(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-12
(45)【発行日】2022-09-21
(54)【発明の名称】スナウト設備
(51)【国際特許分類】
C23C 2/02 20060101AFI20220913BHJP
C23C 2/40 20060101ALI20220913BHJP
C23C 2/06 20060101ALI20220913BHJP
C22C 21/10 20060101ALI20220913BHJP
C21D 1/48 20060101ALI20220913BHJP
C21D 9/56 20060101ALI20220913BHJP
【FI】
C23C2/02
C23C2/40
C23C2/06
C22C21/10
C21D1/48
C21D9/56 101A
(21)【出願番号】P 2019073330
(22)【出願日】2019-04-08
【審査請求日】2021-10-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000207436
【氏名又は名称】日鉄鋼板株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087398
【氏名又は名称】水野 勝文
(74)【代理人】
【識別番号】100128783
【氏名又は名称】井出 真
(74)【代理人】
【識別番号】100128473
【氏名又は名称】須澤 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100160886
【氏名又は名称】久松 洋輔
(72)【発明者】
【氏名】長田 寛史
(72)【発明者】
【氏名】近重 直機
(72)【発明者】
【氏名】近藤 修一
【審査官】松岡 徹
(56)【参考文献】
【文献】特開平7-3416(JP,A)
【文献】特開平8-246120(JP,A)
【文献】特開平9-228015(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C23C 2/00- 2/40
C21D 9/52- 9/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
焼鈍炉の終端部に配設されるホットブライドルロールと、前記終端部から溶融金属が貯留されるめっきポットに向かって延出するスナウトとを有する溶融亜鉛メッキラインのスナウト設備であって、
前記終端部の雰囲気温度を上昇させるためのヒータと、
前記ホットブライドルロールにおける鋼帯が接触する鋼帯接触部と鋼帯が接触しない鋼帯非接触部との温度差を縮小するための温度調節手段と、
を有することを特徴とするスナウト設備。
【請求項2】
前記温度調節手段は、前記ホットブライドルロールの前記鋼帯非接触部を冷却する冷却手段であることを特徴とする請求項1に記載のスナウト設備。
【請求項3】
前記冷却手段は、前記鋼帯非接触部に対して冷却用の不活性ガスを吹き付ける吹き付け装置であることを特徴とする請求項2に記載のスナウト設備。
【請求項4】
前記不活性ガスの吹き付け位置は、前記ホットブライドルロールのロール本体の軸方向端部から125mm以内の位置であることを特徴とする請求項3に記載のスナウト設備。
【請求項5】
前記溶融金属は、Alを55質量%、Siを1.6質量%含み、残部がZnからなる溶融金属であることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つにスナウト設備。
【請求項6】
前記ヒータにより加熱された前記終端部の雰囲気温度は、前記終端部に進入する前記鋼帯の板温よりも高いことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一つに記載のスナウト設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、溶融亜鉛メッキラインのスナウト設備に関する。
【背景技術】
【0002】
溶融亜鉛メッキラインのライン設備として、焼鈍炉で焼鈍した鋼帯をホットブライドルロール及びスナウトを介して溶融金属浴に進入させるスナウト設備が知られている(例えば、特許文献1参照)。スナウトは、溶融金属を貯留しためっきポットに延出しており、ガルバリウム鋼板(登録商標)の場合、溶融金属として55%Al-Zn合金が用いられる。
【0003】
上述のライン設備では、浴温が高温(600℃以上)であるため、めっきポットからZnガスが発生し、この発生したZnガスが、スナウトを介して焼鈍炉に流入した後、冷却され、固形物として鋼帯に付着する場合がある。この課題を解決するために、焼鈍炉の終端部にヒータを設置する技術が知られている。ヒータを作動させて、Znガスの温度低下を防止することにより、Znガス由来の固形物が鋼帯に付着することが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者等は、ヒータによって加熱されたホットブライドルロールが、絞り形状に熱変形し、鋼帯が蛇行する課題を発見した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本願発明に係るスナウト設備は、(1)焼鈍炉の終端部に配設されるホットブライドルロールと、前記終端部から溶融金属が貯留されるめっきポットに向かって延出するスナウトとを有する溶融亜鉛メッキラインのスナウト設備であって、前記終端部の雰囲気温度を上昇させるためのヒータと、前記ホットブライドルロールにおける鋼帯が接触する鋼帯接触部と鋼帯が接触しない鋼帯非接触部との温度差を縮小するための温度調節手段と、を有することを特徴とする。
【0007】
(2)前記温度調節手段は、前記ホットブライドルロールの前記鋼帯非接触部を冷却する冷却手段であることを特徴とする上記(1)に記載のスナウト設備。
【0008】
(3)前記冷却手段は、前記鋼帯非接触部に対して冷却用の不活性ガスを吹き付ける吹き付け装置であることを特徴とする上記(2)に記載のスナウト設備。
【0009】
(4)前記不活性ガスの吹き付け位置は、前記ホットブライドルロールのロール本体の軸方向端部から125mm以内の位置であることを特徴とする上記(3)に記載のスナウト設備。
【0010】
(5)前記溶融金属は、Alを55質量%、Siを1.6質量%含み、残部がZnからなる溶融金属であることを特徴とする上記(1)乃至(4)のうちいずれか一つにスナウト設備。
【0011】
(6)前記ヒータにより加熱された前記終端部の雰囲気温度は、前記終端部に進入する前記鋼帯の板温よりも高いことを特徴とする上記(1)乃至(5)のうちいずれか一つに記載のスナウト設備。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、焼鈍炉の終端部の雰囲気温度を上昇させるためのヒータを設置することにより、めっきポットから発生したZnガス由来の固形物が鋼帯に付着することを防止できる。また、ホットブライドルロールにおける鋼帯が接触する鋼帯接触部と鋼帯が接触しない鋼帯非接触部との温度差を縮小するための温度調節手段を設けることにより、ホットブライドルロールが絞り形状に熱変形して、鋼帯が蛇行することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】溶融亜鉛メッキラインの一部における概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は、溶融亜鉛メッキラインの一部における概略図であり、矢印は鋼帯Sの搬送方向を示している。
図2は、
図1に点線で示す15Aの拡大図、言い換えると、焼鈍炉の終端部の拡大図である。溶融亜鉛メッキライン1において、鋼帯Sは上下一対の入側ブライドルロール11を介して焼鈍炉15に搬送される。焼鈍炉15は、加熱、温度保持、冷却等の温度パターンを与えて、連続的に鋼帯Sを焼鈍する。焼鈍炉15の終端部15Aには、一対のホットブライドルロール12が設置されている。なお、鋼帯Sの搬送方向上流側に位置するホットブライドルロール12を特に上流側ホットブライドルロール12aと定義し、鋼帯Sの搬送方向下流側に位置するホットブライドルロール12を特に下流側ホットブライドルロール12bと定義するものとする。ただし、上流側ホットブライドルロール12a及び下流側ホットブライドルロール12bを特に区別する必要がない場合には、これらを纏めてホットブライドルロール12と称するものとする。
【0015】
焼鈍炉15の終端部15Aには、さらに、めっきポット14に向かって延出するダクト状のスナウト17が設けられている。ホットブライドルロール12は、焼鈍炉15の終端部15Aに到達した鋼帯Sの搬送方向を水平方向から下斜方向に方向転換させ、スナウト17に向かって鋼帯Sを進入させる。スナウト17は、焼鈍炉15からめっきポット14に鋼帯Sが搬送されるときに、鋼帯Sが外気に触れることを防止する。これにより、鋼帯Sがめっきポット14に向かう途中で酸化されることを抑制できる。
【0016】
めっきポット14内には、アルミニウム及び亜鉛を含む溶融金属が貯留されている。言い換えると、めっきポット14内には、JIS G3321に規定されるガルバリウム鋼板(登録商標)を製造するためのAl成分を多く含む、溶融金属が貯留されている。より具体的には、Alを55質量%含み、1.6質量%ケイ素、残部がZnからなる溶融金属が、めっきポット14内に貯留されている。ここで、溶融金属は浴温が高い(約600℃)ため、めっきポット14に貯留されたZnは一部ガス化して、スナウト17に進入する。
【0017】
めっきポット14には、シンクロール13が浸漬されている。シンクロール13は、溶融金属内に進入した鋼帯Sの搬送方向を下斜方向から上方向に方向転換する。シンクロール13の表面は、耐溶融金属腐食性等を有する溶射皮膜によって表面処理しておくことが望ましい。
【0018】
ここで、スナウト17に進入したZnガスは、スナウト17内を上昇して、焼鈍炉15の終端部15Aに流入する。焼鈍炉15の終端部15AにおいてZnガスが冷却されると、鋼帯SにZnが付着して製品不良を起こすおそれがある。そこで、焼鈍炉15の終端部15Aには、ヒータが設けられている。本実施形態のヒータは、チューブヒータ16及び鉄皮ヒータ18から構成される。鉄皮ヒータ18は、焼鈍炉15の終端部15Aの外壁を形成する鉄皮に設置されている。ただし、終端部15Aの外壁を保護するために、鉄皮ヒータ18と鉄皮との間に防熱板(不図示)を介在させてもよい。鉄皮ヒータ18を作動させることにより、終端部15Aの雰囲気温度を所定温度以上に高めることができる。ただし、鉄皮ヒータ18だけでは、終端部15Aの雰囲気温度をZnガスが固体化する温度よりも高い温度に温度制御できない場合がある。そこで、本実施形態では、終端部15Aの雰囲気温度を前記の固体化する温度よりも高い温度に温度制御するために、チューブヒータ16を設置している。
【0019】
チューブヒータ16は、焼鈍炉15の炉内(言い換えると、終端部15Aの炉内)に設置されている。ここで、終端部15Aには、ホットブライドルロール12を配置したり、鋼帯Sの搬送路を形成する必要があるため、他の部材を配置するスペースが制限されている。本実施形態では、下流側ホットブライドルロール12bの側方(言い換えると、焼鈍炉15における鋼帯Sの搬送方向において、下流側ホットブライドルロール12bの上流側)に形成された設置スペースにチューブヒータ16を設置している。チューブヒータ16には、例えば、ヒータが内挿された鋼管を用いることができる。
【0020】
ここで、チューブヒータ16と下流側ホットブライドルロール12bとの距離が過度に長くなると、炉内に流入したZnガスの温度低下を招き、鋼帯SにZnの固形物が付着する。したがって、チューブヒータ16は、下流側ホットブライドルロール12bのロール中心から鋼帯Sの搬送方向上流に向かってLmm以内に設置することが望ましい。Lmmは例えば1000mmに設定することができる。下流側ホットブライドルロール12bのロール中心から鋼帯Sの搬送方向上流に向かって1000mm以内にチューブヒータ16を設置することにより、終端部15Aの雰囲気温度を目標温度である約570℃に温度制御することができる。これにより、温度低下したZnガスが、固形物として鋼帯Sに付着することを防止できる。なお、Lmmの終点は、終端部15Aの開始位置に相当する。つまり、焼鈍炉15のうち点線X1(
図2参照)よりも右側の領域が終端部15Aに相当する。チューブヒータ16は、ホットブライドルロール12よりも軸方向長さが大きく設定されている。
【0021】
本実施形態では、チューブヒータ16を二本設置しているが、終端部15Aの雰囲気温度を約570℃に温度制御できれば、チューブヒータ16の本数は特に限定しない。例えば、チューブヒータ16は、一本、或いは三本以上であってもよい。
【0022】
次に、チューブヒータ16を設置することによる課題について説明する。チューブヒータ16の近傍直上には、鋼帯Sの搬送路が形成されているため、鋼帯Sに向かう輻射熱が鋼帯Sによって反射される。その結果、この反射された輻射熱(以下、反射輻射熱という場合がある)によって下流側ホットブライドルロール12bが加熱される。鋼帯Sの幅が大きくなるほど、反射輻射熱によって加熱される下流側ホットブライドルロール12bの軸方向長さ(面積)が大きくなる。
【0023】
ここで、ホットブライドルロール12に進入する鋼帯Sの温度は、約520℃に設定されている。したがって、下流側ホットブライドルロール12bは、反射輻射熱によって約570℃の温度雰囲気に晒される一方で、鋼帯Sに接する部分(以下、鋼帯接触部と言う場合がある)は、より温度の低い鋼帯Sと接触することにより冷却される。したがって、下流側ホットブライドルロール12bのうち鋼帯接触部と鋼帯Sに接しない部分(以下、鋼帯非接触部と言う場合がある)との間に温度差が生じる。その結果、下流側ホットブライドルロール12bは、軸方向における中心側が小径、軸方向における端部側が大径の絞り形状に熱変形し、鋼帯Sが蛇行するおそれがある。
【0024】
ここで、鋼帯Sの温度を焼鈍炉15の終端部15Aの雰囲気温度に近づけることにより、下流側ホットブライドルロール12bが絞り形状に熱変形することを抑制できる。しかしながら、鋼帯Sを520℃よりも高い温度(例えば、570℃)に上げると、めっきポット14内に進入した鋼帯Sから溶出する鉄成分が増加して、めっき表面外観に悪影響を及ぼすボトムドロスの堆積がめっきポット14内において進行するおそれがある。
【0025】
上述の問題(下流側ホットブライドルロール12bが絞り形状に熱変形することによる鋼帯Sの蛇行)を解決する方法として、下流側ホットブライドルロール12bの鋼帯非接触部を冷却する冷却手段を設けることが考えられる。
図3は、冷却手段の一例である吹き付け装置の設置図(斜視図)である。下流側ホットブライドルロール12bは、ロール本体12b1とロール軸部12b2とを有している。ロール軸部12b2は、不図示の軸受け部に支持されており、鋼帯Sの搬送方向に対応した方向に回転動作する。ロール本体12b1は、常温(つまり、チューブヒータ16の停止状態)において、外径が一定の円筒形状に形成されている。
【0026】
説明の便宜上、ロール本体12b1における鋼帯接触部R1をハッチングで示し、ロール本体12b1における鋼帯非接触部R2をハッチングせずに示している。径方向において鋼帯非接触部R2と向き合う位置には、吹き付け装置19が配置されている。吹き付け装置19は、導入管19aを介して供給される不活性ガスとしてのN2ガスを鋼帯非接触部R2に向かって吹き付ける。なお、冷却ガスとして不活性ガスを用いることにより、鋼帯Sの酸化を抑制することができる。
【0027】
ここで、ロール本体12b1の軸方向長さは一般的に約1500mmであり、鋼帯Sの板幅は一般的に610mm~1219mmである。不活性ガスが鋼帯Sに直接吹き付けられると、鋼帯Sの温度が低下する一方で、鋼帯Sの板幅は一定でなく、鋼帯接触部R1及び鋼帯非接触部R2の面積比は変化する。したがって、鋼帯Sの板幅が最大(1219mm)となるときでも、不活性ガスが鋼帯Sに当たらないように、不活性ガスの吹き付け位置をロール本体12b1の軸方向端部から125mm以内の位置に設定することが望ましい。
【0028】
上述のように、ロール本体12b1の鋼帯非接触部R2を冷却することにより、鋼帯接触部R1と鋼帯非接触部R2との温度差が縮小する。これにより、下側ホットブライドルロール12bの外径が軸方向の位置に応じて変動することを抑制できる。つまり、ロール本体12b1を略円筒形状に維持できるため、鋼帯Sが蛇行することを抑制できる。
【0029】
ここで、冷却手段を設けずに、予め熱変形を考慮したクラウン形状にロール本体12b1を形成しておく方法も考えられる。しかしながら、鋼帯Sの板温は、所定範囲(470℃~520℃)で変動するため、鋼帯Sの板温が変わったときに、ラインを停止して、クラウン量が異なる別の下側ホットブライドルロール12に交換しなければならない。したがって、鋼帯Sの蛇行をクラウン形状で解決する方法は、生産性の低下を招く。これに対して、本実施形態では、鋼帯Sが変わったときに、不活性ガスの吹き付け量を変えるだけで、下側ホットブライドルロール12の軸方向における温度バラツキを抑制することができる。例えば、鋼帯Sの板温が520℃から470℃に温度低下した場合、鋼帯接触部R1の温度がより低下するため、N2ガスの吹き付け量を増やすアクションを実行することにより、鋼帯接触部R1及び鋼帯非接触部R2の温度バラツキを効果的に抑制することができる。
【0030】
(変形例1)
上述の実施形態では、鋼帯非接触部R2にN2ガスを吹き付けることにより、鋼帯Sの蛇行を防止したが、これとともに、ステアリング機能をラインに実装してもよい。これにより、鋼帯Sの蛇行をより効果的に防止することができる。例えば、特許文献1に示すように、下側ホットブライドルロール12とシンクロール13との間にステアリング機能を有するターンダウンロールを設置したり、シンクロール13にステアリング機能を実装することにより、鋼帯Sの蛇行をより効果的に防止することができる。
【0031】
(変形例2)
上述の実施形態では、鋼帯非接触部R2にN
2ガスを吹き付けることにより、鋼帯Sの蛇行を防止したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、ロール本体12b1の鋼帯非接触部R2に対応した領域に冷媒を通すための冷媒管路(冷却手段に相当する)を形成し、この冷媒管路に冷却水、或いは冷却ガスを流すことにより、鋼帯非接触部R2を冷却してもよい。また、
図4に図示するように、ロール本体12b1と鋼帯Sとの間に防熱板30(温度調節手段に相当する)を設置して、ロール本体12b1に反射輻射熱を届きにくくしてもよい。
【符号の説明】
【0032】
1 溶融亜鉛メッキライン1
11 入側ブライドルロール
12 ホットブライドルロール
12a 上流側ホットブライドルロール
12b 下流側ホットブライドルロール
13 シンクロール
14 めっきポット
15 焼鈍炉
15A 焼鈍炉の終端部
16 チューブヒータ
17 スナウト
18 鉄皮ヒータ
19 吹き付け装置