(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-26
(45)【発行日】2022-10-04
(54)【発明の名称】採用支援装置及び採用支援方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20120101AFI20220927BHJP
【FI】
G06Q10/10 322
(21)【出願番号】P 2022079030
(22)【出願日】2022-05-12
【審査請求日】2022-05-13
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】512313953
【氏名又は名称】株式会社ビズリーチ
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】萩野 貴拓
【審査官】山内 裕史
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-331358(JP,A)
【文献】特開2005-018274(JP,A)
【文献】特開2004-272512(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
求職者のプロフィール情報を管理する管理部と、
採用者が求める人材に関する求人データを編集するための編集インタフェースを出力する出力部と、
前記求人データの編集内容及び前記求職者のプロフィール情報に基づいて、前記求人データに適合する前記求職者の数を特定する制御部と、を備え、
前記出力部は、前記編集インタフェースとともに、前記求職者の数を出力する、採用支援装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記求人データに適合する前記求職者の想定俸給を特定し、
前記出力部は、前記想定俸給の範囲毎に前記求職者の数を出力する、請求項1に記載の採用支援装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記求人データに適合する前記求職者の想定職種を特定し、
前記出力部は、前記想定職種毎に前記求職者の数を出力する、請求項1に記載の採用支援装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記求人データに含まれる情報であって、前記採用者が求める人材の職務内容に基づいて、前記求職者の数を特定する、請求項1に記載の採用支援装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記求職者のプロフィール情報に含まれる情報であって、前記求職者の職務経歴に基づいて、前記求職者の数を特定する、請求項1に記載の採用支援装置。
【請求項6】
採用支援装置が、求職者のプロフィール情報を管理するステップAと、
前記採用支援装置が、採用者が求める人材に関する求人データを編集するための編集インタフェースを出力するステップBと、
前記採用支援装置が、前記求人データの編集内容及び前記求職者のプロフィール情報に基づいて、前記求人データに適合する前記求職者の数を特定するステップCと、を備え、
前記ステップBは、前記編集インタフェースとともに、前記求職者の数を出力するステップを含む、採用支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、採用支援装置及び採用支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、求職者と採用者とのマッチングサービスが注目を集めている。このようなマッチングサービスにおいて、採用者は、採用者が求める人材に関する求人データをデータベースに登録し、求職者は、求人データを参照することによって、興味のある求人データに対して応募する(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した求人データは、採用者側で作成されるものであり、求人データに適合する求職者の母集団が考慮されていない。従って、採用者側で想定する求職者の状況が実際の求職者の状況と乖離しており、求人データに興味を持つ求職者が少ないといった事態が生じる可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、求職者を適切に採用し得る採用支援装置及び採用支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の一態様は、求職者のプロフィール情報を管理する管理部と、採用者が求める人材に関する求人データを編集するための編集インタフェースを出力する出力部と、前記求人データの編集内容及び前記求職者のプロフィール情報に基づいて、前記求人データに適合する前記求職者の数を特定する制御部と、を備え、前記出力部は、前記編集インタフェースとともに、前記求職者の数を出力する、採用支援装置である。
【0007】
開示の一態様は、求職者のプロフィール情報を管理するステップAと、採用者が求める人材に関する求人データを編集するための編集インタフェースを出力するステップBと、前記求人データの編集内容及び前記求職者のプロフィール情報に基づいて、前記求人データに適合する前記求職者の数を特定するステップCと、を備え、前記ステップBは、前記編集インタフェースとともに、前記求職者の数を出力するステップを含む、採用支援方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、求職者を適切に採用することを可能とする採用支援装置及び採用支援方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、実施形態に係る採用支援システム100を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る採用支援装置30を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係るプロフィール情報の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る表示態様の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る動作例1を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る動作例2を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る動作例3を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下において、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
【0011】
但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係又は比率が異なる部分が含まれている場合があることは勿論である。
【0012】
[開示の概要]
開示の概要に係る採用支援装置は、採用者が求める人材に関する求人データを編集するための編集インタフェースを出力する出力部と、前記求人データの編集内容に基づいて、前記求人データの品質に関するスコアを算定する制御部と、を備え、前記出力部は、前記スコアを出力する。
【0013】
開示の概要に係る採用支援方法は、採用者が求める人材に関する求人データを編集するための編集インタフェースを出力するステップAと、前記求人データの編集内容に基づいて、前記求人データの品質に関するスコアを算定するステップBと、前記スコアを出力するステップCと、を備える。
【0014】
開示の概要では、採用支援装置は、求人データの編集内容に基づいて、求人データの品質に関するスコアを算定し、算定されたスコアを出力する。このような構成によれば、採用者は、求人データの品質に関するスコアを確認しつつ、編集インタフェースを用いて求人データを編集することができる。言い換えると、求人データが適切であるか否かを確認しながら求人データを編集することができ、求職者を適切に採用することができる。
【0015】
[実施形態]
(採用支援システム)
以下において、実施形態に係る採用支援システムについて説明する。
図1は、実施形態に係る採用支援システム100を示す図である。
【0016】
図1に示すように、採用支援システム100は、第1端末10と、第2端末20と、採用支援装置30と、を有する。第1端末10、第2端末20、採用支援装置30は、ネットワーク200によって接続される。特に限定されるものではないが、ネットワーク200は、インターネット網によって構成されてもよい。ネットワーク200は、ローカルエリアネットワークを含んでもよく、移動体通信網を含んでもよく、VPN(Virtual Private Network)を含んでもよい。
【0017】
第1端末10は、求職者が使用する端末である。例えば、第1端末10は、パーソナルコンピュータであってもよく、スマートフォンであってもよく、タブレット端末であってもよい。特に限定されるものではないが、求職者は、第1端末10を用いて、求職者のプロフィール情報を入力してもよい。
【0018】
第2端末20は、採用者が使用する端末である。第2端末20は、パーソナルコンピュータであってもよく、スマートフォンであってもよく、タブレット端末であってもよい。特に限定されるものではないが、採用者は、第2端末20を用いて、求職者のプロフィール情報を閲覧してもよい。
【0019】
採用支援装置30は、人材の採用を支援する装置である。採用支援装置30は、求職者と採用者とのマッチングサービスを提供する。実施形態では、採用支援装置30は、求人データの編集を支援する。採用支援装置30の詳細については後述する。
【0020】
(採用支援装置)
以下において、実施形態に係る採用支援装置について説明する。
図2は、実施形態に係る採用支援装置30を示す図である。
図2に示すように、採用支援装置30は、通信部31と、管理部32と、制御部33と、を有する。
【0021】
通信部31は、通信モジュールによって構成される。通信モジュールは、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、LTE、5G、6Gなどの規格に準拠する無線通信モジュールであってもよく、IEEE802.3などの規格に準拠する有線通信モジュールであってもよい。
【0022】
例えば、通信部31は、求職者のプロフィール情報を第1端末10から受信してもよい。通信部31は、採用者が閲覧するために、求職者のプロフィール情報を第2端末20に送信してもよい。
【0023】
実施形態では、通信部31は、採用者が求める人材に関する求人データを編集するための編集インタフェースを出力する出力部を構成してもよい。例えば、通信部31は、第2端末20上で編集インタフェースを表示するためのデータを第2端末20に送信してもよい。第2端末20上で表示される表示態様の詳細については後述する(
図4)を参照。
【0024】
管理部32は、SSD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶媒体によって構成されており、様々な情報を格納する。
【0025】
実施形態では、管理部32は、求職者のプロフィール情報を管理する管理部を構成してもよい。上述したように、プロフィール情報は、第1端末10を用いて求職者によって入力されてもよい。
【0026】
特に限定されるものではないが、プロフィール情報は、
図3に示す情報を含んでもよい。
図3に示すように、プロフィール情報は、希望条件、現在の業種、現在の職種、経歴などを含んでもよい。
【0027】
希望条件は、求職者が希望する条件に関する情報である。希望条件は、求職者が勤務を希望する地域(例えば、東京、大阪、全国、海外など)を含んでもよい。希望条件は、求職者が希望する年収(例えば、XX円以上、XX円~XX円など)を含んでもよい。希望条件は、求職者が希望する業種(例えば、製造業、情報通信業、金融業、サービス業など)を含んでもよい。希望条件は、求職者が希望する職種(例えば、営業、事務、販売、経理、法務など)を含んでもよい。特に限定されるものではないが、希望条件は、上述した項目以外の項目を含んでもよい。例えば、希望条件は、求職者が希望する役職(例えば、経営職、部長職、課長職、担当職など)を含んでもよい。
【0028】
現在の業種は、現在の時点で求職者が従事している業務に関する業種に関する情報であってもよい。現在の時点で求職者が無職である場合には、現在の業種は、求職者が従事している直近の業務に関する業種に関する情報であってもよい。
【0029】
現在の職種は、現在の時点で求職者が従事している業務に関する職種に関する情報であってもよい。現在の時点で求職者が無職である場合には、現在の職種は、求職者が従事している直近の業務に関する職種に関する情報であってもよい。
【0030】
経歴は、求職者の経歴に関する情報である。経歴は、求職者の学歴に関する情報を含んでもよい。経歴は、求職者の職務経歴に関する情報を含んでもよい。職務経歴は、求職者の業務内容の履歴を含んでもよい。経歴は、求職者の資格に関する情報を含んでもよい。経歴は、求職者のスキルに関する情報を含んでもよい。特に限定されるものではないが、経歴は、上述した項目以外の項目を含んでもよい。例えば、経歴は、求職者のアピールポイント(例えば、業務表彰の実績、性格など)に関する情報を含んでもよい。
【0031】
制御部33は、少なくとも1つのプロセッサを含んでもよい。少なくとも1つのプロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、1以上のIntegrated Circuit、1以上のDiscrete Circuit、及び、これらの組合せによって構成されてもよい。
【0032】
実施形態では、制御部33は、求人データの編集内容に基づいて、求人データの品質に関するスコアを算定する制御部を構成してもよい。制御部33は、求人データを評価する評価要素に関するスコアを算定してもよい。評価要素は、求人データに含まれる情報の量(以下、情報量)、求人データに含まれる文章の表現(以下、表現)及び求人データに含まれる用語(以下、専門性)の中から選択された1以上の要素を含んでもよい。求人データに含まれる用語は、採用者が求める人材の職務内容を表す用語である。
【0033】
実施形態では、制御部33は、求人データの編集内容及び求職者のプロフィール情報に基づいて、求人データに適合する求職者の数を特定する制御部を構成してもよい。制御部33は、求人データに適合する求職者の想定俸給を特定し、想定俸給毎に求職者の数を特定してもよい。以下において、想定俸給が想定年収であるケースについて主として説明する。制御部33は、求人データに適合する求職者の想定職種を特定し、想定職種毎に求職者の数を特定してもよい。
【0034】
(表示態様)
以下において、実施形態に係る表示態様について説明する。
図4は、実施形態に係る表示態様の一例を示す図である。ここでは、第2端末20上で表示される表示態様について説明する。
【0035】
図4に示すように、表示態様は、態様21Aと、態様21Bと、態様21Cと、態様21Dと、態様21Eと、態様21Fと、を含んでもよい。
【0036】
態様21Aは、採用者が求める人材に関する求人データを編集するための編集インタフェースを含む態様である。態様21Aは、求人データを構成する1以上の項目を含んでもよい。例えば、1以上の項目は、「具体的な仕事内容」、「ミッション」、「募集背景」、「魅力」、「待遇・福利厚生」、「雇用・労働・勤務情報」、「キャリアパス」、「組織体制」、「求める人物像」、「応募資格」などを含んでもよい。
【0037】
「具体的な仕事内容」は、採用者が求める人材が実際に従事する業種又は職種の具体的な内容を記述する項目であってもよい。「ミッション」は、組織(会社、部門など)が成長していく方向を定める指針を記述する項目であってもよい。「募集背景」は、募集に至った背景(欠員補充、業務拡大など)を記述する項目であってもよい。「魅力」は、組織(会社、部門など)、業務などの魅力を記述する項目であってもよい。「待遇・福利厚生」は、待遇(給与、賞与など)及び福利厚生(社会保険、児童手当、通勤補助など)を記述する項目であってもよい。「雇用・労働・勤務情報」は、正規/非正規などの雇用条件、労働時間、勤務地などを記述する項目であってもよい。「キャリアパス」は、将来的な役職や職務に至る流れを記述する項目であってもよい。「組織体制」は、組織(会社、部門など)の体制を記述する項目であってもよい。「求める人物像」は、現場で求められる人材の人柄、性格などを記述する項目であってもよい。「応募資格」は、応募に必要な資格を記述する項目であってもよい。「応募資格」は、必須で求められる資格を記述する項目、優遇される資格を記述する項目などを含んでもよい。
【0038】
態様21Bは、求人データの品質に関するスコアを含む態様である。スコアは、求人データを評価する評価要素(表現、情報量、専門性)毎のスコアを含んでもよい。
【0039】
態様21Cは、求人データに関する情報量を含む態様である。情報量は、求人データに含まれる文字の数(
図4では、文字数)、求人データに含まれる文の数、求人データの読了に必要とされる平均時間(
図4では、平均読了時間)を含んでもよい。
【0040】
態様21Dは、求人データに関する分析結果(
図4では、インサイト)を含んでもよい。分析結果は、組織で独自に使われる単語が求人データで使われていないか(
図4では、独自な単語)を含んでもよく、職種、業種、業界などで特有な単語が求人データで使われているか(
図4では、職種特有な単語)を含んでもよい。特に限定されるものではないが、独自な単語の比率が低い方が望ましくてもよく、職種特有な単語の比率が高い方が望ましくてもよい。以下においては、職種特有な単語は、職種、業種、業界の少なくとも1以上で特有な単語を意味するものとする。従って、職種特有な単語は、いわゆる業界用語などを含んでもよい。
【0041】
態様21Eは、想定年収毎の求職者の数を含む態様である。特に限定されるものではないが、態様21Eは、
図4に示すように、想定年収毎の求職者の数をヒストグラムで表す態様であってもよい。但し、態様21Eは、想定年収又は想定年収毎の求職者の数を連続値で表す態様であってもよく、想定年収又は想定年収毎の求職者の数を離散値で表す態様であってもよい。態様21Eは、想定年収毎の求職者の数を人数で表す態様であってもよい。
【0042】
態様21Fは、想定職種毎の求職者の数を含む態様である。特に限定されるものではないが、態様21Fは、
図4に示すように、想定職種毎の求職者の数を人数で表す態様であってもよい。但し、態様21Fは、想定職種毎の求職者の数をヒストグラムで表す態様であってもよい。
【0043】
ここで、態様21Bは、態様21Aとともに表示されてもよい。すなわち、スコアは、編集インタフェースとともに出力されてもよい。態様21Bは、態様21Aと同じウィンドウ内に表示されてもよく、態様21Bは、スコアを表示するための操作に応じて、態様21Aと別ウィンドウ内に表示されてもよい(例えば、ポップアップ表示)。
【0044】
態様21Cは、態様21Aとともに表示されてもよい。態様21Cは、態様21Aと同じウィンドウ内に表示されてもよく、態様21Cは、求人情報量を表示するための操作に応じて、態様21Aと別ウィンドウ内に表示されてもよい(例えば、ポップアップ表示)。
【0045】
態様21Dは、態様21Aとともに表示されてもよい。態様21Dは、態様21Aと同じウィンドウ内に表示されてもよく、態様21Dは、インサイトを表示するための操作に応じて、態様21Aと別ウィンドウ内に表示されてもよい(例えば、ポップアップ表示)。
【0046】
態様21Eは、態様21Aとともに表示されてもよい。すなわち、想定年収毎の求職者の数は、編集インタフェースとともに出力されてもよい。態様21Eは、態様21Aと同じウィンドウ内に表示されてもよく、態様21Eは、想定年収毎の求職者の数を表示するための操作に応じて、態様21Aと別ウィンドウ内に表示されてもよい(例えば、ポップアップ表示)。
【0047】
態様21Fは、態様21Aとともに表示されてもよい。すなわち、想定職種毎の求職者の数は、編集インタフェースとともに出力されてもよい。態様21Fは、態様21Aと同じウィンドウ内に表示されてもよく、態様21Fは、想定職種毎の求職者の数を表示するための操作に応じて、態様21Aと別ウィンドウ内に表示されてもよい(例えば、ポップアップ表示)。
【0048】
図4に示す表示態様は、態様21B~態様21Fの少なくなくとも1以上の態様の表示/非表示を切り替えるための操作ボタンを含んでもよい。
【0049】
図4に示す表示態様は、態様21Aで編集される内容を反映するための反映ボタンを含んでもよい。態様21B~態様21Fの少なくなくとも1以上の態様は、反映ボタンの操作によって更新されてもよい。
【0050】
(スコアの算定)
以下において、実施形態に係るスコアの算定について説明する。上述したように、採用支援装置30は、求人データの編集内容に基づいて、求人データの品質に関するスコアを算定する。採用支援装置30は、求人データを評価する評価要素に関するスコアを算定してもよい。評価要素は、情報量、表現及び専門性の中から選択された1以上の要素を含んでもよい。
【0051】
情報量に関するスコアは、以下に示すオプションによって算定されてもよい。
【0052】
オプション1-1では、情報量に関するスコアは、求人データの全体に含まれる文字数と適正範囲との比較結果に基づいて算定されてもよい。例えば、求人データの全体に含まれる文字数が適正範囲の下限よりも少ないほど、情報量に関するスコアが低く算定されてもよい。求人データの全体に含まれる文字数が適正範囲の上限よりも多いほど、情報量に関するスコアが低く算定されてもよい。
【0053】
オプション1-2では、情報量に関するスコアは、項目毎の情報の量に基づいて算定されてもよい。例えば、項目に含まれる文字数と項目の適正範囲との比較結果に基づいて項目に関するスコアが算定され、項目毎のスコアに基づいて、求人データの全体の情報量に関するスコアが算定されてもよい。このようなケースにおいて、項目の適正範囲は、項目毎に異なってもよい。求人データの全体の情報量に関するスコアは、項目毎のスコア及び項目毎の重付値に基づいて算定されてもよい。
【0054】
表現に関するスコアは、以下に示すオプションによって算定されてもよい。
【0055】
オプション2-1では、表現に関するスコアは、求人データに含まれる文章の表現の解析によって文法的に不適切な表現が含まれるか否かに基づいて算定されてもよい。例えば、文法的に不適切な表現が多いほど、表現に関するスコアが低く算定されてもよい。表現の解析は、形態素解析などのツールを利用して実行されてもよい。表現の解析は、AI(Artificial Intelligence)に代表される機械学習を利用して実行されてもよい。
【0056】
オプション2-2では、表現に関するスコアは、項目と項目に含まれる文章との整合性に基づいて算定されてもよい。例えば、「具体的な仕事内容」の項目において、採用者が求める人材が実際に従事する業種又は職種の具体的な内容以外の文章(例えば、求める人物像に関する文章など)が含まれる場合に、表現に関するスコアが低く算定されてもよい。整合性の解析は、形態素解析などのツールを利用して実行されてもよい。整合性の解析は、AIに代表される機械学習を利用して実行されてもよい。
【0057】
オプション2-3では、表現に関するスコアは、2以上の項目の各々に含まれる文章間の整合性に基づいて算定されてもよい。例えば、「ミッション」の項目に含まれる文章と「魅力」の追う木に含まれる文章が矛盾する場合に、表現に関するスコアが低く算定されてもよい。整合性の解析は、形態素解析などのツールを利用して実行されてもよい。整合性の解析は、AIに代表される機械学習を利用して実行されてもよい。
【0058】
専門性に関するスコアは、以下に示すオプションによって算定されてもよい。
【0059】
オプション3-1では、専門性に関するスコアは、採用者が求める人材の職務内容を表す用語が登録されたデータベースを参照して算定されてもよい。例えば、データベースに登録された用語が求人データに含まれる場合に、専門性に関するスコアが高く算定されてもよい。
【0060】
ここで、データベースは、職務内容を表す用語を職務と対応付ける辞書であると考えてもよい。職務内容を表す用語は、求人データで実際に用いる用語だけではなく、職務で一般的に用いられる用語を含んでもよい。職務内容を表す用語は、採用者によって登録されてもよく、採用者以外の第三者によって登録されてもよい。データベースは、上述した管理部32に設けられてもよく、採用支援装置30とは別体として設けられる外部装置に設けられてもよい。
【0061】
オプション3-2では、専門性に関するスコアは、専門性に関するスコアが閾値よりも高いと判定された求人データに対する類似度に基づいて算定されてもよい。類似度は、AIに代表される機械学習を利用して特定されてもよい。専門性に関するスコアが閾値よりも高いと判定された求人データは、オプション3-1によって算定されたスコアが閾値よりも高い求人データが用いられてもよく、採用者によって選択された求人データが用いられてもよい。
【0062】
(求職者の数の特定)
以下において、実施形態に係る求職者の数の特定について説明する。上述したように、採用支援装置30は、求人データの編集内容及び求職者のプロフィール情報に基づいて、求人データに適合する求職者の数を特定する。
【0063】
第1に、採用支援装置30は、管理部32で管理される求職者のプロフィール情報(求職者)の中から、求人データの編集内容に適合する求職者の母集団を特定する。例えば、採用支援装置30は、求人データの編集内容の中から、母集団の特定に用いる情報(例えば、「具体的な仕事内容」、「ミッション」、「募集背景」、「魅力」、「求める人物像」、「雇用・労働・勤務条件」、「応募資格」など)に関する編集内容を抽出する。採用支援装置30は、求職者のプロフィール情報の中から、母集団の特定に用いる情報(例えば、「希望条件」、「現在の業種」、「現在の職種」、「経歴」など)に関するプロフィール情報を抽出する。採用支援装置30は、抽出された編集内容及び抽出されたプロフィール情報との類似度が閾値以上である求職者を求職者の母集団(すなわち、求職者の数)として特定する。
【0064】
なお、母集団の特定に用いる情報は、予め設定されていてもよく、採用者によって任意に設定されてもよい。
【0065】
第2段階において、採用支援装置30は、想定年収又は想定職種毎の求職者の数を特定する。求職者の数は、以下に示すオプションによって特定されてもよい。
【0066】
オプション4-1では、想定年収毎の求職者の数について説明する。このようなケースにおいて、採用支援装置30は、求職者のプロフィール情報の中から、想定年収に関する情報(例えば、希望年収又は現在の年収)を抽出し、母集団に含まれる求職者毎の想定年収を特定する。採用支援装置30は、特定された想定年収毎に求職者の数を特定する。
【0067】
なお、オプション4-1が適用されるケースでは、母集団の特定において、年収に関する情報(例えば、プロフィール情報に含まれる希望年収又は現在の年収など)が用いられなくてもよい。言い換えると、第1段階においては、年収に関する情報の類似度を考慮せずに、求職者の母集団が特定されてもよい。
【0068】
オプション4-2では、想定職種毎の求職者の数について説明する。このようなケースにおいて、採用支援装置30は、求職者のプロフィール情報の中から、想定職種に関する情報(例えば、希望職種又は現在の職種)を抽出し、母集団に含まれる求職者毎の想定職種を特定する。採用支援装置30は、特定された想定職種毎に求職者の数を特定する。
【0069】
なお、オプション4-2が適用されるケースでは、母集団の特定において、職種に関する情報(例えば、プロフィール情報に含まれる希望職種又は現在の職種など)が用いられなくてもよい。言い換えると、第1段階においては、職種に関する情報の類似度を考慮せずに、求職者の母集団が特定されてもよい。
【0070】
上述した開示では、説明の便宜上、採用支援装置30の動作を第1段階及び第2段階に分けて説明した。しかしながら、第1段階及び第2段階は1つの段階として処理されてもよい。
【0071】
(動作例)
以下において、実施形態に係る動作例について説明する。以下においては、採用支援装置30の動作について主として説明する。
【0072】
動作例1では、採用支援装置30がスコアを出力する動作について、
図5を参照しながら説明する。
【0073】
図5に示すように、ステップS10において、採用支援装置30は、編集インタフェース(
図4に示す態様21A)を第2端末20に出力する。
【0074】
ステップS12において、採用支援装置30は、編集インタフェースに対する入力内容(編集内容)を第2端末20から取得する。
【0075】
ステップS14において、採用支援装置30は、求人データの編集内容に基づいて、求人データの品質に関するスコアを算定する。採用支援装置30は、求人データを評価する評価要素に関するスコアを算定してもよい。評価要素は、情報量、表現及び専門性の中から選択された1以上の要素を含んでもよい。
【0076】
ステップS16において、採用支援装置30は、求人データの品質に関するスコアを第2端末20に出力する(
図4に示す態様21B)。採用支援装置30は、編集インタフェースとともにスコアを出力してもよい。
【0077】
動作例2では、採用支援装置30が想定年収毎の求職者の数を出力する動作について、
図6を参照しながら説明する。
【0078】
図6に示すように、ステップS20において、採用支援装置30は、編集インタフェース(
図4に示す態様21A)を第2端末20に出力する。
【0079】
ステップS22において、採用支援装置30は、編集インタフェースに対する入力内容(編集内容)を第2端末20から取得する。
【0080】
ステップS24において、採用支援装置30は、求人データの編集内容及び求職者のプロフィール情報に基づいて、求人データに適合する求職者の母集団を特定するとともに、求職者のプロフィール情報に基づいて、求人データに適合する求職者の想定年収を特定する。
【0081】
ステップS26において、採用支援装置30は、求人データに適合する求職者の数を求職者の想定年収毎に第2端末20に出力する(
図4に示す態様21E)。採用支援装置30は、編集インタフェースとともに求職者の数を出力してもよい。
【0082】
動作例3では、採用支援装置30が想定職種毎の求職者の数を出力する動作について、
図7を参照しながら説明する。
【0083】
図7に示すように、ステップS30において、採用支援装置30は、編集インタフェース(
図4に示す態様21A)を第2端末20に出力する。
【0084】
ステップS32において、採用支援装置30は、編集インタフェースに対する入力内容(編集内容)を第2端末20から取得する。
【0085】
ステップS34において、採用支援装置30は、求人データの編集内容及び求職者のプロフィール情報に基づいて、求人データに適合する求職者の母集団を特定するとともに、求職者のプロフィール情報に基づいて、求人データに適合する求職者の想定職種を特定する。
【0086】
ステップS36において、採用支援装置30は、求人データに適合する求職者の数を求職者の想定職種毎に第2端末20に出力する(
図4に示す態様21F)。採用支援装置30は、編集インタフェースとともに求職者の数を出力してもよい。
【0087】
(作用及び効果)
実施形態では、採用支援装置30は、求人データの編集内容に基づいて、求人データの品質に関するスコアを算定し、算定されたスコアを出力してもよい。このような構成によれば、採用者は、求人データの品質に関するスコアを確認しつつ、編集インタフェースを用いて求人データを編集することができる。言い換えると、求人データが適切であるか否かを確認しながら求人データを編集することができ、求職者を適切に採用することができる。
【0088】
実施形態では、採用支援装置30は、編集インタフェースとともにスコアを出力してもよい。このような構成によれば、編集インタフェースを用いた入力(求人データの編集)を実行しながら、求人データが適切であるか否かを確認することができる。
【0089】
実施形態では、採用支援装置30は、編集インタフェースとともに、求人データに適合する求職者の数を出力してもよい。このような構成によれば、採用者は、求人データに適合する求職者を参照しながら、編集インタフェースを用いて求人データを編集することができる。言い換えると、求人データに適合する求職者の母集団が適切であるか否かを確認しながら求人データを編集することができ、求職者を適切に採用することができる。
【0090】
実施形態では、採用支援装置30は、求人データに適合する求職者の数を求職者の想定年収毎に第2端末20に出力してもよい。このような構成によれば、求人データに対する年収について、採用者と求職者との間の齟齬を容易に把握することができる。例えば、求人データに含まれる「待遇・福利厚生」に含まれる年収を修正することが容易である。また、求人データに含まれる「応募条件」を緩和することによって母集団を変更(拡大又は縮小)する、求人データに含まれる「求める人物像」の内容を変更することによって母集団を変更(拡大又は縮小)する、などの対応が容易である。
【0091】
実施形態では、採用支援装置30は、求人データに適合する求職者の数を求職者の想定職種毎に第2端末20に出力してもよい。このような構成によれば、求人データに対する職種について、採用者と求職者との間の齟齬を容易に把握することができる。例えば、求人データに含まれる「具体的な仕事内容」、「魅力」、「キャリアパス」の記述を変更することによって母集団を変更(拡大又は縮小)する、などの対応が容易である。
【0092】
[変更例1]
以下において、実施形態の変更例1について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
【0093】
具体的には、上述した実施形態では、採用支援装置30は、求職者のプロフィール情報の中から、想定年収に関する情報(例えば、希望年収又は現在の年収)を抽出し、母集団に含まれる求職者毎の想定年収を特定する。採用支援装置30は、特定された想定年収毎に求職者の数を特定する(オプション4-1)。これに対して、変更例1では、想定年収毎の求職者の数の特定(推定)方法の変更例について説明する。想定年収毎に求職者の数の特定方法としては、以下に示すオプションが考えられる。
【0094】
オプション5-1では、採用支援装置30は、採用支援装置30によって管理される求人データのうち、編集対象の求人データ及び編集対象の求人データに関連する求人データの少なくともいずれか1つを含む求人データ(以下、関連求人データ等)に含まれる情報(例えば、待遇(給与、賞与など))に基づいて想定年収の分布を特定してもよい。採用支援装置30は、特定された想定年収の分布(確率分布)に基づいて、想定年収の区分毎の確率(以下、区分確率)を特定してもよい。採用支援装置30は、特定母集団に対して区分確率を乗算することによって、想定年収(の区分)毎の求職者の数を特定してもよい。特定母集団としては、採用支援装置30によって管理される求職者の全体数が用いられてもよい。
【0095】
特に限定されるものではないが、関連求人データ等は、編集対象の求人データに対する類似度が閾値以上である求人データであってもよい。類似度は、両者の文書比較によって特定されてもよい(以下、コンテンツベースによる類似度)。類似度は、両者を閲覧した求職者のリアクションの相関によって特定されてもよい(以下、協調フィルタリング(メモリベース)による類似度)。リアクションは、求人データの閲覧、求人データに関するスカウトの受信、求人データに対する応募などを含んでもよい。類似度は、コンテンツベースによる類似度及び協調フィルタリングによる類似度の組み合わせによって特定されてもよい。
【0096】
オプション5-2では、採用支援装置30は、関連求人データ等に関するスカウトを受信した求職者、関連求人データ等に対して応募した求職者、関連求人データ等で採用が決定した求職者のプロフィール情報に含まれる情報(例えば、希望年収又は現在の年収)に基づいて想定年収の分布を特定してもよい。採用支援装置30は、特定された想定年収の分布(確率分布)に基づいて、想定年収の区分毎の確率(以下、区分確率)を特定してもよい。採用支援装置30は、特定母集団に対して区分確率を乗算することによって、想定年収(の区分)毎の求職者の数を特定してもよい。特定母集団としては、採用支援装置30によって管理される求職者の全体数が用いられてもよい。
【0097】
オプション5-3では、採用支援装置30は、採用支援装置30によって管理されるプロフィール情報に含まれる情報(例えば、希望年収又は現在の年収)に基づいて年収を特定し、求職者の全体について年収の区分毎の求職者の数を特定してもよい。年収の区分又は年収の区分毎の求職者の数は、連続値で表されてもよく、離散値で表されてもよく、ヒストグラムで表されてもよい。採用支援装置30は、採用支援装置30によって管理される求人データの総数に対する関連求人データ等の比率(以下、関連比率)を特定してもよい。採用支援装置30は、年収の区分毎の求職者の数に関連比率を乗算することによって、想定年収(の区分)毎の求職者の数を特定してもよい。
【0098】
変更例1では、想定年収(態様21E)について説明したが、上述したオプション5-1~オプション5-3は、想定職種(態様21F)についても適用可能である。このようなケースにおいて、想定年収を想定職種と置き換えて、オプション5-1~オプション5-3が適用されればよい。
【0099】
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0100】
上述した開示では、態様21B~態様21Fの少なくなくとも1以上の態様が態様21Aとともに表示されてもよいケースについて例示した。しかしながら、上述した開示はこれに限定されるものではない。態様21B~態様21Fの少なくなくとも1以上の態様は、態様21A以外の態様とともに表示されてもよい。すなわち、態様21A~態様21Fの中から選択された2以上の態様がともに表示されてもよい。
【0101】
上述した開示では、想定年収毎の求職者の数が人数そのもので表されるケースについて例示した。しかしながら、想定年収毎の求職者の数は、指数によって表されてもよい。例えば、上述したオプション5-1又はオプション5-2で特定される想定年収の分布(確率分布)は、想定年収毎の求職者の数としてそのまま用いられてもよい。同様に、上述したオプション5-1又はオプション5-2で特定される想定職種の分布(確率分布)は、想定職種毎の求職者の数としてそのまま用いられてもよい。
【0102】
上述した開示では特に触れていないが、想定年収毎の求職者の数について、オプション4-1、オプション5-1~オプション5-3の中から選択された2以上のオプションが組み合わされてもよい。
【0103】
上述した開示では特に触れていないが、想定職種毎の求職者の数について、オプション4-1、オプション5-1~オプション5-3の中から選択された2以上のオプションが組み合わされてもよい。
【0104】
上述した開示では、求人データを評価する評価要素毎にスコアを算定及び出力するケースについて例示した。しかしながら、上述した開示はこれに限定されるものではない。例えば、求人データの全体に関するスコア(以下、総合的スコア)が算定及び出力されてもよい。総合的スコアは、評価要素毎のスコア(以下、項目スコア)に基づいて算定されてもよい。総合的スコアは、項目スコアとともに出力されてもよく、項目スコアとは別に出力されてもよい。
【0105】
上述した開示では、想定俸給が想定年収であるケースについて説明した。しかしながら、上述した開示はこれに限定されるものではない。想定俸給は、各種の手当てを加味した想定年収であってもよく、各種の手当てを加味しない想定年収であってもよい。想定俸給は、賞与を加味した想定月額給与であってもよく、賞与を加味しない想定月額給与であってもよい。想定俸給は、各種の手当てを加味した想定月額給与であってもよく、各種の手当てを加味しない想定月額給与であってもよい。
【0106】
上述した開示では特に触れていないが、出力は、表示と読み替えてもよく、表示のためのデータの送信と読み替えてもよい。
【0107】
上述した開示では特に触れていないが、職務は、業務、仕事、任務、職掌、役割などと読み替えられてもよい。
【0108】
上述した開示において、求人データの品質に関するスコアは、求人データの編集中にリアルタイムで算定されてもよく、採用者の操作に応じて算定されてもよく、求人データの編集後に算定されてもよい。
【0109】
上述した開示において、求人データに適合する求職者の数は、求人データの編集中にリアルタイムで特定されてもよく、採用者の操作に応じて特定されてもよく、求人データの編集後に特定されてもよい。
【0110】
上述した開示では特に触れていないが、採用支援装置30が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
【0111】
或いは、採用支援装置30が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップが提供されてもよい。
【符号の説明】
【0112】
10…第1端末、20…第2端末、30…採用支援装置、31…通信部、32…管理部、33…制御部、40…第三者、100…採用支援システム、200…ネットワーク
【要約】
【課題】 求職者を適切に採用することを可能とする採用支援装置及び採用支援方法を提供する。
【解決手段】 採用支援装置は、求職者のプロフィール情報を管理する管理部と、採用者が求める人材に関する求人データを編集するための編集インタフェースを出力する出力部と、前記求人データの編集内容及び前記求職者のプロフィール情報に基づいて、前記求人データに適合する前記求職者の数を特定する制御部と、を備え、前記出力部は、前記編集インタフェースとともに、前記求職者の数を出力する。
【選択図】
図2