(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-04
(45)【発行日】2022-10-13
(54)【発明の名称】自動フードディスペンサー
(51)【国際特許分類】
A01K 5/02 20060101AFI20221005BHJP
【FI】
A01K5/02
(21)【出願番号】P 2021514977
(86)(22)【出願日】2019-09-19
(86)【国際出願番号】 US2019051927
(87)【国際公開番号】W WO2020061307
(87)【国際公開日】2020-03-26
【審査請求日】2021-05-18
(32)【優先日】2018-09-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】521101642
【氏名又は名称】オートメーテッド ペット ケア プロダクツ,リミティッド・ライアビリティ・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】Automated Pet Care Products, LLC
【住所又は居所原語表記】1080 W.Entrance Dr.,Auburn Hills, MI, 48326,U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100095614
【氏名又は名称】越川 隆夫
(72)【発明者】
【氏名】ブラッド バクスター
(72)【発明者】
【氏名】ジェイソン スミス
(72)【発明者】
【氏名】ジェイソン ヴァイマン
【審査官】吉原 健太
(56)【参考文献】
【文献】特表2018-514217(JP,A)
【文献】米国特許第04770125(US,A)
【文献】実開昭52-001680(JP,U)
【文献】特開2016-000021(JP,A)
【文献】米国特許第04055146(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 5/00 - 9/00
A01K 39/00 - 39/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
動物用フィーダであって、
a)サービングエリアを有するベース部分、
b)前記ベース部分によって支持され、チャンバ内部内に粒状材料を保持するように構成されたチャンバ部分、
c)前記粒状材料の一部を前記チャンバ内部から分離し、前記粒状材料の前記一部を前記チャンバ部分から前記サービングエリアに移送するように構成されたディスペンサーであって、
i)
ロッカー本体であって、前記ロッカー本体の回転軸を中心
に回転するように構成されたロッカー本体、及び
ii)前記ロッカー本体から突出する1つまたは複数のフィンであって、前記ロッカー本体と前記1つまたは複数のフィンとの間の距離は、前記粒状材料の前記一部を受け入れるように適合される前記1つまたは複数のフィン、
を含む、ディスペンサー、
を含み、
前記1つまたは複数のフィンは、前記1つまたは複数のフィンの長さに沿って可撓性であり、
前記1つまたは複数のフィンは、前記ロッカー本体のサービング壁の間に配置されているフィンを含み、各サービング壁と前記フィンとの間の距離は、サービングキャビティを形成し、
前記ディスペンサーが、第1の分配位置
へ回転し、静置位置に戻り、次に第2の分配位置に移り、次に前記静置位置に戻るように構成される、
動物用フィーダ。
【請求項2】
前記1つまたは複数のフィンが単一のフィンである、請求項1に記載の動物用フィーダ。
【請求項3】
前記1つまたは複数のフィンが、前記ロッカー本体に対してヒンジ式、静的、またはその両方の組み合わせである、請求項1に記載の動物用フィーダ。
【請求項4】
前記1つまたは複数のフィン
は、
前記ディスペンサーが前記第1の分配位置
または前記第2の分配位置にあるとき、前記チャンバ内部の前記粒状材料の前記ディスペンサーへの侵入を防ぐように適合される、請求項1に記載の動物用フィーダ。
【請求項5】
前記静置位置は、前記第1の分配位置と前記第2の分配位置の間に位置する、請求項1に記載の動物用フィーダ。
【請求項6】
前記ディスペンサーは、前記静置位置から前記第1の分配位置まで、第1の方向に約60度以上から約170度以下まで回転し、
前記ディスペンサーは、前記静置位置から前記第2の分配位置まで、反対の第2の方向に約60度以上から約170度以下まで回転する、
請求項1に記載の動物用フィーダ。
【請求項7】
前記ディスペンサーが駆動源と回転連通している、請求項1に記載の動物用フィーダ。
【請求項8】
前記駆動源がモーターである、請求項7に記載の動物用フィーダ。
【請求項9】
駆動軸が前記駆動源及び前記ディスペンサーと係合している、請求項7に記載の動物用フィーダ。
【請求項10】
前記駆動軸、アダプタシャフト、またはその両方は、前記ロッカー本体を通り、前記ロッカー本体に回転係合される、請求項9に記載の動物用フィーダ。
【請求項11】
前記駆動源が、前記チャンバ部分と前記ベース部分との間の機構キャビティ内に配置される、請求項7に記載の動物用フィーダ。
【請求項12】
前記ロッカー本体が、反対方向
に回転するように構成される、請求項1に記載の動物用フィーダ。
【請求項13】
前記ディスペンサーは、前記1つまたは複数のフィンがシュート上を通過することを防止されるように回転を停止するように構成される、請求項1に記載の動物用フィーダ。
【請求項14】
シュートが、間に配置された前記ディスペンサーと共に前記チャンバ部分と連通している、請求項1に記載の動物用フィーダ。
【請求項15】
前記チャンバ部分が、前記粒状材料を保持するように構成され、前記チャンバ内部を中空内部として画定するホッパーを含む、請求項1に記載の動物用フィーダ。
【請求項16】
前記動物用フィーダは、少なくとも部分的に前記チャンバ部分を通って延びる感知タワーを含み、
1つまたは複数の感知装置は、前記感知タワーの一部であり、前記チャンバ部分内の前記粒状材料の存在、距離、及び/または量を感知するように構成される、
請求項1に記載の動物用フィーダ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<関連出願の相互参照>
本願は、2018年9月20日に出願された米国仮特許出願第62/733,811号の利益を主張するものであり、この内容が、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本教示は、一般に、フードの全体量を貯蔵し、所定の一定量のフードを分配することができるフィーダに関する。フィーダは、家庭用ペットなどの1匹または複数の動物に餌を与えるのに特に適している場合がある。
【背景技術】
【0003】
公知のように、回転式ディスペンサーホイールを備えたフードディスペンサーが、所定の1食分のサイズのフードを分配するために使用されている。これらのフードディスペンサーは、一般に、回転式ディスペンサーホイールと流体連通するホッパーを備えている。回転式ディスペンサーホイールは、通常、複数のフィンまたはベーンに囲まれたコアを有する。フィンまたはベーン間の隔たりは、分配される1食分のサイズのフードを含み得る。フィンまたはベーンは、ホッパーから分配するべきフードが分配されることと移動することとの両方を防ぐように機能する。例示的なフードディスペンサーは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第6,964,355号及び第7,597,219号に開示されている。
【0004】
回転式ディスペンサーホイールを備えたこのようなフードディスペンサーに関連する1つの課題は、これらが飼育動物への供給に一般的に使用されないことである。これらのタイプのディスペンサーは、シリアルなどのドライフード用に人間により使用され得て、回転式ディスペンサーホイールは手動ノブで回転できる。人間は、回転式ディスペンサーホイールの下にボウルまたはプレートを置き、手で回転式ディスペンサーホイールを回してホッパーからフードを分配することができる。回転式ディスペンサーホイールによって提示される別の課題は、コアを取り囲む複数のフィンまたはベーンが、破損するか、またはフードで詰まる可能性がある複数の構成要素を提示することである。さらに、これらのフードディスペンサーのいくつかは、動物にとって有用な一体型供給エリアを備えておらず、供給エリアを組み込むことにより、家庭での実用には大きすぎるフードディスペンサーを提供する場合がある。
【0005】
必要なのは飼育動物に役立つフィーダである。複数の回数分のフードを貯蔵するフィーダを有することは魅力的であろう。複数日数用のフィーダであるフィーダを備えることは魅力的である。必要なのは、所定の量、所定の時間間隔、所定のフードレベル、またはそれらの組み合わせでフードを分配する自動フィーダである。必要なのは、内部からサービングエリアに自動的にフードを分配するフィーダである。必要なのは、内部、サービングエリア、またはその両方の内側にある、フードのレベルを監視できるフィーダである。必要なのは、フィーダ、フード、動物、またはそれらの組み合わせの1つまたは複数の状態を使用者に警告できるフィーダである。必要なのは、詰まる可能性を減らすフィーダのディスペンサーである。動物への供給スペースを設けるのに十分な大きさでありながら、カウンターの上を含む家の小さな領域に配置するのに十分小さいフィーダがあると魅力的である。
【発明の概要】
【0006】
本開示は、a)サービングエリアを有するベース部分、b)ベース部分によって支持され、チャンバ内部の内側に粒状材料を保持するように構成されたチャンバ部分、c)粒状材料の一部をチャンバ内部から分離し、粒状材料の一部をチャンバ部分からサービングエリアに移送するように構成されたディスペンサーであって、i)ロッカー(rocker)本体であって、ロッカー本体の回転軸を中心に回転するように構成されたロッカー本体、ii)ロッカー本体から突出する1つまたは複数のフィンであって、ロッカー本体と1つまたは複数のフィンとの間の距離が、粒状材料の一部を受け入れるように適合されるフィンを含むディスペンサーを含むフィーダに関する。
【0007】
本開示のフィーダは、以下の特徴の1つまたは複数、すなわちi)1つまたは複数のフィンは、1つまたは複数のフィンの長さに沿って可撓性であること、ii)1つまたは複数の感知装置は、少なくとも部分的にチャンバ部分を通って延びる感知タワーの一部であり、1つまたは複数の感知装置は、チャンバ部分内部の粒状材料の存在、距離、及び/または量を感知するように構成されること、及び/またはiii)サービングエリア内の粒状材料の存在、距離、及び/または量を感知するように構成された1つまたは複数のシュート感知装置、を任意の組み合わせで含むことができる。
【0008】
本開示はまた、本明細書の教示に従って、フィーダでフードを分配する方法に関する。
【0009】
本教示は、飼育動物による有用なフィーダを提供し得る。フィーダは、数日分のフードを貯蔵することができるホッパーを有するチャンバ部分を含み得る。フィーダは、ロッカー本体及び1つまたは複数のフィンを有するディスペンサーを含み得る。分配されるフードの1食分のサイズを形成する1つまたは複数のサービングキャビティは、ロッカー本体の1つまたは複数の表面とフィンとの間の距離によって決定され得る。ディスペンサーは単一のフィンを備えていてもよい。フィンは、その長さに沿って柔軟であり得る。これは、フィン、ロッカー本体、フード、またはそれらの組み合わせの詰まりを取り除き、詰まりを防止するよう促せる。ディスペンサーは、回転軸を中心に完全に回転するのではなく、2つの分配位置と1つの静置位置との間で前後に揺れる場合がある。ディスペンサーの回転が制限されていると、ディスペンサークレードル、シュート、またはその両方でフード、フィン、またはその両方が詰まるのを防ぐのを促せる。フィーダは、複数のセンサを含み得る。センサは、ホッパー、シュート、サービングエリア、またはそれらの組み合わせ内のフードの存在、距離、量、またはそれらの組み合わせを感知することができる。1つまたは複数のセンサから検出された信号に基づいて、ディスペンサーは、フードを分配するか、またはフードの分配を制限され得る。1つまたは複数のセンサによって検出された信号に基づいて、1つまたは複数の状態インジケータは、フィーダの状態を使用者に通知することができる。さらに、フィーダは、概して、ホッパーの下に配置されハウジングに一体化されたサービングエリアを有し得、その結果、フィーダは、居住空間に対して十分にコンパクトでありながら、動物が快適に使用できるほど大きい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本明細書の教示によるフィーダの正面斜視図である。
【
図2】本明細書の教示によるフィーダの背面斜視図である。
【
図3】本明細書の教示によるフィーダの平面図である。
【
図4】本明細書の教示によるフィーダの底面図である。
【
図5】本明細書の教示によるフィーダの側面立面図である。
【
図6】は、本明細書の教示によるフィーダの背面立面図である。
【
図7】は、本明細書の教示によるフィーダの前面立面図である。
【
図9】
図8の断面AーAに沿ったフィーダの断面図である。
【
図10A】本明細書の教示による静置位置にあるフィーダのディスペンサーである。
【
図10B】本明細書の教示による分配位置にあるフィーダのディスペンサーである。
【
図11】本明細書の教示によるフィーダの分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書に提示される説明及び図解は、当業者に本教示、その原理、及びその実際の適用を知らせることを意図している。記載された本教示の特定の実施形態は、本教示を網羅または限定することを意図するものではない。本教示の範囲は、添付の特許請求の範囲によって権利が与えられる均等物の全体の範囲に沿って、そのような特許請求の範囲を参照して判定されるべきである。あらゆる論文や参考文献、例えば特許出願及び刊行物の開示は、あらゆる目的のために、参照により組み込まれる。それらの全体が援用される以下の特許請求の範囲から得られるように、他の組み合わせも可能であり、これらもまた、参照によりこの書面による説明に組み込まれる。
【0012】
フィーダは、動物が消費するためのフードを含み、分配する任意の装置であり得る。フードは、動物による消費に適したあらゆる種類のフードを含み得る。フードは、固形フード、半固形フード、液体など、またはそれらの組み合わせを含み得る。固形フードは、粒状材料の形態であり得る。動物はどんな飼育動物でもよい。飼育動物には、犬、猫、豚、ウサギ、ハムスター、モルモット、フェレットなど、またはそれらの任意の組み合わせが含まれ得る。典型的なペットを飼っている家庭では、飼育動物には1匹以上の猫、犬、またはその両方が含まれる場合がある。フィーダは、以下の特徴のうちの1つ以上、すなわちハウジング、ベース部分、チャンバ部分、ホッパー、中間部分、供給キャビティ、サービングエリア、供給皿、シュート、カバー、1つ以上のハンドル、制御パネル、ディスペンサー、1つまたは複数のセンサ、感知タワー、駆動源、電源、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。フィーダは、ベース部分、ベース部分によって支持されたチャンバ部分、及びディスペンサーを含み得る。フィーダは、前部が後部に対向している場合がある。フィーダの前部は、供給キャビティが露出している側部であってもよい。フィーダは、上部が底部に対向している場合がある。フィーダの底部は、フィーダの通常の使用中に表面に静置されるフィーダの部分であり得る。
【0013】
フィーダは、ハウジングを含み得る。ハウジングは、フィーダの1つまたは複数の構成要素を収容する、フィーダ内にフードを貯蔵する、フィーダ内にサービングエリアを設ける、またはそれらの任意の組み合わせとして機能し得る。ハウジングは、ベース部分、中間部分、チャンバ部分、またはそれらの組み合わせを含み得る。ハウジングは、単一の一元的な部品、または一緒に組み立てられた複数の部品であり得る。例えば、ベース部分は、中間部分の一部で成形されてもよく、またはそれに取り付けられてもよい。ハウジングは、中間部分に隣接して固定されたチャンバ部分を含み得る。ハウジングは、ベース部分に隣接し、それに固定された中間部分を含み得る。
【0014】
ハウジングは、それを通って延びる縦軸を有し得る。縦軸は、フィーダの底部から上部(例えば、カバー)を通って延びることができる。縦軸は、感知タワー、カバーの開口部、カバーのハンドル、またはそれらの任意の組み合わせに対して中心にあるか、または中心からずれていてもよい。縦軸は、正中面内にあり、及び/または正中面に平行であり得る。ハウジングは、正中面に対して実質的に対称または非対称であり得る。実質的及び/または略とは、約1度、約5度、さらには約10度の許容範囲内であることを意味し得る。実質的及び/または略とは、約±1%以上、約±5%以上、さらには約±10%以上を意味し得る。正中面は、ハウジング及び/またはフィーダを左側と右側の間で半分に分割することができる。正中面に実質的に垂直なのは横断面である。横断面はまた、その中にある及び/またはそれに平行な縦軸を有し得る。横断面は、縦軸で正中面と交差するか、または縦軸から離れていてもよい。横断面は、ハウジング及び/またはフィーダを前部と後部との間で分割することができる。
【0015】
フィーダは、ベース部分を含み得る。ベース部分は、チャンバ部分及び/または中間部分を支持し、サービングエリアを設け、供給皿を保持し、1つまたは複数の電源及び/または駆動源、またはそれらの任意の組み合わせを収容するように機能し得る。ベース部分は、チャンバ部分、中間部分、またはその両方に隣接して配置することができる。ベース部分は、チャンバ部分、中間部分、またはその両方の下に配置することができる。ベース部分は、供給キャビティを形成し、動物が供給キャビティに少なくとも部分的に接近できるようにするのに適した形状を有し得る。ベース部分は、内殻、外殻、サービングエリア、またはそれらの組み合わせによって形成され得る。ベース部分は、供給キャビティへの接近をもたらすために実質的に中空であり得る。ベース部分は、略立方体、略円筒形、略球形、略円錐形、略立方体、略角柱状、略立方体など、またはそれらの任意の組み合わせである形状を有し得る。ベース部分は、略立方体の形状を有し得る。ベース部分は、1つまたは複数の側壁、底壁、上壁、それらの任意の組み合わせを有し得る。ベース部分は、1つ以上、2つ以上、3つ以上、さらには4つ以上の側壁を有し得る。ベース部分は、1つまたは複数の側壁を接続する底壁を有し得る。ベース部分は、3つの側壁及び底壁のみを有する実質的に立方体の形状を有し得る。壁がないことは、供給キャビティへの接近をもたらし得る。3つの壁は、フィーダの2つ以上の側部及び後部に配置することができる。壁の欠如が、フィーダの前部に位置する可能性がある。2つの対向する側壁及び底壁は、実質的にU字形である断面を形成し得る。断面は、フィーダの横断面に平行に得ることができる。ベース部分は、1つの一元的な部品または別個の部品から形成され得る。ベース部分は、外殻を含み得る。外殻は、ベース部分の外部として機能することができる。ベース部分は、内殻を含み得る。内殻は、ベース部分の内部として機能し得る。外殻は、内殻と実質的に相反する、及び類似する形状を有し得る。内殻は外殻の内側に入れ子になることがある。内殻は外殻の底部に静置される場合がある。
【0016】
ベース部分は、フィーダの底部を含み得る。フィーダの底部は、フィーダを表面に静置するのに適している場合がある。フィーダの底部は、フィーダの上部の反対側、フィーダのカバーの反対側、またはその両方に配置できる。フィーダを静置するための表面は、床、テーブル、カウンター、または動物が接近でき、供給に適した他の任意の表面を含み得る。フィーダの底部は略平面であり得る。略平面の底部は、底部を表面に直接静置するのに適している場合がある。フィーダの底部は、複数の足を含み得る。複数の足は、底部から離れて、縦軸に実質的に平行な方向に、フィーダの上部から離れて、ベース部分の底壁から離れて、またはそれらの任意の組み合わせで突出し得る。複数の足は、2つ以上の足、3つ以上の足、4つ以上の足、さらには5つ以上の足を含み得る。複数の足がフィーダの底の周りに間隔をあけられてもよい。複数の足は、底部の周囲近くに間隔を置いて配置することができる。複数の足は、ベース部分の底部開口部及び/または底部キャップの周りに均一または不均一に間隔を置いて配置することができる。複数の足は、ベース部分、外殻、またはその両方と一体であるか、またはそれらに取り付けられ得る。フィーダの底部は、1つまたは複数の滑り止めの表面を含み得る。例えば、底部が略平面である場合、底部は、それに取り付けられた複数の小さなゴムパッドを含み得る。別の例として、足のそれぞれは、その上に配置された滑り止め材料(例えば、ゴム)を含み得る。
【0017】
ベース部分は、ベースレセプタクルを含み得る。ベースレセプタクルは、1つまたは複数の電源、通信モジュール、電気接続、またはそれらの組み合わせを収容するように機能することができる。ベースレセプタクルは、電源、通信モジュール、電気接続、またはそれらの組み合わせを収容するのに適したハウジングの任意の部分に配置することができる。ベースレセプタクルは、任意の適切なサイズ及び形状を有することができる。ベースレセプタクルは、ベース部分、中間部分、チャンバ部分、またはそれらの組み合わせに配置することができる。ベースレセプタクルは、ベース部分の底部に配置することができる。底部に配置することで、フィーダの通常の使用中にベースレセプタクルを隠しながら、接近を容易にすることができる。ベースレセプタクルは、供給キャビティ、サービングエリア、シュート、シュート壁、またはそれらの組み合わせの下に配置することができる。ベースレセプタクルには、底部開口部から接近できる。底部開口部は、1つまたは複数の電源(例えば、電池)の変更、電気接続(例えば、ACアダプタ)のための1つまたは複数の電源への接近、またはその両方を可能にし得る。底部開口部は、ベース部分の底部に形成することができる。底部開口部は、底部の周囲内に配置することができる。底部開口部は底部キャップで覆われている場合がある。底部キャップは、ベースレセプタクルへの接近を制限するか、ベースレセプタクル内に収容されているいずれかの構成要素を保護するか、またはその両方を行うように機能する場合がある。例えば、底部キャップは、ほこり、液体、及びその他の汚染物質がベースレセプタクルに入るのを防ぐことができる。底部キャップは、1つまたは複数の固定機構によってベース部分の底部に固定することができる。1つまたは複数の固定機構は、1つまたは複数のねじ付き留め具、タブ、スナップなど、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。ベースレセプタクル、底部キャップ、底部開口部、及び/またはそれらの組み合わせは、供給キャビティの反対側に配置することができる。
【0018】
フィーダは、供給キャビティを含み得る。供給キャビティは、サービングエリア、供給皿、またはその両方を収容する、シュートがサービングエリア、供給皿、またはその両方にフードを分配するためのスペースを設ける、動物がフードを消費するためのスペースを設ける、またはそれらの任意の組み合わせになるように機能する場合がある。供給キャビティは、ハウジングの隙間に形成され得る。供給キャビティは、チャンバ部分とベース部分との間の隙間によって形成され得る。供給キャビティは、中間部分とベース部分との間に形成することができる。例えば、供給キャビティは、中間部分の下殻とベース部分のサービングエリアとの間の隙間に形成され得る。供給キャビティは、フィーダの前部、後部、側部、またはそれらの組み合わせの開口部として形成することができる。例えば、供給キャビティは、フィーダの後部に向かって延びるが完全には通過しない、ハウジングの前部の開口部として形成され得る。供給キャビティは、その中に供給皿を含み得る。供給キャビティは、動物の頭が少なくとも部分的に供給キャビティに入り、消費のために供給エリア、供給皿、またはその両方の内部のフードに接近できる任意の適切なサイズを有し得る。供給キャビティは、動物がフードを消費している間、動物のひげとハウジングの表面との間の接触を最小化または防止する幅を有し得る。供給キャビティは、約75mm以上、約125mm以上、さらには約200mm以上の幅を有し得る。供給キャビティは、約1,500mm以下、約1,000mm以下、約500mm以下、さらには約250mm以下の幅を有し得る。供給キャビティの幅は、ベース部分の対向する側壁(例えば、内殻の対向する側壁)の間の距離として測定することができる。
【0019】
フィーダは、サービングエリアを含み得る。サービングエリアは、フードを供給皿に向けてガイドする、供給皿を保持する、動物が消費するために接近可能な方法でフードを提供する、またはそれらの任意の組み合わせとして機能し得る。サービングエリアは、供給皿をその上に配置し、動物が接近できるようにするのに適したハウジングの任意の部分によって形成することができる。サービングエリアは、ハウジングの1つまたは複数の部分によって形成され得る。サービングエリアは、ベース部分に形成することができる。サービングエリアは、ベース部分の複数の部分によって形成され得る。サービングエリアは、サービング壁、外側皿、またはその両方で構成され得る。サービング壁の一部は、シュートから供給皿に向かってフードを注ぎ込むように機能する場合がある。別の部分は、供給皿を保持する、サービング壁及び/またはシュートからフードを受け取る、フードを消費するための領域を設ける、またはそれらの組み合わせとして機能し得る。サービング壁は、外側皿に隣接して、外側皿とシュートとの間に、外側皿と統合して、またはそれらの組み合わせで配置することができる。サービング壁は、外側皿部分と一体的に形成することができる。サービング壁は、外側皿の少なくとも一部にわたって延びるように形成することができる。サービングエリアのサービング壁は、シュートの延長として機能するか、傾斜したデザインを有するか、またはその両方であってもよい。外側皿部分は、供給皿と相反する形状を有し得る。外側皿部分は、供給皿を保持し、供給皿の取り外し(すなわち、皿の洗浄のための取り外し)を可能にするように機能し得る。外側皿部分はボウル型でもよい。ボウル型は、開放端に対抗する皿のベース壁から突出する実質的に円筒形の外壁を有することを意味し得る。サービングエリアは、シュートから供給皿へのフードの送達を促すように、供給皿の前部領域に向かって、またはその両方で配置することができる。サービングエリアの1つまたは複数の部分は、縦軸に対して、横断面に対して、またはそれらの組み合わせに対して、フィーダの前部に向かってある角度で傾斜され得る。サービングエリアの角度は、サービングエリアの前部に向かってフードを導くのを促すのに適した任意の角度であり得る。角度は、フィーダの縦軸、横断面、またはその両方に対して、約90度以上、95度以上、またはさらには約100度以上であり得る。角度は、フィーダの縦軸、横断面、またはその両方に対して、約150度以下、約140度以下、約130度以下、さらには約120度以下であり得る。角度は、サービングエリアの一部の上向きの表面(例えば、サービング壁、皿のベース壁)と縦軸、横断面、またはその両方との間に形成される角度であり得る。角度は、フィーダの前部向きの角度であってもよい。サービングエリアの1つまたは複数の部分は、サービングエリアまたはシュートの1つまたは複数の他の部分と同じ、より急な、またはより緩やかな角度で角度付けることができる。例えば、サービングエリアの外側皿は、横断面に対して約90度から約100度に角度付けされ、フィーダの前部に向かって下向きに傾斜し得、一方、サービングエリアのサービング壁は、横断面に対して約110度から約130度に角度付けされ得、フィーダの前部に向かって下向きに傾斜し得る。サービングエリアは、少なくとも部分的にハウジングの表面の一部を超えて突出していてもよく、または完全にハウジング内に配置されていてもよい。サービングエリアは、ハウジングの前部、背部、側部、またはそれらの組み合わせを超えて突出していてもよい。サービングエリアは、ベース部分の内殻、外殻、またはその両方の開口部の外側に突出していてもよい。
【0020】
フィーダは、供給皿を含み得る。供給皿は、チャンバ部分、ホッパー、ディスペンサー、シュート、またはそれらの組み合わせから分配されるフードを保持する、動物が皿の中のフードを消費するべく接近することを可能にする、取り外し可能な供給面を設ける、またはそれらの任意の組み合わせについて機能し得る。供給皿は、フィーダの前部、後部、側部、またはそれらの組み合わせに配置することができる。供給皿は、動物にそこからフードを消費させるのに適した形状を有し得る。供給皿は、サービングエリア、外側皿、またはその両方の上及び/または内部で静置するのに適した形状を有し得る。供給皿は、ベース部分の外側皿と少なくとも部分的に相反する形状を有し得る。供給皿は、サービングエリアの外側皿の中に入れ子にすることができる。供給皿は、実質的に円筒形、円錐形、立方体、直方体など、またはそれらの組み合わせである形状を有し得る。供給皿は、実質的にボウル型であり得る。供給皿は、ハウジング内に配置するか、ハウジングを超えて突出させるか、またはその両方で配置することができる。例として、供給皿は、動物による接近を容易にするために、ハウジングの前面、ベース部分、またはその両方を超えて少なくとも部分的に突出し得る。供給皿は、供給皿内でフードを前方に傾けるのを助けるために、または供給皿の後部にフードが蓄積するのを避けるために、またはその両方のために角度付けることができる。供給皿の角度は、フィーダの縦軸、横断面、またはその両方に対して、約90度以上、95度以上、さらには約100度以上であり得る。角度は、フィーダの縦軸、横断面、またはその両方に対して、約130度以下、約120度以下、さらには約110度以下であり得る。角度は、供給皿の上向きの表面(例えば、フードが置かれる)と横断面との間に形成される角度であり得る。供給皿には蓋を付けてもよい。蓋は、供給皿への接近を妨げるか、供給皿への接近を許可するか、またはその両方である場合がある。蓋は、供給皿を覆うためにフィーダの任意の部分に移動可能に取り付けられ、供給皿から取り外し可能であり得る。蓋は、ヒンジ、ばね、リニアアクチュエータなど、またはそれらの組み合わせによってフィーダに取り付けることができる。蓋は駆動源と通信し得る。駆動源は、フィーダの駆動軸及びディスペンサーを駆動するものと同じであっても異なっていてもよい。駆動源をアクティブにして、蓋を開く、蓋を閉じる、またはその両方を行うことができる。蓋は、1つまたは複数の感知装置、選択インターフェイス、またはその両方と連通させてもよい。選択インターフェイスをアクティブにすると、蓋が開くか、蓋が閉じるか、またはその両方が可能である。選択インターフェイスのアクティブ化は、使用者(例えば、人間)によって完了することができる。感知装置によるトリガー装置の検出は、蓋を開くか、蓋を閉じるか、またはその両方を行うことができる。トリガー装置は、タグ、バーコード、別のセンサなどであり得る。トリガー装置は、動物が着用可能な場合がある。例えば、動物の首輪にタグを付けることができる。トリガー装置と感知装置は、ブルートゥース(登録商標)、wi-fi、無線周波数などを使用して相互に通信することができる。
【0021】
フィーダは、チャンバ部分を含み得る。チャンバ部分は、チャンバ内部でフードを保持するように、ディスペンサー及び/または中間部分と協働してフードをサービングエリアに分配するように、またはその両方に構成され得る。チャンバ部分は、中間部分、ベース部分、またはその両方に隣接して配置することができる。チャンバ部分は、中間部分、ベース部分、またはその両方の上に配置することができる。中間部分、ベース部分、またはその両方の上に配置することにより、重力がチャンバ部分からサービングエリアへのフードの移動を促すことを可能にし得る。チャンバ部分は、ベース部分、上殻、またはその両方の上に静置することができる。チャンバ部分は、ベース部分によって支持され得る。チャンバ部分は、ホッパー、カバー、ディスペンサーカバー、1つまたは複数の開口部、またはそれらの組み合わせを含み得る。
【0022】
チャンバ部分はホッパーを含み得る。ホッパーは、フードを保持する、複数のサービング分のフードを保持する、フードをディスペンサーに向けてガイドする、またはそれらの任意の組み合わせとして機能し得る。ホッパーは、複数のサービング分のフードを保持し、フードをディスペンサーに向けてガイドし、1つまたは複数のセンサ及び/または感知タワー、あるいはそれらの任意の組み合わせによる接近を可能にするための任意の適切な形状を有し得る。ホッパーは、略立方体、略円筒形、略球形、略円錐形、略立方体、略角柱状、略立方体など、またはそれらの任意の組み合わせである形状を有し得る。例えば、ホッパーは台形プリズムに似た形状を有し得る。ホッパーは、単一または複数の側壁を含み得る。1つまたは複数の側壁は、ホッパーの底壁からフィーダの上部、ホッパーの開放端、カバー、またはそれらの組み合わせに向かって突出し得る。ホッパーの底壁は、概ね平面、傾斜、またはそれらの組み合わせであり得る。ホッパーの底壁は漏斗状であってもよい。ホッパーの底壁は、感知タワー、ホッパー開口部、ディスペンサークレードル、ディスペンサー、またはそれらの任意の組み合わせに向かって傾斜していてもよい。ホッパーの底壁は、感知タワーに向かって傾斜し、ディスペンサークレードルに向かって傾斜し続けることができる。底壁は、フィーダの前部、フィーダの側壁、またはその両方からフィーダの後部に向かって下向きに傾斜している場合がある。底壁は、ホッパー内のフードをディスペンサークレードルに向けて注ぐのに適した任意の角度で傾斜させることができる。底壁は、縦軸、横断面、またはその両方に対して鈍角で傾斜していてもよい。底壁は、横断面、縦軸、またはその両方に対して、約100度以上、約110度以上、さらには約120度以上の角度で傾斜していてもよい。底壁は、横断面、縦軸、またはその両方に対して、約150度以下、約140度以下、さらには約130度以下の角度で傾斜していてもよい。角度は、フィーダの後部に面する角度であり得る。底壁は、中間部分の隣接する表面と実質的に相反する形状を有し得る。底壁は、中間部分の上殻と実質的に相反する形状を有し得る。底壁は、中間部分の上殻上に静置されていてもよい。底壁は、それを通して形成されたホッパー開口部を含み得る。ホッパー開口部は、感知タワーを受け入れるように機能する場合がある。ホッパー開口部は、感知タワー、縦軸、カバー、カバー開口部、またはそれらの組み合わせを中心とすることができる。ホッパー開口部は、ホッパーを感知タワーの上に配置すること、感知タワーから取り外すこと、中間部分の上に配置すること、またはそれらの組み合わせを可能にすることができる。ホッパーが中間部分に配置されているとき、感知タワーの円錐部分はホッパー開口部内に配置され得る。
【0023】
1つまたは複数の側壁及び底壁は、ホッパーの中空の内部を画定し得る。中空の内部は、サービングエリアに分配する前に貯蔵のためにフードを受け取り、保持するエリアとして機能し得る。中空の内部は、1つまたは複数の底壁、側壁、または両方の組み合わせによって画定され得る。中空の内部は、底壁、側壁、及びチャンバ部分のカバーの間の体積によって画定され得る。中空の内部の体積は、複数のサービングのフード、好ましくは数日分のフードを保持するのに適した任意の体積であり得る。中空の内部の体積は、約5カップ以上、約7カップ以上、さらには約10カップ以上であり得る。中空の内部の体積は、約50カップ以下、約40カップ以下、さらには約30カップ以下であり得る。中空の内部は、その中に配置された感知タワーを有し得る。中空の内部は、ディスペンサークレードルと流体連通している場合がある。底壁は、ディスペンサー開口部を含み得る。ディスペンサー開口部は、ディスペンサークレードルの近くに、流体連通して、またはディスペンサークレードルに隣接して配置することができる。ディスペンサー開口部は、ディスペンサークレードルの実質的に上に配置することができる。ディスペンサー開口部は、感知タワーとホッパーの後部の間に配置することができる。ディスペンサーの開口部により、ホッパー内にあるフードをディスペンサークレードル、ディスペンサー、またはその両方に移すことができる。ディスペンサー開口部は、ディスペンサーカバーに隣接して配置することができる。
【0024】
チャンバ部分は、ディスペンサーカバーを含み得る。ディスペンサーカバーは、ディスペンサークレードルをカバーするように機能する場合がある。ディスペンサーカバーは、ディスペンサークレードルをカバーするのに適したハウジングの任意の部分の一部として形成するか、またはそれに取り付けることができる。ディスペンサーカバーは、中間部分とチャンバ部分の両方に取り付けることができる。ディスペンサーカバーは、1つまたは複数の留め具、スナップフィット、接着剤など、またはそれらの任意の組み合わせを介して取り付けることができる。ディスペンサーカバーは、ハウジングの1つまたは複数の部分と一体であり得る。例えば、ディスペンサーカバーは、ホッパーの一部として一体的に形成され得る。ディスペンサーカバーは、ディスペンサークレードルの近くに配置されているホッパーの任意の部分に配置することができる。ディスペンサーカバーは、ホッパーのディスペンサー開口部に隣接して配置することができる。ディスペンサーカバーは、フィーダのディスペンサークレードルと同じ側に配置できる。ディスペンサーカバーは、ホッパーの後部に配置できる。ディスペンサーカバーは、ホッパーの後部の側壁、底壁、またはその両方から下向きに突き出ている場合がある。ディスペンサーカバーは、ディスペンサークレードルの断面と実質的に相反する、またはそれに類似した形状を有し得る。ディスペンサーカバーの断面は、円形、正方形、三角形、楕円形、半月形など、またはそれらの組み合わせであり得る。例えば、ディスペンサーの断面は、半月形またはD字形であり得る。断面は、横断面、正中面、またはその両方に平行な面で得ることができる。ディスペンサーがフィーダの後部に配置されている場合、ディスペンサーカバーの断面は、フィーダの横断面に実質的に平行な平面に沿って得ることができる。ディスペンサーカバーは、ディスペンサークレードルの周囲の中間部分とスナップフィットすることができる。ディスペンサーカバーは、ホッパー、カバー、またはその両方の開放端の反対側に配置することができる。
【0025】
フィーダにはカバーが含まれている場合がある。カバーは、フィーダ内に保持されたフードを保護する、汚染物質がホッパーに入るのを防ぐ、チャンバ部分への接近を制限する、チャンバ部分への一時的な接近を可能にする、またはそれらの任意の組み合わせとして機能し得る。カバーは、チャンバ部分のホッパー、感知タワー、またはその両方に取り外し可能に取り付けることができる。カバーはホッパーの上に静置することができる。カバーは、1つまたは複数のアタッチメントを介してホッパーに固定できる。1つまたは複数のアタッチメントは、フリクションフィット、スナップフィット、ロッキングタブなど、またはそれらの組み合わせを含み得る。例えば、カバーの周囲は、ホッパーの周囲とスナップフィットすることができる。カバーの周囲は、ホッパーの周囲の内側に少なくとも部分的または完全に適合し得る。カバーがホッパー内に静置しているため、カバーの周辺端に簡単に接近できない。接近性とは、好奇心やホッパー内のフードへの欲求などから、動物や子供が歯、足、手などでカバーの周辺の端を持ち上げようとすることを指す。カバーの周縁への接近性を減らすことにより、1人または複数の動物または人間が誤ってまたは意図的にカバーをホッパーから持ち上げるのを防ぐことができる。カバーは、ホッパーの断面形状と実質的に同様の断面形状を有し得る。断面形状は、ホッパーの縦軸に実質的に垂直に得られたものを指し得る。カバーの断面形状は、正方形、長方形、楕円形、円形、三角形など、またはそれらの組み合わせであり得る。カバーは、ホッパーの1つまたは複数の壁の反対側及び/または隣接して配置することができる。カバーは、概ね底壁の反対側に配置することができる。カバーは、感知タワーの一部を受け入れることができる。カバーは、1つまたは複数の開口部を含み得る。感知タワーを、そこを通して受け入れるために、1つまたは複数の開口部をカバーに形成することができる。1つまたは複数の開口部は、感知タワー、ホッパー開口部、縦軸、またはそれらの組み合わせと同心であるか、またはそれらから中心から外れていてもよい。1つまたは複数の開口部は、感知タワーの任意の部分がその中に配置されることを可能にするようなサイズにすることができる。1つまたは複数の開口部は、感知タワーの上端、感知タワーのキャップ、またはその両方を受け入れることができる。カバーのハンドルには、1つまたは複数の開口部を形成することができる。
【0026】
フィーダにはハンドルが含まれる場合がある。ハンドルは、カバーの取り外し、カバーの配置、フィーダの運搬、またはそれらの組み合わせを容易にするように機能し得る。ハンドルはハウジングの一部であってもよい。ハンドルは、ハウジングの任意の部分と一体であるか、または取り付けられていてもよい。ハンドルは、チャンバ部分、中間部分、ベース部分、またはそれらの任意の組み合わせの一部として含まれ得る。ハンドルはカバーの一部として含まれる場合がある。ハンドルは、カバーに取り付けられているか、カバーと一体になっている場合がある。ハンドルは、カバーに対して中心に配置することも、中心から外すこともできる。ハンドルは、感知タワーに対して受け入れ、係合、及び/またはロック(lock)することを可能にするために中央に配置され得る。ハンドルは、チャンバ部分からのカバーの配置、取り外し、またはその両方を可能にする任意の適切な形状を有し得る。ハンドルは、カバーまたはハウジングの別の部分の1つまたは複数のくぼみ、突起、またはその両方によって形成され得る。カバーは、反対のくぼみによって形成することができる。くぼみは、ハンドル本体の把持を可能にするための任意の適切な形状を有し得る。くぼみは、実質的にD字形、長方形など、またはそれらの組み合わせであり得る断面形状を有し得る。断面形状は、縦軸、正中面、横断面、またはそれらの組み合わせに実質的に垂直な断面で得ることができる。ハンドル本体は、くぼみ、突起、またはその両方の間に配置された、カバーなどのハウジングの表面であり得る。例として、対向するくぼみを互いに離して、それらの間にハンドル本体を形成することができる。カバーの開口部は、ハンドル内に配置することができる。カバーの開口部は、ハンドル本体内に配置することができる。感知タワーの一部は、ハンドル本体の開口部を通って延びることができる。カバーは、1つまたは複数のロックによって定位置にロックできる。
【0027】
フィーダは、1つまたは複数のロックを含むことができる。1つまたは複数のロックは、カバーを定位置に保持するのに適した任意のロックであり得、動物がカバーを取り外すのを防ぎ、使用者がカバーを意図的に取り外して再度取り付けることを可能にする、またはそれらの組み合わせであり得る。1つまたは複数のロックは、カバー、感知タワー、ホッパー、またはそれらの任意の組み合わせに配置することができる。1つまたは複数のロックは、スナップフィットを備えた1つまたは複数の偏向可能なタブ、1つまたは複数のばねベースのロック、1つまたは複数のスレッドロックなど、またはそれらの組み合わせを含み得る。例えば、1つまたは複数のロックは、1つまたは複数のばねを有するピンチグリップロックを含み得る。1つまたは複数のロックは、カバーの開口部の近く、感知タワーの周り、またはその両方に配置することができる。カバーの1つまたは複数のロック部分は、感知タワーの1つまたは複数のロック部分と係合することができる。例えば、カバーに取り付けられたロック部分は、キャップ及び/または感知タワーの上端と係合し得る。
【0028】
フィーダは、中間部分を含み得る。中間部分は、その中に1つまたは複数の構成要素を収容するか、ベース部分をチャンバ部分に結合するか、またはその両方を行うように機能し得る。中間部分は、1つまたは複数の電動部品、駆動源、電源、センサ、電子機器、感知タワー、制御パネル、ディスペンサー、またはそれらの組み合わせを収容または含むように機能し得る。中間部分は、チャンバ部分、ベース部分、またはその両方に隣接していてもよい。中間部分は、チャンバ部分とベース部分との間に配置することができる。中間部分は、チャンバ部分の底壁とベース部分の開放端との間に配置することができる。中間部分は、中空の内部を含み得る。中空の内部は、機構キャビティと呼ばれることがある。機構キャビティは、1つまたは複数の電動部品、駆動源、電源、センサ、電子機器など、またはそれらの組み合わせの1つまたは複数の部分を収容することができる。中間部分は、下殻、上殻、またはその両方から構成され得る。中空の内部は、概ね上殻に対向する下殻によって形成することができる。下殻は、上殻とは別に、または一体的に形成することができる。上殻及び下殻は、それらの間に機構キャビティを形成するクラム殻フィットを有し得る。
【0029】
中間部分は、上殻を含み得る。上殻は、チャンバ部分、ホッパー、またはその両方を支持するように機能し得る。上殻は、ディスペンサーを収容するように機能する場合がある。上殻は、感知タワー、制御パネル、ディスペンサークレードル、シュート、またはそれらの組み合わせを含むように機能することができる。上殻は、ホッパーに隣接して配置され、ホッパーと協働するのに適した形状を有し得る。上殻は、ホッパーのベース壁と実質的に相反する形状を有し得る。上殻は、前壁と側壁から後部に向かって先細りまたは傾斜している場合がある。上殻は、そこから突出する感知タワーを有し得る。上殻は、外周から感知タワーに向かって先細になる場合がある。上殻は、制御パネルから感知タワー、クレードルディスペンサー、またはその両方に向かって先細になる場合がある。
【0030】
フィーダは、1つまたは複数の感知タワーを含み得る。感知タワーは、チャンバ部分内のフードを感知するか、カバーと協働してホッパーへの接近を防ぐか、またはその両方として機能し得る。感知タワーは、チャンバ部分内のフードを感知する、カバーと協働する、またはその両方に適したハウジングの任意の部分の一部であるか、または取り付けられ得る。ホッパー内のフードの存在及び/または量を感知するために、感知タワーをホッパー内に配置することができる。感知タワーは、チャンバ部分、中間部分、ベース部分、またはそれらの組み合わせと一体であるか、またはそれらに取り付けられ得る。感知タワーは、ホッパー(例えば、底壁)、カバー、上殻、またはそれらの組み合わせに取り付けられるか、またはそれらと一体にされ得る。感知タワーは、上殻から、ホッパーの底壁から、またはその両方から、カバーに向かって上方に延びることができる。感知タワーは、ホッパーのホッパー開口部を通過することができる。感知タワーは、カバーからホッパーの底壁、上殻、底殻、またはそれらの組み合わせに向かって下向きに延びることができる。感知タワーは、フィーダの縦軸と実質的に同軸、中心、または中心から外れていてもよい。感知タワーは、その中に1つまたは複数の電気部品を含む、1つまたは複数のセンサを保持する、フードをディスペンサーに向けて入れるのを促す、またはそれらの任意の組み合わせに適した任意の形状を有し得る。感知タワーは、中空、部分的に中空、中実、またはそれらの組み合わせであり得る。少なくとも部分的に中空であることは、1つまたは複数の電気接続が感知タワーの内部を通って感知タワーの上端に向かって延びるための空間を設けることができる。感知タワーの中空部分は、中間部分の機構キャビティと直接連通していてもよい。感知タワーは、円錐形、円筒形、立方体、プリズム状など、またはそれらの組み合わせであり得る。感知タワーは、その長さ全体にわたって1つの連続した形状、または異なる形状の組み合わせを有し得る。感知タワーは円錐形であり、カバーに向かって先細になっている場合がある。先細りは、ディスペンサーに向けてフードを入れるのを促進するのに役立つ場合がある。感知タワーは円筒形であり得る。感知タワーは、円錐部分と円筒部分の両方を有し得る。円錐部分は、円筒部分に隣接して配置することができる。円錐部分は、隣接する円筒部分に向かって先細になる場合がある。円筒部分からであれ、円錐部分からであれ、その他からであれ、縦軸に垂直に得られた丸みを帯びた断面は、鋭いエッジがなく、連続した外面を設けるのに有益であり得る。感知タワーの連続した外面は、フードがディスペンサークレードルに向かって移動しながら感知タワーの周りを容易に移動することを可能にし得る。感知タワーは自由端を有し得る。自由端は、それが取り付けられているか、または一体である表面の反対側の感知タワーの端であり得る。自由端は、上殻の反対側の感知タワーの上端であり得る。感知タワーは、キャップを含み得る。キャップは、カバーと協働する、1つまたは複数のセンサを収容する、1つまたは複数の状態インジケータ(ライトなど)を収容する、1つまたは複数の電気部品を保護する、感知タワーへの接近を制限する、またはそれらの組み合わせとして機能する。キャップ内の1つまたは複数の状態インジケータは、1つまたは複数の感知装置で機能する場合がある。キャップ内の1つまたは複数の状態インジケータは、充填レベルなど、ホッパー内のフードの状態を示す場合がある。1つまたは複数の状態インジケータは、カバーのキャップを通して見える光及び/または色を有し得る。キャップは、カバーに最も近い感知タワー、上殻の反対側、感知タワーの自由端、またはそれらの任意の組み合わせに配置することができる。例えば、キャップは、感知タワーの上端の円筒形部分に配置することができる。キャップは、1つまたは複数のねじ山、フリクションフィット、スナップフィットなど、またはそれらの任意の組み合わせによって、感知タワー上に保持することができる。キャップは、少なくとも部分的にカバーの開口部内に存在し得る。キャップは、カバーの1つまたは複数のロックと係合する場合がある。キャップは、カバーの1つまたは複数のロックと係合する1つまたは複数のロック係合特徴部を含み得る。
【0031】
フィーダは、1つまたは複数の感知装置を含み得る。1つまたは複数の感知装置は、チャンバ部分、中間部分、ベース部分、またはそれらの任意の組み合わせ内のフードの存在、距離、量、またはそれらの組み合わせを感知するように機能し得る。1つまたは複数の感知装置は、感知タワーの一部であり得る。感知タワーの1つまたは複数の感知装置部分は、1つまたは複数のタワーセンサ、ホッパーセンサなど、またはその両方で呼ばれ得る。1つまたは複数の感知装置は、感知タワーの上端、感知タワーの上端とキャップとの間、感知タワーの内部の少なくとも一部内、またはそれらの任意の組み合わせで感知タワーに取り付けられ得る。感知タワーの上端に、ホッパーの上部に向かって、カバーに隣接して、またはそれらの組み合わせに配置された1つまたは複数の感知装置は、ホッパー全体の最適な感知の存在(すなわち、視線)を提供するのに特に有益であり得る。1つまたは複数の感知装置は、シュート、サービングエリア、供給皿、またはそれらの組み合わせにおけるフードの存在を感知するように構成され得る。シュート、サービングエリア、供給皿、またはそれらの組み合わせにおけるフードの存在を感知するように構成された1つまたは複数の感知装置は、1つまたは複数のシュート感知装置、シュートセンサ、またはその両方と呼ばれ得る。1つまたは複数の感知装置は、シュート、サービングエリア、サービング壁、外側皿、供給皿、またはそれらの組み合わせの上に配置することができる。1つまたは複数の感知装置は、駆動源、駆動軸、アダプタシャフト、またはそれらの組み合わせに取り付けられ得る。1つまたは複数の感知装置は、制御盤の一部であり得る。シュート、サービングエリア、サービング壁、外側皿、供給皿、またはそれらの組み合わせ内部のフードの存在またはその欠如を感知する1つまたは複数の感知装置は、1つまたは複数のシュートセンサと呼ばれ得る。1つまたは複数のセンサは、感知されているフードに基づいて、1つまたは複数の信号を1つまたは複数の制御盤、プロセッサ、コントローラ、通信モジュール、コンピューティング装置、またはそれらの組み合わせに送信するように構成され得る。1つまたは複数のセンサからの1つまたは複数の信号は、1つまたは複数の制御盤、コントローラ、プロセッサ、通信モジュール、コンピューティング装置、またはそれらの任意の組み合わせによって、1つまたは複数の状態信号に変換され得る。1つまたは複数のセンサは、ホッパー、シュート、サービングエリア、またはそれらの組み合わせ内部のフードのレベルを検出、監視、またはその両方に適した任意のタイプのセンサであり得る。1つまたは複数のセンサは、1つまたは複数の質量センサ、容量性センサ、赤外線センサ、レーザーセンサ、超音波センサ、膜センサ、無線周波数(RF)アドミッタンスセンサ、導電性センサ、光インターフェイスセンサ、マイクロ波センサなど、またはそれらの組み合わせを含み得る。1つまたは複数のセンサからの信号に基づいて、制御パネルは使用者に状態を提示することができる、駆動源は、ディスペンサーによるフードの回転及び分配を開始することができる、駆動源またはディスペンサーの回転が防止される場合がある、またはそれらの任意の組み合わせがあり得る。例えば、シュートディスペンサーが供給皿、サービング壁、またはシュートにフードがないことを感知した場合、1つまたは複数のシュートディスペンサーからの信号が、駆動源及びディスペンサーによるフードの分配を開始し得る。別の例として、シュートセンサがシュート内にあるフードを感知する場合、シュートセンサからの信号がディスペンサーの回転を妨げる可能性がある。シュート内にフードが存在していることは、以前の分がまだ消費されていない可能性があるため、供給皿にさらなるサービング分のフードが必要ないということを意味する場合がある。さらなる例として、1つまたは複数のセンサが特定の体積未満のホッパー内のフード、ホッパー内のフードの欠如、またはその両方を検出する場合、1つまたは複数のセンサからの信号は、ホッパーを補充するよう使用者に通知する1つまたは複数の状態インジケータをもたらすことができる。
【0032】
フィーダは、ディスペンサークレードルを含み得る。ディスペンサークレードルは、ディスペンサーを収容する、ディスペンサー及び/またはシュートと協働してフードをサービングエリアに導く、または両方の組み合わせとして機能することができる。ディスペンサークレードルは、ディスペンサーを収容し、ディスペンサーがフードをホッパー部分からサービングエリアに移動させるのに適したハウジングの任意の部分に形成することができる。ディスペンサークレードルは、チャンバ部分、中間部分、ベース部分、またはそれらの任意の組み合わせに形成することができる。ディスペンサークレードルは、上殻、下殻、またはその両方の一部として形成することができる。ディスペンサークレードルは、フィーダの前部、後部、側部、またはそれらの組み合わせに配置することができる。例えば、ディスペンサークレードルは、フィーダの後部の上殻の一部として形成され得る。ディスペンサークレードルは、上殻からフィーダの底部に向かって延びる場合がある。ディスペンサーは、その中にディスペンサーを含み得る。ディスペンサークレードルは、ディスペンサーを保持するための任意の適切な形状を有し得る。ディスペンサークレードルは、円形、楕円形、正方形、三角形、台形など、またはそれらの任意の組み合わせであり得る断面形状を有し得る。ディスペンサークレードルは、半円に似た形状を有する場合がある。ディスペンサークレードルは、ロッカー本体などのディスペンサーの少なくとも一部と相反する形状を有し得る。ディスペンサークレードルの断面は、ディスペンサーの縦軸に垂直に、フィーダの縦軸に平行に、フィーダの横断面に平行に、またはそれらの組み合わせで得ることができる。ディスペンサークレードルは、上壁の表面によって形成することができる。ディスペンサークレードルは、上壁の残りの部分とは異なる角度で傾斜する上壁の一部によって形成することができる。ディスペンサークレードルは、サービング壁と呼ばれる上壁の1つまたは複数の部分によって形成することができる。1つまたは複数のサービング壁は、ディスペンサークレードルの断面形状を形成するために下向きに角度を付けることができる。1つまたは複数のサービング壁は、互いに向かい合っていてもよい。1つまたは複数のサービング壁は、略C字またはU字の形状を有し得る。サービング壁はシュートに移行する場合がある。ディスペンサークレードルの下端では、対向するサービング壁を互いに離すことができる。サービング壁の間のスペースは、ディスペンサー出口と呼ばれることがある。ディスペンサー出口は、ディスペンサークレードルがシュートと流体連通してシュートに移行する場所であり得る。シュートは、感知タワーの反対側の上殻の表面に形成することができる。
【0033】
フィーダにはシュートが含まれる場合がある。シュートは、フードをチャンバ部分、ホッパー、ディスペンサー、またはそれらの組み合わせから、ベース部分、供給キャビティ、サービングエリア、供給皿、またはそれらの組み合わせに導くように機能し得る。シュートはチャンバ部分と連通していてもよい。ディスペンサーは、シュートとチャンバ部分の間に配置することができる。シュートはディスペンサーからフードを受け入れる場合がある。シュートは、チャンバ部分、中間部分、ベース部分、またはそれらの任意の組み合わせに取り付けられてもよく、その一部であってもよい。シュートは、中間部分の1つまたは複数の殻に取り付けられるか、またはそれと一体的に形成され得る。シュートは上殻と一体になっている場合がある。シュートは、ディスペンサークレードル、1つまたは複数のサービング壁、またはその両方から延びることができる。シュートは、フードをサービングエリアに導くように構成することができる。シュートは、重力に促されながら、サービングエリアに向かってフードを導くことができる。シュートは、シュート壁、複数の側壁、及びシュート開口部を含み得る。シュート壁は、2つの対向する側壁の間に配置することができる。シュート壁はサービングエリアの方を向いている場合がある。反対側の側壁は、シュート壁から延びることができる。対向する側壁は、概ねシュート壁に直交し得る。シュート壁及び対向する側壁は、シュートチャネルを形成し得る。シュートチャネルは、C字チャネルなど、フードを通過させるのに適した任意の形状を有することができる。シュートチャネルの端部にはシュート開口部がある。ディスペンサーから分配された後、フードはシュートチャネル及びシュート開口部を通ってサービングエリアに移動することができる。シュートは、少なくとも部分的にサービングエリアの上に配置することができる。シュートは、サービングエリアの一部と接触している場合がある。シュートがサービング壁に接触している場合がある。シュートは、サービング壁に当接及び/または重なる場合がある。例えば、シュート壁がサービング壁と重なることがあり、その結果、フードはシュート壁を通って移動し、サービング壁を通って継続することができる。シュートは供給キャビティに突き出ることがある。シュートは、フードとシュートの1つまたは複数の表面との間の摩擦を克服するために、フードに適した任意の角度で角度付けることができる。シュートは、サービングエリアに向かって、フィーダの底部に向かって下向きに、フィーダの前部に向かって、後部から離れて、またはそれらの任意の組み合わせに角度を付けることができる。シュートは、サービング壁、外側皿、供給皿、またはそれらの組み合わせと同じまたは異なる角度で角度を付けることができる。例えば、シュート壁は、サービング壁と実質的に同じ角度で配置され得る。シュートは、フィーダの縦軸、横断面、またはその両方に対して、約90度以上、95度以上、さらには約100度以上の角度をとることができる。角度は、フィーダの縦軸、横断面、またはその両方に対して、約150度以下、約140度以下、約130度以下、さらには約120度以下であり得る。角度は、サービングエリアの一部の上向きの表面(例えば、サービング壁、皿の底壁)と縦軸、横断面、またはその両方との間に形成される角度であり得る。角度は、フィーダの前部向きの角度であってもよい。シュートは、上殻の後部から下殻に向かって、下殻の下、ディスペンサークレードルの下、ディスペンサーの下、またはそれらの組み合わせに延びることができる。
【0034】
中間部分は、下殻を含み得る。下殻は、上殻と協働して、その中に1つまたは複数の構成要素を収容するのに適した機構キャビティを形成するように機能し得る。下殻は、ベース部分と連動して供給キャビティを形成することができる。下殻は、上殻と機構キャビティを形成するための任意の適切な形状を有し得る。下殻は、上殻に固定するか、一体にすることができる。下殻は、ベース部分と上殻の間に配置することができる。下殻は、上殻の傾斜よりも急な傾斜を有する1つまたは複数の部分を有し得る。傾斜は、1つまたは複数の構成要素がその中に収まるのに十分な大きさの機構キャビティを形成することを可能にし得る。下殻は部分的なボウルの形に似ている場合がある。下殻は、L字形、C字形など、またはそれらの組み合わせに類似した断面形状を有し得る。断面形状は、正中面に平行に取ることができる。下殻は、フィーダの前部にあるホッパー、制御パネル、またはその両方から、フードシュート、サービングエリア、またはその両方に向かって下向きに傾斜している場合がある。下殻は、制御壁を形成するか、または含むことができる。制御壁は、シュートから供給皿へのフードの流れを制御するのを助けることができる。制御壁は、シュートからのフードの全体的な流れの高さを低減し得、その結果、フードの流れは、制御された方法で供給皿に送達され得る。制御壁は、下向きに、ベース部分に向かって、フィーダの底部に向かって、サービングエリアに向かって、サービング壁に向かって、またはそれらの組み合わせで突出し得る。制御壁は、シュートの前(例えば、フィーダの前に近い)に配置することができる。制御壁は、縦軸、横断面、正中面、またはそれらの組み合わせに対して、平行、垂直、またはそれらの間の任意の角度であり得る。例えば、制御壁は、縦軸及び横断面に実質的に平行なサービングエリアに向かって下向きに突出し得る。
【0035】
フィーダは、制御パネルを含み得る。制御パネルは、使用者がフィーダの1つまたは複数の機能及び/または操作を選択できるように、フィーダの状態を使用者に提示するように、またはそれらの任意の組み合わせを可能にするように機能し得る。制御パネルは、ハウジングの任意の部分に取り付けられる、またはその一部であり得る。制御パネルは、ベース部分、中間部分、チャンバ部分、またはそれらの任意の組み合わせに配置することができる。制御パネルは、上殻と下殻の両方の前部に配置できる。上殻及び下殻は、その中に形成された制御パネルハウジングを有し得る。制御パネルハウジングは、ベゼルなどの制御パネルの一部の少なくとも周囲と相反する上殻及び下殻の一部であり得る。制御パネルは、フィーダの前部、後部、側部、上部、またはそれらの任意の組み合わせに配置できる。制御パネルは、1つまたは複数の選択インターフェイス、状態インジケータ、ベゼル、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。ベゼルは、ハウジングに対して定位置に制御パネルを保持することができる。ベゼルは、制御パネルの魅力的な美学を設ける場合がある。ベゼルは、1つまたは複数の留め具、スナップフィット、摩擦ばめ、接着剤など、またはそれらの任意の組み合わせによってハウジング上に保持することができる。ベゼルは、それを貫通するベゼル開口部を含み得る。ベゼルの開口部は、1つまたは複数の選択インターフェイス、状態インジケータ、またはその両方への接近をもたらす場合がある。
【0036】
フィーダは、選択インターフェイスを含み得る。選択インターフェイスは、使用者がフィーダの1つまたは複数の動作を開始、一時停止、及び/または停止できるように構成することができる。1つまたは複数の動作は、ディスペンサーの回転の起動、ディスペンサーの回転の停止、フィーダの電源オン、フィーダの電源オフなど、またはそれらの組み合わせを含み得る。選択インターフェイスは、ディスペンサー、電源、駆動源、またはそれらの組み合わせと電気的に通信し得る。選択インターフェイスは、1つまたは複数のボタン、スイッチ、レバー、ノブなど、またはそれらの組み合わせを含み得る。選択インターフェイスは、1つまたは複数の状態インジケータ、プロセッサ、コントローラ、通信モジュール、駆動源など、またはそれらの任意の組み合わせと電気的に通信し得る。選択インターフェイスは、電源スイッチ、分配ボタン、一時停止または停止ボタンなど、またはそれらの組み合わせのうちの1つまたは複数を含み得る。電源スイッチは、フィーダをオン、オフ、またはその両方に切り替えることができる。分配ボタンは、駆動源に、ディスペンサーを1つまたは複数の静置位置から1つまたは複数の分配位置に駆動させることができる。一時停止または停止ボタンは、駆動源が駆動ディスペンサーを分配位置から静置位置に戻すか、ディスペンサーが分配位置及び/または静置位置に移動するのを停止するか、またはそれらの組み合わせを引き起し得る。状態インターフェイスから選択すると、状態インジケータが点灯、消灯、画面への情報の表示、またはそれらの組み合わせが発生する場合がある。フィーダは、1つまたは複数の状態インジケータを含むことができる。1つまたは複数の状態インジケータは、フィーダの状態、機能、動作、またはそれらの組み合わせを使用者に通知するように機能することができる。1つまたは複数の状態インジケータは、1つまたは複数のライト、スクリーンなど、またはその両方を含み得る。1つまたは複数の状態インジケータは、選択インターフェイス、1つまたは複数のセンサ、コントローラ、プロセッサ、通信モジュールなど、またはそれらの組み合わせと電気的に通信することができる。
【0037】
フィーダは、1つまたは複数のコントローラを含み得る。1つまたは複数のコントローラは、1つまたは複数の信号を受信し、1つまたは複数の信号を送信し、フィーダの1つまたは複数の構成要素の動作を制御するか、またはそれらの組み合わせとして機能し得る。1つまたは複数のコントローラは、1つまたは複数のセンサ、選択インターフェイス、状態インジケータ、駆動源、電源、またはそれらの組み合わせと通信することができる。1つまたは複数のコントローラは、1つまたは複数のセンサから1つまたは複数の信号を受信するように適合させることができる。1つまたは複数のコントローラは、1つまたは複数のセンサと通信していてもよい。1つまたは複数のコントローラは、1つまたは複数のセンサと電気的に通信していてもよい。1つまたは複数のコントローラは、1つまたは複数のセンサからの1つまたは複数の信号を1つまたは複数の状態信号として解釈することができる。1つまたは複数のコントローラは、フィーダ内に存在するか、またはフィーダと通信し得る。1つまたは複数のコントローラは、ベース部分、中間部分、チャンバ部分、またはそれらの任意の組み合わせ内に配置することができる。1つまたは複数のコントローラは、1つまたは複数のコントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、またはそれらの組み合わせを含み得る。1つまたは複数のコントローラは、1つまたは複数の通信モジュールと通信しているか、及び/またはそれを含み得る。1つまたは複数のコントローラは、1つまたは複数のプロセッサを含み得る。
【0038】
フィーダは、1つまたは複数の通信モジュールを含み得る。1つまたは複数の通信モジュールは、リター装置が1つまたは複数のコンピューティング装置から1つまたは複数の信号を受信及び/または送信すること、ネットワークに統合されること、またはその両方を可能にし得る。1つまたは複数の通信モジュールは、1つまたは複数のコントローラからの1つまたは複数のデータ信号を、フィーダの外部にある、1つまたは複数の他のコントローラ、通信モジュール、ネットワーク、コンピューティング装置、プロセッサなど、またはそれらの任意の組み合わせに中継することを可能にし得る任意の構成を有し得る。1つまたは複数の通信モジュールは、1つまたは複数の有線通信モジュール、無線通信モジュール、またはその両方を含み得る。有線通信モジュールは、有線接続を介して1つまたは複数のデータ信号を送信及び/または受信することができる任意のモジュールであり得る。1つまたは複数の有線通信モジュールは、直接の有線接続を介して1つまたは複数のネットワークを介して通信することができる。有線接続には、イーサネットポートによるローカルエリアネットワークの有線接続が含まれる場合がある。有線通信モジュールは、PCカード、PCMCIAカード、PCIカードなど、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。無線通信モジュールは、無線接続を介して1つまたは複数のデータ信号を送信及び/または受信することができる任意のモジュールを含み得る。1つまたは複数の無線通信モジュールは、無線接続を介して1つまたは複数のネットワークを介して通信することができる。1つまたは複数の無線通信モジュールは、Wi-Fi送信機、ブルートゥース送信機、赤外線送信機、無線周波数送信機、IEEE802.15.4準拠送信機など、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。Wi-Fi送信機は、任意のIEEE802.11に準拠した送信機であり得る。通信モジュールは、シングルバンド、マルチバンド(例えば、デュアルバンド)、またはその両方であり得る。通信モジュールは、2.4Ghz、5Ghzなど、またはそれらの組み合わせで動作することができる。通信モジュールは、1つまたは複数の他の通信モジュール、コンピューティング装置、プロセッサ、またはそれらの任意の組み合わせと、1つ以上のネットワーク、またはその両方を介して、またはそれらの任意の組み合わせで、直接通信することができる。
【0039】
フィーダは、駆動源を含み得る。駆動源は、1つまたは複数の分配用の力を適用すること、1つまたは複数の戻り用の力を適用すること、1つまたは複数の静置位置の間でディスペンサーを1つまたは複数の分配位置に移動すること、またはそれらの組み合わせとして機能し得る。駆動源は、駆動軸、アダプタシャフト、ディスペンサー、またはそれらの任意の組み合わせと回転連通していてもよい。駆動源は、駆動軸、アダプタシャフト、ディスペンサー、またはそれらの組み合わせを、1つまたは複数の分配方向、1つまたは複数の戻り方向、またはそれらの組み合わせで駆動することができる。駆動源は、トルクの第1の方向、トルクの第2の方向、またはその両方を、駆動軸、アダプタシャフト、ディスペンサー、またはそれらの組み合わせに適用することができる。トルクの第1の方向は、第1の分配方向、第2の戻り方向、またはその両方であり得る。トルクの第1の方向は、ディスペンサーが静置位置から第1の分配位置に、第2の分配位置から静置位置に、またはその両方に移動する結果となり得る。トルクの第2の方向は、第2の分配方向、第1の戻り方向、またはその両方であり得る。トルクの第2の方向は、ディスペンサーが静置位置から第2の分配位置に、第1の分配位置から静置位置に、またはその両方に移動する結果となり得る。駆動源は、モーターまたは他の電源であり得る。駆動源は、電子モーター、空気圧電源、油圧電源、別の電源、またはそれらの組み合わせであり得る。駆動源は、1つまたは複数の電源と電気的に通信していてもよい。
【0040】
フィーダは、駆動軸を含み得る。駆動軸は、トルクを駆動源からアダプタシャフト、ディスペンサー、またはその両方に伝達するように機能し得る。駆動軸は、駆動源、アダプタシャフト、ディスペンサー、またはそれらの任意の組み合わせと回転可能に連通することができる。駆動源は、駆動軸を回転させることができる。トルクの第1の方向を加えることにより、駆動軸は第1の方向に回転することができる。トルクの第2の方向を加えることにより、駆動軸は第2の方向に回転することができる。駆動軸は、ディスペンサー、アダプタシャフト、またはその両方を通る場合がある。駆動軸は、直接または間接的にディスペンサーと係合することができる。駆動軸は、アダプタシャフトと噛み合うことができる。例えば、駆動軸は、アダプタシャフトの中空内部に回転で係合して受け入れられ得、アダプタシャフトは、ディスペンサーのシャフトキャビティの中に回転で係合して受け入れられ得る。駆動軸は、アダプタシャフトとの摩擦ばめがある場合がある。駆動軸は、アダプタシャフト、ディスペンサー、またはその両方の1つまたは複数の嵌合係合特徴部と係合する1つまたは複数の係合特徴部を有し得る。例えば、駆動軸は、アダプタシャフト、ディスペンサー、またはその両方の1つまたは複数の溝の内部で噛み合う1つまたは複数のスプラインを有し得る。駆動軸は、フィーダの制御盤を通って延びることができる。駆動軸が制御盤を通る間、制御盤は、駆動軸、駆動源、アダプタシャフト、ディスペンサー、またはそれらの組み合わせと回転で係合しなくてもよい。例えば、駆動軸は、制御盤の開口部の内径よりも小さい外径を有し得る。駆動軸は、チャンバ部分、中間部分、ベース部分、またはそれらの組み合わせに配置することができる。駆動軸は、駆動源としてハウジングの同じ部分または異なる部分に配置することができる。駆動軸は、ハウジング、ディスペンサークレードル、またはその両方の機構キャビティに配置することができる。
【0041】
フィーダはアダプタシャフトを含み得る。アダプタシャフトは、駆動源、駆動軸、またはその両方からディスペンサーにトルクを伝達するように機能する場合がある。アダプタシャフトは、駆動源、駆動軸、ディスペンサー、またはそれらの組み合わせと回転可能に連通していてもよい。アダプタシャフトは、駆動源、駆動軸、またはその両方から、トルクの第1の方向、トルクの第2の方向、またはその両方を受け入れることができる。アダプタシャフトは、トルクの第1の方向、トルクの第2の方向、またはその両方を、駆動源、駆動軸、ディスペンサー、またはそれらの組み合わせからディスペンサーに伝達することができる。アダプタシャフトは、駆動軸の少なくとも一部を受け入れることができる。駆動軸は、アダプタシャフトに対して同軸または中心から外れていてもよい。駆動軸は、アダプタシャフトの外部の周りに配置することができ、または駆動軸は、アダプタシャフトの少なくとも部分的に中空の内部の中に受け入れ得る。アダプタシャフトは、ディスペンサーの一部の内部またはその周辺に配置することができる。アダプタシャフトは、ディスペンサーのシャフトキャビティ内に少なくとも部分的に配置することができる。アダプタシャフトは、シャフトキャビティに対して中心に配置されていても、中心から外れていてもよい。アダプタシャフトは、駆動軸、ディスペンサー、またはその両方と回転で係合、嵌合、及び/または噛み合うための1つまたは複数の係合特徴部を有し得る。1つまたは複数の係合特徴部は、摩擦ばめをもたらす外径及び/または内径、外面、内面、またはその両方の周りの1つまたは複数のスプライン、溝、またはその両方、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。1つまたは複数の係合特徴部はまた、回転係合をもたらすアダプタシャフトの断面形状を含み得る。断面形状は、三角形、正方形、楕円形、長方形、D字形、B字形、V字形など、またはそれらの任意の組み合わせの形をとることができる。断面形状は、フィーダの正中面に平行、移送シャフトの縦軸に垂直、またはその両方で得られたアダプタシャフトの断面を指し得る。アダプタシャフトは、制御盤に隣接して配置することができる。アダプタシャフトは、ディスク表面を含み得る。ディスク表面は、アダプタシャフトからフランジのように突き出ている場合がある。ディスク表面は、移送シャフトの縦軸に略垂直な方向に突出し得る。ディスク表面は、正方形、長方形、楕円形、円形など、またはそれらの任意の組み合わせである断面形状を有し得る。ディスク表面の断面形状は、移送シャフトの縦軸に略垂直な断面に沿ってとることができる。ディスク表面は、制御盤、ディスペンサー、またはその両方に隣接していてもよい。ディスク表面は、制御盤、駆動源、またはその両方とディスペンサーの間に配置できる。アダプタシャフトは、制御盤に回転で係合または固定しない場合がある。アダプタシャフトは、チャンバ部分、中間部分、ベース部分、またはそれらの組み合わせに配置することができる。アダプタシャフトは、駆動源、アダプタシャフト、ディスペンサー、またはそれらの組み合わせとして、ハウジングの同じ部分または異なる部分に配置することができる。アダプタシャフトは、ハウジングの機構キャビティ、ディスペンサークレードル、またはその両方に配置できる。
【0042】
フィーダはディスペンサーを含み得る。ディスペンサーは、フードの一部をチャンバ部分から分離するか、フードの一部をチャンバ部分からベース部分に移すか、またはその両方を行うように機能し得る。ディスペンサーは、粒状材料であるフードに特に有利であり得る。ディスペンサーは、フードをチャンバ部分から分離し、フードをサービングエリアに移送するのに適したハウジングの任意の部分に配置することができる。ディスペンサーは、チャンバ部分とベース部分との間、中間部分の内部、またはその両方に配置することができる。ディスペンサーは、ディスペンサークレードル内に配置することができる。ディスペンサーは、チャンバ部分からサービングエリアに所定量のフードを分配するように構成され得る。ディスペンサーは、ロッカー本体、1つまたは複数のフィン、フィンチャネル、シャフトキャビティ、またはそれらの組み合わせを含み得る。ディスペンサーは、駆動源、駆動軸、アダプタシャフト、またはそれらの任意の組み合わせと回転で係合することができる。ディスペンサーは、第1の方向及び第2の方向などの複数の方向に回転するように構成され得る。第1の方向への回転は、ディスペンサーを静置位置から第1の分配位置に、第2の分配位置から静置位置に、またはその両方に移動させることができる。第2の方向への回転は、ディスペンサーを静置位置から第2の分配位置に、第1の分配位置から静置位置に、またはその両方に移動させることができる。ディスペンサーのロッカー本体は、駆動軸、アダプタシャフト、またはその両方をそこを通して受け入れることができる。
【0043】
ディスペンサーは、ロッカー本体を含み得る。ロッカー本体は、ディスペンサーを駆動源と回転で係合させ、1つまたは複数のフィンを回転させ、1つまたは複数のフィンと協働してサービングキャビティを作成し、1つまたは複数のフィン及び/またはホッパー表面と協働してシュートへのフードの接近を可能にする、及び/または制限する、またはそれらの任意の組み合わせであるように機能し得る。ロッカー本体は、シュートとホッパーの間に配置することができる。ロッカー本体は、ディスペンサークレードル内に配置することができる。ロッカー本体は、駆動源、1つまたは複数のフィン、ホッパー、シュート、またはそれらの組み合わせを協働させるための任意の適切な形状を有し得る。ロッカー本体は、少なくとも部分的に円筒形であり得る。ロッカー本体は、シリンダーの概ね半分に似た形状をしている場合がある。ロッカー本体は、D字形、半月形、W字形など、またはそれらの組み合わせであり得る断面を有し得る。断面は、ディスペンサーの縦軸に垂直に、フィーダの縦軸に平行に、フィーダの横断面に平行に、またはそれらの組み合わせを得ることができる。断面は、D字形または半月に実質的に似ている場合がある。ロッカー本体は、ディスペンサークレードルへの侵入を制限するのに適したサイズを有する場合があるか、サービングエリア内にあるフードのみがディスペンサークレードルを通過することを許可するか、またはその両方である。ロッカー本体は、ディスペンサークレードルの幅とほぼ等しいかまたはそれよりも小さい幅を有し得る。依然、ロッカー本体の幅により、ロッカー本体がディスペンサークレードル内で回転できる場合がある。ロッカー本体とディスペンサークレードルの幅の差は、粒状のフード素材の一般的なサイズよりも小さくなっている。ロッカー本体及びディスペンサーの幅は、全体の幅(例えば、直径)として測定することができる。ロッカー本体の幅は、ディスペンサークレードルの幅の約80%以上、90%以上から約95%以上の間であり得る。ロッカー本体の幅は、ディスペンサークレードルの幅よりも約100%以下、約98%以下、さらには約96%以下であり得る。ロッカー本体は、中空、部分的に中空、中実、またはそれらの組み合わせであり得る。ロッカー本体は、その長さに沿って実質的に中実であり得る。ロッカー本体は、中空部分を有する場合がある。ロッカー本体は、その中に形成されたシャフトキャビティを有し得る。シャフトキャビティは、一端から部分的または完全に、ロッカー本体の反対側の端まで延びることができる。シャフトキャビティは、概ね、ディスペンサー全体の中心に配置することができる。シャフトキャビティは、ロッカー本体に対してオフセットされている場合がある。シャフトキャビティは、ロッカー本体の外面からオフセット及び距離を置くことができる。シャフトキャビティは、ロッカー本体の外面よりもフィン、フィンチャネル、またはその両方の近くにオフセット及び距離を置くことができる。シャフトキャビティは、その中に配置された駆動軸、アダプタシャフト、またはその両方を含み得る。シャフトキャビティは、アダプタシャフト、駆動軸、またはその両方の形状と相反する形状を有する場合がある。シャフトキャビティは、駆動軸、アダプタシャフト、またはその両方の1つまたは複数の係合特徴部と係合、噛み合う、または一致する1つまたは複数の係合特徴部を含み得る。ロッカー本体は、駆動源、駆動軸、アダプタシャフト、またはそれらの組み合わせによって駆動されるときなど、少なくとも部分的に1つまたは複数の方向に回転するように構成され得る。1つまたは複数の方向は、反対方向、第1の方向、第2の方向、またはそれらの組み合わせであり得る。ロッカー本体の回転軸は、駆動源、駆動軸、アダプタシャフト、またはそれらの任意の組み合わせの回転軸と同軸、同心、または中心から外れていてもよい。回転軸は、シャフトキャビティを通って延びることができる。ロッカー本体は、そこから突出する1つまたは複数のフィンを有し得る。1つまたは複数のフィンは、ロッカー本体と一体であるか、またはロッカー本体から分離されていてもよい。ロッカー本体は、1つまたは複数のフィン係合特徴部を有し得る。1つまたは複数のフィン係合特徴部は、1つまたは複数のフィンと嵌合するように機能し得る。1つまたは複数のフィン係合特徴部は、1つまたは複数のフィンをロッカー本体に取り付けることを可能にするための1つまたは複数のチャネル、スロット、ブラケット、ヒンジなど、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。チャネルは、ロッカー本体の長さの少なくとも一部または全部に沿って形成することができる。チャネルは、シャフトキャビティに最も近いロッカー本体の外面に沿って形成することができる。チャネルは、ロッカー本体の長さにわたって(例えば、平行に)シャフトキャビティをたどるようにすることができる。チャネルは、フィンの端部を受け入れる及び/または係合するための任意の適切な形状を有し得る。チャネルは、フィンの取り付け端など、フィンの一部と実質的に相反する形状を有し得る。チャネルは、V字形、T字形など、またはそれらの組み合わせであり得る。例えば、ロッカー本体は、ロッカー本体の長さに沿ったT字形のスロットであるフィンチャネルを含み得る。フィンチャネルは、その中にフィンの取り付け端を受け入れることができる。
【0044】
ディスペンサーは、1つまたは複数のフィンを含み得る。1つまたは複数のフィンは、フードの一部をチャンバ部分から分離する、フードがディスペンサーに入るのを防ぐ、ロッカー本体と協働してサービングキャビティを作成する、またはそれらの組み合わせとして機能し得る。1つまたは複数のフィンは、ロッカー本体の一部と機能して、サービングキャビティ内に所定のサービングのサイズを形成することができる。1つまたは複数のフィンは、単一のフィンまたは複数のフィンを含み得る。単一のフィンは、ディスペンサーが完全に365度回転する必要なしにフードを分配できるようにするのに有利である場合がある。単一のフィンは、時間の経過及びフィーダの使用により損傷または詰まる場合のあるフィンが少なく、ロッカー本体に対して1つの可撓性構成要素のみを有することによって有利であり得る。単一のフィンは、ディスペンサーが第1の分配位置と第2の分配位置との間で前後に回転(例えば、揺れる)することを可能にするのに有益であり得る。1つまたは複数のフィンは、剛性、半剛性、半可撓性、可撓性、またはそれらの組み合わせであり得る。1つまたは複数のフィンは、1つまたは複数のフィンの長さに沿って可撓であり得る。フィンの可撓性は、分配位置に移行する際にフィンがディスペンサークレードルのサービング壁に沿ってこすり落とす、分配位置に向かって移動する間にフードをシュートに向かって押す、またはその両方を可能にするのに有利であり得る。可撓性フィンはまた、1つまたは複数の分配位置との間で回転している間のディスペンサーの詰まりを防止し得る。1つまたは複数のフィンは、ロッカー本体に取り付けられるか、またはロッカー本体と一体にされ得る。ロッカー本体の回転運動により、同じ回転軸を中心に1つまたは複数のフィンが回転する。1つまたは複数のフィンを、取り付け端でロッカー本体に取り付けることができる。取り付け端は、ロッカー本体の係合特徴部と相反する形状を有し得る。取り付け端は、ロッカー本体のチャネルと相反する形状を有する場合がある。例えば、取り付け端は「T」字形であり得る。取り付け端は、ロッカー本体のフィンチャネルに存在し、それらに係合することができる。フィンの取り付け端の反対側は自由端である。フィンは、ロッカー本体にヒンジで取り付けることもできる。フィンは、ロッカー本体に対してヒンジ式、静的、またはその両方にすることができる。静的とは、可撓性を依然維持しながら、フィンがロッカー本体と一緒に動くことを指す。フィンの高さは、取り付け端から自由端までの距離であってもよい。フィンの高さは、自由端がサービング壁、ホッパーの一部、殻の一部、シュートの一部、またはそれらの組み合わせと接触するか、または接触しないことを可能にし得る。フィンの高さは、ロッカー本体、ディスペンサー、サービング壁の断面、またはそれらの組み合わせの幅、半径、またはその両方のおおよそ半分と等しいか、またはそれに満たないものであり得る。フィンには長さがある。フィンの長さは、フィーダの後部に最も近いフィンの端からフィーダの前部に最も近いフィンの端までの距離として、ディスペンサーの回転軸に実質的に平行に、またはその両方として測定することができる。フィンの長さは、ロッカー本体の長さより長くても、ほぼ等しくても、短くてもよい。フィンとロッカー本体は、1つまたは複数のサービングキャビティを画定する場合がある。
【0045】
1つまたは複数のフィンは、連続的または不連続的であり得る。連続的とは、フィンが端から端まで途切れる(切り欠きやノッチなど)ことなく一体型の材料であることを意味し得る。不連続的とは、フィンが1つまたは複数の切り欠き、ノッチ、スリットなど、またはそれらの組み合わせを有することを意味し得る。フィンには1つまたは複数のスリットがあり得る。1つまたは複数のスリットは、材料が依然として十分に強く、フードをキャビティ(例えば、ホッパー)からシュートに向かって押し出すことを可能にしながら、フィンに可撓性を設けられ得る。1つまたは複数のスリットは、フィンの損傷、分配位置間の回転中のフィンの詰まり、またはその両方を防ぐのを補助する。1つまたは複数のスリットは、自由端から取り付け端、回転軸、ディスペンサー本体、フィンの高さ、またはそれらの組み合わせまで、部分的、完全に、または両方で延びることができる。フィンの高さは、フィンの自由端から取り付け端までの距離として測定できる。1つまたは複数のスリットは、フィンの高さの約10%以上、約25%以上、約50%以上、さらには約60%以上で延びることができる。1つまたは複数のスリットは、フィンの高さの約100%以下、約90%以下、約85%以下、さらには約80%以下で延びることができる。例えば、フィンは、フィンの高さの約60%から約90%の間、自由端から取り付け端に向かって延びることができる。例として、フィンは、フィンの高さの約70%から約80%の間、自由端から取り付け端に向かって延びることができる。1つまたは複数のスリットは、フィンの任意の長さに沿って配置することができる。長さは、回転軸に平行なフィンの距離、フィーダの前部から後部まで、取り付け端の長さに沿って、自由端の長さに沿って、またはそれらの任意の組み合わせであり得る。1つまたは複数のスリットは、約4分の1の長さ、3分の1の長さ、半分の長さ、3分の2の長さ、1/2の長さ、3分の2の長さ、それらの間の任意の距離、またはそれらの組み合わせに配置することができる。例えば、1つのスリットは、自由端から取り付け端に向かって延びるフィンの長さの約半分に配置され得る。1つまたは複数のスリットは、幅を有し得る。スリットの幅は、フィンの長さに沿って(例えば、長さに平行に)測定することができる。スリットの幅は、フィンの全長よりも約1%以上、2%以上、3%以上、4%以上、さらには約5%以上であり得る。スリットの幅は、フィンの全長より約15%以下、約12%以下、約10%以下、さらには約8%以下であってもよい。スリットの幅は、典型的なペットフードのサイズ以下のサイズであり得る。スリットの幅をペットフードの粒よりも小さくすることにより、スリットは、フードが通ることを可能にせず、したがって、シュート及びサービングキャビティに向かって押されるのとは対照的に、ホッパーキャビティに留まる。
【0046】
ディスペンサーは、1つまたは複数のサービングキャビティを含み得る。1つまたは複数のサービングキャビティは、ホッパーからサービングエリアに送達されるフードの1食分のサイズを定めるように機能し得る。サービングキャビティは、ロッカー本体とフィンとの間に形成された隙間であり得る。フィンは、ロッカー本体の隣接する表面から角度を付けて、サービングキャビティを形成することができる。フィンとロッカー本体の隣接する表面との間の角度は、鋭角、垂直、または鈍角であり得る。フィンとロッカー本体の隣接する表面との間の角度は、約30度以上、約50度以上、約60度以上、さらには約65度以上であり得る。フィンとロッカー本体の隣接面との間の角度は、約110度以下、約90度以下、約80度以下、さらには約75度以下であり得る。フィンとロッカー本体との間の角度は、各分配回転ごとにディスペンサーによって分配されるフードの特定のサービング量をもたらすように選択され得る。サービングキャビティは、実質的にV字形、C字形、U字形、三角形、台形など、またはそれらの組み合わせである断面形状を有し得る。断面は、回転軸に実質的に垂直に得ることができる。断面形状は、ディスペンサー、ロッカー本体、フィン、またはそれらの組み合わせの一部または全長に沿っていてもよい。サービングキャビティがサービング壁によって閉鎖されるように分配位置に回転されるとき、サービングキャビティは、サービング量を有し得る。サービング量は、動物に餌を与えるのに適切な任意の量であり得る。サービング量は、約0.0625カップ以上、約0.125カップ以上、約0.25カップ以上、さらには約0.5カップ以上であり得る。サービング量は、約2カップ以下、約1.5カップ以下、さらには1カップ以下であり得る。
【0047】
ディスペンサーは、1つまたは複数の分配位置と1つまたは複数の静置位置との間を移動するように構成され得る。1つまたは複数の分配位置は、チャンバ内部からサービングエリアにフードを送達するか、追加のフードがディスペンサーに入ることをブロックするか、またはその両方として機能し得る。1つまたは複数の静置位置は、フードがチャンバ内部からサービングエリアに送達されるのを防ぐように機能し得る。1つまたは複数の分配位置は、単一の分配位置または複数の分配位置を含み得る。複数の分配位置は、2つ以上の分配位置を含み得る。2つ以上の分配位置は、第1の分配位置及び第2の分配位置を含み得る。ディスペンサーは、静置位置から1つまたは複数の分配位置に回転することができる。ディスペンサーは、回転軸を中心に回転できる。ディスペンサーの回転は、駆動源によって開始することができる。ディスペンサーは、第1の方向、第2の方向、またはその両方に回転することができる。第1の方向は時計回りであり得る(すなわち、フィーダの後方から観察する場合)。第2の方向は、第1の方向と反対であり得る。第2の方向は反時計回りであり得る(つまり、フィーダの背面から観察する場合)。ディスペンサーは、静置位置から分配位置まで、約60度以上、約70度以上、約80度以上、約90度以上、さらには約100度以上回転することができる。ディスペンサーは、静置位置から分配位置まで、約170度以下、約160度以下、約150度以下、約140度以下、さらには約130度以下で回転することができる。ディスペンサーは、分配位置から静置位置に戻ることができる。ディスペンサーは、最初に静置位置に戻ることなく、ある分配位置から別の分配位置に移動することはできない。静置位置では、ロッカー本体がホッパーからシュートへの経路を遮断できる。静置位置では、フィンは、ホッパーに、チャンバ内部に、ディスペンサークレードルの外側に、シュートから離れた場所に、またはそれらの組み合わせに突き出ることがある。静置位置では、フィンは、フィーダの縦軸に略平行な角度でホッパーに突出し得る。静置位置では、ホッパー内に位置し、ディスペンサーに最も近いフードは、ディスペンサーに、ロッカー本体に、ロッカー本体とフィンの間に、1つまたは複数のサービングキャビティに、またはそれらの組み合わせに静置することができる。分配位置では、フィンがホッパーから離れてシュートに向かって回転するように、ディスペンサー本体を回転させることができる。分配位置では、サービングキャビティを回転させて直接シュートと接触させることができる。分配位置では、ロッカー本体は、ディスペンサークレードルの上に少なくとも部分的に配置される、少なくとも一部のフードがディスペンサークレードルに入るのを阻害する、またはその両方であり得る。分配位置では、フィンは、ディスペンサークレードル内に、サービング壁と接触して、またはその両方に配置され得る。静置位置から分配位置への回転は、ホッパー内のフードからのサービングキャビティ内のフードの分離をもたらす。フィンがサービング壁に向かって、シュートに向かって回転し、ホッパーの底壁を通り、及び/またはサービング壁に接触すると、フィンは、サービングキャビティのフードを、ホッパー内のフードから分離する。ディスペンサーが分配位置に回転すると、フィンは追加のフードがサービングキャビティに入るのをさらに阻害する。分配位置では、サービングキャビティ内にあるフードは、重力、フィンによって加えられる力、またはその両方によってシュートに落下する。シュートにフードを分配した後、ディスペンサーを回転させて静置位置に戻す。静置位置に戻るには、ディスペンサーが駆動源によって反対方向に回転する。例えば、ディスペンサーがシュートに向かって第1の方向に回転し、第1の分配位置に入る場合、ディスペンサーは、第2の反対方向に回転して、シュートから離れて静置位置に戻る。分配位置から静置位置に移行する間、フィンはシュートを超える場合と超えない場合がある。
【0048】
フィーダは、1つまたは複数の材料から構成され得る。1つまたは複数の材料は、フィーダの別個の構成要素に成形(例えば、鋳型に)される、上にフードが配置され、次いで消費される、またはその両方に適した任意の材料あり得る。ハウジングの1つまたは複数の材料は、ポリマー系から構成され得る。ポリマー系は、熱可塑性または熱硬化性材料であり得る。ポリマー系は、ハウジングの各部分の1つまたは複数の形状に成形するのに適したものであり得る。ポリマー系には、ポリオレフィン、スチレン系樹脂、アクリレート、アクリロニトリル、ポリカーボネート、ポリウレタン、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、及びそれらのブレンドが含まれ得る。そのような材料は、充填剤、エラストマー、難燃剤、安定剤などの多くの添加剤で修飾することができる。ハウジングの部分は、材料をハウジングの所望の形状に成形することができ、必要な機能を実行することができる任意のプロセスによって調製することができる。ハウジングの部分は、射出成形、反応射出成形、熱成形など、またはそれらの任意の組み合わせによって形成することができる。ハウジングの一部分は、不透明、透明、または両方の組み合わせである場合がある。例えば、ホッパーは、ホッパー内のフード、ディスペンサークレードル内のディスペンサーの動き、またはその両方を視覚的に見ることができるように透明であり得る。フィーダの他の1つまたは複数の材料は、1つまたは複数の可撓性材料から構成され得る。1つまたは複数のフィンは、1つまたは複数の可撓性材料から構成され得るか、またはハウジングに適した材料から構成され得る。1つまたは複数のフィンは、たわみが可能であるか、エラストマー特性を有するか、またはその両方である任意の適切な材料から構成され得る。1つまたは複数のフィンは、粘弾性を有する1つまたは複数のエラストマー、1つまたは複数のゴム、またはその両方から構成され得る。例示的な可撓性材料には、ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリイソブチレン、ポリウレタン、天然ゴム、合成ゴム、またはそれらの組み合わせが含まれ得る。
【0049】
本開示は、フィーダからフードを分配する方法に関する。フィーダは、本明細書の教示によるフィーダであり得る。この方法は、ディスペンサーを1つまたは複数の静置位置から1つまたは複数、または2つまたはそれ以上の分配位置に移動させることを含み得る。この方法は、ディスペンサーを静置位置から第1の分配位置に、静置位置を第2の分配位置に、またはその両方に移動させることを含み得る。1つまたは複数の静置位置から1つまたは複数の分配位置への移動は、分配を開始する使用者、シュート、サービングエリア、サービング壁、外側皿、供給皿、またはそれらの組み合わせ内のフードの存在、存在の欠如、及び/または特定のレベルを感知する1つまたは複数の感知装置、またはそれらの任意の組み合わせによって、トリガーされ得る。使用者がディスペンサーの動きを防ぐことにより、シュート、供給皿、サービングエリア、サービング壁、外側皿の1つまたは複数の感知装置(例えば、シュートセンサ)によって検出される特定のレベルのフードによって、またはそれらの組み合わせによって、移動を防ぐことができる。本明細書に記載されているように、本明細書の教示によるフィーダの構成要素は、共に協働して、フードの分配を実現することができる。
【実施例】
【0050】
図1は、フィーダ10の正面斜視図を示している。フィーダ10は、ハウジング12を含む。ハウジング12は、ベース部分14、中間部分20、及びチャンバ部分16を含む。チャンバ部分16はホッパー18を含む。カバー32はホッパー18の上に静置している。カバー32はハンドル34を含む。ハンドル34は、カバー32内のくぼみ36によって形成されている。カバー32は、開口部104を含む。感知タワー84は、開口部104を通って延びる。チャンバ部分16に隣接して配置されているのは、中間部分20である。中間部分20は、制御パネル40を含む。制御パネル40は、選択インターフェイス42及び状態インジケータ44を含む。中間部分20とベース部分14との間に位置するのは、供給キャビティ22である。ベース部分16は、サービングエリア24を含む。サービングエリア24は、供給皿26を含む。サービングエリア24の上にシュート28が位置する。シュート28は、供給キャビティ22に突出している。シュート28は、フード94(図示せず)が、ホッパー18内からシュート開口部30を介してサービングエリア24に移動することを可能にする。
【0051】
図2は、チャンバ部分16のないフィーダ10の背面斜視図を示している。フィーダ10は、中間部分20を含む。中間部分20は、上殻20bを含む。中間部分20は、制御パネル40から感知タワー84に向かって下向きに先細になっている。感知タワー84は、上方に延在し、ベース部分14から離れる。感知タワー84は、円筒形部分108に向かって上向きに先細になる円錐形部分106を有する。感知タワー84は、キャップ110を含む。キャップ110は、円筒形部分108に配置されている。中間部分20は、その中に形成されたディスペンサークレードル60を含む。ディスペンサー70は、ディスペンサークレードル60内に配置されている。ディスペンサー70は、ロッカー本体72及びフィン74を含む。
【0052】
図3は、フィーダ10の上面図を示している。フィーダ10はカバー32を含む。カバー32はハンドル34を有する。ハンドル34は、対向するくぼみ36によって形成されている。くぼみ36は、実質的に「D字形」である断面形状を有する。くぼみ36の間には、ハンドル本体46がある。ハンドル本体46内に開口部104が形成されている。感知タワー84は、開口部104を通って延びる。フィーダ10は、後部50に対向する前部48を含む。前部48では、供給皿26を含むサービングエリア24がハウジング12を越えて突出している。
【0053】
図4は、フィーダ10の底面平面図を示している。ベース部分14は底部52を含む。底部52は、複数の足54を含む。足54は、底部52の周縁部の近くに間隔を置いて配置されている。足54は、底部キャップ56の周りに間隔を置いて配置されている。底部キャップ56は、ベース部分14の底部開口部58を覆う。
【0054】
図5は、フィーダ10の側面立面図を示している。フィーダ10は、ハウジング12を含む。ハウジング12は、ベース部分14、中間部分20、及びチャンバ部分16を含む。ベース部分14は底部52を含む。底部52から突出しているのは、複数の足54である。底部52の反対側はカバー32である。フィーダ10の長さに沿って底部52からカバー32まで延びるのは、縦軸A
Lである。縦軸A
Lは、フィーダ10の前部48と後部50との間に配置される。サービングエリア24は、前部48のハウジング12を越えて突出している。サービングエリア24は、供給皿26を含む。サービングエリア24と供給皿26は、縦軸A
L及び横断面P
Tに対して角度αで傾斜している。角度αは、フード94(図示せず)がフィーダ10の前部48に向かって移動することを可能にし得る。
【0055】
図6は、フィーダ10の背面立面図を示している。フィーダ10は、ハウジング12を含む。ハウジング12は、ベース部分14、中間部分20、及びチャンバ部分16を含む。チャンバ部分16は、ホッパー18及びカバー32を含む。中間部分は、ディスペンサークレードル60を含む。ホッパー18は、ディスペンサーカバー122を含む。
【0056】
図7は、フィーダ10の前面立面図を示している。フィーダ10は、ハウジング12を含む。ハウジング12は、正中面P
Mについて実質的に対称である。正中面P
Mは、A
Lがその中に位置する縦軸を含みに平行である。フィーダ10は、ベース部分14、中間部分20、及びチャンバ部分16を含む。チャンバ部分16はホッパー18を含む。中間部分20は、チャンバ部分16とベース部分14との間に配置されている。フィーダ10の前部48には、制御パネル40がある。制御パネル40は、選択インターフェイス42及び状態インジケータ44を含む。供給キャビティ22は、ベース部分14内に形成される。供給キャビティ22は、中間部分20とベース部分14との間に形成されたキャビティである。供給キャビティ22の底部は、サービングエリア24によって画定される。後部50(図示せず)からサービングエリア24に向かって角度が付けられているのは、シュート開口部30を有するシュート28である。
【0057】
図8は、
図7の断面B-Bに沿って得られたフィーダ10の断面を示す。フィーダ10は、ハウジング12を含む。ハウジング12は、ベース部分14を含む。ベース部分14は、底部キャップ56で覆われた底部開口部58を含む。底部開口部58は、ベースレセプタクル64への接近をもたらす。ベースレセプタクル64は、チャンバ部分16に向かって上方に延びるベース部分14の凹みとして形成される。ベースレセプタクル64の上に位置するのは、サービングエリア24の一部である。サービングエリアは、角度の付いたサービング壁65を含む。サービング壁65は、縦軸A
L及び横断面P
Tに対して角度βで傾斜している。横断面P
Tは、その中に位置する縦軸A
Lに平行で、それを含む。サービング壁65は、フィーダ10の前部48に向かって角度付けされている。サービング壁65は、ハウジング12の底部52に向かって角度付けされている。サービング壁65は、サービングエリア24の外側皿67に向かって傾斜している。サービング壁65は、一体型端部65aを有するように延びる。一体型端部65aは、外側皿67、供給皿26の一部、またはその両方の上に延びる。一体型端部65aは、一体型リップ67bと接続され、統合されている。外側皿67は、一体型リップ67bを含む。一体型リップ67bは、外側皿67をサービング壁65に接続する。一体型リップ67bは、一体型端部65aを含むサービング壁65と重なっている。重なりは、フードがサービング壁65からサービング皿26に移動することを可能にする。一体型リップ67bは、供給皿26の皿リップ26aを受け入れる。皿リップ26aは、一体型端部65aと一体型リップ67bによって形成される隙間の間に静置している。外側皿67内に位置するのは、供給皿26である。外側皿67及び供給皿26は、フィーダ10の前部48に向かって角度αで傾斜している。サービングエリア24はまた、支持部67aを含む。支持部67aは、外側皿67と一体である。支持部67aは、縦軸A
L及び横断面P
Tに実質的に平行に下方へと延びている。サービングエリア24と中間部分20との間に形成されるのは、供給キャビティ22である。サービングエリア24に向かって下向きに延びるのはシュート28である。シュート28は、シュート壁66を含む。シュート壁66は、横断面P
Tに平行な面に対して角度θで傾斜している。シュート壁66は、前部48、サービングエリア24、及び底部52に向かって傾斜している。シュート開口部30は、制御壁112とサービング壁65との間に形成される。シュート28は、中間部分20の一部として形成されている。
【0058】
中間部分20は、下殻20a及び上殻20bを含む。下殻20aは、制御壁112を含む。制御壁112は、サービング壁65を含むサービングエリア24に向かって下向きに突出している。制御壁112は、底部52に向かって下向きに突出している。制御壁112は、フィーダ10の縦軸ALに実質的に平行である。感知タワー84は、上殻20bの一部である。感知タワー84は、フィーダ10の縦軸ALを概ね中心とする(例えば、同軸)。感知タワー84は、ホッパー18の中空内部62及びカバー32の開口部104を通って延びる。感知タワー84は、キャップ110を含む。感知タワー84は、1つまたは複数の感知装置86を収容する。1つまたは複数の感知装置86は、センサブラケット87によって支持され得る。センサブラケット87は、感知タワー84の内部に配置され、その内部に取り付けられ得る。1つまたは複数の感知装置86は、感知タワー84の上端120に配置されている。1つまたは複数の感知装置86は、感知タワー84の中空内部の外側に配置され、そこから露出され得る。1つまたは複数の感知装置86は、ホッパー18の中空内部62内のフード94(図示せず)の存在、距離、及び/または量を感知するように構成され得る。
【0059】
フィーダ10は、ロック144を含む。ロック144は、ベース14に対してホッパー18を安定させるように機能し得る。ロック144はまた、フィーダの移動中、分配サイクル中、動物による食事中、またはフィーダ10が動物または人間によって倒されたり動かされたりした場合でも、ホッパー18がハウジング12の残りの部分に対して定位置に留まることを可能にし得る。ホッパー18をロック144で固定することにより、フィーダ10は、フィーダ10の残りの構成要素に固定されたままで、ホッパー18によって持ち上げられ得る。底壁68bは、ロックチャネル146を含む。ロックチャネル146は、下側ロックチャネル142と整列する。下側ロックチャネル142は、中間部分20に形成されている。下側ロックチャネル142は、上殻20bに形成されている。ロック144は、ロックチャネル142、146内部に配置されている。ロック144は、ロックキャップ150によって定位置に保持される。キャップ150とロック144との間に位置するのは、バイアス装置148である。バイアス装置148は、らせんばねであり得る。バイアス装置148はまた、キャップ150とロックチャネル146との間に配置され得る。
【0060】
下殻20aと上殻20bとの間に機構キャビティ82が形成されている。機構キャビティ82内に配置されているのは、駆動源80である。駆動源80は、モーターブラケット152に取り付けられている。モーターブラケット152は、上殻20bに取り付けられ得る。駆動源80はモーターであり得る。駆動源80は、駆動軸81を含む。駆動軸81は、制御盤114を通って延びる。駆動軸81は、アダプタシャフト116内に延びる。アダプタシャフト116は、ディスク表面118を含む。ディスク表面118は、制御盤114に隣接して配置されている。駆動軸81及びアダプタシャフト116は、ディスペンサーハウジング60内に延びる。ディスペンサーハウジング60は、ディスペンサーカバー122によって囲まれている。ディスペンサーハウジング60内にはディスペンサー70がある。ディスペンサーは、フィン74が取り付けられたロッカー本体72を含む。フィン74は、その中に形成されたスリット73を含む。シャフトキャビティ76は、ロッカー本体72内に画定される。駆動軸81及びアダプタシャフト116は、シャフトキャビティ76内に配置されている。アダプタシャフト116は、ロッカー本体72と回転で係合している。アダプタシャフト116が回転した結果、回転軸ARを中心にロッカー本体72及びフィン74が回転する。
【0061】
図9は、
図8の断面A-Aに沿ったフィーダ10の断面を示している。フィーダ10は、ベース部分14、中間部分20、及びチャンバ部分16を含む。チャンバ部分16はホッパー18を含む。ホッパー18は、側壁68a及び底壁68bを含む。底壁68bは、感知タワー84に向かって先細になっている。底壁68bは、ディスペンサー70に向かってさらに先細になっている。ホッパー18の底壁68bは、中間部分20の上殻20bの上に静置している。底壁68bは、ホッパー開口部69を含む。ホッパー開口部69は、ホッパー18の中空内部62がディスペンサークレードル60及びディスペンサー70と連通することを可能にする。上殻20bは、その中に形成されたディスペンサークレードル60を含む。ディスペンサークレードル60は、実質的にC字形のプロファイル(例えば、2Dの断面)を有する。ディスペンサークレードル60は、ディスペンサー70の一部と実質的に相反するプロファイルを有する。ディスペンサークレードル60は、ディスペンサー70のロッカー本体72と実質的に相反するプロファイルを有する。ディスペンサークレードル60は、クレードル出口61を含む。クレードル出口61は、ディスペンサークレードル60がシュート28と連通することを可能にする。ディスペンサークレードル60内にはディスペンサー70がある。ディスペンサーはロッカー本体72を含む。ロッカー本体72は、回転軸A
Rを含む。ロッカー本体72は、その中にフィンチャネル75を含む。フィンチャネル75内に位置するのは、フィン74の取り付け端77である。取り付け端77は、自由端79の反対側にある。フィン74は、ロッカー本体72のサービング壁90の間に配置されている。各サービング壁90とフィン74との間の距離は、サービングキャビティ92を形成する。
【0062】
図10A~10Bは、静置位置96(
図10Aに示される)から分配位置98(
図10Bに示される)へのディスペンサー70の移動を示す。静置位置96では、フィン74は、チャンバ内部62の内側に突出している。静置位置96では、フィン74はシュート28から突出している。静置位置96では、フード94は、フィン74とサービング壁90との間に静止し、その結果、フード94は、サービングキャビティ92内に静置される。静置位置96から分配位置98の間の移動のため、ディスペンサー70は回転軸A
Rを中心に回転する。回転軸A
Rを中心にフィン74が回転する結果、フード94の一部分が分離する。フード94の分離は、フィン74がホッパー18の底壁68bを通過するときに起こる。ディスペンサー70が分配位置98へと回転するとき、フード94の分離された部分は、サービングキャビティ92内に位置したままである。分配位置98において、サービングキャビティ92はシュート28と連通しており、その結果、フード94の分離された部分は、サービングキャビティ92からシュート28に移される。分配位置98において、フィン74は、残っているフード94がチャンバ内部62と共に、シュート28に入るのを阻止する。分配位置98から静置位置96に戻るように移行するために、ディスペンサー70は、反対方向に(例えば、回転軸の周りの完全な回転を完了するのとは反対に)回転して戻る。ディスペンサー70は、反対方向(図示せず)の分配位置まで回転することができる。ディスペンサー70が、第1の分配位置で回転し、静置位置に戻り、次に第2の分配位置に移り、次に静置位置に戻るようにする。第2の分配位置は、第1の分配位置に実質的にミラーリングされ得る。
【0063】
図11は、フィーダ10の分解図を示している。フィーダ10は、ベース部分14を含む。ベース部分14は、その中に配置されたサービングエリア24を有する。サービングエリア24は、外側皿67を含む。外側皿67は、サービング皿26を受け入れるように適合されている。ベース部分14は、外殻126内に位置する内殻124を含む。ベース部分14は、底部キャップ56を含む。底部キャップ56は、フィーダ10の底部52内に受けられる。ベース部分14はまた、複数の足54を受け入れる。ベース部分14は、複数のスリーブ102を含む。スリーブ102のそれぞれは、ポスト100を受け入れるように適合されている。ベース部分14のスリーブ102は、中間部分20のポスト100を受け入れる。
【0064】
中間部分20は、下殻20a及び上殻20bを含む。下殻20aは、制御壁112を含む。上殻20bと下殻20aとの間の空間は、組み立てられたときに機構キャビティ82を画定する。駆動源80は、上殻20bと下殻20aとの間に配置されている。駆動源80は、モーターブラケット152によって定位置に保持することができる。駆動源80から延びるのは、駆動軸81である。駆動軸81は、制御盤114を通って延びる。制御盤114は、1つまたは複数のシュートセンサ128を含む。駆動軸81は、アダプタシャフト116内に延びる。アダプタシャフト116は、ディスク表面118を含む。アダプタシャフト116は、シャフトキャビティ76内に存在する。シャフトキャビティ76は、ロッカー本体72内に配置されている。ロッカー本体72は、ディスペンサー70の一部である。ディスペンサー70はまた、フィン74を含む。ロッカーキャップ(図示せず)はまた、シャフトキャビティ76内に受け入れられ得るか、またはシャフトキャビティ76は、ロッカー本体の一部として一端で閉じられ得る。ロッカーキャップは、ロッカー本体72に対してアダプタシャフト116の反対側に配置することができる。上殻20b及び下殻20aはそれぞれ、制御パネルハウジング130の一部を含む。制御パネルハウジング130内には、制御パネル40が配置されている。制御パネル40は、選択インターフェイス42、ベゼル43、及び状態インジケータ44を含む。上殻20bから突出しているのは、感知タワー84である。感知タワー84は、円筒形部分108に隣接する円錐形部分106を含む。感知タワー84は、円筒形部分108の上に静置するキャップ110を含む。感知タワー84は、1つまたは複数の感知装置86を含む。感知装置(複数可)86は、感知タワー84の中空内部の内部またはそれに隣接して配置される。感知装置(複数可)86は、センサブラケット87によって定位置に保持され得る。センサブラケット87は、感知タワー84の中空内部の内側に存在する。感知タワー84は、チャンバ部分16に突出している。
【0065】
チャンバ部分16はホッパー18を含む。ホッパー18は、側壁68a及び底壁68bを含む。底壁68bは、ロックチャネル146を含む。ロックチャネル146は、より下側ロックチャネル142と整列する。下側ロックチャネル142は、中間部分20に形成されている。下側ロックチャネル142は、上殻20bに形成されている。ロック144は、ロックチャネル142、146内部に配置されている。ロック144は、ロックキャップ150によって定位置に保持される。キャップ150とロック144との間に位置するのは、バイアス装置148である。バイアス装置148は、らせんばねであり得る。バイアス装置148はまた、キャップ150とロックチャネル146との間に配置され得る。ホッパー18は、中空内部62を含む。ホッパー18はまた、ディスペンサーカバー122を含む。カバー32はホッパー18に静置されている。カバー32はハンドル34を含む。ハンドル34は、その中に開口部104を有するハンドル本体46を含む。ハンドル34は、グリップ開口部134を含む。グリップ開口部134は、ばねグリップ136がそれを通って延びることを可能にする。ばねグリップ136は、カバーロック132の一部である。ばねグリップ136は、ばね138と係合する。ばね138は、カバーロック本体140内に静置されている。
【0066】
上記の出願に記載されているいずれの数値でも、いずれかの下側の値といずれかの上側の値の間に少なくとも2単位の隔たりがある場合、下側の値から上側の値までのすべての値が、1単位刻みで含まれる。これらは具体的に意図されたものの単なる例であり、列挙された最小値と最大値の間の数値のすべての可能な組み合わせは、同様の方法で本願に明示的に記載されていると見なされるべきである。特に明記されていない限り、すべての範囲には、エンドポイントと、エンドポイント間のすべての数字との両方が含まれる。
【0067】
角度の測定を説明するための「略」、「実質的に」、さらには「約」という用語は、約±10°以下、約±5°以下、さらには約±1°以下を意味し得る。角度の測定を説明するための「略」、「実質的に」、さらには「約」という用語は、約±0.01°以上、約±0.1°以上、さらには約±0.5°以上を意味し得る。線形測定値、パーセンテージ、または比率を説明するための「略」、「実質的に」、または「約」という用語は、約±10%以下、約±5%以下、さらには約±1%以下を意味する場合がある。線形測定値、パーセンテージ、または比率を説明するための「略」、「実質的に」、または「約」という用語は、約±0.01%以上、約±0.1%以上、さらには約±0.5%以上を意味し得る。
【0068】
組み合わせを説明するための「本質的になる」という用語は、識別された要素、成分、構成要素、またはステップ、及び組み合わせの基本的かつ新規の特性に実質的に影響を及ぼさないそのような他の要素、成分、構成要素、またはステップを含むものとする。本明細書の要素、成分、構成要素、またはステップの組み合わせを説明するための「含む(comprise)」または「含む(include)」という用語の使用はまた、本質的に要素、成分、構成要素、またはステップからなる実施形態を企図する。
【0069】
複数の要素、成分、構成要素、またはステップは、単一の一体型の要素、成分、構成要素、またはステップによって提供され得る。あるいは、単一の一体型の要素、成分、構成要素、またはステップは、別個の複数の要素、成分、構成要素、またはステップに分割され得る。要素、成分、構成要素、またはステップを説明するための「1つ(a)」または「1つ(one)」の開示は、追加の要素、成分、構成要素、またはステップを排除することを意図するものではない。