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特許7153699メディアアセットの部分を識別し記憶するためのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-05
(45)【発行日】2022-10-14
(54)【発明の名称】メディアアセットの部分を識別し記憶するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/76 20060101AFI20221006BHJP
   H04N 5/761 20060101ALI20221006BHJP
   H04N 5/92 20060101ALI20221006BHJP
   H04N 21/439 20110101ALI20221006BHJP
   H04N 21/433 20110101ALI20221006BHJP
【FI】
H04N5/76
H04N5/761
H04N5/92 010
H04N21/439
H04N21/433
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2020170449
(22)【出願日】2020-10-08
(62)【分割の表示】P 2016576007の分割
【原出願日】2016-03-28
(65)【公開番号】P2021002884
(43)【公開日】2021-01-07
【審査請求日】2020-10-08
(31)【優先権主張番号】14/673,493
(32)【優先日】2015-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】518345664
【氏名又は名称】ロヴィ ガイズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ポール マルター
(72)【発明者】
【氏名】ミラン パテル
(72)【発明者】
【氏名】ヨン ゴン
【審査官】鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2014/199602(WO,A1)
【文献】特開2007-306279(JP,A)
【文献】国際公開第2009/026564(WO,A1)
【文献】特表2010-537585(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/76 - 5/956
H04N 21/00 - 21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディアアセットに対する音声コマンドを解明するための方法であって、
音声コマンドを受信することであって、前記音声コマンドは、メディアアセットに対応するメディアアセット識別子を含む、ことと、
前記メディアアセット識別子と複数の既知のメディアアセット識別子のうちの少なくとも1つのメディアアセット識別子とを比較することと、
前記比較することに基づいて、前記メディアアセット識別子が前記複数の既知のメディアアセット識別子のうちのいずれか1つの既知のメディアアセット識別子に一致するかどうかを決定することと、
前記メディアアセット識別子が前記複数の既知のメディアアセット識別子のうちのいずれの既知のメディアアセット識別子にも一致しないことに応答して、
前記メディアアセット識別子をカテゴリに割り当てることと、
前記カテゴリに基づいて、前記メディアアセット識別子と前記複数の既知のメディアアセット識別子のうちの前記少なくとも1つのメディアアセット識別子のうちのそれぞれのメディアアセット識別子との間の類似度を計算することと、
前記類似度に基づいて、示唆されたメディアアセット識別子を決定することと、
前記示唆された既知のメディアアセット識別子が前記メディアアセットに対応することを確認するためのオプションを提供することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記メディアアセット識別子を前記カテゴリに割り当てることは、前記カテゴリを示す前記メディアアセット識別子のキーワードをサーチすることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記カテゴリは、ジャンルまたはアセットのタイプのうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、前記複数の既知のメディアアセット識別子のそれぞれに対するそれぞれのカテゴリを決定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記メディアアセット識別子と前記複数の既知のメディアアセット識別子のうちの前記少なくとも1つのメディアアセット識別子のうちの前記それぞれのメディアアセット識別子との間の類似度を計算することは、前記割り当てられたカテゴリと、前記複数の既知のメディアアセット識別子のそれぞれに対する前記それぞれのカテゴリとを比較することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記カテゴリは、第1のカテゴリであり、
前記方法は、前記メディアアセット識別子を第2のカテゴリに割り当てることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記メディアアセット識別子と前記複数の既知のメディアアセット識別子のうちの前記少なくとも1つのメディアアセット識別子のうちの前記それぞれのメディアアセット識別子との間の類似度を計算することは、前記第2のカテゴリにさらに基づく、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のカテゴリおよび前記第2のカテゴリの両方に基づいて、前記類似度を計算することは、前記メディアアセット識別子および前記それぞれのメディアアセット識別子の両方が前記第1のカテゴリおよび前記第2のカテゴリに割り当てられることを決定することを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記示唆されたメディアアセット識別子を決定することは、前記複数の既知のメディアアセット識別子のうちの前記示唆されたメディアアセット識別子に対する前記類似度が、しきい値を超えることを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記示唆された既知のメディアアセット識別子が前記メディアアセットに対応することを確認するためのオプションを提供することは、オーディオメッセージ要求確認が生成されることを生じさせることを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
メディアアセットに対する音声コマンドを解明するためのシステムであって、
前記システムは、制御回路を備え、
前記制御回路は、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2015年3月30日に出願された米国実用特許出願第14/673,493,号に対する優先権および利益を主張するものであり、該出願は、参照により本明細書中に援用される。
【背景技術】
【0002】
近年、ユーザが多数のメディアアセットにアクセスし、それと相互作用し、それを録画することを可能な方法の数が、急速に増加している。典型的には、番組、映画、または他のメディアアセットの全体が、一度に録画される。しかしながら、多くの場合、ユーザが所与のメディアアセットの具体的部分のみに関心がある場合がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
故に、ユーザコマンドに基づいて、メディアアセットの一部を識別および記憶する、メディアガイドアプリケーションのための方法およびシステムが、本明細書に開示される。特に、メディアガイドアプリケーションは、音声コマンド等のコマンドをユーザから受信し、次いで、コマンドに作用し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、音声コマンドが、メディアアセットの一部(例えば、場面)を記憶する命令を含むことを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの部分のためのソース(例えば、ビデオオンデマンドプロバイダ)を見つけ、メディアアセットの部分を記憶させてもよい。そうすることによって、メディアガイドアプリケーションは、不必要な帯域幅または記憶空間を消費することなく、メディアアセットの要求された部分の記憶を促進し得る。メディアガイドアプリケーションはまた、ユーザが、元々要求された部分のために、メディアアセットの全体内を検索することを要求することなく、メディアアセットの部分の後の視聴を促進し得る。
【0004】
いくつかの側面では、メディアガイドアプリケーションは、コマンドをユーザから(例えば、音声コマンド)受信してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、それを通して音声コマンドが受信され得るマイクロホンを備える、ユーザデバイス上に実装されてもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの部分を記憶する命令を備えることを判定してもよく(例えば、制御回路を介して)、部分は、メディアアセット全体未満である。例えば、コマンドは、メディアアセットからのまたはそれに関連する具体的場面、クリップ、チャプタ、インタビュー、予告編、広告、およびカットした場面のうちの少なくとも1つを記憶する命令を備えてもよい。
【0005】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、(例えば、制御回路を介して)メディアアセットの部分のソースを識別してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、今後のメディアアセットの放送のためのスケジュールデータ(例えば、記憶回路に位置する)を検索してもよい。ソースは、メディアガイドアプリケーションが認識する、任意の好適なプロバイダであってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、(例えば、通信ネットワークを介して)既知のメディアアセットソースのデータベースにアクセスしてもよい。
【0006】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの部分を記憶させてもよい(例えば、記憶回路に)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分を遠隔データベースから読み出し(例えば、通信ネットワークを介して)、次いで、メディアアセットの部分をユーザのユーザ機器に(例えば、記憶回路に)記憶してもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分をメディアアセットの放送から録画してもよい(例えば、記憶回路に)。
【0007】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが、メディアアセットの部分の持続時間のインジケーションを備えることを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが、メディアアセットの最初の5分を記憶する命令を含むことを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、インジケーションに基づいて、メディアアセットの部分の開始位置および終了位置を判定してもよい(例えば、制御回路を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、「最初の5分」は、0分の開始位置(すなわち、メディアアセットの始まり)および5分の終了位置に対応することを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、開始位置と終了位置との間で経過するメディアアセットの部分を記憶させてもよい。例えば、この場合、メディアアセットの最初の5分のみが記憶されるであろう。
【0008】
別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが現在視聴しているメディアアセットの部分を識別し、明示的持続時間インジケーションの不在下、その部分を記憶させてもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザの場所、要求の時間、およびユーザがコマンドが発行された時間に視聴していたチャネル、プロバイダ、または他のソースに基づいて、メディアアセットの識別を判定することによって、メディアアセットの部分を部分的に識別してもよい。本プロセスは、以下により詳細に論じられる。
【0009】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットと関連付けられた信号を検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットからのオーディオを含有するオーディオ信号を検出してもよい(例えば、音声コマンドを受信するために使用される同一マイクロホンを介して)。メディアガイドアプリケーションは、次いで、信号に基づいて、メディアアセットと関連付けられたフィンガプリントを判定してもよい(例えば、制御回路を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、検出されたオーディオ信号のための音響フィンガプリントを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、複数の既知のフィンガプリントを備えるデータベースにアクセスしてもよい。例えば、データベース(例えば、遠隔サーバに位置し、通信ネットワークを介してアクセスされる)は、複数のメディアアセットのための以前に判定されたフィンガプリントの一覧を備えてもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、フィンガプリントと複数の既知のフィンガプリントを相互参照し、相互参照に基づいて、メディアアセットの部分のソースの識別を判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、フィンガプリントと以前に判定されたフィンガプリントの一覧を比較し、合致を見つけてもよい。
【0010】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、命令内のデバイス識別子を検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、「私のタブレット」という語句のユーザの言明を検出することによって、メディアアセットの部分を記憶するユーザ命令を検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、ユーザプロファイルに基づいて、識別子が対応するデバイスを判定してもよい(例えば、制御回路を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、用語「私のタブレット」が、ユーザプロファイル(例えば、記憶回路に位置する)に基づいて、ユーザと関連付けられた具体的デバイスを指すことを認識してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの部分をデバイスに記憶させてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザと関連付けられた別のデバイスとは対照的に、本動作に基づいて、メディアアセットの部分をユーザのタブレット上に記憶させてもよい。
【0011】
メディアガイドアプリケーションはまた、いったんメディアアセットの部分のソースが識別され、デバイスが判定されると、表示のために、記憶確認メッセージを生成してもよい(例えば、制御回路を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、表示のために、コマンドが受信されたユーザデバイス上に、メディアアセットの部分が見つけられ、録画が識別されたデバイス上でまもなく始まるというメッセージ確認を生成してもよい。メディアガイドアプリケーションは、メッセージ内で、メディアアセット、ユーザ、識別されたデバイス、または任意の他の関連する記憶関連情報もしくは任意のそれらの組み合わせを識別してもよい。
【0012】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分が、命令に対応する初期ソースにおいて部分的に再生されたことを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、ユーザが現在進行中の放送からの場面が記憶されることを要求したことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、場面がすでに部分的に再生された(すなわち、メディアアセットの部分の断片のみ、初期ソースから記憶された可能性がある)ことを判定してもよい(例えば、制御回路を介して)。本判定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの部分のための二次ソースを識別してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、スケジュールデータ(例えば、記憶回路に位置する)を検索し、要求された部分の全体が記憶され得るように、メディアアセットの将来の放送をメディアアセットの部分のための二次ソースとして識別してもよい。
【0013】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが、受信されたメディアアセット識別子を備えることを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、そのコマンド内において、メディアアセットを名称で要求したことを検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、複数の既知のメディアアセット識別子を備えるデータベースにアクセスしてもよい(例えば、制御回路を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、既知のメディアアセット識別子の一覧(例えば、利用可能なメディアアセットの名称)を含有する、遠隔サーバ上に記憶されたデータベースにアクセスしてもよい。
【0014】
データベースにアクセス後、メディアガイドアプリケーションは、受信されたメディアアセット識別子と複数の既知のメディアアセット識別子を相互参照してもよい。本相互参照に基づいて、メディアガイドアプリケーションは、次いで、受信されたメディアアセット識別子が複数のまたは既知のメディアアセット識別子の任意の既知のメディアアセット識別子に合致しないことを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、ユーザが、その適切な名称の誤ったまたは短縮されたバージョンを使用して、メディアアセットを要求したことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが規定した名称がデータベース内の任意の既知の名称に合致しないことを判定してもよい(例えば、制御回路を使用して)。
【0015】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、複数の既知のメディアアセット識別子のための類似度指標のセットを計算してもよい。メディアガイドアプリケーションによって算出される類似度指標は、数値であって、受信されたメディアアセット識別子と既知のメディアアセット識別子との間の類似度に対応してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザから受信された名称がデータベース内で命名された所与のメディアアセットとどれくらい近似するかに対応するように、類似度指標を算出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、文字毎比較、単語毎比較、カテゴリ比較(すなわち、受信されたメディアアセット識別子および既知のメディアアセット識別子がジャンル等の同一カテゴリに属するかどうかを判定する)、または任意の他の適切な比較方法を使用して、本近似性を判定してもよい。類似度指標を計算するプロセスは、図12に関して以下により詳細に論じられる。
【0016】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、類似度指標のセットの類似度指標が閾値類似度指標を超えることを判定してもよい(例えば、制御回路を使用して)。例えば、メディアガイドアプリケーションが、類似度指標が閾値を超えることを判定する場合、これは、メディアガイドアプリケーションに、既知のメディアアセット識別子のうちの少なくとも1つが、潜在的合致であることを信号伝達してもよい。本判定に基づいて、メディアガイドアプリケーションは、次いで、提案されるメディアアセット識別子を選択し、ユーザに、その提案されるメディアアセット識別子が受信されたメディアアセット識別子に対応することを確認するオプションを提供してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、ユーザが「Star Wars 1」を要求したことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」を潜在的合致として提案してもよい。
【0017】
前述のシステムおよび/または方法は、他のシステム、方法、および/または装置に適用される、もしくはそれに従って使用されてもよいことに留意されたい。
本願明細書は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
メディアコンテンツを記憶するための方法であって、
音声コマンドをユーザから受信するステップと、
前記音声コマンドが、メディアアセットの部分を記憶する命令を備えることを判定するステップであって、前記部分は、前記メディアアセット全体未満である、ステップと、
前記判定に応答して、前記メディアアセットの部分のソースを識別するステップと、
前記メディアアセットの部分を記憶させるステップと、
を含む、方法。
(項目2)
前記メディアアセットの部分を記憶させるステップは、
前記音声コマンドが、前記メディアアセットの部分の持続時間のインジケーションを備えることを判定するステップと、
前記インジケーションに基づいて、前記メディアアセットの部分の開始位置および終了位置を判定するステップと、
前記開始位置と前記終了位置との間で経過する前記メディアアセットの部分を記憶させるステップと、
を含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記メディアアセットの部分の開始位置を判定するステップはさらに、
前記命令に対応する初期ソースを判定するステップと、
前記メディアアセットのランタイムを判定するステップと、
前記命令に対応する初期ソースによって提示される前記メディアアセットの開始時間を判定するステップと、
前記コマンドが検出された時間を判定するステップと、
前記ランタイム、前記開始時間、および前記コマンドが検出された時間に基づいて、前記メディアアセットの部分の開始位置を判定するステップと、
を含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記メディアアセットの部分のソースを識別するステップは、
前記メディアアセットと関連付けられた信号を検出するステップと、
前記信号に基づいて、前記メディアアセットと関連付けられたフィンガプリントを判定するステップと、
複数の既知のフィンガプリントを備えるデータベースにアクセスするステップと、
前記フィンガプリントと前記複数の既知のフィンガプリントを相互参照するステップと、
前記相互参照に基づいて、前記メディアアセットの部分のソースの識別を判定するステップと、
を含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記メディアアセットの部分を記憶させるステップは、
前記メディアアセットの部分を遠隔データベースから読み出すステップと、
前記メディアアセットの部分を前記ユーザのユーザ機器に記憶するステップと、
を含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記メディアアセットの部分を記憶させるステップは、前記メディアアセットの部分を前記メディアアセットの放送から録画するステップを含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記命令内のデバイス識別子を検出するステップと、
ユーザプロファイルに基づいて、前記識別子が対応するデバイスを判定するステップと、
前記メディアアセットの部分を前記デバイスに記憶させるステップと、
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記メディアアセットの部分のソースが識別され、前記デバイスが判定されると、表示のために、記憶確認メッセージを生成するステップをさらに含む、項目7に記載の方法。(項目9)
前記メディアアセットの部分が、前記命令に対応する初期ソースにおいて部分的に再生されたことを判定するステップと、
前記判定に応答して、前記メディアアセットの部分のための二次ソースを識別するステップと、
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記音声コマンドは、受信されたメディアアセット識別子を備えることを判定するステップと、
複数の既知のメディアアセット識別子を備えるデータベースにアクセスするステップと、
前記受信されたメディアアセット識別子と前記複数の既知のメディアアセット識別子を相互参照するステップと、
前記相互参照に基づいて、前記受信されたメディアアセット識別子が前記複数の既知のメディアアセット識別子の任意の既知のメディアアセット識別子に合致しないことを判定するステップと、
前記複数の既知のメディアアセット識別子のための類似度指標のセットを計算するステップであって、類似度指標は、前記受信されたメディアアセット識別子と前記既知のメディアアセット識別子との間の類似度に対応する、ステップと、
前記類似度指標のセットの類似度指標が閾値類似度指標を超えることを判定するステップと、
前記判定に基づいて、提案されるメディアアセット識別子を選択するステップと、
前記ユーザに、前記提案されるメディアアセット識別子が前記受信されたメディアアセット識別子に対応することを確認するためのオプションを提供するステップと、
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目11)
メディアコンテンツを記憶するためのシステムであって、
通信回路と、
記憶回路と、
制御回路であって、
前記通信回路を使用して、音声コマンドをユーザから受信することと、
前記音声コマンドが、メディアアセットの部分を記憶する命令を備えることを判定することであって、前記部分は、前記メディアアセット全体未満である、ことと、
前記判定に応答して、前記メディアアセットの部分のソースを識別することと、
前記記憶回路を使用して、前記メディアアセットの部分を記憶させることと
を行うように構成される、制御回路と、
を備える、システム。
(項目12)
前記制御回路はさらに、前記メディアアセットの部分を記憶させると、
前記音声コマンドが、前記メディアアセットの部分の持続時間のインジケーションを備えることを判定することと、
前記持続時間のインジケーションに基づいて、前記メディアアセットの部分の開始位置および終了位置を判定することと、
前記開始位置と前記終了位置との間で経過する前記メディアアセットの部分を記憶させることと
を行うように構成される、項目11に記載のシステム。
(項目13)
前記制御回路はさらに、前記メディアアセットの部分の開始位置を判定すると、
前記命令に対応する初期ソースを判定することと、
前記メディアアセットのランタイムを判定することと、
前記命令に対応する初期ソースによって提示される前記メディアアセットの開始時間を判定することと、
前記コマンドが検出された時間を判定することと、
前記ランタイム、前記開始時間、および前記コマンドが検出された時間に基づいて、前記メディアアセットの部分の開始位置を判定することと
を行うように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目14)
前記制御回路はさらに、前記メディアアセットの部分のソースを識別すると、
前記メディアアセットと関連付けられた信号を検出することと、
前記信号に基づいて、前記メディアアセットと関連付けられたフィンガプリントを判定することと、
複数の既知のフィンガプリントを備えるデータベースにアクセスすることと、
前記フィンガプリントと前記複数の既知のフィンガプリントを相互参照することと、
前記相互参照に基づいて、前記メディアアセットの部分のソースの識別を判定することと
を行うように構成される、項目11に記載のシステム。
(項目15)
前記制御回路はさらに、前記メディアアセットの部分を記憶させると、
前記メディアアセットの部分を遠隔データベースから読み出すことと、
前記メディアアセットの部分を前記ユーザのユーザ機器に記憶することと
を行うように構成される、項目11に記載のシステム。
(項目16)
前記制御回路はさらに、前記メディアアセットの部分を記憶させると、前記メディアアセットの部分を前記メディアアセットの放送から録画するように構成される、項目11に記載のシステム。
(項目17)
前記制御回路はさらに、
前記命令内のデバイス識別子を検出することと、
ユーザプロファイルに基づいて、前記識別子が対応するデバイスを判定することと、
前記メディアアセットの部分を前記デバイスに記憶させることと
を行うように構成される、項目11に記載のシステム。
(項目18)
前記制御回路はさらに、前記メディアアセットの部分のソースが識別され、前記デバイスが判定されると、表示のために、記憶確認メッセージを生成するように構成される、項目18に記載のシステム。
(項目19)
前記制御回路はさらに、
前記メディアアセットの部分が、前記命令に対応する初期ソースにおいて部分的に再生されたことを判定することと、
前記判定に応答して、前記メディアアセットの部分のための二次ソースを識別することと
を行うように構成される、項目11に記載のシステム。
(項目20)
前記制御回路はさらに、
前記音声コマンドが、受信されたメディアアセット識別子を備えることを判定することと、
複数の既知のメディアアセット識別子を備えるデータベースにアクセスすることと、
前記受信されたメディアアセット識別子と前記複数の既知のメディアアセット識別子を相互参照することと、
前記相互参照に基づいて、前記受信されたメディアアセット識別子が前記複数の既知のメディアアセット識別子の任意の既知のメディアアセット識別子に合致しないことを判定することと、
前記複数の既知のメディアアセット識別子のための類似度指標のセットを計算することであって、類似度指標は、前記受信されたメディアアセット識別子と前記既知のメディアアセット識別子との間の類似度に対応する、ことと、
前記類似度指標のセットの類似度指標が閾値類似度指標を超えることを判定することと、
前記判定に基づいて、提案されるメディアアセット識別子を選択することと、
前記ユーザに、前記提案されるメディアアセット識別子が前記受信されたメディアアセット識別子に対応することを確認するためのオプションを提供することと
を行うように構成される、項目11に記載のシステム。
(項目21)
メディアコンテンツを記憶するためのシステムであって、
音声コマンドをユーザから受信するための手段と、
前記音声コマンドが、メディアアセットの部分を記憶する命令を備えることを判定するための手段であって、前記部分は、前記メディアアセット全体未満である、手段と、
前記判定に応答して、前記メディアアセットの部分のソースを識別するための手段と、
前記メディアアセットの部分を記憶させるための手段と、
を備える、システム。
(項目22)
前記メディアアセットの部分を記憶させるための手段は、
前記音声コマンドが、前記メディアアセットの部分の持続時間のインジケーションを備えることを判定するための手段と、
前記インジケーションに基づいて、前記メディアアセットの部分の開始位置および終了位置を判定するための手段と、
前記開始位置と前記終了位置との間で経過する前記メディアアセットの部分を記憶させるための手段と、
を備える、項目21に記載のシステム。
(項目23)
前記メディアアセットの部分の開始位置を判定するための手段はさらに、
前記命令に対応する初期ソースを判定するための手段と、
前記メディアアセットのランタイムを判定するための手段と、
前記命令に対応する初期ソースによって提示される前記メディアアセットの開始時間を判定するための手段と、
前記コマンドが検出された時間を判定するための手段と、
前記ランタイム、前記開始時間、および前記コマンドが検出された時間に基づいて、前記メディアアセットの部分の開始位置を判定するための手段と、
を備える、項目22に記載のシステム。
(項目24)
前記メディアアセットの部分のソースを識別するための手段は、
前記メディアアセットと関連付けられた信号を検出するための手段と、
前記信号に基づいて、前記メディアアセットと関連付けられたフィンガプリントを判定するための手段と、
複数の既知のフィンガプリントを備えるデータベースにアクセスするための手段と、
前記フィンガプリントと前記複数の既知のフィンガプリントを相互参照するための手段と、
前記相互参照に基づいて、前記メディアアセットの部分のソースの識別を判定するための手段と、
を備える、項目21に記載のシステム。
(項目25)
前記メディアアセットの部分を記憶させるための手段は、
前記メディアアセットの部分を遠隔データベースから読み出すための手段と、
前記メディアアセットの部分を前記ユーザのユーザ機器に記憶するための手段と、
を備える、項目21に記載のシステム。
(項目26)
前記メディアアセットの部分を記憶させるための手段は、前記メディアアセットの部分を前記メディアアセットの放送から録画するための手段を備える、項目21に記載のシステム。
(項目27)
前記命令内のデバイス識別子を検出するための手段と、
ユーザプロファイルに基づいて、前記識別子が対応するデバイスを判定するための手段と、
前記メディアアセットの部分を前記デバイスに記憶させるための手段と、
をさらに備える、項目21に記載のシステム。
(項目28)
前記メディアアセットの部分のソースが識別され、前記デバイスが判定されると、表示のために、記憶確認メッセージを生成するための手段をさらに備える、項目27に記載のシステム。
(項目29)
前記メディアアセットの部分が、前記命令に対応する初期ソースにおいて部分的に再生されたことを判定するための手段と、
前記判定に応答して、前記メディアアセットの部分のための二次ソースを識別するための手段と、
をさらに備える、項目21に記載のシステム。
(項目30)
前記音声コマンドは、受信されたメディアアセット識別子を備えることを判定するための手段と、
複数の既知のメディアアセット識別子を備えるデータベースにアクセスするための手段と、
前記受信されたメディアアセット識別子と前記複数の既知のメディアアセット識別子を相互参照するための手段と、
前記相互参照に基づいて、前記受信されたメディアアセット識別子が前記複数の既知のメディアアセット識別子の任意の既知のメディアアセット識別子に合致しないことを判定するための手段と、
前記複数の既知のメディアアセット識別子のための類似度指標のセットを計算するための手段であって、類似度指標は、前記受信されたメディアアセット識別子と前記既知のメディアアセット識別子との間の類似度に対応する、手段と、
前記類似度指標のセットの類似度指標が閾値類似度指標を超えることを判定するための手段と、
前記判定に基づいて、提案されるメディアアセット識別子を選択するための手段と、
前記ユーザに、前記提案されるメディアアセット識別子が前記受信されたメディアアセット識別子に対応することを確認するためのオプションを提供するための手段と、
をさらに備える、項目21に記載のシステム。
(項目31)
メディアコンテンツを記憶するための方法であって、
音声コマンドをユーザから受信するステップと、
前記音声コマンドが、メディアアセットの部分を記憶する命令を備えることを判定するステップであって、前記部分は、前記メディアアセット全体未満である、ステップと、
前記判定に応答して、前記メディアアセットの部分のソースを識別するステップと、
前記メディアアセットの部分を記憶させるステップと、
を含む、方法。
(項目32)
前記メディアアセットの部分を記憶させるステップは、
前記音声コマンドが、前記メディアアセットの部分の持続時間のインジケーションを備えることを判定するステップと、
前記インジケーションに基づいて、前記メディアアセットの部分の開始位置および終了位置を判定するステップと、
前記開始位置と前記終了位置との間で経過する前記メディアアセットの部分を記憶させるステップと、
を含む、項目31または32に記載の方法。
(項目33)
前記メディアアセットの部分の開始位置を判定するステップはさらに、
前記命令に対応する初期ソースを判定するステップと、
前記メディアアセットのランタイムを判定するステップと、
前記命令に対応する初期ソースによって提示される前記メディアアセットの開始時間を判定するステップと、
前記コマンドが検出された時間を判定するステップと、
前記ランタイム、前記開始時間、および前記コマンドが検出された時間に基づいて、前記メディアアセットの部分の開始位置を判定するステップと、
を含む、項目32に記載の方法。
(項目34)
前記メディアアセットの部分のソースを識別するステップは、
前記メディアアセットと関連付けられた信号を検出するステップと、
前記信号に基づいて、前記メディアアセットと関連付けられたフィンガプリントを判定するステップと、
複数の既知のフィンガプリントを備えるデータベースにアクセスするステップと、
前記フィンガプリントと前記複数の既知のフィンガプリントを相互参照するステップと、
前記相互参照に基づいて、前記メディアアセットの部分のソースの識別を判定するステップと、
を含む、項目31-33のいずれかに記載の方法。
(項目35)
前記メディアアセットの部分を記憶させるステップは、
前記メディアアセットの部分を遠隔データベースから読み出すステップと、
前記メディアアセットの部分を前記ユーザのユーザ機器に記憶するステップと、
を含む、項目31-34のいずれかに記載の方法。
(項目36)
前記メディアアセットの部分を記憶させるステップは、前記メディアアセットの部分を前記メディアアセットの放送から録画するステップを含む、項目31-35のいずれかに記載の方法。
(項目37)
前記命令内のデバイス識別子を検出するステップと、
ユーザプロファイルに基づいて、前記識別子が対応するデバイスを判定するステップと、
前記メディアアセットの部分を前記デバイスに記憶させるステップと、
をさらに含む、項目31-36のいずれかに記載の方法。
(項目38)
前記メディアアセットの部分のソースが識別され、前記デバイスが判定されると、表示のために、記憶確認メッセージを生成するステップをさらに含む、項目37に記載の方法。
(項目39)
前記メディアアセットの部分が、前記命令に対応する初期ソースにおいて部分的に再生されたことを判定するステップと、
前記判定に応答して、前記メディアアセットの部分のための二次ソースを識別するステップと、
をさらに含む、項目31-38のいずれかに記載の方法。
(項目40)
前記音声コマンドが受信されたメディアアセット識別子を備えることを判定するステップと、
複数の既知のメディアアセット識別子を備えるデータベースにアクセスするステップと、
前記受信されたメディアアセット識別子と前記複数の既知のメディアアセット識別子を相互参照するステップと、
前記相互参照に基づいて、前記受信されたメディアアセット識別子が前記複数の既知のメディアアセット識別子の任意の既知のメディアアセット識別子に合致しないことを判定するステップと、
前記複数の既知のメディアアセット識別子のための類似度指標のセットを計算するステップであって、類似度指標は、前記受信されたメディアアセット識別子と前記既知のメディアアセット識別子との間の類似度に対応する、ステップと、
前記類似度指標のセットの類似度指標が閾値類似度指標を超えることを判定するステップと、
前記判定に基づいて、提案されるメディアアセット識別子を選択するステップと、
前記ユーザに、前記提案されるメディアアセット識別子が前記受信されたメディアアセット識別子に対応することを確認するためのオプションを提供するステップと、
をさらに含む、項目31-39のいずれかに記載の方法。
(項目41)
メディアコンテンツを記憶するためにその上にエンコードされた機械可読命令を備える、非一過性コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、
音声コマンドをユーザから受信するための命令と、
前記音声コマンドが、メディアアセットの部分を記憶する命令を備えることを判定するための命令であって、前記部分は、前記メディアアセット全体未満である、命令と、
前記判定に応答して、前記メディアアセットの部分のソースを識別するための命令と、
前記メディアアセットの部分を記憶させるための命令と、
を備える、非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目42)
前記メディアアセットの部分を記憶させるための命令は、
前記音声コマンドが、前記メディアアセットの部分の持続時間のインジケーションを備えることを判定するための命令と、
前記インジケーションに基づいて、前記メディアアセットの部分の開始位置および終了位置を判定するための命令と、
前記開始位置と前記終了位置との間で経過する前記メディアアセットの部分を記憶させるための命令と、
を備える、項目41に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目43)
前記メディアアセットの部分の開始位置を判定するための命令はさらに、
前記命令に対応する初期ソースを判定するための命令と、
前記メディアアセットのランタイムを判定するための命令と、
前記命令に対応する初期ソースによって提示される前記メディアアセットの開始時間を判定するための命令と、
前記コマンドが検出された時間を判定するための命令と、
前記ランタイム、前記開始時間、および前記コマンドが検出された時間に基づいて、前記メディアアセットの部分の開始位置を判定するための命令と、
を備える、項目42に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目44)
前記メディアアセットの部分のソースを識別するための命令は、
前記メディアアセットと関連付けられた信号を検出するための命令と、
前記信号に基づいて、前記メディアアセットと関連付けられたフィンガプリントを判定するための命令と、
複数の既知のフィンガプリントを備えるデータベースにアクセスするための命令と、
前記フィンガプリントと前記複数の既知のフィンガプリントを相互参照するための命令と、
前記相互参照に基づいて、前記メディアアセットの部分のソースの識別を判定するための命令と、
を備える、項目41に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目45)
前記メディアアセットの部分を記憶させるための命令は、
前記メディアアセットの部分を遠隔データベースから読み出すための命令と、
前記メディアアセットの部分を前記ユーザのユーザ機器に記憶するための命令と、
を備える、項目41に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目46)
前記メディアアセットの部分を記憶させるための命令は、前記メディアアセットの部分を前記メディアアセットの放送から録画するための命令を備える、項目41に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目47)
前記命令はさらに、
前記命令内のデバイス識別子を検出するための命令と、
ユーザプロファイルに基づいて、前記識別子が対応するデバイスを判定するための命令と、
前記メディアアセットの部分を前記デバイスに記憶させるための命令と、
を備える、項目41に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目48)
前記命令はさらに、前記メディアアセットの部分のソースが識別され、前記デバイスが判定されると、表示のために、記憶確認メッセージを生成するための命令を備える、項目47に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目49)
前記命令はさらに、
前記メディアアセットの部分が、前記命令に対応する初期ソースにおいて部分的に再生されたことを判定するための命令と、
前記判定に応答して、前記メディアアセットの部分のための二次ソースを識別するための命令と、
を備える、項目41に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
(項目50)
前記命令はさらに、
前記音声コマンドが、受信されたメディアアセット識別子を備えることを判定するための命令と、
複数の既知のメディアアセット識別子を備えるデータベースにアクセスするための命令と、
前記受信されたメディアアセット識別子と前記複数の既知のメディアアセット識別子を相互参照するための命令と、
前記相互参照に基づいて、前記受信されたメディアアセット識別子が前記複数の既知のメディアアセット識別子の任意の既知のメディアアセット識別子に合致しないことを判定するための命令と、
前記複数の既知のメディアアセット識別子のための類似度指標のセットを計算するための命令であって、類似度指標は、前記受信されたメディアアセット識別子と前記既知のメディアアセット識別子との間の類似度に対応する、命令と、
前記類似度指標のセットの類似度指標が閾値類似度指標を超えることを判定するための命令と、
前記判定に応答して、提案されるメディアアセット識別子を選択するための命令と、
前記ユーザに、前記提案されるメディアアセット識別子が前記受信されたメディアアセット識別子に対応することを確認するためのオプションを提供するための命令と、
を備える、項目41に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本開示の上記および他の目的ならびに利点は、類似参照文字が全体を通して類似部品を指す、添付図面と併せて解釈される、以下の詳細な説明を考慮することによって明白となるであろう。
【0019】
図1図1は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアガイドアプリケーションによって生成されるディスプレイ画面の例証的実施例を示す。
図2図2は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアガイドアプリケーションによって生成されるディスプレイ画面の別の例証的実施例を示す。
図3図3は、本開示のいくつかの実施形態による、例証的ユーザ機器デバイスのブロック図である。
図4図4は、本開示のいくつかの実施形態による、例証的メディアシステムのブロック図である。
図5図5は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアガイドアプリケーションが実装されたユーザデバイスの例証的実施形態を示す。
図6図6は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザコマンドを処理し、メディアアセットの一部をコマンドが受信されたユーザデバイス上に記憶させるように作用し得る、システムの例証的実施形態を示す。
図7図7は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザコマンドを処理し、メディアアセットの一部を第2のユーザデバイス上に記憶させるように作用し得る、システムの例証的実施形態を示す。
図8図8は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザから受信されたコマンドに基づいて、メディアアセットの部分を記憶するための例証的ステップのフロー図である。
図9図9は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のソースが識別されるときのメディアアセットの部分を記憶するための例証的ステップのフロー図である。
図10図10は、本開示のいくつかの実施形態による、部分の開始位置および終了位置がユーザによって示されたときのメディアアセットの部分を記憶するための例証的ステップのフロー図である。
図11図11は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアアセットの一部を識別されたデバイスに記憶するための例証的ステップのフロー図である。
図12図12は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザがデータベースに既知の任意のメディアアセットに合致しないメディアアセット識別子を提供したことに応答して、提案されるメディアアセット識別子を選択するための例証的ステップのフロー図である。
図13図13は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザがすでに部分的に再生されたメディアアセットの一部の記憶を要求するときのメディアアセットの一部のセクションを複数のソースから組み合わせるための例証的ステップのフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
ユーザコマンドに基づいて、メディアアセットの一部を識別および記憶する、メディアガイドアプリケーションのための方法およびシステムが、本明細書に開示される。特に、メディアガイドアプリケーションは、コマンドをユーザから受信し、次いで、コマンドに作用してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが、メディアアセットの一部(例えば、クリップ)を記憶する命令を含むことを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの部分のためのソース(例えば、将来の放送)を見つけ、メディアアセットの部分を記憶させてもよい。そうすることによって、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、元々要求された部分のために、メディアアセットの全体内を検索することを要求せずに、メディアアセットの部分の後の視聴を促進し得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの一部のみを記憶させ、ユーザが、後にそれにアクセスすることを可能にしてもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセット全体を記憶してもよく、ユーザが記憶されたメディアアセットにアクセスするとき、要求された部分の開始のインジケータとしてのポインタに依拠することによって、メディアガイドアプリケーションが要求された部分の開始時に再生を始めさせるように、ポインタとメディアアセットの部分を関連付けてもよい。
【0021】
いくつかの側面では、メディアガイドアプリケーションは、コマンドをユーザから(例えば、音声コマンド)受信してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、それを通して音声コマンドが受信され得るマイクロホンを備える、ユーザデバイス上に実装されてもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、コマンドが、メディアアセットの部分を記憶する命令を備えることを判定してもよく(例えば、制御回路を介して)、部分は、メディアアセット全体未満である。例えば、コマンドは、メディアアセットからのまたはそれに関連する具体的場面、クリップ、チャプタ、インタビュー、予告編、広告、およびカットした場面のうちの少なくとも1つを記憶する命令を備えてもよい。コマンドはまた、相互に関連するメディアアセットの複数の部分を記憶する命令を備えてもよい。例えば、部分は、ある俳優または登場人物を含有する、ソーシャルメディア上の言及または相互作用の閾値数と関連付けられる、あるタイプの音楽を含有する、ある気分と関連付けられる、ユーザの友人によって録画のためにスケジュールされている、または任意の他の適切な基準もしくは任意のそれらの組み合わせであってもよい。
【0022】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの部分のソースを識別してもよい(例えば、制御回路を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、今後のメディアアセットの放送のためのスケジュールデータ(例えば、記憶回路に位置する)を検索してもよい。ソースは、メディアガイドアプリケーションが認識する任意の好適なプロバイダであってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、既知のメディアアセットソースのデータベースにアクセスしてもよい(例えば、通信ネットワークを介して)。
【0023】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの部分を記憶させてもよい(例えば、記憶回路に)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分を遠隔データベースから読み出し(例えば、通信ネットワークを介して)、次いで、メディアアセットの部分をユーザのユーザ機器に(例えば、記憶回路に)記憶してもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分をメディアアセットの放送から録画してもよい(例えば、記憶回路に)。
【0024】
任意の所与のコンテンツ配信システムでユーザに利用可能なコンテンツの量が、膨大であり得る。その結果、多くのユーザは、ユーザがコンテンツの選択を効率的にナビゲートし、所望し得るコンテンツを容易に識別することを可能にする、インターフェースを通したメディアガイドの形態を所望している。そのようなガイドを提供するアプリケーションは、本明細書では、双方向メディアガイドアプリケーションと称されるが、メディアガイドアプリケーションまたはガイドアプリケーションと称されることもある。
【0025】
双方向メディアガイドアプリケーションは、ガイドを提供するコンテンツに応じて、種々の形態をとってもよい。典型的なタイプのメディアガイドアプリケーションの1つは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(電子番組ガイドと称される場合もある)は、とりわけ、ユーザが、多くのタイプのコンテンツまたはメディアアセット間をナビゲートし、それを特定することが可能である、既知のガイドアプリケーションである。双方向メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、コンテンツ間をナビゲートし、それを特定および選択することを可能にする、グラフィカルユーザインターフェース画面を生成してもよい。本明細書で参照されるように、用語「メディアアセット」および「コンテンツ」とは、電子的に消費可能なユーザアセット、例えば、テレビ番組、ならびに有料番組、オンデマンド番組(ビデオオンデマンド(VOD)システムにおけるような)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングコンテンツ、ダウンロード可能コンテンツ、ウェブキャスト等)、ビデオクリップ、オーディオ、コンテンツ情報、写真、回転画像、ドキュメント、再生一覧、ウェブサイト、記事、書籍、電子書籍、ブログ、広告、チャットセッション、ソーシャルメディア、アプリケーション、ゲーム、および/または任意の他のメディアもしくはマルチメディア、および/またはそれらの組み合わせを意味すると理解されたい。ガイドアプリケーションはまた、ユーザが、コンテンツ間をナビゲートし、それを特定することを可能にする。本明細書で参照されるように、用語「マルチメディア」とは、前述の少なくとも2つの異なるコンテンツ形態、例えば、テキスト、オーディオ、画像、ビデオ、または双方向コンテンツ形態を利用する、コンテンツを意味すると理解されたい。コンテンツは、ユーザ機器デバイスによって、録画、再生、表示、またはアクセスされてもよいが、また、ライブパーフォーマンスの一部であることも可能である。
【0026】
本明細書で論じられる実施形態のいずれかを行うためのメディアガイドアプリケーションおよび/または任意の命令は、コンピュータ可読媒体上にエンコードされてもよい。コンピュータ可読媒体は、データを記憶する可能な任意のメディアを含む。コンピュータ可読媒体は、限定ではないが、電気または電磁信号の伝搬を含む、一過性であってもよく、または限定ではないが、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、USBドライブ、DVD、CD、メディアカード、レジスタメモリ、プロセッサキャッシュ、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)等の揮発性および不揮発性コンピュータメモリまたは記憶デバイスを含む、非一過性であってもよい。
【0027】
インターネット、モバイルコンピューティング、および高速無線ネットワークの出現に伴って、ユーザは、従来は使用しなかったユーザ機器デバイス上でメディアにアクセスするようになっている。本明細書で参照されるように、語句「ユーザ機器デバイス」、「ユーザ機器」、「ユーザデバイス」、「電子デバイス」、「電子機器」、「メディア機器デバイス」、または「メディアデバイス」は、テレビ、スマートTV、セットトップボックス、衛星テレビに対応するための統合型受信機デコーダ(IRD)、デジタル記憶デバイス、デジタルメディア受信機(DMR)、デジタルメディアアダプタ(DMA)、ストリーミングメディアデバイス、DVDプレーヤ、DVDレコーダ、接続型DVD、ローカルメディアサーバ、BLU-RAY(登録商標)プレーヤ、BLU-RAY(登録商標)レコーダ、パーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ウェブTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンター、ハンドヘルドコンピュータ、固定電話、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、ポータブルビデオプレーヤ、ポータブル音楽プレーヤ、ポータブルゲーム機、スマートフォン、または任意の他のテレビ機器、コンピューティング機器、もしくは無線デバイス、および/またはそれらの組み合わせ等の前述のコンテンツにアクセスするための任意のデバイスを意味すると理解されたい。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、正面画面および裏面画面、複数の正面画面、または複数の角度付き画面を有してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、正面カメラおよび/または背面カメラを有してもよい。これらのユーザ機器デバイス上で、ユーザは、テレビを通して利用可能な同一のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定することが可能であってもよい。その結果として、メディアガイドは、これらのデバイス上でも利用可能であってもよい。提供されるガイドは、テレビのみを通して利用可能なコンテンツ、他のタイプのユーザ機器デバイスのうちの1つまたはそれを上回るものみを通して利用可能なコンテンツ、またはテレビおよび他のタイプのユーザ機器デバイスのうちの1つまたはそれを上回るもの両方を通して利用可能なコンテンツのためのものであってもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザ機器デバイス上で、オンラインアプリケーション(すなわち、ウェブサイト上で提供される)、もしくは独立型アプリケーションまたはクライアントとして提供されてもよい。メディアガイドアプリケーションを実装し得る、種々のデバイスおよびプラットフォームは、以下でより詳細に説明される。
【0028】
メディアガイドアプリケーションの機能の1つは、メディアガイドデータをユーザに提供することである。本明細書で参照されるように、語句「メディアガイドデータ」または「ガイドデータ」は、コンテンツに関連する任意のデータ、またはガイドアプリケーションを動作させる際に使用されるデータを意味すると理解されたい。例えば、ガイドデータは、番組情報、ガイドアプリケーション設定、ユーザ選好、ユーザプロファイル情報、メディア一覧、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャンネル、タイトル、内容、評価情報(例えば、ペアレンタルコントロール評価、批評家の評価等)、ジャンルまたはカテゴリ情報、俳優情報、放送会社またはプロバイダのロゴのロゴデータ等)、メディア形式(例えば、標準解像度、高解像度、3D等)、広告情報(例えば、テキスト、画像、メディアクリップ等)、オンデマンド情報、ブログ、ウェブサイト、およびユーザが所望のコンテンツオプション間をナビゲートし、それを特定するために役立つ、任意の他のタイプのガイドデータを含んでもよい。
【0029】
図1-2は、メディアガイドデータを提供するために使用され得る、例証的表示画面を示す。図1-2に示される表示画面は、任意の好適なユーザ機器デバイスまたはプラットフォーム上に実装されてもよい。図1-2の表示は、フル画面表示として図示されているが、それらはまた、表示されているコンテンツ上に完全または部分的にオーバーレイされてもよい。ユーザは、表示画面に提供された選択可能なオプション(例えば、メニューオプション、一覧オプション、アイコン、ハイパーリンク等)を選択することによって、もしくはリモートコントロールまたは他のユーザ入力インターフェースもしくはデバイス上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押下することによって、コンテンツ情報へのアクセス要望を指示してもよい。ユーザの指示に応答して、メディアガイドアプリケーションは、グリッド内の時間およびチャンネル別、時間別、チャンネル別、ソース別、コンテンツタイプ別、カテゴリ別(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または他の所定、ユーザ定義、もしくは他の編成基準等のいくつかの方法のうちの1つにおいて編成されたメディアガイド情報を伴う表示画面を提供してもよい。
【0030】
図1は、単一表示内の異なるタイプのコンテンツへのアクセスも可能にする、時間およびチャンネル別に配列された番組一覧表示100の例証的グリッドを示す。表示100は、以下を伴うグリッド102を含んでもよい:(1)各チャンネル/コンテンツタイプ識別子(列内のセル)が利用可能な異なるチャンネルまたはコンテンツのタイプを識別する、チャンネル/コンテンツタイプ識別子104の列、および(2)各時間識別子(行内のセル)が番組の時間帯を識別する、時間識別子106の行。グリッド102はまた、番組一覧108等の番組一覧のセルも含み、各一覧は、一覧の関連チャンネルおよび時間の上に提供される、番組のタイトルを提供する。ユーザ入力デバイスを用いて、ユーザは、ハイライト領域110を移動させることによって番組一覧を選択することができる。ハイライト領域110によって選択される番組一覧に関する情報が、番組情報領域112内に提供されてもよい。領域112は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時間(該当する場合)、番組が放送されるチャンネル(該当する場合)、番組の評価、および他の所望の情報を含んでもよい。
【0031】
線形番組(例えば、所定の時間に複数のユーザ機器デバイスに伝送されるようにスケジューリングされ、スケジューリングに従って提供される、コンテンツ)へのアクセスの提供に加え、メディアガイドアプリケーションはまた、非線形番組(例えば、任意の時間においてユーザ機器デバイスにアクセス可能であって、スケジューリングに従って提供されない、コンテンツ)へのアクセスも提供する。非線形番組は、オンデマンドコンテンツ(例えば、VOD)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能メディア等)、ローカルに記憶したコンテンツ(例えば、前述の任意のユーザ機器デバイスまたは他の記憶デバイス上に記憶されたコンテンツ)、または時間的制約のない他のコンテンツを含む、異なるコンテンツソースからのコンテンツを含んでもよい。オンデマンドコンテンツは、映画または特定のコンテンツプロバイダ(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供するHBO On Demand)によって提供される任意の他のコンテンツを含んでもよい。HBO ON DEMANDは、Time Warner Company L.P.らによって所有されるサービスマークであり、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャスト等のウェブイベント、もしくはインターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス(例えば、FTP)を通して、ストリーミングコンテンツまたはダウンロード可能なコンテンツとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含んでもよい。
【0032】
グリッド102は、オンデマンド一覧114、録画コンテンツ一覧116、およびインターネットコンテンツ一覧118を含む、非線形番組のメディアガイドデータを提供してもよい。異なるタイプのコンテンツソースからのコンテンツのためのメディアガイドデータを組み合わせる表示は、「混合メディア」表示と称されることもある。表示100とは異なる、表示され得るメディアガイドデータのタイプの種々の順列は、ユーザ選択またはガイドアプリケーション定義に基づいてもよい(例えば、録画および放送一覧のみの表示、オンデマンドおよび放送一覧のみの表示等)。例証されるように、一覧114、116、および118は、これらの一覧の選択が、それぞれ、オンデマンド一覧、録画一覧、またはインターネット一覧専用の表示へのアクセスを提供し得ることを示すように、グリッド102内に表示される時間帯全体に及ぶものとして示されている。いくつかの実施形態では、これらのコンテンツタイプの一覧は、グリッド102に直接含まれてもよい。ユーザがナビゲーションアイコン120のうちの1つを選択することに応答して、付加的メディアガイドデータが表示されてもよい(ユーザ入力デバイス上の矢印キーを押下することによって、ナビゲーションアイコン120を選択することと同様に表示に影響を及ぼしてもよい)。
【0033】
表示100はまた、ビデオ領域122、広告124、およびオプション領域126を含んでもよい。ビデオ領域122は、ユーザが、現在利用可能である、今後利用可能となる、またはユーザに利用可能であった番組を視聴および/またはプレビューすることを可能にしてもよい。ビデオ領域122のコンテンツは、グリッド102に表示される一覧のうちの1つに対応するか、またはそれから独立してもよい。ビデオ領域を含むグリッド表示は、ピクチャインガイド(PIG)表示と称されることもある。PIG表示およびそれらの機能は、2003年5月13日発行のSatterfieldらの米国特許第6,564,378号、および2001年5月29日発行のYuenらの米国特許第6,239,794号でさらに詳細に説明されており、それらは全体として参照することによって本明細書に組み込まれる。PIG表示は、本明細書に説明される実施形態の他のメディアガイドアプリケーション表示画面に含まれてもよい。
【0034】
広告124は、(例えば、購読番組に対する)視聴者のアクセス権に応じて、現在視聴が利用可能である、将来視聴が利用可能となる、または決して視聴利用可能とはなり得ない、コンテンツの広告を提供してもよく、グリッド102内のコンテンツ一覧のうちの1つまたはそれを上回るものに対応するか、または無関係であってもよい。広告124はまた、グリッド102内で表示されるコンテンツに関係するか、または無関係である製品もしくはサービスに対するものであってもよい。広告124は、選択可能であってもよく、コンテンツに関するさらなる情報を提供する、製品またはサービスに関する情報を提供する、コンテンツ、製品、またはサービスの購入を可能にする、広告に関するコンテンツを提供する等を行ってもよい。広告124は、ユーザのプロファイル/選好、監視されたユーザ活動、提供される表示のタイプ、または他の好適な標的化された広告基盤に基づいて標的化されてもよい。
【0035】
広告124は、長方形またはバナー形状として示されているが、広告は、ガイドアプリケーション表示内の任意の好適なサイズ、形状、および場所で提供されてもよい。例えば、広告124は、グリッド102に水平方向に隣接する長方形として提供されてもよい。これは、パネル広告と称されることもある。加えて、広告は、コンテンツまたはガイドアプリケーション表示上にオーバーレイされるか、または表示内に埋め込まれてもよい。広告はまた、テキスト、画像、回転画像、ビデオクリップ、または前述の他のタイプのコンテンツを含んでもよい。広告は、ガイドアプリケーションを有するユーザ機器デバイス内、ユーザ機器に接続されたデータベース内、遠隔場所(ストリーミングメディアサーバを含む)内、もしくは他の記憶手段またはこれらの場所の組み合わせ上に記憶されてもよい。メディアガイドアプリケーションに広告を提供するステップは、例えば、それらの全体で参照することにより本明細書に組み込まれる、2003年1月17日出願のKnudsonらの米国特許出願第2003/0110499号、2004年6月29日発行のWard, IIIらの米国特許第6,756,997号、および2002年5月14日発行のScheinらの米国特許第6,388,714号で、さらに詳細に論じられている。広告は、本明細書に説明される実施形態の他のメディアガイドアプリケーション表示画面に含まれてもよいことが理解されるであろう。
【0036】
オプション領域126は、ユーザが、異なるタイプのコンテンツ、メディアガイドアプリケーション表示、および/またはメディアガイドアプリケーション特徴にアクセスすることを可能にしてもよい。オプション領域126は、ディプレイ100(および本明細書に説明される他の表示画面)の一部であってもよく、もしくは画面上のオプションを選択すること、またはユーザ入力デバイス上の専用または割当可能ボタンを押下することによって、ユーザによって呼び出されてもよい。オプション領域126内の選択可能オプションは、グリッド102内の番組一覧に関連する特徴に関してもよく、またはメインメニュー表示から利用可能なオプションを含んでもよい。番組一覧に関連する特徴は、他の放送時間または番組の受信方法の検索、番組の録画、番組の連続録画の有効化、番組および/またはチャンネルをお気に入りとして設定、番組の購入、もしくは他の特徴を含んでもよい。メインメニュー表示から利用可能なオプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタルコントロールオプション、インターネットオプション、クラウドベースのオプション、デバイス同期オプション、第2の画面デバイスオプション、種々のタイプのメディアガイドデータ表示にアクセスするためのオプション、プレミアムサービスを購読するためのオプション、ユーザのプロファイルを編集するためのオプション、ブラウザオーバーレイにアクセスするためのオプション、もしくは他のオプションを含んでもよい。
【0037】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化されてもよい。個人化されたメディアガイドアプリケーションは、ユーザが、メディアガイドアプリケーションによって個人化された「体験」を生成するように、表示および特徴をカスタマイズすることを可能にする。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力できるようにすることによって、および/または種々のユーザ選好を判定するようにメディアガイドアプリケーションがユーザ活動を監視することによって、生成されてもよい。ユーザは、ログインすることによって、または別様にガイドアプリケーションに対して自らを識別することによって、自らの個人化されたガイドアプリケーションにアクセスしてもよい。メディアガイドアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに従って作成されてもよい。カスタマイズは、提示方式(例えば、表示の色方式、テキストのフォントサイズ等)、表示されるコンテンツ一覧の態様(例えば、HDTV番組のみまたは3D番組のみ、お気に入りチャンネルオプションに基づいたユーザ指定の放送チャンネル、チャンネルの表示の並び替え、推奨コンテンツ等)、所望の録画特徴(例えば、特定のユーザに対する録画または連続録画、録画品質等)、ペアレンタルコントロール設定、インターネットコンテンツのカスタマイズされた提示(例えば、ソーシャルメディアコンテンツ、電子メール、電子的に配信された記事等の提示)、および他の所望のカスタマイズを変更させるステップを含んでもよい。
【0038】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、ユーザプロファイル情報を提供することを可能にしてもよく、またはユーザプロファイル情報を自動的にコンパイルしてもよい。メディアガイドアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするコンテンツ、および/またはユーザがガイドアプリケーションと行ってもよい他の相互作用を監視してもよい。加えて、メディアガイドアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルの全体または一部を取得し(例えば、www.allrovi.com等のユーザがアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイドアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザの別のユーザ機器デバイスから等)、および/またはメディアガイドアプリケーションがアクセスし得る他のソースから、ユーザに関する情報を取得してもよい。結果として、ユーザの異なるユーザ機器デバイスにわたって、統一されたガイドアプリケーション体験をユーザに提供することができる。このタイプのユーザ体験は、図4に関連して、以下でより詳細に説明される。付加的な個人化されたメディアガイドアプリケーション特徴は、2005年7月11日出願のEllisらの米国特許出願第2005/0251827号、2007年1月16日出願のBoyerらの米国特許出願第7,165,098号、および2002年2月21日出願のEllisらの米国特許出願第2002/0174430号でさらに詳細に説明されており、それらは全体として参照することにより本明細書に組み込まれる。
【0039】
メディアガイドを提供するための別の表示配列が、図2に示されている。ビデオモザイク表示200は、コンテンツのタイプ、ジャンル、および/または他の編成基準に基づいて編成されたコンテンツ情報のための選択可能オプション202を含む。表示200では、テレビ一覧オプション204が、選択され、したがって、一覧206、208、210、および212を放送番組一覧として提供する。表示200では、一覧は、カバーアート、コンテンツからの静止画像、ビデオクリップのプレビュー、コンテンツからのライブビデオ、または一覧中のメディアガイドデータによって記述されているコンテンツをユーザに示す他のタイプのコンテンツを含む、グラフィック画像を提供してもよい。グラフィック一覧のそれぞれはまた、一覧と関連付けられたコンテンツに関するさらなる情報を提供するように、テキストを伴ってもよい。例えば、一覧208は、メディア部分214およびテキスト部分216を含む、1つより多くの部分を含んでもよい。メディア部分214および/またはテキスト部分216は、コンテンツをフル画面で視聴するように、またはメディア部分214に表示されるコンテンツに関連する情報を閲覧するように(例えば、ビデオが表示されるチャンネルの一覧を閲覧するように)、選択可能であってもよい。
【0040】
表示200中の一覧は、異なるサイズである(すなわち、一覧206は、一覧208、210、および212より大きい)が、所望の場合、全一覧が同一のサイズであってもよい。一覧は、コンテンツプロバイダの所望に応じて、またはユーザ選好に基づいて、ユーザが関心の程度を示すように、または、あるコンテンツを強調するように、異なるサイズであるか、またはグラフィックが強調されてもよい。コンテンツ一覧をグラフィック的に強調するための種々のシステムおよび方法は、例えば、全体として参照することにより本明細書に組み込まれる、2005年12月29日に出願されたYatesの米国特許出願公開第2010/0153885号で論じられている。
【0041】
ユーザは、そのユーザ機器デバイスのうちの1つまたはそれを上回るものから、コンテンツおよびメディアガイドアプリケーション(ならびに上記および下記で説明されるその表示画面)にアクセスしてもよい。図3は、例証的ユーザ機器デバイス300の一般化された実施形態を示す。ユーザ機器デバイスのより具体的な実装は、図4に関連して以下で論じられる。ユーザ機器デバイス300は、入出力(以下「I/O」)パス302を介して、コンテンツおよびデータを受信してもよい。I/Oパス302は、処理回路306および記憶308を含む制御回路304に、コンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を経由して利用可能なコンテンツ、および/または他のコンテンツ)およびデータを提供してもよい。制御回路304は、I/Oパス302を使用して、コマンド、要求、および他の好適なデータを送受信するために使用されてもよい。I/Oパス302は、制御回路304(具体的には、処理回路306)を1つまたはそれを上回る通信パス(以下で説明される)に接続してもよい。I/O機能は、これらの通信パスのうちの1つまたはそれを上回るものによって提供されてもよいが、図面が複雑になり過ぎることを回避するため、図3では単一パスとして示されている。
【0042】
制御回路304は、処理回路306等の任意の好適な処理回路に基づいてもよい。本明細書で参照されるように、処理回路とは、1つまたはそれを上回るマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラマブル論理デバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)等に基づく回路を意味すると理解され、マルチコアプロセッサ(例えば、デュアルコア、クアドコア、ヘクサコア、または任意の好適な数のコア)またはスーパーコンピュータを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路は、複数の別個のプロセッサまたは処理ユニット、例えば、複数の同一のタイプの処理ユニット(例えば、2つのIntel Core i7プロセッサ)または複数の異なるプロセッサ(例えば、Intel Core
i5プロセッサおよびIntel Core i7プロセッサ)にわたって分散されてもよい。いくつかの実施形態では、制御回路304は、メモリ(すなわち、記憶308)に記憶されたメディアガイドアプリケーションに対する命令を実行する。具体的には、制御回路304は、メディアガイドアプリケーションによって、前述および後述の機能を行うように命令されてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304に、メディアガイド表示を生成するための命令を提供してもよい。いくつかの実装では、制御回路304によって行われるいかなるアクションも、メディアガイドアプリケーションから受信した命令に基づいてもよい。
【0043】
クライアントサーバに基づく実施形態では、制御回路304は、ガイドアプリケーションサーバもしくは他のネットワークまたはサーバと通信するための好適な通信回路を含んでもよい。前述の機能性を実施するための命令は、ガイドアプリケーションサーバ上に記憶されてもよい。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタル加入者回線(DSL)モデム、電話モデム、イーサネット(登録商標)カード、または他の機器との通信用無線モデム、または任意の他の好適な通信回路を含んでもよい。そのような通信は、インターネットもしくは任意の他の好適な通信ネットワークまたはパスを伴ってもよい(図4に関連してさらに詳細に説明される)。加えて、通信回路は、ユーザ機器デバイスのピアツーピア通信、または相互から遠隔の場所にあるユーザ機器デバイスの通信を可能にする回路を含んでもよい(以下でさらに詳細に説明される)。
【0044】
メモリは、制御回路304の一部である、記憶308として提供される、電子記憶デバイスであってもよい。本明細書で参照されるように、語句「電子記憶デバイス」または「記憶デバイス」とは、ランダム-アクセスメモリ、読取専用メモリ、ハードドライブ、光学ドライブ、デジタルビデオディスク(DVD)レコーダ、コンパクトディスク(CD)レコーダ、BLU-RAY(登録商標)ディスク(BD)レコーダ、BLU-RAY(登録商標) 3Dディスクレコーダ、デジタルビデオレコーダ(DVR(パーソナルビデオレコーダと呼ばれる場合もある)、またはPVR)、固体デバイス、量子記憶デバイス、ゲームコンソール、ゲームメディア、もしくは任意の他の好適な固定またはリムーバブル記憶デバイス、および/または任意のそれらの組み合わせ等の電子データ、コンピュータソフトウェア、またはファームウェアを記憶するための任意のデバイスを意味すると理解されたい。記憶308は、本明細書に説明される種々のタイプのコンテンツ、ならびに前述のメディアガイドデータを記憶するために使用されてもよい。非揮発性メモリもまた、使用されてもよい(例えば、ブートアップルーチンや他の命令を起動するために)。図4に関連して説明される、クラウドベースの記憶が、記憶308を補完するために使用される、または記憶308の代わりに使用されてもよい。
【0045】
制御回路304は、1つまたはそれを上回るアナログチューナ、1つまたはそれを上回るMPEG-2デコーダ、または他のデジタル復号回路、高解像度チューナ、または任意の他の好適な同調もしくはビデオ回路、もしくはそのような回路の組み合わせ等のビデオ生成回路および同調回路を含んでもよい。符号化回路(例えば、記憶のために、無線、アナログ、またはデジタル信号をMPEG信号に変換するためのもの)もまた、提供されてもよい。制御回路304はまた、コンテンツをユーザ機器300の好ましい出力形式に上方変換および下方変換するためのスケーラ回路を含んでもよい。回路304はまた、デジタルおよびアナログ信号間で変換するためのデジタルからアナログへの変換回路およびアナログからデジタルへの変換回路を含んでもよい。同調および符号化回路は、コンテンツを受信して表示する、再生する、または録画するために、ユーザ機器デバイスによって使用されてもよい。同調および符号化回路はまた、ガイドデータを受信するために使用されてもよい。例えば、同調、ビデオ生成、符号化、復号、暗号化、解読、スケーラ、およびアナログ/デジタル回路を含む、本明細書に説明される回路は、1つまたはそれを上回る汎用または特殊プロセッサ上で起動するソフトウェアを使用して実装されてもよい。複数のチューナが、同時同調機能に対処するように提供されてもよい(例えば、視聴および録画機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、多重チューナ録画機能等)。記憶308が、ユーザ機器300とは別のデバイスとして提供される場合、同調および符号化回路(複数のチューナを含む)は、記憶308と関連付けられてもよい。
【0046】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース310を使用して、命令を制御回路304に送信してもよい。ユーザ入力インターフェース310は、リモートコントロール、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチ画面、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェース、または他のユーザ入力インターフェース等、任意の好適なユーザインターフェースであってもよい。ディスプレイ312は、独立型デバイスとして提供されるか、またはユーザ機器デバイス300の他の要素と統合してもよい。例えば、ディスプレイ312は、タッチスクリーンまたはタッチセンサ式表示であってもよい。そのような状況では、ユーザ入力インターフェース312は、ディスプレイ312と統合される、または組み合わせられてもよい。ディスプレイ312は、モニタ、テレビ、モバイルデバイスのための液晶ディスプレイ(LCD)、非晶質シリコンディスプレイ、低温ポリシリコンディスプレイ、電子インクディスプレイ、電気泳動ディスプレイ、アクティブマトリクスディスプレイ、エレクトロウェッティングディスプレイ、電気流体ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、エレクトロルミネセントディスプレイ、プラズマ表示パネル、高性能アドレッシングディスプレイ、薄膜トランジスタディスプレイ、有機発光ダイオードディスプレイ、表面伝導型電子放出素子ディスプレイ(SED)、レーザテレビ、カーボンナノチューブ、量子ドットディスプレイ、干渉変調器ディスプレイ、または視覚的画像を表示するための任意の他の好適な機器のうちの1つまたはそれを上回るものであってもよい。いくつかの実施形態では、ディスプレイ312は、HDTV対応型であってもよい。いくつかの実施形態では、ディスプレイ312は、3D表示であってもよく、双方向メディアガイドアプリケーションおよび任意の好適なコンテンツは、3Dで表示されてもよい。ビデオカードまたはグラフィックカードは、出力をディスプレイ312に生成してもよい。ビデオカードは、3Dシーンおよび2Dグラフィックのレンダリング加速、MPEG-2/MPEG-4復号、TV出力、または複数のモニタを接続する能力等の種々の機能をもたらしてもよい。ビデオカードは、制御回路304に関連する前述の任意の処理回路であってもよい。ビデオカードは、制御回路304と統合されてもよい。スピーカ314は、ユーザ機器デバイス300の他の要素との統合として提供されてもよく、または独立型ユニットであってもよい。ディスプレイ312上に表示されるビデオおよび他のコンテンツのオーディオ構成要素は、スピーカ314を通して再生されてもよい。いくつかの実施形態では、音声は、スピーカ314を介して音声を処理および出力する、受信機(図示せず)に配信されてもよい。
【0047】
ガイドアプリケーションは、任意の好適なアーキテクチャを使用して実装されてもよい。例えば、それは、ユーザ機器デバイス300上で完全に実装される、独立型アプリケーションであってもよい。そのようなアプローチでは、アプリケーションの命令は、ローカルに記憶され(例えば、記憶308内に)、アプリケーションによって使用するためのデータは、周期的にダウンロードされる(例えば、帯域外フィードから、インターネットリソースから、または別の好適なアプローチを使用して)。制御回路304は、記憶308からアプリケーションの命令を読み出し、本明細書で論じられる表示のいずれかを生成するための命令を処理してもよい。処理された命令に基づいて、制御回路304は、入力が入力インターフェース310から受信されるときに行うアクションを判定してもよい。例えば、表示上のカーソルの上/下への移動は、入力インターフェース310が上/下ボタンが選択されたことを示すとき、処理された命令によって示されてもよい。
【0048】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、クライアントサーバベースのアプリケーションである。ユーザ機器デバイス300上に実装される、シックまたはシンクライアントによって使用するためのデータは、ユーザ機器デバイス300の遠隔にあるサーバに要求を発行することによって、オンデマンドで読み出される。クライアントサーバベースのガイドアプリケーションの一実施例では、制御回路304は、遠隔サーバによって提供されるウェブページを解釈する、ウェブブラウザを実行する。例えば、遠隔サーバは、記憶デバイス内にアプリケーションのための命令を記憶してもよい。遠隔サーバは、回路(例えば、制御回路304)を使用して、記憶された命令を処理し、前述および後述の表示を生成してもよい。クライアントデバイスは、遠隔サーバによって生成される表示を受信してもよく、表示のコンテンツを機器デバイス300上でローカルに表示してもよい。このように、命令の処理は、サーバによって遠隔で行われる一方、結果として生じる表示は、機器デバイス300上にローカルに提供される。機器デバイス300は、入力インターフェース310を介して、ユーザからの入力を受信し、対応する表示を処理および生成するために、それらの入力を遠隔サーバに伝送してもよい。例えば、機器デバイス300は、上/下ボタンが入力インターフェース310を介して選択されたことを示す、通信を遠隔サーバに伝送してもよい。遠隔サーバは、その入力に従って命令を処理し、入力に対応するアプリケーションの表示を生成してもよい(例えば、カーソルを上/下に移動させる表示)。生成された表示は、次いで、ユーザへの提示のために、機器デバイス300に伝送される。
【0049】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、インタープリタまたは仮想マシン(制御回路304によって起動される)によって、ダウンロードされ、解釈または別様に起動される。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、ETVバイナリ交換形式(ETV Binary Interchange Format(EBIF))で符号化され、好適なフィードの一部として制御回路304によって受信され、制御回路304上で起動するユーザエージェントによって解釈されてもよい。例えば、ガイドアプリケーションは、EBIFアプリケーションであってもよい。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、制御回路304によって実行されるローカル仮想マシンまたは他の好適なミドルウェアによって受信および起動される、一連のJAVA(登録商標)ベースのファイルによって定義されてもよい。そのような実施形態のうちのいくつか(例えば、MPEG-2または他のデジタルメディア符号化スキームを採用するもの)では、ガイドアプリケーションは、例えば、番組のMPEGオーディオおよびビデオパケットを用いたMPEG-2オブジェクトカルーセルにおいて符号化および伝送されてもよい。
【0050】
図3のユーザ機器デバイス300は、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406、または非携帯型ゲーム機等のコンテンツにアクセスするために好適な任意の他のタイプのユーザ機器として、図4のシステム400に実装することができる。簡単にするために、これらのデバイスは、本明細書では総称して、ユーザ機器またはユーザ機器デバイスと称されてもよく、前述のユーザ機器デバイスに実質的に類似してもよい。メディアガイドアプリケーションが実装され得る、ユーザ機器デバイスは、独立型デバイスとして機能してもよく、またはデバイスのネットワークの一部であってもよい。デバイスの種々のネットワーク構成が実装されてもよく、以下でさらに詳細に論じられる。
【0051】
図3に関連して前述のシステム特徴のうちの少なくともいくつかを利用する、ユーザ機器デバイスは、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、または無線ユーザ通信デバイス406としてだけに分類されなくてもよい。例えば、ユーザテレビ機器402は、いくつかのユーザコンピュータ機器404のように、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット対応型であってもよい一方で、ユーザコンピュータ機器404は、いくつかのテレビ機器402のように、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含んでもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、種々の異なるタイプのユーザ機器上で同一レイアウトを有してもよく、またはユーザ機器の表示能力に合わせられてもよい。例えば、ユーザコンピュータ機器404上では、ガイドアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供されてもよい。別の実施例では、ガイドアプリケーションは、無線ユーザ通信デバイス406用にスケールダウンされてもよい。
【0052】
システム400では、典型的には、各タイプのユーザ機器デバイスが1つを上回って存在するが、図面が複雑になり過ぎることを回避するために、それぞれ1つだけが図4に示されている。加えて、各ユーザは、1つを上回るタイプのユーザ機器デバイスと、また、各タイプのユーザ機器デバイスのうちの1つを上回るものとを利用してもよい。
【0053】
いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイス(例えば、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、無線ユーザ通信デバイス406)は、「第2の画面デバイス」と称されてもよい。例えば、第2の画面デバイスは、第1のユーザ機器デバイス上に提示されるコンテンツを補完してもよい。第2の画面デバイス上に提示されるコンテンツは、第1のデバイス上に提示されるコンテンツを補完する、任意の好適なコンテンツであってもよい。いくつかの実施形態では、第2の画面デバイスは、第1のデバイスの設定および表示選好を調節するためのインターフェースを提供する。いくつかの実施形態では、第2の画面デバイスは、他の第2の画面デバイスと相互作用する、またはソーシャルネットワークと相互作用するために構成される。第2の画面デバイスは、第1のデバイスと同一の部屋内に、第1のデバイスと異なる部屋であるが同一の家または建物内に、または第1のデバイスと異なる建物内に位置することができる。
【0054】
ユーザはまた、家庭内デバイスおよび遠隔デバイスにわたって一貫したメディアガイドアプリケーション設定を維持するように、種々の設定を設定してもよい。設定は、本明細書に説明される設定、ならびにお気に入りのチャンネルおよび番組、番組を推奨するためにガイドアプリケーションが利用する番組選好、表示選好、および他の望ましいガイド設定を含む。例えば、ユーザが、オフィスのパソコンで、例えば、ウェブサイトwww.allrovi.comの上で、チャンネルをお気に入りとして設定した場合、所望に応じて、同一のチャンネルが、ユーザの家庭内デバイス(例えば、ユーザテレビ機器およびユーザコンピュータ機器)、ならびにユーザのモバイルデバイス上でお気に入りとして表示される。したがって、同一のまたは異なるタイプのユーザ機器デバイスであるかどうかにかかわらず、1つのユーザ機器デバイス上で行われる変更は、別のユーザ機器デバイス上のガイド体験を変更することができる。さらに、行われる変更は、ユーザによる設定入力、ならびにガイドアプリケーションによって監視されるユーザ活動に基づいてもよい。
【0055】
ユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク414に連結されてもよい。すなわち、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406は、それぞれ、通信パス408、410、および412を介して、通信ネットワーク414に連結される。通信ネットワーク414は、インターネット、携帯電話ネットワーク、モバイルボイスまたはデータネットワーク(例えば、4GまたはLTEネットワーク)、ケーブルネットワーク、公衆交換電話ネットワーク、または他のタイプの通信ネットワーク、もしくは通信ネットワークの組み合わせを含む、1つまたはそれを上回るネットワークであってもよい。パス408、410、および412は、別個または一緒に、衛星パス、光ファイバパス、ケーブルパス、インターネット通信をサポートするパス(例えば、IPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他の無線信号用)、もしくは任意の他の好適な有線または無線通信パス、もしくはそのようなパスの組み合わせ等、1つまたはそれを上回る通信パスを含んでもよい。パス412は、図4に示された例示的実施形態において、無線パスであることを示すように破線で描かれ、パス408および410は、有線パスであることを示すように実線で描かれている(しかし、これらのパスは、所望に応じて、無線パスであってもよい)。ユーザ機器デバイスとの通信は、これらの通信パスのうちの1つまたはそれを上回るものによって提供されてもよいが、図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するために、単一パスとして示されている。
【0056】
通信パスは、ユーザ機器デバイスの間には描かれていないが、これらのデバイスは、パス408、410、および412に関連して上記で説明されるもの、ならびにUSBケーブル、IEEE1394ケーブル、無線パス(例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線、IEEE802-11x等)等の他の短距離ポイントツーポイント通信パス、もしくは有線または無線パスを介した他の短距離通信等の通信パスを介して、相互に直接通信してもよい。BLUETOOTH(登録商標)は、Bluetooth(登録商標)
SIG, INC.によって所有される認証マークである。ユーザ機器デバイスはまた、通信ネットワーク414を介した間接的パスを通して、直接相互に通信してもよい。
【0057】
システム400は、それぞれ、通信パス420および422を介して、通信ネットワーク414に連結される、コンテンツソース416およびメディアガイドデータソース418を含む。パス420および422は、パス408、410、および412に関して上記で説明される通信パスのうちのいずれかを含んでもよい。コンテンツソース416およびメディアガイドデータソース418との通信は、1つまたはそれを上回る通信パスを介して交信されてもよいが、図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するために、単一パスとして示されている。加えて、コンテンツソース416およびメディアガイドデータソース418のそれぞれが1つを上回ってあってもよいが、図4では、図面が複雑になり過ぎることを回避するために、それぞれ1つだけが示されている。(これらのソースのそれぞれの異なるタイプを以下で論じる)。所望に応じて、コンテンツソース416およびメディアガイドデータソース418は、1つのソースデバイスとして統合されてもよい。ソース416および418と、ユーザ機器デバイス402、404、および406との間の通信は、通信ネットワーク414を通したものとして示されているが、いくつかの実施形態では、ソース416および418は、パス408、410、および412に関連して上記で説明されるもの等の通信パス(図示せず)を介して、ユーザ機器デバイス402、404、および406と直接通信してもよい。
【0058】
コンテンツソース416は、テレビ配信施設、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星配信施設、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送会社)、中間配信施設および/またはサーバ、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバ、および他のコンテンツプロバイダを含む、1つまたはそれを上回るタイプのコンテンツ配信機器を含んでもよい。NBCは、National Broadcasting Company, Inc.によって所有される商標であり、ABCは、American Broadcasting Company, INC.によって所有される商標であり、HBOは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。コンテンツソース416は、コンテンツの発信元であってもよく(例えば、テレビ放送会社、ウェブキャストプロバイダ等)、またはコンテンツの発信元でなくてもよい(例えば、オンデマンドコンテンツプロバイダ、ダウンロード用放送番組のコンテンツのインターネットプロバイダ等)。コンテンツソース416は、ケーブルソース、衛星プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、オーバーザトップコンテンツプロバイダ、または他のコンテンツのプロバイダを含んでもよい。コンテンツソース416はまた、ユーザ機器デバイスのうちのいずれかから遠隔の場所にある、異なるタイプのコンテンツ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)を記憶するために使用される、遠隔メディアサーバを含んでもよい。コンテンツの遠隔記憶のため、および遠隔に記憶されたコンテンツをユーザ機器に提供するためのシステムおよび方法は、全体として参照することにより本明細書に組み込まれる、2010年7月20日出願のEllisらの米国特許出願第7,761,892号に関連して、さらに詳細に論じられている。
【0059】
メディアガイドデータソース418は、例えば、前述のメディアガイドデータ等のメディアガイドデータを提供してもよい。メディアガイドデータは、任意の好適なアプローチを使用して、ユーザ機器デバイスに提供されてもよい。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、データフィード(例えば、継続フィードまたはトリクルフィード)を介して、番組ガイドデータを受信する、独立型双方向テレビ番組ガイドであってもよい。番組スケジューリングデータおよび他のガイドデータは、テレビチャンネルのサイドバンド上で、帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または任意の他の好適なデータ伝送技術によって、ユーザ機器に提供されてもよい。番組スケジューリングデータおよび他のメディアガイドデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャンネル上でユーザ機器に提供されてもよい。
【0060】
いくつかの実施形態では、メディアガイドデータソース418からのガイドデータは、クライアントサーバアプローチを使用して、ユーザの機器に提供されてもよい。例えば、ユーザ機器デバイスは、メディアガイドデータをサーバからプルしてもよく、またはサーバは、メディアガイドデータをユーザ機器デバイスにプッシュしてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザの機器上に常駐するガイドアプリケーションクライアントは、必要に応じて、例えば、ガイドデータが、古くなっているとき、またはユーザ機器デバイスが、データを受信する要求をユーザから受信するとき、ソース418とセッションを開始し、ガイドデータを取得してもよい。メディアガイドは、任意の好適な頻度で(例えば、継続的に、毎日、ユーザ指定期間で、システム指定期間で、ユーザ機器からの要求に応じて等)ユーザ機器に提供されてもよい。メディアガイドデータソース418は、ユーザ機器デバイス402、404、および406に、メディアガイドアプリケーション自体、またはメディアガイドアプリケーションのソフトウェア更新を提供してもよい。
【0061】
いくつかの実施形態では、メディアガイドデータは、視聴者データを含んでもよい。例えば、視聴者データは、現在のおよび/または履歴ユーザアクティビティ情報(例えば、ユーザが典型的に見るコンテンツ、ユーザがコンテンツを見る時刻、ユーザがソーシャルネットワークと相互作用するかどうか、ユーザがソーシャルネットワークと相互作用し、情報をポストする時間、ユーザが典型的に見るコンテンツのタイプ(例えば、有料TVまたは無料TV)、気分、脳の活動情報等)を含んでもよい。メディアガイドデータはまた、加入データを含んでもよい。例えば、加入データは、所与のユーザ加入するソースまたはサービスおよび/または所与のユーザが以前に加入していたが、後にアクセスを打ち切ったソースまたはサービスを識別してもよい(例えば、ユーザがプレミアムチャネルに加入しているかどうか、ユーザがプレミアムレベルのサービスを追加したかどうか、ユーザがインターネット速度を加速させたかどうか)。いくつかの実施形態では、視聴者データおよび/または加入データは、1年を上回る周期の間の所与のユーザのパターンを識別してもよい。メディアガイドデータは、所与のユーザがサービス/ソースへのアクセスを打ち切るであろう可能性を示すスコアを生成するために使用される、モデル(例えば、残存者モデル)を含んでもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、加入データと、所与のユーザが特定のサービスまたはソースへのアクセスを打ち切るであろうかどうかの可能性を示す、値またはスコアを生成するためのモデルを併用して、視聴者データを処理してもよい。特に、より高いスコアは、ユーザが特定のサービスまたはソースへのアクセスを打ち切るであろう、より高いレベルの信頼性を示し得る。スコアに基づいて、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがアクセスを打ち切る可能性が高いであろうものとしてスコアによって示される特定のサービスまたはソースをユーザが維持するように勧誘する宣伝および広告を生成してもよい。
【0062】
メディアガイドアプリケーションは、例えば、ユーザ機器デバイス上に実装される独立型アプリケーションであってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、記憶308内に記憶され、ユーザ機器デバイス300の制御回路304によって実行され得る、ソフトウェアまたは実行可能命令のセットとして実装されてもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、クライアント-サーバアプリケーションであってもよく、その場合、クライアントアプリケーションのみ、ユーザ機器デバイス上に常駐し、サーバアプリケーションは、遠隔サーバ上に常駐する。例えば、メディアガイドアプリケーションは、部分的に、ユーザ機器デバイス300の制御回路304上のクライアントアプリケーションとして、および部分的に遠隔サーバ上で、遠隔サーバの制御回路上で起動するサーバアプリケーションとして(例えば、メディアガイドデータソース418)、実装されてもよい。遠隔サーバの制御回路(例えば、メディアガイドデータソース418)によって実行されると、メディアガイドアプリケーションは、制御回路に、ガイドアプリケーション表示を生成し、生成された表示をユーザ機器デバイスに伝送するように命令してもよい。サーバアプリケーションは、メディアガイドデータソース418の制御回路に、ユーザ機器上での記憶のためのデータを伝送するように命令してもよい。クライアントアプリケーションは、受信用ユーザ機器の制御回路に、ガイドアプリケーション表示を生成するように命令してもよい。
【0063】
ユーザ機器デバイス402、404、および406に配信されるコンテンツおよび/またはメディアガイドデータは、オーバーザトップ(OTT)コンテンツであってもよい。OTTコンテンツ配信は、前述の任意のユーザ機器デバイスを含む、インターネット対応型ユーザデバイスが、ケーブルまたは衛星接続を経由して受信されるコンテンツに加え、前述の任意のコンテンツを含む、インターネットを経由して転送されるコンテンツを受信することを可能にする。OTTコンテンツは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)によって提供されるインターネット接続を介して配信されるが、第三者も、コンテンツを配信する。ISPは、視聴能力、著作権、またはコンテンツの再配信に関与していなくてもよく、OTTコンテンツプロバイダによって提供されるIPパケットのみ転送してもよい。OTTコンテンツプロバイダの実施例として、IPパケットを介して、オーディオおよびビデオを提供する、YOUTUBE(登録商標)、NETFLIX、およびHULUが挙げられる。Youtubeは、Google Inc.によって所有される商標であり、Netflixは、Netflix, Inc.によって所有される商標であり、Huluは、Hulu, LLC.によって所有される商標である。OTTコンテンツプロバイダは、加えて、または代替として、前述のメディアガイドデータを提供してもよい。コンテンツおよび/またはメディアガイドデータに加え、OTTコンテンツのプロバイダは、メディアガイドアプリケーション(例えば、ウェブベースのアプリケーションまたはクラウドベースのアプリケーション)を配信することができ、またはコンテンツは、ユーザ機器デバイス上に記憶されるメディアガイドアプリケーションによって表示されることができる。
【0064】
メディアガイドシステム400は、いくつかのアプローチまたはネットワーク構成を例証することを意図しており、これによって、ユーザ機器デバイスならびにコンテンツおよびガイドデータのソースは、コンテンツにアクセスし、メディアガイドを提供する目的で、相互に通信してもよい。本明細書に説明される実施形態は、これらのアプローチの任意の1つまたは一部において、またはコンテンツを配信し、メディアガイドを提供するための他のアプローチを採用するシステムにおいて、適用されてもよい。以下の4つのアプローチは、図4の一般化された実施例の具体的例証を提供する。
【0065】
あるアプローチでは、ユーザ機器デバイスは、ホームネットワーク内で相互に通信してもよい。ユーザ機器デバイスは、上記で説明される短距離ポイントツーポイント通信方式を介して、ホームネットワーク上に提供されるハブまたは他の類似デバイスを通した間接パスを介して、もしくは通信ネットワーク414を介して、直接相互に通信することができる。1つの家庭内の複数の個人のそれぞれが、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器デバイスを操作してもよい。結果として、種々のメディアガイド情報または設定が、異なるユーザ機器デバイス間で伝達されることが望ましくてもよい。例えば、2005年7月11日出願のEllisらの米国特許出願第11/179,410号でさらに詳細に説明されているように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器デバイス上で、ユーザが一貫したメディアガイドアプリケーション設定を維持することが望ましくてもよい。ホームネットワーク内の異なるタイプのユーザ機器デバイスがまた、相互に通信し、コンテンツを伝送してもよい。例えば、ユーザは、ユーザコンピュータ機器から携帯用ビデオプレーヤまたは携帯用音楽プレーヤにコンテンツを伝送してもよい。
【0066】
第2のアプローチでは、ユーザは、複数のタイプのユーザ機器を有してもよく、これによって、コンテンツにアクセスし、メディアガイドを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイルデバイスによってアクセスされる、ホームネットワークを有してもよい。ユーザは、遠隔デバイス上に実装されるメディアガイドアプリケーションを介して、家庭内デバイスを制御してもよい。例えば、ユーザは、オフィスのパーソナルコンピュータ、もしくはPDAまたはウェブ対応携帯電話等のモバイルデバイスを介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイドアプリケーションにアクセスしてもよい。ユーザは、オンラインガイドアプリケーション上で種々の設定(例えば、録画、リマインダ、または他の設定)を設定して、ユーザの家庭内機器を制御してもよい。オンラインガイドは、直接、またはユーザの家庭内機器上のメディアガイドアプリケーションと通信することによって、ユーザの機器を制御してもよい。ユーザ機器デバイスが相互から遠隔の場所にある、ユーザ機器デバイスの通信のための種々のシステムおよび方法は、例えば、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる、Ellisらの2011年10月25日発行の米国特許第8,046,801号で論じられている。
【0067】
第3のアプローチでは、家庭内外のユーザ機器デバイスのユーザは、コンテンツソース416と直接通信し、コンテンツにアクセスするために、そのメディアガイドアプリケーションを使用することができる。具体的には、家庭内では、ユーザテレビ機器402およびユーザコンピュータ機器404のユーザは、メディアガイドアプリケーションにアクセスし、所望のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定してもよい。ユーザはまた、無線ユーザ通信デバイス406を使用して、家庭外のメディアガイドアプリケーションにアクセスし、所望のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定してもよい。
【0068】
第4のアプローチでは、ユーザ機器デバイスは、クラウドコンピューティング環境内で操作し、クラウドサービスにアクセスしてもよい。クラウドコンピューティング環境では、コンテンツ共有、記憶、または配信のための種々のタイプのコンピューティングサービス(例えば、ビデオ共有サイトまたはソーシャルネットワーキングサイト)が、「クラウド」と称される、ネットワーク-アクセス可能コンピューティングおよび記憶リソースの集合によって提供される。例えば、クラウドは、ネットワークを介して接続される、種々のタイプのユーザおよびデバイスにクラウドベースのサービス、例えば、通信ネットワーク414を介したインターネットを提供する、中央または分散場所に位置し得る、サーバコンピューティングデバイスの集合を含むことができる。これらのクラウドリソースは、1つまたはそれを上回るコンテンツソース416および1つまたはそれを上回るメディアガイドデータソース418を含んでもよい。加えて、または代替として、遠隔コンピューティングサイトは、ユーザテレビ機器402、ユーザコンピュータ機器404、および無線ユーザ通信デバイス406等の他のユーザ機器デバイスを含んでもよい。例えば、他のユーザ機器デバイスは、ビデオの記憶されたコピーまたはストリーミングされたビデオへのアクセスを提供してもよい。そのような実施形態では、ユーザ機器デバイスは、中心サーバと通信せずに、ピアツーピア様式で操作してもよい。
【0069】
クラウドは、ユーザ機器デバイスのために、他の実施例の中でもとりわけ、コンテンツ記憶、コンテンツ共有、またはソーシャルネットワーキングサービス等のサービスへのアクセス、ならびに前述の任意のコンテンツへのアクセスを提供する。サービスは、クラウドコンピューティングサービスプロバイダを通して、またはオンラインサービスの他のプロバイダを通して、クラウド内で提供されることができる。例えば、クラウドベースのサービスは、コンテンツ記憶サービス、コンテンツ共有サイト、ソーシャルネットワーキングサイト、または他のサービスを含むことができ、それを介して、ユーザ供給コンテンツは、接続されたデバイス上の他者によって視聴するために配信される。これらのクラウドベースのサービスは、ユーザ機器デバイスが、コンテンツをローカルに記憶し、ローカルに記憶されたコンテンツにアクセスするのではなく、コンテンツをクラウドに記憶し、コンテンツをクラウドから受信することを可能にしてもよい。
【0070】
ユーザは、カムコーダ、ビデオモード付きデジタルカメラ、オーディオレコーダ、携帯電話、およびハンドヘルドコンピューティングデバイス等の種々のコンテンツ捕捉デバイスを使用して、コンテンツを録画してもよい。ユーザは、直接、例えば、ユーザコンピュータ機器404から、またはコンテンツ捕捉特徴を有する、無線ユーザ通信デバイス406からのいずれかにおいて、クラウド上のコンテンツ記憶サービスにコンテンツをアップロードすることができる。代替として、ユーザは、最初に、コンテンツをユーザコンピュータ機器404等のユーザ機器デバイスに転送することができる。コンテンツを記憶するユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク414上のデータ伝送サービスを使用して、コンテンツをクラウドにアップロードしてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイス自体が、クラウドリソースであって、他のユーザ機器デバイスが、直接、ユーザがコンテンツを記憶したユーザ機器デバイスから、コンテンツにアクセスすることができる。
【0071】
クラウドリソースは、例えば、ウェブブラウザ、メディアガイドアプリケーション、デスクトップアプリケーション、モバイルアプリケーション、および/またはそれらのアクセスアプリケーションの任意の組み合わせを使用して、ユーザ機器デバイスによってアクセスされてもよい。ユーザ機器デバイスは、アプリケーション配信のために、クラウドコンピューティングに依拠する、クラウドクライアントであってもよく、またはユーザ機器デバイスは、クラウドリソースにアクセスせずに、いくつかの機能性を有してもよい。例えば、ユーザ機器デバイス上で起動するいくつかのアプリケーションは、クラウドアプリケーション、すなわち、インターネットを経由して、サービスとして配信されるアプリケーションであってもよい一方、他のアプリケーションは、ユーザ機器デバイス上に記憶され、起動されてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザデバイスは、コンテンツを複数のクラウドリソースから同時に受信してもよい。例えば、ユーザデバイスは、オーディオを1つのクラウドリソースからストリーミングする一方、コンテンツを第2のクラウドリソースからダウンロードすることができる。または、ユーザデバイスは、より効率的ダウンロードのために、コンテンツを複数のクラウドリソースからダウンロードすることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、図3に関連して説明される処理回路によって行われる処理操作等の処理操作のために、クラウドリソースを使用することができる。
【0072】
本明細書で言及されるように、「コマンド」は、メディアガイドアプリケーションが作用することが意図される、ユーザからメディアガイドアプリケーションにダイレクトされる任意の入力として定義される。例えば、コマンドは、メディアガイドアプリケーションが所与のメディアアセットを検索、記憶、または再生するための命令を備えてもよい。コマンドは、コンテンツの断片に対して相対的(例えば、「この番組の次の放送を見つける」)または絶対的(例えば、「チャネル2に替える」)であってもよい。コマンドはまた、暗示されてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、ユーザが「この番組が好き」と言ったことを検出する場合、プログラムの次の放送の録画をスケジュールしてもよい。メディアガイドアプリケーションは、コンテキスト、ユーザコマンド履歴、他のユーザからの類似コマンド、および/またはユーザ選好に基づいて、これらの暗示されるコマンドを解釈してもよい。
【0073】
本明細書で言及されるように、「メディアアセットの一部」は、それ自体はメディアアセット全体未満である、メディアアセットからのまたはそれに関連するデータである。例えば、メディアアセットからの始まりの場面は、そのメディアアセットの一部である。別の実施例では、メディアアセットに関連する予告編もまた、メディアアセットの一部である。
【0074】
本明細書で言及されるように、「持続時間のインジケーション」は、明示的または暗示的のいずれかにおいて、メディアアセットの部分の境界を規定する、ユーザ入力である。コマンドと同様に、インジケーションは、相対的(例えば、「次の5分」もしくは「この場面」)または絶対的(例えば、「30分マークから45分マークまで」)であってもよい。
【0075】
本明細書で言及されるように、「開始位置」および「終了位置」は、それぞれ、メディアアセットの全体内のメディアアセットの一部の開始および終了点である。例えば、前述のように、開始位置および終了位置は、時間マーカー(例えば、メディアアセットの中の0分および5分)であってもよい。開始位置および終了位置はまた、場面遷移、コマーシャルの時間、または任意の他の好適な分界点、もしくは任意のそれらの組み合わせであってもよい。
【0076】
本明細書で言及されるように、「デバイス識別子」は、具体的デバイスの識別の際に依拠され得る、任意の識別子である。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、メディアガイドアプリケーションに、メディアアセットの部分を「私の電話」に記憶するように命令したことを検出してもよく、これは、メディアガイドアプリケーションが、記憶動作を行う目的のために、ユーザに属する特定の電話を識別することを可能にし得る。デバイス識別子はまた、その製品名称またはユーザによって設定されたカスタム名称によって、デバイスを参照してもよい。デバイス識別子はまた、メディアガイドアプリケーションが認識する他のユーザに属するデバイス(例えば、「私の姉妹のタブレット」)を参照してもよい。
【0077】
本明細書で言及されるように、「確認メッセージ」は、ユーザから受信されたコマンドが処理および作用されたことのメディアガイドアプリケーションからユーザへのインジケーションである。確認メッセージは、視覚的、聴覚的、触覚的(例えば、振動)、任意の他の好適な通信方法、もしくは任意のそれらの組み合わせであってもよい。
【0078】
本明細書で言及されるように、「メディアアセット識別子」は、メディアアセットを識別するために使用され得る、任意の用語または語句である。メディアアセット識別子は、メディアアセットのタイトル、ニックネーム、略語、または説明、任意の他の好適に固有の用語、もしくは任意のそれらの組み合わせであってもよい。
【0079】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、コマンドをユーザから受信し(例えば、制御回路304を介して)、ユーザが現在視聴しているメディアアセットの部分(例えば、最初の5分)を記憶する命令を備えることを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの最初の5分のソースを識別し(例えば、制御回路304を介して)、メディアアセットのその部分を記憶させてもよい(例えば、ユーザのタブレット上に)。したがって、メディアガイドアプリケーション(制御回路304を介して)は、ユーザが、録画パラメータを手動で構成する、またはメディアアセットの全体を録画し、所望の部分を抽出する必要なく、メディアアセットの一部を録画することを可能にする。
【0080】
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアガイドアプリケーションが実装されたユーザデバイスの例証的実施形態を示す。ユーザデバイスは、ユーザ機器デバイス402、404、または406のいずれかであり得る、ユーザ機器デバイス500である。
【0081】
図5は、マイクロホン502を介して、コマンド504を受信する、ユーザ機器デバイス500を示す。ユーザ機器デバイス500は、ユーザ機器デバイス402、404、または406等の任意のユーザ機器であってもよい。マイクロホン502は、任意のユーザ入力インターフェース310であることができ、例証目的のために、マイクロホンとして図5に提示される。メディアガイドアプリケーションは、オーディオ認識、ビデオ認識(例えば、ジェスチャコマンドのため)、タッチ認識(例えば、タッチスクリーン上の入力のため)、テキスト、または任意の他の好適な通信手段を使用したユーザ入力インターフェース310を介して、コマンド504を受信してもよい。コマンド504は、ローカルでマイクロホン502によって受信されてもよい(図5に描写されるように、マイクロホン等の聴覚的センサを通して受信されるように)。例えば、ユーザ機器デバイス500上に実装されるメディアガイドアプリケーションは、マイクロホン502を用いて受信されたコマンド504が、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の部分を記憶する命令を備えることを検出してもよい。代替として、コマンド504は、ユーザ機器500の制御回路304を介して、遠隔ソースから(例えば、通信ネットワーク414を経由してユーザ機器デバイス404から)、メディアガイドアプリケーションによって受信されてもよい。
【0082】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザ機器デバイス500のディスプレイ312上での表示のために、随意の記憶確認メッセージ506および随意のメディアアセット識別子確認メッセージ508を含む、例証的ディスプレイを生成してもよい。随意の記憶確認メッセージ506および随意のメディアアセット識別子確認メッセージ508は、図5に視覚的として描写されるが、メディアガイドアプリケーションは、代替として、または加えて、聴覚的確認(例えば、スピーカ314を経由して)または触覚的確認(例えば、ユーザ機器デバイス500内に実装される振動モータを使用して生成される一連の振動)を提示してもよい。
【0083】
メディアガイドアプリケーションは、メディアガイドアプリケーションにメディアアセットの部分を記憶させることに応答して、随意の記憶確認メッセージ506をユーザに提示してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、無料ビデオオンデマンドサービスを「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の要求された部分のソースとして識別し、その部分を記憶させる場合、メディアガイドアプリケーションは、ディスプレイ312上での表示のために、「要求された部分が保存されました」(図示せず)という文言とともに、随意の記憶確認メッセージ506を生成してもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、将来の録画がスケジュールされた場合、随意の記憶確認メッセージ506をユーザに提示してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ディスプレイ312上での表示のために、「見つかりました!」という文言とともに、随意の記憶確認メッセージ506を生成してもよい(図5に示されるように)。メディアガイドアプリケーションはまた、ユーザが識別されたソースを使用することを所望することを確認するために、随意の記憶確認メッセージ506をユーザに提示してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、メディアアセットにアクセスするために、購入支払を要求するソースにおいてのみ、メディアアセットの部分を見つける場合、メディアガイドアプリケーションは、ディスプレイ312上での表示のために、「見つかりました!‘Star Wars Episode 1: The Phantom Menace’を$5.99で購入しますか?」(図示せず)を示す、随意の記憶確認メッセージ506を生成してもよい。
【0084】
メディアガイドアプリケーションはまた、随意の記憶確認メッセージ506内に、ユーザ機器デバイス500がディスプレイ画面を有するとき、記憶されたメディアアセットの部分のプレビューのビデオクリップを含んでもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、随意の記憶確認メッセージ506を使用して、ユーザがメディアアセットの部分を視聴するためのオプションを提供してもよい。
【0085】
メディアガイドアプリケーションは、メディアガイドアプリケーションが、コマンド504内に含有されるメディアアセット識別子に近いが、必ずしも合致しない、メディアアセット識別子を見つけたことに応答して、随意のメディアアセット識別子確認メッセージ508をユーザに提示してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、コマンド504が、メディアアセット識別子「Star Wars 1」を含むことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、ディスプレイ312上での表示のために、「‘Star Wars Episode 1: The Phantom Menace’のことですか?」という文言とともに、随意のメディアアセット識別子確認メッセージ508を生成してもよい(図5に示されるように)。
【0086】
メディアガイドアプリケーションは、以下に説明されるように、種々の方法で、メディアアセット識別子が、コマンド504内に含有されるメディアアセット識別子に近いが、合致しないことを判定してもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが、受信されたメディアアセット識別子(すなわち、ユーザから受信されたメディアアセット識別子)を備えることを判定してもよい(例えば、制御回路304を使用して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、コマンド504内に、簡単な説明を使用して、メディアアセットを要求したことを検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、複数の既知のメディアアセット識別子を備える、データベース(例えば、サーバ608または記憶回路308に位置する)にアクセスしてもよい(例えば、制御回路304を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、利用可能なメディアアセットの説明または要約のローカルに記憶された一覧にアクセスしてもよい。データベースにアクセスした後、メディアガイドアプリケーションは、受信されたメディアアセット識別子と複数の既知のメディアアセット識別子を相互参照してもよい(例えば、制御回路304を使用して)。本相互参照に基づいて、メディアガイドアプリケーションは、次いで、受信されたメディアアセット識別子が複数の既知のメディアアセット識別子の任意の既知のメディアアセット識別子に合致しないことを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、ユーザが、簡単な説明を使用して、メディアアセットを要求したことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが規定した説明がデータベース内の説明のいずれにも合致しない(すなわち、受信されたメディアアセット識別子内の各用語、単語、または登場人物が、データベースに既知の任意のメディアアセット識別子のものと同一ではない)ことを判定してもよい(例えば、制御回路304を使用して)。
【0087】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、複数の既知のメディアアセット識別子のための類似度指標のセットを計算してもよい(例えば、制御回路304を使用して)。類似度指標は、受信されたメディアアセット識別子と既知のメディアアセット識別子との間の類似度に対応してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザから受信された説明がデータベース内の所与のメディアアセット説明にどれくらい近いかに対応するように、類似度指標を計算してもよい。メディアガイドアプリケーションは、本使用されるいくつかの同じもしくは同義の単語、ユーザによって供給される説明が所与のメディアアセットと同一カテゴリもしくはジャンルに対応する確率、または任意の他の好適な方法もしくはそれらの組み合わせに基づいて、これを計算してもよい。類似度指標を計算するプロセスは、以下の図12により詳細に論じられる。
【0088】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、類似度指標のセットの類似度指標が閾値類似度指標を超えることを判定してもよい(例えば、制御回路304を使用して)。例えば、メディアガイドアプリケーションが、類似度指標が閾値を超えることを判定する場合、これは、メディアガイドアプリケーションに、既知のメディアアセット識別子のうちの少なくとも1つが潜在的合致であることを信号伝達してもよい。本判定に基づいて、メディアガイドアプリケーションは、次いで、提案されるメディアアセット識別子を選択してもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、ユーザに、提案されるメディアアセット識別子が、受信されたメディアアセット識別子に対応することを確認するためのオプション(例えば、随意のメディアアセット識別子確認メッセージ508)を提供してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、ユーザが「短気な医師が登場する番組」を要求したことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、「House」(その表題の登場人物が医師かつ短気の両方である、テレビ番組)を潜在的合致として提案してもよい。この場合、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが、(i)主要登場人物が、(ii)医師であって、(iii)主な特徴が短気であることを参照することを検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、本情報と既知のメディアアセット識別子のデータベース内の関連フィールドを相互参照してもよい。
【0089】
メディアガイドアプリケーションはまた、メディアガイドアプリケーションがコマンド504に基づいて、任意の好適なメディアアセット識別子を見つけることができないことに応答して、随意のメディアアセット識別子確認メッセージ508をユーザに提示してもよい。例えば、その場合、メディアガイドアプリケーションは、随意のメディアアセット識別子確認メッセージ508を使用して、ユーザに、別のメディアアセット識別子を入力するように促してもよい。
【0090】
メディアガイドアプリケーションはまた、ユーザに、随意のメディアアセット識別子確認メッセージ508を使用して、コマンドが特定のメディアアセットまたはメディアアセットの一部を参照したことを確認するように促してもよい。これを行うことによって、メディアガイドアプリケーションは、随意のメディアアセット識別子確認メッセージ508内に、メディアアセットまたはメディアアセットの一部のプレビューを含んでもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」からの始まりの場面を記憶する命令を備えることを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ディスプレイ312上での表示のために、映画の始まりの場面の短いプレビューを伴う、「この場面ですか?」という文言とともに、随意のメディアアセット識別子確認メッセージ508を生成してもよい。
【0091】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーション(例えば、制御回路304を介して)は、コマンドをユーザから受信する。図5では、コマンド504は、マイクロホン502を介して、例証的実施例として受信される。コマンド504は、ユーザ入力インターフェース310が理解することが可能な任意の入力であってもよい(例えば、触覚的入力またはジェスチャ入力)。メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を介して、任意の既知のユーザ相互作用のために環境を監視することによって(認識されたキーワードのセットのうちの1つを聴取することによって等)、またはユーザインジケーションを受信後、コマンドが従うべきコマンドを受け取ることによって(例えば、ユーザがボタンを押下し、メディアガイドアプリケーションがユーザにコマンドを促す)、コマンド504を受信してもよい。例えば、図5では、メディアガイドアプリケーションは、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の部分を記憶する命令を備える、コマンド504を受信している。
【0092】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが、メディアアセットの部分を記憶する命令を備えることを判定してもよく(例えば、制御回路304を介して)、部分は、メディアアセット全体未満である。例えば、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、コマンド504(受信されたマイクロホン502を介して)が、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」からの場面を記憶する命令を備えることを判定してもよい。
【0093】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの部分のソースを識別してもよい(例えば、制御回路304を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分の利用可能なバージョンのためのインターネットベースのコンテンツプロバイダの一覧(例えば、通信ネットワーク414を介して)を検索してもよい。ソース(メディアコンテンツソース416等)は、メディアガイドアプリケーションが認識する任意の好適なプロバイダであってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザによって好まれるメディアアセットソースの一覧を記憶してもよい(例えば、記憶回路308に)。
【0094】
メディアガイドアプリケーションは、ルールに従って、ソース(例えば、メディアコンテンツソース416)を識別してもよい。メディアガイドアプリケーションは、デフォルトによって、ユーザ選好または入力(例えば、記憶回路308に記憶された)に従って、またはプロファイルデータベース(例えば、メディアガイドデータソース418)から受信されたデータに基づいて、これらのルールを設定してよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、放送がある時間周期内に生じる場合のみメディアアセットの将来の放送をソースとして識別してもよい。この場合、メディアガイドアプリケーションは、次の放送までの最大時間を取り決めるルールを設定してもよい。メディアガイドアプリケーションが、そのような将来の放送を見つけない場合、次いで、オンデマンドまたはインターネットベースのコンテンツソースを検索してもよい。そうすることによって、メディアガイドアプリケーションは、ソースが検索または使用される好ましい順序を取り決めるルールを適用してもよい。
【0095】
同様に、メディアガイドアプリケーションは、ルールに従って、メディアアセットの部分のためのソースとしての有料コンテンツソースの適切性を評価してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、有料ソースからのメディアアセットの価格がある閾値(例えば、デフォルトまたはユーザ選好によって設定された最大価格点)を下回ることを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットを自動的に購入してもよい。メディアガイドアプリケーションが、価格が閾値を上回ることを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザに、利用可能な無料ソースが存在しない場合、購入する権限を付与するように促してもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分の低品質バージョンが無料ソースから利用可能であって、高品質バージョンが有料ソースから利用可能であることを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、品質の差異、有料ソースの価格、ユーザの購入履歴、または任意の他の適切な基準もしくは任意のそれらの組み合わせに基づいて、有料ソース、無料ソースを自動的に選択する、またはユーザにソースを選択するように促してもよい。前述のように、これらのルールは、ユーザによってまたはデフォルトで設定されてもよい。
【0096】
ある場合には、メディアガイドアプリケーションは、各潜在的ソースによって提供されるメディアアセットのバージョンが、相互に異なり得ることを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが現在視聴している映画公開版バージョンに基づいて、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の一部のためのユーザ要求を受信してもよい。メディアガイドアプリケーションは、これを考慮し、優先的に、映画の他の未編集バージョンを検索してもよい。メディアガイドアプリケーションが、識別されたソース(例えば、メディアコンテンツソース416)から利用可能なバージョンが、ユーザが視聴しているバージョンと異なることを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、これらの差異を検出し、適宜、コマンドを修正してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが識別したソースからの「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」のバージョンは、その中に広告が挿入されており、再生時間、したがって、メディアアセットの要求された部分の開始および終了位置を変更している場合がある。メディアガイドアプリケーションは、広告によって追加される時間を考慮するために、広告を検出し(例えば、メディアアセットとともに伝送されるメタデータを介して、またはメディアアセットを分析し、映画と広告との間の遷移を見つけることによって)、必要に応じて、要求された部分の開始位置および終了位置を変更してもよい。
【0097】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、コマンド504が、メディアアセットの具体的バージョンの要求を備えることを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、限定ではないが、「TVバージョン」、「オリジナルバージョン」、「未編集バージョン」、および「ディレクターズカット」を含む、メディアアセットの異なるバージョンと関連付けられたあるキーワードを検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、ソース(例えば、メディアコンテンツソース416)を識別するための前述のプロセスに従って、メディアアセットの規定されたバージョンのソースを識別してもよい。メディアアセットの規定されたバージョンのためのソースが見つからない場合、メディアガイドアプリケーションは、随意のメディアアセット識別子確認メッセージ508を介して、ユーザに通知してもよい。ある場合には、メディアガイドアプリケーションはまた、ユーザに、メディアアセットの代替バージョンを選択するように促してもよい(例えば、また、随意のメディアアセット識別子確認メッセージ508を使用して)。
【0098】
他の場合には、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの代替バージョンおよびそのメディアアセットの代替バージョンの対応するソースを自動的に選択してもよい。メディアガイドアプリケーションは、前述のソースを識別するためのルール、ユーザ選好、または任意の他の好適な基準に基づいて、本選択を行ってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンド504が、メディアアセットの「オリジナルバージョン」の要求を備えることを検出してもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、ユーザ選好に基づいて、ユーザがメディアアセットのTVバージョンを視聴することを好むことを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションが、メディアアセットのオリジナルバージョンのためのソース(要求される通り)を識別することができない場合、メディアガイドアプリケーションは、代わりに、メディアアセットのTVバージョンのためのソースを自動的に識別してもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、無料ソースから利用可能な唯一のバージョンであるため、メディアアセットのTVバージョンのためのソースを識別してもよい。
【0099】
別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの意図される使用に基づいて、メディアアセットの代替バージョンを選択してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンド504(ユーザから受信された)が、メディアアセット「Goodfellas」の部分を記憶する命令を備えることを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、コマンド504が、異なるユーザに属するデバイスに対応するデバイス識別子を備えることを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、コマンド504が、語句「この場面を録画し、次いで、Charlieの電話と共有する」を備えることを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの記憶された部分(すなわち、「Goodfellas」からの場面)が別のユーザ(すなわち、Charlie)と共有されることを意図することを判定してもよい。コマンドが受信されたデバイス以外のデバイス上にメディアアセットの部分を記憶させるプロセスは、図7に関して以下にさらに詳細に論じられる。
【0100】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、本意図される使用および/または他のユーザの識別に基づいて、メディアアセットの適切なバージョンを選択してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ選好またはデフォルトプログラミングに基づいて、メディアアセットの部分が別のユーザと共有されることが意図される場合は常に、メディアアセットのTVバージョンが使用されるべきである(利用可能な場合)ことを判定してもよい。この場合、メディアガイドアプリケーションは、コマンド504が、場面がCharlieのために意図されることを示すことが検出されたため、「Goodfellas」のTVバージョンのソースを選択および識別するであろう。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、Charlieのユーザプロファイル(例えば、記憶回路308に位置する、または通信ネットワーク414を介して遠隔ソースからアクセスされる)に基づいて、Charlieがメディアアセットのオリジナルバージョンを好むことを判定してもよい。この場合、本判定に基づいて、メディアガイドアプリケーションは、「Goodfellas」のオリジナルバージョンのソースを選択および識別するであろう。
【0101】
代替として、メディアガイドアプリケーションが、コマンド504が、異なるユーザに属するデバイスに対応するデバイス識別子を備えることを検出しない場合、メディアガイドアプリケーションは、前述のように、ユーザ選好に従って、メディアアセットの代替バージョンを選択してもよい。この場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがメディアアセットの未編集バージョンを好むことを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、「Goodfellas」からの場面が別のユーザのために意図されていないことを判定したため、次いで、映画の未編集バージョンのソースを選択および識別してもよい(前述のように)。
【0102】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの部分を記憶させてもよい(例えば、記憶回路308に)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの将来の放送からのメディアアセットの部分の録画をスケジュールしてもよい(例えば、制御回路304を介して)。メディアアセットの部分は、次いで、ユーザ機器デバイス500に後にアクセスされるように(例えば、通信ネットワーク414を介して)記憶されてもよい(例えば、遠隔サーバまたは記憶回路308等のローカル記憶に)。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分をメディアアセットのリアルタイムインターネットベースのストリームから記憶させてもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分をメディアアセットの一部または全体が記憶された遠隔サーバ(例えば、メディアコンテンツソース416)から読み出すまたはダウンロードしてもよい。
【0103】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、コマンド504が、メディアアセットの部分の持続時間のインジケーションを備えることを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが、メディアアセットの最後の10分を記憶する命令を含むことを判定してもよい。インジケーションは、ユーザ入力インターフェース310を介して(図5では、マイクロホン502を介して)、受信されてもよい。一般に、前述のように、コマンドは、メディアアセットからのまたはそれに関連する具体的場面、クリップ、チャプタ、インタビュー、予告編、広告、およびカットした場面のうちの少なくとも1つを記憶する命令を備えてもよい。コマンドはまた、相互に関連するメディアアセットの複数の部分を記憶する命令を備えてもよい。例えば、部分は、ある俳優を含有する、ソーシャルメディア上の言及または相互作用の閾値数と関連付けられる、あるタイプの音楽を含有する、ある気分と関連付けられる、ユーザの友人によって録画のためにスケジュールされている、または任意の他の適切な基準もしくは任意のそれらの組み合わせであってもよい。
【0104】
例えば、ユーザが「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」を視聴している場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、登場人物Darth Maulを含有する全場面を記憶する命令を備える、コマンド(例えば、コマンド504)を発行したことを検出してもよい。前述のように、コマンドは、明示的である(例えば、「Darth Maulが登場する全場面を録画する」)、または暗示されてもよい(例えば、「ここでのDarth Maulはいけてる!」または「あのダブルライトセーバーはすごくかっこいい!」)。この場合、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの複数の部分のそれぞれの持続時間が各場面の長さとなるであろうことを判定してもよい(例えば、メディアアセットとともに伝送されるメタデータを使用して、場面遷移のためにメディアアセットを分析することによって、または任意の他の好適な方法で判定されるように)。メディアガイドアプリケーションは、次いで、本情報を使用して、具体的場面のみを要求してもよい、またはメディアアセットの全体を調べ、後の再生のために、これらの場面を見つけ、マークする、もしくは抽出してもよい。
【0105】
メディアガイドアプリケーションが、持続時間のインジケーションが、不明または不在であることを検出する(上記に与えられる実施例「あのダブルライトセーバーはすごくかっこいい!」等)事例では、メディアガイドアプリケーションは、記憶させる適切な部分または複数の部分を判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、自然言語処理およびビデオ認識技法を使用する(ここでは、他のものと異なるライトセーバーを見つけこと)、またはインターネット検索を行ってもよい(ここでは、登場人物Darth Maulが「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」においてダブルライトセーバーを使用していることを見つけること)。メディアガイドアプリケーションは、次いで、デフォルト設定、ユーザ選好、またはユーザコマンド履歴に従って、コマンドに関連する全場面、コマンドに関連する第1の場面のみを記憶する、もしくは任意の他の適切なアクションを行ってもよい。
【0106】
別の実施例では、ユーザが「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」を視聴している場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、映画または関連映画のための予告編を記憶する命令を備えるコマンド(例えば、コマンド504)を発行したことを検出してもよい。この場合、メディアガイドアプリケーションによって判定される、メディアアセットの部分の持続時間は、予告編の長さとなるであろう。
【0107】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、インジケーションに基づいて、メディアアセットの部分の開始位置および終了位置を判定してもよい(例えば、制御回路304を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、マイクロホン502によって検出されたコマンド504内に含有される「最後の10分」が、メディアアセットの終了10分前の開始位置およびメディアアセットの終了の終了位置に対応することを判定してもよい(例えば、制御回路304を使用して)。メディアガイドアプリケーションは、いったんメディアアセットの部分のソース(例えば、ソース610)が識別されると、開始位置を見つけるために、メディアアセット全体の長さについてソースにクエリしてもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、開始位置と終了位置との間で経過するメディアアセットの部分を記憶させてもよい。例えば、この場合、メディアアセットの最後の10分のみ、記憶されるであろう。メディアガイドアプリケーションはまた、持続時間の明示的インジケーションが与えられない場合、デフォルトによって、またはユーザ選好に従って、ユーザが現在視聴しているものに対応するメディアアセットの一部を自動的に選択してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが検出された2分前の開始位置およびコマンドが検出された2分後の終了位置を伴うメディアアセットの部分を記憶させてもよい(例えば、記憶回路308に)。
【0108】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、コマンドが検出された時間にユーザによって視聴されていたメディアアセットの部分を判定することによって、メディアアセットの正しい部分(および、より具体的には、メディアアセットの部分の開始位置)を判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分の初期ソースを判定することによって、これを部分的に行ってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションがメディアアセットの部分を記憶させる命令を備えるコマンドを検出するとき、ユーザがスポーツバーでテレビ番組を視聴している場合、メディアアセットの部分の初期ソースは、スポーツバーにおける番組のソース(例えば、具体的放送チャネル、ビデオオンデマンドサービス、または任意の他の好適なソース)であろう。
【0109】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、ユーザの場所に基づいて、メディアアセットの識別を認識することによって、メディアアセットの部分の初期ソースを判定してもよい。例えば、この場合、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、ユーザの場所(すなわち、スポーツバー)およびメディアアセットと関連付けられたコンテンツまたはコンテンツプロバイダ(ここでは、スポーツ関連コンテンツおよびコンテンツプロバイダ)を認識してもよい。本情報を使用して、メディアガイドアプリケーションは、コマンドと関連付けられたメディアアセットの初期ソースを識別し、それによって、メディアアセットの部分のソースを判定可能となり得る。
【0110】
別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、ユーザが、自宅に居る間、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」を視聴していることを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、この場合、どのチャネルがユーザに利用可能となるであろうかを判定してもよい(ユーザが加入しているチャネルについての情報またはユーザの自宅の場所で利用可能なチャネルに基づいて)。メディアガイドアプリケーションはまた、検出されたオーディオおよび/またはビデオ信号に基づいて、ユーザが「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」を視聴していることを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、スケジュールデータ(例えば、メディアガイドデータソース418から)を検索し、メディアアセットの部分の初期ソース(例えば、地方放送局)を見つけてもよい。
【0111】
メディアガイドアプリケーションはまた、制御回路304を使用して、メディアアセットのランタイム(すなわち、全長)を判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の映画公開版のランタイムが133分であることを判定してもよい(例えば、通信ネットワーク414を介したインターネット検索に基づいて)。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、地方放送局における「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」のランタイムが、いったん広告および編集が含まれると、165分であることを判定してもよい(例えば、メディアガイドデータソース418へのクエリに基づいて)。同様に、メディアガイドアプリケーションはまた、メディアアセットの開始時間を初期ソースから判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアガイドデータソース418から受信された情報に基づいて、地方放送局における「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の番組が2:00PMに始まることを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、メディアアセットの部分を記憶するコマンドが検出された時間を判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、コマンドが2:35PMに検出されたことを判定してもよい。
【0112】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、これらの前述の判定のうちの少なくとも1つ(メディアアセットの初期ソース、オリジナルランタイム、修正されたランタイム、放送開始時間、およびコマンドが受信された時間)に基づいて、メディアアセットのどの部分が記憶されるべきかおよびその部分の正しい開始位置を判定してもよい。例えば、論じられるように、メディアガイドアプリケーションは、(i)コマンドが、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」からの現在の場面を記憶する命令を備えていた、(ii)映画の初期ソースが、地方放送局である、(iii)映画が、2:00PMに開始した、(iv)映画に広告が挿入されており、したがって、そのスケジュールされたランタイムは、165分である、(v)コマンドが2:35PMに検出された(すなわち、初期ソースからのランタイムから35分が過ぎている)、および(vi)メディアアセットの部分が読み出され、記憶されるであろう、識別されたソースが、映画の映画公開版を有し、133分のランタイムを有することを判定してもよい。本情報の任意の組み合わせに基づいて、メディアガイドアプリケーションは、ユーザコマンドが初期ソース内で検出された点に対応する、識別されたソースからのメディアアセットの部分のための開始位置を判定してもよい。例えば、この場合、メディアガイドアプリケーションは、初期ソースによって提示される映画の中の35分に、コマンドを検出したが、メディアガイドアプリケーションは、放送内の広告(例えば、メディアガイドデータソース418にクエリすることによって判定される)に起因して、メディアアセットの部分のための対応する開始位置は、映画公開版の中の28分にあることを判定してもよい。
【0113】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットと関連付けられた信号を検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットからのビデオを含有するビデオ信号を検出してもよい(例えば、マイクロホン504と統合され、ユーザ機器デバイス500にアクセス可能である、ユーザインターフェース310を介して)。メディアガイドアプリケーションは、次いで、信号に基づいて、メディアアセットと関連付けられたフィンガプリントを判定してもよい(例えば、制御回路304を介して)。フィンガプリントは、信号を一意に表す、検出された信号から生成される任意のデータ構造であってもよく、他のフィンガプリントと比較されることができる。故に、2つの同じシグネチャは、同一信号に対応するであろう。例えば、メディアガイドアプリケーションは、検出されたビデオ信号のためのビデオフィンガプリントを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットからのビデオを含有するビデオ信号の一意の構成要素を識別および分析することによって、本フィンガプリントを判定してもよい。そのような構成要素または特性の実施例として、限定ではないが、色分布、輝度分布、およびビデオ信号のフレーム間の選択された点の変化(例えば、差異の程度または運動方向)が挙げられる。
【0114】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、複数の既知のフィンガプリントを備えるデータベースにアクセスしてもよい。例えば、データベース(例えば、メディアガイドデータソース422に位置し、通信ネットワーク414を介してアクセスされる)は、複数のメディアアセットのための以前に判定されたフィンガプリントの一覧を備えてもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、フィンガプリントと複数の既知のフィンガプリントを相互参照し(例えば、制御回路304を介して)、相互参照に基づいて、メディアアセットの部分のソースの識別を判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、フィンガプリントと以前に判定されたフィンガプリントの一覧を比較し、最近似合致を見つけてもよい。メディアガイドアプリケーションは、2つのフィンガプリント間の数学的距離の判定に基づいて、2つのフィンガプリントが合致することを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、2つのフィンガプリント間のハミング距離を計算してもよい。メディアガイドアプリケーションが、ハミング距離が所与の数値閾値(例えば、フィンガプリントが相互にどれほど近接しなければならないかのデフォルトによって、またはユーザ選好に基づいて、設定される)を下回ることを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、2つのフィンガプリントが合致することを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、本情報を使用して、ユーザによって元々要求されるメディアアセットの部分を識別し、メディアアセットの部分のソースを識別し、その部分を記憶させてもよい。
【0115】
メディアガイドアプリケーションはまた、制御回路304を使用して、メディアアセットに関連するメディアガイドアプリケーションによって検出された信号に基づいて、メディアアセットの部分の初期ソースを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションがユーザコマンド(例えば、コマンド504)を検出すると、ユーザデバイスの信号検出構成要素(例えば、ユーザ機器デバイス500のカメラおよび/またはマイクロホン502)をアクティブ化してもよい。メディアガイドアプリケーションは、単独で、または本明細書に説明される他の方法と併せて、これらの検出された信号を使用して、メディアアセットの部分の初期ソースを識別してもよい(例えば、前述のように、フィンガプリントを生成および相互参照することによって)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットに関連するオーディオ信号を検出し、音響フィンガプリントを使用して、メディアアセットが「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」であることを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」からのソースまたは複数のソースが、コマンドが検出された時間にユーザに利用可能であったであろうことを判定してもよい。
【0116】
メディアガイドアプリケーションはまた、制御回路304を使用して、これらの検出された信号を使用し、メディアアセットの部分の開始位置を判定してもよい。いったんメディアアセット自体が識別されると(例えば、検出された信号から生成されるフィンガプリントを使用して)、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットのソースを識別し(本明細書に説明されるように)、メディアアセットを読み出し、それを以前に検出された信号に合致するデータのために検索してもよい。データが検出された信号に合致するかどうかの判定は、2つのフィンガプリントが合致するかどうかの判定に関して行われてもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、開始位置を本合致点に基づかせてもよい。例えば、ビデオ信号が検出された場合、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、読み出されるメディアアセット内の合致するフレームまたは複数のフレームを見つけてもよい。別の実施例では、オーディオ信号が検出された場合、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、読み出されるメディアアセット内の合致するオーディオセグメントを見つけてもよい。
【0117】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、命令内のデバイス識別子を検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分を「私の電話」(「私の電話」は、デバイス識別子である)上に記憶するユーザ命令を受信してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、ユーザプロファイルに基づいて、デバイス識別子が対応するデバイスを判定してもよい(例えば、制御回路304を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、用語「私の電話」が、ユーザプロファイル(例えば、記憶回路308に位置する)に基づいて、ユーザと関連付けられた具体的デバイスを指すことを認識してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの部分をデバイスに記憶させてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの部分を、ユーザと関連付けられた別のデバイス上ではなく、ユーザ機器デバイス500上に記憶させてもよい。メディアガイドアプリケーションは、識別されたデバイスの名称を随意の記憶確認メッセージ506内に含んでもよい。
【0118】
ある場合には、メディアガイドアプリケーションは、デバイス識別子が明示的名称を指し得ることを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ選好またはアカウント情報を通して、ユーザの名称またはユーザデバイスに与えられたカスタム名称(ユーザ機器デバイス500等)を把握してもよい。そのような場合、メディアガイドアプリケーションは、その名称を使用する、コマンド(例えば、コマンド504)内のデバイス識別子を検出してもよい。
【0119】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、Susanという名前のユーザが、コマンド内に「私のラップトップ」ではなく、「Susanのラップトップ」を参照することを検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、所与のユーザによって与えられたコマンド(例えば、コマンド504)内にデバイス識別子「Susanのラップトップ」を検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、デバイス識別子とメディアガイドアプリケーションに既知のデバイス識別子のデータベース(例えば、記憶回路308に位置する)を相互参照してもよい。本相互参照に基づいて、メディアガイドアプリケーションは、デバイス識別子(ここでは、「Susanのラップトップ」)が、それが把握するもの中にあることを判定し、メディアアセットの部分を対応するデバイスに記憶させてもよい。メディアガイドアプリケーションが、デバイス識別子が、それが把握するもの中にないことを判定する場合、提案されるデバイス識別子を判定してもよい(例えば、本明細書で論じられる類似度指標を使用して)。メディアガイドアプリケーションは、次いで、ユーザに、提案されるデバイス識別子が正しいデバイスに対応することを確認するように促してもよい。最後に、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分を提案されるデバイス識別子に対応するデバイスに記憶させる(ユーザが、それが正しいデバイスに対応することを確認する場合)、またはユーザに別のデバイス識別子を入力するように促してもよい(提案されるデバイス識別子が正しいデバイスに対応しない場合)。
【0120】
ある場合には、デバイス識別子は、曖昧であり得る。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが2つの電話を有することを判定し得るが、デバイス識別子「私の電話」をユーザのコマンド(例えば、コマンド504)内に検出した。メディアガイドアプリケーションは、次いで、デフォルト設定、ユーザ選好、またはユーザコマンド履歴に基づいて、最も適切なユーザデバイスを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、コマンド504が「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の一部を「私の電話」上に記憶する命令を備え、ユーザが2つの電話を有することを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、ユーザがより頻繁にメディアを保存する電話を判定してもよい。代替として、メディアガイドアプリケーションは、そうでないことが規定されない限り、ユーザが全メディアアセットを1つの電話に保存することを好むことを判定してもよい。
【0121】
メディアガイドアプリケーションはまた、デバイス識別子が、具体的フォルダまたは他のファイル場所を規定されたユーザデバイス上に備えることを検出してもよい。デバイス自体と同様に、ファイル場所も、明示的(例えば、「Susanのお気に入りフォルダ」)、暗示される(例えば、「私のお気に入りフォルダ」)、曖昧(例えば、「フォルダ」)、または不在であり得る。メディアガイドアプリケーションは、デバイスのためのものと同一判定に基づいて、メディアアセットの部分のための最も適切なファイル場所を判定してもよい。
【0122】
メディアガイドアプリケーションはまた、デバイス識別子がメディアアセットの記憶された部分が転送されるべきデバイスを識別することを検出してもよい(例えば、制御回路304を使用して)。転送は、ローカル接続を使用して、または任意の好適なプロトコルを使用する通信ネットワーク414を経由して、生じてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分が、その部分が記憶されるにつれて、転送されるべきであることを判定してもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、その部分が、記憶動作が完了した後、転送されるべきであることを判定してもよい。本判定は、デフォルト設定、ユーザ選好、またはコマンド504の検出されたコンテンツに基づいて、行われてもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザ(例えば、随意の記憶確認メッセージ506を使用して)に、転送のステータスおよび完了について通知してもよい。
【0123】
メディアガイドアプリケーションはまた、いったんメディアアセットの部分のソースが識別され、デバイスが判定されると、表示のために、随意の記憶確認メッセージ506等の記憶確認メッセージを生成してもよい(例えば、制御回路304を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ディスプレイ312上での表示のために、メディアアセットの部分が見つけられ、読み出されたコピーが識別されたデバイス上にまもなく記憶されるであろうことを確認する、メッセージを生成してもよい。メディアガイドアプリケーションが、コマンドが受信されたユーザデバイスが、表示のために、記憶確認メッセージを生成する能力を有していない(すなわち、画面を有していない)ことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、確認メッセージを異なる様式で通信してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メッセージのオーディオバージョンをユーザに通信する(例えば、スピーカ314を介して)、または表示のために、異なるユーザデバイス(例えば、メディアアセットの部分が記憶された標的デバイス)によってメッセージを生成してもよい。メッセージは、メディアアセット、ユーザ、識別されたデバイス、または任意の他の関連する記憶関連情報もしくは任意のそれらの組み合わせを識別してもよい。
【0124】
メディアガイドアプリケーションはまた、随意の記憶確認メッセージ506を使用して、情報をユーザに通信するか、または、メディアガイドアプリケーションが、ユーザのコマンドに作用するための空間が不十分である(例えば、記憶回路308に)ことを判定する場合、ユーザにアクションを行うように促してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ機器デバイス500の記憶回路308が、ユーザが要求したメディアアセットの部分を記憶するための十分な自由空間を有していないことを検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ある場合には、別の記憶されたコンテンツ(例えば、最も古い記憶日を伴うコンテンツまたは以前に視聴したコンテンツ)を自動的に削除し、ユーザにこれを知らせるために、随意の記憶確認メッセージ506を提示してもよい。他の場合には、メディアガイドアプリケーションは、随意の記憶確認メッセージ506を使用して、ユーザに、削除されるべきコンテンツを選択するように求めてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ディスプレイ312上での表示のために、「「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の始まりの場面を記憶するための十分な空間がありません。保存された番組を削除しますか?」という文言とともに、随意の記憶確認メッセージ506を生成してもよい。削除するためのコンテンツの選択の受信に応じて、メディアガイドアプリケーションは、選択されたコンテンツを削除し、メディアアセットの要求された部分を記憶してもよい。代替として、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが任意のコンテンツを削除しないことを選定したことを検出し得、その場合、メディアガイドアプリケーションは、記憶動作をキャンセルしてもよい。
【0125】
別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザコマンド(例えば、コマンド504)が、メディアアセット全体を記憶させる命令を備えるが、メディアアセットの部分を記憶するためにしか十分な空間がない(例えば、記憶回路308に)ことを検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、随意の記憶確認メッセージ506を使用して、ユーザに記憶されるべき部分を選択するように求めてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ディスプレイ312上での表示のために、「「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の始まりの場面を記憶するために十分な空間がありません。具体的場面を記憶しますか?」という文言とともに、随意の記憶確認メッセージ506を生成してもよい。代替として、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ選好(例えば、お気に入り俳優を含有する全場面)、デフォルト(例えば、プレビューとして作用するメディアアセットの最初の5分)、または任意の他の適切な基準もしくはそれらの組み合わせに基づいて、記憶されるべきメディアアセットの部分または複数の部分を自動的に選択してもよい。前述のように、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがメディアアセットの一部を選定しないことを検出し得、その場合、メディアガイドアプリケーションは、記憶動作をキャンセルしてもよい。
【0126】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分が、命令に対応する初期ソースにおいて部分的に再生されたことを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、ユーザが、ユーザ機器デバイス500上で現在進行中の継続中のテレビ放送からの始まりの場面が記憶されることを要求したことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、始まりの場面がすでに部分的に再生されたことを判定してもよい(例えば、制御回路304を介して)。本判定に応答して、メディアガイドアプリケーションは、次いで、メディアアセットの部分のための二次ソース(例えば、ソース710)を識別してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ソースの識別のための前述のような同一様式でまたは同一ルールを使用して、二次ソースを識別してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、インターネットベースのストリーミングコンテンツプロバイダの一覧(例えば、記憶回路308に位置する)を検索し、メディアアセットの将来のスケジュールされたまたはオンデマンドストリームをメディアアセットの部分のための二次ソースとして識別してもよい。
【0127】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザコマンドを処理し、それに作用し、メディアアセットの一部をコマンドが受信されたユーザデバイス上に記憶させ得る、システムの例証的実施形態を示す。図6では、第1のユーザデバイス604上に実装されるメディアガイドアプリケーションは、ユーザ602がコマンド(例えば、コマンド504)をメディアガイドアプリケーションに発行したことを検出する。第1のユーザデバイス604は、例えば、ユーザ機器デバイス500であって、その機能性を果たしてもよい。
【0128】
メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、コマンド(例えば、コマンド504)が、メディアアセットの一部を第1のユーザデバイス604に(例えば、記憶回路308に)記憶する命令を備えることを判定してもよい。例えば、図5に関して論じられるように、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ602が、「Star
Wars Episode 1: The Phantom Menace」の部分を記憶するコマンドを第1のユーザデバイス604上に実装されるメディアガイドアプリケーションに発行したことを判定してもよい。
【0129】
メディアガイドアプリケーションはまた、ユーザ602および/または第1のユーザデバイス604がメディアアセットの部分にアクセスする許可を有するかどうかを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザデバイス604から、ユーザ602および/または第1のユーザデバイス604がアクセスする許可を有するメディアアセットの一覧を要求し、パスワードをユーザ602から要求し、ユーザ602および/または第1のユーザデバイス604とメディアアセットの部分にアクセス許可を有することが既知のユーザおよびユーザデバイスの一覧を相互参照することによって、または任意の他の適切な方法を使用することによって、本判定を行ってもよい。メディアガイドアプリケーションが、ユーザ602および/または第1のユーザデバイス604がメディアアセットの部分にアクセスする許可を有していないことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ602に、第1のユーザデバイス604を使用して(例えば、表示のために、随意の記憶確認メッセージ506をディスプレイ312上に生成することによって)、ユーザ602および/または第1のユーザデバイス604がメディアアセットの部分にアクセスする許可を有していないことのインジケーションを提供してもよい。ここで論じられる実施例では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ602が、プレミアムチャネル上の将来の放送からの「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の要求された部分にアクセスする許可を有していないが、ユーザ602が、所与のオンデマンドソースからそれにアクセスする許可を有していることを判定してもよい。
【0130】
メディアガイドアプリケーションが、ユーザ602および/または第1のユーザデバイス604がメディアアセットの部分にアクセスする許可を有していることを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、次いで、制御回路304を使用して、コマンドを好適にエンコードし、通信ネットワーク414を経由して、送信機606によって、サーバ608にそれを伝送してもよい。送信機606は、セルラー送信機またはWi-Fi送信機等の無線送信機であってもよい(図6に示されるように)。送信機606はまた、Ethernet(登録商標)接続または内部有線接続等の有線接続を示してもよい。サーバ608は、第1のユーザデバイス604のローカルにまたは遠隔に位置してもよい。サーバ608は、第1のユーザデバイス604の全機能性を含む、または第1のユーザデバイス604上に実装されてもよい。サーバ608は、メディアガイドアプリケーションを提供する供給業者と関連付けられ、および/またはそれによって動作されてもよい。サーバ608は、メディアガイドデータソース418および/またはメディアコンテンツソース416の機能性を実装してもよい。サーバ608は、既知のソースのデータベース、既知のメディアアセット識別子、またはメディアアセットと関連付けられた他のデータを備えてもよい。サーバ608はまた、第1のユーザデバイス604によって扱われない複雑なタスクを処理するための制御回路(制御回路304等)を備えてもよい。ここで論じられる実施例では、メディアガイドアプリケーションは、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の部分を記憶する命令を備えるコマンドをエンコードし、送信機606を使用してサーバ608にそれを伝送してもよい。
【0131】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、サーバ608が、次いで、メディアアセットの部分の要求をソース610に伝送することを要求してもよい。本伝送は、SQL等の任意の既知のクエリ言語を使用して、ソース610にアドレス指定されたクエリを生成することによって生じてもよい。いくつかの事例では、ソース610は、サーバ608と同じ場所にある。いくつかの事例では、ソース610およびサーバ608は、1つの統合されるデバイスである。いくつかの事例では、ソース610およびサーバ608は、相互から遠隔に位置する。ここで論じられる実施例では、サーバ608は、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の部分の要求をソース610(ここでは、所与のオンデマンドソース)に伝送するであろう。サーバ608からソース610への要求は、メディアアセットの全体、または適用可能である場合、その部分自体だけに対するものであってもよい。
【0132】
サーバ608は、次いで、メディアアセットの部分をソース610から受信してもよい。メディアガイドアプリケーションは、サーバ608が、第1のユーザデバイス604に好適であるように、メディアアセットの部分を処理する(例えば、それを再エンコード、再フォーマット、または別様に修正することによって)ことを要求してもよい。例えば、ソース610から受信されるメディアアセットの部分が、第1のユーザデバイス604が表示することができないフォーマットである場合、メディアガイドアプリケーションは、サーバ608に、メディアアセットの部分を再フォーマットすることを要求してもよい(例えば、メディアガイドアプリケーションが第1のユーザデバイス604にクエリすることによって判定される適切なフォーマットに)。別の実施例では、サーバ608が、ソース610からメディアアセットの全体を受信した場合、メディアガイドアプリケーションは、サーバ608が第1のユーザデバイス604に伝送するためのメディアアセットの部分を抽出することを要求してもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、制御回路304を使用して、これらの機能のいずれかを行ってもよい(例えば、メディアアセットの部分を処理する、またはメディアアセットの部分を抽出する)。メディアガイドアプリケーションはまた、第1のユーザデバイス604のための適切な再生マーカーを生成するために、メディアアセット内の部分の開始位置および終了位置を見つけてもよい。サーバ608は、次いで、メディアアセットの部分を、再び、通信ネットワーク414を経由して、送信機606によって第1のユーザデバイス604に伝送してもよい。メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分を記憶させてもよい(例えば、第1のユーザデバイス604の記憶回路308に)。
【0133】
例えば、サーバ608は、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の全体をソース610から受信するが、(送信機606を介して第1のユーザデバイス604から伝送されるコマンド504から)ユーザ602が映画の始まりの場面のみを記憶することを所望することを把握してもよい。メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットをサーバ608から受信すると、次いで、ソース610から受信されたメディアアセットから始まりの場面を抽出し、それを第1のユーザデバイス604によって再生可能なフォーマットにエンコードし、メディアアセットの部分を第1のユーザデバイス604に記憶させてもよい。
【0134】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザコマンドを処理し、それに作用し、メディアアセットの一部を第2のユーザデバイス上に記憶させ得る、システムの例証的実施形態を示す。図6におけるように、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ702が第1のユーザデバイス704にコマンドを発行したことを検出し、それをエンコードし、送信機706を使用してサーバ708伝送する。この場合、コマンドは、メディアアセットの一部を、第1のユーザデバイス704ではなく、第2のユーザデバイス712に記憶する命令を備える。第1のユーザデバイス704および第2のユーザデバイス712は両方とも、ユーザ機器デバイス500の機能性を果たす。
【0135】
図6と同様に、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、コマンド(例えば、コマンド504)が、メディアアセットの一部を第2のユーザデバイス712に(例えば、記憶回路308に)記憶する命令を備えることを判定してもよい。例えば、図5に関して論じられるように、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ702が、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の一部を第2のユーザデバイス712(例えば、ユーザ702に属する、またはそれと関連付けられた別のユーザデバイス)に記憶するためのコマンドを第1のユーザデバイス704上に実装されるメディアガイドアプリケーションに発行したことを検出してもよい。
【0136】
メディアガイドアプリケーションはまた、第2のユーザデバイス712および/または第2のユーザデバイス712と関連付けられたユーザ(例えば、ユーザ702または図示されない別のユーザ)がメディアアセットの部分にアクセスする許可を有するかどうかを判定してもよい。前述のように、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザデバイス704または第2のユーザデバイス712から、ユーザ702および/または第2のユーザデバイス712がアクセスする許可を有するメディアアセットの一覧を要求し、パスワードをユーザ702から要求し、ユーザ702および/または第2のユーザデバイス712とメディアアセットの部分にアクセスする許可を有することが既知のユーザおよびユーザデバイスの一覧を相互参照することによって、または任意の他の適切な方法を使用することによって、本判定を行ってもよい。メディアガイドアプリケーションが、ユーザ702、第2のユーザデバイス712と関連付けられた別のユーザ(図示せず)、および/または第2のユーザデバイス712がメディアアセットの部分にアクセスする許可を有していないことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ702に、第1のユーザデバイス704を使用して(例えば、表示のために、随意の記憶確認メッセージ506をディスプレイ312上に生成することによって)、ユーザ702、第2のユーザデバイス712と関連付けられた別のユーザ(図示せず)、および/または第2のユーザデバイス712がメディアアセットの部分にアクセスする許可を有していないことのインジケーションを提供してもよい。ここで論じられる実施例では、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザデバイス712が、プレミアムチャネル上の将来の放送からの「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の要求された部分にアクセスする許可を有していないが、第2のユーザデバイス712が、所与のオンデマンドソースからそれにアクセスする許可を有することを判定してもよい。
【0137】
メディアガイドアプリケーションが、ユーザ702、第2のユーザデバイス712と関連付けられた別のユーザ(図示せず)、および/または第2のユーザデバイス712がメディアアセットの部分にアクセスする許可を有することを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、次いで、制御回路304を使用して、コマンドを好適にエンコードし、通信ネットワーク414を経由して、送信機706によって、サーバ708にそれを伝送してもよい。前述のように、送信機706は、セルラー送信機またはWi-Fi送信機等の無線送信機であってもよい(図7に示されるように)。送信機706はまた、Ethernet(登録商標)接続または内部有線接続等の有線接続を示してもよい。サーバ708は、第1のユーザデバイス704および/または第2のユーザデバイス712からローカルにまたは遠隔に位置してもよい。サーバ708は、第1のユーザデバイス704および/または第2のユーザデバイス712のもしくはその上に実装される全機能性を含んでもよい。サーバ708は、メディアガイドアプリケーションを提供する供給業者と関連付けられる、および/またはそれによって動作されてもよい。サーバ708は、メディアガイドデータソース418であってもよい。サーバ708は、既知のソース、既知のメディアアセット識別子、またはメディアアセットと関連付けられた他のデータのデータベースを備えてもよい。サーバ708はまた、第1のユーザデバイス704および/または第2のユーザデバイス712によって扱われない複雑なタスクを処理するための制御回路(制御回路304等)を備えてもよい。ここで論じられる実施例では、第1のユーザデバイス704上に実装されるメディアガイドアプリケーションは、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の一部を第2のユーザデバイス712上に記憶する命令を備えるコマンドをエンコードし、さらなる処理のために、送信機706を使用してサーバ708にそれを伝送してもよい。
【0138】
メディアガイドアプリケーションは、次いで、サーバ708がメディアアセットの部分の要求をソース710に伝送することを要求してもよい。本伝送は、SQL等の任意の既知のクエリ言語を使用して、ソース710にアドレス指定されるクエリを生成することによって生じてもよい。いくつかの事例では、ソース710は、サーバ708と同じ場所にある。いくつかの事例では、ソース710およびサーバ708は、1つの統合されるデバイスである。いくつかの事例では、ソース710およびサーバ708は、相互から遠隔に位置する。ここで論じられる実施例では、サーバ708は、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」の一部のためのメディアガイドアプリケーションによって命令される要求をソース710(ここでは、所与のオンデマンドソース)に伝送するであろう。要求は、メディアアセットの全体、または適用可能である場合、その部分自体だけに対するものであってもよい。
【0139】
サーバ708は、次いで、メディアアセットの部分をソース710から受信してもよい。メディアガイドアプリケーションは、サーバ708が、第2のユーザデバイス712に好適であるように、メディアアセットの部分を処理し(例えば、それを再エンコード、再フォーマット、または別様に修正することによって)、次いで、それを第2のユーザデバイス712に伝送することを要求してもよい(通信ネットワーク414を経由して、第2のデバイス送信機714によって)。例えば、ソース710から受信されたメディアアセットの部分が、第1のユーザデバイス704が表示することができるが、第2のユーザデバイス712が表示することができないフォーマットである場合、メディアガイドアプリケーションは、サーバ708がメディアアセットの部分を再フォーマットすることを要求してもよい(例えば、メディアガイドアプリケーションが第2のユーザデバイス712にクエリすることによって判定される適切なフォーマットに)。別の実施例では、サーバ708が、メディアアセットの全体をソース710から受信した場合、メディアガイドアプリケーションは、サーバ708が第2のユーザデバイス712に伝送するためのメディアアセットの部分を抽出することを要求してもよい。前述のように、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザデバイス704または第2のユーザデバイス712においてこれらのアクションを行ってもよい(メディアアセットの部分を処理する、および/またはそれをメディアアセットの全体から抽出する)。メディアアプリケーションはまた、適切な再生マーカーを第2のユーザデバイス712に伝送するために、メディアアセット内の部分の開始位置および終了位置を見つけてもよい。第2のユーザデバイス712は、次いで、メディアアセットの部分を記憶してもよい(例えば、記憶回路308に)。
【0140】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザから受信されたコマンドに基づいて、メディアアセットの部分を記憶するための例証的ステップのフロー図である。プロセス800またはその任意のステップは、図3-7に示されるデバイスのいずれか上で行われる、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス800は、ユーザ機器402、404、および/または406(図4)上に実装される制御回路によって命令されるように、制御回路304(図3)によって実行され、メディアアセットの部分を記憶させてもよい。加えて、プロセス800の1つまたはそれを上回るステップは、任意の他のプロセスまたは実施形態の1つまたはそれを上回るステップの中に組み込まれる、もしくはそれと組み合わせられてもよい。
【0141】
802では、メディアガイドアプリケーションが、音声コマンドをユーザから受信する。例えば、ユーザ機器デバイス500上に実装されるメディアガイドアプリケーションは、マイクロホン502を介して、コマンド504を受信してもよい。
【0142】
804では、メディアガイドアプリケーションは、音声コマンドが、メディアアセットの部分を記憶する命令を備えることを判定し、部分は、メディアアセット全体未満である。例えば、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304上で実行される音声認識技法を使用して、記憶コマンドと関連付けられたキーワードを識別してもよい。
【0143】
806では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分のソースを識別する。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、サーバ608またはメディアガイドデータソース418等の遠隔サーバにコンタクトし、ソースを識別してもよい。他の実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ローカルに記憶された(例えば、記憶回路308に)好適なコンテンツソースの一覧にアクセスしてもよい。
【0144】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションがメディアアセットの部分のソースを判定することは、メディアガイドアプリケーションが、制御回路304を使用して、ユーザの場所、要求の時間、およびチャネル、プロバイダ、またはコマンドが発行された時間にユーザが視聴していた他のソースに基づいて、メディアアセットの識別を認識することを備えてもよい。例えば、ユーザは、ユーザが通常受信しないサービスを介して、番組放送を視聴している場合がある(例えば、ユーザが友人の家に居て、友人がユーザと異なるケーブルプロバイダに加入している)。メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、ユーザの場所(すなわち、ユーザプロファイル内に保存され得る、友人の家)、メディアアセットと関連付けられたコンテンツプロバイダ(すなわち、同様にユーザプロファイル内に保存された友人のケーブルテレビプロバイダ)、およびコマンドが発行された時間を認識してもよい。本情報を使用して、メディアガイドアプリケーションは、コマンドと関連付けられたメディアアセットを認識し、それによって、メディアアセットの部分のソースを判定可能となり得る。
【0145】
808では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、メディアアセットの部分を記憶させる(例えば、記憶回路308に)。いくつかの実施形態では、メディアアセットの部分は、遠隔データベース(例えば、ソース610またはソース710)から読み出され、記憶される(例えば、記憶回路308に)。他の実施形態では、メディアアセットの部分の将来の放送の録画が、スケジュールされてもよい。
【0146】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、メディアアセットの全体を記憶させてもよい(例えば、記憶回路308に)。メディアガイドアプリケーションは、次いで、制御回路304を使用して、また、メディアアセットの要求された部分の開始へのポインタを記憶してもよい。メディアガイドアプリケーションが、ユーザがメディアアセットの部分の再生を要求したことを検出すると、メディアガイドアプリケーションは、次いで、該ポインタを使用して、要求された部分の開始時に、記憶されたメディアアセットの再生を始動してもよい。このように、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの他の部分への後のアクセスを可能にしながら、メディアアセットの部分との相互作用を促進し得る。
【0147】
図8のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態とともに使用され得ることが考慮される。加えて、図8に関して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促進するように、代替的な順序で、または並行して行われてもよい。例えば、これらのステップのそれぞれは、システムまたは方法の遅延を減少させるかまたは速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、もしくは実質的に同時に行われてもよい。さらに、図8のステップのうちの1つまたはそれを上回るものを行うために、図3-7に関して論じられるデバイスまたは機器のいずれかを使用できることに留意されたい。
【0148】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のソースが識別されるときのメディアアセットの部分を記憶するための例証的ステップのフロー図である。プロセス900またはその任意のステップは、図3-7に示されるデバイスのいずれか上で行われる、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス900は、複数のソースが識別されると、ユーザ機器402、404、および/または406(図4)上に実装される制御回路によって命令されるように、制御回路304(図3)によって実行され、メディアアセットの部分を記憶させてもよい。加えて、プロセス900の1つまたはそれを上回るステップは、任意の他のプロセスまたは実施形態の1つまたはそれを上回るステップの中に組み込まれる、もしくはそれと組み合わせられてもよい。
【0149】
902では、図8の802におけるように、メディアガイドアプリケーションが、音声コマンド(例えば、マイクロホン502を介したコマンド504)をユーザから受信する。904では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、音声コマンドがメディアアセットの部分を記憶する命令を含むかどうかを判定してもよい。該当しない場合、メディアガイドアプリケーションは、902に戻り、別の音声コマンドをユーザから受信してもよく、または適用可能である場合、適切な様式でコマンドに作用してもよい(図示せず)。
【0150】
メディアガイドアプリケーションが、制御回路304を使用して、音声コマンドがメディアアセットの部分を記憶する命令を含むことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、次いで、906に進んでもよい。906では、メディアガイドアプリケーションは、806におけるように、制御回路304を使用して、メディアアセットの部分のソースを識別してもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ローカルに利用可能または遠隔データベース(例えば、メディアガイドデータソース418)において利用可能なメディアアセットの部分の既知のソースの一覧にアクセスしてもよい。他の実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、より広範なインターネット検索を行い(例えば、通信ネットワーク414を使用して)、好適なソースを見つけてもよい。
【0151】
908では、メディアガイドアプリケーションは、ソースが識別されたかどうかを判定してもよい(例えば、制御回路304を使用して)。メディアガイドアプリケーションが、ソースを識別していない場合、メディアガイドアプリケーションは、910に進み、ソースが見つけられなかったことをユーザに知らせてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、表示のために(例えば、ユーザ機器デバイス500のディスプレイ312上に)、本旨の通知メッセージを生成してもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、オーディオメッセージを生成してもよい(例えば、スピーカ314を介して再生されるために)。
【0152】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、ソースを識別していない場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザに、録画され得るクリップのカテゴリの選択可能なオプションのセットを提示してもよい。これらのカテゴリは、限定ではないが、「興奮するスポーツの試合」、「圧倒的なライブショー」、「美しい自然の景色」、および「楽しいパーティー」を含んでもよい。これらのカテゴリは、デフォルトによって、ユーザ選好に従って、または利用可能なプログラミングに基づいて、設定されてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、スポーツの試合が現在放送されていない場合、「興奮するスポーツゲーム」からのクリップを録画するオプションを提示しなくてもよい。
【0153】
メディアガイドアプリケーションが、ユーザがカテゴリのうちの1つを選択したことを検出する場合(例えば、制御回路304を使用して)、選択されたカテゴリに対応するクリップを識別および記憶してもよい。ある場合には、メディアガイドアプリケーションは、カテゴリに対応する事前に録画されたクリップのデータベース(例えば、メディアコンテンツソース416)にアクセスしてもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、記憶されるべき事前に録画されたクリップのうちの1つを選択してもよい。他の場合には、メディアガイドアプリケーションは、選択されたカテゴリに対応するメディアアセットを検索してもよい(例えば、メディアガイドデータソース418を使用して)。メディアガイドアプリケーションは、次いで、記憶するためのメディアアセットからのメディアアセットおよび/またはクリップを選択してもよい。本選択は、ランダムに、ユーザ選好に従って、ユーザ選択に従って、他のユーザによるクリップの人気度に従って、または任意の他の好適な基準に基づいて、行われてもよい。
【0154】
メディアガイドアプリケーションが、ソースを識別した場合、メディアガイドアプリケーションは、912に進んでもよい。912では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、複数のソースが識別されたかどうかを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションが複数のソースを識別していない(すなわち、メディアガイドアプリケーションがメディアアセットの部分のための単一ソースを識別した)場合、メディアガイドアプリケーションは、914に進み、制御回路304を使用して、メディアアセットの部分を記憶させてもよい(例えば、図8の808におけるように、記憶回路308に)。
【0155】
メディアガイドアプリケーションが、複数のメディアアセットの部分のソースを識別した場合、メディアガイドアプリケーションは、916に進んでもよい。916では、メディアガイドアプリケーションは、表示のために(例えば、ディスプレイ312上に)、ユーザに複数の識別されたソースから使用するためのソースを選択することを求めるメニューを生成してもよい。メディアガイドアプリケーションが、ユーザが選択を行ったことを検出すると、メディアガイドアプリケーションは、次いで、制御回路304を使用して、914において、メディアアセットの部分を記憶させるために(例えば、記憶回路308に)、選択されたソースを使用してもよい。
【0156】
図9のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態とともに使用され得ることが考慮される。加えて、図9に関して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促進するように、代替的な順序で、または並行して行われてもよい。例えば、これらのステップのそれぞれは、システムまたは方法の遅延を減少させるかまたは速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、もしくは実質的に同時に行われてもよい。さらに、図9のステップのうちの1つまたはそれを上回るものを行うために、図3-7に関して論じられるデバイスまたは機器のいずれかを使用できることに留意されたい。
【0157】
図10は、本開示のいくつかの実施形態による、部分の開始位置および終了位置がユーザによって示されたときのメディアアセットの部分を記憶するための例証的ステップのフロー図である。プロセス1000またはその任意のステップは、図3-7に示されるデバイスのいずれか上で行われる、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス1000は、部分の開始位置および終了位置がユーザによって示されたとき、ユーザ機器402、404、および/または406(図4)上に実装される制御回路によって命令されるように、制御回路304(図3)によって実行され、メディアアセットの部分を記憶させてもよい。加えて、ステッププロセス1000の1つまたはそれを上回るものは、任意の他のプロセスまたは実施形態の1つまたはそれを上回るステップの中に組み込まれる、もしくはそれと組み合わせられてもよい。
【0158】
1002では、図8の802におけるように、メディアガイドアプリケーションが、音声コマンド(例えば、マイクロホン502を介したコマンド504)をユーザから受信する。1004では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、音声コマンドがメディアアセットの一部の持続時間のインジケーションを含むかどうかを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、メディアアセットからの「最初の5分」または「次の10分」または「この場面」が記憶されるべきであることを示したことを判定してもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、ユーザが、メディアアセットからのまたはそれに関連する場面、クリップ、チャプタ、インタビュー、予告編、広告、またはカットした場面を要求したことを判定してもよい。前述のように、インジケーションは、相対的(例えば、「次の5分」)または絶対的(例えば、「30分マークから45分マーク」)であってもよい。
【0159】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、メディアアセットの放送時間およびコマンドが発行された時間に基づいて、メディアアセットの部分の開始位置を判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、ユーザが4:35PMにメディアアセットの現在の部分を記憶するコマンドを発行したことを検出し、メディアガイドアプリケーションが、メディアアセットが4:30PMに始まるようにスケジュールされていることを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、開始位置をメディアアセットのランタイムの中の5分に設定するであろう。
【0160】
他の実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、ユーザデバイス(例えば、ユーザ機器デバイス500)によって検出されたビデオ信号に基づいて、メディアアセットの部分の開始位置を判定してもよい。前述のように、メディアガイドアプリケーションは、検出されたビデオ信号を使用して、メディアアセットの部分のソースを識別してもよい。いったんメディアガイドアプリケーションがソースを識別すると、メディアガイドアプリケーションはまた、制御回路304を使用して、検出されたビデオ信号と識別されたソースを比較することによって、メディアアセットの部分の開始位置を判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、検出されたビデオ信号からのフレームと識別されたソースからのメディアアセットからのフレームを合致させてもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、該フレームに対応するメディアアセット内の点をメディアアセットの部分の開始点として使用してもよい。
【0161】
メディアガイドアプリケーションが、音声コマンドがメディアアセットの一部の持続時間のインジケーションを含まないことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、1006に進んでもよい。1006では、メディアガイドアプリケーションは、メディアガイドアプリケーションのデフォルト設定に従って、メディアアセットの部分を記憶させてもよい(例えば、記憶回路308に)。いくつかの実施形態では、設定は、ユーザ規定されてもよい。いくつかの実施形態では、設定は、ローカルに(例えば、記憶回路308に)記憶されてもよい。他の実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、設定を遠隔データベースから読み出してもよい(例えば、通信ネットワーク414を介して)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分の示される持続時間の不在下、規定されたメディアアセットからの現在の場面を記憶させるように設定されてもよい(例えば、記憶回路308に)。
【0162】
メディアガイドアプリケーションが、音声コマンドがメディアアセットの一部の持続時間のインジケーションを含むことを検出する場合、メディアガイドアプリケーションは、1008に進んでもよい。1008では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、メディアアセットの部分のための開始位置を判定する。例えば、メディアガイドアプリケーションが、ユーザがメディアアセットからの次の場面を要求したことを検出する場合、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、開始位置が現在の場面と次の場面との間の場面遷移に対応することを判定してもよい。任意の他の好適な分界点が、使用されてもよい。
【0163】
1010では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、メディアアセットの部分のための終了位置を判定する。例えば、メディアガイドアプリケーションが、ユーザがメディアアセットから最後の10分を要求したことを検出する場合、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、終了位置がメディアアセットの終了に対応することを判定してもよい。開始位置と同様に、任意の他の好適な分界点が、使用されてもよい。
【0164】
1012では、メディアガイドアプリケーションは、開始位置と終了位置との間で経過するメディアアセットの部分を記憶させてもよい(例えば、記憶回路308に)。記憶動作は、図8の808におけるように実施される。例えば、メディアガイドアプリケーションが、ユーザがメディアアセットからの始まりの場面を要求したことを検出する場合、メディアガイドアプリケーションは、その場面を遠隔ソースから読み出す(例えば、通信ネットワーク414を介して)、またはメディアアセットの始まりを開始位置として使用し、第2の場面への遷移を終了位置として使用して、それをメディアアセットの将来の放送から録画してもよい。
【0165】
図10のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態とともに使用され得ることが考慮される。加えて、図10に関して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促進するように、代替的な順序で、または並行して行われてもよい。例えば、これらのステップのそれぞれは、システムまたは方法の遅延を減少させるかまたは速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、もしくは実質的に同時に行われてもよい。さらに、図10のステップのうちの1つまたはそれを上回るものを行うために、図3-7に関して論じられるデバイスまたは機器のいずれかを使用できることに留意されたい。
【0166】
図11は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアアセットの一部を識別されたデバイスに記憶するための例証的ステップのフロー図である。プロセス1100またはその任意のステップは、図3-7に示されるデバイスのいずれか上で行われる、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス1100は、ユーザ機器402、404、および/または406(図4)上に実装される制御回路によって命令されるように、制御回路304(図3)によって実行され、メディアアセットの一部を識別されたデバイスに記憶させてもよい。加えて、ステッププロセス1100の1つまたはそれを上回るものは、任意の他のプロセスまたは実施形態の1つまたはそれを上回るステップの中に組み込まれる、もしくはそれと組み合わせられてもよい。
【0167】
1102では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、命令をユーザから受信してもよい(例えば、マイクロホン502を介して受信されたコマンド504内に)。1104では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、命令がデバイス識別子を含むかどうかを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、デバイス識別子が命令が受信されたユーザと関連付けられたユーザデバイス(例えば、「私のラップトップ」または「私のDVR」)を指すことを判定してもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、デバイス識別子が、別のユーザと関連付けられているが、メディアガイドアプリケーションがアクセスを有し得る、ユーザデバイス(例えば、「私の友人の電話」または「私の両親のタブレット」)を指すことを判定してもよい。
【0168】
メディアガイドアプリケーションが、デバイス識別子を検出しない場合、メディアガイドアプリケーションは、1106に進んでもよい。1106では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、メディアアセットの部分をデフォルトまたは好ましい(ユーザ選好によって設定された)デバイスに(例えば、記憶回路308に)記憶させる。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分を命令が受信されたユーザデバイスに記憶するように設定されてもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、デフォルトによって、メディアアセットの部分をある場所またはデバイスに(例えば、通信ネットワーク414を介して、ユーザデバイスによってアクセス可能な遠隔サーバに)記憶してもよい。
【0169】
いくつかの実施形態では、1106において、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、メディアアセットの部分を記憶するために利用可能なデバイスを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、少なくとも1つのチューナがコマンドが発行された時間に無料である場合、メディアアセットの部分をユーザのDVR(例えば、記憶回路308に)に自動的に録画してもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、現在利用可能な最大帯域幅を有するユーザデバイスを判定してもよい。さらに別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、現在最少数の記憶関連動作(例えば、ファイルを保存する、ファイルを読み出す等)を行っているユーザデバイスを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、任意のそのような好適な技法または任意のそれらの組み合わせを使用して、本判定を行ってもよい。
【0170】
メディアガイドアプリケーションが、デバイス識別子を検出する場合、メディアガイドアプリケーションは、1110に進んでもよい。1110では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、メディアアセットの部分を規定されたデバイス上に記憶させるための許可を有するかどうかを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、データを記憶することができるデバイスの一覧(例えば、記憶回路308に位置するかまたは通信ネットワーク414を介してアクセス可能な遠隔データベースに位置する)にアクセスしてもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、デバイス識別子によって規定されたユーザデバイスに、許可の要求を伝送してもよい。
【0171】
メディアガイドアプリケーションが、メディアアセットの部分を規定されたデバイス上に記憶させるための許可を有していないことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、1106に戻り、メディアアセットの部分をデフォルトデバイスに記憶してもよい。メディアガイドアプリケーションが、許可を有することを判定する場合、1112に進んでもよい。1112では、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分をデバイス識別子に対応するデバイス(例えば、記憶回路308に)記憶させてもよい。記憶動作は、図8のステップ808のものに従ってもよい。
【0172】
図11のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態とともに使用され得ることが考慮される。加えて、図11に関して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促進するように、代替的な順序で、または並行して行われてもよい。例えば、これらのステップのそれぞれは、システムまたは方法の遅延を減少させるかまたは速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、もしくは実質的に同時に行われてもよい。さらに、図11のステップのうちの1つまたはそれを上回るものを行うために、図3-7に関して論じられるデバイスまたは機器のいずれかを使用できることに留意されたい。
【0173】
図12は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザがデータベースに既知の任意のメディアアセット識別子に合致しないメディアアセット識別子を提供することに応答して、提案されるメディアアセット識別子を選択するための例証的ステップのフロー図である。プロセス1200またはその任意のステップは、図3-7に示されるデバイスのいずれか上で行われる、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス1200は、ユーザ機器402、404、および/または406(図4)上に実装される制御回路によって命令されるように、制御回路304(図3)によって実行され、ユーザがデータベースに既知の任意のメディアアセット識別子に合致しないメディアアセット識別子を提供することに応答して、提案されるメディアアセット識別子を選択してもよい。加えて、ステッププロセス1200の1つまたはそれを上回るものは、任意の他のプロセスまたは実施形態の1つまたはそれを上回るステップの中に組み込まれる、もしくはそれと組み合わせられてもよい。
【0174】
1202では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、メディアアセット識別子を受信してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ機器デバイス500のマイクロホン502を使用してメディアガイドプログラムによって受信された音声コマンド内のメディアアセット識別子を検出してもよい。
【0175】
1204では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、既知のメディアアセット識別子のデータベースにアクセスしてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、既知のメディアアセット識別子のローカルデータベース(例えば、記憶回路308に位置する)にアクセスしてもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、通信ネットワーク414を使用して、既知のメディアアセット識別子の遠隔データベース(例えば、サーバ608に位置する)にアクセスしてもよい。
【0176】
1206では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、既知のメディアアセット識別子を既知のメディアアセット識別子のデータベースから選定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、既知のメディアアセット識別子が順序付けられた一覧内に記憶される場合、第1のメディアアセット識別子を選択してもよい。
【0177】
1208では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、受信されたメディアアセット識別子と1206において選定される既知のメディアアセット識別子を比較してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、既知のメディアアセット識別子が登場人物のストリングであることを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、2つのメディアアセット識別子の登場人物毎の比較を行ってもよい。この場合、メディアガイドアプリケーションは、受信されたメディアアセット識別子「The Princess Movie」が既知のメディアアセット識別子「The Princess Bride」および「The Princess
Diaries」からの登場人物に合致することを判定してもよい。
【0178】
別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、単語の順序にかかわらず、受信されたおよび既知のメディアアセット識別子の両方に現れる単語を検索してもよい。この場合、メディアガイドアプリケーションは、受信されたメディアアセット識別子「Star Trek: Khan’s Wrath」が既知のメディアアセット識別子「Star Trek II: The Wrath of Khan」と共通するいくつかの単語を有することを判定してもよい。
【0179】
さらに別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、同一カテゴリ(例えば、ジャンル、アセットのタイプ等)に属することを規定する、受信されたおよび既知のメディアアセット識別子の両方内のキーワードを検索してもよい。この場合、メディアガイドアプリケーションは、共通する単語が非常に少ないが、受信されたメディアアセット識別子「A Long Time Ago Out West」および既知のメディアアセット識別子「Once Upon a Time in the West」の両方が、ジャンル「Western」に属するコンテンツを指すことを判定してもよい。任意の他の好適な比較方法または任意のそれらの組み合わせが、使用されてもよい。
【0180】
1210では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、かつ1208における比較に基づいて、受信されたメディアアセット識別子が1206において選定される既知のメディアアセット識別子に合致するかどうかを判定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、前述の登場人物毎の比較を行った場合、メディアガイドアプリケーションは、その登場人物の全てが合致する場合、2つの識別子が合致することを判定してもよい。2つの識別子が合致する場合、メディアガイドアプリケーションは、1212に進み、制御回路304を使用して、合致する既知のメディアアセット識別子を選択してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、本メディアアセット識別子を使用して、メディアアセット識別子の一部のソースを識別し、その部分を記憶させてもよい(例えば、図8のステップ806および808において前述のように)。
【0181】
メディアガイドアプリケーションが、2つの識別子が合致しないことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、1214に進んでもよい。1214では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、受信されたメディアアセット識別子と1206において選定される既知のメディアアセット識別子との間の類似度に対応する類似度指標を算出してもよい。類似度指標は、使用される比較方法に基づいて、任意の適切な測定値であってもよい。
【0182】
例えば、メディアガイドアプリケーションが、登場人物毎の比較を使用している場合、類似度指標は、2つのメディアアセット識別子間で合致する登場人物の数またはパーセンテージであってもよい。前述の実施例を使用すると、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、受信されたメディアアセット識別子「The Princess Movie」が既知のメディアアセット識別子「The Princess Bride」および「The Princess Diaries」の空白文字ではない最初の11文字に合致することを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、両比較のための類似度指標を11に設定してもよい。代替として、メディアガイドアプリケーションは、「The Princess Bride」のための類似度指標を0.6875(空白文字ではない16文字中11文字)および「The Princess Diaries」のための類似度指標を0.6111(空白文字ではない18文字中11文字)に設定してもよい。
【0183】
同様に、メディアガイドアプリケーションが、2つのメディアアセット識別子間の共通単語を検索する場合、合致する単語の数またはパーセンテージが、使用されてもよい。再び、前述の実施例に戻ると、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、受信されたメディアアセット識別子「Star Trek: Khan’s Wrath」が、既知のメディアアセット識別子「Star Trek II: The Wrath of Khan」内のものと同一である3つの単語(または単語の3/7)を有することを判定してもよい。
【0184】
別の実施例では、メディアガイドアプリケーションが、キーワードを使用して、メディアアセット識別子をカテゴリ(前述のように)に割り当てる場合、類似度指標は、両メディアアセット識別子が同一カテゴリに属する可能性に対応してもよい。前述から、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、受信されたメディアアセット識別子「A Long Time Ago Out West」および既知のメディアアセット識別子「Once Upon a Time in the West」が両方とも、ジャンル「Western」に属するコンテンツを指す可能性が高いことを判定してもよい。
【0185】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、比較および/または類似度指標をユーザプロファイル(例えば、記憶回路308に位置する、または通信ネットワーク414を介してアクセスされる)から読み出される情報に部分的に基づかせてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、制御回路304を使用して、ユーザが「Star Wars 1」を要求したことを検出し、メディアガイドアプリケーションが、ユーザのプロファイルが、ユーザが1970年代のSF映画が好きであることを示すと判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」ではなく、「Star Wars Episode 4: A New Hope」(すなわち、最初に公開されたStarWars映画)を潜在的合致として提案してもよい。ユーザプロファイル情報を伴わない場合、メディアガイドアプリケーションは、タイトルの類似度に起因して、「Star Wars Episode 1: The Phantom Menace」を提案してもよい。メディアガイドアプリケーションによってこのように使用されるユーザプロファイル情報は、視聴履歴、購入履歴、ユーザ選択選好、任意の他の好適な情報、または任意のそれらの組み合わせを含んでもよい。
【0186】
1216では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、既知のメディアアセット識別子のデータベース内に付加的既知のメディアアセット識別子が存在するかどうかを判定してもよい。例えば、既知のメディアアセット識別子が、順序付けられた一覧内に記憶される場合、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、順序付けられた一覧の最後に到達したかどうかを判定してもよい。付加的既知のメディアアセット識別子が存在する場合、メディアガイドアプリケーションは、206に戻り、比較のために別の既知のメディアアセット識別子を選定してもよい。
【0187】
メディアガイドアプリケーションが、制御回路304を使用して、付加的既知のメディアアセット識別子が存在しないことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、1218に進んでもよい。1218では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、算出される類似度指標のいずれかが所与の類似度閾値を上回るかどうかを判定してもよい。メディアガイドアプリケーションによって使用される類似度閾値は、潜在的合致が宣言されるために必要な最低類似度であってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、類似度指標を登場人物毎または単語ベースの比較に基づかせる場合、メディアガイドアプリケーションは、登場人物または単語のあるパーセンテージが合致しなければならないように類似度閾値を設定してもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションが、キーワードに基づいて、メディアアセット識別子をカテゴリに割り当てた場合、メディアガイドアプリケーションは、2つのメディアアセット識別子が同一カテゴリに属する可能性が所与のレベルを上回らなければならないように、閾値を設定してもよい。類似度指標に適切な任意のそのような閾値が、使用されてもよい。
【0188】
メディアガイドアプリケーションが、制御回路304を使用して、算出される類似度指標のいずれも閾値を超えないことを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、1220に進んでもよい。1220では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、合致が見つからなかったことをユーザに知らせてもよい。図9の910におけるように、メディアガイドアプリケーションは、表示のために(例えば、ディスプレイ312上に)、本旨の通知メッセージを生成してもよく、またはオーディオメッセージ(例えば、スピーカ314を介して再生されるために)を生成してもよい。触覚的感覚(例えば、振動)等の通知の任意の他の好適な手段または任意のそれらの組み合わせも同様に、使用されてもよい。
【0189】
メディアガイドアプリケーションが、制御回路304を使用して、少なくとも1つの算出される類似度指標が閾値を超えることを判定する場合、メディアガイドアプリケーションは、1222に進んでもよい。1222では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、提案されるメディアアセット識別子を選択し、ユーザに提示してもよい。例えば、メディアアセット識別子は、受信されたメディアアセット識別子に対して最高類似度指標を伴う、既知のメディアアセット識別子を選択してもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、その類似度指標が閾値を超え、ユーザの選好と整合する(例えば、記憶回路308に記憶された、または通信ネットワーク414を介してアクセス可能な保存されたユーザ選好またはユーザプロファイルに基づいて)、既知のメディアアセット識別子を選択してもよい。
【0190】
1224では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザに、選択されたメディアアセット識別子が要求したメディアアセットに対応することを確認するためのオプションを提供してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザ機器デバイス500のディスプレイ312上に表示のために、メディアアセット識別子確認メッセージ508を生成してもよい。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、オーディオメッセージを再生し(例えば、ユーザ機器デバイス500のスピーカ314を使用して)、ユーザに確認を求めてもよい(マイクロホン502またはユーザ入力インターフェース310を使用して受信されるために)。
【0191】
図12のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態とともに使用され得ることが考慮される。加えて、図12に関して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促進するように、代替的な順序で、または並行して行われてもよい。例えば、これらのステップのそれぞれは、システムまたは方法の遅延を減少させるかまたは速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、もしくは実質的に同時に行われてもよい。さらに、図12のステップのうちの1つまたはそれを上回るものを行うために、図3-7に関して論じられるデバイスまたは機器のいずれかを使用できることに留意されたい。
【0192】
図13は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザがすでに部分的に再生されたメディアアセットの一部の記憶を要求すると、複数のソースからのメディアアセットの一部のセクションを組み合わせるための例証的ステップのフロー図である。プロセス1300またはその任意のステップは、図3-7に示されるデバイスのいずれか上で行われる、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス1300は、ユーザ機器402、404、および/または406(図4)上に実装される制御回路によって命令されるように、制御回路304(図3)によって実行され、ユーザがすでに部分的に再生されたメディアアセットの一部の記憶を要求すると、複数のソースからのメディアアセットの一部のセクションを組み合わせてもよい。加えて、プロセス1300の1つまたはそれを上回るステップは、任意の他のプロセスまたは実施形態の1つまたはそれを上回るステップの中に組み込まれる、もしくはそれと組み合わせられてもよい。
【0193】
1302では、メディアガイドアプリケーションが、図8の802におけるように、制御回路304およびマイクロホン502を使用して、音声コマンド(例えば、コマンド504)をユーザから受信してもよい。1304では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、音声コマンドが、メディアアセットの部分を記憶する命令を備えることを判定してもよく、部分は、メディアアセット全体未満である。再び、これは、図8の804に従う。
【0194】
1306では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、メディアアセットの部分が命令に対応する初期ソースにおいてすでに部分的に再生されたことを判定してもよい。例えば、ユーザが、メディアアセットをユーザ機器デバイス500上で視聴している場合、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがメディアガイドアプリケーションに現在の場面を記憶するように命令したことを検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、命令の時間に、該場面ユーザ機器デバイス500(すなわち、命令に対応する初期ソース)上ですでに部分的に再生されたであろうことを判定してもよい。本部分的再生は、メディアガイドアプリケーションによって検出されてもよい。
【0195】
1308では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、初期ソースと同一ではない、メディアアセットの部分のための二次ソースを識別してもよい。図8の806におけるように、いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ローカルに利用可能または遠隔データベースにおいて利用可能なメディアアセットの部分の既知のソースの一覧にアクセスしてもよい。他の実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、より広範なインターネット検索を行い(例えば、通信ネットワーク414を使用して)、好適なソースを見つけてもよい。
【0196】
1310では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、メディアアセットの部分の残りを初期ソースから記憶させてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、命令が受信された時間とその部分の終了との間で経過したメディアアセットの部分の残りを記憶させてもよい(例えば、記憶回路308に)。
【0197】
1312では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、メディアアセットの部分の部分的に再生されたセクションを二次ソースから記憶させてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの部分の開始と命令が受信された時間との間で経過したメディアアセットの部分の残りを記憶させてもよい(例えば、記憶回路308に)。メディアガイドアプリケーションは、初期ソースにおいて部分的に再生されたものを上回って記憶してもよい(例えば、初期ソースから記憶された残りと重複し、2つのサブ部分間の不一致をもたらす)。
【0198】
1314では、メディアガイドアプリケーションは、制御回路304を使用して、部分的に再生されたセクションとメディアアセットの部分の残りを組み合わせ、メディアアセットの要求された部分の全体を形成してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、2つのセクションを組み合わせ、単一ファイルを形成してもよい(例えば、記憶回路308に位置する)。別の実施例では、メディアガイドアプリケーションは、2つの記憶されたファイルがシームレスに再生され得るように、1つのセクションから他のセクションへのリンクを生成してもよい。
【0199】
図13のステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態とともに使用され得ることが考慮される。加えて、図13に関して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促進するように、代替的な順序で、または並行して行われてもよい。例えば、これらのステップのそれぞれは、システムまたは方法の遅延を減少または速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、もしくは実質的に同時に行われてもよい。さらに、図13のステップのうちの1つまたはそれを上回るものを行うために、図3-7に関して論じられるデバイスまたは機器のいずれかを使用できることに留意されたい。
【0200】
本発明に関わる方法が、コンピュータ使用可能および/または可読媒体を含む、コンピュータプログラム製品内で具現化されてもよいことは、当業者に明白となるであろう。例えば、そのようなコンピュータ使用可能メディアは、その上に記憶されたコンピュータ可読プログラムコードを有する、CD-ROMディスクもしくは従来のROMデバイス等の読取専用メモリデバイス、またはハードドライブデバイスもしくはコンピュータディスケット等のランダムアクセスメモリから成ってもよい。また、本発明に関わる方法、技法、およびプロセスは、処理回路を使用して実行されてもよいことを理解されたい。例えば、メディアアセットの部分のソースの識別は、処理回路、例えば、図3の処理回路306によって行われてもよい。処理回路は、例えば、ユーザ機器300、メディアコンテンツソース416、またはメディアガイドデータソース418内の汎用プロセッサ、カスタマイズされた集積回路(例えば、ASIC)、またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)であってもよい。例えば、メディアアセット対応は、本明細書に説明されるように、図3の記憶308または図4のメディアガイドデータソース418内に記憶され、そこから読み出されてもよい。さらに、処理回路またはコンピュータプログラムは、ユーザプロファイル選好等のユーザと関連付けられた設定を更新し、図3の記憶308または図4のメディアガイドデータソース418内に記憶された情報を更新してもよい。
【0201】
前述のプロセスは、限定ではなく、例証であることが意図される。当業者は、本明細書で論じられるプロセスのステップが、省略される、修正される、組み合わせられる、および/または並べ替えされてもよく、任意の付加的ステップが、本発明の範囲から逸脱することなく、行われてもよいことを理解するであろう。より一般的には、前述の開示は、限定ではなく、例示であることを意図する。続く請求項のみが、本発明が包含するものに関する境界を設定することを意図する。さらに、いずれか1つの実施形態で説明される特徴および制限は、本明細書の任意の他の実施形態に適用され得、一実施形態に関するフローチャートまたは実施例は、好適な様式で任意の他の実施形態と組み合わせられ、異なる順序で行われ、または並行して行われ得ることに留意されたい。加えて、本明細書で説明されるシステムおよび方法は、リアルタイムで行われてもよい。また、上記で説明されるシステムおよび/または方法は、他のシステムおよび/または方法に適用され、またはそれらに従って使用され得ることにも留意されたい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13