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  • 特許-ベンチ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-04
(45)【発行日】2022-10-13
(54)【発明の名称】ベンチ
(51)【国際特許分類】
   A47C 13/00 20060101AFI20221005BHJP
   A47C 11/00 20060101ALI20221005BHJP
【FI】
A47C13/00 B
A47C11/00
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2016221077
(22)【出願日】2016-11-12
(65)【公開番号】P2018075324
(43)【公開日】2018-05-17
【審査請求日】2019-05-28
【審判番号】
【審判請求日】2021-10-12
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 設置場所:高槻駅(大阪府高槻市白梅町1番-1に所在の西日本旅客鉄道株式会社の駅)の構内,設置日:平成28年8月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000178583
【氏名又は名称】山崎産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095522
【弁理士】
【氏名又は名称】高良 尚志
(72)【発明者】
【氏名】尾形 洋平
【合議体】
【審判長】藤井 昇
【審判官】芦原 康裕
【審判官】一ノ瀬 覚
(56)【参考文献】
【文献】特開平8-131295(JP,A)
【文献】特開2016-159014(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C9/00-16/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
座板状部と、その座板状部を、地面、床、壁又はその他の構造物に対し支持するための支持体と、後支持部を備えるベンチであって、
前記座板状部は、腰掛けるための座面部を有すると共に、前記座面部に腰掛けた使用者を上向きに支持し得る状態である座面部支持状態において前部に位置する前支持部を有し、前記座面部支持状態と、前記前支持部が上方位置に位置して使用者を上向きに支持し得る垂直立ち上がり状態を変換し得、前記垂直立ち上がり状態において固定し得るものであり、
前記支持体は、前記座板状部を、前記座面部支持状態と垂直立ち上がり状態を変換し得るように支持するものであり、
前記後支持部は、前記上方位置に位置する前支持部に対し後上方に位置して当該上方位置に位置する前支持部と共に使用者を支持し得るものであり、
前記座面部支持状態における前記座板状部の座面部は前記支持体よりも前方へ張り出し、前記垂直立ち上がり状態における前記座板状部は前記支持体よりも前方へ張り出さないものであることを特徴とするベンチ。
【請求項2】
上記座板状部が、垂直立ち上がり状態と座面部支持状態を、前後方向に対し直交する水平方向の回動軸線のまわりに回動して変換し得るものであり、
前記座面部支持状態において上記座面部のうち前記回動軸線よりも前記前支持部側の大部分が上記支持体よりも前方に張り出すものである請求項記載のベンチ。
【請求項3】
上記支持体は、座板状部を、座面部支持状態と垂直立ち上がり状態を変換し得るように左右において支持する請求項1又は2記載のベンチ。
【請求項4】
上記支持体が支柱部を有する請求項1乃の何れか1項に記載のベンチ。
【請求項5】
上記後支持部が上記支持体により支持された請求項記載のベンチ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として、駅のホーム、その他の駅構内、公園等に設置されるベンチに関する。
【背景技術】
【0002】
意匠登録第1371853号公報には、脚部をなす2本の丸棒状の支柱と、腰掛部をなす3本の丸棒状の横渡し棒とを備え、2本の横渡し棒はわずかに下方へ傾斜して配設されて座部を形成し、他の1本の横渡し棒は、座部に対して上後方に配設されて背当て部を形成するベンチの発明が記載されており、これに類するベンチも市販され、駅等に設置されている。
【0003】
この種のベンチは、比較的混雑する駅のホーム等においてスペースを節約しつつ使用者が比較的短時間腰掛ける設備として有用であるが、同じ場所でも混雑しない時間帯においてはかえってスペースが有効に利用できていないこととなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】意匠登録第1371853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、状況に応じてスペースを有効利用しつつ使用者が腰掛けることができるベンチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のベンチは、次のように表すことができる。
【0007】
(1) 上方位置に位置した状態において使用者の主として臀部付近を上向きに支持するための前支持部と、
上方位置に位置する前記前支持部により主として臀部付近が上向きに支持された使用者の、主として腰部付近を前向きに支持するための、前記上方位置に位置する前支持部に対し後上方に位置する後支持部と、
前記前支持部及び腰掛けるための座面部を有し、前支持部が上方位置に位置する立ち上がり状態と、座面部に腰掛けた使用者を上向きに支持し得る状態である座面部支持状態を変換し得る座板状部を備えることを特徴とするベンチ。
【0008】
前支持部及び腰掛けるための座面部を有する座板状部は、前支持部が上方位置に位置する立ち上がり状態と、座面部に腰掛けた使用者を上向きに支持し得る状態である座面部支持状態を変換し得る。
【0009】
ベンチ周辺の空間に比較的に余裕がある場合は、座板状部を、座面部に腰掛けた使用者の臀部付近を上向きに支持し得る状態である座面部支持状態として、ベンチ及びその前方の空間をやや広く利用するものとすることができる。
【0010】
ベンチ周辺の空間にあまり余裕がない場合は、座板状部を、前支持部が上方位置に位置する立ち上がり状態とすることにより、上方位置に位置する前支持部により主として使用者の臀部付近を上向きに支持し、前支持部の後上方に位置する後支持部により、その使用者の主として腰部付近を前向きに支持することができる状態として、ベンチ及びその前方の空間の利用を節約しつつ使用者を支持し得るものとすることができる。
【0011】
(2) 上記立ち上がり状態においては、上記座板状部の座面部が後向き垂直状又は前方上向き傾斜状をなし、
上記座面部支持状態においては、立ち上がり状態に比し、前記座面部が前方へ張り出し、上記前支持部が前下方に位置する上記(1)記載のベンチ。
【0012】
(3) 上記座面部支持状態における座面部は、上方位置に位置した状態の上記前支持部に比し、使用者の臀部付近を含む広い部分を上向きに支持し得るものである上記(1)又は(2)記載のベンチ。
【0013】
(4) 上記座板状部が、立ち上がり状態と座面部支持状態を、前後方向に対し直交する水平方向の回動軸線のまわりに回動して変換し得るものである上記(1)乃至(3)の何れか1項に記載のベンチ。
【0014】
(5) 上記の上方に位置した前支持部と、後支持部は、一人を支持し得るもの又は左右方向に並んだ複数人を支持し得るものである上記(1)乃至(4)の何れか1項に記載のベンチ。
【0015】
(6) 上方位置に位置した状態の前支持部と後支持部の間の下方に、前支持部により主として使用者の臀部付近が上向きに支持され且つ後支持部により主として使用者の腰部付近が前向きに支持された状態において前支持部により支持された部位と後支持部により支持された部位の間の使用者の部位が一部を占め得る空間部を有する上記(1)乃至(5)の何れか1項に記載のベンチ。
【発明の効果】
【0016】
本発明のベンチによれば、ベンチ周辺の空間に比較的に余裕がある場合は、座板状部を、座面部に腰掛けた使用者を上向きに支持し得る状態である座面部支持状態として、ベンチ及びその前方の空間をやや広く利用するものとすることができ、ベンチ周辺の空間にあまり余裕がない場合は、座板状部を、前支持部が上方位置に位置する立ち上がり状態とすることにより、上方位置に位置する前支持部により主として使用者の臀部付近を上向きに支持し、前支持部の後上方に位置する後支持部により、その使用者の主として腰部付近を前向きに支持することができる状態として、ベンチ及びその前方の空間の利用を節約しつつ使用者を支持し得るものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】分解斜視図である。
図2】座板状部を水平状態とした斜視図である。
図3】座板状部を垂直立ち上がり状態とした斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[1] 本発明の実施の形態
【0019】
本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0020】
図面は何れも本発明の実施の形態の一例としてのベンチに関するものである。
【0021】
このベンチは、主として、前支持部F、後支持部R、及び、座板状部C、並びに、床部(図示せず)に対し後支持部R及び座板状部Cを支持するフレーム部Wからなる。
【0022】
(1) フレーム部Wは、
床部上に固定するための左右の基盤部Sと、
左右の基盤部Sにおける前後にそれぞれ立設された前部支柱Wf及び(前部支柱Wfよりも高い)後部支柱Wrと、
左右の前部支柱Wfの下部を連結する前部水平バーWbと、
左右の後部支柱Wrの上下中間部を連結する後部中間水平バーRmと、
左右の後部支柱Wrの上端部を連結する後部上端水平バーRuと、
前部支柱Wfの上下中間部と後部支柱Wrを左右それぞれにおいて水平に連結する前後中間連結部Lmと、
前部支柱Wfの上端部と後部支柱Wrを左右それぞれにおいて水平に連結する前後上部連結部Luと、
前後中間連結部Lmの位置よりもやや上方で後部中間水平バーRmのやや下方において左右の前部支柱Wfに対し互いに相対する向きに左右水平状にそれぞれ突設された回動支持部Pからなり、
左右の前後中間連結部Lmの前後方向中間位置に設けられた水平状態ロック部Kh(図2に円で囲まれている)と、
左右の前部支柱Wfにおける前部水平バーWbと前後中間連結部Lmの間の高さ位置に設けられた立ち上がり状態ロック部Kuを有する。
【0023】
(2) 座板状部Cは、水平状態において平面視横長長方形状をなす厚板状の座板基体Cbの長辺である前端部に前支持部Fを支持し、座板基体Cbの上側に腰掛けるための座面部Csを有する。
【0024】
前支持部Fは、軸線が左右水平方向の略円柱形状をなし、外周側はクッション性を有する材料により覆われている。前支持部Fは、一人又は左右水平方向に並んだ二人を支持し得る連続状をなす。
【0025】
座面部Csは、水平状態の座板基体Cbの上側全面をクッション性の材料により覆ってなるものであり、座面部Csは、左右水平方向に一人毎に分割されている。
【0026】
座板状部Cは、両側の対応する中間位置にそれぞれ外向きに突設した左右の回動軸体部Ctがそれぞれフレーム部Wの左右の回動支持部Pによって回動可能に支持されている。これにより、座板状部Cは、前支持部Fが上方位置に位置する垂直立ち上がり状態と、座面部Csが使用者の臀部と大腿部にわたる部分を上向きに支持する略水平状態(座面部支持状態)を、左右水平方向の回動軸線のまわりに図2及び図3における矢示のように90度回動して変換し得るものとされている。
【0027】
座板状部Cが垂直立ち上がり状態にある場合、座板基体Cbの後端部Cb1(垂直立ち上がり状態であるから座板基体Cbの下端部に位置し、図3では前部水平バーWbの裏側に隠れている。)の前側が前部水平バーWbに支持され、座板状部Cが水平状態にある場合、座板基体Cbの後端部Cb1の上側が後部中間水平バーRmに支持される。
【0028】
また、座板状部Cは、座板基体Cb内部の左右後部にそれぞれ設けられた座板側ロック部Kc(図3に円で囲まれている)と左右の立ち上がり状態ロック部Kuが協働して立ち上がり状態で固定し得、左右の座板側ロック部Kcと左右の水平状態ロック部Khが協働して水平状態で固定し得る。
【0029】
前支持部Fは、座板状部Cが垂直立ち上がり状態(座面部Csが後向き垂直状をなし座面部Csに立てた垂線が後方を向く直立状態)である場合に上方位置に位置し、一人又は二人の使用者の主として臀部付近を上向きに支持し得る。
【0030】
(3) 後支持部Rは、軸線が左右水平方向の略円柱形状をなし、外周側はクッション性を有する材料により覆われており、フレーム部Wの後部上端水平バーRuによって支持されて、上方位置に位置する前支持部Fに対し後上方に位置する。後支持部Rは、左右水平方向に一人毎に分割されている。
【0031】
後支持部Rは、上方位置に位置する前支持部Fにより主として臀部付近が上向きに支持された使用者の、主として腰部付近を前向きに支持するためのものであり、前支持部Fと協働して一人又は左右水平方向に並んだ二人を支持し得る。
【0032】
(4) このベンチにおいて座板状部Cが垂直立ち上がり状態にあって前支持部Fが上方位置に位置する場合に、前支持部Fにより主として臀部付近が上向きに支持され且つ後支持部Rにより主として腰部付近が前向きに支持された使用者が占め得る空間部は、
前支持部Fの上部の高さよりも上方であって後支持部Rの前部と前支持部Fの前部の間の空間部(空間部A)、
前支持部Fの上部よりも下方の所定高さ位置(少なくとも軸線が左右水平方向の略円柱形状の前支持部Fの下端の高さ位置)よりも上方であって後支持部Rの前部と前支持部Fの後部の間の空間部(空間部B)、
前支持部Fよりも前方の空間部、
及び、
空間部A及び空間部Bの後方に連続する、後支持部Rの上方及び下方の両方の空間部である。
【0033】
[2] 本発明の実施の形態を、上記以外の形態を含めて更に説明する。
【0034】
本発明のベンチは、前支持部、後支持部、及び、座板状部を備えてなる。
【0035】
(1) 座板状部は、前記前支持部及び腰掛けるための座面部を有し、前支持部が上方位置に位置する立ち上がり状態と、座面部に腰掛けた使用者を上向きに支持し得る状態である座面部支持状態(例えば略水平状態)を変換し得るものであり、例えば、地面、床、壁又はその他の構造物等に対し支持されたものとすることができる。
【0036】
座板状部は、立ち上がり状態と座面部支持状態を、例えば、前後方向に対し直交する水平方向(左右水平方向)の回動軸線(例えば、座板状部の前後方向中間位置又は後端位置における、座面部支持状態において座板状部と同等の高さ又は上方若しくは下方に位置する回動軸線)のまわりに回動して変換し得るものとすることができる。
【0037】
また、座板状部は、立ち上がり状態と座面部支持状態でそれぞれ固定し得るものとすることができる。
【0038】
腰掛けるための座面部は、座板状部が座面部支持状態である場合に腰掛けた使用者を上向きに支持し得るものであり、上方位置に位置した状態の前支持部が後述のように主として使用者の臀部付近を上向きに支持し得る範囲に比し、使用者の臀部付近を含む広い部分(例えば臀部と大腿部にわたる部分)を上向きに支持し得るものとすることができる。
【0039】
座面部は、例えば、板状、すのこ状、格子状等とすることができ、硬質材料、クッション性を有する材料等の各種材料からなるものとすることができる。
【0040】
座面部は、一人又は左右(水平)方向に並んだ複数人を支持し得るものとすることができる。左右(水平)方向に並んだ複数人を支持し得るものとしては、左右(水平)方向に連続状をなすもののほか、左右(水平)方向に所定の人数毎に分割されているものとすることもできる。
【0041】
座板状部は、座面部支持状態(例えば略水平状態)における前部(例えば前端部)に、座面部とは別に又は座面部の一部を構成するものとして前支持部を有するものとすることができる。前支持部は、座板状部が立ち上がり状態(例えば座面部が後向き垂直状をなし座面部に立てた垂線が後方を向く直立状態、或いは、座面部が前方上向き傾斜状をなし座面部に立てた垂線が後上方を向く傾斜状態等)である場合に上方位置に位置し、主として使用者の臀部付近を上向きに支持し得る。
【0042】
前支持部は、例えば、上方位置に位置する場合に上部から前部にかけて、外周(左右水平方向に対し垂直な横断面の外周)が円周状をなし、クッション性を有する材料からなるものとすることができるが、これに限るものではない。
【0043】
前支持部は、一人又は左右(水平)方向に並んだ複数人を支持し得るものとすることができる。左右(水平)方向に並んだ複数人を支持し得るものとしては、左右(水平)方向に連続状をなすもののほか、左右(水平)方向に所定の人数毎に分割されているものとすることもできる。
【0044】
(2) 後支持部は、上方位置に位置する前支持部により主として臀部付近が上向きに支持された使用者の、主として腰部付近を前向きに支持するためのものであり、前記上方位置に位置する前支持部に対し後上方に位置する。
【0045】
後支持部は、例えば、地面、床、壁又はその他の構造物等に対し、座板状部と共に又は座板状部と別に、支持されたものとすることができる。
【0046】
後支持部は、例えば、前下方部から前部及び上部にかけて、外周(左右水平方向に対し垂直な横断面の外周)が円周状をなし、クッション性を有する材料からなるものとすることができるが、これに限るものではない。
【0047】
後支持部は、前支持部と協働して一人又は左右(水平)方向に並んだ複数人を支持し得るものとすることができる。左右(水平)方向に並んだ複数人を支持し得るものとしては、左右(水平)方向に連続状をなすもののほか、左右(水平)方向に所定の人数毎に分割されているものとすることもできる。
【0048】
上方位置に位置した状態の前支持部の上部の高さよりも上方であって後支持部の前部と上方位置の前支持部の前部の間の空間部(空間部A)は、前支持部により主として臀部付近が上向きに支持され且つ後支持部により主として腰部付近が前向きに支持された使用者が占め得る。
【0049】
なお、後支持部は固定されたものとすることができるが、必ずしもこれに限らず、例えば上下方向、前後方向等に可動とすることもできる。
【0050】
(3) 上方位置に位置した状態の前支持部と後支持部の間の下方には、前支持部により主として使用者の臀部付近が上向きに支持され且つ後支持部により主として使用者の腰部付近が前向きに支持された状態において前支持部により支持された部位と後支持部により支持された部位の間の使用者の部位が一部を占め得る空間部を有するものとすることができる。
【0051】
すなわち、使用者の当該部位が一部を占め得る空間部として、上方位置に位置した状態の前支持部の上部よりも下方の所定高さ位置(例えば、少なくとも前支持部の上端より10cm下方の位置或いは5cm下方の位置)よりも上方であって後支持部の前部と上方位置の前支持部の後部の間(例えば後支持部の前部と上方位置の前支持部及び座面との間)の空間部(空間部B)を有するものとすることができる。
【0052】
なお、例えば後支持部の上方及び下方の両方又は一方の空間部を、それぞれ前記空間部A及び空間部Bの後方に連続して有するものとすることもできる。
【符号の説明】
【0053】
A 空間部
B 空間部
C 座板状部
Cb 座板基体
Cb1 後端部
Cs 座面部
Ct 回動軸体部
F 前支持部
Kc 座板側ロック部
Kh 水平状態ロック部
Ku 立ち上がり状態ロック部
Lm 前後中間連結部
Lu 前後上部連結部
P 回動支持部
R 後支持部
Rm 後部中間水平バー
Ru 後部上端水平バー
S 基盤部
W フレーム部
Wb 前部水平バー
Wf 前部支柱
Wr 後部支柱
図1
図2
図3