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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-03
(45)【発行日】2022-10-12
(54)【発明の名称】物品取出装置及び物品搬送システム
(51)【国際特許分類】
   B65G 47/38 20060101AFI20221004BHJP
   B65G 47/52 20060101ALI20221004BHJP
   B65G 47/46 20060101ALI20221004BHJP
【FI】
B65G47/38
B65G47/52 B
B65G47/46 A
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2017210252
(22)【出願日】2017-10-31
(65)【公開番号】P2018076176
(43)【公開日】2018-05-17
【審査請求日】2020-10-30
(31)【優先権主張番号】P 2016214603
(32)【優先日】2016-11-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000110011
【氏名又は名称】トーヨーカネツ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110559
【弁理士】
【氏名又は名称】友野 英三
(72)【発明者】
【氏名】清野 智昭
【審査官】板澤 敏明
(56)【参考文献】
【文献】特開昭61-140445(JP,A)
【文献】実開昭60-036087(JP,U)
【文献】実開平03-007104(JP,U)
【文献】特開平08-033873(JP,A)
【文献】特開平03-027232(JP,A)
【文献】特開2000-211738(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0003114(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 47/38-47/52
B65G 21/00
B65G 65/23
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器に収納された物品を搬送する第1の搬送ラインと、前記物品を収納する収納箱を搬送する第2の搬送ラインとの間で前記物品を移動するシステムにおける前記第1の搬送ラインの所定位置に備えられる物品取出装置であって、
前記第1の搬送ラインを構成し前記容器もしくは前記物品が載置されて前記第1の搬送ラインの搬送方向に搬送させ得る第1の搬送台であって旋回駆動部の旋回軸を中心に回転可能である第1の載置部と、前記第2の搬送ラインを構成し前記旋回駆動部の旋回軸を中心に回転可能である支持部に載置されて前記収納された物品を前記容器の上部から覆うことができる第2の搬送台であって前記第2の搬送ラインの搬送方向に搬送させ得る第2の搬送台と、を有する取出機構と、
前記取出機構を旋回する旋回機構であって、前記第1の載置部を前記旋回駆動部の旋回軸を中心に回転させる第1の旋回機構と、前記支持部を前記旋回駆動部の旋回軸を中心に回転させる第2の旋回機構と、を含む旋回機構と
を具備し、
前記取出機構は、前記第2の搬送台としてのコンベヤ部と、前記コンベヤ部と前記支持部の間に連結部とをさらに備え、前記コンベヤ部が前記容器および/または前記物品を保持するときに前記連結部は伸縮調整を行うことを特徴とする物品取出装置。
【請求項2】
前記コンベヤ部は前記取出機構が前記旋回機構により旋回した後に前記物品を移動させることを特徴とする請求項記載の物品取出装置。
【請求項3】
前記第1の載置部と前記支持部とは夫々独立して旋回することを特徴とする請求項1もしくは2記載の物品取出装置。
【請求項4】
容器に収納された物品を搬送する第1の搬送ラインと、前記物品を収納する収納箱を搬送する第2の搬送ラインと、前記第1の搬送ラインと前記第2の搬送ラインとの間に設けられる移動ラインとを備えたシステムにおける、前記第1の搬送ラインと前記移動ラインとの間に用いられる物品取出装置であって、
前記第1の搬送ラインを構成し前記容器もしくは前記物品が載置されて前記第1の搬送ラインの搬送方向に搬送させ得る第1の搬送台であって旋回駆動部の旋回軸を中心に回転可能である第1の載置部と、前記移動ラインを構成し前記旋回駆動部の旋回軸を中心に回転可能である支持部に載置されて前記収納された物品を前記容器の上部から覆うことができる第2の搬送台であって前記移動ラインの搬送方向に搬送させ得るコンベヤ部である第2の搬送台と、を有する取出機構であって、前記取出機構は、前記コンベヤ部と前記支持部との間に連結部とをさらに備え、前記コンベヤ部が前記容器および/または前記物品を保持するときに前記連結部は伸縮調整を行う、取出機構と、
前記取出機構を旋回する旋回機構であって、前記第1の載置部を前記旋回駆動部の旋回軸を中心に回転させる第1の旋回機構と、前記支持部を前記旋回駆動部の旋回軸を中心に回転させる第2の旋回機構と、を含む旋回機構と
を具備することを特徴とする物品取出装置。
【請求項5】
容器に収納された物品を搬送する第1の搬送ラインと、前記物品を収納する収納箱を搬送する第2の搬送ラインと、前記第1の搬送ラインと前記第2の搬送ラインとの間に設けられる移動ラインとを備えたシステムにおける、前記移動ラインと前記第2の搬送ラインとの間で物品を移動させるのに用いられる物品取出装置であって、
前記移動ラインを構成し前記容器もしくは前記物品が載置されて前記移動ラインの搬送方向に搬送させ得る第1の搬送台であって旋回駆動部の旋回軸を中心に回転可能である第1の載置部と、前記第2の搬送ラインを構成し前記旋回駆動部の旋回軸を中心に回転可能である支持部に載置されて前記収納された物品を前記容器の上部から覆うことができる第2の搬送台であって前記第2の搬送ラインの搬送方向に搬送させ得るコンベヤ部である第2の搬送台と、を有する取出機構であって、前記取出機構は、前記コンベヤ部と前記支持部との間に連結部とをさらに備え、前記コンベヤ部が前記容器および/または前記物品を保持するときに前記連結部は伸縮調整を行う、取出機構と、
前記取出機構を旋回する旋回機構であって、前記第1の載置部を前記旋回駆動部の旋回軸を中心に回転させる第1の旋回機構と、前記支持部を前記旋回駆動部の旋回軸を中心に回転させる第2の旋回機構と、を含む旋回機構と
を具備することを特徴とする物品取出装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項うちのいずれか1記載の前記物品取出装置が前記第1の搬送ラインに複数設けられたことを特徴とする物品搬送システム。
【請求項7】
前記物品取出装置に対応して、物品を搬送移動する複数の移動ラインを前記第1の搬送ラインと前記第2の搬送ラインとの間にさらに備えたことを特徴とする請求項記載の物品搬送システム。
【請求項8】
前記第1の搬送ラインに設けられた複数の前記物品取出装置は、並行して動作することを特徴とする請求項または請求項記載の物品搬送システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンベヤを用いた物品取出装置及び物品搬送システムに係り、例えば、物品の搬送ラインとなる入ラインから、例えば出荷等に利用される出ラインへ、そのライン間で物品を自動的に移動するシステムに使用できる、物品取出装置及び物品搬送システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、物品および物品を収容する容器(以下、物品等)を格納する倉庫を用い、物品等を入庫し、保管し、適宜出庫する等、物流システムが知られている。
【0003】
例えば、各種、さまざまな物品を倉庫に保管しておき、顧客の希望により、指定されたオーダに基づき物品を取出し、まとめてコンテナ(箱)に収容して出荷等が行われている。出荷に際しては、倉庫に保管された物品等を取出し、搬送ラインを介して出荷ラインへ物品を載せ換えが必要となる。このライン間の物品の移動には、基本的には人手(作業者)を介して行われていた。
【0004】
一方、バケットの中身を払出すものとしては、例えば、特許文献1には製品を取出した後の空段ボール箱を収納したバケットから払出すバケット反転機が提案されている。
【0005】
また、選別、仕分け装置としては、搬送されてくる青果物等を載せたトレイを傾倒させ選別する選別装置が特許文献2に、搬送路の台車を傾けてシュートを介して集品容器へ仕分けする設備が特許文献3に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開平9-150943号公報
【文献】特開2010-158645号公報
【文献】特開2014-148405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一般に物品を収納した収容箱から、移し替え等の移動の対象となる物品の種類は多種、多様となり、それに伴い人手による選別作業も複雑で労力を必要とするものである。これに換えて特許文献2や特許文献3に見られるように、トレイ等から物品を取出す装置としてトレイ等自体を傾斜させ、移動させることも考えられるが、トレイ等を直接傾斜させるとともに、独立したシュートを用意して移動させるものであり、また、収納される対象物により転倒防止等の仕組みも必要とし、設備を複雑にする。
【0008】
また、特許文献1に見られるように、バケットを反転させて中身を取出すものとして空段ボール箱であれば反転に際して問題無いとしても、青果物に限らず、一般に取扱う日用品、梱包製品等、物品において破損や損傷(キズ)を生じかねない。
【0009】
かかる問題を解決するために、本発明は、容器(収納箱)に収容された物品を破損や損傷等することなく自動的に取出し移動させるコンベヤを用いた物品取出装置及び物品搬送システムを提供することを目的とし、また、例えば、搬送ライン上に搬送されてくる収容器(トレイ等)から自動的に物品を取出したり、また、2つの搬送ライン間において入ラインから自動的に物品を取出し、出ライン(例えば出荷ライン)へ移し替えを行う際に利用可能な物品取出装置及び物品搬送システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明は、容器に収容された物品を取出す物品取出装置であって、前記物品取出装置は、載置部に置かれた前記容器および/または前記物品を保持し前記物品を取出す搬送路として機能する取出機構と、前記取出機構を旋回する旋回機構とを有し、前記旋回機構により前記取出機構が旋回し前記物品を取出すことを特徴とする物品取出装置を提供するものである。
【0011】
また、本発明は、前記取出機構は、コンベヤ部と、支持部と、前記コンベヤ部と前記支持部の間に連結部とを備え、前記コンベヤ部が前記容器および/または前記物品を保持するときに前記連結部は伸縮調整を行うことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、前記コンベヤ部は前記取出機構が前記旋回機構により旋回した後に前記物品を移動させることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、前記載置部と前記取出機構は夫々独立して旋回することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、前記容器を搬送する搬送ライン上の所定位置に前記物品取出装置が設けられ、前記物品取出装置が搬送されてきた前記容器に収容された物品を取出すことを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、容器に収納された物品を搬送する第1の搬送ラインと、前記物品を収納する収納箱を搬送する第2の搬送ラインと、前記第1の搬送ライン上の載置部におかれた前記容器および/または前記物品を保持し前記物品を取出す搬送路として機能する取出機構、及び前記取出機構を旋回する旋回機構を備え、前記第1の搬送ラインと前記第2の搬送ラインとの間で前記物品を移動する物品取出装置とを備えることを特徴とする物品搬送システムを提供する。すなわち、容器に収納された物品を搬送する第1の搬送ラインと前記物品を収納する収納箱を搬送する第2の搬送ラインとの間で前記物品を移動するシステムにおける前記第1の搬送ラインの所定位置に備える物品取出装置は、前記第1の搬送ライン上の載置部におかれた前記容器および/または前記物品を保持し前記物品を取出す搬送路として機能する取出機構と、前記取出機構を旋回する旋回機構を有するために、前記旋回機構により前記取出機構が旋回し前記物品を前記第2の搬送ライン側に搬出することを実行する。
【0016】
また、本発明は、前記取出機構は、コンベヤ部と、支持部と、前記コンベヤ部と前記支持部の間に連結部とを備え、前記コンベヤ部が前記容器および/または前記物品を保持するときに前記連結部は伸縮調整を行うことを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、前記コンベヤ部は前記取出機構が前記旋回機構により旋回した後に前記物品を移動させることを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、前記載置部と前記取出機構とは夫々独立して旋回することを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、容器に収納された物品を搬送する第1の搬送ラインと、前記物品を収納する収納箱を搬送する第2の搬送ラインと、前記第1の搬送ラインと前記第2の搬送ラインとの間に設けられる移動ラインとを備えたシステムにおける、前記第1の搬送ラインと前記移動ラインとの間もしくは前記移動ラインと前記第2の搬送ラインとの間で物品を移動させるのに用いられる物品取出装置であって、前記第1の搬送ライン上に配置され前記容器もしくは前記物品が載置されるための載置部を有し該載置部に置かれた前記容器および/または前記物品を保持し前記物品を取出すための搬送路として機能する取出機構と、前記取出機構を旋回する旋回機構とを具備することを特徴とする物品取出装置を提供する。
【0020】
また、本発明は、前記物品取出装置が前記第1の搬送ラインに複数設けられたことを特徴とする物品搬送システムとして実現される。
【0021】
また、本発明は、前記物品取出装置に対応して、物品を搬送移動する複数の移動ラインを前記第1の搬送ラインと前記第2の搬送ラインとの間にさらに備えたことを特徴とする。
【0022】
また、本発明は、前記第1の搬送ラインに設けられた複数の前記物品取出装置は、並行して動作することを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、任意に選択された容器(トレイ、収納箱等でよい)から物品を自動的に取出すことができる。また、本発明によれば、搬送ライン間での物品の移動を自動化でき、システムとしての効率化が図れる。また、並行処理や選別処理等を人手をかけずに可能とできる。特に、コンベヤを用いることで取出された物品を能動的に移動でき連続して取出すことも容易にできる。
【0024】
さらには、本発明によれば、物品を搬送する搬送ライン間で、物品を選択して移し換えや、載せ換えしオーダ単位で物品をまとめる等の作業を自動化できる。また、この搬送ラインに複数の移動ラインを設けることで、同時並行して、物品の移動を複数箇所にて行うことができ、効率化が図れる。また、並行処理と共に、複数の物品を一つのコンテナ(箱)等にも収納できるので、より効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明一実施形態に係る物品取出装置の配置構成の例を説明する図である。
図2】本発明の一実施形態に係る物品取出装置の構成を示す斜視図である。
図3A】本発明の一実施形態に係る物品取出装置の動作を説明する図であり、物品を取出す初期状態を説明する図である。
図3B】本発明の一実施形態に係る物品取出装置の動作を説明する図であり、物品を保持する動作を説明する図である。
図3C】本発明の一実施形態に係る物品取出装置の動作を説明する図であり、物品を保持したまま旋回させた状態を説明する図である。
図3D】本発明の一実施形態に係る物品取出装置の動作を説明する図であり、物品の載置台(搬送台)を戻すと共に物品を取出す状態を説明する図である。
図3E】本発明の一実施形態に係る物品取出装置の動作を説明する図であり、物品を取出し移動(搬出)させる状態を説明する図である。
図3F】本発明の一実施形態に係る物品取出装置の動作を説明する図であり、物品を保持するコンベヤを元の位置へ戻す状態を説明する図である。
図4】本発明の物品取出装置により物品が取出された後の収納箱への物品を収納する処理を説明する図である。
図5】本発明の物品取出装置により物品が取出された後の収納箱への物品を収納する物品投入装置の構成を説明する図である。
図6A図5に示す物品投入装置の構成における底板の構成例を説明する図であり、底板が閉じた状態を説明する図である。
図6B図6Aに示す底板が開いた状態を説明する図である。
図7図5に示す物品投入装置の構成における底板の別の構成例を説明する図であり、底板が回転し開閉する構成を説明する図である。
図8A】本発明の物品取出装置を適用した搬送ライン間の自動移動システムの全体を斜め上方からみた構成図である。
図8B】本発明の入出搬送ラインとして用いられるライン構成の他の例を説明する図である。
図9】本発明の物品取出装置を適用した搬送ライン間に係り、図8Aに示した自動移動システムにおいて、複数個所に物品取出装置を設けると共に移動ラインを複数備えた構成例を示す図である。
図10】本発明の背景を説明する一例としての倉庫から取出された物品の搬送ライン間の移替え(移動)を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
まず、本発明の背景の一例を、図10を用いて、物品の搬送ライン間の移替え(移動)を、入ラインと出ライン(例えば、出荷ライン)との関係で説明する。図10において、100は物流システム等で使用される倉庫の例を示し、101は物品等の入出庫ライン、102は入出庫ラインに接続された搬送ラインを示す。103は入出庫ラインに接続された搬送ラインであり、例えば、物品をオーダ単位に取出すための入ラインである。104は入ライン103からの所定の物品をコンテナ(箱)等に投入する出ライン(出荷ライン)としての搬送ラインである。ここで矢線a、矢線bは入ライン103、出ライン104の各進行方向を指している。
【0027】
入ライン103と出ライン104間には作業員等が配置され、搬送ライン103上を移動してくる容器(コンテナ、トレイともいう)105に収納された物品を取出し、出ライン104上を移動してくる容器(コンテナ、出荷箱等)106へ載せ換えている。即ち、予め決められたオーダ(例えば物品の配送先毎の指示書)に従って、作業者が手作業にて物品を入ラインから出ラインへ、ライン間で載せ換えている。なお、特に断らない限り、搬送ライン等を搬送装置と呼び変えても同じ意味で用いている(以下同様)。
【0028】
本発明は、搬送ライン上を移動してくる容器に収容された物品を自動で取出す物品取出装置に着目したもので手作業によることなく、容器に収納された物品を自動的に取出す取出装置に係るもので、物品取出装置として単体で用いてもよく、入ラインから物品を取出すために用いてもよく、また、入出ライン間の物品の移動にも適用できるものである。以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明でいうところの物品とは、特定の物に限定されるものではなく、一般に用いられる単体として扱われる物であればよく、以下、物品あるいは物品等といい、特に断りが無い場合には限定解釈されるべきではない。
【0029】
図1は本発明に係る物品取出装置を搬送装置の搬送路に設けた例を示し、物品取出装置の配置構成の例を説明する図である。図1において、搬送路として搬送ライン(例えば、入ラインという)14は、コンベヤ等から構成され、容器(トレイ、箱状体等)12に収容された物品13を搬送方向aへ搬送するものである。搬送ライン(移動ラインともいう)15は、物品13の行先(搬送方向)を変えるために使用されるもので、搬送ライン14にて送られてくる物品中、取出された所定の物品を搬送方向cへ搬送移動するものである。
【0030】
本発明の物品取出装置の位置付けは、容器12から物品13を取出し移動(移載も含め)させることにあり、図1の図示例では一点鎖線で示す位置11に設けられる。この物品取出装置11は、以下に具体的な実施形態にて説明するように、搬送ライン14上の容器12から所定の(指定された)物品13を取出し搬送ライン15へ移し変えるものである。なお、搬送ライン14、移動ライン15を設けずに収納台等の載置間に物品取出装置を用いることでもよい。
【0031】
図2は本発明の一実施形態に係る物品取出装置の構成図である。図1との関係は、図1には物品取出装置自体は図示されていないが位置(11)に相当する箇所に図2に示す物品取出装置11が配置される。
【0032】
図2において、物品取出装置11の基本構成は、容器(トレイ、箱状体等)12を保持する載置台(搬送台)21と、容器12の上方から物品等13を覆い保持し移送するコンベヤ25と、コンベヤ25を旋回可能に支持する支持部22と、載置台(搬送台)21および支持部22を旋回駆動する旋回駆動部24とから構成する。なお、図示例では、コンベヤ25および支持部22が旋回し展開している状態を示している。なお、載置台21として、図1に図示した例では、搬送ライン14の搬送路の一区間に設けられる場合には搬送ラインの一部を構成するコンベヤから構成されるものでよい。従って、載置台とは、単に物置台でもよく、あるいはコンベヤ等からなる搬送台でもよく、物品等を取出す対象の容器を置く台としてその利用形態に限定されるものではないので、以下、載置台(搬送台)21として説明する。また、載置台(搬送台)を総称して載置部ともいう。
【0033】
載置台(搬送台)21は旋回駆動部24に連結部242を介して連結されている。また、コンベヤ25を支持する支持部22は側板23を介して旋回駆動部24に連結されている。載置台(搬送台)21および支持部22は旋回駆動部24の旋回軸(回転軸)241を中心にそれぞれ独立して矢線dに示すように旋回(回転)可能となっている。載置台(搬送台)21に対象となる物品(図示略)を収容する容器が載置されると図示下段にある支持部22が旋回し、載置台(搬送台)21の上方から覆うようにコンベヤ25がセットされる。容器12の両側には容器を固定維持する支持部211が設けられている。
【0034】
コンベヤ25を支持する支持部22は伸縮する連結部26を介してコンベヤ25を支持している。連結部26は、コンベヤ25の搬送面が移動ライン15の搬送面と同じ水平となるように伸縮して調整されると共に、旋回して物品の上方から覆い押さえるように機能する場合にも伸縮調整される。この連結部26の伸縮機構としては、ジャバラ機構や、ギヤ結合や、シリンダ等、種々の伸縮機構から適宜選択され使用されることでよい。
【0035】
以下、図3A乃至図3Fにより本発明の一実施形態に係る物品取出装置の物品取出し動作を説明する。
【0036】
図3Aは物品を取出す初期状態を説明する図である。図示した初期の状態で、載置台(搬送台)21に物品13が収納された容器12が載置(搬送)されたときに、支持部22に取付けられた連結部26を下方へ伸長することでコンベヤ25を下方へ移動させる。なお、載置台(搬送台)21に容器12が載置されたとき図2にて説明したように支持部211が両サイドから容器12を固定維持するが、図3Aでは図示省略している。以下図3B乃至図3Fにおいても同様である。
【0037】
図3Bは物品を保持する動作を説明する図である。図において、連結部26を下方へ伸長することで矢線e1のようにコンベヤ25を下方へ移動させる。載置台(搬送台)21の上に載置(搬送)された容器12に収容された物品13および/または容器12の上方にコンベヤ25が覆い固定(保持)する。即ち、容器12および/または容器12に収容された物品13を上方から覆い、物品13が飛び出さないように保持することになる。
【0038】
図3Cは物品を保持したまま旋回させた状態を説明する図である。先の図3Bに図示した状態から、載置台(搬送台)21、容器12および物品13、コンベヤ25、支持部22の全体が、矢線d1に示すように旋回軸241を軸に旋回され図3Cに示すような位置となる。即ち、コンベヤ25が容器12および/または容器内の物品13を上方から覆ったまま、あるいは固定したままの状態で、旋回駆動部24により載置台21と一体となって旋回させる。この状態で物品13は容器12からコンベヤ25上に載ることになる。
【0039】
図3Dは物品の載置台(搬送台)を戻すと共に物品を取出す状態を説明する図である。図において、物品13がコンベヤ25に載ると、容器12は空(フリー)となるので、載置台(搬送台)21および容器12は旋回軸241を軸として矢線d2に示すように初期位置へ戻る。容器を支持する支持部211は図示省略されているが旋回時には載置台(搬送台)21に固定支持されている。
【0040】
コンベヤ25上にある物品13は支持部22とコンベヤ25間の連結部26の伸縮調整により移動ライン15の移動面と略同じ水平面となるように矢線e2に示すように縮小される。
【0041】
図3Dにおいては、コンベヤ25に物品13が移った状態においては、載置台(搬送台)21は不要となるので元の位置へ復帰することで、次に取出す物品への対応をとることができる状態となる。即ち、物品取出し動作と次の物品への対応動作が並行して行われることができる。
【0042】
図3Eは物品を取出し移動(搬出)させる状態を説明する図である。図において、コンベヤ25の上面と移動ライン15の上面が略同平面状になると、物品13はコンベヤ25の回転動作により矢線fで示す方向へ送り出される。
【0043】
一方、載置台(搬送台)21には、次に取出す対象となる物品13を収容した容器12が載置あるいは移動してきた場合には、その容器を保持する状態となる。
【0044】
図3Fは物品を保持するコンベヤを元の位置へ戻す状態を説明する図である。
【0045】
先の図3Eにおいて、コンベヤ25から移動ライン15への物品13が送られた後、図3Fに図示するように、コンベヤ25はその支持部22と共に旋回軸241を軸に矢線d3に示すように旋回され初期状態(図3Aに示すように)に戻る。物品取出装置は次の物品を取出す準備をすることになる。
【0046】
上記の図示例では、コンベヤ25から物品13を取出し移動ライン15へ移送するようにしたものであるが、移動ライン15に代えて収納台等に置かれた収納容器等に投入するようにしてもよい。この投入に際しては、支持台22とコンベヤ25間の連結部26の間隔が適宜調整されることになる。
【0047】
図4は、本発明の物品取出装置を使用して物品が取出された後の収納箱への物品を収納する収納部(物品投入部)の例を示す図である。
【0048】
図4において、物品取出装置から取出された物品13は、搬送ライン(移動ライン)15上を移動し、収納部4にある収納箱41へ投入、収納される。この収納箱41等への投入は、矢線c1、c2で図示するように搬送ライン15から直接投入してもよいが、後述するように投入装置を用いてもよい。
【0049】
収納箱41等へ物品13を投入、収容する際に、物品13の形状、大きさ、重さ、高低差等に基づいて、収納箱41の大きさ、深さ等によっては緩衝機構を設けてもよい。この物品の形状、大きさ、重さ、高低差等、これらを物品情報として取得し、この物品情報により緩衝機構を制御することもできる。図4においては、搬送ライン15上を通過する物品13の物品情報として高さを検出する高低検出機構42、43を設けた例を示す。この高低検出機構42、43により搬送されてきた物品13の高さを検知し投入部4の投入装置(後述)の投入高低を調節するようにしてもよい。なお、高低検出機構として図示例では透過光をセンサーにて検出する例を示しているが、反射光を検出するもの、また、物品の形状等を画像化して検知する画像認識機構等によるものでもよい。あるいは、搬送される物品の情報を上位の装置(システム)から受信取得することでもよい。
【0050】
図5は本発明の物品が取出された後の収納箱への物品を収納する物品投入装置の一構成例を説明する図である。
【0051】
図5において、物品13を収納箱41に投入する投入装置5は、上部に矢線gに示すように上下動可能な支持部53と、支持部53に固定された本体51と、開閉可能な底板52から構成される。
【0052】
投入装置5の下方に収納箱41が置かれている。搬送ライン(移動ライン)15から矢線cに示す方向へ物品13が搬送されてくると投入装置5が所定位置に移動配置され物品13を受け取り下方の収納箱41内へ投入する。投入装置5は図4に図示した高低検出機構42、43からの検出情報を受けて上下位置に調整される。また、搬送ライン(移動ライン)15の下部に矢線c3に示すようにスライド可能な案内板55を設け、物品13を投入装置8または収納箱41へ投入する際にその物品を案内補助するようにしてもよい。
【0053】
図6Aおよび図6Bは、図5に示す物品投入装置の構成における底板の構成例を示し、図6Aは底板が閉じた状態を示し、図6Bは底板が開いた状態を示している。
【0054】
図6A図6Bにおいて、投入装置本体の側部に設けられた底板支持部61の下方にガイドレール631、ガイドレール632が取付けられている。底板621、底板622は、それぞれガイドレール631、632に取付けられ、両側に移動可能になっている。図6Aに図示の状態にて、投入される物品13を底板621、622で受け、図示の矢線g1、矢線g2方向へ底板621、622をそれぞれ移動させ、物品13を収納箱(図示略)に投入し、図6Bに図示の矢線g3、矢線g4のように底板621、622を移動し元の状態に戻る。
【0055】
図7は物品投入装置の構成における底板の別の構成例を示す。図7において、図6Aおよび図6Bに図示した底板の構成と異なる点は、底板を回転し開閉する構成としたことにある。
【0056】
図7において、投入装置本体の側部に設けられた底板支持部71の下方に底板取付部材721、底板取付部材722を配し、各底板取付部材721、722にそれぞれ底板711、712が回転可能に取付けられている。
【0057】
各底板711、712はそれぞれ矢線g5、矢線g6に示すように回転可能とし、初期の状態においては各底板を平坦としている。物品13が投入されるとき、この平坦状態の2枚の底板711、712により物品を受け取る。続いて物品13を下方の収納箱(図示略)に収納する際に各底板711、712の中央を下側へ回転駆動させて物品を収納箱内に投下する。底板711、底板712をそれぞれ元に戻すことにより、次の物品を受け入れる状態となる。
【0058】
図8Aは、本発明の物品取出装置を搬送ライン間で物品を移動する自動移動システムに提供した場合のシステム構成を示し、システムの全体を斜め上方からみた図である。
【0059】
図8Aにおいて、搬送ライン81を入ライン、搬送ライン84を出ラインとしている。ここで、入ライン81上で搬送される所定の容器82が物品取出装置11の搬送台(載置台)にきたときに、物品取出装置11の搬送台の上方から上部のコンベヤ25が容器12および/または容器内の物品83を覆い搬送台ごと旋回させる。図示例では、そのコンベヤ25により物品83が移動ライン86に移動(搬出)される状態を示している。取出された物品は移動ライン86を介して出ライン84側で搬送されてくる収納箱85の中に収納される。物品の収納箱への収納は、先に説明した物品投入装置等を用いてもよい。なお、図中の矢線a、矢線b、矢線cはそれぞれ各搬送ラインの移動方向を示している。本発明によれば、ライン間で物品を自動的に移動させることができる。
【0060】
なお、搬送ラインとして直線状に配置されたものを図示しているが、ライン形態としてこれら直線状に限られるものではなく、例えば、円形等の回転形式のライン形態を用いる例を用いた例を図8Bに示す。
【0061】
図8Bは、本発明の入出搬送ラインとして用いられるライン構成の他の例を平面図にて説明する図である。図8Bにおいて、図8Aと異なる点は、搬送ラインとして円形の回転形式を用いたことにある。
【0062】
図8Bにおいて、基本構成としては、入側の搬送ライン(入ライン)a11と出側の搬送ライン(出ライン)b1と、ライン間に移動ラインc12を配置して構成される。図示例では、出ラインb1として円形状の回転台(ターンテーブル)とし、回転台は所定に区分けされ、その回転台上に容器および/または物品が載置され移動されるものを示している。また、入ラインa11と移動ラインc12の間は物品取出装置(図示略)が配置され、移動ラインc12と出ラインb1の間は物品投入装置(図示略)が配置される。なお、移動ラインc12に代えて物品取出および/または投入装置c12として配置されるものでもよい。図中の矢線aa、矢線cc、矢線bbは搬送ラインの搬送方向を示している。先の実施形態と同じ様に、入ラインaa上を搬送される物品a13を収容した容器a10は物品取出し位置a12にて移動ラインc12に載せ換えられ、出ラインb1の投入位置b12にある収納箱(容器)b10に物品a13が投入される。なお、図示例では、入ラインa11を直線状の搬送ラインとし、出ラインb1を回転形式の搬送ラインとしたが、これらのライン形態を逆にしたものであってもよい。即ち、入ラインa11を回転形式、出ラインb1を直線状の各搬送ラインとしてもよい。また、入ラインa11と出ラインb1の何れも回転形式としたシステム構成としてもよい。
【0063】
また、図8Bにおいて、矢線aaaで示す方向から物品等が搬送られることでもよく、搬送方向や、物品取出し位置、物品投入位置等について種々変形したものであってよい。
【0064】
なお、上記に説明したように、搬送ライン(入ライン、出ライン、移動ライン等)として、そのライン形態が直線状に配置されたものに限られるものではなく、蛇行したライン形態や円形等の回転形式のライン形態に適用されるものでもよい。また、平面状に配置されたラインに限られるものではなく立体状に配置されたものでもよい。即ち、ラインとは、物品等を搬入、搬出、移動等するための移動経路を形成するものでよい。これらのことは以下においても同様である。
【0065】
図9は、本発明の物品取出装置を適用した搬送ライン間に係り、図8Aに示した自動移動システムにおいて、移動ラインを複数備えた構成を示す図である。
【0066】
図9において、入ライン81側の要所に物品取出装置11a、物品取出装置11b、物品取出装置11cが配置され、搬送ライン81上に搬送されてくる容器82内に収容されている物品83を適宜取出すことになる。
【0067】
各物品取出装置11a、11b、11cには、それぞれ出ライン85側へ物品を搬送する移動ライン861、移動ライン862、移動ライン863が設けられている。各移動ライン861、862、863ではコンベヤ25a、コンベヤ25b、コンベヤ25cを介して取出されたそれぞれの物品を矢線c1、矢線c2、矢線c3方向へ搬送移動する。各移動ライン861、862、863により搬送された物品は物品投入装置等により出ライン側の各収納箱へ投入されることになる。なお、複数の物品取出装置および移動ラインは、同時に並行して動作させてよく、また、同期して稼働させてもよいし、非同期で稼働させてもよい。また、各移動ラインを省き、複数個所に設けられた物品取出装置から出ライン側へ直接投入するようにしてもよい。
【0068】
なお、上記に説明した載置台(搬送台)やコンベヤ等、また、搬送ライン、入ライン、出ライン、移動ライン等、搬送路として使用されるコンベヤは、ローラコンベヤあるいはベルトコンベヤを用いたものでもよく、また、搬送路として同様に適用可能な構成であれば例示したものに限定されるものではない。
【0069】
また、上記で説明している搬送ラインとして、物品を収容した容器等が搬送される第1のライン、これを入ラインとし、当該容器等から物品を取出し収納箱等の別の収納容器(容器)が搬送される第2のライン、これを出ラインとし、あるいは、移動ラインを第2のラインとしてもよく、これらの用語自体に限定されるものではない。
【0070】
また、この入出ライン間には、移動ラインを備えたものと、入出ライン間で移動ラインを設けず物品取出装置および/または物品投入装置で直結したものがある。
【0071】
また、入出ライン間の物品の移動は、一つの物品を収納箱等に収納するもの、複数の物品を一つの収納箱等に収納するものであってもよい。
【0072】
なお、先にも説明したように、搬送ライン(入ライン、出ライン、移動ライン等)として、そのライン形態が直線状に配置されたものに限られるものではなく、蛇行したライン形態や円形等の回転形式のライン形態に適用されるものでもよい。また、平面状に配置されたラインに限られるものではなく立体状に配置されたものでもよい。即ち、ラインとは、物品等を搬入、搬出、移動等するための移動経路を形成するものでよい。
【0073】
また、物品投入装置として、特に設けず、コンテナ(箱)等に直接投入するものでもよい。
【0074】
また、入出ライン間の物品の移動は、複数の箇所にて、並行処理してもよく、また、複数の物品を一つの収納箱等にも収納する場合に用いてもよい。
【0075】
以上各図により説明した各実施形態において、搬送ライン(入ライン、出ライン、移動ライン)、物品取出装置、物品投入装置等における、各装置、各機器の駆動制御、タイミング制御等は図示省略した制御装置により行われる。従って、物品等の入ライン、出ラインにおける出し入れ等の移動に際し、関連機器の待機や再稼働等のタイミング調整等も一元的に行うことができる。
【0076】
なお、上記の各実施形態で説明した入ライン、出ライン、移動ライン等、その用語に限定されるものではなく、物品等を搬送する搬送装置、単に搬送路、ラインと称されるものでよく、例えば、ベルトコンベヤ、ローラコンベヤ等の回転機構を使用することができる。
【0077】
また、物品を収容する容器について、収納容器、収納箱、トレイ、コンテナ(箱)、折り畳みコンテナ等、また、単に箱や容器と称される場合もあるが、本発明において適用できる入れ物であれば、その呼び名に限定されるものではない。なお、上記説明では、入側を容器、出側を収納箱等と便宜上、分けて使用しているが、これに限定されるものではなく、単に、第1の容器、第2の容器と言い換えてもよい。
【0078】
また、物品取出装置として旋回駆動部を備え、容器に収容された物品を旋回して取出す構成としているが、旋回とは、回転、反転等と呼ばれるものであっても機能として同じであればよく、用語に限定解釈されものではない。
【0079】
以上説明した各実施形態は、本発明の理解のために例示されたものであり、本発明は、これら実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載によって定義される。また、本発明の技術思想から離れるものでない限り、特許請求の範囲に記載の構成と均等であるものも本発明の保護の範囲に含まれるものである。
【産業上の利用可能性】
【0080】
本発明によれば、容器等に収容された物品を破損や損傷等することなく自動的に取出すことができ、オーダ単位で物品をまとめる等の作業も自動化できるので、配送センターや保管倉庫等、物流システムに適用して経済効果大とできる。
【符号の説明】
【0081】
11、11a、11b、11c…物品取出部(物品取出装置)
12…容器
13…物品
14、a11…搬送ライン(入ライン)
15、c12…搬送ライン(移動ライン)
21…載置台(搬送台)
211…支持部
22…コンベヤの支持部
23…側板
24…旋回駆動部
241、26…連結部
241…旋回軸(回転軸)
25、25a、25b、25c…コンベヤ
4、5…収納部(投入装置)
41…収納箱
42、43…高低検出機構
51…本体
52、621、622、711、712…底板
53…支持部
55…案内板
61、71…底板支持部
631、632…ガイドレール
721、722…底板取付部材
81、a11…搬送ライン(入ライン)
82…容器
83…物品
84、b1…搬送ライン(出ライン)
85、…収納箱
86、861、862、863、c12…搬送ライン(移動ライン)
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図3E
図3F
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8A
図8B
図9
図10