(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-30
(45)【発行日】2022-10-11
(54)【発明の名称】長期の避難生活が可能な水に浮くコンクリートの避難シェルター。
(51)【国際特許分類】
E04H 9/14 20060101AFI20221003BHJP
【FI】
E04H9/14 Z
(21)【出願番号】P 2020023926
(22)【出願日】2020-02-17
【審査請求日】2020-02-17
【審判番号】
【審判請求日】2021-06-21
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】502145830
【氏名又は名称】美藤 雅康
(72)【発明者】
【氏名】美藤雅康
(72)【発明者】
【氏名】美藤町子
(72)【発明者】
【氏名】北村知世
(72)【発明者】
【氏名】横畑直世
【合議体】
【審判長】前川 慎喜
【審判官】有家 秀郎
【審判官】住田 秀弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-30972(JP,A)
【文献】特開2014-201303(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H9/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材を、
平らな地盤の上に敷設並置して、連結ビス固定して成る基礎床盤型枠、該基礎床盤型枠の上に、型枠材を用いて汚泥貯留槽・壁躯体・軒下の浮袋・雨水貯留タンクなどの型枠を成し、その上に型枠材と連結用板材を用いて交互に連結ビス固定することで、コンクリートの打設開口部を有するスラブ型枠と成る避難シェルターの型枠躯体、該避難シェルターの型枠躯体に、止水扉や脱出止水マンホールなどを設けて、
前記、避難シェルター型枠躯体の両側面に、複数のアンカーボルトで固定したスライド鋼管内に二本の振れ止め支柱を基礎穴まで挿入して、前記、避難シェルター型枠躯体内にコンクリートを連続打設して、コンクリートの凝固によって
、水に浮くコンクリート避難シェルターが構築できることを特徴とする長期の避難生活が可能な水に浮くコンクリートの避難シェルター。
【請求項2】
請求項1に記載の、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材を、
平らな地盤の上に敷設並置して、連結ビス固定して成る基礎床盤型枠、該基礎床盤型枠の上に、型枠材を用いて汚泥貯留槽・壁躯体・軒下の浮袋・雨水貯留タンクなどの型枠を成し、その上に型枠材と連結用板材を用いて交互に連結ビス固定することで、コンクリートの打設開口部を有するスラブ型枠と成る避難シェルターの型枠躯体、該避難シェルターの型枠躯体に、止水扉や脱出止水マンホールなどを設けて、
前記、避難シェルター型枠躯体内にコンクリートを連続打設して、コンクリートの凝固によって
、避難シェルターが構築できることを特徴とする請求項1に記載の長期の避難生活が可能な水に浮くコンクリートの避難シェルター。
【請求項3】
請求項1に記載の、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材を、
平らな地盤の上に敷設並置して、連結ビス固定して成る基礎床盤型枠、該基礎床盤型枠の上に、型枠材を用いて汚泥貯留槽・壁躯体・軒下の浮袋・雨水貯留タンクなどの型枠を成し、その上に型枠材と連結用板材を用いて交互に連結ビス固定することで、コンクリートの打設開口部を有するスラブ型枠と成る避難シェルターの型枠躯体、該避難シェルターの型枠躯体に、止水扉や脱出止水マンホールなどを設けて、
前記、避難シェルター型枠躯体の両側面に、複数のアンカーボルトで固定したスライド鋼管内に二本の振れ止め支柱を基礎穴まで挿入して、前記、避難シェルター型枠躯体内にコンクリートを連続打設して、コンクリートの凝固によって
、巨大津波にも対応ができる水に浮くコンクリート避難シェルターが構築できることを特徴とする長期の避難生活が可能な水に浮くコンクリートの避難シェルター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長期の避難生活が可能な水に浮くコンクリートの避難シェルターに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の水に浮く避難シェルターは、FRPや鋼板の津波避難シェルターが支流である。
【0003】
FRPや鋼板の津波避難シェルターは、車で運ぶため軽量で、球体から舟形など大小様々な形状で造られている。
【0004】
FRPや鋼板の津波避難シェルターの設置については、空地に架台を造り、台風などでの転倒防止固定をしているのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【0006】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
在来のFRPや鋼板の津波避難シェルターには次の課題があった。
〇軽量であるため小さな津波で流される。
〇軽量であるため木の葉のように揺れる。
〇揺れ防止のシートベルトが必要である。
〇避難シェルターで避難生活はできない。
〇躯体が薄いため暑さ寒さに左右される。
【0008】
さらに、FRPや鋼板の津波避難シェルターは、原油タンクの破壊によって火災が発生する場合があり、その火災の中に漂着した場合は最悪である。
【0009】
本発明は、上記の課題に鑑みて、避難生活に必要な設備・避難食の備蓄・生活用品の備え等々、津波や浸水被害から家族の生命財産が守れる、二本の振れ止め支柱を有する水に浮くコンクリートの避難シェルターを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材を、平らな地盤の上に敷設並置して、連結ビス固定して成る基礎床盤型枠、該基礎床盤型枠の上に、型枠材を用いて汚泥貯留槽・壁躯体・軒下の浮袋・雨水貯留タンクなどの型枠を成し、その上に型枠材と連結用板材を用いて交互に連結ビス固定することで、コンクリートの打設開口部を有するスラブ型枠と成る避難シェルターの型枠躯体、該避難シェルターの型枠躯体に、止水扉や脱出止水マンホールなどを設けて、前記、避難シェルター型枠躯体の両側面に、複数のアンカーボルトで固定したスライド鋼管内に二本の振れ止め支柱を基礎穴まで挿入して、前記、避難シェルター型枠躯体内にコンクリートを連続打設して、コンクリートの凝固によって、水に浮くコンクリート避難シェルターが構築できることを特徴とする長期の避難生活が可能な水に浮くコンクリートの避難シェルター(請求項1)を提供する。
【0011】
請求項1に記載の、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材を、平らな地盤の上に敷設並置して、連結ビス固定して成る基礎床盤型枠、該基礎床盤型枠の上に、型枠材を用いて汚泥貯留槽・壁躯体・軒下の浮袋・雨水貯留タンクなどの型枠を成し、その上に型枠材と連結用板材を用いて交互に連結ビス固定することで、コンクリートの打設開口部を有するスラブ型枠と成る避難シェルターの型枠躯体、該避難シェルターの型枠躯体に、止水扉や脱出止水マンホールなどを設けて、前記、避難シェルター型枠躯体内にコンクリートを連続打設して、コンクリートの凝固によって、避難シェルターが構築できることを特徴とする請求項1に記載の長期の避難生活が可能な水に浮くコンクリートの避難シェルター(請求項2)を提供する。
【0012】
請求項1に記載の、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材を、平らな地盤の上に敷設並置して、連結ビス固定して成る基礎床盤型枠、該基礎床盤型枠の上に、型枠材を用いて汚泥貯留槽・壁躯体・軒下の浮袋・雨水貯留タンクなどの型枠を成し、その上に型枠材と連結用板材を用いて交互に連結ビス固定することで、コンクリートの打設開口部を有するスラブ型枠と成る避難シェルターの型枠躯体、該避難シェルターの型枠躯体に、止水扉や脱出止水マンホールなどを設けて、前記、避難シェルター型枠躯体の両側面に、複数のアンカーボルトで固定したスライド鋼管内に二本の振れ止め支柱を基礎穴まで挿入して、前記、避難シェルター型枠躯体内にコンクリートを連続打設して、コンクリートの凝固によって、巨大津波にも対応ができる水に浮くコンクリート避難シェルターが構築できることを特徴とする長期の避難生活が可能な水に浮くコンクリートの避難シェルター(請求項3)を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の特筆すべき大きな効果を列挙する。
イ)二本の支柱で支えられた避難シェルターは流されない。
ロ)二本の支柱で支えられた避難シェルターは揺れない。
ハ)二本の支柱を長く延長することでより高い浸水高さに対応できる。
二)津波や浸水災害から家族の生命財産が守れる。
ホ)津波や浸水災害の防災訓練や避難所生活から回避できる。
へ)行政が推進する津波避難タワー防災は不要となる。
ト)避難シェルターの多目的活用で建設費が回収できる。
【0014】
以上で説明したように、請求項1に係る発明によれば、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材を、平らな地盤の上に敷設並置して、連結ビス固定して成る基礎床盤型枠、該基礎床盤型枠の上に、型枠材を用いて汚泥貯留槽・壁躯体・軒下の浮袋・雨水貯留タンクなどの型枠を成し、その上に型枠材と連結用板材を用いて交互に連結ビス固定することで、コンクリートの打設開口部を有するスラブ型枠と成る避難シェルターの型枠躯体、該避難シェルターの型枠躯体に、止水扉や脱出止水マンホールなどを設けて、前記、避難シェルター型枠躯体の両側面に、複数のアンカーボルトで固定したスライド鋼管内に二本の振れ止め支柱を基礎穴まで挿入して、前記、避難シェルター型枠躯体内にコンクリートを連続打設して、コンクリートの凝固によって、水に浮くコンクリート避難シェルターが構築できることを特徴とする長期の避難生活が可能な水に浮くコンクリートの避難シェルター。
二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材を、組固定して成る型枠の両側面にスライド鋼管をアンカーボルトで取付、該スライド鋼管内に、振れ止め支柱を吊り込み挿入し、止水扉や脱出止水マンホールなどを設けて成る型枠躯体と振れ止め支柱の基礎内に、コンクリートを連続打設して、コンクリートの凝固によって成る避難シェルター、該避難シェルターは浸水量で振れ止め支柱の長さ内を揺れることなく、上下にスライド移動ができることで、水に浮いた避難シェルターは、流されることはなく元の位置に戻る大きな効果が得られる。
【0015】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材を、平らな地盤の上に敷設並置して、連結ビス固定して成る基礎床盤型枠、該基礎床盤型枠の上に、型枠材を用いて汚泥貯留槽・壁躯体・軒下の浮袋・雨水貯留タンクなどの型枠を成し、その上に型枠材と連結用板材を用いて交互に連結ビス固定することで、コンクリートの打設開口部を有するスラブ型枠と成る避難シェルターの型枠躯体、該避難シェルターの型枠躯体に、止水扉や脱出止水マンホールなどを設けて、前記、避難シェルター型枠躯体内にコンクリートを連続打設して、コンクリートの凝固によって避難生活ができる避難シェルターが得られることで、津波災害や浸水被害から家族の生命財産が守れる大きな効果が得られる。
【0016】
請求項3に係る発明によれば、請求項1に記載の、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材を、平らな地盤の上に敷設並置して、連結ビス固定して成る基礎床盤型枠、該基礎床盤型枠の上に、型枠材を用いて汚泥貯留槽・壁躯体・軒下の浮袋・雨水貯留タンクなどの型枠を成し、その上に型枠材と連結用板材を用いて交互に連結ビス固定することで、コンクリートの打設開口部を有するスラブ型枠と成る避難シェルターの型枠躯体、該避難シェルターの型枠躯体に、止水扉や脱出止水マンホールなどを設けて、前記、避難シェルター型枠躯体の両側面に、複数のアンカーボルトで固定したスライド鋼管内に二本の振れ止め支柱を基礎穴まで挿入して、前記、避難シェルター型枠躯体内にコンクリートを連続打設して、コンクリートの凝固によって、巨大津波にも対応ができる効果は多大である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、本発明の実施形態は添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明に係る避難シェルターの鳥瞰図。
図2は、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材の鳥瞰図。
図3は、避難シェルターの平面図。
図4は、避難シェルターの屋上平面図。
図5は、
図3に示したA~A”部の断面図。
図6は、
図3に示したB~B”部の断面図。
図7は、
図3に示したB~B”部のスライドした状態を示した断面図である。
【0019】
本発明の実施形態を図面で説明すれば、
図1は、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材1を、
平らな地盤の上に敷設並置して、連結ビス固定して成る基礎床盤型枠22、該基礎床盤型枠22の上に、型枠材1を用いて汚泥貯留槽14・壁躯体8・軒下の浮袋12・雨水貯留タンク13などの型枠を成し、その上に型枠材1と連結用板材2を用いて交互に連結ビス固定することで、コンクリートの打設開口部を有するスラブ型枠Cと成る避難シェルターの型枠躯体23、該避難シェルターの型枠躯体23に、止水扉6や脱出止水マンホール7などを設けて、
前記、避難シェルター型枠躯体23の両側面に、複数のアンカーボルト4で固定したスライド鋼管3内に二本の振れ止め支柱5を基礎穴まで挿入して、前記、避難シェルター型枠躯体23内にコンクリート10を連続打設して、コンクリート10の凝固によって
、水に浮くコンクリート避難シェルターが構築できることを特徴とする長期の避難生活が可能な水に浮くコンクリートの避難シェルターの本発明に係る避難シェルターの鳥瞰図である。
【0020】
図2は、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材の鳥瞰図である。
【0021】
図3は、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材1を、組固定して成る型枠2の両側面にスライド鋼管3をアンカーボルト4で取付、該スライド鋼管3内に、振れ止め支柱5を吊り込み挿入して成る型枠躯体8内に、コンクリート10を連続打設して、コンクリート10の凝固によって成る避難シェルター11の平面図である。
【0022】
図4は、スラブ下の雨水貯留タンク13のドレン付き点検マンホール15と脱出止水マンホール7を示した屋上の平面図である。
【0023】
【0024】
図6は、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材1を、組固定して成る型枠2の両側面にスライド鋼管3をアンカーボルト4で取付、該スライド鋼管3内に、振れ止め支柱5を吊り込み挿入して成る型枠躯体8と振れ止め支柱の基礎9内に、コンクリート10を連続打設して、コンクリート10の凝固によって成る避難シェルター11で、
図3に示したB~B”部の断面図である。
【0025】
図7は、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材1を、組固定して成る型枠2の両側面にスライド鋼管3をアンカーボルト4で取付、該スライド鋼管3内に、振れ止め支柱5を吊り込み挿入して成る型枠躯体8と振れ止め支柱の基礎9内に、コンクリート10を連続打設して、コンクリート10の凝固によって成る避難シェルター11で、
図3に示したB~B”部のスライドした状態を示した断面図である。
【0026】
以上、図面について説明したが、本発明は、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材を用いることで、複雑な形状の型枠躯体が容易に形成できるとともに、コンクリートの連続打設で止水のコンクリート躯体が構築できる。さらに、鉄筋を必要としない強固な無筋コンクリート躯体の構築を可能にすることを目的としたものである。
【0027】
また、本発明で使用する板材やセパ材は我が国の木材を使用することから、全国市町村の疲弊する山村林業の活性化に貢献ができる。
【0028】
凡例
型枠材1
30mm×120mm×1,500mmの二枚の板材を、100mmの間隔を開けて並置して、3個の30mm×120mm×100mmの床盤板セパを500mm間隔に固定して成る型枠材1
連結用板材2
30mm×120mm×1,500mmの連結用板材2
【実施例1】
【0029】
「
長期の避難生活が可能な水に浮くコンクリートの避難シェルターの実施例」
図7を参照に、二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材1を、平らな地盤の上に敷設並置して、連結ビス固定して成る基礎床盤型枠22、該基礎床盤型枠22の上に、型枠材1を用いて汚泥貯留槽14・壁躯体8・軒下の浮袋12・雨水貯留タンク13などの型枠を成し、その上に型枠材1と連結用板材2を用いて交互に連結ビス固定することで、コンクリートの打設開口部を有するスラブ型枠Cと成る避難シェルターの型枠躯体23、該避難シェルターの型枠躯体23に、止水扉6や脱出止水マンホール7などを設けて、
前記、避難シェルター型枠躯体23の両側面に、複数のアンカーボルト4で固定したスライド鋼管3内に二本の振れ止め支柱5を基礎穴まで挿入して、前記、コンクリートの打設開口部を有するスラブ型枠Cの開口部から、避難シェルター型枠躯体23内へコンクリート10を連続打設しする、さらに、二本の振れ止め支柱5の基礎穴内にコンクリート10を打設して振れ止め支柱の基礎をなし、コンクリート10の凝固によって、水に浮くコンクリートの避難シェルターとなる、該水に浮くコンクリートの避難シェルター11は浸水量で振れ止め支柱5の長さ内を上下にスライド移動ができる、二本の振れ止め支柱を有する水に浮くコンクリートの避難シェルター。
【0030】
この発明において、実施例に示した寸法は、一例を示したものであり、他の寸法に置き換えることは可能である。例えば、型枠材の長さや板厚、さらにセパ板の寸法は強度によって自由に設定できる。また、型枠材の大きさも自由に設定ができる。さらに、木材に代わる材料など強度が得られるものであれば発明を支障なく実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
災害が多発する我が国で、津波災害や浸水災害に耐える避難シェルターを開発すれば、大半の災害から家族の生命財産が守れるとの思いから、長期の避難生活が可能な水に浮くコンクリートの避難シェルターの開発に至った、この避難シェルターを全国に普及すれば、行政が推進している津波避難タワーや避難食の備蓄倉庫の建設は不要になり、避難訓練や高台避難も軽減できる。さらに、被災者は避難所生活や仮設住宅での避難生活から回避できるとともに、行政は被災者の対応から解放されて本業に専念できる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図2】二枚の板を複数の板セパで固定した型枠材の鳥瞰図。
【
図7】
図3に示したB~B”部のスライドした状態を示した断面図である。
【符号の説明】
【0033】
1. 型枠材
2. 連結用板材
3. スライド鋼管
4. アンカーボルト
5. 振れ止め支柱
6. 止水扉
7. 脱出止水マンホール
8. 壁躯体
9. 振れ止め支柱の基礎
10. コンクリート
11. 避難シェルター
12. 軒下の浮袋
13. 雨水貯留タンク
14. 汚泥貯留槽
15. ドレン付き点検マンホール
16. 止水ドア
17. 換気筒
18. 点検止水マンホール
19. 逆V字型吊り金物
20. 止水窓
21. アプローチ台
22. 基礎床盤型枠
23. 避難シェルターの型枠躯体
A、上下にスライドする避難シェルター
B、基礎床盤
C、コンクリートの打設開口部を有するスラブ型枠