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特許7151716情報処理デバイス、情報処理方法、および情報処理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-03
(45)【発行日】2022-10-12
(54)【発明の名称】情報処理デバイス、情報処理方法、および情報処理システム
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/00 20220101AFI20221004BHJP
   H04N 21/61 20110101ALI20221004BHJP
【FI】
H04L67/00
H04N21/61
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2019549902
(86)(22)【出願日】2018-09-03
(86)【国際出願番号】 JP2018032620
(87)【国際公開番号】W WO2019082512
(87)【国際公開日】2019-05-02
【審査請求日】2021-08-04
(31)【優先権主張番号】P 2017205768
(32)【優先日】2017-10-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニーグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】特許業務法人南青山国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100104215
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100196575
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 満
(74)【代理人】
【識別番号】100168181
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲平
(74)【代理人】
【識別番号】100117330
【弁理士】
【氏名又は名称】折居 章
(74)【代理人】
【識別番号】100160989
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 正好
(74)【代理人】
【識別番号】100168745
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 彩子
(74)【代理人】
【識別番号】100176131
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 慎太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100197398
【弁理士】
【氏名又は名称】千葉 絢子
(74)【代理人】
【識別番号】100197619
【弁理士】
【氏名又は名称】白鹿 智久
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 敏
(72)【発明者】
【氏名】市村 元
(72)【発明者】
【氏名】鳥羽 一彰
(72)【発明者】
【氏名】山本 和夫
【審査官】岩田 玲彦
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2009/044500(WO,A1)
【文献】特開2013-251594(JP,A)
【文献】特開2010-004496(JP,A)
【文献】特開2011-234123(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/00
H04N 21/61
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
IP(Internet Protocol)による通信を行うように構成された第1通信部と、
非IPの有線インターフェースを用いた通信を行うように構成された第2通信部と、
所定の条件に基づき、前記第1通信部および前記第2通信部のうちいずれか一方を用いて、前記IPによる制御コマンドであるIP制御コマンドの通信、または、前記有線インターフェースを用いた通信における制御コマンドである有線制御コマンドの通信を行うように構成された処理部と
を具備し、
前記処理部は、前記有線インターフェースによる有線ネットワークを介してこの情報処理デバイスに接続された第2の情報処理デバイスが、前記有線制御コマンドを前記第1通信部で受信可能である否かを判定し、それが可能であると判定した場合、前記第2通信部による通信を停止するように構成される
情報処理デバイス。
【請求項2】
請求項に記載の情報処理デバイスであって、
前記処理部は、前記有線制御コマンドを前記IP制御コマンドに変換し、前記変換されたIP制御コマンドを前記第1通信部により送信するように構成される
情報処理デバイス。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理デバイスであって、
前記処理部は、前記第2通信部による前記有線制御コマンドの通信が停止された状態で、当該有線制御コマンドの通信を再開できる否かを判定するように構成される
情報処理デバイス。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理デバイスであって、
前記処理部は、前記第1通信部による通信および前記第2通信部による通信のうち、ユーザーにより選択された方を用いて、その制御コマンドの通信を行うように構成される
情報処理デバイス。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理デバイスであって、
前記第1通信部は、前記IPによるIPネットワークに接続されたコントローラが発行する前記IP制御コマンドを受信するように構成される
情報処理デバイス。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理デバイスであって、
前記有線制御コマンドを生成するように構成されたコマンド生成部
をさらに具備する情報処理デバイス。
【請求項7】
請求項に記載の情報処理デバイスであって、
前記コマンド生成部は、リモートコントローラが発行する非IPのコマンドに基づき、前記有線制御コマンドを生成するように構成される
情報処理デバイス。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理デバイスであって、
前記第2通信部は、前記第2の情報処理デバイス以外の第3の情報処理デバイスが発行する有線制御コマンドを受信するように構成される
情報処理デバイス。
【請求項9】
請求項に記載の情報処理デバイスであって、
前記処理部は、前記受信した有線制御コマンドを、前記第1通信部および前記第2通信部のうちいずれか一方を用いて、前記第2の情報処理デバイスに送信するように構成される
情報処理デバイス。
【請求項10】
請求項1に記載の情報処理デバイスであって、
前記第2通信部は、AV(Audio Visual)ストリームを主データとして送信または受信するように構成される
情報処理デバイス。
【請求項11】
IP(Internet Protocol)による通信を行うように構成された第1通信部と、
非IPの有線インターフェースを用いた通信を行うように構成された第2通信部と
所定の条件に基づき、前記第1通信部および前記第2通信部のうちいずれか一方を用いて、前記IPによる制御コマンドであるIP制御コマンドの通信、または、前記有線インターフェースを用いた通信における制御コマンドである有線制御コマンドの通信を行うように構成された処理部とを備えた情報処理デバイスによる情報処理方法であって、
前記有線インターフェースによる有線ネットワークを介してこの情報処理デバイスに接続された第2の情報処理デバイスが、前記有線制御コマンドを前記第1通信部で受信可能である否かを判定し、それが可能であると判定した場合、前記第2通信部による通信を停止する
情報処理方法。
【請求項12】
第1の情報処理デバイスと、
IP(Internet Protocol)により前記第1の情報処理デバイスと通信可能に構成され、非IPの有線インターフェースによる有線ネットワークを介して前記第1の情報処理デバイスに接続された第2の情報処理デバイスとを具備し、
前記第1の情報処理デバイスは、
IPによる通信を行うように構成された第1通信部と、
前記有線インターフェースを用いた通信を行うように構成された第2通信部と、
所定の条件に基づき、前記第1通信部および前記第2通信部のうちいずれか一方を用いて、前記IPによる制御コマンドであるIP制御コマンドの通信、または、前記有線インターフェースを用いた通信における制御コマンドである有線制御コマンドの通信を行うように構成された処理部とを有し、
前記処理部は、前記第2の情報処理デバイスが、前記有線制御コマンドを前記第1通信部で受信可能である否かを判定し、それが可能であると判定した場合、前記第2通信部による通信を停止するように構成される
情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、ネットワークを構築する複数の情報処理デバイスで構成される情報処理システム、また、それら情報処理デバイス、および情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、レコーダ、セットトップボックス、その他のAV(Audio Visual)ソースから、テレビジョン受像機(TV)や他のディスプレイに対して、非圧縮(ベースバンド)のAVデータを高速に伝送する通信インタフェースとして、HDMI(登録商標、以下同じ。)(High Definition Multimedia Interface)が普及している(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2009-010537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、IP(Internet Protocol)接続を利用して、家庭内の複数のデバイスでネットワークが構築されるケースが増えている。この場合、1つのデバイスがHDMI等の有線ネットワークでの制御系と、IPでの制御系とを持つことになる。それら制御系が混在した状態では、各デバイスの適切な動作が保証されず、あるいは、制御コマンドの複雑な衝突回避処理が必要となる。
【0005】
本開示の目的は、IPによる制御系と、有線インターフェースを用いた通信における制御系とのコンフリクトを容易に回避できる情報処理デバイス、情報処理方法、および情報処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一形態に係る情報処理デバイスは、第1通信部と、第2通信部と、処理部とを備える。
前記第1通信部は、IPによる通信を行うように構成される。
前記第2通信部は、非IPの有線インターフェースを用いた通信を行うように構成される。
前記処理部は、所定の条件に基づき、前記第1通信部および前記第2通信部のうちいずれか一方を用いて、前記IPによる制御コマンドであるIP制御コマンドの通信、または、前記有線インターフェースを用いた通信における制御コマンドである有線制御コマンドの通信を行うように構成される。
【0007】
情報処理デバイスは、第1通信部および第2通信部のうちいずれか一方の通信を選択することにより、IPによる制御系と、非IPの有線インターフェースを用いた通信における制御系とのコンフリクトを容易に回避できる。
【0008】
前記処理部は、前記有線インターフェースによる有線ネットワークを介してこの情報処理デバイスに接続された第2の情報処理デバイスが、前記有線制御コマンドを前記第1通信部で受信可能である否かを判定し、それが可能であると判定した場合、前記第2通信部による通信を停止するように構成されていてもよい。
【0009】
前記処理部は、前記有線制御コマンドを前記IP制御コマンドに変換し、前記変換されたIP制御コマンドを前記第1通信部により送信するように構成されていてもよい。
情報処理デバイスは、有線制御コマンドの通信を停止した場合であっても、情報処理デバイスは、IPにより第2の情報処理デバイスとIP制御コマンドの通信を行うことができる。
【0010】
前記処理部は、前記第2通信部による前記有線制御コマンドの通信が停止された状態で、当該有線制御コマンドの通信を再開できるか否かを判定するように構成されていてもよい。これにより、条件によって有線インターフェースによる通信を再開できる。
【0011】
前記処理部は、前記第1通信部による通信および前記第2通信部による通信のうち、ユーザーにより選択された方を用いて、その制御コマンドの通信を行うように構成されていてもよい。
【0012】
前記第1通信部は、前記IPによるIPネットワークに接続されたコントローラが発行する前記IP制御コマンドを受信するように構成されていてもよい。
【0013】
前記情報処理デバイスは、前記有線制御コマンドを生成するように構成されたコマンド生成部をさらに具備してもよい。
【0014】
前記コマンド生成部は、リモートコントローラが発行する非IPのコマンドに基づき、前記有線制御コマンドを生成するように構成されていてもよい。
【0015】
前記第2通信部は、前記第2の情報処理デバイス以外の第3の情報処理デバイスが発行する有線制御コマンドを受信するように構成されていてもよい。
このように情報処理デバイスは、第3の情報処理デバイスを含む、有線ネットワークの新たなクラスタ構造を構築でき、有線インターフェースによる制御対象となるデバイスを拡張する(増やす)ことができる。
【0016】
前記処理部は、前記受信した有線制御コマンドを、前記第1通信部および前記第2通信部のうちいずれか一方を用いて、前記第2の情報処理デバイスに送信するように構成されていてもよい。
これにより、前記第1通信部および第2通信部のうちいずれか一方が選択された上で、3台以上のデバイス間の動作の連携が可能になる。
【0017】
前記第2通信部は、AV(Audio Visual)ストリームを主データとして送信または受信するように構成されていてもよい。
【0018】
一形態に係る情報処理方法は、IPによる通信を行うように構成された第1通信部と、非IPの有線インターフェースを用いた通信を行うように構成された第2通信部とを備えた情報処理デバイスによる情報処理方法である。
所定の条件に基づき、前記第1通信部および前記第2通信部のうちいずれか一方を用いて、前記IPによる制御コマンドであるIP制御コマンドの通信、または、前記有線インターフェースを用いた通信における制御コマンドである有線制御コマンドの通信が行われる。
【0019】
一形態に係る情報処理システムは、第1の情報処理デバイスと、第2の情報処理デバイスとを具備する。
前記第2の情報処理デバイスは、IPにより前記第1の情報処理デバイスと通信可能に構成され、非IPの有線インターフェースによる有線ネットワークを介して前記第1の情報処理デバイスに接続される。
前記第1の情報処理デバイスは、IPによる通信を行うように構成された第1通信部と、前記有線インターフェースを用いた通信を行うように構成された第2通信部とを有する。また、前記第1の情報処理デバイスは、処理部を有する。前記処理部は、所定の条件に基づき、前記第1通信部および前記第2通信部のうちいずれか一方を用いて、前記IPによる制御コマンドであるIP制御コマンドの通信、または、前記有線インターフェースを用いた通信における制御コマンドである有線制御コマンドの通信を行うように構成される。
【発明の効果】
【0020】
以上、本技術によれば、IPによる制御系と、有線インターフェースを用いた通信における制御系とのコンフリクトを容易に回避できる。
【0021】
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は、本技術の一実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
図2図2は、IP通信および非IP有線による通信が可能なデバイスの構成を示すブロック図である。
図3図3は、図2に示すデバイスの基本的な動作を示すフローチャートである。
図4図4は、図2に示すデバイスの動作のさらに具体的な例を示すフローチャートである。
図5図5A、Bは、HDMIケーブル上でのCECによる通信機能を停止することによる効果を示す図である。
図6図6は、図1に示す情報処理システムの典型的な実施例を示すブロック図である。
図7図7は、One Touch Playの機能を本技術に適用した場合の動作を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0024】
1.情報処理システムの構成
【0025】
図1は、本技術の一実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。この情報処理システムは、例えば5つのデバイス11~15、ルータ10、コントローラ20、リモートコントローラ30等を備える。この情報処理システムには、IPネットワークと、非IPの有線ネットワークとが混在している。
【0026】
デバイス11~15は、非IPの有線ネットワークに接続され、具体的には、有線インタフェース(以下、有線IFという。)に接続されたケーブル5を介して、デバイス間で相互に接続される。有線IFとしては、例えばHDMIやSCART(Syndicat des Constructeurs d'Appareils Radiorecepteurs et Televiseurs)が用いられる。
【0027】
デバイス11~15のうち、デバイス11、12は、IPによる通信も可能に構成される。デバイス13~15は、IPには対応していない。デバイス11~15は、後述するように例えばTV、アンプリファイア、再生デバイス等の家電デバイスである。
【0028】
コントローラ20、デバイス11および12は、ルータ10を介してIPネットワークを構成している。具体的には、デバイス11およびコントローラ20は、例えばWi-Fiによる無線LAN(Local Area Network)を介してルータ10に接続される。デバイス12は、例えばLANケーブル9を介してルータ10に接続される。
【0029】
図2は、デバイス11(または12)の構成を示すブロック図である。デバイス11(または12)は、処理部50、IP通信部52、および有線IF54を備える。
【0030】
処理部50は、主にCPU、RAM、ROM等のコンピュータの基本的なハードウェアで構成され、また、ROMには必要なプログラムが記憶されている。IP通信部52は、IPによる通信が可能に構成された通信モジュールであり、「第1通信部」として機能する。有線IF54による通信機能は「第2通信部」として機能する。
【0031】
コントローラ20は、例えば、ホームオートメーションシステム(Home Automation System)や、スマートホームシステム(Smart Home System)で利用されるコントロールデバイスであり、IPネットワークに接続されたデバイス11、12を遠隔で制御する。コントローラ20は、ユーザーによって操作され、その操作入力に基づく制御コマンド(後述のIP制御コマンド)を生成するように構成される。コントローラ20としては、典型的にはControl4を利用するデバイスが挙げられる。
【0032】
リモートコントローラ30は、非IPのコマンド、例えば赤外線3を利用したコマンドを発行するように構成されたデバイスである。デバイス11は、そのコマンドを受信可能に構成される。
【0033】
なお、デバイス11は情報処理デバイス(第1の情報処理デバイス)として機能し、デバイス12は第2の情報処理デバイスとして機能する。デバイス11、12以外の、有線ネットワークに接続されたデバイス(例えばデバイス13~15)は、第3の情報処理デバイスとして機能する。
【0034】
このように構成された情報処理システムでは、デバイス11または12の処理部50は、所定の条件に基づき、IPによる制御系、および、有線IF54による制御系のうちいずれか一方を選択して、選択した方の制御系に基づく制御コマンドの通信を行う。
【0035】
デバイス11または12は、IP制御系を選択する場合、IPに基づく制御コマンドを用いる。一方、デバイス11または12は、有線IF54の制御系を選択する場合、その有線IF54の規格に基づく制御コマンドを用いる。IPに基づく制御コマンドを、以下では便宜的に「IP制御コマンド」と言う。有線IF54の規格に基づく制御コマンドを、以下では便宜的に「有線制御コマンド」と言う。
【0036】
有線IF54が例えばHDMIである場合、有線制御コマンドとしては、例えばCEC(Consumer Electronics Control)によるコマンドが挙げられる。
【0037】
なお、HDMIは、後述するように物理アドレスおよび論理アドレスを用いて、ケーブル5内の上記CECラインを用いて制御コマンドをやり取りすることにより、デバイス間制御を実現している。
【0038】
このように、デバイス11または12は、IP通信部52および有線IF54のうちいずれか一方を選択することにより、IPによる制御系と、非IPの有線IFの規格に基づく制御系とのコンフリクトを容易に回避できる。
【0039】
2.情報処理システムの動作
【0040】
2.1)動作例1
【0041】
図3は、情報処理システムのうち、デバイス11の基本的な動作を示すフローチャートである。デバイス11は、リモートコントローラ30からの赤外線3によるコマンドを受信する(ステップ(以下、ST)101)。デバイス11は、受信したコマンドに基づき有線制御コマンドを生成する(受信したコマンドを有線制御コマンドに変換する)(ST102)。この場合、デバイス11の処理部50は、「コマンド生成部」として機能する。
【0042】
デバイス11は、デバイス12が有線制御コマンドをIP経由(IP通信部52経由)で受信可能である否かを判定する(ST103)。具体的には、例えばデバイス11が、有線制御コマンドをIP経由でデバイス12に送信してもよいか(デバイス12がIP経由でそれを受信可能であるか)否かを、デバイス12に問い合わせればよい。この問合せは、例えば有線IF(54)経由で行われる。このST103の判定の結果の情報は、上記「所定の条件」に相当する。
【0043】
ST103においてYes判定の場合、つまり、有線制御コマンドをIP経由で送信してもよい旨のデバイス12からの返答を、デバイス11が受けた場合、デバイス11は有線IF経由での有線制御コマンドの通信機能を停止する(ST104)。デバイス12からの返答は、例えば有線IF経由で行われる。これ以降、デバイス11およびデバイス12は、有線制御コマンドをIP経由で送受信することになる。
【0044】
有線制御コマンドの通信機能が停止されるので、IP制御コマンドと有線制御コマンドとのコンフリクトが回避される。
【0045】
なお、デバイス11(または12)は、有線IF54において制御系の通信機能のみを停止するのであり、主データであるAVストリームや、その他のデータの通信は停止されない。例えば、有線IF54がHDMIである場合、CECの通信を停止し、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)チャネル等、HDMIにおける他のチャネルの通信は停止されない。
【0046】
一方、ST103においてNo判定の場合、デバイス12が有線制御コマンドをIP経由で受信することを拒否する(または受信不可能である)、あるいは、デバイス12からの返答がない場合、デバイス11の動作はそのまま終了する。
【0047】
ST103でYes判定の場合、例えばコントローラ20、デバイス11または12は、ST104の内容(有線IF経由での有線制御コマンドの通信を停止してもよいか)を、ユーザーに問い合わせるようにしてもよい(ユーザーが選択する形態)。この問合せの結果の情報は、上記「所定の条件」に相当する。この場合、ST103において、例えばデバイス11、12が、IP経由で、有線制御コマンドを扱える能力があるか否かをお互いに確認し合い、その後、コントローラ20にIP経由でそれを通知すればよい。そして、コントローラ20は自身が持つUIを利用して、有線IF経由での有線制御コマンドの通信を停止してもよいかを、ユーザーに問い合わせる。IP経由では、例えばUPnP(Universal Plug and Play)等が利用されればよい。
【0048】
2.2)動作例2
【0049】
図4は、デバイス11の動作のさらに具体的な例を示すフローチャートである。図4において、図3と同一の処理についてはその説明を省略する。ST104の後、デバイス11は、有線制御コマンドをIPパケットにカプセル化する(ST105)。つまり、デバイス11は、有線制御コマンドをIP制御コマンドに変換する。
【0050】
有線制御コマンドをカプセル化する方法の一例として、例えばUPnP上のパケットにそれをカプセル化する方法がある。もちろん、上記UPnP以外のパケット化方法も本技術に適用可能である。
【0051】
デバイス11は、カプセル化したIPパケットを(IP経由で)デバイス12に送信する(ST106)。
【0052】
ST103でNo判定の場合、デバイス11は、有線IF経由で有線制御コマンドをデバイス12に送信する(ST107)。
【0053】
3.効果
【0054】
有線IF54としてHDMIが用いられ、有線制御コマンドとしてCECコマンドが用いられる場合に、本技術は以下のような効果を奏する。
【0055】
CECによる制御をIP上で実現することにより、現在CEC上で実現されているARC(Audio Return Channel)のアクティベーションや、システム音声モード(System Audio Mode)の制御等を、デバイス11、12は、IP上のCECを使って従来通り行うことができる。また、これにより、同じIPネットワーク上に接続されたIP制御コマンドとの衝突の回避が容易になる。
【0056】
HDMIケーブルにおけるCECの転送レートは数百bpsと遅いが、IP上でCECを実現することにより数十~百Mbpsと飛躍的に速くなる。これにより、コマンド衝突回避に加え、CEC上でのバス混雑などの問題も解決できる。
【0057】
また、本技術の別の効果として、HDMIケーブル上でのCECによる通信機能を停止することにより、HDMIクラスタに新たなコンフィグレーションを導入できるようになる。すなわち、CECによる通信を停止したデバイスが、それぞれ、新たなHDMIクラスタのルートとなり、クラスタを分割、拡張することができる。
【0058】
図5A、Bは、HDMIケーブル上でのCECによる通信機能を停止することによる効果を示す図である。図5Aに示すように、デバイス11、12間のCEC通信を停止する前まではデバイス12をルートとする1つのHDMIクラスタであった。図5Bに示すように、そのCEC通信の停止により、デバイス12の他、デバイス11もルートとみなすことができ、2つのクラスタの構築を実現できる。
【0059】
HDMIでは、1つのクラスタ内で接続することができるデバイス数が、デバイスの種類ごとに決められている。CEC通信を停止してクラスタを分割拡張することにより、デバイス数の制限が緩和され、HDMIネットワークに新たにデバイスを追加することできるようになり、制御対象デバイスを拡張することができる。
【0060】
例えばデバイス12がTV、デバイス11がアンプリファイア(Amplifier)、デバイス13~15は、例えばメディアの再生デバイス等である場合について、その効果を具体的に説明する。
【0061】
図5Aでは、HDMIで定義される物理アドレスとして0.0.0.0がTVに割り当てられ、このデバイス12であるTVがルートとなる。物理アドレスは、HDMIネットワーク内でデバイスの接続形態を表す一意に決まるアドレスである。そのTVに、物理アドレス1.0.0.0が割り当てられたアンプリファイアが接続されている。つまり、TVをルートとする1つのHDMIクラスタが構築されている。
【0062】
CEC通信が停止されることにより、図5Bでは、アンプリファイアに物理アドレスとして0.0.0.0が新たに割り当てられる。これにより、アンプリファイアをルートとする第2のクラスタ(新しく追加されたクラスタ)が定義される。これにより、この第2のクラスタ内で、再生デバイス(デバイス13、14)の他、もう1台(物理アドレス3.0.0.0)の再生デバイス(デバイス16)がアンプリファイアに接続可能となる。このように、CEC通信の停止を利用することにより、HDMIネットワークに新たにデバイスを追加できるようになる。
【0063】
4.情報処理システムの典型的な実施例
【0064】
図6は、情報処理システムの典型的な実施例を示すブロック図である。図1に示したデバイス11~15と、図6に示したデバイス11'~15'との対応は、例えば次のようになる。デバイス11はアンプリファイア11'、デバイス12はTV12'、デバイス13はゲーム機13'、デバイス14はBD(Blu-ray(登録商標) Disc)プレーヤー14'、デバイス15はSTB(Set Top Box)15'に対応する。コントローラ20は、例えばControl4の制御系を用いる。上記ケーブル5としては、HDMIケーブル25が用いられる。
【0065】
図6では、HDMIで定義される物理アドレス(PA)、論理アドレス(LA)も記している。論理アドレスは、機器の種別(TV、アンプリファイア、プレーヤー等)を表すHDMIネットワーク内で割り当てられ、特定のデバイス向けのコマンドで利用されるアドレスである。
【0066】
リモートコントローラ30によって赤外線3経由でアンプリファイア11'に対してデバイス間制御を実行しようとすると、アンプリファイア11'はIP経由でコントローラ20から同様の制御を同時に受信することがあるかもしれない。例えば、TV12'またはアンプリファイア11'が、デバイス間での制御コマンドをCEC経由およびIP経由の両方で受信できる場合は、TV12'とアンプリファイア11'との間でコマンドの衝突などが発生する可能性がある。したがって、双方のデバイスはこの2つの異なる物理層経由の制御コマンドの衝突回避と調停が必要になる。
【0067】
そこで、上述したように、例えばTV12'とアンプリファイア11'との間でお互いがIP経由の制御に対応していることをHDMIケーブル25aを介して確認する。そして、上述したように、TV12'およびアンプリファイア11'は、HDMIケーブル25aを介してやり取りされる有線制御コマンドとしてのCECコマンドを、IPパケットにカプセリングするなどの方法でIP経由でやり取りする。
【0068】
上記確認の方法としては、例えばHDMIシステムが、CECの論理アドレスを振る際に確認してもよいし、システム情報としてポーリングする際に、IP経由の制御に対応していることが返答されるようにされてもよい。
【0069】
TV12'とアンプリファイア11'の間でCECコマンドをIP経由でやり取りすることにより、IP経由で受信するコントローラ20からの制御コマンドとの衝突を、通常のQos(Quality of Service)等のスケジューリング/優先度付け技術を用いて、容易に回避、調停することが可能になる。
【0070】
ところで、HDMIのような有線接続の場合、無線接続に比べて、そのトポロジー(接続形態、階層構造)がユーザーに明確に認識されることになる。例えばBDプレーヤー14'の映像はHDMIケーブル25cおよび25aで接続されているTV12'に表示されることが当然のごとく期待される。これに対し、無線LANは半径30m程度の範囲の接続、つまり部屋越えでの接続も可能となり、LAN内は全てのデバイスが階層構造を持たずにフラットな形で存在する。したがって、仮にTV12'やBDプレーヤー14'が、無線LANで接続されていると、BDプレーヤー14'で再生される映像がTV12'で表示されるように、その映像の再生の度に紐づけする必要が出てくる。すなわち、非IPの有線IFを用いることのメリットはそこにある。よって、「One Touch Play」や「System Audio Mode」等の機能は、本来であれば、無線ではなく、HDMI経由のCECコマンドのやり取りで実現されることが望ましい。
【0071】
しかしながら、この非IPの有線ネットワークとIPネットワークとが混在する場合は、上記したように、これら2つの制御系のコンフリクトが発生することが問題となることは既に述べた。
【0072】
ここで、One Touch Playは、BDプレーヤー14'に備えられた再生ボタン14aをユーザー40が直接操作することによって、自動的にTV12'から映像が出力されるようにする機能である。System Audio Modeは、音声をTV12'ではなくアンプリファイア11'で再生されるようにする(切り替える)機能である。これらの機能は、CECによるデバイス連携機能の1つである。
【0073】
以下では、上記One Touch Playの機能を本技術に適用した場合の動作を説明する。図7は、その動作を示すシーケンス図である。
【0074】
ユーザー40は、BDプレーヤー14'上の再生ボタン14aを操作(プッシュ)する(ST201)。すると、BDプレーヤー14'は、CECコマンド<Image View On>を、HDMIケーブル25cおよびアンプリファイア11'を介して、TV12'に送信する(ST202)。ここで、アンプリファイア11'は、CECコマンド<Image View On>は、アンプリファイア11'にてIPパケットに変換し、これをTV12'に送信する(ST202')。
【0075】
TV12'は、アンプリファイア11'からIP経由で受領したIPパケットからCECコマンドを抽出し、自身に対して発行された<Image View On>コマンドであることを認識する。そして、TV12'は、必要であれば自身の電源を投入し、HDMI入力から入力される映像を表示するモード、つまり、BDプレーヤー14'からの出力される映像を表示するモードに切り替える。
【0076】
次に、BDプレーヤー14'は自身から映像を出力することを示すCECコマンド<Active Source>を、HDMIネットワークに接続されたデバイスに発行する。このCECコマンド<Active Source>を受信したアンプリファイア11'は、入力をBDプレーヤー14'に設定する(例えばゲーム機13'からBDプレーヤー14'に切り替える)(ST203)。
【0077】
ここで、ステップ202'と同様に、アンプリファイア11'は、そのCECコマンド<Active Source>をIPパケットに変換し、これをIP経由でTV12'に送信する(ST203')。TV12'は受領したIPパケットをCECコマンドに変換し、その指示通り、映像の入力をアンプリファイア11'に切り替える。
【0078】
こうして、ユーザー40がBDプレーヤー14'の再生ボタン14aを操作(プッシュ)するだけで、HDMI入力が切り替えられ、TV12'の電源が自動に投入され、映像がTV12'で自動で再生されるという、デバイス連携のアプリケーションが、HDMI-CECを用いて実現される。
5.変形例
【0079】
本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
【0080】
例えば図3、4等に示す動作例1、2等では、有線IF通信を停止してIP通信を優先する形態を示したが、IP通信を停止して有線IF通信を優先する形態であってもよい。例えば、デバイス11は、ST102でリモートコントローラ30からコマンドを受信すると、それを有線制御コマンドに変換し、IP通信を停止して、その有線制御コマンドをデバイス12に有線IF経由で送信してもよい。
【0081】
上記各実施形態では、デバイス11および12間のIP接続として、ルータ10を介したWi-Fi接続を示した。しかし、有線IFとしてHDMIが利用される場合、IP接続の一部あるいは全部に有線LANを使う構成、HDMIのIP接続の仕組みであるHEC(HDMI Ethernet Channel)を使う構成、あるいは、デバイス11および12同士が直接IPで接続される構成等も採用できる。
【0082】
例えば図3、4に示すST104において、有線IF通信が停止された後、その再開について何も言及していなかった。例えば、デバイス11は、有線IF通信の停止後、所定の条件に基づき、有線IF通信を再開するか否かを判定してもよい。その所定の条件とは、例えばコントローラ20がIPネットワークから切断された場合や、ユーザーが再開を選択する場合等が挙げられる。
【0083】
上記の場合、デバイス11がデバイス12に有線制御コマンドを有線IF経由で送信してよいかを、IP経由でデバイス12に問い合わせてもよい。この場合、デバイス11は、デバイス12から有線IF経由で有線制御コマンドを受信可能である旨の返答を受けた場合、デバイス12との間で有線IF経由での有線制御コマンドのやり取りを再開すればよい。
【0084】
上記リモートコントローラ30に代えて、赤外線以外の波長を持つ光や電波でコマンドを発するコントローラが用いられてもよい。
【0085】
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。
【0086】
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
IP(Internet Protocol)による通信を行うように構成された第1通信部と、
非IPの有線インターフェースを用いた通信を行うように構成された第2通信部と、
所定の条件に基づき、前記第1通信部および前記第2通信部のうちいずれか一方を用いて、前記IPによる制御コマンドであるIP制御コマンドの通信、または、前記有線インターフェースを用いた通信における制御コマンドである有線制御コマンドの通信を行うように構成された処理部と
を具備する情報処理デバイス。
(2)
前記(1)に記載の情報処理デバイスであって、
前記処理部は、前記有線インターフェースによる有線ネットワークを介してこの情報処理デバイスに接続された第2の情報処理デバイスが、前記有線制御コマンドを前記第1通信部で受信可能である否かを判定し、それが可能であると判定した場合、前記第2通信部による通信を停止するように構成される
情報処理デバイス。
(3)
前記(2)に記載の情報処理デバイスであって、
前記処理部は、前記有線制御コマンドを前記IP制御コマンドに変換し、前記変換されたIP制御コマンドを前記第1通信部により送信するように構成される
情報処理デバイス。
(4)
前記(2)または(3)に記載の情報処理デバイスであって、
前記処理部は、前記第2通信部による前記有線制御コマンドの通信が停止された状態で、当該有線制御コマンドの通信を再開できる否かを判定するように構成される
情報処理デバイス。
(5)
前記(1)に記載の情報処理デバイスであって、
前記処理部は、前記第1通信部による通信および前記第2通信部による通信のうち、ユーザーにより選択された方を用いて、その制御コマンドの通信を行うように構成される
情報処理デバイス。
(6)
前記(1)から(5)のうちいずれか1つに記載の情報処理デバイスであって、
前記第1通信部は、前記IPによるIPネットワークに接続されたコントローラが発行する前記IP制御コマンドを受信するように構成される
情報処理デバイス。
(7)
前記(1)から(6)のうちいずれか1つに記載の情報処理デバイスであって、
前記有線制御コマンドを生成するように構成されたコマンド生成部
をさらに具備する情報処理デバイス。
(8)
前記(7)に記載の情報処理デバイスであって、
前記コマンド生成部は、リモートコントローラが発行する非IPのコマンドに基づき、前記有線制御コマンドを生成するように構成される
情報処理デバイス。
(9)
前記(1)に記載の情報処理デバイスであって、
前記第2通信部は、前記第2の情報処理デバイス以外の第3の情報処理デバイスが発行する有線制御コマンドを受信するように構成される
情報処理デバイス。
(10)
前記(9)に記載の情報処理デバイスであって、
前記処理部は、前記受信した有線制御コマンドを、前記第1通信部および前記第2通信部のうちいずれか一方を用いて、前記第2の情報処理デバイスに送信するように構成される
情報処理デバイス。
(11)
前記(1)から(10)のうちいずれか1つに記載の情報処理デバイスであって、
前記第2通信部は、AV(Audio Visual)ストリームを主データとして送信または受信するように構成される
情報処理デバイス。
(12)
IP(Internet Protocol)による通信を行うように構成された第1通信部と、
非IPの有線インターフェースを用いた通信を行うように構成された第2通信部とを備えた情報処理デバイスによる情報処理方法であって、
所定の条件に基づき、前記第1通信部および前記第2通信部のうちいずれか一方を用いて、前記IPによる制御コマンドであるIP制御コマンドの通信、または、前記有線インターフェースを用いた通信における制御コマンドである有線制御コマンドの通信を行う
情報処理方法。
(13)
第1の情報処理デバイスと、
IP(Internet Protocol)により前記第1の情報処理デバイスと通信可能に構成され、非IPの有線インターフェースによる有線ネットワークを介して前記第1の情報処理デバイスに接続された第2の情報処理デバイスとを具備し、
前記第1の情報処理デバイスは、
IPによる通信を行うように構成された第1通信部と、
前記有線インターフェースを用いた通信を行うように構成された第2通信部と、
所定の条件に基づき、前記第1通信部および前記第2通信部のうちいずれか一方を用いて、前記IPによる制御コマンドであるIP制御コマンドの通信、または、前記有線インターフェースを用いた通信における制御コマンドである有線制御コマンドの通信を行うように構成された処理部とを有する
情報処理システム。
【符号の説明】
【0087】
5…(有線IF用)ケーブル
9…LANケーブル
10…ルータ
11~16…デバイス
11'…アンプリファイア
12'…TV
13'…ゲーム機
14'…BDプレーヤー
15'…STB
20…コントローラ
25…HDMIケーブル
30…リモートコントローラ
40…ユーザー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7