(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-26
(45)【発行日】2022-10-04
(54)【発明の名称】スリップコンベア
(51)【国際特許分類】
B65G 27/18 20060101AFI20220927BHJP
B65G 47/46 20060101ALI20220927BHJP
B65G 47/52 20060101ALI20220927BHJP
【FI】
B65G27/18
B65G47/46 G
B65G47/52 B
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021025862
(22)【出願日】2021-02-22
(62)【分割の表示】P 2016142258の分割
【原出願日】2016-07-20
【審査請求日】2021-03-23
(32)【優先日】2015-07-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(73)【特許権者】
【識別番号】508337053
【氏名又は名称】ティエヌエイ オーストラリア ピーティワイ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【氏名又は名称】原 裕子
(74)【代理人】
【識別番号】100195257
【氏名又は名称】大渕 一志
(72)【発明者】
【氏名】テイラー、 エリス ジョン
(72)【発明者】
【氏名】ディ パルマ、 ルイジ
【審査官】加藤 三慶
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-338036(JP,A)
【文献】実公昭35-018451(JP,Y1)
【文献】特開昭63-295322(JP,A)
【文献】特開2008-143642(JP,A)
【文献】米国特許第06119849(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 27/18
B65G 47/46
B65G 47/52
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向延長管状壁によって設けられているコンベアトレイであって、前記トレイは、長手方向に延び、且つ製品が前記トレイから搬送される搬送部へと前記トレイの長手方向に運搬される製品を受容する受け部を有するコンベアトレイであって、前記トレイは、前記トレイが角運動する長手方向の軸も有するコンベアトレイと、
前記トレイの長手方向の往復運動を引き起こすための駆動アセンブリであって、前記受け部から下流に前記搬送部に向かって前記トレイの長手方向に製品を移動させ、前記長手方向の軸周りに前記トレイを角運動させる駆動アセンブリと
を備え、
前記トレイは、前記トレイが第1の角度位置に有る場合に前記製品が移動される前記受け部から前記搬送部へと延びる長手方向延長ベース、及び前記第1の角度位置から前記長手方向の軸周りに間隔を開けた第2の角度位置に前記トレイが有る場合に少なくとも一部の製品が
コンベアから搬送され得る第2の搬送部へと前記受け部から延びる少なくとも1つの長手方向延長側壁を有し、少なくとも一部の製品が前記コンベアから搬送され得る前記第2の搬送部は、第1の搬送部が前記受け部から間隔を開けられるよりも短い長さだけ前記受け部から間隔を開けられ、前記管状壁は、製品がその中を通って前記ベースに搬送され得る開口を前記受け部において有
し、
前記コンベアトレイの前記第2の搬送部は第1の開口であり、前記コンベアトレイは、前記コンベアトレイの前記第2の搬送部と前記受け部との中間に有り且つ前記コンベアトレイの前記受け部に向かって前記第1の開口から間隔を開けられる第2の開口を含む、スリップコンベア。
【請求項2】
コンベアトレイであって、長手方向に延び、且つ製品が前記トレイから搬送される搬送部へと前記トレイの長手方向に運搬される製品を受容する受け部を有
し、且つ前記トレイが角運動する長手方向の軸も有するコンベアトレイと、
前記トレイの長手方向の往復運動を引き起こすための駆動アセンブリであって、前記受け部から下流に前記搬送部に向かって前記トレイの長手方向に製品を移動させ、前記長手方向の軸周りに前記トレイを角運動させる駆動アセンブリと
を備え、
前記トレイは、前記トレイが第1の角度位置に有る場合に前記製品が移動される前記受け部から前記搬送部へと延びる長手方向延長ベース、及び前記第1の角度位置から前記長手方向の軸周りに間隔を開けた第2の角度位置に前記トレイが有る場合に少なくとも一部の製品が
コンベアから搬送され得る第2の搬送部へと前記受け部から延びる少なくとも1つの長手方向延長側壁を有し、少なくとも
一部の製品が前記コンベアから搬送され得る前記第2の搬送部は、第1の搬送部が前記受け部から間隔を開けられるよりも短い長さだけ前記受け部から間隔を開けられ、前記第2の搬送部は、前記受け部に対して前記第1の搬送部に接近して配置されて
おり、
前記コンベアトレイの前記第2の搬送部は第1の開口であり、前記コンベアトレイは、前記コンベアトレイの前記第2の搬送部と前記受け部との中間に有り且つ前記コンベアトレイの前記受け部に向かって前記第1の開口から間隔を開けられる第2の開口を含む、スリップコンベア。
【請求項3】
前記コンベアトレイの前記第1の搬送部は前記コンベアトレイの端部である、請求項1又は2に記載のスリップコンベア。
【請求項4】
前記コンベアトレイの前記受け部は前記コンベアトレイの端部である、請求項1又は2に記載のスリップコンベア。
【請求項5】
前記コンベアトレイの前記
第1の開口は、前記コンベアトレイの前記第1の搬送部の上流に隣接して位置する、請求項
1に記載のスリップコンベア。
【請求項6】
前記コンベアトレイの前記長手方向延長側壁は第1の側壁であり、前記コンベアトレイは第2の長手方向延長側壁を含み、前記コンベアトレイの前記第1及び第2の側壁及びベースが前記製品が移動する長手方向延長トラフを提供するように前記コンベアトレイの前記ベースは前記コンベアトレイの第1及び第2の側壁の間に位置する、請求項1又は2に記載のスリップコンベア。
【請求項7】
前記コンベアトレイは管状構成である、請求項1又は2に記載のスリップコンベア。
【請求項8】
前記コンベアトレイの少なくとも一部が円形の横断面を有する、請求項
7に記載のスリップコンベア。
【請求項9】
前記駆動アセンブリを介して前記コンベアトレイが取り付けられる取り付けベースを更に備える、請求項1又は2に記載のスリップコンベア。
【請求項10】
前記駆動アセンブリは第1のモータを含み、前記第1のモータは、前記コンベアトレイの前記取り付けベースに取り付けられ且つ前記コンベアトレイに沿って製品を運搬するために前記コンベアトレイの長手方向の往復運動を引き起こすように前記コンベアトレイに接続される、請求項
9に記載のスリップコンベア。
【請求項11】
前記駆動アセンブリは第2のモータを含み、前記第2のモータは、前記コンベアトレイの前記取り付けベースに取り付けられ且つ前記コンベアトレイの角運動を引き起こすように前記コンベアトレイに動作可能に結合される、請求項
10に記載のスリップコンベア。
【請求項12】
前記コンベアトレイの前記ベースに取り付けられるガイドであって、且つ前記コンベアトレイの長手方向の往復運動を提供するように前記コンベアトレイが移動するガイドを更に備える、請求項
9に記載のスリップコンベア。
【請求項13】
前記コンベアは、前記コンベアトレイに取り付けられ且つ前記コンベアトレイが通過する少なくとも1つリングを含み、前記スリップコンベアは前記ガイドに可動的に取り付けられる取り付け部であって、前記長手方向の軸周りの前記コンベアトレイの角運動を提供するように前記リングと係合される取り付け部を更に含む、請求項
12に記載のスリップコンベア。
【請求項14】
前記コンベアトレイの前記受け部は前記コンベアトレイの端部であ
る、請求項3に記載のスリップコンベア。
【請求項15】
前記コンベアトレイの前記
第1の開口は、前記コンベアトレイの前記第1の搬送部の上流に隣接して位置する、請求項
14に記載のスリップコンベア。
【請求項16】
前記駆動アセンブリを介して前記コンベアトレイが取り付けられる取り付けベースを更に備え、前記駆動アセンブリは第1のモータ及び第2のモータを含み、前記第1のモータは、前記コンベアトレイの前記取り付けベースに取り付けられ且つ前記コンベアトレイに沿って製品を運搬するために前記コンベアトレイの長手方向の往復運動を引き起こすように前記コンベアトレイに接続され、前記第2のモータは、前記コンベアトレイの前記取り付けベースに取り付けられ且つ前記コンベアトレイの角運動を引き起こすように前記コンベアトレイに動作可能に結合される、請求項
15に記載のスリップコンベア。
【請求項17】
前記取り付けベースに取り付けられるガイドであって、前記コンベアトレイの長手方向の往復運動を提供するように前記コンベアトレイが移動するガイドを更に備える、請求項
16に記載のスリップコンベア。
【請求項18】
前記コンベアトレイに取り付けられ且つ前記コンベアトレイが通過する少なくとも1つリングと、前記取り付けベースの前記ガイドに可動的に取り付けられる取り付け部であって、前記長手方向の軸周りの前記コンベアトレイの角運動を提供するように前記リングと係合される取り付け部とを更に備える、請求項
17に記載のスリップコンベア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リニアコンベアとしても知られているスリップコンベアに関し、より詳細に
は、限定されないが、食品の梱包に利用されるスリップコンベアに関する。
【背景技術】
【0002】
スリップコンベアを含むコンベアは、米国特許第6164436号、第6955256
号、第7185754号、第8857601号、第7228957号及び第872710
4号、並びに米国出願第13/846848号に記載されている。
【0003】
列挙した米国特許に記載されているスリップコンベアは、製品がコンベアから更なるコ
ンベア又はコンベアの下に位置する機械に運ばれる様々な手段を有する。こうした機構は
かなり複雑である。従って、これらは、高価であり、サービス及び清掃を行うのが困難で
あるという欠点を有している。
【0004】
リニア(スリップ)コンベアが米国特許第6119849号、第6378688号及び
第8561788号に記載されており、ここではトレイが長手方向に往復運動させられ、
トレイから製品を運ぶように動作可能なゲートが下流端に設けられている。トレイは単に
長手方向に往復運動させられ、ゲートは、ゲートアセンブリを介して1つのトレイから次
のトレイに製品が運ばれる運搬位置と、ゲートに運ばれた製品が下の機械又はコンベアに
運搬のためにゲートから落下することを許可される第2の位置との間で回転する。
【0005】
上記の3つの米国特許のリニアコンベアは、複雑であるという欠点を有している。これ
は、製造の費用を増加させ、サービスを困難にする。また、清掃も困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、上記の欠点の少なくとも1つを克服し又は実質的に改善することであ
る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に開示のスリップコンベアは、長手方向に延び、且つ製品が前記トレイから搬
送される搬送部へと前記トレイの長手方向に運搬される製品を受容する受け部を有するコ
ンベアトレイであって、前記トレイは前記トレイが角運動する長手方向の軸も有するコン
ベアトレイと、前記トレイの長手方向の往復運動を引き起こすための駆動アセンブリであ
って、前記受け部から下流に前記搬送部に向かって前記トレイの長手方向に製品を移動さ
せ、前記長手方向の軸周りに前記トレイを角運動させる駆動アセンブリとを含み、前記ト
レイは、前記トレイが第1の角度位置に有る場合に前記製品が移動される前記受け部から
前記搬送部へと延びる長手方向延長ベース、及び前記第1の角度位置から前記長手方向の
軸周りに間隔を開けた第2の角度位置に前記トレイが有る場合に少なくとも一部の製品が
前記コンベアから搬送され得る第2の搬送部へと前記受け部から延びる少なくとも1つの
長手方向延長側壁を有し、前記第2の搬送部は、前記第1の搬送部が前記受け部から間隔
を開けられるよりも短い長さだけ前記受け部から間隔を開けられる。
【0008】
好ましくは、前記第1の搬送部は前記トレイの端部である。
【0009】
好ましくは、前記受け部は前記トレイの端部である。
【0010】
好ましくは、前記第2の搬送部は開口である。
【0011】
好ましくは、前記開口は、前記端部の第1の搬送部の上流に隣接して位置する。
【0012】
前記開口は第1の開口であり、前記トレイは、前記搬送部と前記受け部との中間に有り
且つ前記受け部に向かって前記第1の開口から間隔を開けられる第2の開口を含む。
【0013】
前記長手方向延長側壁の1つは第1の側壁であり、前記トレイは第2の長手方向延長側
壁を含み、2つの側壁及びベースが前記製品が移動する長手方向延長トラフを提供するよ
うに前記ベースは2つの側壁の間に位置する。
【0014】
好ましくは、前記トレイは管状構成である。
【0015】
好ましくは、前記トレイの少なくとも一部が円形の横断面を有する。
【0016】
好ましくは、前記コンベアは、前記駆動アセンブリを介して前記トレイが取り付けられ
るベースを含む。
【0017】
前記駆動アセンブリは第1のモータを含み、前記第1のモータは、前記ベースに取り付
けられ且つ前記トレイに沿って製品を運搬するために前記トレイの長手方向の往復運動を
引き起こすように前記トレイに接続される。
【0018】
前記駆動アセンブリは第2のモータを含み、前記第2のモータは、前記ベースに取り付
けられ且つ前記トレイの角運動を引き起こすように前記トレイに動作可能に結合される。
【0019】
前記コンベアは、前記ベースに取り付けられるガイドであって、且つ前記トレイの長手
方向の往復運動を提供するように前記トレイが移動するガイドを含む。
【0020】
前記コンベアは、前記トレイに取り付けられ且つ前記トレイが通過する少なくとも1つ
リングを含み、前記コンベアは前記ガイドに可動的に取り付けられる取り付け部であって
、前記軸周りの前記トレイの角運動を提供するように前記リングと係合される取り付け部
を更に含む。
【図面の簡単な説明】
【0021】
次に、本発明の好ましい形態が、例として添付の図面を参照して記載される。
【
図2】第2の構成における
図1のコンベアの概略等角図である。
【
図3】第1の構成における
図1のコンベアの概略等角図である。
【
図4】駆動アセンブリを有する
図1のコンベアの概略側面図である。
【
図5】修正された駆動アセンブリを有する
図1のコンベアの概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
添付の図面の
図1から3を参照すると、スリップ(リニア)コンベア10が概略的に描
かれている。コンベア10は、製品がトレイ11に運ばれる受け部14から、製品が次の
下流トレイ11に運ばれる搬送部15へと、下流方向12に製品34を運搬する複数のコ
ンベアトレイ11を含む。好ましくは、受け部14は、トレイ11の上流側の先端である
。好ましくは、搬送部15は、トレイ11の下流側の先端である。
【0023】
各トレイ11は、製品が部分15から搬送されるように部分14から運搬される長手方
向延長ベース16を含む。長手方向延長側部17がベース16から延びている。側部17
は、製品がトレイ11から出ることもできる搬送部15を有する。ベース16が最も低く
なっている
図1に示されている位置から、側壁17が最下部に有るように軸13周りに角
運動されている
図2に示された位置へと、軸13周りにトレイ11が角運動されると、製
品がトレイ11から部分18を介して搬出される。より好ましくは、長手方向延長側壁1
7は第1の側壁であり、トレイ11は第2の長手方向延長側壁17を含み、ベース16は
、製品が移動するベース16及び側壁17から成る長手方向延長トラフを提供するように
側部17の間に位置する。
【0024】
部分18が
図1に示された位置に有る場合、製品は、トレイ11が長手方向に重複する
とき、上流トレイ11から次の下流トレイ11へと搬送される。
【0025】
好ましくは、隣接したトレイ11は、添付の図面で最良に示されているように上流トレ
イ11が次の下流トレイ11の内部に突出することにより重複する。即ち、上流トレイ1
1の搬送部15は、次の下流トレイ11の受け部14に製品を搬送する。
【0026】
好ましくは、各トレイ11は、管状構成を有しており、好ましくは、略円形の横断面図
を有する。
【0027】
好ましくは、軸13の長手方向に且つ軸13周りに角度を付けて延びる開口19は、更
なる搬送部18である。好ましくは、開口19は、搬送部15に隣接しているがその上流
に位置する。
【0028】
好ましくは、各トレイ11は、製品が各トレイ11に搬送され得る中間開口20を含み
、開口20は清掃及び検査の目的でトレイ11の内部へのアクセスも提供する。更に好ま
しい実施形態では、各開口20は、開口20を閉じるために設けられる蓋(図示せず)が
設けられてもよい。
【0029】
好ましくは、搬送部15が隣接する受け部14の内部に突出し得るように、各受け部1
4は、次の隣接する下流トレイ11の搬送部15の直径よりも大きな内径を有する環状フ
ランジ21を含む。
【0030】
上記の好ましい実施形態の各々において、開口19は、一部の製品が開口19を介して
トレイ11から搬送されるが、
図3に示されるように製品は搬送部15にも搬送されるよ
うに位置してもよい。開口19及び搬送部15により搬送される相対部分は、軸13周り
のトレイ11の角運動により調節され得る。
【0031】
図1~3の実施形態では、コンベア10の各トレイ11には、駆動アセンブリ21が設
けられる。駆動アセンブリ21は、支持構造に静的に固定されるベース22を含む。軸1
3に長手方向に平行に延び且つ軸13に平行な方向である方向12における各トレイ11
の長手方向の往復運動を行わせるレール又はガイド23がベース22に取り付けられる。
トレイ11は、トレイ11がそれによって支持されるように摺動可能にレール23に係合
する取り付け部26に支持される。
【0032】
方向12にシャフト29の線形運動を引き起こすように動作可能なモータ28がベース
22上に取り付けられる。シャフト29は、ガイド23に沿ってその移動を引き起こすよ
うに取り付け部26に固定される。
【0033】
また、更なるモータ24がベース22に取り付けられる。モータ24は、シャフト25
の角運動を引き起こすように動作可能である。シャフト25は、取り付け部26の少なく
とも1つにおけるピニオンギアと係合する。
【0034】
リング27がそのトレイ11に固定される。リング27は取り付け部26における軸受
でそれぞれ支持され、リング27の少なくとも1つにはギアの歯28を有するギア30が
設けられる。ギア28は隣接する取り付け部26におけるピニオンギアに係合し、それに
よりモータ24が軸13周りに角度を付けてリング27を駆動して、次にこれは軸13周
りにトレイ11の角運動を引き起こす。
【0035】
各トレイ11は結合されるリング27を通過し、ここで軸13はリング27の中心に有
る。
【0036】
図4に最良に見られるように、開口19が略上方に向くように位置している場合、製品
は1つのトレイ11から次のトレイ11に搬送される。開口19が下方に移動すると、製
品は、開口19から開口19の下方に位置する1台の機械又は更なるコンベア31に搬送
される。
【0037】
図5の実施形態では、ギア30及び関連するピニオンギアは駆動ベルト33に置換され
ており、駆動ベルト33は隣接する取り付け部26におけるピニオンギアと係合される歯
を有する。
【0038】
上記の好ましい実施形態は、製品をトレイ11から搬送するためのゲートが不要である
という利点を有する。製品が中を通って搬送されるように開口19が下方位置に角運動さ
れると、製品は搬送部15を介して又は搬送部18を介してトレイ11から搬送される。
更なる利点は、トレイ11を通る製品の一部のみが開口19を介して搬送されるように開
口19が位置でき、残りの製品が搬送部15によって搬送されることである。
【0039】
上記の好ましい実施形態は、清掃の容易さ及び構造の単純さを含む多くの更なる利点を
有する。