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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-04
(45)【発行日】2022-10-13
(54)【発明の名称】血流量測定装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/026 20060101AFI20221005BHJP
   A61B 5/02 20060101ALI20221005BHJP
【FI】
A61B5/026 120
A61B5/02 310F
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2018187719
(22)【出願日】2018-10-02
(65)【公開番号】P2020054649
(43)【公開日】2020-04-09
【審査請求日】2021-10-04
(73)【特許権者】
【識別番号】518070663
【氏名又は名称】株式会社NeU
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】特許業務法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】星野 剛史
(72)【発明者】
【氏名】川島 隆太
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 清
(72)【発明者】
【氏名】桂 卓成
【審査官】▲高▼木 尚哉
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-060659(JP,A)
【文献】特開2009-119151(JP,A)
【文献】特開2009-240511(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/02ー5/03
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1本体部と、第2本体部と、ヒンジとを備え、
前記第1本体部は、第1底面を含む第1筐体と前記第1底面から前記第1筐体外へ近赤外線を照射する光源と前記第1筐体外の第1底面側から前記近赤外線を受光する第1受光部を有し、
前記第2本体部は、第2底面を含む第2筐体と前記第2筐体外の第2底面側から前記近赤外線を受光する第2受光部を有し、
前記ヒンジは、前記第1底面と前記第2底面とのなす角を可変にして前記第1本体部と前記第2本体部とを結合し、
前記第1底面と前記第2底面との境界線から前記光源までの距離をA1、前記境界線から前記第1受光部までの距離をA2、前記境界線から前記第2受光部までの距離をA3とするとき、
(A1+A2)/2=A3
の関係が成立するように、前記光源及び前記第1受光部を前記第1本体部に、前記第2受光部を前記第2本体部に、それぞれ配置する、
血流量測定装置。
【請求項2】
前記ヒンジは、前記境界線または前記境界線の近傍に配置される、
請求項1に記載の血流量測定装置。
【請求項3】
第1本体部と、第2本体部と、ヒンジとを備え、
前記第1本体部は、第1底面を含む第1筐体と前記第1底面から前記第1筐体外へ近赤外線を照射する光源と前記第1筐体外の第1底面側から前記近赤外線を受光する第1受光部を有し、
前記第2本体部は、第2底面を含む第2筐体と前記第2筐体外の第2底面側から前記近赤外線を受光する第2受光部を有し、
前記ヒンジは、前記第1底面と前記第2底面とのなす角を可変にして前記第1本体部と前記第2本体部とを結合し、
前記光源と前記第1受光部との間の中間の位置と前記第2受光部との中間の位置が、前記第1本体部と前記第2本体部とが前記ヒンジによって結合される箇所の近傍に位置し、
前記第1筐体は、前記第1底面に接続し、互いに対向する第1右側面及び第1左側面を
有し、
前記第2筐体は、前記第2底面に接続し、互いに対向する第2右側面及び第2左側面を有し、
前記第1右側面及び前記第1左側面は、それぞれ、第1孔部及び第2孔部を有し、
前記第2右側面及び前記第2左側面は、それぞれ、第3孔部及び第4孔部を有し、
前記第1孔部と前記第2孔部との中間の位置が、前記光源と前記第1受光部との間の中間の位置の近傍に位置し、
前記第3孔部と前記第4孔部との中間の位置が、前記第2受光部の位置の近傍に位置し、
前記第1孔部と前記第3孔部との中間の位置が、前記ヒンジの位置の近傍に位置し、
前記第2孔部と前記第4孔部との中間の位置が、前記ヒンジの位置の近傍に位置する血流量測定装置。
【請求項4】
前記第1筐体内で前記第1底面に固定される基板を含み、
前記基板は、前記第1本体部から前記第2本体部に突出する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の血流量測定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、血流量測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
日本の高齢化に伴い、今後、高齢者の医療費増大が予想されている。医療費を含む社会コストの増大を防ぐためには、健常者に未病対策を講じることが求められる。特に、脳の健康維持のためには、日頃から脳のトレーニングが求められる。
【0003】
従来から、ヘッドセットと呼ばれる脳血流量測定装置に、近赤外線照射部と近赤外線検出部を設け、脳表面の血流量の変化を検出し、検出されたデータをデータ処理装置で処理することで、脳の活動状態を示す情報を取得する計測システムが提供されている。当該計測システムを利用して、利用者(被験者)が様々な行動を行う際の脳活動状態を計測することが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2000-166884号公報
【文献】特開2011-244938号公報
【文献】特開2017-63893号公報
【文献】特開2017-189508号公報
【文献】特開2005-130969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
高齢者が、健康維持のため、自宅において、脳血流量を測定しながら脳トレーニングを行うことが理想的である。しかし、高齢者の自宅で脳血流量を測定することは、脳血流量測定装置の大きさなどにより、非現実的である。
【0006】
本発明は、利用者の血流量を容易に測定する血流量測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
第1本体部と、第2本体部と、ヒンジとを備え、
前記第1本体部は、第1底面を含む第1筐体と前記第1底面から前記第1筐体外へ近赤外線を照射する光源と前記第1筐体外の第1底面側から前記近赤外線を受光する第1受光部を有し、
前記第2本体部は、第2底面を含む第2筐体と前記第2筐体外の第2底面側から前記近赤外線を受光する第2受光部を有し、
前記ヒンジは、前記第1底面と前記第2底面とのなす角を可変にして前記第1本体部と前記第2本体部とを結合する、
血流量測定装置である。
【0008】
開示の態様は、プログラムが情報処理装置によって実行されることによって実現されてもよい。即ち、開示の構成は、上記した態様における各手段が実行する処理を、情報処理装置に対して実行させるためのプログラム、或いは当該プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体として特定することができる。また、開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を情報処理装置が実行する方法をもって特定されてもよい。開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を行う情報処理装置を含むシステムとして特定されてもよい。
【0009】
プログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくても、並列的または個別に実行される処理を含む。プログラムを記述するステップの一部が省略されてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、利用者の血流量を容易に測定する血流量測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、血流量測定装置10の機能構成例を示す図である。
図2図2は、血流量測定装置10を上方から見た外観を例示する斜視図である。
図3図3は、血流量測定装置10を下方から見た外観を例示する斜視図である。
図4図4は、血流量測定装置10を上方から見た外観を例示する平面図である。
図5図5は、血流量測定装置10を下方から見た外観を例示する平面図である。
図6図6は、血流量測定装置10を正面から見た外観を例示する平面図である。
図7図7は、血流量測定装置10の内部の構造例を示す斜視図である。
図8図8は、血流量測定装置10の第1筐体110、ヒンジ130を上方から見た斜視図である。
図9図9は、血流量測定装置10の第1本体部101が第2本体部102に対して回動した例を示す平面図である。
図10図10は、血流量測定装置10を身体に密着させる前の例を示す図である。
図11図11は、血流量測定装置10を身体に密着させた後の例を示す図である。
図12図12は、バンドホルダー200の情報から見た斜視図を示す図である。
図13図13は、バンドホルダー200の各爪部を血流量測定装置10の各孔部に嵌めた場合の上面図、正面図、側面図の例を示す図である。
図14図14は、バンドホルダー200にバンド300を取り付けた場合の上面図、正面図の例を示す図である。
図15図15は、ハンディホルダー400の上方から見た斜視図を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、発明の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
【0013】
〔実施形態〕
(機能構成例)
図1は、血流量測定装置10の機能構成例を示す図である。血流量測定装置10は、情報処理の側面としては、制御部11と、無線通信部13と、光源14と、第1受光部15と、第2受光部16とを有する。制御部11は、血流量測定装置10の計測と通信を制御する。制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、あるいはDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサとメモリとを有し、メモリ上に実行可能に展開
されたコンピュータプログラム、ファームウェア等により処理を実行する。ただし、制御
部11は、無線通信部13、光源14、第1受光部15、第2受光部16を起動し、各構成要素との連携処理を実行する専用のハードウェア回路、FPGA(Field Programmable
Gate Array)等であってもよい。また、制御部11は、CPU、DSP、専用のハード
ウェア回路等が混在したものであってもよい。血流量測定装置10は、利用者の頭部、腕、脚などに装着され、利用者に固定される構造を有する。
【0014】
無線通信部13は、所定のインターフェースによって、制御部11、光源14、第1受光部15、第2受光部16と接続される。ただし、無線通信部13は、制御部11を介して、第1受光部15、第2受光部16からデータを取得する構成であってもよい。無線通信部13は、ネットワークを介して、他の情報処理装置等と通信する。無線通信部13は、転送手段の一例である。ただし、血流量測定装置10において、無線通信部13の無線インターフェースの規格に限定はない。
【0015】
ネットワークでの通信時、通信ヘッダのヘッダ部分、あるいは、通信データ中の利用者データ部分(ペイロード部分)に、血流量測定装置10を識別する識別子を埋め込んで、他の情報処理装置が利用者(被験者)を識別できるようにする。
【0016】
また、血流量測定装置10において、無線通信部13に代えて、あるいは、無線通信部13とともに有線で通信を行う通信部を設けてもよい。すなわち、血流量測定装置10と他の情報処理装置とが有線通信のインターフェースで接続されてもよい。この場合の有線通信のインターフェースに限定はなく、血流量測定装置10の用途に応じてUSB(Universal Serial Bus)、PCI Express(登録商標)等の各種インターフェースを使用できる。
【0017】
光源14は、近赤外線を照射する近赤外線光源を含む。近赤外線光源は、例えば、LED(Light Emitting Diodes)、赤外線ランプ等である。光源14は、近赤外線を利用者
の身体(頭部、腕、脚など)に照射する。照射された近赤外線は、脳の大脳皮質付近や腕等の血管付近で一部吸収されて散乱される。散乱された近赤外線は、第1受光部15、第2受光部16で受光され、電気信号に変換される。脳の大脳皮質は、例えば、脳の活動状態に応じて、血流量が異なる。その結果、大脳皮質の各部において、血液中の酸素と結合したヘモグロビンの量と、酸素と結合していないヘモグロビンの量が変化する。ヘモグロビンの量の変化、酸素量の変化等に起因して、大脳皮質付近での近赤外線の吸収特性、あるいは、散乱特性が変化する。
【0018】
第1受光部15、第2受光部16は、それぞれ、近赤外線を受光する受光部を含む。受光部は、フォトダイオード、フォトトランジスタ等の光電素子と、増幅器と、AD(Analog Digital)コンバータとを含む。第1受光部15、第2受光部16は、大脳皮質付近等の血流の状態に応じた近赤外線吸収率の変化あるいは透過率の変化により光量が変化する近赤外線を電気信号に変換して出力する。第1受光部15、第2受光部16は、検出部の一例である。第1受光部15、第2受光部16で検出される情報により、血流変化量、脈拍数を算出することができる。脈拍数は、心拍数に相当する。光源14から第1受光部15までの距離と、光源14から第2受光部16までの距離は、異なる。距離が異なることで、身体の表面から異なる深さの血流の情報を得ることができる。
【0019】
(構造例)
図2から図9は、血流量測定装置10の構造例を示す図である。図2は、血流量測定装置10を上方から見た外観を例示する斜視図である。図3は、血流量測定装置10を下方から見た外観を例示する斜視図である。図4は、血流量測定装置10を上方から見た外観を例示する平面図である。図5は、血流量測定装置10を下方から見た外観を例示する平面図である。図6は、血流量測定装置10を正面から見た外観を例示する平面図である。
図7は、血流量測定装置10の内部の構造例を示す斜視図である。図8は、血流量測定装置10の第1筐体110、ヒンジ130を上方から見た斜視図である。図9は、血流量測定装置10の第1本体部101が第2本体部102に対して回動した例を示す平面図である。
【0020】
血流量測定装置10は、図2等のように、第1本体部101、第2本体部102、ヒンジ130、基板140、電池150、カバー部160を含む。第1本体部101は、第1筐体110、光源14、第1受光部15を含む。第2本体部102は、第2筐体120、第2受光部16を含む。筐体は、ハウジングともいう。
【0021】
図8等のように、第1筐体110は、第1上面20と、第1底面30と、第1上面20と、右側面41と、上側面42と、左側面43とを有する。右側面41と、左側面43とは、互いに対向する。図4のように上方(第1上面20側)から見た平面図(上面図)において、第2筐体120に対して第1筐体110を上にして見た場合の、第1上面20の長方形の下側の辺を下辺21、右側の辺を右辺22、上側の辺を上辺23、左側の辺を左辺24とする。また、同様に、図8等のように、上方から見た場合の第1底面30の長方形の下側の辺を下辺31、右側の辺を右辺32、上側の辺を上辺33、左側の辺を左辺34とする。第1上面20の下辺21及び第1底面30の下辺31は、第2筐体120側の辺である。第1筐体110の右側面41は、第1底面30の右辺32から第1底面30に対してほぼ直角に立ち上がり第1上面20の右辺22に接続する。右側面41の第2筐体120側の辺を左辺51とする。第1筐体110の上側面42は、第1底面30の上辺33から第1底面30に対してほぼ直角に立ち上がり第1上面20の上辺23に接続する。第1筐体110の左側面43は、第1底面30の左辺34から第1底面30に対してほぼ直角に立ち上がり第1上面20の左辺24に接続する。左側面43の第2筐体120側の辺を右辺52とする。第1筐体110の右側面41、上側面42、左側面43は、平面、湾曲した面、折れ曲がった面等であってもよい。第1底面30の下辺31と、右側面41の左辺51と、第1上面20の下辺21と、左側面43の右辺52とで、第1筐体110の開口部を形成する。右側面41、左側面43は、それぞれ、第1右側面、第1左側面の例である。
【0022】
なお、本実施の形態では、図5で紙面から見える側、すなわち、図2から図8の仮想的な座標系でZ軸方向に向かう面を第1底面30および第2底面35とした。この第1底面30および第2底面35は、それぞれ血流量測定の対象となる人体に接触する面ということができる。
【0023】
第2筐体120は、第1筐体110と同様に、第2上面25と、第2底面35と、右側面44と、下側面45と、左側面46とを有する。右側面44と、左側面46とは、互いに対向する。図4のように上方(第2上面25側)から見た平面図(上面図)において、第2筐体120に対して第1筐体110を上にして見た場合の、第2上面25の長方形の上側の辺を上辺26、右側の辺を右辺27、下側の辺を下辺28、左側の辺を左辺29とする。また、同様に、上方から見た場合の第2底面35の長方形の上側の辺を上辺36、右側の辺を右辺37、下側の辺を下辺38、左側の辺を左辺39とする。第2上面25の上辺26及び第2底面35の上辺36は、第1筐体110側の辺である。第2筐体120の右側面44は、第2底面35の右辺37からほぼ直角に立ち上がり第2上面25の右辺27に接続する。右側面44の第1筐体110側の辺を右辺53とする。第2筐体120の下側面45は、第2底面35の下辺38から第2底面35に対してほぼ直角に立ち上がり第2上面25の下辺28に接続する。第2筐体120の左側面46は、第2底面35の左辺39から第2底面35に対してほぼ直角に立ち上がり第2上面25の左辺29に接続する。左側面46の第1筐体110側の辺を左辺54とする。第2筐体120の右側面44、下側面45、左側面46は、平面、湾曲した面、折れ曲がった面等であってもよい。
第2底面35の上辺36と、右側面44の右辺53、第2上面25の上辺26と、左側面46の左辺54とで、第2筐体120の開口部を形成する。右側面44、左側面46は、それぞれ、第2右側面、第2左側面の例である。
【0024】
第1筐体110及び第2筐体120は、例えば、プラスチックなどの樹脂製である。第1筐体110の第1底面30と第2筐体120の第2底面35とを合わせて、血流量測定装置10の底面ともいう。血流量測定装置10の底面は、利用者の身体に接触する。そのため、血流量測定装置10の底面には、柔らかい部材(ウレタン等の樹脂、ゴム、布など)が貼られてもよい。
【0025】
図2等のように、第2筐体120の第2底面35の法線方向をZ軸方向、Z軸方向に直交し血流量測定装置10の長手方向をX軸方向、Z軸方向に直交し血流量測定装置10の短手方向をY軸方向とする。
【0026】
第1筐体110の開口部と、第2筐体120の開口部とは、互いに合わされて、1つの閉空間を形成する。当該閉空間には、図7のように、基板140、電池150等が設置される。各開口部を合わせる際、第1筐体110の第1上面20の下辺21と右側面41の左辺51と第1底面30の下辺31と左側面43の右辺52とが、それぞれ、第2筐体120の第2上面25の上辺26と右側面44の右辺53と第2底面35の上辺36と左側面46の左辺54と合わされる。
【0027】
第1本体部101と第2本体部102とは、ヒンジ130によって結合される。ヒンジ130は、回転軸と、第1筐体110の第1底面30に設けられる当該回転軸を支持する部材と、第2筐体120の第2底面35に設けられる当該回転軸を支持する部材とを含む。ヒンジ130の回転軸は、Y軸方向に平行に、第1筐体110の第1底面30の下辺31、第2筐体120の第2底面35の上辺36の近傍に、設けられる。ヒンジ130は、第1底面30と第2底面35とのなす角を可変にする。
【0028】
第1本体部101は、図9のように、ヒンジ130の回転軸を軸として第2本体部102に対して、回動する。回動可能な角度は、例えば、0度から30度までである。すなわち、第1本体部101が回動することによって、第1筐体110の第1底面30と第2筐体120の第2底面35とのなす角が、例えば、0度から30度まで、変化する。当該なす角が0度の状態を、初期状態とする。第1本体部101が回動することにより、当該なす角が0度より大きくなった時、第1筐体110の第1上面20の下辺21と第2筐体120の第2上面25の上辺26とが離れる。また、このとき、第1筐体110の右側面41の左辺51及び左側面43の右辺52と第2筐体120の右側面44の右辺53及び左側面46の左辺54とが離れる。このときに血流量測定装置10の内部(閉空間)が外部から見えないようにするために、図9のように、カバー部160が設けられる。カバー部160は面状であり、第2筐体120の開口部の第2上面25の上辺26、右側面44の右辺53、左側面46の左辺54から第1筐体110の方向に突出して設置される。カバー部160がない場合、血流量測定装置10の内部が外部から見えるようになり、内部に埃などが侵入しやすくなり、血流量測定装置10の誤作動の原因となりうる。
【0029】
第1筐体110の第1底面30には、図3図5等のように、光源14、第1受光部15が設けられる。第2筐体120の第2底面35には、第2受光部16が設けられる。光源14は、第1底面30から第1筐体110外へ近赤外線を照射する。第1受光部15は第1筐体110外の第1底面30側から近赤外線を受光する。第2受光部16は第2筐体120外の第2底面35側から近赤外線を受光する。光源14の中心と、第1受光部15の中心と、第2受光部16の中心とが、X軸に平行な直線上に存在するように、光源14、第1受光部15、第2受光部16は、配置される。第1底面30及び第2底面35の境
界線は、Y軸方向に平行である。第1底面30及び第2底面35の境界線と光源14の中心との距離をA1とする。第1底面30及び第2底面35の境界線と第1受光部15との距離をA2とする。A1は、A2より大きいとする。第1底面30及び第2底面35の境界線と第2受光部16の中心との距離をA3とする。A3は、光源14の中心及び第1受光部15の中心を結ぶ線分の中点と第1底面と第2底面との境界線との距離((A1-A2)/2)と等しくなるようにする。即ち、光源14と第1受光部15との間の中間の位置と第2受光部16との中間の位置が、第1筐体110と第2筐体120とがヒンジ130によって結合される箇所の近傍に位置する。
【0030】
第1筐体110の右側面41には、孔部111が設けられる。第1筐体110の左側面43には、孔部112が設けられる。孔部111と孔部112とを結ぶ線分は、Y軸に平行である。孔部111、孔部112は、1対の孔部の例である。また、第2筐体120の右側面44には、孔部121が設けられる。第2筐体120の左側面46には、孔部122が設けられる。孔部121と孔部122とを結ぶ線分は、Y軸に平行である。孔部121、孔部122は、1対の孔部の例である。孔部111、孔部112、孔部121、孔部122は、後述するバンドホルダー200の爪部などを挿入する孔となる。図4図5に示すように、孔部111と第1底面30及び第2底面35の境界線とのX軸方向の距離は、A3である。孔部112と第1底面30及び第2底面35の境界線とのX軸方向の距離は、A3である。孔部121と第1底面30及び第2底面35の境界線とのX軸方向の距離は、A3である。孔部122と第1底面30及び第2底面35の境界線とのX軸方向の距離は、A3である。即ち、孔部111と孔部112との間の中間の位置が光源14と第1受光部との間の中間の位置の近傍に位置し、孔部121と孔部122との間の中間の位置が第2受光部の近傍に位置する。また、孔部111と孔部121との中間の位置が、ヒンジ130の位置の近傍に位置し、孔部112と孔部122との中間の位置が、ヒンジ130の位置の近傍に位置する。孔部111、112、121、122は、それぞれ、第1孔部、第2孔部、第3孔部、第4孔部の例である。
【0031】
図6等のように、第1筐体110において、第1上面20と第1底面30との距離(Z軸方向の長さ)は、第1上面20の下辺21からからX軸方向に上辺23に向かうのに従って、短くなる。第2筐体120においても、第2上面25と第2底面35との距離(Z軸方向の長さ)は、第2上面25の上辺26からからX軸方向に下辺28に向かうのに従って、短くなる。即ち、血流量測定装置10は、中央部分からX軸方向に沿って端の方に行くのに従ってだんだん薄くなる。これにより、利用者は、血流量測定装置10を身体により密着させ易くなる。
【0032】
図7のように、血流量測定装置10の内部には、制御部11や無線通信部13などとして機能する部品が載置される基板140、血流量測定装置10の電力供給源となる電池150が、配置される。基板140は、第1筐体110に固定される。基板140は、第1筐体110からヒンジ130を跨って、第2筐体120に突出している。基板140は、第2筐体120には固定されない。図9のように、第1本体部101が第2本体部102に対して回動した場合、基板140の第2筐体120に突出した部分が第2筐体120内で移動するが、第2筐体120の内部の空間により、他の部品等に接触しない。基板140が第2筐体120に突出することで、血流量測定装置10を大きくすることなく、より大きな基板を使用することができる。基板140として、第1本体部101の回動に伴って形状が変形するフレキシブル基板が使用されてもよい。
【0033】
(使用例)
図10及び図11は、血流量測定装置10の使用例を示す図である。図10は、血流量測定装置10を身体に密着させる前の例を示す図である。図11は、血流量測定装置10を身体に密着させた後の例を示す図である。図10のように、利用者は、血流量測定装置
10の第1底面30または第2底面35を、身体の測定対象部分(脳、腕、脚など)に密着させる。利用者は、指などで、孔部111と孔部112とを結ぶ軸(Y軸に平行)を、第1上面20から第1底面30の法線方向に押圧し、かつ、孔部121と孔部122とを結ぶ軸(Y軸に平行)を、第2上面25から第2底面35の法線方向に身体に向けて押圧する。すると、図11のように、第2本体部102に対して第1本体部101が回動して、血流量測定装置10の底面が折れ曲がる。これにより、孔部111と孔部112とを結ぶ軸の近傍に存在する光源14、第1受光部15、孔部121と孔部122とを結ぶ軸の近傍に存在する第2受光部16が身体に密着する。光源14、第1受光部15、第2受光部16が、身体の測定対象部分に密着することで、より正確に血流量等の測定を行うことができる。血流量測定装置10では、第1底面30及び第2底面35の境界線と第2受光部16の中心との距離A3と、光源14の中心及び第1受光部15の中心を結ぶ線分の中点と第1底面30と第2底面35との境界線との距離((A1-A2)/2)とを、等しくすることで、光源14、第1受光部15、第2受光部16が身体に密着し易くなる。
【0034】
(バンドホルダー)
上記の例では、血流量測定装置10を指などで身体に密着させる例について説明したが、ここでは、バンドとバンドホルダーとによって、血流量測定装置10を身体に密着させる例について説明する。
【0035】
図12は、バンドホルダー200の上方から見た斜視図を示す図である。バンドホルダー200は、本体部210、脚部221、222、223、224、爪部231、232、233、234を含む。バンドホルダー200は、例えば、プラスチックなどの樹脂製で弾性変形する。本体部210は、平面状の長方形で、複数の開口部を含む。各脚部は、本体部210の各角から本体部210のY軸方向外側に延伸し、1箇所以上折れ曲がった後にZ軸方向に延伸する。バンドホルダー200は、4つの脚部より、支持される。また、各脚部の端からY軸方向内側に向けてそれぞれ爪部が突出する。各爪部の位置は、血流量測定装置10の各孔部の位置に対応する。各爪部は、血流量測定装置10の各孔部に嵌められる。
【0036】
図13は、バンドホルダー200の各爪部を血流量測定装置10の各孔部に嵌めた場合の上面図、正面図、側面図の例を示す図である。爪部231は孔部111に嵌められ、爪部232は孔部112に嵌められ、爪部233は孔部121に嵌められ、爪部234は孔部122に嵌められる。血流量測定装置10の第1本体部101が第2本体部102に対して回動した場合でも、バンドホルダー200が弾性変形することにより各孔部に嵌められた各爪部は、各孔部から外れることはない。
【0037】
図14は、バンドホルダー200にバンド300を取り付けた場合の上面図、正面図の例を示す図である。バンド300は、利用者の身体に巻き付けて固定する部材である。バンド300は、例えば、布製、ゴム製などである。バンド300とバンドホルダー200とにより血流量測定装置10が利用者の身体に固定される。バンド300は、バンドホルダー200の本体部210を縫うように本体部210の開口部を通される。これにより、バンド300は、バンドホルダー200に取り付けられる。バンドホルダー200にバンド300を取り付けた後に、図11のように、バンドホルダー200に血流量測定装置10を取り付ける。さらに、バンドホルダー200及び血流量測定装置10が取り付けられたバンド300を利用者の身体に巻き付けて固定することにより、利用者の身体に血流量測定装置10が取り付けられる。利用者は、バンド300を身体に固定することで、バンドホルダー200と血流量測定装置10とを身体に押さえつける。バンドホルダー200の各爪部は、血流量測定装置10の各孔部に嵌められている。これにより、バンド300によって、バンドホルダー200が身体に押さえつけられると、図10図11の例と同様に、孔部111と孔部112とを結ぶ軸が第1上面から第1底面の法線方向に押圧され
、かつ、孔部121と孔部122とを結ぶ軸が、第2上面から第2底面の法線方向に身体に向けて押圧されることになる。したがって、孔部111と孔部112とを結ぶ軸の近傍に存在する光源14、第1受光部15、孔部121と孔部122とを結ぶ軸の近傍に存在する第2受光部16が、身体に密着する。
【0038】
血流量測定装置10を取り付けたバンドホルダー200及びバンド300を使用することで、利用者が指などで血流量測定装置10を押さえることなく、身体に血流量測定装置10を取り付けることができる。
【0039】
バンドホルダー200とバンド300を使用する代わりに、バンド300に直接、血流量測定装置10の各孔部に嵌まる爪部を取り付け、当該各爪部を各孔部にはめた後に、利用者の身体に当該バンド300を巻き付けて固定することで、身体に血流量測定装置10を取り付けてもよい。
【0040】
なお、バンド300、あるいは、バンドホルダー200を血流量測定装置10に取り付けるためには、孔部111、112、121、122以外の構造を用いてもよい。例えば、血流量測定装置10の第1底面30と第1上面20との間の右側面41及び左側面43、第2底面35と第2上面25との間の右側面44及び左側面46に、バンドホルダー200あるいはバンド300等に設けた係止部が係合する凹部ないし段差があればよい。バンドホルダー200あるいはバンド300等に設けた係止部は、上記実施の形態で説明した爪部のような構造であってもよいし、孔部、凹部、段差等に係合する構造、嵌合する構造であれば、どのような構造でもよい。例えば、バンドホルダー200に、孔部、凹部、段差等を設け、血流量測定装置10の上記側面に、爪部あるいは凸部等を設け、バンドホルダー200が血流量測定装置10の上記側面の爪部あるいは凸部等と、係止、係合、あるいは嵌合するようにしてもよい。
【0041】
(ハンディホルダー)
ここでは、利用者の指を固定するハンディホルダーによって、血流量測定装置10を身体に密着させる例について説明する。
【0042】
図15は、ハンディホルダー400の上方から見た斜視図を示す図である。ハンディホルダー400は、本体部410、脚部421、422、423、224、爪部431、432、433、434、羽根部440、450を含む。ハンディホルダー400は、例えば、プラスチックなどの樹脂製で弾性変形する。本体部410は、平面状の長方形である。図15において本体部410の見える面を本体部410の上面411とする。各脚部は、本体部410の各角から本体部410のY軸方向外側に延伸し、1箇所以上折れ曲がった後にZ軸方向に延伸する。ハンディホルダー400は、4つの脚部より、支持される。また、各脚部の端からY軸方向内側に向けてそれぞれ爪部が突出する。各爪部の位置は、血流量測定装置10の各孔部の位置に対応する。ハンディホルダー400の各爪部は、上記のバンドホルダー200と同様に、血流量測定装置10の各孔部に嵌められる。ハンディホルダー400の脚部421、422、423、424、及び、爪部431、432、433、434は、バンドホルダー200の脚部221、222、223、224、及び、爪部231、232、233、234と同様である。
【0043】
羽根部440、羽根部450は、本体部410の上面411に配置される。羽根部440、450は、それぞれ、面状である。羽根部440と羽根部450とは、同様の形状をしている。羽根部440は、底辺441、右側辺442、上辺443、左側辺444を有する。底辺441は、本体部410の上面411の中央付近においてX軸にほぼ平行に配置される辺である。右側辺442は、脚部221、223から脚部222、224の方向を見たときに、羽根部440の右側となる辺である。また、左側辺444は、脚部221
、223から脚部222、224の方向を見たときに、羽根部440の左側となる辺である。上辺443は、羽根部440において底辺441に対向する辺である。羽根部440は、本体部410の上面411に直角に立ち上がり、底辺441から上辺443に向かって、本体部410の外側(図15の手前)に湾曲している。また、羽根部440の幅は、底辺441から上辺443に向かって大きくなっている。羽根部450は、底辺451、右側辺452、上辺453、左側辺454を有する。底辺451は、本体部410の上面411の中央付近においてX軸にほぼ平行に配置される辺である。右側辺452は、脚部221、223から脚部222、224の方向を見たときに、羽根部450の右側となる辺である。また、左側辺454は、脚部221、223から脚部222、224の方向を見たときに、羽根部450の左側となる辺である。上辺453は、羽根部450において底辺451に対向する辺である。羽根部450は、本体部410の上面411に直角に立ち上がり、底辺451から上辺453に向かって、本体部410の外側(図15の奥)に湾曲している。また、羽根部450の幅は、底辺441から上辺443に向かって大きくなっている。
【0044】
利用者は、ハンディホルダー400を使用する際、利用者の隣り合う2本の指(例えば、人差し指と中指)を、本体部410の上面411上で、それぞれ、羽根部440の底辺441の外側と、羽根部450の底辺451の外側にほぼ平行に置く。このとき、隣り合う2本の指は、X軸にほぼ平行になる。隣り合う2本の指のうち一方の指が羽根部440の上辺443の近傍と本体部410とに挟まれ、他方の指が羽根部450の上辺453の近傍と本体部410とに挟まれるようにすることで、利用者はハンディホルダー400を安定して保持することができる。
【0045】
また、ハンディホルダー400を使用する際、利用者の隣り合う2本の指を、本体部410の上面411上で、それぞれ、羽根部440の右側辺442の脇及び羽根部450の右側辺452の脇と、羽根部440の左側辺444の脇及び羽根部450の左側辺454の脇とに置いてもよい。このとき、隣り合う2本の指は、Y軸にほぼ平行になる。このとき、利用者は、隣り合う2本の指で、羽根部440、450を挟むことで、ハンディホルダー400を安定して保持することができる。羽根部440、450を使用することで、血流量測定装置10を身体に固定する位置に応じて、ハンディホルダー400を保持する指の位置を保持しやすい位置に変えることができる。
【0046】
(実施形態の作用、効果)
血流量測定装置10は、第1本体部101と、第2本体部102と、第1本体部101と第2本体部102とを接続するヒンジ130を含む。第1本体部101は、ヒンジ130により、第2本体部102に対して回動する。血流量測定装置10では、第1底面30及び第2底面35の境界線と第2受光部16の中心との距離A3と、光源14の中心及び第1受光部15の中心を結ぶ線分の中点と第1底面と第2底面との境界線との距離((A1-A2)/2)とを、等しくしている。これにより、利用者等が、血流量測定装置10を、第1上面20、第2上面25から、各底面の法線方向に押圧した場合に、光源14、第1受光部15、第2受光部16が身体に密着し易くなる。
【0047】
血流量測定装置10を取り付けたバンドホルダー200及びバンド300を身体に巻き付けることで、利用者が指などで血流量測定装置10を押さえることなく、身体に血流量測定装置10を取り付けることができる。
【0048】
血流量測定装置10を取り付けたハンディホルダー400を用いることで、より安定して血流量測定装置10を身体に固定することができる。
【0049】
上記の構成は、可能な限りこれらを組み合わせて実施され得る。
【0050】
〈コンピュータ読み取り可能な記録媒体〉
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
【0051】
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体内には、CPU、メモリ等のコンピュータを構成する要素を設け、そのCPUにプログラムを実行させてもよい。
【0052】
また、このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
【0053】
また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
【符号の説明】
【0054】
10 :血流量測定装置
11 :制御部
13 :無線通信部
14 :光源
15 :第1受光部
16 :第2受光部
20 :第1上面
25 :第2上面
30 :第1底面
35 :第2底面
41 :第1筐体の右側面
42 :第1筐体の上側面
43 :第1筐体の左側面
44 :第2筐体の右側面
45 :第2筐体の下側面
46 :第2筐体の左側面
101 :第1本体部
102 :第2本体部
110 :第1筐体
111 :孔部
112 :孔部
120 :第2筐体
121 :孔部
122 :孔部
130 :ヒンジ
140 :基板
150 :電池
160 :カバー部
200 :バンドホルダー
210 :本体部
221 :脚部
222 :脚部
223 :脚部
224 :脚部
231 :爪部
232 :爪部
233 :爪部
234 :爪部
300 :バンド
400 :ハンディホルダー
410 :本体部
411 :上面
421 :脚部
422 :脚部
423 :脚部
424 :脚部
431 :爪部
432 :爪部
433 :爪部
434 :爪部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15