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特許7144429オーディオダウンミキシング送信機A/Vエンドポイント及び分散チャネル増幅を含むA/V相互接続アーキテクチャ
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  • 特許-オーディオダウンミキシング送信機A/Vエンドポイント及び分散チャネル増幅を含むA/V相互接続アーキテクチャ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-20
(45)【発行日】2022-09-29
(54)【発明の名称】オーディオダウンミキシング送信機A/Vエンドポイント及び分散チャネル増幅を含むA/V相互接続アーキテクチャ
(51)【国際特許分類】
   H04R 3/00 20060101AFI20220921BHJP
【FI】
H04R3/00 310
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2019542508
(86)(22)【出願日】2018-02-06
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-07-27
(86)【国際出願番号】 US2018017087
(87)【国際公開番号】W WO2018145101
(87)【国際公開日】2018-08-09
【審査請求日】2021-01-27
(31)【優先権主張番号】62/454,915
(32)【優先日】2017-02-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/555,029
(32)【優先日】2017-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520268997
【氏名又は名称】サバント システムズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Savant Systems,Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100087642
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100082946
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 昭広
(74)【代理人】
【識別番号】100195693
【弁理士】
【氏名又は名称】細井 玲
(72)【発明者】
【氏名】アレン,ジェイムス,エフ
(72)【発明者】
【氏名】バルディノ,ゲーリー,エム
(72)【発明者】
【氏名】ビリングス,ジョン,ディー
(72)【発明者】
【氏名】ロカスチオ,ティモシー,アール
(72)【発明者】
【氏名】マドンナ,ロバート,ピー
【審査官】大石 剛
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0021401(US,A1)
【文献】特開2013-013082(JP,A)
【文献】国際公開第2016/008131(WO,A1)
【文献】特表2008-519491(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
オーディオ/ビデオ(A/V)相互接続アーキテクチャの送信(TX)A/Vエンドポイントであって、
A/Vソースコンポーネントに結合され、及び該A/Vソースコンポーネントから少なくともネイティブオーディオを受信するよう構成された、少なくとも1つの受信(RX)インタフェイスと、
前記少なくとも1つのRXインタフェイスに結合された第1のネットワークインタフェイスであって、該少なくとも1つのRXインタフェイスからネイティブオーディオを受信し、及び該ネイティブオーディオを、第1のネットワークスイッチを含む非AVB(Audio Video Bridging)準拠のEthernetネットワークを介して、前記ネイティブオーディオを処理し又は出力することができるA/Vシンクコンポーネントに結合されたRX A/Vエンドポイントへ出力するよう構成された、第1のネットワークインタフェイスと、
前記少なくとも1つのRXインタフェイスに結合され、及び前記ネイティブオーディオのステレオダウンミックスバージョンを生成するよう構成された、ダウンミックスオーディオディジタル信号プロセッサ(DSP)と、
前記ステレオダウンミックスバージョンを、第2のネットワークスイッチを含むAVB準拠のEthernetネットワークを介して、前記ネイティブオーディオを処理し又は出力することができないオーディオシンクコンポーネントに結合されたオーディオシステムへ出力するよう構成された、第2のネットワークインタフェイスと
を含む、TX A/Vエンドポイント。
【請求項2】
前記第2のネットワークインタフェイスが、前記オーディオシンクコンポーネントに結合された前記オーディオシステムからオーディオ信号を受信し、及び該オーディオ信号を前記第1のネットワークインタフェイスへ転送するよう更に構成され、前記第1のネットワークインタフェイスが、前記非AVB準拠のEthernetネットワークを介して、前記A/Vシンクコンポーネントに結合された前記RX A/Vエンドポイントへ前記オーディオ信号を出力するよう構成されている、請求項1に記載のTX A/Vエンドポイント。
【請求項3】
前記ネイティブオーディオが、高精細度マルチメディアインタフェイス(HDMI)オーディオであり、前記ネイティブオーディオのステレオダウンミックスバージョンが、ステレオダウンミックスパルスコード変調(PCM)オーディオである、請求項1又は2に記載のTX A/Vエンドポイント。
【請求項4】
前記RXインタフェイスが、前記A/Vソースコンポーネントからネイティブビデオを受信し、該ネイティブビデオを、前記A/Vシンクコンポーネントに結合された前記RX A/Vエンドポイントに前記非AVB準拠のEthernetネットワークを介して出力されるように、前記第1のネットワークインタフェイスに転送するが、該ネイティブビデオを前記ダウンミックスオーディオディジタル信号プロセッサ(DSP及び前記第2のネットワークインタフェイスには提供しないよう更に構成されている、請求項1又は2に記載のTX A/Vエンドポイント。
【請求項5】
前記ネイティブオーディオが、HDMIオーディオであり、前記ネイティブビデオが、HDMIビデオであり、前記ネイティブオーディオのステレオダウンミックスバージョンが、ステレオダウンミックスPCMオーディオである、請求項4に記載のTX A/Vエンドポイント。
【請求項6】
前記少なくとも1つのRXインタフェイスが、それぞれが複数のA/VソースコンポーネントのそれぞれのA/Vソースコンポーネントからネイティブオーディオを受信するよう構成された複数のRXインタフェイスであり、前記ダウンミックスオーディオディジタル信号プロセッサ(DSPが、それぞれのA/Vソースコンポーネントからの前記ネイティブオーディオのステレオダウンミックスバージョンを生成するよう構成されており、前記第2のネットワークインタフェイスが、該ステレオダウンミックスバージョンを前記AVB準拠のEthernetネットワークを介して各A/Vソースコンポーネント毎に出力するように構成されている、請求項1~5の何れか1項に記載のTX A/Vエンドポイント。
【請求項7】
前記第1のネットワークインタフェイスが、前記非AVB準拠のEthernetネットワークを介してホストコントローラから制御信号を受信し、及び該制御信号の少なくとも一部を、前記A/Vソースコンポーネントに送信するために前記少なくとも1つのRXインタフェイスに渡すよう更に構成されている、請求項1~5の何れか1項に記載のTX A/Vエンドポイント。
【請求項8】
A/V相互接続アーキテクチャのTX A/Vエンドポイントを使用してオーディオを配信する方法であって、
該TX A/Vエンドポイントにより、A/Vソースコンポーネントから少なくともネイティブオーディオを受信し、
該TX A/Vエンドポイントにより、該ネイティブオーディオを処理し又は出力することができるA/Vシンクコンポーネントに結合されたRX A/Vエンドポイントに、該ネイティブオーディオを非AVB準拠のEthernetネットワークを介して出力し、
該TX A/Vエンドポイントにより、該ネイティブオーディオのダウンミキシングを行って、該ネイティブオーディオのステレオダウンミックスPCMバージョンを生成し、及び、
該TX A/Vエンドポイントにより、該ステレオダウンミックスPCMバージョンを、AVB準拠のEthernetネットワークを介して、前記ネイティブオーディオを処理し又は出力することができないオーディオシンクコンポーネントに結合されたオーディオシステムへ出力する、ことを含む、
A/V相互接続アーキテクチャのTX A/Vエンドポイントを使用してオーディオを配信する方法、
【請求項9】
前記TX A/Vエンドポイントにより、前記オーディオシンクコンポーネントに結合された前記オーディオシステムからPCMオーディオ信号を受信し、及び、
前記TX A/Vエンドポイントにより、前記PCMオーディオ信号を、前記非AVB準拠のEthernetネットワークを介して、前記A/Vシンクコンポーネントに結合された前記RX A/Vエンドポイントへ出力する
ことを更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ネイティブオーディオが、HDMIオーディオであり、該ネイティブオーディオの前記ステレオダウンミックスPCMバージョンが、ステレオダウンミックスPCMオーディオである、請求項8又は9に記載の方法。
【請求項11】
前記TX A/Vエンドポイントにより、前記A/Vソースコンポーネントからネイティブビデオを受信し、
該ネイティブビデオを、前記非AVB準拠のEthernetネットワークを介して、前記A/Vシンクコンポーネントに結合された前記RX A/Vエンドポイントに出力するが、該ネイティブビデオを、前記AVB準拠のEthernetネットワークを介して、前記オーディオシンクコンポーネントに結合された前記オーディオシステムに提供することはしない、
ことを更に含む、請求項8~10の何れか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記ネイティブオーディオが、HDMIオーディオであり、前記ネイティブビデオが、HDMIビデオであり、前記ネイティブオーディオの前記ステレオダウンミックスPCMバージョンが、ステレオダウンミックスPCMオーディオである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記TX A/Vエンドポイントにより、前記非AVB準拠のEthernetネットワークを介してホストコントローラから制御信号を受信し、及び、
該制御信号の少なくとも一部を前記A/Vソースコンポーネントに送信する
ことを更に含む、請求項8~12の何れか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記非AVB準拠のEthernetネットワークを介して前記ネイティブオーディオを出力することが、第1のマルチポートネットワークスイッチへ前記ネイティブオーディオを送信し、前記AVB準拠のEthernetネットワークを介して前記ステレオダウンミックスPCMバージョンを出力することが、第2のAVB準拠のマルチポートネットワークスイッチへ該ステレオダウンミックスPCMバージョンを送信し、前記第1のマルチポートネットワークスイッチが少なくとも1つのリンクにより前記第2のAVB準拠のマルチポートネットワークスイッチに結合される、
請求項8~13の何れか1項に記載の方法。
【請求項15】
A/V相互接続アーキテクチャであって、
非AVB準拠のEthernetネットワークをサポートする第1のマルチポートネットワークスイッチと、
AVB準拠のEthernetネットワークをサポートする第2のマルチポートオーディオネットワークスイッチであって、前記第1のマルチポートネットワークスイッチが少なくとも1つのリンクにより該第2のマルチポートオーディオネットワークスイッチに結合されている、第2のマルチポートオーディオネットワークスイッチと、
A/Vソースコンポーネントに結合され、及び該A/Vソースコンポーネントから少なくともネイティブオーディオを受信するよう構成され、並びに前記第1のマルチポートネットワークスイッチ及び前記第2のマルチポートオーディオネットワークスイッチに結合された、TX A/Vエンドポイントであって、前記ネイティブオーディオを前記非AVB準拠のEthernetネットワークを介した伝送のために前記第1のマルチポートネットワークスイッチへ出力し、及び該ネイティブオーディオのステレオダウンミックスバージョンを前記AVB準拠のEthernetネットワークを介して出力するよう構成された、TX A/Vエンドポイントと、
前記AVB準拠のEthernetネットワークと、前記ネイティブオーディオを処理し又は出力することができるA/Vシンクコンポーネントとに結合された、RX A/Vエンドポイントであって、前記AVB準拠のEthernetネットワークから前記ネイティブオーディオを受信し、及び該ネイティブオーディオを前記A/Vシンクコンポーネントに提供するよう構成された、RX A/Vエンドポイントと、
記AVB準拠のEthernetネットワークと、前記ネイティブオーディオを処理し又は出力することができないオーディオシンクコンポーネントとに結合されたオーディオシステムとを含み、
前記RX A/Vエンドポイントが、前記非AVB準拠のEthernetネットワークから前記ネイティブオーディオの前記ステレオダウンミックスバージョンを受信し、及び該ネイティブオーディオの該ステレオダウンミックスバージョンを前記オーディオシンクコンポーネントに提供するよう構成されている、
A/V相互接続アーキテクチャ。
【請求項16】
前記TX A/Vエンドポイントが、前記オーディオシンクコンポーネントに結合された前記オーディオシステムからオーディオ信号を受信し、及び前記A/Vシンクコンポーネントに結合された前記RX A/Vエンドポイントに前記非AVB準拠のEthernetネットワークを介して前記オーディオ信号を出力するよう更に構成されている、請求項15に記載のA/V相互接続アーキテクチャ。
【請求項17】
前記TX A/Vエンドポイントが、前記A/Vソースコンポーネントからネイティブビデオを受信し、及び前記A/Vシンクコンポーネントに結合された前記RX A/Vエンドポイントに前記非AVB準拠のEthernetネットワークを介して前記ネイティブビデオを出力するが、前記オーディオシンクコンポーネントに結合された前記オーディオシステムへ前記AVB準拠のEthernetネットワークを介して前記ネイティブビデオを提供しないよう更に構成される、請求項15又は16に記載のA/V相互接続アーキテクチャ。
【請求項18】
前記ネイティブオーディオが、HDMIオーディオであり、前記ネイティブオーディオの前記ステレオダウンミックスバージョンが、ステレオダウンミックスPCMオーディオである、請求項15~17の何れか1項に記載のA/V相互接続アーキテクチャ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般にオーディオ/ビデオ(A/V)相互接続アーキテクチャに関し、より詳細には、とりわけ、異なるオーディオ能力を有する装置を効率的にサポートし、及び容易に拡張することができる、A/V相互接続アーキテクチャに関する。
【背景技術】
【0002】
これまで、A/Vコンポーネントの接続は、主に一方向で単一目的のポイントツーポイントアナログ接続であった。アナログ接続は、徐々にディジタル接続に取って代わられたが、かかるディジタル接続もまた、主に一方向で単一目的のポイントツーポイント接続であった。このため、典型的なA/V相互接続アーキテクチャは、特にハイエンドの民生用及び商用の設備において、大量のケーブルを伴うものとなった。
【0003】
IEEE1394(firewire)、AoE(Audio over Ethernet)、ACIP(Audio over IP)、及びコンピューターネットワーク技術の他の適応といった技術を組み込むことにより、従来のA/V相互接続アーキテクチャの問題に対処するための様々な試みがあった。より有望な幾つかの手法は、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.2BA, 802.1AS, 802.1Qat, 802.1Qavで定められた一連の規格の一般名であるAVB(Audio Video Bridging)に関するものである。AVBは、標準のIEEE802.1 MAC(Media Access Control)及びブリッジングに比較的小さな拡張を実施して、オーディオをより良好にサポートする(オーディオ及びアドミッションコントロールのために正確な同期とトラフィックシェーピングを提供することを含む)ようにしたものです。しかし、その変更は、AVB及び非AVB装置が標準的なIEEE802フレームを使用して通信できるようにすることに限られたものである。この拡張されたオーディオ固有の機能を使用することができるのは、AVB装置だけである。
【0004】
AVBなどの技術により、特定のより効率的なA/V相互接続アーキテクチャが利用可能となったが、かかるアーキテクチャには依然として多くの問題がある。かかる多数のアーキテクチャにおける問題の1つは、異なるオーディオ能力(例えば、オーディオ処理及び出力能力等)を有する複数の装置を効率的にサポートしていないことである。例えば、典型的なハイエンドの民生用A/V設備について考察する。様々なA/Vコンポーネントを建造物(例えば、自宅)の異なるゾーン(例えば、シアターゾーン、キッチンゾーン、主寝室ゾーン等)に配置することが可能である。ゾーンによっては、高度なサラウンドサウンドオーディオ(例えば、合計12チャネルを有する10.2サラウンドサウンド、合計16チャネルを有する9.3.4サラウンドサウンド等)をサポートするA/Vコンポーネントを含むことが可能である。他のゾーンは、はるかに控えめな種類のオーディオ(例えば、ステレオサウンド等)のみをサポートするA/Vコンポーネントを含むことが可能である。AVBを使用する典型的なA/V相互接続アーキテクチャでは、オーディオは通常は配信のために単一形式(例えば、特定のサラウンドサウンドエンコーディングによるHDMI(High-Definition Multimedia Interface)オーディオ)でのみエンコードされる。はるかに控えめな種類のオーディオ(例えば、ステレオサウンド等)しかサポートしないA/Vコンポーネントは、かかるオーディオストリームを処理し又は出力することができないため、特別な機器が配置されていない建造物の特定のゾーンでは、かかるオーディオコンテンツを利用することができない。
【0005】
多くのアーキテクチャにおけるもう1つの問題は、拡張が極めて困難であることにあり、例えば、特定の高度なサラウンドサウンドオーディオ(例えば、合計12チャネルの10.2サラウンドサウンド、合計16チャネルの9.3.4サラウンドサウンド等)でサポートされる多数のオーディオチャネルに適応するための拡張が極めて困難である。例えば、所与の部屋にあるコンポーネントが現在8チャネルの増幅されたオーディオをサポートしているA/V設備について考察する。ユーザーが(インストール時又はそれ以降に)より多くのチャネルを利用する種類のサラウンドサウンドオーディオをサポートすることを所望する場合には、一般に、より多くの増幅されたオーディオチャネルをサポートする全く異なるコンポーネントを指定し又はアップグレードする必要がある。幾つかのオーディオチャネルをシステムに「追加(add on)」するための簡単な方法は存在しなかった。
【0006】
したがって、様々な機能の中でもとりわけ、異なるオーディオ能力を有する装置を効率的にサポートし、及びオーディオチャネルを「追加」して高度なサラウンドサウンドオーディオをサポートすることを効率的に可能にする、新しいA/V相互接続アーキテクチャが必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態では、別個のEthernetネットワーク上でネイティブオーディオ及びステレオダウンミックスオーディオをサポートする送信(TX)A/Vエンドポイントを含む例示的なA/V相互接続アーキテクチャが提供される。該TX A/Vエンドポイントは、A/Vソースコンポーネント(例えば、Blu-rayプレーヤ等のオーディオ生成コンポーネント)に接続された少なくとも1つの受信(RX)インタフェイス(例えば、HDMI A/Vインタフェイス)を含み、該少なくとも1つのRXインタフェイスは、該A/Vソースコンポーネントからネイティブオーディオ(及び潜在的にはビデオ)を受信する。該少なくとも1つのRXインタフェイスからのネイティブオーディオは、ビデオネットワークインタフェイスに渡され、該ビデオネットワークインタフェイスは、ネイティブオーディオを、Ethernetビデオネットワーク(例えば、非AVB準拠の10GbEネットワーク)を介してRX A/Vエンドポイントに出力する。該RX A/Vエンドポイントは、ネイティブオーディオ(及び潜在的にはネイティブビデオ)を処理し又は出力することができるA/Vシンク(sink)コンポーネントに接続されている。ネイティブオーディオはまた、ネイティブオーディオのステレオダウンミックスバージョン(例えば、ステレオダウンミックスHDMI PCM(Pulse Code Moudlated)バージョン等)を生成するダウンミックスオーディオDSP(Digital Signal Processor)に渡される。該ステレオダウンミックスバージョンは、Ethernetオーディオネットワーク(例えば、AVB準拠の1GbEネットワーク等)を介して、ネイティブオーディオを処理し又は出力することができないオーディオシンクコンポーネント(例えば、スピーカ等のオーディオ出力コンポーネント)に接続されたオーディオシステム(例えば、マルチゾーンオーディオストリーミング、配信、増幅システム)へ出力される。
【0008】
別の実施形態では、拡張可能なサラウンドサウンドを可能にするA/V相互接続アーキテクチャが提供される。このアーキテクチャは、ローカルで接続されたA/Vソースコンポーネント(例えば、Blu-rayプレーヤ等のオーディオ生成コンポーネント等)からネイティブオーディオを受信するよう構成されたA/Vインタフェイス(例えば、HDMI A/Vインタフェイス)と、複数のオーディオチャネルを増幅して、アンプを内蔵していない複数のスピーカを駆動するローカル増幅出力チャネルを生成するよう構成された、ローカル増幅回路と、オーディオネットワーク(例えば、AVB準拠の1GbEネットワーク等)に接続されたネットワークインタフェイスと、前記複数のオーディオチャネルのうちの1つ以上のオーディオチャネルをパケット化して1つ以上のアドオンチャネルを(AVB PCMオーディオとして)生成し、及び該1つ以上のアドオンチャネルを、前記オーディオネットワークへの前記ネットワークインタフェイスを介して、変換及び増幅回路を有する1つ以上のアドオン装置(例えば、有線式アンプ内蔵型スピーカ、アンプ内蔵型サウンドバー、又はワイヤレスオーディオブリッジ及び1つ以上のワイヤレスアンプ内蔵型スピーカ)へ出力するよう構成された、処理回路とを有する、拡張可能なサラウンドサウンドシステムを含む。サラウンドサウンドの種類のためのオーディオチャネルの数が、ローカル増幅出力チャネルの数以下である場合には、該拡張可能なサラウンドサウンドシステムは、アンプ非内蔵型スピーカのみを使用してサラウンドサウンドを提供することが可能である。サラウンドサウンドの種類のためのオーディオチャネルの数が、ローカル増幅出力チャネルの数を超える場合には、アンプ非内蔵型スピーカと追加のチャネルをサポートする1つ以上のアドオン装置との両方を使用してサラウンドサウンドを提供するように、該拡張可能なサラウンドサウンドシステムを拡張することが可能である。
【0009】
ここで説明したもの以外にも様々な更なる特徴及び代替的な実施態様を実施可能であることを理解されたい。発明の概要は、単に読者への簡単な紹介を意図したものであり、ここで言及した例は、本開示の全ての特等を網羅すること又は本開示の必要な又は本質的な特徴であることを示し又は暗示するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】例示的なA/V相互接続アーキテクチャを示すブロック図である。
図2】例示的なRX A/Vエンドポイント、TX A/Vエンドポイント、オールインワンオーディオシステム、アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー、及びワイヤレスオーディオブリッジの接続を示すブロック図である。
図3】建造物内の複数のA/Vゾーンをサポートするための図1のA/V相互接続アーキテクチャの典型的な実施態様を示すブロック図である。
図4】例示的なRX A/Vエンドポイントの概略図である。
図5】例示的なシングルポートTX A/Vエンドポイントにおけるオーディオ処理を示す機能ブロック図である。
図6】例示的なシングルポートTX A/Vエンドポイントの概略図である。
図7A】例示的な8ポートTX A/Vエンドポイントの概略図であり、メインボードが示されている。
図7B】例示的な8ポートTX A/Vエンドポイントの概略図であり、TXライザカードが示されいる
図8A】例示的なアンプ内蔵型サウンドバー及びアンプ内蔵型スピーカの概略図である。
図8B】例示的なアンプ内蔵型サウンドバー及びアンプ内蔵型スピーカの概略図である。
図9】例示的なワイヤレスアンプ内蔵型スピーカの概略図である。
図10】例示的なワイヤレスオーディオブリッジの概略図である。
図11】例示的な拡張可能なサラウンドサウンドの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
・例示的なA/V相互接続アーキテクチャ
図1は、例示的なA/V相互接続アーキテクチャ100のブロック図である。この例示的なアーキテクチャは、複数の様々なエンドポイント間のオーディオ、ビデオ、及び制御のルーティングのために2つのパケット交換Ethernetネットワークを使用し、該複数のエンドポイントは、複数のネットワークと、ネイティブメディア接続(例えば、アナログオーディオ、ディジタルオーディオ、HDMI、RS232/IR等)を使用する複数のコンポーネントとの間のブリッジとして機能する。第1のEthernetネットワーク(以下、「オーディオネットワーク」と称す)は、マルチポートAVB準拠オーディオネットワークスイッチ110(例えば、8ポート 1GbE AVBスイッチ等)を中心とするAVB準拠ネットワーク(例えば、1ギガバイトEthernet(GbE)ネットワーク等)とすることが可能である。該オーディオネットワークを使用して、オーディオ及び汎用Ethernetトラフィックを交換することが可能である。第2のEthernetネットワーク(以下「ビデオネットワーク」と称す)は、マルチポートビデオネットワークスイッチ120(例えば、24ポート10GbEスイッチ)を中心とする高速インターネットプロトコル(IP)ネットワーク(例えば、10GbEネットワーク)とすることが可能である。該ビデオネットワークを使用して、A/V、汎用Ethernet、及び随意選択的に他の制御信号を交換することが可能である。該ビデオネットワークの一部(例えば、9Gbsの帯域幅)をA/V信号(例えば、HDMI)で使用するために予約する一方、残り(例えば、1Gbsの帯域幅)を汎用データ及び制御信号のために使用することが可能である。オーディオネットワークとビデオネットワークとの間でのオーディオ及び制御の交換を可能にするために、オーディオネットワークスイッチ110及びビデオネットワークスイッチ120が、所定のリンクにより接続される。
【0012】
オーディオネットワークは、マルチゾーンオーディオストリーミング、配信、及び増幅を行うことが可能なオーディオ/制御エンドポイント(以下、単に「オールインワンオーディオシステム」と称す)130に接続することが可能である。オールインワンオーディオシステム130の一例は、Savant Systems, Inc.から入手可能な Pro Audio 4(登録商標)オーディオソリューションである。オールインワンオーディオシステム130は、ネイティブ接続(例えば、アナログオーディオ、S/PDIFディジタルオーディオ、RS232/IR等)を介して、専用オーディオソースコンポーネント140(例えば、CDプレーヤ)に接続することが可能であり、及びネイティブ接続(例えば、増幅されたアナログオーディオ)を介して、アンプ非内蔵型スピーカ150等のオーディオシンクコンポーネントに接続することが可能である。
【0013】
オーディオネットワークはまた、送信機オーディオ/ビデオ/制御エンドポイント(以下、単に「TX A/Vエンドポイント」と称す)160に直接接続し又はビデオネットワークを介して接続することが可能である。TX A/Vエンドポイント160は、ネイティブ接続(例えば、HDMI、IR/RS232、標準Ethernet等)を介してオーディオ及びビデオの両方を提供するA/Vソースコンポーネント170(例えば、Blu-rayプレーヤ)に結合することが可能である。以下で一層詳細に説明するように、TX A/Vエンドポイント160は、単一のA/Vソースコンポーネント170に結合されるよう設計された1ポート形式、及び複数のA/Vソースコンポーネント170に結合されるよう設計されたマルチポート(例えば、8ポート)形式を含む、様々な形式を取ることが可能である。オーディオネットワーク上の通信は、AVB規格に従って、IEEE P1722形式のオーディオパケットを使用して行うことが可能である。
【0014】
オーディオネットワークはまた、オーディオシンクコンポーネントとして動作するアンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152に接続することが可能である。アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152は、オーディオプロセッサ、アンプ、及びスピーカを含み、AVB規格に従ってIEEE P1722形式のオーディオパケットを受信し、及び該オーディオパケットからサウンドを生成することが可能である。オーディオネットワークはまた、IEEE P1722形式のオーディオパケットを複数のワイヤレスオーディオストリーム(例えば、複数のWiSAストリーム等)へと変換するよう動作するワイヤレスオーディオブリッジ(例えば、AVB→WiSA(Wireless Speaker and Audio)ブリッジ)に接続することが可能である。次いで、該ワイヤレスオーディオストリーム(例えば、WiSAストリーム)が、オーディオを増幅して出力するワイヤレスアンプ内蔵型スピーカ156に送信される。
【0015】
オーディオネットワークはまた、ネイティブ接続(例えば、ネイティブHDMI)を介してBlu-rayプレーヤ等の1つ以上の専用A/Vソースコンポーネント170に結合され、及びネイティブ接続(例えば、ネイティブHDMI)を介してA/Vシンクコンポーネント190(例えば、超高解像度(4K)テレビ)に結合された、拡張可能なサラウンドサウンドシステム158に接続することが可能である。拡張可能なサラウンドサウンドシステム158はまた、ネイティブ接続(例えば、増幅されたアナログオーディオ)を介して、サラウンドサウンドオーディオの少なくとも幾つかのチャネルを出力するために使用することが可能なアンプ非内蔵型スピーカ150等のオーディオシンクコンポーネントに結合することが可能である。オーディオチャネルの数が、ローカルでサポートされているアンプ非内蔵型スピーカ150の数を超える場合(又はアーキテクチャ上の理由又はその他の理由により)、オーディオの1つ以上のチャネルを、増幅回路を含む装置(例えば、アンプ非内蔵型スピーカ150と組み合わせたオールインワンシステム130、アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152、又はワイヤレスアンプ内蔵型スピーカ156と組み合わせたワイヤレスオーディオブリッジ154等)で再生するために、オーディオネットワーク上に出力して、オーディオの「アドオン」チャネルを提供することが可能である。
【0016】
ビデオネットワークは、受信機オーディオ/ビデオ/制御エンドポイント(以下、単に「RX A/Vエンドポイント」と称す)180に接続することが可能である。RX A/Vエンドポイント180は、ネイティブ接続(例えば、HDMI、RS232/IR、標準Ethernet等)を介して、ビデオをシンクする(sink)A/Vシンクコンポーネント190(例えば、4Kテレビ)に結合することが可能である。ビデオネットワークはまた、TX A/Vエンドポイント160に接続することが可能である。ビデオネットワーク上での通信は、HDMI規格に従って(ビデオネットワークのA/V用に予約された部分で)行うことが可能である。
【0017】
図2は、例示的なRX A/Vエンドポイント180、TX A/Vエンドポイント160、オールインワンオーディオシステム130、アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152、及びワイヤレスオーディオブリッジ154の接続を示すブロック図200である。この例では、RX A/Vエンドポイント180は、高速Ethernet接続(例えば、10GbE接続)を介してビデオネットワークのビデオネットワークスイッチ120(図示せず)に結合される。RX A/Vエンドポイント180はまた、ネイティブHDMI接続、RS232又はIR制御接続、Ethernetデータ接続、及びアナログオーディオ接続を介して、例示的なA/Vシンクコンポーネント190(例えば、4Kテレビ等)に結合される。TX A/Vエンドポイント160は、高速Ethernet接続(例えば、10GbE接続)を介してビデオネットワークのビデオネットワークスイッチ120(図示せず)に接続され、及びAVB Ethernet接続(例えば、1GbE AVB接続)を介してオーディオネットワークのオーディオネットワークスイッチ110(図示せず)に接続される(かかる接続は間接的なものとすることが可能であり、例えば、ビデオネットワークを介してオーディオネットワークにアクセスすることが可能である)。TX A/Vエンドポイント160はまた、ネイティブHDMI接続、RS232又はIR制御接続、及びEthernetデータ接続を介して、例示的なA/Vソースコンポーネント170(例えばBlu-rayプレーヤ等)に結合される。オールインワンオーディオシステム130は、AVB Ethernet接続(例えば、1GbE AVB接続)を介してオーディオネットワークのオーディオネットワークスイッチ110(図示せず)に結合される。オールインワンオーディオシステム130はまた、ネイティブ増幅アナログオーディオ出力を介して、例示的なオーディオシンクコンポーネント(例えば、アンプ非内蔵型スピーカ150等)に結合される。オールインワンオーディオシステム130はまた、ネイティブオーディオ入力接続(例えば、アナログオーディオ又はS/PDIFディジタルオーディオ入力接続)を有することが可能である。アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152は、AVB Ethernet接続(例えば、1GbE AVB接続)を介してオーディオネットワークのオーディオネットワークスイッチ110(図示せず)に結合される。アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152自体は、シンクコンポーネントとして動作することが可能なものである。ワイヤレスオーディオブリッジ154(例えば、AVB→WiSAブリッジ)は、AVB Ethernet接続(例えば、1GbE AVB接続)を介してオーディオネットワークのオーディオネットワークスイッチ110(図示せず)に結合され、及びワイヤレス接続(例えば、WiSA接続)を介して、オーディオを増幅し及びオーディオシンクコンポーネントとして動作するワイヤレスアンプ内蔵型スピーカ156に結合される。拡張可能なサラウンドサウンドシステム158は、AVB Ethernet接続(例えば、1GbE AVB接続)を介してオーディオネットワークのオーディオネットワークスイッチ110(図示せず)に結合される。拡張可能なサラウンドサウンドシステム158はまた、ネイティブHDMI接続、RS232又はIR制御接続、及びEthernetデータ接続を介して、A/Vソースコンポーネント170(例えば、Blu-rayプレーヤ等)に結合され、ネイティブHDMI接続、RS232又はIR制御接続、及びEthernetデータ接続を介して、A/Vシンクコンポーネント190(例えば、4Kテレビ等)に結合され、及び増幅されたアナログオーディオ出力を介して複数のアンプ非内蔵型スピーカ150(例えば、8つのスピーカ)に結合される。
【0018】
図1及び図2の両方を参照すると、動作時、TX A/Vエンドポイント160は、ネイティブA/V接続(例えば、HDMI接続)を介してA/Vソースコンポーネント170からオーディオ及びビデオを受信することが可能である。そのオーディオ部分は、ネイティブ形式で(例えば、高度なサラウンドサウンドを有する圧縮HDMIオーディオとして)エンコードすることが可能である。TX A/Vエンドポイント160はまた、そのビデオ部分を、そのネイティブ形式で(例えば、ネイティブHDMIビデオとして)、ビデオスイッチ120及びビデオネットワークを介してRX A/Vエンドポイント180へルーティングすることが可能である。更に、TX A/Vエンドポイント160は、そのオーディオ部分(例えば、HDMIを出所とするオーディオ)を、そのネイティブ形式で(例えば、ネイティブHDMIオーディオとして)、ステレオダウンミックスバージョン(例えば、ステレオダウンミックスHDMI PCMオーディオ)と共に、A/Vシンクコンポーネント190で再生するために、ビデオスイッチ120及びビデオネットワークを介してRX A/Vエンドポイント180へルーティングすることが可能である。A/Vシンクコンポーネント190のオーディオ能力に応じて、ネイティブ形式又はステレオダウンミックスバージョンのオーディオを各RX A/Vエンドポイント180で受信して利用することが可能である。更に、TX A/Vエンドポイント160は、ネイティブ形式のオーディオ(例えば、ネイティブHDMIオーディオ)及びステレオダウンミックスバージョンのオーディオ(例えば、HDMIを出所とするステレオダウンミックスPCMオーディオ)を、アンプ非内蔵型スピーカ150で再生するためにオーディオスイッチ110及びオーディオネットワークを介してオールインワンオーディオシステム130へルーティングし、アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152上で直接再生するためにアンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152へルーティングし、及びワイヤレスアンプ内蔵型スピーカ156で受信されて再生される(例えば、WiSA規格に準拠する)ワイヤレスオーディオに変換するためにワイヤレスオーディオブリッジ154へルーティングすることが可能である。更に、TX A/Vエンドポイント160は、ビデオスイッチ120を介してオーディオネットワークを介してオーディオを受信することが可能である。TX A/Vエンドポイント160は、このオーディオを、A/Vシンクコンポーネント190上で再生するために、ビデオネットワークを介してRX A/Vエンドポイント180にルーティングすることが可能である。
【0019】
同様に、図1及び図2の両方を参照すると、動作時、例示的な拡張可能なサラウンドサウンドシステム158は、ネイティブA/V接続(例えば、HDMI接続)を介してA/Vソースコンポーネント170からオーディオ及びビデオを受信することが可能である。例示的な拡張可能なサラウンドサウンドシステム158は、ネイティブビデオ部分を、該ネイティブビデオ部分を出力するA/Vシンクコンポーネント190(例えば、4Kテレビ等)に送ることが可能である。ネイティブオーディオ部分は、高度なサラウンドサウンド(例えば、合計12チャネルの10.2サラウンドサウンド、合計16チャネルの9.3.4サラウンドサウンド等のための複数のPCMオーディオチャネル等)のための複数のチャネルへとデコードすることが可能である。少なくとも一部(例えば、8チャネル)をローカルで増幅して、接続されているアンプ非内蔵型スピーカ150に出力することが可能である。しかし、オーディオチャネルの数が、利用可能なローカル出力チャネルを超える場合(又はアーキテクチャ上の理由又はその他の理由により)、残りのチャネルを「アドオン」チャネルとして扱い、パケット化し、及び(例えば、AVB PCMオーディオとして)オーディオネットワークを介して出力することが可能である。該チャネルは、オールインワンシステム130、アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152、又はワイヤレスアンプ内蔵型スピーカ156と組み合わせたワイヤレスオーディオブリッジ154等の増幅回路を含む装置によって受信し再生することが可能であり、かかる装置は、拡張可能なサラウンドサウンドシステム158に対する「アドオン」として機能するものとなる。
【0020】
図3は、建造物(例えば、家)内の複数のA/Vゾーンをサポートするための図1のA/V相互接続アーキテクチャの典型的な実施態様300を示すブロック図である。この例では、オールインワンオーディオシステム130から駆動される(「キッチン」、「ガレージ」、「デッキ」等と命名された)8つのアナログオーディオゾーン305-335と、RX A/Vエンドポイント180から駆動される(「主寝室」、「リビングルーム」、「シアター」等と命名された(一部のゾーンがアナログオーディオゾーン及びA/Vゾーンの両方であることに注意))7つのA/Vゾーン330,335-360とが存在する。それらゾーンのうち、ソーン340,345は、高度なサラウンドサウンドをサポートし、5つのゾーン330,335,350-360は、ステレオサウンド、及び8つの交換A/Vソースコンポーネント170(及び他のゾーンにアクセスできない1つの専用A/Vソースコンポーネント370)のみをサポートする。オーディオネットワークスイッチ110及びビデオネットワークスイッチ120は、制御信号を提供するホストコントローラ380(例えば、A/Vシンクコンポーネント190及びA/Vソースコンポーネント170)、ワイヤレスアクセスポイント(WAP)390、ケーブルモデム395等の他のA/V及びホームオートメーション装置と共に、上記ゾーンとは別個の場所に(この例では、機器クローゼット375内に)配置することが可能である。一部のオールインワンオーディオシステム130、RX A/Vエンドポイント180、TX A/Vエンドポイント160、並びにオーディオ/ビデオ受信機(AVR)397等の他の装置をそれらゾーンに配置することが可能であり、その他を機器クローゼット375内で中央に配置することが可能である。
・例示的なRX A/Vエンドポイント
図4は、例示的なRX A/Vエンドポイント180を示す概略図400である。RX A/Vエンドポイント180は、ビデオネットワークへの高速Ethernet接続(例えば、10GbE接続:9Gbsの帯域幅がA/V用に予約され、1Gbsの帯域幅が汎用データ及び制御信号に使用される)のためのインタフェイス410、並びに、ネイティブ接続のためのインタフェイス(例えば、HDMIインタフェイス420、RS232又はIR制御インタフェイス430等)、及び、とりわけ、アナログオーディオインタフェイス440を有する。RX A/Vエンドポイントは、ハードウェアの中でもとりわけ、内部Ethernetスイッチ450、(ゲンロックモード、マルチビューワモード、ビデオウォールモード、高速スイッチモード、又はその他の動作モードに従ってビデオコンテンツをスケーリングすることが可能な)ビデオプロセッサ(ビデオスケーラ)460、メモリ、タイミング回路、及びインタフェイス制御回路を含む、複数の内部ハードウェアコンポーネントを含むことが可能である。
【0021】
RX A/Vエンドポイント180は、ビデオネットワークを介してTX A/Vエンドポイント160からオーディオ及びビデオを受信することが可能であり、この場合、オーディオは、ネイティブ形式(例えば、高度なサラウンドサウンドを有する圧縮HDMIオーディオ)でエンコードされ、ネイティブ形式のオーディオ部分を、ネイティブ接続(特に、HDMIインタフェイス420)で、そのネイティブオーディオをサポートするA/Vシンクコンポーネント190に渡す。代替的には、RX A/Vエンドポイント180は、ビデオネットワークを介してTX A/Vエンドポイント160からオーディオ及びビデオを受信することが可能であり、この場合、オーディオは、ステレオダウンミックスバージョン(例えば、ステレオダウンミックスHDMI PCMオーディオ)であり、そのオーディオ部分を、ネイティブ接続(特に、HDMIインタフェイス420)で、ステレオダウンミックスバージョンのみをサポートするA/Vシンクコンポーネント190に渡す。
・例示的なTX A/Vエンドポイント
図5は、例示的なシングルポートTX A/Vエンドポイントにおけるオーディオ処理を示す機能ブロック図500である。図6は、例示的なシングルポートTX A/Vエンドポイントを示す概略図600である。図6は、ハードウェアの中でもとりわけ、内部Ethernetスイッチ610、ビデオスケーラ620、制御及びAVB機能のためのアプリケーションプロセッサ630、並びにディスプレイ及びインタフェイスコントローラといった、図5から抜粋されたハードウェアコンポーネントを含む。シングルポートTX A/Vエンドポイントは、ネイティブオーディオ及びビデオを受信することが可能である。この場合、そのオーディオ部分は、ネイティブA/Vインタフェイス(例えば、HDMI受信(RX)インタフェイス510等)を介したA/Vソースコンポーネント170からのネイティブ形式(例えば、高度なサラウンドサウンドを有する圧縮HDMIオーディオ)である。そのネイティブビデオは、ゲンロックモード、マルチビューワモード、ビデオウォールモード、高速スイッチモード、又はその他の動作モードに従ってビデオコンテンツをスケーリングすることが可能なビデオスケーラ610に渡すことが可能である。かかるネイティブオーディオ及び潜在的にスケーリングされたビデオ(例えば、HDMIを出所とするオーディオ及びビデオ)は、IPビデオネットワークインタフェイス520に渡され、及びビデオスイッチ120及びビデオネットワークを介して(ネイティブHDMIオーディオ及びビデオとして)RX A/Vエンドポイント180へ直接出力することが可能である。更に、該ネイティブオーディオ及びビデオのオーディオ部分を抽出してダウンミックスオーディオディジタル信号プロセッサ(DSP)530に渡すことが可能であり、ダウンミックスオーディオDSP 530がステレオダウンミックスバージョン(例えば、ステレオダウンミックスPCMオーディオ)を生成する。次いで、このステレオダウンミックスバージョンが、ビデオネットワークインタフェイス520に渡され、ビデオスイッチ120及びビデオネットワークを介してRX A/Vエンドポイント180へ(例えば、ステレオダウンミックスHDMI PCMオーディオとして)出力される。更に、該ステレオダウンミックスバージョン(例えば、HDMIを出所とするステレオダウンミックスPCMオーディオ)はまた、AVBネットワークインタフェイス540に渡され、オーディオスイッチ110及びオーディオネットワークを介して、オールインワンオーディオシステム130、アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152、及びワイヤレスアンプ内蔵型スピーカ156と組み合わせたワイヤレスオーディオブリッジ154等の装置に(例えば、AVB PCMオーディオとして)出力される。更に、AVBネットワークインタフェイス540は、オーディオスイッチ110及びオーディオネットワークを介してオールインワンオーディオシステム130等の装置からオーディオ(例えば、AVBを出所とするPCMオーディオ)を受信することが可能である。このオーディオ(例えば、AVBを出所とするPCMオーディオ)は、IPビデオネットワークインタフェイス520に渡され、A/Vシンクコンポーネント190での再生のために、ビデオスイッチ120及びビデオネットワークを介して、RX A/Vエンドポイント180へ(例えば、HDMI PCMオーディオとして)出力される。更に、IPビデオネットワークインタフェイス520は、ビデオネットワークを介してホストコントローラから制御信号を受信することが可能であり、該制御信号は、少なくとも部分的に、インタフェイス(図示せず)(例えば、IPインタフェイス、IRインタフェイス、RS232インタフェイス等)を介してソースコンポーネント170に渡される。
【0022】
シングルポート構成に加えて、RX A/Vエンドポイント180は、マルチポイント構成(例えば、8ポートRX A/Vエンドポイント等)で構成することが可能であり、この場合には、特定のハードウェアが全てのポート間で共有される。図7A及び図7Bは、メインボード及びTXライザカードをそれぞれ示す、例示的な8ポートTX A/Vエンドポイントを示す概略図700,710である。メインボードは、AVBネットワークインタフェイス730、制御及びAVB機能のための2つのアプリケーションプロセッサ740、8つのダウンミックスオーディオDSP 750、及びTXライザカード760用の8つのコネクタ、並びに、FPGA、メモリ、タイミング回路、インタフェイス制御、及びその他のハードウェアを含むことが可能である。各TXライザカードは、ハードウェアの中でもとりわけ、HDMI RXインタフェイス770、IPビデオネットワークインタフェイス780、内部Ethernetスイッチ790、及びビデオスケーラ795等のネイティブA/Vインタフェイスを含むことが可能である。
【0023】
8ポートTX A/Vエンドポイントは、シングルポートTX A/Vエンドポイントと同様に動作するが、一層高い接続性を提供する。8ポートTX A/Vエンドポイントは、TXライザカード上のネイティブA/Vインタフェイス770で、A/Vソースコンポーネント170から、オーディオ及びビデオを受信することが可能である。ネイティブビデオは、ビデオコンテンツをスケーリングすることが可能なそれぞれのTXライザカード上のビデオスケーラ795に渡すことが可能である。ネイティブオーディオ及び潜在的にスケーリングされたビデオ(例えば、HDMIを出所とするオーディオ及びビデオ)は、それぞれのTXライザカード上のIPビデオネットワークインタフェイス780に渡され、ビデオスイッチ120及びビデオネットワークを介してRX A/Vエンドポイント180へ(ネイティブHDMIオーディオ及びビデオとして)直接出力することが可能である。更に、ネイティブオーディオ及びビデオのオーディオ部分を抽出して、それぞれのTXライザカードに対応するダウンミックスオーディオDSP750に渡し、該ダウンミックスオーディオDSP750が(例えば、ステレオダウンミックスPCMオーディオとして)ステレオダウンミックスバージョンを生成し、該ステレオダウンミックスバージョンをそれぞれのTXライザカード上のIPビデオネットワークインタフェイス780に渡し、ビデオスイッチ120及びビデオネットワークを介してRX A/Vエンドポイント180へ(例えば、ステレオダウンミックスHDMI PCMオーディオとして)出力することが可能である。更に、ステレオダウンミックスバージョン(例えば、HDMIを出所とするステレオダウンミックスPCMオーディオ)はまた、AVBネットワークインタフェイス730に渡され、オーディオスイッチ110及びオーディオネットワークを介して、オールインワンオーディオシステム130、アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152、及びワイヤレスアンプ内蔵型スピーカ156と組み合わせたワイヤレスオーディオブリッジ154等の装置へ(例えば、AVB PCMオーディオとして)出力される。更に、AVBネットワークインタフェイス730は、オーディオスイッチ110及びオーディオネットワークを介して、オールインワンオーディオシステム130等の装置から、オーディオ(例えば、AVBを出所とするPCMオーディオ)を受信することが可能である。このオーディオ(例えば、AVBを出所とするPCMオーディオ)は、TXライザカードの一方のIPビデオネットワークインタフェイス750に渡され、A/Vシンクコンポーネント190上で再生するために、ビデオネットワークを介してRX A/Vエンドポイント180へ(例えば、HDMI PCMオーディオとして)出力される。
・例示的なアンプ内蔵型サウンドバー及びアンプ内蔵型スピーカ
図8A及び図8Bは、例示的なアンプ内蔵型サウンドバー800及びアンプ内蔵型スピーカ810(包括的にアンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152と称す)を示す概略図である。アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバーは、オーディオネットワークへの接続(例えば、1GbE AVB接続)のためのインタフェイス820及びデコード回路830を有し、並びに、サウンドバー800の場合にはSPDIFインタフェイス840等のネイティブ接続のためのインタフェイスを有する。アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバーは、DSP、ディジタルアナログコンバーター(DAC)、及びオーディオアンプ等、多くの内部ハードウェアコンポーネントを含むことが可能である。増幅されたオーディオは、1つ又は2つ以上(例えば、サウンドバーの場合、例えば、3つ)の内部に取り付けられたスピーカ880に供給される。
【0024】
アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバーは、交流(AC)入力及び電源により給電することが可能である。代替的に、アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバーは、直流(DC)により給電することが可能であり、例えば、オーディオネットワークに注入され、及びインタフェイス820を介して受容される、PoE(Power over Ethernet)により給電することが可能である。
・例示的なワイヤレスアンプ内蔵型スピーカ
図9は、例示的なワイヤレスアンプ内蔵型スピーカ156を示す概略図である。ワイヤレスアンプ内蔵型スピーカ900は、ワイヤレスオーディオストリーム(例えば、WiSAオーディオストリーム)を受信するためのワイヤレスインタフェイス910(アンテナ及びデコード回路を含む)を有する。ワイヤレスアンプ内蔵型スピーカ900は、DAC920及びオーディオアンプ930を含む複数の内部ハードウェアコンポーネントを含むことが可能である。増幅されたオーディオは、1つ以上の内部に取り付けられたスピーカ940に供給される。
・例示的なワイヤレスオーディオブリッジ
図10は、例示的なワイヤレスオーディオブリッジ154を示す概略図である。ワイヤレスオーディオブリッジ154は、オーディオネットワークへの接続(例えば、1GbE AVB接続)及び受信したオーディオパケットのデコードのためのインタフェイス1010及びアプリケーションプロセッサ1020を有する。ワイヤレスオーディオブリッジ154はまた、デコードされたオーディオパケットから複数のワイヤレスオーディオストリーム1040を処理し生成するよう構成されたDSP1030を含む。
・例示的な拡張可能なサラウンドサウンドシステム
図11は、例示的な拡張可能なサラウンドサウンドシステム158を示す概略図である。拡張可能なサラウンドサウンドシステム158は、ネイティブオーディオ及びビデオを受信することが可能であり、この場合、オーディオ部分は、ネイティブ形式(例えば、高度なサラウンドサウンドを有する圧縮HDMIオーディオ)であり、A/Vソースコンポーネント170からHDMI RXインタフェイス1110等のネイティブA/Vインタフェイスを介して受信される。ネイティブビデオは、A/Vシンクコンポーネント190(例えば、4Kテレビ)に結合されたHDMI TXインタフェイス1120に渡すことが可能であり、該A/Vシンクコンポーネント190がビデオ部分を出力する。ネイティブオーディオは、該ネイティブオーディオを高度なサラウンドサウンドのための複数のチャネル(例えば、12チャネルの10.2サラウンドサウンド、合計16チャネルの9.3.4サラウンドサウンド等)並びにステレオダウンミックスバージョン(例えば、ステレオダウンミックスPCMオーディオ等)へとデコードするDSPオーディオモジュール1130に提供することが可能である。ステレオダウンミックスバージョン(例えば、ステレオダウンミックスPCMオーディオ)は、ローカルで出力することが可能であり、又はオーディオFPGA 1140及びプロセッサ1150を介して、リモート装置に出力するためにネットワークインタフェイス1060に渡すことが可能である。高度なサラウンドサウンドのための複数のチャネルのうちの少なくとも幾つか(例えば、8チャネル)は、プロセッサ1150を介してローカル増幅回路1170に渡すことが可能である。高度なサラウンドサウンドのための残りのチャネルは、オーディオFPGA1140及びプロセッサ1150を介してパケット化してネットワークインタフェイス1060に渡し、(例えば、AVB PCMオーディオとして)オーディオネットワーク110を介して出力することが可能である。該チャネルは、増幅回路を含む装置(例えば、オールインワンシステム130、アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152、又はワイヤレスアンプ内蔵型スピーカ156と組み合わせたワイヤレスオーディオブリッジ154等)により受信して再生することが可能である。
【0025】
上述のA/V相互接続アーキテクチャ及びその動作方法に対して様々な適応及び修正を行うことが可能であることを理解されたい。上記では、本開示の動作が、特定のハードウェア装置(例えば、TX A/Vエンドポイント160、RX A/Vエンドポイント180、オールインワンオーディオシステム130、アンプ内蔵型スピーカ/サウンドバー152、ワイヤレスオーディオブリッジ154、拡張可能なサラウンドサウンドシステム158等)で実施可能であることを説明したが、該動作は異なるハードウェアで実行できることを理解されたい。更に、上記の機能の少なくとも一部がソフトウェアで実施されていることを理解されたい。一般に、機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はそれらの様々な組み合わせで実施することが可能である。ソフトウェアによる実施態様は、揮発性メモリ又は永続的メモリ、ハードディスク、コンパクトディスク(CD)、又はその他の有形の媒体といった非一時的な電子装置読み取り可能媒体(例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体)に格納された電子装置実行可能命令(例えば、コンピュータ実行可能命令)を含むことが可能である。ハードウェアによる実施態様は、論理回路、特定用途向け集積回路、及び/又はその他のタイプのハードウェアコンポーネントを含むことが可能である。更に、ソフトウェア/ハードウェアの組み合わせによる実施態様は、非一時的な電子装置読み取り可能媒体に格納された電子装置実行可能命令と、プロセッサ、メモリ等の1つ以上のハードウェアコンポーネントとの両方を含むことが可能である。何よりも、上記実施態様は単なる例示とみなされることを意図したものであることを理解されたい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図9
図10
図11