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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-21
(45)【発行日】2022-09-30
(54)【発明の名称】エアロゾル発生装置のための充電器
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/02 20160101AFI20220922BHJP
   A24F 40/90 20200101ALI20220922BHJP
   A24F 40/60 20200101ALI20220922BHJP
   A24F 40/85 20200101ALI20220922BHJP
   H01M 10/44 20060101ALI20220922BHJP
【FI】
H02J7/02 A
A24F40/90
A24F40/60
A24F40/85
H01M10/44 Q
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2020520126
(86)(22)【出願日】2018-09-25
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-01-14
(86)【国際出願番号】 IB2018057421
(87)【国際公開番号】W WO2019086972
(87)【国際公開日】2019-05-09
【審査請求日】2021-09-17
(31)【優先権主張番号】17199598.8
(32)【優先日】2017-11-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】596060424
【氏名又は名称】フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100158551
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 貴明
(72)【発明者】
【氏名】フェルナンド フェリックス
【審査官】辻丸 詔
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-512459(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0297104(US,A1)
【文献】特開2017-134451(JP,A)
【文献】特開2004-222457(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/00-7/12
7/34-7/36
A24F 40/90
A24F 40/60
A24F 40/85
H01M 10/44
H02J 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル発生装置のための充電器であって、前記充電器が、
前記エアロゾル発生装置のための電池に動作可能に結合可能な充電インターフェースと、
少なくとも前記電池が前記充電インターフェースに結合されている間に、モバイルユーザー装置と通信するための通信インターフェースであって、前記モバイルユーザー装置が前記電池から分離している、通信インターフェースと、
前記充電インターフェースおよび前記通信インターフェースに動作可能に結合されたコントローラであって、
前記コントローラが一つの電池を、前記充電インターフェースに結合された他の電池と区別することを可能にするための、前記電池に対応する一意の電池識別子を判定することと、
前記通信インターフェースを使用して前記モバイルユーザー装置との接続を確立することであって、前記接続がユーザーデータを通信するように構成される、確立することと、
前記電池識別子の前記判定、および前記モバイルユーザー装置との前記接続の確立に応答して、前記電池識別子を前記モバイルユーザー装置に関連付けることと、
前記通信インターフェースを使用して前記電池識別子を前記モバイルユーザー装置に送信することと、
前記電池識別子を前記モバイルユーザー装置に送信した後に、前記電池識別子が前記モバイルユーザー装置に一致するとの判定を、前記モバイルユーザー装置から受信することと、を行うように構成される、コントローラと、を備える、充電器。
【請求項2】
前記ユーザーデータが、前記モバイルユーザー装置に関連付けられたユーザー名、モバイルユーザー装置の識別子、最大電池充電時間、前記モバイルユーザー装置に関連付けられた一つ以上の電池識別子、洗浄データ、カレンダーデータ、移動データ、マルチメディアデータ、ユーザーの好みデータ、およびソーシャルデータのうちの一つ以上を含む、請求項1に記載の充電器。
【請求項3】
前記コントローラがさらに、Bluetoothプロトコルを使用して前記接続を確立するように構成される、請求項1または2に記載の充電器。
【請求項4】
前記コントローラがさらに、前記通信インターフェースと前記モバイルユーザー装置との間で通信されるユーザーデータに基づいて、前記電池識別子を前記モバイルユーザー装置に関連付けるように構成される、請求項1~3のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項5】
前記コントローラがさらに、前記電池を前記充電インターフェースに結合するのに応答して、前記充電インターフェースを使用して前記電池識別子を受信するように構成される、請求項1~4のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項6】
前記コントローラがさらに、前記電池識別子を、前記コントローラに接続された任意のモバイルユーザー装置に送信して、前記電池を特定モバイルユーザー装置に関連付けるように構成される、請求項1~5のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項7】
前記コントローラがさらに、
前記モバイルユーザー装置から前記モバイルユーザー装置に関連付けられた一つ以上の電池識別子を受信し、
前記電池識別子が、前記受信した一つ以上の電池識別子のうちの一つに一致するかどうかを判定するように構成される、請求項1~6のいずれか一項に記載に充電器。
【請求項8】
前記コントローラがさらに、前記電池識別子が一致しないとの判定に応答して、前記モバイルユーザー装置から切断されるように構成される、請求項1~7のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項9】
前記コントローラがさらに、前記電池識別子が一致しないとの判定に応答して、別のモバイルユーザー装置を探すように構成される、請求項1~8のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項10】
前記コントローラがさらに、前記電池が前記充電インターフェースから取り外されることに応答して、前記モバイルユーザー装置から切断されるように構成される、請求項1~9のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項11】
前記コントローラがさらに、
前記電池に関連付けられたユーザー動作を検出し、
前記ユーザー動作の検出に応答して、前記通信インターフェースを使用して前記電池識別子を前記モバイルユーザー装置に送信するように構成される、請求項1~10のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項12】
前記充電インターフェースがスクリーンを備え、前記コントローラがさらに、
前記モバイルユーザー装置からのユーザーデータに基づいて可視要素を生成し、
前記スクリーン上に前記可視要素を表示するように構成される、請求項1~11のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項13】
前記コントローラがさらに、
前記電池と前記モバイルユーザー装置との関連を保存し、
前記電池が前記充電インターフェースに再結合されるのに応答して、前記通信インターフェースを使用して前記モバイルユーザー装置を探すように構成される、請求項1、2、および1~12のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項14】
前記コントローラがさらに、前記通信インターフェースを使用して充電器データを前記モバイルユーザー装置に送信するように構成され、前記充電器データが、前記電池の充電レベル、前記電池のフル充電までの時間、前記電池のフル充電が完了したとの警告、ユーザーが近づきつつあるイベントを有することに応答した、前記電池が前記充電インターフェースに動作可能に結合されたままであるとの警告、この充電器における前記エアロゾル発生装置の最後の洗浄からの時間、前記充電器の地理的位置、およびサービス提案のうちの一つ以上を含む、請求項1~13のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項15】
前記コントローラがさらに、クイックチャージモードおよびロードバランシングモードのうちの一つ以上に応じて前記電池を充電するように構成される、請求項1~14のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項16】
前記コントローラが、前記電池の充電に関連するメッセージを前記モバイルユーザー装置に送信するために、無線ネットワークに動作可能に結合可能である、請求項1~15のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項17】
前記コントローラがさらに、
前記モバイルユーザー装置からの前記ユーザーデータに基づいてソーシャルデータを判定し、
前記通信インターフェースを使用して、確立された接続を有する他のモバイルユーザー装置と前記ソーシャルデータを共有するよう構成される、請求項1~16のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項18】
前記充電器が、前記充電インターフェースを含むハウジングを備え、前記ハウジングがさらに、一人以上のユーザーに割り当て可能なロッキング要素を含む、請求項1~17のいずれか一項に記載の充電器。
【請求項19】
前記充電インターフェースが、一人のユーザーのみが、前記電池を前記充電インターフェースにロックして、他の人が前記電池を取ることを防止することを可能にする、請求項1~18のいずれか一項に記載の充電器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、エアロゾル発生装置を充電し、ソーシャル接続を容易にするように構成された、ソーシャル再充電ハブなどの充電器に関連する。
【背景技術】
【0002】
カトマイザー式電子たばこなどの手持ち式エアロゾル発生装置が公知であり、これは吸入可能なエアロゾルを発生するために蒸発される液体または加熱される固体材料(たばこを含み得る)を利用する。これらの装置は、従来の燃焼式紙巻たばこに代わる体験を提供しうる。一部の装置は、従来の紙巻たばこに類似した外観と感触を採用してもよく、これは親しみやすく、取り扱いが簡単で、携帯型で、かつ製造が簡単でありうる。多くのエアロゾル発生装置は、エアロゾルを発生するためにエアロゾル化器に電力を提供するための、電池などの電源を必要とする。
【0003】
一部のエアロゾル発生装置は、従来的な紙巻たばこユーザーになじみのない、様々な保守行為を必要とし得る。例えば、一部のエアロゾル発生装置は、適切に機能するためには定期的に再充電する必要がある電池を有する。再充電中、エアロゾル発生装置は使用できない場合がある。従来的な紙巻たばこのユーザーは、特に公共または社会的な場面において、従来的な紙巻きたばこには必要ではない再充電中に、エアロゾル発生装置との係合がないことを不快に感じる場合がある。さらに、一部の社会的な場面では、グループ内のユーザーが自身の装置を同時に使用したいと望み(例えば、作業休憩中、または公共交通機関を待っている間)、そのため、グループ内の複数のユーザーが自身のエアロゾル発生装置を同時に再充電する必要がある場合がある。
【発明の概要】
【0004】
一般に、本開示は、エアロゾル発生装置のための電池を充電する能力を有し、電池の電池識別子をエアロゾル発生装置のユーザーに関連付ける能力を有する、エアロゾル発生装置のための充電器に関連する。充電器は、複数の電池を共にまたは同時に充電することができ得る。また、エアロゾル発生装置のユーザーは、通信インターフェースを使用して充電器との接続を確立して充電器と通信し得る、モバイルユーザー装置のユーザーであり得る。好み、関心など、および音楽などのユーザーデータが、モバイルユーザー装置から充電器へと伝達されてもよく、特に他のユーザーとのパブリックまたはソーシャルスペースにおける、ユーザーに対する社会的機会を促進するために、またはユーザーの周囲の空間をより快適なものとするために使用され得る。
【0005】
本開示の様々な態様は、エアロゾル発生装置のための充電器に関連する。充電器は、エアロゾル発生装置のための電池に動作可能に結合可能な充電インターフェースを含む。充電器はまた、少なくとも電池が充電インターフェースに結合されている間にモバイルユーザー装置と通信する通信インターフェースを含む。モバイルユーザー装置は、電池から分離される。充電器はさらに、充電インターフェースおよび通信インターフェースに動作可能に結合されたコントローラを含む。コントローラは、コントローラが一つの電池を、充電インターフェースに結合された他の電池と区別することを可能にするための、電池に対応する一意の電池識別子を判定するように構成される。また、コントローラは、通信インターフェースを使用してモバイルユーザー装置との接続を確立するように構成される。接続は、ユーザーデータを通信するように構成される。コントローラはさらに、電池識別子の判定、およびモバイルユーザー装置との接続の確立に応答して、電池識別子をモバイルユーザー装置に関連付けるように構成される。
【0006】
本開示の様々な態様は、エアロゾル発生装置のための充電器に関連する。充電器は、エアロゾル発生装置のための電池、および他のユーザーのエアロゾル発生装置のための少なくとも一つの他の電池に動作可能に結合可能な充電インターフェースを含む。充電器はまた、少なくとも電池が充電インターフェースに結合されている間にモバイルユーザー装置と通信する通信インターフェースを含む。充電器はさらに、充電インターフェースおよび通信インターフェースに動作可能に結合されたコントローラを含む。コントローラは、少なくとも電池が充電インターフェースに結合されるときに、通信インターフェースを使用してモバイルユーザー装置との接続を確立するように構成される。接続は、ユーザーデータを通信するように構成される。また、コントローラは、接続を使用してモバイルユーザー装置からユーザーデータを受信するように構成される。コントローラはさらに、ユーザーデータに基づくソーシャルデータを、充電インターフェースおよび通信インターフェースのうちの一方または両方に提供して、充電インターフェースに結合された電池を有する他のユーザーと共有するように構成される。
【0007】
本開示の様々な態様は、エアロゾル発生装置のための充電器に関連する。充電器は、エアロゾル発生装置のための電池に動作可能に結合可能な充電インターフェースを含む。充電器はまた、汚染物質を検出するように構成された空気センサーを含む。充電器はさらに、充電インターフェースおよび空気センサーに動作可能に結合されたコントローラを含む。コントローラは、空気センサーを使用して汚染物質を検出するように構成される。コントローラはまた、汚染物質の検出に応答して、エアムーバーを起動させるように構成される。
【0008】
本開示の様々な態様は、エアロゾル発生装置のための充電器に関連する。充電器は、エアロゾル発生装置のための電池に動作可能に結合可能な充電インターフェースを含む。充電器はまた、洗浄のためにエアロゾル発生装置の少なくとも一部分を受けるための洗浄ポートを含み、洗浄ポートは、少なくとも一部分が洗浄ポート内に受けられたときにエアロゾル発生装置を洗浄するための起動可能な洗浄要素を有する。充電器はさらに、充電インターフェースおよび洗浄要素に動作可能に結合されたコントローラを含む。コントローラは、洗浄要素を起動させて、エアロゾル発生装置を洗浄するように構成される。コントローラはまた、モバイルユーザー装置との接続を確立するよう構成される。
【0009】
一つ以上の態様では、コントローラは、少なくとも電池が充電インターフェースに結合されている間に、モバイルユーザー装置と通信する通信インターフェースに動作可能に結合される。コントローラは、通信インターフェースを使用してモバイルユーザー装置との接続を確立するよう構成される。接続は、ユーザーデータを通信するように構成される。コントローラはまた、モバイルユーザー装置との接続を確立した後に、電池識別子をモバイルユーザー装置に関連付けるように構成される。
【0010】
一つ以上の態様では、ユーザーデータは、モバイルユーザー装置に関連付けられたユーザー名、モバイルユーザー装置の識別子、最大電池充電時間、モバイルユーザー装置に関連付けられた一つ以上の電池識別子、洗浄データ、カレンダーデータ、移動データ、マルチメディアデータ、ユーザーの好みデータ、およびソーシャルデータのうちの一つ以上を含む。
【0011】
一つ以上の態様では、コントローラはさらに、Bluetoothプロトコルを使用して接続を確立するように構成される。
【0012】
一つ以上の態様では、コントローラはさらに、通信インターフェースとモバイルユーザー装置との間で通信されるユーザーデータに基づいて、電池識別子をモバイルユーザー装置に関連付けるように構成される。
【0013】
一つ以上の態様では、コントローラはさらに、電池を充電インターフェースに結合するのに応答して、充電インターフェースを使用して電池識別子を受信するように構成される。
【0014】
一つ以上の態様では、コントローラは、通信インターフェースを使用して電池識別子をモバイルユーザー装置に送信するように構成される。また、コントローラは、電池識別子をモバイルユーザー装置に送信した後に、電池識別子がモバイルユーザー装置に一致するとの判定を、モバイルユーザー装置から受信するように構成される。
【0015】
一つ以上の態様では、コントローラはさらに、電池識別子を、コントローラに接続された任意のモバイルユーザー装置に送信して、電池を特定モバイルユーザー装置に関連付けるように構成される。
【0016】
一つ以上の態様では、コントローラは、モバイルユーザー装置に関連付けられた一つ以上の電池識別子をモバイルユーザー装置から受信するように構成される。コントローラはまた、電池識別子が、受信した一つ以上の電池識別子のうちの一つに一致するかどうかを判定するように構成される。
【0017】
一つ以上の態様では、コントローラはさらに、電池識別子が一致しないとの判定に応答して、モバイルユーザー装置から切断されるように構成される。
【0018】
一つ以上の態様では、コントローラはさらに、電池識別子が一致しないとの判定に応答して、別のモバイルユーザー装置を探すように構成される。
【0019】
一つ以上の態様では、コントローラは、電池が充電インターフェースから取り外されることに応答して、モバイルユーザー装置から切断されるように構成される。
【0020】
一つ以上の態様では、コントローラは、電池に関連付けられたユーザー動作を検出するように構成される。コントローラはまた、ユーザー動作の検出に応答して、通信インターフェースを使用して電池識別子をモバイルユーザー装置に送信するように構成される。
【0021】
一つ以上の態様では、充電インターフェースはスクリーンを含み、コントローラはさらに、モバイルユーザー装置からのユーザーデータに基づいて可視要素を生成し、該可視要素をスクリーン上に表示するように構成される。
【0022】
一つ以上の態様では、コントローラはさらに、モバイルユーザー装置から受信した最大電池充電時間に基づいて、電池充電電流を調節するように構成される。
【0023】
一つ以上の態様では、最大電池充電時間は、カレンダーデータ、移動データ、およびユーザーの好みデータのうちの一つ以上に応答して判定される。
【0024】
一つ以上の態様では、コントローラは、電池とモバイルユーザー装置との関連を保存するように構成される。コントローラはまた、電池が充電インターフェースに再結合されるのに応答して、通信インターフェースを使用してモバイルユーザー装置を探すように構成される。
【0025】
一つ以上の態様では、コントローラはさらに、通信インターフェースを使用して充電器データをモバイルユーザー装置に送信するように構成される。充電器データは、電池の充電レベル、電池のフル充電までの時間、電池のフル充電が完了したとの警告、ユーザーが近づきつつあるイベントを有することに応答した、電池が充電インターフェースに動作可能に結合されたままであるとの警告、この充電器におけるエアロゾル発生装置の最後の洗浄からの時間、充電器の地理的位置、およびサービス提案のうちの一つ以上を含む。
【0026】
一つ以上の態様では、コントローラはさらに、クイックチャージモードおよびロードバランシングモードのうちの一つ以上に応じて電池を充電するように構成される。
【0027】
一つ以上の態様では、コントローラは、電池の充電に関連するメッセージをモバイルユーザー装置に送信するために、無線ネットワークに動作可能に結合可能である。
【0028】
一つ以上の態様では、コントローラはさらに、モバイルユーザー装置からのユーザーデータに基づいて、ソーシャルデータを判定するように構成される。コントローラはまた、通信インターフェースを使用して、確立された接続を有する他のモバイルユーザー装置とソーシャルデータを共有するよう構成される。
【0029】
一つ以上の態様では、充電器は、充電インターフェースを有するハウジングを含む。ハウジングはさらに、一人以上のユーザーに割り当て可能なロッキング要素を含む。
【0030】
一つ以上の態様では、充電インターフェースは、ユーザーが電池を充電インターフェースにロックして、他の人が電池を取るのを防止することを可能にする。
【0031】
有利なことに、充電器を利用することにより、複数のユーザーが自身のエアロゾル発生装置を充電する必要があるという課題が、社会的な交換の機会に転じる。充電器はまた、ユーザーのカレンダーおよび移動スケジュール、ならびにユーザーの娯楽の好みを考慮し得る、パーソナライズされた再充電体験を提供し得る。さらに、充電器は、ソーシャル情報を他のユーザーと共有することによって、充電器の他のユーザーとの社会的な機会を促進し得る。なおさらに、充電器は、電池充電と共に使用され得るエアロゾル発生装置の一つ以上の部品の簡便な洗浄を提供し得る。さらに、充電器は、充電器に対して遠隔である一つ以上の環境制御と通信することによって、充電器に近接するユーザーに対するより快適な周囲環境を促進し得る。この開示の利益を有する当業者には、その他の利益が明らかとなるであろう。本明細書の本開示は、充電器をより詳細に記述する。
【0032】
本明細書で使用されるすべての科学的および技術的な用語は、別途指定のない限り、当業界で一般的に使用される意味を有する。本明細書で提供されている定義は、本明細書で頻繁に使用される特定の用語の理解を容易にするために提供されている。
【0033】
「エアロゾル発生装置」という用語は、エアロゾルを発生するために、エアロゾル発生基体を使用するように構成された装置を指す。エアロゾル発生装置はまた、アトマイザー、カトマイザーまたはヒーターなどのエアロゾル化器を含むことが好ましい。
【0034】
「エアロゾル発生基体」という用語は、ユーザーによって吸入されるエアロゾルを形成しうる揮発性化合物を加熱に伴い放出する装置または基体を指す。適切なエアロゾル発生基体は植物由来材料を含んでもよい。例えば、エアロゾル発生基体が、加熱に伴いエアロゾル発生基体から放出される、揮発性のたばこ風味化合物を含有する、たばこまたはたばこ含有材料を含んでもよい。追加的に、または別の方法として、エアロゾル発生基体は非たばこ含有材料を含んでもよい。エアロゾル発生基体は均質化した植物由来材料を含んでもよい。エアロゾル発生基体は少なくとも一つのエアロゾル形成体を含んでもよい。エアロゾル発生基体は、その他の添加物および成分(風味剤など)を含んでもよい。エアロゾル発生基体は室温にて液体であることが好ましい。例えば、エアロゾル形成基体は、液体溶液、懸濁液、分散液等であってもよい。好ましくは、エアロゾル発生基体はグリセロール、プロピレングリコール、水、ニコチン、および随意に一つ以上の風味剤を含む。好ましくは、エアロゾル発生基体はニコチンを含む。
【0035】
「たばこ材料」という用語は、例えばたばこブレンドまたは風味付きたばこを含むたばこを含む材料または物質を指す。
【0036】
「カトマイザー」という用語は、電子たばこの一部であるカートリッジおよびアトマイザーの組み合わせを指す。
【0037】
本開示は、エアロゾル発生装置のための充電器を提供する。充電器は、複数のエアロゾル発生装置を充電し、エアロゾル発生装置のユーザー間のソーシャル接続を促進するように構成された、ソーシャル再充電ハブとして説明され得る。
【0038】
エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生基体を使用し得る、またはエアロゾル発生装置を含み得る。エアロゾル発生基体は、エアロゾル発生装置のハウジングに結合され得るカートリッジまたはヒートスティックで形成されてもよく、またはそれに含有されてもよい。
【0039】
エアロゾル化器は、エアロゾル発生基体に動作可能に結合され、起動されるとエアロゾルを発生させ得る。特に、エアロゾル化器はエアロゾル発生基体に熱的に結合されてもよい。エアロゾル化器はまた、エアロゾル発生装置のハウジングに結合され得る。エアロゾル化器は、エアロゾル発生装置の口部内に少なくとも部分的にまたは完全に配置され得る。エアロゾル化器は、コントローラ部内に少なくとも部分的に配置され得る。
【0040】
エアロゾル化器は、エアロゾル発生基体からエアロゾルを発生させるために任意の適切な技術を利用し得る。エアロゾル化器は、熱を使用してエアロゾルを発生し、加熱用ブレード、ヒーター、または誘導コイルおよびサセプタ(誘導加熱を利用する)などの一つ以上の加熱構成要素を含み得る。サセプタは、メッシュヒーターなどの誘導によって加熱される能力を有する任意の適切な構造であり得る。追加的に、または別の方法として、エアロゾル化器は、エアロゾルを発生させるために熱を必要としなくてもよい振動要素を含み得る。加熱ブレードは、固体基体に挿入し、エアロゾルを生成するために加熱されるのに有用であり得る。ヒーターは、加熱されてエアロゾルを生成する液体基体に隣接して配置された発熱体を含み得る。ヒーターはメッシュヒーターであってもよい。メッシュヒーターは、貯蔵区画内に貯蔵された液体基体がメッシュの一方側の面からメッシュの反対側に向かってメッシュヒーター内の隙間を通過することを可能にし得る。
【0041】
エアロゾル発生基体は、基体ハウジングの中に含有されてもよい。基体は、ヒートスティックとして、またはヒートスティックの内容物として記述されてもよい。エアロゾル化器は、ヒートスティックまたはヒートスティックの内容物をエアロゾル化するために、消耗品装置に連結されてもよい。加熱ブレードによってヒートスティックに提供された熱は、喫煙材料を燃焼させない場合がある。喫煙材料はたばこを含んでもよい。
【0042】
エアロゾル化器は、ヒーター、ヒーターコイル、炭素熱源などの化学的熱源、または液体基体を加熱してエアロゾルを液体基体から発生させる任意の適切な手段を含み得る。エアロゾル化器は、電気エネルギーまたは電力を受容して、液体基体からエアロゾルを放出または発生させうる。エアロゾル化器は、受信した電気エネルギーに依存して温度が変化するヒーターであり得る。例えば、ヒーターは、受容したより高い電圧に応答して温度が上昇しうる。エアロゾル化器は、エアロゾル発生基体に隣接して配置されてもよい。例えば、エアロゾル化器は液体基体に隣接して連結されてもよい。
【0043】
エアロゾル化器は、ニコチン供与源および乳酸供与源を有するエアロゾル発生基体との併用に適合可能であり得る。ニコチン供与源は収着要素(ニコチンが上に吸着されたPTFE芯など)を含んでもよく、これは第一の区画を形成するチャンバーの中に挿入されうる。乳酸供与源は、乳酸が上に吸着された収着要素(PTFE芯など)を含んでもよく、これは第二の区画を形成するチャンバーの中に挿入されうる。エアロゾル化器は、ニコチン供与源と乳酸供与源の両方を加熱するためのヒーターを含んでもよい。次に、ニコチンベイパーは気相で乳酸ベイパーと反応してエアロゾルを形成する。
【0044】
エアロゾル化器は、ニコチン粒子を含有するカプセルを有し、キャビティ内に配置されたエアロゾル発生基体との併用に適合可能であり得る。ユーザーの吸入中に、気流はカプセルを回転しうる。回転はニコチン粒子を懸濁およびエアロゾル化しうる。
【0045】
エアロゾル発生装置は、アクチュエータを含み得る。アクチュエータはボタンまたはその他のタイプのスイッチを含んでもよい。アクチュエータは、押されること、トグル、またはそれ以外の方法によるユーザーの操作に応答して、係合され得る。アクチュエータの係合はエアロゾル発生基体の様々な機能を開始しうる。エアロゾル化器は、アクチュエータの係合に応答して起動され得る。
【0046】
アクチュエータは、エアロゾル発生装置のハウジングに結合され得る。例えば、アクチュエータは、ユーザーによりアクセス可能なエアロゾル発生装置のハウジング内またはハウジング上に配置され得る。特に、アクチュエータは、エアロゾル発生装置の制御部上に配置され得る。アクチュエータは、一つ以上の機能と関連付けられ得る。アクチュエータは、エアロゾル化器またはエアロゾル発生装置の他の構成要素の電源をオンにする(例えば、起動)および電源をオフにする(例えば、非稼働化)ために使用され得る。アクチュエータは、ユーザーによって押され得る機械的ボタンなど、ユーザーからの入力を受信する適切な任意の機構を利用し得る。
【0047】
追加的に、またはアクチュエータの代替として、吸煙センサーは、エアロゾル化器を起動するためにエアロゾル化器に動作可能に結合され得る。吸煙センサーは、エアロゾル発生装置のコントローラに動作可能に結合されてもよい。吸煙センサーは、エアロゾル発生装置の口部でのユーザーによる吸入を検出し得る。吸煙センサーは、ユーザーが装置で吸入または吸煙する時を検出するために、エアロゾル発生装置の中の気流チャネル内に位置付けられうる。吸煙は、吸煙センサーを使用してコントローラによって検出され得る。吸煙センサーの非限定的なタイプは、振動膜、圧電センサー、メッシュ様膜、圧力センサー(例えば、容量式圧力センサー)、または気流スイッチのうちの一つ以上を含んでもよい。
【0048】
電源は、エアロゾル化器またはエアロゾル発生装置の他の構成要素に電力を供給するために使用され得る。電源は少なくともエアロゾル化器に動作可能に結合され得る。電源はディスプレイまたは制御回路にも動作可能に結合され得る。電源はエアロゾル発生装置のコントローラ部に配置され得る。電源は電池であってもよい。エアロゾル発生装置は、使い捨て電池または再充電可能電池を受容し得る。電源は、電池を充電するために外部電源に動作可能に結合するように構成された充電インターフェースを含み得る。
【0049】
電池は、電池を識別するのに使用され得る、シリアル番号などの電池識別子を含み得る。電池識別子は、電池のメモリ内に保存されてもよく、電池端子などの電池上の接続を介してアクセス可能であり得る。電池識別子は、電池が充電されている時、または充電の前後であっても、電池端子を通して取り出され得る。電池識別子は、充電前、または充電工程の初期に充電器によって受信され得る。
【0050】
追加的に、または別の方法として、電池識別子は電池のユーザーに見えてもよい。例えば、電池識別子は、ユーザーが読み取り得る、電池の表面に取り付けられたラベル上に印刷されてもよい。電池識別子は、バーコードまたはQRコードなどのコードとして印刷されてもよく、これらは任意の適切なバーコードリーダーによって読み取られ得る。充電器は、ユーザー入力、例えば、充電器に動作可能に結合されたモバイルユーザー装置への入力、または、ユーザーインターフェースが提供されたときの充電器自体への入力にも応答して、電池識別子を受信し得る。
【0051】
充電器は、エアロゾル発生装置の一人以上のユーザーが、自身の電池にアクセスしてこれを再充電するための任意の、または簡便なエリア内に位置し得る。例えば、ユーザーは、ユーザーが就業時間中または移動している時などのパブリックに外出している間に、エアロゾル発生装置の使用を一回以上楽しみ得る。電池は、オフィス内またはオフィスの近くの場所、または飛行機、電車、またはバスのトランジットセンターを含み得る、こうしたパブリックおよびソーシャルスペースにおいて再充電される必要があり得る。充電器は、エリア内の恒久設備であってもよく、または携帯型充電器であってもよい。
【0052】
充電器は、一つ以上の電池を再充電する能力を有し得る。複数の電池は、共に(例えば、一度に、または同時に)充電されうることが好ましい。各電池は、異なるユーザーまたはエアロゾル発生装置に対応し得る。充電器は、一つ以上の電池に動作可能に結合可能な充電インターフェースを含み得る。充電インターフェースは、複数の異なると作用するように構成されてもよい。具体的には、充電器は、それぞれ充電のために電池を受け取る能力を有する一つ以上の充電ポートを含み得る。
【0053】
電源は、充電器がコンセントに差し込まれて充電器に電力供給することを可能にし得る。充電器はまた、エアロゾル発生装置電池の携帯型充電を可能にする電池を含み得る。
【0054】
充電器は、一つ以上の発光ダイオード(LED)またはディスプレイスクリーンなどのグラフィカルユーザーインターフェースを含み得る。識別子、名前、メッセージ、警告、警報等のような様々な情報が、充電器の近くにいる一人以上のユーザーに、グラフィカルユーザーインターフェースによって提供されてもよい。グラフィカルユーザーインターフェースはまた、アクチュエータまたはタッチスクリーンなどのユーザー入力能力も含み得る。グラフィカルユーザーインターフェースは、充電器によって充電される電池の充電状態を示すのに使用され得る。例えば、充電されている電池に近接して、または電池に隣接して配置されるLEDを使用する。グラフィカルユーザーインターフェースは、ソーシャル機能(例えば、ソーシャルゲーム)を促進するために使用され得る。例えば、電池に近接または隣接した一つ以上のLEDは、ユーザーの関心を示すために、または複数のユーザー間の共通の関心の一致を示すために、同時に点火または点滅するなど、調節され得る。別の例として、スクリーンは、スクリーン上のメッセージを使用して同一の関心を有するユーザーを示す視覚要素を示し得る。
【0055】
グラフィカルユーザーインターフェースは、一つ以上のディスプレイスクリーンを含み得る。グラフィカルユーザーインターフェースは、一つ以上の充電ポートに関連付けられた特有のスクリーンを含み得る。例えば、各充電ポートは、異なる関連する特有のスクリーンを有してもよい。ユーザーについての情報は、ユーザーデータ、例えば、ユーザーの名前、または特定の好みまたは関心に基づいて、特有のスクリーン上に表示されてもよい。
【0056】
グラフィカルユーザーインターフェースは、複数の充電ポート(例えば、一部またはすべて)に関連付けられた、一般的または一次スクリーンを含み得る。一般的なスクリーンは、充電器の中央に配置され、複数のユーザーに見え得る。グローバルメッセージが、一般的なスクリーン上に表示されてもよく、これはユーザー間のソーシャル化を高めるために使用され得る。例えば、充電器は、音楽などの情報または娯楽をユーザーに提供するために使用され得る一つ以上のスピーカーを含み得る。一般的なスクリーンは、充電器のスピーカー上で現在再生されている音楽の名前を表示してもよく、これが接続されたモバイルユーザー装置のうちの一つから充電器へと送信されてもよい。
【0057】
充電器は、ユーザーが、充電器に結合された、例えば、充電インターフェースまたは洗浄インターフェースに結合されたエアロゾル発生装置をロックすることを可能にし得る。例えば、充電器は、ユーザーが充電インターフェースに結合された電池をロックすることを可能にし得る。ロックされると、電池は充電インターフェースから容易に取り外せなくなり得る。電池のロックは、ユーザーが偶発的に間違った電池(例えば、別のユーザーに属する電池)を充電器から取ることを軽減し得る。ユーザーは、ユーザー入力で電池をアンロックし得る。ユーザーは、入力を提供して、ユーザーがアクセス可能なスマートフォンまたはタブレットなどのモバイルユーザー装置を使用して、電池をロックまたはアンロックし得る。
【0058】
充電インターフェースは、ボタンなどの一つ以上のアクチュエータを含んでもよく、これは充電インターフェース上のタッチスクリーンに加えて、またはその代替とし得る。例えば、少なくとも一つのアクチュエータは、充電インターフェースに結合された電池の一つと関連付けられてもよい。ボタンを押すなどのユーザー動作は、ユーザー入力として受信され得る。ユーザー入力は、充電器の様々な機能のために使用され得る。例えば、ボタンを押すことは、充電器に、ボタンに関連付けられた電池の電池識別子をモバイルユーザー装置に送信するようコマンドし得る。
【0059】
充電器は、ユーザーに対してさらなる相互作用を提供するためのスピーカーを含み得る。例えば、音楽が、スピーカー上で再生するために、モバイルユーザー装置から充電器に提供されてもよい。スピーカーはまた、例えば、充電状態またはスケジュールに関連するメッセージを用いて、ユーザーに警報する情報目的のためにも使用され得る。
【0060】
洗浄ポートは、一人以上のユーザーにアクセス可能に提供され得る。加熱ブレードなどのエアロゾル発生装置の一つ以上の構成要素は、時折洗浄する必要がある得る。洗浄ポートは、電池の充電前、充電中、または充電後に、エアロゾル発生装置の一つ以上の構成要素を洗浄するために使用されうる、起動可能な洗浄要素を含み得る。起動可能な洗浄要素の非限定的な例は、少なくとも部分的に洗浄ポート内に配置された回転ブラシである。
【0061】
充電器は、充電器の一つ以上の構成要素を維持する、または少なくとも部分的に収容する、ハウジングを含み得る。電源、グラフィカルユーザーインターフェース、充電インターフェース、スピーカー、および洗浄ポートのうちの一つ以上は、ハウジングに結合され、ハウジング内またはその上に少なくとも部分的に配置され得る。グラフィカルユーザーインターフェース、一つ以上の充電ポートを含む充電インターフェース、および一つ以上の洗浄ポートのうちの一つ以上が、ハウジングの外表面の少なくとも一部を形成してもよい。例えば、充電ポートおよび洗浄ポートは、ハウジング内に配置され、またはその中に形成されて、エアロゾル発生装置の構成要素を受けるためのレセプタクルを生成し得る。
【0062】
充電器およびハウジングはモジュール式であってもよい。言い換えれば、充電器は、様々な機能を実行するために、一つ以上のモジュール、または複数のモジュールを含み得る。例えば、充電器のハウジングは、一つ以上の取り外し可能に結合可能な部分を含み得る。モジュールのそれぞれ、または取り外し可能に結合可能な部分のそれぞれは、結合されてスタックを形成し得る。一つのモジュールが充電インターフェースを含み得る。別のモジュールは、充電器のための電源を提供し得るが、電源は、電池または外部電源(例えば、コンセント)への接続を含み得る。また別のモジュールは、空気質センサーを提供してもよく、エアムーバーに動作可能に結合可能であって、エアムーバーを制御してもよい(例えば、有線または無線接続を使用して)。さらなるモジュールは、例えば、加熱ブレードを洗浄するための回転ブラシを含み得る、洗浄ポートを含み得る。このように、充電器の機能は、特定の位置の要件に対して簡便にカスタマイズされ得る。
【0063】
一つ以上のロッキング要素は、充電器に動作可能に結合され得る。例えば、ロッキング要素は、ロック可能な区画(例えば、引き出しまたはロッカー)または取り付け可能な構成要素(例えば、エアロゾル発生装置に結合されたロックワイヤー)であってもよい。充電器は、ユーザーデータまたは電池識別子で識別され得る一人以上のユーザーを、各ロッキング要素に割り当て得る。ロッキング要素は、充電器のハウジングに結合され得る。ロッキング要素は、ハウジングに対して遠隔であるが、充電器によって制御可能であり得る。ロッキング要素は、様々なエアロゾル発生基体、または感覚媒体またはその他のエアロゾル発生付属品などの任意のその他のアイテムを固定または保存するのに使用され得る。従来的な機械的ロックに加えて、または代替として、ロッキング要素は、ユーザーの存在に応答して、またはユーザー入力に応答して、ロックおよびアンロックする電子制御可能なロックを使用し得る。例えば、ユーザーが同一のユーザーで識別された充電器に電池を結合する場合、ユーザーが存在するため、該ユーザーに割り当てられたロッキング要素がアンロックされ得る。ユーザーが電池を充電器から取り外すと、ロッキング要素がロックされ得る。別の例として、ユーザーは、ユーザー入力を、グラフィカルユーザーインターフェースまたはユーザーを識別する充電器と通信するモバイルユーザー装置に提供してもよく、これが、関連するロッキング要素をロックまたはアンロックするようコマンドし得る。
【0064】
ロッキング要素に関連するロックおよびアンロック機能は、電池ロックの機能と同一であってもよく、または異なっていてもよく、その逆もまた可能である。
【0065】
充電器は、モバイルユーザー装置などの一つ以上の他の装置と通信するのに使用され得る通信インターフェースを提供し得る。通信インターフェースは、一つ以上のモバイルユーザー装置と通信するように構成され得る。特に、通信インターフェースは、少なくとも同一のユーザーに関連付けられた電池が充電インターフェースに結合される間に、モバイルユーザー装置と通信してもよい。モバイルユーザー装置はまた、充電器の様々な機能(例えば、充電、洗浄、空気質等)を管理するために使用され得る。
【0066】
通信インターフェースは、他の装置と通信するために任意の適切な技術を使用し得る。通信インターフェースは、無線通信を利用してもよい。無線通信の非限定的な例には、Bluetooth Low Energy(BLE)などのBluetooth接続の使用が挙げられる。さらに、または別の方法として、通信インターフェースは、ユニバーサル・シリアルバス(USB)または電力線通信などの有線通信を利用してもよい。さらに、充電器は、例えば、USB接続を使用して、通信インターフェースを通して(または別のインターフェースを通して)一つ以上のモバイル装置を充電する能力を有し得る。
【0067】
空気質のための空気センサーなどのセンサーが、充電器によって提供されてもよい。空気センサーは、充電器の近くの汚染物質を検出するのに使用され得る。空気センサーは、充電器上にあってもよく、または充電器の遠隔に配置されてもよい(例えば、有線または無線接続によって動作可能に結合される)。空気センサーによって検出可能な汚染物質の非限定的な例には、揮発性有機化合物(VOC)、二酸化炭素(CO2)等が挙げられる。汚染物質が検出されると、空気質が低いとの警報がモバイルユーザー装置に送信されてもよい。
【0068】
充電器は、本明細書で説明した様々な機能を実行するために、充電器の一つ以上のその他の構成要素に動作可能に結合され得るコントローラを含んでもよい。コントローラは、コントローラのプロセッサまたは処理ユニットによって実行され得る一つ以上の命令を保存するメモリまたはメモリユニットを含んでもよい。
【0069】
コントローラは、充電インターフェースおよび通信インターフェースに動作可能に結合され得る。コントローラは、例えば、充電インターフェースを使用して電池識別子を受信し得る。電池を充電インターフェースに結合するのに応答して、コントローラは電池識別子にアクセスすることができ得る。
【0070】
コントローラは、例えば、充電ポートを使用して、充電インターフェースに結合された電池に対応する電池識別子を判定し得る。コントローラは、複数の充電ポートに接続され得る。電池が充電インターフェースに結合されるのに応答して、コントローラは、対応する電池識別子を判定することができ得る。
【0071】
コントローラは、例えば、少なくとも電池が充電インターフェースに結合されるときに、通信インターフェースを使用してモバイルユーザー装置との接続を確立してもよい。コントローラは、充電インターフェースへの電池の結合の検出をトリガされる、または検出をする能力を有して、モバイルユーザー装置への接続を開始してもよい。充電器は、電池が充電インターフェースに結合される前に、モバイルユーザー装置への接続を確立することができ得る。例えば、ユーザーは、特定の充電ポートに関連付けられたアクチュエータまたはタッチスクリーンを係合してモバイルユーザー装置への接続を確立してもよく、その後、電池が該充電ポートに結合されてもよい。接続は、例えば、モバイルユーザー装置から充電器にユーザーデータを通信するために使用されてもよく、その逆もまた可能である。その他のタイプのデータもまた、接続を介して通信され得る。
【0072】
コントローラは、通信インターフェースを使用して電池識別子をモバイルユーザー装置に送信し得る。例えば、モバイルユーザー装置は、エアロゾル発生装置のための電池と関連付けられた電池識別子を保存していない場合がある。ユーザー動作(例えば、充電ポートの一つに対応するアクチュエータのユーザーの係合)の検出に応答して、充電インターフェースを使用してコントローラによって受信される電池識別子が、接続を介してモバイルユーザー装置に通信されてもよい。その後、モバイルユーザー装置が電池識別子を保存してもよい。
【0073】
コントローラはまた、電池識別子がモバイルユーザー装置に一致するとの判定を、モバイルユーザー装置から受信してもよい。モバイルユーザー装置は、エアロゾル発生装置のための電池または複数の電池に関連付けられた一つ以上の電池識別子を保存している場合がある。電池識別子は、電池が充電インターフェースに結合された後に、充電器からモバイルユーザー装置に送信され得る。モバイルユーザー装置は、受信された電池識別子が保存された電池識別子のうちの一つと一致すると判定し得る。モバイルユーザー装置は、充電インターフェースに結合された電池の電池識別子が、モバイル装置のユーザーに一致する、またはモバイル装置のユーザーに関連付けられるとの判定を充電器に送信し得る。
【0074】
コントローラは、モバイルユーザー装置から一つ以上の電池識別子を受信し得る。一つ以上の電池識別子は、モバイルユーザー装置に関連付けられ得る(例えば、以前にモバイルユーザー装置に関連すると特定された)モバイルユーザー装置上に保存されてもよく、モバイルユーザー装置から充電器に送信されてもよい。コントローラは、電池が充電インターフェースに結合された後に、充電インターフェースを使用して受信された電池識別子と比較するための一つ以上の電池識別子を受信してもよい。結合された電池からの電池識別子がモバイルユーザー装置から受信した電池識別子のうちの一つに一致するのに応答して、コントローラは、電池識別子がモバイルユーザー装置に関連付けられていると判定し得る。
【0075】
コントローラは、電池識別子の判定およびモバイルユーザー装置との接続の確立(例えば、比較のために、一つ以上の電池識別子を送信または受信する)に応答して、電池識別子をモバイルユーザー装置に関連付け得る。追加的に、または別の方法として、電池識別子は、通信インターフェースとモバイルユーザー装置との間で通信されるユーザーデータに基づいて、モバイルユーザー装置に関連付けられてもよい。例えば、ユーザーは、モバイルユーザー装置と相互作用して、接続を確立した後に、充電インターフェースに結合された電池が特定のモバイルユーザー装置に関連付けられ得ることを示し得る。
【0076】
コントローラは、接続を使用して、モバイルユーザー装置からユーザーデータを受信し得る。ユーザーデータは、モバイルユーザー装置のユーザーに関連付けられた任意のデータを含み得る。ユーザーデータの非限定的な例には、モバイルユーザー装置に関連付けられたユーザー名、モバイルユーザー装置の識別子、最大電池充電時間、モバイルユーザー装置に関連付けられた一つ以上の電池識別子、洗浄データ(例えば、エアロゾル発生装置の最後の洗浄からの時間)、カレンダーデータ(例えば、予定)、移動データ(例えば、移動スケジュールまたは過去の移動履歴)、マルチメディアデータ(例えば、音楽またはその他のファイル)、ユーザーの好みデータ(例えば、空気質の好み、室内照明、または音楽または映画のタイプなどの娯楽の好み)、またはソーシャルデータ(例えば、趣味、関心または好きな音楽)が挙げられる。モバイルユーザー装置の識別子の非限定的な例には、国際移動体装置識別番号(IMEI)、移動体装置識別番号(MEID)、電子シリアル番号(ESN)、または国際移動体加入者識別番号(IMSI)が挙げられる。
【0077】
コントローラは、ユーザーデータに基づいてソーシャルデータを提供する能力有してもよく、ソーシャルデータは、モバイルユーザー装置から受信され得る。例えば、コントローラは、特定のタイプの音楽の楽しみを示す、接続されたモバイルユーザー装置からのデータに基づいて、該特定のタイプの音楽を楽しむユーザーの数をグラフィカルユーザーインターフェース上に示してもよい。コントローラは、接続されたモバイルユーザー装置のソーシャルデータを、通信インターフェースを使用してその他の接続されたモバイルユーザー装置と共有し得る。
【0078】
コントローラはまた、充電器の近くの一つ以上の汚染物質を検出するために空気センサーに結合されてもよい。コントローラはさらに、エアムーバーに動作可能に結合されてもよい。エアムーバーは、充電器の一部であってもよく、または、充電器から遠隔に配置されてもよい(例えば、有線また無線接続で結合される)。エアムーバーは、充電器に近接して、充電器に隣接して、または充電器と共有するスペースまたは空間内に配置され得る。エアムーバーの非限定的な例には、電動ファン、空調ユニット、または暖房ユニットが挙げられる。無線接続の非限定的な例には、Wi-Fiまたは「スマートスイッチ」接続が挙げられる。
【0079】
エアムーバーは、空気を吹き付け、空気を分散し、または空気から汚染物質を抽出し得る。エアムーバーは、エアクリーナ、ベンチレータ、または空気サーキュレーターとして記述され得る。例えば、エアムーバーは、充電器と共有される閉鎖空間から匂いを濾過する(これは汚染物質抽出モードで使用され得る)ための交換可能な活性炭フィルターを含み得る。エアムーバーはまた、エアムーバーの空気流に、定期的に手動または自動でエアフレッシュナーを放出するように位置付けられてもよい。
【0080】
コントローラは、自動的な汚染物質の検出に応答して、エアムーバーを(例えば、自動的に)起動またはオンにしてもよく、または、ユーザーに提案を提供してもよい。例えば、モバイルユーザー装置から、またはユーザー入力によって、ユーザーの好みデータを受信すると、コントローラは、エアムーバーの起動を調整してもよい。エアムーバーがコントローラによって起動されると、例えば、所定の時間後に、または空気センサーが所定の閾値(例えば、閾値濃度)または全体的な閾値空気質を下回る降下を読み取るのに応答して、ファンが停止またはオフにされてもよい。
【0081】
モバイルユーザー装置は、例えば、ユーザー入力に応答してエアムーバーを起動または停止するために、またはエアムーバーのモードを変更(例えば、ファンモードまたは汚染物質抽出器モード間)するために、エアムーバーに動作可能に結合されてもよい。エアムーバーは、充電器の通信インターフェースを使用して、モバイルユーザー装置に動作可能に結合されてもよい。モバイルユーザー装置が低空気質警報を受信すると、ユーザーは、モバイルユーザー装置、充電器、またはエアムーバーに動作可能に結合されたアクチュエータへのユーザー入力で応答し得る。複数のモバイルユーザー装置がコントローラに接続されると、任意のユーザーがファンを制御することが可能となり得る。
【0082】
コントローラは、光センサーに結合されて、充電器の周りの照明条件を検出し得る。コントローラはさらに、室内照明に動作可能に結合されてもよい。例えば、モバイルユーザー装置から、またはユーザー入力によって、ユーザーの好みデータを受信すると、コントローラは、室内照明を自動的に調整する、またはユーザーに提案を提供してもよい。
【0083】
コントローラはさらに、洗浄要素に結合されてもよい。コントローラは、例えば、洗浄ポート内のエアロゾル発生装置の存在を検出するのに応答して自動的に、エアロゾル発生装置を洗浄するために洗浄要素を起動させてもよい。追加的に、または別の方法として、コントローラは、ユーザー動作(例えば、洗浄ポートに関連付けられたアクチュエータの係合)に応答して、洗浄要素を起動させてもよい。
【0084】
コントローラは、モバイルユーザー装置から切断されてもよい。例えば、モバイルユーザー装置は、充電インターフェースを使用して受信した電池識別子が、通信インターフェースを使用して接続されたモバイルユーザー装置に一致しないとの判定に応答して、切断されてもよい。電池識別子が一致しないとの判定に応答して、コントローラは、充電インターフェースに結合された電池に一致するモバイルユーザー装置を探し得る。また、モバイルユーザー装置は、電池が充電インターフェースに結合されていない、または充電インターフェースから取り外されていることに応答して、切断されてもよい。例えば、ユーザーが電池を充電インターフェースから取り外すと、コントローラはモバイルユーザー装置を切断してもよい。
【0085】
コントローラは、電池に関連付けられたユーザー動作を検出し得る。例えば、電池を受ける充電ポートに関連付けられたアクチュエータが、ユーザーによって係合されてもよい。係合は、コントローラがモバイルユーザー装置との接続を確立すべきであることを示し得る、または、コントローラが、電池に関連付けられたモバイルユーザー装置を切断すべきであることさえ示し得る。
【0086】
コントローラは、モバイルユーザー装置からのユーザーデータに基づいて、可視要素(例えば、充電インターフェースに関連付けられたグラフィカルユーザーインターフェースのスクリーン上で視認可能な)を生成し得る。例えば、ユーザーデータは、カレンダーデータを含んでもよく、スクリーン上に表示される可視要素は、ユーザーの次の予定のリマインダーであってもよい。
【0087】
コントローラは、最大電池充電時間に基づいて、電池の電池充電電流を調節する能力を有し得る。コントローラは、クイックチャージモード(特定の電池に対してより多くの電流)またはロードバランシングモード(例えば、充電器が電池上で動作し、コンセントに差し込まれていない)で電池を充電する能力を有してもよい。最大電池充電時間は、カレンダーデータ、移動データ、およびユーザーの好みデータのうちの一つ以上に応答してコントローラによって判定され得る。コントローラは、ユーザーのカレンダーが、他のユーザーが電池を充電するスケジュールよりも緊急であり得る、緊急の予定を示すのに応答して、電池のクイックチャージモードに入ってもよい。
【0088】
充電器データは、通信インターフェースを使用してモバイルユーザー装置に送信されてもよい。充電器データは、充電器に関連する任意のデータとし得る。充電器データの非限定的な例には、電池の充電レベル、電池のフル充電までの時間、電池のフル充電が完了したとの警告、ユーザーが近づきつつあるイベントを有することに応答した、電池が充電インターフェースに動作可能に結合されたままであるとの警告、この充電器におけるエアロゾル発生装置の最後の洗浄からの時間、充電器の地理的位置、またはサービス提案(洗浄、クイックチャージ等)が挙げられる。
【0089】
充電器の地理的位置は、例えば、ユーザーが電池を充電したことがある場所を追うために、モバイルユーザー装置によって使用され得る。地理的位置の履歴は、ソーシャルデータとして有用であり得る。例えば、履歴位置データは、例えば、ユーザーを、同一の地理的位置に移動した、または移動していない他のユーザーと一致させる、ソーシャル機能において使用され得る。地理的位置データは、ユーザーの好みデータとして有用であり得る。例えば、コントローラは、エアムーバーをオンにする前に、空気質のローカル水準(例えば、ユーザーが生存する空気質基準に基づく)などの、ユーザーの好みに基づいて、閾値空気を調整し得る。
【0090】
さらに、または別の方法として、充電器のコントローラは、モバイルユーザー装置を含んでもよく、含まなくてもよい、無線ネットワーク(例えば、Wi‐Fiまたはセルラ)に結合されてもよい。コントローラは、無線ネットワークを使用して、例えば、電池の充電に関連するメッセージをモバイルユーザー装置に送信してもよい。ユーザーは、電池を充電インターフェースに差し込んでもよい。コントローラは、ユーザーのモバイルユーザー装置との接続を確立し、モバイルユーザー装置の電話番号またはその他の通信識別子を取り出してもよい。次に、ユーザーが充電器の近くを離れ(例えば、オフィスに戻る、または店舗またはトイレに向かう)、その結果、ユーザーが、電池の充電状態を示し得る、充電器のグラフィカルユーザーインターフェースを見ることができない場合がある。充電が完了すると、ユーザーは、テキストメッセージ、電子メール、アプリケーション通知などのメッセージによって通知されて、戻って充電済みの電池をピックアップし得る。
【0091】
本明細書に記載のコントローラのうちの一つ以上は、中央処理装置(CPU)、コンピュータ、論理アレイ、または充電器の中に入る、または充電器の外に出るデータを方向付ける能力を有するその他の装置などのプロセッサを含み得る。コントローラは、メモリ、プロセッシング、および通信ハードウェアを有する一つ以上のコンピューティング装置を含み得る。コントローラの機能は、ハードウェアによって、かつ/あるいは非一時的コンピュータ可読記憶媒体上のコンピュータ命令として実行され得る。
【0092】
コントローラのプロセッサは、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および/または等価のディスクリート論理回路もしくは集積論理回路のうちの任意の一つ以上を含み得る。一部の実施例において、プロセッサは、一つ以上のマイクロプロセッサ、一つ以上のコントローラ、一つ以上のDSP、一つ以上のASIC、および/または一つ以上のFPGA、ならびにその他のディスクリート論理回路または集積論理回路の任意の組み合わせなどの複数の構成要素を含み得る。本明細書のコントローラまたはプロセッサに帰属する機能は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはこれらの任意の組み合わせとして具現化されうる。本明細書にはプロセッサベースのシステムとして記載されているが、代替的なコントローラは、リレーおよびタイマーなどの他の構成要素を利用し、単独またはマイクロプロセッサベースのシステムと組み合わせて、望ましい結果を達成することができる。
【0093】
例示的なシステム、方法、およびインターフェースは、一つ以上のプロセッサおよび/またはメモリを含み得るコンピューティング装置を使用する、一つ以上のコンピュータプログラムを使用して実施され得る。本明細書に記載のプログラムコードおよび/または論理は、入力データ/情報に適用されて、本明細書に記載の機能を実行し、所望の出力データ/情報を生成し得る。出力データ/情報は、本明細書に記載のように、あるいは公知の様式で適用されるように、一つ以上の他の装置または方法に、入力として適用されてもよい。上記を考慮すると、本明細書に記載の通りのコントローラ機能が、当業者に公知の任意の様態で実施され得ることは明らかであろう。
【0094】
他の構成要素に加えて、モバイルユーザー装置はユーザーインターフェースを含んでもよい。ユーザーインターフェースは、キーボードなどの様々な要素を表示し得るタッチスクリーンを含み得る。ユーザーインターフェースは、ユーザーが、ユーザーデータ、一つ以上の電池識別子、エアムーバー制御、または洗浄要素制御などの様々な情報を入力することを可能にし得る。入力された電池識別子は、モバイルユーザー装置上に保存されてもよく(例えば、充電器への接続の前後)、または充電器の充電インターフェースを使用して受信された電池識別子との比較のために使用されてもよい。また、ユーザーインターフェースは、充電器からのソーシャルデータ、または充電器からのメッセージなどの様々な情報を表示し得る。充電器からのメッセージの非限定的な例としては、状態メッセージ(例えば、電池の充電状態)、リマインダー(例えば、予定または洗浄リマインダー)、または警報(例えば、洗浄データに基づく、エアロゾル発生装置の洗浄の提案)が挙げられる。
【0095】
充電器およびモバイルユーザー装置は、接続を確立するために任意の適切な無線プロトコルを使用し得る。充電器およびモバイルユーザー装置は、Bluetoothプロトコルを使用して接続を確立し得る。例えば、使用されるBluetoothのバージョンに応じて、Bluetoothを介した接続を確立するために、様々な方法が使用され得る。
【0096】
Bluetooth4.0またはその他のスター型ネットワーク(例えば、これは一つのマスターおよびマスターのクロックとは離れて動作するいくつかのスレーブのみを可能にする)を使用する場合、充電器は、Bluetooth「マスタースレーブ」構成において「スレーブ」としての役割を果たし得る。充電器は、近くのモバイルユーザー装置によって検出されるように、広告モードに入ってもよい。モバイルユーザー装置は、スレーブとしての役割を果たす充電器のための「マスター」としての役割を果たし得る。モバイルユーザー装置が充電器から広告パケットを検出すると、モバイルユーザー装置は、充電器とモバイルユーザー装置との間の無線Bluetooth接続を可能にし得る。接続を確立した後、充電器がマスター、モバイルユーザー装置がスレーブとなるように、充電器およびモバイルユーザー装置が役割を入れ替えてもよい。
【0097】
Bluetooth4.1およびマルチマスター特性を有する高位またはその他のデュアルトポロジーネットワーク(例えば、これは、複数のマスターならびに複数のスレーブを可能にする)を使用する場合、充電器は、複数のモバイルユーザー装置への接続を確立し得るが、一部はスレーブとしての役割を果たし、一部はマスターとしての役割を果たす。
【0098】
新たな近くのモバイルユーザー装置との無線接続が確立されると、充電器は、電池識別子を使用して、少なくとも、充電器によってモバイルユーザー装置にリンク付けされていない電池のそれぞれに対して、電池およびモバイルユーザー装置を関連付けることに進む。それを行うために、特定のアプリケーションがモバイルユーザー装置上にインストールされてもよく、これは、エアロゾル発生装置またはユーザーデータ(例えば、名前または状態)に関連付けられた一つ以上の電池識別子などの様々な情報を登録および保存し得る。
【0099】
充電器は、モバイルユーザー装置から送信された一つ以上の電池識別子を読み出す、または充電器に結合された電池の電池識別子を、一致のチェックのために一つ以上のモバイルユーザー装置に送信してもよい。充電器は、モバイルユーザー装置から一つ以上の電池識別子を受信し、コントローラ上でチェックを実施してもよいが、これは、データセキュリティの観点から利点を有し得る。
【0100】
エアロゾル発生装置は、モバイルユーザー装置または充電器と通信することができ得る。例えば、エアロゾル発生装置は、Bluetoothまたはその他の無線接続を確立する能力を有する通信インターフェースを含み得る。電池識別子は、電池から電池識別子を検出するように構成された(例えば、電力線通信を使用して)コントローラを有し得る、エアロゾル発生装置から受信され得る。電池識別子は、エアロゾル発生装置から充電器に送信されてもよく、または、モバイルユーザー装置に送信されてから充電器に送信されてもよい。
【0101】
新たな電池またはエアロゾル発生装置が充電器に結合されると、充電器は、結合された電池から電池識別子を取り出し得る。その後、充電器は、電池識別子を一つの接続されたモバイルユーザー装置に一致させるよう試みてもよい。一致が判定されない場合、充電器は、一致が見つかるまで、新たなモバイルユーザー装置との接続の確立を続け得る。充電器が電池識別子に対する一致を見つけた場合、モバイルユーザー装置は、充電器のBluetoothネットワーク、またはピコネットに追加され得る。接続されたモバイルユーザー装置がいずれの電池識別子にも一致しない場合、モバイルユーザー装置は切断され得る。
【図面の簡単な説明】
【0102】
図1】環境を示す図であり、図中、一人以上のユーザーは、充電器の近くにあり得る。
図2】一つの例示的なエアロゾル発生装置の概略図である。
図3】エアロゾル発生装置などのエアロゾル発生装置のための一つの例示的な充電器の概略図である。
図4】別の例示的な充電器の概略図である。
図5】無線プロトコル、具体的にはBluetoothプロトコルを使用して、充電器とモバイルユーザー装置との間の接続を確立するための、一つの例示的な方法を図示するフローチャートである。
図6】無線プロトコル、具体的にはBluetoothプロトコルを使用して、充電器とモバイルユーザー装置との間の接続を確立するための、例示的な方法を図示するフローチャートである。
【0103】
図1は、環境10を示す図であり、図中、一人以上のユーザー12は、充電器5の近くにあり得る。環境10は、電車、飛行機、またはバスのトランジットステーションなどのパブリックまたはソーシャルスペースであり得る。ユーザー12はそれぞれ、充電器5によって共に充電され得るエアロゾル発生装置を有し得る。充電器5は、ユーザーが充電器の周りに集まる、開放空間または閉鎖空間内にあり得る。充電器5は、グラフィカルユーザーインターフェース、スピーカー、または充電器に接続されたモバイルユーザー装置を用いたユーザー12間の社会的な交換を促進し得る。
【0104】
図2は、一つの例示的なエアロゾル発生装置16の概略図である。装置16は、ハウジング14と、口部24と、コントローラ部28と、を含み得る。電池60、またはその他の携帯型電源は、一つ以上の構成要素に動作可能に結合されて、エアロゾル発生装置16のその他の構成要素に電力供給し得る。アクチュエータ26は、コントローラ部28上に配置され得る。口部24は、加熱ブレードの形態でエアロゾル化器35を含み得る。ヒートスティックの形態のエアロゾル発生基体37は、口部24内およびエアロゾル化器上に挿入され得る。エアロゾル発生基体37の容器は、マウスピース40を含み得るか、あるいはマウスピース40に結合され得る。ユーザーはマウスピース40を吸入してユーザーの吸煙を登録し得る。
【0105】
熱ブレーキ62は、エアロゾル化器35の少なくとも一部と制御回路54との間に配置され得る。エアロゾル化器35は、熱ブレーキ62を通して延び得る。制御回路54は、エアロゾル化器35によって生成された熱に敏感であり得る、装置16の様々な機能を有効にする構成要素を含み得る。
【0106】
制御回路54は、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサおよび通信インターフェース52であり得るコントローラ50を含み得る。コントローラ50は、エアロゾル化器35および通信インターフェース52に動作可能に結合され得る。通信インターフェース52は、コントローラ50に統合され得る。通信インターフェース52は、Bluetoothプロトコルを使用して通信する能力を有し得る。吸煙センサー51は、制御回路54に動作可能に結合されてもよく、口部24でのユーザーの吸入を検出するように位置付けられ得る。制御回路54は、コントローラ50に動作可能に結合されたメモリ56を含み得る。メモリ56は、データを保存するために使用され得る。
【0107】
エアロゾル発生装置16が図示されているが、電池60を有する、例えば、異なるタイプのエアロゾル化器およびその他の構成要素を備える、その他のタイプのエアロゾル発生装置も企図される。
【0108】
図3は、エアロゾル発生装置16などのエアロゾル発生装置のための一つの例示的な充電器100の概略図である。充電器100は、充電器100の一つ以上の構成要素を少なくとも部分的に収容し得る、ハウジング116を含み得る。充電器100は、エアロゾル発生装置16の電池60(図2)に動作可能に結合可能な充電インターフェース102を含み得る。充電インターフェース102は、一つ以上の充電ポート104、一つ以上の洗浄ポート114、およびグラフィカルユーザーインターフェース120を含み得る。充電ポート104および洗浄ポート114は、ハウジング116内に配置され、またはその中に形成されて、エアロゾル発生装置16の構成要素を受けるためのレセプタクルを生成し得る。グラフィカルユーザーインターフェース120はまた、一つ以上の特有のスクリーン122および一つ以上の一般的なスクリーン124を含み得る。グラフィカルユーザーインターフェース120は、ユーザー入力を受信するために、スクリーン122、124に関連付けられた一つ以上のタッチスクリーン、または、充電インターフェース102の一部である一つ以上の関連するアクチュエータを含み得る。
【0109】
電池60(図2)は、充電ポート104の一つ以上に少なくとも部分的に挿入される、または結合されてもよい。エアロゾル化器35(図2)を有する口部24などのエアロゾル発生装置16(図2)の他の構成要素は、洗浄ポート114の一つに結合されてもよい。電池60が結合されると、充電ポート104に関連付けられた特有のスクリーン122が、電池の充電状態またはユーザーの名前などの情報を表示し得る。一般的なスクリーン124は、情報を、一つ以上の充電ポート104内で自身の電池を充電する複数のユーザーに表示するのに使用され得る。充電ポート104および洗浄ポート114は、一般に、一般的なスクリーン124の周りに配置され得る。各充電ポート104は、関連する洗浄ポート114または関連する特有のスクリーン122に近接または隣接してもよい。
【0110】
充電器100は、少なくとも電池60(図2)が充電インターフェース102に結合している間に、モバイルユーザー装置108と通信するための通信インターフェース106を含んでもよい。様々な情報およびデータが充電器100とモバイルユーザー装置108との間で通信され得るが、これらは、充電器の簡便な充電または充電器の他のユーザーとの社会的な交換を促進し得る。モバイルユーザー装置108は、スクリーン110を含んでもよく、これは、ユーザーデータまたは充電データに関連するユーザーについての情報を表示してもよく、また、ユーザー入力を受信するためのタッチスクリーンを含み得る。また、通信インターフェース106は、無線ネットワーク140と通信する能力、例えば、同一の無線ネットワークに接続され得る、モバイルユーザー装置108にメッセージを送信する能力を有してもよい。
【0111】
充電器100は、充電インターフェース102および通信インターフェース106に動作可能に結合されて、充電器100の様々な機能を提供するコントローラ130を含み得る。コントローラ130はまた、ロッキング要素118(例えば、ロック可能な構成要素)に動作可能に結合されて、ユーザー入力に応答して、例えば、モバイルユーザー装置108を通して、ロックおよびアンロックを促進し得る。
【0112】
充電器100は、空気センサー112を含み得る。空気センサー112は、充電器100の近くにある一つ以上の汚染物質を検出するために使用され得る。
【0113】
充電器100は、充電器の近くにいる一人以上のユーザーに音響を提供するための一つ以上のスピーカー126を含み得る。例えば、音楽は、スピーカー126を通してモバイルユーザー装置の一つから流れてもよい。
【0114】
図4は、別の例示的な充電器200の概略図である。充電器200は、充電器100(図3)に類似していてもよく、充電器200がモジュール式であり得ることを除いて、多くの同一の構成要素を含み得る。言い換えれば、充電器200のハウジング216は、それぞれが様々な機能を有する、一つ以上の取り外し可能に結合可能なモジュールを有し得る。図示する通り、充電器200は、第一のモジュール202、第二のモジュール204、第三のモジュール206、および第四のモジュール208を含み得る。モジュール202、204、206、208のそれぞれは、動作可能に結合されて、スタックを形成し得る。第一のモジュール202は、充電インターフェース220を含み得る。第二のモジュール204は、電源を提供してもよく、これは、電池または外部電源への接続(例えば、コンセント)を含み得る。第三のモジュール206は、空気質センサー212を含み得る。第三のモジュール206はまた、エアムーバー210に動作可能に結合可能であって、エアムーバーを制御し得る(例えば、有線または無線接続を使用して)。第四のモジュール208は、一つ以上の洗浄ポート214を含んでもよく、洗浄ポート214のそれぞれは、例えば、加熱ブレードを洗浄するための回転ブラシを含み得る。
【0115】
図5は、無線プロトコル、具体的にはBluetoothプロトコルを使用して、充電器とモバイルユーザー装置との間の接続を確立するための、一つの例示的な方法300を図示するフローチャートである。工程302で、充電器はスレーブとしての役割を果たす。工程304で、充電器は、近くにある潜在的なモバイルユーザー装置への接続を広告し得る。工程306で、マスターとしての役割を果たすモバイルユーザー装置が充電器に接続される場合、方法300は工程308に続く。モバイルユーザー装置が接続されていない場合、工程は工程304に戻り得る。工程308で、モバイルユーザー装置が接続された後、モバイルユーザー装置および充電器は役割を入れ替えてもよい。言い換えれば、充電器がマスターとしての役割を果たしてもよく、モバイルユーザー装置がスレーブとしての役割を果たしてもよい。方法300は、工程310で終了し得るが、ここで、モバイルユーザー装置が、充電器のピコネットまたはBluetoothネットワークに追加され得る。
【0116】
図6は、無線プロトコル、具体的にはBluetoothプロトコルを使用して、充電器とモバイルユーザー装置との間の接続を確立するための、例示的な方法400を図示するフローチャートである。工程402で、充電器は、新たな電池が充電インターフェースに結合したことを検出し得る。工程404で、電池識別子が電池から取り出され得る。工程406で、充電器は、全ての接続されたモバイルユーザー装置が電池から取り出された電池識別子に対してチェックされたかどうかを判定し得る。全てのモバイルユーザー装置がチェックされたわけではない場合、方法400は、工程408へと続いて、未チェックのモバイルユーザー装置から電池識別子を取り出し得る(例えば、モバイルユーザー装置上で動作しているアプリケーションから)。工程410で、充電器は、モバイルユーザー装置からの電池識別子が、結合された電池から受信した電池識別子に一致するかどうかを判定し得る。一致しない場合、方法400は、工程406に戻り、一致する識別子についてモバイルユーザー装置のチェックを続ける。工程410で、電池識別子が一致する場合、方法400は、工程412へと続き、結合された電池をモバイルユーザー装置に関連付ける。
【0117】
工程406で全ての接続されたモバイルユーザー装置がチェックされた場合、方法400は、工程414へと続き、充電器の存在を、近くにある他のモバイルユーザー装置に広告し得る。工程416で、充電器は、新たなモバイルユーザー装置が接続されたかどうかを判定し得る。そうでない場合、方法400は工程414を繰り返し得る。新たなモバイルユーザー装置が充電器に接続された場合(例えば、充電器がスレーブとしてマスターモバイルユーザー装置に接続される)、方法400は、工程418へと続き、モバイルユーザー装置と充電器の役割を入れ替え得る。言い換えれば、充電器がマスターとしての役割を果たしてもよく、モバイルユーザー装置がスレーブとしての役割を果たしてもよい。工程420で、モバイルユーザー装置が充電器のピコネットに追加されてもよい。
【0118】
工程422で、充電器は、一つ以上の電池識別子をモバイルユーザー装置から取り出し得る。具体的には、モバイルユーザー装置上で動作しているアプリケーションは、電池識別子を充電器に提供し得る。次に、充電器は、工程424で、結合された電池から取り出した電池識別子がモバイルユーザー装置から受信した電池識別子に一致するかどうかを判定し得る。一致する場合、方法400は、工程412に進み、結合された電池をモバイルユーザー装置に関連付ける。工程426で、電池識別子が一致しない場合、充電器は新たなモバイルユーザー装置から切断され得る。その後方法300は工程414に進み、潜在的なモバイルユーザー装置を接続するための宣伝を続ける。
【0119】
上述の特定の実施形態は本発明を例示することが意図される。しかしながら、他の実施形態は、特許請求の範囲に定義されるように本発明の範囲から逸脱することなく作製されてもよく、上述の特定の実施形態は制限的であることを意図していないことが理解されるべきである。
【0120】
本明細書で使用される単数形「一つの」および「その」は、複数形の対象を有する実施形態を包含するが、その内容によって明らかに別途定められている場合はその限りではない。
【0121】
「または」は本明細書で使用される場合、一般的に、その内容によって明らかにそうでないことが定められている限り、「および/または」を含めた意味で使用される。「および/または」という用語は、列挙された要素の一つもしくはすべて、または列挙された要素のうちの任意の二つ以上の組み合わせを意味する。
【0122】
本明細書で使用される「有する」、「有している」、「含む」、「含んでいる」、「備える」、「備えている」、またはこれに類するものは制約のない意味で使用され、また概して「含むが、これに限定されない」を意味する。当然のことながら、「から本質的に成る」、「から成る」、およびこれに類するものは、「備える」およびこれに類するものに包摂される。
【0123】
「結合される」または「接続される」という用語は、直接的(相互に直接接触する)または間接的に(二つの要素の間にあり、かつ二つの要素を取り付ける一つ以上の要素を有する)相互に取り付けられる要素を指す。いずれの用語も、互換的に使用され得る「動作可能に(operatively)」および「動作可能に(operably)」によって修正されて、結合または接続が、構成要素が相互作用して少なくとも一部の機能を実行することを可能にするように構成されていることを記述し得る(例えば、モバイルユーザー装置は、セルラネットワークに動作可能に結合されて、そこからデータを送受信し得る)。
【0124】
「好ましい」および「好ましくは」という語は特定の状況下で、特定の利点をもたらす場合がある本発明の実施形態を指す。しかしながら、同一の状況下または他の状況下では、他の実施形態もまた好ましいものである場合がある。その上、一つ以上の好ましい実施形態の列挙は、その他の実施形態が有用ではないことを暗示するものではなく、また特許請求の範囲を含む本開示の範囲からその他の実施形態を除外することを意図するものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6