(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-29
(45)【発行日】2022-10-07
(54)【発明の名称】情報指示方法、端末及びコンピューター記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 76/22 20180101AFI20220930BHJP
H04W 28/06 20090101ALI20220930BHJP
【FI】
H04W76/22
H04W28/06 110
(21)【出願番号】P 2020500095
(86)(22)【出願日】2017-09-22
(86)【国際出願番号】 CN2017102912
(87)【国際公開番号】W WO2019056295
(87)【国際公開日】2019-03-28
【審査請求日】2020-08-24
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】タン、ハイ
【審査官】田畑 利幸
(56)【参考文献】
【文献】Ericsson,"SDAP Header Format",3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #99 R2-1708324,[online],2017年08月11日,pages 1-4,[retrieved on 2022-02-15], <URL: https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_99/Docs/R2-1708324.zip>
【文献】Huawei, HiSilicon,"SDAP Header Format",3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #99 R2-1708932,[online],2017年08月12日,pages 1-5,[retrieved on 2022-02-15], <URL: https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_99/Docs/R2-1708932.zip>
【文献】MediaTek Inc.,"SDAP header design for reflective QoS indication and QoS flow remapping",3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #99 R2-1708260,[online],2017年08月12日,pages 1-7,[retrieved on 2021-07-30], <URL: https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_99/Docs/R2-1708260.zip>
【文献】CATT,"How to update the mapping rule of reflective QoS",3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #99 R2-1707938,[online],2017年08月11日,pages 1-4,[retrieved on 2021-07-30], <URL: https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_99/Docs/R2-1707938.zip>
【文献】OPPO,"SDAP PDU format",3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #99 R2-1707747,[online],2017年08月11日,pages 1-2,[retrieved on 2021-07-30], <URL: https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_99/Docs/R2-1707747.zip>
【文献】CMCC, OPPO,"Considerations on one bit RQI",3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #99bis R2-1710394,2017年09月29日,pages 1-4,[retrieved on 2021-07-30], <URL: https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_99bis/Docs/R2-1710394.zip>,本願の出願日の後に公開された文献
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末がサービスデータ適合プロトコルSDAPデータを受信し、前記SDAPデータのヘッダー内の反射サービス品質インジケータRQI情報に基づいて、マッピング関係を更新するかどうかを確定することと、
前記端末が受信された無線リソース制御RRCシグナリングに基づいて、アクセス層(AS)反射Qos機能を更新する必要があると決定することと、を含み、
前記マッピング関係は、非アクセス層
NAS反射サービス品質Qos機能に対応するインターネットプロトコルIPストリームとサービス品質QoSストリームとのマッピング関係を示し、
前記SDAPデータのヘッダー内の反射サービス品質インジケータRQI情報に基づいて、マッピング関係を更新するかどうかを確定することは、
前記端末がRQI情報が1であると決定した場合、マッピング関係を更新する必要があり、
前記端末がRQI情報が0であると決定した場合、マッピング関係を更新する必要がないことを含
み、
前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、マッピング関係を更新するかどうかを確定することは、
前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記非アクセス層NAS反射サービス品質Qos機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記端末が前記マッピング関係の更新が必要であると確定することを含む
ことを特徴とする情報指示方法。
【請求項2】
前記RQI情報がSDAPデータのヘッダーに1ビットを占める
ことを特徴とする請求項1に記載の情報指示方法。
【請求項3】
受信ユニットと確定ユニットを含む端末であって、
前記受信ユニットは、SDAPデータを受信するように構成され、
前記確定ユニットは、前記受信ユニットにより受信された前記SDAPデータのヘッダー内の反射サービス品質インジケータRQI情報に基づいて、マッピング関係を更新するかどうかを確定するように構成され、
前記マッピング関係は、非アクセス層
NAS反射サービス品質Qos機能に対応するIPストリームとサービス品質QoSストリームとのマッピング関係を示し、
前記受信ユニットは、さらに、無線リソース制御RRCシグナリングを受信するように構成され、
前記確定ユニットは、前記受信ユニットにより受信された無線リソース制御RRCシグナリングに基づいて、アクセス層(AS)反射Qos機能を更新する必要があると決定するように構成され、
前記確定ユニットは、RQI情報が1である場合、マッピング関係を更新する必要があり、RQI情報が0である場合、マッピング関係を更新する必要がないと決定するように構成され
、
前記確定ユニットは、さらに、
前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記非アクセス層NAS反射サービス品質Qos機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記マッピング関係の更新が必要であると確定するように構成される
ことを特徴とする端末。
【請求項4】
前記RQI情報がSDAPデータのヘッダーに1ビットを占める
ことを特徴とする
請求項3に記載の端末。
【請求項5】
請求項1から2のいずれか1項に記載の情報指示方法のステップを実行するコンピュータ命令を記憶するコンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信技術に関し、具体的に、情報指示方法、端末及びコンピューター記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
3GPP RAN2#99会議で、反射サービス品質インジケータ( RQI,Reflective QoS Indicate )情報が、非アクセス層( NAS )およびアクセス層(AS)の反射QoS(Reflective QoS)機能のアクティブおよび非アクティブを同時に示し、すなわちRQIがNAS Reflective QoS機能およびAS Reflective QoS機能がアクティブ状態であることを示す場合、端末はNAS Reflective QoSのマッピング規則およびAS Reflective QoSのマッピング規則が変化したか否かをそれぞれ検出する必要がある。
【0003】
しかしながら、NAS Reflective QoS機能とAS Reflective QoS機能は、互いに独立しており、NAS Reflective QoS機能とAS Reflective QoS機能の一方がアクティブ状態で、他方が非アクティブ状態である可能性がある。したがって、RQIに基づいて、その機能に対応するマッピング規則が更新される必要があるかを確定する方法は、現在の技術では有効な解決策がない。
【発明の概要】
【0004】
既存の技術的問題を解決するために、本発明の実施例は、情報指示方法、端末、およびコンピュータ記憶媒体を提供する。
【0005】
本発明の実施例は、情報指示方法を提供し、前記方法は、
端末がサービスデータ適合プロトコル(SDAP、Service Data Adaptation Protocol)データを受信し、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確定することを含み、前記マッピング関係は、第1のマッピング関係及び/又は第2のマッピング関係を含み、
前記第1のマッピング関係は、第1の反射サービス品質機能に対応するインターネットプロトコル(IP、Internet Protocol)ストリームとサービス品質(QoS、Quality of Service)ストリームとのマッピング関係を示し、前記第2のマッピング関係は、第2の反射サービス品質機能に対応するQoSストリームとデータリソースベアラ(DRB、Data Resource Bearer)とのマッピング関係を示す。
【0006】
上記の技術案において、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確定することは、
前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第1の反射サービス品質機能と前記第2の反射サービス品質機能がともにアクティブ状態にあることを示す場合、前記端末が前記第1のマッピング関係と前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定することを含む。
【0007】
上記の技術案において、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確定することは、
前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第1の反射サービス品質機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記端末が前記第1のマッピング関係の更新が必要であると確定することを含む。
【0008】
上記の技術案において、前記方法は、さらに、前記端末が受信した第1のシグナリングに基づいて、前記第2の反射サービス品質機能の更新が必要であると確定することを含む。
【0009】
上記の技術案において、前記第1のシグナリングは、無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)シグナリングである。
【0010】
上記の技術案において、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確定することは、
前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第2の反射サービス品質機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記端末が前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定することを含む。
【0011】
上記の技術案において、前記方法は、さらに、
前記端末が受信したRQI情報に基づいて、タイマーを起動することを含む。
【0012】
上記の技術案において、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確定することは、
前記端末が、前記RQIが含まれるSDAPデータを受信した場合、前記タイマーが動作状態にあるかどうかに基づいて、前記第2のマッピング関係の更新が必要であるかどうかを確定することを含む。
【0013】
上記の技術案において、前記タイマーが動作状態にあるかどうかに基づいて、前記第2のマッピング関係の更新が必要であるかどうかを確定することは、
前記タイマーが動作状態にある場合、前記端末が前記第2のマッピング関係の更新が必要でないと確定することを含む。
【0014】
上記の技術案において、前記タイマーが動作状態にあるかどうかに基づいて、前記第2のマッピング関係の更新が必要であるかどうかを確定することは、
前記タイマーがタイムアウトした場合、前記端末が前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定することを含む。
【0015】
上記の技術案において、前記方法は、さらに、
前記タイマーがタイムアウトした後、前記端末が前記第2のマッピング関係を削除することを含む。
【0016】
本発明の実施例は、また、端末を提供し、前記端末は、受信ユニット及び確定ユニットを含み、ここで、
前記受信ユニットは、SDAPデータを受信するように構成され、
前記確定ユニットは、前記受信ユニットにより受信された前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確定するように構成され、前記マッピング関係は、第1のマッピング関係及び/又は第2のマッピング関係を含み、前記第1のマッピング関係は、第1の反射サービス品質機能に対応するIPストリームとQoSストリームのマッピング関係を示し、前記第2のマッピング関係は、第2の反射サービス品質機能に対応するQoSストリームとDRBとのマッピング関係を示す。
【0017】
上記の技術案において、前記確定ユニットは、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第1の反射サービス品質機能と前記第2の反射サービス品質機能がともにアクティブ状態にあることを示す場合、前記第1のマッピング関係と前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定するように構成される。
【0018】
上記の技術案において、前記確定ユニットは、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第1の反射サービス品質機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記第1のマッピング関係の更新が必要であると確定するように構成される。
【0019】
上記の技術案において、前記受信ユニットは、さらに、第1のシグナリングを受信するように構成され、
前記確定ユニットは、さらに、前記受信ユニットにより受信された前記第1のシグナリングに基づいて、前記第2の反射サービス品質機能の更新が必要であると確定するように構成される。
【0020】
上記の技術案において、前記第1のシグナリングは、RRCシグナリングである。
【0021】
上記の技術案において、前記確定ユニットは、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第2の反射サービス品質機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定するように構成される。
【0022】
上記の技術案において、前記端末は、さらに、起動ユニットを含み、
前記受信ユニットは、さらに、RQI情報を受信するように構成され、
前記起動ユニットは、前記受信ユニットにより受信された前記RQI情報に基づいて、タイマーを起動するように構成される。
【0023】
上記の技術案において、前記確定ユニットは、前記受信ユニットが前記RQIが含まれるSDAPデータを受信した場合、前記タイマーが動作状態にあるかどうかに基づいて、前記第2のマッピング関係の更新が必要であるかどうかを確定するように構成される。
【0024】
上記の技術案において、前記確定ユニットは、前記タイマーが動作状態にある場合、前記第2のマッピング関係の更新が必要でないと確定するように構成される。
【0025】
上記の技術案において、前記確定ユニットは、前記タイマーがタイムアウトした場合、前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定するように構成される。
【0026】
上記の技術案において、前記端末は、前記タイマーがタイムアウトした後、前記第2のマッピング関係を削除するように構成される更新ユニットを含む。
【0027】
本発明の実施例は、本発明の実施例による情報指示方法のステップを実行するためにプロセッサによって実行されるコンピュータ命令を記憶したコンピュータ記憶媒体も提供する。
【0028】
本発明の実施例は、データを伝送する通信コンポーネントと、メモリと、前記メモリに記憶され、前記メモリ上で動作するコンピュータプログラムとを備える端末を提供し、前記プロセッサが、前記プログラムを実行することにより、本発明の情報指示方法のステップを実現する。
【0029】
本発明の実施例の情報指示方法、端末及びコンピューター記憶媒体によって、端末は、SDAPデータを受信し、前記SDAPデータのヘッダにおけるRQI情報に基づいて、更新が必要であるマッピング関係を確定し、前記マッピング関係は、第1のマッピング関係及び/又は第2のマッピング関係を含み、前記第1のマッピング関係は、第1の反射サービス品質機能に対応するIPストリームとQoSストリームとのマッピング関係を示し、前記第2のマッピング関係は、第2の反射サービス品質機能に対応するQoSストリームとDRBとのマッピング関係を示す。本発明の実施例の技術的解決策を用いて、RQIに基づいて第1のマッピング関係及び/又は第2のマッピング関係の更新の必要性を確定することができる情報指示方法を提案する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】本発明の実施例における情報指示方法のフローチャートである。
【
図2】本発明の実施例における端末の構成図である。
【
図3】本発明の実施例における端末の他の構成図である。
【
図4】本発明の実施例における端末の他の構成図である。
【
図5】本発明の実施例における端末のハードウェア構成の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明を具体的な実施例に基づいてさらに詳細に説明する。
【0032】
実施例一
本発明の実施例は、情報指示方法を提供する。
図1は本発明の実施例における情報指示方法のフローチャートであり、
図1に示すように、前記方法は、ステップ101~102を含含む。
【0033】
ステップ101において、端末がSDAPデータを受信する。
【0034】
ステップ102において、前記端末が前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確認し、前記マッピング関係は、第1のマッピング関係及び/又は第2のマッピング関係を含み、前記第1のマッピング関係は、第1の反射サービス品質機能に対応するIPストリームとQoSストリームとのマッピング関係を示し、前記第2のマッピング関係は、第2の反射サービス品質機能に対応するQoSストリームとDRBとのマッピング関係を示す。
【0035】
この実施例において、反射サービス品質(Reflective QoS)機能は、第1の反射サービス品質機能と第2の反射サービス品質機能を含む。この実施例において、第1の反射サービス品質機能は、NAS Reflective QoS機能であり、第2の反射サービス品質機能は、AS Reflective QoS機能である。第1の反射サービス品質機能は、IPストリームとQoSストリームとのマッピング関係に対応し、第2の反射サービス品質機能は、QoSストリームとDRBとのマッピング関係に対応する。
【0036】
この実施例では、RQI情報はSDAPデータのヘッダに1ビットを占め、この1ビットで更新が必要なマッピング関係を示す。一実施例として、このビットが1である場合、すなわち、RQI情報が1である場合、マッピング関係を更新する必要があることを示すことができ、これに対応し、このビットが0の場合、すなわちRQI情報が0の場合には、マッピング関係の更新が不要であることを示す。もちろん、その逆でもよく、ビットが0の場合、すなわちRQI情報が0の場合、マッピング関係を更新する必要があることを示し、本発明の実施例ではこれに限定されない。
【0037】
第1の実施例として、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確定することは、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第1の反射サービス品質機能と前記第2の反射サービス品質機能がともにアクティブ状態にあることを示す場合、前記端末が前記第1のマッピング関係と前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定することを含む。
【0038】
具体的には、この実施例では、RQI情報が1である場合にマッピング関係の更新が必要であることを示し、RQI情報が1である場合に第1の反射サービス品質機能及び第2の反射サービス品質機能が共にアクティブであることを示し、第1の反射サービス品質機能及び第2の反射サービス品質機能が共にアクティブである場合に第1の反射サービス品質機能に対応するIPストリームとQoSストリームとのマッピング関係が変更され、第2の反射サービス品質機能に対応するQoSストリームとDRBとのマッピング関係も変更される可能性があり、端末は、第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係の更新、すなわち、IPストリームとQoSストリームとのマッピング関係の更新、及びQoSストリームとDRBとのマッピング関係の更新が必要であると判定する。
【0039】
第2の実施例として、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確定することは、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第1の反射サービス品質機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記端末が前記第1のマッピング関係の更新が必要であると確定することを含む。
【0040】
具体的には、この実施例では、RQI情報が1である場合にマッピング関係を更新する必要があることを示す例に挙げ、RQI情報が1である場合、第1の反射サービス品質機能がアクティブ状態であることを示し、第1の反射サービス品質機能がアクティブ状態である場合、第1の反射サービス品質機能に対応するIPストリームとQoSストリームとのマッピング関係が変更される可能性があり、端末は、第1のマッピング関係を更新する必要があり、すなわち、IPストリームとQoSストリームとのマッピング関係を更新する必要があると判定する。
【0041】
さらに、前記方法は、さらに、前記端末が受信した第1のシグナリングに基づいて、前記第2の反射サービス品質機能の更新が必要であると確定することを含む。
【0042】
この実施例において、端末が第2の反射サービス品質機能を更新するかどうかは、受信した第1のシグナリングに基づいて確定する。ここで、前記第1のシグナリングはRRCシグナリングである場合、端末がRRCシグナリングを受信し、前記RRCシグナリングの指示によって、前記第2の反射サービス品質機能を更新するかどうかを確定する。
【0043】
第2の実施例として、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確定することは、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第2の反射サービス品質機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記端末が前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定することを含む。
【0044】
具体的には、この実施例では、RQI情報が1である場合にマッピング関係を更新する必要があることを示す例に挙げ、RQI情報が1である場合、第2の反射サービス品質機能がアクティブ状態であることを示し、第2の反射サービス品質機能がアクティブ状態である場合、第2の反射サービス品質機能に対応するQoSストリームとDRBとのマッピング関係が変更される可能性があり、端末は、第2のマッピング関係を更新する必要があり、すなわち、QoSストリームとDRBとのマッピング関係を更新する必要があると判定する。
【0045】
前記方法は、さらに、前記端末が受信したRQI情報に基づいて、タイマーを起動することを含む。
【0046】
前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確定することは、前記端末が、前記RQIが含まれるSDAPデータを受信した場合、前記タイマーが動作状態にあるかどうかに基づいて、前記第2のマッピング関係の更新が必要であるかどうかを確定することを含む。
【0047】
この実施例では、端末は、タイマーの状態に基づいて、第2のマッピング関係を更新する必要があるか否かを確定する。ここで、タイマーは、N3インターフェースで受信したRQI情報に基づいて起動され、N3インターフェースで受信したRQI情報がパケットのヘッダに位置している場合、端末は、パケットを受信すると、前記パケット中のRQIを抽出し、RQIに基づいてタイマーを起動する。例えば、RQIが1であれば、タイマーをスタートさせる。ここで、タイマーのタイミング時間長は、所定の規則に従って配置されてもよい。
【0048】
端末は、前記RQIが含まれるSDAPデータを受信した場合、タイマーの状態に基づいて、前記第2のマッピング関係の更新が必要であるかどうかを判断する。具体的に、前記タイマーが動作状態にあるかどうかに基づいて、前記第2のマッピング関係の更新が必要であるかどうかを確定することは、前記タイマーが動作状態にある場合、前記端末が前記第2のマッピング関係の更新が必要でないと確定することを含む、前記タイマーがタイムアウトした場合、前記端末が前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定することを含む。具体的に、前記タイマーの時間が満了する前に、端末が前記RQIを含むSDAPデータを受信すると、前記第2マッピング関係を更新する必要がないと確定し、タイマーの時間が経過した後、端末は、RQIを含むSDAPデータを受信すると、第2のマッピング関係を更新する必要があると判断する。
【0049】
さらに、前記方法は、さらに、前記タイマーがタイムアウトした後、前記端末が前記第2のマッピング関係を削除することを含む。具体的に、前記第2のマッピング関係の更新が必要である場合、前記端末が前記第2のマッピング関係を削除する。
【0050】
この実施例において、端末は、前記第1のマッピング関係を更新する必要があると判断した後、第1のマッピング関係が変更されたか否かを検出するフロー、すなわち、NAS Reflective QoSに対応するIPストリームとQoSストリームとのマッピング関係が変更されたか否かを検出するフローを実行し、これに対応し、端末は、前記第2のマッピング関係の更新が必要であると判断し後、第2のマッピング関係が変更されたか否か、すなわち、AS Reflective QoSに対応するQoSストリームとDRBとのマッピング関係が変更されたか否かを検出するフローを実行する。
【0051】
本発明の実施例に係る技術案を採用し、情報指示方式を提供し、RQIに基づいて第1のマッピング関係及び/又は第2のマッピング関係の更新の必要性を確定する。
【0052】
実施例二
本発明の実施例は、端末を提供する。
図2は本発明の実施例における端末の構成図であり、
図2に示すように、前記端末は、受信ユニット21及び確定ユニット22を含み、ここで、
前記受信ユニット21は、SDAPデータを受信するように構成され、
前記確定ユニット22は、前記受信ユニット21により受信された前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確定するように構成され、前記マッピング関係は、第1のマッピング関係及び/又は第2のマッピング関係を含み、前記第1のマッピング関係は、第1の反射サービス品質機能に対応するIPストリームとQoSストリームとマッピング関係を示し、前記第2のマッピング関係は、第2の反射サービス品質機能に対応するQoSストリームとDRBとのマッピング関係を示す。
【0053】
第1の実施例として、前記確定ユニット22は、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第1の反射サービス品質機能と前記第2の反射サービス品質機能がともにアクティブ状態にあることを示す場合、前記第1のマッピング関係と前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確認するように構成される。
【0054】
第2の実施例として、前記確定ユニット22は、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第1の反射サービス品質機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記第1のマッピング関係の更新が必要であると確定するように構成される。
【0055】
ここで、前記受信ユニット21は、さらに、第1のシグナリングを受信するように構成され、
前記確定ユニット22は、さらに、前記受信ユニット21により受信された前記第1のシグナリングに基づいて、前記第2の反射サービス品質機能の更新が必要であると確定するように構成される。
【0056】
ここで、前記第1のシグナリングはRRCシグナリングである。
【0057】
第3の実施例として、前記確定ユニット22は、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第2の反射サービス品質機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定するように構成される。
【0058】
図3は、本発明の実施例における端末他の構成図であり、
図3に示すように、前記端末は、さらに、起動ユニット23を含み、
前記受信ユニット21は、さらに、RQI情報を受信するように構成され、
前記起動ユニット23は、前記受信ユニット21により受信された前記RQI情報に基づいて、タイマーを起動するように構成される。
【0059】
この実施例において、前記確定ユニット22は、前記受信ユニット21が前記RQIが含まれるSDAPデータを受信した場合、前記タイマーが動作状態にあるかどうかに基づいて、前記第2のマッピング関係の更新が必要であるかどうかを確定するように構成される。
【0060】
一実施例として、前記確定ユニット22は、前記タイマーが動作状態にある場合、前記第2のマッピング関係の更新が必要でないと確定するように構成される。
【0061】
一実施例として、前記確定ユニット22は、前記タイマーがタイムアウトした場合、前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定するように構成される。
【0062】
図4は本発明の実施例における端末の他の構成図であり、
図4に示すように、前記端末は、さらに、前記タイマーがタイムアウトした後、前記第2のマッピング関係を削除するように構成される更新ユニット24を含む。
【0063】
本発明の実施例において、前記端末における確定ユニット22、起動ユニット23及び更新ユニット24は、実際の応用において、中央処理装置( CPU、Central Processing Unit )、デジタル信号処理装置( DSP、Digital Signal Processor )、マイクロ制御ユニット( MCU、Microcontroller Unit )又はプログラマブルゲートアレイ( FPGA、Field-Programmable Gate Array )によって実現されてもよく、前記端末における受信ユニット21は、実用的には通信モジュール(インフラストラクチャセット、オペレーティングシステム、通信モジュール、標準化インタフェースやプロトコル等を含む)及び送受信アンテナによって実現される。
【0064】
なお、上記実施例は、情報処理を行う端末において、上記各プログラムモジュールの区分けのみを例示したものであり、実際の応用では、必要に応じて上記処理の割り当てを異なるプログラムモジュールで行い、すなわち、端末の内部構成を異なるプログラムモジュールに区分けして、上記処理の全部または一部を行うようにしてもよい。また、上記実施例による端末とキャッシュ状況報告方法の実施例は同一の概念に属し、具体的な実現過程は方法の実施例に詳細に示され、ここでその説明が省略される。
【0065】
実施例三
本発明の実施例は、端末をさらに提供する。
図5は、本発明の一実施例に係る端末のハードウェア構成を示す図であり、
図5に示すように、データ送受信を行う通信コンポーネント43と、少なくとも1つのプロセッサ41と、プロセッサ41上で実行可能なコンピュータプログラムを記憶するメモリ42とを備えている。端末内の様々な構成要素は、バスシステム44によって一緒に結合される。バスシステム44は、これらの構成要素間の接続通信を可能にするために使用されることが理解される。バスシステム44は、データバスの他に、電源バス、制御バス、ステータス信号バスを有する。ただし、説明を分かりやすくするために、
図5では、各種のバスをバスシステム44と表記している。
【0066】
メモリ42は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解される。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ( ROM、Read Only Memory )、プログラマブル読み取り専用メモリ( PROM、Programmable Read-Only Memory )、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ( EPROM、Erasable Programmable Read-Only Memory )、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ( EEPROM、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory )、磁気ランダムアクセスメモリ( FRAM、ferromagnetic random access memory )、フラッシュメモリ( Flash Memory )、磁気表面メモリ、光ディスク、または読み取り専用光ディスク( CD-ROM、Compact Disc Read-Only Memory )であってもよく、磁気表面メモリは、磁気ディスクメモリまたは磁気テープメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ( RAM、Random Access Memory )であってよい。限定ではなく例として、RAMは、スタティックランダムアクセスメモリ( SRAM、Static Random Access Memory )、シンクロナススタティックランダムアクセスメモリ( SSRAM、Synchronous Static Random Access Memory )、ダイナミックランダムアクセスメモリ( DRAM、Dynamic Random Access Memory )、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( SDRAM、Synchronous Dynamic Random Access Memory )、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( DDRSDRAM、Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory )、拡張シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( ESDRAM、Enhanced Synchronous Dynamic Random AccesS Memory )、シンクロナス接続ダイナミックランダムアクセスメモリ( SLDRAM,SyncLink Dynamic Random Access Memory )、ダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ( DRRAM、Direct Rambus Random Access Memory )など、多くの形態で利用可能である。本発明の実施例に記載されるメモリ42は、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されるが、これらに限定されない。
【0067】
上述した本発明の実施例に開示された方法は、プロセッサ41に適用されてもよく、又はプロセッサ41によって実装されてもよい。プロセッサ41は、信号の処理能力を有する集積回路チップであり得る。実装の過程で、方法のステップは、プロセッサ41内のハードウェアの集積論理回路またはソフトウェア形態の命令によって実行され得る。上記のプロセッサ41は、汎用プロセッサ、DSP、または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタロジック、個別ハードウェア構成要素などであり得る。プロセッサ41は、本発明の実施例に開示された方法、ステップ、及び論理ブロック図を実施又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、または任意の従来のプロセッサなどであり得る。本発明の実施例に関連して開示された方法のステップは、ハードウェアデコーダプロセッサ実行として直接実装され得るか、または、デコーダプロセッサ内のハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせで実行され得る。ソフトウェアモジュールは、メモリ42内の記憶媒体に配置されてもよく、プロセッサ41は、メモリ42内の情報を読み出し、ハードウェアとともに上述した方法のステップを実行する。
【0068】
例示的な実施例では、端末は、前述の方法を実行するための1つ以上のアプリケーション特定用途向け集積回路( ASIC、Application Specific Integrated Circuit )、DSP、プログラマブル論理デバイス( PLD、Programmable Logic Device )、複雑なプログラマブル論理デバイス( CPLD、Complex Programmable Logic Device )、FPGA、汎用プロセッサ、コントローラ、MCU、マイクロプロセッサ、又は他の電子素子によって実装されてもよい。
【0069】
この実施例において、前記プロセッサ41により前記プログラムを実行する場合、SDAPデータを受信し、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確認し、前記マッピング関係は、第1のマッピング関係及び/又は第2のマッピング関係を含み、前記第1のマッピング関係は、第1の反射サービス品質機能に対応するIPストリームとQoSストリームとのマッピング関係を示し、前記第2のマッピング関係は、第2の反射サービス品質機能に対応するQoSストリームとDRBとのマッピング関係を示す。
【0070】
一実施例として、前記プロセッサ41により前記プログラムを実行する場合、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第1の反射サービス品質機能と前記第2の反射サービス品質機能がともにアクティブ状態にあることを示す場合、前記第1のマッピング関係と前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定する。
【0071】
一実施例として、前記プロセッサ41により前記プログラムを実行する場合、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第1の反射サービス品質機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記第1のマッピング関係の更新が必要であると確定する。
【0072】
ここで、前記プロセッサ41により前記プログラムを実行する場合、受信した第1のシグナリングに基づいて、前記第2の反射サービス品質機能の更新が必要であると確定する。
【0073】
ここで、前記第1のシグナリングはRRCシグナリングである。
【0074】
一実施例として、前記プロセッサ41により前記プログラムを実行する場合、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第2の反射サービス品質機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記端末が前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定する。
【0075】
ここで、前記プロセッサ41により前記プログラムを実行する場合、受信したRQI情報に基づいて、タイマーを起動する。
【0076】
この実施例において、前記プロセッサ41により前記プログラムを実行する場合、前記RQIが含まれるSDAPデータを受信した場合、前記タイマーが動作状態にあるかどうかに基づいて、前記第2のマッピング関係の更新が必要であるかどうかを確定する。
【0077】
一実施例として、前記プロセッサ41により前記プログラムを実行する場合、前記タイマーが動作状態にある場合、前記第2のマッピング関係の更新が必要でないと確定する。
【0078】
他の実施例として、前記プロセッサ41により前記プログラムを実行する場合、前記タイマーがタイムアウトした場合、前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定する。
【0079】
一実施例として、前記プロセッサ41により前記プログラムを実行する場合、前記タイマーがタイムアウトした後、前記第2のマッピング関係を削除する。
【0080】
実施例四
本発明の実施例は、例えば、
図5に示されるコンピュータプログラムを記憶したメモリ42を含むコンピュータ記憶媒体をさらに提供し、上記コンピュータプログラムは、装置のプロセッサ41によって実行されて、上記方法のステップを実現することができる。コンピュータ記憶媒体は、FRAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、Flash Memory、磁気表面メモリ、光ディスク、又はCD-ROMなどのメモリであってもよく、これらのメモリを1つ又は任意の組み合わせを含む種々のデバイスであってもよい。
【0081】
この実施例において、本願の実施例に係るコンピューター記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、SDAPデータを受信し、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報に基づいて、更新される必要があるマッピング関係を確定し、前記マッピング関係は、第1のマッピング関係及び/又は第2のマッピング関係を含み、前記第1のマッピング関係は、第1の反射サービス品質機能に対応するIPストリームとQoSストリームとのマッピング関係を示し、前記第2のマッピング関係は、第2の反射サービス品質機能に対応するQoSストリームとDRBとのマッピング関係を示す。
【0082】
一実施例として、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第1の反射サービス品質機能と前記第2の反射サービス品質機能がともにアクティブ状態にあることを示す場合、前記第1のマッピング関係と前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定する。
【0083】
一実施例として、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第1の反射サービス品質機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記第1のマッピング関係の更新が必要であると確定する。
【0084】
ここで、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、受信した第1のシグナリングに基づいて、前記第2の反射サービス品質機能の更新が必要であると確定する。
【0085】
ここで、前記第1のシグナリングは、RRCシグナリングである。
【0086】
一実施例として、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、前記SDAPデータのヘッダー内のRQI情報が、前記第2の反射サービス品質機能がアクティブ状態にあることを示す場合、前記端末が前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定する。
【0087】
ここで、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、受信したRQI情報に基づいて、タイマーを起動する。
【0088】
この実施例において、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、前記RQIが含まれるSDAPデータを受信した場合、前記タイマーが動作状態にあるかどうかに基づいて、前記第2のマッピング関係の更新が必要であるかどうかを確定する。
【0089】
一実施例として、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、前記タイマーが動作状態にある場合、前記第2のマッピング関係の更新が必要でないと確定する。
【0090】
他の実施例として、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、前記タイマーがタイムアウトした場合、前記第2のマッピング関係の更新が必要であると確定する。
【0091】
一実施例として、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、前記タイマーがタイムアウトした後、前記第2のマッピング関係を削除する。
【0092】
本明細書で提供されるいくつかの実施例では、開示される端末および方法は、他の方法で実現されてもよいことが理解されるべきである。なお、以上の装置の実施例はあくまでも一例であり、例えば、装置の分割、論理的機能の分割などは、実際の実施に際しては、これら複数の装置や構成要素を組み合わせたり、他のシステムに統合したり、あるいは、一部の構成要素を省略したり、省略したりすることが可能である。さらに、図示又は説明された構成要素は、電気的、機械的、又は他の形態の、いくつかのインターフェース、装置又はユニットを介した、互いに、又は直接的に、又は通信的に、間接的な結合又は通信的な接続を有し得る。
【0093】
上記分離手段として説明したユニットは、物理的に分離していても、あるいは分離していなくてもよく、ユニットとして表示されるユニットは、物理的ユニットであっても、あるいは物理的ユニットでなくてもよく、すなわち一箇所にあっても、複数のネットワークユニットに分散していてもよい。また、この実施例の目的を達成する手段の一部又は全部を、必要に応じて選択することができる。
【0094】
また、本発明の各実施例における各機能部は、全てが1つの処理部に集積されていてもよいし、各部がそれぞれ単独で1つのユニットとして構成されていてもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されていてもよいし、上記の統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実現されてもよいし、ハードウェア及びソフトウェア機能ユニットの形態で実現されてもよい。
【0095】
当業者であれば、上述の方法の実施例を実現するステップの全部または一部は、プログラム命令に係るハードウェアによって実現されてもよく、また、上述のプログラムは、実行時に、上述の方法の実施例を含むステップを実行するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよく、また、上述の記憶媒体は、プログラムコードを記憶可能な、リムーバブル記憶装置、ROM、RAM、磁気ディスク、光ディスクなどの様々な媒体を含んでもよい。
【0096】
あるいは、本発明の上記一体化されたユニットは、ソフトウェア機能ブロックの形で実現され、独立した製品として販売または使用される場合、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本発明の実施例の技術的解決策の本質または従来技術に寄与する部分は、本発明の様々な実施例による方法の全てまたは一部を1つのコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであり得る)に実行させるための複数の命令を含む1つの記憶媒体に記憶されたソフトウェア製品の形態で具現化され得る。なお、前記記憶媒体には、可搬型記憶装置、ROM、RAM、磁気ディスク、光ディスク等のプログラムコードを記憶可能な種々の媒体が含まれる。
【0097】
以上、本発明の具体的な実施例について説明したが、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではなく、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的範囲内で容易に変更や置換をなし得ることは自明である。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲を基準とするものとする。