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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-22
(45)【発行日】2022-10-03
(54)【発明の名称】ステアリングサポート
(51)【国際特許分類】
   B62D 25/08 20060101AFI20220926BHJP
   B62D 25/04 20060101ALI20220926BHJP
【FI】
B62D25/08 J
B62D25/04 A
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020011530
(22)【出願日】2020-01-28
(65)【公開番号】P2021115991
(43)【公開日】2021-08-10
【審査請求日】2021-06-24
(73)【特許権者】
【識別番号】391002498
【氏名又は名称】フタバ産業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】西澤 哲人
(72)【発明者】
【氏名】早川 真央
【審査官】林 政道
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-094763(JP,A)
【文献】特開2001-270467(JP,A)
【文献】再公表特許第2011/155031(JP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62D 17/00-25/08
B62D 25/14-29/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車幅方向に延びた状態で車両に搭載され、前記車両のステアリングを上方から支持するよう構成されたステアリングサポートであって、
所定の形状の複数の板材を接合することで形成された部位であって、前記複数の板材の間に、前記車幅方向に延びる内部空間が形成されている部位である本体部と、
前記内部空間に当接する部位であって、前記本体部と前記ステアリングとを締結させる部位である第1ステアリング締結部を構成するために前記本体部に設けられた第1締結部と、
前記内部空間に当接する部位であって、前記本体部と前記車両の他の部材とを締結させる部位である他部材締結部を構成するために前記本体部に設けられた第2締結部と、
前記本体部における前記車幅方向の略中央に位置する部分である本体中央部に前記車両の前側に突出するように設けられた部位であって、前記ステアリングに締結されるよう構成された第2ステアリング締結部を有する部位である突出部と、を備え、
前記第1ステアリング締結部における少なくとも一部と、前記他部材締結部における少なくとも一部とは、前記内部空間を通過する略直線上に位置し、
前記本体部は、下本体部材と上本体部材とを有し、
前記下本体部材は、前記内部空間の下側に位置し、
前記上本体部材は、前記内部空間を挟んで前記下本体部材と対面し、
前記突出部は、上突出部と下突出部とを有し、
前記上突出部は、前記上本体部材における前記本体中央部を形成する部分の上面に配置され、
前記下突出部は、前記下本体部材における前記本体中央部を形成する部分の下面に配置され、前記第2ステアリング締結部を有し、
前記第1ステアリング締結部は、前記上突出部と、前記下本体部材と、前記上本体部材と、前記内部空間とを貫通する少なくとも1つの貫通部材により、前記上突出部と、前記本体部と、前記ステアリングとを締結する
ステアリングサポート。
【請求項2】
請求項1に記載されたステアリングサポートであって、
前記第2ステアリング締結部は、前記下突出部を前記車幅方向に貫通するボルト穴を有し、前記ボルト穴に挿入されたボルトにより、前記第2ステアリング締結部が前記ステアリングに締結される
ステアリングサポート。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載されたステアリングサポートであって、
前記下突出部の前端は、前記車両のボディに締結される
ステアリングサポート。
【請求項4】
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載されたステアリングサポートであって、
前記他の部材とは、前記車両のピラーである
ステアリングサポート。
【請求項5】
請求項4に記載されたステアリングサポートであって、
前記内部空間に当接する部位であって、前記本体部とフロアブレースとを締結させる部位であるフロアブレース締結部を構成するために前記本体部に設けられた第3締結部をさらに備え、
前記フロアブレースとは、前記車両のボディにおける前記ステアリングサポートの下方に位置する部分から突出する細長い部材であり、
前記第1ステアリング締結部における少なくとも一部と、前記フロアブレース締結部における少なくとも一部とは、前記内部空間を通過する略直線上に位置する
ステアリングサポート。
【請求項6】
請求項5に記載されたステアリングサポートであって、
記第3締結部は、前記下本体部材に設けられている
ステアリングサポート。
【請求項7】
請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載されたステアリングサポートであって、
前記本体部は、前記内部空間の下側に位置する部位であって、仮想的な平面である基準底面に沿って広がる部位である底面部をさらに有し、
前記底面部の上側で交差する2つの仮想的な平面を、基準前面及び基準後面とし、
前記基準底面と前記基準前面と前記基準後面とは、前記車幅方向に直交する断面が三角形を形成し、
前記本体部は、前記基準前面に沿って広がる前面部と、前記基準後面に沿って広がる後面部とを有する
ステアリングサポート。
【請求項8】
請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載されたステアリングサポートであって、
前記ステアリングサポートは、前記本体部における前記車幅方向の略中央に位置する部分である本体中央部に前記車両の前側に突出するように設けられた部位であって、前記ステアリングに締結されるよう構成された第2ステアリング締結部を有する部位である突出部をさらに備え、
前記本体中央部における前記前側の端部は、前記第2ステアリング締結部よりも前記前側に位置する
ステアリングサポート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両のステアリングを上側から支持するステアリングサポートに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されたインパネレインフォースメントにおける運転席側部分は、ステアリングサポートとして構成されている。すなわち、運転席側部分における第1端は、車幅方向に延びる助手席側ピラーの端部に締結され、その第2端は、運転席側のピラーに締結される。また、運転席側部分には、第1端の付近に車両の前後方向に延びる広域部が設けられていると共に、第2端から広域部に向かって延びるパイプ状の部分(以後、パイプ部)が設けられている。
【0003】
そして、広域部は中空に形成されていると共に、広域部には後側下方に向く開口が設けられており、該開口を囲む縁部に設けられたナットにより、ステアリングが広域部に締結される。また、運転席側部分の第2端には、パイプ部の前側と後側とにフランジが設けられており、これらのフランジに設けられたボルト挿通孔により、第2端が運転席側のピラーに締結される。
【0004】
つまり、運転席側部分は、広域部及びパイプ部は中空の部分を有しており、該中空の部分の剛性は相対的に高くなっている。そして、物体に加えられた外力は、主に当該物体における剛性の高い部分を伝達するため、運転席側部分に加えられた外力は、主に、広域部及びパイプ部は中空の部分を伝達する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2001-270467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このため、特許文献1の運転席側部分では、ステアリングから加えられた外力は、広域部及びの中空の部分を伝達して第2端に向かう。そして、第2端に到達した外力は、パイプ部の前側と後側とに設けられたフランジを介して、該フランジに締結されたピラーに伝達する。しかし、該外力が第2端にてパイプ部の中空の部分からフランジに伝達される際、該外力の伝達方向が大きく変わる。このため、外力がスムーズにピラーに伝達せず、運転席側部分の剛性が低下する。その結果、運転席側部分に局所的に応力がかかり、ステアリング支持剛性が悪化する恐れがある。
【0007】
本開示の一態様においては、ステアリングサポートの剛性を向上させるのが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様は、車幅方向に延びた状態で車両に搭載され、車両のステアリングを上方から支持するよう構成されたステアリングサポートに関する。ステアリングサポートは、本体部と、第1締結部と、第2締結部と、を備える。本体部は、所定の形状の複数の板材を接合することで形成された部位であって、複数の板材の間に、車幅方向に延びる内部空間が形成されている部位である。第1締結部は、内部空間に当接する部位であって、本体部とステアリングとを締結させる部位である第1ステアリング締結部を構成するために本体部に設けられた部位である。第2締結部は、内部空間に当接する部位であって、本体部と車両の他の部材とを締結させる部位である他部材締結部を構成するために本体部に設けられた部位である。そして、第1ステアリング締結部における少なくとも一部と、他部材締結部における少なくとも一部とは、内部空間を通過する略直線上に位置する。
【0009】
上記構成によれば、第1ステアリング締結部と他部材締結部とは、内部空間に当接する。このため、第1ステアリング締結部から入力された外力が、本体部における中空の部分を介して他部材締結部に伝達するように促される。そして、第1ステアリング締結部の少なくとも一部と他部材締結部の少なくとも一部とは、内部空間を通過する略直線上に位置する。このため、本体部の中空の部分を介して第1ステアリング締結部から他部材締結部へと外力が伝達する際、該外力の伝達経路が真っ直ぐになるように促され、該外力の伝達方向の変化が抑制される。これにより、外力の伝達がよりスムーズになり、ステアリングサポートに局所的に応力がかかるのを抑制できる。したがって、ステアリングサポートの剛性が向上する。
【0010】
なお、他の部材とは、車両のピラーであっても良い。
上記構成によれば、第1ステアリング締結部からピラーとの締結部への外力の伝達がよりスムーズになり、ステアリングサポートに局所的に応力がかかるのを抑制できる。したがって、ステアリングサポートの剛性が向上する。
【0011】
また、ステアリングサポートは、内部空間に当接する部位であって、本体部とフロアブレースとを締結させる部位であるフロアブレース締結部を構成するために本体部に設けられた第3締結部をさらに備えても良い。なお、フロアブレースとは、車両のボディにおけるステアリングサポートの下方に位置する部分から突出する細長い部材である。そして、第1ステアリング締結部における少なくとも一部と、フロアブレース締結部における少なくとも一部とは、内部空間を通過する略直線上に位置しても良い。
【0012】
上記構成によれば、第1ステアリング締結部から入力された外力が、本体部の中空の部分を介してフロアブレース締結部に伝達するように促される。そして、第1ステアリング締結部の少なくとも一部とフロアブレース締結部の少なくとも一部とは、内部空間を通過する略直線上に位置する。このため、本体部の中空の部分を介して第1ステアリング締結部からフロアブレース締結部へと外力が伝達する際、該外力の伝達経路が真っ直ぐになるように促され、該外力の伝達方向の変化が抑制される。これにより、外力の伝達がよりスムーズになり、ステアリングサポートに局所的に応力がかかるのを抑制できる。したがって、ステアリングサポートの剛性が向上する。
【0013】
また、本体部は、下本体部材と上本体部材とを含む複数の部材を接合することで形成されても良い。そして、下本体部材は、内部空間の下側に位置し、上本体部材は、内部空間を挟んで本体下側部と対面し、第3締結部は、下本体部材に設けられていても良い。
【0014】
上記構成によれば、フロアブレースと車両のボディとの締結位置により近い位置で、ステアリングサポートとフロアブレースとを締結できる。このため、ステアリングサポート及びフロアブレースの剛性を向上できる。
【0015】
また、本体部は、内部空間の下側に位置する部位であって、仮想的な平面である基準底面に沿って広がる部位である底面部をさらに有しても良い。そして、底面部の上側で交差する2つの仮想的な平面を、基準前面及び基準後面としても良い。また、基準底面と基準前面と基準後面とは、車幅方向に直交する断面が三角形を形成し、本体部は、基準前面に沿って広がる前面部と、基準後面に沿って広がる後面部とを有しても良い。
【0016】
上記構成によれば、本体部における前面部及び後面部の変形を抑制でき、本体部の剛性を向上できる。
また、ステアリングサポートは、突出部をさらに備えても良い。なお、突出部とは、本体部における車幅方向の略中央に位置する部分である本体中央部に車両の前側に突出するように設けられた部位であって、ステアリングに締結されるよう構成された第2ステアリング締結部を有する部位である。そして、本体中央部における前側の端部は、第2ステアリング締結部よりも前側に位置していても良い。
【0017】
上記構成によれば、本体中央部の幅を広くすることができる。なお、本体中央部の幅とは、本体中央部における車両の前後方向の長さを意味する。このため、本体中央部における突出部との接合部分の面積を十分に確保でき、より強固に、突出部を本体中央部に接合できる。また、本体中央部が幅広となるため、本体部の剛性が向上する。
【0018】
また、ステアリングサポートは、突出部をさらに備えても良い。なお、突出部とは、本体部における車幅方向の略中央に位置する部分である本体中央部に車両の前側に突出するように設けられた部位であって、ステアリングに締結されるよう構成された第2ステアリング締結部を有する部位である。また、第1ステアリング締結部は、本体部及び内部空間を貫通する少なくとも1つの貫通部材により、本体部とステアリングとを締結しても良い。そして、突出部は、少なくとも1つの貫通部材により、本体部に接合されても良い。
【0019】
上記構成によれば、部品数の増加を抑制しながら、突出部と本体部との接合強度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】ステアリングサポートの斜視図である。
図2】ステアリングサポートの上面図である。
図3】ステアリングサポートの下面図である。
図4】ステアリングサポートの後面図である。
図5】ステアリングサポートの前面図である。
図6】ステアリングサポートの左側面図である。
図7】ステアリングサポートの右側面図である。
図8図4におけるVIII-VIII断面図である。
図9図2におけるIX-IX断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本開示の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本開示の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
【0022】
[1.全体の構成]
本実施形態のステアリングサポート1は、例えば鋼材から形成され、車幅方向(換言すれば、車両における左右方向)に延びた状態で車両に搭載される(図1~7参照)。以後、車両における前、後、右、左を、単に前、後、右、左と記載する。また、左右方向の中央を、単に中央と記載する。
【0023】
ステアリングサポート1の左端は、ブラケット91を介して運転席側ピラー94に締結される。なお、運転席側ピラー94とは、運転席側のドア付近に設けられる車両のボディを構成する部材である。また、ステアリングサポート1の右端は、ステアリングメンバ9の左端に締結される。
【0024】
ステアリングメンバ9とは、車両のボディの一部を構成するパイプ状の部材であり、左右方向に直線状に延びた状態で車両の助手席の前方に配置される。以後、ステアリングメンバ9の左右方向の断面の中心を通過する仮想的な直線を、軸線90と記載する。軸線90は、左右方向に延びる。また、ステアリングメンバ9の右端は、ブラケット92を介して車両のボディ(一例として、助手席側ピラー)に締結される。また、ステアリングメンバ9の左端は、ステアリングサポート1の右端の付近に位置する。しかしながら、ステアリングメンバ9の左端は、例えば、ステアリングサポート1における中央部分や、左側の部分に位置していても良い。
【0025】
そして、ステアリングサポート1は、ステアリング8におけるステアリングコラム82を上側から支持する(図8、9参照)。なお、ステアリングコラム82とは、ハンドル80に対する回転操作をステアリング機構に伝達するステアリングシャフト81の外周面を囲む部位である。
【0026】
ステアリングサポート1は、本体部10と、突出部20と、第1ステアリング締結部13と、第2ステアリング締結部21と、右端部11と、左端部12と、フロアブレース締結部14と、ボディ締結部22とを備える。
【0027】
[2.本体部]
本体部10は、左右方向に延びるように設けられる中空の部位であり、略前後方向(以後、幅方向とも記載)に広がる(図1~8参照)。また、本体部10は、プレス成形等により所定の形状に形成された板材である上本体部材3と下本体部材4とを有する。
【0028】
上及び下本体部材3、4は、本体部10の右端から左端にわたって延びると共に、本体部10の幅方向に広がる。上及び下本体部材3、4は、前側の縁に位置するフランジ状の部位である前フランジ部30、40と、後側の縁に位置するフランジ状の部位である後フランジ部31、41とを有する。上本体部材3における前フランジ部30と後フランジ部31との間の部分は、上側に突出する溝状の部位を形成している。また、下本体部材4における前フランジ部40と後フランジ部41との間の部分は、下側に突出する溝状の部位を形成している。
【0029】
上本体部材3は上側に、下本体部材4は下側にそれぞれ配置される。そして、本体部10は、上及び下本体部材3、4における前フランジ部30、40同士と、後フランジ部31、41同士とを、それぞれ、例えば溶接等により接合することで形成される。上本体部材3と下本体部材4との間には、内部空間18が形成され、内部空間18は、本体部10の右端から左端にわたって延びる。
【0030】
以後、本体部10における略中央に位置する部分を、本体中央部15とする。本体中央部15には、後述する突出部20が設けられる。また、本体部10における本体中央部15(換言すれば、突出部20)の右側の部分と左側の部分とを、それぞれ、本体右部16、本体左部17とする。本体右部16及び本体左部17は、本体中央部15に向かうに従い、前後方向の長さ(以後、幅)が広くなる。そして、本体中央部15は、本体右部16及び本体左部17以上の幅の広さを有する。
【0031】
また、本体部10の右端、左端の部分は、それぞれ、略円筒状の右端部11、左端部12を形成しており、右端部11、左端部12は、それぞれ、内部空間18に当接し、内部空間18に連通する開口を形成する。また、上述したステアリングメンバ9の軸線90は、これらの開口の略中心を通過する。
【0032】
[3.上本体部材]
上本体部材3は、上述した前及び後フランジ部30、31と、右湾曲部32と、左湾曲部33と、前面部34と、後面部35と、後上面部36とを備える(図1~8参照)。
【0033】
右湾曲部32、左湾曲部33は、それぞれ、上本体部材3における本体右部16、本体左部17に含まれる部分に形成される。右湾曲部32、左湾曲部33は、それぞれ、前フランジ部30の後側の縁部から、後フランジ部31の前側の縁部にかけて広がり、上側に突出する略円弧状に湾曲する。
【0034】
一方、前面部34、後面部35、及び後上面部36は、上本体部材3における本体中央部15に含まれる部分に形成される。
前面部34は、前フランジ部30から後側に広がる平面状の部位であり、後側に向かうに従い上側に向かうように傾斜する。
【0035】
後上面部36は、後フランジ部31の前側の縁部から前側に平面状に広がる部位である。一例として、後上面部36は、上下方向に略直交する。無論、後上面部36は、前後方向及び/又は左右方向に対し傾斜していても良い。また、後上面部36は、後述する下本体部材4の底面部43に対し、略上下方向に対面する。
【0036】
後面部35は、後上面部36の前側の縁部から前面部34の後側の縁部にわたって広がる平面状の部位である。一例として、後面部35は、前後方向に略直交する。
[4.下本体部材]
下本体部材4は、上述した前及び後フランジ部40、41と、前側部42と、底面部43と、後側部44とを備える(図1~8参照)。
【0037】
前側部42、後側部44は、それぞれ、前フランジ部40の後側の縁部、後フランジ部41の前側の縁部から下側に突出する壁状の部位である。前側部42は、軸線90を周回するように湾曲する。一方、下本体部材4における本体右部16及び本体左部17を形成する部分では、後側部44は、軸線90を周回するように湾曲する。また、下本体部材4における本体中央部15を形成する部分では、後側部44は、略平面状に広がる。
【0038】
底面部43は、上下方向に略直交する平面状の部位であり、前側部42の下側の縁部から、後側部44の下側の縁部にわたって広がる。無論、底面部43は、前後方向及び/又は左右方向に対し傾斜していても良い。また、底面部43は、下本体部材4における右端部11及び左端部12を形成しない部分に設けられている。つまり、下本体部材4における右端部11及び左端部12を形成する部分は、底面部43は設けられておらず、前側部42及び後側部44により、左右方向に直交する断面が半円状となるように形成されている。
【0039】
[5.トラス構造]
上述した下本体部材4の底面部43は、仮想的な平面である基準底面25に沿って略平面状に広がる(図8参照)。ここで、底面部43の上側で交差する2つの仮想的な平面を、基準前面26及び基準後面27とする。基準底面25と基準前面26と基準後面27とは、左右方向に直交する断面が三角形を形成する。
【0040】
そして、上本体部材3の前面部34は、基準前面24に沿って略平面状に広がり、上本体部材3の後面部35は、基準後面27に沿って略平面状に広がる。つまり、本体部10の本体中央部15は、左右方向に直交する断面が、底面部43と前面部34と後面部35とにより略三角形を形成するトラス構造を有する。
【0041】
なお、本実施形態では、一例として、基準底面25は上下方向に対し略直交し、基準前面26は後側に向かうに従い基準底面25から離間するように傾斜し、基準後面27は、前後方向に対し略直交する。しかしながら、基準底面25、基準前面26、及び、基準後面27の向きは、適宜定められる。
【0042】
また、本実施形態では、一例として、基準底面25と基準前面26との交線は、底面部43よりも前側に位置し、基準底面25と基準後面27との交線の前後方向の位置は、底面部43の前後方向の位置と重なる。しかしながら、例えば、基準底面25と基準前面26との交線の前後方向の位置は、底面部43の前後方向の位置と重なっても良い。また、例えば、基準底面25と基準後面27との交線は、底面部43よりも後側に位置しても良い。このような場合であっても、底面部43、前面部34、後面部35を、それぞれ、基準底面25、基準前面26、基準後面27に沿って配置することで、同様にしてトラス構造を形成できる。
【0043】
[6.突出部]
突出部20は、前側に突出するように本体部10の本体中央部15に設けられる(図1~8参照)。突出部20は、プレス成形等により所定の形状に形成された板材である上突出部5と下突出部6とを有する。
【0044】
上突出部5は、上伸長部50と、上右壁部51と、上左壁部52と、上右フランジ部53と、上左フランジ部55と、上前フランジ部57とを備える。
上伸長部50は、上本体部材3における本体中央部15を形成する部分に配置され、前後方向に延びる細長い部位である。上伸長部50は、上本体部材3における後上面部36、後面部35、及び前面部34に沿って配置され、前面部34から前方に突出する。また、上伸長部50と上本体部材3との間には、隙間が形成されている。
【0045】
上右壁部51、上左壁部52は、それぞれ、上伸長部50における右端、左端から下方に突出する壁状の部位である。
上右フランジ部53は、上右壁部51の下端及び前端から右側に突出するフランジ状の部位である。また、上左フランジ部55は、上左壁部52の下端及び前端から左側に突出するフランジ状の部位である。上右フランジ部53、上左フランジ部55は、それぞれ、上伸長部50の後端から前端にわたって設けられる。また、上右フランジ部53、上左フランジ部55の後側の部分は、それぞれ、後上面部36、後面部35、及び前面部34に当接する右接合部54、左接合部56として形成される。また、右接合部54、左接合部56は、略三角形状であり、例えば溶接等により上本体部材3に接合される。
【0046】
上前フランジ部57は、上伸長部50の前端から上側に突出するフランジ状の部位である。上前フランジ部57は、上右フランジ部53と上左フランジ部55とに繋がる。
一方、下突出部6は、下本体部材4における本体中央部15を形成する部分から前方に突出する部位である。下突出部6は、下伸長部60と、下前端部61と、下右壁部62と、下左壁部63と、下右フランジ部64と、下左フランジ部65と、下前フランジ部66とを備える。
【0047】
下伸長部60は、上伸長部50に対面するように上伸長部50の下側に配置され、前後方向に延びる細長い部位である。また、下伸長部60は、前側に向かうに従い上側に向かうよう、前後方向に対して傾斜する。
【0048】
下前端部61は、下伸長部60の前端から上側に突出し、前側を向く壁状の部位である。下前端部61には、後述するボディ締結部22が形成されている。
下右壁部62、下左壁部63は、それぞれ、下伸長部60及び下前端部61の右端、左端から、上伸長部50に向かって突出する壁状の部位である。
【0049】
下右フランジ部64は、下右壁部62の上端から右側に突出するフランジ状の部位である。また、下左フランジ部65は、下左壁部63の上端から左側に突出するフランジ状の部位である。下右フランジ部64、下左フランジ部65は、それぞれ、下突出部6の後端から下前端部61にわたって設けられる。
【0050】
下前フランジ部66は、下前端部61における上端から上側に突出するフランジ状の部位である。下前フランジ部66は、下右フランジ部64と下左フランジ部65とに繋がっている。
【0051】
そして、下右フランジ部64及び下左フランジ部65の後端を含む部分は、下本体部材4の底面部43に、例えば溶接等により接合される。また、下前フランジ部66と、下右フランジ部64及び下左フランジ部65における下前端部61の後側に位置する部分とは、上突出部5における上右、上左、上前フランジ部53、55、57に対し、例えば溶接等により接合される。
【0052】
[7.第1ステアリング締結部]
第1ステアリング締結部13は、本体部10の本体中央部15に設けられ(図1~7参照)、本体部10とステアリング8(より詳しくは、ステアリングコラム82の取付部83)とを締結する(図8、9参照)。第1ステアリング締結部13は、本体部10における軸線90の後側の部分に設けられ、内部空間18に当接する。
【0053】
具体的には、第1ステアリング締結部13は、本体部10及び内部空間18を貫通する貫通部材の一例である2つのボルト70と、各ボルト70に対応して設けられたカラー71と、4つの第1ボルト穴72とを含む複数の部位により構成される。
【0054】
すなわち、本体部10における略中央を挟んだ右側の部分と左側の部分とに、それぞれ、2つの第1ボルト穴72が形成される(図2、3、9参照)。該2つの第1ボルト穴72は、それぞれ、上本体部材3の後上面部36と下本体部材4の底面部43とに設けられ、内部空間18を挟んで対面する。そして、各ボルト70は、内部空間18を貫通しつつ、対面する2つの第1ボルト穴72、及び、ステアリングコラム82の取付部83のボルト穴に挿入される。これにより、ステアリング8が本体部10に締結される。
【0055】
また、内部空間18では、各ボルト70に対応して上下方向に延びるカラー71が配置される。カラー71は、その上端と下端とが、上本体部材3と下本体部材4とにおける各第1ボルト穴72の周囲に当接した状態で、ボルト70に沿って延びる。カラー71の上端により、上本体部材3における第1ボルト穴72の周囲が下側から支持され、カラー71の下端により、下本体部材4における第1ボルト穴72の周囲が上側から支持される。一例として、カラー71は、ボルト70の外周面を囲む筒状に形成される。しかしながら、カラー71の形状はこれに限定されず、カラー71は様々な形状を有し得る。
【0056】
さらに、本実施形態では、一例として、第1ステアリング締結部13は、ステアリング8と共に上突出部5も締結する。上述したように、上突出部5の右接合部54及び左接合部56は、後上面部36の上面に当接する(図1、3、4、9参照)。そして、右接合部54及び左接合部56は、それぞれ、第2ボルト穴73が形成されており、各ボルト70は、右接合部54及び左接合部56の各第2ボルト穴73と、後上面部36及び底面部43の各第1ボルト穴72とに挿入される。これにより、上突出部5は、ステアリング8と共に本体部10に締結される。
【0057】
なお、第1ステアリング締結部13により上突出部5を締結しない構成としても良い。また、第1ステアリング締結部13は、1本、又は、3本以上のボルトにより、本体部10、ステアリング8、及び上突出部7を締結するよう構成されていても良い。
【0058】
[8.第2ステアリング締結部]
第2ステアリング締結部21は、ステアリング8に締結されるよう構成されており、下突出部6の下右壁部62及び下左壁部63における後側の端部の付近に設けられる(図8参照)。本実施形態では、一例として、第2ステアリング締結部21は、下右壁部62及び下左壁部63の各々を左右方向に貫通する2つのボルト穴として形成されている。
【0059】
具体的には、下右壁部62と下左壁部63との間に、ステアリングコラム82が配置される。そして、第2ステアリング締結部21と、ステアリングコラム82のボルト穴とにボルトを挿入することで、ステアリング8が突出部20に締結される。
【0060】
[9.他の締結部]
ステアリングサポート1における本体部10の右端部11は、ステアリングメンバ9の左端に締結される(図1~5参照)。すなわち、右端部11の開口には、ステアリングメンバ9の左端が挿入される。そして、右端部11における開口を囲む縁部は、例えば溶接等により、その全周にわたってステアリングメンバ9の左端に接合され、これにより、ステアリングメンバ締結部が構成される。ステアリングメンバ締結部は、内部空間18に当接する。
【0061】
また、本体部10の左端部12は、箱状のブラケット91を介して、本体部10を運転席側ピラー94に締結するピラー締結部を構成する(図1~5参照)。ピラー締結部は、内部空間18に当接する。すなわち、左端部12は、ブラケット91に形成された開口部に挿入され、左端部12の開口を囲む縁部は、例えば溶接等により、その全周にわたってブラケット91の開口部に接合される。そして、ブラケット91は、当該ブラケットの後側の部分を挿通する少なくとも1つのボルトにより、運転席側ピラー94に接合される。
【0062】
この他にも、例えば、内部空間18を貫通するように左端部12を挿通する少なくとも1つのボルトにより、左端部12を運転席側ピラー94に締結することで、左端部12によりピラー締結部を構成しても良い。
【0063】
また、下本体部材4の後側部44における右端部11の付近には、本体部10とフロアブレース93の上端とを締結するフロアブレース締結部14が設けられている(図1、3、4、7参照)。なお、フロアブレース93とは、車両のボディにおけるステアリングサポート1の下側に位置する部分から上側に突出するように設けられた細長い部材である。
【0064】
フロアブレース締結部14は、内部空間18に当接する。また、フロアブレース締結部14は、後側部44を貫通する第3ボルト穴45と、ボルト46とを含む複数の部位により構成される。すなわち、第3ボルト穴45とフロアブレース93の上端のボルト穴とにボルト46を挿入することで、本体部10とフロアブレース93とが締結される。なお、第3ボルト穴45に挿入されたボルト46は、後側部44から内部空間18に突出する。
【0065】
また、下突出部6における下前端部61には、突出部20と車両のボディとを締結するボディ締結部22が形成されている(図1~3、5~8参照)。ボディ締結部22は、下前端部61から前側に突出する筒状の部位として形成されており、当該部位の内側の空間は、前後方向に延びるボルト穴として形成されている。ボディ締結部22にボルトを挿入することで、下突出部6と車両のボディとが締結される。
【0066】
[10.締結部の位置]
第1ステアリング締結部13におけるボルト70及びカラー71は、内部空間18を跨ぐように設けられる。一方、ピラー締結部(換言すれば、左端部12)、及び、ステアリングメンバ締結部(換言すれば、右端部11)もまた、内部空間18を跨ぐように設けられる。
【0067】
そして、第1ステアリング締結部13の少なくとも一部と、ピラー締結部の少なくとも一部とは、内部空間18を通過する略直線上に位置する(図1~3参照)。本実施形態では、一例として、第1ステアリング締結部13の全体とピラー締結部の一部とが、該略直線上に位置する。
【0068】
また、第1ステアリング締結部13の少なくとも一部と、ステアリングメンバ締結部の少なくとも一部とは、内部空間18を通過する略直線上に位置する(図1~3参照)。本実施形態では、一例として、第1ステアリング締結部13の全体とステアリングメンバ締結部の一部とが、該略直線上に位置する。
【0069】
また、第1ステアリング締結部13の少なくとも一部と、フロアブレース締結部14の少なくとも一部とは、内部空間18を通過する略直線上に位置する(図1~3参照)。
ここで、ピラー締結部、ステアリングメンバ締結部、及び、フロアブレース締結部14を、他部材締結部とも記載する。本実施形態では、第1ステアリング締結部13の少なくとも一部と、他部材締結部の少なくとも一部とを結ぶ略直線は、左右方向に対し傾斜している。しかし、該略直線は、左右方向に延びていても良い。
【0070】
また、本体部10の本体中央部15における前側の端部は、突出部20における第2ステアリング締結部21よりも前側に位置する。
[11.効果]
(1)上記実施形態によれば、第1ステアリング締結部13と他部材締結部とは、内部空間18に当接する。このため、第1ステアリング締結部13から入力された外力が、本体部10における中空の部分を介して他部材締結部に伝達するように促される。そして、第1ステアリング締結部13の少なくとも一部と他部材締結部の少なくとも一部とは、内部空間18を通過する略直線上に位置する。このため、本体部の中空の部分を介して第1ステアリング締結部13から他部材締結部へと外力が伝達する際、該外力の伝達経路が真っ直ぐになるように促され、該外力の伝達方向の変化が抑制される。このため、外力の伝達がよりスムーズになり、ステアリングサポート1に局所的に応力がかかるのを抑制できる。したがって、ステアリングサポート1の剛性が向上する。
【0071】
これにより、ステアリングサポート1の板厚を薄くし、ステアリングサポート1の軽量化を図ることができる。また、アルミ等の高剛性の材料を用いること無くステアリングサポート1を製造でき、ステアリングサポート1の製造コストを抑制できる。
【0072】
(2)また、フロアブレース締結部14は、内部空間18に当接するように設けられる。このため、第1ステアリング締結部13から入力された外力が、本体部10の中空の部分を介してフロアブレース締結部14に伝達するように促される。そして、第1ステアリング締結部13の少なくとも一部とフロアブレース締結部14の少なくとも一部とは、内部空間18を通過する略直線上に位置する。このため、本体部10の中空の部分を介して第1ステアリング締結部13からフロアブレース締結部14へと外力が伝達する際、該外力の伝達経路が真っ直ぐになるように促され、該外力の伝達方向の変化が抑制される。このため、外力の伝達がよりスムーズになり、ステアリングサポート1に局所的に応力がかかるのを抑制できる。したがって、ステアリングサポート1の剛性が向上する。
【0073】
(3)また、フロアブレース締結部14は、下本体部材4に設けられる。このため、フロアブレース93と車両のボディとの締結位置により近い位置で、ステアリングサポート1とフロアブレース93とを締結できる。このため、ステアリングサポート1及びフロアブレース93の剛性を向上できる。
【0074】
(4)また、本体部10における本体中央部15は、トラス構造を有する。このため、前面部34及び後面部35の変形を抑制でき、本体部10の剛性を向上できる。
(5)また、本体中央部15における前側の端部は、突出部20に設けられた第2ステアリング締結部21よりも前側に位置する。このため、本体中央部15の幅が広くなり、本体中央部15における上突出部5及び下突出部6との溶接部分の面積を十分に確保可能になるため、より強固に、突出部20を本体中央部15に接合できる。また、本体中央部15が幅広となるため、本体部10の剛性が向上する。
【0075】
(6)また、突出部20は、第1ステアリング締結部13により、ステアリング8と共に本体部10に接合される。このため、部品数の増加を抑制しながら、突出部20と本体部10との接合強度を向上できる。
【0076】
[12.他の実施形態]
(1)上記実施形態では、ステアリングサポート1は、左側の運転席に設けられたステアリング8を支持する。しかしながら、ステアリングサポート1は、上記実施形態と同様の構成により、右側の運転席に設けられたステアリング8を支持できる。
【0077】
(2)また、本体部10は、上本体部材3とした下本体部材4との1つの部材により構成される。しかしながら、本体部10は、1つ、又は、3つ以上の部材から構成されても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果が得られる。
【0078】
(3)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
【0079】
[13.文言の対応関係]
運転席側ピラー94、ステアリングメンバ9、又は、フロアブレース93が、他の部材の一例に相当する。また、第1ボルト穴72が第1締結部の一例に、第3ボルト穴45が第3締結部の一例にそれぞれ相当する。また、右端部11、左端部12、又は、第3ボルト穴45が、第2締結部の一例に相当する。
【符号の説明】
【0080】
1…ステアリングサポート、10…本体部、11…右端部、12…左端部、13…第1ステアリング締結部、14…フロアブレース締結部、15…本体中央部、18…内部空間、20…突出部、21…第2ステアリング締結部、22…ボディ締結部、25…基準底面、26…基準前面、27…基準後面3…上本体部材、34…前面部、35…後面部、4…下本体部材、43…底面部、45…第3ボルト穴、46…ボルト、70…ボルト、71…カラー、72…第1ボルト穴、73…第2ボルト穴、8…ステアリング、82…ステアリングコラム、83…取付部、9…ステアリングメンバ、91…ブラケット、93…フロアブレース、94…運転席側ピラー。
図1
図2
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図9