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特許7147123ソースチャネル決定方法、装置、機器、プログラム及びコンピューター記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-27
(45)【発行日】2022-10-05
(54)【発明の名称】ソースチャネル決定方法、装置、機器、プログラム及びコンピューター記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 8/70 20180101AFI20220928BHJP
   G06F 8/61 20180101ALI20220928BHJP
   G06F 9/445 20180101ALI20220928BHJP
【FI】
G06F8/70
G06F8/61
G06F9/445
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2021030855
(22)【出願日】2021-02-26
(65)【公開番号】P2021140781
(43)【公開日】2021-09-16
【審査請求日】2021-02-26
(31)【優先権主張番号】202010130214.6
(32)【優先日】2020-02-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】バオ、ウェンビン
【審査官】北川 純次
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第105282254(CN,A)
【文献】米国特許第10380612(US,B1)
【文献】中国特許出願公開第110825424(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第109002457(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 8/70
G06F 8/61
G06F 9/445
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーションが初めて開いた時間とアプリケーションのインストール時間との間隔を決定するステップと、
前記間隔が予め設定された時間しきい値を超えている場合に、前記アプリケーションのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、前記アプリケーションのソースチャンネルを決定するステップと、
前記間隔が前記時間しきい値を超えていない場合に、前記アプリケーションが初めて開いたときに前記アプリケーションに送信されるチャンネル情報に基づいて、前記アプリケーションのソースチャンネルを決定するステップと
前記アプリケーションが初めて開いたときにアップロードされる情報を受信するステップであって、前記情報は、前記アプリケーションが初めて開いた時間、前記アプリケーションのインストール時間、開きモード、前記アプリケーションのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報及び前記アプリケーションが初めて開いたときに前記アプリケーションに送信されるチャンネル情報であるステップと、
前記情報を利用して前記アプリケーションの新規追加ユーザの統計をとるステップと、を含む
サーバ側により実行されるソースチャネル決定方法。
【請求項2】
前記アプリケーションが初めて開いたときの開きモードが、Webページまたはプッシュによる起動の場合に、チャンネル情報は、アプリケーション側により前記Webページまたはプッシュに含まれているリンクを介して取得され、
前記アプリケーションが初めて開いたときの開きモード式が手動開きである場合に、チャンネル情報は、前記アプリケーション側によりクリップボードを介して取得される
求項1に記載のソースチャネル決定方法。
【請求項3】
前記サーバ側が、アプリケーション識別子と端末装置識別子とに基づいて、前記アプリケーションが端末装置に初めてインストールされたか否かを判断し、初めてインストールされた場合に、前記ソースチャンネルの情報を利用して、前記アプリケーションの新規追加ユーザの統計をとるステップをさらに含み、
前記情報は、前記アプリケーション識別子と前記端末装置識別子をさらに含む、
請求項1又は2に記載のソースチャネル決定方法。
【請求項4】
前記アプリケーションが初めて開いたとき、前記アプリケーションに送信されたチャネル情報を取得しなかった場合に、前記アプリケーションのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、前記アプリケーションのソースチャンネルを決定するステップをさらに含む
請求項1から3のいずれか一項に記載のソースチャネル決定方法。
【請求項5】
サーバ側に設置され、アプリケーションが初めて開いた時間とアプリケーションのインストール時間との間隔を決定する時間補正ユニットと、
前記サーバ側に設置され、前記間隔が予め設定された時間しきい値を超えている場合に、前記アプリケーションのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、前記アプリケーションのソースチャンネルを決定し、前記間隔が前記時間しきい値を超えていない場合に、前記アプリケーションが初めて開いたときに前記アプリケーションに送信されるチャンネル情報に基づいて、前記アプリケーションのソースチャンネルを決定するチャンネル決定ユニットと
前記サーバ側に設置され、前記アプリケーションが初めて開いたときにアップロードされる情報を受信する受信ユニットであって、前記情報は、前記アプリケーションが初めて開いた時間、前記アプリケーションのインストール時間、開きモード、前記アプリケーションのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報及び前記アプリケーションが初めて開いたときに前記アプリケーションに送信されるチャネル情報を具備する受信ユニットと、
サーバ側に設置され、前記情報を利用して前記アプリケーションの新規追加ユーザの統計をとる新規追加判断ユニットと、を具備する
ソースチャネル決定装置。
【請求項6】
前記アプリケーションが初めて開いたときの開きモードが、Webページまたはプッシュによる起動である場合に、チャンネル情報は、アプリケーション側により前記Webページまたはプッシュに含まれているリンクを介して取得され、
前記アプリケーションが初めて開いたときの開きモードが手動開きである場合に、チャンネル情報は、アプリケーション側によりクリップボードを介して取される
請求項5に記載のソースチャネル決定装置。
【請求項7】
サーバ側に配置され、アプリケーション識別子と端末装置識別子とに基づいて、前記アプリケーションが端末装置に初めてインストールされたか否かを判断し、初めてインストールされた場合に、前記ソースチャンネルの情報を利用して、前記アプリケーションの新規追加ユーザの計をとる新規追加判断ユニットをさらに具備し、
前記情報は、前記アプリケーション識別子と、前記端末装置識別子と、をさらに含む、
請求項5又は6に記載のソースチャネル決定装置。
【請求項8】
前記チャンネル決定ユニットは、前記アプリケーションが初めて開いたとき、前記アプリケーションに送信されたチャネル情報を取得しなかった場合に、前記アプリケーションのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、前記アプリケーションのソースチャンネルを決定する
請求項5から7のいずれか一項に記載のソースチャネル決定装置。
【請求項9】
少なくとも一つのプロセッサーと、
前記少なくとも一つのプロセッサーに通信接続されるメモリと、を具備し、
前記メモリには、前記少なくとも一つのプロセッサーによって実行可能なコマンドが記憶されており、前記コマンドが前記少なくとも一つのプロセッサーによって実行されることで、請求項1から4のいずれか一項に記載のソースチャネル決定方法を前記少なくとも一つのプロセッサーに実行させる電子機器。
【請求項10】
コンピューターに請求項1から4のいずれか一項に記載のソースチャネル決定方法を実行させるためのコンピューターコマンドが記憶されている非一時的コンピューター可読記録媒体。
【請求項11】
コンピューターに請求項1から4のいずれか一項に記載のソースチャネル決定方法を実行させるためのコンピュータープログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、コンピューター応用技術分野に関するものであり、特に、ソースチャネル決定方法、装置、機器及びコンピューター記憶媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、APP(Application、アプリケーション・ソフトウェア)は、ユーザーがダウンロードしてインストールできるように、複数のチャネルを介して配布される。例えば、端末にAPPのインストールパッケージをインストールするには、アプリストアでAPPのインストールパッケージをダウンロードしたり、Webページのリンクを介してAPPをダウンロードしたりするようにトリガーするなどのタスクを実行する。チャンネルの長所と短所を区分して、新規ユーザーの追加を最適化するために、一般的に、APPのソースチャネルの統計が必要である。したがって、APPのソースチャンネルを正確に決定する方法が必要になった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これを考慮して、本出願は、ソースチャネル決定方法、装置、機器及びコンピューター記憶媒体を提供して、APPソースチャンネルの識別精度を向上させる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の局面において、本出願はソースチャネル決定方法を提供し、上記方法は、
アプリケーションが初めて開いた時間とアプリケーションのインストール時間との間の間隔を決定するステップと、
間隔が予め設定された時間しきい値を超えている場合に、アプリケーションのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、アプリケーションのソースチャンネルを決定するステップと、
間隔が時間しきい値を超えていない場合に、アプリケーションが初めて開いたときにアプリケーションに送信されるチャンネル情報に基づいて、アプリケーションのソースチャンネルを決定するステップと、を含む。
【0005】
本出願の好ましい実施形態によれば、アプリケーションが初めて開いたときの開きモードが、Webページまたはプッシュによる起動の場合に、Webページまたはプッシュに含まれているリンクを介してチャネル情報をアプリケーションに転送し、
アプリケーションが初めて開いたときの開きモード式が手動開きである場合に、クリップボードを介してチャネル情報をアプリケーションに送信する。
【0006】
本出願の好ましい実施形態によれば、方法は、アプリケーションが初めて開くときに実行され、上記方法は、
アプリケーションは、サーバ側がアプリケーションの新規追加を統計するように、ソースチャンネルを含む情報をサーバ側に送信するステップをさらに含む。
【0007】
本出願の好ましい実施形態によれば、方法は、サーバ側により実行され、アプリケーションの新規追加を統計し、
上記方法は、
サーバ側が、アプリケーションが初めて開いたときにアップロードされる情報を受信するステップをさらに含み、情報は、アプリケーションが初めて開いた時間、アプリケーションのインストール時間、開きモード、アプリケーションのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報及びアプリケーションが初めて開いたときにアプリケーションに送信されるチャネル情報を含む。
【0008】
本出願の好ましい実施形態によれば、情報は、アプリケーション識別子と端末装置識別子をさらに含み、
上記方法は、
サーバ側が、アプリケーション識別子と端末装置識別子に基づいて、アプリケーションが端末装置に初めてインストールされたか否かを判断し、初めてインストールされた場合に、ソースチャンネルの情報を利用して、アプリケーションの新規追加を統計するステップをさらに含む。
【0009】
本出願の好ましい実施形態によれば、上記方法は、
アプリケーションが初めて開いたとき、アプリケーションに送信されたチャネル情報を取得しなかった場合に、アプリケーションのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、アプリケーションのソースチャンネルを決定するステップをさらに含む。
【0010】
第2の局面において、本出願はソースチャネル決定装置をさらに提供し、上記装置は、
アプリケーションが初めて開いた時間とアプリケーションのインストール時間との間の間隔を決定する時間補正ユニットと、
間隔が予め設定された時間しきい値を超えている場合に、アプリケーションのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、アプリケーションのソースチャンネルを決定し、間隔が時間しきい値を超えていない場合に、アプリケーションが初めて開いたときにアプリケーションに送信されるチャンネル情報に基づいて、アプリケーションのソースチャンネルを決定するチャンネル決定ユニットと、を具備する。
【0011】
本出願の好ましい実施形態によれば、アプリケーションが初めて開いたときの開きモードが、Webページまたはプッシュによる起動である場合に、Webページまたはプッシュに含まれているリンクを介してチャネル情報をアプリケーションに転送し、
アプリケーションが初めて開いたときの開きモードが手動開きである場合に、クリップボードを介してチャネル情報をアプリケーションに送信する。
【0012】
本出願の好ましい実施形態によれば、時間補正ユニットとチャンネル決定ユニットはアプリケーション側に配置され、
上記装置は、
サーバ側がアプリケーションの新規追加を統計するように、ソースチャンネルを含む情報をサーバ側に送信する送信ユニットをさらに具備する。
【0013】
本出願の好ましい実施形態によれば、時間補正ユニットとチャンネル決定ユニットはサーバ側に配置され、
上記装置は、
アプリケーションが初めて開いたときにアップロードされる情報を受信する受信ユニットをさらに含み、情報は、アプリケーションが初めて開いた時間、アプリケーションのインストール時間、開きモード、アプリケーションのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報及びアプリケーションが初めて開いたときにアプリケーションに送信されるチャネル情報を具備する。
【0014】
本出願の好ましい実施形態によれば、情報は、アプリケーション識別子と端末装置識別子をさらに含み、
上記装置は、
サーバ側に配置され、アプリケーション識別子と端末装置識別子に基づいて、アプリケーションが端末装置に初めてインストールされたか否かを判断し、初めてインストールされた場合に、ソースチャンネルの情報を利用して、アプリケーションの新規追加を統計する新規追加判断ユニットをさらに具備する。
【0015】
本出願の好ましい実施形態によれば、チャンネル決定ユニットは、アプリケーションが初めて開いたとき、アプリケーションに送信されたチャネル情報を取得しなかった場合に、アプリケーションのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、アプリケーションのソースチャンネルを決定する。
【0016】
第3の局面において、本出願は、
少なくとも一つのプロセッサーと、
少なくとも一つのプロセッサーに通信接続されるメモリと、を具備して、
メモリには、少なくとも一つのプロセッサーによって実行可能なコマンドが記憶されており、コマンドが少なくとも一つのプロセッサーによって実行されることで、いずれか一項に記載の方法を少なくとも一つのプロセッサーに実行させることができる電子機器を提供する。
【0017】
第4の局面において、本出願は、コンピューターにいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピューターコマンドが記憶されている非一時的コンピューター可読記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0018】
上述の技術案から分かるように、本出願は、APPが初めて開いた時間とインストール時間との間の間隔に応じて、APPのソースチャンネルの識別に使用される具体的な方法を決定することで、APPソースチャンネルの識別精度を向上させた。
【0019】
上述の可能な実施形態が有する他の効果ついては、具体的な実施例に基づいて以下説明される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図面は、本法案をより良く理解するために利用され、本発明を制限しない。
図1】本発明の実施例が適用できる例示的なシステムアーキテクチャを示す。
図2】本出願の主要な方法のフローチャートである。
図3】本出願の実施例1で提供される方法のフローチャートである。
図4】本出願の実施例2で提供される方法のフローチャートである。
図5a】本出願の実施例3で提供されるソースチャネル決定装置の構成図である。
図5b】本出願の実施例3で提供されるソースチャネル決定装置の構成図である。
図6】本出願の実施例の方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面に基づいて、本発明の例示的な実施例を記述する。理解を容易にするために、本出願の実施例の様々な詳細が含まれており、それらは単なる例示と見なされるべきである。当業者は、本出願の範囲及び精神から逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態に対して様々な変更及び修正を行うことができることを認識するはずである。明らか、簡明のために、以下の説明では、よく知られた機能と構造の説明は省略される。
【0022】
図1は、本発明の実施例が適用できる例示的なシステムアーキテクチャを示す。本出願の主要な方法のフローチャートである。図1に示すように、上記システムアーキテクチャは、端末装置、ネットワーク及びサーバを具備することができる。ネットワークは、端末装置101とサーバとの間に通信リンクを提供するために使用される媒体である。ネットワークは、有線、無線通信リンク、または光ファイバケーブルのような、さまざまな接続の種類を含むことができる。
【0023】
ユーザーは、端末装置を使用して、ネットワークを介してサーバと相互作用することができる。端末装置には、音声対話型アプリケーション、Webブラウザアプリケーション、通信アプリケーション及び情報アプリケーションなど、さまざまなアプリケーションがインストールされることができる。
【0024】
端末装置は、スマートフォン、タブレットPC、PC、スマートホームシステム、スマートウェアラブル装置などを含む様々な電子機器であってもよく、これらに限定されない。本発明で提供されるソースチャンネル決定装置は、上述の端末装置または上述のサーバに設定され、実行されることができる。これは、複数のソフトウェアまたはソフトウェアモジュール(例えば、分散型サービスを提供)に実現されてもよく、単一のソフトウェアまたはソフトウェアモジュールに実現されてもよく、ここで特に限定しない。
【0025】
例えば、上述の端末装置に、ソースチャンネル決定装置を設定し、実行する場合に、ソースチャンネル決定装置は、本発明の実施例で提供される方法を使用して、本端末装置のアプリケーションのソースチャンネルを決定することができ、ソースチャンネル情報をサーバに報告することで、サーバにおいてアプリケーションの新規追加を統計するようにする。他の例として、上述のサーバに、ソースチャネル決定装置を設定し、実行する場合に、サーバは、アプリケーションが初めて開いたときにアップロードされる情報を受信し、アップロードされる情報に基づいて、上記アプリケーションのソースチャンネルを決定して、アプリケーションの新規追加を統計する。
【0026】
サーバは、単一のサーバであってもよく、複数のサーバで構成されたサーバグループであってもよい。図1の端末装置、ネットワーク、サーバの数は、単に例示的なものであることを理解すべきである。実現の要求に応じて、任意の数の端末装置、ネットワーク及びサーバを持つことができる。
【0027】
アプリケーションのインストールと開きは別の作業であり、したがって、インストール及び開きの組み合わせもいろいろ多い。例えば、WebページAのリンクを介してAPPをダウンロードしてインストールした後、WebページBのリンクを介して、上記APPを起動するか、他の例として、アプリストアからAPPをダウンロードしてインストールした後、WebページAのリンクを介して、上記APPを起動するか、また他の例としては、WebページAのリンクを介して、APPをダウンロードするようにトリガーされたが、アプリストアによってブロックされて、アプリストアから上記APPをダウンロードしてインストールすることになる。単にAPPが初めて開くときに送信されるチャネル情報に基づいて、APPのソースチャンネルを決定するとか、あるいは単にアプリケーションのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、アプリケーションのソースチャンネルを決定するとかは、いずれもソースチャンネルの不正確な決定を引き起こすことができる。これを考慮して、本出願で提供される主要な方法のフローチャートは、図2に示されるように、ステップ201、ステップ202、ステップ203を含む。
【0028】
ステップ201で、APPが初めて開いた時間とAPPのインストール時間との間の間隔を決定し、上記間隔が予め設定された時間しきい値を超えている場合に、ステップ202を実行して、そうでない場合に、ステップ203を実行する。
【0029】
ステップ202で、APPのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定する。
【0030】
ステップ203で、上記APPが初めて開いたときに送信されるAPPのチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定する。
【0031】
以下、実施例に結合して上述の方法を詳細に説明する。
【0032】
[実施例1]
図3は、本出願の実施例1で提供される方法のフローチャートである。本実施例では、ソースチャンネルを決定する処理は、APP(クライアント)側で実現される。図3に示すように、上記方法は下記のステップを含む。
【0033】
ステップ301で、APPが初めて開いたとき、上記APPが初めて開いた時間とインストール時間との間の間隔を決定する。
【0034】
APPが初めて開いたとき、端末装置に上記APPの開き識別子を表示することができ、上記APPが削除(uninstall)された後も、上記識別子は、削除されない。APPが開いたとき、端末装置に既に開き識別子が存在する場合に、上記APPが初めて開いたものではないとみなして、端末装置に開き識別子が存在しない場合に、上記APPが初めて開いたものであるとみなす。
【0035】
また、アプリケーションは、インストール際にインストール時間を記録する。上記ステップでは、APPは、記録されたインストール時間と初めて開いた時間に応じて、両者の間の間隔を決定することができる。
【0036】
ステップ302で、上記間隔が予め設定された時間しきい値を超えているか否かを判断し、超えている場合に、ステップ303を実行して、そうでない場合に、ステップ304を実行する。
【0037】
上記時間間隔を判断するのは、チャンネルソースを補正するためにある。ここで、時間しきい値は、APPをダウンロードしてインストールした後、直接開くまで必要される合計時間によって決定されることができ、経験値や試験値であることができる。一般的に、5分のような分ほどのレベルである。
【0038】
ステップ303で、上記APPは、インストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定し、ステップ309を実行する。
【0039】
間隔が予め設定された時間しきい値を超えている場合に、ユーザーが上記APPのインストール直後、すぐに開かず、一定時間後、他のチャネルを介して上記APPを開いたかも知れないとみなすことができる。したがって、上記APPのチャンネルソースを決定する際、ダウンロード及びインストール時のチャンネルを基準にして、すなわち、インストールパッケージに含まれているチャンネル情報を基準にするべきである。
【0040】
携帯電話メーカープリインストール、アプリストア、営業イベントページなどを通じてAPPのインストールパッケージをダウンロードした場合に、インストールパッケージには、携帯電話メーカーのロゴ、アプリストアのロゴ、営業イベントのロゴなどのような該当チャンネルの情報が含まれる。
【0041】
ステップ304で、上記APPが初めて開いたときの開きモードを決定し、Webページまたはプッシュによって起動された場合に、ステップ305を実行して、手動で開いた場合に、ステップ307を実行する。
【0042】
APPの開きモードは、主に、Webページによる起動、プッシュによる起動、手動開きなどを含む。
【0043】
ここで、Webページによる起動は、例えば、営業イベント、有料プロモーションなどを介したWebページによってAPPを起動することができる。例えば、ユーザーがHTML5のWebページのリンクをクリックすると、ジャンプがトリガーされ、APPを開くことになる。プッシュ(Push)による起動は、例えば、プッシュメッセージ、他のAPPのプッシュサービスによってAPPを起動することができる。例えば、ユーザーがプッシュメッセージのリンクをクリックすると、ジャンプがトリガーされ、APPを開くことになる。上述のWebページまたはプッシュのリンクにパラメータとしてチャンネル情報を含めてAPPに転送することができる。
【0044】
Webページまたはプッシュによる起動が失敗した場合に、チャネル情報をクリップボードに記録し、クリップボードを介してAPPに送信することができる。
【0045】
手動開きモードは、例えば、ユーザーが端末装置の上記APPのアイコンをクリックして上記APPを開くモードであってもよく、端末装置にコマンドを入力する方法で上記APPを開くモードであってもよい。
【0046】
ステップ305で、上記APPは、Webページまたはプッシュに含まれているリンクからチャンネル情報を取得できるか否かを判断し、取得できる場合に、ステップ306を実行して、そうでない場合に、ステップ303を実行する。
【0047】
ステップ306で、Webページまたはプッシュに含まれているリンクから取得したチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定し、ステップ309を実行する。
【0048】
APPがWebページまたはプッシュによる起動によって初めて開いた場合に、優先的にWebページまたはプッシュに含まれているリンクからチャネル情報を取得して、これをソースチャネルにする。Webページまたはプッシュに含まれているリンクにチャネル情報が含まれていない場合に、上記APPのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定する。
【0049】
ステップ307で、上記APPは、クリップボードからチャネル情報を取得できるか否かを判断し、取得できる場合に、ステップ308を実行して、そうでない場合に、ステップ303を実行する。
【0050】
ステップ308で、クリップボードから取得したチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定し、ステップ309を実行する。
【0051】
APPが手動モードによって初めて開いた場合に、優先的にクリップボードからチャネル情報を取得して、これをソースチャネルにする。クリップボードにチャンネル情報が含まれていない場合に、上記APPのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定する。
【0052】
ステップ309で、上記APPは、上記APP識別子、端末装置識別子及び決定されたソースチャンネルの情報をサーバ側に送信する。
【0053】
APPは、サーバ側が上記APPの新規追加を統計するように、サーバ側に送信するメッセージに上記APP識別子、端末装置識別子及び決定されたソースチャンネル情報を含めることができる。
【0054】
ステップ310で、サーバ側は、APP識別子と端末装置識別子に基づいて、上記APPが上記端末装置に初めてインストールされたか否かを判断し、初めてインストールされた場合に、ステップ311を実行して、そうでない場合に、サーバ側は上記ソースチャンネルの情報を捨てたり、無視したりしてもよい。
【0055】
本出願の新規追加の統計は、APPが初めて端末装置にインストールされている場合にのみ、ソースチャンネルを統計するものであり、サーバ側は、APP識別子、端末装置識別子及びソースチャンネルの情報が含まれているメッセージを初めて受信した時、ローカルに上記APP識別子と端末装置識別子との間の対応関係を記録する。APPからチャネル情報が含まれているメッセージを再受信すると、メッセージに含まれているAPP識別子と端末装置識別子に基づいて、両者の間の対応関係がローカルに記録されているか否かを判断し、記録されている場合に、上記APPが初めて上記端末装置にインストールされているものではなく、削除した後再インストールされたものであることを説明し、したがって、今回のメッセージを利用して新規追加を統計しない。記録されていない場合に、上記APPが初めて上記端末装置にインストールされているものであることを説明し、したがって、上記メッセージに含まれているソースチャネル情報を利用して、上記APPの新規追加を統計する。
【0056】
ステップ311で、サーバ側は、上記ソースチャンネルの情報を利用して、上記APPの新規追加を統計する。
【0057】
言い換えると、サーバ側は、今回のソースチャンネルについて上記APPの新規追加ユーザーを1次追加させ、上記APPの各ソースチャンネルについて、最終的な新規追加ユーザーをそれぞれ統計して、各チャンネルの新規追加効果を決定することにより、上記APPの新規追加策略を最適化して、APPの新規追加ユーザーを取得するコストを低減させる。
【0058】
[実施例2]
図4は、本出願の実施例2で提供される方法のフローチャートである。本実施例では、ソースチャンネルを決定する処理は、サーバ側で実現される。図4に示すように、上記方法は下記のステップを含む。
【0059】
ステップ401で、APPが初めて開いたとき、情報をサーバにアップロードする。上記情報は、上記APP識別子、端末装置識別子、上記APPが初めて開いた時間、上記APPのインストール時間、開きモード、上記APPのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報及び上記APPが初めて開いたときに上記APPに送信されるチャネル情報を含む。
【0060】
APPが初めて開いたとき、端末装置に上記APPの開き識別子を表示することができ、上記APPが削除(uninstall)された後も、上記識別子は、削除されない。APPが開いたとき、端末装置に既に開き識別子が存在する場合に、上記APPが初めて開いたものではないとみなして、端末装置に開き識別子が存在しない場合に、上記APPが初めて開いたものであるとみなす。
【0061】
また、アプリケーションは、インストール際にインストール時間を記録する。上記ステップでは、APPは、メッセージを介して上述の情報をサーバ側に送信して、サーバ側がソースチャンネルを決定した後、新規追加を統計するようにする。
【0062】
ステップ402で、サーバ側は、APP識別子と端末装置識別子に基づいて、上記APPが上記端末装置に初めてインストールされたか否かを判断し、初めてインストールされた場合に、ステップ403を実行して、そうでない場合に、サーバ側は上記ソースチャンネルの情報を捨てたり、無視したりしてもよい。
【0063】
サーバ側は、APPから上述の情報を初めて受信した時、ローカルに上記APP識別子と端末装置識別子との間の対応関係を記録する。APPから上述の情報を再受信すると、情報に含まれているAPP識別子と端末装置識別子に基づいて、両者の間の対応関係がローカルに記録されているか否かを判断し、記録されている場合に、上記APPが初めて上記端末装置にインストールされているものではなく、削除した後再インストールされたものであることを説明し、したがって、今回のメッセージを利用して新規追加を統計しない。記録されていない場合に、上記APPが初めて上記端末装置にインストールされているものであることを説明し、したがって、上記メッセージに含まれているソースチャネル情報を利用して、上記APPの新規追加を統計し、引き続いてステップ403を実行する。
【0064】
ステップ403で、サーバ側は、上記APPが初めて開いた時間とアプリケーションのインストール時間との間の間隔を決定する。
【0065】
ステップ404で、サーバ側は、上記間隔が予め設定された時間しきい値を超えているか否かを判断し、超えている場合に、ステップ405を実行して、そうでない場合に、ステップ406を実行する。
【0066】
上記時間間隔を判断するのは、チャンネルソースを補正するためにある。ここで、時間しきい値は、APPをダウンロードしてインストールした後、直接開くまで必要される合計時間によって決定されることができ、経験値や試験値であることができる。一般的に、5分のような分ほどのレベルである。
【0067】
ステップ405で、サーバ側は、インストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定し、ステップ411を実行する。
【0068】
間隔が予め設定された時間しきい値を超えている場合に、ユーザーが上記APPのインストール直後、すぐに開かず、一定時間後、他のチャネルを介して上記APPを開いたかも知れないとみなすことができる。したがって、上記APPのチャンネルソースを決定する際、ダウンロード及びインストール時のチャンネルを基準にして、すなわち、インストールパッケージに含まれているチャンネル情報を基準にするべきである。
【0069】
携帯電話メーカープリインストール、アプリストア、営業イベントページなどを通じてAPPのインストールパッケージをダウンロードした場合に、インストールパッケージには、携帯電話メーカーのロゴ、アプリストアのロゴ、営業イベントのロゴなどのような該当チャンネルの情報が含まれる。
【0070】
ステップ406で、サービス側は、上記APPが初めて開いたときの開きモードを決定し、Webページまたはプッシュによって起動された場合に、ステップ407を実行して、手動で開いた場合に、ステップ409を実行する。
【0071】
APPの開きモードは、主に、Webページによる起動、プッシュによる起動、手動開きなどを含む。
【0072】
ここで、Webページによる起動は、例えば、営業イベント、有料プロモーションなどを介したWebページによってAPPを起動することができる。例えば、ユーザーがHTML5のWebページのリンクをクリックすると、ジャンプがトリガーされ、APPを開くことになる。プッシュ(Push)による起動は、例えば、プッシュメッセージ、他のAPPのプッシュサービスによってAPPを起動することができる。例えば、ユーザーがプッシュメッセージのリンクをクリックすると、ジャンプがトリガーされ、APPを開くことになる。上述のWebページまたはプッシュのリンクにパラメータとしてチャンネル情報を含めてAPPに転送することができる。
【0073】
Webページまたはプッシュによる起動が失敗した場合に、チャネル情報をクリップボードに記録し、クリップボードを介してAPPに送信することができる。または、ユーザーがパスワードをコピーする方法でAPPを開く場合に、パスワードに含まれているチャンネル情報もクリップボードに記録される。
【0074】
手動開きモードは、例えば、ユーザーが端末装置の上記APPのアイコンをクリックして上記APPを開くモードであってもよく、端末装置にコマンドを入力する方法で上記APPを開くモードであってもよい。
【0075】
ステップ407で、サーバ側は、APPからアップロードされたメッセージに、Webページまたはプッシュに含まれているリンクから取得したチャネル情報が含まれているか否かを判断し、含まれている場合に、ステップ408を実行して、そうでない場合に、ステップ405を実行する。
【0076】
ステップ408で、サーバ側は、メッセージに含まれているWebページまたはプッシュに含まれているリンクから取得したチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定し、ステップ411を実行する。
【0077】
ステップ409で、サーバは、APPからアップロードされたメッセージに、クリップボードから取得したチャネル情報が含まれているか否かを判断し、含まれている場合に、ステップ410を実行して、そうでない場合に、ステップ405を実行する。
【0078】
ステップ410で、サーバ側は、クリップボードから取得したチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定し、ステップ411を実行する。
【0079】
APPが手動モードによって初めて開いた場合に、クリップボードから取得したチャネル情報を優先的にソースチャネルにする。クリップボードにチャンネル情報が含まれていない場合に、上記APPのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定する。
【0080】
ステップ411で、サーバ側は、決定されたソースチャンネルの情報を利用して、上記APPの新規追加を統計する。
【0081】
以上は、本出願で提供される方法の詳細な説明であり、以下、実施例に結合して、本出願で提供される装置を詳細に説明する。
【0082】
[実施例3]
図5a及び図5bは、本出願の実施例3で提供されるソースチャネル決定装置の構成図である。図5a及び図5bに示すように、上記装置は、時間補正ユニット01とチャンネル決定ユニット02とを具備することができる。
【0083】
ここで、時間補正ユニット01は、APPが初めて開いた時間とAPPのインストール時間との間の間隔を決定する。
【0084】
チャンネル決定ユニット02は、間隔が予め設定された時間しきい値を超えている場合に、APPのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定し、チャンネル決定ユニット02は、間隔が時間しきい値を超えていない場合に、上記APPが初めて開いたときにAPPに送信されるチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定する。
【0085】
ここで、APPが初めて開いたときの開きモードが、Webページまたはプッシュによる起動である場合に、Webページまたはプッシュに含まれているリンクを介してチャネル情報をAPPに送信する。APPが初めて開いたときの開きモードが手動開きである場合に、クリップボードを介してチャネル情報をAPPに送信する。
【0086】
一つの実施形態であって、図5aに示すように、上述の時間補正ユニット01とチャンネル決定ユニット02はAPP側に配置される。
【0087】
APPが初めて開いたとき、端末装置に上記APPの開き識別子を表示することができ、上記APPが削除(uninstall)された後も、上記識別子は、削除されない。APPが開いたとき、端末装置に既に開き識別子が存在する場合に、上記APPが初めて開いたものではないとみなして、端末装置に開き識別子が存在しない場合に、上記APPが初めて開いたものであるとみなす。
【0088】
チャンネル決定ユニット02は、APPがWebページまたはプッシュによる起動によって初めて開いた場合に、優先的にWebページまたはプッシュに含まれているリンクからチャネル情報を取得して、これをソースチャネルにする。チャンネル決定ユニット02は、Webページまたはプッシュに含まれているリンクにチャネル情報が含まれていない場合に、上記APPのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定する。
【0089】
チャンネル決定ユニット02は、APPが手動モードによって初めて開いた場合に、優先的にクリップボードからチャネル情報を取得して、これをソースチャネルにする。チャンネル決定ユニット02は、クリップボードにチャンネル情報が含まれていない場合に、上記APPのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定する。
【0090】
また、アプリケーションは、インストール際にインストール時間を記録する。上記ステップで、時間補正ユニット01は、記録されたインストール時間と初めて開いた時間に応じて、両者の間の間隔を決定することができる。
【0091】
この場合に、上記装置は、
サーバ側が上記APPの新規追加を統計するように、ソースチャンネルを含む情報をサーバ側に送信する送信ユニット03をさらに具備することができる。APPは、サーバ側が上記APPの新規追加を統計するように、サーバ側に送信するメッセージに上記APP識別子、端末装置識別子及び決定されたソースチャンネル情報を含めることができる。
【0092】
もう一つの実現形態であって、図5bに示すように、時間補正ユニット01とチャンネル決定ユニット02はサーバ側に配置される。この場合に、上記装置は、
APPが初めて開いたときにアップロードされる情報を受信する受信ユニット04をさらに具備する。情報は、APPが初めて開いた時間、APPのインストール時間、開きモード、APPのインストールパッケージに含まれているチャンネル情報及びAPPが初めて開いたときにAPPに送信されるチャネル情報を含む。
【0093】
上記の情報は、APP識別子、端末装置識別子をさらに含むことができる。
上記装置は、
APP識別子と端末装置識別子に基づいて、APPが端末装置に初めてインストールされたか否かを判断し、初めてインストールされた場合に、ソースチャンネルの情報を利用して、APPの新規追加を統計する新規追加判断ユニット05をさらに具備することができる。
【0094】
受信ユニット04がAPPから上述の情報を初めて受信した時、新規追加判断ユニット05は、ローカルに上記APP識別子と端末装置識別子との間の対応関係を記録する。受信ユニット04がAPPから上述の情報を再受信すると、新規追加判断ユニット05は、上述の情報に含まれているAPP識別子と端末装置識別子に基づいて、両者の間の対応関係がローカルに記録されているか否かを判断し、記録されている場合に、上記APPが初めて上記端末装置にインストールされているものではなく、削除した後再インストールされたものであることを説明し、したがって、今回のメッセージを利用して新規追加を統計しない。記録されていない場合に、上記APPが初めて上記端末装置にインストールされているものであることを説明し、新規追加判断ユニット05は、上記メッセージに含まれているソースチャネル情報を利用して、上記APPの新規追加を統計する。
【0095】
時間補正ユニット01により間隔が予め設定された時間しきい値を超えていると判断される場合に、ユーザーが上記APPのインストール直後、すぐ開かず、一定時間後、他のチャネルを介して上記APPを開いたかも知れないとみなすことができる。したがって、チャンネル決定ユニット02がAPPのチャンネルソースを決定する際、ダウンロード及びインストール時のチャンネルを基準にして、すなわち、インストールパッケージに含まれているチャンネル情報を基準にするべきである。
【0096】
時間補正ユニット02により間隔が予め設定された時間しきい値を超えていないと判断される場合に、上記APPが初めて開いたときの開きモードを決定し、Webページまたはプッシュによって起動された場合に、優先的にメッセージに含まれているWebページまたはプッシュに含まれているリンクから取得したチャンネル情報に基づいて、APPのソースチャンネルを決定する。そうでない場合に、インストールパッケージに含まれているチャンネルの情報を基準にする。上記APPが初めて開いたときの開きモードが手動開きである場合、優先的にメッセージに含まれているクリップボードから取得したチャンネル情報に基づいて、APPのソースチャンネルを決定する。
【0097】
以下、いくつかの例を挙げて、本出願で提供される方法及び装置がAPPソースチャンネルの識別精度の向上に起こす影響を説明する。
【0098】
例1、
ユーザーがアプリストアAを介してAPPのインストールパッケージをダウンロードしてからAPPをインストールしたが、その時点では開かなかった。長時間が経ってから、他のユーザーが共有した営業イベントBのWebページを介してAPPを開いた。本出願で提供された方式によると、営業イベントAのWebページのリンクからAPPに送信されるパラメータに営業イベントBの情報が含まれているものの、開き時間とインストール時間との間の間隔が予め設定された時間しきい値を超えたことで、インストールパッケージに含まれているアプリストアAの情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定する。
【0099】
例2、
ユーザーがパスワードをコピーする方法でAPPをダウンロードしかつインストールするようにトリガーする。パスワードのコピー中にクリップボードにチャンネル情報を記録したものの、APPのインストール後かつAPPの開く前に、ユーザーが他の情報をコピーしたので、クリップボード中のチャンネル情報がカバーされてしまった。本出願で提供された方式によると、ユーザーが手動でAPPを開いた場合、まず、クリップボード中のチャンネル情報に基づくものの、クリップボードにチャンネル情報が存在しない場合に、インストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定する。
【0100】
例3、
ユーザーが営業イベントAのWebページを介してAPPをダウンロードするようにトリガーしたが、アプリストアによってブロックされて、アプリストアから上記APPのインストールパッケージをダウンロードし、インストールしてAPPを開く。このようなシナリオでは、インストールパッケージに含まれているチャンネル情報に基づいて、アプリストアをソースチャネルにして、新規追加を統計することは明らかに不正確なことである。しかしながら、本出願の方式によると、初めて開いた時間とインストール時間との間の間隔が非常に小さく、事前設定された時間しきい値よりも小さいので、営業イベントAのWebページへのリンクから送信された営業イベントAの情報に基づいて、上記APPのソースチャンネルを決定する。
【0101】
本発明に係る実施例によれば、本発明は、電子機器と可読記憶媒体を提供する。
【0102】
図6に示すように、本発明の実施例のソースチャンネルを決定する方法を実現するための電子機器のブロック図である。電子機器は、様々な形式のデジタルコンピューター、例えば、ラップトップ、デスクトップ、ワークステーション、携帯情報端末、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピューター、及び他の適切なコンピューターであることが意図される。電子機器は、様々な種類のモバイル装置、例えば、携帯情報端末、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、及び他の類似するコンピューティング装置を示してもよい。ここで示した構成要素、これらの接続及び関係、ならびにこれらの機能は例示にすぎなく、本明細書において説明及び/又は請求される本出願の実現を限定することが意図されない。
【0103】
図6に示すように、上記電子機器は、一つ又は複数のプロセッサー601、メモリ602、及び各構成要素に接続するためのインターフェースを含み、高速インターフェース及び低速インターフェースを含む。各構成要素は、異なるバスで相互接続され、そして、共通マザーボードに、又は必要に応じて、他の方式で実装されてもよい。プロセッサーは、電子機器内で実行されるコマンドを処理してもよく、メモリに又はメモリ上で外部入力/出力装置(例えば、インターフェースに結合される表示装置)にグラフィカルユーザーインターフェースのグラフィカル情報を表示するコマンドを含む。他の実施形態において、において、複数のプロセッサー及び/又は複数のバスが、適宜、複数のメモリ及びメモリのタイプとともに用いられてもよい。同様に、複数の電子機器が接続されてもよく、それぞれの装置が(例えば、サーババンク、ブレードサーバの集まり、又はマルチプロセッサーシステムとして)必要な操作の一部を提供する。図6において、一つのプロセッサー601を例にとる。
【0104】
メモリ602は、本出願で提供される非一時的コンピューター可読記録媒体である。なお、メモリは、少なくとも一つのプロセッサーによって実行可能なコマンドが記憶されており、少なくとも一つのプロセッサーに本出願で提供されるソースチャンネル決定方法を実行させる。本出願の非一時的コンピューター可読記録媒体は、上記ココンピューターに本出願で提供されるソースチャンネル決定方法を実行させるためのコンピューターコマンドが記憶されている。
【0105】
メモリ602は、非一時的コンピューター可読記録媒体として、非一時的ソフトウェアプログラム、非一時的コンピューター実行可能なプログラム、モジュール、例えば、本出願の実施例におけるソースチャネル決定方法に対応するプログラムコマンド/モジュールを記憶するために用いられる。プロセッサー601は、メモリ602に記憶されている非一時的ソフトウェアプログラム、コマンド及びモジュールを実行することで、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち、上記の方法実施例におけるソースチャンネルを決定する方法を実現する。
【0106】
メモリ602は、記憶プログラム領域及び記憶データ領域を含んでもよく、記憶プログラム領域はオペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶してもよく、記憶データ領域は、電子機器の使用により作成されたデータなどを記憶してもよい。また、メモリ602は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、さらに非一時的メモリを含んでもよく、例えば、少なくとも一つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリ装置、又は他の非一時的固体記憶装置を含んでもよい。幾つかの実施例において、メモリ602は、プロセッサー601に対してリモートに設置されたメモリを選択的に含んでもよく、これらのリモートメモリは、ネットワークを介して電子機器に接続されてもよい。上記のネットワークの例には、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0107】
上記電子機器は、入力装置603及び出力装置604をさらに含むことができる。プロセッサー601、メモリ602、入力装置603及び出力装置604はバス又は他の方式で接続されてもよく、図6に、バスで接続されることを例にとる。
【0108】
入力装置603は、入力された数値又は文字情報を受信し、また、上記電子機器のユーザー設定と機能制御に関連するキー信号入力を生成でき、例えば、タッチスクリーン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングスティック、一つ又は複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティックなどの入力装置である。出力装置604は、表示装置、補助照明装置(例えば、LED)、触覚フィードバック装置(例えば、振動モーター)などを含むことができる。上記表示装置は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオードディスプレイ(LED)、及びプラズマディスプレイを含み得るが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、表示装置はタッチスクリーンであってもよい。
【0109】
本明細書に説明されるシステム及び技術的様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向け集積回路、コンピューターハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせにおいて実現することができる。これらの様々な実施形態は、記憶システム、少なくとも一つの入力装置、及び少なくとも一つの出力装置からデータ及びコマンドを受信し、記憶システム、少なくとも一つの入力装置、及び少なくとも一つの出力装置にデータ及びコマンドを送信するようにつなげられた、特殊用途でもよく一般用途でもよい少なくとも一つのプログラマブルプロセッサーを含む、プログラム可能なシステム上で実行可能及び/又は解釈可能な一つ又は複数のコンピュータープログラムにおける実行を含んでもよい。
【0110】
これらのコンピューティングプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又は、コードとも称される)は、プログラマブルプロセッサーの機械コマンドを含み、高水準のプロセス及び/もしくはオブジェクト向けプログラミング言語、及び/又はアセンブリ/機械言語で実行されることができる。本明細書で用いられる「機械可読媒体」という用語は、機械可読信号としての機械コマンドを受け取る機械可読媒体を含むプログラマブルプロセッサーに機械コマンド及び/又はデータを提供するのに用いられる任意のコンピュータープログラム製品、機器、及び/又は装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、及びプログラマブル論理デバイス)を指す。「機械可読信号」という用語は、プログラマブルプロセッサーに機械コマンド及び/又はデータを提供するために用いられる任意の信号を指す。
【0111】
ユーザーとのインタラクトを提供するために、本明細書に説明されるシステムと技術は、ユーザーに対して情報を表示するためのディスプレイデバイス(例えば、CRT(ブラウン管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)、ユーザーがコンピューターに入力を与えることができるキーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)を有するコンピューター上に実施されることが可能である。その他の種類の装置は、さらに、ユーザーとのインタラクションを提供するために使用されることが可能であり、例えば、ユーザーに提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック(例えば、視覚的フィードバック、聴覚的フィードバック、又は触覚的フィードバック)であり得、ユーザーからの入力は、任意の形態で(音響、発話、又は触覚による入力を含む)受信され得る。
【0112】
本明細書に説明されるシステムと技術的実施形態は、バックエンド構成要素を含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、又はミドルウェア構成要素を含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンド構成要素を含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザーインターフェースもしくはウェブブラウザを有するクライアントコンピューターであり、ユーザーは、上記グラフィカルユーザーインターフェースもしくは上記ウェブブラウザを通じて本明細書で説明されるシステムと技術的実施形態とインタラクションすることができる)、そのようなバックエンド構成要素、ミドルウェア構成要素、もしくはフロントエンド構成要素の任意の組合せを含むコンピューティングシステムに実施されることが可能である。ステムの構成要素は、任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によって相互に接続されることが可能である。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネットワークを含む。
【0113】
コンピューターシステムは、クライアントとサーバを含み得る。クライアントとサーバは、一般的に互いから遠く離れており、通常は、通信ネットワークを通じてインタラクトする。クライアントとサーバとの関係は、相応するコンピューター上で実行さ、互いにクライアント-サーバの関係にあるコンピュータープログラムによって生じる。
【0114】
以上で示された様々な形式のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、又は削除できることを理解されたい。例えば、本出願に説明される各ステップは、並列の順序又は順次的な順序で実施されてもよいし、又は異なる順序で実行されてもよく、本出願で開示された技術案の望ましい結果が達成できる限り、ここで制限されない。
【0115】
上記の具体的な実施形態は本出願の保護範囲に対する制限を構成しない。設計要件及び他の要因に従って、様々な修正、組み合わせ、部分的組み合わせ及び置換を行うことができることを当業者は理解するべきである。本出願の精神及び原則の範囲内で行われる修正、同等の置換、改善は、本出願の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5a
図5b
図6