IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ グァンドン オッポ モバイル テレコミュニケーションズ コーポレーション リミテッドの特許一覧

特許7145878無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための方法および装置
<>
  • 特許-無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための方法および装置 図1
  • 特許-無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための方法および装置 図2
  • 特許-無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための方法および装置 図3
  • 特許-無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための方法および装置 図4
  • 特許-無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための方法および装置 図5
  • 特許-無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための方法および装置 図6
  • 特許-無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための方法および装置 図7
  • 特許-無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための方法および装置 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-22
(45)【発行日】2022-10-03
(54)【発明の名称】無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20220926BHJP
【FI】
H04W72/04 131
H04W72/04 136
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2019559353
(86)(22)【出願日】2018-04-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-06-25
(86)【国際出願番号】 CN2018083520
(87)【国際公開番号】W WO2018201892
(87)【国際公開日】2018-11-08
【審査請求日】2021-03-22
(31)【優先権主張番号】62/500,151
(32)【優先日】2017-05-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】シュ、ファ
【審査官】篠田 享佑
(56)【参考文献】
【文献】Guangdong OPPO Mobile Telecom,Impact on common channel reception to PDCCH design[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1704616,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1704616.zip>,2017年03月24日
【文献】Samsung,Multiplexing between data and control[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1705384,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1705384.zip>,2017年03月24日
【文献】Samsung,Resource mapping aspects for NR-PDCCH[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1705376,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1705376.zip>,2017年03月24日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1-4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信デバイスのための方法であって、
制御領域の持続時間を取得することと、
第1の制御リソースセットが前記持続時間内にあるかどうかを判定することと
記第1の制御リソースセットが前記持続時間内にあると判定したことに応じて、前記第1の制御リソースセット内で制御チャネルを検出することと、及び、
前記第1の制御リソースセットが前記持続時間内に部分的にあると判定したことに応じて、前記第1の制御リソースセット内で制御チャネルを検出しないこととを含む、前記無線通信デバイスのための方法。
【請求項2】
前記第1の制御リソースセットは、ユーザデバイスが前記ユーザデバイスの制御チャネルを検出するために用いられるように構成される、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の制御リソースセットが前記持続時間内にないと判定したことに応じて、前記第1の制御リソースセット内で制御チャネルを検出しないことをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記制御領域の持続時間を取得することは、
タイムスロットまたはスケジューリング時刻の第1のシンボルで、前記制御領域の持続時間を受信すること、
前記制御領域の持続時間を周期的に受信すること、
前記制御領域の持続時間を準静的に受信すること、
デフォルトの持続時間に基づいて、前記制御領域の持続時間を取得すること、
以前の持続時間を使用して前記制御領域の持続時間を取得すること、
セルの制御領域全体に基づいて、前記制御領域の持続時間を取得すること、または
上記のいずれの組み合わせを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の制御リソースセットは、1つ以上のシンボルで構成される、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
第2の制御リソースセットが前記持続時間内にあるかどうかを判定することと、及び、
前記第2の制御リソースセットが前記持続時間内にあると判定したことに応じて、前記第2の制御リソースセットで制御チャネルを検出することをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2の制御リソースセットは、前記ユーザデバイスが前記ユーザデバイスの制御チャネルを検出するために用いられるように構成される、
請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の制御リソースセットは、1つ以上のシンボルで構成され、また、
前記第2の制御リソースセットは、1つ以上のシンボルで構成される、
請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の制御リソースセット及び前記第2の制御リソースセットは、少なくとも1つの共有シンボルで構成される、
請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の制御リソースセットは、第1のビームで伝送され、また、
前記第2の制御リソースセットは、第2のビームで伝送される、
請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の制御リソースセットは、複数のリソース要素(RE)を含み、また、
周波数優先マッピング、時間優先マッピングまたはそれらの組み合わせに従って、REの少なくとも一部で制御チャネルを送信する、
請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の制御リソースセットで前記制御チャネルを検出することは、前記制御チャネルがREのどの部分で送信されるかを検出することを含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
ユーザデバイスであって、
命令が記憶されたメモリと、及び、
メモリに通信可能に結合されたプロセッサとを含み、
ここで、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに請求項1~12のいずれか1項に記載の方法を実行させる、
前記ユーザデバイス。
【請求項14】
ネットワーク装置であって、
命令が記憶されたメモリと、及び、
メモリに通信可能に結合されたプロセッサとを含み、
ここで、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、
制御領域の持続時間を送信することと、
第1の制御リソースセットが前記持続時間内にあるかどうかを判定することと、
前記第1の制御リソースセットが前記持続時間内にあると判定したことに応じて、前記第1の制御リソースセットで制御チャネルを送信することと、及び、
前記第1の制御リソースセットが前記持続時間内に部分的にあると判定したことに応じて、前記第1の制御リソースセットで制御チャネルを送信しないこととを含む操作をプロセッサに実行させる、前記ネットワーク装置。
【請求項15】
前記プロセッサによって実行される操作は、
第2の制御リソースセットが前記持続時間内にあるかどうかを判定することと、及び、
前記第2の制御リソースセットが前記持続時間内にあると判定したことに応じて、前記第2の制御リソースセットで制御チャネルを送信することとをさらに含む、
請求項14に記載のネットワーク装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願発明は、2017年5月2日に提出された米国仮出願No.62/500,151の優先権を主張し、当該出願のすべての内容は本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願は、通信システムに関し、より詳しくは、無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
ロングタームエボリューション(LTE)システムにおいて、いくつかの直交周波数分割多重(OFDM)シンボルといくつかの周波数サブキャリアにまたがる制御領域が、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の伝送に割り当てられる。リソース要素は、1つのOFDMシンボル上の1つのサブキャリアをカバーする最小のリソース構造として定義される。複数のリソース要素によってリソース要素グループ(REG)を形成する。PDCCHは、1つ以上の制御チャネル要素(CCE)によって搬送され、各制御チャネル要素は、複数のREGで構成され、REGの数はペイロードのサイズとチャネル品質に依存する。時間と周波数のゲインを実現するために、異なるPDCCHのREGは、制御領域全体でインターリーブされ、拡散される。ユーザデバイス(UE)は、どのREGが当該UE自身に対するPDCCH情報を搬送するかを知らない可能性があるため、UEは、当該UE自身に対するPDCCHを受信するためには、まず可能なREGをブラインドデコーディングしてから、当該サブフレームで当該UEに対するユーザデータを受信する。ブラインドデコーディングは非常に複雑で、大量の演算が必要である。
【0004】
第5世代(5G)の新しい無線システムなどの新しい無線システムにおいて、同様なチャネル構造をPDCCHに適用することができる。新しい無線システムは、より高い周波数(例えば、6GHz以上等)で配備されることができ、そして当該周波数でより広い帯域幅を獲得することができる。新しい無線システムにおいて、ビームフォーミング(BF)のようないくつかの新しい技術を使用することができる。新しい無線システムにおけるPDCCHは、同様にCCEで構成されることができ、各CCEには1セットのREGを含む。しかしながら、CCEまたはREGをPDCCHの時間及び周波数の制御領域にマッピングすることは難しい場合がある。例えば、アナログBFでは、1つのビームで送信されるPDCCHのすべてのREGは、1つのOFDMシンボル上に位置し、それに対して異なるビームで送信されるPDCCHのREGは、異なるOFDMシンボル上に位置するように要求される可能性がある。UEのPDCCHブラインドデコーディングの複雑さを軽減するために、これらの新しい技術では、柔軟なPDCCH持続時間及びCCE、REGとPDCCHとの間のマッピングが必要である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
いくつかの態様において、本出願は、無線通信装置が制御チャネルを検出する方法に関する。当該方法は、制御領域の持続時間を取得することを含み得る。当該方法は、第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定することも含み得る。第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、当該方法は、第1の制御リソースセット内で制御チャネルを検出することをさらに含み得る。
【0006】
いくつかの態様において、本出願は、無線通信装置のための方法に関する。当該方法は、制御領域の持続時間を送信することを含み得る。当該方法は、第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定することも含み得る。第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、当該方法は、第1の制御リソースセットで制御チャネルを送信することをさらに含み得る。
【0007】
いくつかの態様において、本出願は、ユーザデバイスにも関する。ユーザデバイスには、命令を記憶するメモリを含み得る。ユーザデバイスは、メモリに通信可能に結合されたプロセッサも含み得る。前記命令は、プロセッサによって実行されるとき、制御領域の持続時間を取得することなど含む操作をプロセッサに実行させることができる。前記命令は、プロセッサによって実行されるとき、第1の制御リソースセットが持続時間内にあるかどうかを判定することを含む操作をプロセッサに実行させることができる。第1の制御リソースセットが期間内にあると判定したことに応じて、前記命令は、プロセッサによって実行されるとき、第1の制御リソースセット内で制御チャネルを検出することを含む操作をプロセッサにさらに実行させることができる。
【0008】
いくつかの態様において、本出願は、ネットワーク装置にも関する。ネットワーク装置は、命令を記憶するメモリを含み得る。ネットワーク装置は、メモリに通信可能に結合されたプロセッサも含み得る。前記命令は、プロセッサによって実行されるとき、制御領域の持続時間を送信することを含む操作をプロセッサに実行させることができる。前記命令は、プロセッサによって実行されるとき、第1の制御リソースセットが持続時間内にあるかどうかを判定することを含む操作もプロセッサに実行させることができる。第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、前記命令は、プロセッサによって実行されるとき、第1の制御リソースセットで制御チャネルを送信することを含む操作もプロセッサに実行させることができる。
【0009】
いくつかの態様において、本出願は、無線通信装置のための方法を実行するために、装置の1つ以上のプロセッサによって実行可能な命令が記憶された非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体にも関する。当該方法は、制御領域の持続時間を取得することを含み得る。当該方法は、第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定することも含むことができる。第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、当該方法は、第1の制御リソースセット内で制御チャネルを検出することも含むことができる。
【0010】
いくつかの態様において、本出願は、無線通信装置のための方法を実行するために、装置の1つ以上のプロセッサによって実行可能な命令が記憶された非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体も関する。当該方法は、制御領域の持続時間を送信することを含むことができる。当該方法は、第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定することも含むことができる。第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、当該方法は、第1の制御リソースセットで制御チャネルを送信することも含むことができる。
【0011】
前述の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、単なる例示及び説明であり、本発明の保護請求に対して限定するものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本出願のある実施例に係る無線通信システムの例示的なシナリオを示した。
図2】本出願のある実施例に係る無線通信システムにおける例示的な制御チャネル構成の模式図である。
図3】本出願のある実施例に係る無線通信システムにおける例示的な制御チャネル構成の模式図である。
図4】本出願のある実施例に係る無線通信システムにおける例示的な制御チャネル構成の模式図である。
図5】本出願のある実施例に係る無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための例示的な方法の模式図である。
図6】本出願のある実施例に係る無線通信システムにおいて制御チャネルを送信するための例示的なネットワーク装置の模式図である。
図7】本出願のある実施例に係る無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための例示的なユーザデバイスの模式図である。
図8】本出願のある実施例に係る無線通信システムにおいて制御チャネルを送信するための例示的なネットワーク装置の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
ここで、例示的な実施例を詳しく参照し、そのインスタンスは図面に示す。以下の説明は図面を参照して、特に明記しない限り、異なる図面中の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例の説明で記述される実現方法は、本発明と一致するすべての実現方法を表すものではない。逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に記載される本発明に関連する態様と一致する装置及び方法の単なるインスタンスである。
【0014】
図1は、本出願の実施例に係る無線通信システムの例示的なシナリオを示した。無線通信システムは、基地局120、ユーザデバイス140及び別のユーザデバイス160を含むことができる。基地局120は、無線通信ネットワークのエンドノードである。例えば、基地局120は、LTEシステムの進化型ノードB(eNB)または5Gの新しい無線システムのgNBであり得る。基地局120は、無線通信システムのシステム情報を搬送する無線信号を送信することができる。基地局120のカバレッジエリア180内のユーザデバイスは、システム情報を受信することができる。例えば、カバレッジエリア180内のユーザデバイス140はシステム情報を受信し、また基地局120を介してネットワークサービスにアクセスすることができる。
【0015】
ユーザデバイス140は無線通信ネットワーク中の移動端末である。例えば、ユーザデバイス140は、スマートフォン、ネットワークインターフェースカード、またはマシンタイプの端末であり得る。別のインスタンスとして、ユーザデバイス140は、LTEシステムまたは5Gの新しい無線システムにおけるユーザデバイスであり得る。ユーザデバイス140及び基地局120の両方とも無線信号を送受信することができる通信ユニットを含む。
【0016】
ユーザデバイス140が基地局120を介してネットワークサービスにアクセスしようとするとき、同期及び無線リソース割り当て及びスケジューリングなどのようなシステム情報をカバレッジエリア180内で収集するために、ユーザデバイス140は、基地局120から制御信号を受信する必要がある場合がある。例えば、5Gの新しい無線システムにおけるユーザデバイス140は、物理ダウンリンク共有チャネルにユーザデバイス140へのデータがあるかどうかを調べるために、PDCCHを受信する必要がある場合もある。従って、ユーザデバイス140は、基地局120によって送信された信号中のPDCCHを検出する必要がある。
【0017】
図2は、本出願の実施例に係る無線通信システムにおける例示的な制御チャネル構成の模式図である。例えば、5Gの新しい無線システムは、OFDM波形を使用して無線通信を行う。既存のLTEセルラーネットワークにおいて、タイムフレームで通信を測定し、各フレームは複数のタイムスロット(time slot)に分割され、また各タイムスロットは複数のOFDMシンボルを含むことができ、各OFDMシンボルは複数の周波数サブキャリアにまたがる。リソースは、時間(OFDMシンボル)と周波数(サブキャリア)によって定義される。
【0018】
PDCCHサーチスペースは1セットのリソースであり、ユーザデバイス(例えば、140)が、仮に当該セットのリソースにおいてそれのPDCCH候補を搬送していると想定し、そして制御情報を取得するためにサーチとデコードを試みることができる。一般性を失うことなく、ユーザデバイスにとって、PDCCHを送信するように構成されるリソースのインスタンス(またはユーザデバイスがそのPDCCHを監視するように構成されるインスタンス)は、以下はスケジューリング(またはPDCCH)インスタンスと称する。ユーザデバイス140は、そのサーチスペース中のすべてのPDCCHインスタンスに対してブラインドデコーディングを行い、そのPDCCH候補を正常に復号するまで、実施することができる。一旦、PDCCHが正常に復号化されると、ユーザデバイス140は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)などのデータチャネル上で基地局から送信されたデータを受信及び復号し続ける。ユーザデバイス140がそのサーチスペースでPDCCHの復号ができていない場合、ユーザデバイス140は、当該スケジューリングインスタンスのどころでPDCCHが送信されていないと受け取り、そのPDSCHを復号しないようにすることができる。
【0019】
柔軟にPDCCHを送信することができ、ここで、CORESETがシンボルレベル、タイムスロットレベルまたはマルチタイムスロットレベルで構成されることができる。本開示の実施例と同様に、制御リソースセット(CORESET)は、ユーザデバイス140のPDCCHとして定義されることができ、サーチスペースは、ユーザデバイス固有であり、位置決定されることができ、異なるユーザデバイスのサーチスペースは異なってもよい。例えば、図2に示されたように、基地局120は、システムの2つのビーム210及び320を使用してPDCCHを送信することができる。各ビームは、異なるOFDMシンボルを搬送することができる。例えば、ビーム210はOFDMシンボル231を搬送し、ビーム220はOFDMシンボル232を搬送する。従って、基地局120は、OFDMシンボル231において、ビーム210を受信するユーザデバイスにPDCCH CORESET 261を配置し、またOFDMシンボル232において、ビーム220を受信するユーザデバイスにPDCCH CORESET 262を配置することができる。PDCCH CORESET 261は、PDCCH候補241及び242を含むことができる。PDCCH CORESET 262は、PDCCH候補251及び252を含むことができる。ビーム210及び220を受信するユーザデバイスは、PDCCH候補241/242及び251/252の復号化をそれぞれ試みる。
【0020】
図3は、本出願の実施例に係る無線通信システムにおける例示的な制御チャネル構成の模式図である。図に示されたように、基地局120は、1つのOFDMシンボル331上のPDCCH CORESET 361と、2つのOFDMシンボル332及び333上のPDCCH CORESET 362との2つのCORESETを構成することができる。PDCCH CORESET 361は、PDCCH候補341を含む。PDCCH CORESET 362は、2つのPDCCH CORESET 351及び352を含む。
【0021】
CORESETは、複数のCCE(従って、複数のREG)を含むことができる。例えば、図3において、PDCCH CORESET 362はPDCCH候補351及び352を含むことができる。PDCCH候補351はCCE 312を搬送するために使用され得、PDCCH候補352は別のCCEを搬送するために使用され得る。従って、PDCCH CORESET 362は少なくとも2つのCCEを含むことができ、PDCCH候補351は4つのREGを含むことができ、PDCCH候補352は別の4つのREGを含むことができる。従って、PDCCH CORESET 362は少なくとも8つのREGを含むことができる。PDCCHサーチスペースはPDCCH候補351、PDCCH候補352またはその両方に位置することができる。
【0022】
PDCCH CORESET 362が2つのOFDMシンボルを占める場合、各CCE(可能であれば)が、まず時間領域で(即ち、複数のOFDMシンボルにまたがる)、次に周波数領域で(即ち、サブキャリアにまたがる)REGにマッピングされるように、基地局120は、時間優先のCCEからREGへのマッピングでCORESETを構成し得る。図3に示されたように、PDCCH候補351は最初に時間領域にマッピングされてから、周波数領域にマッピングされる。CCE 312のREG#1、#2、#3及び#4は最初にOFDMシンボル332及び333にまたがってPDCCH候補351の4つのREGにマッピングされ、次に周波数領域中の次の位置にマッピングされる。
【0023】
任意選択に、基地局120は、各CCE(可能であれば)がまず周波数領域で(即ち、サブキャリアにまたがる)、次に時間領域でREG(即ち、OFDMシンボルにまたがる)にマッピングされるように、周波数優先のCCEからREGへのマッピングを使用して、CORESETを構成し得る。図3に示されたように、PDCCH候補352は最初に時間領域でマッピングされ、次に周波数領域でマッピングされる。
【0024】
図2及び図3は、ユーザデバイスが基地局によって1つのCORESETを構成することを示した。任意選択に、ユーザデバイスが複数のPDCCH CORESETを構成する場合もある。インスタンスとして、図4には、別の例示的な制御チャネル構成の模式図を示し、基地局120はOFDMシンボル432でユーザデバイス160に対して1つのPDCCH CORESET 462を構成するが、OFDMシンボル431及び433でユーザデバイス140に対して2つのPDCCH CORESET 461及び463を構成してもよい。
【0025】
基地局は、動的または準静的にCORESETを構成することができる。例えば、ユーザデバイスの能力低い場合、基地局は1つのCORESETのみを構成するが、そうでない場合、基地局は、ユーザデバイスに対して複数のCORESETを構成することができる。複数のOFDMシンボルで複数のCORESETを構成することができる場合でも、必ずしもすべてのCORESETを使用してPDCCHを送信する必要がない。例えば、基地局は、図4に示されたように、セル中のすべてのユーザデバイスのPDCCH伝送のために3つのCORESETを構成することができる。いくつかのPDCCHスケジューリングインスタンスにおいて、能力または他のスケジューリングの考慮事項のため、PDCCH CORESET 463を使用しなくて、PDCCH CORESET 461及び462(即ち、OFDMシンボル431及び432)のみを使用することができる。一体どのCORESETが使用されたかを知らない場合、ユーザデバイスはPDCCH制御領域を監視し、すべての構成のCORESETでPDCCH候補をブラインドデコーディングする必要がある。任意選択に、基地局は、ユーザデバイスがどのPDCCH候補が復号化される必要があるかを知り、ブラインドデコーディングを必要としないように、ユーザデバイスに瞬時のPDCCH持続時間、即ち、PDCCH伝送の持続時間を通知することができる。
【0026】
瞬時のPDCCH持続時間は、PDCCH伝送に使用されるOFDMシンボルの総数である。言い換えれば、基地局がPDCCHスケジューリングインスタンスに使用されるすべてのCORESET(構成されたものではないの)の持続時間の組み合わせである。例えば、すべての3つのOFDMシンボル、即ち、図4に示されたPDCCH CORESET 461、462及び463がPDCCHスケジューリングインスタンスでのPDCCH伝送を特定するために使用されれば、OFDMシンボルの瞬時数(またはPDCCH持続時間)は3であり、もし最初の2つのOFDMシンボル、即ち、図4に示されたPDCCH CORESET 461及び462のみがPDCCH伝送のために使用されれば、OFDMシンボルの瞬時の総数(またはPDCCH持続時間)は2である。
【0027】
いくつかの実施例において、基地局120は、信号で当該瞬時のPDCCH持続時間がスケジューリングインスタンスでそのPDCCHのすべてのユーザデバイスを復号化するべきである。いくつかの実施例において、基地局120は、共有制御チャネルでの各スケジューリングインスタンスの前にPDCCH持続時間を動的に送信することができる。任意選択に、基地局120は、共有制御チャネルで特定持続時間内に、すべてのユーザデバイスに瞬時のPDCCH持続時間を周期的に送信することができる。いくつかの実施例において、基地局は、上位層シグナリングを介してユーザデバイスに準静的に送信することができる。後者の2つの場合、それらのユーザデバイスは、PDCCHを搬送するOFDMシンボルの数が次の信号を受信する前の持続時間内では変化しない想定することができる。
【0028】
いくつかの実施例において、ユーザデバイスが基地局からPDCCH持続時間を受信しない場合、または受信した情報が不正確または期限切れであれば、ユーザデバイスのために構成したすべてのCORESETでそのPDCCH候補をサーチすることを選択することができる。
【0029】
いくつかの実施例において、基地局120は、1セットのユーザデバイスに信号を送信してPDCCH持続時間を通知することができる。例えば、基地局120は、上述のようにセットの瞬時のPDCCH持続時間を送信することができる。上記のように、セット内のそれらのユーザデバイスは、セットの瞬時のPDCCH持続時間を受信することができる。いくつかの実施例において、もしセット内に、ユーザデバイスが基地局からPDCCH持続時間を受信しなかったり、または受信した情報は不正確または期限切れであれば、ユーザデバイスのために構成したすべてのCORESETでそのPDCCH候補をサーチすることを選択することができる。
【0030】
いくつかの実施例において、基地局120は、1つのユーザデバイスに信号を送信してPDCCH持続時間を通知することができる。例えば、基地局120は、当該ユーザデバイスに専用する瞬時のPDCCH持続時間を送信することができる。当該ユーザデバイスはその瞬時のPDCCH持続時間を受信することができる。いくつかの実施例において、ユーザデバイスが基地局からそのPDCCH持続時間を受信しなかったり、または受信した情報が不正確または期限切れであれば、ユーザデバイスのために構成したすべてのCORESETでそのPDCCH候補をサーチすることを選択することができる。
【0031】
基地局120は、準静的な方法で、上位層信号を介してユーザデバイスに信号を送信して、CORESET及びPDCCH候補の周波数割り当て及び持続時間を含むPDCCH構成を通知する。各CORESETは、ユーザデバイスのPDCCH候補であるCCEを含むことができ、そして、ユーザデバイスのサーチスペースであり得る。暗黙的/明示的な方法で、ユーザデバイスのサーチスペース(そのPDCCH候補を搬送することができるCCE)を判定することができる。ユーザデバイスは、その各CORESETのサーチスペースで、そのPDCCH候補に対してブラインドデコーディングを行う。任意選択に、各サーチスペース中のPDCCH候補者の数及びそれらのCCE集約レベルを構成し、ユーザデバイスに明示的に信号を送信して通知することもできる。CCE集約レベルは、PDCCHを送信する複数のCCEである。基地局は、異なるCCE集約レベルで、1、2、4及び8 CCEなどの異なるPDCCHを送信することができる。例えば、集約レベルが1であるとき、基地局120は、図3中のCCE 311を介して1つのPDCCHを送信することができる。集約レベルが2であるとき、基地局120は、CCE 311及び312の両方を介して1つのPDCCHを送信することができる。CCE集約レベルは、例えば、チャネル条件、変調スキーム及びPDCCHのペイロードサイズに従って判定されることができる。
【0032】
従って、ユーザデバイスは、制御領域の持続時間内にPDCCH CORESETでのPDCCHを検出するだけでよい場合がある。ユーザデバイスは、瞬時のPDCCH持続時間内にない他の構成のPDCCH CORESETを検出しない場合がる。言い換えれば、ユーザデバイスは、減少した数のCCEをサーチするだけでよい場合がある。その結果、PDCCHの複雑なブラインド検出が回避または削減される。
【0033】
図5は、本出願の実施例に係る無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための例示的な方法500の模式図である。方法500は、制御領域の持続時間を取得するステップ510と、第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定するステップ520と、そして第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、第1の制御リソースセット内で制御チャネルを検出するステップ530とを含む。いくつかの実施例において、方法500は、第2の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定するステップ560と、また第2の制御リソースセットが当該持続時間内にあると決定したことに応答して、第2の制御リソースセットで制御チャネルを検出するステップ570とをさらに含む。
【0034】
ステップ510は、制御領域の持続時間を取得することを含む。例えば、ユーザデバイス140は、基地局120から持続時間、即ち、PDCCH伝送に使用されるOFDMシンボルの数を受信することができる。ユーザデバイス140は、ステップ510でユーザデバイス140向けの制御領域の持続時間を取得することができる。例えば、ユーザデバイス140は、その前のPDCCHから図4の瞬時のPDCCH持続時間470を周期的に受信することができる。任意選択に、ユーザデバイス140は、ブロードキャストシステム情報から制御領域の持続時間を取得することができる。例えば、ユーザデバイス140は、基地局120によって送信されたブロードキャストチャネルから瞬時のPDCCH持続時間470を受信することができる。
【0035】
ステップ520は、制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定することを含む。例えば、ユーザデバイス140は、図4の瞬時のPDCCH持続時間470を2つのシンボルとして獲得することができる。ユーザデバイス140が図4のPDCCH CORESET 462で構成された場合、ユーザデバイス140は、そのPDCCH CORESET 462が瞬時のPDCCH持続時間470内にあると判定することができる。
【0036】
ステップ530は、制御リソースセットが持続時間内にあると判定したことに応じて、第1の制御リソースセット内で制御チャネルを検出することを含む。例えば、ユーザデバイス140は、ステップ520で、その構成されたPDCCH CORESET 462が瞬時のPDCCH持続時間470内にあると判定することができる。そのPDCCH CORESET 462が瞬時のPDCCH持続時間470内にあると判定したことに応じて、ユーザデバイス140はPDCCH候補451及び452でそのPDCCHを検出することができる。
【0037】
ステップ560は、別の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定することを含む。例えば、ユーザデバイス140がPDCCH CORESET 461及び463で構成された場合、ユーザデバイス140は、瞬時のPDCCH持続時間を3つのシンボルとして獲得することができる。PDCCH CORESET 461が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定した後、ユーザデバイス140は、ステップ560で、PDCCH CORESET 463も瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定することができる。
【0038】
ステップ570は、別の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、別の制御リソースセットで制御チャネルを検出することを含む。例えば、PDCCH CORESET 461が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定した後、ユーザデバイス140は、そのPDCCH CORESET 463が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定することができる。その第2の構成のPDCCH CORESET 463が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定したことに応じて、ユーザデバイス140はステップ570で、OFDMシンボル433上のPDCCH候補442でそのPDCCHを検出することができる。
【0039】
いくつかの実施例において、方法500は、制御リソースセットが持続時間内にないと判定したことに応じて、第1の制御リソースセット内で制御チャネルを検出しないことを含むことができる。例えば、ユーザデバイス160がPDCCH CORESET 462で構成された場合、ユーザデバイス160は瞬時のPDCCH持続時間を1つのシンボルとして獲得することができる。PDCCH CORESET 462が瞬時のPDCCH持続時間内にないと判定したことに応じて、ユーザデバイス160は、PDCCH CORESET 462中のPDCCH候補451及び452でそのPDCCHを検出しないことができる。
【0040】
いくつかの実施例において、方法500は、制御リソースセットが持続時間内に部分的にあると判定したことに応じて、第1の制御リソースセット内で制御チャネルを検出することを含むことができる。例えば、ユーザデバイス160は、OFDMシンボル431及び432の両方がPDCCH CORESETで構成された場合、ユーザデバイス160は瞬時のPDCCH持続時間を1つのシンボルとして獲得することができる。PDCCH CORESET部分が瞬時のPDCCH時間内持続時間にあると判定したことに応じて、ユーザデバイス160は、PDCCH CORESET中のPDCCHを検出することができる。
【0041】
いくつかの実施例において、方法500は、制御リソースセットが持続時間内に部分的にあると判定したことに応じて、第1の制御リソースセット内で制御チャネルを検出しないことを含むことができる。例えば、ユーザデバイス160は、OFDMシンボル431及び432の両方がPDCCH CORESETで構成された場合、ユーザデバイス160は瞬時のPDCCH持続時間を1つのシンボルとして獲得することができる。PDCCH CORESET部分が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定したことに応じて、ユーザデバイス160は構成されたPDCCH CORESET中のPDCCHを検出しないことができる。
【0042】
いくつかの実施例において、ステップ510で制御領域の持続時間を取得することは、タイムスロットまたはスケジューリング時刻の第1のシンボルで制御領域の持続時間を受信することを含むことができる。例えば、図4のOFDMシンボル431がタイムスロットまたはスケジューリング時刻の第1のシンボルである場合、ユーザデバイス140はOFDMシンボル431の瞬時のPDCCH持続時間470を受信してもよい。
【0043】
いくつかの実施例において、ステップ510で制御領域の持続時間を取得することは、制御領域の持続時間を周期的に受信することを含むことができる。例えば、ユーザデバイス140は、100ミリ秒(ms)ごとに基地局120から瞬時のPDCCH持続時間470の更新を周期的に受信することができる。
【0044】
いくつかの実施例において、ステップ510で制御領域の持続時間を取得することは、制御領域の持続時間を準静的に受信することを含むことができる。例えば、ユーザデバイス140は、基地局120によって準静的に送信される瞬時のPDCCH持続時間470を受信することができる。瞬時のPDCCH持続時間を更新する必要がある場合、基地局120は、例えば、瞬時のPDCCH持続時間を含む無線リソース制御(RRC)構成信号を送信することができる。従って、ユーザデバイス140は、RRC構成信号を通じて更新された瞬時のPDCCH持続時間を受信することができる。ユーザデバイス140は、別の更新された瞬時のPDCCH持続時間が受信されるまで、現在の瞬時のPDCCH持続時間をその瞬時のPDCCH持続時間として使用し続けることができる。
【0045】
いくつかの実施例において、ステップ510で制御領域の持続時間を取得することは、デフォルトの持続時間に基づいて、制御領域の持続時間を取得することを含むことができる。例えば、ユーザデバイス140は、デフォルトの瞬時のPDCCH持続時間を3つのOFDMシンボルとして想定してもよい。各スケジューリング時刻の前に、ユーザデバイス140は、デフォルトの瞬時のPDCCH持続時間を使用して、その構成されたPDCCH CORESETと比較することができる。いくつかの実施例において、ユーザデバイス140は、そのシステム帯域幅または周波数に基づいて、デフォルトの瞬時のPDCCH持続時間を取得することができる。例えば、ユーザデバイス140が20MHzまたはその以下の周波数のみをサポートする場合、ユーザデバイス140は、3つのOFDMシンボルをそのデフォルトの瞬時のPDCCH持続時間として使用することができる。
【0046】
いくつかの実施例において、ステップ510で制御領域の持続時間を取得することは、以前の持続時間を使用して制御領域の持続時間を取得することを含むことができる。例えば、ユーザデバイス140は、各タイムスロットの第1のOFDMシンボルで瞬時のPDCCH持続時間を受信してもよい。ユーザデバイス140が特定タイムスロットの第1のOFDMシンボルでいずれの瞬時のPDCCH持続時間も受信しなかった場合、ユーザデバイス140は前の瞬時のPDCCH持続時間を再利用してもよい。
【0047】
いくつかの実施例において、ステップ510で制御領域の持続時間を取得することは、セルの制御領域全体に基づいて、制御領域の持続時間を取得することを含むことができる。例えば、信号でユーザデバイスの複数のPDCCH CORESETを基地局120が信号でユーザデバイスの複数のPDCCH CORESETを通知する場合、ユーザデバイス140は、瞬時のPDCCH持続時間が基地局120によって信号を送信して通知されるすべてのPDCCH CORESETをカバーするOFDMシンボルを含むと想定してもよい。
【0048】
いくつかの実施例において、1つ以上のシンボルで制御リソースセットを構成し得る。例えば、図3に示されたように、基地局120は、2つのOFDMシンボル332及び333でPDCCH CORESET 362を構成することができる。
【0049】
いくつかの実施例において、1つ以上のシンボルで第1の制御リソースセットを構成し、第1の制御リソースセットに対して構成されたシンボルとは異なる1つ以上のシンボルで第2の制御リソースセットを構成することができる。例えば、図3に示されたように、基地局120は、それぞれOFDMシンボル331でPDCCH CORESET 361を構成し、シンボル332及び333でPDCCH CORESET 362を構成することができる。OFDMシンボル331は、OFDMシンボル332及び333と重複しない。
【0050】
いくつかの実施例において、少なくとも1つの共有シンボルで第1の制御リソースセット及び第2の制御リソースセットを構成することができる。例えば、基地局120は、OFDMの2つのシンボル#1及び#2でPDCCH CORESETを構成し、2つのOFDMシンボル#2及び#3で別のPDCCH CORESETを構成することができる。従って、2つのPDCCH CORESETが共通OFDMシンボル#2で構成される。
【0051】
いくつかの実施例において、第1のビームで第1の制御リソースセットを送信することができ、第2のビームで第2の制御リソースセットを送信することができる。例えば、図4の基地局120は、それぞれビーム410中のPDCCH CORESET 461でPDCCHを送信し、ビーム220中のPDCCH CORESET 462で別のPDCCHを送信することができる。
【0052】
いくつかの実施例において、第1の制御リソースセットは複数のリソース要素(RE)を含み、周波数優先マッピング、時間優先マッピングまたはそれらの組み合わせに従って、REの少なくとも一部で制御チャネルを送信することができる。図3では、例えば、基地局120は、PDCCH候補351及び352を含むPDCCH CORESET 362を構成することができる。PDCCH候補351及び352は、それぞれ4つのREGを含み、したがって複数のREを含む。言い換えれば、PDCCH CORESET 362は複数のREを含むことができる。
【0053】
基地局120が、例えばPDCCH候補351でPDCCHを送信するとき、PDCCH候補351の4つのREG#1、#2、#3及び#4は、時間優先マッピングによってPDCCHを搬送するために使用される。図3に示されたように、まず、PDCCH候補351のREG#1及び#2がOFDMシンボル332及び333にまたがってマッピングされてから、PDCCH 351のREG#3及び#4がマッピングされ、即ち、時間優先マッピングである。
【0054】
任意選択に、基地局120は、例えばPDCCH候補352でPDCCHを送信することができ、PDCCH候補352の4つのREG#1、#2、#3及び#4は、周波数優先マッピングによってPDCCHを搬送するために使用される。図3に示されたように、PDCCH候補352のREG#1及び#2は、まず、OFDMシンボル332で周波数領域中のサブキャリアにまたがってマッピングされてから、PDCCH 352のREG#3及び#4がOFDMシンボル333にまたがってマッピングされ、即ち、周波数優先マッピングである。
【0055】
別のインスタンスにおいて、基地局120は、PDCCH候補351及び352でPDCCHを送信することができる。前記2つのインスタンスで説明したPDCCH候補351及び352に関する時間優先及び周波数優先マッピングに従って、PDCCH候補351及び352の両方で送信されたPDCCHは時間優先及び周波数優先マッピングによって組み合わせで送信される。
【0056】
いくつかの実施例において、ステップ530で制御チャネルを検出することは、制御チャネルがREのどの部分で送信されるかを検出することを含むことができる。例えば、ユーザデバイス160がPDCCH CORESET 462で構成された場合、基地局120は、PDCCH候補451または452でPDCCHを送信することができる。ユーザデバイス160は、PDCCH候補451またはPDCCH候補452のREGでそのPDCCHを検出することができる。
【0057】
図6は、本出願のある実施例に係る無線通信システムにおいて制御チャネルを送信するための例示的な方法600の模式図である。方法600は、制御領域の持続時間を送信するステップ610と、第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定するステップ620と、及び第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、第1の制御リソースセットで制御チャネルを送信するステップ630とを含む。いくつかの実施例において、方法600は、第2の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定するステップ660と、及び第2の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、第2の制御リソースセットで制御チャネルを送信するステップ670とをさらに含むことができる。
【0058】
ステップ610は、制御領域の持続時間を送信することを含む。基地局120は、カバレッジエリア180で、すべてのユーザデバイス、1セットのユーザデバイスまたは1つのユーザデバイスの制御領域に対する持続時間を送信することができる。例えば、基地局120は、ユーザデバイス140のPDCCHで図4の瞬時のPDCCH持続時間470を周期的に送信することができる。
【0059】
任意選択に、基地局120は、カバレッジエリア180中のすべてのユーザデバイスの制御領域の持続時間を含むシステム情報をブロードキャストすることができる。例えば、基地局120は、ブロードキャストチャネル(BCH)で瞬時のPDCCH持続時間470を送信することができる。
【0060】
ステップ620は、第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定することを含む。例えば、基地局120は、2つのシンボルの瞬時のPDCCH持続時間470をすべてのユーザデバイス、1セットのユーザデバイスまたはユーザデバイスに送信することができる。これらの構成中のいずれの構成中の基地局120は、ユーザデバイス140が2つのシンボルの瞬時のPDCCH持続時間を有することを知ってもよい。
【0061】
なお、基地局120は、ユーザデバイスに対して1つ以上のPDCCH CORESETを構成することができる。例えば、基地局120は、ユーザデバイス140に対して図4のPDCCH CORESET 462を構成することができる。従って、基地局120が、ユーザデバイス140にPDCCHを送信することを意図するとき、基地局120は、ユーザデバイス140のPDCCH CORESET 462が瞬時のPDCCH持続時間470内にあると判定することができる。
【0062】
ステップ630は、第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、第1の制御リソースセットで制御チャネルを送信することを含む。例えば、基地局120は、ユーザデバイス140のPDCCH CORESET 462が、ユーザデバイス140によって獲得された瞬時のPDCCH持続時間470内にあると判定することができる。ユーザデバイス140のPDCCH CORESET 462が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定したことに応じて、基地局120はPDCCH候補451及び/または452でPDCCHをユーザデバイス140に送信することができる。
【0063】
ステップ660は、第2の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定することを含む。例えば、基地局120は、ユーザデバイス140に3つのシンボルの瞬時のPDCCH持続時間を送信することができる。基地局120は、ユーザデバイス140に対して図4のPDCCH CORESET 461及び463を構成することもできる。PDCCH CORESET 461がPDCCH持続時間内にあると判定した後、基地局120は、PDCCH CORESET 463も瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定することができる。
【0064】
ステップ670は、第2の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、第2の制御リソースセットで制御チャネルを送信することを含む。例えば、基地局120は、ユーザデバイス140のPDCCH CORESET 463が3つのシンボルの瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定することができる。第2の構成のPDCCH CORESET 463が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定したことに応じて、基地局120は、OFDMシンボル433上のPDCCH候補442でPDCCHをユーザデバイス140に送信することができる。
【0065】
いくつかの実施例において、方法600は、第1の制御リソースセットが持続時間内にないと判定したことに応じて、第1の制御リソースセットで制御チャネルを送信しないことを含むことができる。例えば、基地局120は、ユーザデバイス160に1つのシンボルの瞬時のPDCCH持続時間を送信することができる。基地局120は、ユーザデバイス160に対してPDCCH CORESET 462を構成することもできる。PDCCH CORESET 462が瞬時のPDCCH持続時間内にないと判定したことに応じて、基地局120は、PDCCH CORESET 462中のPDCCH候補451及び452でユーザデバイス160に対していずれのPDCCHを送信しないことができる。
【0066】
いくつかの実施例において、方法600は、第1の制御リソースセットが持続時間内に部分的にあると判定したことに応じて、第1の制御リソースセットで制御チャネルを送信することを含むことができる。例えば、基地局120は、ユーザデバイス160に瞬時PDCCH持続時間を1つのシンボルとして送信することができる。基地局120は、OFDMシンボル431及び432で、ユーザデバイス160に対してPDCCH CORESETを構成することもできる。PDCCH CORESET部分が瞬時のPDCCH期間内(即ち、OFDMシンボル431)にあると判定したことに応じて、基地局120は、ユーザデバイス160のPDCCH CORESETでPDCCHを送信することができる。
【0067】
いくつかの実施例において、方法600は、第1の制御リソースセット持続時間内に部分的にあると判定したことに応じて、第1の制御リソースセットで制御チャネルを送信しないことを含む。例えば、基地局120は、ユーザデバイス160に瞬時PDCCH持続時間を1つのシンボルとして送信することができる。基地局120は、OFDMシンボル431及び432で、ユーザデバイス160に対してPDCCH CORESETを構成することもできる。PDCCH CORESET部分が瞬時のPDCCH期間内(即ち、OFDMシンボル431)にあると判定したことに応じて、基地局120は、構成されたPDCCH CORESETでユーザデバイス160にいずれのPDCCHも送信しないことができる。
【0068】
いくつかの実施例において、ステップ610で制御領域の持続時間を送信することは、タイムスロットまたはスケジューリング時刻の第1のシンボルで制御領域の持続時間を送信することを含む。例えば、基地局120は、OFDMシンボル431中の瞬時のPDCCH持続時間470をユーザデバイス140に送信することができる。
【0069】
いくつかの実施例において、ステップ610で制御領域の持続時間を送信することは、制御領域の持続時間を周期的に送信することを含むことができる。例えば、基地局120は、100msごとにユーザデバイス140に更新された瞬時のPDCCH持続時間470を周期的に送信することができる。
【0070】
いくつかの実施例において、ステップ610で制御領域の持続時間を送信することは、制御領域の持続時間を準静的に受信することを含むことができる。例えば、基地局120は、ユーザデバイス140に瞬時のPDCCH持続時間470を準静的に送信することができる。瞬時のPDCCH持続時間を更新する必要があるとき、基地局120は、例えば、瞬時のPDCCH持続時間470を含む無線リソース制御(RRC)構成信号を送信することができる。
【0071】
いくつかの実施例において、ステップ610で制御領域の持続時間を送信することは、セルの制御領域全体に基づいて、制御領域の持続時間を送信することを含むことができる。例えば、基地局120は、BCHでその瞬時のPDCCH持続時間をブロードキャストすることができる。すべてのユーザデバイスは、基地局120の制御領域全体として、基地局120の瞬時のPDCCH持続時間を受信することができる。カバレッジエリア180中のいずれのユーザデバイスは、基地局120の制御領域全体のサイズを獲得するためにBCHを受信することができる。
【0072】
いくつかの実施例において、基地局120は、信号でユーザデバイスの複数のPDCCH CORESETを通知することができる。基地局120は、制御領域全体として、ユーザデバイスをカバーするすべてのこれらのPDCCH CORESETの瞬時のPDCCH持続時間を使用することができる。
【0073】
いくつかの実施例において、基地局120は、1つ以上のシンボルで第1の制御リソースセットを構成することができる。図3では、例えば、基地局120は、OFDMシンボル332及び333でPDCCH CORESET 362を構成することができる。
【0074】
いくつかの実施例において、1つ以上のシンボルで第1の制御リソースセットを構成し、第1の制御リソースセットに対して構成されたシンボルと異なる1つ以上のシンボルで第2の制御リソースセットを構成することができる。例えば、図3に示されたように、基地局120は、それぞれOFDMシンボル331でPDCCH CORESET 361を構成し、シンボル332及び333でPDCCH CORESET 362を割り当てる。OFDMシンボル331は、OFDMシンボル332及び333と重複しない。
【0075】
いくつかの実施例において、少なくとも1つの共有シンボルで第1の制御リソースセット及び第2の制御リソースセットを構成することができる。例えば、基地局120は、OFDMの2つのシンボル#1及び#2でPDCCH CORESETを構成し、2つのOFDMシンボル#2及び#3で別のPDCCH CORESETを構成することができる。従って、2つのPDCCH CORESETが共通のOFDMシンボル#2で構成される。
【0076】
いくつかの実施例において、第1のビームで第1の制御リソースセットを送信することができ、第2のビームで第2の制御リソースセットを送信することができる。例えば、図4の基地局120は、それぞれビーム410で、PDCCH CORESET 461上のPDCCHを送信し、ビーム420で、PDCCH CORESET 462上の別のPDCCHを送信することができる。
【0077】
いくつかの実施例において、第1の制御リソースセットは複数のリソース要素を含み、周波数優先マッピング、時間優先マッピングまたはそれらの組み合わせに従って、REの少なくとも一部で制御チャネルを送信することができる。図3では、例えば、基地局120は、PDCCH候補351及び352を含むPDCCH CORESET 362を構成することができる。PDCCH候補351及び352は、それぞれ4つのREGを含み、従ってそれぞれ複数のREを含む。言い換えれば、PDCCH CORESET 362は複数のREを含むことができる。
【0078】
基地局120が、例えばPDCCH候補351でPDCCHを送信するとき、PDCCH候補351の4つのREG#1、#2、#3及び#4は時間優先マッピングによってPDCCHを搬送するために使用される。図3に示されたように、まず、基地局120は、OFDMシンボル332及び333にまたがってPDCCH候補351のREG#1及び#2をマッピングしてから、PDCCH 351のREG#3及び#4がマッピングされ、即ち、時間優先マッピングである。
【0079】
任意選択に、基地局120は、例えばPDCCH候補352でPDCCHを送信することができ、PDCCH候補352の4つのREG#1、#2、#3及び#4は、周波数優先マッピングによってPDCCHに搬送するために使用される。図3に示されたように、基地局120は、まず、OFDMシンボル332に周波数領域中のサブキャリアにまたがってPDCCH候補352のREG#1及び#2にマッピングされてから、OFDMシンボル333にまたがってPDCCH 352のREG#3及び#4にマッピングされ、即ち、周波数優先マッピングである。
【0080】
別のインスタンスにおいて、基地局120は、PDCCH候補351及び352でPDCCHを送信することができる。前記2つのインスタンスで説明したPDCCH候補351及び352に関する時間優先及び周波数優先マッピングに従って、基地局120は、時間優先及び周波数優先マッピングの組み合わせによってPDCCH候補351及び352でPDCCHを送信することができる。
【0081】
いくつかの実施例において、ステップ630で、制御チャネルを送信することは、REの一部で制御チャネルを送信することを含むことができる。例えば、ユーザデバイス160がPDCCH CORESET 462で構成される場合、基地局120は、PDCCH候補451または452でユーザデバイス160にPDCCHを送信することができる。基地局120は、PDCCH候補451のREGまたはPDCCH候補452のREGでPDCCHを送信することができる。
【0082】
図7は、本出願のある実施例に係る無線通信システムにおいて制御チャネルを検出するための例示的なユーザデバイス700の模式図である。ユーザデバイス700は、メモリ710と、プロセッサ720と、ストレージ730と、I/Oインターフェース740及び通信ユニット750を含むことができる。無線通信システムにおける制御チャネルを検出するために、ユーザデバイス700の1つ以上のコンポーネントを含むことができる。これらのユニットは、相互にデータを伝送し、または命令を送受信するように構成されることができる。
【0083】
プロセッサ720は、いずれの適切なタイプの汎用または専用マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサまたはマイクロコントローラを含むことができる。例えば、プロセッサ720は、基地局120から持続時間、即ち、PDCCH伝送に使用されるOFDMシンボルの数を受信するように構成されることができる。いくつかの実施例において、プロセッサ720は、所定のユーザデバイスのために制御領域の持続時間を取得するように構成されることができる。例えば、プロセッサ720は、ユーザデバイス700の前のPDCCHから図4の瞬時のPDCCH持続時間470を周期的に受信するように構成されることができる。任意選択に、プロセッサ720は、ブロードキャストシステム情報から制御領域の持続時間を取得するように構成されることができる。例えば、プロセッサ720は、基地局120によって送信されたブロードキャストチャネルから瞬時のPDCCH持続時間470を受信するように構成されることができる。
【0084】
プロセッサ720は、さらに制御リソースセットが持続時間内にあるかどうかを判定するように構成されることができる。例えば、プロセッサ720は、図4の瞬時のPDCCH持続時間470を2つのシンボルとして獲得するように構成されることができる。ユーザデバイス700が図4のPDCCH CORESET 462で構成される場合、プロセッサ720は、ユーザデバイス700のPDCCH CORESET 462が瞬時のPDCCH持続時間470内にあると判定するように構成されることができる。
【0085】
プロセッサ720は、さらに、制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、第1の制御リソースセット内で制御チャネルを検出するように構成されることができる。例えば、プロセッサ720は、ユーザデバイス700の構成されたPDCCH CORESET 462が瞬時のPDCCH持続時間470内にあると判定するように構成されることができる。そのPDCCH CORESET 462が瞬時のPDCCH持続時間470内にあると判定したことに応じて、プロセッサ720は、そのPDCCH候補451及び452でPDCCHを検出するように構成されることができる。
【0086】
いくつかの実施例において、プロセッサ720は、別の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定するように構成されることができる。例えば、ユーザデバイス700がPDCCH CORESET 461及び463で構成される場合、ユーザデバイス700は瞬時のPDCCH持続時間を3つのシンボルとして獲得することができる。PDCCH CORESET 461が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定した後、プロセッサ720は、PDCCH CORESET 463も瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定するように構成されることができる。
【0087】
プロセッサ720は、別の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、別の制御リソースセットで制御チャネルを検出するように構成されることができる。例えば、プロセッサ720は、PDCCH CORESET 461が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定した後、そのPDCCH CORESET 463が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定するように構成されることができる。その第2の構成のPDCCH CORESET 463が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定したことに応じて、プロセッサ720は、OFDMシンボル433上のPDCCH候補442でユーザデバイス700のPDCCHを検出するように構成されることができる。
【0088】
いくつかの実施例において、プロセッサ720は、方法500について説明した上記のステップのうちの1つを実行するように構成されることができる。
【0089】
メモリ710及びストレージ730は、プロセッサ720の動作を必要とする可能性があるいずれのタイプの情報を記憶するためのいずれの適切なタイプの大容量ストレージを提供することを含むことができる。メモリ710及びストレージ730は、揮発性または不揮発性、磁気、半導体、磁気テープ、光学、リムーバブル、非リムーバブルまたは他のタイプのストレージデバイスまたは有形(即ち、非一時的な)コンピュータ読み取り可能な媒体であることができ、読み取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ダイナミックランダムアクセスメモリ(RAM)及びスタティックRAMを含むが、これに限定されない。メモリ710及び/またはストレージ730は、本出願で開示された無線通信システムにおいて制御チャネルを例示的に検出することを実行するために、プロセッサ720によって実行される1つ以上のコンピュータプログラムを記憶するように構成されることができる。
【0090】
メモリ710及び/またはストレージ730は、プロセッサ720によって使用される情報及びデータを記憶するように構成されることもできる。例えば、メモリ710及び/またはストレージ730は、受信された瞬時のPDCCH持続時間、前の瞬時のPDCCH持続時間、デフォルトの瞬時のPDCCH持続時間及びPDCCH CORESETを記憶するように構成されることができる。
【0091】
I/Oインターフェース740は、ユーザデバイス700と他の装置との間の通信を実現するように構成されることができる。例えば、I/Oインターフェース740は、ユーザデバイス700のシステムの構成のための別の装置(例えば、コンピュータ)から信号を受信することができる。I/Oインターフェース740は、統計データを検出するためのデータを他の装置に出力することもできる。
【0092】
通信ユニット750は、5Gの新しい無線システム、ロングタームエボリューション(LTE)、高速パケットアクセス(HSPA)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)及び/またはグローバル移動通信システム(GSM)などの通信モジュールを含む1つ以上のセルラー通信モジュールを含むことができる。
【0093】
図8は、本出願のある実施例に係る無線通信システムにおいて制御チャネルを送信するための例示的なネットワーク装置800の模式図である。ネットワーク装置800は、メモリ810と、プロセッサ820と、ストレージ830と、I/Oインターフェース840及び通信ユニット850を含むことができる。無線通信システムにおいて制御チャネルを送信するためのネットワーク装置800の1つ以上のコンポーネントを含むことができる。これらのユニットは、相互にデータを伝送し、または命令を送受信するように構成されることができる。
【0094】
プロセッサ820は、いずれの適切なタイプの汎用または専用マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサまたはマイクロコントローラを含むことができる。プロセッサ820は、制御領域の持続時間を送信するように構成されることができる。プロセッサ820は、カバレッジエリア180中のすべてのユーザデバイス、1セットのユーザデバイスまたは1つのユーザデバイスに対して制御領域の持続時間を送信するように構成されることができる。例えば、プロセッサ820は、ユーザデバイス140のPDCCHで図4の瞬時のPDCCH持続時間470を周期的に送信するように構成されることができる。
【0095】
任意選択に、プロセッサ820は、カバレッジエリア180中のすべてのユーザデバイスの制御領域の持続時間を含むシステム情報をブロードキャストするように構成されることができる。例えば、プロセッサ820は、ネットワーク装置800のブロードキャストチャネル(BCH)で瞬時のPDCCH持続時間470を送信するように構成されることができる。
【0096】
プロセッサ820は、第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定するように構成されることもできる。例えば、プロセッサ820は、すべてのユーザデバイス、1セットのユーザデバイスまたは1つのユーザデバイスに対して瞬時のPDCCH持続時間470を2つのシンボルとして送信するように構成されることができる。これらの構成中のいずれの構成の基地局120は、ユーザデバイス140が2つのシンボルの瞬時のPDCCH持続時間を有することを知ることができる。
【0097】
なお、プロセッサ820は、ユーザデバイスに対して1つ以上のPDCCH CORESETを構成するように構成されることができる。例えば、プロセッサ820は、ユーザデバイス140に図4のPDCCH CORESET 462を構成するように構成されることができる。従って、プロセッサ820は、基地局120がPDCCHをユーザデバイス140に送信することを意図する場合、ユーザデバイス140のPDCCH CORESET 462が瞬時のPDCCH持続時間470内にあると判定するように構成されることができる。
【0098】
プロセッサ820は、第1の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、第1の制御リソースセットで制御チャネルを送信するように構成されることもできる。例えば、プロセッサ820は、ユーザデバイス140のPDCCH CORESET 462が瞬時のPDCCH持続時間470内にあると判定するように構成されることができる。ユーザデバイス140のPDCCH CORESET 462が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定したことに応じて、プロセッサ820は、PDCCH候補451及び/または452上のPDCCHをユーザデバイス140に送信するように構成されることができる。
【0099】
プロセッサ820は、第2の制御リソースセットが当該持続時間内にあるかどうかを判定するように構成されることができる。例えば、プロセッサ820は、ユーザデバイス140に3つのシンボルの瞬時のPDCCH持続時間を送信するように構成されることができる。プロセッサ820は、ユーザデバイス140に図4のPDCCH CORESET 461及び463を構成するように構成されることもできる。PDCCH CORESET 461が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定した後、プロセッサ820は、PDCCH CORESET 463も瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定するように構成されることができる。
【0100】
プロセッサ820は、第2の制御リソースセットが当該持続時間内にあると判定したことに応じて、第2の制御リソースセットで制御チャネルを送信するように構成されることができる。例えば、プロセッサ820は、ユーザデバイス140のPDCCH CORESET 463が3つのシンボルの瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定するように構成されることができる。第2の構成のPDCCH CORESET 463が瞬時のPDCCH持続時間内にあると判定したことに応じて、プロセッサ820は、OFDMシンボル433上のPDCCH候補442でユーザデバイス140にPDCCHを送信するように構成されることができる。
【0101】
いくつかの実施例において、プロセッサ820は、方法600について説明した上記のステップのうちの1つを実行するように構成されることができる。
【0102】
メモリ810及びストレージ830は、プロセッサ820の動作を必要とする可能性があるいずれのタイプの情報を記憶するためのいずれの適切なタイプの大容量ストレージを提供することを含むことができる。メモリ810及びストレージ830は、揮発性または不揮発性、磁気、半導体、磁気テープ、光学、リムーバブル、非リムーバブルまたは他のタイプのストレージデバイスまたは有形(即ち、非一時的な)コンピュータ読み取り可能な媒体であることができ、読み取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、ダイナミックランダムアクセスメモリ(RAM)及びスタティックRAMを含むが、これに限定されない。メモリ810及び/またはストレージ830は、本出願で開示された無線通信システムにおいて制御チャネルを例示的に送信することを実行するために、プロセッサ820によって実行される1つ以上のコンピュータプログラムを記憶するように構成されることができる。
【0103】
メモリ810及び/またはストレージ830は、プロセッサ820によって使用される情報及びデータを記憶するように構成されることもできる。例えば、メモリ810及び/またはストレージ830は、システム情報、各ユーザデバイスの瞬時のPDCCH持続時間、前の瞬時のPDCCH持続時間、デフォルトの瞬時のPDCCH持続時間及び各ユーザデバイスのCORESETを記憶するように構成されることができる。
【0104】
I/Oインターフェース840は、ネットワーク装置800と他の装置との間の通信を実現するように構成されることができる。例えば、I/Oインターフェース840は、ネットワーク装置800のシステムの構成にための別の装置(例えば、コンピュータ)から信号を受信することができる。I/Oインターフェース840は、他の装置に送信する統計データのデータを出力することもできる。
【0105】
通信ユニット850は、例えば5Gの新しい無線システム、ロングタームエボリューション(LTE)、高速パケットアクセス(HSPA)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)及び/またはグローバル移動通信システム(GSM)などの通信モジュールを含む1つ以上のセルラー通信モジュールを含むことができる。
【0106】
いくつかの態様において、本出願は、実行されると、1つ以上のプロセッサに上記のような方法を実行させる命令を記憶する非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体に関する。コンピュータ読み取り可能な媒体は、揮発性または不揮発性、磁気、半導体、磁気テープ、光学、リムーバブル、非リムーバブルまたは他のタイプのコンピュータ読み取り可能な媒体またはコンピュータ読み取り可能なストレージデバイスを含むことができる。例えば、開示されたように、コンピュータ読み取り可能な媒体は、ストレージデバイスまたはコンピュータ命令が記憶されたメモリモジュールであり得る。いくつかの実施例において、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ命令が記憶されたディスクまたはフラッシュドライブであり得る。
【0107】
本開示は、上記に説明して図面に示した正確な構成に限定されるものではなく、その範囲から逸脱することなく様々な修正および変更を行うことができることを理解されたい。本出願の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限されることを意図する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8