特許7145089IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

遮音性ボックス

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1のような従来の遮音性ボックスでは、耐火部材が弾性的に倒れて壁裏から壁面に当接することによって遮音性ボックスの開口端と壁面とを封止するものである。しかしながら、帯状の耐火部材が周方向全体で一様に同じように倒れることは難しく、場所によっては隙間が生じることが避けられない。例えば、帯状の耐火部材がボックスの外側及び内側の両方に交互に折れ曲がったりすることで、その境目で隙間が生じることがある。この隙間が音漏れの要因となり、遮音性が低下する。すなわち、従来の遮音性ボックスでは、隙間が発生し易く、遮音性が低下することが問題であった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1に記載の遮音性ボックスは、前面に開口を有し、底壁及び側壁からなる周壁を備えた有底箱状のボックス本体と、 器具を取り付けるための器具固定部を有し、前記開口の少なくとも一部を閉塞するように前記ボックス本体の開口側に取り付けられたボックスカバーと、 前記ボックス本体の開口及び前記ボックスカバーの外周を包囲するとともに前記ボックス本体の前面より前方に突出するように前記側壁に取着された・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1に記載の発明によれば、ボックス本体の開口及びボックスカバーの外周を包囲するとともにボックス本体の前面より前方に突出する帯状部材の内周面が、自己復元性を有する弾性の環状部材を介して、ボックスカバーの前面に接合されている。すなわち、帯状部材の内側に環状部材が配置されていることから、帯状部材が壁面に当接する際、環状部材と一体的に弾性変形し、同一方向に折れ曲がるようにガイドされる。これにより、帯状部材を壁面との密接時に一様にボックス本体に接するように折れ曲げ変形させて、隙間が生じることを効果的に抑えることができる。また、環状部材自身が自己復元性を有する弾性体であることから、折れ曲がった帯状部材先端と壁面との間に隙間が生じ得る状況であっても、環状部材が隙間を封止するように機能し得る。したがって、本発明の遮音性ボックスは、遮音性ボックスの開口端と壁面とをより確実に封止し、遮音性を向上させることが可能である。

請求項2に記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、遮音部材でボックス本体の少なくとも側壁を覆うことにより、遮音性をより一層向上させることが可能である。

請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の発明の効果に加えて、ボックスカバーに突出形成された塗代部の突出幅以上に帯状部材及び環状部材の前端面が突出して延在していることから、塗代部を壁面に当接させた状態で、帯状部材及び環状部材を壁面に密接させて、遮音性ボックスの開口端と壁面とを封止することが可能である。

請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれかの発明の効果に加えて、環状部材は、壁面に押し付けられたときに径方向外側に拡径することによって帯状部材が外側に倒れることをより効果的にガイドし、帯状部材で遮音性ボックスの開口端と壁面とをより確実に封止することが可能である。

請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれかの発明の効果に加えて、環状部材の幅が帯状部材の幅よりも大きいことにより、帯状部材を環状部材の弾性変形に従うように変形させ、より確実に帯状部材の傾倒方向を制御することができる。

請求項6に記載の発明によれば、請求項1から5のいずれかの発明の効果に加えて、環状部材が発泡性材料からなることにより、環状部材を効果的に圧潰変形させることが可能である。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の一実施形態の遮音性ボックスの概略斜視図。
【図2】 図1の遮音性ボックスの分解斜視図。
【図3】 図2の遮音性ボックスのボックスカバーの(a)平面図、(b)正面図及び(c)B-B断面図。
【図4】 図2の遮音性ボックスの遮音部材の(a)展開図、及び、(b)部分断面図。
【図5】 図1の遮音性ボックスにおいて、遮音部材を省略した形態を示す概略斜視図。
【図6】 図5の遮音性ボックスの(a)正面図、及び、(b)A-A断面図。
【図7】 本発明の一実施形態の遮音性ボックスを造営材に設置した配設構造の概略斜視図。
【図8】 図7の配設構造の概略断面図。
【図9】 本発明の一実施形態の遮音性ボックスを造営材に設置し、且つ、壁を立設した配設構造の概略断面図。
【図10】 本発明の別実施形態の遮音性ボックスを示す概略分解斜視図。
【図11】 本発明の別実施形態の遮音性ボックス及び配設構造を示す概略断面図。

代表図 図1本件の代表的な図

10 配設構造 11 壁 12 貫通孔 13 造営材 15 支持具 15a 固定片 15b 支持片 17 器具 100 遮音性ボックス 110 ボックス本体 111 底壁 112 側壁 113 開口 115 固定孔 116 カバー固定部 120 ボックスカバー 121 枠体部 122 塗代部 123 開口 124 器具固定部 125 ビス孔 130 帯状部材 131 固定部位 132 突出部位 140 環状部材 141 当接面 142 後側接着面 143 外周側接着面 150 遮音部材 151 制振層 152 拘束層

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります