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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-13
(45)【発行日】2022-09-22
(54)【発明の名称】ティッシュ箱収納ケース
(51)【国際特許分類】
   B65D 83/08 20060101AFI20220914BHJP
   A47K 10/42 20060101ALI20220914BHJP
   A47K 10/20 20060101ALI20220914BHJP
【FI】
B65D83/08 A
A47K10/42 Z
A47K10/42 A
A47K10/20 Z
A47K10/20 A
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2019040005
(22)【出願日】2019-02-16
(65)【公開番号】P2020132267
(43)【公開日】2020-08-31
【審査請求日】2020-06-01
(73)【特許権者】
【識別番号】519077953
【氏名又は名称】清水 那月
(72)【発明者】
【氏名】清水 那月
【審査官】米村 耕一
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-237471(JP,A)
【文献】特開2017-061386(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2002/0139813(US,A1)
【文献】特開2010-131276(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 83/08
A47K 10/20-10/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ティッシュ箱を内部に収納可能なティッシュ箱収納ケースであって、前記ティッシュ箱を位置決めする複数の棚板と、面側に設けられ所定位置から前方へと回動可能な引力蓋と、前記引力蓋の内側に設けられ、前記引力蓋が所定位置に位置する際は互いに先端が離間し、前記引力蓋が前方に回動する際に互いに先端が接近して接触する上挟み及び下挟みを有し、前記引力蓋が前方に回動する際に、前記ティッシュ箱から突出したティッシュの上端を前記上挟みの先端及び前記下挟みの先端により挟持する挟み部と、前記引力蓋の内側に設けられて前記上挟みの先端及び前記下挟みの先端が離間している場合は前記上挟みの先端及び前記下挟みの先端の近傍にティッシュの先端が位置し、前記上挟みの先端及び前記下挟みの先端から前記引力蓋側へと当該先端が離れるように移動する押柄とを備え、前記指操作部が操作されて、前記所定位置から前記引力蓋が前方へと回動する際に、前記挟み部が前記ティッシュ箱から突出したティッシュの上端を挟持しながら前記引力蓋と共に前方に回動することにより、前記ティッシュをティッシュ箱から引き出し、前記ティッシュ箱から引き出された前記ティッシュを前記挟み部が挟持している状態から、前記引力蓋が前記所定位置へと回動する際に、前記上挟みの先端及び前記下挟みの先端が離間し、かつ、前記押柄の先端が前記上挟みの先端及び前記下挟みの先端の近傍へと移動することにより挟持されたティッシュが押されて、前記ティッシュが前記挟み部から下方へと落下することを特徴とする、ティッシュ箱収納ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はティッシュ箱からティッシュを容易に形状を維持したまま取り出せるティッシュ挟み付ティッシュ箱収納ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
この種のティッシュ箱収納ケースとして、ティッシュ箱を収納するプラスチック製ボックスであって、ティッシュ取り出し口の反対側の面を、ティッシュ箱を入れる口より長くし、外側に折り曲げてあり、前記折り曲げ部の少なくとも上部の面に滑り止めを設け先端に丸みを付けてある。そして、その折り曲げてある部分を、こたつの天板の下とこたつ本体の上との間に差し込み使用することが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第3182714号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のティッシュ箱収納ケースによれば、収納箱から2本の指を使って、ティッシュをつかむ動作で的確に取り出せるという点で多くのユーザーから好評を博している。しかし、2本の指が使えない場合はティッシュをつかみ、引き出すことができないという問題点があった。
【0005】
本発明はティッシュの形状の違いとは無関係に、指1本を用いティッシュに接触することなく、ティッシュを自動で挟持して締結対象から確実に取り外すことができる使い勝手に優れたティッシュ挟みを有するティッシュ箱収納ケースを提供することにある。また、とくに挟み歯で狭持される周囲の厚み寸法が柔軟で薄いものであっても、ティッシュ引き出し時には、ティッシュに接触することなく身体腕指によるティッシュつかみ動作を極限まで減少した1回の動作で確実に対象箱から取り外すことができるティッシュ挟みを有するティッシュ箱収納ケースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るティッシュ箱収納ケースの第一手段は、ティッシュ箱と、前記ティッシュ箱を位置決めする複数の棚板を有したものである。
また、同第二手段のティッシュ箱収納ケースは、第一手段の構成において、ティッシュを引き出すための取手部と、ティッシュを挟むための挟み部とを有するものである。さらに、同第三手段のティッシュ箱収納ケースは、第一手段または第二手段において、ティッシュの引き出し部にティッシュの形状を維持する形状維持部を有するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明においては、ティッシュ上端が引き出し時に形状変化した状態のティッシュであっても、ティッシュ上端を的確に自動挟持し、引き出し方向へ並行操作して、収納対象から確実に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施の形態に係るティッシュ箱の正面図である。
図2図1におけるA-A線断面図である。
図3】同実施の形態に係るティッシュ箱の内部の展開詳細図である。
図4】同実施の形態に係るティッシュ箱の内部ティッシュ箱設置図である。
図5図4におけるa‐a線の内部挟み部ないし取手部の構造図である。
図6図4におけるa‐a線の内部挟み部ないし取手部の側面図である。
図7図4におけるa‐a線の内部挟み部ないし取手部の上面図である。
図8図4におけるa‐a線の内部挟み部ないし取手部の詳細図である。
図9図4における内部構造の詳細図である。
図10】同実施の形態に係るティッシュ箱の設置と取手傾斜の様子である。
図11図10における丸線の挟み部ないし取手部の初期側面図である。
図12図10における丸線の挟み部ないし取手部の移動側面図である。
図13図11における丸線のティッシュを掴む挟み部詳細側面図である。
図14図11における丸線のティッシュを掴み後の挟み部移動図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1ないし図9において、本発明に関するティッシュ箱の実施例を示す。図2図3において、挟み部通路口に通路上蓋板反発磁石設置面76ないし通路上蓋挟み初期配置面77を有した通路蓋Iに連結したティッシュ箱設置部Jの底板84に、引き出されたティッシュ上端部の引口窓としてティッシュ引口窓部Kの底板97を連結して構成する。連結したティッシュ引口窓部Kは、上挟み開閉ゴムEと挟み連結ゴムFで上下に開閉揺動可能に第一アーム38ないし第二アーム46を連結したティッシュ挟み部Dと連結した半回転軸Cをおよそ90度まで前倒傾斜揺動可能の取手Hと傾斜蓋Bに連結して構成する。傾斜蓋Bは、引っ張ることが可能な状態に引力蓋Aと引力用の傾斜ゴムGで連結して構成する。
【0010】
図2ないし図9において、本発明に関するティッシュ箱の実施例を示す。図8において、引力蓋Aに有した引力蓋上板1は、引力ゴムLを連結する引力ゴム穴2を有した引力蓋上板1は、引力蓋ティッシュ挿入口3を形成し、引力蓋前板4と連結して形成する。引力蓋前板4は、取手前板66と連結する引力蓋連結板5と連結して形成する。引力蓋連結板5は引力蓋逃板6を形成する。引力蓋逃板6は、引力蓋逃板底面7に揺動防止の引力蓋固定板8を連結して形成し、引力蓋固定板上面9と連結して構成する。固定部は、蝶番や伸縮ゴムなどの揺動可能の材具で半回転揺動可能に連結する。
【0011】
図8において、取手Hと同時に傾斜する傾斜蓋Bを形成する。傾斜蓋上板10は、取手Hを半回転軸Cに連結した挟み部Dを同時に引っぱるための傾斜ゴムGを連結する傾斜蓋上板傾斜用連結ゴム穴11を形成する。傾斜蓋上板10は、垂直に傾斜蓋中板12を形成して構成する。傾斜中蓋12に傾斜蓋傾斜ゴム穴13を形成し、傾斜中板底面14を傾斜蓋下板15の傾斜蓋上面18と連結して形成する。傾斜蓋下板15は、半回転軸Cと挟み部Dを連結する押柄56を通す傾斜蓋押柄穴16ないし上挟み42を降下するために連結する、上挟み開閉ゴム連結用の傾斜蓋上挟み開閉ゴム穴17を形成し、傾斜蓋底面19に回転移動の圧力逃げ面、傾斜蓋補助板20の傾斜蓋補助板上面21と連結して形成する。傾斜蓋補助板20は、傾斜蓋補助板底面22を回転移動揺動防止の固定部として、傾斜蓋固定板23の傾斜蓋固定板上面24と連結して形成する。固定部は、蝶番や伸縮ゴムなどの揺動可能の材具で半回転揺動可能に連結する。
【0012】
図8において、半回転軸の詳細を示す。半回転軸Cは、半回転軸上板25に半回転軸上板傾斜ゴム穴26を形成し、挟み部Dと半回転軸Cを連結する押柄56を通す半回転軸押柄配置筒穴27を形成する。半回転軸上板25は、半回転軸補助板29の半回転軸補助板上面30と連結して形成する。半回転軸補助板29は、半回転軸補助板底面31を半回転軸固定板32の半回転軸固定板上面33と連結して構成する。半回転軸の固定部となる半回転軸固定板32は、傾斜蓋Bの固定部、傾斜蓋固定板23と連結して構成する。固定部は、蝶番や伸縮ゴムなどの揺動可能の材具で半回転揺動可能に連結する。
【0013】
図4ないし図8において、挟み部の詳細を示す。図8において、上挟み開閉ゴムEは、第一アーム38に形成した上挟み42に有した上挟み開閉ゴム穴44に通し、第二アーム46に有した第二アーム連結面上挟み開閉ゴム穴37に連結して構成する。取手傾斜と同時に引っ張り力で伸縮するように、半回転軸上挟み開閉ゴム穴28と傾斜蓋Bの傾斜蓋挟み開閉ゴム穴を通り取手Hまで連結する。
【0014】
第一アーム38は、あご部39を有し、後端側に伸縮バネ穴40を有した開閉揺動面を形成する。開閉揺動面は、両アーム連結ゴムFが第三アームへと経由する第一アーム連結部41を形成する。あご部前側に、前記両アーム連結ゴムFを通すための両アーム連結ゴム穴45を形成し、前端側は降下時に下挟み51と確実にティッシュを掴むための上挟み磁石設置面43を有した上挟み42を形成して構成する。上挟み42は、上挟み開閉ゴム穴44を有し、取手傾斜時に第二アーム連結面上挟み開閉ゴム穴37を通り、取手Hに有した取手上挟み開閉ゴム穴64まで連結した上挟み開閉ゴムEが引っ張られると同時に、引力により第一アーム38に下方向へと圧力がかかり、伸縮バネ59が縮むことで降下される。
【0015】
第二アーム46は、後端側に、挟み両アームを連結する両アーム連結ゴムFを通すための両アーム連結ゴム穴48を有し、伸縮バネ59と伸縮バネ固定金属58を設置する伸縮バネ金属固定面47を形成する。伸縮バネ金属固定面47の後面、第二アーム連結面形成部49から垂直に第二アーム連結面34を形成する。第二アーム連結面34は、第二アーム38と両アーム連結ゴムFで連結するための第二アーム連結面両アーム連結ゴム穴35を形成し、下面に第二アーム押柄配置筒穴36を形成する。底端面に、上挟み開閉ゴムEを通すための第二アーム連結面上挟み開閉ゴム穴37を形成して構成する。前端側は、磁石設置面51を有した下挟み50を形成して構成する。
【0016】
第三アーム52は、第一アーム連結部41と連結し、両アーム連結ゴムFを通すための第三アームゴム穴54を有した第三アーム下板53を形成し、上挟み第一アーム38の揺動補助面として形成し、第二アーム連結面34に連結して構成する。第一第二両アームと第三アーム52に連結される両アーム連結ゴムFは、伸縮バネ59とバネ固定金属47を第一第二両アームに設置使用をしない場合でも、第一アーム38に有する上挟み42が第二アーム46に固定される下挟み50と初期に接面せず、開いた状態になるように、第二アーム46の後端側に第二アーム連結面上挟み開閉ゴム穴37に連結する。ゴムの伸縮圧力により、第一アーム38へ上にかかった引力が、第三アーム52方向へと引力がかかり、第一アーム38と上挟み42を持ち上げる。そのため、使用する材具として、太糸やひもなどが挙げられるが、太伸縮ゴムが望ましい。
【0017】
押柄配置丸筒55は、押柄56を通して配置し、半回転軸Cの半回転軸押柄丸筒穴27と、傾斜蓋Bの傾斜蓋押柄丸筒穴16に連結して構成する。押柄56は、押柄先端57を取手前板66の背面に結合し、取手Hの傾斜とともに押柄が前後移動可能に配置する。押柄56は、伸縮バネ59と上挟み42が付勢開示された状態で配置してある。
【0018】
図8において、取手部Hの詳細を示す。取手Hは、引力前倒傾斜用として箱形に構成され、取手背面板60上面部に、取手と同時傾斜するために傾斜蓋Bの傾斜蓋下板15を連結して構成する。上挟み開閉ゴムEと傾斜ゴムGを通す取手背面板傾斜ゴム上穴61ないし取手背面板傾斜ゴム下穴62を形成し、下面部に押柄55を連結する取手押柄穴63ないし上挟み開閉ゴムEを連結する取手上挟み開閉ゴム穴64を形成した取手背面板60は、取手上板65と連結して形成する。取手上板65は、引力蓋Aの引力蓋連結板5と結合する取手前板66と連結して形成する。取手前板66は、取手下板70と連結して構成し、取手前板傾斜ゴム上穴66ないし取手前板傾斜ゴム下穴67を形成する。押柄先端57を取手押柄連結部69の背面側に連結して形成する。取手下板70は、取手底板71と連結し取手底板71は、取手背面板60を連結して構成する。
【0019】
図9ないし図10において、本発明に関するティッシュ箱内部の実施例を示す。図9において、通路蓋Iの詳細を示す。通路上板72は、挟み部Dの配置通路となる通路蓋Iの通路上蓋72に、引力ゴムLを連結する通路蓋引力ゴム穴73と、ティッシュ挿入用に通路蓋ティッシュ挿入口74を形成し、上面部75に挟み部通路屏を構成する。挟み部通路屏は、上面部75の中央部に通路上板挟み初期配置面77を有し、上端挟み部Dが半回転軸Cと同時に後方向に移動し、上挟み42が磁石に反して下挟み50へ降下するための通路上板反発磁石設置面76を形成する。下面部には、取手Hの前傾斜と同時に引っ張られる、引力蓋上板1の引力蓋上板引力ゴム穴2に通す引力ゴムLを連結する通路蓋引力ゴム穴73を形成し、通路上板底面80を背面板81の背面板上側面82連結して構成する。
【0020】
図9において、通路蓋Iに形成する通路屏は、口字に溝を形成した通路屏底板78と通路屏正面板79を垂直に連結して構成する。
【0021】
図9において、ティッシュ箱設置部Jの詳細を示す。背面板81は背面板上面82を通路上板底面80と連結して構成する。背面板81は、上部にティッシュ引口窓部Kの連結面となる、連結上板93を連結して形成する。連結上板93は、同様に引口窓部K部との連結面となる連結下板94の連結下板上側面96と連結して形成し、連結下板94の連結下板底面95を底板側面85と連結して構成する。背面板底側面83は、底板84の底板後端部86と垂直に連結して形成し、底板側面85をティッシュ引口窓部Kの底板後側面100と連結して構成する。底板84の上面に、ティッシュ置場正面87とティッシュ置場背面88の底板となるティッシュ置場底面89を連結して構成し、前側部は、ティッシュ底置場となるティッシュ底置場正面90と、ティッシュ底置場背面91を連結して形成したティッシュ底置場底面92を連結して構成する。底板84の底板側面85は、降下口底板97と連結して構成する。
【0022】
図9において、ティッシュ引口窓部Kの詳細を示す。連結下板94は、底面を降下口底板97の降下口底板後側面100と連結して形成する。降下口底板97は、ティッシュ降下口となる降下口98を形成し、降下口底板前側面99を傾斜中蓋Bと連結して構成する。連結下板94の前面上部は、引き口窓板108の上面、引き口窓板連結上側面110を連結して形成し、前面中央部は、引き口窓連結板支え105の引き口窓連結板支え後側面107と連結して構成する。引き口窓連結板支え105は、引き口窓連結板支え前側面106を、引き口窓支え正面板101と連結して形成する。引き口窓支え正面板101の上部、引き口窓支え正面板上部102に引き口窓連結板103を連結して形成する。引き口窓連結板103は、引き口窓板底面109と連結して形成し、図10のように通路上板72の閉時における蓋置場として、ティッシュ引き口部窓板108に引き口部上蓋支えアーム111を連結して構成する。ティッシュ引き口部支え前板103の引き口窓連結板支え側面104は、引き口窓連結板支え105と連結し、真ん中面を引き口窓連結板支え前側面106と引き口窓支え上面102は、引き口窓連結板103と連結して形成する。
【0023】
図10ないし図14において、本発明に関するティッシュ箱のティッシュ挟み部と取手部の実施例を示す。斜線部は伸縮ゴムを示す。回転部と固定部の間には揺動の材具として、例として蝶番やゴムなどの揺動具を回転移動可能にとりつけ、下部は固定されている。図10において、ティッシュ箱の設置の様子を示す。ティッシュ箱を挿入口から入れ、取手Hに取り付けた引力蓋Aのレバーを手前に傾ける傾斜の様子を示す。図11において、ティッシュをつかむために配置された挟み部Dの初期配置の様子を示す。図12図13において、挟みがティッシュをつかみ、回転移動する様子を示す。
【0024】
本開発における挟み部Dは、ティッシュをつかむために、ティッシュを確実につかむために磁石を設置することで、挟む対象が柔軟で薄いものでも挟めるように磁石を設置した上挟み42が開閉する様子を示す。上挟み42が上下に開閉し、第二アーム46と下挟み50は固定されている。上挟み42がゴムの力によって開閉揺動し、上挟み42が初期に開いている状態にするために第三アーム52を介して形成する。第三アーム52と挟み連結ゴムを介しているため、上挟み42が初期に開いている状態で揺動するように構成する。本発明は、念のために第一アーム46と第二アーム46に、伸縮バネとバネ固定金属を取り付けて構成しているが、本来は取り付けなくても初期は上挟みが開いた状態に揺動する。類似品としてせんたく挟みがあるが、せんたく挟みは初期状態として挟み部が締結された状態のものであるが、上記のティッシュ挟みは、挟み部が開いた状態に形成される。伸縮ゴムやひも、糸などの材料を上挟み42に介し、引っ張ることで、上挟み42を上下に揺動し、上挟み42を第二アーム46に固定された下挟み50まで閉めることができる。取手Hまで連結して取り付けたレバー取手を倒して傾斜し、引いたゴムを伸縮することにより、もとに戻すため手を放すことで取手Hに取り付けた押柄56が、前移動する押圧力で上挟み42が確実に開くように、本発明において、取手Hに押柄56を介して構成している。
ゴムの伸縮により、上挟み42が上に開いた状態に戻るため、対象物が決まった場合に使用することが可能である。せんたく挟みは、圧力で対象物がある程度重さがある挟みに使用されており、柔軟なティッシュのような対象物だと形が変形し、やぶれてしまう可能性があるため、それを防止するために、本発明におけるティッシュ挟みは、最適な圧力をかけるために磁石を両挟みに設置して形成する。そのため、挟む対象が柔軟なものでも挟めることが可能に構成される。
【0025】
図14において、挟み部Dの押柄56開示を示す。レバーを倒すように前傾斜した取手Hをもとの位置に戻すことで、取手Hに結合した押柄が戻る圧力に伴い、前に移動し、移動された押柄先端57が押された圧力で同時に上挟みを押し上げ、ティッシュが降下する様子を示す。
【符号の説明】
【0026】
A 引力蓋
B 傾斜蓋
C 半回転軸
D 挟み部
E 上挟み開閉ゴム
F 両アーム連結ゴム
G 傾斜ゴム
H 取手
I 通路蓋
J ティッシュ箱設置部
K ティッシュ引口窓部
L 引力ゴム
1 引力蓋上板
2 引力蓋引力ゴム穴
3 引力蓋ティッシュ挿入口
4 引力蓋前板
5 引力蓋連結板
6 引力蓋逃板
7 引力蓋逃板底面
8 引力蓋固定板
9 引力蓋固定板上面
10 傾斜蓋上板
11 傾斜蓋上板傾斜用連結ゴム穴
12 傾斜蓋中板
13 傾斜蓋傾斜ゴム穴
14 傾斜蓋中板底面
15 傾斜蓋下板
16 傾斜蓋押柄穴
17 傾斜蓋上挟み開閉ゴム穴
18 傾斜蓋上面
19 傾斜蓋底面
20 傾斜蓋補助板
21 傾斜蓋補助板上面
22 傾斜蓋補助板底面
23 傾斜蓋固定板
24 傾斜蓋固定板上面
25 半回転軸上板
26 半回転軸上板傾斜ゴム穴
27 半回転軸押柄配置筒穴
28 半回転軸上挟み開閉ゴム穴
29 半回転軸補助板
30 半回転軸補助板上面
31 半回転軸補助板底面
32 半回転軸固定板
33 半回転軸固定板上面
34 第二アーム連結面
35 第二アーム連結面両アーム連結ゴム穴
36 第二アーム連結面押柄丸筒用穴
37 第二アーム連結面上挟み開閉ゴム穴
38 第一アーム
39 あご部
40 伸縮バネ穴
41 第一アーム連結部
42 上挟み
43 上挟み磁力設置面
44 上挟み開閉ゴム穴
45 両アーム連結ゴム穴
46 第二アーム
47 バネ支え金属固定穴
48 挟み連結ゴム穴
49 第二アーム連結面形成部
50 下挟み
51 下挟み磁力設置面
52 第三アーム
53 第三アーム下板
54 第三アームゴム穴
55 押柄配置筒
56 押柄
57 押柄先端
58 バネ固定金属
59 伸縮バネ
60 取手背面板
61 取手背面板傾斜ゴム上穴
62 取手背面板傾斜ゴム下穴
63 取手押柄穴
64 取手上挟み開閉ゴム穴
65 取手上板
66 取手前板
67 取手前板傾斜ゴム上穴
68 取手前板傾斜ゴム下穴
69 取手押柄連結部
70 取手下板
71 取手底板
72 通路上蓋
73 通路蓋引力ゴム穴
74 通路蓋ティッシュ挿入口
75 通路蓋上部
76 通路上板反発磁石設置面
77 通路初期配置面
78 通路屏底板
79 通路屏正面板
80 通路上板底面
81 背面板
82 背面板上面
83 背面板底面
84 底板
85 底板側面
86 底板後端部
87 ティッシュ置場正面
88 ティッシュ置場背面
89 ティッシュ置場底面
90 ティッシュ底置場正面
91 ティッシュ底置場背面
92 ティッシュ底置場底面
93 連結上板
94 連結下板
95 連結下板底面
96 連結下板上側面
97 降下口底板
98 降下口
99 降下口底板前側面
100 降下口底板後側面
101 引き口窓支え正面板
102 引き口窓支え正面板上部
103 引き口窓連結板
104 引き口窓連結板底面
105 引き口窓連結板支え
106 引き口窓連結板支え前側面
107 引き口窓連結板支え後側面
108 引き口窓板
109 引き口窓板底面
110 引き口窓板連結上側面
111 通路蓋支えアーム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14