(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-20
(45)【発行日】2022-09-29
(54)【発明の名称】端末機及びそれの動作方法(MOBILE AND OPERATING METHOD THEREOF)
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20220921BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20220921BHJP
H04L 51/04 20220101ALI20220921BHJP
H04L 67/00 20220101ALI20220921BHJP
H04M 1/00 20060101ALI20220921BHJP
H04M 1/71 20210101ALI20220921BHJP
H04M 1/72 20210101ALI20220921BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06F3/0481
H04L51/04
H04L67/00
H04M1/00 R
H04M1/71
H04M1/72
(21)【出願番号】P 2020069567
(22)【出願日】2020-04-08
【審査請求日】2020-04-08
(31)【優先権主張番号】10-2020-0021546
(32)【優先日】2020-02-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519130063
【氏名又は名称】ハイパーコネクト インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100210239
【氏名又は名称】富永 真太郎
(72)【発明者】
【氏名】サンギル アン
(72)【発明者】
【氏名】ビュンジョン キム
【審査官】梅岡 信幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-152521(JP,A)
【文献】特開2017-138948(JP,A)
【文献】特開2018-077590(JP,A)
【文献】特開2005-136524(JP,A)
【文献】特開2008-245113(JP,A)
【文献】特開2006-197002(JP,A)
【文献】特開2011-077909(JP,A)
【文献】特開2008-022109(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G06F 13/00
H04M 1/00,1/24-1/82
G06F 3/01,3/048-3/4895
H04L 51/00-51/58
H04L 67/00-67/75
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端末機が複数の端末機の中からの少なくとも1つの端末機に前記第1の端末機の使用者によって生成された第1信号を送信する段階と、
前記第1の端末機が前記複数の端末機の中からの前記少なくとも1つの端末機から第2信号を受信する段階と、
前記第1の端末機が、前記第1信号を受信し、且つ、前記第2信号を送信する少なくとも1つの端末機である第2の端末機に映像通話を発信する段階と、を含み、
前記送信する段階において、前記第1信号は、前記複数の端末機から受信した複数のプロフィール情報の中からの特定のプロフィール情報に基づいて送信され、
前記第1信号は、前記特定のプロフィール情報に対する好感信号であり、前記第2信号は、前記第1の端末機の前記使用者のプロフィール情報に対する好感信号である、端末機の動作方法。
【請求項2】
前記第1の端末機の使用者は第1性別であり、前記複数の端末機の使用者は第2性別である請求項1に記載の端末機の動作方法。
【請求項3】
待機時間が終了するまで、前記第2の端末機が前記映像通話を受信しなかった場合、前記第2の端末機にメッセージを送ることができるように前記第1の端末機上にメッセージウィンドウが表示される段階をさらに含む請求項1に記載の端末機の動作方法。
【請求項4】
待機時間中に前記第2の端末機が前記映像通話を拒否する場合、前記第2の端末機にメッセージを送ることができるように前記第1の端末機上にメッセージウィンドウが表示される段階をさらに含む請求項1に記載の端末機の動作方法。
【請求項5】
前記特定のプロフィール情報は、前記第1信号を受信する前記少なくとも1つの端末機の使用者の写真、趣味情報、ニックネーム(nickname)情報、身長情報、生年月日情報、性別情報、居住地域情報、学校情報及び映像のうちの少なくとも1つ以上を含む請求項1に記載の端末機の動作方法。
【請求項6】
請求項1の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録されたコンピュータ判読可能な記録媒体。
【請求項7】
複数の端末機と通信するように構成された通信インターフェースと、
端末機の使用者によって生成された第1信号を送信するように構成された入出力インターフェース、及び
前記複数の端末機のうち、前記第1信号を受信し、且つ、第2信号を送信する端末機があるか確認し、前記確認された端末機に映像通話の発信を試みるように構成されたプロセッサを含み、
前記入出力インターフェースは、前記複数の端末機から受信した複数のプロフィール情報の中からの特定のプロフィール情報に基づいて生成された第1信号を送信し、
前記第1信号は、前記特定のプロフィール情報に対する好感信号であり、前記第2信号は、
前記第1信号を送信する前記端末機の前記使用者のプロフィール情報に対する好感信号である、端末機。
【請求項8】
前記端末機の使用者は第1性別であり、前記複数の端末機の使用者は第2性別である請求項7に記載の端末機。
【請求項9】
前記入出力インターフェースは、待機時間が順次的にカウントダウンされる画面を表示する請求項7に記載の端末機。
【請求項10】
前記入出力インターフェースは、待機時間が終了するまで、前記映像通話を発信する前記プロセッサにより行われた試みを受信する端末機が前記映像通話を受信しなかったとき、前記端末機にメッセージを送ることができるようにメッセージウィンドウを表示する請求項7に記載の端末機。
【請求項11】
前記入出力インターフェースは、待機時間中に前記映像通話を発信する前記プロセッサにより行われた試みを受信する端末機が前記映像通話を拒否する場合、前記端末機にメッセージを送ることができるようにメッセージウィンドウを表示する請求項7に記載の端末機。
【請求項12】
前記特定のプロフィール情報は、前記特定のプロフィール情報を提供した端末機の使用者の写真、趣味情報、ニックネーム(nickname)情報、身長情報、生年月日情報、性別情報、居住地域情報、学校情報及び映像のうちの少なくとも1つ以上を含む請求項7に記載の端末機。
【請求項13】
前記映像通話の発信の後及び前記映像通話が開始する前の待機時間中に、前記第1の端末機上に前記待機時間を表示する段階をさらに含む、請求項1に記載の端末機の動作方法。
【請求項14】
前記映像通話の発信の後及び前記映像通話が開始する前の待機時間中に、前記入出力インターフェースは、前記待機時間を表示する、請求項7に記載の端末機。
【請求項15】
少なくとも1つの端末機に前記第1信号を送信する段階は、サーバを介して前記第1信号を送信する段階を含む、請求項1に記載の端末機の動作方法。
【請求項16】
サーバを介して前記少なくとも1つの端末機から前記第2信号を受信する段階をさらに含む、請求項1に記載の端末機の動作方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
記載された実施形態は、相手方とより効果的にマッチングすることができる端末機及びそれの動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通信技術が発展し、電子装置が小型化するに伴い、手軽に携帯することができる端末機が一般消費者に広く普及している。特に最近では、スマートフォンまたはスマートタブレットのような携帯用端末機が広く普及している。ほとんどの端末機は、通信機能を含んでいる。使用者は、端末機を用いてインターネットで検索を行ったり、他の使用者とメッセージを送受信することができる。
【0003】
使用者及び他の使用者は、互いにすでに知っている関係であることもあり、互いに知らない関係であることもある。使用者の端末機は、他の使用者の端末機を含む複数の端末機と連結されることができる。使用者及び他の使用者は端末機によって互いにメッセージを送受信することができる。複数の端末機中で使用者の端末機及び他の使用者の端末機は互いにマッチすることができる。使用者及び他の使用者が互いに知らない関係である場合にも、端末機によって互いにメッセージを送受信したり、映像通話を行うことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
記載された実施形態によれば、効果的に互いにマッチすることができる端末機及びそれの動作方法が提供されることができる。
【0005】
また、実施形態によれば、仲介サービスを介して人間関係を拡張することができる端末機及びそれの動作方法が提供されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態に係る端末機の動作方法は、端末機が端末機を除いた複数の端末機から複数のプロフィール情報を受信する段階と、複数のプロフィール情報のうち特定のプロフィール情報に基づいて端末機の使用者によって生成された第1信号を送信する段階と、端末機が特定のプロフィール情報を提供した端末機から第2信号を受信した履歴があるか確認する段階と、確認結果に応じて端末機が特定のプロフィール情報を提供した端末機に映像通話発信を試みる段階、及び映像通話発信後、映像通話待機時間の間に特定のプロフィール情報及び映像通話待機時間が表示される段階を含むことができる。
【0007】
または、端末機の使用者は第1性別であり、複数の端末機の使用者は第2性別であり得る。
【0008】
または、映像通話待機時間の間に特定のプロフィール情報及び映像通話待機時間が表示される段階は、映像通話待機時間を順次的にカウントダウンする画面を表示することができる。
【0009】
または、映像通話待機時間が終了するまで、特定のプロフィールを提供した端末機が映像通話を受信しなかった場合、端末機の使用者に特定のプロフィールを提供した端末機にメッセージを送ることができるようにメッセージウィンドウが表示されることができる。
【0010】
または、映像通話待機時間中に特定のプロフィールを提供した端末機が映像通話の受信を拒否する場合、端末機の使用者に特定のプロフィールを提供した端末機にメッセージを送ることができるようにメッセージウィンドウが表示されることができる。
【0011】
または、特定のプロフィール情報は、特定のプロフィール情報を提供した端末機の使用者の写真、趣味情報、ニックネーム(nickname)情報、身長情報、生年月日情報、性別情報、居住地域情報、学校情報及び映像のうちの少なくとも1つ以上を含むことができる。
【0012】
または、第1信号は、特定のプロフィール情報に対する好感信号であり、第2信号は、端末機のプロフィール情報に対する好感信号であることができる。
【0013】
本発明の実施形態に係る端末機は、複数の端末機から複数のプロフィール情報を受信する通信インターフェースと、複数のプロフィール情報のうち特定のプロフィール情報に基づいて端末機の使用者によって生成された第1信号を受信する入出力インターフェース、及び端末機が特定のプロフィール情報を提供した端末機から第2信号を受信した履歴があるか確認し、確認結果に応じて端末機が特定のプロフィール情報を提供した端末機に映像通話発信を試みるプロセッサを含み、入出力インターフェースは、映像通話発信後、映像通話待機時間の間に特定のプロフィール情報及び映像通話待機時間を表示することができる。
【0014】
または、端末機の使用者は第1性別であり、複数の端末機の使用者は第2性別であり得る。
【0015】
または、入出力インターフェースは、映像通話待機時間を順次的にカウントダウンする画面を表示することができる。
【0016】
または、入出力インターフェースは、映像通話待機時間が終了するまで、特定のプロフィールを提供した端末機が映像通話を受信しなかった場合、端末機の使用者に特定のプロフィールを提供した端末機にメッセージを送ることができるようにメッセージウィンドウを表示することができる。
【0017】
または、入出力インターフェースは、映像通話待機時間中に特定のプロフィールを提供した端末機が映像通話の受信を拒否する場合、端末機の使用者に特定のプロフィールを提供した端末機にメッセージを送ることができるようにメッセージウィンドウを表示することができる。
【0018】
または、特定のプロフィール情報は、特定のプロフィール情報を提供した端末機の使用者の写真、趣味情報、ニックネーム(nickname)情報、身長情報、生年月日情報、性別情報、居住地域情報、学校情報及び映像のうちの少なくとも1つ以上を含むことができる。
【0019】
または、第1信号は、特定のプロフィール情報に対する好感信号であり、第2信号は、端末機のプロフィール情報に対する好感信号であることができる。
【発明の効果】
【0020】
記載された実施形態によれば、端末機の使用者は、より効果的に互いにマッチすることができる。
【0021】
また、実施形態によれば、仲介サービスを介して端末機の使用者は、人間関係を拡張することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の実施形態に係るサーバが動作するサーバシステムの環境を示すネットワーク構成図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る端末機の構成を示すブロック図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る相手方のプロフィール情報を端末機にディスプレイする方法を示す図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る端末機の映像通話待機画面を示す図である。
【
図5】本発明の他の実施形態に係る端末機の映像通話待機画面を示す図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る映像通話が成立していないとき、端末機に表示される画面を示す図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る端末機の動作方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の利点及び特徴、そしてそれを達成する方法は、添付した図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になる。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で具現されることができ、単に本実施形態は、本発明の開示が完全になるようにして、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によって定義されるだけである。明細書全体にわたって同一の参照符号は、同一の構成要素を指す。
【0024】
「第1」または「第2」などが、様々な構成要素を記述するために使用されるが、このような構成要素は、前記のような用語によって制限されるものではない。前記のような用語は、単に1つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されることができる。したがって、以下に言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素であることもできる。
【0025】
本明細書で使用される用語は、実施形態を説明するためのものであって、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は、文句で特に言及しない限り、複数形も含む。明細書で使用される「含む(comprises)」または「含んでいる(comprising)」は、言及された構成要素または段階が1つ以上の他の構成要素または段階の存在または追加を排除しないという意味を内包する。
【0026】
別途の定義がなければ、本明細書で使用されるすべての用語は、本発明が属する技術分野において、通常の知識を有する者に共通的に理解され得る意味で解釈されることができる。また、一般的に使用される辞書に定義されている用語は、明白に特別に定義されていない限り、理想的または過度に解釈されない。
【0027】
図1は、本発明の実施形態に係るサーバが動作するサーバシステムの環境を示すネットワーク構成図である。
図1を参照すると、サーバシステムの環境は、サーバ100及び複数の端末機210~290を含むことができる。
【0028】
サーバ100は、複数の端末機210~290の間を連結する仲介装置(mediation device)で有り得る。サーバ100は、複数の端末機210~290の間でデータを送受信することができるように仲介サービスを提供することができる。サーバ100及び複数の端末機210~290は、通信網と連結されることができる。サーバ100は、通信網によって複数の端末機210~290にデータを送信したり、データを受信することができる。
【0029】
通信網は、有線通信網、無線通信網及び複合通信網のうちの1つとして具現されることができる。例えば、通信網は、3G、LTE(Long Term Evolution)、及びLTE-Aなどのような移動通信網を含むことができる。通信網は、ワイファイ(Wi-Fi)、UMTS(Universal Mobile Telecommunisations System)/GPRS(General Packet Radio Service)、またはイーサネット(Ethernet)などのような有線または無線通信網を含むことができる。
【0030】
通信網は、磁気セキュア送信(MST,Magnetic Secure Transmission)、RFID(Radio Frequency IDentification)、NFC(Near Field Communication)、ジグビー(ZigBee(登録商標))、Z-Wave、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、低電力ブルートゥース(BLE,Bluetooth Low Energy)、または赤外線通信(IR、InfraRed communication)などのような近距離通信網を含むことができる。通信網は、近距離ネットワーク(LAN,Local Area Network)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN,Metropolitan Area Network)、またはワイド・エリア・ネットワーク(WAN,Wide Area Network)などを含むことができる。
【0031】
サーバ100は、複数の端末機210~290のそれぞれからプロフィール情報を受信することができる。プロフィール情報は、複数の端末機210~290のそれぞれの使用者の写真、趣味情報、ニックネーム(nickname)情報、身長情報、生年月日情報、性別情報、居住地域情報、学校情報及び前記映像のうちの少なくとも1つ以上を含むことができる。
【0032】
サーバ100は、第1性別の使用者に第2性別の使用者のプロフィール情報を提供することができる。逆に、サーバ100は、第2性別の使用者に第1性別の使用者のプロフィール情報を提供することができる。
【0033】
複数の端末機210~290のそれぞれは、サーバ100を媒介として連結されることができる。本発明の説明の便宜のために、
図1では5つの端末機が示されているが、端末機の数は5つに限定されない。
【0034】
複数の端末機210~290は、それぞれデスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、スマートタブレット、スマートウォッチ、移動端末、デジタルカメラ、ウェアラブルデバイス(wearable device)、または携帯用電子機器のうちの1つとして具現されることができる。複数の端末機210~290は、プログラムまたはアプリケーションを実行することができる。いくつかの実施形態として、複数の端末機210~290は、仲介サービスの提供を受けることができるアプリケーションを実行することができる。
【0035】
いくつかの実施形態として、第1端末機210がアプリケーションを実行する場合、第1端末機210は、サーバ100から第2端末機230~290の使用者のうち、一部の使用者のプロフィール情報を受信することができる。一部の使用者は、第1端末機210の使用者と性別が異なり得る。
【0036】
すなわち、第1端末機210の使用者は、第2端末機230~290の使用者のうち、一部の使用者のプロフィールの提供を受けることができ、通信を行うことができる。このような仲介サービスを介して、第1端末機210の使用者の人間関係が拡張することができる。
【0037】
図2は、本発明の実施形態に係る端末機の構成を示すブロック図である。
図2を参照すると、第1端末機210は、入出力インターフェース211、ディスプレイ212、メモリー213、通信インターフェース214、及びプロセッサ215を含むことができる。
図1に示された第2~第5端末機230~290のそれぞれは、第1端末機210と類似または同一に具現されることができる。
【0038】
入出力インターフェース211は、外部から信号を受信することができる。入出力インターフェース211は、第1端末機210の使用者から信号を受信することができる。また、入出力インターフェース211は、外部装置から信号を受信することができる。入出力インターフェース211は、例えば、マイク、カメラ、キーボード、マウス、トラックボール、タッチスクリーン、ボタン、スイッチ、センサー、ネットワークインターフェース、またはその他の入力装置などを含むことができる。入出力インターフェース211は、入出力インターフェース211に含まれたマイクを介して外部から音声を受信することができる。
【0039】
また、入出力インターフェース211は、入出力インターフェース211に含まれたカメラ(図示せず)から撮影されたイメージまたは映像を受信したり、第1端末機210の使用者からジェスチャーを受信することができる。
【0040】
入出力インターフェース211は、ディスプレイ212を含むことができる。例えば、ディスプレイ212は、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)、またはPDP(Plasma Display Panel)などの平板表示装置を含むことができる。ディスプレイ212は、曲面ディスプレイまたはフレキシブルディスプレイ(flexible display)を含むことができる。ディスプレイ212は、タッチスクリーンを含むことができる。ディスプレイ212がタッチスクリーンを含む場合、ディスプレイ212は、第1端末機210の使用者からタッチ入力を受信することができる。
【0041】
ディスプレイ212は、データを表示することができる。または、ディスプレイ212は、プロセッサ215によって行われた演算結果を表示することができる。または、ディスプレイ212は、メモリー213に保存されたデータを表示することができる。ディスプレイ212は、入出力インターフェース211を介して受信されるデータまたは通信インターフェース214によって受信されたデータを表示することができる。
【0042】
いくつかの実施形態として、第1端末機210で仲介サービスを提供するアプリケーションが実行される場合、ディスプレイ212は、サーバ100から受信された複数のプロフィール情報を出力することができる。ディスプレイ212は、複数のプロフィール情報を順次的に出力することができる。
【0043】
ディスプレイ212は、順次的に表示される複数のプロフィール情報のそれぞれについての使用者からの特定の入力を受信することができる。例えば、特定の入力は、複数のプロフィール情報のそれぞれに対応する端末機の使用者に対する好感を表す入力であることができる。または、特定の入力は、表示されるプロフィール情報に対して好感を表さず、他のプロフィール情報を知るためにパスする入力であることができる。
【0044】
いくつかの実施形態として、第1端末機210で仲介サービスが実行される場合、入出力インターフェース211は、第1端末機210の使用者から受信されたプロフィール情報または使用者入力を受信することができる。例えば、使用者のプロフィール情報は、第1端末機210の使用者の写真、趣味情報、性別情報、国家情報または年齢情報のうちの少なくとも1つを含むことができる。また、使用者のプロフィール情報は、使用者によって撮影されたビデオをさらに含むことができる。そして、使用者入力は、第1端末機210の使用者から受信されるタッチ入力であることができる。
【0045】
メモリー213は、データを保存することができる。メモリー213は、入出力インターフェース211から受信された音声データ、イメージデータまたは使用者のプロフィール情報を保存することができる。そして、メモリー213は、プロセッサ215によって行われた演算結果を保存することができる。例えば、メモリー213は、プロセッサ215によってエンコーディングされた音声を保存することができる。メモリー213は、通信インターフェース214によって外部に出力するデータを保存したり、通信インターフェース214を介して外部から受信されたデータを保存することができる。
【0046】
メモリー213は、ソフトウェアまたはプログラムを保存することができる。例えば、メモリー213は、アプリケーション、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)などのようなプログラム及び様々な種類のデータを保存することができる。メモリー213は、プロセッサ215によって実行可能な命令語を保存することができる。
【0047】
メモリー213は、揮発性メモリーまたは不揮発性メモリーのうちの少なくとも1つを含むことができる。メモリー213は、例えば、フラッシュメモリー、ROM、RAM、EEROM、EPROM、EEPROM、ハードディスクドライブ、またはレジスターのうちの少なくとも1つを含むことができる。メモリー213は、例えば、ファイルシステム、データベース、またはエンベデッドデータベースなどを含むことができる。
【0048】
通信インターフェース214は、第1端末機210の外部にデータを出力したり、外部からデータを受信することができる。通信インターフェース214は、サーバ100または外部装置にデータを出力することができる。通信インターフェース214は、サーバ100及び外部装置からデータを受信することができる。通信インターフェース214は、プロセッサ215によって行われた演算結果を外部に出力することができる。
【0049】
いくつかの実施形態として、ディスプレイ212に複数のプロフィール情報のそれぞれに対応する端末機の使用者に対する好感を表す入力が受信される場合、通信インターフェース214は、好感信号を出力することができる。または、ディスプレイ212に表示されるプロフィール情報に対して好感を表せず、他のプロフィール情報を知るためにパスする入力が受信される場合、通信インターフェース214は、パス信号を出力することができる。
【0050】
通信インターフェース214は、例えば、3Gモジュール、LTEモジュール、LTE-Aモジュール、Wi-Fiモジュール、ワイギグ(WiGig)モジュール、UWB(Ultra Wide Band)モジュール、またはLANカードなどのような遠距離用のネットワークインターフェースを含むことができる。また、通信インターフェース214は、磁気セキュア送信 磁気セキュア出力(MST)モジュール、ブルートゥースモジュール、NFCモジュール、RFIDモジュール、ジグビー(ZigBee)モジュール、Z-Waveモジュール、または赤外線モジュールなどのような近距離用のネットワークインターフェースを含むことができる。また、通信インターフェース214は、その他ネットワークインターフェースを含むことができる。
【0051】
いくつかの実施形態として、通信インターフェース214は、サーバ100から複数のプロフィール情報を受信することができる。複数のプロフィール情報は、サーバ100の特定の基準に基づいて選択された情報であることができる。いくつかの実施形態として、複数のプロフィール情報は、第1端末機210の使用者と同じ特徴を有する使用者とのマッチ履歴に基づいて選択された使用者のプロフィール情報であることができる。複数のプロフィール情報は、
図3~
図7に基づいて説明された方法で選択されることができる。
【0052】
プロセッサ215またはプロセッサ215に含まれた構成要素のそれぞれは、ソフトウェアやハードウェア形態で具現されることができる。例示的には、ソフトウェアは、機械コード、ファームウェアコード、エンベデッドコード、及びアプリケーションなどのようなプログラム実行コマンドで具現されることができる。ハードウェアは、電気電子回路、プロセッサ、コンピュータ、圧力センサー、慣性センサー、MEMS、受動素子、またはそれの組み合わせであることができる。
【0053】
プロセッサ215は、第1端末機210の動作を制御することができる。プロセッサ215は、第1端末機210に含まれたそれぞれの構成要素と互いに連結されることができ、第1端末機210に含まれたそれぞれの構成要素の動作を制御することができる。プロセッサ215は、入出力インターフェース211によって受信された信号に対する応答として、第1端末機210の動作を制御することができる。
【0054】
いくつかの実施形態として、プロセッサ215は、複数のプロフィール情報がディスプレイによって表示される順序を決定することができる。いくつかの実施形態として、プロセッサ215は、第1端末機210の使用者と同じ特徴を有する使用者と相互好感信号をやりとりする履歴に基づいて使用者のプロフィール情報が表示されるようにディスプレイ212を制御することができる。
【0055】
複数のプロフィール情報をディスプレイ212に表示する方法は、前述された実施形態に限定されない。プロセッサ215は、様々な順序の組み合わせで複数のプロフィール情報がディスプレイ212に表示されるように制御することができる。
【0056】
図3は、本発明の実施形態に係る相手方のプロフィール情報を端末機にディスプレイする方法を示す図である。
【0057】
第1端末機210のディスプレイ212の一部領域に複数のプロフィール情報のうち第1プロフィール情報10が表示されることができる。第1プロフィール情報10は、複数の端末機230~290のうち、第1端末機210を除いた残りの端末機のうちの1つから提供されることができる。
【0058】
いくつかの実施形態として、第1プロフィール情報10は、第2端末機230から提供されたものと仮定することができる。また、第2端末機230の使用者は、第1端末機210の使用者と異なる性別であり得る。例えば、第1端末機210の使用者が第1性別(例えば、女性)である場合、第2端末機230の使用者は、第2性別(例えば、男性)であり得る。
【0059】
いくつかの実施形態として、第1プロフィール情報10は、第2端末機230の使用者が指定したイメージまたは映像のうちの少なくとも1つを含むことができる。例えば、第1プロフィール情報10は、第2端末機230の使用者の顔を含むイメージまたは映像を含むことができる。
【0060】
いくつかの実施形態として、第1端末機210のディスプレイ212には、好感アイコン11及びパスアイコン12が表示されることができる。第1端末機210の使用者は、第1プロフィール情報10に基づいて好感アイコン11及びパスアイコン12のうちの1つを選択することができる。
【0061】
第1端末機210の使用者が第1プロフィール情報10を提供した使用者と一対一通信をしたい場合、好感アイコン11を選択することができる。逆に、第1端末機210の使用者が第1プロフィール情報10を提供した使用者と一対一通信をしたくない場合、パスアイコン12を選択することができる。
【0062】
第1端末機210に好感アイコン11をタッチする入力が受信される場合、好感信号が生成され、生成された好感信号は、サーバ100または第2端末機230に送信されることができる。
【0063】
いくつかの実施形態として、第1端末機210で好感信号が生成される前に、第1端末機210またはサーバ100は、第2端末機230から第1端末機210の使用者のプロフィール情報に基づいて生成された好感信号を受信することができる。もし、第2端末機230から好感信号を受信した以後に、第1端末機210が第2端末機230から提供された第1プロフィール情報10に基づいて好感信号を生成する場合、第1端末機210及び第2端末機230はマッチ(match)することができる。
【0064】
図4は、本発明の実施形態に係る端末機の映像通話待機画面を示す図である。
【0065】
図3及び
図4を参照すると、第1端末機210及び第2端末機230がマッチすると、第1端末機210は、第2端末機230に映像通話の発信を試みることができる。映像通話待機時間の間に、第1端末機210のディスプレイ212は、第1プロフィール情報10を表示することができる。
【0066】
既存には、映像通話待機時間の間に発信端末機には、発信端末機のカメラで撮影される映像が表示された。一方、本発明の実施形態に係る第1端末機210は、映像通話待機時間の間に受信側端末機(例えば、第2端末機230)が提供した第1プロフィール情報10を表示することによって、待機時間をより効率的に使用することができる。
【0067】
また、第1端末機210のディスプレイ212は、残りの待機時間を表示することができる。例えば、映像通話待機時間が10秒である場合、第1端末機210のディスプレイ212は、「10」から「1」まで順次的にカウントされる画面を表示することができる。待機時間が終了する前に、第2端末機230の使用者が映像通話を受信する場合、第1端末機210及び第2端末機230の間に映像通話セッションが成立し、第1端末機210のディスプレイ212は、第2端末機230から受信される映像が表示されることができる。
【0068】
もし、待機時間が終了するまで、第2端末機230の使用者が映像通話を受信しなかった場合、第1端末機210及び第2端末機230の間に映像通話セッションが成立し得ない。
【0069】
図5は、本発明の他の実施形態に係る端末機の映像通話待機画面を示す図である。
【0070】
図4及び
図5を参照すると、第1端末機210及び第2端末機230がマッチすると、第2端末機230は、第1端末機210から映像通話を受信することができる。映像通話待機時間の間に、第2端末機230のディスプレイ231は、映像通話お知らせメッセージ20を表示することができる。
【0071】
映像通話お知らせメッセージ20は、通話待機時間の間に表示されることができる。第2端末機230の使用者は、通話待機時間の間に映像通話お知らせメッセージ20によって映像通話の承諾または拒否を選択することができる。
【0072】
図6は、本発明の実施形態に係る映像通話が成立していないとき、端末機に表示される画面を示す図である。
【0073】
図4及び
図6を参照すると、待機時間が終了するまで第2端末機230の使用者が映像通話を受信しなかった場合、第1端末機210及び第2端末機230の間に映像通話セッションが成立し得ない。また、待機時間の間に第2端末機230の使用者が映像通話の受信を拒否することができる。
【0074】
このように、第1端末機210及び第2端末機230の間に映像通話セッションが成立していないと、第1端末機210の使用者が第2端末機230にメッセージを送ることができるように、メッセージウィンドウ18が表示されることができる。第1端末機210のディスプレイ212にメッセージウィンドウ18が表示されることによって、映像通話セッションが成立していなくても、第1端末機210の使用者及び第2端末機230の使用者の間に対話が自然に誘導されることができる。
【0075】
図7は、本発明の実施形態に係る端末機の動作方法を示すフローチャートである。
【0076】
S110段階において、第1端末機210で仲介サービスを提供するアプリケーションが実行される場合、第1端末機210は、複数のプロフィール情報を受信することができる。例えば、第1端末機210の使用者が第1性別であれば、第1端末機210は、第2性別の使用者についての複数のプロフィール情報を受信することができる。第1端末機210は、受信された複数のプロフィール情報を順次的に出力することができる。
【0077】
S120段階において、第1端末機210は、複数のプロフィール情報のうち特定のプロフィール情報に基づいて好感信号を送信することができる。第1端末機210の使用者が特定のプロフィール情報を提供した使用者と一対一通信をしたい場合、ディスプレイ212に表示された好感アイコン11を選択することができる。
【0078】
第1端末機210の使用者が好感アイコン11を選択すると、好感信号が生成され、生成された好感信号は、サーバ100または特定のプロフィール情報を提供した端末機に送信されることができる。
【0079】
S130段階において、特定のプロフィール情報を提供した端末機から好感信号を受信した履歴があるか確認することができる。第1端末機210で好感信号が生成される前に、第1端末機210またはサーバ100は、特定のプロフィール情報を提供した端末機から第1端末機210の使用者のプロフィール情報に基づいて好感信号が生成されたかを確認することができる。
【0080】
S140段階において、確認結果に応じて第1端末機210は、特定のプロフィール情報を提供した端末機で映像通話発信を試みることができる。
【0081】
もし、特定のプロフィール情報を提供した端末機から好感信号を受信した以後に、第1端末機210が特定のプロフィール情報に基づいて好感信号を生成する場合、第1端末機210及び特定のプロフィール情報を提供した端末機は、マッチすることができる。
【0082】
第1端末機210及び特定のプロフィール情報を提供した端末機がマッチすると、第1端末機210は、特定のプロフィール情報を提供した端末機に映像通話の発信を試みることができる。
【0083】
映像通話待機時間の間に、第1端末機210のディスプレイ212は、特定のプロフィール情報を表示することができる。既存には、映像通話待機時間の間に発信端末機には、発信端末機のカメラで撮影される映像が表示された。一方、本発明の実施形態に係る第1端末機210は、映像通話待機時間の間に受信側端末機(例えば、特定のプロフィール情報を提供した端末機)が提供した特定のプロフィール情報を表示することによって、待機時間をより効率的に使用することができる。
【0084】
また、第1端末機210のディスプレイ212は、残りの時間を表示することができる。例えば、映像通話待機時間が10秒である場合、第1端末機210のディスプレイ212は、「10」から「1」まで順次的にカウントダウン(countdown)する画面を表示することができる。待機時間が終了する前に、特定のプロフィール情報を提供した端末機の使用者が映像通話を受信する場合、第1端末機210及び特定のプロフィール情報を提供した端末機の間に映像通話セッションが成立することができる。
【0085】
もし、待機時間が終了するまで、特定のプロフィール情報を提供した端末機の使用者が映像通話を受信しなかったり、特定のプロフィール情報を提供した端末機が映像通話の受信を拒否した場合、第1端末機210及び特定のプロフィール情報を提供した端末機の間に映像通話セッションが成立し得ない。
【0086】
第1端末機210及び特定のプロフィール情報を提供した端末機の間に映像通話セッションが成立してと、第1端末機210の使用者が特定のプロフィール情報を提供した端末機にメッセージを送ることができるように、メッセージウィンドウ18が表示されることができる。第1端末機210のディスプレイ212にメッセージウィンドウ18が表示されることによって、映像通話セッションが成立していなくても、第1端末機210の使用者及び特定のプロフィール情報を提供した端末機の使用者の間に対話が自然に誘導されることができる。
【0087】
図1~
図7を参照して説明したように、本発明の実施形態に係る複数の端末機210~290の使用者は、効果的に互いにマッチすることができる。また、本発明の実施形態によると、仲介サービスを介して複数の端末機210~290の使用者は、人間関係を拡張することができる。
【0088】
以上で説明された実施形態は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータによって実行可能な命令語を含む記録媒体の形態でも具現されることができる。コンピュータ判読可能媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の使用可能媒体であることができ、揮発性及び不揮発性媒体、分離型及び非分離型媒体をすべて含むことができる。
【0089】
また、コンピュータ判読可能媒体は、コンピュータ保存媒体または通信媒体を含むことができる。コンピュータ保存媒体は、コンピュータ判読可能命令語、データ構造、プログラムモジュールまたはその他のデータのような情報の保存のための任意の方法または技術で具現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型媒体をすべて含むことができる。通信媒体は、典型的にコンピュータ判読可能命令語、データ構造、プログラムモジュール、または搬送波のような変調したデータ信号のその他のデータ、またはその他の送信メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含むことができる。
【0090】
以上、添付された図面を参照して、本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施できるということを理解できるはずである。したがって、以上で記述した実施形態は、すべての面で例示的なものであり、限定的でないものとして理解しなければならない。