(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-03
(45)【発行日】2022-10-12
(54)【発明の名称】傾斜屋根敷設用ソーラーパネル及びその施工方式
(51)【国際特許分類】
H01L 31/048 20140101AFI20221004BHJP
H02S 30/10 20140101ALI20221004BHJP
H02S 40/20 20140101ALI20221004BHJP
E04D 13/18 20180101ALI20221004BHJP
E04D 3/40 20060101ALI20221004BHJP
【FI】
H01L31/04 560
H02S30/10
H02S40/20
E04D13/18 ETD
E04D3/40 V
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021142221
(22)【出願日】2021-09-01
【審査請求日】2021-09-22
(73)【特許権者】
【識別番号】521386858
【氏名又は名称】ユエ-シェン,チャン
【氏名又は名称原語表記】YAUE-SHENG CHANG
【住所又は居所原語表記】2F.-5,NO.54,BAINIAN RD.,LONGTAN DIST.,TAOYUAN CITY 325,TAIWAN
(74)【代理人】
【識別番号】100180781
【氏名又は名称】安達 友和
(74)【代理人】
【識別番号】100182903
【氏名又は名称】福田 武慶
(72)【発明者】
【氏名】ユエ-シェン,チャン
【審査官】桂城 厚
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-141060(JP,A)
【文献】特開2005-340583(JP,A)
【文献】特開2014-236123(JP,A)
【文献】特開2002-303022(JP,A)
【文献】特開平06-085300(JP,A)
【文献】特開2017-010965(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0393371(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 31/00-31/078
H01L 31/18-31/20
H01L 51/42-51/48
H02S 10/00-10/40
H02S 30/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一つの基板:一つの周
辺固定部と一つの機能部品部が含まれ、
一つの第一結合層:前記機能部品部の上方に敷設され、
一つの絶縁層:前記第一結合層の上方に位置し、当該第一結合層を通して前記基板に粘り付き、
一つの第二結合層:前記絶縁層の上方に敷設され、
一つの太陽電池モジュール層:少なくとも一つの太陽電池が含まれ、前記第二結合層の上方に位置し、前記第二結合層を通して、前記絶縁層に粘り付き、その中で、少なくとも一つの太陽電池が、少なくとも二本の電極線を通して、太陽エネルギーが変換された後の電気エネルギーを出力し、前記少なくとも二本の電極線が前記周辺固定部に伸び、
一つの第三結合層:前記太陽電池モジュール層の上方に敷設され、且つ、前記第二結合層に部分的に粘り付き、
一つの輝度向上フィルム層:その上面に複数のマイクロプリズム構造があり、前記第三結合層の上方に位置し、且つ、前記第三結合層を通して、前記太陽電池モジュール層に粘り付き、
一つの第四結合層:前記輝度向上フィルム層の上方に敷設され、それに加えて、
一つの透光フッ素含有フィルム層:その上面に複数の波形立体の輝度向上構造があり、前記第四結合層の上方に位置し、且つ、前記第四結合層を通して、前記輝度向上フィルム層に粘り付き、その中で、前記輝度向上
フィルム層が、外部からの多方向の光線を、その内部へ導き、 前記マイクロプリズ
ム構造が、前記透光フッ素含有フィルム層からの光線の光路を変更することによって、光線が少なくとも一つの太陽電池に垂直な方向に一層偏り、前記少なくとも一つの太陽電池に入射するようにする、という構成部分が含まれることを特徴とする傾斜屋根敷設用ソーラーパネル。
【請求項2】
前記周辺固定部の二つの平行的な側面にそれぞれ複数の第一固定穴と複数の第二固定穴を形成することを特徴とする、請求項1に記載の傾斜屋根敷設用ソーラーパネル。
【請求項3】
前記基板の材質が焼付塗装ステンレススチール、ステンレススチール、焼付塗装合金鋼板、合金鋼板、アルミニウム、アルミニウム合金又はプラスチックであることを特徴とする、請求項1に記載の傾斜屋根敷設用ソーラーパネル。
【請求項4】
第一結合層の材質がエチレン-酢酸エチレン共重合体(Ethylene-Vinyl Acetate,EVA)又はポリオレフィンエラストマー(Polyolefin Elastomers,POE)であることを特徴とする、請求項1に記載の傾斜屋根敷設用ソーラーパネル。
【請求項5】
第二結合層の材質がエチレン-酢酸エチレン共重合体又はポリオレフィンエラストマーであることを特徴とする、請求項1に記載の傾斜屋根敷設用ソーラーパネル。
【請求項6】
第三結合層の材質がエチレン-酢酸エチレン共重合体又はポリオレフィンエラストマーであることを特徴とする、請求項1に記載の傾斜屋根敷設用ソーラーパネル。
【請求項7】
第四結合層の材質がエチレン-酢酸エチレン共重合体又はポリオレフィンエラストマーであることを特徴とする、請求項1に記載の傾斜屋根敷設用ソーラーパネル。
【請求項8】
絶縁層の材質がポリフッ化ビニル(Polyvinyl Fluoride,PVF)又はポリエチレンテレフタレート(Polyethylene Terephthalate,PET)であることを特徴とする、請求項1に記載の傾斜屋根敷設用ソーラーパネル。
【請求項9】
太陽電池の数量が二つ以上である場合、同じ電極の電極線が一つの電極バスに接続することを特徴とする、請求項1に記載の傾斜屋根敷設用ソーラーパネル。
【請求項10】
前記輝度向上構造の波形立体の上面方向が平面で連続的に隣接する円形を形成し、且つ、各円形が、1mmを上回らない曲率半径を有することを特徴とする、請求項1に記載の傾斜屋根敷設用ソーラーパネル。
【請求項11】
前記基板が四角形又は長方形であることを特徴とする、請求項1に記載の傾斜屋根敷設用ソーラーパネル。
【請求項12】
a)一つの傾斜屋根の一つの屋根パネルの上に一つの防水層を敷設すること;
b)複数のソーラーパネルを敷設し、且つ、前記屋根パネルの一つの基準辺を沿って、前記第一固定穴が位置している側面を、一列に配置すること;
c)釘又はネジで、前記第一固定穴と前記防水層を通して、これらのソーラーパネルを、当該屋根パネルに固定すること;
d)前列のソーラーパネルに接続し、引き続き複数のソーラーパネルを新しい列に敷設し、且つ、新規敷設したソーラーパネルの第一固定穴を、順序によって、前列のソーラーパネルの第二固定穴に照準を合わせること;
e)釘又はネジで、前記第一固定穴、相応な第二固定穴と前記防水層を通して、これらのソーラーパネルを、当該屋根パネルに固定すること;
f)前記屋根パネルが、これらのソーラーパネルによりいっぱいに敷設されるまで、ステップd)とステップe)を繰り返し、それに加えて、
g)隣り合っている二つのソーラーパネルの電極線又は電極バスに対して、陽極と陰極との電気接続方式を採用して、防水導電性接着テープで接続を行う、というステップが含まれること、というステップが含まれていることを特徴とする、請求項2に記載の傾斜屋根敷設用ソーラーパネルの施工方式。
【請求項13】
前記基準辺が、一つの特定な水平高層に平行するか、又は前記特定な水平高層に垂直であることを特徴とする、請求項12に記載の施工方式。
【請求項14】
前記防水層が防水アスファルトフェルトであることを特徴とする、請求項12に記載の施工方式。
【請求項15】
前記周辺固定部の二つの平行的な側面にそれぞれ複数の第一固定穴と複数の第二固定穴を形成し、
a)一つの傾斜屋根の一つの屋根パネルの上に一つの防水層を敷設すること;
b)複数のソーラーパネルを敷設し、且つ、前記屋根パネルの一つの基準辺を沿って、前記第一固定穴が位置している側面を、一列に配置すること;
c)釘又はネジで、前記第一固定穴と前記防水層を通して、これらのソーラーパネルを、当該屋根パネルに固定すること;
d)前列のソーラーパネルに接続し、引き続き複数のソーラーパネルを新しい列に敷設し、且つ、新規敷設したソーラーパネルの第一固定穴を、順序によって、前列のソーラーパネルの第二固定穴に照準を合わせること;
e)釘又はネジで、前記第一固定穴、相応な第二固定穴と前記防水層を通して、これらのソーラーパネルを、当該屋根パネルに固定すること;
f)前記屋根パネルが、これらのソーラーパネルによりいっぱいに敷設されるまで、ステップd)とステップe)を繰り返し、それに加えて、
g)隣り合っている二つのソーラーパネルの電極線又は電極バスに対して、陽極と陰極との電気接続方式を採用して、防水導電性接着テープで接続を行う、というステップが含まれること、というステップが含まれていることを特徴とする、請求項9に記載の傾斜屋根敷設用ソーラーパネルの施工方式。
【請求項16】
前記基準辺が、一つの特定な水平高層に平行するか、又は前記特定な水平高層に垂直であることを特徴とする、請求項15に記載の施工方式。
【請求項17】
前記防水層が防水アスファルトフェルトであることを特徴とする、請求項15に記載の施工方式。
【請求項18】
前記周辺固定部の二つの平行的な側面にそれぞれ複数の第一固定穴と複数の第二固定穴を形成し、
a)一つの傾斜屋根の一つの屋根パネルの上に一つの防水層を敷設すること;
b)複数のソーラーパネルを敷設し、且つ、前記屋根パネルの一つの基準辺を沿って、前記第一固定穴が位置している側面を、一列に配置すること;
c)釘又はネジで、前記第一固定穴と前記防水層を通して、これらのソーラーパネルを、当該屋根パネルに固定すること;
d)前列のソーラーパネルに接続し、引き続き複数のソーラーパネルを新しい列に敷設し、且つ、新規敷設したソーラーパネルの第一固定穴を、順序によって、前列のソーラーパネルの第二固定穴に照準を合わせること;
e)釘又はネジで、前記第一固定穴、相応な第二固定穴と前記防水層を通して、これらのソーラーパネルを、当該屋根パネルに固定すること;
f)前記屋根パネルが、これらのソーラーパネルによりいっぱいに敷設されるまで、ステップd)とステップe)を繰り返し、それに加えて、
g)隣り合っている二つのソーラーパネルの電極線又は電極バスに対して、陽極と陰極との電気接続方式を採用して、防水導電性接着テープで接続を行う、というステップが含まれること、というステップが含まれていることを特徴とする、請求項10に記載の傾斜屋根敷設用ソーラーパネルの施工方式。
【請求項19】
前記基準辺が、一つの特定な水平高層に平行するか、又は前記特定な水平高層に垂直であることを特徴とする、請求項18に記載の施工方式。
【請求項20】
前記防水層が防水アスファルトフェルトであることを特徴とする、請求項18に記載の施工方式。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソーラーパネル及びその施工方式に関わり、特に傾斜屋根敷設用ソーラーパネル及びその施工方式に関わる。
【背景技術】
【0002】
人間文明の進歩は、資源消費量の低減に具現される。この観点から見ると、再生エネルギー又は持続可能なエネルギーの開発と使用も文明進歩のマイルストーンである。従って、再生エネルギーの押し広めに着手し始める国家は日増しに増えていて、最も目立つ成就が太陽エネルギーの開発と利用である。台湾において、人々は目を上げて見ると、多くの住宅用家屋の屋根、工場の屋根、廃棄された用地乃至公共設備の周辺に、ソーラーパネルが敷設されていることを見える。これらのソーラーパネルは、太陽エネルギーを電気エネルギーに変換した後、最寄りの建物内の電器設備に供給できると同時に、余剰エネルギーがあれば、余計な電力を、送電網に合併して、需要者事業体に販売することができる。台湾において、ソーラーパネルを大規模に敷設できる原因は、台湾における殆どの建物が鉄筋コンクリート構造であるので、堅牢性と強風耐性の特性を持つことである。更に、これらの建物の頂部設計も殆ど平面であるので、ソーラーパネルの敷設が非常に便利になることである。しかし、幾つかの特定な建築群にとって、ソーラーパネルの敷設が非常に不利である。一つの実例は、木造構造を使用する傾斜屋根建物である。
【0003】
一般的な見地から言うと、木造構造を使用する傾斜屋根建物は、欧米諸国における住宅用家屋の主な形態である。そこで、木材の調達が便利で、建造価格が安いので、相対的に家屋税も低い。傾斜屋根は、防水と積雪防止に用いることができ、施工が便利である。しかし、その構造の支持力不足問題及び架設面の角度問題により、屋内から、屋外へソーラーパネル固定装置を架設する場合、非常に不安定になる。架設できても、突起するソーラーパネルの構造は、既存の傾斜屋根設計に馴染めない。従って、木造構造を使用する傾斜屋根建物において、ソーラーパネルを取り付けることによって再生エネルギーを使用したい場合、伝統的な建築工法と材料を了解し、且つ、ソーラーパネルの構造を適切に改造しなければならない。
【0004】
傾斜屋根におけるよくある防水用及び最外層用の建築材料がアスファルトシングルである。アスファルトシングルは、自身で軽い素材を有し、曲がることができると同時に、裁断しやすく、ステープル銃を利用するだけで、傾斜屋根の根パネル上に固定することができる。防水面から見ると、上下二列のアスファルトシングルの積み重ね方式が伝統的なレンガに類似していて、傾斜階段構造を形成することによって、雨水がその勾配を沿って下方向へ流れることができるようにする。更に、アスファルトシングルと屋根パネルとの間に、一般に一層の防水布(ゴム)層が敷設されているので、雨水が防水布を通し難くなり、釘を沿って下へ浸出するようになる。改造後のソーラーパネルが、特殊な接続装置と防水処理を有して、既存の施工作業を変更しない条件の下でアスファルトシングルを代替できると、アスファルトシングルにおける、傾斜屋根上に固く固定される(余計な固定無し)優位性を持つと同時に、これで架設される家屋も美しくて一致的な外観を有する。しかし、現在市場にこの製品がまだない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
当該条項は、本発明の幾らかの特徴をまとめて編集する。その他の特徴は、その後の条項に開示される。その目的は、追加される特許の請求範囲における宗旨と範囲での様々な修正及び類似的な配列をカバーすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記問題を解決して、アスファルトシングルを代替して実装できる新型ソーラーパネルを提供する為に、本発明は、傾斜屋根敷設用ソーラーパネルを開示して、次のように、一つの基板:一つの周辺の固定部と一つの機能部品部が含まれ、一つの第一結合層:前記機能部品部の上方に敷設され、一つの絶縁層:前記第一結合層の上方に位置し、当該第一結合層を通して前記基板に粘り付き、一つの第二結合層:前記絶縁層の上方に敷設され、一つの太陽電池モジュール層:少なくとも一つの太陽電池が含まれ、前記第二結合層の上方に位置し、前記第二結合層を通して、前記絶縁層に粘り付き、その中で、少なくとも一つの太陽電池が、少なくとも二本の電極線を通して、太陽エネルギーが変換された後の電気エネルギーを出力し、前記少なくとも二本の電極線が前記周辺固定部に伸び、一つの第三結合層:前記太陽電池モジュール層の上方に敷設され、且つ、前記第二結合層に部分的に粘り付き、一つの輝度向上フィルム層:その上面に複数のマイクロプリズム構造があり、前記第三結合層の上方に位置し、且つ、前記第三結合層を通して、前記太陽電池モジュール層に粘り付き、一つの第四結合層:前記輝度向上フィルム層の上方に敷設され、それに加えて、一つの透光フッ素含有フィルム層:その上面に複数の波形立体の輝度向上構造があり、前記第四結合層の上方に位置し、且つ、前記第四結合層を通して、前記輝度向上フィルム層に粘り付き、その中で、前記輝度向上が、外部からの多方向の光線を、その内部へ導き、前記マイクロプリズムの構造が、前記透光フッ素含有フィルム層からの光線の光路を変更することによって、光線が少なくとも一つの太陽電池に垂直な方向に一層偏り、前記少なくとも一つの太陽電池に入射するようにする、という構成部分が含まれる。
【0007】
好ましくは、前記周辺固定部の二つの側面にそれぞれ複数の第一固定穴と複数の第二固定穴を形成することである。
【0008】
好ましくは、前記基板の材質が焼付塗装ステンレススチール、ステンレススチール、焼付塗装合金鋼板、合金鋼板、アルミニウム、アルミニウム合金又はプラスチックであることである。
【0009】
好ましくは、前記第一結合層の材質がエチレン-酢酸エチレン共重合体(Ethylene-Vinyl Acetate, EVA)又はポリオレフィンエラストマー (Polyolefin Elastomers,POE)であることである。
【0010】
好ましくは、前記第二結合層の材質がエチレン-酢酸エチレン共重合体又はポリオレフィンエラストマーであることである。
【0011】
好ましくは、前記第三結合層の材質がエチレン-酢酸エチレン共重合体又はポリオレフィンエラストマーであることである。
【0012】
好ましくは、前記第四結合層の材質がエチレン-酢酸エチレン共重合体又はポリオレフィンエラストマーであることである。
【0013】
好ましくは、前記絶縁層の材質がポリフッ化ビニル(Polyvinyl Fluoride,PVF)又はポリエチレンテレフタレート(Polyethylene Terephthalate,PET)であることである。
【0014】
一つの実施形態において、前記太陽電池の数量が二つ以上である場合、同じ電極の電極線が一つの電極バスに接続することができる。本発明によって、前記輝度向上構造の波形立体の上面方向が平面で連続的に隣接する円形を形成し、且つ、各円形が、1mmを上回らない曲率半径を有する。
【0015】
前記基板が四角形又は長方形である。
【0016】
本発明は、前記傾斜屋根敷設用ソーラーパネルの施工方式も開示して、次のように、a)一つの傾斜屋根の一つの屋根パネルの上に一つの防水層を敷設し、b)複数のソーラーパネルを敷設し、且つ、前記屋根パネルの一つの基準辺を沿って、前記第一固定穴が位置している側面を、一列に配置し、c)釘又はネジで、前記第一固定穴と前記防水層を通して、これらのソーラーパネルを、当該屋根パネルに固定し、d)前列のソーラーパネルに接続し、引き続き複数のソーラーパネルを新しい列に敷設し、且つ、新規敷設したソーラーパネルの第一固定穴を、順序によって、前列のソーラーパネルの第二固定穴に照準を合わせ、e)釘又はネジで、前記第一固定穴、相応な第二固定穴と前記防水層を通して、これらのソーラーパネルを、当該屋根パネルに固定し、f)前記屋根パネルが、これらのソーラーパネルによりいっぱいに敷設されるまで、ステップd)とステップe)を繰り返し、それに加えて、g)隣り合っている二つのソーラーパネルの電極線又は電極バスに対して、陽極と陰極との電気接続方式を採用して、防水導電性接着テープで接続を行う、というステップが含まれる。
【0017】
本発明によって、前記基準辺が、一つの特定な水平高層に平行するか、又は前記特定な水平高層に垂直である。前記防水層が防水アスファルトフェルトであることがある。
【0018】
基板周辺の固定部に、固定用固定穴があるので、既存のアスファルトシングルを、本発明のソーラーパネルに取って代わって、傾斜屋根に実装することができ、除水、防湿、極端な温度耐性と防風等の特徴を持つ。前記ソーラーパネルは、再生エネルギーを提供するだけでなく、その整然としていて一致的な外観が傾斜屋根の美観性を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の実施形態による傾斜屋根敷設用ソーラーパネルの上面模式図である。
【
図2】AA’線に沿う前記ソーラーパネルの断面図である。
【
図3】二つのソーラーパネル間の電気接続方式を図示する。
【
図4】光路変更面におけるマイクロプリズム構造と輝度向上構造に関するやり方と効能を説明する。
【
図6】ソーラーパネルの施工方式のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
下記の実施形態を通して、本発明をさらに具体的に説明する。
【0021】
図1と
図2を参照してください。
図1は、本発明の実施形態による傾斜屋根敷設用ソーラーパネル1の上面模式図である。
図2は、AA’線に沿う前記ソーラーパネル1の断面図である。注意すべきこととしては、説明の便宜上、比例面において
図1と
図2を真実な製品設計によって制作していないことである。例えば、太陽電池板1の実装厚さが2mmであるが、その長さと幅が、ややもすれば皆数十センチメートルになり、ひいては一メートルを超えることになる;このような設計により、図式の厚さ面について、過度に押し付けられる為、内容がはっきり区別がつかないようになることがあるので、
図2の長さと幅より、厚さを遥かに大きい倍数でズームインした。組立部品間の位置と組立部品の厚さ・長さ・幅も皆説明例だけであるので、図式の内容で本発明を制限するわけではない。更に、多くのソーラーパネル1の技術組立部品が透明であるので、
図1において、実装で見える技術組立部品だけを図示する。
【0022】
構造から見ると、ソーラーパネル1が、下から上まで、相次いで次の構成部分、即ち、基板10、第一結合層11、絶縁層12、第二結合層13、太陽電池モジュール層14、第三結合層15、輝度向上フィルム層16、第四結合層17及び透光フッ素含有フィルム層18を含む。前記各技術組立部品の特性、機能、材料及び組み合わせ方式について、以下の文字で詳細に説明する。
【0023】
基板10は、その他の組立部品の荷重を受ける基礎であり、十分な靭性を備える必要があり、好ましくは耐熱・耐寒・耐湿気の特性を備えることであるので、基板10の材質について、焼付塗装ステンレススチール、ステンレススチール、焼付塗装合金鋼板、合金鋼板、アルミニウム、アルミニウム合金又はプラスチックを採用してもよい。本実施形態において、ステンレススチールを例として説明する。原則として、基板10に制限がなく、二つの平行的な側面を取り付けるだけでよい。従って、好ましくは、基板10の形状が四角形又は長方形であることである。本実施形態において、その形状が長方形である。基板10が、一つの周辺の固定部101と一つの機能部品部102を含む。機能部品部102が、その他の技術部品を積み重ねる領域であり、もう一方で、周辺固定部101が、機能部品部102に属せず、且つ、隣のソーラーパネル1の基板10に接続できる領域である。本実施形態において、機能部品部102が、基板10の全体と比べて小さい長方形の領域である。周辺固定部101の二つの平行的な側面にそれぞれ複数の第一固定穴1011と複数の第二固定穴1012を形成する(
図2で点線でその位置を表す)。本実施形態において、第一固定穴1011と第二固定穴1012の数量が皆4である。実装面において、その数量を実際ニーズによって設計することができる。第一固定穴1011と第二固定穴1012は、釘又はネジを通させることによって、ソーラーパネル1を、屋根パネルに固定する為の貫通部である。その他の実施形態において、前記二つの平行的な側面において固定穴を明けず、釘で直接に周辺の固定部101を貫通して、ソーラーパネル1を、屋根パネルに固定することができる。
【0024】
第一結合層11は、前記機能部品部102の上方に敷設され、その材質がエチレン-酢酸エチレン共重合体(Ethylene-Vinyl Acetate,EVA)である。第一結合層11は、実装面において、寸法が適当であるEVAフィルムを使用し、一定条件の加熱プレスを経た後、その融解、接着と架橋・硬化を促すことによって、基板10と絶縁体層12を接着する。EVAは、常温の下で粘着性がなく、且つ、十分な粘着防止性を持ち、硬化後のEVAフィルムが完全に透明で、十分に高い透光性を持つ。硬化後のEVAフィルムが、弾性を持ち、且つ、耐熱・耐湿気・耐寒・耐衝撃等の優位性を持ち、金属ガラス及びプラスチックに対して良好な接着性を持ち、ソーラーパネル1の全体的安定性を維持することができる(分裂分解し難い)。環境保全を考えると、第一結合層11の材質が、ポリオレフィンエラストマー(Polyolefin Elastomers,POE)であってもよく、EVAに近似する特性も持つ。
【0025】
絶縁層12が、第一結合層11の上方に位置し、第一結合層11を通して基板10に粘り付く。絶縁体層12の目的は、その上に結合している太陽電池モジュール層14を、基板10と電気的に絶縁することによって、太陽電池モジュール層14に生じる電気エネルギーが基板10及び背景環境への漏出するのを避けることである。本実施形態において、絶縁層12の材質がポリフッ化ビニル(Polyvinyl Fluoride,PVF)である。具体的に言うと、適切な寸法を有する一本のPVFフィルムを第一結合層11に置くことである。PVFフィルムは、日当たり耐性、耐溶剤性、酸・アルカリ耐性、耐湿気性と酸化耐性が高いので、適切な電気絶縁材料である。更に、絶縁層12もポリエチレンテレフタレート(Polyethylene Terephthalate,PET)を材質として使用することができ、実装面において、適切な寸法を有する一本のPETフィルムでもある。
【0026】
第二結合層13が、絶縁層12の上方に敷設され、その用途は、太陽電池モジュール層14と自身の下側構造を接着することである。第二結合層13に使用できる材料及び実装方式が第一結合層11と同じなので、ここでくどくど述べない。
【0027】
太陽電池モジュール層14が、少なくとも一つの太陽電池141を含み、前記少なくとも一つの太陽電池141が、少なくとも二つの電極線を通して、太陽エネルギーを変換した後出力する。本実施形態において、太陽電池モジュール層14は、二つの太陽電池141を使用し、相互並列接続で構成されるものである。本発明の宗旨によって、二つの太陽電池141に対して、相互直列接続方式を採用してもよい。更に、太陽電池141の数量がより多いであってもよく、互いに直列、並列又は直並列の設計で電気接続を行うことができる。勿論、太陽電池モジュール層14は、一つの太陽電池141だけを使用してもよい。この場合、太陽電池141間の接続問題が存在しない。一般的な太陽電池の場合、本発明における太陽電池141は、上端電極線1411(
図1と
図2で白い背景の太い線で図示される)も有し、陰極に属する;太陽電池141は、下端電極線1412(
図1と
図2で黒い背景の太い線で図示される)も有し、陽極に属するので、合計4本の電極線を有する。但し、一番簡単な状況は、一つの太陽電池141及び一本の上端電極線1411と一本の下端電極線1412であることである。太陽電池モジュール層14は、第二結合層13の上側に位置して、第二結合層13を通して、絶縁層12に粘り付くので、絶縁層12の下側構造とも結合する。4本の電極線は、機能部品部102内に限らず、その代わりに、
図1で示すように、周辺固定部101に伸びる。本発明によって、太陽電池141の数量が二つ以上である場合、同じ電極の電極線が一つの電極バスに接続することができる。
図1で示すように、2本の上端電極線1411が一つの上端電極バス1411aに接続し、2本の下端電極線1412が一つの下端電極バス1412aに接続する。電極バスの機能は、同じ電極の電極線を接続することによって、単一のインターフェイスとその他のソーラーパネル1との接続を便利にすることである。ソーラーパネル1が、実装・固定されていない時に、上端電極バス1411aと下端電極バス1412aの伸長端は、可動式で、周辺固定部101に平らに貼りつくことができる。ソーラーパネル1を屋根パネルに固定して、その他のソーラーパネル1と接続するしようとする場合、上端電極バス1411aと下端電極バス1412aの伸長端を、前記周辺固定部101の外側へ曲げることができる。曲げ方式と電気接続の方式について、
図3を参照してください。当該図は、二つのソーラーパネル1の間の電気接続方式を図示する。二つのソーラーパネル1の上端電極バス1411aと下端電極バス1412aの伸長端の曲げ方式は、
図3に示す通りである。左側のソーラーパネル1の下端電極バス1411aの伸長端が、右側のソーラーパネル1の上端電極バス1411aの伸長端と重ね継いて、電気接続を形成する。二本の電極バスの伸長端間の電気接続を維持し、且つ、外部水分の浸入を防止する為、一本の防水導電性接着テープ30を、重ね継ぎ部に貼りつけることができる。更に、伸長端間の距離が長すぎる場合(例えば、ソーラーパネル1が屋根を跨って接続しようとする場合)、直接に防水導電性接着テープ30で上端電極バス1411aと下端電極バス1412aの伸長端を接続したり、又は バス・バーで二本の電極バスの伸長端を接続した後、防水導電性接着テープ30で前記バス・バー及び、上端電極バス1411aと下端電極バス1412aの伸長端を接続したりする。
【0028】
第三結合層15は、太陽電池モジュール層14の上方に敷設され、且つ、第二結合層13に部分的に粘り付き、その用途が、輝度向上フィルム層16と自身の下側構造を接着することである。第三結合層15に使用できる材料及び実装方式が第一結合層11と同じなので、ここでくどくど述べない。
【0029】
好ましくは、輝度向上フィルム層16がPET材質を採用して、柔軟で弾性のあるフィルム層を形成することである。輝度向上フィルム層16は、第三結合層15の上側に位置して、第三結合層15を通して、太陽電池モジュール層14に粘り付く。輝度向上フィルム層16の上面に複数のマイクロプリズム構造161があり、マイクロプリズム構造161が、断面方向から見ると、一つ一つの小さいピークのように見える;垂直断面の方向において、各小さいピークが一つの角柱を形成して、互いに接続する。具体的な役割について、後文で説明する。
【0030】
第四結合層17は、輝度向上フィルム層16の上側に敷設されていて、その用途が、輝度向上フィルム層18と自身の下側構造を接着することである。第四結合層17に使用できる材料及び実装方式が第一結合層11と同じなので、ここでくどくど述べない。
【0031】
透光フッ素含有フィルム層18は、ソーラーパネル1が外部光線に接する技術組立部品であり、実装面において、高透過テフロン材料を使用できる。透光フッ素含有フィルム層18の上面に複数の波形立体の輝度向上構造181があり、第四結合層17の上側に位置して、第四結合層17を通して、輝度向上フィルム層16に粘り付く。輝度向上構造181は、水平方向以外の如何なる方向における断面において、連続的な「波のピーク-波の谷」断面縁部の線分を取得できる;輝度向上構造181の波形立体の上面方向が平面で連続的に隣接する円形を形成し、且つ、各円形が、1mmを上回らない曲率半径を有する。
【0032】
図4を参照してください。前記
図4は、光路変更面におけるマイクロプリズム構造161と輝度向上構造181に関するやり方と効能を説明する。前記
図4において、入射光の光路は、単一的又は連続的的に接続する矢印で表示される。輝度向上181の波形立体形状により、外部からの多方向の光線を、その内部へ導くことができる。例えば、一つの光路L1において、光線が、屈折を通して、透光フッ素含有フィルム層18に当たる;一つの光路L2において、光線が、一回の屈折と一回の全反射を経て透光フッ素含有フィルム層18に入る;一つの光路L3において、光線の入射角が入射面に垂直なので、光線が方向を変えずに、直接に透光フッ素含有フィルム層18に入る。以上の三つの光路に基づき、透光フッ素含有フィルム層18の外部光線が、一層大きな量で、透光フッ素含有フィルム層18に入ることができる。更に、マイクロプリズムの構造161が、透光フッ素含有フィルム層18からの光線の光路を変更することによって、光線が二つの太陽電池141に垂直な方向に一層偏り、二つの太陽電池141に入射するようにする。再び
図4を参照してください。第四結合層17における光線が、一つの光路L4に沿うと、その方向を変更せずに、太陽電池141に入射させることができる;光線の元の方向が、太陽電池141に垂直な方向から比較に外れる場合、光線が、一つの光路L5に沿って、その行き方向を修正して、太陽電池141に垂直な方向に比較に近くして、太陽電池141に入射させることができる;光線の元の方向が、太陽電池141に垂直な方向から一層外れる場合、光線が、一つの光路L6に沿って、その行き方向を修正して、太陽電池141に垂直な方向に比較に近くして、太陽電池141に入射させることができる。但し、光路L6は、光路L5と比べて、太陽電池141に入射する入射角が依然として一層大きい。入射角が大きければ大きいほど、太陽電池141の変換可能なエネルギーが少なくなる。但し、マイクロプリズム構造161がなければ、多くの光線の入射角が十分大きいので、太陽電池141の電気光学的な変換効率を低減する。
【0033】
本発明は、傾斜屋根敷設用ソーラーパネル1の施工方式も開示した。当該施工方式をよく理解する為に、
図5と
図6を同時に参考してください。
図5は、ソーラーパネル1の敷設作業を図示する;
図6は、ソーラーパネル1の施工方式のフローチャートである。
図5において、一つの傾斜屋根2の一部の仕組みが、一つの屋根パネル21及び屋根パネル21を支持する支持システム22を含む。まず、当該施工方式の第一ステップは、傾斜屋根2の屋根パネル21の上に一層の防水層23を敷設することである(S01)。防水層23が防水アスファルトフェルトを使用することができる。その次に、第二ステップが、複数のソーラーパネルを敷設し、且つ、屋根パネル21の一つの基準辺を沿って、第一固定穴1011が位置している側面を、一列に配置することである(S02)。ここで、
図5は、傾斜屋根2の断面模式図であり、一列のソーラーパネル毎に、一つだけを図示することができる。説明の便宜上、第一列のソーラーパネルを、第一列ソーラーパネル1Aで表示する。基準辺の定義は、一つの特定な水平高層に平行することである。例えば、基準辺が地面の上方3メートルの所であり、即ち、
図5の位置Aの所にある。この状況の下で、第一列のソーラーパネル1Aの下縁を、垂直位置Aの所にある一本の仮想直線に沿って配置し、且つ、ソーラーパネルに対して、屋根パネル21の下側から施工と取付(縦方向施工)を開始する。基準辺の定義は、屋根パネル21において、前記特定な水平高層に垂直になることもある。例えば、地面に垂直になる、上方3メートルに位置する水平高層は、
図5における防水層23に平行する直線である。その時、ソーラーパネルに対して、屋根パネル21の一側から相対側に水平的に施工と取付 (横方向施工)を行う。
【0034】
その次に、第三ステップは、釘又はネジで、前記第一固定穴1011と前記防水層23を通して、第一列のソーラーパネル1Aを屋根パネル21に固定することである(S03)。本実施形態において、釘24で、前記第一固定穴1011と前記防水層23を通して、第一列のソーラーパネル1Aを屋根パネル21に固定することである。第四ステップ:前列のソーラーパネルに接続し(ここで、第一列のソーラーパネル1Aを指す)、引き続き複数のソーラーパネルを新しい列に敷設し、且つ、新規敷設したソーラーパネルの第一固定穴1011を、順序によって、前列のソーラーパネルの第二固定穴1012に照準を合わせる(S04)。説明の便宜上、新規敷設したソーラーパネルを、第二列ソーラーパネル1Bと称する。その次に、第五ステップは、釘24(又はネジ)で、前記第一固定穴1011、相応な第二固定穴1012と前記防水層23を通して、第二列のソーラーパネル1Bを屋根パネル21に固定することである(S05)。
【0035】
第六ステップ:前記屋根パネル21が、これらのソーラーパネルによりいっぱいに敷設されるまで、ステップS04とステップS05を繰り返す(S06)。
図5から見ると、第三列のソーラーパネル1Cを、第二列のソーラーパネル1Bに接続して敷設することであり、その固定方式も釘24で、前記第一固定穴1011、相応な第二固定穴1012と前記防水層23を通して、屋根パネル21に固定することである。使用するソーラーパネルの列数及び一列あたりのソーラーパネル数は、当該デフォルト領域の大きさ及び形状によって決まる。更に、縦方向施工であるか、又は横方向施工であるかにも関わらず、すべてのソーラーパネルが、傾斜方向で屋根パネル21に取り付けられるので、雨水は、位置が比較に上方にあるソーラーパネルから、位置が比較に下方にあるソーラーパネルに流れるので、釘24から、防水層23を通して屋根パネル21に浸入することがない。最後に、第七ステップは、隣り合っている二つのソーラーパネルの電極線又は電極バスに対して、陽極と陰極との電気接続方式を採用して、防水導電性接着テープで接続を行うことである(S07)。S07ステップは、本発明の優位性の一つを表す。ソーラーパネル間の電気接続を、防水導電性接着テープで簡単に実施できるので、水浸出を防止すると同時に、実装も手軽く行うことができる。
【0036】
前記のように本発明を開示したが、本発明を限定するものではない;如何なる所属技術分野における、通常な知識を持つ人員は、本発明の宗旨と範囲を離れない前提の下で、少し変更と修飾を行うことができるので、本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲に定められる内容に準じる。
【要約】 (修正有)
【課題】アスファルトシングルを代替して実装できる新型ソーラーパネルを提供する。
【解決手段】ソーラーパネル1は、下側から相次いで基板10、第一結合層11、絶縁層12、第二結合層13、太陽電池モジュール層14、第三結合層15、輝度向上フィルム層16、第四結合層17及び透光フッ素含有フィルム層18を含む。基板10の周辺の固定部101に、釘又はネジを通させることによって、ソーラーパネル1を、屋根パネルに固定する為の貫通部である固定用固定穴1011、1012を形成する。
【選択図】
図2