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▶ 近藤 正男の特許一覧

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  • 特許-小枝刈込機。 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-15
(45)【発行日】2022-09-27
(54)【発明の名称】小枝刈込機。
(51)【国際特許分類】
   A01G 3/04 20060101AFI20220916BHJP
【FI】
A01G3/04 501B
A01G3/04 501A
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019232336
(22)【出願日】2019-12-24
(65)【公開番号】P2021097653
(43)【公開日】2021-07-01
【審査請求日】2021-03-16
(73)【特許権者】
【識別番号】502273786
【氏名又は名称】近藤 正男
(72)【発明者】
【氏名】近藤 正男
【審査官】竹中 靖典
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-295922(JP,A)
【文献】特開2017-212903(JP,A)
【文献】特開2003-319713(JP,A)
【文献】登録実用新案第3185548(JP,U)
【文献】特開2006-087403(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01G 3/00 - 3/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体に接続された長手の枝受け支持材2と、前記枝受け支持材2の長手方向の各所に設けた切刃3cを有する枝受け材3と、本体の駆動源により回転駆動されるクランクカムに連結されたスライド部材と、スライド部材にセットされて往復運動する左右両側面に刃面を有する鋸刃とからなり、前記枝受け材3の間に挟まれた小枝を枝受け材3に設けた刃部3cと前記鋸刃の往復動により枝を切断する小枝刈込機において、前記鋸刃の左右両側面で片刃の面を違えることを特徴とする小枝刈込機。
【請求項2】
前記、本体に接続固定された枝受け材刃部に挿入した小枝を切る構成において、鋸刃、a、鋭角部内向き側を使用、前記クランクカム作動により鋸刃1が往復作動して枝を切る構成であり、太めの枝切り用に枝受け材手前側の間隔が広い構成であり、切りにくい硬めの枝用として、鋸刃の切り刃部1aが外向き側を使用する事により、切刃部が枝受け刃部に絡まぬ構成であり、鋸刃切り刃部1a使用の使い分けで、カットしやすい枝、カットし難い硬い枝等の使い分けで、作業効率を上げる事を特徴とする請求項1に記載の小枝刈込機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、往復動する鋸切り刃、枝受けする枝受け刃により刈り込みや剪定等を行うように構成された小枝刈込機に関する。
【背景技術】
【0002】
生け垣や庭木等の対象物を切断するヘッジトリマー等は知られており、その刈込機の一例が特許文献等に記載されている。刈込機(ヘッジトリマー)は、刈込機本体に設けたクランクカムを構成する偏心円板を駆動させる動力源、エンジン、モーター等の回転により上下のクランクカムが作動し、上下の偏心円板に連結された長手方向に沿って設けられたブレーイドアッセンブリ一対を、それぞれ交互に左右運動させることにより対象物の刈込を行う構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-193598広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
刈込機により太い枝や硬い枝を切断しようとすると、上下からなる刈刃が枝に食い込んでしまうことや、刈刃先がまがり上下の刈刃がからまる、または刈刃先が欠ける等が生じる場合があり、太い枝や硬い枝を剪定鋏や鋸等によって予め切断しなければならず、作業の効率が低下する問題があった。
【0005】
本発明の目的は、枝切り作業の効率が低下することを回避できる刈込機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の小枝刈込機は、本体(動力回転部)に接続された長手方向の各所に設けた左右の枝受け部材、本体内の回転材に接続された長手の両刃鋸、枝受け部材に作動可能にセット、セットされた長手の両刃鋸は各所の枝受け部に挟まれた小枝を、長手の鋸刃の前後動により小枝を切断する又、枝受け材の鋸刃との接点部には鋸刃と同様な形状の刃型とし、材質も鋸刃と同等し、摩耗しがたく折れにくい材質が望まれ、刃型、大きさ、刃の数等を考慮にいれ、各、枝受け部の間隔(元部には太めの枝、30ミリぐらいの枝用の間隔)、鋸刃の往復動の設定、枝受け材の長さ(鋸刃の刃先との差)長さが短いと鋸刃に枝がはじかれる、長すぎると本機にかかる抵抗が多くなる、枝がはじかれない程度が理想であり、枝受け材の間隔と同様の長手の鋸刃の往復動が望ましい、又長手の両刃鋸のみの作動で有るので、クランクカム使用の上下部材作動と違い往復動が広くいるので、単独のクランクを使用ことにより往復運動を大きく成るように設定、又このクランク回転運動は上死点下死点では引きから押し押しから引きと瞬間的に往復動が遅くなるので本体の振動がやわらぐ効果がある。
【発明の効果】
【0007】
本発明の小枝刈込機は、本体に固定された各枝受け部材の枝受け部は鋸刃との接点部分が鋸刃の刃先と同様な形状となっており、受けた小枝を枝受け材に、作動可能にセットされた往復動する長手の鋸刃により切断する構成で、その特徴は鋸刃にあり往復の双方で小枝が切り易い形状である。
【0008】
また鋸刃は片刃となっており(通常は鋸板の側の左右が切れる刃型)その枝受け材との接触(組み合わせ)により、一般的な若枝剪定では切り刃面どうし合わせて構成する事により枝が切り易いが、経年の小枝等は固く切り難い,また太めの枝も同様であり、この組み合わせでは刃が曲がり折れる等が生じる、一般的な刈込機も同様な使用となっておりこれが難点(切り刃の部分が長い為)であり、この難点を解決する手段として、枝受け部と同様の刃向きとする(切り刃部)、刃の形状が同列とする、その使用方法により鋸刃が切る枝による抵抗により枝受け部材より外側に向く力が働く事により枝受け部に絡むのを防止、又鋸刃の両側の刃型の向きを変える事により、一方は枝受け側片方は反対側の刃先の形状とする事により堅い枝、切り易い枝等を切り分け可能で、使用状態により両側面が同じ形状の鋸刃を裏替えして使用する事も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の小枝刈込機を示す概略側面図である。
図2図1の小枝刈込機に用いるブレーイドアッセンブリの平面図。
図3図1の小枝切り機に用いるブレーイドアッセンブリの側面図等である。
図4図3のブレーイドアッセンブリの部分拡大の側面図。
図5図2の部分拡大図。
図6】本発明に用いる鋸刃のカット平面図、刃先のカット拡大1aの図、枝に対する枝受け刃3、鋸刃1、の拡大使用断面図。
図7】本発明に用いる鋸刃の左右側交互の刃型を示すカット平面図、刃先の使用例と枝に対する力点方向を示した拡大使用断面図。
図8】本発明使用の動力部の回転運動を往復運動に変えるコネクティングロッドの運動概略図。
図9】コネクティングロッドによる鋸刃作動用連結スライド部概略図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図1図9に基づいて詳細に説明する。図1に示した断面側図は回転運動を往復運動に変えるコネクティングロッドを示した概略図であり、また動力機の表示なし(エンジン、電動具)。図2に示す12は鋸刃を取りつけたスライド材で、往復動し、この往復動により両刃の鋸刃1が作動し、枝受け支持材2に、切刃3cを設けた枝受け材3、に受け止められた枝が刈り取られる。鋸刃スライド案内10でスライドスライドセットにはリングが設けられている、5は鋸刃の元位置の柄の部分である。
【0011】
図3に示す図は枝受け支持材2、鋸刃1等の断面図であり、本体側1Aに設けられた枝受け支持補助材11で枝受け支持材2、が支持され枝受け支持材2、枝受け材3、鋸刃受け材4、鋸刃1はそれぞれのパーツ7、8、10、でセットされ、また枝受け材3、3c部のカット拡大図である。
【0012】
図4は、3図に示した側面断面図の部分拡大図であり枝受け材3、3cと鋸刃1の刃先1aの接点部分の拡大図であり、図5図2に示した平面図の部分拡大図であり枝受け材3、3c、に枝が押さえられ(留め)鋸刃1が左右運動し、枝を切る様図6は、鋸刃1の刃先の研磨角度を表した平面拡大カット図であり、刃先の1aの研磨角度を示した図である。また図6の使用例を示した枝カット図参照、図に示す矢印のような力方向が働き、堅い枝では刃先のかみ合いで刃が曲がるおそれもある。
図7は鋸刃の左右の両端の刃の研磨角度が裏表で変えて有り、使用例として枝カット図を参照、硬め、太めの枝切りの場合、図7に示した矢印の方向な力が働き枝切り使用目的が変えられるように構成されている。図8図9は本体内の作動図を示した該略図である。
【符号の説明】
【0013】
1 鋸刃1a
2 枝受け支持材
3 枝受け材、切刃3c
4 鋸刃受け材
5 鋸刃柄部
6 鋸刃スライド案内長穴
7 スライド用リング
8 枝切り部セットボルト
9 枝切り部セット孔
10 枝切り部スライド用セットナット
11 枝受け支持補助材
12 鋸刃柄部受け材
13 クランク材
14 スライド用リング
15 動力回転軸
16 クランク回転軸
17 スライド部クランク軸
18 動力部軸
19 クランク部、回転盤12A
20 スライド部
21 鋸刃柄部取りつけ部
1A 動力部、ケース

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9