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▶ 高橋 康造の特許一覧

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  • 特許-調理用具用蓋 図1
  • 特許-調理用具用蓋 図2
  • 特許-調理用具用蓋 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-30
(45)【発行日】2022-10-11
(54)【発明の名称】調理用具用蓋
(51)【国際特許分類】
   A47J 36/06 20060101AFI20221003BHJP
【FI】
A47J36/06 Z
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2022084935
(22)【出願日】2022-05-25
【審査請求日】2022-05-25
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】722005802
【氏名又は名称】高橋 康造
(72)【発明者】
【氏名】高橋 康造
(72)【発明者】
【氏名】堀江 清
【審査官】川口 聖司
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3110558(JP,U)
【文献】特開平11-299662(JP,A)
【文献】特開2009-148323(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2021/0212503(US,A1)
【文献】韓国登録実用新案第20-0386719(KR,Y1)
【文献】韓国登録実用新案第20-0418558(KR,Y1)
【文献】韓国公開実用新案第20-2013-0005738(KR,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 27/00-27/13
A47J 27/20-29/06
A47J 33/00-36/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円環状の内枠と円環状の外枠と調理用シートからなる調理用具用蓋であって、前記内枠は上面断面積が下面断面積よりも小さい枠体であり、前記外枠も上面断面積が下面断面積よりも小さい枠体で、かつ高さが前記内枠よりも小さい枠体であり、前記調理用シートは前記内枠の外周面と前記外枠の内周面との間に挟持されることを特徴とする調理用具用蓋。
【請求項2】
前記内枠の内周部には、取っ手部が回動自在に係止されていることを特徴とする請求項1に記載の調理用具用蓋。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、調理の際に使用する鍋やフライパン等の調理用具の蓋に関する。
【背景技術】
【0002】
今までの鍋やフライパン等の調理用具の蓋は、その調理用具専用の蓋であることが多く、金属製やガラス製であるため重く、使用後も調理用具や食器類と一緒に洗浄する必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第3211304号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
調理用具の洗浄には、一般に洗剤を使用しながら複数の食器類と一緒に洗浄することが多く、調理用具用蓋の材質によっては、重いものもあるため、洗浄時に他の食器類とぶつかり食器類を破損することがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明は円環状の内枠と円環状の外枠と調理用シートからなる調理用具用蓋であって、前記内枠は上面断面積が下面断面積よりも小さい枠体であり、前記外枠も上面断面積が下面断面積よりも小さい枠体で、かつ高さが前記内枠よりも小さい枠体であり、前記調理用シートは前記内枠の外周面と前記外枠の内周面との間に挟持されることを特徴とする。また、前記内枠の内周部には、取っ手部が回動自在に係止されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
上記手段による本発明の調理用具用蓋によれば、使用後に調理用シートのみを廃棄するだけでよく、内枠と外枠はそのまま再利用可能である。また、内枠と外枠は軽量であるため、調理用具の大きさに合わせて複数種用意していても嵩張ることはない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の調理用具用蓋の外観を示す斜視図である。
図2】本発明の調理用具用蓋の各構成部材の外観を示す斜視図であり、 (a)は内枠、(b)は外枠、(c)は調理用シートである。
図3】本発明の調理用具用蓋を鍋に使用した状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の調理用具用蓋の具体的構造を以下の実施例に示す。
【実施例
【0009】
図1は本発明の調理用具用蓋の外観を示す斜視図であり、図2は本発明の調理用具用蓋の各構成部材の外観を示す斜視図である。これらの図において、円環状の内枠1及び円環状の外枠3は難燃性の樹脂から形成され、前記内枠1の内側には、直径方向に2箇所の取っ手取り付け部7で回動自在に支持された取っ手部2が取り付けられている。また、前記内枠1は側面視円錐台状であり、上面の断面積が下面の断面積よりも小さい形状となっている。円環状の外枠3も側面視円錐台状であり、上面の断面積が下面の断面積よりも小さい形状となっており、前記外枠3は前記内枠1に篏合するようになっている。さらに、厚手の不織布で形成された調理用シート4が前記内枠1の下面を覆い、前記内枠1の外周面に被せる形で装着され、さらに前記外枠3が前記調理用シート4を挟むように、前記内枠1に篏合されている。なお、前記調理用シート4としてアルミホイルを代用することもできる。この場合には、必要に応じて空気逃がし穴5を開けておいてもよい。
【0010】
図3は本発明の調理用具用蓋を鍋に使用した状態を示す斜視図である。図1に示す調理用具用蓋は、鍋6の上面開口部を覆うように装着される。鍋の大きさに応じて調理用具用蓋の大きさも適宜変更すればよい。
【符号の説明】
【0011】
1・・・内枠、2・・・取っ手部、3・・・外枠、4・・・調理用シート、5・・・空気逃がし穴、6・・・鍋、7・・・取っ手取り付け部


【要約】
【課題】調理用具の洗浄には、一般に洗剤を使用しながら複数の食器類と一緒に洗浄することが多く、調理用具用蓋の材質によっては、重いものもあるため、洗浄時に他の食器類とぶつかり食器類を破損することがあった。
【解決手段】円環状の内枠と円環状の外枠と調理用シートからなる調理用具用蓋であって、前記内枠は上面断面積が下面断面積よりも小さい枠体であり、前記外枠も上面断面積が下面断面積よりも小さい枠体で、かつ高さが前記内枠よりも小さい枠体であり、前記調理用シートは前記内枠の外周面と前記外枠の内周面との間に挟持される。
【選択図】図1


図1
図2
図3