができる。
【0052】
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、販売サイトで扱われるアイテムの販売を促進させるために、ユーザごとにパーソナライズされた第1販売促進ページおよび第2販売促進ページを、各ユーザの端末装置10に提供するものとして説明した。これに対して、第2実施形態では、動画配信サイトや音楽配信サイトなどのコンテンツ配信サイトにおいて、コンテンツの視聴や購入などを促進させるための専用ページをユーザごとにパーソナライズして提供する点で上述した第1実施形態と相違する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と共通する点については説明を省略する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同じ部分については同一符号を付して説明する。
【0053】
第2実施形態における検索条件決定部114は、対象ユーザが端末装置10を利用してコンテンツ配信サイトにアクセスする場合、その対象ユーザのコンテンツ配信サイトにおけるコンテンツの検索履歴に基づいて、コンテンツ配信サイト内におけるコンテンツの検索条件を決定する。
【0054】
例えば、検索条件決定部114は、対象ユーザがコンテンツ配信サイトにおいて過去に使用した検索条件のうち最も使用回数の多い検索条件を、対象ユーザの検索条件として決定してもよいし、対象ユーザが直近に視聴したコンテンツに対して、他のユーザが使用した検索条件を、対象ユーザの検索条件として決定してもよい。また、検索条件決定部114は、上述した数式(1)においてカテゴリをジャンルに置き換えることで、対象ユーザの検索条件を決定してもよい。例えば、コンテンツが映画である場合、ジャンルには、アクション、ミステリー、コメディ、サスペンスといったものが含まれてよい。
【0055】
第2実施形態における検索部116は、コンテンツ配信サイトにおいて配信される複数のコンテンツの中から、対象ユーザに対して視聴や購入などを促進させるコンテンツとして、検索条件決定部114によって決定された検索条件を満たすコンテンツを検索する。
【0056】
第2実施形態におけるコンテンツ提供部112は、検索部116によって検索されたコンテンツを掲載した専用ページを、対象ユーザの端末装置10に提供する。
【0057】
以上説明した第2実施形態によれば、コンテンツ配信サイトにおいて、コンテンツの視聴や購入などを促進させるための専用ページを、ユーザごとにパーソナライズするため、コンテンツの視聴や購入などをより促進させることができる。
【0058】
<ハードウェア構成>
上述した実施形態の情報処理装置100は、例えば、
図11に示すようなハードウェア構成により実現される。
図11は、実施形態の情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0059】
情報処理装置100は、NIC100-1、CPU100-2、RAM100-3、ROM100-4、フラッシュメモリやHDDなどの二次記憶装置100-5、およびドライブ装置100-6が、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。ドライブ装置100-6には、光ディスクなどの可搬型記憶媒体が装着される。二次記憶装置100-5、またはドライブ装置100-6に装着された可搬型記憶媒体に格納されたプログラムがDMAコントローラ(不図示)などによってRAM100-3に展開され、CPU100-2によって実行されることで、制御部110が実現される。制御部110が参照するプログラムは、ネットワークNWを介して他の装置からダウンロードされてもよい。
【0060】
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0061】
1…情報提供システム、10…端末装置、100…情報処理装置、102…通信部、110…制御部、112…コンテンツ提供部、114…検索条件決定部、116…検索部、130…記憶部