(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-16
(45)【発行日】2022-09-28
(54)【発明の名称】サービス提案システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/02 20120101AFI20220920BHJP
G06Q 50/08 20120101ALI20220920BHJP
【FI】
G06Q30/02 398
G06Q50/08
(21)【出願番号】P 2020151458
(22)【出願日】2020-09-09
【審査請求日】2021-09-30
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】307042385
【氏名又は名称】ミサワホーム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090033
【氏名又は名称】荒船 博司
(72)【発明者】
【氏名】相馬 康幸
(72)【発明者】
【氏名】水谷 祐治
(72)【発明者】
【氏名】牧野 庸子
(72)【発明者】
【氏名】深石 諒子
【審査官】阿部 潤
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-082911(JP,A)
【文献】特開2011-253296(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
住宅の建築からの経過年数、及び前記住宅に居住する居住者の前記経過年数経過後の年齢である将来年齢に応じた、前記居住者の生活を支援するためのサービスに関する情報を決定する決定手段と、
前記決定手段が決定した前記サービスに関する情報に基づいて、前記サービスを前記居住者へ提案する提案手段と、を備え、
複数種類の前記サービスに関する情報と、各々の前記サービスを提案可能な経過年数の範囲である第一範囲と、各々の前記サービスを提案可能な将来年齢の範囲である第二範囲と、を対応付けるためのマスタテーブルを有し、
前記決定手段は、前記マスタテーブルに登録されている複数種類の前記サービスに関する情報の中に、対応する前記第一範囲が前記経過年数を含み、且つ対応する前記第二範囲が前記将来年齢を含む前記サービスに関する情報がある場合に、当該サービスに関する情報を選択することを特徴とするサービス提案システム。
【請求項2】
請求項1に記載のサービス提案システムにおいて、
前記決定手段は、前記住宅のリフォームに関する情報、前記住宅のメンテナンスに関する情報、住み替えに関する情報のうちの少なくともいずれかの情報を前記サービスに関する情報として決定することを特徴とするサービス提案システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のサービス提案システムにおいて、
複数種類の第二のサービスに関する情報と、各々の前記第二のサービスを提案可能な経過年数と、を対応付けるための第二のマスタテーブルと、
複数種類の第三のサービスに関する情報と、各々の前記第三
のサービスを提案可能な将来年齢と、を対応付けるための第三のマスタテーブルと、を有し、
前記決定手段は、
前記第二のマスタテーブルに登録されている複数種類の前記第二のサービスに関する情報のうち、前記経過年
数に対応する前記第二のサービスに関する情報を選択し、
前記第三のマスタテーブルに登録されている複数種類の前記第三のサービスに関する情報のうち、前記将来年齢に対応する前記第三のサービスに関する情報を選択することを特徴とするサービス提案システム。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のサービス提案システムにおいて、
前記提案手段は、前記住宅に設置され又は前記居住者によって所持され、前記提案手段から受信した内容を表示可能な端末装置へ、前記サービスに関する情報を送信することを特徴とするサービス提案システム。
【請求項5】
請求項4に記載のサービス提案システムにおいて、
前記居住者が将来行うことを予定しているイベント情報を登録する登録手段と、
前記登録手段が登録した前記イベント情報を居住者の年表の形で前記端末装置へ表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とするサービス提案システム。
【請求項6】
請求項5に記載のサービス提案システムにおいて、
前記提案手段は、前記サービスに関する情報を、前記年表内における、当該サービスに関する情報に対応する将来年齢の対応箇所に表示させることを特徴とするサービス提案システム。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のサービス提案システムにおいて、
前記決定手段は、前記マスタテーブルに登録されている複数種類の前記サービスに関する情報の中に、対応する前記第一範囲が前記経過年数を含み、且つ対応する前記第二範囲が前記住宅に前記居住者と同居する第二居住者の前記経過年数経過後の年齢である第二将来年齢を含む前記サービスに関する情報がある場合に、当該サービスに関する情報を更に選択することを特徴とするサービス提案システム。
【請求項8】
請求項7に記載のサービス提案システムにおいて、
前記決定手段が選択した複数の前記サービスに関する情報が同一であり、各サービスに関する情報の提案時期が異なり、且つ現在がいずれの提案時期とも重ならない場合、前記提案手段は、複数の前記サービスに関する情報を、各年表における現在に近い方の提案時期に対応する表示箇所に揃えて表示させることを特徴とするサービス提案システム。
【請求項9】
請求項7又は請求項8に記載のサービス提案システムにおいて、
前記決定手段が選択した複数の前記サービスに関する情報が同一であり、各サービスに関する情報の提案時期が異なり、且つ現在がいずれかの提案時期と重なっている場合、前記提案手段は、複数の前記サービスに関する情報を、各年表における現在に対応する表示箇所に揃えて表示させることを特徴とするサービス提案システム。
【請求項10】
請求項
5又は請求項
6に記載のサービス提案システムにおいて、
前記登録手段は、画像を前記イベント情報に対応付けて登録することが可能であり、
前記表示制御手段は、前記年表内における前記イベント情報の対応箇所に前記画像を表示させることを特徴とするサービス提案システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サービス提案システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、住宅メーカーが住宅のリフォームに関する提案を顧客に行うための技術が提案されている。
例えば特許文献1には、新築時のライフステージに基づいて、その後のライフステージの移行段階を複数に分類し、分類ごとに最も効果的と考えられるリフォームポイントの技術要素を抽出し、この抽出した技術要素を生活変化対応リフォーム技術群として移行段階別にパッケージ化し、このパッケージ化された技術要素に基づいて、住宅にあったリフォームを邸別に提案する邸別リフォーム提案方法について記載されている。
また、特許文献2には、顧客が住宅リフォームによって実現したい暮らしの指定を受け付ける受付部と、受け付けられた暮らしの指定に基づいて、対象の空間に複数種類の商材を施工することを提案するための住宅リフォームプランを表示する表示部とを備える住宅リフォーム提案システムについて記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2002-138679号公報
【文献】特開2018-206337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された邸別リフォーム提案方法は、表に記載された提案内容を元に営業担当者(人)が提案するものとなっている。このため、特許文献1に記載された方法では、営業担当者が顧客の元へ出向くのに手間がかかるし、営業担当者が顧客や住宅の直近の情報を把握できておらず、誤った内容の提案をしてしまう可能性もある。
また、特許文献2に記載されたリフォーム提案システムは、顧客からの指定を受けることで(顧客がリフォームをしたくなったタイミングで)初めてプランを提示するようになっている。このため、提示するプランの内容が、住宅の築年数に適合していないものとなる可能性がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、人を介すことなく、住宅及び居住者にとって適切な内容のサービスを適切なタイミングで提案できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、例えば
図1~3,10~13に示すように、
住宅Hの建築からの経過年数、及び前記住宅Hに居住する居住者の前記経過年数経過後の年齢である将来年齢に応じた、前記居住者の生活を支援するためのサービスに関する情報を決定する決定手段11と、
前記決定手段が決定した前記サービスに関する情報に基づいて、前記サービスを前記居住者へ提案する提案手段11と、を備え
、
複数種類の前記サービスに関する情報と、各々の前記サービスを提案可能な経過年数の範囲である第一範囲と、各々の前記サービスを提案可能な将来年齢の範囲である第二範囲と、を対応付けるためのマスタテーブルT
1
を有し、
前記決定手段11は、前記マスタテーブルT
1
に登録されている複数種類の前記サービスに関する情報の中に、対応する前記第一範囲が前記経過年数を含み、且つ対応する前記第二範囲が前記将来年齢を含む前記サービスに関する情報がある場合に、当該サービスに関する情報を選択することを特徴とするサービス提案システム100である。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、決定手段11がサービスに関する内容を決定するため、居住者の元へ出向く人が不要となるし、ヒューマンエラーのリスクが低減される。
また、請求項1に記載の発明によれば、決定手段が経過年数及び将来年齢に基づいてサービスを決定するため、提案手段によるサービスの提案は、居住者にとって適切なタイミングで行われ、住宅の築年数に適合したものとなる。
このため、請求項1に記載の発明によれば、人を介すことなく、住宅H及び居住者にとって適切な内容のサービスを適切なタイミングで提案することができる。
また、経過年数及び将来年齢に幅ができるため、サービスに関する情報の選択を、住宅H毎の状態の差や、居住者毎の状況の差に対応しつつ行うことができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、例えば
図3,10~13に示すように、請求項1に記載のサービス提案システム100において、
前記決定手段11は、前記住宅Hのリフォームに関する情報、前記住宅Hのメンテナンスに関する情報、住み替えに関する情報のうちの少なくともいずれかの情報を前記サービスに関する情報として決定することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、住宅H及び居住者にとって適切なタイミングで、住宅Hの状態又は居住者の生活スタイルを適切なものとするサービスに関する情報を決定することができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、例えば図4~6に示すように、請求項1又は請求項2に記載のサービス提案システム100において、
複数種類の第二のサービスに関する情報と、各々の前記第二のサービスを提案可能な経過年数と、を対応付けるための第二のマスタテーブルT
2
と、
複数種類の第三のサービスに関する情報と、各々の前記第三のサービスを提案可能な将来年齢と、を対応付けるための第三のマスタテーブルT
3
と、を有し、
前記決定手段11は、
前記第二のマスタテーブルT
2
に登録されている複数種類の前記第二のサービスに関する情報のうち、前記経過年数に対応する前記第二のサービスに関する情報を選択し、
前記第三のマスタテーブルT
3
に登録されている複数種類の前記第三のサービスに関する情報のうち、前記将来年齢に対応する前記第三のサービスに関する情報を選択することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、マスタテーブルT
1
を用いてサービスに関する情報を決定するだけでなく、第二のマスタテーブルT
2
や第三のマスタテーブルT
3
を用いてサービスに関する情報を決定することもできる。
【0010】
請求項
4に記載の発明は、例えば
図1,10~13に示すように、請求項1
から請求項
3のいずれか一項に記載のサービス提案システム100において、
前記提案手段11は、前記住宅Hに設置され又は前記居住者によって所持され、前記提案手段11から受信した内容を表示可能な端末装置2へ、前記サービスに関する情報を送信することを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明によれば、居住者は、提案内容を容易に確認することができる。
【0012】
請求項
5に記載の発明は、例えば
図2,7,9~13に示すように、請求項
4に記載のサービス提案システム100において、
前記居住者が将来行うことを予定しているイベント情報を登録する登録手段11と、
前記登録手段11が登録した前記イベント情報を居住者の年表の形で前記端末装置2へ表示させる表示制御手段11と、を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明によれば、居住者は、予定しているイベントがいつ頃に控えているのかを容易に把握することができる。
【0014】
請求項
6に記載の発明は、例えば
図10~13に示すように、請求項
5に記載のサービス提案システム100において、
前記提案手段11は、前記サービスに関する情報を、前記年表内における、当該サービスに関する情報に対応する将来年齢の対応箇所に表示させることを特徴とする。
【0015】
請求項6に記載の発明によれば、居住者は、提案されたサービスをいつ頃依頼すればよいのかを容易に把握することができる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、例えば
図2,3に示すように、請求項
1から請求項6
のいずれか一項に記載のサービス提案システム100において、
前記決定手段11は、前記マスタテーブルT
1に登録されている複数種類の前記サービスに関する情報の
中に、
対応する前記第一範囲が前記経過年数
を含み、
且つ対応する前記第二範囲が前記住宅Hに前記居住者と同居する第二居住者の前記経過年数経過後の年齢である第二将来年齢を
含む前記サービスに関する情報がある場合に、当該サービスに関する情報を更に選択することを特徴とする。
【0019】
請求項7に記載の発明によれば、居住者及び第二居者に、各人に適したサービスをそれぞれ選択することができる。
【0020】
請求項8に記載の発明は、例えば
図13に示すように、請求項7に記載のサービス提案システム100において、
前記決定手段11が選択した複数の前記サービスに関する情報が同一であり、各サービスに関する情報の提案時期が異なり、且つ現在がいずれの提案時期とも重ならない場合、前記提案手段11は、複数の前記サービスに関する情報を、各年表における現在に近い方の提案時期に対応する表示箇所に揃えて表示させることを特徴とする。
【0021】
請求項8に記載の発明によれば、同一のサービスが複数表示されることで、居住者及び第二居住者が煩わしさを感じてしまうのを防ぐことができる。
【0022】
請求項9に記載の発明は、例えば
図13に示すように、請求項7又は請求項8に記載のサービス提案システム100において、
前記決定手段11が選択した複数の前記サービスに関する情報が同一であり、各サービスに関する情報の提案時期が異なり、且つ現在がいずれかの提案時期と重なっている場合、前記提案手段11は、複数の前記サービスに関する情報を、各年表における現在に対応する表示箇所に揃えて表示させることを特徴とする。
【0023】
請求項9に記載の発明によれば、同一のサービスが複数表示されることで、居住者及び第二居住者が煩わしさを感じてしまうのを防ぐことができる。
また、居住者又は第二居住者にとってサービスを受ける適切なタイミングが来ていることを知らせることができる。
【0024】
請求項10に記載の発明は、例えば
図9~12に示すように、請求項
5又は請求項
6に記載のサービス提案システム100において、
前記登録手段11は、画像を前記イベント情報に対応付けて登録することが可能であり、
前記表示制御手段11は、前記年表内における前記イベント情報の対応箇所に前記画像を表示させることを特徴とする。
【0025】
請求項10に記載の発明によれば、イベント情報に関連した内容の画像をイベント情報の対応箇所に表示させることができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、人を介すことなく、住宅及び居住者にとって適切な内容のサービスを適切なタイミングで提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本発明の実施形態に係るサービス提案システムを示すブロック図である。
【
図2】
図1のサービス提案システムが備える管理サーバを示すブロック図である。
【
図3】
図2の管理サーバが有するマスタテーブルの例を示す図である。
【
図4】同管理サーバが有するマスタテーブルの例を示す図である。
【
図5】同管理サーバが有するマスタテーブルの例を示す図である。
【
図6】同管理サーバが有するマスタテーブルの例を示す図である。
【
図7】同管理サーバが有するマスタテーブルの例を示す図である。
【
図8】
図1のサービス提案システムが備える端末装置が表示する画面の例を示す図である。
【
図9】同端末装置が表示する画面の例を示す図である。
【
図10】同端末装置が表示する画面の例を示す図である。
【
図11】同端末装置が表示する画面の例を示す図である。
【
図12】同端末装置が表示する画面の例を示す図である。
【
図13】同端末装置が表示する画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
【0029】
<1.サービス提案システム100>
はじめに、本実施形態に係るサービス提案システム(以下、システム100)の概略構成について説明する。
図1はシステム100を表すブロック図である。
【0030】
システム100は、
図1に示すように、管理サーバ1と、端末装置2と、を備えている。
また、本実施形態に係るシステム100は、データベース(以下、DB3)を更に備えている。
各装置1~3は、例えば通信ネットワークN(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等)を介して互いに通信可能となっている。
また、本実施形態に係るシステム100は、通信ネットワークNを介して他のシステム200と接続されている。
【0031】
〔管理サーバ〕
管理サーバ1は、PC、専用の装置等で構成されている。
この管理サーバ1の詳細については後述する。
【0032】
〔端末装置〕
端末装置2は、例えば、PC、スマートフォン、タブレット、TV、ゲーム機、ドアモニタ等で構成され、住宅Hに設置され、又は住宅Hの居住者によって所持される。
端末装置2は、表示部を備え、管理サーバ1(提案手段:詳細後述)から受信した内容を表示可能となっている。
本実施形態に係る端末装置2は、ブラウザおよび操作部を有し、ユーザ(居住者等)によって操作部になされた操作に従って管理サーバ1が生成する各種ウェブページを表示するようになっている。
なお、端末装置2は、専用のアプリケーションがインストールされたものであって、管理サーバ1から受信した内容に基づいて、表示画面を自ら生成して表示するようになっていてもよい。
【0033】
〔DB〕
DB3は、住宅Hに関する住宅情報(建築年等)、及び住宅Hに居住する居住者の居住者情報(氏名、性別、年齢等)を管理する。
また、本実施形態に係るDB3は、第二居住者の情報を管理する。
この「第二居住者」は、住宅Hに居住者と同居する者(例えば、配偶者、子、親等)である。
第二居住者は、複数であってもよい。
【0034】
〔他のシステム〕
他のシステム200は、例えば、マーケティングオートメーション(MA)システム、プッシュ通知システム等である。
MAシステムは、管理サーバ1からの指示に応じた内容の電子メールを端末装置2へ送信する。
プッシュ通知システムは、管理サーバ1からの指示に応じた内容のプッシュ通知を端末装置2へ送信する。
なお、他のシステム200は、業者に印刷物(パンフレット、ダイレクトメール等)の制作・郵送を手配するものとなっていてもよい。
【0035】
<2.管理サーバの詳細>
次に、上記システム100が備える管理サーバ1の詳細について説明する。
図2は管理サーバ1を表すブロック図、
図3~
図7は管理サーバ1が有するマスタテーブルの例を示す図、
図8~
図13は端末装置2が表示する画面の一例を示す図である。
【0036】
〔管理サーバの具体的構成〕
管理サーバ1は、
図2に示すように、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、を備えている。
各部11~13は、バス等で電気的に接続されている。
なお、管理サーバ1は、表示部及び操作部のうちの少なくとも一方を備えていてもよい。
【0037】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等により構成されている。
ROMは、CPUが実行する各種プログラム等を記憶している。
そして、CPUは、ROMに記憶されている各種プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行し、管理サーバ1各部の動作を集中制御するようになっている。
【0038】
記憶部12は、不揮発性のメモリーやハードディスク等により構成されている。
記憶部12は、マスタテーブルT
1を記憶している。
マスタテーブルT
1は、例えば
図3に示すように、複数種類のサービスに関する情報と、各々のサービスを提案可能な経過年数の範囲及び将来年齢の範囲の組み合わせと、を対応付けるためのものである。
【0039】
ここで、「サービス」は、居住者の生活を支援するためのサービスのことを指す。
本実施形態に係るマスタテーブルT1における「サービスに関する情報」には、住宅Hのリフォームに関する情報、住宅Hのメンテナンスに関する情報、住み替えに関する情報のうちの少なくともいずれかの情報を含む。
また、サービスに関する情報は、サービス名、サービス内容(表示させる台詞)、そのサービスを行う企業のホームページのURL等を含む。
なお、サービスに関する情報は、サービスのイメージを示す画像を含んでいてもよい。
【0040】
また、「経過年数」は、住宅Hの建築からの年数を指す。
また、「将来年齢」は、住宅Hに居住する居住者の経過年数経過後の年齢である。
例えば、居住者が20歳のときに住宅Hが建築されたとすると、経過年数が10年のとき将来年齢は30歳ということになる。
【0041】
また、本実施形態に係る記憶部12は、第二のマスタテーブルT2、第三のマスタテーブルT3及び第四のマスタテーブルT4も記憶している。
【0042】
第二のマスタテーブルT
2は、
図4に示すように、複数種類の第二のサービスに関する情報と、各々の第二のサービスを提案可能な経過年数と、を対応付けるためのものである。
第二のサービスは、主に住宅Hの維持管理を支援するサービスとなっている。
【0043】
第三のマスタテーブルT
3は、
図5,6に示すように、複数種類の第三のサービスに関する情報と、各々の第三のサービスを提案可能な将来年齢と、を対応付けるためのものである。
また、本実施形態に係る第三のマスタテーブルT
3は、複数種類の第三のサービスに関する情報を、性別(男性1、女性2、男女共通0)とも対応付けている。
第三のサービスは、主に居住者(第二居住者)の人生の節目を支援するサービスとなっている。
【0044】
第四のマスタテーブルT
4は、
図7に示すように、複数種類の第四のサービスに関する情報と、イベントに関する情報と、を対応付けるためのものである。
第四のサービスは、主に居住者(第二居住者)の趣味趣向を支援するサービスとなっている。
また、イベントに関する情報は、イベントのカテゴリ、イベントの内容等を含む。
なお、第四のマスタテーブルT
4は、複数種類のカテゴリと、記憶部12に予め記憶されているイメージ画像と、を対応付けるようになっていてもよい。
【0045】
通信部13は、通信モジュール等で構成されている。
そして、通信部13は、通信ネットワークN(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等)を介して有線又は無線で接続された他の装置(端末装置2、DB3等)との間で各種信号や各種データを送受信するようになっている。
【0046】
〔管理サーバの動作〕
上記のように構成された管理サーバ1の制御部11は、以下のように動作する。
【0047】
(登録処理)
例えば、制御部11は、所定条件が成立したことを契機として、登録処理を実行する。
所定条件には、例えば、管理サーバ1の電源がオンにされたこと、他の装置(端末装置2)から所定の制御信号を受信したこと等が含まれる。
この登録処理において、制御部11は、居住者情報を登録(新規登録又は変更)する。
具体的には、制御部11は、ユーザー(居住者等)によって端末装置2の操作部になされた操作に従って、例えば
図8に示すような居住者情報登録画面S
1のウェブページを生成し、それを端末装置2の表示部に表示させる。
そして、制御部11は、端末装置2から、居住者情報登録画面S
1に入力された居住者(第二居住者)の居住者情報(ニックネーム、氏名、フリガナ、性別、続柄、生年月日、メールアドレス、顔写真等)を受信すると、それを登録する。
本実施形態に係る登録処理において、制御部11は、居住者情報をDB3に送信し、DB3に登録させる。
【0048】
なお、管理サーバ1が表示部及び操作部を備える場合、制御部11は、端末装置2を介さずに登録処理を実行するようになっていてもよい。
具体的には、制御部11は、管理サーバ1の表示部に居住者情報登録画面S1を表示させ、操作部になされた操作に応じた居住者情報を登録するようになっていていてもよい。
また、DB3自らが、居住者情報の入力を受け付け、登録するようになっていてもよい。その場合、制御部11は、この登録処理において、居住者情報の入力を受け付けなくてもよい。
また、制御部11は、受け付けた居住者情報を、記憶部12に登録するようになっていてもよい。その場合、システム100は、DB3を備えていなくてもよい。
【0049】
また、本実施形態に係る登録処理において、制御部11は、居住者が将来行うことを予定しているイベント情報を登録する。
具体的には、制御部11は、ユーザによって端末装置2の操作部になされた操作に従って、例えば
図9に示すようなイベント情報登録画面S
2のウェブページを生成し、それを端末装置2の表示部に表示させる。
そして、制御部11は、端末装置2から、イベント情報登録画面S
2に入力されたイベント情報(イベントを行う予定年、イベントのカテゴリ、イベントの内容)を受信すると、それを登録する。
本実施形態に係るイベント情報登録画面S
2は、イベントのカテゴリを、第四のマスタテーブルT
4に列挙されたものの中から選択できるようになっている。
本実施形態に係る登録処理において、制御部11は、イベント情報を記憶部12に登録する。
【0050】
また、本実施形態に係る登録処理において、制御部11は、画像をイベント情報に対応付けて登録することが可能となっている。
本実施形態に係るイベント情報登録画面S
2は、
図9に示したように、画像登録欄Cを有している。
そして、制御部11は、端末装置2から、画像登録欄Cに添付された画像を受信すると、それを登録する。
【0051】
なお、画像登録欄Cは、画像の格納場所を指定するようになっていてもよい。このようにすれば、端末装置2が格納していない画像を登録することもできる。
また、第四のマスタテーブルT4が、複数種類のカテゴリとイメージ画像とを対応付けるようになっている場合には、選択されたカテゴリに対応するイメージ画像をデフォルトで登録するようになっていてもよい。
また、画像の登録は、イベントの終了後に行えるようになっていてもよい。このようにすれば、イベントの際に撮影した写真を登録することもできる。
以上説明してきた登録処理を実行することにより、制御部11は登録手段をなす。
【0052】
(取得処理)
また、制御部11は、所定条件が成立したことを契機として、取得処理を実行する。
所定条件には、例えば、管理サーバ1の電源がオンにされたこと、上記登録処理を実行したこと、他の装置から所定の制御信号を受信したこと等が含まれる。
この取得処理において、制御部11は、DB3から住宅情報及び居住者情報を取得する。
【0053】
(決定処理)
住宅情報及び居住者情報を取得した後、制御部11は、決定処理を実行する。
この決定処理において、制御部11は、住宅Hの建築からの経過年数及び将来年齢に応じた、サービスに関する情報を決定する。
【0054】
本実施形態に係る決定処理において、制御部11は、マスタテーブルT1に登録されている複数種類のサービスに関する情報のうち、経過年数及び将来年齢を共に含むことになる経過年数の範囲及び将来年齢の範囲の組み合わせに対応するサービスに関する情報を選択する。
例えば、経過年数0年及びそのときの将来年齢(住宅H建築時の年齢)と、マスタテーブルT1の各サービスに関する情報に対応する経過年数の範囲及び将来年齢の範囲と、をそれぞれ対比し、経過年数の範囲が経過年齢を含み、且つ将来年齢の範囲が将来年齢を含んでいれば、その経過年数の範囲及び将来年齢の範囲の組み合わせに対応するサービスに関する情報を選択する。
そして、この動作を経過年数及び将来年数をインクリメントして繰り返す。
このようにすれば、経過年数及び将来年齢に幅ができるため、サービスに関する情報の選択を、住宅H毎の状態の差や、居住者毎の状況の差に対応しつつ行うことができる。
【0055】
上述したように、本実施形態に係るマスタテーブルT1におけるサービスに関する情報は、住宅Hのリフォームに関する情報、住宅Hのメンテナンスに関する情報、住み替えに関する情報のうちの少なくともいずれかの情報を含むため、本実施形態に係る決定処理において、制御部11は、これらのうちのいずれかの情報をサービスに関する情報として決定することになる。
例えば、住宅Hの建築から7~9年経つ間に、居住者の年齢が12~20歳となる場合、内装のリフォームを、居住者に提案するサービスに関する情報として選択する。
また、住宅Hの建築から10~15年経つ間に、居住者の年齢が40~45歳となる場合、第二の家探しを、居住者に提案するサービスに関する情報として選択する。
なお、経過年数及び将来年齢が、マスタテーブルT1における複数の経過年数の範囲及び将来年齢の範囲の組み合わせに合致する場合、制御部11は、合致する経過年数の範囲及び将来年齢の範囲の組み合わせに対応する全てのサービスに関する情報を選択する。
このようにすれば、住宅H及び居住者にとって適切なタイミングで、住宅Hの状態又は居住者の生活スタイルを適切なものとするサービスに関する情報を決定することができる。
【0056】
また、第二居住者が登録されている場合、本実施形態に係る決定処理において、制御部11は、マスタテーブルT1に登録されている複数種類のサービスに関する情報のうち、経過年数及び第二将来年齢を共に含むことになる経過年数の範囲及び将来年齢の範囲の組み合わせに対応するサービスに関する情報を更に選択する。
この「第二将来年齢」とは、第二居住者の経過年数経過後の年齢である。
サービスに関する情報の選択方法は、上述した居住者を対象とした場合と同様である。
このようにすれば、居住者及び第二居者に、各人に適したサービスをそれぞれ提案することができる。
【0057】
また、本実施形態に係る決定処理において、制御部11は、第二のマスタテーブルT2に登録されている複数種類の第二のサービスに関する情報のうち、経過年数に対応する第二のサービスに関する情報を選択する。
また、本実施形態に係る決定処理において、制御部11は、第三のマスタテーブルT3に登録されている複数種類の第三のサービスに関する情報のうち、将来年齢(第二将来年齢)に対応するサービスに関する情報を選択する。
また、本実施形態に係る決定処理において、制御部11は、第四のマスタテーブルT4に登録されている複数種類の第四のサービスに関する情報のうち、イベントに関する情報に対応する第四のサービスに関する情報を選択する。
以上説明してきた決定処理を実行することにより、制御部11は決定手段をなす。
【0058】
(表示制御処理)
イベント情報を登録した後、制御部11は、表示制御処理を実行する。
この表示制御処理において、制御部11は、登録したイベント情報を居住者の年表T
C1の形で端末装置2へ表示させる。
具体的には、制御部11は、ユーザによって端末装置2の操作部になされた操作に従って、例えば
図10に示すような年表画面S
3のウェブページを生成し、それを端末装置2の表示部に表示させる。
【0059】
本実施形態に係る年表画面S3には、居住者の年表TC1を有する。
居住者の年表TC1は、各イベント情報Iiが縦方向に時系列で並ぶものとなっている。
また、居住者の年表TC1は、居住者情報IRの表示領域を有する。
また、本実施形態に係る年表画面S3は、住宅Hの年表TC2を有する。
住宅Hの年表TC2は、居住者の年表TC1の横に並列表示される。
また、第二居住者が登録されている場合、年表画面S3は、第二居住者の年表TC3を有する。
第二居住者の年表TC3は、居住者の年表TC1と同様のもので、居住者の年表TC1の横に並列表示される。
このようにすれば、居住者(第二居住者)は、予定しているイベントが何年後に控えているのかを容易に把握することができる。
【0060】
なお、制御部11は、ユーザによって端末装置2の操作部になされた操作に従って、年表画面S
3を、例えば
図11(a),(b)へ示すように、未来の方向へスクロールさせることが可能となっていてもよい。このようにすれば、登録されたイベントの数が多い、又は比較的遠い将来分まで登録されていても、年表画面S
3の内容を全て表示部に表示することができる。
また、制御部11は、ユーザによって端末装置2の操作部になされた操作に従って、年表画面S
3を過去の方向へスクロールさせることが可能となっていてもよい。このようにすれば、居住者(第二居住者)は、過去にあったイベントについて振り返ることもできる。
【0061】
また、本実施形態に係る表示制御処理において、制御部11は、年表TC1~TC3内におけるイベント情報の対応箇所に画像を表示させるようになっていてもよい。
このようにすれば、イベント情報に関連した内容の画像をイベント情報の対応箇所に表示させることができる。
【0062】
なお、この表示制御処理において、制御部11は、年表画面S
3の表示形態を、端末装置2の表示部の態様(大きさ、形状(縦横比)等)に応じて変更するようになっていてもよい。
例えば、端末装置2がPCのような比較的大きな表示部を有するものである場合は、
図10に示したような、全ての年表T
C1~T
C3を表示する一覧表示態様とし、スマートフォンのような表示部の大きさが限られるものである場合は、
図12に示すような、指定された年表T
C1~T
C3のみ(
図12は居住者の年表T
C1を表示した場合)を表示する部分表示態様としてもよい。
以上説明してきた表示制御処理を実行することにより、制御部11は表示制御手段をなす。
【0063】
(提案処理)
提案するサービスに関する情報を決定した後、制御部11は、提案処理を実行する。
この提案処理において、制御部11は、決定したサービスに関する情報に基づいて、サービスを居住者(第二居住者)へ提案する。
本実施形態に係る提案処理において、制御部11は、端末装置2へサービスに関する情報を送信する。
具体的には、制御部11は、
図10に示したような、サービスに関する情報を含む年表画面S
3のウェブページを生成し、それを端末装置2の表示部に表示させる。
その際、制御部11は、居住者(第二居住者)を対象とするサービスに関する情報I
S1(第二~第四のサービスに関する情報I
S2~I
S4)を、居住者(第二居住者)の年表T
C1(T
C3)内における、当該サービスに関する情報I
S2~I
S4に対応する将来年齢の対応箇所に表示させる。
また、制御部11は、住宅Hを対象とするサービスに関する情報I
S1(第二~第四のサービスに関する情報I
S2~I
S4)を、住宅Hの年表T
C2内における、当該サービスに関する情報に対応する将来年齢の対応箇所に表示させる。
第四のサービスに関する情報I
S4は、イベント情報Iiの対応箇所(下)に表示する。
このようにすれば、居住者は、提案内容を容易に確認することができる。
また、居住者は、提案されたサービスをいつ頃依頼すればよいのかを容易に把握することができる。
【0064】
また、本実施形態に係る提案処理において、制御部11は、サービス名、画像及びサービス内容を全て表示する。
なお、制御部11は、これらのうちのいずれかのみを表示するようになっていてもよい。
また、表示されたサービスに関する情報IS2~IS4は、所定操作(タッチやクリック)がなされるとサービスを提供する企業のホームページへジャンプするバナーになっていてもよい。このようにすれば、居住者はサービスの詳細を容易に確認することができるし、システム100の提供企業はサービス提供企業からの送客料収入を得ることができる。
【0065】
ところで、本実施形態に係るマスタテーブルにT1のように、経過年数や将来年齢に幅を持たせている場合、年齢が異なる居住者及び第二居住者を対象として、同一のサービスに関する情報IS1を選択する場合がある。
そして、居住者と第二居住者の年齢が異なると、サービスが同一でも、提案時期に差ができる場合がある。
【0066】
そこで、本実施形態に係る提案処理において、制御部11は、選択した複数のサービスに関する情報I
S1が同一であり、各サービスに関する情報I
S1の提案時期が異なり、且つ現在がいずれの提案時期とも重ならない場合、複数のサービスに関する情報I
S1を、各年表T
C1~T
C3における現在に近い方の提案時期に対応する表示箇所に揃えて表示させる。
例えば、現在が各提案時期よりも前の場合、制御部11は、
図13(a)に示すように、複数のサービスに関する情報I
S1を、最も早い提案時期に対応する表示箇所に揃えて表示させる。
また、現在が各提案時期よりも後の場合、制御部11は、
図13(b)に示すように、複数のサービスに関する情報I
S1を、最も遅い提案時期に対応する表示箇所に揃えて表示させる。
このようにすれば、同一のサービスが複数表示されることで、居住者及び第二居住者が煩わしさを感じてしまうのを防ぐことができる。
【0067】
一方、選択した複数のサービスに関する情報I
S1が同一であり、各サービスに関する情報I
S1の提案時期が異なり、且つ現在がいずれかの提案時期と重なっている場合、制御部11は、複数のサービスに関する情報I
S1を、
図13(c)に示すように、各年表における現在に対応する表示箇所に揃えて表示させる。
このようにすれば、同一のサービスが複数表示されることで、居住者及び第二居住者が煩わしさを感じてしまうのを防ぐことができるし、居住者又は第二居住者にとってサービスを受ける適切なタイミングが来ていることを知らせることができる。
【0068】
また、本実施形態に係るシステム100のように、他のシステム200が接続されている場合、提案処理において、制御部11は、他のシステム200に、サービスを紹介する内容の電子メールやプッシュ通知を端末装置2へ送信させてもよい。
以上説明してきた提案処理を実行することにより、制御部11は提案手段をなす。
【0069】
<3.効果>
以上説明してきたように、本実施形態に係る管理サーバ1は、決定処理において、経過年数及び将来年齢に応じた、サービスに関する情報IS1を決定し、提案処理において、決定したサービスに関する情報IS1に基づいて、サービスを居住者へ提案する。
このため、本実施形態に係るシステム100によれば、決定手段がサービスに関する内容を決定するため、居住者の元へ出向く人が不要となるし、ヒューマンエラーのリスクが低減される。
また、システム100によれば、決定手段が経過年数及び将来年齢に基づいてサービスを決定するため、提案手段によるサービスの提案は、居住者にとって適切なタイミングで行われ、住宅の築年数に適合したものとなる。
このため、システム100によれば、人を介すことなく、住宅H及び居住者にとって適切な内容のサービスを適切なタイミングで提案することができる。
【符号の説明】
【0070】
100 サービス提案システム
1 管理サーバ
11 制御部(決定手段、提案手段、登録手段、表示制御手段)
12 記憶部
13 通信部
2 端末装置
3 データベース
200 他のシステム
C 画像登録欄
H 住宅
IR 居住者情報
IS1 サービスに関する情報
IS2 第二のサービスに関する情報
IS3 第三のサービスに関する情報
IS4 第四のサービスに関する情報
Ii イベント情報
N 通信ネットワーク
S1 居住者情報登録画面
S2 イベント情報登録画面
S3 年表画面
T1 マスタテーブル
T2 第二のマスタテーブル
T3 第三のマスタテーブル
T4 第四のマスタテーブル
TC1 居住者の年表
TC2 建物の年表
TC3 第二居住者の年表