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特許7150111上り制御チャネルの伝送方法、ネットワークデバイス及び端末デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-29
(45)【発行日】2022-10-07
(54)【発明の名称】上り制御チャネルの伝送方法、ネットワークデバイス及び端末デバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20220930BHJP
【FI】
H04W72/04 136
H04W72/04 132
H04W72/04 131
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021131283
(22)【出願日】2021-08-11
(62)【分割の表示】P 2019536097の分割
【原出願日】2017-01-05
(65)【公開番号】P2021192516
(43)【公開日】2021-12-16
【審査請求日】2021-08-11
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】リン、ヤナン
(72)【発明者】
【氏名】シュ、ファ
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0295577(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークデバイスが第1の下り周波数領域の制御領域において下り制御チャネルを端末デバイスに送信することと、
前記ネットワークデバイスが少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の前記第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記端末デバイスにより送信された上り制御チャネルを受信することとを含み、
前記下り制御チャネルには第1の構成情報が含まれ、前記第1の構成情報は、前記端末デバイスが上り制御チャネルに使用する前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の情報を前記ネットワークデバイスに送信するように動的に指示するために用いられ、
前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの前記第1の上り周波数領域の制御領域内の周波数領域位置は、前記第1の下り周波数領域の制御領域に基づいて確定されたものであり、
前記下り制御チャネルには第2の構成情報がさらに含まれ、前記第2の構成情報は、第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、
前記ネットワークデバイスが前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の前記第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記端末デバイスにより送信された上り制御チャネルを受信することは、
前記ネットワークデバイスが前記少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの対応する前記第1の上り周波数領域の制御領域内の前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記端末デバイスにより送信された前記上り制御チャネルを受信することを含み、
前記ネットワークデバイスが第1の下り周波数領域の制御領域において下り制御チャネルを端末デバイスに送信することは、
前記ネットワークデバイスが第1の下り時間領域スケジューリングユニットの前記第1の下り周波数領域の制御領域において、前記端末デバイスに下り制御チャネルを送信することを含み、
前記第2の構成情報は、前記少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの各前記第1の上り周波数領域の制御領域が前記第1の下り時間領域スケジューリングユニットに対するオフセット量の情報を含み、
前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの各前記第1の上り周波数領域の制御領域内の位置は、前記第1の下り周波数領域の制御領域の前記第1の下り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置に基づいて確定されたものである
ことを特徴とする上り制御チャネルの伝送方法。
【請求項2】
前記第2の構成情報は、N個の前記第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、前記第1の構成情報は、N個の前記第1の上り周波数領域の制御領域を示し、各前記第1の上り周波数領域の制御領域が1つの前記第1の上り時間領域スケジューリングユニット内に位置し、任意の2つの前記第1の上り周波数領域の制御領域が、異なる前記第1の上り時間領域スケジューリングユニットに位置する
ことを特徴とする請求項1に記載の上り制御チャネルの伝送方法。
【請求項3】
任意の2つの前記第1の上り周波数領域の制御領域の対応する前記第1の上り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置は、同じである
ことを特徴とする請求項2に記載の上り制御チャネルの伝送方法。
【請求項4】
前記方法は、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第4の構成情報を送信することをさらに含み、
前記第4の構成情報は、前記端末デバイスが使用する可能な周波数領域範囲を示し、前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域は、前記周波数領域範囲内の上り周波数領域の制御領域である
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の上り制御チャネルの伝送方法。
【請求項5】
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第4の構成情報を送信することは、前記ネットワークデバイスが上位レイヤのシグナリング、前記下り制御チャネル、ブロードキャストチャネル又はシステム情報ブロックSIBで前記第4の構成情報を前記端末デバイスに送信することを含む
ことを特徴とする請求項4に記載の上り制御チャネルの伝送方法。
【請求項6】
第1の下り周波数領域の制御領域において、下り制御チャネルを端末デバイスに送信するように構成される送信モジュールと、
前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の前記第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記端末デバイスにより送信された上り制御チャネルを受信するように構成される受信モジュールと、を含み
前記下り制御チャネルには第1の構成情報が含まれ、前記第1の構成情報は、前記端末デバイスが上り制御チャネルに使用する少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の情報を前記ネットワークデバイスに送信するように動的に指示するために用いられ、
前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの前記第1の上り周波数領域の制御領域内の周波数領域位置は、前記第1の下り周波数領域の制御領域に基づいて確定されたものであり、
前記下り制御チャネルには第2の構成情報がさらに含まれ、前記第2の構成情報は、第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、
前記受信モジュールは、さらに、
前記少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの対応する前記第1の上り周波数領域の制御領域内の前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記端末デバイスにより送信された前記上り制御チャネルを受信するように構成され、
前記送信モジュールは、さらに、
第1の下り時間領域スケジューリングユニットの前記第1の下り周波数領域の制御領域において、前記端末デバイスに下り制御チャネルを送信するように構成され、
前記第2の構成情報は、前記少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの各前記第1の上り周波数領域の制御領域が前記第1の下り時間領域スケジューリングユニットに対するオフセット量の情報を含み、
前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの各前記第1の上り周波数領域の制御領域内の位置は、前記第1の下り周波数領域の制御領域の前記第1の下り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置に基づいて確定されたものである
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項7】
前記第2の構成情報は、N個の前記第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、前記第1の構成情報は、N個の前記第1の上り周波数領域の制御領域を示し、各前記第1の上り周波数領域の制御領域が1つの前記第1の上り時間領域スケジューリングユニット内に位置し、任意の2つの前記第1の上り周波数領域の制御領域が、異なる前記第1の上り時間領域スケジューリングユニットに位置する
ことを特徴とする請求項6に記載のネットワークデバイス。
【請求項8】
任意の2つの前記第1の上り周波数領域の制御領域の対応する前記第1の上り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置は、同じである
ことを特徴とする請求項7に記載のネットワークデバイス。
【請求項9】
前記送信モジュールは、さらに、前記端末デバイスに第4の構成情報を送信するように構成され、
前記第4の構成情報は、前記端末デバイスが使用する可能な周波数領域範囲を示し、前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域は、前記周波数領域範囲内の上り周波数領域の制御領域である
ことを特徴とする請求項6~8のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項10】
前記送信モジュールは、上位レイヤのシグナリング、前記下り制御チャネル、ブロードキャストチャネル又はシステム情報ブロックSIBで前記第4の構成情報を前記端末デバイスに送信することを含む
ことを特徴とする請求項9に記載のネットワークデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信分野に関し、具体的に、上り制御チャネルの伝送方法、ネットワークデバイス及び端末デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
長期進化(LTE:Long Term Evolution)システムにおいて、肯定(ACK:ACKnowledgement)/否定(NACK:Negative ACKnowledgement)の確認情報又は他の上り制御情報を伝送するための物理上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control CHannel)リソースは、物理下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control CHannel、)の位置により暗黙にマッピングされたものである。ある端末デバイスのPUCCHを伝送する位置は、当該端末デバイスにリソースをスケジューリングするためのPDCCHの1番目の制御チャネル要素(CCE:Control Channel Element)により決定され、ここで、各CCEがPUCCHにおいて固定のマッピング位置がそれぞれある。
【0003】
暗黙マッピング方式でPUCCH伝送のリソースを示すことで、シグナリングオーバーヘッドを節約しているが、当該方式が5Gシステムに応用される場合、多くの問題が発生する。まず、5GシステムのPUCCHが多くのサブバンドに散在され、複数の下りスロットのPDCCHが1つの上りスロットのPUCCHにマッピングされ、すべてのPDCCHリソースが各PUCCHのサブバンドにマッピングされる可能性があるため、各PUCCHのサブバンドにおいて少数のリソースが使用され、この以外の物理上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared CHannel)の伝送に使用するための時間周波数リソースがPUCCHによりバラのリソースフラグメントに分割され、この場合、PUSCHのスケジューリング複雑さが大幅に大きくなり、リソースの使用効率を下がる。また、暗黙マッピング方式は、周波数の選択性スケジューリングの性能利得を利用しないため、PUCCHの性能に影響を与える。最後、5Gシステム内の上り周波数領域リソースが変化している可能性があるため、PDCCHの伝送に使用するリソースからPUCCHの伝送に使用するリソースまでのマッピング関係が変化する可能性があり、従来のマッピング関係は、動的に調整されたリソースマッピングに適用されない。
【0004】
他の技術案として、PUCCHの伝送に使用する周波数領域リソースがPDCCHにより動的にスケジューリングされることを提案する。例えば、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリング及び/又は下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)を利用してPUCCHの伝送に使用する周波数領域リソースを明示的に示す。PUCCHの伝送に使用する周波数領域リソースをPDCCHで動的にスケジューリングする方式は、周波数の選択性スケジューリングを利用してPUCCHリンク性能を改善し、上りリソースの利用効率を向上させるが、完全の動的なスケジューリングは、ネットワークデバイスの実現の複雑さが大きくなり、シグナリングオーバーヘッドが大きくなるという課題を引き起こす。
【発明の概要】
【0005】
本願は、スケジューリングの複雑さを低減させ、シグナリングオーバーヘッドが小さくなることができる上り制御チャネルの伝送方法、ネットワークデバイス及び端末デバイスを提供する。
【0006】
第1の形態は、上り制御チャネルの伝送方法を提供し、ネットワークデバイスが第1の下り周波数領域の制御領域において下り制御チャネルを端末デバイスに送信することと、ネットワークデバイスが前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の各前記第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記端末デバイスにより送信された上り制御チャネルを受信することとを含み、前記下り制御チャネルには第1の構成情報が含まれ、前記第1の構成情報は、前記端末デバイスが上り制御チャネルに使用する少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域を前記ネットワークデバイスに送信するように動的に指示するために用いられ、前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの前記第1の上り周波数領域の制御領域内の周波数領域位置は、前記第1の下り周波数領域の制御領域に基づいて確定されたものである。
【0007】
第1の形態における上り制御チャネルの伝送方法は、第1の構成情報で上り周波数領域の制御領域を指示し、下り周波数領域の制御領域の位置に基づいて、上り制御チャネルを伝送するための上り周波数領域スケジューリングユニットの上り周波数領域の制御領域内の位置を確定し、動的なスケジューリングと暗黙指示との組合せ方式を採用して、上り制御チャネルを伝送する周波数領域リソースを確定することで、PUSCHのスケジューリング複雑さを低減させ、シグナリングオーバーヘッドが小さくなり、ネットワークデバイスのスケジューリング複雑さが低くなる。
【0008】
第1の形態の実現可能な方式において、前記下り制御チャネルには第2の構成情報がさらに含まれ、前記第2の構成情報は、少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、前記ネットワークデバイスが前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の各前記第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記端末デバイスにより送信された上り制御チャネルを受信することは、前記ネットワークデバイスが前記少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの対応する前記第1の上り周波数領域の制御領域内の前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記端末デバイスにより送信された前記上り制御チャネルを受信することを含む。
【0009】
第1の形態の実現可能な方式において、前記ネットワークデバイスが第1の下り周波数領域の制御領域において下り制御チャネルを端末デバイスに送信することは、前記ネットワークデバイスが第1の下り時間領域スケジューリングユニットの前記第1の下り周波数領域の制御領域において、前記端末デバイスに下り制御チャネルを送信することを含み、前記第2の構成情報は、前記少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの各前記第1の上り周波数領域の制御領域が前記第1の下り時間領域スケジューリングユニットに対するオフセット量の情報を含む。
【0010】
第1の形態の実現可能な方式において、前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの各前記第1の上り周波数領域の制御領域内の位置は、前記第1の下り周波数領域の制御領域の前記第1の下り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置に基づいて確定されたものである。
【0011】
第1の形態の実現可能な方式において、前記第2の構成情報は、N個の前記第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、前記第1の構成情報は、N個の前記第1の上り周波数領域の制御領域を示し、各前記第1の上り周波数領域の制御領域が1つの前記第1の上り時間領域スケジューリングユニット内に位置し、任意の2つの前記第1の上り周波数領域の制御領域が、異なる前記第1の上り時間領域スケジューリングユニットに位置し、任意の2つの前記第1の上り周波数領域の制御領域の対応する前記第1の上り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置は、同じである。
【0012】
第1の形態の実現可能な方式において、前記方法は、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第3の構成情報を送信することをさらに含み、前記第3の構成情報は、前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の各前記第1の上り周波数領域の制御領域の前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの開始周波数領域位置を確定するための情報を示す。
【0013】
第1の形態の実現可能な方式において、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第3の構成情報を送信することは、前記ネットワークデバイスが上位レイヤのシグナリング、前記下り制御チャネル、ブロードキャストチャネル又はシステム情報ブロックSIBで前記第3の構成情報を前記端末デバイスに送信することを含む。
【0014】
第1の形態の実現可能な方式において、前記方法は、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第4の構成情報を送信することをさらに含み、前記第4の構成情報は、前記端末デバイスが使用する可能な周波数領域範囲を示し、前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域は、前記周波数領域範囲内の上り周波数領域の制御領域である。
【0015】
第1の形態の実現可能な方式において、前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第4の構成情報を送信することは、前記ネットワークデバイスが上位レイヤのシグナリング、前記下り制御チャネル、ブロードキャストチャネル又はシステム情報ブロックSIBで前記第4の構成情報を前記端末デバイスに送信することを含む。
【0016】
第2の形態は、上り制御チャネルの伝送方法を提供し、端末デバイスが第1の下り周波数領域の制御領域において、ネットワークデバイスにより送信された下り制御チャネルを受信することと、前記端末デバイスが前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の各前記第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記ネットワークデバイスに上り制御チャネルを送信することとを含み、前記下り制御チャネルには第1の構成情報が含まれ、前記第1の構成情報は、前記端末デバイスが上り制御チャネルに使用する少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域を前記ネットワークデバイスに送信するように動的に指示するために用いられ、前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの前記第1の上り周波数領域の制御領域内の周波数領域位置は、前記第1の下り周波数領域の制御領域に基づいて確定されたものである。
【0017】
第2の形態の実現可能な方式において、前記下り制御チャネルには第2の構成情報がさらに含まれ、前記第2の構成情報は、少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、前記端末デバイスが前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の各前記第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記ネットワークデバイスに上り制御チャネルを送信することは、前記端末デバイスが前記少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの対応する前記第1の上り周波数領域の制御領域内の前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記ネットワークデバイスに前記上り制御チャネルを送信することを含む。
【0018】
第2の形態の実現可能な方式において、前記端末デバイスが第1の下り周波数領域の制御領域において、ネットワークデバイスにより送信された下り制御チャネルを受信することは、前記端末デバイスが第1の下り時間領域スケジューリングユニットの前記第1の下り周波数領域の制御領域において、前記ネットワークデバイスにより送信された下り制御チャネルを受信することを含み、前記第2の構成情報は、前記少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの各前記第1の上り周波数領域の制御領域が前記第1の下り時間領域スケジューリングユニットに対するオフセット量の情報を含む。
【0019】
第2の形態の実現可能な方式において、前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの各前記第1の上り周波数領域の制御領域内の位置は、前記第1の下り周波数領域の制御領域の前記第1の下り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置に基づいて確定されたものである。
【0020】
第2の形態の実現可能な方式において、前記第2の構成情報は、N個の前記第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、前記第1の構成情報は、N個の前記第1の上り周波数領域の制御領域を示し、各前記第1の上り周波数領域の制御領域が1つの前記第1の上り時間領域スケジューリングユニット内に位置し、任意の2つの前記第1の上り周波数領域の制御領域が、異なる前記第1の上り時間領域スケジューリングユニットに位置し、任意の2つの前記第1の上り周波数領域の制御領域の対応する前記第1の上り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置は、同じである。
【0021】
第2の形態の実現可能な方式において、前記方法は、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスにより送信された第3の構成情報を受信することをさらに含み、前記第3の構成情報は、前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の各前記第1の上り周波数領域の制御領域の前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの開始周波数領域位置を確定するための情報を示す。
【0022】
第2の形態の実現可能な方式において、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスにより送信された第3の構成情報を受信することは、前記端末デバイスが上位レイヤのシグナリング、前記下り制御チャネル、ブロードキャストチャネル又はシステム情報ブロックSIBで前記ネットワークデバイスにより送信された前記第3の構成情報を受信することを含む。
【0023】
第2の形態の実現可能な方式において、前記方法は、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスにより送信された第4の構成情報を受信することをさらに含み、前記第4の構成情報は、前記端末デバイスが使用する可能な周波数領域範囲を示し、前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域は、前記周波数領域範囲内の上り周波数領域の制御領域である。
【0024】
第2の形態の実現可能な方式において、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスにより送信された第4の構成情報を受信することは、前記端末デバイスが上位レイヤのシグナリング、前記下り制御チャネル、ブロードキャストチャネル又はシステム情報ブロックSIBで前記ネットワークデバイスにより送信された前記第4の構成情報を受信することを含む。
【0025】
第3の形態は、第1の形態又は第1の形態の任意の実現可能な方式の方法のモジュールを含むネットワークデバイスを提供する。
【0026】
第4の形態は、プロセッサ、メモリ及び送受信機を含むネットワークデバイスを提供して、第1の形態又は第1の形態の任意の実現可能な方式の方法を実行する。
【0027】
第5の形態は、第2の形態又は第2の形態の任意の実現可能な方式の方法のモジュールを含む端末デバイスを提供する。
【0028】
第6の形態は、プロセッサ、メモリ及び送受信機を含む端末デバイスを提供して、第2の形態又は第2の形態の任意の実現可能な方式の方法を実行する。
【0029】
第7の形態は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供し、コンピュータプログラムを記憶し、当該コンピュータプログラムは、第1の形態又は第1の形態の任意の実現可能な方式の方法を実現するための命令を含む。
【0030】
第8の形態は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供し、コンピュータプログラムを記憶し、当該コンピュータプログラムは、第2の形態又は第2の形態の任意の実現可能な方式の方法を実現するための命令を含む。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】本発明の実施例に応用される通信システムの模式図である。
図2】本発明の実施例における上り制御チャネルの伝送方法のフローチャートである。
図3】本発明の実施例における上り制御チャネルの伝送方法の模式図である。
図4】本発明の他の実施例における上り制御チャネルの伝送方法の模式図である。
図5】本発明の他の実施例における上り制御チャネルの伝送方法の模式図である。
図6】本発明の他の実施例における上り制御チャネルの伝送方法の模式図である。
図7】本発明の他の実施例における上り制御チャネルの伝送方法の模式図である。
図8】本発明の他の実施例における上り制御チャネルの伝送方法のフローチャートである。
図9】本発明の実施例におけるネットワークデバイスのブロック図である。
図10】本発明の他の実施例におけるネットワークデバイスのブロック図である。
図11】本発明の実施例における端末デバイスのブロック図である。
図12】本発明の他の実施例における端末デバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、図面に基づいて、本発明の実施例に係る技術案を説明する。
【0033】
図1は本発明の実施例における通信システムの模式図を示す。図1に示すように、ネットワーク100は、ネットワークデバイス102及び端末デバイス104、106、108、110、112、114を含み、ここで、ネットワークデバイスと端末デバイスは無線により接続される。なお、図1は、1つのネットワークデバイスを例として説明するが、本発明の実施例はこれに限定しなく、例えば、複数のネットワークデバイスであってもよく、同様、複数の端末デバイス、他のデバイスを含むことができる。
【0034】
本発明は端末デバイスに基づいて各実施例を説明する。端末デバイスは、ユーザデバイス(UE:User Equipment)、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザ局、移動局、移動台、リモート局、リモート端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント又はユーザ装置であってもよい。アクセス端末は、携帯電話、移動電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)局、PDA(Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えるハンドヘルド機器、コンピューティング装置、無線モデムに接続される他の処理デバイス、車載機器、ウェアラブル機器、未来の5Gネットワークの端末デバイス又は未来のPLMN(Public Land Mobile Network)ネットワーク内の端末デバイス等であってもよい。
【0035】
本発明はネットワークデバイスに基づいて各実施例を説明する。ネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するデバイスであってもよく、GSM又はCDMAのBTS(Base Transceiver Station)、WCDMAシステムの基地局(NodeB)LTEシステムの進化型の基地局(eNB又はeNodeB:Evolutional NodeB)、CRAN(Cloud Radio Access Network、)の無線コントローラ、中継局、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、未来の5Gネットワークのネットワークデバイス、未来の進化のPLMNネットワークのネットワークデバイス等であってもよい。
【0036】
通信システムにおいて、2つの種類の制御チャネルがあり、1つが共通制御チャネルであり、もう1つが端末デバイス構成(UE-specific)制御チャネルである。共通制御チャネルは、全ての端末デバイス又は一部の端末デバイスに共通情報を伝送するための制御チャネルである。端末デバイス構成制御チャネルは、指定された端末デバイスと関連制御情報を伝送するための制御チャネルであり、例えば、データ伝送に関する構成信号などである。本発明の実施例に係る技術案は、端末デバイス構成制御チャネル内の上り制御チャネルを伝送するために用いられる。
【0037】
通信システムにおいて、制御領域を制御リソースセット(control resource set)と呼び、上り及び下りによって、上り制御領域及び下り制御領域に分ける。4Gシステムとの相違点は、5Gシステムにおいて、制御領域が時間周波数の次元により分けることでなく、時間領域と周波数領域の2つの次元により分け、時間領域制御領域と周波数領域の制御領域を別々に考える。
【0038】
周波数領域の制御領域は、システムの帯域幅全体でなく、その一部の周波数領域リソースに亘っている。周波数領域の制御領域は、周波数領域に連続又は非連続するいくつかの物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)又はリソースブロック(RB:Resource Block)からなる。PRB又はRBは、周波数領域において最小のスケジューリングユニットであり、周波数領域スケジューリングユニットとも呼ぶ。なお、PRB又はRBの以外、周波数領域スケジューリングユニットは、他の粒度の周波数領域ユニットであってよく、本発明の実施例はこれに限定しない。時間領域制御領域は、時間領域に連続又は非連続するいくつかの時間領域スケジューリングユニットからなる。時間領域スケジューリングユニットは、時間領域において最小のスケジューリングユニットであり、例えば、スロット、サブフレーム、フレーム又は1つ又は複数の直交周波数分割(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)符号などである。
【0039】
1つの制御チャネルは、1つの又はいくつかの制御チャネル要素(CCE:Control Channel Element)によって伝送され、例えば、1、2、4、8、・・・個の制御チャネル要素により伝送され、制御チャネル要素の集約レベル(CCE Aggregation Level)と呼ぶ。1つの制御チャネル要素は、いくつかの制御リソースユニット(control resource unit)からなり、1つの制御リソースユニットは、周波数領域において1つのPRBと時間領域において1つのスロット(又はいくつかのOFDM符号)からなる1つの時間周波数リソース(time-frequency resource)であり、制御チャネルの伝送に使用する最小のリソースユニットとみなす。
【0040】
特定の下り時間領域制御領域と下り周波数領域の制御領域とは、下り時間周波数領域を構成する。下り時間周波数領域は、下り時間領域リソース及び下り周波数領域リソースの以外、さらに、特定のコード領域リソース及び/又はビーム領域リソースを含み、異なる下り時間周波数領域は、時間領域、周波数領域、コード領域及び/又はビーム領域に一部が重なってもよく、本発明の実施例はこれを限定しない。同様、特定の上り時間領域制御領域と上り周波数領域の制御領域とは、上り時間周波数領域を構成する。上り時間周波数領域は、上り時間領域リソース及び上り周波数領域リソースの以外、さらに、特定のコード領域リソース及び/又はビーム領域リソースを含み、異なる上り時間周波数領域は、時間領域、周波数領域、コード領域及び/又はビーム領域に一部が重なってもよく、本発明の実施例はこれを限定しない。
【0041】
なお、本発明の各実施例における位置において、例えば、上り周波数領域スケジューリングユニットの位置は、当該上り周波数領域スケジューリングユニットの対応する上り周波数領域の制御領域内の相対位置であり、下り周波数領域の制御領域の位置は、当該下り周波数領域の制御領域の対応する下り時間領域スケジューリングユニットの全ての周波数領域の制御領域内の相対位置である。上り制御チャネルの位置は、時間領域、周波数領域、コード領域及びビーム領域の具体的な位置であってもよく、本発明の各実施例は、時間領域及び周波数領域を注目する。
【0042】
なお、通常、上り時間周波数リソース内の上り制御チャネルの伝送に使用しない時間周波数リソースは、上り数据の伝送に使用してもよい。
【0043】
図2は本発明の実施例における上り制御チャネルの伝送方法200のフローチャートである。方法200がネットワークデバイスにより実行され、当該方法は、S210~S220を含む。
【0044】
S210において、ネットワークデバイスが第1の下り周波数領域の制御領域において下り制御チャネルを端末デバイスに送信し、下り制御チャネルには第1の構成情報が含まれ、第1の構成情報は、端末デバイスがネットワークデバイスに上り制御チャネルに使用する少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域を送信するように指示するために用いられる。
【0045】
S220において、ネットワークデバイスが少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の各第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、端末デバイスにより送信された上り制御チャネルを受信し、第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの第1の上り周波数領域の制御領域内の周波数領域位置は、第1の下り周波数領域の制御領域に基づいて確定されたものである。
【0046】
本発明の実施例における上り制御チャネルの伝送方法は、第1の構成情報で上り周波数領域の制御領域を指示し、下り周波数領域の制御領域の位置に基づいて、上り制御チャネルを伝送するための上り周波数領域スケジューリングユニットの上り周波数領域の制御領域内の位置を確定し、動的なスケジューリングと暗黙指示との組合せ方式を採用して、上り制御チャネルを伝送する周波数領域リソースを確定することで、PUSCHのスケジューリング複雑さを低減させ、シグナリングオーバーヘッドが小さくなり、ネットワークデバイスのスケジューリング複雑さが低くなる。
【0047】
なお、本発明の実施例における少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域は、同じ上り時間領域スケジューリングユニットが位置してもよく、異なる上り時間領域スケジューリングユニットが位置してもよく、一部の第1の上り周波数領域の制御領域は、同じ上り時間領域スケジューリングユニットが位置し、他の部分は、他の上り時間領域スケジューリングユニットが位置してもよく、本発明の実施例は、以下に詳しく説明する。
【0048】
本発明の各実施例において、上り周波数領域の制御領域が第1の構成情報により動的にスケジューリングされ、ネットワークデバイスは、現在の各周波数帯のチャネル状況に応じて、上り周波数領域の制御領域を柔軟に選定することができる。1つの周波数帯(1つの上り周波数領域の制御領域)において、各上り周波数領域スケジューリングユニットのチャネル状況の差分が大きくないため、動的なスケジューリングを行わず、下り制御チャネルの下り周波数領域の制御領域の位置を送信してマッピングを暗黙に行う。
【0049】
なお、本発明の実施例は、完全の暗黙指示方式を使用しなく、従来の暗黙指示方式のように、上り制御チャネルを伝送する可能性がある全ての周波数リソースを上り周波数領域の制御領域として設定することなく、この場合、リソースを節約し、リソースの使用効率を向上させる。なお、周波数の選択性スケジューリングを利用して上り制御チャネルのリンク性能を向上するために、上り周波数領域の制御領域が占用する周波数帯は、システムの要求に応じて柔軟に調整されることができる。例えば、上り周波数領域の制御領域が動作の周波数帯の全体にできるだけ均一に散在されて、周波数の選択性スケジューリングを利用して上り制御チャネルのリンク性能を向上させることができる。
【0050】
以下、応用シーンに基づいて本発明の実施例における上り制御チャネルの伝送方法を説明する。
【0051】
図3は本発明の実施例における上り制御チャネルの伝送方法の模式図である。この応用シーンにおいて、図3に示すように、システムの1つの下り時間領域スケジューリングユニット(例えば下りスロット)が1つの上り時間領域スケジューリングユニット(例えば上りスロット)に対応する。この場合、上り制御チャネルを伝送するためのリソースが必ず上り時間領域スケジューリングユニットに位置し、リソースの周波数領域位置を確定すればよい。
【0052】
例えば、下りスロットには、S(S=4)個の下り周波数領域の制御領域、即ち下り周波数領域の制御領域1、下り周波数領域の制御領域2、下り周波数領域の制御領域3及び下り周波数領域の制御領域4が含まれる。ネットワークデバイスは、4つの下り周波数領域の制御領域のうちの下り周波数領域の制御領域s(s=3)において端末デバイスに下り制御チャネルを送信する。図3に2つの端末デバイス、端末デバイス1及び端末デバイス2を示し、その下り制御チャネルは、下り周波数領域の制御領域3で送信する。
【0053】
例えば、上りスロットにはT(T=3)個の上り周波数領域の制御領域、即ち上り周波数領域の制御領域1、上り周波数領域の制御領域2及び上り周波数領域の制御領域3が含まれる。本発明の実施例における周波数領域リソースは、各上り周波数領域の制御領域にS個の上り周波数領域スケジューリングユニットが設けられ、S個の下り周波数領域の制御領域に対応する。
【0054】
端末デバイス1の場合、ネットワークデバイスが下り周波数領域の制御領域3において端末デバイス1に送信する下り制御チャネルは、第1の構成情報を含み、第1の構成情報は、端末デバイス1の上り制御チャネルに使用する上り周波数領域の制御領域の情報、例えば、図3の上り周波数領域の制御領域2を含む。当該端末デバイス1の上り制御チャネルに使用する上り周波数領域スケジューリングユニットは、マッピング関係f(s)により確定され、ここで、f(s)=sであり、即ち、上り周波数領域の制御領域2の4つの上り周波数領域スケジューリングユニットのうちの上り周波数領域スケジューリングユニット3を利用して上り制御チャネルを伝送する。
【0055】
端末デバイス2の場合、ネットワークデバイスが下り周波数領域の制御領域3において端末デバイス2に送信する下り制御チャネルは、第1の構成情報を含み、第1の構成情報は、端末デバイス2の上り制御チャネルに使用する上り周波数領域の制御領域の情報、例えば、図3の上り周波数領域の制御領域3を含む。当該端末デバイス2の上り制御チャネルに使用する上り周波数領域スケジューリングユニットは、マッピング関係f(s)により確定され、ここで、f(s)=sであり、即ち、上り周波数領域の制御領域3の4つの上り周波数領域スケジューリングユニットのうちの上り周波数領域スケジューリングユニット3を利用して上り制御チャネルを伝送する。
【0056】
ネットワークデバイスは、上位レイヤのシグナリング、例えばRRCシグナリング等で下り周波数領域の制御領域に対応する上り周波数領域スケジューリングユニットのマッピング関係f(s)を構成することができる。例えば、当該マッピング上り周波数領域スケジューリングユニットの方式は、下りスロットの複数の下り周波数領域の制御領域に番号を付け、各上り周波数領域の制御領域内の上り周波数領域スケジューリングユニットに番号を付け、下り周波数領域の制御領域の番号が上り周波数領域スケジューリングユニットの番号である。具体的に、上り周波数領域の制御領域を示す方式は、上りスロットの複数の上り周波数領域の制御領域に番号を付け、第1の構成情報に当該番号を示す。つまり、第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの第1の上り周波数領域の制御領域内の位置は、第1の下り周波数領域の制御領域の第1の下り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置に基づいて確定されたものである。
【0057】
なお、図3において、第1の構成情報は、1つの第1の上り周波数領域の制御領域のみを示す。本発明の実施例において、第1の構成情報は、上りスロット内の複数の第1の上り周波数領域の制御領域を示すことができる。
【0058】
なお、図3において、1つの下り時間領域スケジューリングユニットが1つの上り時間領域スケジューリングユニットに対応する。他の場合、1つの下り時間領域スケジューリングユニットが複数の上り時間領域スケジューリングユニットに対応し、又は、1つの下り時間領域スケジューリングユニットがシステム要求に応じて、複数の上り時間領域スケジューリングユニットのいずれかの上り時間領域スケジューリングユニットに対応してもよい。また、上り制御チャネルの伝送が占用する時間領域リソースを示すことが必要であり、即ち、どちらの上り時間領域スケジューリングユニットで上り制御チャネルを伝送することを示す必要がある。
【0059】
選択可能で、下り制御チャネルには第2の構成情報が含まれ、第2の構成情報は、少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、S220において、ネットワークデバイスが少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の各第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、端末デバイスにより送信された上り制御チャネルを受信することは、ネットワークデバイスが少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの対応する第1の上り周波数領域の制御領域内の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、端末デバイスにより送信された上り制御チャネルを受信することを含む。
【0060】
図4は本発明の他の実施例における上り制御チャネルの伝送方法の模式図である。当該応用シーンにおいて、図4に示すように、システムの1つの下り時間領域スケジューリングユニット(例えば下りスロット)が2つの上り時間領域スケジューリングユニット(例えば上りスロット1及び上りスロット2)に対応する。ネットワークデバイスが下り周波数領域の制御領域3において、端末デバイスに下り制御チャネルを送信する。下り制御チャネルは、第1の構成情報で上り周波数領域の制御領域2を示す以外、第2の構成情報をさらに含み、第2の構成情報は、上り制御チャネルが上りスロット1で送信することを示す。そして、上りスロット1の上り周波数領域の制御領域2の4つの上り周波数領域スケジューリングユニットのうちの上り周波数領域スケジューリングユニット3を利用して上り制御チャネルを伝送する。
【0061】
具体的に、S210において、ネットワークデバイスが第1の下り周波数領域の制御領域において下り制御チャネルを端末デバイスに送信することは、ネットワークデバイスが第1の下り時間領域スケジューリングユニットの第1の下り周波数領域の制御領域において、端末デバイスに下り制御チャネルを送信することを含み、第2の構成情報は、少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニット内の各第1の上り周波数領域の制御領域が第1の下り時間領域スケジューリングユニットに対するオフセット量の情報を示す。勿論、システムは、上りスロットに番号を付けてもよく、第2の構成情報に上り制御チャネルを伝送するための上りスロットの番号を示し、本発明の実施例は、上りスロットの示す方式を限定しない。
【0062】
図4は1つの上りスロットで上り制御チャネルを伝送することを示す。本発明の実施例における上り制御チャネルは、複数の上りスロットで伝送されてもよい。この時、第2の構成情報は、複数の上りスロットの番号、最初の上りスロットの番号及び複数の上りスロットの他の上りスロットと最初の上りスロットとの時間領域の相対オフセット量、又は最初の上りスロットの番号及び連続する上りスロットの数などを示しているが、本発明の実施例は、複数の上りスロットの示す方を限定しない。
【0063】
第1の構成情報は、異なる示す方式がある。1つの方式として、システムが各上りスロット内の上り周波数領域の制御領域に番号をそれぞれ付け、且つ全ての上りスロットが同じ番号の上り周波数領域の制御領域を利用して上り制御チャネルを伝送する場合、第1の構成情報が上り周波数領域の制御領域の番号のみを示し、当該番号が全ての上りスロットの上り制御チャネルに作用する。
【0064】
つまり、第2の構成情報は、N個の第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、第1の構成情報は、N個の第1の上り周波数領域の制御領域を示し、ここで、各第1の上り周波数領域の制御領域が1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットに位置し、任意の2つの第1の上り周波数領域の制御領域が、異なる第1の上り時間領域スケジューリングユニットに位置し、任意の2つの第1の上り周波数領域の制御領域の対応する第1の上り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置は、同じである。
【0065】
第1の構成情報の他の示す方式として、システムが全ての上りスロット内の全ての上り周波数領域の制御領域に順次に番号を付ける場合、複数の上り周波数領域の制御領域は、同じ番号がないため、第1の構成情報は、全ての上り周波数領域の制御領域の番号を示すことができる。第1の構成情報他の示す方式として、システムが各上りスロット内の上り周波数領域の制御領域に番号をそれぞれ付け、且つ2つの上りスロットが異なる番号の上り周波数領域の制御領域を利用して上り制御チャネルを伝送する場合、第1の構成情報は、各上りスロット内の上り周波数領域の制御領域の番号をそれぞれ示す。本発明の実施例は、第1の構成情報の示す方式を限定しない。
【0066】
図5は本発明の他の実施例における上り制御チャネルの伝送方法の模式図である。この応用シーンにおいて、図5に示すように、システムにおいて、複数の(例えば2つ)下り時間領域スケジューリングユニット(例えば下りスロット1及び下りスロット2)が1つの上り時間領域スケジューリングユニット(例えば上りスロット)に対応する。この場合、システムが全ての下りスロット内の全ての下り周波数領域の制御領域に順次に番号を付け、複数の下りスロット内の全ての下り周波数領域の制御領域の番号が異なり、全部にK個である。上り時間領域スケジューリングユニット内の各上り周波数領域の制御領域にはK個の上り周波数領域スケジューリングユニットが含まれる。
【0067】
図5に示すように、例えば、下りスロット1には1つの下り周波数領域の制御領域である下り周波数領域の制御領域1が含まれ、下りスロット2には3つの下り周波数領域の制御領域、即ち下り周波数領域の制御領域2、下り周波数領域の制御領域3及び下り周波数領域の制御領域4が含まれる。ネットワークデバイスが下りスロット2の3つの下り周波数領域の制御領域内の下り周波数領域の制御領域3において端末デバイスに下り制御チャネルを送信する。上り時間領域スケジューリングユニット(上りスロット)には3つの上り周波数領域の制御領域、即ち上り周波数領域の制御領域1、上り周波数領域の制御領域2及び上り周波数領域の制御領域3が含まれる。各上り周波数領域の制御領域には4つの上り周波数領域スケジューリングユニットが含まれ、下りスロット1内の1つの下り周波数領域の制御領域及び下りスロット2内の3つの下り周波数領域の制御領域に対応する。
【0068】
ネットワークデバイスが下り周波数領域の制御領域3において端末デバイスに送信した下り制御チャネルには第1の構成情報が含まれ、第1の構成情報は、端末デバイスの上り制御チャネルに使用する上り周波数領域の制御領域の情報、例えば、図5の上り周波数領域の制御領域2を含む。当該端末デバイスの上り制御チャネルに使用する上り周波数領域スケジューリングユニットは、マッピング関係f(s)により確定され、f(s)=sであり、即ち、上り周波数領域の制御領域2の4つの上り周波数領域スケジューリングユニット内の上り周波数領域スケジューリングユニット3を利用して上り制御チャネルを伝送する。
【0069】
図6は本発明の他の実施例における上り制御チャネルの伝送方法の模式図である。当該応用シーンにおいて、図6に示すように、システムにおいて、複数の(例えば2つ)下り時間領域スケジューリングユニット(例えば下りスロット1及び下りスロット2)が1つの上り時間領域スケジューリングユニット(例えば上りスロット)に対応する。この場合、システムは、各下りスロット内の下り周波数領域の制御領域に番号をそれぞれ付け、複数の下りスロット内の下り周波数領域の制御領域が全部K個である。上り時間領域スケジューリングユニット内の各上り周波数領域の制御領域にはK個の上り周波数領域スケジューリングユニットが含まれる。
【0070】
図6に示すように、例えば、下りスロット1には1つの下り周波数領域の制御領域、即ち下り周波数領域の制御領域1が含まれ、下りスロット2には3つの下り周波数領域の制御領域、即ち下り周波数領域の制御領域1、下り周波数領域の制御領域2及び下り周波数領域の制御領域3が含まれる。ネットワークデバイスが下りスロット2の3つの下り周波数領域の制御領域内の下り周波数領域の制御領域2において端末デバイスに下り制御チャネルを送信する。上り時間領域スケジューリングユニット(上りスロット)には3つの上り周波数領域の制御領域、即ち上り周波数領域の制御領域1、上り周波数領域の制御領域2及び上り周波数領域の制御領域3が含まれる。各上り周波数領域の制御領域には4つの上り周波数領域スケジューリングユニットが含まれ、下りスロット1内の1つの下り周波数領域の制御領域及び下りスロット2内の3つの下り周波数領域の制御領域に対応する。
【0071】
この場合、方法200は、さらに、ネットワークデバイスが端末デバイスに第3の構成情報を送信することを含み、第3の構成情報は、少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域内の各第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの開始周波数領域位置を確定するための情報を示す。
【0072】
具体的に、1つの例として、ネットワークデバイスは、上位レイヤのシグナリングで端末デバイスと各下りスロット内の下り周波数領域の制御領域の状況(下り周波数領域の制御領域の数を少なくとも含む)を確認することができる。第3の構成情報が下りスロットの番号を含み、このように、端末デバイスは、下りスロットの番号、及び各スロット内の下り周波数領域の制御領域の数に基づいて、上りスロット内の各上り周波数領域の制御領域内の上り制御チャネルを伝送するための上り周波数領域スケジューリングユニットの開始位置を把握することができる。
【0073】
他の例として、第3の構成情報は、選択された下りスロットの前の全ての下りスロットの下り周波数領域の制御領域の個数f(p)を含み、このように、端末デバイスは、この個数に基づいて、上りスロット内の各上り周波数領域の制御領域内の上り制御チャネルを伝送するための上り周波数領域スケジューリングユニットの開始位置を把握することができる。端末デバイスの上り制御チャネルの第1の構成情報が示す第1の上り周波数制御領域内の具体的な位置は、f(p)とf(s)と組み合わせて確定され、即ち、f(p)で他の下りスロットマッピングの上り制御チャネルが占用する上り周波数領域スケジューリングユニットの個数を確定し、端末デバイスの下り制御チャネルが所在する下りスロットマッピングの上り制御チャネルが占用する上り周波数領域スケジューリングユニットの開始点を確定し、次に、この開始点に基づいてf(n)で具体的な位置を確定する。
【0074】
ネットワークデバイスが下りスロット2の下り周波数領域の制御領域2(s=2)において端末デバイスに送信した下り制御チャネルには第1の構成情報が含まれ、第1の構成情報は、端末デバイスの上り制御チャネルに使用する上り周波数領域の制御領域の情報、例えば、図6の上り周波数領域の制御領域2を含む。ネットワークデバイスが端末デバイスに第3の構成情報を送信し、第3の構成情報は、下りスロット2の前の下りスロット1内の下り周波数領域の制御領域の個数(1つ)、即ちf(p)=1を含む。当該端末デバイスの上り制御チャネルに使用する上り周波数領域スケジューリングユニットは、f(p)+f(s)により確定され、ここで、f(s)=s、f(p)+f(s)=3であり、即ち、上り周波数領域の制御領域2の4つの上り周波数領域スケジューリングユニット内の上り周波数領域スケジューリングユニット3を利用して上り制御チャネルを伝送する。
【0075】
5Gシステムのカバーバンドが非常に広い可能性があり(特に高いバンドの場合)、この場合、端末デバイスがバンド全体において制御チャネルを検定すると、多くの端末デバイスのリソースを掛かる必要があるため、端末デバイスが一定の周波数領域範囲(又は周波数領域帯域幅)のみをサポートする。又は、端末デバイスが下り方向においてすべてのバンドをカバーし、上り方向において一定の周波数領域範囲のみをカバーする。この場合、方法200は、さらに、ネットワークデバイスが端末デバイスに第4の構成情報を送信することを含み、第4の構成情報は、端末デバイスが利用する可能な周波数領域範囲を示し、少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域は、周波数領域範囲内の上り周波数領域の制御領域である。
【0076】
つまり、ネットワークデバイスは、端末デバイスに第4の構成情報を送信し、システム帯域幅内に1つの周波数領域範囲Wを示す。第1の構成情報は、端末デバイスが上り制御チャネルのW内の上り周波数領域の制御領域内の第1の上り周波数領域の制御領域で送信することを示す。当該周波数領域範囲Wは、連続する周波数領域リソース、又は、非連続する周波数領域リソースを含むが、本発明の実施例はこれを限定しない。
【0077】
図7は本発明の他の実施例における上り制御チャネルの伝送方法の模式図である。当該応用シーンにおいて、図7に示すように、端末デバイスの上り制御チャネルが1つの周波数領域範囲W(サブバンド)に限定され、1つの下りスロットが1つの上りスロットに対応することを例とし、ネットワークデバイスは、第4の構成情報を利用して端末デバイスの上り制御チャネルが分布される周波数領域範囲Wを示し、次に、第1の構成情報を利用して端末デバイスの上り制御チャネルがW内の2つ下り周波数領域の制御領域内の下り周波数領域の制御領域2で送信することを示し、端末デバイスの上り制御チャネルの下り周波数領域の制御領域2内の具体的な位置は、端末デバイスの下り制御チャネルが所在する上り周波数領域の制御領域(上り周波数領域の制御領域3)により確定され、即ち、3番目の上り周波数領域スケジューリングユニット3に位置する。
【0078】
選択可能で、本発明の実施例において、ネットワークデバイスは、上位レイヤのシグナリング(例えばRRCシグナリング)、下り制御チャネル、ブロードキャストチャネル又はシステム情報ブロック(SIB:System Information Block)で端末デバイスに第3の構成情報及び/又は第4の構成情報を送信し、本発明の実施例はこれに限定しない。
【0079】
図8は本発明の実施例における上り制御チャネルの伝送方法800のフローチャートである。方法800が端末デバイスにより実行され、当該方法は、S810~S820を含む。
【0080】
S810において、端末デバイスが第1の下り周波数領域の制御領域において、ネットワークデバイスにより送信された下り制御チャネルを受信し、下り制御チャネルには第1の構成情報が含まれ、第1の構成情報は、端末デバイスのネットワークデバイスへの上り制御チャネルの送信に使用する少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域を示す。
【0081】
S820において、端末デバイスは、少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域内の各第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、ネットワークデバイスに上り制御チャネルを送信し、第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの第1の上り周波数領域の制御領域内の周波数領域位置は、第1の下り周波数領域の制御領域に基づいて確定されたものである。
【0082】
本発明の実施例における上り制御チャネルの伝送方法、第1の構成情報で上り周波数領域の制御領域を指示し、下り周波数領域の制御領域の位置に基づいて、上り制御チャネルを伝送するための上り周波数領域スケジューリングユニットの上り周波数領域の制御領域内の位置を確定し、動的なスケジューリングと暗黙指示との組合せ方式を採用して、上り制御チャネルを伝送する周波数領域リソースを確定することで、PUSCHのスケジューリング複雑さを低減させ、シグナリングオーバーヘッドが小さくなり、ネットワークデバイスのスケジューリング複雑さが低くなる。
【0083】
選択可能で、1つの実施例として、下り制御チャネルには、第2の構成情報がさらに含まれ、第2の構成情報は、少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、S820において、端末デバイスが少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域内の各第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、ネットワークデバイスに上り制御チャネルを送信することは、端末デバイスが少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの対応する第1の上り周波数領域の制御領域内の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、ネットワークデバイスに上り制御チャネルを送信することを含む。
【0084】
選択可能で、1つの実施例として、S810において、端末デバイスが第1の下り周波数領域の制御領域において、ネットワークデバイスにより送信された下り制御チャネルを受信することは、端末デバイスが第1の下り時間領域スケジューリングユニットの第1の下り周波数領域の制御領域において、ネットワークデバイスにより送信された下り制御チャネルを受信することを含み、ここで、第2の構成情報は、少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニット内の各第1の上り周波数領域の制御領域が第1の下り時間領域スケジューリングユニットに対するオフセット量の情報を含む。
【0085】
選択可能で、1つの実施例として、第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの各第1の上り周波数領域の制御領域内の位置は、第1の下り周波数領域の制御領域の第1の下り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置に基づいて確定されたものである。
【0086】
選択可能で、1つの実施例として、第2の構成情報は、N個の第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、第1の構成情報は、N個の第1の上り周波数領域の制御領域を示し、ここで、各第1の上り周波数領域の制御領域が1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットに位置し、任意の2つの第1の上り周波数領域の制御領域が、異なる第1の上り時間領域スケジューリングユニットに位置し、任意の2つの第1の上り周波数領域の制御領域の対応する第1の上り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置は、同じである。
【0087】
選択可能で、1つの実施例として、方法800は、さらに、端末デバイスがネットワークデバイスにより送信された第3の構成情報を受信することを含み、第3の構成情報は、少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域内の各第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの開始周波数領域位置を確定するための情報を示す。
【0088】
本発明の実施例において、端末デバイスがネットワークデバイスにより送信された第3の構成情報を受信することは、端末デバイスが上位レイヤのシグナリング、下り制御チャネル、ブロードキャストチャネル又はシステム情報ブロックSIBでネットワークデバイスにより送信された第3の構成情報を受信することを含む。
【0089】
選択可能で、1つの実施例として、方法800は、さらに、端末デバイスがネットワークデバイスにより送信された第4の構成情報を受信することを含み、第4の構成情報は、端末デバイスが利用する可能な周波数領域範囲を示し、少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域は、周波数領域範囲内の上り周波数領域の制御領域である。
【0090】
本発明の実施例において、端末デバイスがネットワークデバイスにより送信された第4の構成情報を受信することは、端末デバイスが上位レイヤのシグナリング、下り制御チャネル、ブロードキャストチャネル又はシステム情報ブロックSIBでネットワークデバイスにより送信された第4の構成情報を受信することを含む。
【0091】
なお、本発明の各実施例において、上記の各過程の番号の大きさが実行の順番を意味しなく、各過程の実行の順番は、その機能や内部論理により確定され、本発明の実施例の実施を限定しない。
【0092】
以上、本発明の実施例における伝送信号の方法を説明し、以下、本発明の実施例におけるネットワークデバイス及び端末デバイスを説明する。なお、本発明の実施例におけるネットワークデバイス及び端末デバイスは、上記の本発明の実施例における方法を実行し、以下のデバイスの内容は、上記の方法の実施例の内容を参照することができる。
【0093】
図9は本発明の実施例におけるネットワークデバイス900のブロック図である。図9に示すように、当該ネットワークデバイス900が送信モジュール910及び受信モジュール920を含む。
【0094】
送信モジュール910は、第1の下り周波数領域の制御領域において、下り制御チャネルを端末デバイスに送信するように構成され、前記下り制御チャネルには第1の構成情報が含まれ、前記第1の構成情報は、前記端末デバイスが上り制御チャネルに使用する少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域を前記ネットワークデバイスに送信するように動的に指示するために用いられる。
【0095】
受信モジュール920は、前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の各前記第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記端末デバイスにより送信された上り制御チャネルを受信するように構成され、前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの前記第1の上り周波数領域の制御領域内の周波数領域位置は、前記第1の下り周波数領域の制御領域に基づいて確定されたものである。
【0096】
本発明の実施例におけるネットワークデバイス、第1の構成情報で上り周波数領域の制御領域を指示し、下り周波数領域の制御領域の位置に基づいて、上り制御チャネルを伝送するための上り周波数領域スケジューリングユニットの上り周波数領域の制御領域内の位置を確定し、動的なスケジューリングと暗黙指示との組合せ方式を採用して、上り制御チャネルを伝送する周波数領域リソースを確定することで、PUSCHのスケジューリング複雑さを低減させ、シグナリングオーバーヘッドが小さくなり、ネットワークデバイスのスケジューリング複雑さが低くなる。
【0097】
選択可能で、1つの実施例として、前記下り制御チャネルには第2の構成情報がさらに含まれ、前記第2の構成情報は、少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、前記受信モジュール920は、具体的に、前記少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの対応する前記第1の上り周波数領域の制御領域内の前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記端末デバイスにより送信された前記上り制御チャネルを受信するように構成される。
【0098】
選択可能で、1つの実施例として、前記送信モジュール910は、具体的に、第1の下り時間領域スケジューリングユニットの前記第1の下り周波数領域の制御領域において、前記端末デバイスに下り制御チャネルを送信するように構成され、ここで、前記第2の構成情報は、前記少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの各前記第1の上り周波数領域の制御領域が前記第1の下り時間領域スケジューリングユニットに対するオフセット量の情報を含む。
【0099】
選択可能で、1つの実施例として、前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの各前記第1の上り周波数領域の制御領域内の位置は、前記第1の下り周波数領域の制御領域の前記第1の下り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置に基づいて確定されたものである。
【0100】
選択可能で、1つの実施例として、前記第2の構成情報は、N個の前記第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、前記第1の構成情報は、N個の前記第1の上り周波数領域の制御領域を示し、ここで、各前記第1の上り周波数領域の制御領域が1つの前記第1の上り時間領域スケジューリングユニット内に位置し、任意の2つの前記第1の上り周波数領域の制御領域が、異なる前記第1の上り時間領域スケジューリングユニットに位置し、任意の2つの前記第1の上り周波数領域の制御領域の対応する前記第1の上り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置は、同じである。
【0101】
選択可能で、1つの実施例として、前記送信モジュール910は、さらに、前記端末デバイスに第3の構成情報を送信するように構成され、前記第3の構成情報は、前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の各前記第1の上り周波数領域の制御領域の前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの開始周波数領域位置を確定するための情報を示す。
【0102】
選択可能で、本発明の実施例において、前記送信モジュール910は、具体的に、上位レイヤのシグナリング、前記下り制御チャネル、ブロードキャストチャネル又はシステム情報ブロックSIBで前記端末デバイスに前記第3の構成情報を送信するように構成される。
【0103】
選択可能で、1つの実施例として、前記送信モジュール910は、さらに、前記端末デバイスに第4の構成情報を送信するように構成され、前記第4の構成情報は、前記端末デバイスが使用する可能な周波数領域範囲を示し、前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域は、前記周波数領域範囲内の上り周波数領域の制御領域である。
【0104】
選択可能で、本発明の実施例において、前記送信モジュール910は、具体的に、上位レイヤのシグナリング、前記下り制御チャネル、ブロードキャストチャネル又はシステム情報ブロックSIBで前記端末デバイスに前記第4の構成情報を送信するように構成される。
【0105】
なお、本発明の実施例において、送信モジュール910及び受信モジュール920は、送受信機により実現する。図10に示すように、ネットワークデバイス1000は、プロセッサ1010、送受信機1020及びメモリ1030を含む。ここで、メモリ1030は、プロセッサ1010が実行するコートを記憶して、送受信機1020の機能を制御する。
【0106】
ネットワークデバイス1000内の各部品は、内部の接続線路で通信し、データ信号を伝送し制御する。
【0107】
図10に示すネットワークデバイス1000又は図9に示すネットワークデバイス900は、上記の方法の実施例の実施例の各過程を実行することができ、重複を回避するために、ここで説明を省略する。
【0108】
図11は本発明の実施例における端末デバイス1100のブロック図である。図11に示すように、当該端末デバイス1100は、受信モジュール1110及び送信モジュール1120を含む。
【0109】
受信モジュール1110は、第1の下り周波数領域の制御領域において、ネットワークデバイスにより送信された下り制御チャネルを受信するように構成され、前記下り制御チャネルには第1の構成情報が含まれ、前記第1の構成情報は、前記端末デバイスが上り制御チャネルに使用する少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域を前記ネットワークデバイスに送信するように動的に指示するために用いられる。
【0110】
送信モジュール1120は、前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の各前記第1の上り周波数領域の制御領域の第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記ネットワークデバイスに上り制御チャネルを送信するように構成され、前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの前記第1の上り周波数領域の制御領域内の周波数領域位置は、前記第1の下り周波数領域の制御領域に基づいて確定されたものである。
【0111】
本発明の実施例における端末デバイスは、第1の構成情報で上り周波数領域の制御領域を指示し、下り周波数領域の制御領域の位置に基づいて、上り制御チャネルを伝送するための上り周波数領域スケジューリングユニットの上り周波数領域の制御領域内の位置を確定し、動的なスケジューリングと暗黙指示との組合せ方式を採用し、上り制御チャネル伝送の周波数領域リソースを確定し、PUSCHのスケジューリング複雑さを低減させ、シグナリングオーバーヘッドが小さくなる。
【0112】
選択可能で、1つの実施例として、前記下り制御チャネルには第2の構成情報が含まれ、前記第2の構成情報は、少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、前記送信モジュール1120は、具体的に、前記少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの対応する前記第1の上り周波数領域の制御領域内の前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットにおいて、前記ネットワークデバイスに前記上り制御チャネルを送信するように構成される。
【0113】
選択可能で、1つの実施例として、前記受信モジュール1110は、具体的に、第1の下り時間領域スケジューリングユニットの前記第1の下り周波数領域の制御領域において、前記ネットワークデバイスにより送信された下り制御チャネルを受信するように構成され、ここで、前記第2の構成情報は、前記少なくとも1つの第1の上り時間領域スケジューリングユニットの各前記第1の上り周波数領域の制御領域が前記第1の下り時間領域スケジューリングユニットに対するオフセット量の情報を含む。
【0114】
選択可能で、1つの実施例として、前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの各前記第1の上り周波数領域の制御領域内の位置は、前記第1の下り周波数領域の制御領域の前記第1の下り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置に基づいて確定されたものである。
【0115】
選択可能で、1つの実施例として、前記第2の構成情報は、N個の前記第1の上り時間領域スケジューリングユニットを示し、前記第1の構成情報は、N個の前記第1の上り周波数領域の制御領域を示し、ここで、各前記第1の上り周波数領域の制御領域が1つの前記第1の上り時間領域スケジューリングユニット内に位置し、任意の2つの前記第1の上り周波数領域の制御領域が、異なる前記第1の上り時間領域スケジューリングユニットに位置し、任意の2つの前記第1の上り周波数領域の制御領域の対応する前記第1の上り時間領域スケジューリングユニット内の周波数領域位置は、同じである。
【0116】
選択可能で、1つの実施例として、前記受信モジュール1110は、さらに、前記ネットワークデバイスにより送信された第3の構成情報を受信するように構成され、前記第3の構成情報は、前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域の各前記第1の上り周波数領域の制御領域の前記第1の上り周波数領域スケジューリングユニットの開始周波数領域位置を確定するための情報を示す。
【0117】
選択可能で、本発明の実施例において、前記受信モジュール1110は、具体的に、上位レイヤのシグナリング、前記下り制御チャネル、ブロードキャストチャネル又はシステム情報ブロックSIBで前記ネットワークデバイスにより送信された前記第3の構成情報を受信するように構成される。
【0118】
選択可能で、1つの実施例として、前記受信モジュール1110は、さらに、前記ネットワークデバイスにより送信された第4の構成情報を受信するように構成され、前記第4の構成情報は、前記端末デバイスが使用する可能な周波数領域範囲を示し、前記少なくとも1つの第1の上り周波数領域の制御領域は、前記周波数領域範囲内の上り周波数領域の制御領域である。
【0119】
選択可能で、本発明の実施例において、前記受信モジュール1110は、具体的に、上位レイヤのシグナリング、前記下り制御チャネル、ブロードキャストチャネル又はシステム情報ブロックSIBで前記ネットワークデバイスにより送信された前記第4の構成情報を受信するように構成される。
【0120】
なお、本発明の実施例において、受信モジュール1110及び送信モジュール1120は、送受信機により実現する。図12に示すように、端末デバイス1200は、プロセッサ1210、送受信機1220及びメモリ1230を含む。ここで、メモリ1230は、プロセッサ1210が実行するコードを記憶して、送受信機1220の機能を制御する。
【0121】
端末デバイス1200内の各部品は、内部の接続線路で通信し、データ信号を伝送し制御する。
【0122】
図12に示す端末デバイス1200又は図11に示す端末デバイス1100は、上記の方法の実施例の実施例の各過程を実行することができ、重複を回避するために、ここで説明を省略する。
【0123】
なお、本発明の実施例におけるプロセッサは集積回路チップであってもよく、信号処理能力を備えている。実現過程において、上記方法の実施例における各ステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路、又はソフトウェア形態の命令により完成されてもよい。上記のプロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、専用集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、現場でプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本発明の実施例における開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現、又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいずれかの通常のプロセッサなどであってもよい。本発明の実施例に開示された方法を結合するステップは、ハードウェア復号プロセッサによって実行して完成され、又は復号プロセッサにおけるハードウェアモジュール及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行して完成されるように具現することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの本分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒質はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完成する。
【0124】
なお、本発明の実施例におけるメモリは揮発性記憶装置又は不揮発性記憶装置であってもよく、又は揮発性記憶装置及び不揮発性記憶装置の両者を含むことができることが理解できる。ここで、不揮発性記憶装置は読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性記憶装置は外部キャッシュメモリとして機能するランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。制限的でなく例示的な説明により、多くの形態のRAMは利用可能であり、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM:Double Data Rate SDRAM)、強化型同期動的ランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期リンク動的ランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)とダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)である。注意すべきこととして、本明細書に記載のシステムと方法のメモリは、これら、及びいずれかのその他の適切なタイプのメモリを含むことを主旨しているが、これらに限定されない。
【0125】
なお、ここに記載される「第1」、「第2」、「第3」、「第4」及び各種の数字番号は区別するためのものであり、本発明の実施例の範囲を限定しない。
【0126】
なお、本発明の実施例において、「Aに対応するB」は、BがAに関連し、AによってBを確定することを示す。ただし、AによってBを確定することは、AのみによってBを確定することを意味しなく、A及び/又は他の情報によってBを確定してもよい。
【0127】
また、本明細書に記載される「システム」及び「ネットワーク」という単語は交換可能に使用される。本明細書に記載される「及び/又は」、関連対象の関連関係を説明するものだけであり、以下の3つの関係を示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独存在すること、AとBが同時に存在すること、及びBが単独存在することそれぞれ示す。また、本明細書に記載される「/」は、通常に、前後の関連対象の「又は」の関係を示す。
【0128】
本願に開示されている実施例に説明されている各例示的なユニット及びアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの結合を用いて実現することができると、当業者であれば理解できる。これらの機能がハードウェアの形式かそれともソフトウェアの形式で実施するかについては、技術案の特定応用と設計制約によるものである。当業者は、各特定応用に応じて異なる方法を用いて、説明されている機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えていると見なすべきではない。
【0129】
当業者は、説明の便利と簡潔上、上記に記載されているシステム、装置及びユニットの具体的な動作については、上記の方法実施例の対応されているフローを参照することができ、ここで説明を省略する。
【0130】
本願に提供されている幾つかの実施例において、開示されているシステム、装置及び方法は、そのその他の方式で実現されても良い。例えば、上記に記載されている装置の実施例は単なる例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分け方が、単なるロジック的な機能分けであり、実際、実現する時に他の分け方があっても良く、例えば、複数のユニット又はコンポーネントを別のシステムへ統合、又は集成しても良く、又は幾つかの技術特徴を省略、又は実施しなくても良い。一方、明示され、又は議論されている各構成部分の互い的なカップリング、又は直接のカップリング、又は通信接続は、幾つかのインターフェース、装置、又はユニットの間接のカップリング又は通信によって接続されても良く、電気的、機械的、又はそのその他の形式であっても良い。
【0131】
上記で分離コンポーネントとして説明したユニットは、物理的に分離されるものであっても良く、そうではないものであっても良い。ユニットとして示されるコンポーネントは物理ユニットであっても良く、そうではないものであっても良い。一箇所に配置されても良く、複数のネットワークユニットに配布しても良い。実際のニーズに応じて、その中の一部又は全部のユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現しても良い。
【0132】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合しても良く、各ユニットはそれぞれ単独なユニットとしても良く、二つ又は二つ以上のユニットを一つのユニットに統合しても良い。
【0133】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの方式で実現し、しかも独立な製品として販売又は使用する場合、コンピュータ読み取り可能の記憶媒体に記憶しても良い。これによって、本発明の技術案が事実上、言い換えれば先行技術に貢献した部分がソフトウェア製品の形で具現でき、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パソコン、サーバ、またはネットワーク装置などであっても良い)に本発明の各実施例の全部または一部の前記方法を実行させための複数の命令を含む。上記の記憶媒体は、USBメモリ、移動記憶媒体、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセス記憶装置(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又はコンパクトディスクなどの各種のプログラムコードが記憶できる媒体を含む。
【0134】
上記に記載されているのは、単なる本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明はそれに限らず、当業者が本発明に開示されている範囲内において、容易に想到し得る変形又は入れ替えは、全て本発明の範囲内に含まれるべきである。そのため、本発明の範囲は、記載されている特許請求の範囲に準じるべきである。
図1
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