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特許7143391質問応答処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-16
(45)【発行日】2022-09-28
(54)【発明の名称】質問応答処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/90 20190101AFI20220920BHJP
   G06F 16/909 20190101ALI20220920BHJP
   G06N 5/00 20060101ALI20220920BHJP
   G10L 13/00 20060101ALI20220920BHJP
   G10L 15/22 20060101ALI20220920BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20220920BHJP
【FI】
G06F16/90 100
G06F16/909
G06N5/00
G10L13/00 100M
G10L15/22 300U
G06F3/16 650
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2020211589
(22)【出願日】2020-12-21
(65)【公開番号】P2022013594
(43)【公開日】2022-01-18
【審査請求日】2020-12-21
(31)【優先権主張番号】202010608522.5
(32)【優先日】2020-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512015127
【氏名又は名称】バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー(ペキン) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100096091
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 誠一
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ 涛涛
【審査官】甲斐 哲雄
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-049588(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0202194(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
G06N 5/00
G10L 13/00
G10L 15/22
G06F 3/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
質問応答処理装置によって実行される質問応答処理方法であって、
ユーザによって入力された音声質問を受信するステップと、
前記音声質問に対応する回答セットを取得するステップであって、前記回答セットには、地域識別子に1対1に対応する複数の候補回答が含まれるステップと、
前記ユーザの現在の地域識別子を取得し、前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれているか否かを判断するステップと、
前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれている場合、前記現在の地域識別子に対応する第1の候補回答を取得し、前記第1の候補回答を第1位としてソートされた前記複数の候補回答を前記ユーザにフィードバックするステップと、
前記ユーザが前記第1の候補回答を採用した場合、前記現在の地域識別子に対応する第1の候補回答の重みを増加させるステップと、を含む、
ことを特徴とする質問応答処理方法。
【請求項2】
前記第1の候補回答を第1位としてソートされた前記複数の候補回答を前記ユーザにフィードバックした後に、
前記ユーザが前記複数の候補回答のうちの第2の候補回答を採用した場合、前記現在の地域識別子に対応する前記第2の候補回答の重みを増加させるステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の質問応答処理方法。
【請求項3】
前記現在の地域識別子に対応する前記第2の候補回答の重みが前記第1の候補回答の重みより大きい場合、前記回答セットで前記現在の地域識別子に対応する前記第1の候補回答を前記第2の候補回答に変更するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載の質問応答処理方法。
【請求項4】
前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれているか否かを判断した後に、
前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれていない場合、前記ユーザに前記複数の候補回答をフィードバックするステップと、
前記複数の候補回答から前記ユーザによって採用された第3の候補回答に基づいて、前記現在の地域識別子に対応する前記第3の候補回答の重みを増加させるステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の質問応答処理方法。
【請求項5】
前記現在の地域識別子に対応する前記第3の候補回答の重みが予め設定された閾値より大きい場合、前記回答セットに前記現在の地域識別子に対応する前記第3の候補回答の対応関係を追加するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載の質問応答処理方法。
【請求項6】
ユーザによって入力された音声質問を受信するための受信モジュールと、
前記音声質問に対応する回答セットを取得するための取得モジュールであって、前記回答セットには、地域識別子に1対1に対応する複数の候補回答が含まれる取得モジュールと、
前記ユーザの現在の地域識別子を取得し、前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれているか否かを判断するための取得判断モジュールと、
前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれている場合、前記現在の地域識別子に対応する第1の候補回答を取得し、前記第1の候補回答を第1位としてソートされた前記複数の候補回答を前記ユーザにフィードバックするための取得フィードバックモジュールと、
前記ユーザが前記第1の候補回答を採用した場合、前記現在の地域識別子に対応する第1の候補回答の重みを増加させるための増加モジュールと、を含む、
ことを特徴とする質問応答処理装置。
【請求項7】
前記増加モジュールは、前記ユーザが前記複数の候補回答のうちの第2の候補回答を採用した場合、前記現在の地域識別子に対応する前記第2の候補回答の重みを増加させる、
ことを特徴とする請求項に記載の質問応答処理装置。
【請求項8】
前記現在の地域識別子に対応する前記第2の候補回答の重みが前記第1の候補回答の重みより大きい場合、前記回答セットで前記現在の地域識別子に対応する前記第1の候補回答を前記第2の候補回答に変更するための変更モジュールをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載の質問応答処理装置。
【請求項9】
前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれていない場合、前記ユーザに前記複数の候補回答をフィードバックするためのフィードバックモジュールをさらに含み、
前記増加モジュールは、前記複数の候補回答から前記ユーザによって採用された第3の候補回答に基づいて、前記現在の地域識別子に対応する前記第3の候補回答の重みを増加させる、
ことを特徴とする請求項に記載の質問応答処理装置。
【請求項10】
前記現在の地域識別子に対応する前記第3の候補回答の重みが予め設定された閾値より大きい場合、前記回答セットに前記現在の地域識別子に対応する前記第3の候補回答の対応関係を追加するための処理モジュールをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載の質問応答処理装置。
【請求項11】
電子機器であって、
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサに通信可能に接続されるメモリと、を含み、
前記メモリには、前記少なくとも一つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも一つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも一つのプロセッサが請求項1~のいずれかに記載の質問応答処理方法を実行する、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項12】
コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令は、コンピュータに請求項1~のいずれかに記載の質問応答処理方法を実行させる、
ことを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項13】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、コンピュータに請求項1~のいずれかに記載の質問応答処理方法を実行させる、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、データ処理技術の人工知能、音声技術及び深層学習の分野に関し、特に質問応答処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、インターネットとスマートデバイスの技術の継続的な発展に伴い、ユーザとスマートデバイスとのインタラクションがますます多くなり、同じ質問に対して、異なる地域のユーザに異なる結果を返す必要がある場合がある。例えば、「豆花はどうやって作るのか?」に対して
、甘い豆花の作り方が返されると、南部のユーザは満足する可能性があるが、北部のユーザは満足しない可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は、質問応答処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の一態様によれば、質問応答処理方法を提供し、質問応答処理方法は、
ユーザによって入力された音声質問を受信するステップと、
前記音声質問に対応する回答セットを取得するステップであって、前記回答セットには、地域識別子に1対1に対応する複数の候補回答が含まれるステップと、
前記ユーザの現在の地域識別子を取得し、前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれているか否かを判断するステップと、
前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれている場合、前記現在の地域識別子に対応する第1の候補回答を取得し、前記第1の候補回答を第1位としてソートされた前記複数の候補回答を前記ユーザにフィードバックするステップと、を含む。
【0005】
本開示の他の態様によれば、質問応答処理装置を提供し、質問応答処理装置は、
ユーザによって入力された音声質問を受信するための受信モジュールと、
前記音声質問に対応する回答セットを取得するための取得モジュールであって、前記回答セットには、地域識別子に1対1に対応する複数の候補回答が含まれる取得モジュールと、
前記ユーザの現在の地域識別子を取得し、前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれているか否かを判断するための取得判断モジュールと、
前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれている場合、前記現在の地域識別子に対応する第1の候補回答を取得し、前記第1の候補回答を第1位としてソートされた前記複数の候補回答を前記ユーザにフィードバックするための取得フィードバックモジュールと、を含む。
【0006】
本開示の第3の側面の実施例は、電子機器を提供し、電子機器は、
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサに通信可能に接続されるメモリと、を含み、
前記メモリには、前記少なくとも一つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも一つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも一つのプロセッサが第1の側面の実施例に記載の質問応答処理方法を実行する。
【0007】
本開示の第4の側面の実施例は、コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ命令は、前記コンピュータに第1の側面の実施例に記載の質問応答処理方法を実行させる。
本開示の第5の側面の実施例は、コンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに第1の側面の実施例に記載の質問応答処理方法を実行させる。
【発明の効果】
【0008】
上記出願における一つの実施例は、以下のような利点または有益な効果を有する。ユーザによって入力された音声質問を受信し、音声質問に対応する回答セット及びユーザの現在の地域識別子を取得し、回答セットに現在の地域識別子が含まれているか否かを判断し、回答セットに現在の地域識別子が含まれている場合、現在の地域識別子に対応する第1の候補回答を取得し、第1の候補回答を第1位としてソートされた複数の候補回答をユーザにフィードバックする。これにより、ユーザが属する地域に基づいて回答をフィードバックし、デバイスの知能性を向上させることができる。
【0009】
なお、本部分に記載された内容は、本開示の実施例の肝心または重要な特徴を限定することを意図するものではなく、本開示の範囲を限定するものでもない。本開示の他の特徴は、以下の説明によって容易に理解されやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図面は、本技術案をよりよく理解するために使用され、本開示を限定するものではない。
図1】本開示の第1の実施例により提供される質問応答処理方法の概略フローチャートである。
図2】本開示の第2の実施例により提供される質問応答処理方法の概略フローチャートである。
図3】本開示の第3の実施例により提供される質問応答処理方法の概略フローチャートである。
図4】本開示の第4の実施例により提供される質問応答処理装置の概略構成図である。
図5】本開示の第5の実施例により提供される質問応答処理装置の概略構成図である。
図6】本開示の第6の実施例により提供される質問応答処理装置の概略構成図である。
図7】本開示の第7の実施例により提供される質問応答処理装置の概略構成図である。
図8】本開示の実施例の質問応答処理方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を組み合わせて本開示の例示的な実施例を説明し、理解を容易にするためにその中には本開示の実施例の様々な詳細事項が含まれ、それらは単なる例示的なものと見なされるべきである。したがって、当業者は、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく、ここで説明される実施例に対して様々な変更と修正を行うことができる。同様に、わかりやすくかつ簡潔にするために、以下の説明では、周知の機能及び構造の説明を省略する。
【0012】
以下、図面を参照して本開示の実施例の質問応答処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体を説明する。
【0013】
図1は、本開示の第1の実施例により提供される質問応答処理方法の概略フローチャートである。
【0014】
実際のアプリケーションシーンでは、ユーザーがスマートスピーカなどのスマートデバイスとインタラクションする場合、同じ質問に対して、例えば「豆花はどうやって作るのか」、「粽はどうやって包むのか」などに対して、異なる地域のユーザに異なる結果を返す必要がある場合があり、スマートスピーカは、よりスマートにユーザに回答をフィードバックする必要がある。
【0015】
本開示により提供される質問応答処理方法は、ユーザがスマートデバイスを使用する場合、ユーザが属する地域に基づいて回答をフィードバックし、回答の重みを自動的に調整し、デバイスの知能性を向上させることができる。
【0016】
具体的に、図1に示すように、当該質問応答処理方法は、以下のステップを含むことができる。
ステップ101において、ユーザによって入力された音声質問を受信する。
【0017】
ステップ102に、音声質問に対応する回答セットを取得し、回答セットには、地域識別子に1対1に対応する複数の候補回答が含まれる。
【0018】
本開示の質問応答処理方法は、スマートスピーカやスマートフォンなどの、ユーザとの音声インタラクションが可能な電子機器に適用されることができる。
【0019】
本開示の実施例において、「豆花はどうやって作るのか」、「粽はどうやって包むのか」などのユーザによって入力された音声質問を受信することができ、ユーザは具体的な使用シーンに基づいて対応する音声質問を選択して入力することができる。
【0020】
本開示の実施例において、ユーザによって入力された音声質問を受信する方式はたくさんあり、一つのシーンの例示として、スマートデバイスに内蔵されたマイクアレイを利用してユーザによって入力された音声質問を直接受信し、もう一つのシーンの例示として、端末機器を介してユーザによって送信された音声質問を受信する。
【0021】
なお、本開示の質問応答処理方法は、音声質問に対応する候補回答が複数であり且つ地域に関連する場合に対するものであり、「マルクスは誰か」などの音声質問が地域に関連しなく、候補回答が一般的に1つである場合、候補回答をユーザに直接提供する。
【0022】
したがって、音声質問を受信し、音声質問に対応する回答セットを取得し、回答セットには、地域識別子に1対1に対応する複数の候補回答が含まれ、つまり、地域識別子は対応する候補回答を有し、例えば、地域1は候補回答Aに対応し、地域2は候補回答Bに対応する。
【0023】
本開示の実施例において、音声質問に対応する回答セットを取得する方式はたくさんあり、以下のように例を挙げて説明する。
第1の例示として、音声質問のカテゴリラベルを取得し、カテゴリラベルに基づいて候補回答の知識の範囲(例えばレシピ、人物などのカテゴリの知識ベース)を決定し、知識の範囲内で音声質問と類似する複数の類似質問を取得し、音声質問と複数の類似質問とに対してテキストの類似度を計算して、類似度の比較的高い質問を類似質問セットとして取得し、類似質問セット内のすべての回答をソートし候補回答セットとしてユーザにフィードバックし、候補回答は地域識別子と1対1に対応する。
【0024】
第2の例示として、音声質問からエンティティを抽出し、知識グラフで関連するエンティティを照会し、そしてこのエンティティに基づくサブグラフを取得し、サブグラフを取得した後、このエンティティから開始して、すべての関係に対応するエンティティを音声質問の候補回答セットとしてユーザにフィードバックし、候補回答は地域識別子に1対1に対応する。
【0025】
なお、各地域識別子を予め取得し、1つの音声質問に対応する候補回答に対して、候補回答と地域識別子とを1対1に対応させて回答セットを生成し、各音声質問は1つの回答セットに対応し、異なる地域識別子に対応する候補回答は同じでも異なってもよい。
【0026】
例えば、「豆花はどうやって作るのか?」の音声質問に対して、取得された回答セットに、r1-p1及びr2-p2が含まれ、r1-p1において地域識別子p1は南部を示し、候補回答r1は甘い豆花の作り方に対応し、r2-p2において地域識別子p2は北部を示し、候補回答r2は塩漬け豆花の作り方に対応する。
【0027】
また例えば、「粽はどうやって包むのか?」の音声質問に対して、取得された回答セットに、異なる地域識別子と返される異なる候補回答とをそれぞれ示すr1-p1、r2-p2、r3*p3及びr4*p4が含まれる。
【0028】
ステップ103において、ユーザの現在の地域識別子を取得し、回答セットに現在の地域識別子が含まれているか否かを判断する。
【0029】
ステップ104において、回答セットに現在の地域識別子が含まれている場合、現在の地域識別子に対応する第1の候補回答を取得し、第1の候補回答を第1位としてソートされた複数の候補回答をユーザにフィードバックする。
【0030】
本開示の実施例において、音声質問に対応する回答セットを取得した後、ユーザの現在の地域識別子を取得し、ユーザの地域識別子を取得する方式はたくさんあり、必要に応じて選択して設定することができる。一つの例示として、スマートデバイスのステータスモジュールによって現在の位置情報を自動的に取得し、現在の位置情報に基づいてユーザの現在の地域識別子を決定する。もう一つの例示として、端末機器との接続を確立し、端末機器によって送信された位置情報を受信し、位置情報に基づいてユーザの現在の地域識別子を決定する。具体的にはアプリケーションシーンに基づいて選択して設定することができる。
【0031】
例を挙げると、スマートデバイスのステータスモジュールによって、北京市海淀区XXロードを現在の位置情報として自動的に取得し、現在の位置情報に基づいてユーザの現在の地域識別子を北京または北部として決定し、つまり、地域識別子は必要に応じて設定することもでき、都市、または省、南北の地域及び国などで識別することができ、具体的には音声質問などのアプリケーションシーンに基づいて設定する。
【0032】
さらに、現在の地域識別子を回答セット内の地域識別子とマッチングし、回答セットに現在の地域識別子が含まれているか否かを判断し、取得された回答セットに現在の地域識別子が含まれている場合、現在の地域識別子に対応する第1の候補回答を取得し、第1の候補回答を第1位としてソートされた複数の候補回答をユーザにフィードバックすることができる。
【0033】
例を挙げると、回答セット内の地域識別子はp1~pnであり、対応する候補回答はr1~rnであり、現在の地域識別子がp1~pnにあるか否かを判断し、例えば、現在の地域識別子がpnである場合、候補回答rnを第1位としてソートし、候補回答rnを第1位としてソートされた複数の候補回答を返し、これにより、ユーザが属する異なる地域に基づいて異なる回答をフィードバックすることができる。
【0034】
要約すると、本開示の実施例の質問応答処理方法は、ユーザによって入力された音声質問を受信し、音声質問に対応する回答セット及びユーザの現在の地域識別子を取得し、回答セットに現在の地域識別子が含まれているか否かを判断し、回答セットに現在の地域識別子が含まれている場合、現在の地域識別子に対応する第1の候補回答を取得し、第1の候補回答を第1位としてソートされた複数の候補回答をユーザにフィードバックする。これにより、同じ質問に対して、ユーザが属する異なる地域に基づいて異なる回答をフィードバックし、回答の重みを自動的に調整し、デバイスの知能性を向上させることができる。
【0035】
上記実施例の説明に基づいて、第1の候補回答を第1位としてソートされた複数の候補回答をユーザにフィードバックするステップは、ユーザが第1の候補回答を採用した場合、現在の地域識別子に対応する第1の候補回答の重みを増加させるステップをさらに含む。
【0036】
本開示の実施例において、第1の候補回答を第1位としてソートされた複数の候補回答をユーザにフィードバックする方式はたくさんあり、例えば、放送形態やインタフェース表示などで順番にユーザに提供し、具体的にはアプリケーションシーンに基づいて選択し、例えば、第1の候補回答を放送の方式でユーザにフィードバックする。実際のアプリケーションで、ユーザは第1の候補回答を採用すると、「はい」と言ったり、類似する質問を続けなかったり、確認キーなどの関連するキーを押したりするなどの方式で、対応するフィードバックを行う。したがって、ユーザが第1の候補回答を採用した場合、現在の地域識別子に対応する第1の候補回答の重みを増加させる。
【0037】
ここで、現在の地域識別子に対応する第1の候補回答の重みは、係数であってもよいし、例えば0.8から0.85に増加させ、カウント値であってもよいし、例えばカウント値80から81に増加させ、具体的には必要に応じて設定することができる。
【0038】
本開示の実施例において、地域識別子に1対1に対応する候補回答は、同じ音声質問に対して各ユーザが採用した候補回答に基づいて重みを調整した後取得された最も高い重み値に対応する候補回答であり、回答の重みを自動的に調整することができ、様々な地域でパーソナライズされた返信が実現され、同じ音声質問に対して、異なる地域に基づいて異なる回答、即ちユーザのニーズに合った回答を提供し、デバイスの知能性を向上させることができる。
【0039】
上記実施例の説明に基づいて、また、ユーザが第1の候補回答を最小しない可能性があり、例えば、第1の候補回答を放送の方式でユーザにフィードバックし、実際のアプリケーションで、ユーザが第1の候補回答を採用しない場合、「第2の作り方を再生してください」とか、切り替えなどの関連するキーを押すなどして、対応するフィードバックを行い、すなわちユーザが複数の候補回答のうちの他の候補回答を選択した。したがって、対応する調整を行う必要があり、以下に図2を組み合わせて詳細に説明する。
【0040】
図2は、本開示の第2の実施例により提供される質問応答処理方法の概略フローチャートである。
【0041】
具体的に、図2に示すように、当該質問応答処理方法は、ステップ104の後に以下のステップをさらに含むことができる。
ステップ201において、ユーザが複数の候補回答のうちの第2の候補回答を採用した場合、現在の地域識別子に対応する第2の候補回答の重みを増加させる。
【0042】
ステップ202において、現在の地域識別子に対応する第2の候補回答の重みが第1の候補回答の重みより大きい場合、回答セットで現在の地域識別子に対応する第1の候補回答を第2の候補回答に変更する。
【0043】
本開示の実施例において、ユーザが第1の候補回答を採用しなく、ユーザが複数の候補回答のうちの他の候補回答を選択し、例えば複数の候補回答のうちの第2の候補回答を採用した場合、現在の地域識別子に対応する第2の候補回答の重みを増加させる。ここで、現在の地域識別子に対応する第2の候補回答の重みは、係数であってもよいし、例えば0.6から0.65に増加させ、カウント値であってもよいし、例えばカウント値60から61に増加させ、具体的には必要に応じて設定することができる。
【0044】
なお、多くのユーザが複数の候補回答のうちの第2の候補回答を採用した場合、現在の地域識別子に対応する第2の候補回答の重みが増加し続け、現在の地域識別子に対応する第2の候補回答の重みが第1の候補回答の重みより大きいことは、現在の地域識別子内のユーザが当該音声質問に対して第2の候補回答にもっと傾いていることを示し、回答セットで現在の地域識別子に対応する第1の候補回答を第2の候補回答に変更し、すなわち元の第1の候補回答を第2の候補回答に置き換える。
【0045】
これにより、ユーザのフィードバックにより、同じ音声質問に対して、候補回答に対する異なる地域のユーザの選択を容易に取得することができ、ユーザの選択により、スマートデバイスが徐々にスマートになり、異なる地域のユーザの好み、すなわち現在の地域識別子に対応する候補回答を決定することができる。
【0046】
上記実施例の説明に基づいて、また、回答セットに現在の地域識別子が含まれているか否かを判断した後、回答セットに現在の地域識別子が含まれていない、すなわち現在の地域識別子に対応する候補回答が存在しない場合、複数の候補回答をユーザに直接提供し、ユーザの選択に基づいて現在の地域識別子に対応する候補回答の重みを常に調整して、現在の地域識別子に1対1に対応する候補回答を決定して回答セットに追加する。具体的には、図3を組み合わせて詳細に説明する。
【0047】
図3は、本開示の第3の実施例により提供される質問応答処理方法の概略フローチャートである。
【0048】
具体的に、図3に示すように、当該質問応答処理方法は、ステップ103の後に以下のステップをさらに含むことができる。
ステップ301において、回答セットに現在の地域識別子が含まれていない場合、ユーザに複数の候補回答をフィードバックする。
【0049】
ステップ302において、複数の候補回答からユーザによって採用された第3の候補回答に基づいて、現在の地域識別子に対応する第3の候補回答の重みを増加させる。
【0050】
本開示の実施例において、回答セットで現在の地域識別子がマッチングされない場合、すなわち回答セットに現在の地域識別子が存在しない場合、例えば、上記回答セット内の地域識別子がp1~pnであり、対応する候補回答がr1~rnであり、現在の地域識別子がp1~pnにあるか否かを判断し、例えば、現在の地域識別子がp1~pnに存在しない場合、通常どおりの順番に複数の候補回答r1~rnをユーザに返す。
【0051】
さらに、ユーザが複数の候補回答から第3の候補回答を採用することができ、例えば、第1の候補回答を再生した後、ユーザが「はい」などとフィードバックして、ユーザがこの候補回答を採用したことを決定し、この候補回答を第3の候補回答として、現在の地域識別子に対応する第3の候補回答の重みを増加させる。現在の地域識別子に対応する第3の候補回答の重みは、係数であってもよいし、例えば0.2から0.25に増加させ、カウント値であってもよいし、例えばカウント値10から11に増加させ、具体的には必要に応じて設定することができる。
【0052】
ステップ303において、現在の地域識別子に対応する第3の候補回答の重みが予め設定された閾値より大きい場合、回答セットに現在の地域識別子に対応する第3の候補回答の対応関係を追加する。
【0053】
本開示の実施例において、ユーザとの継続的なインタラクションに伴い、現在の地域識別子に対応する第3の候補回答の重みを常に調整し、取得された現在の地域識別子に対応する第3の候補回答の重みが予め設定された閾値より大きい場合、回答セットに現在の地域識別子に対応する第3の候補回答の対応関係を追加し、予め設定された閾値は、アプリケーションの必要に応じて選択して設定することができる。
【0054】
これにより、自動的に収集されたフィードバックにより、同じ質問の1つの地域における異なる回答に対して、重みが予め設定された閾値より大きい候補回答を選択してこの地域の候補回答として1対1に対応させ、回答セットに追加する。これによって、後に直接地域識別子に基づいて候補回答を第1位としてソートしてユーザに提供し、インタラクションの効率をさらに向上させ、ユーザの使用ニーズを満足させる。
【0055】
上記実施例を実現するために、本開示は、質問応答処理装置を提供する。
【0056】
図4は、本開示の第4の実施例により提供される質問応答処理装置の概略構成図である。
【0057】
図4に示すように、当該質問応答処理装置40は、受信モジュール41と、取得モジュール42と、取得判断モジュール43と、取得フィードバックモジュール44と、を含むことができる。
【0058】
受信モジュール41は、ユーザによって入力された音声質問を受信する。
取得モジュール42は、前記音声質問に対応する回答セットを取得し、前記回答セットには、地域識別子に1対1に対応する複数の候補回答が含まれる。
取得判断モジュール43は、前記ユーザの現在の地域識別子を取得し、前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれているか否かを判断する。
取得フィードバックモジュール44は、前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれている場合、前記現在の地域識別子に対応する第1の候補回答を取得し、前記第1の候補回答を第1位としてソートされた前記複数の候補回答を前記ユーザにフィードバックする。
【0059】
本開示の一つの実施例において、図5に示すように、図4に基づいて、増加モジュール45をさらに含む。
増加モジュール45は、前記ユーザが前記第1の候補回答を採用した場合、前記現在の地域識別子に対応する第1の候補回答の重みを増加させる。
【0060】
本開示の一つの実施例において、図6に示すように、図4に基づいて、変更モジュール46をさらに含む。
増加モジュール45は、さらに、前記ユーザが前記複数の候補回答のうちの第2の候補回答を採用した場合、前記現在の地域識別子に対応する前記第2の候補回答の重みを増加させる。
変更モジュール46は、前記現在の地域識別子に対応する前記第2の候補回答の重みが前記第1の候補回答の重みより大きい場合、前記回答セットで前記現在の地域識別子に対応する前記第1の候補回答を前記第2の候補回答に変更する。
【0061】
本開示の一つの実施例において、図7に示すように、図4に基づいて、フィードバックモジュール47と、処理モジュール48と、をさらに含む。
フィードバックモジュール47は、前記回答セットに前記現在の地域識別子が含まれていない場合、前記ユーザに前記複数の候補回答をフィードバックする。
増加モジュール45は、さらに、前記複数の候補回答から前記ユーザによって採用された第3の候補回答に基づいて、前記現在の地域識別子に対応する前記第3の候補回答の重みを増加させる。
処理モジュール48は、前記現在の地域識別子に対応する前記第3の候補回答の重みが予め設定された閾値より大きい場合、前記回答セットに前記現在の地域識別子に対応する前記第3の候補回答の対応関係を追加する。
【0062】
要約すると、本開示の実施例の質問応答処理装置は、ユーザによって入力された音声質問を受信し、音声質問に対応する回答セット及びユーザの現在の地域識別子を取得し、回答セットに現在の地域識別子が含まれているか否かを判断し、回答セットに現在の地域識別子が含まれている場合、現在の地域識別子に対応する第1の候補回答を取得し、第1の候補回答を第1位としてソートされた複数の候補回答をユーザにフィードバックし、ユーザが第1の候補回答を採用した場合、現在の直接識別子に対応する第1の候補回答の重みを増加させる。これにより、ユーザが属する地域に基づいて回答をフィードバックし、回答の重みを自動的に調整し、デバイスの知能性を向上させることができる。
【0063】
本開示の実施例によれば、本開示は、電子機器及び読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
本開示の実施例によれば、本開示は、コンピュータプログラムをさらに提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに本開示により提供される質問応答処理方法を実行させる。
【0064】
図8に示すのは、本開示の実施例に係る質問応答処理方法の電子機器のブロック図である。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、パーソナルデジタルプロセッサ、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、他の同様のコンピューティングデバイスなどの様々な形態のモバイルデバイスを表すこともできる。本明細書で示されるコンポーネント、それらの接続と関係、及びそれらの機能は単なる例であり、本明細書の説明及び/又は要求される本開示の実現を制限するものではない。
【0065】
図8に示すように、当該電子機器は、一つ又は複数のプロセッサ801と、メモリ802と、高速インターフェース及び低速インターフェースを含む各コンポーネントを接続するためのインターフェースと、を含む。各コンポーネントは、異なるバスで相互に接続され、共通のマザーボードに取り付けられるか、又は必要に応じて他の方式で取り付けることができる。プロセッサは、電子機器内に実行される命令を処理することができ、当該命令は、外部入力/出力装置(インターフェースに結合されたディスプレイデバイスなど)にGUIの図形情報をディスプレイするためにメモリ内又はメモリに記憶されている命令を含む。他の実施方式では、必要に応じて、複数のプロセッサ及び/又は複数のバスを、複数のメモリと一緒に使用することができる。同様に、複数の電子機器を接続することができ、各電子機器は、一部の必要な操作(例えば、サーバアレイ、1グループのブレードサーバ、又はマルチプロセッサシステムとする)を提供することができる。図8では、一つのプロセッサ801を例とする。
【0066】
メモリ802は、本開示により提供される非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。前記メモリには、少なくとも一つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記少なくとも一つのプロセッサが本開示により提供される質問応答処理方法を実行することができるようにする。本開示の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータに本開示により提供される質問応答処理方法を実行させるためのコンピュータ命令が記憶されている。
【0067】
メモリ802は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、本開示の実施例における質問応答処理方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、図4に示す受信モジュール41、取得モジュール42、取得判断モジュール43、及び取得フィードバックモジュール44)のように、非一時的なソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータ実行可能なプログラム及びモジュールを記憶する。プロセッサ801は、メモリ802に記憶されている非一時的なソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することによって、サーバの様々な機能アクティベーション及びデータ処理を実行し、すなわち上記の方法の実施例における質問応答処理方法を実現する。
【0068】
メモリ802は、ストレージプログラムエリアとストレージデータエリアとを含むことができ、ストレージプログラムエリアは、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、ストレージデータエリアは、質問応答処理の電子機器の使用によって作成されたデータなどを記憶することができる。また、メモリ802は、高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、非一時的なメモリをさらに含むことができ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクストレージデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的なソリッドステートストレージデバイスである。いくつかの実施例で、メモリ802は、プロセッサ801に対して遠隔に設置されたメモリを選択的に含むことができ、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して質問応答処理の電子機器に接続されることができる。上記のネットワークの例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、及びその組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0069】
質問応答処理方法の電子機器は、入力装置803と出力装置804とをさらに含むことができる。プロセッサ801、メモリ802、入力装置803、及び出力装置804は、バス又は他の方式を介して接続することができ、図8では、バスを介して接続することを例とする。
【0070】
入力装置803は、入力された数字又は文字情報を受信し、質問応答処理の電子機器のユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力を生成することができ、例えば、タッチスクリーン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングスティック、一つ又は複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティックなどの入力装置である。出力装置804は、ディスプレイデバイス、補助照明装置(例えば、LED)、及び触覚フィードバックデバイス(例えば、振動モータ)などを含むことができる。当該ディスプレイデバイスは、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、及びプラズマディスプレイを含むことができるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態で、ディスプレイデバイスは、タッチスクリーンであってもよい。
【0071】
本明細書で説明されるシステムと技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向けASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせで実現することができる。これらの様々な実施形態は、一つ又は複数のコンピュータプログラムで実施されることを含むことができ、当該一つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも一つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムで実行及び/又は解釈されることができ、当該プログラマブルプロセッサは、専用又は汎用のプログラマブルプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも一つの入力装置、及び少なくとも一つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令を当該ストレージシステム、当該少なくとも一つの入力装置、及び当該少なくとも一つの出力装置に伝送することができる。
【0072】
これらのコンピューティングプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又はコードとも呼ばれる)は、プログラマブルプロセッサの機械命令をふくみ、高レベルのプロセス及び/又はオブジェクト指向プログラミング言語、及び/又はアセンブリ/機械言語でこれらのコンピューティングプログラムを実施する。本明細書に使用されるような、「機械読み取り可能な媒体」及び「コンピュータ読み取り可能な媒体」の用語は、機械命令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意のコンピュータプログラム製品、機器、及び/又は装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD))を指し、機械読み取り可能な信号である機械命令を受信する機械読み取り可能な媒体を含む。「機械読み取り可能な信号」の用語は、機械命令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意の信号を指す。
【0073】
ユーザとのインタラクションを提供するために、コンピュータ上でここで説明されているシステム及び技術を実施することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するためのディスプレイ装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)とを有し、ユーザは、当該キーボード及び当該ポインティングデバイスによって入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置も、ユーザとのインタラクションを提供することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形式(音響入力と、音声入力と、触覚入力とを含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0074】
ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドユニットを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、又はミドルウェアユニットを含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンドユニットを含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータであり、ユーザは、当該グラフィカルユーザインタフェース又は当該ウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施方式とインタラクションする)、又はこのようなバックエンドユニットと、ミドルウェアユニットと、フロントエンドユニットの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムで実施することができる。任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によってシステムのコンポーネントを相互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)と、ワイドエリアネットワーク(WAN)と、インターネットとを含む。
【0075】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバとを含むことができる。クライアントとサーバは、一般に、互いに離れており、通常に通信ネットワークを介してインタラクションする。対応するコンピュータ上で実行され、且つ互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによって、クライアントとサーバとの関係が生成される。
【0076】
本開示の実施例の技術案によれば、ユーザによって入力された音声質問を受信し、音声質問に対応する回答セット及びユーザの現在の地域識別子を取得し、回答セットに現在の地域識別子が含まれているか否かを判断し、回答セットに現在の地域識別子が含まれている場合、現在の地域識別子に対応する第1の候補回答を取得し、第1の候補回答を第1位としてソートされた複数の候補回答をユーザにフィードバックし、ユーザが第1の候補回答を採用した場合、現在の地域識別子に対応する第1の候補回答の重みを増加させる。これにより、ユーザが属する地域に基づいて回答をフィードバックし、回答の重みを自動的に調整し、デバイスの知能性を向上させることができる。
【0077】
上記に示される様々な形式のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、又は削除することができる。例えば、本開示に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次的に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよいが、本開示で開示されている技術案が所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定しない。
【0078】
上記の具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を制限するものではない。当業者は、設計要件と他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション、及び代替を行うことができる。本開示の精神と原則内で行われる任意の修正、同等の置換、及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8