(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-26
(45)【発行日】2022-10-04
(54)【発明の名称】PWSメッセージおよび関連付けられたエリア情報のセグメント化
(51)【国際特許分類】
H04W 4/90 20180101AFI20220927BHJP
H04W 4/021 20180101ALI20220927BHJP
H04W 28/06 20090101ALI20220927BHJP
【FI】
H04W4/90
H04W4/021
H04W28/06
(21)【出願番号】P 2021500162
(86)(22)【出願日】2019-07-01
(86)【国際出願番号】 SE2019050647
(87)【国際公開番号】W WO2020013749
(87)【国際公開日】2020-01-16
【審査請求日】2021-03-26
(32)【優先日】2018-07-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100161470
【氏名又は名称】冨樫 義孝
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【氏名又は名称】石岡 利康
(74)【代理人】
【識別番号】100194320
【氏名又は名称】藤井 亮
(72)【発明者】
【氏名】バーリストレーム, マティアス
(72)【発明者】
【氏名】ベリュクイスト, イェンス
(72)【発明者】
【氏名】ヘイズ, ステファン アール.
【審査官】田部井 和彦
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-508353(JP,A)
【文献】特表2018-524752(JP,A)
【文献】特表2011-525095(JP,A)
【文献】国際公開第2015/118648(WO,A1)
【文献】国際公開第2016/210110(WO,A1)
【文献】国際公開第2014/103681(WO,A1)
【文献】Huawei,Public Warning System (PWS) [online],3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #66bis R2-093943, [検索日: 2022年2月3日],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_66bis/Docs/R2-093943.zip>,2009年06月23日,p.1-6
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
DB名 3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザ機器(UE)をサーブする無線通信システムの少なくとも1つのネットワークノードにおける方法であって、前記方法は、
1つまたは複数のシステム情報ブロックを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得すること(302)と、
前記メッセージに対応するエリア情報を取得すること(304)であって、前記エリア情報は、前記メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得すること(304)と、
前記エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかを決定すること(306)と、
前記エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかに基づいて、複数のセグメントに前記メッセージをセグメント化すること(308)と、
送信されたシステム情報ブロックのいずれの中にも前記メッセージの1つのセグメントだけが含まれるように、かつ送信されたシステム情報ブロック中に含まれる前記エリア情報の各部分に前記メッセージのセグメントが付随するように、システム情報ブロックを介して前記メッセージと前記エリア情報とを送信すること(310)と
を含む、方法。
【請求項2】
前記メッセージをセグメント化すること(308)が、前記メッセージを少なくともN個のセグメントに分割することを含み、ここで、Nが、前記エリア情報を送信するために必要とされるシステム情報ブロックの数である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記メッセージをセグメント化すること(308)が、前記メッセージを厳密にN個のセグメントに分割することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記メッセージをセグメント化すること(308)は、
前記メッセージが、修正なしに、システム情報ブロック中に含まれる前記エリア情報の各部分にセグメントが付随するのに十分なセグメントに分割され得ないと決定することと、
延長されたメッセージが、システム情報ブロック中に含まれる前記エリア情報の各部分にセグメントが付随するのに十分なセグメントに分割され得るように、前記セグメント化することの前に前記メッセージを延長することと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記メッセージがコンテナであり、前記コンテナが、前記コンテナにコーディングされた通知情報を搬送する、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記コンテナがASN-1コンテナである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
無線通信ネットワークによってサーブされるユーザ機器(UE)における方法であって、前記方法は、
複数のシステム情報ブロックを受信すること(702)と、
前記システム情報ブロックの各々から、公衆警告システム通知が関連するエリアを指示するエリア情報の一部分を取得すること(704)と、
これらの同じシステム情報ブロックの各々から、メッセージのセグメントを取得すること(706)と、
エリア情報の前記部分からエリア情報をアセンブルすること(708)と、
前記メッセージの少なくとも対応するセグメントから前記メッセージをアセンブルすること(710)と、
前記エリア情報に基づいて、前記メッセージが前記UEに関連すると決定すること(712)と、
前記決定することに応答して前記メッセージを表示すること(714)と
を含む、方法。
【請求項8】
前記メッセージをアセンブルすること(710)が、前記複数のシステム情報ブロック中に含まれる前記メッセージの部分と、追加のシステム情報ブロック中に含まれる少なくとも1つのメッセージ部分とから前記メッセージをアセンブルすることを含む、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記システム情報ブロックが、LTE SystemInformationBlockType11ブロックまたはLTE SystemInformationBlockType12ブロックである、請求項
7または
8に記載の方法。
【請求項10】
ネットワークノード(30)であって、
通信インターフェース回路(38)と、
前記通信インターフェース回路(38)に動作可能に関連付けられた処理回路(32)とを備え、前記処理回路(32)は、
1つまたは複数のシステム情報ブロックを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、
前記メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、前記エリア情報は、前記メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することと、
前記エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかを決定することと、
前記エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかに基づいて、複数のセグメントに前記メッセージをセグメント化することと、
送信されたシステム情報ブロックのいずれの中にも前記メッセージの1つのセグメントだけが含まれるように、かつ送信されたシステム情報ブロック中に含まれる前記エリア情報の各部分に前記メッセージのセグメントが付随するように、前記通信インターフェース回路(38)を使用して、システム情報ブロックを介して前記メッセージと前記エリア情報とを送信することと
を行うように設定された、
ネットワークノード(30)。
【請求項11】
前記処理回路(32)が、請求項2から6のいずれか一項に記載の方法を行うようにさらに設定された、請求項
10に記載のネットワークノード(30)。
【請求項12】
ユーザ機器(UE)(50)であって、
トランシーバ回路(56)と、
前記トランシーバ回路(56)に動作可能に関連付けられた処理回路(52)とを備え、前記処理回路(52)は、
前記トランシーバ回路(56)を使用して複数のシステム情報ブロックを受信することと、
前記システム情報ブロックの各々から、公衆警告システム通知が関連するエリアを指示するエリア情報の一部分を取得することと、
これらの同じシステム情報ブロックの各々から、メッセージの単一のセグメントを取得することと、
エリア情報の前記部分からエリア情報をアセンブルすることと、
前記メッセージの少なくとも対応するセグメントから前記メッセージをアセンブルすることと、
前記エリア情報に基づいて、前記メッセージが前記UEに関連すると決定することと、
前記決定することに応答して前記メッセージを表示することと
を行うように設定された、
ユーザ機器(UE)(50)。
【請求項13】
少なくとも1つの処理回路上で実行されたとき、前記少なくとも1つの処理回路に、請求項1から
9のいずれか一項に記載の方法を行わせる命令を備える、コンピュータプログラム。
【請求項14】
請求項
13に記載のコンピュータプログラムを含んでい
るコンピュータ可読記憶媒
体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、無線ネットワーク通信の分野に関し、より詳細には、モバイル警報システムに関する。
【背景技術】
【0002】
Long Term Evolution(LTE)では、ユーザに警告メッセージを提供するために使用され得る公衆警告システム(PWS:Public Warning System)通知をユーザ機器(UE)に提供するための特徴がある。たとえば、地震がある場合、ネットワークは、これを、PWSメッセージをブロードキャストすることによってUEに指示することができる。これは、新無線(New Radio:NR)についても導入されることが予想される。
【0003】
地震および津波警告システム(ETWS:Earthquake and Tsunami Warning System)のPWSメッセージは、SystemInformationBlockType10(ETWS1次通知)またはSystemInformationBlockType11(ETWS2次通知)中でブロードキャストされ、商用モバイル警報システム(CMAS:Commercial Mobile Alert System)のPWSメッセージはSystemInformationBlockType12中でブロードキャストされる。これらのシステム情報ブロックタイプは、LTE無線リソース制御(RRC)仕様3GPP TS36.331において規定されている。他のタイプの公衆警告システムが、欧州連合(EU)警報と韓国公衆警報システム(KPAS)とを含むことに留意されたい。
【0004】
ETWS2次通知メッセージまたはCMAS通知メッセージが大きい場合、そのメッセージはいくつかのセグメントに分割され得、それらのセグメントはUEに連続的に送られる。LTEの仕様によれば、多くとも64個のセグメントがあり得、基地局(たとえば、eNB)が、各セグメントの数を指示する。さらに、eNBは、あるセグメントが最後のセグメントであるか否かを指示することができる。UEが、メッセージのすべてのセグメントを収集したとき、UEにおけるRRCレイヤが、すべてのセグメントを再アセンブルし、それらのセグメントを、ユーザに提示されるように上位レイヤにフォワーディングする。ETWS1次通知メッセージは、ごく限られた時間フレーム内にUEによって受信されることが意図される小さいメッセージであるので、セグメント化はETWS1次通知メッセージについてサポートされない。
【0005】
PWSメッセージを連続的に送ることによって、複数のPWSメッセージを送ることが可能である。したがって、第1のメッセージと第2のメッセージとがUEに送られるべきである場合、eNBは、最初に、第1のメッセージのすべてのセグメントを送り、次いで、第2のメッセージのすべてのセグメントを送ることになる。各メッセージは周期的に送られ得る。各メッセージは、さらに、メッセージ識別子と通し番号とに関連付けられる。
【0006】
いくつかのPWS通知は、モールに近いエリアなど、いくつかのエリアのみのために適用可能であり得る。エリア内にいるユーザのみがこれらの通知を得ていることを保証するために、PWS通知は、関連付けられたエリア指示を有し得る。これは、たとえば、ただ、1つのみまたはいくつかのセルにおいてPWS通知を提供することによって実装され得る。代替として、PWS通知は、適用可能なエリアの指示とともにRRCメッセージ中に含まれ得る。UEは、PWS通知を受信すると、そのUEがエリア内にあるのか、エリア外にあるのかを決定する。UEがエリア内にある場合、UEはユーザに指示を表示することになる。UEがエリア内にない場合、UEは指示を表示しないであろう。
【0007】
LTEおよびNRでは、システム情報は、いわゆるシステム情報ブロック(SIB)中で送られる。LTEでは、物理レイヤが、SIBの最大サイズに限度を課する。ダウンリンク制御情報(DCI)フォーマット1Cが使用されるとき、物理レイヤによって許容される最大値は1736ビット(217バイト)であり、フォーマット1Aの場合、限度は2216ビット(277バイト)である(TS36.212およびTS36.213)。帯域幅低減低複雑度(BL:bandwidth-reduced low-complexity)UEおよび拡張カバレッジ(CE)中のUEの場合、最大SIBおよびシステム情報メッセージサイズは936ビットである(TS36.213)。狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)の場合、最大SIBおよびシステム情報サイズは680ビットである(TS36.213)。
【0008】
LTEシステムでは、CMAS PWSメッセージはSystemInformationBlockType12中で送られる。SystemInformationBlockType12は、PWSメッセージのセグメントまたは完全なPWSメッセージを搬送する、必須の存在のフィールドを有する。これは、ネットワークがSystemInformationBlockType12を送るたびに、ネットワークが、PWSメッセージの少なくともセグメントを送らなければならないことを意味する。
【0009】
たとえば、SystemInformationBlockType12を受信するレガシーUEは、メッセージを正常に復号することが可能でなければならない。対応する要件が、SystemInformationBlockType11について(ETWS2次通知について)、およびSystemInformationBlockType10について(ETWS1次通知について)適用される。ただし、後者は常に、単一のSystemInformationBlockType10中に完全なメッセージ(ETWS1次通知)を含む。
【発明の概要】
【0010】
公衆警告システム(PWS)メッセージについてのエリア情報は、複雑なエリア構造についての情報を提供するとき、大きくなり得る。複雑なエリア構造についてのこの情報を送ることが可能であるために、PWSメッセージは、SIBの送信に適合するように、より小さい部分にセグメント化される必要があり得る。いくつかの場合には、PWSメッセージは小さくなり得、したがって、少数のセグメント中で送られ得るが、関連付けられたエリア情報は大きく、したがって、そのエリア情報を送信するためにより多数のセグメントを必要とする。本明細書で説明される実施形態は、ネットワークノードが、システム情報を介してPWSメッセージとエリア情報とを送信するときに、PWSメッセージとエリア情報の両方のサイズを考慮することを可能にする。PWSメッセージとそれらの関連付けられたエリア情報は、それらがシステム情報を介してUEに送られ得るように、セグメント化され得る。
【0011】
第1の例では、ネットワークは、PWSメッセージについてのセグメントの数がエリア情報のセグメントの数と少なくとも同じ大きさであるように、PWSメッセージについてのエリア情報をセグメント化し得る。別の例では、ネットワークは、PWSメッセージが、エリア情報について必要とされるセグメントと少なくとも同数のセグメントにセグメント化され得るように、PWSメッセージを延長し得る。第3の例では、ネットワークは、第1のSIB中でPWSメッセージを送り、第2のSIB中で、関連付けられたエリア情報を送り得る。PWSメッセージを受信するUEは、SIB中でPWSメッセージについてのセグメントを受信およびアセンブルし、次いで、UEが、エリア情報から、PWSメッセージがユーザに関連すると決定した場合、ユーザに対してPWSメッセージを表示することができる。
【0012】
いくつかの実施形態によれば、複数のUEをサーブする無線通信システムの少なくとも1つのネットワークノードにおける方法が、1つまたは複数のSIBを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することを含む。本方法は、メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することと、エリア情報を送信するためにいくつのSIBが必要とされるかを決定することとをも含む。本方法は、エリア情報を送信するためにいくつのSIBが必要とされるかに基づいて、複数のセグメントにメッセージをセグメント化することと、送信されたSIBのいずれの中にもメッセージの1つのセグメントだけが含まれるように、かつ送信されたSIB中に含まれるエリア情報の各部分にメッセージのセグメントが付随するように、SIBを介してメッセージとエリア情報とを送信することであって、をさらに含む。
【0013】
いくつかの実施形態によれば、複数のUEをサーブする無線通信システムの少なくとも1つのネットワークノードにおける方法が、1つまたは複数のSIBを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することとを含む。本方法は、第1のSIBを介してメッセージの少なくとも一部を送信することと、第2のSIBが、含まれるエリア情報が第1のSIBを介して送られたメッセージに対応することを指示するリンキング情報を含むように、第2のSIBを介してエリア情報の少なくとも一部を送信することとをさらに含む。
【0014】
いくつかの実施形態によれば、無線通信ネットワークによってサーブされるUEにおける方法が、複数のSIBを受信することを含む。本方法は、SIBの各々から、公衆警告システム通知が関連するエリアを指示するエリア情報の一部分を取得することと、これらの同じSIBの各々から、メッセージのセグメントを取得することとを含む。本方法は、エリア情報の部分からエリア情報をアセンブルすることと、メッセージの少なくとも対応するセグメントからメッセージをアセンブルすることとをも含む。本方法は、エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、決定することに応答してメッセージを表示することとをさらに含む。
【0015】
いくつかの実施形態によれば、無線通信ネットワークによってサーブされるUEにおける方法が、第1のSIBを介して公衆警告システム通知メッセージの少なくとも一部分を受信することと、第2のSIBを介してエリア情報の少なくとも一部分を受信することとを含む。本方法は、第2のSIB中に含まれるリンキング情報に基づいて、第2のSIB中に含まれるエリア情報が、第1のSIBを介して受信されたメッセージに対応すると決定することと、エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することとをさらに含む。本方法は、決定することに応答してメッセージを表示することをさらに含む。
【0016】
本発明のさらなる態様は、上記で要約された方法ならびに上記で要約された装置およびUEの機能的実装形態に対応する、装置、ネットワークノード、基地局、無線デバイス、UE、コンピュータプログラム製品またはコンピュータ可読記憶媒体を対象とする。
【0017】
もちろん、本発明は、上記の特徴および利点に限定されない。当業者は、以下の詳細な説明を読み、添付の図面を見ると、追加の特徴および利点を認識されよう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】いくつかの実施形態による、複数のセグメント中でUEにPWSメッセージとエリア情報とを送るネットワークノードの一例を示す図である。
【
図2】いくつかの実施形態による、ネットワークノードのブロック図である。
【
図3】いくつかの実施形態による、ネットワークノードにおける方法の流れ図である。
【
図4】いくつかの実施形態による、複数のセグメント中でUEにPWSメッセージとエリア情報とを送るネットワークノードの別の例を示す図である。
【
図5】いくつかの実施形態による、ネットワークノードにおける別の方法の流れ図である。
【
図6】いくつかの実施形態による、UEのブロック図である。
【
図7】いくつかの実施形態による、UEにおける方法の流れ図である。
【
図8】いくつかの実施形態による、UEにおける別の方法の流れ図である。
【
図9】いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された電気通信ネットワークを概略的に示す図である。
【
図10】いくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータの一般化されたブロック図である。
【
図11】ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。
【
図12】ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。
【
図13】ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。
【
図14】ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される例示的な方法を示すフローチャートである。
【
図15】いくつかの実施形態による、ネットワークノードの機能的実装形態を示すブロック図である。
【
図16】いくつかの実施形態による、UEの機能的実装形態を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、発明概念の実施形態の例が示されている添付の図面を参照しながら、本開示の例示的な実施形態が以下でより十分に説明される。しかしながら、発明概念は、多くの異なる形態で具現され得、本明細書に記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、本発明概念の範囲を当業者に十分に伝達するように提供される。これらの実施形態は相互排他的でないことにも留意されたい。一実施形態からの構成要素が、別の実施形態において存在する/使用されると暗に仮定され得る。本明細書で説明される2つまたはそれ以上の実施形態は、互いと組み合わせられ得る。説明される実施形態は、LTEまたはNRに限定されず、UTRA、LTEアドバンスト、5G、NX、NB-IoT、Wi-Fi、BLUETOOTH技術においてなど、他の無線アクセス技術(RAT)において、またはPWSメッセージがそれにより提供される後続のシステムにおいて、適合され得る。
【0020】
本明細書で使用される「システム情報ブロック」および「SIB」という用語に関して、「システム情報ブロック(a system information block)」または「SIB(a SIB)」は、「システム情報ブロック」または「SIB」などとしてラベリングされる、システム情報の単一の構造化された送信を指すことを理解されたい。本明細書で説明される技法によれば、これらの送信のうちの複数の送信からの情報が、組み合わせられて、PWSメッセージなど、完全なメッセージを形成し得る。これらの複数の送信は、本明細書では、SIB(SIBs)またはシステム情報ブロック(system information blocks)と(すなわち、複数形で)呼ばれる。したがって、本明細書で使用される「システム情報ブロック(a system information block)」および「SIB(a SIB)」は、複数のSIB送信からの情報のアグリゲーションを指すと理解されるべきでない。
【0021】
図1は、いくつかの実施形態による、複数のUE102/104/106をサーブする無線通信ネットワーク100中のネットワークノード(たとえば、eNB、gNB)110を示す。ネットワークノード110は、エリア中のデバイスに配信されるべきであるPWSメッセージ120を取得する。この例では、PWSメッセージ120は、地震についての通知である。ネットワークノード110は、メッセージが関連するエリアを指示する、関連付けられたエリア情報をも取得する。この例では、エリアは、メトロポリタンエリアおよびいくつかの地方エリアのいくつかの部分を伴い、エリア情報はむしろ複雑であり、エリア情報のサイズは通常よりも大きい。ネットワークノード110は、エリア情報を送るためにいくつのSIBが必要とされることになるかを決定し、この場合、それは複数のSIBであろう。ネットワークノード110は、次いで、エリア情報を送信するためにいくつのSIBが必要とされるかに基づいて、いくつかのセグメントにPWSメッセージ120をセグメント化する。
【0022】
このシナリオなど、いくつかのシナリオでは、1バイトなど、PWSメッセージのセグメントの最小サイズがある。エリア情報が大きい場合、エリア情報の部分またはセグメントの数が大きくなり得る(たとえば、32個のセグメント)。PWSメッセージのサイズが32バイトよりも小さい場合、PWSメッセージについてのセグメントの数Nmが、エリア情報についてのセグメントの数Naに等しいかまたはそれよりも大きくなるように、PWSメッセージとエリア情報とをセグメント化することが可能でないことになる。
【0023】
図1中の例に戻ると、ネットワークノード110は、次いで、複数のSIB中でPWSメッセージ120セグメントを送信する。
図1によって示されている実施形態では、複数のSIB122/124/126は、各々、PWSメッセージ120のセグメントが付随するエリア情報部分を含む。これは、ネットワークが各エリア情報セグメントを送るときに、ネットワークがPWSメッセージセグメントを送信することができることを保証する。
【0024】
UE102/104/106は、SIB122/124/126を受信し、エリア情報部分からエリア情報をアセンブルし、メッセージセグメントからPWSメッセージ120をアセンブルする。UE102/104/106の各々は、エリア情報から、PWSメッセージ120がUEに関連するかどうかを決定する。たとえば、UE102および104は、複雑なエリア情報から、PWSメッセージ120がユーザに関連すると決定し、PWSメッセージ120中に含まれる、付随情報を伴う地震通知を表示する。一方、UE106は、PWSメッセージ120がユーザに関連しないと決定し、ユーザに対して地震通知を表示しない。
【0025】
それに応じて、
図2は、ネットワークノード30を示し、ネットワークノード30は、これらの開示された技法のうちの1つまたは複数を行うように設定され得る。ネットワークノード30は、エボルブドノードB(eノードB)、ノードBまたはgNBであり得る。ネットワークノード30が
図2に示されているが、動作は、基地局、無線基地局、基地トランシーバ局、基地局コントローラ、ネットワークコントローラ、NR BS、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、リレーノード、アクセスポイント、無線アクセスポイント、リモートラジオユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)、またはマルチ規格BS(MSR BS)などの無線ネットワークノードを含む、他の種類のネットワークアクセスノードによって実施され得る。ネットワークノード30はまた、いくつかの場合には、コアネットワークノード(たとえば、MME、SONノード、協調ノード、測位ノード、MDTノードなど)、さらには外部ノード(たとえば、第三者ノード、現在のネットワークの外部のノード)などであり得る。ネットワークノード30は、テスト機器をも備え得る。
【0026】
以下で説明される非限定的な実施形態では、ネットワークノード30は、LTEネットワークまたはNRネットワークにおいてセルラーネットワークアクセスノードとして動作するように設定されるものとして説明される。いくつかの実施形態では、技法は、RRCレイヤにおいて実装され得る。RRCレイヤは、クラウド環境における1つまたは複数のネットワークノードによって実装され得、したがって、いくつかの実施形態はクラウド環境において実装され得る。
【0027】
当業者は、各タイプのノードが、たとえば、処理回路32による実行のための適切なプログラム命令の修正および/または追加を通して、どのように、本明細書で説明される方法およびシグナリングプロセスのうちの1つまたは複数を行うように適合され得るかを容易に諒解するであろう。
【0028】
ネットワークノード30は、無線端末(たとえば、UE)、他のネットワークアクセスノードおよび/またはコアネットワークの間の通信を容易にする。ネットワークノード30は、データおよび/またはセルラー通信サービスを提供するために、コアネットワーク中の他のノード、ネットワーク中の無線ノードおよび/または他のタイプのノードと通信するための回路を含む、通信インターフェース回路38を含み得る。ネットワークノード30は、アンテナ34およびトランシーバ回路36を使用して、無線デバイスと通信する。トランシーバ回路36は、送信機回路と、受信機回路と、関連付けられた制御回路とを含み得、それらはまとめて、セルラー通信サービスを提供するために、無線アクセス技術に従って信号を送信および受信するように設定される。
【0029】
ネットワークノード30は、トランシーバ回路36、およびいくつかの場合には、通信インターフェース回路38に動作可能に関連付けられた、1つまたは複数の処理回路32をも含む。処理回路32は、1つまたは複数のデジタルプロセッサ42、たとえば、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD)、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはそれらの任意の混合を備える。より一般的には、処理回路32は、固定回路、または本明細書で教示される機能を実装するプログラム命令の実行を介して特別に設定されるプログラマブル回路、あるいは固定およびプログラムされた回路の何らかの混合を備え得る。プロセッサ42は、マルチコアであり、すなわち、向上した性能、低減された電力消費、および複数のタスクのより効率的な同時処理のために利用される2つまたはそれ以上のプロセッサコアを有し得る。
【0030】
処理回路32はメモリ44をも含む。メモリ44は、いくつかの実施形態では、1つまたは複数のコンピュータプログラム46および、随意に、設定データ48を記憶する。メモリ44は、コンピュータプログラム46のための非一時的ストレージを提供し、非一時的ストレージは、ディスクストレージ、ソリッドステートメモリストレージ、またはそれらの任意の混合など、1つまたは複数のタイプのコンピュータ可読媒体を備え得る。ここで、「非一時的」は、永続的、半永続的、または少なくとも一時的に永続的なストレージを意味し、不揮発性メモリ中の長期ストレージと、たとえば、プログラム実行のためのワーキングメモリ中のストレージとの両方を包含する。非限定的な例として、メモリ44は、処理回路32中にあり、および/または処理回路32とは別個であり得る、SRAM、DRAM、EEPROM、およびFLASHメモリのうちの任意の1つまたは複数を備える。メモリ44は、ネットワークアクセスノード30によって使用される任意の設定データ48をも記憶し得る。処理回路32は、たとえば、メモリ44に記憶された適切なプログラムコードの使用を通して、以下で詳述される方法および/またはシグナリングプロセスのうちの1つまたは複数を行うように設定され得る。
【0031】
ネットワークノード30の処理回路32は、いくつかの実施形態によれば、
図1に示されているネットワークノード110のためになど、複数のUEをサーブする無線通信システムの1つまたは複数のネットワークノードのために、本明細書で説明される技法を実施するように設定される。処理回路32は、1つまたは複数のSIBを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、メッセージに対応するエリア情報を取得することとを行うように設定される。エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する。処理回路32は、エリア情報を送信するためにいくつのSIBが必要とされるかを決定することと、エリア情報を送信するためにいくつのSIBが必要とされるかに基づいて、複数のセグメントにメッセージをセグメント化することとを行うようにも設定される。処理回路32は、メッセージのセグメントが各SIB中に含まれるように、かつSIB中に含まれるエリア情報の各部分にメッセージのセグメントが付随するように、トランシーバ回路36を介して、SIBを介してメッセージとエリア情報とを送信することを行うように設定される。
【0032】
処理回路32は、
図3に示されている、方法300を実施するようにも設定される。方法300は、1つまたは複数のSIBを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得すること(ブロック302)と、メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得すること(ブロック304)とを含む。方法300は、エリア情報を送信するためにいくつのSIBが必要とされるかを決定すること(ブロック306)と、エリア情報を送信するためにいくつのSIBが必要とされるかに基づいて、複数のセグメントにメッセージをセグメント化すること(ブロック308)とをも含む。方法300は、メッセージのセグメントが各SIB中に含まれるように、かつSIB中に含まれるエリア情報の各部分にメッセージのセグメントが付随するように、SIBを介してメッセージとエリア情報とを送信すること(ブロック310)とをさらに含む。
【0033】
いくつかの実施形態では、メッセージをセグメント化することは、メッセージを少なくともN個のセグメントに分割することを含み、ここで、Nは、エリア情報を送信するために必要とされるSIBの数である。メッセージをセグメント化することは、メッセージを厳密にN個のセグメントに分割することを含み得る。
【0034】
別の例では、ネットワークは、NmがNaと少なくとも同じ大きさであるように、PWSメッセージ120がセグメント化され得ないと決定する。ネットワークは、次いで、(延長された)PWSメッセージ120が、Naに等しいかまたはそれよりも大きくなり得る数Nmにセグメント化され得るように、PWSメッセージ120を延長し/PWSメッセージ120にパディングを追加し得る。したがって、パディングは、実際のメッセージに追加され得、ネットワークノード110は、メッセージのコンテンツおよび/または構造を理解する必要があり得る。代替的に、パディングは、たとえば、メッセージをトランスポートするためにRRCプロトコルによって使用されるASN.1コーディングにパディングを追加することによって、PWSメッセージを含んでいるコンテナに追加され得る。
【0035】
したがって、いくつかの実施形態では、メッセージをセグメント化することは、メッセージが、修正なしに、システム情報中に含まれるエリア情報の各部分にセグメントが付随するのに十分なセグメントに分割され得ないと決定することと、延長されたメッセージが、システム情報中に含まれるエリア情報の各部分にセグメントが付随するのに十分なセグメントに分割され得るように、セグメント化することの前にメッセージを延長することとを含む。メッセージはコンテナであり得、コンテナは、コンテナにコーディングされた通知情報を搬送する。コンテナはASN-1コンテナであり得る。
【0036】
SIBは、LTE SystemInformationBlockType11ブロックまたはLTE SystemInformationBlockType12ブロックであり得る。
【0037】
図4によって示されている第3の例では、PWSメッセージ420が、第1のSIB422中でシグナリングされ、関連付けられたエリア情報が、第2のSIB424中でシグナリングされる。第1のSIB422は、たとえば、LTEにおいてすでに規定されているCMASタイプの警告を含んでいるSIB12であり得る。第2のSIB424は、SIB12中で送られたメッセージに関連付けられたエリア情報を含んでいるように規定された、新しいSIBであり得る。
【0038】
UE102/104/106は、第1のSIBおよび第2のSIB422/424を収集し、第1のSIB422中のPWSメッセージについて、第2のSIB424中に、関連付けられたエリア情報があるかどうかを決定することになる。これは、ネットワークが、PWSメッセージとエリア情報とが互いにリンクされ得るように、第1のSIBおよび第2のSIB422/424中で送ることになる識別子(または識別子のセット)に基づいて決定され得る。
【0039】
したがって、処理回路32は、そのような技法を実施するように設定され得る。したがって、処理回路32は、いくつかの実施形態によれば、1つまたは複数のSIBを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することとを行うように設定される。処理回路32は、第1のSIBを介してメッセージの少なくとも一部を送信することと、第2のSIBが、含まれるエリア情報が第1のSIBを介して送られたメッセージに対応することを指示するリンキング情報を含むように、第2のSIBを介してエリア情報の少なくとも一部を送信することとを行うようにも設定される。
【0040】
処理回路32は、
図5に示されている、対応する方法500を実施するようにも設定され得る。方法500は、1つまたは複数のSIBを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得すること(ブロック502)と、メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得すること(ブロック504)とを含む。処理回路32は、第1のSIBを介してメッセージの少なくとも一部を送信することと、第2のSIBが、含まれるエリア情報が第1のSIBを介して送られたメッセージに対応することを指示するリンキング情報を含むように、第2のSIBを介してエリア情報の少なくとも一部を送信することとを行うようにも設定される。
【0041】
リンキング情報は、第1のSIB中の同一の識別子または通し番号、あるいはその両方に対応する、メッセージ識別子または通し番号、あるいはその両方を含み得る。第1のSIBはSystemInformationBlockType12であり得、第2のSIBは異なるタイプであり得る。いくつかの実施形態では、第2のSIBを介してエリア情報の少なくとも一部を送信することは、第2のSIB中に、第1のSIBについてのタイプの指示を含めることを含む。
【0042】
PWSメッセージが送られ得る、現在規定されているSIB12中に、「messageIdentifier」および「serialNumber」がある。いくつかの実施形態では、ネットワークは、エリア情報を搬送するSIB中で同様のフィールドを送る。以下は、太字で示されている識別子についての候補フィールドをもつ、LTEにおける既存のSIB12である。
【0043】
以下で示されるものは、エリア情報を提供する、提案される新しいSIB(SIBX)である。太字のテキストは、識別子についての候補フィールドを示す。ネットワーク(たとえばeNB)は、SIB12中でPWSメッセージを送り、SIBX中で、関連付けられたエリア情報を送り得る。メッセージAについてのエリア情報を送るとき、messageIdentifierおよび/またはserialNumberフィールドは、エリア情報について、これらのフィールドが、SIB12中で、関連付けられたPWSメッセージを送るときにセットされるのと同じにセットされ得る。
【0044】
代替として、別個の識別情報が、警告メッセージを含んでいるSIBに追加され、次いで、異なる警告メッセージを対応するエリア情報にリンクするために、エリア情報とともに新しいSIB中に含まれ得る。並行して送信され得る異なる警告メッセージの数が、32ビット(16+16)で識別され得るものよりも著しく小さいので、エリア情報メッセージ中に含まれる必要がある識別情報は、著しく小さくなり得る。これは、実際のエリア情報のための新しいSIB(「SIBX」)中により多くのスペースを残すことになる。
【0045】
単一のSIB(「SIBX」)で異なるタイプのPWS警告メッセージ(ETWS1次通知、ETWS2次通知およびCMAS通知)についてのエリア情報をサポートするために、SIBX中に、エリア情報SIBがどんなタイプのPWS警告メッセージに関係するかを指示するための追加の指示が含まれ得る。たとえば、PWS警告メッセージが、SIB10、SIB11およびSIB12を通して送信されるLTEでは、新しいSIB中の指示は、エリア情報SIBが、SIB10(ETWS1次通知)に関係するのか、SIB11(ETWS2次通知)に関係するのか、SIB12(CMAS通知)に関係するのかを識別することができる。
【0046】
異なるタイプの警告メッセージ(たとえば、LTEにおけるSIB10、SIB11およびSIB12)に関係し得るエリア情報をもつSIBをサポートすることに対する代替ソリューションとして、警告メッセージをもつSIBと、(情報をリンクするための)エリア情報をもつSIBの両方中に含まれる識別情報が、警告メッセージSIB(たとえば、SIB10~SIB12)間で協調され得る。次いで、ネットワークは、各識別情報が、各時点において、警告メッセージSIBのうちの1つにおいてのみ使用されるように、警告メッセージSIB中の使用される識別情報を協調させるべきである。
【0047】
次に、SIBを受信する対応するUEのうちの1つの例示的な実施形態が説明される。
図6は、いくつかの実施形態による、開示される技法のうちの1つまたは複数を行うように設定されたUE50の図を示す。UE50は、セルラーネットワーク中のUEなど、ネットワークにおいて動作し得る任意の無線デバイスまたは端末を表すと見なされ得る。他の例は、通信デバイス、ターゲットデバイス、D2D(device to device)UE、マシン型UEまたはマシンツーマシン通信(M2M)が可能なUE、UEを装備したセンサー、PDA(携帯情報端末)、タブレット、IPADタブレット、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ組込み装備(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、顧客構内機器(CPE)などを含み得る。
【0048】
UE50は、アンテナ54およびトランシーバ回路56を介して、ワイドエリアセルラーネットワーク中のネットワークノードまたは基地局と通信するように設定される。トランシーバ回路56は、送信機回路と、受信機回路と、関連付けられた制御回路とを含み得、それらはまとめて、セルラー通信サービスを使用するために、無線アクセス技術に従って信号を送信および受信するように設定される。この説明の目的で、この無線アクセス技術は、NRおよびLTEであり得る。
【0049】
UE50はまた、無線トランシーバ回路56に動作可能に関連付けられた1つまたは複数の処理回路52を含む。処理回路52は、1つまたは複数のデジタル処理回路、たとえば、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、FPGA、CPLD、ASIC、またはそれらの任意の混合を備える。より一般的には、処理回路52は、固定回路、または本明細書で教示される機能を実装するプログラム命令の実行を介して特別に適合されるプログラマブル回路を備え得るか、あるいは固定およびプログラムされた回路の何らかの混合を備え得る。処理回路52はマルチコアであり得る。
【0050】
処理回路52はメモリ64をも含む。メモリ64は、いくつかの実施形態では、1つまたは複数のコンピュータプログラム66および、随意に、設定データ68を記憶する。メモリ64は、コンピュータプログラム66のための非一時的ストレージを提供し、非一時的ストレージは、ディスクストレージ、ソリッドステートメモリストレージ、またはそれらの任意の混合など、1つまたは複数のタイプのコンピュータ可読媒体を備え得る。非限定的な例として、メモリ64は、処理回路52中にあり、および/または処理回路52とは別個であり得る、SRAM、DRAM、EEPROM、およびFLASHメモリのうちの任意の1つまたは複数を備える。メモリ64は、UE50によって使用される任意の設定データ68をも記憶し得る。処理回路52は、たとえば、メモリ64に記憶された適切なプログラムコードの使用を通して、以下で詳述される方法および/またはシグナリングプロセスのうちの1つまたは複数を行うように設定され得る。
【0051】
UE50の処理回路52は、いくつかの実施形態によれば、
図1に示されているUE102のためになど、ネットワークによってサーブされるUEのために、技法を実施するように設定される。処理回路52は、複数のSIBを受信することと、SIBの各々から、公衆警告システム通知が関連するエリアを指示するエリア情報の一部分を取得することと、これらの同じSIBの各々から、メッセージの単一のセグメントを取得することとを行うように設定される。処理回路52は、エリア情報の部分からエリア情報をアセンブルすることと、メッセージの少なくとも対応するセグメントからメッセージをアセンブルすることとを行うようにも設定される。処理回路52は、エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、決定することに応答してメッセージを表示することとを行うようにさらに設定される。
【0052】
処理回路52は、
図7に示されている、対応する方法700を実施するように設定され得る。方法700は、複数のSIBを受信すること(ブロック702)と、SIBの各々から、公衆警告システム通知が関連するエリアを指示するエリア情報の一部分を取得すること(ブロック704)と、これらの同じSIBの各々から、メッセージの単一のセグメントを取得すること(ブロック706)とを含む。方法700は、エリア情報の部分からエリア情報をアセンブルすること(ブロック708)と、メッセージの少なくとも対応するセグメントからメッセージをアセンブルすること(ブロック710)とをさらに含む。方法700は、次いで、エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定すること(ブロック712)と、決定することに応答してメッセージを表示すること(ブロック714)とを含む。
【0053】
いくつかの実施形態では、メッセージをアセンブルすることは、複数のSIB中に含まれるメッセージの部分と、追加のSIB中に含まれる少なくとも1つのメッセージ部分とからメッセージをアセンブルすることを含む。SIBは、LTE SystemInformationBlockType11ブロックまたはLTE SystemInformationBlockType12ブロックであり得る。
【0054】
他の実施形態では、処理回路52は、
図4でUE102について説明される技法を実施するように設定される。処理回路52は、第1のSIBを介して公衆警告システム通知メッセージの少なくとも一部分を受信することと、第2のSIBを介してエリア情報の少なくとも一部分を受信することとを行うように設定される。処理回路52は、第2のSIB中に含まれるリンキング情報に基づいて、第2のSIB中に含まれるエリア情報が、第1のSIBを介して受信されたメッセージに対応すると決定することと、エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することとを行うようにも設定される。処理回路52は、次いで、決定することに応答してメッセージを表示するように設定される。
【0055】
処理回路52は、
図8に示されている、対応する方法800を実施するように設定され得る。方法800は、第1のSIBを介して公衆警告システム通知メッセージの少なくとも一部分を受信すること(ブロック802)と、第2のSIBを介してエリア情報の少なくとも一部分を受信すること(ブロック804)とを含む。方法800は、第2のSIB中に含まれるリンキング情報に基づいて、第2のSIB中に含まれるエリア情報が、第1のSIBを介して受信されたメッセージに対応すると決定すること(ブロック806)と、エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定すること(ブロック808)とをさらに含む。方法800は、次いで、決定することに応答してメッセージを表示すること(ブロック810)を含む。
【0056】
リンキング情報は、第1のSIB中の同一の識別子または通し番号、あるいはその両方に対応する、メッセージ識別子または通し番号、あるいはその両方を含み得る。第1のSIBはSystemInformationBlockType12であり得、第2のSIBは異なるタイプであり得る。リンキング情報は、第1のSIBについてのタイプの指示を含み得る。
【0057】
図9は、いくつかの実施形態による、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク911とコアネットワーク914とを備える、3GPPタイプセルラーネットワークなどの電気通信ネットワーク910を含む通信システムを示す。アクセスネットワーク911は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局912a、912b、912cを備え、各々、対応するカバレッジエリア913a、913b、913cを規定する。各基地局912a、912b、912cは、有線接続または無線接続915を介してコアネットワーク914に接続可能である。カバレッジエリア913c中に位置する第1のUE991が、対応する基地局912cに無線で接続するか、または対応する基地局912cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア913a中の第2のUE992が、対応する基地局912aに無線で接続可能である。この例では複数のUE991、992が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが、対応する基地局912に接続している状況に等しく適用可能である。
【0058】
電気通信ネットワーク910は、それ自体、ホストコンピュータ930に接続され、ホストコンピュータ930は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散型サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアで、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ930は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得るか、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダの代わりに動作され得る。電気通信ネットワーク910とホストコンピュータ930との間の接続921、922は、コアネットワーク914からホストコンピュータ930に直接延び得るか、または随意の中間ネットワーク920を介して進み得る。中間ネットワーク920は、公衆ネットワーク、プライベートネットワークまたはホストされたネットワークのうちの1つ、あるいはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク920は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク920は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
【0059】
図9の通信システムは全体として、接続されたUE991、992のうちの1つとホストコンピュータ930との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続950として説明され得る。ホストコンピュータ930および接続されたUE991、992は、アクセスネットワーク911、コアネットワーク914、任意の中間ネットワーク920および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続950を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続950は、OTT接続950が通過する、参加する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという点で、透過的であり得る。たとえば、基地局912は、接続されたUE991にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ930から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、通知されないことがあり、または通知される必要がない。同様に、基地局912は、UE991から発生してホストコンピュータ930に向かう発信アップリンク通信の将来ルーティングに気づいている必要がない。
【0060】
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、
図10を参照しながら説明される。通信システム1000では、ホストコンピュータ1010は、通信システム1000の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース1016を含む、ハードウェア1015を備える。ホストコンピュータ1010は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路1018をさらに備える。特に、処理回路1018は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または、命令を実行するように適合されたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ1010は、ホストコンピュータ1010に記憶されるかまたはホストコンピュータ1010によってアクセス可能であり、処理回路1018によって実行可能である、ソフトウェア1011をさらに備える。ソフトウェア1011は、ホストアプリケーション1012を含む。ホストアプリケーション1012は、UE1030およびホストコンピュータ1010において終端するOTT接続1050を介して接続するUE1030など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション1012は、OTT接続1050を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
【0061】
通信システム1000は、電気通信システム中に提供される基地局1020をさらに含み、基地局1020は、基地局1020がホストコンピュータ1010およびUE1030と通信することを可能にするハードウェア1025を備える。ハードウェア1025は、通信システム1000の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース1026、ならびに基地局1020によってサーブされるカバレッジエリア(
図10に図示せず)中に位置するUE1030との少なくとも無線接続1070をセットアップおよび維持するための無線インターフェース1027を含み得る。通信インターフェース1026は、ホストコンピュータ1010への接続1060を容易にするように設定され得る。接続1060は直接であり得るか、あるいは接続1060は、電気通信システムのコアネットワーク(
図10に図示せず)を、および/または電気通信システムの外側の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局1020のハードウェア1025は、処理回路1028をさらに含み、処理回路1028は、命令を実行するように適合された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局1020は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1021をさらに有する。
【0062】
通信システム1000は、すでに言及されたUE1030をさらに含む。UE1030のハードウェア1035は、UE1030が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続1070をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェース1037を含み得る。UE1030のハードウェア1035は、処理回路1038をさらに含み、処理回路1038は、命令を実行するように適合された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE1030はソフトウェア1031をさらに備え、ソフトウェア1031は、UE1030に記憶されるかまたはUE1030によってアクセス可能であり、処理回路1038によって実行可能である。ソフトウェア1031は、クライアントアプリケーション1032を含む。クライアントアプリケーション1032は、ホストコンピュータ1010のサポートを伴って、UE1030を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ1010では、実行しているホストアプリケーション1012は、UE1030およびホストコンピュータ1010において終端するOTT接続1050を介して、実行しているクライアントアプリケーション1032と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション1032は、ホストアプリケーション1012から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続1050は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション1032は、クライアントアプリケーション1032が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
【0063】
図10に示されているホストコンピュータ1010、基地局1020およびUE1030は、それぞれ、
図9のホストコンピュータ930、基地局912a、912b、912cのうちの1つ、およびUE991、992のうちの1つと同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、
図10に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、
図9のものであり得る。
【0064】
図10では、OTT接続1050は、中間デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、基地局1020を介したホストコンピュータ1010とユーザ機器1030との間の通信を示すために、抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE1030からまたはホストコンピュータ1010を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続1050がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが、(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判断を行い得る。
【0065】
UE1030と基地局1020との間の無線接続1070は、対応する方法300、500、700および800とともに、UE50およびネットワークノード30などのノードによって提供されるものなど、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示によるものである。本明細書で説明される実施形態は、ネットワークノードが、システム情報を介してPWSメッセージとエリア情報とを送信するときに、PWSメッセージとエリア情報とのサイズを考慮することを可能にする。PWSメッセージとそれらの関連付けられたエリア情報は、それらがシステム情報を介してUEに送られ得るように、セグメント化され得る。これらの実施形態の教示は、緊急警告システムのためにOTT接続1050を使用して、ネットワークおよびUE1030のためのデータレート、容量、レイテンシおよび/または電力消費を改善し、それにより、ユーザが安全なアクションをとる能力を改善しながら、ネットワークリソースおよびUEリソースを節約する、より効率的でターゲットを絞った緊急メッセージングなどの利益を提供し得る。
【0066】
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ1010とUE1030との間のOTT接続1050を再設定するための随意のネットワーク機能がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続1050を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ1010のソフトウェア1011においてまたはUE1030のソフトウェア1031において、またはその両方において実装され得る。実施形態では、OTT接続1050が通過する通信デバイスにおいて、またはその通信デバイスに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア1011、1031が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続1050の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局1020に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局1020に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能は、当技術分野において知られ、実施され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ1010の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェア1011、1031が、ソフトウェア1011、1031が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続1050を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
【0067】
図11は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図9および
図10を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、
図11への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法の第1のステップ1110において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。第1のステップ1110の随意のサブステップ1111において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。第2のステップ1120において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。随意の第3のステップ1130において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。随意の第4のステップ1140において、UEは、ホストコンピュータによって実行されたホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
【0068】
図12は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図9および
図10を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、
図12への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法の第1のステップ1210において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。第2のステップ1220において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して進み得る。随意の第3のステップ1230において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0069】
図13は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図9および
図10を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、
図13への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法の随意の第1のステップ1310において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、随意の第2のステップ1320において、UEはユーザデータを提供する。第2のステップ1320の随意のサブステップ1321において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。第1のステップ1310のさらなる随意のサブステップ1311において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、随意の第3のサブステップ1330において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法の第4のステップ1340において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0070】
図14は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、
図9および
図10を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、
図14への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法の随意の第1のステップ1410において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。随意の第2のステップ1420において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。第3のステップ1430において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0071】
上記で詳細に説明されたように、本明細書で説明される技法は、たとえば、
図3、
図5、
図7および
図8のプロセスフロー図に示されているように、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるコンピュータプログラム命令を使用して実装され得る。これらの技法の機能的実装形態が、機能モジュールに関して表され得、ここで、各機能モジュールが、適切なプロセッサ中で実行するソフトウェアの機能ユニットに、または機能的デジタルハードウェア回路に、またはその両方の何らかの組合せに対応することが諒解されよう。
【0072】
図15は、ネットワークノード30などのネットワークノードのための例示的な機能モジュールまたは回路アーキテクチャを示す。機能的実装形態は、1つまたは複数のSIBを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することとを行うための取得モジュール1502を含む。実装形態は、エリア情報を送信するためにいくつのSIBが必要とされるかを決定するための決定モジュール1504と、エリア情報を送信するためにいくつのSIBが必要とされるかに基づいて、複数のセグメントにメッセージをセグメント化するためのセグメント化モジュール1506とを含む。実装形態は、メッセージのセグメントが各SIB中に含まれるように、かつSIB中に含まれるエリア情報の各部分にメッセージのセグメントが付随するように、SIBを介してメッセージとエリア情報とを送信することを行うための送信モジュール1508を含む。
【0073】
ネットワークノードのための別の例示的な機能的実装形態では、取得モジュール1502は、1つまたは複数のSIBを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することとを行うためのものである。送信モジュール1508は、第1のSIBを介してメッセージの少なくとも一部を送信することと、第2のSIBが、含まれるエリア情報が第1のSIBを介して送られたメッセージに対応することを指示するリンキング情報を含むように、第2のSIBを介してエリア情報の少なくとも一部を送信することとを行うためのものである。
【0074】
図16は、複数のSIBを受信するための受信モジュール1602と、SIBの各々から、公衆警告システム通知が関連するエリアを指示するエリア情報の一部分を取得することと、これらの同じSIBの各々から、メッセージの単一のセグメントを取得することとを行うための取得モジュール1604とを含む、UE50のための例示的な機能モジュールまたは回路アーキテクチャを示す。実装形態は、エリア情報の部分からエリア情報をアセンブルすることと、メッセージの少なくとも対応するセグメントからメッセージをアセンブルすることとを行うためのアセンブルモジュール1606を含む。決定モジュール1608は、エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定するためのものであり、表示モジュール1610は、決定することに応答してメッセージを表示するためのものである。
【0075】
UEのための別の機能的実装形態では、受信モジュール1602は、第1のSIBを介して公衆警告システム通知メッセージの少なくとも一部分を受信することと、第2のSIBを介してエリア情報の少なくとも一部分を受信することとを行うためのものである。決定モジュール1608は、第2のSIB中に含まれるリンキング情報に基づいて、第2のSIB中に含まれるエリア情報が、第1のSIBを介して受信されたメッセージに対応すると決定することと、エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することとを行うためのものである。表示モジュール1610は、決定することに応答してメッセージを表示するためのものである。
【0076】
例示的な実施形態
例示的な実施形態は、限定はしないが、以下の列挙された例を含むことができる。
(i). 複数のユーザ機器(UE)をサーブする無線通信システムの少なくとも1つのネットワークノードにおける方法であって、方法は、
1つまたは複数のシステム情報ブロックを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、
メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することと、
エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかを決定することと、
エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかに基づいて、複数のセグメントにメッセージをセグメント化することと、
いずれのシステム情報ブロック中にもメッセージの1つのセグメントだけが含まれるように、かつシステム情報ブロック中に含まれるエリア情報の各部分にメッセージのセグメントが付随するように、システム情報ブロックを介してメッセージとエリア情報とを送信することと
を含む、方法。
(ii). メッセージをセグメント化することが、メッセージを少なくともN個のセグメントに分割することを含み、ここで、Nが、エリア情報を送信するために必要とされるシステム情報ブロックの数である、例示的な実施形態(i)に記載の方法。
(iii). メッセージをセグメント化することが、メッセージを厳密にN個のセグメントに分割することを含む、例示的な実施形態(ii)に記載の方法。
(iv). メッセージをセグメント化することは、
メッセージが、修正なしに、システム情報中に含まれるエリア情報の各部分にセグメントが付随するのに十分なセグメントに分割され得ないと決定することと、
延長されたメッセージが、システム情報中に含まれるエリア情報の各部分にセグメントが付随するのに十分なセグメントに分割され得るように、前記セグメント化することの前にメッセージを延長することと
を含む、例示的な実施形態(i)に記載の方法。
(v). メッセージがコンテナであり、コンテナが、コンテナにコーディングされた通知情報を搬送する、例示的な実施形態(i~iv)のいずれか1つに記載の方法。
(vi). コンテナがASN-1コンテナである、例示的な実施形態(v)に記載の方法。
(vii). システム情報ブロックが、LTE SystemInformationBlockType11ブロックまたはLTE SystemInformationBlockType12ブロックである、例示的な実施形態(i~vi)のいずれか1つに記載の方法。
(viii). 複数のユーザ機器(UE)をサーブする無線通信システムの少なくとも1つのネットワークノードにおける方法であって、方法は、
1つまたは複数のシステム情報ブロックを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、
メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することと、
第1のシステム情報ブロックを介してメッセージの少なくとも一部を送信することと、
第2のシステム情報ブロックが、含まれるエリア情報が第1のシステム情報ブロックを介して送られたメッセージに対応することを指示するリンキング情報を含むように、第2のシステム情報ブロックを介してエリア情報の少なくとも一部を送信することと
を含む、方法。
(ix). リンキング情報が、第1のシステム情報ブロック中の同一の識別子または通し番号、あるいはその両方に対応する、メッセージ識別子または通し番号、あるいはその両方を含む、例示的な実施形態(viii)に記載の方法。
(x). 第1のシステム情報ブロックがSystemInformationBlockType12であり、第2のシステム情報ブロックが異なるタイプである、例示的な実施形態(viii)または(ix)に記載の方法。
(xi). 第2のシステム情報ブロックを介してエリア情報の少なくとも一部を送信することが、第2のシステム情報ブロック中に、第1のシステム情報ブロックについてのタイプの指示を含めることを含む、例示的な実施形態(viii)から(x)のいずれか1つに記載の方法。
(xii). 無線通信ネットワークによってサーブされるユーザ機器(UE)における方法であって、方法は、
複数のシステム情報ブロックを受信することと、
システム情報ブロックの各々から、公衆警告システム通知が関連するエリアを指示するエリア情報の一部分を取得することと、
これらの同じシステム情報ブロックの各々から、メッセージの単一のセグメントを取得することと、
エリア情報の部分からエリア情報をアセンブルすることと、
メッセージの少なくとも対応するセグメントからメッセージをアセンブルすることと、
エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、
前記決定することに応答してメッセージを表示することと
を含む、方法。
(xiii). メッセージをアセンブルすることが、複数のシステム情報ブロック中に含まれるメッセージの部分と、追加のシステム情報ブロック中に含まれる少なくとも1つのメッセージ部分とからメッセージをアセンブルすることを含む、例示的な実施形態(xii)に記載の方法。
(xiv). システム情報ブロックが、LTE SystemInformationBlockType11ブロックまたはLTE SystemInformationBlockType12ブロックである、例示的な実施形態(xii)または(xiii)に記載の方法。
(xv). 無線通信ネットワークによってサーブされるユーザ機器(UE)における方法であって、方法は、
第1のシステム情報ブロックを介して公衆警告システム通知メッセージの少なくとも一部分を受信することと、
第2のシステム情報ブロックを介してエリア情報の少なくとも一部分を受信することと、
第2のシステム情報ブロック中に含まれるリンキング情報に基づいて、第2のシステム情報ブロック中に含まれるエリア情報が、第1のシステム情報ブロックを介して受信されたメッセージに対応すると決定することと、
エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、
前記決定することに応答してメッセージを表示することと
を含む、方法。
(xvi). リンキング情報が、第1のシステム情報ブロック中の同一の識別子または通し番号、あるいはその両方に対応する、メッセージ識別子または通し番号、あるいはその両方を含む、例示的な実施形態(xv)に記載の方法。
(xvii). 第1のシステム情報ブロックがSystemInformationBlockType12であり、第2のシステム情報ブロックが異なるタイプである、例示的な実施形態(xv)または(xvi)に記載の方法。
(xviii). リンキング情報が、第1のシステム情報ブロックについてのタイプの指示を含む、例示的な実施形態(xv)から(xvii)のいずれか1つに記載の方法。
(xix). 例示的な実施形態(i)から(xi)のいずれか1つに記載の方法を実施するように適合されたネットワークノード。
(xx). トランシーバ回路と、トランシーバ回路に動作可能に関連付けられ、例示的な実施形態(i)から(xi)のいずれか1つに記載の方法を実施するように設定された、処理回路とを備える、ネットワークノード。
(xxi). 例示的な実施形態(xii)から(xviii)のいずれか1つに記載の方法を実施するように適合されたユーザ機器。
(xxii). トランシーバ回路と、トランシーバ回路に動作可能に関連付けられ、例示的な実施形態(xii)から(xviii)のいずれか1つに記載の方法を実施するように設定された、処理回路とを備える、ユーザ機器。
(xxiii). 少なくとも1つの処理回路上で実行されたとき、少なくとも1つの処理回路に、例示的な実施形態(i)から(xviii)のいずれか1つに記載の方法を行わせる命令を備える、コンピュータプログラム。
(xxiv). 例示的な実施形態(xxiii)に記載のコンピュータプログラムを含んでいるキャリアであって、キャリアが、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
(xxv).
ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラーネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、
セルラーネットワークが基地局を備え、基地局は、
1つまたは複数のシステム情報ブロックを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、
メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することと、
エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかを決定することと、
エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかに基づいて、複数のセグメントにメッセージをセグメント化することと、
いずれのシステム情報ブロック中にもメッセージの1つのセグメントだけが含まれるように、かつシステム情報ブロック中に含まれるエリア情報の各部分にメッセージのセグメントが付随するように、システム情報ブロックを介してメッセージとエリア情報とを送信することと
を行うように設定された、通信システム。
(xxvi).
ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラーネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、
セルラーネットワークが基地局を備え、基地局は、
1つまたは複数のシステム情報ブロックを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、
メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することと、
第1のシステム情報ブロックを介してメッセージの少なくとも一部を送信することと、
第2のシステム情報ブロックが、含まれるエリア情報が第1のシステム情報ブロックを介して送られたメッセージに対応することを指示するリンキング情報を含むように、第2のシステム情報ブロックを介してエリア情報の少なくとも一部を送信することと
を行うように設定された、通信システム。
(xxvii). 基地局をさらに含む、例示的な実施形態(xxv)または(xxvi)に記載の通信システム。
(xxviii). UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定された、例示的な実施形態(xxvii)に記載の通信システム。
(xxix).
ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、
UEが、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を備える、
例示的な実施形態(xxviii)に記載の通信システム。
(xxx). ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラーネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することとを含み、方法は、基地局において、
1つまたは複数のシステム情報ブロックを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、
メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することと、
エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかを決定することと、
エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかに基づいて、複数のセグメントにメッセージをセグメント化することと、
いずれのシステム情報ブロック中にもメッセージの1つのセグメントだけが含まれるように、かつシステム情報ブロック中に含まれるエリア情報の各部分にメッセージのセグメントが付随するように、システム情報ブロックを介してメッセージとエリア情報とを送信することと
を含む、
方法。
(xxxi). ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラーネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することとを含み、方法は、基地局において、
1つまたは複数のシステム情報ブロックを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、
メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することと、
第1のシステム情報ブロックを介してメッセージの少なくとも一部を送信することと、
第2のシステム情報ブロックが、含まれるエリア情報が第1のシステム情報ブロックを介して送られたメッセージに対応することを指示するリンキング情報を含むように、第2のシステム情報ブロックを介してエリア情報の少なくとも一部を送信することと
を含む、
方法。
(xxxii).
基地局において、ユーザデータを送信すること
をさらに含む、例示的な実施形態(xxx)または(xxxi)に記載の方法。
(xxxiii). ユーザデータが、ホストアプリケーションを実行することによって、ホストコンピュータにおいて提供され、方法が、
UEにおいて、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行すること
をさらに含む、例示的な実施形態(xxxii)に記載の方法。
(xxxiv).
ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
ユーザデータをセルラーネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、
UEの処理回路は、
複数のシステム情報ブロックを受信することと、
システム情報ブロックの各々から、公衆警告システム通知が関連するエリアを指示するエリア情報の一部分を取得することと、
これらの同じシステム情報ブロックの各々から、メッセージの単一のセグメントを取得することと、
エリア情報の部分からエリア情報をアセンブルすることと、
メッセージの少なくとも対応するセグメントからメッセージをアセンブルすることと、
エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、
前記決定することに応答してメッセージを表示することと
を行うように設定された、通信システム。
(xxxv).
ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
ユーザデータをセルラーネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、
UEの処理回路は、
第1のシステム情報ブロックを介して公衆警告システム通知メッセージの少なくとも一部分を受信することと、
第2のシステム情報ブロックを介してエリア情報の少なくとも一部分を受信することと、
第2のシステム情報ブロック中に含まれるリンキング情報に基づいて、第2のシステム情報ブロック中に含まれるエリア情報が、第1のシステム情報ブロックを介して受信されたメッセージに対応すると決定することと、
エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、
前記決定することに応答してメッセージを表示することと
を行うように設定された、通信システム。
(xxxvi). UEをさらに含む、例示的な実施形態(xxxiv)または(xxxv)に記載の通信システム。
(xxxvii). セルラーネットワークが、UEと通信するように設定された基地局をさらに含む、例示的な実施形態(xxxvi)に記載の通信システム。
(xxxviii).
ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、
UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された、
例示的な実施形態(xxxvi)または(xxxvii)に記載の通信システム。
(xxxix). ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラーネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することとを含み、方法は、UEにおいて、
複数のシステム情報ブロックを受信することと、
システム情報ブロックの各々から、公衆警告システム通知が関連するエリアを指示するエリア情報の一部分を取得することと、
これらの同じシステム情報ブロックの各々から、メッセージの単一のセグメントを取得することと、
エリア情報の部分からエリア情報をアセンブルすることと、
メッセージの少なくとも対応するセグメントからメッセージをアセンブルすることと、
エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、
前記決定することに応答してメッセージを表示することと
を含む、
方法。
(xl). ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラーネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することとを含み、方法は、UEにおいて、
第1のシステム情報ブロックを介して公衆警告システム通知メッセージの少なくとも一部分を受信することと、
第2のシステム情報ブロックを介してエリア情報の少なくとも一部分を受信することと、
第2のシステム情報ブロック中に含まれるリンキング情報に基づいて、第2のシステム情報ブロック中に含まれるエリア情報が、第1のシステム情報ブロックを介して受信されたメッセージに対応すると決定することと、
エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、
前記決定することに応答してメッセージを表示することと
を含む、
方法。
(xli).
UEにおいて、基地局からユーザデータを受信すること
をさらに含む、例示的な実施形態(xxxix)または(xl)に記載の方法。
(xlii).
ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、UEの処理回路は、
複数のシステム情報ブロックを受信することと、
システム情報ブロックの各々から、公衆警告システム通知が関連するエリアを指示するエリア情報の一部分を取得することと、
これらの同じシステム情報ブロックの各々から、メッセージの単一のセグメントを取得することと、
エリア情報の部分からエリア情報をアセンブルすることと、
メッセージの少なくとも対応するセグメントからメッセージをアセンブルすることと、
エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、
前記決定することに応答してメッセージを表示することと
を行うように設定された、
通信システム。
(xliii).
ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、UEの処理回路は、
第1のシステム情報ブロックを介して公衆警告システム通知メッセージの少なくとも一部分を受信することと、
第2のシステム情報ブロックを介してエリア情報の少なくとも一部分を受信することと、
第2のシステム情報ブロック中に含まれるリンキング情報に基づいて、第2のシステム情報ブロック中に含まれるエリア情報が、第1のシステム情報ブロックを介して受信されたメッセージに対応すると決定することと、
エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、
前記決定することに応答してメッセージを表示することと
を行うように設定された、
通信システム。
(xliv). UEをさらに含む、例示的な実施形態(xlii)または(xliii)に記載の通信システム。
(xlv). 基地局をさらに含み、基地局が、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって搬送されたユーザデータをホストコンピュータにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備える、例示的な実施形態(xliv)に記載の通信システム。
(xlvi).
ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定された、
例示的な実施形態(xliv)または(xlv)に記載の通信システム。
(xlvii).
ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それにより要求データを提供するように設定され、
UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それにより要求データに応答してユーザデータを提供するように設定された、
例示的な実施形態(xliv)または(xlv)に記載の通信システム。
(xlviii). ユーザ機器(UE)において実装される方法であって、方法は、
複数のシステム情報ブロックを受信することと、
システム情報ブロックの各々から、公衆警告システム通知が関連するエリアを指示するエリア情報の一部分を取得することと、
これらの同じシステム情報ブロックの各々から、メッセージの単一のセグメントを取得することと、
エリア情報の部分からエリア情報をアセンブルすることと、
メッセージの少なくとも対応するセグメントからメッセージをアセンブルすることと、
エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、
前記決定することに応答してメッセージを表示することと
を含む、方法。
(xlix). ユーザ機器(UE)において実装される方法であって、方法は、
第1のシステム情報ブロックを介して公衆警告システム通知メッセージの少なくとも一部分を受信することと、
第2のシステム情報ブロックを介してエリア情報の少なくとも一部分を受信することと、
第2のシステム情報ブロック中に含まれるリンキング情報に基づいて、第2のシステム情報ブロック中に含まれるエリア情報が、第1のシステム情報ブロックを介して受信されたメッセージに対応すると決定することと、
エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、
前記決定することに応答してメッセージを表示することと
を含む、方法。
(l).
ユーザデータを提供することと、
基地局への送信を介してホストコンピュータにユーザデータをフォワーディングすることと
をさらに含む、例示的な実施形態(xlviii)または(xlix)に記載の方法。
(li). ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することを含み、UEにおける方法は、
複数のシステム情報ブロックを受信することと、
システム情報ブロックの各々から、公衆警告システム通知が関連するエリアを指示するエリア情報の一部分を取得することと、
これらの同じシステム情報ブロックの各々から、メッセージの単一のセグメントを取得することと、
エリア情報の部分からエリア情報をアセンブルすることと、
メッセージの少なくとも対応するセグメントからメッセージをアセンブルすることと、
エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、
前記決定することに応答してメッセージを表示することと
を含む、
方法。
(lii). ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することを含み、UEにおける方法は、
第1のシステム情報ブロックを介して公衆警告システム通知メッセージの少なくとも一部分を受信することと、
第2のシステム情報ブロックを介してエリア情報の少なくとも一部分を受信することと、
第2のシステム情報ブロック中に含まれるリンキング情報に基づいて、第2のシステム情報ブロック中に含まれるエリア情報が、第1のシステム情報ブロックを介して受信されたメッセージに対応すると決定することと、
エリア情報に基づいて、メッセージがUEに関連すると決定することと、
前記決定することに応答してメッセージを表示することと
を含む、
方法。
(liii).
UEにおいて、基地局にユーザデータを提供すること
をさらに含む、例示的な実施形態(li)または(lii)に記載の方法。
(liv).
UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それにより送信されるべきユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することと
をさらに含む、例示的な実施形態(liii)に記載の方法。
(lv).
UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであって、入力データが、クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供される、入力データを受信することと
をさらに含み、
送信されるべきユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、例示的な実施形態(liii)に記載の方法。
(lvi). ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、基地局の処理回路は、
1つまたは複数のシステム情報ブロックを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、
メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することと、
エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかを決定することと、
エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかに基づいて、複数のセグメントにメッセージをセグメント化することと、
いずれのシステム情報ブロック中にもメッセージの1つのセグメントだけが含まれるように、かつシステム情報ブロック中に含まれるエリア情報の各部分にメッセージのセグメントが付随するように、システム情報ブロックを介してメッセージとエリア情報とを送信することと
を行うように設定された、通信システム。
(lvii). ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、基地局の処理回路は、
1つまたは複数のシステム情報ブロックを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、
メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することと、
第1のシステム情報ブロックを介してメッセージの少なくとも一部を送信することと、
第2のシステム情報ブロックが、含まれるエリア情報が第1のシステム情報ブロックを介して送られたメッセージに対応することを指示するリンキング情報を含むように、第2のシステム情報ブロックを介してエリア情報の少なくとも一部を送信することと
を行うように設定された、通信システム。
(lviii). 基地局をさらに含む、例示的な実施形態(lvi)または(lvii)に記載の通信システム。
(lix). UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定された、例示的な実施形態(lviii)に記載の通信システム。
(lx).
ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
UEが、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによりホストコンピュータによって受信されるべきユーザデータを提供するように設定された、
例示的な実施形態(lix)に記載の通信システム。
(lxi). ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から発生したユーザデータを受信することを含み、基地局における方法は、
CQIインデックス値のうちの第1のCQIインデックス値を受信することと、
1つまたは複数のシステム情報ブロックを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、
メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することと、
エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかを決定することと、
エリア情報を送信するためにいくつのシステム情報ブロックが必要とされるかに基づいて、複数のセグメントにメッセージをセグメント化することと、
いずれのシステム情報ブロック中にもメッセージの1つのセグメントだけが含まれるように、かつシステム情報ブロック中に含まれるエリア情報の各部分にメッセージのセグメントが付随するように、システム情報ブロックを介してメッセージとエリア情報とを送信することと
を含む、
方法。
(lxii). ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から発生したユーザデータを受信することを含み、基地局における方法は、
1つまたは複数のシステム情報ブロックを介して、複数のUEに公衆警告システム通知として送信されるべきメッセージを取得することと、
メッセージに対応するエリア情報を取得することであって、エリア情報は、メッセージが関連するエリアを指示する、エリア情報を取得することと、
第1のシステム情報ブロックを介してメッセージの少なくとも一部を送信することと、
第2のシステム情報ブロックが、含まれるエリア情報が第1のシステム情報ブロックを介して送られたメッセージに対応することを指示するリンキング情報を含むように、第2のシステム情報ブロックを介してエリア情報の少なくとも一部を送信することと
を含む、
方法。
(lxiii).
基地局において、UEからユーザデータを受信すること
をさらに含む、例示的な実施形態(lxi)または(lxii)に記載の方法。
(lxiv).
基地局において、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動すること
をさらに含む、例示的な実施形態(lxiii)に記載の方法。
【0077】
本発明概念の原理から実質的に逸脱することなしに、実施形態に対して多くの変形および修正が行われ得る。すべてのそのような変形および修正は、本発明概念の範囲内で本明細書に含まれるものとする。したがって、上記で開示された主題は、例示であり、限定するものではないと見なされるべきであり、実施形態の例は、本発明概念の趣旨および範囲内に入る、すべてのそのような修正、拡張、および他の実施形態をカバーするものとする。したがって、法によって最大限に許容される限りにおいて、本発明概念の範囲は、実施形態およびそれらの等価物の例を含む、本開示の最も広い許容可能な解釈によって決定されるべきであり、上記の詳細な説明によって制限または限定されるべきでない。