(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-30
(45)【発行日】2022-10-11
(54)【発明の名称】バタフライ型キーウォレット
(51)【国際特許分類】
A47G 29/10 20060101AFI20221003BHJP
E05B 19/00 20060101ALI20221003BHJP
【FI】
A47G29/10 A
E05B19/00 F
(21)【出願番号】P 2018563075
(86)(22)【出願日】2017-06-30
(86)【国際出願番号】 NL2017050436
(87)【国際公開番号】W WO2018004346
(87)【国際公開日】2018-01-04
【審査請求日】2020-05-18
(32)【優先日】2016-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】NL
(32)【優先日】2017-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】NL
(73)【特許権者】
【識別番号】514221908
【氏名又は名称】アール.ジェイ.ファン ゲル ビヒール ベーファオ
(74)【代理人】
【識別番号】100086461
【氏名又は名称】齋藤 和則
(72)【発明者】
【氏名】ファン ゲル、レネ ヨハン
【審査官】大内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】欧州特許出願公開第01243198(EP,A1)
【文献】米国特許第01494242(US,A)
【文献】特表平11-503636(JP,A)
【文献】英国特許出願公開第02471197(GB,A)
【文献】米国特許第04228836(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 29/10
E05B 19/00
A45C 11/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
4つの境界端部を有するウォレットであって、2つのシェル要素を有し、前記シェル要素は接続手段により前記ウォレットの背骨において結合され、前記背骨にある枢動軸の周りを互いに対して枢動でき、1つの前記シェル要素の第1の長手方向境界端部が他の前記シェル要素の対応する前記第1の長手方向境界端部から離れるように移動して、前記シェル要素の相互枢動により前記ウォレットの開いた位置と閉じた位置の間を移動でき、
事前引張された膜材料が前記1つのシェル要素から前記背骨を経由して前記他のシェル要素まで伸長し、そして前記ウォレットが前記開いた位置にある時と前記閉じた位置にある時の両方において、それら前記シェル要素に付勢して、前記ウォレットの前記閉じた位置から前記開いた位置の方向へ枢動させ、そして
それぞれの前記シェル要素は前記ウォレットの主面を提供し、そして
前記事前引張された膜材料の付勢に起因する、前記ウォレットの前記閉じた位置から前記開いた位置の方向への、前記ウォレットの前記開いた位置を超える前記シェル要素のさらなる枢動は、前記ウォレットの停止手段により阻止される、
ことを特徴とするウォレット。
【請求項2】
前記閉じた位置のシェル要素は細長いスリーブ状の形状を提供し、そして前記ウォレットの完全に開いた位置では前記シェル要素は相互に120度未満に限定された角度を形成し、前記シェル要素は、第2の長手方向
境界端部に沿って互いに対してただ単に接続され、また剛性の背骨を提供するヒンジ接続を提供し、
前記閉じた位置では前記ウォレットの内部空間は前記4つのウォレット境界端部の内の3つの前記ウォレット境界端部を経由して周辺環境に対して開放され、
前記4つのウォレット境界端部は、前記ウォレットの前記主面の1つに向かって見た時に長方形の形状を提供し、
前記ウォレットは前記背骨(11)における前記シェル要素の枢動により前記開いた位置と前記閉じた位置の間を移動する、
ことを特徴とする請求項1に記載のウォレット。
【請求項3】
前記背骨を備える前記ウォレット境界端部は、前記ウォレットを前記周辺環境から密閉する唯一のウォレット境界端部である、ことを特徴とする請求項2に記載のウォレット。
【請求項4】
1つまたは複数のキーを前記ウォレットに係留するキー保持手段を有し、
前記キー保持手段は、前記キー保持手段と前記1つまたは複数のキーが完全に前記ウォレットの中にある引込位置と、前記キー保持手段の一部と前記1つまたは複数のキーの少なくとも1つが前記ウォレットの外に突出する伸長位置と、の間で移動でき、そして
前記ウォレットは、前記キー保持手段が前記引込位置にあり、そして前記キー保持手段と前記1つまたは複数のキーが完全に前記ウォレットの中にある場合と、前記キー保持手段が伸長位置にあり、前記キー保持手段と前記1つまたは複数のキーの一部が前記ウォレットの外にある場合の両方で前記ウォレットは閉じた位置にありうる、ように設計される、ことを特徴とする請求項1-3のいずれか一項に記載のウォレット。
【請求項5】
少なくとも1つの前記シェル要素は、前記膜材料の弾性変形による一時的な外側への膨らみを許容する第1の領域を有し、前記第1の領域は剛性の境界により完全に周方向に範囲を定められ、前記第1の領域は、前記膨らみを起こした負荷が取り除かれた時に最初の無負荷の状態に直ちに跳ね戻る、ことを特徴とする請求項
4に記載のウォレット。
【請求項6】
前記ウォレットは、前記キー保持手段と前記1つまたは複数のキーが、前記ウォレットが開いた位置にある場合にのみ、前記引込位置と前記伸長位置の間を移動できるように設計される、ことを特徴とする請求項4または5に記載のウォレット。
【請求項7】
前記膜材料は、両方の前記シェル要素を覆い、そして1つの前記シェル要素から他の前記シェル要素に前記背骨を通って伸長し、そして前記ウォレットの前記閉じた位置および前記開いた位置の両方において少なくとも5%の伸長率で事前引張される、弾性的に伸縮性のホイルを提供し、前記事前引張された膜材料は、前記ウォレットの前記閉じた位置および前記開いた位置の両方において、前記シェル要素を、前記ウォレットの前記閉じた位置から前記開いた位置への移動の方向に付勢する、ことを特徴とする請求項
2に記載のウォレット。
【請求項8】
少なくとも1つの前記シェル要素は、矩形の空間フレームを有し、前記空間フレームは、前記シェル要素の境界端部を提供し、そしてまた前記シェル要素の窓の外部境界を提供し、
前記窓は前記第1の領域を提供し、そして前記膜材料により覆われ、
前記ウォレットは剛性の境界端部と前記主面を有し、前記主面は、前記窓の領域において、前記閉じたウォレット内の嵩張る内容物により外側に膨らませられうる、
ことを特徴とする請求項5に記載のウォレット。
【請求項9】
前記ホイルは、前記背骨においてヒンジにより連結される前記第2の長手方向境界端部とは反対側に位置する前記シェル要素の前記第1の長手方向境界端部に固定的に取り付けられ、そして前記ホイルは他の境界端部では緩んでいる、ことを特徴とする請求項7に記載のウォレット。
【請求項10】
前記膜材料は矩形であり、事前引張されて少なくとも10%弾性伸長し、しわが無く、容易に折り目を付けられまた畳まれることができ、前記膜材料は、その方向が前記シェル要素の前記第1と第2の長手方向境界端部と平行な向きである、前記枢動軸の向きと平行な方向において、同じ方向における前記シェル要素の寸法以下の寸法を有する、ことを特徴とする請求項
9に記載のウォレット。
【請求項11】
前記膜材料はホイルを提供し、前記ホイルは少なくとも100%の弾性伸長を許容し、そして長さ100ミリメートル、幅100ミリメートルのシートの1ミリメートルの伸長に対し少なくとも0.5ニュートンかつ5ニュートン以下の弾性的付勢を提供し、ホイル厚みは少なくとも0.25ミリメートルかつ1.7ミリメートル以下であり、前記ホイルは、当該ホイルの面に平行な1つの方向に、当該ホイルの面に平行な垂直方向の弾性伸長と比べて少なくとも50%異なる弾性伸長を許容し、それにより前記ホイルは異方性伸長挙動を有し、ここにおいて前記ホイルが最小伸長を許容する方向は前記ウォレット枢動軸に平行な方向であり、そして前記ホイルは弾性伸長糸から織られるか、編まれるか、または紐編みされることを特徴とする請求項1-10のいずれか一項に記載のウォレット。
【請求項12】
前記膜材料は弾性伸長糸から織られるか、編まれるか、または紐編みされることを特徴とする請求項1-11のいずれか一項に記載のウォレット。
【請求項13】
前記シェル
要素の開放角度を90度未満に制限するため、前記背骨に関係する機械的停止を備える、ことを特徴とする請求項1-12のいずれか一項に記載のウォレット。
【請求項14】
前記背骨はヒンジを提供し、前記ヒンジはシャフトが無く、そして前記シェル要素は前記ヒンジに第2の長手方向境界端部を有し、前記第2の長手方向境界端部は、前記シェル要素の前記背骨における枢動を許容するために相互に形状嵌合を有するように形状を決められ、そして前記第2の長手方向境界端部は緩い相互係合を有し、そして互いの中に嵌合する間に、前記事前引張された膜材料の付勢により、相互係合を維持され、そして互いに対する押圧を維持される、ことを特徴とする請求項1-13のいずれか一項に記載のウォレット。
【請求項15】
空の閉じたウォレットの厚さより厚い積層を提供する複数のキーを内蔵することができるウォレットであって、手に持った場合、前記閉じたウォレットは剛性に感じられ、一方同時に主面はスポンジのように指の先で押しつぶすことができ、そして内包される前記キーは前記主面を介して検知することができ、一方剛性の検知は剛性のウォレット境界端部により提供される固定の長さ、幅および厚さに起因し、一方空の閉じた位置の前記ウォレットは平らで滑らかな主面を持つ容器のイメージを提供し、他方で前記複数のキーを内包した場合、片方または両方の主面は外に膨らみ、そして前記ホイルは、前記ウォレットが前記複数のキーを内包した場合、前記積層の圧印または型押し効果により、前記ホイルを介して前記積層を見えるようにする起伏を獲得する、ことを特徴とする請求項
7または11に記載のウォレット。
【請求項16】
無負荷で閉じられた場合、80-120ミリメートルの長さ、30-60ミリメートルの幅、5-30ミリメートルの厚さを有する、ことを特徴とする請求項1-15のいずれか一項に記載のウォレット。
【請求項17】
前記シェル要素はラッチを備えるロックにより前記閉じた位置に保持され、前記ラッチは操作ボタンに操作上接続され、前記操作ボタンは前記ラッチを移動させて前記ロックを解除するように操作されるように構成され、そして
前記ウォレットの前記シェル要素は、前記事前引張された膜材料の付勢により、前記開いた位置に移動し、そして前記事前引張された膜材料の連続的付勢により、前記開いた位置に保持される、
ことを特徴とする請求項1-16のいずれか一項に記載のウォレット。
【請求項18】
前記シェル要素を前記枢動軸の周りで押し合わせることにより、前記事前引張された膜材料の付勢に対抗して、閉じるように操作されうるウォレットであって、前記膜材料の事前引張は前記ウォレットの開いた位置から閉じた位置への移動の間に少なくとも2.5%増加する、ことを特徴とする請求項1-17のいずれか一項に記載のウォレット。
【請求項19】
ウォレットであって、4つのウォレット境界端部を有し、前記ウォレットは2つの対向する主面と、2つの対向する長い副面と、そして2つの対向する短い副面とを備え、前記長い副面と前記短い副面は前記ウォレットの厚さを提供し、そして前記長い副面は前記短い副面と90度の角度で会合し、前記ウォレットはさらに2つのシェル要素を有し、前記2つのシェル要素は前記ウォレットの背骨において接続手段により結合され、その結合の態様は、前記2つのシェル要素が前記背骨における枢動軸の周りを互いに対して枢動できる態様であり、1つの前記シェル要素の第1の長手方向境界端部が、もう1つの前記シェル要素の対応する前記第1の長手方向境界端部から離れるように移動可能であり、それらシェル要素の相互の枢動により前記ウォレットの閉じた位置と開いた位置の間を移動し、
ここで前記ウォレットの外部表面としての包絡表皮を提供する事前引張された膜材料は、1つの前記シェル要素から前記背骨を経由して他の前記シェル要素まで伸長し、そして前記ウォレットが前記開いた位置にある時と閉じた位置にある時の両方において、それら前記シェル要素に付勢して、前記ウォレットの前記閉じた位置から前記開いた位置の方向へ枢動させ、
そしてそれぞれの前記シェル要素は前記ウォレットの1つの主面を提供し、
前記膜材料は少なくとも20%の弾性伸長を許容し、前記閉じた位置では前記ウォレットは長いスリーブ様の形状を提供し、前記ウォレットの完全に開いた位置では、それら前記シェル要素は少なくとも45度かつ120度未満の相互角度を形成し、それら前記シェル要素は前記背骨に沿って互いに対してただ単に接続され、
前記ウォレットは一束の金属製の家のドアキーを包含し、前記束は前記ウォレットの保持手段により前記ウォレットに係留され、
前記保持手段は、前記保持手段と前記一束のキーが完全に前記ウォレットの中にある引込位置と、前記保持手段の一部と前記一束のキーの全てが前記ウォレットの外に突出する伸長位置と、の間で移動し、
前記膜材料は、両方の前記シェル要素を覆い、そして1つの前記シェル要素から他の前記シェル要素に前記背骨を通って伸長し、そして前記ウォレットの前記閉じた位置および前記開いた位置の両方において少なくとも5%の伸長率で事前引張される、弾性的に伸縮性のホイルを提供し、前記事前引張された膜材料は、前記ウォレットの前記閉じた位置および前記開いた位置の両方において、前記シェル要素を、前記ウォレットの前記閉じた位置から前記開いた位置への移動の方向に付勢し、
それぞれの前記シェル要素は構造形状において矩形の形状の剛性の空間フレームを有し、前記空間フレームは、前記シェル要素の境界端部を提供し、そしてまた前記シェル要素の開口部の外部境界を提供し、
前記開口部は前記膜材料により覆われ、
前記ウォレットは剛性のウォレット境界端部を有し、そして、前記開口部の領域において、前記閉じたウォレット内の嵩張る内容物により前記膜材料の弾性伸長に起因して外側に膨らませられうる、主面を有し、そして前記開口部は前記シェル要素の表面積の少なくとも50%を占め、
前記ウォレットは前記ホイルの付勢に抗して前記シェル要素の開放角度を120度未満に制限するための、前記背骨に関係する機械的停止手段を有し、
前記シェル要素は、第2の長手方向境界端部に沿って互いに対してただ単に接続され、
前記ウォレットは前記第1と第2の長手方向境界端部に平行な80-120ミリメートルの長さ、前記第1と第2の長手方向境界端部に垂直な30-60ミリメートルの幅、および、5-30ミリメートルの厚さを有し、
前記ホイルの事前引張は前記ウォレットの開いた位置から閉じた位置への移動の間に少なくとも2.5%増加し、
前記ホイルは容易に弾性折り目を付けられ、そして折ることでき、そして前記ウォレットの開いた位置および閉じた位置において、前記ウォレットの平坦な主面を前記ホイルが前記開口部を覆う領域の中に提供し、
前記ウォレットは、前記閉じた位置において、前記長い副面の両方は密閉されていてキーが通過するのを許容せず、一方1つの短い副面はキーが通過するための少なくとも2ミリメートルの開口部を画定するように設計され、そして
前記ウォレットは膜材料の付勢に抗して前記シェル要素を互いにロックすることにより、前記ウォレットを閉じた位置に維持するための開閉可能なロック手段を備え、そして前記ロック手段を解除して前記シェル要素を解放するための解放手段を備える、
ことを特徴とするウォレット。
【請求項20】
前記膜材料はホイルを提供し、前記ホイルは少なくとも100%の弾性伸長を許容し、そして長さ100ミリメートル、幅100ミリメートルのシートの1ミリメートルの伸長に対し少なくとも0.5ニュートンの弾性的付勢を提供し、ホイル厚みは少なくとも0.25ミリメートルかつ1.7ミリメートル以下である、ことを特徴とする請求項19に記載のウォレット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キーまたは類似の物品(以下、全体的に「キー」と呼ばれる)を保管するためのウォレットに関する。本明細書におけるキー手段とは、一般的には細長い金属製の物品であり、手で握り、家や車のドアのキーホールに挿入して、挿入したキーを時計回りまたは反時計回りに回してドアをロックおよびロック解除するものを意味する。
【背景技術】
【0002】
従来技術のキーウォレットは、例えば、GB877325A(特許文献1)、US1187852A(特許文献2)、CH596796A5(特許文献3)、DE3702505C1(特許文献4)、EP1243198A1(特許文献5)、US1494242A(特許文献6)および他の多くの文献に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】GB877325A
【文献】US1187852A
【文献】CH596796A5
【文献】DE3702505C1
【文献】EP1243198A1
【文献】US1494242A
【発明の概要】
【0004】
「弾性のある」「弾力性のある」「曲がる」という用語は、ゴムまたは弾性バンドのように、要素または材料が長さおよび/または幅方向に拡張できることを説明するために主に使用される。
【0005】
本発明の目的は多様であり、以下の1つまたはそれ以上でありうる:使用の快適性;片手による操作;直観的な操作;安全な操作;信頼できる操作;長寿命;量産に適する;環境にやさしい;限られた部品点数;大量のコンパクトな保管および/または輸送;コンパクトサイズ;単一または少数のキーおよび多数のキーの両方において周りにきつく適合する;ズボンポケットサイズ;魅力的な外観;修理が容易;リサイクルが容易;ズボンのポケット内で持ち運ばれている間にキーが互いにぶつかって破損しないようにキーを保護;キーの束のガタガタ騒音を防止;特大の、特に極端に長いキーの保管が可能;キーの束から単一のキーを簡単に選択可能;単一のキーが操作可能にウォレットの外にあり、一方、束の残りのキーはウォレット内に格納されることを許容する;格納されたキーに簡単にアクセス可能;キーの束からのキーの削除や追加が容易;キーの束が、ユーザの単純な動き、例えば手または手首によって、ウォレットに容易に出入りする;キーに加えて壊れ易い物品、例えば、紙巻タバコの安全な保管を可能にする;玩具または運動器具例えば小さな物体用の打楽器またはトランポリンとして使用することができる;他の物品を保護する;同じポケットまたはバッグに入れて持ち運ばれる他の物品、例えば携帯電話またはウォレット、およびポケット又はバッグそれ自体を、キーによって引き起こされる破損、例えば傷や磨耗から防止する;ウォレットが閉じられている間に、ウォレットに取り付けられた1つまたは複数のキーがウォレットの外側にあることを可能にする;片手に収まるのに十分なほど小さい寸法、例えばほぼクレジットカードのフォーマット。
【0006】
本発明のウォレットは、好ましくは2つのシェル要素、例えば半身(パネルとも呼ばれる)から構成され、それらは接続手段により結合され、それによりそれら半身は互いに対して移動でき、1つのシェル要素の一部、例えば境界端部が他のシェル要素の対応する部分から離れるように移動して、ウォレットを開閉することができる。これは、シェル要素の一方または両方の枢動または旋回または回転運動によることが好ましいが、並進運動またはこれらの運動の2つ以上の組み合わせも実現可能である。
【0007】
好ましくは、ウォレットは、端部および/または側面(副面とも呼ばれる)が硬く、例えば硬いフレームにより提供され、一方1つのまたは両方の対向する主面は、無負荷の平坦な形状と、主面に垂直に作用する負荷、例えばウォレットの中身により引き起こされる膨らんだ形状との間を例えば繰り返し移動する、弾力的たわみを許容する、容器を提供する。そのため、手持ちの場合、閉じたウォレットが固く感じられると同時に、スポンジのように主面が指先により押し込まれることができ、そして内包されるキーは主面を介して検知することができる。固い感覚は、剛性の端部によって提供される固定の長さと幅と厚みに起因する。
【0008】
好ましくは、ウォレットは、表皮(膜またはホイルまたは布とも呼ばれる)によって覆われまたは提供される1つまたは複数の外壁部分を有する。表皮は、単一の材料タイプによって提供され、または2つ以上の材料タイプ、例えば、互いに隣り合って配置され、例えば縫い目またはシームレスジョイントによって互いに接合されるストリップとして提供されることができる。
【0009】
好ましくは、負荷のない閉じた位置のウォレットは、平らなおよび/または滑らかな主面を有する容器の形を提供するが、一方閉じたウォレットの元の厚さ(すなわち、無負荷のときのウォレットの厚さ)を超えるキーの山が詰め込まれた場合は、一方または両方の主面が外側に膨らみ、そして好ましくは、両方の場合において、ウォレットを開くために相互に移動する部分の間の有りうる隙間を別として、ウォレットはその外側端部に沿って閉じられている。
【0010】
表皮またはその一部の弾性的動きは、表皮が打撃ドラムのシートのようにドラムの開口部を横切ってぴんと張られ、そして局所的に表皮に垂直な力が例えば指先により印加される場合、局所的窪みが生成され、そしてその力が取り除かれると、表皮は直ちに跳ね戻るまたはリバウンドする。典型的には、表皮は、表皮に負荷を与える物体例えばキーの輪郭が反対側の表面に見える(言い換えれば、圧印や型押し効果により物体が表皮を介して見えるようにする起伏を表皮が獲得する)ように変形する。
【0011】
例えば、ウォレットは、ウォレットを開閉するように設計された枢動軸を提供する剛性の背骨(ヒンジまたはピボットとも呼ばれる)と、背骨から延びる2つのシェル要素と、を有し、それにより2つのシェル要素は、例えば本の表面と裏面のように背骨においてヒンジ連結され、それらシェル要素は固定の長さと幅を有する。
【0012】
以下の1つ以上が表皮又はその一部に適用される:好ましくは少なくとも5又は10又は20又は30又は50又は100又は200%弾力的または弾性的にたわむまたは拡張する;長さ100ミリメートル、幅100ミリメートルのシートに対する1ミリメートルのたわみに対して、弾性付勢が最大10または8または6または5または4または3または2または1.5ニュートン、および/または少なくとも0.1または0.25または0.5ニュートン;ウォレットが開いているおよび/または閉じている場合に好ましくは少なくとも2または5または8または10%のたわみで引き伸ばされるか又は事前引張される;ウォレットが開いた状態から閉じた状態に移行する間、引き伸ばしまたは事前引張は増加し、それは好ましくは少なくとも2.5または5または7または10%である;天然皮革または引張剛性(非伸縮性)布または織布または不織布とは異なる;天然皮革または引張剛性(非伸縮性)布または織布または不織布と比較して少なくとも10%多い弾性的たわみ;厚さが少なくとも0.25または0.5または0.8または1.0または1.3ミリメートルおよび/または最大1.7または2または2.5または3または5ミリメートル、例えば約1.5ミリメートル;異方性たわみが一方向に少なくとも5または10または15または20または50%異なるかまたは実質的にたわみが存在しない(実質的に非伸縮性である)、好適には最大たわみはウォレットの枢動軸に垂直な方向;弾性様またはゴム様材料またはゴムまたはラテックスまたはネオプレンから製造されるか、または弾性的にたわむ糸から織られまたは編まれまたは組まれたもの;ウォレットを開いた位置に付勢する手段を提供する;空気および/または水の透過性または不透過性;滑りにくい表面;ウォレットの枢動軸の両側に拡張する;好ましくは外部から枢動するウォレットのパネルを完全に覆う;好ましくは弾性的に容易に折り目をつけられ、および/または折り畳みできる;永久変形、例えば折り目および/または折り畳みおよび/またはしわに対して実質的に耐性を有する;永久変形、例えば、1つ以上の折り目、折畳みまたはしわが存在しない;シートまたはホイルまたは膜または布または織物のようなもの;穿刺抵抗性;耐水性;耐引裂性;ウォレットの内容物に対しその形状を弾性的に容易に適合させる;ほぼ矩形状;ホルダの幅の約2倍の寸法;実質的に非弾性または非伸縮性の材料または実質的に弾性の少ない材料、例えば天然皮革または布から部分的に作製される;無荷重のウォレットの開いた位置および/または閉じた位置において、少なくとも窓を覆う領域が、しわがない、折り目がない、襞がない、の内の1つ以上の特性を有する;少なくとも窓を覆う領域において、開いたおよび/または閉じた位置にある無負荷のウォレットが、平坦、滑らか、及びむらの無い面のうちの1つ以上の特徴を提供する。
【0013】
ハウジングには次の1つまたは複数が適用される:厚さの薄い壁;シャフトの無いピボット;枢動軸は、長い側面に沿って延びる;好ましくは対向する主面を提供する、2つの相互に枢動するパネル;パネルはピボットにスナップフィットする;パネルはピボットを提供するための一体型ヒンジ部を有する;少なくとも1つのパネルは、剛性の空間フレームおよび/または1つ以上の開口部を備える;空間フレームは単一の開口部を画定する;空間フレームは外縁を提供する;空間フレームは、構造またはフレームワークを提供するか、または周縁である;空間フレームはU字型であり、その遠位の脚部の端部は背骨と接合されている;パネルは金属、例えば板金からなり、例えばパネルの空間フレーム、またはその一部は、金属、例えば板金からなる;パネルは表皮に覆われている;開口部(窓とも呼ばれる)は表皮によって閉じられている;主面またはパネルに関連する開口部は、主面またはパネルの表面積の少なくとも50または60または70または80または90%を占める;矩形;長さは少なくとも幅の2倍;厚さ(無負荷状態、閉じた状態)は幅の20%または25%または50%または75%以下;厚さ(無負荷、閉じた状態で)は少なくとも5または10ミリメートルで、および/または20または25または30ミリメートル以下である;内部空間(無負荷、閉じた状態)の厚さ(すなわち、1つの主壁から反対側の主壁まで測定される)は、少なくとも5または10ミリメートルで、および/または20または25または30ミリメートルを超えない(物体、例えば鍵などは内部空間に保管されている);細長い;長さは、少なくとも50または80または90ミリメートル、および/または最大110または120ミリメートルであり、例えば約100ミリメートルである;幅は、少なくとも30または40ミリメートル、および/または最大50または60ミリメートルであり、例えば、約45ミリメートルである;外側端部の少なくとも3つまたは4つは剛性である(矩形の場合には、閉じた状態では4つの端部を有する);
【0014】
表皮によって開いた位置に付勢され、好ましくは完全に開いた位置にある場合にはさらに開くように付勢され、ここでさらなる開きは例えばウォレットの停止手段により阻止される;停止手段はヒンジに一体化されている;好ましくはキーのグリップ(「グリップ」は、キーが鍵穴に挿入される場合に親指と人差し指の間に保持されるキーの部分を意味する)の孔に係合するキー保持または接続手段(ここでは「チェーン」とも呼ばれる)は、例えばキーリングまたはループおよび/または可撓性引張り部材からなり、キーを担持する;チェーンの長さはホルダの長さの少なくとも50または75%;少なくとも1つのチェーンの末端は、キーを追加し又は取り外しまたは安全のため(例えば事故の場合)、例えば、スナップフィットによってハウジングに一時的に固定される;チェーンの長さは、ホルダ固定端との最短距離より少なくとも25%または50%または75%または100%長い;チェーンの端部はパネル端部、好ましくは短い方の端部に、例えばほぼ中間に固定される;チェーン端部はピボットにまたはその近くに固定される;各チェーン端部は適切なパネルに固定される;単一チェーンがすべてのキーを保持する;弾性または非弾性チェーン;弾性で拡張可能な保管空間、例えば50%または100%または150%の厚さの拡大;保管空間の境界はホルダの外壁、例えば表皮によって提供される;保管空間の拡張はホルダ体積の同一の拡大を提供する;パネルは両方のパネルの枢動端部において引掛け部品により相互に係合する;パネルの枢動端部は表皮の付勢によって互いに押圧される;パネルは枢動端部で相互にゆるく当接する;パネル端部は枢動部において互いに嵌合する;枢動部のパネル端部は表皮の付勢に対抗して直ちに移動できる;枢動するシェル半身がパネルを提供する;閉じた位置において、少なくとも1つの側面が、少なくとも2または3または4または5ミリメートルのギャップを提供し、好ましくは1つまたは最大2つの側面がこのようなギャップを提供し、それは好ましくは実質的にまたは少なくともその全体の長さの50または75%に対してである;
【0015】
短い側面がそのギャップを提供する;シェル半身をロック解除するための操作ボタンは角または角の近くまたは端部の長さの中間、および/または長い端部または短い端部に位置する;操作ボタンはパネルの間に配置され、および/またはパネルの間から外側に突出する;操作ボタンはウォレットが閉じている間に外部からアクセス可能である;操作手段、例えばボタンは、ロック解除を作動させ、好ましくはロック部分の並進運動を提供する;ロックを作動させるための操作ボタンに関連する伝達手段;例えばユーザの指または親指の押込みまたは回転操作によって操作されるボタン;並進または回転ボタン;開放角度は、例えばピボットでの制限手段または停止手段により120度または110度または100度または90度または80度または70度未満に制限される;開放角度は少なくとも45度または60度;表皮は、閉じた位置から枢動させることによってホルダを弾力的に開く弾性力を提供し、ホルダの一方または両方の主面の表面積の少なくとも80%または90%または95%を提供し、および/またはパネルを付勢係合に維持する;表皮は例えば締め付けまたは挟み込みにより、好適にはパネルの単一の端部において、好適にはフレームに取り付けられる;表皮は、対向する端部に、好適には両方共長い端部に、または枢動軸に平行な端部(複数)においてフレームに、好適にはただ固定される;ピボットは1方のパネルの枢動端部にある部分的に円筒の内部壁を有し、その内部壁は他方のパネルの枢動端部にある部分的に円筒の外側壁の中にきつく入れ子にされ、それらの部分的に円筒の壁は枢動方向に互いに滑動係合する;外側円筒壁は、開いた位置に向かう枢動を制限するために、内側円筒壁の停止端部に関連する停止端部を有する;表皮は、ホルダの好ましくは緩い、包囲体または覆いまたは梱包を提供する;表皮は、ウォレットの開いたおよび/または閉じた位置において、事前引張されまたはタイトに引っ張られる;表皮は、開いた位置では少なくとも1または2または3または4または5または6または7または8または9または10%のたわみだけ、事前引張されまたは引っ張られる;
【0016】
表皮は外部表面を提供する;ロックは剛性のおよび/または内部ロックを提供する;ロックは内部で提供される;ロックは、ウォレットの開いた位置への付勢に対抗して固定的に、またはしっかりと対向する端部を保持する;ロックは解除手段によって解除可能であり、それは好ましくは操作手段により、例えば伝達手段を介して操作される;ロックは、閉じた位置において、互いに係合するスナップおよび/または引掛け部材を提供する;ロック部材は両方のパネルに、好適には外側端部において、好適には長い端部に、好適には中間に提供される;閉じた位置ではシェル半身は以下の1つ以上の特徴を有する:互いの上に積み重なる、互いの真上に位置する、互いに平行、ウォレットを閉じた位置に維持する;表皮はウォレットの2つの主面の外面を完全に覆う;閉じられている場合、ウォレットは、ウォレットの厚さによって間隔を置かれた外側の対向する2つの主面から構成される;厚さは、元の厚さの少なくとも2倍または3倍または4倍に弾性的または弾力的に拡大することができる;ロックはウォレットを選択的に閉じた状態に保つため、解放可能であり、好ましくは内部型である;閉じられた無負荷状態では、細長い、平坦な壁に囲まれたスリーブ状の形状である;2つのパネルは背骨だけで相互に接続されている;2つのパネルは、1つの端部に沿って相互に接続され、他方の3つの端部に沿って相互に自由である;閉じられた状態および/または開いた状態では、その内部は3つの側面を経由してアクセス可能であり、そして第4の側面を経由してはアクセスできない;短い副面の端部はピボットで相互に接続されるだけである;ウォレットが開いている間に互いに離れる方向に移動する端部の少なくとも1つは、例えば表皮への取り付け手段を提供する(例えば、表皮を固定する)ために、互いの方向に伸長する部分を有する。
【0017】
ウォレットのキー保持手段、例えばチェーンに対して以下の1つ以上の特徴が適用される:好適には少なくとも2つ、3つ、4つ、5つまたは6つのキーを保持する;関連するキーがウォレット内に格納された引込位置と、関連するキーのうちの1つ以上がウォレットから外部にあり、1つ以上の他の関連するキーがウォレット内に格納される、伸長位置との間で、例えば重力またはウォレットの動きに起因して、好適には自由に動くことができる;伸長位置で、チェーンの少なくとも一部、例えば、その少なくとも20または30または60または80%がウォレットの外側に突出している;引込位置では、チェーンは完全にウォレット内にあるか、または5または10%を超えないチェーンがウォレットの外側にある;伸長位置と引込位置との間の移動のためにウォレットにヒンジ結合されている;ハウジングに取り付けられている;細長い;ハウジングと単一の接続点だけを有する;剛性の細長い部材、例えば、ロッドを有する。
【0018】
ウォレットは、好ましくは、2つの対向する主面、2つの対向する長い副面および2つの対向する短い副面によって提供され、副面はウォレットの厚さを提供する。長い副面は、90度の角度で短い副面に会合する。好ましくは、閉じている場合、長い副面は、キーが通過しないようにしっかり固定しており、および/または短い副面の一方または両方はキーが通過するための開口部を画定する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
添付の図面は、権利保護の範囲を限定することなく、本発明の好ましい実施形態を例示している:
【
図1-5】
図1および
図2は、対向する側から見た閉じたウォレットの斜視図である。
図3および
図4は、対向する側から見た開いたウォレットおよび関連するチェーン付きキーの斜視図である。
図5は、
図4と類似の眺望での閉じたウォレットを示し、関連するチェーン付きキーが示されている。
【
図6】閉じた状態のウォレットの主要構成要素の、スキンが取り外された分解斜視図である。
【
図7-8】
図7は、
図1に示すウォレットの端面図である。
図8は、
図1に示すウォレットの断面図である。
【
図9-10】
図9は開いた位置にある枢動パネルの空間フレームの分解斜視図である。
図10は閉じた位置にある組み立てられた空間フレームの断面図である。
【
図11-12】
図11は
図10のFの詳細図である(スケール5対1)。
図12は開いた位置にある組み立てられた空間フレームの断面図である。
【
図13-16】
図13は
図12のFの詳細図である。(スケール5対1)。
図14-16は、ウォレットの組み立て中の連続的なステップを示す断面図である。
【
図17-18】
図17は完成したウォレットの斜視図である。
図18は表皮の一実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
参照番号の意味:ウォレット1、キー2、キーグリップの孔3、ロックの操作ボタン4、主面または側面5、チェーン6、空間フレーム7、ロックのラッチ8、チェーン6のクイックコネクタ9、ロックのフック10、背骨またはピボット11、ホイル12(膜または表皮とも呼ばれる)、クリンチ端部13、開き角度を制限する停止手段14、空間フレーム7内の窓15。
【0021】
図1-8は、2つの空間フレーム、ゴム状ホイル材料の外側エンベロープ、表皮とも呼ばれる、ロックに関連する操作ボタン、キーチェーン、キー、1つのチェーン末端に関連するクイックコネクタを示す。
【0022】
閉じたウォレットの位置では、例えば
図1に示すように、枢動軸から遠位の重ね合わされたパネルの長手方向端部はお互い近くにあり、一方開いたウォレットの位置では、
図3に示すように、これらの端部は互いに離れるように動かされている。また、閉じたウォレットに主面が外側に膨らむようにキーが詰められている場合、これらの遠位端は内部ロックの堅固なフック部材によって
図1に示す位置に維持される。
【0023】
ウォレットは、2つの対向する主面と、2つの対向する長い側面と、2つの対向する短い側面とによって提供される。長い側面は90度の角度で短い側面と会合する。閉じている場合、長い側面はキーが通過できないようにしっかり固定しているが、短い側面はキーが通過するための開口部を画定する。
【0024】
図9は、パネルの枢動端部および表皮が固定される反対側の端部の詳細を提供する。
図6と比較して、ロックのフィーチャは存在せず、ピボット端部は異なる設計がされている。
【0025】
図10-13は、ピボット端部の形状フィットと開き角度を制限するための関連する停止要素の詳細を示す。表皮は存在しない。
【0026】
図14は、両方のパネル端部に固定された表皮を示し、そしてパネルを矢印に従って回転させることによって、
図15の位置が得られる。
図15から始めて、パネルを矢印に従って回転させることによって、
図16の位置が得られ、ここでピボット端部は形状フィットにより係合され、そして永久的に伸長されるエンベロープにより、係合において付勢される。
【0027】
図17は、閉じた位置で示される、ウォレット用のエンベロープを提供し、そしてパネルの遠位の端部が会合する線に沿って途切れる、表皮を概略的に示す。
【0028】
図18は、2つの材料タイプから作製された表皮を示す。中央のストリップは弾性があり、従って伸縮性が高く、そして両側のフィールドは天然皮革でできており、実質的に伸縮性がない。弾性の中央ストリップは、ウォレットの枢動軸と整列する。
図17のウォレットに貼られる場合、中央ストリップと天然革フィールドとの間の縫い目は、点線に位置することができる。
【0029】
図面は、両方のパネルがヒンジ連結手段の一部を提供すること示す。
あるいは、リビングヒンジが使用可能であり、またはパネルの1つが例えば背骨として実質的にヒンジを提供する。ロックは磁気的手段を含むことができる。
【0030】
図面、明細書および特許請求の範囲は、組み合わされた多くの特徴を含む。当業者であれば、これらも個別に考慮し、さらなる実施形態に組み合わせることができる。また、異なる実施形態も本発明に属する。ここで開示された実施形態における異なる特徴は、異なる方法で組み合わせることができ、いくつかの特徴の異なる態様は、相互に交換可能であるとみなされる。説明されたまたは図面で開示された特徴は、請求項またはそれらの参照におけるそれらの配置とは独立して、本発明の主題をそのようにまたは任意の組み合わせにおいて提供する。