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  • 特許-ガスメータ及びその制御方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-14
(45)【発行日】2022-09-26
(54)【発明の名称】ガスメータ及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
   G01F 3/22 20060101AFI20220915BHJP
   G01F 1/66 20220101ALI20220915BHJP
【FI】
G01F3/22 Z
G01F1/66 101
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018236513
(22)【出願日】2018-12-18
(65)【公開番号】P2020098154
(43)【公開日】2020-06-25
【審査請求日】2021-11-16
(73)【特許権者】
【識別番号】501418498
【氏名又は名称】矢崎エナジーシステム株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000220262
【氏名又は名称】東京瓦斯株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000005821
【氏名又は名称】パナソニックホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145908
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 信雄
(74)【代理人】
【識別番号】100136711
【弁理士】
【氏名又は名称】益頭 正一
(72)【発明者】
【氏名】河窪 晋一
(72)【発明者】
【氏名】五味 保城
(72)【発明者】
【氏名】金澤 一弘
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 孝憲
(72)【発明者】
【氏名】藤井 裕史
(72)【発明者】
【氏名】木場 康雄
(72)【発明者】
【氏名】岩本 龍志
【審査官】公文代 康祐
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-249532(JP,A)
【文献】特開2000-155045(JP,A)
【文献】特開2001-165730(JP,A)
【文献】特開2001-165748(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0112536(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01F 1/00-1/30
G01F 1/34-1/90
G01F 3/00-9/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定流路内が燃料ガスで置換されたかを判断するガスパージャーモードを有したガスメータであって、
特定の機能を停止させた出荷モードにおいて特定の操作がガスメータの第1操作部に対して行われたかを判断する特定操作判断手段と、
前記特定操作判断手段により前記特定の操作が行われたと判断された場合に、前記ガスパージャーモードが無効化されているときには前記ガスパージャーモードを有効化状態に切り替える切替手段と、
を備えることを特徴とするガスメータ。
【請求項2】
前記出荷モードにおいて、前記特定の操作と異なる所定の操作がガスメータの第2操作部に対して行われたかを判断する所定操作判断手段と、
前記所定操作判断手段により前記所定の操作が行われたと判断した場合に、前記出荷モードから、前記特定の機能が発揮される通常モードへモード移行させるモード移行手段と、を備え、
前記所定の操作は、前記ガスパージャーモードが有効化されている場合と無効化されている場合とで異なるものである
ことを特徴とする請求項1に記載のガスメータ。
【請求項3】
所定流路内が燃料ガスで置換されたかを判断するガスパージャーモードを有したガスメータの制御方法であって、
特定の機能を停止させた出荷モードにおいて特定の操作がガスメータの第1操作部に対して行われたかを判断する特定操作判断工程と、
前記特定操作判断工程において前記特定の操作が行われたと判断された場合に、前記ガスパージャーモードが無効化されているときには前記ガスパージャーモードを有効化状態に切り替える切替工程と、
を備えることを特徴とするガスメータの制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスメータ及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、流路内が燃料ガスに置換されたかを判断するガスパージ機能を有したガスメータが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2004-36937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1に記載のガスメータはガスパージ機能が用いられることが前提となっている。しかし、実際には客先からの要望によりガスパージ機能を無効化した状態でガスメータが出荷されることがある。このため、現場では、無効化されたガスパージ機能を有効化する必要性が生じることもある。このような機能の切替については、集中監視センタからの設定変更や、設定器からの設定変更で対応可能であるが、全てのガスメータが集中監視センタに接続されているわけでなく、また設定器を用いた設定変更についても設定器とガスメータとの接続作業等が生じてしまい決して簡易なものではなかった。
【0005】
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、集中監視センタに接続されていない場合であっても比較的簡易にガスパージ機能を有効化することができるガスメータ及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、所定流路内が燃料ガスで置換されたかを判断するガスパージャーモードを有したガスメータであって、特定の機能を停止させた出荷モードにおいて特定の操作がガスメータの第1操作部に対して行われたかを判断し、特定操作が行われたと判断した場合に、ガスパージャーモードが無効化されているときにはガスパージャーモードを有効化状態に切り替える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、出荷モードにおいて特定の操作がガスメータの第1操作部に対して行われたかを判断し、特定操作が行われたと判断した場合にガスパージャーモードが無効化されているときにはガスパージャーモードを有効化状態に切り替えるため、ガスメータのみに対する操作によってガスパージャーモードを有効化することができる。よって、集中監視センタへ接続されていなくとも、また設定器を用いなくともガスパージ機能を有効化することが可能となり、集中監視センタに接続されていない場合であっても比較的簡易にガスパージ機能を有効化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態に係るガスメータを示すブロック図である。
図2】本実施形態に係るガスメータの動作の概略を示す遷移図である。
図3】本実施形態に係るガスメータの制御方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係るガスメータを示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係るガスメータ1は、需要者へ供給される燃料ガスの流量を積算表示するものであって、超音波センサ10と、表示部20と、テスト遮断スイッチ(以下テスト遮断SWとする)30と、復帰ボタン40と、制御部50とを備えている。
【0011】
超音波センサ10は、ガスメータ1内の流路を通過して需要者側に供給される燃料ガスの流量を測定するためのものであり、流路に対して超音波信号を送信して受信されるまでの伝搬時間から燃料ガスの流速を計測するものである。表示部20は、燃料ガスの積算流量や警告内容等を表示するものである。
【0012】
テスト遮断SW30は、例えばマグネットをガスメータ1の所定箇所に近接させることにより遮断弁(図示せず)を閉動作させるテスト遮断を行うための操作部である。復帰ボタン40は、ガスメータ1内の流路を閉塞した遮断弁を開動作させるための操作部である。
【0013】
制御部50は、ガスメータ1の全体を制御するものであり、記憶部51と、特定操作判断部(特定操作判断手段)52と、切替部(切替手段)53と、所定操作判断部(所定操作判断手段)54と、モード移行部(モード移行手段)55とを備えている。
【0014】
記憶部51は、ガスメータ1を機能させるための各種プログラム等が記憶されたものである。特に記憶部51は、ガスメータ1内の所定流路が燃料ガスで置換されてガスパージが完了したかを判断するガスパージャーモードに関するプログラムも記憶されている。なお、ガスパージが完了したかについては、例えば超音波信号の伝搬時間から判断することができる。さらに、記憶部51には、ガスパージャーモードの有効及び無効を示すビットが存在しており、ビットON状態でガスパージャーモードが有効化され、ビットOFF状態でガスパージャーモードが無効化される。
【0015】
特定操作判断部52は、特定の機能を停止させた出荷モードにおいて、特定の操作がガスメータ1の第1操作部(復帰ボタン40)に対して行われたかを判断するものである。ここで、出荷モードとは、工場出荷から設置先に設置されるまでのモードであり、ガスメータ1は出荷モードとされることで、特定の機能が停止させられて電力消費が抑えられた仮眠状態となっている。特定操作判断部52は、このような出荷モードにおいて、特定の操作が行われたかを判断するものである。本実施形態において特定の操作は復帰ボタン40の長押し(所定時間以上の継続した押圧操作)である。
【0016】
切替部53は、ガスパージャーモードの有効及び無効を切り替えるものである。このため、切替部53は、特定操作判断部52により特定操作が行われたと判断した場合に、ガスパージャーモードが無効化されているときにはガスパージャーモードを有効化状態に切り替えることとなる。同様に、切替部53は、特定操作判断部52により特定操作が行われたと判断した場合に、ガスパージャーモードが有効化されているときにはガスパージャーモードを無効化状態に切り替えることとなる。切替に際しては、記憶部51のビット状態がONからOFFに、又はOFFからONに切り替えられる。
【0017】
所定操作判断部54は、出荷モードにおいて、特定の操作と異なる所定の操作がガスメータ1の第2操作部(テスト遮断SW30及び復帰ボタン40)に対して行われたかを判断するものである。本実施形態において所定の操作は、ガスパージャーモードが有効化されているか、無効化されているかによって異なるものとなっている。所定の操作は、ガスパージャーモードが有効化されている場合、テスト遮断SW30の2回操作後の復帰ボタン40の操作であり、ガスパージャーモードが無効化されている場合、テスト遮断SW30の1回操作後の復帰ボタン40の操作である。
【0018】
モード移行部55は、出荷モードと通常モードとガスパージャーモードとの移行を制御するものである。通常モードは、出荷モードで停止させられていた機能(特定の機能)が発揮されるモードである。ガスメータ1は、この通常モードにおいてガス流量の計測及び積算表示等の運用が行われる。
【0019】
次に、本実施形態に係るガスメータ1の動作の概略を説明する。図2は、本実施形態に係るガスメータ1の動作の概略を示す遷移図である。
【0020】
まず出荷前において、ガスパージャーモードが有効化され(ST1)、且つ、ガスメータ1が出荷モードとされているとする(ST2)。この状態において復帰ボタン40の長押し(特定の操作)が行われると、特定操作判断部52は特定の操作があったと判断し、切替部53は、記憶部51のビット状態をOFFに切り替えてガスパージャーモードを無効化状態にする(ST3)。
【0021】
また、出荷前において、ガスパージャーモードが無効化され(ST3)、且つ、ガスメータ1が出荷モードとされているとする(ST4)。この状態において復帰ボタン40の長押し(特定の操作)が行われると、特定操作判断部52は特定の操作があったと判断し、切替部53は、記憶部51のビット状態をONに切り替えてガスパージャーモードを有効化状態にする(ST1)。
【0022】
このように、本実施形態に係るガスメータ1は、ガスメータ1の復帰ボタン40に対する操作によってガスパージャーモードの有効化と無効化とを切り替えることができる。
【0023】
また、ガスパージャーモードが有効化され(ST1)、且つ、ガスメータ1が出荷モードとされている状態において(ST2)、所定の操作が行われたとする(ST5)。ここでの所定の操作は、テスト遮断SW30の2回操作後の復帰ボタン40の操作である。この操作が行われると所定操作判断部54は、所定の操作があったと判断し、モード移行部55は、出荷モードからガスパージャーモードにモード移行させる(ST6)。その後、ガスパージが完了すると、モード移行部55は、ガスパージャーモードから通常モードにモード移行させる(ST7)。
【0024】
一方、ガスパージャーモードが無効化され(ST3)、且つ、ガスメータ1が出荷モードとされている状態において(ST4)、所定の操作が行われたとする(ST8)。ここでの所定の操作は、テスト遮断SW30の1回操作後の復帰ボタン40の操作である。この操作が行われると所定操作判断部54は、所定の操作があったと判断し、モード移行部55は、ガスパージャーモードを介することなく、出荷モードから通常モードにモード移行させる(ST9)。
【0025】
このように、本実施形態において所定の操作は、ガスパージャーモードが有効化されている場合と無効化されている場合とで異なるものとなっている。このため、ガスパージャーモードが無効化されているにも拘らず、有効化されているとの認識のもと現場の作業者が出荷モードから通常モードへモード移行させてしまう可能性等を抑制することができる。
【0026】
なお、通常モードとなったガスメータ1については、規定操作を行うことにより(ST10,ST11)、出荷モードに戻すことができる。出荷モードに戻した場合には、再度特定の操作によってガスパージャーモードの有効化と無効化とを切り替えることができる。
【0027】
本実施形態において規定の操作とは、例えばテスト遮断SW30の2回操作(1回操作であってもよい)である。なお、ここでの規定の操作は、ガスパージャーモードが有効化されているとき(又は無効化されているとき)の所定の操作の一部に該当するが、特にこれに限られるものではない。
【0028】
次に、本実施形態に係るガスメータ1の制御方法を説明する。図3は、本実施形態に係るガスメータ1の制御方法を示すフローチャートである。なお、図3に示す処理は、ガスメータ1の電源がオフされるまで繰り返し実行される。
【0029】
まず、図3に示す処理の開始時点においてガスメータ1は出荷モードとなっている。この状態において制御部50の特定操作判断部52は、復帰ボタン40の長押し操作があったかを判断する(S1:特定操作判断工程)。特定操作判断部52により復帰ボタン40の長押し操作があったと判断された場合(S1:YES)、切替部53は、記憶部51のビット状態をON又はOFFに切り替え、ガスパージャーモードを有効化又は無効化に切替える(S2:切替工程)。その後、処理はステップS1に移行する。
【0030】
一方、特定操作判断部52により復帰ボタン40の長押し操作がなかったと判断された場合(S1:NO)、所定操作判断部54は、ガスパージャーモードが有効化されているかを判断する(S3)。所定操作判断部54は、ガスパージャーモードが有効化されていると判断した場合(S3:YES)、テスト遮断SW30が2回操作されたかを判断する(S4)。
【0031】
所定操作判断部54は、テスト遮断SW30が2回操作されたと判断した場合(S4:YES)、所定時間(例えば2分)以内に復帰ボタン40の操作があったかを判断する(S5)。所定操作判断部54により所定時間以内に復帰ボタン40の操作があったと判断された場合(S5:YES)、モード移行部55は、出荷モードからガスパージャーモードにモード移行させる(S6)。
【0032】
その後、モード移行部55は、ガスパージが完了したかを判断する(S7)。モード移行部55によりガスパージが完了していないと判断された場合(S7:NO)、ガスパージが完了したと判断されるまで、この処理が繰り返される。一方、モード移行部55は、ガスパージが完了したと判断した場合(S7:YES)、ガスメータ1をガスパージャーモードから通常モードにモード移行させる(S10)。これにより、ガスメータ1の通常の運用が行われることとなる。
【0033】
ところで、所定操作判断部54によりテスト遮断SW30が2回操作されていないと判断された場合(S4:NO)、及び、所定時間以内に復帰ボタン40の操作がなかったと判断された場合(S5:NO)、処理はステップS1に移行する。
【0034】
また、所定操作判断部54は、ガスパージャーモードが有効化されていないと判断した場合(S3:NO)、テスト遮断SW30が1回操作されたかを判断する(S8)。所定操作判断部54は、テスト遮断SW30が1回操作されたと判断した場合(S8:YES)、所定時間(例えば2分)以内に復帰ボタン40の操作があったかを判断する(S9)。所定操作判断部54により所定時間以内に復帰ボタン40の操作があったと判断された場合(S9:YES)、モード移行部55は、ガスメータ1を出荷モードから通常モードにモード移行させる(S10)。これにより、ガスメータ1の通常の運用が行われることとなる。
【0035】
ところで、所定操作判断部54によりテスト遮断SW30が1回操作されていないと判断された場合(S8:NO)、及び、所定時間以内に復帰ボタン40の操作がなかったと判断された場合(S9:NO)、処理はステップS1に移行する。
【0036】
通常モードへ移行後(S10の後)、制御部50は、ガスメータ1の第3操作部(テスト遮断SW30)に規定の操作があったかを判断する(S11)。
【0037】
制御部50によりガスメータ1の第3操作部に規定の操作があったと判断されなかった場合(S11:NO)、第3操作部に規定の操作があったと判断されるまで、この処理が繰り返される。一方、制御部50によりガスメータ1の第3操作部に規定の操作があったと判断された場合(S11:YES)、モード移行部55は、通常モードから出荷モードにモード移行させる(S12)。その後、処理はステップS1に移行する。
【0038】
このようにして、本実施形態に係るガスメータ1及びその制御方法によれば、出荷モードにおいて特定の操作がガスメータ1の第1操作部に対して行われたかを判断し、特定操作が行われたと判断した場合にガスパージャーモードが無効化されているときにはガスパージャーモードを有効化状態に切り替えるため、ガスメータ1のみに対する操作によってガスパージャーモードを有効化することができる。よって、集中監視センタへ接続されていなくとも、また設定器を用いなくともガスパージ機能を有効化することが可能となり、集中監視センタに接続されていない場合であっても比較的簡易にガスパージ機能を有効化することができる。
【0039】
また、所定の操作がガスメータの第2操作部に行われたと判断した場合に、出荷モードから通常モードへ移行させると共に、所定の操作がガスパージャーモードが有効化されている場合と無効化されている場合とで異なるものである。このため、ガスパージャーモードが無効化されているにも拘らず、有効化されているとの認識のもと現場の作業者が出荷モードから通常モードへモード移行させてしまう可能性を抑制することができる。
【0040】
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能な範囲で適宜他の技術を組み合わせてもよい。
【0041】
本実施形態において第1操作部は復帰ボタン40であるが、特に復帰ボタン40に限らず、ガスメータ1の他の操作部であってもよい。第2操作部及び第3操作部についても同様に、テスト遮断SW30や復帰ボタン40でなくともよい。
【0042】
さらに、本実施形態において第1操作部(復帰ボタン40)は第2操作部(テスト遮断SW30及び復帰ボタン40)の一部であるが、特に、このような関係となっていなくともよい。第3操作部(テスト遮断SW30)についても第2操作部(テスト遮断SW30及び復帰ボタン40)の一部であるが、特に、このような関係となっていなくともよい。
【0043】
また、テスト遮断SW30と復帰ボタン40との全部又は一部で第1~第3操作部が構成されているが、特にこれに限られるものではない。加えて、第1~第3操作部のうちいずれか2つ以上が同じとなっていてもよい。一例を挙げると第1及び第2操作部が復帰ボタン40となっていてもよい。
【0044】
さらに、本実施形態に係るガスメータ1は、超音波センサ10を流量センサとして備えているが、これに限らず、他の種類のセンサが用いられていてもよい。また、ガスパージャーモードにおいては超音波信号の伝搬時間からパージ完了が判断されているが、パージ完了は伝搬時間に基づいて判断されなくともよい。
【符号の説明】
【0045】
1 :ガスメータ
10 :超音波センサ
20 :表示部
30 :テスト遮断SW(第2操作部、第3操作部)
40 :復帰ボタン(第1操作部、第2操作部)
50 :制御部
51 :記憶部
52 :特定操作判断部(特定操作判断手段)
53 :切替部(切替手段)
54 :所定操作判断部(所定操作判断手段)
55 :モード移行部(モード移行手段)
図1
図2
図3