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特許7149343cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物の製造方法と除草応用
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-28
(45)【発行日】2022-10-06
(54)【発明の名称】cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物の製造方法と除草応用
(51)【国際特許分類】
   A01N 33/04 20060101AFI20220929BHJP
   A01N 43/08 20060101ALI20220929BHJP
   A01N 43/40 20060101ALI20220929BHJP
   A01N 43/10 20060101ALI20220929BHJP
   A01N 43/36 20060101ALI20220929BHJP
   A01P 13/00 20060101ALI20220929BHJP
   C07C 211/35 20060101ALI20220929BHJP
   C07D 307/56 20060101ALI20220929BHJP
   C07D 307/52 20060101ALI20220929BHJP
   C07D 213/38 20060101ALI20220929BHJP
   C07D 333/20 20060101ALI20220929BHJP
   C07D 207/335 20060101ALI20220929BHJP
   C07C 209/52 20060101ALI20220929BHJP
【FI】
A01N33/04
A01N43/08 D
A01N43/40 101C
A01N43/10 D
A01N43/36 A
A01P13/00
C07C211/35
C07D307/56
C07D307/52
C07D213/38
C07D333/20
C07D207/335
C07C209/52
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020558567
(86)(22)【出願日】2020-04-22
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-08-26
(86)【国際出願番号】 CN2020086219
(87)【国際公開番号】W WO2020244323
(87)【国際公開日】2020-12-10
【審査請求日】2020-10-16
(31)【優先権主張番号】201910490796.6
(32)【優先日】2019-06-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】520404241
【氏名又は名称】中国林業科学研究院林業新技術研究所
【氏名又は名称原語表記】RESEARCH INSTITUTE OF FORESTRY NEW TECHNOLOGY, CAF
【住所又は居所原語表記】No.1 Dong Xiaofu, Haidian District, Beijing, 100091, China
(73)【特許権者】
【識別番号】514162368
【氏名又は名称】中国林▲業▼科学研究院林▲産▼化学工▲業▼研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100205936
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 海龍
(72)【発明者】
【氏名】徐 士超
(72)【発明者】
【氏名】趙 振東
(72)【発明者】
【氏名】曽 小静
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲せい▼
(72)【発明者】
【氏名】董 歓歓
(72)【発明者】
【氏名】張 紅梅
(72)【発明者】
【氏名】陳 玉湘
(72)【発明者】
【氏名】畢 良武
【審査官】小森 潔
(56)【参考文献】
【文献】特表2003-514792(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0110219(US,A1)
【文献】Journal of Medicinal Chemistry,1966年,Vol.9,No.3,p329-337,doi:10.1021/jm00321a015
【文献】Journal of Medicinal Chemistry,1965年,Vol.8,No.3,p401-404,doi:10.1021/jm00327a033
【文献】Journal of Medicinal Chemistry,1964年,Vol.7,No.6,p826-830,doi:10.1021/jm00336a043
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07C
C07D
A01N
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
除草剤の製造におけcis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物の使用であって、
前記cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物は、一般構造式が下記であり、
【化1】
一般式Iの中で、Rが
【化2】
の中のいずれかの一種であり、R’が、水素、アルキル基、置換アルキル基又はハロゲ
ンの中のいずれかの一種である、使用。
【請求項2】
水稲犬稗の除草剤の製造におけcis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物の使用であって、
前記cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物は、一般構造式が下記であり、
【化3】
一般式Iの中で、Rが
【化4】
の中のいずれかの一種であり、R’が、水素、アルキル基、置換アルキル基又はハロゲンの中のいずれかの一種である、使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物の製造方法と除草応用に関わり、特にcis-p-メンタン-1,8-ジシッフ塩基類化合物を原料として、極性有機溶媒の中で、還元剤と還元反応を起こしてcis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物を製造し、且つ、この化合物を、水稲犬稗等の除草活性成分に使用する方法に関わる。
【背景技術】
【0002】
20世紀中期から、殺草剤の使用は、グローバル食糧生産高の向上にずっと重要な意義を持っているが、伝統的な殺草剤が主に合成有機化合物であり、毒性が強く、化学安定性が高く、且つ、生分解性が低いので、グリーン型且つ環境適合型の高性能殺草剤を開発して伝統的な化学合成除草剤を取り替えることは、ここ数年来世界各国の農薬開発分野における研究の焦点である。
【0003】
植物性殺草剤は、天然植物資源を利用して開発された農薬であり、源が豊富で、高効率・低毒性で、生分解性のものであり、ここ数年来最も広く研究されている新型環境適合型農薬の一つである。p-メンタン(1)又はp-メンテン(2)骨格を含有するモノテルペン類化合物が自然界において分布が最も広いテルペン類化合物であり、良好な環境適合性と生物活性を有するので、p-メンタン(1)又はp-メンテン(2)骨格を含有する植物性殺草剤の研究と応用は、各国の科学研究関係者から注目を集め、且つ、良好な開発利用見通しを表している;その中で、キサントン(Xanthone)環含有類p-メンタン型派生物シンメチリン(Cinmethylin)(3)が、我々が今まで知っている、商業化応用効果が一番良い植物性殺草剤の一つであり、植物の分裂組織の成長を有効に抑制することができ、薬撒き期間が長く、使用量が少ない等の優位性を有する(農薬、1996,35(3):34-34;林産化学工業、2019,39(2):1-8)。
【化1】
【0004】
すでに完成した前期研究プロジェクトの中で、テレビン油又はピネンを原料として合成したシリーズのcis-p-メンタン-1,8-ジシッフ塩基類植物性除草活性物質は、その中の殆どの化合物による一年生ホソムギの根茎成長に対する抑制作用が市販殺草剤ジウロン又はグリホサートより一層効果的である(ZL 201610942979.3; Chinese Chemical Letters,2017,28(7),1509-1513;Industrial Crops & Products,2018,115:111-116)。但し、シッフ塩基類化合物は、不飽和イミド基(-C=N-)を含有しているので、化学的性質が不安定で、空気中の酸素により酸化し易く、且つ、酸性条件の下で加水分解等の反応も発生し易いので、その更なる開発と応用が制限される。水素化還元反応を通じて、イミド基を、化学的性質が安定な第二級アミン基に還元できる。その一方で、第二級アミン基も多種の医薬と農薬類化合物の活性中心であり、関連化合物の除草活性を有効に改善することができる。
【0005】
現在、シッフ塩基類化合物の-C=N-結合の水素化還元反応は、主に化学還元剤による還元水素化法を通じて実現される(Journal of Environmental Science and Health,Part B,2009,44,344-349);但し、関連研究が比較に少なく、化学還元剤によるcis-p-メンタン-1,8-ジシッフ塩基類化合物の還元水素化に関わる研究がまだ報道されていない。本発明は、あるタイプの新型植物性殺草剤cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物とその製造方法及び除草分野における関連化合物の応用を提供する為に、特許をを申請する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
合成農薬の毒性が大きく、且つ、生物分解性が低い等の欠陥を解決する為に、本発明は、あるタイプの新型除草剤、即ち、cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物の製造方法と除草応用を公開した。本発明は、cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ塩基類化合物を原料として、水素化還元反応を通じて、イミド基を、化学的性質が安定な第二級アミン基に還元することによって、cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物を製造し、且つ、当該方法は、シャーレ種の発芽法を使って、この化合物による水稲犬稗に対する除草活性を測定した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の技術案は、下記の通りである。cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物であり、一般構造式は下記の通りである。
【化2】
一般式Iの中で、Rが
【化3】
の中の任意一種であり、R’が、水素、アルキル基、置換アルキル基又はハロゲンの中のいずれかの一種である。
【0008】
前記cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物の製造方法は、cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ塩基類化合物を原料として、極性有機溶媒の中で、ロットに分けて還元剤を投入して反応させる;反応が終了してから、反応液を後処理した後、純製品を得ることである。
【0009】
前記極性有機溶媒がメタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドとジメチルスルフィドの中の一種又は任意の数種の混合物である。
【0010】
前記の還元剤が水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウムと水素化リチウム・アルミニウムの中の任意の一種である。
【0011】
cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ塩基類化合物と還元剤とのモール比が、1:1~5の範囲にある。
【0012】
反応温度が-10~50°Cの範囲にある。
【0013】
反応時間が1~24hの範囲にある。
【0014】
前記後処理が、具体的に、反応液が蒸留水によるクエンチング、ジクロロメタンによる抽出及び無水硫酸ナトリウムによる乾燥、ろ過と減圧蒸留処理を受けて、cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物を得る;これから、重結晶又はシリカゲル・カラムクロマトグラフィーで処理した後、純製品を得ることを指す。
【0015】
前記のcis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物を、殺草剤の活性成分とする応用。
【0016】
前記のcis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物を、水稲犬稗の殺草剤の活性成分とする応用。
【発明の効果】
【0017】
(1)本発明で公開されたcis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物が、天然生成物の派生物であり、モノテルペン類植物性除草活性物質に属して、低い毒性、高い安全性と環境適合性等の特徴を有する。
(2)本発明方法は、製造プロセスが簡単で、条件が温和で、反応速度が速く、収率が高く、基質の適用性が広く、且つ、量産し易い。
(3)本発明で公開されたcis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物が、水稲犬稗の根の成長に対して優れた除草活性を有する;活性が皆相応なcis-p-メンタン-1,8-ジシッフ塩基類化合物より高い。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-クロロベンジル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図2】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-フルオロベンジル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図3】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-ブロモベンジル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図4】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-メチルベンジル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図5】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-メトキシベンジル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図6】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-トリフルオロメチルベンジル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図7】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-ジメチルアミンベンジル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図8】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-メチルチオベンジル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図9】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(2-トリフルオロメチルベンジル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図10】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(5-ブロモフラン-2-メチル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図11】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(5-メチルフラン-2-メチル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図12】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(フラン-2-メチル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図13】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(ピリジン-2-メチル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図14】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(ピリジン-3-メチル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図15】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(ピリジン-4-メチル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図16】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(チオフェン-2-メチル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
図17】cis-p-メンタン-1,8-ジ-(ピロール-2-メチル)アミンのH核磁気共鳴(H NMR)図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
<分析方法>
気相ピーク面積正規化法を使って生成物を分析する。気相条件は、下記の通りである。島津GC-2014AF、担体ガスNの圧力が0.6MPaであり、空気圧力が0.6MPaであり、H圧力が0.6MPaであり、昇温プログラミングを使用する;昇温プログラムは、下記の通りである。70°C(2min保持、速度3°C/min)→130°C(0min保持、速度10°C/min)→270°C(2min保持)。
【0020】
cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物の製造方法と除草応用。当該方法は、cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ塩基類化合物を原料として、水素化還元反応を通じて、イミド基を、化学的性質が安定な第二級アミン基に還元することによって、cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物を製造し、且つ、シャーレ種の発芽法を使って、異なる濃度のcis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物の培養条件の下で、水稲犬稗根と茎の成長と被害症状を測定して、その除草活性を評価する。cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物の一般構造式は下記の通りである。
【化4】
一般式Iの中で、Rが
【化5】
の中の任意一種であり、R’が、水素、アルキル基、置換アルキル基又はハロゲンの中のいずれかの一種である。
【0021】
<第一ステップ>
cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ塩基類化合物をメタノールに溶解してから、氷浴条件の下で、数回に分けて還元剤を入れ、材料を投入する度に半時間を置き、材料投入完成後引き続き一段階反応して、反応終了後、反応液に対して、蒸留水によるクエンチング、ジクロロメタンによる抽出及び無水硫酸ナトリウムによる乾燥、ろ過と減圧蒸留処理を行うことによって、cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物を得る;これから、重結晶又はシリカゲル・カラムクロマトグラフィーで処理した後、純製品を得る。その中で、極性有機溶媒がメタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドとジメチルスルフィドの中の任意の一種である;還元剤が水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウムと水素化リチウム・アルミニウムの中の任意の一種である。cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ塩基類化合物と還元剤とのモール比が、1:1~1:5の範囲にある;反応温度が-10~50°Cの範囲にあり、反応時間が1~24hの範囲にあり、合成する化合物による正常な細胞に対する抑制作用が皆-10%~10%の間にあるので、関連化合物が皆細胞毒性を有していないのを証明する。
【0022】
<第二ステップ>
cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ塩基類化合物とcis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物を正確に量ってから、それぞれ0.25mL DMFで溶解した後、一滴のトゥイーン80を加える;十分に溶解した後100mlメスフラスコに移してから、蒸留水で目盛りに希釈した後、濃度が10 mmol/Lである溶液を得る;これを原液とする。二倍希釈法を使用して、シリーズの濃度に調製する(希釈液中のDMFとトゥイーン80の濃度が原液に合致する)。
水稲犬稗の種を、28°Cの恒温槽に置いて、適量な蒸留水で12h浸漬する;澄んだ水をろ過して除去した後、28°C恒温槽に置いて24h発芽を促進する。シャーレ内に2枚の濾過紙を敷き、シャーレ内に、寸法が一致する10粒の水稲犬稗種を置き、各処理プロセスを三回繰り返す;当該種類の化合物に相応する濃度の10mL試料溶液を入れた後、等量の水、DMFとトゥイーン80の混合液を加えて対照用ブランク試料とする。各シャーレに10粒の種を入れて人工気候の培養ボックスに置いた後、温度28°C、照度5000lx、光周期(昼:夜)=16:8、相対湿度70~80%の条件の下で96時間培養する。実験データに対して、DPSソフトウェアを使って処理分析を行って、cis-p-メンタン-1,8-第二級アミン類化合物による水稲犬稗種の根長さ又は茎長さに対する抑制率(y)を計算する。
【化6】
式の中で:yが根長さ又は茎長さに対する抑制率(%)であり、xが対照試料の根長さ又は茎長さであり、xが試料の根長さ又は茎長さである。
【0023】
(実施例1)
4.14g(10mmol)のcis-p-メンタン-1,8-ジシッフ塩基化合物(自製;調製方法について、ZL201610942979.3実施形態の部分を参照してください)を、20mlメタノールを含有する三口フラスコに入れてから、氷水浴条件の下で、磁力攪拌の下で3回に分けて1.513g(40 mmol)水素化ホウ素ナトリウムを入れる(毎回30minを置く);材料加入完成後、室温の下で2h反応する;完全に反応した後、20ml水を入れてクエンチングを行い、且つ、ジクロロメタンで抽出した後、有機相を収集する;これから、飽和食塩水による洗浄、無水硫酸ナトリウムによる乾燥、ろ過と減圧・溶媒除去を行うことによって、エタノールで再結晶を行うことによって、cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-クロロベンジル)第二級アミン純製品を得る;収率が85%である。
【0024】
1 mmolのcis-p-メンタン-1,8-ジシッフ塩基化合物とcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-クロロベンジル)アミンを正確に量ってから、それぞれ0.25mL DMFで溶解した後、一滴のトゥイーン80を加える;十分に溶解した後100mlメスフラスコに移してから、蒸留水で目盛りに希釈した後、濃度が10 mmol/Lである溶液を得る;これを原液とする。二倍希釈法を使用して、シリーズの濃度に調製する(5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/L及び0.1563 mmol/L、希釈液中のDMFとトゥイーン80の濃度が原液に合致する)。
【0025】
水稲犬稗の種を、28°Cの恒温槽に置いて、適量な蒸留水で12h浸漬する;澄んだ水をろ過して除去した後、30°C恒温槽に置いて24h発芽を促進する。シャーレ内に2枚の濾過紙を敷き、各シャーレ内に、寸法が一致する10粒の水稲犬稗種を置き、各処理プロセスを三回繰り返す;当該種類の化合物に相応する濃度の10mL試料溶液を入れた後、等量の水、DMFとトゥイーン80の混合液を加えて対照用ブランク試料とする。各シャーレに10粒の種を入れて人工気候の培養ボックスに置いた後、温度28°C、照度5000lx、光周期(昼:夜)=16:8、相対湿度70~80%の条件の下で96時間培養する。実験データに対して、DPSソフトウェアを使って処理分析を行って、5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/Lと0.3125 mmol/Lの cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-クロロフェニル基)シッフ塩基化合物溶液による水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、20.9%、22.8%、23.9%、4.6%及び1.4%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、92.4%、49.9%、76.7%、24.3%及び-5.0%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/L及び0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-クロロベンジル)アミン溶液による水稲犬稗の根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、75.1%、68.0%、63.4%、65.8%、41.6%及び35.7%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、96.7%、91.6%、90.8%、87.3%、57.1%及び31.4%である。
【0026】
(実施例2)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-フルオロフェニル基)シッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物がcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-フルオロベンジル)アミンであり、収率が 98%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/Lと0.3125 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-フルオロフェニル基)シッフ塩基化合物溶液による水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、32.3%、20.1%、23.9%、2.7%と-13.7%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、79.7%、82.9%、85.7%、72.8%と15.7%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-フルオロベンジル)アミン溶液による水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、100.0%、85.9%、75.1%、58.3%、10.5%と7.2%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、100.0%、98.6%、78.6%、78.6%、48.3%と38.2%である。
【0027】
(実施例3)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-ブロモフェニル基)シッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物がcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-ブロモベンジル)アミンであり、収率が96%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/Lと0.3125 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-ブロモフェニル基)シッフ塩基化合物溶液による水稲犬稗の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、55.9%、39.3%、42.3%、19.6%と6.5%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、69.4%、72.6%、46.8%、28.5%と-3.2%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-ブロモベンジル)アミン溶液による水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、92.3%、88.2%、58.5%、51.7%、35.4%と25.2%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、100.0%、97.4%、89.6%、83.4%、57.6%及び30.7%である。
【0028】
(実施例4)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-メチルフェニル基)シッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物がcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-メチルベンジル)アミンであり、収率が97%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-メチルベンジル)アミン溶液による水稲犬稗の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、93.3%、87.1%、74.7%、65.9%、64.6%と42.1%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、100.0%、95.2%、91.9%、89.6%、86.6%と42.5%である。
【0029】
(実施例5)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-メトキシフェニル基)シッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物がcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-メトキシベンジル)アミンであり、収率が94%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/Lと0.3125 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-メトキシフェニル基)シッフ塩基溶液による水稲犬稗の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、2.1%、8.0%、4%、6.9%と15.4%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、7.6%、28.1%、55.3%、66.7%及び70.7%。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-メトキシベンジル)アミン溶液による水稲犬稗の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、84.3%、84.4%、70.6%、72.5%、27.9%と9.9%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、100.0%、96.5%、95.1%、88.7%、42.2%と37.8%。
【0030】
(実施例6)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-トリフルオロメチルフェニル基)シッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物がcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-トリフルオロメチルベンジル)アミンであり、収率が96%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/Lと0.3125 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-トリフルオロメチルフェニル基)シッフ塩基溶液に変えることを除いて、水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、31.1%、19.5%、14.6%、30.9%と20.6%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、48.4%、7.1%、17.5%と0.8%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-トリフルオロメチルベンジル)アミン溶液による水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、78.5%、83.4%、67.0%、55.1%、42.2%と11.6%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、100.0%、100.0%、86.1%、82.3%、62.8%と1.0%である。
【0031】
(実施例7)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-ジメチルアミノフェニル基)シッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物がcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-ジメチルアミノベンジル)アミンであり、収率が92%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/Lと0.3125 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-ジメチルアミノフェニル基)シッフ塩溶液による水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、13.2%、1.9%、6.9%、9.5%と-12.2%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、67.1%、59.3%、49.8%、45.4%と9.7%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-ジメチルアミンベンジル)アミン溶液による水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、56.6%、34.3%、22.3%、24.9%、19.6%と19.1%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、89.3%、70.3%、48.1%、21.0%、31.0%と14.4%である。
【0032】
(実施例8)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-メチルチオフェニル基)シッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物がcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-メチルチオベンジル)アミンであり、収率が89%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(4-メチルチオベンジル)アミン溶液による水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、85.1%、77.5%、83.4%、66.2%、66.0%と22.8%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、98.5%、96.0%、90.8%、77.2%、58.1%と32.0%である。
【0033】
(実施例9)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ-(2-トリフルオロメチルフェニル基)シッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物がcis-p-メンタン-1,8-ジ-(2-トリフルオロメチルベンジル)アミンであり、収率が83%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/Lと0.3125 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(2-トリフルオロメチルフェニル基)シッフ塩基化合物溶液による水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、21.2%、12.1%、17.7%、13.2%と9%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、34.8%、20.6%、2.7%、15.4%と20.9%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(2-トリフルオロメチルベンジル)アミン溶液による水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、90.3%、87.4%、59.6%、49.0%、43.6%と36.9%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、100%、100%、93.%、68.0%、57.0%と51.9%である。
【0034】
(実施例10)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ-(5-ブロモフラン-2)ジシッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物cis-p-メンタン-1,8-ジ-(5-ブロモフラン-2-メチル)アミンであり、収率が88%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(5-ブロモフラン-2-メチル)アミン溶液よる水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、71.8%、50.5%、30.3%、11.6%、5.6%と10.1%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、90.7%、84.4%、61.5%、54.8%、39.6%と42.2%である。
【0035】
(実施例11)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ-(5-メチルフラン)ジシッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物cis-p-メンタン-1,8-ジ-(5-ブロモフラン-2-メチル)アミンであり、収率が87%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ-(5-メチルフラン-2-メチル)アミン溶液による水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、79.8%、36.5%、17.1%、6.8%、12.5%と7.2%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、95.5%、64.4%、50.3%、24.7%、41.3%と23.1%である。
【0036】
(実施例12)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ(ブロモフラン-2)ジシッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物cis-p-メンタン-1,8-ジ-(フラン-2-メチル)アミンであり、収率が88%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ(フラン-2-メチル)アミン溶液よる水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、65.3%、41.1%、19.3%、16.1%、8.6%と0%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、92.7%、72.7%、48.8%、39.0%、36.3%と0%である。
【0037】
(実施例13)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ(ピリジン-2)ジシッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物cis-p-メンタン-1,8-ジ(ピリジン-2-メチル)アミンであり、収率が90%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ(ピリジン-2-メチル)アミン溶液よる水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、88.0%、65.3%、46.6%、30.1%、26.4%と23.8%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、100.0%、95.8%、61.0%、33.8%、20.5%と18.9%である。
【0038】
(実施例14)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ(ピリジン-3)ジシッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物cis-p-メンタン-1,8-ジ-(ピリジン-3-メチル)アミンであり、収率が81%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ(ピリジン-3-メチル)アミン溶液よる水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、84.9%、65.3%、44.6%、41.5%、30.6%と38.0%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、95.2%、86.1%、41.4%、19.2%、10.2%と5.7%である。
【0039】
(実施例15)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ(-ピリジン-4)ジシッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物cis-p-メンタン-1,8-ジ-(ピリジン-4-メチル)アミンであり、収率が91%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ(ピリジン-4-メチル)アミン溶液よる水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、86.7%、71.3%、53.5%、32.7%、34.5%と28.6%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、96.5%、91.2%、71.5%、40.6%、37.9%と19.0%である。
【0040】
(実施例16)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ(チオフェン-2)ジシッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物cis-p-メンタン-1,8-ジ-(チオフェン-2-メチル)アミンであり、収率が86%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ(チオフェン-2-メチル)アミン溶液よる水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、59.1%、51.0%、45.3%、39.2%、28.9%と13.3%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、86.0%、75.1%、50.0%、5.8%、1.5%と0.8%である。
【0041】
(実施例17)
原料cis-p-メンタン-1,8-ジシッフ類化合物を、cis-p-メンタン-1,8-ジ(ピロール-2)ジシッフ塩基化合物に変えることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、目標生成物cis-p-メンタン-1,8-ジ-(ピロール-2-メチル)アミンであり、収率が65%である。5 mmol/L、2.5 mmol/L、1.25 mmol/L、0.625 mmol/L、0.3125 mmol/Lと0.15625 mmol/Lのcis-p-メンタン-1,8-ジ(ピロール-2-メチル)アミン溶液よる水稲犬稗種の茎長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、78.3%、71.5%、48.2%、28.6%、26.5%と15.4%であり、根長さに対する抑制率がそれぞれ下記の通り、即ち、94.4%、91.9%、93.1%、87.7%、60.5%と1.7%である。
【0042】
(実施例18)
cis-p-メンタン-1,8-ジ(4-クロロフェニル)シッフ塩基化合物と水素化ホウ素ナトリウムとのモール比が1:1であることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、収率が77%である。
【0043】
(実施例19)
cis-p-メンタン-1,8-ジ(4-クロロフェニル)シッフ塩基化合物と水素化ホウ素ナトリウムとのモール比が1:5であることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、収率が85%である。
【0044】
(実施例20)
反応温度が25°Cであることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、収率が82%である。
【0045】
(実施例21)
反応時間が0.5hであることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、収率が80%である。
【0046】
(実施例22)
反応時間が3hであることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じで、収率が85%である。
【0047】
(実施例23)
還元剤が水素化ホウ素ナトリウムであることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態1と同じである。
【0048】
(実施例24)
還元剤が水素化アルミニウムリチウムであることを除いて、その他の操作プロセスは、実施形態と同じである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15
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図17