(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-26
(45)【発行日】2022-10-04
(54)【発明の名称】静電気と磁気を併用したロール型ポリ袋スタンド
(51)【国際特許分類】
B65B 67/12 20060101AFI20220927BHJP
【FI】
B65B67/12 A
(21)【出願番号】P 2022012467
(22)【出願日】2022-01-29
【審査請求日】2022-01-29
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】505339841
【氏名又は名称】梶田 壽義
(72)【発明者】
【氏名】梶田 壽義
【審査官】長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-222377(JP,A)
【文献】特開2016-088616(JP,A)
【文献】特開平07-069324(JP,A)
【文献】実開昭57-067902(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2012/0211583(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B 67/12
B65B 43/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上方と下方それぞれの導体の板の内側に、ゴムシート磁石の裏側に塩ビの支えシート
を貼り付けた部材を上下に準備し上方から、上方の導体の板、上方の塩ビの支えシート、
上方のゴムシート磁石、ロール型ポリ袋からのポリ袋、下方のゴムシート磁石、
下方の塩ビの支えシート、下方の導体の板をこの順で配設し、
前記導体の板、
前記塩ビの支えシート、前記ゴムシート磁石で構成される一対の積層体をロール型
ポリ袋スタンドのロール型ポリ袋の受け台とし、前記ポリ袋を前記一対の積層体で
挟むようにして、ロール型ポリ袋からの前記ポリ袋の先端を引っ張るとロール型ポリ袋
の下側と前記上方の導体の板の表面に摩擦でプラスの静電気が起こり、自由電子が
前記上方の導体の板の反対側の表面から接触している上方の塩ビの支えシート表面に
移動し静電気の接触帯電で上方のゴムシート磁石に伝わり、同時に下方のゴムシート
磁石
の磁力でロール型ポリ袋からのポリ袋を挟み、ポリ袋の先端を指で摘み引っ張る
と上方、下方それぞれのゴムシート磁石と上方、下方それぞれのポリ袋の表面に
摩擦でマイナスの静電気が発生し斥力によりポリ袋の開口部
を開けやすく
したと
同時にポリ袋の先端をプラスに帯電しやすい指で摘み引っ張ることによりマイナスに
帯電したポリ袋が引き合いポリ袋の開口部
が開けやすくなる事を特徴とする
静電気と磁気を併用したロール型ポリ袋スタンド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はロール型ポリ袋スタンドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケット、コンビニのレジの外でポリ袋に商品を入れようとする時
特に、冬、高齢者がポリ袋の開口部が静電気で密着状態になっていて開かない光景を
よく見かける。濡れタオル等が置いてあるが時節柄それに触れる気にはなれない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ロール型ポリ袋スタンドから切り取ったポリ袋の開口部を季節、年齢、体調を
問わず開けやすくしたロール型ポリ袋スタンドを準備する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上方と下方それぞれの導体の板の内側にゴムシート磁石の裏側に塩ビの支えシート
を貼り付けた部材を上下に準備し、上方から、上方の導体の板、上方の塩ビの
支えシート、上方のゴムシート磁石、ロール型ポリ袋からのポリ袋、下方の
ゴムシート磁石、下方の塩ビの支えシート、下方の導体の板をこの順で配設し、
前記導体の板、前記塩ビの支えシート、前記ゴムシート磁石で構成される一対の
積層体をロール型ポリ袋スタンドのロール型ポリ袋の受け台とし、前記ポリ袋を
前記一対の積層体で挟むようにして、ロール型ポリ袋からの前記ポリ袋の先端
を引っ張るとロール型ポリ袋の下側と前記上方の導体の板の表面に摩擦でプラス
の静電気が起こり、自由電子が前記上方の導体の板の反対側の表面から接触して
いる上方の塩ビの支えシート表面に移動し静電気の接触帯電で上方のゴムシート
磁石に伝わり、同時に下方のゴムシート磁石の磁力でロール型ポリ袋からのポリ袋
を挟みポリ袋の先端を指で摘み引っ張ると上方、下方それぞれのゴムシート磁石と
上方、下方それぞれのポリ袋表面に摩擦でマイナスの静電気が発生し斥力でポリ袋
の開口部を開けやすくした。同時にプラスに帯電しやすい指で摘み引っ張り、
マイナスに帯電したポリ袋が引き合いポリ袋の開口部を開けやすくした。
【発明の効果】
【0006】
本発明を使用すればロール型ポリ袋スタンドから切り取ったポリ袋の開口部が
季節、年齢、体調を問わず開けやすくなった。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は従来のロール型ポリ袋スタンドの出側に帯電を抑える為にゴムシート磁石と導体による静電誘導発生部位を取り付けた側面の断面図である。
【
図2】
図2は
図1で述べた静電誘導発生部位の詳細の側面の断面図である。
【
図3】
図3はポリ袋を引き出し始めた時の状態を上から見た図である。
【
図4】
図4はポリ袋を引き出し終わった時の状態を上から見た図である。
【
図5】
図5はポリ袋をポリ袋スタンド本体から切り取った時の開口部の状態を示した図である。
【
図7】
図7は通常の状態の開口部の写真映像である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
【0009】
図1は本発明の形状、構成の全体をまとめた図である。
【0010】
図2は
図1の24を拡大し受け台の仕組みの詳細を示した側面の断面図である。
【0011】
図3は本発明でポリ袋を引き出し始めた時の状態を上から見た図である。
【0012】
図4は本発明でポリ袋を引き出し終わった時の状態を上から見た図である。
【0013】
図5はポリ袋をポリ袋スタンド本体から切り取った時の開口部の状態を示した図である。
【0014】
【0015】
図7は
図6と同じポリ袋で本発明を使用しない通常の状態の開口部の写真映像である。
【実施例】
【0016】
【産業上の利用可能性】
【0017】
スーパーマーケット、コンビニのレジの外でポリ袋に商品を入れようとする時季節、
年齢、体調を問わず開口部が開けやすくなり濡れタオルや粘着テープは必要なくなる。
【符号の説明】
【0018】
1 ロール型ポリ袋
2 エアポケット
3 ロール型ポリ袋の芯
4 ポリ袋に出来た空気を含んだ皺
5 ロール型ポリ袋のシンカン
6 ロール型ポリ袋からのポリ袋
6a ロール型ポリ袋からポリ袋の表面
6b ロール型ポリ袋からポリ袋の裏面
7 手
8 ゴムシート磁石
9 塩ビの支えシート
10 下方の導体の板支え用ブラケット
11 ロール型ポリ袋スタンド本体
12 テーブル
13 ゴムシート磁石の磁極詳細
14 ロール型ポリ袋からポリ袋を引き出す指
15 ポリ袋の底
16 ポリ袋の切り取り線部
17 ロール型ポリ袋のシンカンのガイド
18 導体(鉄等)の板
19 ゴムシート磁石の磁極
20 ゴムシート磁石の表面の静電気による帯電
20a 自由電子
21 導体内の陽子
22 斥力
23 引力
24 ロール型ポリ袋スタンドのロール型ポリ袋の受け台
【要約】
【課題】
ロール型ポリ袋スタンドから切り取ったポリ袋の開口部を季節、年齢、体調を
問わず開けやすくしたロール型ポリ袋スタンドを準備する。
【解決手段】
ロール型ポリ袋からのポリ袋をゴムシート磁石で挟み先端を引っ張ると導体の板の
自由電子が移動しポリ袋の裏表をマイナスに帯電させ斥力によりポリ袋の開口部が
開けやすくするとともに先端を引っ張る事によりポリ袋内の空気を含んだ皺が発生し
ポリ袋の表側と裏側のシートの間の静電気力が弱くなる事でポリ袋の開口部を
開けやすくした。
【選択図】
図1