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▶ オク,ソ ジュンの特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-14
(45)【発行日】2022-09-26
(54)【発明の名称】携帯用化粧品ケース
(51)【国際特許分類】
   A45D 33/00 20060101AFI20220915BHJP
【FI】
A45D33/00 625A
A45D33/00 615B
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2021529216
(86)(22)【出願日】2018-12-03
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-02
(86)【国際出願番号】 KR2018015210
(87)【国際公開番号】W WO2020040359
(87)【国際公開日】2020-02-27
【審査請求日】2021-02-03
(31)【優先権主張番号】10-2018-0097908
(32)【優先日】2018-08-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521051004
【氏名又は名称】オク,ソ ジュン
【氏名又は名称原語表記】OK, Soo Jeong
(74)【代理人】
【識別番号】100166545
【弁理士】
【氏名又は名称】折坂 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】オク,ソ ジュン
【審査官】渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】実開昭60-161921(JP,U)
【文献】米国特許第09271555(US,B1)
【文献】実開昭62-182113(JP,U)
【文献】実開平01-115421(JP,U)
【文献】実開昭62-054612(JP,U)
【文献】特開2004-001832(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2012-0019151(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D33/00-33/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部が開口された化粧品ケースふたと化粧品が内蔵された化粧品ケース本体とで構成された携帯用化粧品ケースにおいて、
前記化粧品ケース本体(20)は、円柱状で、且つ下部が開口された状態であり、中心部に開口部(22)、上部に内部キャップ(21)と結合されるように上部ねじ山(23)を通じて結着するように構成され、
前記化粧品ケース本体(20)に挿入される化粧品ケース(30)は、円柱状で、且つ中心部に複数の化粧品セル装着部(31)を有し、下端部に下部ねじ山(32)を有し、前記化粧品ケース(30)を回転することができるように回転取っ手(33)で構成され
化粧品ケース本体(20)下端部の内部面に複数の係止溝(24)と、化粧品ケース(30)の下端部の外部面に複数の係止突起(34)を有し、回転取っ手(33)によって回転させることにより、前記係止溝(24)と係止突起(34)が一致するようにし、前記化粧品ケース本体(20)の開口部(22)と化粧品ケース(30)の化粧品セル装着部(31)に装着された化粧品が盛られた化粧品セル(40)が前記開口部(22)と一致するように止めて、化粧品セル(40)に盛られた化粧品を選択して用いることができるように構成され、
化粧品ケースふた(10)は化粧品ケース(30)下端部の下部ねじ山(32)と回転によって結合または離脱されるように下端部の内部面にねじ山(符号省略)を構成し、下部が開口された状態で円柱状または六角柱状に形成されることを特徴とする携帯用化粧品ケース。
【請求項2】
化粧品セル装着部(31)に装着される化粧品が盛られた化粧品セル(40)は、前記化粧品セル装着部(31)の大きさによって、大きさが互いに異なる化粧品セル(40)を2つまたは3つを選択的に化粧品セル装着部(31)の大きさに合わせて装着するようにすることにより、多様な化粧品を携帯及び保管しやすく構成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯用化粧品ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯用化粧品ケースに関し、より具体的には、小型の化粧品セルを備えた化粧品ケースを回転式に回して化粧品ケース本体の開口部に化粧品が盛られた化粧品セルを止めるようにして使おうとする化粧品セルに盛られた化粧品を選択して用いることができるように複数の化粧品セルを有するもので、多様な化粧品を携帯及び保管しやすく化粧品ケースに内蔵して携帯することにより、必要時に、化粧する際に化粧品を便利に用いることを特徴とする携帯用化粧品ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、女性たちは自分の個性と美しさを表出するために多様な種類の化粧品を用いて多様な技法と方法で化粧をするが、このような化粧品として、ファウンデーション、パウダー、アイシャドー、リップスティック、アイブロー、アイライナー、リップパレットなどがあり、その他にも多様な種類の化粧品がある。
【0003】
そして、メイクアップ化粧品は化粧をしたり美しくするために顔や目及び唇などに塗るメイクアップ化粧品は一つずつ包装されず複数のメイクアップ化粧品が一つのケースに同時に収納された状態で販売されている。
【0004】
このようなメイクアップ化粧品ケースは複数の区画壁によって区分されて、複数のメイクアップ化粧品がそれぞれ色相別に収納される複数の収納部が形成されたパレット及びメイクアップ化粧品を用いるための筆を据え置く筆据置台が備えられた本体と、メイクアップ化粧品を保護することができるように本体にヒンジ結合されて開閉可能なカバーとで構成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記のような従来のパレット方式のメイクアップ化粧品ケースは大部分携帯しにくいほど大きく形成されて、一般の家庭や美容室などのように所定の場所のみで用いることができるという問題点がある。
【0006】
また、従来のメイクアップ化粧品ケースはメイクアップ化粧品が色相別に露出された状態に配置されて、化粧する過程でメイクアップ化粧品粉末が他のメイクアップ化粧品の上に落ちて汚染または変色の虞があり、また、収納される筆の数字が少なくて筆を用いる過程で混色が発生するという問題点がある。
【0007】
また、化粧品ケースは化粧品の種類が多い時にはケースの大きさが大きい必要があるという短所を有するため携帯が不便であり、大きさの小さいケースを複数携帯してこそ満足できる種類の数の化粧品を携帯することができて、携帯品が複数になってそれによる不便があった。
【0008】
また、専門職種に勤めている女性の場合、化粧をしてから取る一連の過程を繰り返すので、多量の化粧品と環境や雰囲気によって化粧品の色相が変更されるので多様な種類の化粧品を携帯しなければならなく、そのため、化粧品による携帯品が過重されるという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、本発明は上記のような従来の問題点を解決するために案出されたもので、本発明の目的は、化粧品を使って化粧をするためには多様な種類の化粧品を携帯しなければならないので、化粧品による携帯品が過重される不便を解消するために、小型の化粧品セルを備えた化粧品ケースを回転式に回して化粧品ケース本体の開口部に化粧品が盛られた化粧品セルを止めるようにして使おうとする化粧品セルに盛られた化粧品を選択して用いることができるように複数の化粧品セルを有する化粧品ケースは多様な化粧品を携帯するだけでなく、体積を減小することができて、携帯及び保管を簡便にした携帯用化粧品ケースを提供するためのものである。
【発明の効果】
【0010】
以上の説明のように、本発明による携帯用化粧品ケースを用いることにより、複数の化粧品を大きさの小さい化粧品セルに複数個にして多様な種類の化粧品を携帯及び保管することができるという効果を奏する。
【0011】
円筒状に形成された携帯用化粧品ケースに小型の化粧品セルを備えた化粧品ケースを回転式に回して化粧品ケース本体の開口部に化粧品が盛られた化粧品セルを止めるようにして使おうとする化粧品セルに盛られた化粧品を選択して用いることができて、便利性を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明における携帯用化粧品ケースの全体構成の分解図である。
図2】本発明における携帯用化粧品ケースのふたの構成斜視図である。
図3】本発明における携帯用化粧品ケースの化粧品ケース本体の構成斜視図である。
図4】本発明における携帯用化粧品ケースの化粧品ケースの構成斜視図である。
図5】本発明における携帯用化粧品ケースの全体構成の結合例示図である。
図6】本発明における携帯用化粧品ケースの全体構成の結合例示図である。
図7】本発明における携帯用化粧品ケースの全体構成の結合例示図である。
図8】本発明における携帯用化粧品ケースの全体構成の結合例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の複数の実施例は多様な形態に変形されることができ、本発明の範囲が後述する複数の実施例によって限定されると解釈されてはならない。
【0014】
本発明は化粧品を用いて化粧をするためには、多様な種類の化粧品を携帯しなければならないことから化粧品による携帯品が過重される不便を解消するために、小型の化粧品セルを備えた化粧品ケースを回転式に回して化粧品ケース本体の開口部に化粧品が盛られた化粧品セルを止めるようにして使おうとする化粧品セルに盛られた化粧品を選択して用いることができるように複数の化粧品セルを有した化粧品ケースは多様な化粧品を携帯するだけでなく、体積を減小することができて多様な化粧品を携帯及び保管しやすく化粧品ケースに内蔵して携帯することにより、必要時に、化粧をする際に化粧品を便利に用いることを特徴とする携帯用化粧品ケースに関するものである。
【0015】
図1は本発明における携帯用化粧品ケースの全体構成の分解図であり、図2は本発明における携帯用化粧品ケースのふたの構成斜視図であり、図3は本発明における携帯用化粧品ケースの化粧品ケース本体の構成斜視図であり、図4は本発明における携帯用化粧品ケースの化粧品ケースの構成斜視図であり、図5図8は本発明における携帯用化粧品ケースの全体構成の結合例示図を示した図である。
【0016】
前記図1図8を通じて、より具体的に説明すれば次の通りである。
【0017】
本発明における携帯用化粧品ケース100は、化粧品を保護するために化粧品ケース本体20の上側に挿入されて結合または離脱されるように下部が開口された状態で円柱状または六角柱状に形成された化粧品ケースふた10を有する。
【0018】
より詳しくは、図2に示された、前記化粧品ケースふた10の下端部の内部面にねじ山(図示しない)が図4に示された化粧品ケース30の下端部の下部ねじ山32と回転によって結合または離脱されるように構成される。
【0019】
図3に示された化粧品ケース本体20は円柱状で、且つ下部が開口された状態で、化粧品セル40が装着された化粧品ケース30が挿入されるようにする。
【0020】
前記化粧品ケース本体20の中心部に開口部22が形成され、化粧品ケース30の化粧品セル装着部31に装着された化粧品セル40が前記開口部22と一致するようにする。
【0021】
化粧品セル40に盛られた化粧品を選択して用いることができるように構成する。
【0022】
前記挿入された化粧品ケース30の離脱を防止するために化粧品ケース本体20の上部に内部キャップ21と結合されるように上部ねじ山23を通じて結着されるようにした。
【0023】
より詳しく説明すれば、前記内部キャップ21の内部面にねじ山(図示しない)が図3に示された化粧品ケース本体20の上端部の上部ねじ山23と回転によって結合または離脱されるように構成される。
【0024】
また、図3に示された化粧品ケース本体20の下端部の内部面に複数の係止溝24を有し、図4に示された化粧品ケース30の下端部の外部面に複数の係止突起34と傾斜度を有し、回転取っ手33によって回転させる。
【0025】
それにより、前記化粧品ケース本体20の開口部22と化粧品ケース30の化粧品セル装着部31に装着された化粧品セル40が前記開口部22と一致するように止めて、より簡単に使おうとする化粧品セル40に盛られた化粧品を選択して用いることができるように構成される。
【0026】
図4に示された化粧品ケース30は、円柱状で、中心部に複数の化粧品セル装着部31を有し、多様な種類の化粧品が盛られた化粧品セル40を装着するようにする。
【0027】
前記化粧品セル40が装着された化粧品ケース30を回転式に回して化粧品ケース本体20の係止溝24と係止突起34が一致するようにして、開口部22に化粧品が盛られた化粧品セル40を止めて、使おうとする化粧品セル40に盛られた化粧品を選択して用いることができるように構成された。
【0028】
前記化粧品ケース30下端部の下部ねじ山32と前記図2に示された化粧品ケースふた10下端部の内部面にねじ山(図示しない)が回転によって結合または離脱されるように構成される。
【0029】
前記化粧品ケース30の下部に化粧品ケース30を回転することができるように回転取っ手33を有する。
【0030】
前記化粧品セル40は複数個で、化粧品セル装着部31の大きさによって、例えば、大きさが互いに異なる化粧品セル40を2つまたは3つを選択的に化粧品セル装着部31の大きさに合わせて装着することにより、多様な化粧品を携帯及び保管しやすく構成された携帯用化粧品ケースに関する。
【0031】
前記携帯用化粧品ケース30に区画された複数の化粧品セル40の内部にはアイシャドー、アイブロー、アイライナー、リップパレット、ファウンデーションのような化粧品が収納されて簡便に携帯した状態で化粧をすることができるようにした。携帯用化粧品ケースふた10は化粧品ケース30に区画された化粧品セル40を保護するために化粧品ケース本体20を覆って重なるように構成されたのである。
【0032】
図5図8は本発明における携帯用化粧品ケースの全体構成の結合例示図を示した。
【0033】
図5は本発明における携帯用化粧品ケース100が化粧品を保護するために化粧品ケース本体20の上側に挿入されて結合または離脱されるように下部が開口された状態で構成された化粧品ケースふた10が挿入または離脱される状態を示す。
【0034】
図6は前記化粧品ケースふた10が離脱された状態で化粧品ケース本体20で開口部22を通じて装着された化粧品セル40、下部ねじ山32、回転取っ手33が示された状態を示す。
【0035】
図7は化粧品ケース本体20と、化粧品セル装着部31に化粧品セル40が装着されたり交換することを示す。
【0036】
図8図7の化粧品ケース本体20を上側で見た内部構成を示す。
【0037】
本発明は小型の化粧品セルを備えた化粧品ケースを回転式に回して化粧品ケース本体の開口部に化粧品が盛られた化粧品セルを止めるようにして使おうとする化粧品セルに盛られた化粧品を選択して用いることができるように複数の化粧品セルを有する化粧品ケースは多様な化粧品を携帯するだけでなく、体積を減小することができて多様な化粧品を携帯及び保管しやすく化粧品ケースに内蔵して携帯することにより、必要時に、化粧をする際に化粧品を便利に用いることを特徴とする携帯用化粧品ケースに関する。
【符号の説明】
【0038】
100 携帯用化粧品ケース
10 化粧品ケースふた
20 化粧品ケース本体
21 内部キャップ
22 開口部
23 上部ねじ山
24 係止溝
30 化粧品ケース
31 化粧品セル装着部
32 下部ねじ山
33 回転取っ手
34 係止突起
40 化粧品セル

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8