(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-07
(45)【発行日】2022-10-18
(54)【発明の名称】ブロックチェーンに基づく情報処理方法、装置及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/13 20190101AFI20221011BHJP
G06F 21/64 20130101ALI20221011BHJP
G06F 21/62 20130101ALI20221011BHJP
【FI】
G06F16/13
G06F21/64
G06F21/62 318
(21)【出願番号】P 2021537474
(86)(22)【出願日】2020-04-03
(86)【国際出願番号】 CN2020083137
(87)【国際公開番号】W WO2020211660
(87)【国際公開日】2020-10-22
【審査請求日】2021-03-10
(31)【優先権主張番号】201910319332.9
(32)【優先日】2019-04-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】李 茂材
(72)【発明者】
【氏名】王 宗友
(72)【発明者】
【氏名】▲藍▼ ▲虎▼
【審査官】齊藤 貴孝
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0076109(US,A1)
【文献】特開2014-186427(JP,A)
【文献】特開2013-097479(JP,A)
【文献】特開2018-022258(JP,A)
【文献】特開2010-231717(JP,A)
【文献】特開2006-189925(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0114626(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
G06F 21/64
G06F 21/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークノードデバイス
が実行
する、ブロックチェーンに基づく情報処理方法であって、
それぞれ平文形式のセンシティブコンテンツが含まれるオリジナルインデックス情報を少なくとも1つ含むオリジナルインデックス情報セットを取得するステップと、
マッチングすべきブロックにおける、情報コンテンツ及び情報インデックスを含む情報を取得するステップであって、前記情報コンテンツと前記情報インデックスとは対応関係を有するステップと、
前記オリジナルインデックス情報セットにより前記情報における前記情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得するステップと、
前記マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合に、前記マッチング結果に応じて、バリアントインデックス情報セットを生成するステップであって、前記バリアントインデックス情報セットは、バリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むものであり、前記バリアントインデックス情報は、前記情報における、前記情報コンテンツに対応する前記情報インデックスを含むものである、ステップとを含む方法。
【請求項2】
前記オリジナルインデックス情報セットにより前記情報における前記情報コンテンツをマッチングするステップは、
前記オリジナルインデックス情報セットにより、第1の情報コンテンツをマッチングするステップであって、前記第1の情報コンテンツが前記情報に属するステップと、
前記第1の情報コンテンツが第1のブロックにおける最後の情報に属する場合、第2のブロックにおける情報コンテンツをマッチングするステップであって、前記第1のブロックは、前記マッチングすべきブロックの1つに属し、前記第2のブロックは、前記マッチングすべきブロックの他の1つに属し且つ前記第1のブロックに隣接する次のブロックであるステップと、
前記第1の情報コンテンツが第1のブロックの最後の情報ではない場合、前記第1のブロックにおける第2の情報コンテンツを取得し、前記オリジナルインデックス情報セットにより前記第2の情報コンテンツをマッチングするステップであって、前記第2の情報コンテンツは、前記第1の情報コンテンツに隣接する次の情報コンテンツであるステップとを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記マッチング結果に応じてバリアントインデックス情報セットを生成するステップは、
前記マッチング結果が、前記情報と前記オリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報とのマッチングに成功したことである場合、前記オリジナルインデックス情報のセンシティブレベルを取得するステップと、
前記情報インデックスにおけるハッシュ値、ブロック内インデックス、及びブロックの高さを取得するステップであって、前記ブロック内インデックスは、前記情報の前記マッチングすべきブロックにおける位置を示すステップと、
前記オリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、前記ハッシュ値、前記ブロック内インデックス及び前記ブロックの高さに応じて、前記バリアントインデックス情報セットを生成するステップとを含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記マッチング結果に応じてバリアントインデックス情報セットを生成した後に、前記方法は、
検出すべき情報インデックスが携帯されている要求情報を受信するステップと、
前記バリアントインデックス情報セットにより前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得するステップと、
前記検出結果に応じて前記要求情報を処理するステップとをさらに含む請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記バリアントインデックス情報セットにより前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得するステップは、
前記検出すべき情報インデックスに応じてターゲットハッシュ値を特定するステップと、
前記バリアントインデックス情報セットにより前記ターゲットハッシュ値をマッチングするステップと、
前記ターゲットハッシュ値と前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属すると特定するステップと、
前記ターゲットハッシュ値と前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定するステップとを含む請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記バリアントインデックス情報セットにより前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得するステップは、
前記検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットブロック内インデックス、及びターゲットブロックの高さを特定するステップと、
前記バリアントインデックス情報セットにより前記ターゲットブロック内インデックス、及び前記ターゲットブロックの高さをマッチングするステップと、
前記ターゲットブロック内インデックス及び前記ターゲットブロックの高さと前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブトランザクション情報に属すると特定するステップと、
前記ターゲットブロック内インデックス及び前記ターゲットブロックの高さと前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定するステップとを含む請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記検出結果に応じて前記要求情報を処理するステップは、
前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属する場合、前記検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲット情報コンテンツを取得するステップと、
クライアントが前記ターゲット情報コンテンツを表示するように、クライアントに前記ターゲット情報コンテンツを送信するステップとを含む請求項4~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記検出結果に応じて前記要求情報を処理するステップは、
前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属する場合、前記検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットセンシティブレベル、及びターゲットサービスタイプを特定するステップと、
前記ターゲットセンシティブレベル及び前記ターゲットサービスタイプに応じて、前記検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを表示するか否かを判断するステップと、
前記ターゲット情報コンテンツを表示しないと特定した場合、クライアントが提示情報を表示するように前記提示情報を前記クライアントに送信するステップであって、前記提示情報は、前記ターゲット情報コンテンツが前記センシティブ情報に属することをユーザーに提示するためのものであるステップと、
前記ターゲット情報コンテンツを表示すると特定した場合、前記ターゲット情報コンテンツを処理し、処理後のターゲット情報コンテンツを取得し、前記クライアントが前記処理後のターゲット情報コンテンツを表示するように、前記クライアントに前記処理後のターゲット情報コンテンツを送信するステップとを含む請求項4~7の何れか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記ターゲット情報コンテンツを処理し、処理後のターゲット情報コンテンツを取得するステップは、
前記ターゲット情報コンテンツを取得するステップと、
前記オリジナルインデックス情報セットにより前記ターゲット情報コンテンツをマッチングし、前記ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報を特定するステップと、
前記ターゲット情報コンテンツにおける前記ターゲットインデックス情報をマスクし、前記処理後のターゲット情報コンテンツを取得するステップとを含む請求項8に記載の方法。
【請求項10】
ネットワークノード装置により実行される、ブロックチェーンに基づく情報処理方法であって、
要求情報を受信するステップであって、前記要求情報に検出すべき情報インデックスが携帯されているステップと、
バリアントインデックス情報セットにより、前記要求情報に携帯される前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得するステップであって、前記バリアントインデックス情報セットには、バリアントインデックス情報を少なくとも1つ含み、前記バリアントインデックス情報には、情報における情報インデックスが含まれるステップと、
前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを取得するステップと、
前記検出結果に応じて、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを処理し、処理済みの情報を取得するステップと
前記処理済みの情報を表示するように前記処理済みの情報を送信するステップとを含む方法。
【請求項11】
前記バリアントインデックス情報セットにより前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得するステップは、
前記検出すべき情報インデックスに応じてターゲットハッシュ値を特定するステップと、
前記バリアントインデックス情報セットにより前記ターゲットハッシュ値をマッチングするステップと、
前記ターゲットハッシュ値と前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属すると特定するステップと、
前記ターゲットハッシュ値と前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定するステップとを含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記バリアントインデックス情報セットにより前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得するステップは、
前記検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットブロック内インデックス、及びターゲットブロックの高さを特定するステップと、
前記バリアントインデックス情報セットにより前記ターゲットブロック内インデックス、及び前記ターゲットブロックの高さをマッチングするステップと、
前記ターゲットブロック内インデックス及び前記ターゲットブロックの高さと前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブトランザクション情報に属すると特定するステップと、
前記ターゲットブロック内インデックス及び前記ターゲットブロックの高さと前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定するステップとを含む請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記検出結果に応じて前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを処理し、処理済みの情報を取得するステップは、
前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属する場合、前記検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットセンシティブレベル及びターゲットサービスタイプを特定するステップと、
前記ターゲットセンシティブレベル及び前記ターゲットサービスタイプに応じて、前記検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを表示するか否かを判断するステップと、
前記ターゲット情報コンテンツを表示すると特定すると、前記ターゲット情報コンテンツを処理し、前記処理済みの情報を取得するステップとを含む請求項10に記載の方法。
【請求項14】
オリジナルインデックス情報セットを取得するステップであって、前記オリジナルインデックス情報セットにオリジナルインデックス情報を少なくとも1つ含み、オリジナルインデックス情報のそれぞれに、平文形式のセンシティブコンテンツが含まれるステップと、
マッチングすべきブロックにおける、情報コンテンツ及び前記情報インデックスを含む前記情報を取得するステップであって、前記情報コンテンツと前記情報インデックスとは対応関係を有するステップと、
前記オリジナルインデックス情報セットにより前記情報における前記情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得するステップと、
前記マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合に、前記マッチング結果に応じて、バリアントインデックス情報セットを生成するステップであって、前記バリアントインデックス情報セットにバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含み、前記バリアントインデックス情報に、前記情報における前記情報コンテンツに対応する前記情報インデックスが含まれるステップとをさらに含む請求項10~13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記マッチング結果に応じてバリアントインデックス情報セットを生成するステップは、
前記マッチング結果が、前記情報と前記オリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報とのマッチングに成功したことである場合に、前記オリジナルインデックス情報のセンシティブレベルを取得するステップと、
前記情報インデックスにおけるハッシュ値、ブロック内インデックス、及びブロックの高さを取得するステップであって、前記ブロック内インデックスは、前記情報の前記マッチングすべきブロックにおける位置を示すステップと、
前記オリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、前記ハッシュ値、前記ブロック内インデックス及び前記ブロックの高さに応じて、前記バリアントインデックス情報セットを生成するステップとを含む請求項14に記載の方法。
【請求項16】
ブロックチェーンに基づくデータ処理装置であって、
それぞれ平文形式のセンシティブコンテンツが含まれるオリジナルインデックス情報を少なくとも1つ含むオリジナルインデックス情報セットを取得するための取得モジュールであって、さらに、マッチングすべきブロックにおける、情報コンテンツ及び情報インデックスを含む情報を取得するための前記取得モジュールであって、前記情報コンテンツと前記情報インデックスとは対応関係を有する前記取得モジュールと、
前記取得モジュールにより取得された前記オリジナルインデックス情報セットにより、前記情報における前記情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得するためのマッチングモジュールと
前記マッチングモジュールにより取得された前記マッチング結果が、マッチングに成功したことを示す場合、前記マッチング結果に応じて、バリアントインデックス情報セットを生成するための生成モジュールであって、前記バリアントインデックス情報セットに、バリアントインデックス情報が少なくとも1つ含まれ、前記バリアントインデックス情報に前記情報における前記情報コンテンツに対応する前記情報インデックスが含まれる、前記生成モジュールとを含む装置。
【請求項17】
ブロックチェーンに基づくデータ処理装置であって、
検出すべき情報インデックスが携帯されている要求情報を受信するための受信モジュールと、
情報における情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットにより前記要求情報に携帯される前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得するための検出モジュールと、
前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを取得するための取得モジュールと、 前記検出結果に応じて前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを処
理し、処理済みの情報を取得するための処理モジュールと、
前記処理済みの情報を送信して、前記処理済みの情報を表示するための送信モジュールとを含む装置。
【請求項18】
ネットワークノード装置であって、
プログラムを記憶するためのメモリと、
前記メモリにおけるプログラムを実行することで、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法を実現するためのプロセッサとを含むネットワークノード装置。
【請求項19】
ネットワークノード装置であって、
プログラムを記憶するためのメモリと、
前記メモリにおけるプログラムを実行することで、請求項10~15のいずれか一項に記載の方法を実現するためのプロセッサとを含むネットワークノード装置。
【請求項20】
コンピュータプログラムであって、コンピュータに実行されて、
請求項1~9のいずれか一項に記載の方法、又は請求項10~15のいずれか一項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年04月19日に提出した、出願番号が201910319332.9であり、発明の名称が「ブロックチェーンに基づく情報処理方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、本出願にその全ての内容を援用する。
【0002】
本出願は、コンピュータ技術の分野に関し、特に、ブロックチェーンに基づく情報処理方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
コンピュータ技術の開発につれて、ブロックチェーンデータ処理技術はますます発展している。ブロックチェーン技術(blockchaintechnology、BT)は、分散型台帳技術とも呼ばれ、インターネットデータベース技術であり、分散化、且つオープン性、透明性を特徴とし、誰でもデータベースの記録に関与することができるようにする。ブロックチェーンは、現在、主に、パブリックブロックチェーン、プライベートブロックチェーン、コンソーシアムブロックチェーン、許可型ブロックチェーン及びハイブリッドブロックチェーンを含む。
【0004】
ブロックチェーン技術に基づくトランザクションは、トランザクション情報のセキュリティを考慮する必要がある。現在、採用されているソリューションは、平文センシティブシソーラス基づいて実現され、具体的に、サービスプロバイダーは、1つの平文センシティブシソーラスをメンテナンスし、ユーザーがコンテンツを検出してフィルタリングする必要がある場合、オリジナルコンテンツをサーバー側に送信し、サーバー側が平文センシティブシソーラスを使用してユーザーより提供されるオリジナルコンテンツを照合及びフィルタリングし、その後、結果をクライアントに返信し、クライアントはフィルタリングされたコンテンツ及び検出結果を受信した後に、後続の処理を実行できる。
【0005】
しかしながら、現在、採用されているセンシティブシソーラスは、平文の形式で中心化された組織にメンテナンスされており、センシティブシソーラスを更新する必要がある場合、通常、1つの平文のセンシティブシソーラスファイルを使用して最新のセンシティブ単語を同期する。従って、同期中にセンシティブシソーラスのキャリアファイルがリークされると、トランザクション情報にセキュリティリスクが生じ、一連の社会的危害を引き起こす。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の実施例では、ブロックチェーンに基づく情報処理方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、インデックス情報についての記録は平文の形式でメンテナンスされなくなったが、ブロックチェーントランザクション中にインデックス情報に係るインデックスを記録し、これにより、バリアントインデックス情報を形成し、バリアントインデックス情報は、インデックス情報の具体的なコンテンツをそのまま表示することなく、インデックスの形式でメンテナンスされるため、セキュリティリスクが発生しにくく、情報メンテナンスのセキュリティが向上される。
【0007】
本出願の一局面によれば、ネットワークノード装置により実行される、ブロックチェーンに基づく情報処理方法を提供し、
それぞれ平文形式のセンシティブコンテンツが含まれるオリジナルインデックス情報を少なくとも1つ含むオリジナルインデックス情報セットを取得し、
マッチングすべきブロックにおける、対応関係を有する情報コンテンツ及び情報インデックスを含む情報を取得し、
前記オリジナルインデックス情報セットにより前記情報における前記情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得し、
前記マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合に、前記マッチング結果に応じて、前記情報における前記情報コンテンツに対応する前記情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットを生成することを含む。
【0008】
本出願の一局面によれば、ネットワークノード装置により実行される、ブロックチェーンに基づく情報処理方法を提供し、
検出すべき情報インデックスが携帯されている要求情報を受信し、
情報における情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットにより前記要求情報に携帯される前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得し、
前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを取得し、
前記検出結果に応じて、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを処理し、処理済みの情報を取得し、
前記処理済みの情報を送信して、前記処理済みの情報を表示することを含む。
【0009】
本出願の一局面によれば、ブロックチェーンに基づくデータ処理装置を提供し、
それぞれ平文形式のセンシティブコンテンツが含まれる少なくとも1つオリジナルインデックス情報を含むオリジナルインデックス情報セットを取得するための取得モジュールであって、さらに、マッチングすべきブロックにおける、対応関係を有する情報コンテンツ及び情報インデックスを含む情報を取得するための前記取得モジュールと、
前記取得モジュールにより取得された前記オリジナルインデックス情報セットにより、前記情報における前記情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得するためのマッチングモジュールと、
前記マッチングモジュールにより取得された前記マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合に、前記マッチング結果に応じて、前記情報における前記情報コンテンツに対応する前記情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットを生成するための生成モジュールとを含む。
【0010】
好ましい設計においては、前記マッチングモジュールは、前記オリジナルインデックス情報セットにより、前記情報に属する第1の情報コンテンツをマッチングし、
前記第1の情報コンテンツが、前記マッチングすべきブロックの1つに属する第1のブロックの最後の情報に属する場合、前記マッチングすべきブロックの他の1つに属し且つ前記第1のブロックに隣接する次のブロックである第2のブロックにおける情報コンテンツをマッチングし、
前記第1の情報コンテンツが第1のブロックの最後の情報ではない場合、前記第1のブロックにおける、前記第1の情報コンテンツに隣接する次の情報コンテンツである第2の情報コンテンツを取得し、前記オリジナルインデックス情報セットにより前記第2の情報コンテンツをマッチングする、ために用いられる。
【0011】
好ましい設計においては、前記生成モジュールは、前記マッチング結果が、前記情報と前記オリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報とのマッチングに成功したことである場合に、前記オリジナルインデックス情報のセンシティブレベルを取得し、
前記情報インデックスにおけるハッシュ値、前記情報の前記マッチングすべきブロックにおける位置を示すブロック内インデックス、及びブロックの高さを取得し、
前記オリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、前記ハッシュ値、前記ブロック内インデックス及び前記ブロックの高さに応じて、前記バリアントインデックス情報セットを生成するために用いられる。
【0012】
好ましい設計においては、ブロックチェーンに基づくデータ処理装置は、処理モジュールをさらに含み、
前記処理モジュールは、前記生成モジュールが前記マッチング結果に応じてバリアントインデックス情報セットを生成した後に、検出すべき情報インデックスが携帯されている要求情報を受信し、
前記バリアントインデックス情報セットにより前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得し、
前記検出結果に応じて前記要求情報を処理するために用いられる。
【0013】
好ましい設計においては、前記処理モジュールは、
前記検出すべき情報インデックスに応じてターゲットハッシュ値を特定し、
前記バリアントインデックス情報セットにより前記ターゲットハッシュ値をマッチングし、
前記ターゲットハッシュ値と前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属すると特定し、
前記ターゲットハッシュ値と前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定するために用いられる。
【0014】
好ましい設計においては、前記処理モジュールは、
前記検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットブロック内インデックス、及びターゲットブロックの高さを特定し、
前記バリアントインデックス情報セットにより前記ターゲットブロック内インデックス、及び前記ターゲットブロックの高さをマッチングし、
前記ターゲットブロック内インデックス及び前記ターゲットブロックの高さと前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブトランザクション情報に属すると特定し、
前記ターゲットブロック内インデックス及び前記ターゲットブロックの高さと前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定するために用いられる。
【0015】
好ましい設計において、前記処理モジュールは、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属する場合、前記検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲット情報コンテンツを取得し、
前記クライアントが前記ターゲット情報コンテンツを表示するように、クライアントに前記ターゲット情報コンテンツを送信するために用いられる。
【0016】
好ましい設計においては、前記処理モジュールは、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属する場合、前記検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットセンシティブレベル、及びターゲットサービスタイプを特定し、
前記ターゲットセンシティブレベル及び前記ターゲットサービスタイプに応じて、前記検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを表示するか否かを判断し、
前記ターゲット情報コンテンツを表示しないと特定した場合、前記ターゲット情報コンテンツが前記センシティブ情報に属することをユーザーに提示するための提示情報を前記クライアントが表示するように、前記クライアントに提示情報を送信し、
前記ターゲット情報コンテンツを表示すると特定した場合、前記ターゲット情報コンテンツを処理し、処理後のターゲット情報コンテンツを取得し、前記クライアントが前記処理後のターゲット情報コンテンツを表示するように、前記クライアントに前記処理後のターゲット情報コンテンツを送信するために用いられる。
【0017】
好ましい設計において、前記処理モジュールは、
前記ターゲット情報コンテンツを取得し、
前記オリジナルインデックス情報セットにより前記ターゲット情報コンテンツをマッチングし、前記ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報を特定し、
前記ターゲット情報コンテンツにおける前記ターゲットインデックス情報をマスクし、前記処理後のターゲット情報コンテンツを取得するために用いられる。
【0018】
本出願の一局面によれば、ブロックチェーンに基づくデータ処理装置を提供し、
検出すべき情報インデックスが携帯されている要求情報を受信するための受信モジュールと、
情報における情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットにより前記要求情報に携帯されている前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得するための検出モジュールと、
前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを取得するための取得モジュールと、
前記検出結果に応じて前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを処理し、処理済みの情報を取得するための処理モジュールと、
前記処理済みの情報が表示するように、前記処理済みの情報を送信するための送信モジュールと、を含む。
【0019】
本出願の一局面によれば、ネットワークノード装置を提供し、当該ネットワークノード装置は、
プログラムを記憶するためのメモリと、
前記メモリにおけるプログラムを実行するためのプロセッサとを含み、
前記プログラムを実行することで
それぞれ平文形式のセンシティブコンテンツが含まれるオリジナルインデックス情報を少なくとも1つ含むオリジナルインデックス情報セットを取得するステップと、
対応関係を有する前記情報は情報コンテンツ及び情報インデックスを含むマッチングすべきブロックにおける情報を取得するステップと、
前記オリジナルインデックス情報セットにより前記情報における前記情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得するステップと、
前記マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合に、前記マッチング結果に応じて、前記情報における前記情報コンテンツに対応する前記情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットを生成するステップとを含む。
【0020】
本出願の一局面によれば、ネットワークノード装置を提供し、
プログラムを記憶するためのメモリと、
前記メモリにおけるプログラムを実行するためのプロセッサと、
前記プログラムを実行することで
検出すべき情報インデックスが携帯されている要求情報を受信するステップと、
情報における情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットにより前記要求情報に携帯される前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得するステップと、
前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを取得するステップと、
前記検出結果に応じて、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを処理し、処理済みの情報を取得するステップと、
前記処理済みの情報を送信し、前記処理済みの情報を表示するステップとを含む。
【0021】
本出願の一局面によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にコマンドを記憶しており、コンピュータで実行される場合に、上記に記載の方法をコンピュータに実行させる。
【0022】
以上の技術案から、本出願の実施例は以下の利点を有することが分かる。
本出願の実施例において、ブロックチェーンに基づく情報処理方法を提供し、まず、それぞれ平文形式のセンシティブコンテンツが含まれるオリジナルインデックス情報を少なくとも1つ含むオリジナルインデックス情報セットを取得し、次に、マッチングすべきブロックにおける、対応関係を有する情報コンテンツ及び情報インデックスを含む情報を取得し、また、オリジナルインデックス情報セットにより情報における情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得し、マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合に、マッチング結果に応じて、情報における情報コンテンツに対応する情報インデックが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むスバリアントインデックス情報セットを生成することを含む。上記のように、インデックス情報についての記録は平文の形式でメンテナンスされなくなり、ブロックチェーントランザクション中にインデックス情報に係る情報インデックスを記録するこれにより、バリアントインデックス情報を形成し、バリアントインデックス情報は、インデックス情報の具体的なコンテンツをそのまま表示することなく、インデックスの形式でメンテナンスされるため、セキュリティリスクが発生しにくく、情報メンテナンスのセキュリティが向上される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本出願の実施例におけるブロックチェーンに基づく情報処理システムのアーキテクチャ概略図である。
【
図2】本出願の実施例におけるブロックの構成構造概略図である。
【
図3】本出願の実施例におけるブロックチェーンに基づく情報処理方法の実施例の概略図である。
【
図4】本出願の実施例におけるバリアントインデックス情報セットの更新フローチャートである。
【
図5】本出願の実施例におけるバリアントインデックス情報セットの適用フローチャートである。
【
図6】本出願の実施例におけるバリアントインデックス情報セットの適用フローチャートである。
【
図7】本出願の実施例におけるブロックチェーンに基づく情報処理方法の実施例の概略図である。
【
図8】本出願の実施例におけるクライアントによる処理済みのトランザクション情報の表示のフローチャートである。
【
図9】本出願の実施例におけるブロックチェーンに基づく情報処理装置の実施例の概略図である。
【
図10】本出願の実施例におけるブロックチェーンに基づく情報処理装置の実施例の概略図である。
【
図11】本出願の実施例におけるブロックチェーンに基づく情報処理装置の実施例の概略図である。
【
図12】本出願の実施例におけるネットワークノード装置の構成概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本出願の実施例では、ブロックチェーンに基づく情報処理方法、装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、インデックス情報についての記録は平文の形式でメンテナンスされなくなり、ブロックチェーントランザクション中にインデックス情報に係るインデックスを記録するこれにより、バリアントインデックス情報を形成し、バリアントインデックス情報は、インデックス情報の具体的なコンテンツをそのまま表示することなく、インデックスの形式でメンテナンスされるため、セキュリティリスクが発生しにくく、情報メンテナンスのセキュリティが向上される。
【0025】
本出願の明細書及び請求項ならびに上記図面における用語である「第1」、「第2」、「第3」、「第4」など(存在する場合)は、特定の順番又は前後順序を記述する意図をせず、類似している対象を区別するためのものである。このように用いられたデータは、適切な状況で交換可能であり、本明細書に記載の本出願の実施例は、例えば、本明細書に図示又は記載した順序以外の順序でも実施できることを理解すべきである。さらに、「含む」及び「対応する」という用語、ならびに、それらの任意の変形は、非排他的な包含を網羅するよう意図されたものであり、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、又は、デバイスは、明確に列挙された工程又はユニットに必ずしも限定されることはなく、明確に列挙されていない他のステップ又はユニット、もしくは、これらのプロセス、方法、システム、製品、又は、デバイスに固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。
【0026】
本出願で提供される情報処理方法はブロックチェーンシステムに適用可能であることを理解すべきき、ブロックチェーン(Blockchain)は、複数の事業者が共同でメンテナンスし、暗号学を使って送信及びアクセスのセキュリティを保証し、一貫したデータストレージ、改ざん困難、否認の防止を実現できる台帳技術であり、分散型台帳技術(DistributedLedgerTechnology)とも呼ばれる。典型的なブロックチェーンがブロックチェーン構造でデータを記憶するものである。
【0027】
本出願は、具体的に、ブロックチェーンのパブリックブロックチェーン、プライベートブロックチェーン又はコンソーシアムブロックチェーンに適用可能であり、パブリックブロックチェーンは、公式組織及び管理組織、中央サーバーがなく、制御されず、関与するノードがシステムルールに従って自由にネットワークにアクセスし、ノード同士がコンセンサスメカニズムに基づいて作業を実行する。プライベートブロックチェーンは、1つの組織内で確立され、システムの運営ルールが組織の要求に応じて設定され、修正や読み取りの権限がある程度に制限され、同時にブロックチェーンの真正性や部分的な分散化の特性を保留する。コンソーシアムブロックチェーンはいくつかの組織により共同で発足し、パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンの間にあり、部分的な分散化の特性を兼ね、このようなブロックチェーンの読み取り権限が公開されている場合と、部分的に公開されている場合があり、つまり、事前に選択された複数のノードをブックキーパーとして内部に指定することにより、ブックキーパーは会計権限を競合し、他のアクセスノードがトランザクションに関与できるが、会計プロセスに干渉しない。
【0028】
理解を容易にするために、本出願は、ブロックチェーンに基づく情報処理の方法を提案し、当該方法は
図1に示す情報処理システムに適用し、
図1を参照し、
図1は、本出願の実施例におけるブロックチェーンに基づく情報処理システムのアーキテクチャ概略図であり、図に示すように、情報処理システムアーキテクチャは分散型ノード(例えば、ネットワークノード装置1、ネットワークノード装置2、ネットワークノード装置3、ネットワークノード装置4、ネットワークノード装置5及びネットワークノード装置6)を含み、各分散型ノードの間は通信リンクを介して接続され、例えば、有線通信リンク又は無線通信リンクなどを介して接続されてもよく、複数の分散型ノードは共同でブロックチェーンネットワークを構成する。なお、
図1に示す分散型ノードの数(6つ)は例示的であり、実際の必要に応じて任意の数の分散型ノードを配置することができる。
【0029】
本出願の一実施例においては、ネットワークノード装置は、ブロックチェーンネットワークにおけるパブリック配置パラメータ(例えば、ノード数、ブロックサイズ及びブロック生成間隔など)の更新情報に応じてトランザクション情報を生成し、そして、ブロックチェーンネットワークにおいて当該トランザクション情報をブロードキャストすることができ、さらに、ブロックチェーンネットワークにおける各ネットワークノード装置は当該トランザクション情報を検証及び確認することができる。ブロックチェーンネットワークにおける各ネットワークノード装置は当該トランザクション情報について合意に達成すると、当該トランザクション情報に応じてパブリック配置パラメータを更新することができ、ブロックチェーンノードの運行中にパブリック配置パラメータを更新する目的を実現し、パブリック配置パラメータの更新効率が向上される。
【0030】
上記のブロックチェーンにおけるいずれか1つのネットワークノード装置は、ユーザーがクライアントを介して当該ネットワークノード装置へトランザクション要求を発送し、当該トランザクション要求に検出すべき情報インデックスが携帯されている。ネットワークノード装置はバリアントインデックス情報セットを採用してトランザクション要求における検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得する。検出結果が検出すべき情報インデックスにセンシティブ情報がないことを示す場合、当該ネットワークノード装置は、他のネットワークノード装置からトランザクション要求に対応するターゲット情報コンテンツを取得し、クライアントにターゲット情報コンテンツを送信することができ、クライアントは平文の形式でターゲット情報コンテンツを表示する。逆に、検出結果が検出すべき情報インデックスにセンシティブ情報があることを示す場合、インデックス情報に係るターゲット情報コンテンツを完備にマスクするか、又は一部をマスクする必要がある。なお、クライアントは端末装置に配置されるものであり、端末装置はタブレットコンピュータ、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、携帯電話及びパーソナルコンピュータ(PersonalComputer、PC)を含むが、それに限定されず、ここで限定しない。
【0031】
図2を参照し、
図2は本出願の実施例におけるブロックの構成の構造概略図であり、図に示すように、ブロックチェーンは複数のブロックからなり、ブロックはブロックチェーンネットワークにおけるデータ仕組みユニットであり、リンクリストによりブロックが直列に接続される。ブロックは、ブロックヘッダー及びブロック本体を含み、ブロックヘッダーは、前のブロックのハッシュ値、現ブロックのタイムスタンプ、ブロックの高さ及び他の情報を含む。なお、前のブロックのハッシュ値は、当該ブロックとブロックチェーンにおける前のブロックとを接続するために用いられ、現ブロックのタイムスタンプはブロック生成時間を特定するために用いられ、ブロックの高さはブロックのブロックチェーンにおける位置を示すために用いられる。他の情報はブロック本体のMerkle数字根、難易度ターゲット及びランダム値などを含む。ブロック本体はトランザクション情報を含み、例えば、「AがBに50ビットコインを振り込む」ことであり、各々のトランザクション情報は1つのハッシュ値に対応し、ハッシュ値は、あるトランザクション情報を一意かつ正確に識別することができ、各ブロックは同じトランザクション情報をメンテナンスしている。
【0032】
上記の説明と併せて、以下に、本出願におけるブロックチェーンに基づく情報処理方法について説明し、ブロックチェーンに基づく情報処理方法はコンピュータ機器により実行され、コンピュータ機器は、例えば、
図1のネットワークノード装置であってもよく、
図3を参照し、本出願の実施例におけるブロックチェーンに基づく情報処理方法の実施例は以下のステップを含む。
【0033】
101において、オリジナルインデックス情報セットを取得し、オリジナルインデックス情報セットに少なくとも1つのオリジナルインデックス情報を含み、各オリジナルインデックス情報が平文形式のセンシティブコンテンツを含む。
【0034】
本実施例において、ネットワークノード装置における情報処理装置は、まず、1つのオリジナルインデックス情報セットを取得する必要があり、オリジナルインデックス情報セットにポルノ、暴力、反動及び詐欺などの情報に関する単語や短句のセットを含み、オリジナルインデックス情報セットは、具体的に、1つのシソーラスであってもよく、表構造として表され、表1を参照し、表1はオリジナルインデックス情報セットの模式例である。
【0035】
【0036】
表1に示すように、1つのオリジナルインデックス情報は、一意の識別子(identification、ID)に対応し、オリジナルインデックス情報は、通常、1単語であり、1字や1文などであってもよい。センシティブレベルはオリジナルインデックス情報のセンシティブの程度を表し、異なるレベルのオリジナルインデックス情報に対して異なる処理を実行することができる。インデックス情報コンテンツは、ある単語又はセンテンスに具体化されたものであり、一般文字や正規数式として表現されてもよい。なお、IDに対応するデータタイプは、符号付き32ビット(bit)の整数であり、4バイトを占める。センシティブレベルに対応するデータタイプは符号付き8bitの整数であり、1バイトを占める。インデックス情報コンテンツに対応するデータタイプは文字列(String)である。表1は例示に過ぎず、オリジナルインデックス情報セットに対する制限として理解されるべきではないことが理解され得る。
【0037】
102においては、マッチングすべきブロックにおける情報を取得する。なお、情報は、情報コンテンツ及び情報インデックスを含み、情報コンテンツと情報インデックスとが対応関係を有する。
【0038】
本実施例においては、情報処理装置が、マッチングすべきブロックにおける情報を取得する。ブロックチェーンにN個のブロックがあり、これらのN個のブロックのいずれもマッチングすべきブロックとすることができると仮定し、ブロックのぞれぞれは対応する情報を有し、情報は、具体的に情報コンテンツ及び情報インデックスを含み、情報コンテンツは、ユーザーがカスタマイズしたフィールドを含み、情報インデックスは、ハッシュ値、ブロック内インデックス(Index)及びブロックの高さを含んでもよい。
【0039】
各ブロックは1つのブロックの高さを有し、ブロックの高さはブロックチェーンにおけるブロックの位置を表し、即ち、一番目のブロックからの位置を表すことを理解すべきである。一番目のブロックのブロックの高さは0に定義され、その後のブロックの高さは順次に増加するが、ブロックチェーンが分岐する可能性があり、同一の高さで二つ又は複数のブロックがあるため、ブロックの高さはブロックの一意の識別子であるわけではない。即ち、1つのブロックに一意のブロックの高さがあるが、1つのブロックの高さは一意のブロックに対応しないということである。ブロックにおける各情報コンテンツは一意のハッシュ値に対応する。各情報コンテンツは1つのブロック内インデックスを有し、ブロックチェーンが1つの台帳であり、ブロックが台帳における一枚の紙であり、各情報コンテンツが紙の1行に記録されていることを仮定すると、ブロック内インデックスは、情報コンテンツの台帳におけるページ番号と行番号を示すものである。
【0040】
103においては、オリジナルインデックス情報セットにより、情報における情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得する。
【0041】
本実施例において、情報処理装置は、情報コンテンツにおける各情報コンテンツとオリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報とをマッチングすることで、各情報コンテンツのマッチング結果を取得する。例えば、情報コンテンツ1は、「AがBにRMB50,000元を取り次ぎチャージする」ことであり、「取り次ぎチャージする」という単語はオリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報に属する。そのため、マッチング結果がマッチングに成功したことを示し、情報コンテンツ1がセンシティブトランザクションに属する。情報コンテンツ2は「AがCに100元を振り込む」ことであり、この情報にはオリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報を含まない。そのため、情報コンテンツ2はセキュリティトランザクションである。
【0042】
104においては、マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合、マッチング結果に応じて、バリアントインデックス情報セットを生成する。なお、バリアントインデックス情報セットは、少なくとも1つのバリアントインデックス情報を含み、バリアントインデックス情報は、情報における情報コンテンツに対応する情報インデックスを含む。
【0043】
本実施例において、情報処理装置は、トランザクション情報のマッチング結果に基づいて、マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合、1つのバリアントインデックス情報セットを生成し、バリアントインデックス情報セットに少なくとも1つのバリアントインデックス情報を含み、バリアントインデックス情報は、情報における情報インデックスを含む。表2を参照し、表2はバリアントインデックス情報セットの例である。
【0044】
【0045】
表2に示すように、ハッシュ値は、オリジナルインデックス情報が情報コンテンツにおける対応ハッシュ値を示す。センシティブレベルは、オリジナルインデックス情報のセンシティブ程度を示し、異なるレベルのオリジナルインデックス情報に対して異なる処理を実行することができる。ブロックの高さはオリジナルインデックス情報が所在しているブロックのブロックの高さを示す。ブロック内インデックスは、オリジナルインデックス情報が所在しているブロックの情報を表す。なお、ハッシュ値に対応するデータタイプはStringである。センシティブレベルに対応するデータタイプはInt8である。ブロックの高さに対応するデータタイプはInt64である。ブロック内インデックスに対応するデータタイプはInt16である。なお、表2は、例に過ぎず、バリアントインデックス情報セットに対する限定として理解されない。
【0046】
本出願の実施例において、ブロックチェーンに基づく情報処理方法を提供し、まず、それぞれ平文形式のセンシティブコンテンツが含まれるオリジナルインデックス情報を少なくとも1つ含むオリジナルインデックス情報セットを取得し、次に、マッチングすべきブロックにおける、対応関係を有する情報コンテンツ及び情報インデックスを含む情報を取得し、さらに、オリジナルインデックス情報セットにより情報における情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得し、マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合に、マッチング結果に応じて、情報における情報コンテンツに対応する情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットを生成する。上記のように、インデックス情報についての記録は平文の形式でメンテナンスされなくなり、ブロックチェーントランザクション中にインデックス情報に係る情報インデックスを記録するこれにより、バリアントインデックス情報を形成し、バリアントインデックス情報は、インデックス情報の具体的なコンテンツをそのまま表示することなく、インデックスの形式でメンテナンスされることで、セキュリティリスクが発生しにくく、情報メンテナンスのセキュリティが向上される。
【0047】
好ましく、上記の
図3に対応する実施例を基にして、本出願の実施例にかかるブロックチェーンに基づく情報処理方法の一つの好ましい実施例において、オリジナルインデックス情報セットにより情報における情報コンテンツをマッチングすることは、
オリジナルインデックス情報セットにより。情報に属する第1の情報コンテンツをマッチングし、
第1の情報コンテンツが、マッチングすべきブロックの1つに属する第1のブロックの最後の情報に属する場合、マッチングすべきブロックの他の1つに属し且つ第1のブロックに隣接する次のブロックである第2のブロックにおける情報コンテンツをマッチングし、
第1の情報コンテンツが第1のブロックの最後の情報ではない場合、第1のブロックにおける第2の情報コンテンツを取得し、オリジナルインデックス情報セットにより、第1の情報コンテンツに隣接する次の情報コンテンツである第2の情報コンテンツをマッチングすることを含んでもよい。
【0048】
本実施例において、オリジナルインデックス情報セットによりトランザクション情報における情報コンテンツをマッチングする方法を説明する。具体的に、まず、第1のブロックにおける第1の情報コンテンツをマッチングし、第1の情報コンテンツが第1のブロックの最後の情報である場合、第1のブロックの次のブロックである第2のブロックの一番目の情報コンテンツを取得してマッチングする。第1の情報コンテンツが第1のブロックの最後の情報ではない場合、第1のブロックから第2の情報コンテンツを取得し、さらに、オリジナルインデックス情報セットにより第2の情報コンテンツをマッチングする。各ブロックにおける各情報に対応する情報コンテンツの全部がマッチング完了するまで実施される。
【0049】
説明の便宜上、
図4を参照し、
図4は本出願の実施例におけるバリアントインデックス情報セットの更新フローチャートであり、図にされたように、
【0050】
ステップS1において、オリジナルインデックス情報のマッチングを開始する。
【0051】
ステップS2において、ブロックの高さはNで表され、ブロックにX個の情報コンテンツを含み、Nを1に、Xを0に初期化する。
【0052】
ステップS3において、現在のブロックの情報コンテンツのうちのX番目の情報コンテンツをスキャンする。
【0053】
ステップS4において、X番目の情報コンテンツにオリジナルインデックス情報が存在するか否か、例えば、センシティブワードが存在するか否かを判断し、オリジナルインデックス情報が存在する場合、ステップS5を実行し、オリジナルインデックス情報が存在しない場合、ステップS6を実行する。
【0054】
ステップS5において、X番目の情報コンテンツにオリジナルインデックス情報が存在する場合、当該N値及びX値を記録する必要があり、また、X番目の情報コンテンツに対応するハッシュ値をさらに記録してもよく、つまり、N値をバリアントインデックス情報セットのブロックの高さフィールドに追加し、Xをブロック内インデックスフィールドに追加し、ハッシュ値をハッシュ値フィールドに追加する。
【0055】
ステップS6において、X番目の情報コンテンツにオリジナルインデックス情報が存在しない場合、現在のブロックが次の情報コンテンツをさらに有するか否かを引き続き判断し、次の情報コンテンツを有する場合、ステップS7を実行し、逆に、当該ブロックが次の情報コンテンツを有しない場合、ステップS8を実行する。
【0056】
ステップS7において、高さがNであるブロックに次の情報コンテンツが存在する場合、当該ブロックの次の情報コンテンツを引き続きロードし、即ち、Xに1を加算し、即ち、X=X+1であり、そして再度、ステップS3乃至ステップS6を実行する
【0057】
ステップS8において、高さがNであるブロックに次の情報コンテンツが存在しない場合、次のブロックの高さに対応するブロックをさらに有するか否かを判断する必要があり、つまり、次のN値がさらに存在するか否かを検出し、存在する場合、ステップS10を実行し、存在しない場合、ステップS9を実行する。
【0058】
ステップS9において、次のブロックの高さに対応するブロックが存在しない場合、新ブロックの生成を待ち続ける。
【0059】
ステップS10において、次のブロックの高さに対応するブロックが存在する場合、次のブロックの高さに対応するブロックを循環的にロードする必要があり、同時にN値とX値を変更し、即ち、N=N+1、X=0となる。
【0060】
次に、本出願の実施例において、オリジナルインデックス情報セットによりトランザクション情報をマッチングする方法を提供し、即ち、オリジナルインデックス情報セットにより第1の情報コンテンツをマッチングし、第1の情報コンテンツが第1のブロックの最後のトランザクション情報に属する場合、第2のブロックにおける情報コンテンツをマッチングし、第1の情報コンテンツが第1のブロックの最後のトランザクション情報ではない場合、第1のブロックにおける第2の情報コンテンツを取得し、オリジナルインデックス情報セットにより第2の情報コンテンツをマッチングする。上記のように、実際のマッチングにおいては、各ブロックにおける各情報コンテンツに対してマッチングすることによりブロックのフルスキャンが実現されるので、より完備的なバリアントインデックス情報セットの生成に有利である。
【0061】
好ましく、上記の
図3に対応する実施例を基にして、本出願の実施例にかかるブロックチェーンに基づく情報処理方法の一つの好ましい実施例においては、マッチング結果に応じて、バリアントインデックス情報セットを生成することは、
マッチング結果が、情報とオリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報とのマッチングに成功したことである場合、オリジナルインデックス情報のセンシティブレベルを取得し、
情報インデックスにおけるハッシュ値、情報のマッチングすべきブロックにおける位置を示すブロック内インデックス、及びブロックの高さを取得し、
オリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、ハッシュ値、ブロック内インデックス及びブロックの高さに応じて、バリアントインデックス情報セットを生成することを含んでもよい。
【0062】
本実施例において、3種のバリアントインデックス情報セットの表現形態を説明する。マッチング結果が情報における情報コンテンツとオリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報とのマッチングに成功したことである場合、オリジナルインデックス情報のセンシティブレベルを取得し、具体的に、1つの情報コンテンツを例として、情報コンテンツAとオリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報Aとのマッチングに成功したと仮定すると、オリジナルインデックス情報Aのセンシティブレベルを取得する。また、情報コンテンツAのハッシュ値及びブロック内インデックスをさらに取得してもよく、情報コンテンツAがブロックMに属すると仮定すると、ブロックMのブロックの高さを取得することができる。上記の情報により、表3を参照し、表3はバリアントインデックス情報セットの例である。
【0063】
【0064】
表3から分からように、バリアントインデックス情報セットはオリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、ハッシュ値、ブロック内インデックス及びブロックの高さを含んでもよい。
【0065】
表4を参照し、表4はバリアントインデックス情報セットの別の例である。
【0066】
【0067】
表4から分かるように、バリアントインデックス情報セットはオリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、及びハッシュ値を含んでもよい。
【0068】
表5を参照し、表5は、バリアントインデックス情報セットの別の例である。
【0069】
【0070】
表5から分かるように、バリアントインデックス情報セットはオリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、ブロック内インデックス及びブロックの高さを含んでもよく、バリアントインデックス情報セットを生成する。
【0071】
次に、本出願の実施例において、バリアントインデックス情報セットを生成する形態を提供し、マッチング結果が情報コンテンツとオリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報とのマッチングに成功したことである場合、オリジナルインデックス情報のセンシティブレベルを取得し、次に、情報インデックスにおけるハッシュ値、情報コンテンツのマッチングすべきブロックの位置を示すブロック内インデックス、及びブロックの高さを取得し、最後、オリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、ハッシュ値、ブロック内インデックス及びブロックの高さに応じて、バリアントインデックス情報セットを生成したり、オリジナルインデックス情報のセンシティブレベル及びハッシュ値に応じて、バリアントインデックス情報セットを生成したり、オリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、ブロック内インデックス及びブロックの高さに応じて、バリアントインデックス情報セットを生成したりすることができる。上記のように、生成されたバリアントインデックス情報セットは異なる情報を含んでもよい。ここで、3種の利用可能なバリアントインデックス情報セットが挙げられ、実際の必要に応じて情報のマッチングを行うことができ、ソリューションの柔軟性及び実用性が向上される。
【0072】
好ましく、上記の
図3に対応する実施例を基にして、本出願の実施例にかかるブロックチェーンに基づく情報処理方法の第3の好ましい実施例において、マッチング結果に応じて、バリアントインデックス情報セットを生成した後に、
検出すべき情報インデックスが携帯されている要求情報を受信し、
バリアントインデックス情報セットにより検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得し、
検出結果に応じて要求情報を処理することをさらに含んでもよい。
【0073】
本実施例において、バリアントインデックス情報セットの適用方法を説明する。ユーザーが情報の表示を要求する場合、クライアントを介して要求情報を送信することができ、情報処理装置は当該要求情報を受信し、要求情報に検出すべき情報インデックスが携帯され、検出すべき情報インデックスはオリジナル要求のコンテンツに属する。情報処理装置が、検出すべき情報インデックス、及びバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報を検出し、検出結果を取得する。最後に、検出結果に応じて、要求情報への処理方法を選択する。
【0074】
さらに、本出願の実施例において、バリアントインデックス情報セットの適用方法を提供し、バリアントインデックス情報セットを生成した後に、クライアントから送信された要求情報を受信してもよい。そして、バリアントインデックス情報セットにより検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得し、最後に、検出結果に応じて、要求情報を処理することができる。上記のように、バリアントインデックス情報セットにより情報インデックスを検出することにより、ブロックチェーンコンテンツのセキュリティ監視によるブロックチェーンへのリスクを効果的に解決し、情報インデックスを各ブロックチェーンサービスのプロバイダーに伝達して、オリジナルインデックス情報のままの伝達によるセキュリティリスクが避けられる。
【0075】
好ましく、上記の
図3に対応する実施例を基にして、本出願の実施例にかかるブロックチェーンに基づく情報処理方法の一つの好ましい実施例においては、バリアントインデックス情報セットにより検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得することは、
検出すべき情報インデックスに応じてターゲットハッシュ値を特定し、
バリアントインデックス情報セットによりターゲットハッシュ値をマッチングし、
ターゲットハッシュ値とバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属すると特定し、
ターゲットハッシュ値とバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定することを含む。
【0076】
本実施例において、検出すべき情報インデックスを検出する形態を説明し、説明の便宜上、以下に
図5に基づいて説明し、
図5を参照し、
図5は、本出願の実施例におけるバリアントインデックス情報セットの適用フローチャートであり、具体的に、
【0077】
ステップA1において、まず、ユーザーが開始した要求情報を取得し、当該要求情報に応じて対応する検出すべき情報インデックスを特定し、当該検出すべき情報インデックスに応じて相応するターゲットハッシュ値を取得する
【0078】
ステップA2において、更新されたバリアントインデックス情報セットを取得し、ブロックの数が変化するため、バリアントインデックス情報セットは、通常、リアルタイムに更新される。
【0079】
ステップA3において、バリアントインデックス情報セットによりターゲットハッシュ値をマッチングし、即ち、ターゲットハッシュ値がバリアントインデックス情報セットにおけるハッシュ値にヒットするか否かを判断し、マッチングに失敗すると、ステップA4から実行し、マッチングに成功すると、ステップA7から実行する
【0080】
ステップA4において、ターゲットハッシュ値とバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、検出すべき情報インデックスがセキュリティ情報に属すると特定し、このときに、他のブロックからターゲットハッシュ値に対応するターゲット情報コンテンツを取得することができる。
【0081】
ステップA5において、ターゲット情報コンテンツを復号化し、ターゲット情報コンテンツは、ビット配列の態様としてシリアル化されたデータであってもよく、ターゲット情報コンテンツを復号化した後、裸眼で読み取り可能な構造化データ、即ち、平文のターゲット情報コンテンツを得ることができる。
【0082】
ステップA6において、クライアントに表示されるように、平文のターゲット情報コンテンツをクライアントにフィードバックする。
【0083】
ステップA7において、ターゲットハッシュ値とバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、検出すべき情報インデックスがセンシティブ情報に属すると特定し、この際に、サービスニーズに応じて、ターゲット情報コンテンツの表示を完備にマスクする必要があるか否かを判断し、完備にマスクする必要がある場合、ステップA11を実行し、完備にマスクする必要がない場合、ステップA8を実行する。
【0084】
ステップA8において、ターゲット情報コンテンツを完備にマスクする必要がない場合、他のブロックからターゲットハッシュ値に対応するターゲット情報コンテンツを取得することができる。
【0085】
ステップA9において、ターゲット情報コンテンツを復号化し、ターゲット情報コンテンツは、ビット配列の態様としてシリアル化されたデータであってもよく、ターゲット情報コンテンツを復号化した後に、裸眼で読み取り可能な構造化データ、即ち、平文のターゲット情報コンテンツを得ることができる。
【0086】
ステップA10において、オリジナルインデックス情報セットを採用して平文のターゲット情報コンテンツをマッチングすることで、相応するターゲットインデックス情報を取得し、ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報をマスクし、その後、クライアントに表示されるように、ターゲットインデックス情報をマスクしたターゲット情報コンテンツをクライアントにフィードバックする。
【0087】
ステップA11において、ターゲット情報コンテンツを完備にマスクする必要がある場合、現在のターゲット情報コンテンツがセンシティブコンテンツに係るため、マスクされていることをユーザーにそのまま提示することができる。
【0088】
さらに、本出願の実施例において、バリアントインデックス情報セットにより検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得する方法を提供する。まず、検出すべき情報インデックスに応じてターゲットハッシュ値を特定し、次に、バリアントインデックス情報セットによりターゲットハッシュ値をマッチングし、ターゲットハッシュ値とバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、検出すべき情報インデックスがセンシティブトランザクション情報に属すると特定し、ターゲットハッシュ値とバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、検出すべき情報インデックスがセキュリティトランザクション情報に属すると特定する。上記のように、ユーザーがその指定したトランザクションを閲覧することを要求する場合、ユーザーより提出された照合すべきハッシュ値とバリアントインデックス情報セットとをマッチングし、当該ハッシュ値がバリアントインデックス情報セットにヒットすると、相応するマスク処理を行い、当該ハッシュ値がバリアントインデックス情報セットにヒットしていない場合、平文の形式でユーザーの閲覧希望のトランザクション情報を表示する。これにより、トランザクション情報の開示のセキュリティが向上される。
【0089】
好ましく、上記の
図3に対応する実施例を基にして、本出願の実施例にかかるブロックチェーンに基づく情報処理方法の一つの好ましい実施例においては、バリアントインデックス情報セットにより検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得することは、
検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さを特定し、
バリアントインデックス情報セットによりターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さをマッチングし、
ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブトランザクション情報に属すると特定し、
ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定することを含んでもよい。
【0090】
本実施例において、検出すべき情報インデックスを検出する別の形態を説明し、説明の便宜上、以下に
図6に基づいて説明を行い、
図6を参照し、
図6は本出願の実施例におけるバリアントインデックス情報セットの適用フローチャートであり、具体的には、以下のステップを含む。
【0091】
ステップB1において、まず、ユーザーが開始した要求情報を取得し、当該要求情報に応じて対応する検出すべき情報インデックスを特定し、当該検出すべき情報インデックスに応じて相応するターゲットブロックの高さ及びターゲットブロック内インデックスを取得する。
【0092】
ステップB2において、更新されたバリアントインデックス情報セットを取得し、ブロックの数が変化するため、バリアントインデックス情報セットは、通常、リアルタイムに更新される。
【0093】
ステップB3において、バリアントインデックス情報セットにより、ターゲットブロックの高さ及びターゲットブロック内インデックスをマッチングし、即ち、ターゲットブロックの高さ及びターゲットブロック内インデックスが同時にバリアントインデックス情報セットにおけるブロックの高さ及びブロック内インデックスにヒットするか否かを判断し、マッチングに失敗すると、ステップB4から実行し、マッチングに成功すると、ステップB7から実行する。
【0094】
ステップB4において、ターゲットブロックの高さ及びターゲットブロック内インデックスとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、検出すべき情報インデックスが安全トランザクション情報に属すると特定し、この際に、他のブロックからターゲットブロックの高さ及びターゲットブロック内インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを取得することができる。
【0095】
ステップB5において、ターゲット情報コンテンツを復号化し、ターゲット情報コンテンツは、ビット配列の態様としてシリアル化されたデータであってもよく、ターゲット情報コンテンツを復号化した後に、裸眼で読み取り可能な構造化データ、即ち、平文のターゲット情報コンテンツを得ることができる
【0096】
ステップB6において、クライアントが表示するように、クライアントに平文のターゲット情報コンテンツをフィードバックする。
【0097】
ステップB7において、ターゲットブロックの高さ及びターゲットブロック内インデックスとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、検出すべき情報インデックスがセンシティブ情報に属すると特定し、この際に、サービスのニーズに応じて、ターゲット情報コンテンツの表示を完備にマスクする必要があるか否かを判断し、完備にマスクする必要がある場合、ステップB11を実行し、完備にマスクする必要がない場合、ステップB8から実行する。
【0098】
ステップB8において、ターゲット情報コンテンツを完備にマスクする必要がない場合、他のブロックからターゲットブロックの高さ及びターゲットブロック内インデックスターゲットハッシュ値に対応するターゲット情報コンテンツを取得することができる。
【0099】
ステップB9において、ターゲット情報コンテンツを復号化し、ターゲット情報コンテンツは、ビット配列の態様としてシリアル化されたデータであってもよく、ターゲット情報コンテンツを復号化した後に、裸眼で読み取り可能な構造化データ、即ち、平文のターゲット情報コンテンツを得ることができる。
【0100】
ステップB10において、オリジナルインデックス情報セットを採用して平文のターゲット情報コンテンツをマッチングすることで、相応するターゲットインデックス情報を取得し、ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報をマスクし、その後、クライアントが表示するように、クターゲットインデックス情報をマスクしたターゲット情報コンテンツをライアントにフィードバックする。
【0101】
ステップB11において、ターゲット情報コンテンツを完備にマスクする必要がある場合、現在のターゲット情報コンテンツがセンシティブコンテンツに係るため、マスクされたことをユーザーにそのまま提示することができる。
【0102】
さらに、本出願の実施例において、バリアントインデックス情報セットにより検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得する方法を提供する。即ち、まず、検出すべき情報インデックスに応じてターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さを特定し、次に、バリアントインデックス情報セットによりターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さをマッチングし、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報がセンシティブ情報に属すると特定し、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報がセキュリティ情報に属すると特定する。上記のように、ユーザーが、その指定したトランザクションを閲覧することを要求すると、ユーザーにより提出された、照合すべきブロック内インデックス及びブロックの高さとバリアントインデックス情報セットとをマッチングし、ブロック内インデックス及びブロックの高さがバリアントインデックス情報セットにヒットすると、相応するマスク処理を行い、当該ブロック内インデックス及びブロックの高さがバリアントインデックス情報セットにヒットしていない場合、平文の形式でユーザーが閲覧希望の情報を表示する。これにより、情報の開示のセキュリティが向上される。
【0103】
好ましく、上記の
図3に対応する第3乃至第5の実施例のいずれか1つを基にして、本出願の実施例にかかるブロックチェーンに基づく情報処理方法の一つの好ましい実施例においては、検出結果に応じて要求情報を処理することは、
検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属する場合、検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲット情報コンテンツを取得し、
クライアントがターゲット情報コンテンツを表示するように、クライアントにターゲット情報コンテンツを送信することを含む。
【0104】
本実施例において、上記の
図5中のステップA4、ステップA5及びステップA6、及び
図6中のB4、ステップB5及びステップB6に基づいて、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属するすると特定した場合、要求情報に応じて検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを取得し、即ち、他のブロックからターゲット情報コンテンツを取得し、ターゲット情報コンテンツを復号化して、そのままクライアントに送信し、クライアントは平文のようにターゲット情報コンテンツを表示する。
【0105】
さらに、本出願の実施例において、検出結果に応じて、検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを処理する方法を提供し、検出すべき情報インデックスがセキュリティトランザクション情報に属する場合、検出すべき情報インデックスに応じてターゲット情報コンテンツを取得し、クライアントがターゲット情報コンテンツを表示するように、クライアントにターゲット情報コンテンツを送信する。上記のように、セキュアな情報インデックスに対応する情報については、平文の形式でクライアントに完備な情報コンテンツを表示することができ、セキュリティが保証されるとともに、より完備な情報をユーザーに提供し、ソリューションの信頼性及び実現可能性が向上される。
【0106】
好ましく、上記の
図3に対応する実施例のいずれか1つを基にして、本出願の実施例にかかるブロックチェーンに基づく情報処理方法の一つの好ましい実施例においては、検出結果に応じて、要求情報を処理することは、
検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属する場合、検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットセンシティブレベル及びターゲットサービスタイプを特定し、
ターゲットセンシティブレベル及びターゲットサービスタイプに応じて、検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを表示するか否かを判断し、
ターゲット情報コンテンツを表示しないと特定した場合、クライアントが提示情報を表示するように、ターゲット情報コンテンツがセンシティブ情報に属することをユーザーに提示するための提示情報をクライアントに送信し、
ターゲット情報コンテンツを表示すると特定した場合、ターゲット情報コンテンツを処理し、処理後のターゲット情報コンテンツを取得し、クライアントが処理後のターゲット情報コンテンツを表示するように、クライアントに処理後のターゲット情報コンテンツを送信することを含んでもよい。
【0107】
本実施例において、検出結果に応じて、検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを処理する形態を説明する。検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属する場合、検出すべき情報インデックスに応じてターゲットセンシティブレベル及びターゲットサービスタイプを特定し、異なるサービスニーズは一般、異なるセンシティブレベル及びサービスタイプに対応する。これにより、ターゲットセンシティブレベル及びターゲットサービスタイプに応じて、要求情報に対応するターゲット情報コンテンツを表示するか否かを判断し、ターゲット情報コンテンツを表示しない場合、クライアントに提示情報、例えば、「現在のトランザクション情報がセンシティブコンテンツに係るため、表示しない」を送信することで、ターゲット情報コンテンツがセンシティブトランザクション情報に属することをユーザーに提示する。ターゲット情報コンテンツを表示する必要がある場合、ターゲット情報コンテンツを処理し、処理後のターゲット情報コンテンツを取得し、即ち、ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報をマスクすることで、処理済みのトランザクション情報を取得する。
【0108】
具体的に、サービスによっては、センシティブレベル及びサービスタイプへの要求が異なる可能性があり、表6を参照し、表6は、異なるサービスニーズとセンシティブレベル及びサービスタイプとの対応関係の例である。
【0109】
【0110】
表6から分かるように、サービスAは、ターゲットセンシティブレベルが一般センシティブであり、ターゲットサービスタイプが電子契約サービスであり、この場合、ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報をマスクすればよい。サービスBは、ターゲットセンシティブレベルが高センシティブであり、ターゲットサービスタイプが電子契約サービスであり、この場合、ターゲット情報コンテンツ全体をマスクする必要がある。
【0111】
さらに、本出願の実施例においては、検出結果に応じてターゲット情報コンテンツを処理する方法を提供し、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属する場合、検出すべき情報インデックスに応じてターゲットセンシティブレベル及びターゲットサービスタイプを特定し、次に、ターゲットセンシティブレベル及びターゲットサービスタイプに応じて、検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを表示するか否かを判断し、ターゲット情報コンテンツを表示しない場合、クライアントが提示情報を表示するように、クライアントに提示情報を送信し、ターゲット情報コンテンツを表示する場合、ターゲット情報コンテンツを処理し、処理後のターゲット情報コンテンツを取得する。上記のように、さらに、具体的なサービスニーズに応じて、センシティブ情報を完備にマスクするか否かを選択することができ、情報処理の柔軟性が向上される。
【0112】
好ましく、本出願の実施例にかかるブロックチェーンに基づく情報処理方法の一つの好ましい実施例においては、ターゲット情報コンテンツを処理し、処理後のターゲット情報コンテンツを取得することは、
ターゲット情報コンテンツを取得し、
オリジナルインデックス情報セットによりターゲット情報コンテンツをマッチングし、ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報を特定し、
ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報をマスクし、処理後のターゲット情報コンテンツを取得することを含んでもよい。
【0113】
本実施例においては、ターゲット情報コンテンツを処理する形態を説明し、まず、要求情報に応じて、他のブロックから指定されたハッシュ値に対応するターゲット情報コンテンツを取得する。検出すべき情報インデックスはシステムにより生成される情報であることに対して、ターゲット情報コンテンツはユーザーがカスタマイズ可能なフィールドである点において、検出すべき情報インデックスとは異なる。
【0114】
ターゲット情報コンテンツを取得した後、ターゲット情報コンテンツが「AがBに身分証番号情報を請求する」ことであると仮定して、オリジナルインデックス情報セットにより当該ターゲット情報コンテンツをマッチングし、ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報が「身分証番号」であると特定し、そして、ターゲットインデックス情報をマスクし、処理済みのトランザクション情報、例えば、「AがBに*****情報を請求する」ことを取得する。情報処理装置はクライアントに処理済みのトランザクション情報を送信する。この場合、クライアントが「AがBに*****情報を請求する」を表示する。
【0115】
さらに、本出願の実施例においては、ターゲット情報コンテンツを処理する方法を提供し、即ち、ターゲット情報コンテンツを取得し、次に、オリジナルインデックス情報セットによりターゲット情報コンテンツをマッチングし、ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報を特定して、ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報をマスクし、処理済みのトランザクション情報を取得し、最後に、クライアントが処理済みのトランザクション情報を表示するように、クライアントに処理済みのトランザクション情報を送信する。上記のように、一部のインデックス情報のみをマスクすることができ、情報セキュリティが向上されるとともに、非インデックス情報の部分を表示し、ユーザーが部分的な情報を取得することに寄与する。よって、ソリューションの実現可能性が向上される。
【0116】
上記の説明と合わせて、以下に本出願におけるブロックチェーンに基づく情報処理方法を説明し、当該ブロックチェーンに基づく情報処理方法は、ブロックチェーンに基づくデータ処理装置により実行されることができ、当該ブロックチェーンに基づくデータ処理装置はネットワークノード装置に設置される。
図7を参照し、本出願の実施例におけるブロックチェーンに基づく情報処理方法の実施例は、以下のステップを含む。
【0117】
201において、検出すべき情報インデックスが携帯されている要求情報を受信する。
【0118】
本実施例において、ユーザーがトランザクションに関連する情報を表示することを要求する場合、クライアントを介して要求情報を送信することができ、情報処理装置は当該要求情報を受信し、要求情報には検出すべき情報インデックスが携帯され、検出すべき情報インデックスがオリジナル要求のコンテンツに属する。
【0119】
202において、バリアントインデックス情報セットにより要求情報に携帯される検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得し、バリアントインデックス情報セットは、少なくとも1つのバリアントインデックス情報を含み、バリアントインデックス情報は、情報における情報インデックスを含む。
【0120】
本実施例において、情報処理装置は、検出すべき情報インデックスとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とを検出し、検出結果を取得する。トランザクション要求における検出すべき情報インデックスを検出する形態は、
図3に対応する実施例を参照することができ、ここで重複な説明を省略することを理解すべきである。バリアントインデックス情報セットには少なくとも1つのバリアントインデックス情報を含み、バリアントインデックス情報はインデックスの形式である。具体的に、表3、表4及び表5を参照することができ、バリアントインデックス情報セットの生成形態は、
図3に対応する実施例と同様であるため、ここで重複な説明を省略する。
【0121】
一例において、上記のステップ202は以下のいくつかのサブステップを含む。
1、検出すべき情報インデックスに応じてターゲットハッシュ値を特定する。
2、バリアントインデックス情報セットによりターゲットハッシュ値をマッチングする。
3、ターゲットハッシュ値とバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属すると特定する。
4、ターゲットハッシュ値とバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定する。
【0122】
別の例において、上記のステップ202は、以下のいくつかのサブステップを含む。
1、検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さを特定する。
2、バリアントインデックス情報セットによりターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さをマッチングする。
3、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、 検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブトランザクション情報に属すると特定する。
4、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定することを含む。
【0123】
203において、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを取得する。
【0124】
本実施例においては、情報処理装置は、当該検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツ取得し、具体的に、他のブロックから相応する情報コンテンツを取得することができる。
【0125】
204において、検出結果に応じて、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを処理し、処理済みのトランザクション情報を取得する。
【0126】
本実施例において、情報処理装置検出結果に応じて、当該情報コンテンツを処理し、検出すべき情報インデックスは当該情報コンテンツがセキュリティであることを示す場合、そのまま平文の形式で当該情報コンテンツを表示する。検出すべき情報インデックスは、当該情報コンテンツがセキュリティではないことを示す場合、サービスニーズに応じて、当該情報コンテンツを完備にマスクし、処理済みのトランザクション情報を取得したり、当該情報コンテンツを部分にマスクし、処理済みのトランザクション情報を取得したりする。
【0127】
好ましく、上記のステップ204は、以下のいくつかのサブステップを含む。
1、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属する場合、検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットセンシティブレベル及びターゲットサービスタイプを特定する。
2、ターゲットセンシティブレベル及びターゲットサービスタイプに応じて、検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを表示するか否かを判断する。
3、ターゲット情報コンテンツを表示すると特定する場合、ターゲット情報コンテンツを処理し、処理済みの情報を取得する。
【0128】
205において、クライアントが処理済みのトランザクション情報を表示するように、クライアントに処理済みのトランザクション情報を送信する。
【0129】
本実施例においては、情報処理装置はクライアントの内部に設置されてもよく、クライアントの外部に設置されてもよい。情報処理装置は、前記クライアントが処理済みのトランザクション情報を表示するように、クライアントに処理済みのトランザクション情報を送信する。なお、当該クライアントは、具体的に、ブロックチェーンブラウザを指すことができる。説明の便宜上、
図8を参照し、
図8は、本出願の実施例におけるクライアントが処理済みのトランザクション情報を表示するフローチャートであり、
図8における情報処理装置はクライアントに設置され、図に示すように、具体的には、以下のステップを含む。
【0130】
ステップC1において、ユーザーは、クライアントトを介して1つの要求をリガーし、即ち、トランザクションに関連する情報を調べることを要求する。
【0131】
ステップC2において、情報処理装置は、ロカールブロックにより他の関連するブロックをサーチする
【0132】
ステップC3において、情報処理装置は、ユーザーが開始した要求に応じて、関連するブロックにおけるブロック情報を復号化し、トランザクション情報を取得する。
【0133】
ステップC4において、情報処理装置は、トランザクション情報とバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とをマッチングする。
【0134】
ステップC5において、マッチングして当該情報にセンシティブコンテンツが存在していることを取得する場合、情報におけるセンシティブコンテンツ、例えば、センシティブワード又はセンシティブ文字などをマスクする。
【0135】
ステップC6において、情報処理装置は、マスクされた情報をユーザーに表示する。
【0136】
好ましく、上記の方法は、以下のいくつかのステップを含む。
1、それぞれ平文形式のセンシティブコンテンツが含まれるオリジナルインデックス情報を少なくとも1つ含むオリジナルインデックス情報セットを取得する。
2、マッチングすべきブロックにおける、対応関係を有する情報コンテンツ及び情報インデックスを含む情報を取得する。
3、オリジナルインデックス情報セットにより情報における情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得する。
4、マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合、マッチング結果に応じて、情報における情報コンテンツに対応する情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットを生成する。
【0137】
好ましく、当該ステップは以下のいくつかのサブステップを含む。
4.1、マッチング結果が、情報とオリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報とのマッチングに成功したことである場合、オリジナルインデックス情報のセンシティブレベルを取得する。
4.2、情報インデックスにおけるハッシュ値、情報のマッチングすべきブロックにおける位置を示すブロック内インデックス及びブロックの高さを取得する。
4.3、オリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、ハッシュ値、ブロック内インデックス及びブロックの高さに応じて、バリアントインデックス情報セットを生成する。
【0138】
検出結果についての取得プロセス、処理済みの情報の取得流れ及びバリアントインデックス情報セットの生成形態については、上記の実施例を参照することができ、ここで重複な説明を省略する。
【0139】
本出願の実施例においては、ブロックチェーンに基づく情報処理方法を提供し、まず、クライアントから送信されたトランザクション要求を受信し、次に、バリアントインデックス情報セットによりトランザクション要求に携帯される検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得し、そして検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを取得し、最後、検出結果に応じて、ターゲット情報コンテンツを処理することにより、処理済みのトランザクション情報を取得し、クライアントが処理済みのトランザクション情報を表示するように、クライアントに処理済みのトランザクション情報を送信する。上記のように、バリアントインデックス情報セットによりトランザクション情報を検出することにより、ブロックチェーンコンテンツのセキュリティ監視によるブロックチェーンへのリスクを効果的に解決し、情報インデックスを各ブロックチェーンサービスのプロバイダーに伝達し、オリジナルインデックス情報のままの伝達によるセキュリティリスクを回避することができる。また、トランザクションを処理し、処理済みのトランザクション情報を取得することもでき、処理済みのトランザクション情報の伝送は、ソリューションのセキュリティをさらに向上することができる。
【0140】
好ましく、本出願の実施例は、さらに、ブロックチェーンに基づく情報処理方法を提供し、当該方法は、以下のステップを含む。
第一、検出すべき情報インデックスが携帯されている要求情報を受信する。
第二、検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットブロック内インデック、及びターゲットブロックの高さを特定する。
第三、情報における情報コンテンツに対応する情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットによりターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さをマッチングする。
第四、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブトランザクション情報に属すると特定する。
第五、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定する。
第六、検出結果に応じて、要求情報を処理する。
【0141】
上記のステップに関する説明は、上記の実施例を参照できるため、ここで重複な説明を省略する。
【0142】
以下、本出願におけるブロックチェーンに基づく情報処理装置を詳細に説明し、
図9を参照し、
図9は本出願の実施例におけるブロックチェーンに基づく情報処理装置の実施例の概略図であり、情報処理装置30は、
それぞれ平文形式のセンシティブコンテンツが含まれるオリジナルインデックス情報を少なくとも1つ含むオリジナルインデックス情報セットを取得するための取得モジュール301であって、さらにマッチングすべきブロックにおける、対応関係を有する情報コンテンツ及び情報インデックスを含む情報を取得するための前記取得モジュール301と、
前記取得モジュール301により取得された前記オリジナルインデックス情報セットにより、前記情報における前記情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得するためのマッチングモジュール302と、
前記マッチングモジュール302により取得された前記マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合、前記マッチング結果に応じて、前記情報における前記情報コンテンツに対応する前記情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットを生成するための生成モジュール303とを含む。
【0143】
本実施例においては、取得モジュール301は、オリジナルインデックス情報セットを取得し、前記オリジナルインデックス情報セットに少なくとも1つのオリジナルインデックス情報を含み、各オリジナルインデックス情報は平文形式のセンシティブコンテンツを含み、前記取得モジュール301は、マッチングすべきブロックにおける情報を取得し、前記情報は情報コンテンツ及び情報インデックスを含み、前記情報コンテンツと前記情報インデックスとが対応関係を有し、マッチングモジュール302は、前記取得モジュール301により取得された前記オリジナルインデックス情報セットにより、前記情報における前記情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得し、生成モジュール303は、前記マッチングモジュール302により取得された前記マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合、前記マッチング結果に応じてバリアントインデックス情報セットを生成し、前記バリアントインデックス情報セットは、少なくとも1つのバリアントインデックス情報を含み、前記バリアントインデックス情報は、前記情報における前記情報コンテンツに対応する前記情報インデックスを含む。
【0144】
本出願の実施例においては、ブロックチェーンに基づく情報処理装置を提供し、まず、オリジナルインデックス情報セットを取得し、オリジナルインデックス情報セットに少なくとも1つのオリジナルインデックス情報を含み、各オリジナルインデックス情報は平文形式のセンシティブコンテンツを含み、次に、マッチングすべきブロックにおける情報を取得し、情報は、情報コンテンツ及び情報インデックスを含み、情報コンテンツと情報インデックスとが対応関係を有し、そして、オリジナルインデックス情報セットにより情報における情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得し、マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合、マッチング結果に応じて、バリアントインデックス情報セットを生成し、バリアントインデックス情報セットは、少なくとも1つのバリアントインデックス情報を含み、バリアントインデックス情報は情報における情報コンテンツに対応する情報インデックスを含む。上記のように、インデックス情報についての記録は平文の形式でメンテナンスされなくなり、ブロックチェーントランザクション中にインデックス情報に係る情報インデックスを記録するこれにより、バリアントインデックス情報を形成し、バリアントインデックス情報は、インデックス情報の具体的なコンテンツをそのまま表示することなく、インデックスの形式でメンテナンスされるため、セキュリティリスクが発生しにくく、情報メンテナンスのセキュリティが向上される。
【0145】
好ましく、上記の
図9に対応する実施例を基にして、本出願の実施例にかかる情報処理装置30の別の実施例においては、
前記マッチングモジュール302は、具体的に、
オリジナルインデックス情報セットにより、情報に属する第1の情報コンテンツをマッチングし、
第1の情報コンテンツが、マッチングすべきブロックの1つに属する第1のブロックの最後の情報に属する場合、マッチングすべきブロックの他の1つに属し、且つ第2のブロックは第1のブロックに隣接する次のブロックである第2のブロックにおける情報コンテンツをマッチングし、
第1の情報コンテンツが第1のブロックの最後の情報ではない場合、第1のブロックにおける第2の情報コンテンツを取得し、オリジナルインデックス情報セットにより、第1の情報コンテンツに隣接する次の情報コンテンツである第2の情報コンテンツをマッチングするために用いられる。
【0146】
次に、本出願の実施例において、オリジナルインデックス情報セットによりトランザクション情報をマッチングする方法を提供し、即ち、オリジナルインデックス情報セットにより第1の情報コンテンツをマッチングし、第1の情報コンテンツが第1のブロックの最後のトランザクション情報に属する場合、第2のブロックにおける情報コンテンツをマッチングし、第1の情報コンテンツが第1のブロックの最後のトランザクション情報ではない場合、第1のブロックにおける第2の情報コンテンツを取得し、オリジナルインデックス情報セットにより第2の情報コンテンツをマッチングする。上記のように、実際のマッチング中に、各ブロックの各情報コンテンツに対してマッチングすることにより、ブロックのフルスキャンを実現し、より完備なバリアントインデックス情報セットの生成に有利である。
【0147】
好ましく、上記の
図9に対応する実施例を基にして、本出願の実施例にかかる情報処理装置30の別の実施例においては、
前記生成モジュール303は、具体的に、
マッチング結果が、情報とオリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報とのマッチングに成功したことである場合、オリジナルインデックス情報のセンシティブレベルを取得し、
情報インデックスにおけるハッシュ値、情報のマッチングすべきブロックにおける位置を示すブロック内インデックス及びブロックの高さを取得し、
オリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、ハッシュ値、ブロック内インデックス及びブロックの高さに応じて、バリアントインデックス情報セットを生成するために用いられる。
【0148】
次に、本出願の実施例においては、バリアントインデックス情報セットを生成する形態を提供し、マッチング結果が情報コンテンツとオリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報とのマッチングに成功したことである場合、オリジナルインデックス情報のセンシティブレベルを取得し、次に、情報インデックスにおけるハッシュ値、情報コンテンツのマッチングすべきブロックの位置を示すブロック内インデックス、及びブロックの高さを取得し、最後、オリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、ハッシュ値、ブロック内インデックス及びブロックの高さに応じて、バリアントインデックス情報セットを生成したり、オリジナルインデックス情報のセンシティブレベル及びハッシュ値に応じて、バリアントインデックス情報セットを生成したり、オリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、ブロック内インデックス及びブロックの高さに応じて、バリアントインデックス情報セットを生成したりすることができる。上記のように、生成されたバリアントインデックス情報セットは、異なる情報を含み得、ここで、3つの利用可能なバリアントインデックス情報セットを列挙し、実際の必要に応じて情報のマッチングを行うことができ、ソリューション柔軟性及び実用性が向上される。
【0149】
好ましく、上記の
図9に対応する実施例を基にして、
図10を参照し、本出願の実施例にかかる情報処理装置30の別の実施例においては、情報処理装置30は、処理モジュール304をさらに含む。
前記処理モジュール304は、前記生成モジュール303が前記マッチング結果に応じてバリアントインデックス情報セットを生成した後、検出すべき情報インデックスが携帯されている要求情報を受信し、
前記バリアントインデックス情報セットにより前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得し、
前記検出結果に応じて前記要求情報を処理するために用いられる。
【0150】
さらに、本出願の実施例においては、バリアントインデックス情報セットの適用方法を提供し、バリアントインデックス情報セットを生成した後に、クライアントから送信された要求情報をさらに受信することができ、次に、バリアントインデックス情報セットにより検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得し、最後、検出結果に応じて、要求情報を処理することができる。上記のように、バリアントインデックス情報セットにより情報インデックスを検出することにより、ブロックチェーンコンテンツのセキュリティ監視によるブロックチェーンへのリスクを効果的に解決し、情報インデックスを各ブロックチェーンサービスのプロバイダーに伝達し、オリジナルインデックス情報のままの伝達によるセキュリティリスクを回避することができる。
【0151】
さらに、本出願の実施例においては、バリアントインデックス情報セットにより検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得する方法を提供する。まず、検出すべき情報インデックスに応じてターゲットハッシュ値を特定し、次に、バリアントインデックス情報セットによりターゲットハッシュ値をマッチングし、ターゲットハッシュ値とバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、検出すべき情報インデックスがセンシティブトランザクション情報に属すると特定し、ターゲットハッシュ値とバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、検出すべき情報インデックスがセキュリティトランザクション情報に属すると特定する。上記のように、ユーザーがその指定したトランザクションを閲覧することを要求する場合、ユーザーにより提出された照合すべきハッシュ値とバリアントインデックス情報セットとをマッチングし、当該ハッシュ値がバリアントインデックス情報セットにヒットすると、相応するマスク処理を行い、当該ハッシュ値がバリアントインデックス情報セットにヒットしていない場合、平文の形式でユーザーの閲覧希望のトランザクション情報を表示する。これにより、トランザクション情報の開示のセキュリティが向上される。
【0152】
好ましく、上記の
図10に対応する実施例を基にして、本出願の実施例にかかる情報処理装置30の別の実施例においては、
前記処理モジュール304は、具体的に、
前記検出すべき情報インデックスに応じてターゲットハッシュ値を特定し、
前記バリアントインデックス情報セットにより前記ターゲットハッシュ値をマッチングし、
前記ターゲットハッシュ値と前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属すると特定し、
前記ターゲットハッシュ値と前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定するために用いられる。
【0153】
さらに、本出願の実施例においては、バリアントインデックス情報セットにより検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得する方法を提供する。即ち、まず、検出すべき情報インデックスに応じてターゲットブロック内インデックス、及びターゲットブロックの高さを特定し、次に、バリアントインデックス情報セットによりターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さをマッチングし、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報がセンシティブ情報に属すると特定し、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報がセキュリティ情報に属すると特定する。上記のように、ユーザーがその指定されたトランザクションを閲覧することを要求する場合、ユーザーにより提出された照合すべきブロック内インデックス及びブロックの高さとバリアントインデックス情報セットとをマッチングし、ブロック内インデックス及びブロックの高さがバリアントインデックス情報セットにヒットすると、相応するマスク処理を行い、当該ブロック内インデックス及びブロックの高さがバリアントインデックス情報セットにヒットしていない場合、平文の形式でユーザーの閲覧希望の情報を表示する。これにより、情報の開示のセキュリティが向上される。
【0154】
好ましく、上記の
図10に対応する実施例を基にして、本出願の実施例にかかる情報処理装置30の別の実施例においては、
前記処理モジュール304は、具体的に、
前記検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さを特定し、
前記バリアントインデックス情報セットにより前記ターゲットブロック内インデックス及び前記ターゲットブロックの高さをマッチングし、
前記ターゲットブロック内インデックス及び前記ターゲットブロックの高さと前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブトランザクション情報に属すると特定し、
前記ターゲットブロック内インデックス及び前記ターゲットブロックの高さと前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定するために用いられる。
【0155】
さらに、本出願の実施例においては、バリアントインデックス情報セットにより検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得する方法を提供する。即ち、まず、検出すべき情報インデックスに応じてターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さを特定し、次に、バリアントインデックス情報セットによりターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さをマッチングし、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報がセンシティブ情報に属すると特定し、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さとバリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、検出すべき情報インデックスに対応する情報がセキュリティ情報に属すると特定する。上記のように、ユーザーがその指定したトランザクションを閲覧することを要求する場合、ユーザーにより提出された照合すべきブロック内インデックス及びブロックの高さとバリアントインデックス情報セットとをマッチングし、ブロック内インデックス及びブロックの高さがバリアントインデックス情報セットにヒットすると、相応するマスク処理を行い、当該ブロック内インデックス及びブロックの高さがバリアントインデックス情報セットにヒットしていない場合、平文の形式でユーザーの閲覧希望の情報を表示する。これにより、情報の開示のセキュリティが向上される。
【0156】
好ましく、上記の
図10に対応する実施例を基にして、本出願の実施例にかかる情報処理装置30の別の実施例においては、
前記処理モジュール304は、具体的に、
検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属する場合、検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲット情報コンテンツを取得し、
クライアントがターゲット情報コンテンツを表示するように、前記ターゲット情報コンテンツをクライアントに送信するために用いられる。
【0157】
さらに、本出願の実施例においては、検出結果に応じて、検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを処理する方法を提供し、検出すべき情報インデックスがセキュリティトランザクション情報に属する場合、検出すべき情報インデックスに応じてターゲット情報コンテンツを取得し、クライアントがターゲット情報コンテンツを表示するように、クライアントにターゲット情報コンテンツを送信する。上記のように、セキュアな情報インデックスに対応する情報については、平文の形式でクライアントに完備な情報コンテンツを表示することができ、セキュリティが保証されるとともに、ユーザーにより完備な情報を提供し、ソリューションの信頼性及び実現可能性が向上される。
【0158】
好ましく、上記の
図10に対応する実施例を基にして、本出願の実施例にかかる情報処理装置30の別の実施例においては、
前記処理モジュール304は、具体的に、
前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属する場合、前記検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットセンシティブレベル及びターゲットサービスタイプを特定し、
前記ターゲットセンシティブレベル及び前記ターゲットサービスタイプに応じて、前記検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを表示するか否かを判断し、
前記ターゲット情報コンテンツを表示しないと特定した場合、前記クライアントが、前記ターゲット情報コンテンツが前記センシティブ情報に属することをユーザーに提示するための提示情報を表示するように、前記提示情報を前記クライアントに送信し、
前記ターゲット情報コンテンツを表示すると特定した場合、前記ターゲット情報コンテンツを処理し、処理後のターゲット情報コンテンツを取得し、前記クライアントが前記処理後のターゲット情報コンテンツを表示するように、前記クライアントに前記処理後のターゲット情報コンテンツを送信するために用いられる。
【0159】
さらに、本出願の実施例においては、検出結果に応じて、ターゲット情報コンテンツを処理する方法を提供し、検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属する場合、検出すべき情報インデックスに応じてターゲットセンシティブレベル及びターゲットサービスタイプを特定し、次に、ターゲットセンシティブレベル及びターゲットサービスタイプに応じて、検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを表示するか否かを判断し、ターゲット情報コンテンツを表示しない場合、クライアントが提示情報を表示するように提示情報をクライアントに送信し、ターゲット情報コンテンツを表示すると、ターゲット情報コンテンツを処理し、処理後のターゲット情報コンテンツを取得する。上記のように、さらに、具体的なサービスニーズに応じて、センシティブ情報を完備にマスクするか否かを選択することができる。これにより、情報処理の柔軟性が向上される。
【0160】
好ましく、上記の
図10に対応する実施例を基にして、本出願の実施例にかかる情報処理装置30の別の実施例においては、
前記処理モジュール304は、具体的に、
ターゲット情報コンテンツを取得し、
オリジナルインデックス情報セットによりターゲット情報コンテンツをマッチングし、ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報を特定し、
ターゲット情報コンテンツにおける前記ターゲットインデックス情報をマスクし、処理後のターゲット情報コンテンツを取得するために用いられる。
【0161】
さらに、本出願の実施例においては、ターゲット情報コンテンツを処理する方法を提供し、即ち、ターゲット情報コンテンツを取得し、次に、オリジナルインデックス情報セットによりターゲット情報コンテンツをマッチングし、ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報を特定し、そして、ターゲット情報コンテンツにおけるターゲットインデックス情報をマスクし、処理済みのトランザクション情報を取得し、最後、ライアントが処理済みのトランザクション情報に表示するように、処理済みのトランザクション情報をクライアントに送信する。上記のように、一部のインデックス情報のみをマスクして、情報セキュリティを向上するとともに、非インデックス情報の一部を表示し、ユーザーが部分的な情報を取得することに寄与する。それにより、ソリューションの実現可能性が向上される。
【0162】
以下、本出願におけるブロックチェーンに基づく情報処理装置を詳細に説明し、
図11を参照し、
図11は、本出願の実施例におけるブロックチェーンに基づく情報処理装置のさらなる実施例の概略図であり、情報処理装置40は、
検出すべき情報インデックスが携帯されている要求情報を受信するための受信モジュール401と、
情報における情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットにより前記受信モジュール401により受信された前記要求情報に携帯されている前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得するための検出モジュール402と、
前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを取得するための取得モジュール403と、
前記検出モジュール402により検出された前記検出結果に応じて、前記取得モジュール403により取得された前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを処理することで、処理済みのトランザクション情報を取得するための処理モジュール404と、
前記クライアントが前記処理済みのトランザクション情報を表示するように前記処理モジュール404による前記処理済みのトランザクション情報を前記クライアントに送信するための送信モジュール405とを含む。
【0163】
好ましく、前記検出モジュール402は、
前記検出すべき情報インデックスに応じてターゲットハッシュ値を特定し、
前記バリアントインデックス情報セットにより前記ターゲットハッシュ値をマッチングし、
前記ターゲットハッシュ値と前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属すると特定し、
前記ターゲットハッシュ値と前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定するために用いられる。
【0164】
好ましく、前記検出モジュール402は、
前記検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットブロック内インデックス及びターゲットブロックの高さを特定し、
前記バリアントインデックス情報セットにより前記ターゲットブロック内インデックス及び前記ターゲットブロックの高さをマッチングし、
前記ターゲットブロック内インデックス及び前記ターゲットブロックの高さと前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに成功すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブトランザクション情報に属すると特定し、
前記ターゲットブロック内インデックス及び前記ターゲットブロックの高さと前記バリアントインデックス情報セットにおけるバリアントインデックス情報とのマッチングに失敗すると、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセキュリティ情報に属すると特定するために用いられる。
【0165】
好ましく、前記処理モジュール404は、
前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツがセンシティブ情報に属する場合、前記検出すべき情報インデックスに応じて、ターゲットセンシティブレベル及びターゲットサービスタイプを特定し、
前記ターゲットセンシティブレベル及び前記ターゲットサービスタイプに応じて、前記検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを表示するか否かを判断し、
前記ターゲット情報コンテンツを表示すると特定した場合、前記ターゲット情報コンテンツを処理し、前記処理済みの情報コンテンツを取得するために用いられる。
【0166】
好ましく、前記情報処理装置40は、マッチングモジュール及び生成モジュール(図示せず) をさらに含む。
前記取得モジュール403は、さらに、オリジナルインデックス情報セットを取得するために用いられ、前記オリジナルインデックス情報セットに少なくとも1つのオリジナルインデックス情報を含み、各オリジナルインデックス情報は平文形式のセンシティブコンテンツを含む。
前記取得モジュール403は、さらに、マッチングすべきブロックにおける情報を取得するために用いられ、前記情報は情報コンテンツ及び情報インデックスを含み、前記情報コンテンツと前記情報インデックスとが対応関係を有する。
マッチングモジュールは、前記オリジナルインデックス情報セットにより、前記情報における前記情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得するために用いられる。
生成モジュールは、前記マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合に、前記マッチング結果に応じて、バリアントインデックス情報セットを生成するためのものであり、前記バリアントインデックス情報セットは、少なくとも1つのバリアントインデックス情報を含み、前記バリアントインデックス情報は、前記情報における前記情報コンテンツに対応する前記情報インデックスを含む。
【0167】
好ましく、前記生成モジュールは、
前記マッチング結果が、前記情報と前記オリジナルインデックス情報セットにおけるオリジナルインデックス情報とのマッチングに成功したことである場合に、前記オリジナルインデックス情報のセンシティブレベルを取得し、
前記情報インデックスにおけるハッシュ値、前記情報の前記マッチングすべきブロックにおける位置を示すブロック内インデックス及びブロックの高さを取得し、
前記オリジナルインデックス情報のセンシティブレベル、前記ハッシュ値、前記ブロック内インデックス及び前記ブロックの高さに応じて、前記バリアントインデックス情報セットを生成するために用いられる。
【0168】
本実施例においては、受信モジュール401は、要求情報を受信し、前記要求情報は検出すべき情報インデックスを携帯し、検出モジュール402は、バリアントインデックス情報セットにより前記受信モジュール401に受信された前記要求情報に携帯されている前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得し、前記バリアントインデックス情報セットは、少なくとも1つのバリアントインデックス情報を含み、前記バリアントインデックス情報は、情報における情報インデックスを含み、取得モジュール403は、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを取得し、処理モジュール404は、前記検出モジュール402により検出された前記検出結果に応じて、前記取得モジュール403により取得された前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを処理し、処理済みのトランザクション情報を取得し、送信モジュール405は、前記クライアントが前記処理済みのトランザクション情報を表示するように、前記処理モジュール404による前記処理済みのトランザクション情報を前記クライアントに送信する。
【0169】
本出願の実施例においては、ブロックチェーンに基づく情報処理方法を提供し、まず、クライアントから送信されたトランザクション要求を受信し、次に、バリアントインデックス情報セットによりトランザクション要求に携帯される検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得し、次に、検出すべき情報インデックスに対応するターゲット情報コンテンツを取得し、最後、検出結果に応じて、ターゲット情報コンテンツを処理することにより、処理済みのトランザクション情報を取得し、クライアントが処理済みのトランザクション情報を表示するように処理済みのトランザクション情報をクライアントに送信し、上記のように、バリアントインデックス情報セットによりトランザクション情報を検出することにより、ブロックチェーンコンテンツのセキュリティ監視によるブロックチェーンへのリスクを効果的に解決し、情報インデックスを各ブロックチェーンサービスのプロバイダーに伝達し、オリジナルインデックス情報のままの伝達によるセキュリティリスクを回避することができる。また、トランザクションを処理し、処理済みのトランザクション情報を取得することもでき、処理済みのトランザクション情報の伝送は、ソリューションのセキュリティがさらに向上される。
【0170】
図12は本出願の実施例で提供されるネットワークノード装置の構成概略図であり、当該ネットワークノード装置500は、配置又は性能により大きく異なってもよく、1つ又は1つ以上の中央処理装置(centralprocessingunits、CPU)522(例えば、1つ又は1つ以上のプロセッサ)と、メモリ532と、アプリケーション542又はデータ544を記憶する1つ又は1つ以上の記憶媒体530(例えば、1つ又は1つ以上の大容量記憶デバイス)とを含んでもよい。メモリ532及び記憶媒体530は、一時的な記憶又は永続的な記憶であってもよい。記憶媒体530に記憶されたプログラムは、1つ又は1つ以上のモジュール(図面に図示せず)を含んでもよく、各モジュールは、ネットワークノード装置における一連の命令動作を含んでもよい。さらに、中央処理装置522は、記憶媒体530と通信し、ネットワークノード装置500において記憶媒体530における一連の命令動作を実行するように構成されてもよい。
【0171】
ネットワークノード装置500は1つ又は1つ以上の電源526、1つ又は1つ以上の有線/無線ネットワークインタフェース550、1つ又は1つ以上の入出力インターフェイス558、及び/又は、WindowsServerTM、MacOSXTM、UnixTM,LinuxTM、FreeBSDTMなどのような1つ又は1つ以上のオペレーティングシステム541を更に含んでもよい。
【0172】
上記の実施例でネットワークノード装置により実行されるステップは当該
図12に示すネットワークノード装置の構造に基づくことができる。
【0173】
本出願の実施例におけるCPU522は、以下のステップを実行するためのものである。
それぞれ平文形式のセンシティブコンテンツが含まれるオリジナルインデックス情報を少なくとも1つ含むオリジナルインデックス情報セットを取得する。
マッチングすべきブロックにおける、対応関係を有する前記情報は情報コンテンツ及び情報インデックスを含み情報を取得する。
前記オリジナルインデックス情報セットにより前記情報における前記情報コンテンツをマッチングすることで、マッチング結果を取得する。
前記マッチング結果がマッチングに成功したことを示す場合、前記マッチング結果に応じて、前記情報における前記情報コンテンツに対応する前記情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットを生成する。
【0174】
本出願の実施例におけるCPU522は、以下のステップを実行するためのものである。
検出すべき情報インデックスが携帯されている要求情報を受信する。
情報における情報インデックスが含まれるバリアントインデックス情報を少なくとも1つ含むバリアントインデックス情報セットにより前記要求情報に携帯される前記検出すべき情報インデックスを検出し、検出結果を取得する。
前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを取得する。
前記検出結果に応じて、前記検出すべき情報インデックスに対応する情報コンテンツを処理し、処理済みの情報を取得する。
前記処理済みのトランザクション情報を送信し、前記処理済みのトランザクション情報を表示する。
【0175】
説明の便宜及び簡潔のため、上述のシステム、装置及びユニットの具体的な作動プロセスは、上述の方法の実施例中の対応するプロセスを参照することができるため、ここでは重複な説明を省略し、当業者であれば理解されるべきである。
【0176】
本出願にかかるいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置、及び方法は、他の形態で実現され得ることを理解すべきである。例えば、以上に記載された装置の実施例はただ例示的なもので、例えば、前記ユニットの分割はただロジック機能の分割であり、実際に実現するときは他の分割方式によりもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントを組み合わせてもよいし、別のシステムに組み込んでもよい。又は若干の特徴を無視してもよいし、実行しなくてもよい。また、示したか或いは検討した相互間の結合又は直接的な結合又は通信接続は、幾つかのインターフェイス、装置又はユニットによる間接的な結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形式であってもよい。
【0177】
前記分離部材として説明したユニットは、物理的に別個のものであってもよいし、そうでなくてもよい。ユニットとして示された部材は、物理的ユニットであってもよいし、そうでなくてもよい。即ち、同一の位置に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の需要に応じてそのうちの一部又は全てのユニットにより本実施例のソリューションの目的を実現することができる。
【0178】
また、本出願の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合されてもよいし、各ユニットが物理的に別個のものとして存在してもよいし、2つ以上のユニットが一つのユニットに統合されてもよい。上記統合されるユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、ソフトウェアの機能ユニットの形式で実現されてもよい。
【0179】
上記統合されるユニットはソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、かつ独立した製品として販売又は使用される場合に、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体内に記憶されてもよい。このような理解のもと、本発明の技術案は、本質的に、又は、従来技術に対して貢献をもたらした部分又は当該技術案の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形式で具現することができ、このようなコンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶し、また、コンピュータ機器(パソコン、サーバー、又はネットワーク装置などであり得る)に、本出願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるために、若干のコマンドを含む。前記の記憶媒体は、Uディスク、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read-onlyMemory:ROM)、ランダムアクセスメモリ(RandomAccessMemory:RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなど、プログラムコードを記憶可能な各種の媒体を含む。
【0180】
以上のように、以上の実施例は、ただ本出願の技術案を説明するために用いられるが、本出願を限定することを意図するものではなく、前記実施例を参照して本出願を詳細に説明したが、当業者であれば、依然として前記各実施例に記載の技術提案を修正する、又はその一部の技術的特徴に等価置換を行うことができ、これらの修正や置換により、対応する技術提案の本質が本出願の各実施例の技術提案の精神と範囲から逸脱することはないと理解すべきである。
【符号の説明】
【0181】
1 ネットワークノード装置
2 ネットワークノード装置
3 ネットワークノード装置
4 ネットワークノード装置
5 ネットワークノード装置
6 ネットワークノード装置
30 情報処理装置
40 情報処理装置
301 取得モジュール
302 マッチングモジュール
303 生成モジュール
304 処理モジュール
401 受信モジュール
402 検出モジュール
403 取得モジュール
404 処理モジュール
405 送信モジュール
500 ネットワークノード装置
522 中央処理装置
526 電源
530 記憶媒体
532 メモリ
541 オペレーティングシステム
542 アプリケーション
544 データ
550 無線ネットワークインタフェース
558 入出力インターフェイス