(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-26
(45)【発行日】2022-10-04
(54)【発明の名称】アプリケーションプログラム処理方法、装置、記憶媒体及びコンピュータデバイス
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0482 20130101AFI20220927BHJP
G06F 3/04842 20220101ALI20220927BHJP
【FI】
G06F3/0482
G06F3/04842
(21)【出願番号】P 2020539837
(86)(22)【出願日】2019-01-16
(86)【国際出願番号】 CN2019071951
(87)【国際公開番号】W WO2019141183
(87)【国際公開日】2019-07-25
【審査請求日】2020-08-07
(31)【優先権主張番号】201810048344.8
(32)【優先日】2018-01-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】池 彦佳
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲ウェイ▼
(72)【発明者】
【氏名】▲頼▼ 夏▲倫▼
(72)【発明者】
【氏名】翁 ▲楽▼▲騰▼
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 浩
(72)【発明者】
【氏名】▲馬▼ 良
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲順▼
(72)【発明者】
【氏名】雷 丹雄
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ ▲鴻▼▲強▼
(72)【発明者】
【氏名】王 翊夫
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ ▲輝▼
(72)【発明者】
【氏名】古 思▲シン▼
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲凱▼
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 岳▲偉▼
【審査官】三吉 翔子
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第107357644(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0227419(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0482
G06F 3/04842
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータデバイスが実行するアプリケーションプログラム処理方法であって、前記方法は、
親アプリケーションプログラムによって実行される第1の子アプリケーションプログラムの第1の画面を表示するステップと、
前記第1の画面に対するユーザによる子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出するステップと、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作が第1タイプのジャンプ操作である場合、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するステップ
と、
表示されている前記子アプリケーションプログラム識別子から前記ユーザの選択操作によって選択された子アプリケーションプログラム識別子を判断するステップと、
前記選択された子アプリケーションプログラムの子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2の子アプリケーションプログラムによって、前記第2の子アプリケーションプログラムに属する第2の画面を、表示中の前記第1の画面を上書きするように表示するステップと、を含
むステップと、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作が第2タイプのジャンプ操作である場合、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、前記親アプリケーションプログラムの画面に切り替えるステップと、
前記親アプリケーションプログラムの画面を介して、ジャンプ先となる子アプリケーションプログラム識別子の取得をトリガするステップと、
前記取得された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2の子アプリケーションプログラムによって、前記第2の子アプリケーションプログラムに属する画面を、表示中の前記画面を上書きするように表示するステップと、を含むステップと、
を含むアプリケーションプログラム処理方法。
【請求項2】
前記第1の画面に対する前記ユーザによる子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出する前記ステップは、
前記第1の画面における子アプリケーションプログラムのジャンプ入口に施す子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出するステップを含み、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示する前記ステップは、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、前記画面の所在するビュー層より最上位ビュー層でフローティングウィンドウを描画するステップと、
前記フローティングウィンドウに、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するステップと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の画面に対する前記ユーザによる子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出する前記ステップは、
前記第1の画面のドラッグによりトリガされた子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出するステップを含み、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示する前記ステップは、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、前記第1の画面のドラッグで形成された画面領域において、前記候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するステップを含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスを取得するステップと、
前記選択された子アプリケーションプログラム識別子が前記ジャンプパスに存在する場合、前記ジャンプパスにおける、前記選択された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子を削除するステップと、
前記選択された子アプリケーションプログラム識別子が前記ジャンプパスに存在しない場合、前記選択された子アプリケーションプログラム識別子を前記ジャンプパスの末尾に追加するステップと、を更に含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
現在表示画面に対応する戻り命令を取得するステップと、
前記戻り命令に応じて、前記現在表示画面に対応する子アプリケーションプログラム識別子を決定するステップと、
前記ジャンプパスにおいて、前記決定された子アプリケーションプログラム識別子に隣接し且つ前記決定された子アプリケーションプログラム識別子の前に位置する子アプリケーションプログラム識別子をサーチするステップと、
前記サーチして得られた子アプリケーションプログラム識別子に対応する子アプリケーションプログラムの、ジャンプが発生したときに表示されていた画面に戻るステップと、を更に含むことを特徴とする
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
第1の子アプリケーションプログラムから第2子アプリケーションプログラムへのジャンプのジャンプ関係をサーバーに送信するステップと、
サーバーからフィードバックされた、前記ジャンプ関係に対応する検証結果を受信するステップと、
前記検証結果として、前記ジャンプ関係が許容されることを示す場合、前記選択された子アプリケーションプログラム識別子に対応する前記第2子アプリケーションプログラムによって、前記第2子アプリケーションプログラムに属する画面を、表示中の前記画面を上書きするように表示するステップと、を更に含むことを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
切り替え先となる画面に対応する画面識別子と、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスとを取得するステップと、
前記取得された子アプリケーションプログラム識別子が前記ジャンプパスに存在する場合、前記ジャンプパスから、前記取得された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子及び画面識別子を削除するステップと、
前記取得された子アプリケーションプログラム識別子が前記ジャンプパスに存在しない場合、前記画面識別子及び前記取得された子アプリケーションプログラム識別子を前記ジャンプパスの末尾に順次追加するステップと、を更に含むことを特徴とする
請求項
1に記載の方法。
【請求項8】
アプリケーションプログラム処理装置であって、
親アプリケーションプログラムによって実行される第1の子アプリケーションプログラムの画面を表示するように構成される子アプリケーションプログラム表示モジュールと、
前記画面に対するユーザによる子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出するように構成される検出モジュールと、
子アプリケーションプログラム識別子表示モジュール
であって、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作が第1タイプのジャンプ操作である場合、前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示し、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作が第2タイプのジャンプ操作である場合、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、前記親アプリケーションプログラムの画面に切り替え、
前記親アプリケーションプログラムの画面を介して、ジャンプ先となる子アプリケーションプログラム識別子の取得をトリガする
ように構成され、
前記候補となる子アプリケーションプログラム識別子は、(i)ローカル地理位置までの距離の遠近に従って表示されるか、(ii)対応するアプリケーションタイプが現在表示画面の属する子アプリケーションプログラムのアプリケーションタイプに類似する子アプリケーションプログラム識別子であるか、または(iii)現在ログインしているユーザ識別子に対応するユーザ行為データに基づいてスクリーニングされた子アプリケーションプログラム識別子である子アプリケーションプログラム識別子表示モジュールと、
決定モジュール
であって、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作が前記第1タイプのジャンプ操作である場合、表示されている子アプリケーションプログラム識別子から選択操作によって選択された子アプリケーションプログラムを決定するように構成される決定モジュールと、
生成モジュール
であって、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作が前記第1タイプのジャンプ操作である場合、前記選択された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2の子アプリケーションプログラムによって、前記第2の子アプリケーションプログラムに属する画面を、表示中の前記画面を上書きするように表示し、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作が前記第2タイプのジャンプ操作である場合、前記取得された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2の子アプリケーションプログラムによって、前記第2の子アプリケーションプログラムに属する画面を、表示中の前記画面を上書きするように表示する
ように構成される生成モジュールと、を備える、前記装置。
【請求項9】
前記検出モジュールは更に、前記画面における子アプリケーションプログラムのジャンプ入口に施す子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出するように構成され、前記子アプリケーションプログラム識別子表示モジュールは更に、前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、前記画面の所在するビュー層より最上位ビュー層でフローティングウィンドウを描画し、前記フローティングウィンドウに、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するように構成されることを特徴とする
請求項
8に記載の装置。
【請求項10】
前記装置は、
子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスを取得し、選択された前記子アプリケーションプログラム識別子が前記ジャンプパスに存在する場合、前記ジャンプパスにおける、選択された前記子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子を削除し、選択された前記子アプリケーションプログラム識別子が前記ジャンプパスに存在しない場合、選択された前記子アプリケーションプログラム識別子を前記ジャンプパスの末尾に追加するように構成される記録モジュールを更に備えることを特徴とする
請求項
8に記載の装置。
【請求項11】
前記装置は、
現在表示画面に対応する戻り命令を取得し、前記戻り命令に応じて、現在表示画面に対応する子アプリケーションプログラム識別子を決定し、前記ジャンプパスにおいて、決定された前記子アプリケーションプログラム識別子に隣接し且つ決定された前記子アプリケーションプログラム識別子の前に位置する子アプリケーションプログラム識別子をサーチし、サーチして得られた前記子アプリケーションプログラム識別子に対応する子アプリケーションプログラムの、ジャンプを発生した当時に表示されていた画面に戻るように構成される戻りモジュールを更に備えることを特徴とする
請求項
10に記載の装置。
【請求項12】
前記装置は、
第1
の子アプリケーションプログラムから第2
の子アプリケーションプログラムへのジャンプのジャンプ関係をサーバーに送信し、サーバーからフィードバックされた、前記ジャンプ関係に対応する検証結果を受信するように構成される検証モジュールを更に備え、
前記生成モジュールは更に、前記検証結果として、前記ジャンプ関係が許容されることを示す場合、選択された前記子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2
の子アプリケーションプログラムによって、表示中の前記画面を上書きするように表示される前記第2
の子アプリケーションプログラムに属する画面を生成するように構成されることを特徴とする
請求項
8に記載の装置。
【請求項13】
コンピュータの1つ又は複数のプロセッサに、請求項1から
7のいずれか一項に記載の方法を実行させるための命令を備える、コンピュータプログラム。
【請求項14】
コンピュータデバイスであって、メモリとプロセッサとを備え、前記メモリには、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサにより実行される時、前記プロセッサに、請求項1から
7のうちいずれか一項に記載の方法のステップを実行させる、前記コンピュータデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2018年01月18日に中国特許局に提出された、出願番号が2018100483448であり、発明名称が「アプリケーションプログラム処理方法、その、装置、記憶媒体及びコンピュータデバイス」である中国特許出願に優先権を主張し、その全ての内容が引用によって本出願に取り込まれている。
【0002】
本出願は、コンピュータ技術分野に関し、特にアプリケーションプログラム処理方法、装置、記憶媒体及びコンピュータデバイスに関するものである。
【0003】
本出願は、コンピュータ技術分野に関し、特にアプリケーションプログラム処理方法、装置、記憶媒体及びコンピュータデバイスに関するものである。
【背景技術】
【0004】
アプリケーションプログラムは、何らかの結果を得るために、コンピュータ等のような情報処理能力を有する端末により実行されるコード化命令シーケンスであるか、又は、コード化命令シーケンスに自動変換可能なコーディングされた命令シーケンスやコーディングされたステートメントシーケンスである。現在、ユーザは、端末に、撮影アプリケーションプログラム、ソーシャルアプリケーションプログラム又はメールアプリケーションプログラム等のような様々なアプリケーションプログラムをインストールすることができ、それによって端末にインストールされたこれらのアプリケーションにより、撮影機能、ソーシャル機能又は電子メール管理機能等のような様々な機能を実現させることができる。
【0005】
現在、ユーザは、あるアプリケーションプログラムの使用中で、別のアプリケーションプログラムのデータを取得しようとする場合、ユーザからの命令に応じて現在使用されているアプリケーションプログラムを中断してから、取得しようとするデータが属するアプリケーションプログラムを起動して使用する必要がある。従って、現在、アプリケーションプログラムの使用が、時間がかかる一連のステップが必要であり、非常に煩雑であり、それによってアプリケーションプログラムの使用効率が低くなってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願に開示される各実施例に基づいて、アプリケーションプログラム処理方法、装置、記憶媒体及びコンピュータデバイスを考案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
アプリケーションプログラム処理方法であって、コンピュータデバイスにより実行され、前記方法は、
親アプリケーションプログラムによって実行される第1子アプリケーションプログラムの画面を表示するステップと、
前記画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出するステップと、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するステップと、
表示されている子アプリケーションプログラム識別子から選択操作によって選択された子アプリケーションプログラム識別子を決定するステップと、
選択された前記子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の前記画面を上書きするように表示される前記第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成するステップと、を含む。
【0008】
アプリケーションプログラム処理装置であって、
親アプリケーションプログラムによって実行される第1子アプリケーションプログラムの画面を表示するように構成される子アプリケーションプログラム表示モジュールと、
前記画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出するように構成される検出モジュールと、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するように構成される子アプリケーションプログラム識別子表示モジュールと、
表示されている子アプリケーションプログラム識別子から選択操作によって選択された子アプリケーションプログラム識別子を決定するように構成される決定モジュールと、
選択された前記子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の前記画面を上書きするように表示される前記第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成するように構成される生成モジュールと、を備える。
【0009】
コンピュータ可読命令が記憶されている不揮発性記憶媒体であって、前記コンピュータ可読命令が1つ又は複数のプロセッサにより実行される場合、1つ又は複数のプロセッサに、
親アプリケーションプログラムによって実行される第1子アプリケーションプログラムの画面を表示するステップと、
前記画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出するステップと、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するステップと、
表示されている子アプリケーションプログラム識別子から選択操作によって選択された子アプリケーションプログラム識別子を決定するステップと、
選択された前記子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の前記画面を上書きするように表示される前記第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成するステップと、を実行させる。
【0010】
コンピュータデバイスであって、メモリと、プロセッサとを備え、前記メモリにコンピュータ可読命令が記憶されており、前記コンピュータ可読命令が前記プロセッサにより実行される場合、前記プロセッサに、
親アプリケーションプログラムによって実行される第1子アプリケーションプログラムの画面を表示するステップと、
前記画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出するステップと、
前記子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するステップと、
表示されている子アプリケーションプログラム識別子から選択操作によって選択された子アプリケーションプログラム識別子を決定するステップと、
選択された前記子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の前記画面を上書きするように表示される前記第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成するステップと、を実行させる。
【0011】
本出願の1つ又は複数の実施例に関する詳細は、下記の図面及び記載に開示される。本出願の他の特徴、目的、及び利点は、明細書、図面及び特許請求の範囲から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】一実施例におけるアプリケーションプログラム処理システムの適用環境を示す図である。
【
図2】一実施例におけるアプリケーションプログラム処理方法を示すフローチャートである。
【
図3】一実施例におけるオペレーティングシステム、親アプリケーションプログラム、子アプリケーションプログラム及び子アプリケーションプログラムの画面の間の関係を示す概略図である。
【
図4】一実施例における第1子アプリケーションプログラムの画面を表示するインタフェースを示す概略図である。
【
図5】一実施例における候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するインタフェースを示す概略図である。
【
図6】一実施例における第2子アプリケーションプログラムの画面を表示するインタフェースを示す概略図である。
【
図7】別の実施例における候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するインタフェースを示す概略図である。
【
図8】一実施例におけるアプリケーションプログラム処理方法を示すフローチャートである。
【
図9】一実施例におけるアプリケーションプログラム処理装置のモジュール構成を示す図である。
【
図10】別の実施例におけるアプリケーションプログラム処理装置のモジュール構成を示す図である。
【
図11】一実施例におけるコンピュータデバイスの内部構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本出願の実施例における技術的解決手段をより明確にするために、上記において、実施例の説明に必要な図面を簡単に説明している。勿論、上記の図面は本出願の一部の実施例に過ぎず、当業者は創造的な労力を払わない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【0014】
本出願の目的、技術的解決手段及びメリットをより明確にするために、下記において、図面及び実施例を参照して、本出願をさらに詳しく説明する。ここに記載される具体的な実施例は、本出願を説明するためのものに過ぎず、本出願の保護範囲を限定するものではないことは理解されるべきである。
【0015】
図1は、一実施例におけるアプリケーションプログラム処理システムの適用環境を示す図である。
図1に示されるように、該アプリケーションプログラム処理システムは、端末110とサーバー120とを備える。端末110とサーバー120は、ネットワークを介して接続される。端末110上でオペレーティングシステムが実行されており、そしてオペレーティングシステム上で親アプリケーションプログラムが実行され、端末110は、該親アプリケーションプログラムによって、アプリケーションプログラム処理方法を実施し、それによって、該親アプリケーションプログラムを介して、子アプリケーションプログラムのジャンプを実現させる。端末110は、具体的には、親アプリケーションプログラムによって、子アプリケーションプログラム論理層処理ユニット及び対応する子アプリケーションプログラムビュー層処理ユニットを作成することが可能である。子アプリケーションプログラムビュー層処理ユニットは、子アプリケーションプログラム画面の生成に用いられることが可能である。ここで、サーバー120は、子アプリケーションプログラム間のジャンプのジャンプ関係を検証するためにも用いられ、ジャンプ関係が許容される場合しか、端末は、子アプリケーションプログラム間のジャンプを行わない。
【0016】
図2は、一実施例におけるアプリケーションプログラム処理方法を示すフローチャートである。本実施例において、該方法を上記
図1に示される端末110に適用することを例として説明する。
図2に示されるように、該アプリケーションプログラム処理方法は具体的には下記ステップを含む。
【0017】
S202において、親アプリケーションプログラムによって実行される第1子アプリケーションプログラムの画面を表示する。
【0018】
具体的には、端末上でオペレーティングシステムが実行されており、オペレーティングシステム上で親アプリケーションプログラムが実行されている。オペレーティングシステム(Operating System:OSと略称)は、端末のハードウェア及びソフトウェアリソースを管理して制御するためのコンピュータプログラムであり、ユーザ端末のベアメタル上で直接的に実行される最も基本となるシステムソフトウェアである。アプリケーションプログラムの実行は、オペレーティングシステムのサポートが必要である。オペレーティングシステムは、ウィンドウズ(登録商標)(Windows)オペレーティングシステムやLinux(登録商標)オペレーティングシステム又はMac OS(アップルデスクトップオペレーティングシステム)等のようなデスクトップオペレーティングシステムであってもよいし、iOS(アップル移動端末オペレーティングシステム)又はアンドロイド(登録商標)(Android)オペレーティングシステム等のようなモバイルオペレーティングシステムであってもよい。
【0019】
親アプリケーションプログラムは、ネイティブアプリケーションプログラムである。ネイティブアプリケーションプログラムは、オペレーティングシステムで直接的に実行されることが可能であるアプリケーションプログラムである。親アプリケーションプログラムは、ソーシャルアプリケーションプログラム、メールアプリケーションプログラム又はゲームアプリケーションプログラム等であってもよい。ソーシャルアプリケーションプログラムは、インスタントメッセージアプリケーション、SNS(Social Network Service:ソーシャルネットワークウェブサイト)アプリケーション又はライブ配信アプリケーション等を含む。親アプリケーションプログラムは具体的には、ウィーチャットプログラム(WeChat)であってもよい。
【0020】
子アプリケーションプログラムは、親アプリケーションプログラムによって提供される環境で実行されることが可能であるアプリケーションプログラムである。子アプリケーションプログラムは具体的には、ソーシャルアプリケーションプログラム、ファイル管理アプリケーションプログラム、メールアプリケーションプログラム又はゲームアプリケーションプログラム等であってもよい。親アプリケーションプログラムは具体的には、ウィーチャットプログラム(WeChat)であってもよく、対応する子アプリケーションプログラムは、ミニプログラムと呼ばれてもよい。
【0021】
図3は、一実施例におけるオペレーティングシステム、親アプリケーションプログラム、子アプリケーションプログラム及び子アプリケーションプログラムの画面の間の関係を示す概略図である。
図3に示されるように、端末上でオペレーティングシステムが実行され、オペレーティングシステム上で親アプリケーションプログラムが実行され、親アプリケーションプログラムは、子アプリケーションプログラムを実行するための環境を提供する。端末は、親アプリケーションプログラムによって、子アプリケーションプログラムを実現するための子アプリケーションプログラム論理層ユニット及び対応する子アプリケーションプログラムビュー層ユニットを作成することができる。子アプリケーションプログラム論理層ユニットは、子アプリケーションプログラムのパッケージ内の画面論理コードの実行に用いられる。子アプリケーションプログラムビュー層ユニットは、子アプリケーションプログラムのパッケージ内の画面構造コード及び画面スタイルコードの実行に用いられる。パッケージ内の画面論理コード、画面構造コード及び画面スタイルコードは、画面コードと総称されてもよい。
【0022】
一実施例において、親アプリケーションプログラムによって提供される環境で子アプリケーションプログラムを実行されようとする場合、端末は、親アプリケーションプログラムによって、該子アプリケーションプログラムを実現させるための子アプリケーションプログラム論理層ユニット及び対応する子アプリケーションプログラムビュー層ユニットを作成し、該子アプリケーションプログラムに対応する画面コードを取得することができる。そして、端末は、子アプリケーションプログラムビュー層ユニットにより、画面コード内の画面構造コードを実行し、該画面構造コードで指定されたコンポーネント識別子に従ってコンポーネントを選択し、そしてから、画面コード内の画面スタイルコードを実行して、選択されたコンポーネントを並んで、画面データをコンポーネントに適用してレンダリングし、該子アプリケーションプログラムの画面を生成して表示することができる。これにより、親アプリケーションプログラムによって実行される子アプリケーションプログラムの画面を表示することができる。
【0023】
ここで、画面データは、子アプリケーションプログラムの画面をレンダリングするための必要なデータである。画面データは、子アプリケーションプログラムの画面論理コードで定義された画面初期データであってもよいし、子アプリケーションプログラムの画面論理コードにより指定された格納場所から読み取ったデータであってもよいし、子アプリケーションプログラム論理層ユニットが子アプリケーションプログラムビュー層ユニットから送られたイベントを処理して生成されたデータであってもよい。
【0024】
画面構造コードは、画面構成を定義するコードである。画面構造コードは、画面に含まれるコンポーネントの識別子を含んでもよい。画面スタイルコードは、画面スタイルを定義するコードである。画面論理コードは、対応する子アプリケーションプログラム画面の処理論理を定義するコードである。
【0025】
コンポーネントは、親アプリケーションプログラムによって提供される異なる子アプリケーションプログラムの画面に共用される共通コンポーネントであってもよいし、該子アプリケーションプログラムにより自ら提供される、該子アプリケーションプログラムに独自で使用されるプライベートコンポーネントであってもよい。コンポーネントは、視覚的態様を有するものであり、子アプリケーションプログラムの画面の構成ユニットである。コンポーネントは、一意的識別子を有する。該識別子は、コンポーネントの名称であってもよい。
【0026】
ここで、第1子アプリケーションプログラム及び後述される第2子アプリケーションプログラムは、いずれも子アプリケーションプログラムであり、異なる子アプリケーションプログラムであることが自明である。
【0027】
S204において、画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出する。
【0028】
ここで、子アプリケーションプログラムジャンプ操作は、子アプリケーションプログラムのジャンプをトリガするための操作である。画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作は、現在表示画面が属する子アプリケーションプログラムから他の子アプリケーションプログラムにジャンプするための操作である。
【0029】
具体的には、端末は、現在表示画面が属する子アプリケーションプログラムによって、現在表示画面に対応する予め定義されたトリガ操作を検出又は監視することができる。予め定義されたトリガ操作を検出した場合、親アプリケーションプログラムに通知する。親アプリケーションプログラムは、それによって子アプリケーションプログラムジャンプ操作が検出されたと判定する。端末は、親アプリケーションプログラムによって、現在表示画面に対応する予め定義されたトリガ操作を直接的に検出又は監視することもできる。予め定義されたトリガ操作を検出した場合、子アプリケーションプログラムジャンプ操作が検出されたと判定する。
【0030】
ここで、予め定義されたトリガ操作は、画面コントロールに対するタッチ操作やカーソルクリック操作等のような、画面内の画面コントロールに対する動作であってもよい。トリガ操作は、予め定義された物理ボタンに対する押圧操作、子アプリケーションプログラムの画面を表示する時にトリガする揺動操作、又は子アプリケーションプログラムの画面に対するドラッグ操作等であってもよい。
【0031】
S206において、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示する。
【0032】
ここで、子アプリケーションプログラム識別子は、1つの子アプリケーションプログラムを一意的に識別するためのものである。子アプリケーションプログラム識別子は、数字、アルファベット及び符号のうちの少なくとも1つの文字の文字列であってよい。
【0033】
候補となる子アプリケーションプログラム識別子は、親アプリケーションプログラムで過去において実行された子アプリケーションプログラムの子アプリケーションプログラム識別子であってもよい。よって、ジャンプ先である子アプリケーションプログラムは、過去において親アプリケーションプログラムで実行されたものであるため、該子アプリケーションプログラムを実行する前に、子アプリケーションプログラムのパッケージをダウンロードする必要があることによる手間が省ける。
【0034】
候補となる子アプリケーションプログラム識別子は、それに関連する地理位置とローカル地理位置との間の地理位置の遠近条件を満たす子アプリケーションプログラム識別子であってもよい。それによって、子アプリケーションプログラムの識別子は、ローカル地理位置までの距離の遠近に従って表示されることが可能であり、ユーザは、地理位置を利用して必要な子アプリケーションプログラムを位置決めすることができ、便利で迅速である。
【0035】
候補となる子アプリケーションプログラム識別子は、それの対応するアプリケーションタイプが現在表示画面の属する子アプリケーションプログラムのアプリケーションタイプに類似する子アプリケーションプログラム識別子であってもよい。それによって、ユーザは、現在の子アプリケーションプログラムの画面中にサーチしようとする画面コンテンツを見付けなかった時、類似した子アプリケーションプログラムの画面に迅速にジャンプしてサーチしようとする画面コンテンツをサーチし続けることができる。
【0036】
候補となる子アプリケーションプログラム識別子は、現在ログインしているユーザ識別子に対応するユーザ行為データに基づいてスクリーニングされた子アプリケーションプログラム識別子であってもよい。それによって、ユーザ挙動データに基づいてスクリーニングされた子アプリケーションプログラムは、ユーザにとって関心のある子アプリケーションプログラムである可能性が極めて高いため、子アプリケーションプログラムの使用効率を向上させる。
【0037】
具体的には、端末は、親アプリケーションプログラムによって、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラムを取得し、そして候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することができる。
【0038】
一実施例において、端末は、親アプリケーションプログラムによって、表示している候補となる子アプリケーションプログラム識別子に対応するスライド操作を検出し、スライド操作により、現在表示中の子アプリケーションプログラム識別子からジャンプすることもできる。
【0039】
S208において、表示されている子アプリケーションプログラム識別子から選択操作によって選択された子アプリケーションプログラム識別子を決定する。
【0040】
具体的には、端末は、親アプリケーションプログラムによって、表示されている子アプリケーションプログラム識別子に対する選択操作を検出することで、選択操作によって選択された子アプリケーションプログラム識別子を決定することができる。
【0041】
S210において、選択された前記子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成する。
【0042】
具体的には、端末は、第2子アプリケーションプログラムに対応する子アプリケーションプログラムビュー層ユニットによって、第2子アプリケーションプログラムに対応する画面構造コードを実行し、該画面構造コードで指定されたコンポーネント識別子に従ってコンポーネントを選択し、そうしてから、第2子アプリケーションプログラムに対応する画面スタイルコードを実行して、選択されたコンポーネントを並べ、画面データをコンポーネントに適用してレンダリングし、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成することができる。
【0043】
一実施例において、端末は、親アプリケーションプログラムによって、第2子アプリケーションプログラムに対応する子アプリケーションプログラムビュー層ユニットによって生成された画面を、表示中の画面を上書きするように表示することができる。それによって、ユーザは、子アプリケーションプログラムを使用する時、親アプリケーションプログラムから提供された親アプリケーションプログラムレベルのジャンプによって、子アプリケーションプログラムを自由に切り替えることができる。子アプリケーションプログラムの開発者は、子アプリケーションプログラムに対してジャンプ機能を個別に開発する必要がなく、子アプリケーションプログラムの開発コスト及び開発の作業量を低減させ、それによって親アプリケーションプログラムにおける子アプリケーションプログラムのアクセスの回数を増加させる。
【0044】
一実施例において、第2子アプリケーションプログラムに対応する子アプリケーションプログラムビュー層ユニットは画面を生成した後、表示中の画面を自動的に上書きするように表示することもできる。
一実施例において、第2子アプリケーションプログラムによって生成される、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面は、第2子アプリケーションプログラムのメイン画面であってもよいし、設定された特定画面であってもよい。
【0045】
上記アプリケーションプログラム処理方法において、オペレーティングシステム上で親アプリケーションプログラムが実行されており、子アプリケーションプログラムが親アプリケーションプログラムによって実行され、該子アプリケーションプログラムに属する画面を表示する。現在表示画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出した後、該子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を自動的に表示することができる。それによって、ユーザは、候補となる子アプリケーションプログラム識別子から、ジャンプ先となる第2子アプリケーションプログラムを自ら選択することができる。第2子アプリケーションプログラムは、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成し、子アプリケーションプログラムのジャンプを自動的に実現させる。現在使用中のアプリケーションプログラムを終了してからジャンプ先となるアプリケーションプログラムを起動することによる手間が省け、アプリケーションプログラムの使用回数と利便性を向上させる。
【0046】
一実施例において、S204は、画面内の子アプリケーションプログラムのジャンプ入口に施す子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出することを含む。S206は、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、画面の所在するビュー層より最上位ビュー層でフローティングウィンドウを描画することと、フローティングウィンドウに、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することとを含む。
【0047】
ここで、子アプリケーションプログラムのジャンプ入口は、子アプリケーションプログラムジャンプ操作をトリガするための操作入口である。子アプリケーションプログラムのジャンプ入口は具体的に、画面コントロール、アイコン、リンク又は仮想ボタン等であってもよい。子アプリケーションプログラムジャンプ操作は具体的には、子アプリケーションプログラムのジャンプ入口に施すタッチ操作又はクリック操作であってもよい。該タッチ操作又はクリック操作は、短時間操作であってもよいし、長押し操作であってもよい。
【0048】
ビュー層は、画面コンテンツを描画するための層である。フローティングウィンドウは、表示位置及び表示サイズがカスタマイズされたウィンドウであってもよい。フローティングウィンドウの所在するビュー層は、常に最上位ビュー層である。フローティングウィンドウは、矩形であってもよいし、円形又は不規則形状であってもよい。
【0049】
具体的には、端末は、現在表示画面が属する子アプリケーションプログラムによって、画面内の子アプリケーションプログラムのジャンプ入口に施す子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出又は監視することができる。子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出した時、親アプリケーションプログラムに通知する。それによって、親アプリケーションプログラムは、子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出することができる。端末は、親アプリケーションプログラムによって、画面内の子アプリケーションプログラムのジャンプ入口に施す子アプリケーションプログラムジャンプ操作を直接検出又は監視することもできる。
【0050】
更に、端末上で実行されている親アプリケーションプログラムは、画面内の子アプリケーションプログラムのジャンプ入口に施す子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出した後、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、現在表示画面の所在するビュー層より最上位ビュー層でフローティングウィンドウを描画し、更に、フローティングウィンドウに、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示する。ここで、フローティングウィンドウの表示位置及び表示サイズは、親アプリケーションプログラムに対応するサーバーにより一括設定されてもよいし、ユーザによりカスタマイズされてもよい。
【0051】
一実施例において、子アプリケーションプログラムのジャンプ入口は、子アプリケーションプログラムの画面に属してもよい。親アプリケーションプログラムに対応するサーバーは、子アプリケーションプログラムジャンプ入口設定ファイルを一括設定することができる。子アプリケーションプログラムの画面開発者は、子アプリケーションプログラムの画面を開発する時、該一括設定された子アプリケーションプログラムジャンプ入口設定ファイルに基づいて、開発される画面において子アプリケーションプログラムのジャンプ入口を設定する。
【0052】
一実施例において、子アプリケーションプログラムのジャンプ入口は、子アプリケーションプログラムの画面に属しなくてもよい。端末は、親アプリケーションプログラムによって、子アプリケーションプログラムのジャンプ入口を含むナビゲーション欄を生成し、ナビゲーション欄と子アプリケーションプログラムの画面を組み合わせて表示することができる。
【0053】
例として、
図4は、一実施例における第1子アプリケーションプログラムの画面を表示するインタフェースを示す概略図である。
図4に示されるように、該インタフェースは、子アプリケーションプログラム識別子401と、子アプリケーションプログラムのジャンプ入口402とを含む。端末は、親アプリケーションプログラムによって、子アプリケーションプログラムのジャンプ入口402に施する子アプリケーションプログラムジャンプ操作(例えば、長押し操作)を検出することができ、現在表示画面の所在するビュー層より最上位ビュー層で
図5に示されるフローティングウィンドウを描画し、そしてフローティングウィンドウにおいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示する。
図5に示されるように、該図には、フローティングウィンドウ510と、フローティングウィンドウ510で表示される候補となる子アプリケーションプログラム識別子511とが含まれる。
【0054】
端末は、親アプリケーションプログラムによって、表示されている子アプリケーションプログラム識別子に施する選択操作(例えば、タッチ操作)を検出し、表示されている子アプリケーションプログラム識別子から選択操作によって選択された子アプリケーションプログラム識別子を決定し、
図6に示される第2子アプリケーションプログラムの画面にジャンプすることができる。
【0055】
例として、親アプリケーションプログラムをウィーチャットとし、子アプリケーションプログラムをミニプログラムとする。例えば、ユーザは、京東商城ミニプログラムを使用する時に、所望の商品が見つからない場合、マルチタスクインタフェースにより、唯品会ミニプログラムを起動することができる。それによって、ミニプログラムの開発者がジャンプを用意していない場合、ユーザは、ウィーチャットから提供されたシステムレベルのジャンプにより、他のミニプログラムに自由に切り替えることができる。ここで、マルチタスクインタフェースは、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するフローティングウィンドウである。
【0056】
上記実施例において、ユーザは、子アプリケーションプログラムを使用する時、親アプリケーションプログラムから提供された親アプリケーションプログラムレベルのジャンプによって、子アプリケーションプログラムを自由に切り替えることができ、便利で迅速である。
【0057】
一実施例において、S204は、画面のドラッグによりトリガされた子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出することを含む。S206は、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、画面のドラッグで形成された画面領域において、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することを含む。
【0058】
ここで、画面のドラッグによりトリガされた子アプリケーションプログラムジャンプ操作は具体的には、画面のドラッグ操作であってもよい。画面のドラッグ操作は具体的には、眼で制御する画面のドラッグ操作又は手で制御する画面のドラッグ操作等であってもよい。眼で制御する画面のドラッグ操作は、具体的には、瞳孔位置の移動により、端末の画面のドラッグを制御するという操作であってもよい。手で制御する画面のドラッグ操作は、指のタッチ、スライド操作により、端末の画面のドラッグを制御するという操作であってもよい。
【0059】
具体的には、端末が親アプリケーションプログラムで画面をドラッグする時、移動の画面領域とスクリーンの上端又はナビゲーション欄の下の境界との間で、画面コンテンツが非表示である画面領域が形成される。端末は、親アプリケーションプログラムによって、候補となる子アプリケーションプログラムの識別子を該画面領域に表示することができる。ここで、画面コンテンツが非表示であることは、該画面領域に如何なるコンテンツも表示しないことを意味することなく、「ロード中」又は「loading」等のような画面更新を示す識別文字、画像又は動画等を表示することができる。
【0060】
例として、
図7は、一実施例における候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するインタフェースを示す概略図である。
図7に示されるように、該インタフェースは、画面のドラッグで形成された画面領域710と、該画面領域710に表示される候補となる子アプリケーションプログラム識別子711とを含む。
【0061】
本実施例において、ユーザは、子アプリケーションプログラムを使用する時、親アプリケーションプログラムから提供された親アプリケーションプログラムレベルのジャンプによって、子アプリケーションプログラムを自由に切り替えることができ、便利で迅速である。また、表示される子アプリケーションプログラム識別子は、現在表示中の子アプリケーションプログラムの画面を上書きすることがなく、現在フロントで実行されている子アプリケーションプログラムの通常のユーザ使用に影響を与えない。
【0062】
一実施例において、画面のドラッグにより形成された異なるドラッグ距離は、異なるタイプの操作をトリガすることができる。例えば、子アプリケーションプログラムジャンプ操作又は画面更新動作等が挙げられる。本実施例において、端末は、異なる操作のそれぞれに対応する画面ドラッグ距離区間を予め設定することができる。現在の画面のドラッグによる画面のドラッグ距離が属する画面ドラッグ距離区間に基づいて、画面のドラッグによりトリガされた操作を判定する。それによって、異なる操作のトリガを正確かつ容易に制御し、エラーの発生を避けることができる。
【0063】
一実施例において、該アプリケーションプログラム処理方法は、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスを取得することと、選択された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在する場合、ジャンプパスにおける、選択された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子を削除することと、選択された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在しない場合、選択された子アプリケーションプログラム識別子をジャンプパスの末尾に追加することとを更に含む。
【0064】
ここで、ジャンプパスには、子アプリケーションプログラムのジャンプ順に並べる子アプリケーションプログラム識別子が含まれ、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係が記録されている。例えば、「子アプリケーションプログラムAから子アプリケーションプログラムBにジャンプし、更に子アプリケーションプログラムCにジャンプする」という子アプリケーションプログラムのジャンプ関係が記録されているジャンプパスは、A→B→Cである。
【0065】
具体的には、端末は、親アプリケーションプログラムによって、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスを取得し、取得したジャンプパスにおける子アプリケーションプログラム識別子をトラバースし、トラバースして取得された子アプリケーションプログラム識別子を選択された子アプリケーションプログラム識別子と比較することができる。親アプリケーションプログラムは、トラバースして取得された子アプリケーションプログラム識別子が選択された子アプリケーションプログラム識別子と同じであると判定した場合、ジャンプパスにおけるトラバースして取得された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子を削除する。親アプリケーションプログラムは、トラバースして取得された各子アプリケーションプログラム識別子がいずれも選択された子アプリケーションプログラム識別子と異なると判定するとした場合、選択された子アプリケーションプログラム識別子をジャンプパスの末尾に直接的に追加する。
【0066】
例として、端末が親アプリケーションプログラムによって取得したジャンプパスは、「A→B→C」であるとする。現在、Cに対応する子アプリケーションプログラムからAに対応する子アプリケーションプログラムにジャンプしようとする場合、Aが「A→B→C」に存在しているため、「A→B→C」においてAの後の子アプリケーションプログラム識別子を削除して、「A」を得る。現在、Cに対応する子アプリケーションプログラムからDに対応する子アプリケーションプログラムにジャンプしようとする場合、Dが「A→B→C」に存在しないため、Dを「A→B→C」の末尾に直接的に追加して、「A→B→C→D」を得る。
【0067】
子アプリケーションプログラムは、親アプリケーションプログラムから提供された環境において、単一インスタンスでの実行方式が採用されており、マルチインスタンスでの実行をサポートしないことが理解されるべきである。ある子アプリケーションプログラムにジャンプするたびに、該子アプリケーションプログラムは、画面スタックに記憶されている過去に表示されていた画面をクリアし、画面を改めて生成する。それによって、以前の子アプリケーションプログラムのジャンプ時のコンテキスト環境が失われる。ジャンプチェーンに複数の同じプログラムを保留する場合、繰り返してジャンプして戻って来る時でも、ジャンプの元状態を復元することができない。それによって、好ましくは、連続のジャンプにおいて、ジャンプパスに既に存在している子アプリケーションプログラムにジャンプする場合、ジャンプパスから、該子アプリケーションプログラムの後のジャンプ関係を削除する。また、ジャンプ関係を削除した後、該ジャンプ関係における子アプリケーションプログラムのバックグランドの実行状態を終了し、端末のメモリ占用及び消費電力を低減させる。
【0068】
本実施例において、親アプリケーションプログラムから提供された環境において、子アプリケーションプログラム間のジャンプを行う時、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係が記録されているため、アクセスしたことがある各子アプリケーションプログラムに一つずつ戻ることができる。
【0069】
一実施例において、該アプリケーションプログラム処理方法は、現在表示画面に対応する戻り命令を取得することと、戻り命令に応じて、現在表示画面に対応する子アプリケーションプログラム識別子を決定することと、ジャンプパスにおいて、決定された子アプリケーションプログラム識別子に隣接し、且つ決定された子アプリケーションプログラム識別子の前に位置する子アプリケーションプログラム識別子をサーチすることと、サーチして得られた子アプリケーションプログラム識別子に対応する子アプリケーションプログラムの、ジャンプを発生した当時に表示されていた画面に戻ることとを更に含む。
【0070】
ここで、戻り命令は、以前に起動したことがある子アプリケーションプログラムに戻るための命令である。端末は、親アプリケーションプログラムによって、現在表示画面でトリガされたイベントを検出又は監視することができる。該イベントは、現在表示画面の属する子アプリケーションプログラムから以前に起動したことがある子アプリケーションプログラムへの戻りをトリガするために用いられる。該イベントは、アイコンや仮想ボタン等の操作入口に対するトリガ操作、又は現在表示画面に対するトリガ操作であってもよい。トリガ操作は、タッチ操作、クリック操作又はスライド操作等であってもよい。
【0071】
具体的には、端末は、親アプリケーションプログラムによって戻り命令を取得した後、該戻り命令に応じて、現在表示画面に対応する子アプリケーションプログラム識別子を決定し、そして、ジャンプパスにおいて、決定された子アプリケーションプログラム識別子に隣接し、且つ決定された子アプリケーションプログラム識別子の前に位置する子アプリケーションプログラム識別子をサーチする。サーチして得られた子アプリケーションプログラム識別子に対応する子アプリケーションプログラムの、ジャンプを発生した当時に表示されていた画面に戻る。
【0072】
ここで、端末が第2子アプリケーションプログラムによって、第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成して現在の画面を上書きしてから、該上書きされた第1子アプリケーションプログラムに属する画面は、画面スタックに保存される。第2子アプリケーションプログラムから第1子アプリケーションプログラムに戻る時に、画面スタックに記憶されている第1子アプリケーションプログラムに属する画面に直接的に戻る。
【0073】
本実施例において、ジャンプした後に子アプリケーションプログラムに戻るための処理方式を提案している。使用したことがある子アプリケーションプログラムに戻ろうとする場合、親アプリケーションプログラムにおいて直接的に戻ることができ、現在使用中のアプリケーションプログラムを終了してから、戻ろうとする戻り先となるアプリケーションプログラムを起動することによる手間が省け、アプリケーションプログラムの使用効率を向上させる。また、以前に起動したことがある子アプリケーションプログラムに戻る場合、戻ろうとする子アプリケーションプログラムのジャンプした時に表示されていた画面に迅速に直接戻る。ユーザが該画面で操作を継続することができ、アプリケーションプログラムの利便性を向上させる。
【0074】
一実施例において、子アプリケーションプログラムは、サードパーティ子アプリケーションプログラムとネイティブプラグイン子アプリケーションプログラムとを含む。ここで、ネイティブプラグイン子アプリケーションプログラムは、親アプリケーションプログラムの開発者により開発されたものであり、親アプリケーションプログラムのプラグイン機能を実現するための子アプリケーションプログラムである。例えば、付近入口子アプリケーションプログラム又はスキャン子アプリケーションプログラム等である。ユーザにとって、ネイティブプラグイン子アプリケーションプログラムの画面の画面構造と画面スタイルが、親アプリケーションプログラム画面と同じである。サードパーティ子アプリケーションプログラムは、親アプリケーションプログラムに対応するオープンサービスプラットフォームに登録された第三者であるサービスプロバイダにより開発された子アプリケーションプログラムである。ネイティブプラグイン子アプリケーションプログラムの画面は、サードパーティ子アプリケーションプログラムの画面と相違しているところがある。
【0075】
一実施例において、候補となる子アプリケーションプログラム識別子は、いずれもサードパーティ子アプリケーションプログラムの子アプリケーションプログラム識別子である。それによって、サードパーティ子アプリケーションプログラムの開発者は、子アプリケーションプログラムに対してジャンプ機能を個別に開発する必要がなく、子アプリケーションプログラムの開発コスト及び開発の作業量を低減させ、それによって親アプリケーションプログラムにおける子アプリケーションプログラムのアクセスの利便性を向上させ、及びアクセス量を増加させる。
【0076】
一実施例において、該アプリケーションプログラム処理方法は、子アプリケーションプログラムジャンプ操作が第1タイプのジャンプ操作である場合、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するステップを引き続き実行することと、子アプリケーションプログラムジャンプ操作が第2タイプのジャンプ操作である場合、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、親アプリケーションプログラムの画面に切り替えることと、親アプリケーションプログラムの画面によって、ジャンプ先となる子アプリケーションプログラム識別子の取得をトリガすることと、取得された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成することとを更に含む。
【0077】
ここで、第1タイプのジャンプ操作と第2タイプのジャンプ操作は、子アプリケーションプログラムのジャンプをトリガするための2つの異なる操作である。第1タイプのジャンプ操作は、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することによって、子アプリケーションプログラムのジャンプをトリガする。第2タイプのジャンプ操作は、親アプリケーションプログラムの画面に切り替えることによって、子アプリケーションプログラムのジャンプをトリガする。
【0078】
具体的には、端末は、親アプリケーションプログラムによって、各子アプリケーションプログラムジャンプ操作とジャンプタイプとの対応関係を予め確立することができる。例えば、短時間操作を第1タイプのジャンプ操作に対応させ、長時間動作を第2タイプのジャンプ操作に対応させる。それによって、端末は、親アプリケーションプログラムによってシングルクリック操作を検出した場合、第1タイプのジャンプ操作と判定し、長押し操作を検出した場合、第2タイプのジャンプ操作と判定する。それによって、異なる方式で、子アプリケーションプログラムのジャンプをトリガする。
【0079】
具体的には、親アプリケーションプログラムの画面は、子アプリケーションプログラムのジャンプをトリガするためのものである。つまり、1つの子アプリケーションプログラムから他の子アプリケーションプログラムにジャンプしようとする場合、まず親アプリケーションプログラムの画面に切り替えてから、該画面によりジャンプをトリガする必要がある。
【0080】
ここで、子アプリケーションプログラムのジャンプをトリガするための親アプリケーションプログラムに属する画面は、統合された画面であってもよい。統合された画面により、任意の子アプリケーションプログラムのジャンプ、起動をトリガすることができる。子アプリケーションプログラムのジャンプをトリガするための親アプリケーションプログラムに属する画面は、子アプリケーションプログラムと一対一に対応する親アプリケーションプログラムに属する画面であってもよい。子アプリケーションプログラム毎に、該子アプリケーションプログラムを起動するための1つの対応する親アプリケーションプログラムに属する画面が存在する。
【0081】
本実施例において、子アプリケーションプログラムのジャンプをトリガする親アプリケーションプログラム画面に切り替えることによって、子アプリケーションプログラムのジャンプを実現させ、新たな子アプリケーションプログラムへジャンプするための手段を提供する。
【0082】
一実施例において、該アプリケーションプログラム処理方法は、切り替え先となる画面に対応する画面識別子と、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスとを取得することと、取得された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在する場合、ジャンプパスにおける取得された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子及び画面識別子を削除することと、取得された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在しない場合、画面識別子及び取得された子アプリケーションプログラム識別子をジャンプパスの末尾に順次追加することとを更に含む。
【0083】
ここで、ジャンプパスには、子アプリケーションプログラムのジャンプ順に並べる子アプリケーションプログラム識別子及び/又は親アプリケーションプログラム画面識別子が含まれ、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係が記録され、子アプリケーションプログラムのジャンプ方式が反映されている。例えば、「子アプリケーションプログラムAから、親アプリケーションプログラムの画面Mに切り替えることによって、子アプリケーションプログラムCにジャンプする」という子アプリケーションプログラムのジャンプ関係が記録されているジャンプパスは、A→M→Cである。
【0084】
具体的には、端末は、親アプリケーションプログラムによって、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスを取得し、取得したジャンプパスにおける子アプリケーションプログラム識別子をトラバースし、トラバースして取得された子アプリケーションプログラム識別子を取得された子アプリケーションプログラム識別子と比較することができる。親アプリケーションプログラムは、トラバースして取得された子アプリケーションプログラム識別子が取得された子アプリケーションプログラム識別子と同じであると判定するとした場合、ジャンプパスにおけるトラバースして取得された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子及び画面識別子を削除する。親アプリケーションプログラムは、トラバースして取得された各子アプリケーションプログラム識別子がいずれも取得された子アプリケーションプログラム識別子と異なると判定するとした場合、画面識別子及び取得された子アプリケーションプログラム識別子をジャンプパスの末尾に順次追加する。
【0085】
例として、端末が親アプリケーションプログラムによって取得したジャンプパスは、「A→M1→B」であるとする。現在、Bに対応する子アプリケーションプログラムから、親アプリケーションプログラムの画面M2によって、Aに対応する子アプリケーションプログラムにジャンプしようとする場合、Aが「A→M1→B」に存在するため、「A→M1→B」においてAの後に位置する子アプリケーションプログラム識別子及び画面識別子を削除して、「A」を得る。現在、Bに対応する子アプリケーションプログラムから、親アプリケーションプログラムの画面M2によってCに対応する子アプリケーションプログラムにジャンプしようとする場合、Cが「A→M1→B」に存在しないため、画面識別子及び取得された子アプリケーションプログラム識別子を「A→M1→B」の末尾に順次追加して、「A→M1→B→M2→C」を得る。
【0086】
本実施例において、親アプリケーションプログラムから提供された環境において、子アプリケーションプログラム間のジャンプを行う時、子アプリケーションプログラムのジャンプ方式を反映する子アプリケーションプログラムのジャンプ関係が記録されているため、アクセスしたことがある各子アプリケーションプログラム又は親アプリケーションプログラム画面に一つずつ戻ることができる。
【0087】
一実施例において、端末は、親アプリケーションプログラムによって、戻り命令に応じて戻り操作を行う場合、ジャンプパスにおいて、決定された子アプリケーションプログラム識別子に隣接し且つ決定された子アプリケーションプログラム識別子の前に位置する子アプリケーションプログラム識別子又は画面識別子をサーチすることができる。子アプリケーションプログラム識別子を見つけた時、サーチして得られた子アプリケーションプログラム識別子に対応する子アプリケーションプログラムの、ジャンプを発生した当時に表示されていた画面に戻る。画面識別子を見つけた時、見つけた画面識別子に対応する画面に戻る。
【0088】
一実施例において、該アプリケーションプログラム処理方法は、第1子アプリケーションプログラムから第2子アプリケーションプログラムへのジャンプのジャンプ関係をサーバーに送信することと、サーバーからフィードバックされた、ジャンプ関係に対応する検証結果を受信することと、検証結果として、ジャンプ関係が許容されることを示す場合、選択された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成するステップを実行することとを更に含む。
【0089】
具体的には、端末は、親アプリケーションプログラムによって、ジャンプ先となる子アプリケーションプログラムに対応する子アプリケーションプログラム識別子を取得し、現在表示画面に対応する子アプリケーションプログラム識別子を取得する。端末は更に、2つの子アプリケーションプログラム識別子及び子アプリケーションプログラム間のジャンプ関係をサーバーに送信する。サーバーは、受信した子アプリケーションプログラム間のジャンプ関係を許容すべきかどうかを判定する。受信した子アプリケーションプログラム間のジャンプ関係が禁じられている場合、デフォルトの画面データを返信する。受信した子アプリケーションプログラム間のジャンプ関係が許容される場合、ジャンプ先となる子アプリケーションプログラムに対応する画面データを返信する。
【0090】
他の実施例において、サーバーは、受信した子アプリケーションプログラム間のジャンプ関係が許容されることを検出した場合、ジャンプ先となる子アプリケーションプログラムが有効であるかどうかを引き続き検出することもできる。ジャンプ先となる子アプリケーションプログラムが有効であれば、ジャンプ先となる子アプリケーションプログラムに対応する画面データを返信し、ジャンプ先となる子アプリケーションプログラムが無効であれば、デフォルトの画面データを返信する。
【0091】
例として、親アプリケーションプログラムにおいて実行されている子アプリケーションプログラムAから子アプリケーションプログラムBにジャンプしようとする場合、親アプリケーションプログラムは、AからBへのジャンプのジャンプ関係及びAとBの子アプリケーションプログラム識別子をサーバーに送信する。サーバーは、AからBへのジャンプを許容すべきかどうかを判定し、許容しない場合、デフォルトの画面データを返信し、許容するとした場合、Bが有効であるかどうかを引き続き判定し、有効であれば、Bに対応する画面データを返信し、無効であれば、デフォルトの画面データを返信する。
【0092】
ここで、デフォルトの画面データは、例えば、画面にアクセス不可能であるという画面通知等である。
【0093】
本実施例において、子アプリケーションプログラムのジャンプを行う前に、サーバーにより、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を許容すべきかどうかを検証する。許容するとした場合しか、ジャンプを行うことがなく、子アプリケーションプログラムの使用上の安全性を確保する。
【0094】
図8に示すように、具体的な実施例において、アプリケーションプログラム処理方法は具体的には下記ステップを含む。
【0095】
S802において、親アプリケーションプログラムによって実行される第1子アプリケーションプログラムの画面を表示する。
【0096】
S804において、画面における子アプリケーションプログラムのジャンプ入口に施す子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出する。
【0097】
S806において、検出された子アプリケーションプログラムジャンプ操作が第1タイプのトリガ操作であるか、それとも第2タイプのトリガ操作であるかを判定し、第1タイプのトリガ操作であれば、S808にジャンプし、第2タイプのトリガ操作であれば、S824にジャンプする。
【0098】
S808において、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、画面の所在するビュー層より最上位ビュー層でフローティングウィンドウを描画し、フローティングウィンドウに、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示する。
【0099】
S810において、表示されている子アプリケーションプログラム識別子から選択操作によって選択された子アプリケーションプログラム識別子を決定し、選択された前記子アプリケーションプログラム識別子が第2子アプリケーションプログラムに対応する。
【0100】
S812において、第1子アプリケーションプログラムから第2子アプリケーションプログラムへのジャンプのジャンプ関係をサーバーに送信し、サーバーからフィードバックされたジャンプ関係に対応する検証結果を受信する。
【0101】
S814において、検証結果として、ジャンプ関係が許容されることを示す場合、第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムの画面を生成する。
【0102】
S816において、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスを取得する。
【0103】
S818において、選択された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在するかどうかを判定し、存在すれば、S820にジャンプし、そうでなければ、S822にジャンプする。
【0104】
S820において、ジャンプパスにおける選択された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子を削除する。
【0105】
S822において、選択された子アプリケーションプログラム識別子をジャンプパスの末尾に追加する。
【0106】
S824において、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、親アプリケーションプログラムの画面に切り替え、親アプリケーションプログラムの画面によって、ジャンプ先となる子アプリケーションプログラム識別子の取得をトリガする。
【0107】
S826において、取得された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成する。
【0108】
S828において、切り替え先となる画面に対応する画面識別子と、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスとを取得する。
【0109】
S830において、取得された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在するかどうかを判定し、存在すれば、S832にジャンプし、そうでなければ、S834にジャンプする。
【0110】
S832において、ジャンプパスにおける取得された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子及び画面識別子を削除する。
【0111】
S834において、画面識別子及び取得された子アプリケーションプログラム識別子をジャンプパスの末尾に順次追加する。
【0112】
S836において、現在表示画面に対応する戻り命令を取得し、戻り命令に応じて、現在表示画面に対応する子アプリケーションプログラム識別子を決定する。
【0113】
S838において、ジャンプパスにおいて、決定された子アプリケーションプログラム識別子に隣接し、且つ決定された子アプリケーションプログラム識別子の前に位置する識別子をサーチする。見つけた識別子が子アプリケーションプログラム識別子である場合、S840にジャンプし、見つけた識別子が画面識別子である場合、S842にジャンプする。
【0114】
S840において、サーチして得られた子アプリケーションプログラム識別子に対応する子アプリケーションプログラムの、ジャンプを発生した当時に表示されていた画面に戻る。
【0115】
S842において、見つけた画面識別子に対応する画面に戻る。
【0116】
ここで、第1タイプのトリガ操作は、第1子アプリケーションプログラムがnavigateToMiniProgram JSAPIを呼び出すようにトリガし、第2子アプリケーションプログラムにジャンプする。第2タイプのトリガ操作は、第1子アプリケーションプログラムが親アプリケーションプログラムの画面を開いてから、親アプリケーションプログラムの画面ロジックから第2子アプリケーションプログラムを起動することをトリガする。子アプリケーションプログラムに戻る時に、navigateBackMiniProgram JSAPIを呼び出して、以前の子アプリケーションプログラムに戻ることができる。
【0117】
上記各実施例のフローチャートにおける各ステップは矢印に示される順番で表示されるが、これらのステップは、必ずしも矢印に示される順番で順次実行されるとは限らないと理解されるべきである。本明細書に特に明記しない限り、これらのステップの実行は厳格な順番に限定されるものではない。これらのステップは、他の順番で実行されてもよい。また、各実施例における少なくとも一部のステップは、複数のサブステップ又は複数の段階を含んでもよい。これらのサブステップ又は段階は、必ずしも同一の時刻で実行されるとは限らず、異なる時刻で実行されてもよい。これらのサブステップ又は段階は必ずしも実行順番で実行されるとは限らず、他のステップ又は他のステップのサブステップや段階の少なくとも一部と共に順次実行されてもよいし、交替で実行されてもよい。
【0118】
図9に示すように、一実施例において、アプリケーションプログラム処理装置900を提供する。
図900に示されるように、該アプリケーションプログラム処理装置900は、子アプリケーションプログラム表示モジュール901と、検出モジュール902と、子アプリケーションプログラム識別子表示モジュール903と、決定モジュール904と、生成モジュール905とを備える。アプリケーションプログラム処理装置900に備えられる各モジュールは、全部又は一部がソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0119】
子アプリケーションプログラム表示モジュール901は、親アプリケーションプログラムによって実行される第1子アプリケーションプログラムの画面を表示するように構成される。
【0120】
検出モジュール902は、画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出するように構成される。
【0121】
子アプリケーションプログラム識別子表示モジュール903は、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するように構成される。
【0122】
決定モジュール904は、表示されている子アプリケーションプログラム識別子から選択操作によって選択された子アプリケーションプログラム識別子を決定するように構成される。
【0123】
生成モジュール905は、選択された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成するように構成される。
【0124】
一実施例において、検出モジュール902は更に、画面における子アプリケーションプログラムのジャンプ入口に施す子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出するように構成される。子アプリケーションプログラム識別子表示モジュール903は更に、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、画面の所在するビュー層より最上位ビュー層でフローティングウィンドウを描画し、フローティングウィンドウに、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するように構成される。
【0125】
一実施例において、検出モジュール902は更に、画面のドラッグによりトリガされた子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出するように構成される。子アプリケーションプログラム識別子表示モジュール903は更に、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、画面のドラッグで形成された画面領域において、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するように構成される。
【0126】
一実施例において、アプリケーションプログラム処理装置900は、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスを取得し、選択された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在する場合、ジャンプパスにおける、選択された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子を削除し、選択された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在しない場合、選択された子アプリケーションプログラム識別子をジャンプパスの末尾に追加するように構成される記録モジュール906を更に備える。
【0127】
一実施例において、アプリケーションプログラム処理装置900は、現在表示画面に対応する戻り命令を取得し、戻り命令に応じて、現在表示画面に対応する子アプリケーションプログラム識別子を決定し、ジャンプパスにおいて、決定された子アプリケーションプログラム識別子に隣接し、且つ決定された子アプリケーションプログラム識別子の前に位置する子アプリケーションプログラム識別子をサーチし、サーチして得られた子アプリケーションプログラム識別子に対応する子アプリケーションプログラムの、ジャンプを発生した当時に表示されていた画面に戻るように構成される戻りモジュール907を更に備える。
【0128】
図10に示すように、一実施例において、アプリケーションプログラム処理装置900は、記録モジュール906と、戻りモジュール907と、検証モジュール908とを更に備える。
【0129】
検証モジュール908は、第1子アプリケーションプログラムから第2子アプリケーションプログラムへのジャンプのジャンプ関係をサーバーに送信し、サーバーからフィードバックされた、ジャンプ関係に対応する検証結果を受信するように構成される。
【0130】
生成モジュール905は更に、検証結果として、ジャンプ関係が許容されることを示す場合、選択された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成するように構成される。
【0131】
一実施例において、子アプリケーションプログラム識別子表示モジュール903は更に、子アプリケーションプログラムジャンプ操作が第1タイプのジャンプ操作である場合、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示し、子アプリケーションプログラムジャンプ操作が第2タイプのジャンプ操作である場合、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、親アプリケーションプログラムの画面に切り替え、親アプリケーションプログラムの画面によって、ジャンプ先となる子アプリケーションプログラム識別子の取得をトリガするように構成される。生成モジュール905は更に、取得された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成するように構成される。
【0132】
一実施例において、記録モジュール906は更に、切り替え先となる画面に対応する画面識別子と、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスとを取得し、取得された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在する場合、ジャンプパスにおける取得された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子及び画面識別子を削除し、取得された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在しない場合、画面識別子及び取得された子アプリケーションプログラム識別子をジャンプパスの末尾に順次追加するように構成される。
【0133】
図11は、一実施例におけるコンピュータデバイスの内部構成を示す図である。該コンピュータデバイスは具体的には、
図1に示される端末110であってもよい。
図11に示すように、該コンピュータデバイスは、システムバスを介して接続されるプロセッサ、メモリ、ネットワークインタフェース、入力装置及びスクリーンを備える。ここで、メモリは、不揮発性記憶媒体及び内部メモリを含む。該コンピュータデバイスの不揮発性記憶媒体には、オペレーティングシステムが記憶されており、また、コンピュータ可読命令も記憶されている。該コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される時、プロセッサに、アプリケーションプログラム処理方法を実行させる。該内部メモリには、コンピュータ可読命令も記憶されており、該コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される時、プロセッサに、アプリケーションプログラム処理方法を実行させる。コンピュータデバイスのスクリーンは、液晶スクリーン又は電子インクスクリーンであってもよく、入力装置は、スクリーンを被覆するタッチ層であってもよく、コンピュータデバイスの筐体に設けられるボタン、トラックボール又はタッチパネルであってもよく、外部のキーボード、タッチパネル又はマウス等であってもよい。当業者には明らかなように、
図11に示される構成は、本出願の解決手段に関連する一部の構造のブロック図に過ぎず、本出願の解決手段に適用されるコンピュータデバイスを限定するものではなく、具体的なコンピュータデバイスは、図示したものより多く又はより少ない部材を備えてもよいし、幾つかの部材を組み合わせたものであってもよいし、異なる部材配置を備えてもよい。
【0134】
一実施例において、本出願が提供するアプリケーションプログラム処理装置は、コンピュータ可読命令の形態として実現してもよい。コンピュータ可読命令は、
図11に示されるコンピュータデバイス上で実行可能である。コンピュータデバイスの不揮発性記憶媒体には、
図9に示される子アプリケーションプログラム表示モジュール901、検出モジュール902、子アプリケーションプログラム識別子表示モジュール903、決定モジュール904及び生成モジュール905等のような、該アプリケーションプログラム処理装置を構成する各命令モジュールが記憶されてもよい。各命令モジュールにより構成されるコンピュータ可読命令は、プロセッサに、本明細書に記載している本出願の各実施例のアプリケーションプログラム処理方法におけるステップを実行させる。
【0135】
例えば、
図11に示されるコンピュータデバイスは、
図9に示されるアプリケーションプログラム処理装置900における子アプリケーションプログラム表示モジュール901により、親アプリケーションプログラムによって実行される第1子アプリケーションプログラムの画面を表示することができる。検出モジュール902は、画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出する。子アプリケーションプログラム識別子表示モジュール903は、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示する。決定モジュール904は、表示されている子アプリケーションプログラム識別子から選択操作によって選択された子アプリケーションプログラム識別子を決定する。生成モジュール905は、選択された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成する。
【0136】
一実施例において、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。該コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータ可読命令が記憶されており、該コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される場合、プロセッサに、親アプリケーションプログラムによって実行される第1子アプリケーションプログラムの画面を表示することと、画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出することと、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することと、表示されている子アプリケーションプログラム識別子から選択操作によって選択された子アプリケーションプログラムを決定することと、選択された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成することとを実行させる。
【0137】
一実施例において、画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出することは、画面における子アプリケーションプログラムのジャンプ入口に施す子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出することを含む。子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することは、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、画面の所在するビュー層より最上位ビュー層でフローティングウィンドウを描画することと、フローティングウィンドウに、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することとを含む。
【0138】
一実施例において、画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出することは、画面のドラッグによりトリガされた子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出することを含む。子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することは、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、画面のドラッグで形成された画面領域において、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することを含む。
【0139】
一実施例において、コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される場合、プロセッサに、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスを取得することと、選択された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在する場合、ジャンプパスにおける、選択された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子を削除することと、選択された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在しない場合、選択された子アプリケーションプログラム識別子をジャンプパスの末尾に追加することとを更に実行させる。
【0140】
一実施例において、コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される場合、プロセッサに、現在表示画面に対応する戻り命令を取得することと、戻り命令に応じて、現在表示画面に対応する子アプリケーションプログラム識別子を決定することと、ジャンプパスにおいて、決定された子アプリケーションプログラム識別子に隣接し、且つ決定された子アプリケーションプログラム識別子の前に位置する子アプリケーションプログラム識別子をサーチすることと、サーチして得られた子アプリケーションプログラム識別子に対応する子アプリケーションプログラムの、ジャンプを発生した当時に表示されていた画面に戻ることとを更に実行させる。
【0141】
一実施例において、コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される場合、プロセッサに、第1子アプリケーションプログラムから第2子アプリケーションプログラムへのジャンプのジャンプ関係をサーバーに送信することと、サーバーからフィードバックされた、ジャンプ関係に対応する検証結果を受信することと、検証結果として、ジャンプ関係が許容されることを示す場合、選択された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成するステップを実行することとを更に実行させる。
【0142】
一実施例において、コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される場合、プロセッサに、子アプリケーションプログラムジャンプ操作が第1タイプのジャンプ操作である場合、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するステップを引き続き実行することと、子アプリケーションプログラムジャンプ操作が第2タイプのジャンプ操作である場合、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、親アプリケーションプログラムの画面に切り替えることと、親アプリケーションプログラムの画面によって、ジャンプ先となる子アプリケーションプログラム識別子の取得をトリガすることと、取得された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成することとを更に実行させる。
【0143】
一実施例において、コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される場合、プロセッサに、切り替え先となる画面に対応する画面識別子と、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスとを取得することと、取得された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在する場合、ジャンプパスにおける取得された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子及び画面識別子を削除することと、取得された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在しない場合、画面識別子及び取得された子アプリケーションプログラム識別子をジャンプパスの末尾に順次追加することとを更に実行させる。
【0144】
一実施例において、メモリとプロセッサとを備えるコンピュータデバイスを提供する。メモリには、コンピュータ可読命令が記憶されており、コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される場合、プロセッサに、親アプリケーションプログラムによって実行される第1子アプリケーションプログラムの画面を表示することと、画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出することと、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することと、表示されている子アプリケーションプログラム識別子から選択操作によって選択された子アプリケーションプログラムを決定することと、選択された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成することとを実行させる。
【0145】
一実施例において、画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出することは、画面における子アプリケーションプログラムのジャンプ入口に施す子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出することを含む。子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することは、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、画面の所在するビュー層より最上位ビュー層でフローティングウィンドウを描画することと、フローティングウィンドウに、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することとを含む。
【0146】
一実施例において、画面に対する子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出することは、画面のドラッグによりトリガされた子アプリケーションプログラムジャンプ操作を検出することを含む。子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することは、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、画面のドラッグで形成された画面領域において、候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示することを含む。
【0147】
一実施例において、コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される場合、プロセッサに、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスを取得することと、選択された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在する場合、ジャンプパスにおける、選択された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子を削除することと、選択された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在しない場合、選択された子アプリケーションプログラム識別子をジャンプパスの末尾に追加することとを更に実行させる。
【0148】
一実施例において、コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される場合、プロセッサに、現在表示画面に対応する戻り命令を取得することと、戻り命令に応じて、現在表示画面に対応する子アプリケーションプログラム識別子を決定することと、ジャンプパスにおいて、決定された子アプリケーションプログラム識別子に隣接し、且つ決定された子アプリケーションプログラム識別子の前に位置する子アプリケーションプログラム識別子をサーチすることと、サーチして得られた子アプリケーションプログラム識別子に対応する子アプリケーションプログラムの、ジャンプを発生した当時に表示されていた画面に戻ることとを更に実行させる。
【0149】
一実施例において、コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される場合、プロセッサに、第1子アプリケーションプログラムから第2子アプリケーションプログラムへのジャンプのジャンプ関係をサーバーに送信することと、サーバーからフィードバックされた、ジャンプ関係に対応する検証結果を受信することと、検証結果として、ジャンプ関係が許容されることを示す場合、選択された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成するステップを実行することとを更に実行させる。
【0150】
一実施例において、コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される場合、プロセッサに、子アプリケーションプログラムジャンプ操作が第1タイプのジャンプ操作である場合、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて候補となる子アプリケーションプログラム識別子を表示するステップを引き続き実行することと、子アプリケーションプログラムジャンプ操作が第2タイプのジャンプ操作である場合、子アプリケーションプログラムジャンプ操作に基づいて、親アプリケーションプログラムの画面に切り替えることと、親アプリケーションプログラムの画面によって、ジャンプ先となる子アプリケーションプログラム識別子の取得をトリガすることと、取得された子アプリケーションプログラム識別子に対応する第2子アプリケーションプログラムによって、表示中の画面を上書きするように表示する第2子アプリケーションプログラムに属する画面を生成することとを更に実行させる。
【0151】
一実施例において、コンピュータ可読命令がプロセッサにより実行される場合、プロセッサに、切り替え先となる画面に対応する画面識別子と、子アプリケーションプログラムのジャンプ関係を記録するためのジャンプパスとを取得することと、取得された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在する場合、ジャンプパスにおける取得された子アプリケーションプログラム識別子の後ろに位置する子アプリケーションプログラム識別子及び画面識別子を削除することと、取得された子アプリケーションプログラム識別子がジャンプパスに存在しない場合、画面識別子及び取得された子アプリケーションプログラム識別子をジャンプパスの末尾に順次追加することとを更に実行させる。
【0152】
当業者であれば、上述した実施例の方法におけるすべて又は一部のフローの実現について、コンピュータ可読命令によって関連したハードウェアに指示を出すことで完成することができ、前記プログラムが不揮発性コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、該プログラムが実行される場合、上記各方法の実施例のフローを含んでもよいことが理解すべきである。ここで、本出願が提供する各実施例に用いられるメモリ、記憶、データベース又は他の媒体へのあらゆる言及は不揮発性及び/又は揮発性メモリを含む。不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM)又はフラッシュメモリを含んでもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)又は外部キャッシュメモリを含んでもよい。非限定的な例証として、RAMは、スタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDRSDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、同期リンク(Synchlink)DRAM(SLDRAM)及び、メモリラムバス(Rambus)ダイレクトRAM(RDRAM)、ダイレクトメモリラムバスダイナミックRAM(DRDRAM)及びメモリラムバスダイナミックRAM(RDRAM)などの多数の形態で使用可能である。
【0153】
以上の実施例の各技術的特徴は任意に組み合わせることができ、説明を簡潔にするために、上記実施例における各技術的特徴のすべての可能な組合せについて説明していないが、これらの技術的特徴の組合せは矛盾しない限り、本明細書に記載されている範囲に属すると考えられる。
【0154】
以上の実施例は本発明における幾つかの実施形態を示したものに過ぎず、具体的かつ詳細に記載はしたが、これにより本発明の範囲が限定されると解釈すべきではない。当業者にとって、本発明の構想を離脱しない前提で、さらに複数の変形及び改良を行うことができるが、これらは全て本発明の保護範囲に属されるべきであることに留意されたい。従って、本発明の特許の保護範囲は添付の請求項に準ずるべきである。