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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-07
(45)【発行日】2022-10-18
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20221011BHJP
【FI】
A63F5/04 671
A63F5/04 603D
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2018156816
(22)【出願日】2018-08-24
(65)【公開番号】P2020028543
(43)【公開日】2020-02-27
【審査請求日】2021-06-28
(73)【特許権者】
【識別番号】000144153
【氏名又は名称】株式会社三共
(72)【発明者】
【氏名】小倉 敏男
(72)【発明者】
【氏名】中村 祐太
【審査官】金子 和孝
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-117806(JP,A)
【文献】特開2008-023223(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技を行う遊技機において、
特定状態に制御する特定状態制御手段と、
終了条件が成立することにより特定状態を終了させる特定状態終了手段と、
情報を表示する表示手段と、を備え、
前記特定状態終了手段は、前記終了条件として、特定状態において遊技者が特定数の遊技用価値を獲得したことにもとづいて、該特定状態を終了させ、
前記表示手段は、
特定状態において前記特定数と該特定状態において遊技者が獲得した遊技用価値の数との差数を示す獲得可能数と、
特定状態において遊技者が獲得した遊技用価値を示す獲得と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに前記獲得可能数の表示を1単位毎に減算する表示をし、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに前記獲得数の表示を1単位毎に加算する表示をし、
遊技者が前記特定数の遊技用価値を獲得したことで特定状態が終了するときに、前記獲得可能の表示を減算する表示を終了した後に前記獲得の表示を加算する表示を終了し、前記獲得の表示を加算する表示を終了した後に結果画像を表示し、
さらに、前記遊技機は、
特定状態に制御されているときに発光可能な特定発光手段を備え、
結果報知演出が実行されているときに前記特定発光手段の消灯制御が開始され、特定状態の最終遊技の次遊技の開始操作が有効化されるまでに該特定発光手段が消灯する
ことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技を行う遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機として、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの始動入賞領域に遊技媒体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機や、所定の賭数を設定し、スタート操作が行われたときに、複数種類の識別情報(例えば、図柄)の可変表示が行われるスロットマシンなどがある。このように識別情報の可変表示を実行可能に構成された遊技機では、可変表示部において識別情報の可変表示の表示結果が所定の表示結果となった場合に、所定の遊技価値(例えば、大当たり状態への移行など)を遊技者に与えるように構成されたものがある。
【0003】
このような遊技機として、ボーナスが終了される規定のメダル枚数(獲得可能枚数)と遊技者が獲得したメダルの獲得枚数をボーナス中に表示し、規定のメダル枚数の表示を減算した結果、ボーナスの終了条件を満たしたときに遊技の結果を示す結果画像を表示するスロットマシンが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2017-209395号公報[例えば、図6図8
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1のスロットマシンでは、獲得可能枚数の表示の減算の態様と、結果画像が表示されるまでの態様について鑑みられていなかった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、結果画像が表示されるまでの表示の態様に注目させることができる遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、
特定状態に制御する特定状態制御手段と、
終了条件が成立することにより特定状態を終了させる特定状態終了手段と、
情報を表示する表示手段と、を備え、
前記特定状態終了手段は、前記終了条件として、遊技者が特定数の遊技用価値を獲得したことにもとづいて、該特定状態を終了させ、
前記表示手段は、
特定状態において前記特定数と該特定状態において遊技者が獲得した遊技用価値の数との差数を示す獲得可能数と、
特定状態において遊技者が獲得した遊技用価値を示す獲得と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに前記獲得可能数の表示を1単位毎に減算する表示をし、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに前記獲得数の表示を1単位毎に加算する表示をし、
遊技者が前記特定数の遊技用価値を獲得したことで特定状態が終了するときに、前記獲得可能の表示を減算する表示を終了した後に前記獲得の表示を加算する表示を終了し、前記獲得の表示を加算する表示を終了した後に結果画像を表示し、
特定状態に制御されているときに発光可能な特定発光手段を備え、
結果報知演出が実行されているときに前記特定発光手段の消灯制御が開始され、特定状態の最終遊技の次遊技の開始操作が有効化されるまでに該特定発光手段が消灯する。
この構成によれば、獲得可能の減算の表示を終了してから獲得の加算の表示を行うので、獲得の加算の表示を分かりやすくでき、また、特定発光手段により特定状態の終了を示唆することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明が適用された実施例のスロットマシンの正面図である。
図2】スロットマシンの構成を示すブロック図である。
図3】タイマ割込処理(サブ)のフローチャートである。
図4】払出枚数カウンタセット処理のフローチャートである。
図5】枚数表示制御処理のフローチャートである。
図6】結果報知演出処理のフローチャートである。
図7】消灯制御処理のフローチャートである。
図8】入賞演出実行処理のフローチャートである。
図9】BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。
図10】BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。
図11】BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。
図12】BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。
図13】BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。
図14】BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。
図15】BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。
図16】BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。
図17】BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。
図18】BB中の演出および各種表示の流れについての説明図である。
図19】動画背景の一例を示す説明図である。
図20】入賞演出の説明図である。
図21】入賞演出の説明図である。
図22】入賞演出の説明図である。
図23】BB終了時に結果画像よりも1枚少ない獲得枚数を表示する変形例の説明図である。
図24】変形例におけるRB終了から結果画像に至るまでの説明図である。
図25】本実施形態の具体的な流れを示す説明図である。
図26】結果画像を表示するときのコマンドを送受信を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[スロットマシンの構成について]
本発明が適用されたスロットマシンの実施例について図面を用いて説明すると、本実施例のスロットマシン1は、図1に示すように、前面が開口する筐体1aと、この筐体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bと、から構成されている。
【0010】
本実施例のスロットマシン1の筐体1aの内部には、図2に示すように、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リール)が水平方向に並設されており、図1に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄が前面扉1bに設けられた透視窓3から見えるように配置されている。
【0011】
リール2L、2C、2Rの外周部には、それぞれ「赤7」、「青7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「チェリーa」、「チェリーb」、「ベル」、「リプレイa」、「リプレイb」、「プラム」といった互いに識別可能な複数種類の図柄が所定の順序で、それぞれ21個ずつ描かれている。リール2L、2C、2Rの外周部に描かれた図柄は、前面扉1bの略中央に設けられた透視窓3において各々上中下三段に表示される。
【0012】
各リール2L、2C、2Rは、各々対応して設けられたリールモータによって回転されることで、各リール2L、2C、2Rの図柄が透視窓3に連続的に変化しつつ表示される一方で、各リール2L、2C、2Rの回転が停止されることで、透視窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
【0013】
前面扉1bの各リール2L、2C、2Rの手前側(遊技者側)の位置には、液晶表示器51(図1参照)の表示領域51aが配置されている。液晶表示器51は、液晶素子に対して電圧が印加されていない状態で透過性を有する液晶パネルを有しており、表示領域51aの透視窓3に対応する透過領域51b及び透視窓3を介して遊技者側から各リール2L、2C、2Rが視認できるようになっている。
【0014】
前面扉1bには、図1に示すように、メダルを投入可能なメダル投入部4、メダルが払い出されるメダル払出口9、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数の賭数のうち最大の賭数を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットとして記憶されているメダル及び賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジット及び賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8R、演出に用いられる演出用スイッチ56が遊技者により操作可能にそれぞれ設けられている。
【0015】
尚、本実施例では、回転を開始した3つのリール2L、2C、2Rのうち、最初に停止するリールを第1停止リールと称し、また、その停止を第1停止と称する。また、その停止操作を第1停止操作と称する。同様に、2番目に停止するリールを第2停止リールと称し、また、その停止を第2停止と称する。また、その停止操作を第2停止操作と称する。また、3番目に停止するリールを第3停止リールと称し、また、その停止を第3停止あるいは最終停止と称する。また、その停止操作を第3停止操作と称する。さらに、リール2Lを最初に停止させる第1停止操作を左第1停止操作、リール2Cを最初に停止させる第1停止操作を中第1停止操作、リール2Rを最初に停止させる第1停止操作を右第1停止操作と称する。
【0016】
また、前面扉1bには、図1に示すように、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器11、入賞の発生により払い出されたメダル枚数やエラー発生時にその内容を示すエラーコード、後述のナビ報知によるリールの停止順を識別可能な情報等が表示される遊技補助表示器12、賭数が1設定されている旨を点灯により報知する1BETLED14、賭数が2設定されている旨を点灯により報知する2BETLED15、賭数が3設定されている旨を点灯により報知する3BETLED16、メダルの投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操作によるゲームのスタート操作が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED18、ウェイト(前回のゲーム開始から一定期間経過していないためにリールの回転開始を待機している状態)中である旨を点灯により報知するウェイト中LED19、リプレイゲーム中である旨を点灯により報知するリプレイ中LED20が設けられた遊技用表示部13が設けられている。
【0017】
さらに、前面扉1bには、透視窓3の一側方にBB(ビッグボーナス)に制御中であることを示すBB中ランプ60が設けられている。BB中ランプ60は、後述するサブ制御部91によって、点灯および消灯の制御が行われる。
【0018】
本実施例のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、あるいはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETスイッチ6を操作すれば良い。遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されると、入賞ラインLN(図1参照)が有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。尚、遊技状態に対応する規定数のうち最大数を超えてメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。
【0019】
入賞ラインとは、各リール2L、2C、2Rの透視窓3に表示された図柄の組合せが入賞図柄の組合せであるかを判定するために設定されるラインである。本実施例では、図1に示すように、リール2Lの中段、リール2Cの中段、リール2Rの中段、すなわち中段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された入賞ラインLNのみが入賞ラインとして定められている。尚、本実施例では、1本の入賞ラインのみを適用しているが、複数の入賞ラインを適用しても良い。
【0020】
ゲームが開始可能な状態でスタートスイッチ7を操作すると、各リール2L、2C、2Rが回転し、各リール2L、2C、2Rの図柄が連続的に変動する。この状態でいずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rの回転が停止し、透視窓3に表示結果が導出表示される。
【0021】
そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、入賞ライン上に予め定められた図柄の組合せ(以下、役ともいう)が各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施例では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出口9(図1参照)から払い出されるようになっている。また、入賞ライン上に、遊技状態の移行を伴う図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には図柄の組合せに応じた遊技状態に移行するようになっている。
【0022】
尚、本実施例では、スタートスイッチ7の操作が有効な状態でスタートスイッチ7の操作が検出されたときにゲームが開始し、全てのリールが停止したときにゲームが終了する。また、ゲームを実行するための1単位の制御(ゲーム制御)は、前回のゲームの終了に伴う全ての制御が完了したときに開始し、当該ゲームの終了に伴う全ての制御が完了したときに終了する。
【0023】
また、本実施例におけるスロットマシン1にあっては、ゲームが開始されて各リール2L、2C、2Rが回転して図柄の変動が開始した後、いずれかのストップスイッチ8L、8C、8Rが操作されたときに、当該ストップスイッチ8L、8C、8Rに対応するリールの回転が停止して図柄が停止表示される。
【0024】
以下では、特に区別する必要がない場合にはリール2L、2C、2Rを単にリールという場合がある。また、リール2Lを左リール、リール2Cを中リール、リール2Rを右リールという場合がある。また、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作によりリール2L、2C、2Rを停止させる操作を停止操作という場合がある。
【0025】
図2に示すように、スロットマシン1の内部には、遊技の進行を制御するとともに遊技の進行に応じて各種コマンドを出力する遊技制御基板40、および該コマンドに応じて所定の演出を制御する演出制御基板90などが設けられている。遊技制御基板40は、遊技の進行に関する処理を行うとともに、遊技制御基板40に搭載あるいは接続された構成を制御するメイン制御部41を備える。演出制御基板90は、遊技制御基板40から送信されるコマンドを受けて演出を行う処理を行うとともに、演出制御基板90に搭載あるいは接続された構成を制御するサブ制御部91を備える。メイン制御部41は、1チップマイクロコンピュータにて構成され、メインCPU41a、ROM41b、RAM41cを備えている。メイン制御部41は、ROM41bに記憶された制御プログラムを実行して、遊技の進行に関する処理を行うととともに、遊技制御基板40に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。また、サブ制御部91は、1チップマイクロコンピュータにて構成され、サブCPU91a、ROM91b、RAM91cを備えている。サブ制御部91は、ROM91bに記憶された制御プログラムを実行して、遊技の進行に関する処理を行うととともに、遊技制御基板90に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。
【0026】
[入賞役、抽選役について]
本実施例のスロットマシン1は、入賞となる役の種類は、遊技状態に応じて定められているが、大きく分けて、メダルの払い出しを伴う小役と、賭数の設定を必要とせずに次のゲームを開始可能となる再遊技役と、遊技者にとって有利な遊技状態への移行を伴う特別役と、がある。以下では、小役と再遊技役をまとめて一般役とも呼ぶ。遊技状態に応じて定められた各役の入賞が発生するためには、後述する内部抽選に当選して、当該役の当選フラグがメイン制御部41のRAMに設定されている必要がある。尚、これら各役の当選フラグのうち、小役及び再遊技役の当選フラグは、当該フラグが設定されたゲームにおいてのみ有効とされ、次のゲームでは無効となるが、特別役の当選フラグは、当該フラグにより許容された役の組合せが揃うまで有効とされ、許容された役の組合せが揃ったゲームにおいて無効となる。すなわち特別役の当選フラグが一度当選すると、例え、当該フラグにより許容された役の組合せを揃えることができなかった場合にも、その当選フラグは無効とされずに、次のゲームへ持ち越されることとなる。
【0027】
内部抽選は、メイン制御部41が、導出を許容する表示結果を決定することにより、上記した各役への入賞を許容するか否かを、全てのリール2L、2C、2Rの表示結果が導出される以前(具体的には、スタートスイッチ7の検出時)に決定するものである。メイン制御部41は、内部抽選を行うと、内部抽選の結果を示す当選番号をメイン制御部41のRAMに設定する。当選番号は、内部当選フラグの設定、コマンド作成、リール2L、2C、2Rの停止制御等に用いられる。
【0028】
スロットマシン1では、入賞役のうち特別役には、ビッグボーナス(以下、ビッグボーナスをBBと称する)、レギュラーボーナス(以下、レギュラーボーナスをRBと称する)の2種類のボーナスが含まれる。BBに入賞すると、RBに毎ゲーム制御されるBBに移行する。そして、BBは、345枚以上のメダルが払い出されたことを条件として終了する。RBに入賞すると、RBに移行される。そして、RBは、いずれかの役が6回入賞するか、12ゲーム消化したことを条件として終了する。なお、通常遊技状態では3枚の賭数を設定してゲームが行われるが、RB(BB中のRB含む)では、2枚の賭数を設定してゲームが行われる。また、BBやRBの制御はメイン制御部41によって行われる。具体的には、メイン制御部41はBBやRBに入賞するとBBやRBに制御する。そして、BBで345枚のメダルが払い出されるとBBを終了させ、RBの終了条件が成立するとRBを終了させる。
【0029】
入賞役のうち小役には、中段ベル、上段ベル、中段スイカ、中段チェリーが含まれる。上段ベルが入賞したときには14枚のメダルが払い出される。中段ベルが入賞したときには15枚のメダルが払い出される。また、中段スイカが入賞したときには5枚のメダルが払い出される。また、中段チェリーが入賞したときには1枚のメダルが払い出される。
【0030】
入賞役のうち再遊技役には、中段リプレイが含まれる。再遊技役が入賞したときにはリプレイゲーム(再遊技)が付与される。
【0031】
次に、遊技状態毎に抽選対象役として読み出される抽選対象役の組合せについて説明する。本実施形態では、特別役については、遊技状態が、特別役が持ち越されていない通常遊技状態では、BB、RBが内部抽選の対象となる。また、持越中やRB(BB中のRB含む)では、特別役は内部抽選の対象とならない。また、遊技状態が通常遊技状態、持越し中のときは、小役として、ベル、チェリー、スイカが内部抽選の対象となる。また、RB(BB中のRB含む)では、小役として、ベルが内部抽選の対象となる。また、遊技状態が通常遊技状態、持越し中のときは、再遊技役として、リプレイが内部抽選の対象となる。また、RB(BB中のRB含む)では、再遊技役は内部抽選の対象とならない。
【0032】
そして、BBが当選している場合にはBBの組合せ、RBが当選している場合にはRBの組合せが入賞ラインLNに停止可能となる。また、チェリーが当選している場合には中段チェリーの組合せ、スイカが当選している場合には中段スイカの組合せが入賞ラインLNに停止可能となる。また、ベルが当選している場合には、左第1停止とする停止順で停止操作(左第1停止操作)を行った場合には、中段ベルの組合せが入賞ラインLNに停止し、それ以外の停止順で停止操作を行った場合には、停止操作のタイミングに応じて上段ベルが入賞ラインLNに停止する。また、リプレイが当選している場合には、中段リプレイが入賞ラインLNに停止する。
【0033】
[タイマ割込処理(サブ)]
次に、サブ制御部91が内部クロックのカウント値に基づいて1.12msの間隔で実行するタイマ割込処理(サブ)について説明する。
【0034】
図3に示すように、タイマ割込処理(サブ)においては、サブ制御部は、まず、使用中のレジスタをスタック領域に退避する(Sp1)。次いで、停電判定処理を行う(Sp2)。停電判定処理では、電断検出回路から電圧低下信号が入力されているか否かを判定し、電圧低下信号が入力されていれば、前回の停電判定処理でも電圧低下信号が入力されていたか否かを判定し、前回の停電判定処理でも電圧低下信号が入力されていた場合には停電と判定し、その旨を示す電断フラグを設定する。
【0035】
Sp2のステップにおける停電判定処理の後、電断フラグが設定されているか否かを判定し(Sp3)、電断フラグが設定されていた場合には電断処理(サブ)に移行する。電断処理(サブ)では起動処理(サブ)で用いるバックアップフラグをバックアップデータの作成後にセットしたり、チェックサムをバックアップデータの排他的論理和を算出して計算するなどの処理を実行する。
【0036】
電断フラグが設定されていない場合にはコマンド解析処理を実行する(Sp4)。コマンド解析処理では、コマンドバッファにコマンドが格納されているか否かを判定し、コマンドバッファにコマンドが格納されていればコマンドバッファからコマンドを取得する。そして、取得したコマンドに応じた処理を実行する。
【0037】
Sp5において、サブ制御部91は、払出枚数カウンタセット処理を実行する(Sp5)。払出枚数カウンタセット処理では、サブ制御部91は、BB中にメダルの払出しが発生したときに、そのときの払出し枚数を払出し枚数カウンタにセットする処理を実行する。サブ制御部91は、払出し枚数カウンタにセットしたメダルの枚数に基づいて、後述する液晶表示器51の獲得枚数表示や総獲得枚数表示を更新する。
【0038】
Sp6において、サブ制御部91は、枚数表示制御処理を実行する(Sp6)。枚数表示制御処理では、サブ制御部91は、BB中における液晶表示器51での各種表示を制御する。具体的には、サブ制御部91は、制御中のBBにおいて獲得可能なメダルの枚数(すなわち、BBが終了するまでに獲得可能なメダルの枚数)を示す獲得可能枚数表示と、制御中のBBにおいて遊技者が獲得したメダルの枚数を示す獲得枚数表示と、制御中のBBが制御開始される前の所定期間において遊技者が獲得したメダルの枚数に、制御中のBBにおいて遊技者が獲得したメダルの枚数を加算した総獲得枚数表示とを表示する。
【0039】
なお、総獲得枚数表示では、BBの終了から100ゲーム以内に新たにBBに制御された場合(いわゆる、連チャンした場合)に、前回BBにおいて遊技者が獲得したメダルの枚数に、新たに制御されたBBにおいて遊技者が獲得したメダルの枚数が加算して表示される。また、総獲得枚数表示では、100ゲーム以内にBBに制御される限り、BBで獲得したメダルの枚数が累積加算されて表示されていく。よって、上記した制御中のBBが制御開始される前の所定期間とは、制御中のBBの開始から過去に遡った100ゲーム以内に制御されていた前回BBの制御期間である。
【0040】
また、BBは345枚以上のメダルが払い出されると終了する。よって、BBが開始されたときに、獲得可能枚数表示は345枚とされる。そして、獲得可能枚数表示が0枚になったゲームでBBが終了する。なお、BBが開始されたときに獲得可能枚数表示は345枚から開始されるが、BBは345枚以上のメダルが払い出されて終了することがある。よって、獲得可能枚数表示の減算が終了した後に獲得枚数表示や総獲得枚数表示の加算が終了することがある。
【0041】
Sp7において、サブ制御部91は、消灯制御処理を実行する(Sp7)。消灯制御処理では、サブ制御部91は、BB中に点灯させていたBB中ランプ60や、リール2L、2C、2Rを背面から照射するリールLEDを消灯させるための制御を実行する。なお、リールLEDは、リール2L、2C、2Rの連続する3つの図柄に対応する12のLEDからなり、各図柄をそれぞれ独立して照射可能とされている。そして、サブ制御部91は、BBの終了に伴って結果報知演出を実行するときに、BB中ランプ60の点灯態様をBB中態様の点灯態様から結果表示態様に変化させる。そして、リールLEDを消灯させてからBB中ランプ60を消灯させる。なお、BB中ランプ60は、BBの最終ゲームの次ゲームのゲームが開始可能となる前に消灯するように制御される。ゲームが開始可能とは、賭数設定によりスタートスイッチ7の操作が有効化される状態である。
【0042】
Sp8において、サブ制御部91は、入賞演出実行処理を実行する(Sp8)。入賞演出実行処理では、サブ制御部91は、BB中に発生した入賞の種類に応じた入賞演出を実行する。入賞演出はリールLEDの点滅によって実行される。入賞演出は、第1入賞演出と第2入賞演出とを含む。そして、第1入賞演出と第2入賞演出はリールLEDの点滅態様が異なる。具体的には、第2入賞演出のほうが第1入賞演出よりも早い点滅速度で激しく点滅(フラッシュ)する。なお、第2入賞演出の態様は、これに限らず、リールLEDを点滅させたときの明るさを変更するなど、他の態様にしてもよい。
【0043】
[払出枚数カウンタセット処理について]
次に、サブ制御部91がタイマ割込処理(サブ)内で実行する払出枚数カウンタセット処理について説明する。
【0044】
図4に示すように、払出枚数カウンタセット処理では、サブ制御部91は、まず、メイン制御部41からのコマンドにもとづいてBB中か否かを判定する(Sa1)。BB中でないときは処理を終了する。
【0045】
BB中であるときはメイン制御部41からのコマンドにもとづいてメダルの払い出しが発生したか否かを判定する(Sa2)。メダルの払い出しが発生してないときは処理を終了する。
【0046】
メダルの払い出しが発生したときは払出枚数カウンタにメダルの払出枚数をセットし(Sa3)、メダルの払い出しが発生したことを特定可能な払出フラグをRAM91cにセットして処理を終了する(Sa4)。
【0047】
[枚数表示制御処理について]
次に、サブ制御部91がタイマ割込処理(サブ)内で実行する枚数表示制御処理について説明する。
【0048】
図5に示すように、枚数表示制御処理では、サブ制御部91は、まず、メイン制御部41からのコマンドにもとづいてBB中か否かを判定する(Sb1)。BB中でないときは処理を終了する。
【0049】
BB中のときは図4のSa4で払出フラグがセットされたか否かを判定する(Sb2)。払出フラグがセットされているときは、BB中の各種表示(獲得可能枚数表示、総獲得枚数表示、獲得枚数表示)を更新する枚数表示更新制御処理(図6参照)を実行する(Sb3)。
【0050】
一方、Sb2で払出フラグがセットされていないと判定されたときは賭数が設定されたか否かを判定する(Sb4)。賭数が設定されていないときは処理を終了する。賭数が設定されたときは獲得枚数表示および総獲得枚数表示から2枚が減算される(Sb5)。このとき、1度に2枚が一括して減算される。例えば、345枚から344枚を経ることなく343枚に減算される。
【0051】
[枚数表示更新制御処理について]
次に、サブ制御部91が枚数表示制御処理内で実行する枚数表示更新制御処理について説明する。
【0052】
図6に示すように、枚数表示更新制御処理では、サブ制御部91は、表示更新時間が経過したか否かを判定する(Sc1)。表示更新時間とは、獲得可能枚数表示、獲得枚数表示、総獲得枚数表示を更新する時間である。表示更新時間はタイマにセットされた時間を減算することにより計測される。表示更新時間は、その値の減算が終了することにより、獲得可能枚数表示では獲得可能枚数表示を減算するタイミング、獲得枚数表示では獲得枚数表示を加算するタイミング、総獲得枚数表示では総獲得枚数表示を加算するタイミングが表示更新時間の計測により特定される。このように、表示更新時間を計測しながら一定時間表示を継続して表示更新時間が経過したときに表示を更新することにより、各表示が示す枚数を表示する時間を担保することができ、各表示を認識しやすくすることができる。例えば、獲得可能枚数表示が0枚になったときはその旨を認識しやすくすることができる。
【0053】
表示更新時間が経過したときは、払出枚数カウンタが0枚になったか否かを判定する(Sc2)。払出枚数カウンタが0枚になっていないときは、払出枚数カウンタから1枚減算する(Sc3)。
【0054】
そして、獲得可能枚数表示が0枚になったか否かを判定する(Sc4)。獲得可能枚数表示が0枚になっていないときは処理を終了する。獲得可能枚数表示が0枚になったときは、獲得枚数表示を1枚加算し、同一のタイミングで総獲得枚数表示を1枚加算する(Sc5)。なお、獲得枚数表示の加算と同一のタイミングでメイン制御部41は遊技補助表示器12での払出枚数表示(すなわち、獲得枚数表示)を加算させる。
【0055】
また、獲得可能枚数表示が0枚になっていないときは、獲得枚数表示を1枚加算し、同一のタイミングで総獲得枚数表示を1枚加算し、さらに、同一のタイミングで獲得可能枚数表示を1枚減算する(Sc6)。すなわち、各種表示の加算および減算を同期させる。なお、獲得枚数表示の加算と同一のタイミングでメイン制御部41は遊技補助表示器12での払出枚数表示(すなわち、獲得枚数表示)を加算させる。
【0056】
一方、Sc2で払出枚数カウンタが0枚になっていないと判定されたときは払出フラグをクリアする(Sc7)。そして、遊技の結果を特定可能な結果画像を最終的に表示する結果報知演出を実行する(Sc8)。
【0057】
[消灯制御処理について]
次に、サブ制御部91がタイマ割込処理(サブ)内で実行する消灯制御処理について説明する。
【0058】
図7に示すように、消灯制御処理では、サブ制御部91は、まず、メイン制御部41からのコマンドにもとづいてBB中か否かを判定する(Sd1)。BB中でないときは処理を終了する。BB中のときは、図6のSc4により結果報知演出の実行を開始したか否かを判定する(Sd2)。結果報知演出を実行開始してないときは処理を終了する。結果報知演出を開始したときはBB中ランプ60の消灯制御を実行する(Sd3)。なお、すでに消灯制御の実行中であるときはSd2およびSd3の処理は省略される。
【0059】
Sd4では、リールLEDの消灯タイミングか否かを判定する(Sd4)。リールLEDの消灯タイミングでないときはSd6に進む。リールLEDの消灯タイミングであるときはリールLEDを消灯させる(Sd5)。
【0060】
Sd6では、BB中ランプ60の消灯タイミングか否かを判定する(Sd6)。BB中ランプ60の消灯タイミングでないときは処理を終了する。BB中ランプ60の消灯タイミングであるときときはBB中ランプ60を消灯して処理を終了する(Sd7)。
【0061】
[入賞演出実行処理について]
次に、サブ制御部91がタイマ割込処理(サブ)内で実行する入賞演出実行処理について説明する。
【0062】
図8に示すように、入賞演出実行処理では、サブ制御部91は、まず、メイン制御部41からのコマンドにもとづいてBB中か否かを判定する(Se1)。BB中でないときは処理を終了する。BB中のときは、メイン制御部41からのコマンドにもとづいて中段ベルが入賞したか否かを判定する(Se2)。すなわち、15枚の払い出しが発生したか否かを判定する。中段ベルが入賞したときは第1入賞演出を実行して処理を終了する(Se3)。
【0063】
中段ベルが入賞していないときは、メイン制御部41からのコマンドにもとづいて上段ベルが入賞したか否かを判定する(Se4)。すなわち、14枚の払い出しが発生したか否かを判定する。上段ベルが入賞していないときは処理を終了する。上段ベルが入賞したときは制御中のBBにおいて1回目の入賞であるか否かを判定する(Se5)。1回目の入賞であるときは第2入賞演出を実行する(Se6)。1回目の入賞でないときはBBの最終ゲームであるか否かを判定する(Se7)。ここでのBBの最終ゲームとは、上段ベルの入賞によりBBが終了するゲームである。BBの最終ゲームであるときは第1入賞演出を実行する(Se8)。BBの最終ゲームでないときは処理を終了する。
【0064】
なお、本実施形態では、上段ベルの1回目の入賞で第2入賞演出を実行し(Se6)、BBの最終ゲームとなり得るゲームで上段ベルが入賞したときは第1入賞演出を実行し(Se8)、上段ベルの1回目の入賞でなく、BBの最終ゲームとなり得るゲームでもないときは上段ベルが入賞しても入賞演出を実行しない構成としているが、上段ベルの1回目の入賞でなく、BBの最終ゲームとなり得るゲームでもないときでも上段ベルが入賞したときに第1入賞演出を実行する構成としてもよい。
【0065】
なお、上段ベルの入賞が1回であるときにBBでの獲得枚数が最大になるようにし、上段ベルの1回目の入賞が発生したときに第2入賞演出を実行する構成としているが、1回に限らず、上段ベルの入賞が特定回であるときにBBでの獲得枚数が最大になるようにし、上段ベルの特定回目の入賞が発生したときに第2入賞演出を実行するように構成してもよい。
【0066】
[BB中の各種表示の具体例について]
次に、BB中の各種表示の具体例について図9図18を用いて説明する。なお、図9図18では、BBの最終ゲームとなり得るゲームまでに上段ベルが1回入賞(14枚払出し)し、最終ゲームで中段ベルが入賞(15枚の払い出し)して、最大獲得枚数のメダルを獲得した例を挙げている。
【0067】
図9(a)に示すように、BBが入賞すると液晶表示器51からBB中の画面が表示される。BB中の画面では演出画像が表示される。本実施形態では演出画像として動画による動画背景が表示される。以下、図中に「動画背景」と表示されている図はBB中の動画背景が表示されていることを示す。
【0068】
演出画像の表示領域は第1領域51cと第2領域51dとに区画されている。第1領域51cのほうが第2領域51dよりも明度が暗くなっている。演出画像は第1領域51cと第2領域51dとにわたって表示される。そして、獲得可能枚数表示61(図中「LAST○○○」の表示、○○○は獲得可能なメダルの枚数)、総獲得枚数表示62(図中「TOTAL○○○」の表示、○○○はメダルの総獲得枚数)、獲得枚数表示63(図中「GET○○○」の表示、○○○はメダルの獲得枚数)が明度の暗い第1領域51cにおいて表示される。よって、獲得可能枚数表示61、総獲得枚数表示62、獲得枚数表示63を遊技者が認識しやすくすることができる。また、総獲得枚数表示62は、獲得可能枚数表示61および獲得枚数表示63よりも文字の大きさが大きくなっており、獲得可能枚数表示61および獲得枚数表示63よりも大きな領域で表示されている。なお、総獲得枚数表示62を獲得可能枚数表示61や得枚数表示63と同時に表示せず異なるタイミングで表示してもよい。この場合でも総獲得枚数表示62を、獲得可能枚数表示61および獲得枚数表示63よりも大きな領域で表示するとよい。
【0069】
なお、本例では、BBが終了した後に100ゲーム以内にBBが入賞し、さらに、当該BBが終了した後に100ゲーム以内にBBが入賞した例を示している。すなわち、BBが3連チャンした場合の例を示している。よって、総獲得枚数表示62は過去2回のBBで獲得したメダルの枚数である622枚になっている。また、獲得可能枚数表示61は345枚、獲得枚数表示63は0枚になっている。また、BBに制御されたことによりBB中ランプ60がBB中態様で点灯する。
【0070】
図9(b)に示すように、賭数設定後にスタートスイッチ7が操作されてゲームが開始されると、リール2L,2C,2Rが回転開始する。
【0071】
図10(c)に示すように、当該ゲームにおいて第3停止操作が行われることにより中段ベルが入賞して15枚のメダルの払い出しが発生したとする。このとき、入賞が発生したので入賞演出を実行する(図20図22参照)。入賞演出はリールLEDの点滅により実行される。入賞演出は、図12(h)に示す状態まで継続して実行される。
【0072】
この場合は、図10(d)に示すように、獲得可能枚数表示61が1枚減算されて344枚になる。また、同一のタイミングで総獲得枚数表示62が1枚加算されて623枚になる。また、同一のタイミングで獲得枚数表示63が1枚加算されて1枚になる。また、同一のタイミングで遊技補助表示器12が表示するメダルの払い出し枚数が1枚加算されて1枚になる。
【0073】
このように、獲得可能枚数表示61が1枚ごとに減算されるタイミングと、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63が1枚ごとに加算されるタイミングとが同一であるため、1枚のメダルを獲得して1枚のメダルが減算されたことを分かりやすくすることができる。
【0074】
また、遊技用補助表示器12が1枚ごとに加算されるタイミングと、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63が1枚ごとに加算されるタイミングとが同一であるため、遊技用補助表示器12の表示と総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63とが矛盾しないため、遊技者が困惑することを防止できる。
【0075】
また、総獲得枚数表示62が1枚ごとに加算されるタイミングと、獲得枚数表示63が1枚ごとに加算されるタイミングとが同一であるため、獲得枚数と総獲得枚数の両方が増加していることを分かりやすくすることができる。
【0076】
引き続き、図11(e)に示すように、獲得可能枚数表示61が1枚減算されて343枚になる。また、同一のタイミングで総獲得枚数表示62が1枚加算されて624枚になる。また、同一のタイミングで獲得枚数表示63が1枚加算されて2枚になる。また、同一のタイミングで遊技補助表示器12が表示するメダルの払い出し枚数が1枚加算されて2枚になる。
【0077】
引き続き、図11(f)に示すように、獲得可能枚数表示61が1枚減算されて342枚になる。また、同一のタイミングで総獲得枚数表示62が1枚加算されて625枚になる。また、同一のタイミングで獲得枚数表示63が1枚加算されて3枚になる。また、同一のタイミングで遊技補助表示器12が表示するメダルの払い出し枚数が1枚加算されて3枚になる。
【0078】
引き続き、図12(g)に示すように、獲得可能枚数表示61が1枚減算されて341枚になる。また、同一のタイミングで総獲得枚数表示62が1枚加算されて626枚になる。また、同一のタイミングで獲得枚数表示63が1枚加算されて4枚になる。また、同一のタイミングで遊技補助表示器12が表示するメダルの払い出し枚数が1枚加算されて4枚になる。
【0079】
図12(h)に示すように、同様の処理が行われて各表示における15枚の減算および加算が終了すると、獲得可能枚数表示61が330枚になる。また、総獲得枚数表示62が635枚になる。また、獲得枚数表示63が13枚になる。また、遊技補助表示器12が表示するメダルの払い出し枚数が15枚になる。
【0080】
図13(i)に示すように、賭数設定後にスタートスイッチ7が操作されてゲームが開始されると、賭数の設定に使用した2枚のメダルが総獲得枚数表示62から一括して減算されて633枚になる。また、獲得枚数表示63から賭数の2枚が一括して減算されて11枚になる。また、リール2L,2C,2Rが回転開始する。また、遊技補助表示器12が表示するメダルの払い出し枚数は0枚に戻される。
【0081】
このように、賭数が設定されて遊技が開始されたときに賭数の設定に必要なメダルの枚数を総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の表示から一括して減算するので、賭数に必要な枚数のメダルが減算されたことを遊技者が分かりやすくすることができる。
【0082】
図13(j)に示すように、獲得可能枚数表示61が1枚になったゲームにおいて第3停止操作が行われることにより中段ベルが入賞して15枚のメダルの払い出しが発生したとする。このとき、入賞が発生したので入賞演出を実行する(図20図22参照)。入賞演出はリールLEDの点滅により実行される。入賞演出は、リールLEDの消灯(図18(s))まで継続して実行される。
【0083】
この場合は、図14(k)に示すように、獲得可能枚数表示61が1枚減算されて0枚になる。この時点で、獲得可能枚数表示61の減算が終了する。また、同一のタイミングで総獲得枚数表示62が1枚加算されて919枚になる。また、同一のタイミングで獲得枚数表示63が1枚加算されて297枚になる。また、同一のタイミングで遊技補助表示器12が表示するメダルの払い出し枚数が1枚加算されて1枚になる。
【0084】
引き続き、図14(l)に示すように、総獲得枚数表示62が1枚加算されて920枚になる。また、同一のタイミングで獲得枚数表示63が1枚加算されて298枚になる。また、同一のタイミングで遊技補助表示器12が表示するメダルの払い出し枚数が1枚加算されて2枚になる。
【0085】
図15(m)に示すように、同様の処理が行われて総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63における15枚の加算が終了すると、総獲得枚数表示62が933枚になる。また、獲得枚数表示63が311枚になる。また、遊技補助表示器12が表示するメダルの払い出し枚数が15枚になる。
【0086】
図15(n)に示すように、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63における15枚の加算が終了すると、結果報知演出の実行が開始される。そして、遊技の結果を示す画像として最終的に表示される結果画像と異なる関連画像として白色無地の白色画像64aが表示される。また、結果報知演出が開始されるとBB中ランプ60の消灯制御が開始され、BB中ランプ60の点灯態様がBB中態様から結果表示態様に変化する。なお、本実施形態では、サブ制御部91は、関連画像の表示に関連する音である停止操作時SEを第3停止操作が行われたタイミングで出力する。よって、結果画像68の表示が行われる前に、関連画像の表示に関連する音が出力されることから、この音の出力により結果画像68の表示が阻害されることを防止できる。また、結果報知演出が実行されると、図13(j)で示した入賞の発生に伴って実行を開始した入賞演出の態様が変更される。このとき、入賞演出はリールLEDの点滅がより明るくなるように実行される。入賞演出は、リールLEDの消灯(図18(s))まで継続して実行される。
【0087】
図16(o)に示すように、白色画像64aを表示した後は、白色画像64aを表示してから所定期間経過するまでに、星が流れる様子を示す動画64cが関連画像として表示される。動画64cは雲が浮かぶ背景を示す静止背景64bに重ねて表示される。
【0088】
そして、図16(p)に示すように、所定期間が経過したときに動画64cの表示が終了して雲が浮かぶ背景を示す静止背景64bのみが表示される。
【0089】
そして、図17(q)に示すように、静止背景64bに重ねて、所定領域66に結果画像と異なる特殊画像67が表示される。具体的には、特殊画像67として所定領域66に火花を示す画像が表示される。なお、特殊画像67は火花に限らず、フラッシュやキャラクタなど他の態様にしてもよい。
【0090】
図17(r)に示すように、特殊画像67が表示された後は、所定期間が経過したときに、静止背景64bに重ねて、所定領域66に結果画像68が表示される。本実施形態では、結果画像68として獲得枚数と総獲得枚数が表示される。具体的には、獲得枚数が313枚であることを示す「GET311」という文字が表示されるとともに、総獲得枚数が935枚であることを示す「TOTAL933」という文字が表示される。なお、特殊画像67は結果画像よりも明度が大きくなっている(すなわち、特殊画像67のほうが結果画像6よりも明るい)。
【0091】
このように、所定領域66に結果画像68と異なる特殊画像67を表示した後、該所定領域66に結果画像68を表示するので、遊技の結果を示す結果画像の表示を目立たせることができることから、結果画像への注目を集めることができる。したがって、結果画像を効果的に表示できる。なお、図17の例では、特殊画像67は、結果画像68よりも明度が大きくなっている。よって、特殊画像への注目を集めることができ、該特殊画像が表示される領域に結果画像も表示されることから、結果として、該結果画像への注目を集めることができる。
【0092】
図18(s)に示すように、次いで、結果画像68が表示されたままリールLEDが消灯する。
【0093】
図18(t)に示すように、次いで、結果画像68が表示されたままBB中ランプ60が消灯する。なお、BB中ランプ60は次ゲームのスタートスイッチ7の操作が有効化される前までに消灯する。
【0094】
以上のように、345枚以上のメダルが払い出されることでBBが終了するときに、獲得可能枚数表示61の減算を終了させた後に総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の加算を終了させ、その後に結果報知演出を実行するので、獲得可能枚数表示61の減算を終了してから総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の加算を行うことが可能になり、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の加算を分かりやすくでき、また、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63に注目させることが可能になるので、結果報知演出が実行されるまでの表示の態様に注目させることができる。
【0095】
また、結果報知演出が実行されているときにBB中ランプ60の消灯制御が開始され、BBの最終ゲームの次ゲームの開始操作が有効化されるまでにBB中ランプ60が消灯するので、BB中ランプ60によりBBの終了を示唆することができる。
【0096】
また、結果報知演出が実行された後にリールLEDが消灯し、リールLEDの消灯後にBB中ランプ60が消灯するので、リールLED、BB中ランプ60の順に消灯させることで特定状態が終了することを徐々に示唆することができる。
【0097】
また、BB中ランプ60の消灯制御は、BB中の点灯態様と異なる結果報知態様でBB中ランプ60を点灯させ、その後にBB中ランプ60を消灯させる制御であるので、異なる点灯態様とすることでBB中ランプ60が消灯することを示唆することができる。すなわち、BBが終了することを徐々に示唆することができる。
【0098】
また、結果画像と異なる関連画像を表示し、関連画像を表示してから所定期間経過したときに結果画像を表示するので、遊技の結果を示す結果画像の表示を目立たせることができることから、結果画像への注目を集めることができる。したがって、結果画像を効果的に表示できる。
【0099】
また、関連画像を表示してから所定期間経過するまでに、該関連画像の表示に関連する演出として結果表示態様でBB中ランプを点灯させる演出を実行するので、結果画像の表示が行われる前に、関連画像の表示に関連する演出が実行されることから、この演出の実行により結果画像の表示が阻害されることを防止できる。
【0100】
また、関連画像として動画64cを所定期間経過するまでに表示し、関連画像として静止背景画像65を所定期間経過したときに表示するので、関連画像として静止背景画像65が表示されているときに、結果画像68を表示することから、結果画像68への注目を集めることができる。
【0101】
なお、本実施形態において、獲得可能枚数表示61の減算が終了した後にBB中の画面の表示の態様を変化させているが、獲得可能枚数表示61の減算を終了した後に結果画像68が表示されるまで獲得可能枚数表示61の表示を変化させずに当該表示を維持するように構成することも可能である。この場合には、遊技者がBB中に獲得したメダルの枚数が獲得可能枚数に到達したことを遊技者に分かりやすくすることができる。
【0102】
また、結果画像として、複数の結果画像を段階的に表示することが可能である。例えば、総獲得枚数を示す結果画像と表示した後に獲得枚数を示す結果画像を表示することが可能である。この場合には、複数の結果画像それぞれに対して遊技者からの注目を集めることができる。
【0103】
また、関連画像とは異なる画像の明度よりも低い明度で、関連画像を表示することが可能である。例えば、静止背景画像65を動画64cよりも低い明度で表示することが可能である。この場合には、関連画像の明度が低くなることから、結果画像を目立たせることができる。したがって、結果画像への注目を集めることができる。
【0104】
また、液晶表示器51の全体表示領域から所定領域66に特殊画像67を移動させる態様で表示させて、所定領域66に特殊画像67を表示することも可能である。例えば、特殊画像67の一部を液晶表示器51の全体表示領域の右端に表示する。そして、一部が表示された特殊画像67を中央に向かって移動する。またスピーカ53から、特殊画像67が移動していることを示す移動SEを出力する。そして、特殊画像67を液晶表示器51の全体表示領域の中央で停止する。このように構成することにより、特殊画像67への注目を集めることができ、該特殊画像67が表示される領域に結果画像68も表示されることから、結果として、結果画像68への注目を集めることができる。
【0105】
[動画背景の一例]
図19に上述した動画背景の一例を示す。図19に示す例では、動画背景として動きのあるキャラクタ69を表示する。キャラクタ69は、頭部の一部が第1領域51cで表示されており、残りの部分が第2領域52dで表示されている。前述したように、第1領域51cのほうが第2領域51dよりも明度が暗くなっている。そして、獲得可能枚数表示61、総獲得枚数表示62、獲得枚数表示63を第1領域51cで表示している。これにより、獲得可能枚数表示61、総獲得枚数表示62、獲得枚数表示63を遊技者が認識しやすくしている。また、動画背景の表示を第2領域51dに限定しないことで演出効果を高めることができる。
【0106】
[入賞演出について]
図20図22を用いてBB中に実行する入賞演出について説明する。入賞演出はリールLEDの点滅によって実行される。入賞演出は、第1入賞演出と第2入賞演出とを含む。そして、第1入賞演出と第2入賞演出はリールLEDの点滅態様が異なる。具体的には、第2入賞演出のほうが第1入賞演出よりも早い点滅速度で激しく点滅(フラッシュ)する。
【0107】
図20(a)に示すように、BB中に中段ベルが入賞(15枚の払い出し)したときには第1入賞演出を実行する。
【0108】
図20(b)に示すように、BB中に上段ベルが入賞(14枚の払い出し)したときには、制御中のBBにおいて上段ベルの入賞が1回目であるときは第2入賞演出を実行する。なお、本実施形態では、上段ベルの入賞回数が1回であるときに最大獲得枚数となり、上段ベルの1回目の入賞のときに第2入賞演出を実行する例を挙げているが、上段ベルの入賞回数が複数回であるときに最大獲得枚数となる場合には、上段ベルの入賞回数が当該複数回となるまで入賞のたびに毎回第2入賞演出を実行するように構成することが可能である。
【0109】
図21(c)に示すように、BB中の過去のゲームで上段ベルが1回入賞(14枚の払い出し)しており、かつ入賞の発生によりBBの最終ゲームとなり得るゲームのときに、上段ベルが入賞(14枚の払い出し)したときには第1入賞演出を実行する。このとき、第1入賞演出を実行した後に結果報知演出が実行されて図18(t)と同様に結果画像68が表示される。なお、図示は省略しているが、上段ベルが入賞してから結果画像68が表示されるまでの間に図15(n)~図18(s)と同様の処理が行われる。また、本例でも獲得可能枚数表示61の減算が先に終了し、獲得可能枚数表示61が0枚を維持したまま、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の加算が行われ、加算が終了した後に結果報知演出が実行される。
【0110】
図22(d)に示すように、BB中に中段ベルのみが入賞(15枚の払い出し)して獲得可能枚数が15枚になったときに中段ベルが入賞(15枚の払い出し)したときには第1入賞演出を実行する。このとき、第1入賞演出を実行した後に結果報知演出が実行されて図18(t)と同様に結果画像68が表示される。なお、図示は省略しているが、中段ベルが入賞してから結果画像68が表示されるまでの間に図15(n)~図18(s)と同様の処理が行われる。
【0111】
本実施形態では、前述したように、BBは345枚以上の払い出しで終了する。1回のゲームで最大15枚の払い出しのため、BBでは複数回のゲームが行われる。そして、中段ベルは15枚の払い出しなので、BBにおいて中段ベルのみ入賞した場合は、中段ベルが23回入賞したときに払出枚数が345枚になってBBが終了する。この場合は、BBにおけるメダルの獲得枚数が最小枚数になる。一方、上段ベルは14枚の払い出しなので、中段ベルが22回入賞するとともに上段ベルが1回入賞した状態(この時点で344枚の払い出し)で中段ベルを入賞させることにより払出枚数が359枚(344枚+15枚)になって、BBにおけるメダルの獲得枚数が最大枚数になる。また、上段ベルを2回以上入賞させてしまうと、払出枚数が345枚を超えるものの最大枚数の359枚には達しない。
【0112】
このように獲得可能枚数や払出枚数を設定したうえで、本実施形態では、図20(a)で示したように、BB中に中段ベルの入賞が発生したときは第1入賞演出を実行する。また、図20(b)で示したように、BB中に1回目の上段ベルの入賞が発生したときは第2入賞演出を実行する。また、図21で示したように、BB中の過去のゲームで上段ベルが1回入賞(14枚の払い出し)しており、かつ入賞の発生によりBBの最終ゲームとなり得るゲーム(本実施形態では、払出枚数が344枚になって獲得可能枚数が1枚になるゲーム)において上段ベルが入賞したときは第1入賞演出を実行する。すなわち、上段ベルが入賞して獲得枚数が最大の359枚に達せずに358枚でBBが終了するときに第1入賞演出を実行する。このように、入賞演出を実行することにより、BBの最終ゲームにおいて最大獲得枚数のメダルを獲得するように技術介入できなかった遊技者のミスが目立つことを防止できる。
【0113】
また、図22で示したように、BBの最終ゲームとなり得るゲームにおいて上段ベルが1度も入賞していない状況で中段ベルが入賞したとき(すなわち、獲得枚数が最小の345枚で終了したとき)に第1入賞演出を実行してから結果報知演出を実行する流れとなる。よって、最大獲得枚数のメダルを得るための技術介入をしていないときにもBBの最終ゲームで共通の第1入賞演出を実行することでBBの最終ゲームにおいて技術介入できなかった遊技者のミスが目立つことを防止できる。
【0114】
[変形例について]
次に、BBで総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63を上記実施形態と異ならせた変形例について説明する。本変形例では、RBにおいても獲得可能枚数表示61、総獲得枚数表示62、獲得枚数表示63を表示する。
【0115】
図23(a)に示すように、BB中におけるメダルの総獲得枚数が933枚、獲得枚数が311枚になったとする。このとき、BBの最終ゲームとなったゲームにおいて、結果報知演出が実行される前には、総獲得枚数表示62を932枚、獲得枚数表示63を310枚とし、実際の総獲得枚数および獲得枚数よりも1枚少なく表示する。そして、その後、図15(n)~図18(t)と同様に結果報知演出を実行し、最終的に結果画像68では、総獲得枚数を933枚、獲得枚数を311枚とする。
【0116】
図24(b)に示すように、RBについては、RB中におけるメダルの総獲得枚数が726枚、獲得枚数が104枚になったとする。このとき、RBの最終ゲームとなったゲームにおいて、総獲得枚数表示62を726枚、獲得枚数表示63を104枚とし、実際の総獲得枚数および獲得枚数と同一枚数を表示する。そして、その後、図15(n)~図18(t)と同様に結果報知演出を実行し、最終的に結果画像68では、そのまま、総獲得枚数を726枚、獲得枚数を104枚とする。
【0117】
このように、BBとRBとで結果画像68に至るまでの総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の表示の態様を異ならせるので遊技の興趣を向上させることができる。
【0118】
[本実施形態の具体的な制御について]
次に、本実施形態の具体的な制御について図25を用いて説明する。
【0119】
図25(A)に示すように、獲得可能枚数表示61が1枚、総獲得枚数表示62が918枚、獲得枚数表示63が296枚になったときにゲームが開始されたとする。このとき、BB中ランプ60の点灯態様はBB中態様になっている。
【0120】
図25(B)に示すように、第3停止が行われて中段ベルが入賞(15枚払出し)すると、獲得可能枚数表示61の減算、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の加算が同一タイミングで行われる。そして、獲得可能枚数表示61の減算が終了して0枚になり、その後に総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の加算が終了して、総獲得枚数表示62が933枚、獲得枚数表示63が311枚になる。
【0121】
図25(C)に示すように、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63における15枚の加算が終了すると、結果報知演出の実行が開始される。そして、遊技の結果を示す画像として最終的に表示される結果画像と異なる関連画像として白色無地の白色画像64aが表示される。また、結果報知演出が開始されるとBB中ランプ60の消灯制御が開始され、BB中ランプ60の点灯態様がBB中態様から結果表示態様に変化する。
【0122】
図25(D)に示すように、白色画像64aを表示した後は、白色画像64aを表示してから所定期間経過するまでに、星が流れる様子を示す動画64cが関連画像として表示される。動画64cは雲が浮かぶ背景を示す静止背景64bに重ねて表示される。
【0123】
そして、図25(E)に示すように、所定期間が経過したときに動画64cの表示が終了して雲が浮かぶ背景を示す静止背景64bのみが表示される。
【0124】
次いで、図25(F)に示すように、静止背景64bに重ねて、所定領域66に結果画像と異なる特殊画像67が表示される。
【0125】
次いで、図25(G)に示すように、特殊画像67が表示された後は、静止背景64bに重ねて、所定領域66に結果画像68が表示される。結果画像68には、獲得枚数が313枚であることを示す「GET311」という文字が表示されるとともに、総獲得枚数が935枚であることを示す「TOTAL933」という文字が表示される。
【0126】
次いで、図25(H)に示すように、結果画像68が表示されたままリールLEDが消灯し、BB中ランプ60が消灯する。なお、BB中ランプ60は次ゲームのスタートスイッチ7の操作が有効化される前までに消灯する。
【0127】
[タイミングチャート]
次に、本実施形態のメイン制御部41の処理とサブ制御部91の処理とのタイミングチャートを図26によって説明する。図26は、第1遷移パターン~第4遷移パターンを抽出して記載されたものである。タイミングt1で、BBの最終ゲームの第3停止操作が行われたとする(図25(A)参照)。
【0128】
該第3停止操作が終了したタイミング(ストップスイッチから遊技者から指を離したタイミング)をタイミングt2とする(図25(B)参照)。タイミングt2では、メイン制御部41からサブ制御部91に対して、停止操作コマンドを送信する。ここで、停止操作コマンドとは、遊技者により停止操作が行われたことをサブ制御部91が特定可能なコマンドである。
【0129】
また、サブ制御部91は、時間を計測するタイマを有する。タイミングt2において、サブ制御部91は、白色無地の画像を表示するとともに所定期間Tの計測を開始する。ここで、所定期間Tとは、この所定期間Tの開始タイミング(タイミングt2)から、結果画像が表示されるまでの期間をいう。本実施形態では、所定期間Tとは、関連画像(白色無地の画像、動画64c、静止背景画像65)が表示される期間でもある(図25(C)~図25(E)参照)。なお、タイミングt2では、サブ制御部91は、関連画像の表示に関連する音である停止操作時SEを出力する。よって、結果画像の表示が行われる前に、関連画像の表示に関連する音が出力されることから、この音の出力により結果画像の表示が阻害されることを防止できる。
【0130】
タイミングt3は、動画64cの表示が終了して静止背景画像65のみが表示されたタイミング、つまり、タイミングt2から所定期間Tが経過したタイミングである。タイミングt3において、結果画像を表示する(図25(F)~図25(I)参照)。また、タイミングt4において、結果画像の表示は終了することになる。
【0131】
このように、サブ制御部91は、停止操作コマンドを受信してからタイマにより所定期間Tの経過を計測し、タイマにより所定期間Tの経過が計測されたときに、結果画像68を表示するので、サブ制御部91が、所定期間の経過を計測することから、結果画像の表示タイミングの管理を容易にできる。
【0132】
[本実施形態の効果]
次に、本実施形態の効果を説明する。
【0133】
(1) 本実施形態では、345枚以上のメダルが払い出されることでBBが終了するときに、獲得可能枚数表示61の減算を終了させた後に総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の加算を終了させ、その後に結果報知演出を実行する(本例では、図13(i)~図18(t))。
よって、獲得可能枚数表示61の減算を終了してから総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の加算を行うことが可能になり、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の加算を分かりやすくでき、また、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63に注目させることが可能になるので、結果報知演出が実行されるまでの表示の態様に注目させることができる。
【0134】
(2) 本実施形態では、獲得可能枚数表示61の減算を終了した後に結果画像68が表示されるまで獲得可能枚数表示61の表示を変化させずに当該表示を維持するように構成する。
よって、遊技者がBB中に獲得したメダルの枚数が獲得可能枚数に到達したことを遊技者に分かりやすくすることができる。
【0135】
(3) 本実施形態では、演出画像の表示領域は第1領域51cと第2領域51dとに区画されている。第1領域51cのほうが第2領域51dよりも明度が暗くなっている。そして、獲得可能枚数表示61、総獲得枚数表示62、獲得枚数表示63が明度の暗い第1領域51cにおいて表示される(本例では、図19に示す部分)。
よって、獲得可能枚数表示61、総獲得枚数表示62、獲得枚数表示63を遊技者が認識しやすくすることができる。
【0136】
(4) 本実施形態では、賭数が設定されて遊技が開始されたときに賭数の設定に必要なメダルの枚数を総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の表示から一括して減算する(本例では、図13(i)に示す部分)。
よって、賭数に必要な枚数のメダルが減算されたことを遊技者が分かりやすくすることができる。
【0137】
(5) 本実施形態では、獲得可能枚数表示61が1枚ごとに減算されるタイミングと、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63が1枚ごとに加算されるタイミングとが同一である(本例では、図10(d)~図12(h)に示す部分)。
よって、1枚のメダルを獲得して1枚のメダルが減算されたことを分かりやすくすることができる。
【0138】
(6) 本実施形態では、遊技用補助表示器12が1枚ごとに加算されるタイミングと、総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63が1枚ごとに加算されるタイミングとが同一である(本例では、図10(d)~図12(h)に示す部分)。
よって、遊技用補助表示器12の表示と総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63とが矛盾しないため、遊技者が困惑することを防止できる。
【0139】
(7) 本実施形態(変形例)では、BBの最終ゲームとなったゲームにおいて、結果報知演出が実行される前には、総獲得枚数表示62を932枚、獲得枚数表示63を310枚とし、実際の総獲得枚数および獲得枚数よりも1枚少なく表示する。そして、その後、結果報知演出を実行し、最終的に結果画像68では、総獲得枚数を933枚、獲得枚数を311枚とする。RBについては、RB中におけるメダルの総獲得枚数が726枚、獲得枚数が104枚になったとする。このとき、RBの最終ゲームとなったゲームにおいて、総獲得枚数表示62を726枚、獲得枚数表示63を104枚とし、実際の総獲得枚数および獲得枚数と同一枚数を表示する。そして、その後、結果報知演出を実行し、最終的に結果画像68では、そのまま、総獲得枚数を726枚、獲得枚数を104枚とする。(本例では、図23(a)~図24(b)に示す部分)。
よって、BBとRBとで結果画像68に至るまでの総獲得枚数表示62および獲得枚数表示63の表示の態様を異ならせるので遊技の興趣を向上させることができる。
【0140】
(8) 本実施形態では、総獲得枚数表示62が1枚ごとに加算されるタイミングと、獲得枚数表示63が1枚ごとに加算されるタイミングとが同一である(本例では、図10(d)~図12(h)に示す部分)。
よって、獲得枚数と総獲得枚数の両方が増加していることを分かりやすくすることができる。
【0141】
(9) 本実施形態では、結果報知演出が実行されているときにBB中ランプ60の消灯制御が開始され、BBの最終ゲームの次ゲームの開始操作が有効化されるまでにBB中ランプ60が消灯する(本例では、図15(n)~図18(t)に示す部分)。
よって、BB中ランプ60によりBBの終了を示唆することができる。
【0142】
(10) 本実施形態では、結果報知演出が実行された後にリールLEDが消灯し、リールLEDの消灯後にBB中ランプ60が消灯する(本例では、図15(n)~図18(t)に示す部分)。
よって、リールLED、BB中ランプ60の順に消灯させることで特定状態が終了することを徐々に示唆することができる。
【0143】
(11) 本実施形態では、BB中ランプ60の消灯制御は、BB中の点灯態様と異なる結果報知態様でBB中ランプ60を点灯させ、その後にBB中ランプ60を消灯させる制御である(本例では、図15(n)~図18(t)に示す部分)。
よって、異なる点灯態様とすることでBB中ランプ60が消灯することを示唆することができる。すなわち、BBが終了することを徐々に示唆することができる。
【0144】
(12) 本実施形態では、BB中に中段ベルの入賞が発生したときは第1入賞演出を実行する。また、BB中に1回目の上段ベルの入賞が発生したときは第2入賞演出を実行する。また、BB中の過去のゲームで上段ベルが1回入賞(14枚の払い出し)しており、かつ入賞の発生によりBBの最終ゲームとなり得るゲーム(本実施形態では、払出枚数が344枚になって獲得可能枚数が1枚になるゲーム)において上段ベルが入賞したときは第1入賞演出を実行する。(本例では、図20図21に示す部分)。
よって、BBの最終ゲームにおいて最大獲得枚数のメダルを獲得するように技術介入できなかった遊技者のミスが目立つことを防止できる。
【0145】
(13) 本実施形態では、BBの最終ゲームとなり得るゲームにおいて上段ベルが1度も入賞していない状況で中段ベルが入賞したとき(すなわち、獲得枚数が最小の345枚で終了したとき)に第1入賞演出を実行してから結果報知演出を実行する流れとなる(本例では、図22に示す部分)。
よって、最大獲得枚数のメダルを得るための技術介入をしていないときにもBBの最終ゲームで共通の第1入賞演出を実行することでBBの最終ゲームにおいて技術介入できなかった遊技者のミスが目立つことを防止できる。
【0146】
(14) 本実施形態では、結果画像と異なる関連画像を表示し、関連画像を表示してから所定期間経過したときに結果画像を表示する(本例では、図15(n)~図17(r)に示す部分)。
よって、遊技の結果を示す結果画像の表示を目立たせることができることから、結果画像への注目を集めることができる。したがって、結果画像を効果的に表示できる。
【0147】
(15) 本実施形態では、関連画像を表示してから前記所定期間経過するまでに、該関連画像の表示に関連する音を出力する(本例では、図26に示す部分)。
よって、結果画像の表示が行われる前に、関連画像の表示に関連する音が出力されることから、この音の出力により結果画像の表示が阻害されることを防止できる。
【0148】
(16) 本実施形態では、関連画像を表示してから所定期間経過するまでに、該関連画像の表示に関連する演出を実行する(本例では、図15(n)~図16(p)に示すように、結果表示態様でBB中ランプを点灯させる演出を実行する部分)。
よって、結果画像の表示が行われる前に、関連画像の表示に関連する演出が実行されることから、この演出の実行により結果画像の表示が阻害されることを防止できる。
【0149】
(17) 本実施形態では、結果画像として、複数の結果画像を段階的に表示する。
よって、複数の結果画像それぞれに対して遊技者からの注目を集めることができる。
【0150】
(18) 本実施形態では、関連画像とは異なる画像の明度よりも低い明度で、関連画像を表示する。
よって、関連画像の明度が低くなることから、結果画像を目立たせることができる。したがって、結果画像への注目を集めることができる。
【0151】
(19) 本実施形態では、関連画像として所定画像(本例では動画64c)が移動する関連画像を、関連画像を表示してから所定期間経過するまでに表示し、関連画像として所定画像が移動しない画像を、所定期間経過したときに表示する(本例では、図16(o)~図16(p)に示す部分)。
よって、関連画像として前記所定画像が移動しない画像が表示されているときに、結果画像を表示することから、結果画像への注目を集めることができる。
【0152】
(20) 本実施形態では、サブ制御部91は、関連画像を表示する条件が成立したことを特定可能な停止操作コマンドを受信してから、タイマにより所定期間Tの経過を計測し、タイマにより所定期間Tの経過が計測されたときに、結果画像68を表示する(本例では、図26に示す部分)。
よって、サブ制御部91が、所定期間の経過を計測することから、結果画像の表示タイミングの管理を容易にできる。
【0153】
(21) 本実施形態では、結果画像68の表示に関する演出であって、結果表示態様でBB中ランプ60を発光させ、特定期間(本例では、図15(n)~図18(m)の期間)に亘ってBB中ランプ60を発光させた後に、BB中ランプ60の発光態様を一定態様とする(本例では、図18(n)に示すように消灯する)。
よって、結果表示態様でBB中ランプ60を発光させるBB中ランプ60の発光態様が、特定期間に亘って実行された後には、一定態様となることから、BB中ランプ60の制御負担が軽減される。
【0154】
(22) 本実施形態では、所定領域66に結果画像68と異なる特殊画像67を表示した後、該所定領域66に結果画像68を表示する(本例では、図17に示す部分)。
よって、遊技の結果を示す結果画像の表示を目立たせることができることから、結果画像への注目を集めることができる。したがって、結果画像を効果的に表示できる。
【0155】
(23) 本実施形態では、特殊画像67は、結果画像68よりも明度が大きい(本例では、図17に示す部分)。
よって、特殊画像への注目を集めることができ、該特殊画像が表示される領域に結果画像も表示されることから、結果として、該結果画像への注目を集めることができる。
【0156】
(24) 本実施形態では、前記所定領域を含む領域であって、前記特殊画像とは異なる画像が表示される全体表示領域(本例では、液晶表示器51の全体表示領域)をさらに有し、
前記表示手段は、前記全体表示領域の特定領域から前記所定領域に前記特殊画像を移動させる態様で表示させて、該所定領域に前記特殊画像を表示する。
よって、特殊画像への注目を集めることができ、該特殊画像が表示される領域に結果画像も表示されることから、結果として、該結果画像への注目を集めることができる。
【0157】
(25) 本実施形態では、前記結果表示制御手段は、前記結果表示制御を開始するにあたって前記結果画像と異なる関連画像を表示し、前記関連画像を表示してから所定期間経過したときに前記結果画像を表示する(本例では、図15(n)~図17(r)に示す部分)。
よって、結果画像の表示を目立たせることができることから、結果画像への注目を集めることができる。
【0158】
(26) 本実施形態では、サブ制御部91は、関連画像を表示する条件が成立したことを特定可能な停止操作コマンドを受信してから、タイマにより所定期間Tの経過を計測し、タイマにより所定期間Tの経過が計測されたときに、結果画像68を表示する(本例では、図26に示す部分)。
よって、サブ制御部91が、所定期間の経過を計測することから、結果画像の表示タイミングの管理を容易にできる。
【0159】
(27) 本実施形態では、結果画像68の表示に関する演出であって、結果表示態様でBB中ランプ60を発光させ、特定期間(本例では、図15(n)~図18(m)の期間)に亘ってBB中ランプ60を発光させた後に、BB中ランプ60の発光態様を一定態様とする(本例では、図18(n)に示すように消灯する)。
よって、結果表示態様でBB中ランプ60を発光させるBB中ランプ60の発光態様が、特定期間に亘って実行された後には、一定態様となることから、BB中ランプ60の制御負担が軽減される。
【0160】
[その他、変形例について]
[特定状態について]
上記実施形態では、BBを特定状態の例として挙げたが、RB、AT(アシストタイム)、ART(アシストリプレイタイム)、リールの停止制御が無制御または引込範囲が狭くなるCT(チャレンジタイム)、リプレイの当選確率が高くなるRT(リプレイタイム)、特典付与の可能性があるCZ(チャンスゾーン)など、上記実施形態と異なる態様の特定状態を本発明に適用してもよい。
【0161】
[獲得可能量の減算、総獲得量および獲得量の加算について]
上記実施形態では、獲得可能量の減算と、総獲得量および獲得量の加算とを同時に開始して獲得可能量の減算を先に終了させ、その後に総獲得量および獲得量の加算を終了させたが、獲得可能量の減算を先行して開始し、獲得可能量の減算に遅れて総獲得量および獲得量の加算を開始する、あるいは、獲得可能量の減算を先行して開始し、獲得可能量の減算が終了してから総獲得量および獲得量の加算を開始することにより、獲得可能量の減算を先に終了させ、その後に総獲得量および獲得量の加算を終了させてもよい。この場合にも総獲得量および獲得量の加算が終了した後に結果報知演出を実行する。
【0162】
上記実施形態では、獲得可能量の減算と、総獲得量および獲得量の加算を同一のタイミングで行ったが、減算と加算のタイミングが異なる(タイミングがずれる)ようにしてもよい。また、総獲得量の加算および獲得量の加算を同一のタイミングで行ったが、これらの加算のタイミングが異なる(タイミングがずれる)ようにしてもよい。また、総獲得量および獲得量の加算と、遊技補助表示器12での加算を同一のタイミングで行ったが、これら加算のタイミングが異なる(タイミングがずれる)ようにしてもよい。
【0163】
[上記実施形態が含む発明について]
なお、上記実施形態は、以下に示す手段1~手段14の発明を含むものである。
【0164】
(手段1)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
特定状態が終了するときに獲得可能量の表示の減算を終了させたときにおいて、獲得可能量の表示の表示態様を減算の終了以降、結果報知演出により遊技の結果が報知されるまで変化させない。
この構成によれば、獲得可能量に到達したことを遊技者に分かりやすくすることができる。
【0165】
(手段2)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
特定状態において特定演出画像を表示する画像表示手段を備え、
特定演出画像の表示領域は、特定領域と、該特定領域とは異なる所定領域とに区画されており、
特定領域のほうが所定領域よりも明度が暗くなっており、
獲得可能量、獲得量および総獲得量は特定領域で表示される(例えば、図19に示す部分)。
この構成によれば、獲得可能量の表示と獲得量および総獲得量の表示を遊技者が認識しやすくすることができる。
【0166】
(手段3)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
遊技用価値を用いて賭数を設定する賭数設定手段を備え、
特定状態では賭数を設定したときに遊技が開始可能となり、
賭数が設定されて遊技が開始されたときに賭数の設定に必要な遊技用価値の量を獲得量および総獲得量の表示から一括して減算する(例えば、図13(i)に示す部分)。
この構成によれば、賭数に必要な量の遊技用価値が減算されたことを遊技者が分かりやすくすることができる。
【0167】
(手段4)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
獲得可能量の表示が1単位毎に減算されるタイミングと、獲得量および総獲得量の表示が1単位毎に加算されるタイミングとが同一である(例えば、図10(d)~図12(h)に示す部分)。
この構成によれば、1単位分の遊技用価値を獲得して1単位分の遊技用価値が減算されたことを分かりやすくすることができる。
【0168】
(手段5)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
前記遊技制御手段からの情報に基づいて演出の制御を行う演出制御手段と、
前記遊技制御手段によって表示が制御され、遊技者に付与された遊技用価値の付与量を表示可能な付与価値表示手段とを備え、
獲得量および総獲得量の表示は前記演出制御手段によって表示が制御され、
遊技者に所定量の遊技用価値が付与されたときに付与量の表示を1単位毎に加算し、
獲得量および総獲得量の表示が1単位毎に加算されるタイミングと、付与量の表示が1単位毎に加算されるタイミングとが同一である(例えば、図10(d)~図12(h)に示す部分)。
この構成によれば、付与量の表示と、獲得量および総獲得量の表示とが矛盾しないため、遊技者が困惑することを防止できる。
【0169】
(手段6)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
特定状態は、第1特定状態(例えば、BB)と該第1特定状態よりも有利度が低い第2特定状態(例えば、RB)とを含み、
結果報知演出において特定量の獲得量を表示することが可能であり、
第1特定状態では、該第1特定状態が終了するときに獲得可能量の表示の減算を先行して終了させた後に獲得量および総獲得量の表示を特定量よりも少ない特別量まで加算させ、その後に結果報知演出を実行する(例えば、図23(a)~図24(b)に示す部分)。
この構成によれば、第1特定状態と第2特定状態で獲得量の表示の態様が変化するので遊技の興趣を向上させることができる。
【0170】
(手段7)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記総獲得量表示手段は、特定状態において所定事象が発生したときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し、
獲得量の表示が1単位毎に加算されるタイミングと、総獲得量の表示が1単位毎に加算されるタイミングとが同一である(例えば、図10(d)~図12(h)に示す部分)。
この構成によれば、獲得量と総獲得量の両方が増加していることを分かりやすくすることができる。
【0171】
(手段8)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
特定状態に制御されているときに発光可能な特定発光手段を備え、
結果報知演出が実行されているときに前記特定発光手段の消灯制御が開始され、特定状態の最終ゲームの次ゲームの開始操作が有効化されるまでに前記特定発光手段が消灯する(例えば、図15(n)~図18(t)に示す部分)。
この構成によれば、特定発光手段により特定状態の終了を示唆することができる。
【0172】
(手段9)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
可変表示部は、各々が識別可能な複数種類の識別情報が配置された表示帯を移動させることで変動表示可能であり、
特定状態に制御されているときに発光可能な特定発光手段と、
表示帯の背面側から光を照射する背面発光手段とを備え、
結果報知演出が実行された後に前記背面発光手段が消灯し、前記背面発光手段の消灯後かつ特定状態の最終ゲームの次ゲームの開始操作が有効化されるまでに前記特定発光手段が消灯する(例えば、図15(n)~図18(t)に示す部分)。
この構成によれば、背面発光手段、特定発光手段の順に消灯させることで特定状態が終了することを徐々に示唆することができる。
【0173】
(手段10)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
特定状態に制御されているときに発光可能な特定発光手段を備え、
結果報知演出が実行されているときに前記特定発光手段の消灯制御が開始され、特定状態の最終ゲームの次ゲームの開始操作が有効化されるまでに前記特定発光手段が消灯し(例えば、図15(n)~図18(t)に示す部分)、
前記特定発光手段の消灯制御は、特定状態中の点灯態様と異なる点灯態様で前記特定発光手段を点灯させ、その後に前記特定発光手段を消灯させる制御である(例えば、図15(n)~図18(t)に示す部分)。
この構成によれば、異なる点灯態様とすることで特定発光手段が消灯することを示唆することができる。すなわち、特定状態が終了することを徐々に示唆することができる。
【0174】
(手段11)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
導出を許容する表示結果を決定する事前決定手段と、
可変表示部の表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段とをさらに備え、
特定状態では複数回のゲームが行われ、
前記事前決定手段の決定結果が所定決定結果(例えば、ベル)であるときに所定操作態様(例えば、左第1停止操作)で前記導出操作手段が操作されたときは、所定量(例えば、15枚)の遊技量価値の付与を伴う所定表示結果が導出され(例えば、中段ベルの入賞)、
前記事前決定手段の決定結果が所定決定結果であるときに特定操作態様(例えば、左第1停止操作以外の停止操作)で前記導出操作手段が操作されたときは、所定量よりも少ない特定量(例えば、14枚)の遊技量価値の付与を伴う特定表示結果が導出され(例えば、上段ベルの入賞)、
特定状態の全ゲームで特定表示結果が導出されずに所定表示結果が導出されることにより特定状態での獲得量が最大獲得量とならず、
特定状態では特定表示結果が特定回数導出されることにより特定状態での獲得量が最大獲得量となり、
特定状態の特定回数と異なる回数のゲームで特定表示結果が導出されることにより特定状態での獲得量が最大獲得量とならず、
入賞が発生したときに入賞演出を実行する入賞演出実行手段を備え、
入賞演出は、第1入賞演出と第2入賞演出とを含み、
前記入賞演出実行手段は、
特定状態において所定表示結果が導出されるときに第1入賞演出を実行し、
特定状態での特定回数目のゲームにおいて特定表示結果が導出されるときに第2入賞演出を実行し、
特定状態において遊技用価値が付与された量が特定量となり得る最終ゲームまでに特定回数のゲームで特定表示結果が導出されている状況において該最終ゲームで特定表示結果が導出されたときに第1入賞演出を実行する(例えば、図20図21に示す部分)。
この構成によれば、特定状態の最終ゲームにおいて、最大獲得量を得られなかったことについてのミスが目立つことを防止することができる。
【0175】
(手段12)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
導出を許容する表示結果を決定する事前決定手段と、
可変表示部の表示結果を導出させる際に操作される導出操作手段とをさらに備え、
特定状態では複数回のゲームが行われるように特定量が設定されており、
前記事前決定手段の決定結果が所定決定結果(例えば、ベル)であるときに所定操作態様(例えば、左第1停止操作)で前記導出操作手段が操作されたときは、所定量(例えば、15枚)の遊技量価値の付与を伴う所定表示結果が導出され(例えば、中段ベルの入賞)、
前記事前決定手段の決定結果が所定決定結果であるときに特定操作態様(例えば、左第1停止操作以外の停止操作)で前記導出操作手段が操作されたときは、所定量よりも少ない特定量(例えば、14枚)の遊技量価値の付与を伴う特定表示結果が導出され(例えば、上段ベルの入賞)、
特定状態の全ゲームで特定表示結果が導出されずに所定表示結果が導出されることにより特定状態での獲得量が最大獲得量とならず、
特定状態の特定回数のゲームで特定表示結果が導出されることにより特定状態での獲得量が最大獲得量となり、
特定状態の特定回数と異なる回数のゲームで特定表示結果が導出されることにより特定状態での獲得量が最大獲得量とならず、
入賞が発生したときに入賞演出を実行する入賞演出実行手段を備え、
入賞演出は、第1入賞演出と第2入賞演出とを含み、
前記入賞演出実行手段は、
特定状態において所定表示結果が導出されるときに第1入賞演出を実行し、
特定状態での特定回数目のゲームにおいて特定表示結果が導出されるときに第2入賞演出を実行し、
特定状態において遊技用価値が付与された量が特定量となり得る最終ゲームまでに特定回数のゲームで特定表示結果が導出されている状況において該最終ゲームで特定表示結果が導出されたときに第1入賞演出を実行し(例えば、図20図21に示す部分)、
前記入賞演出実行手段は、特定状態において遊技用価値が付与された量が特定量となり得る最終ゲームまでに特定表示結果が導出されていない状況において該最終ゲームで所定表示結果が導出されたときに第1入賞演出を実行し、
前記報知演出実行手段は、該第1入賞演出の実行後に結果報知演出を実行する
この構成によれば、最大獲得量を得るための技術介入をしていないときにも共通の第1入賞演出とすることで、最大獲得量を得られなかったことについてのミスが目立つことを防止することができる。
【0176】
(手段13-1)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、前記結果画像と異なる関連画像を表示し、前記関連画像を表示してから所定期間経過したときに前記結果画像を表示する。
この構成によれば、遊技の結果を示す結果画像の表示を目立たせることができることから、結果画像への注目を集めることができる。したがって、結果画像を効果的に表示できる。
【0177】
(手段13-2)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、前記結果画像と異なる関連画像を表示し、前記関連画像を表示してから所定期間経過したときに前記結果画像を表示し、
前記関連画像を表示してから前記所定期間経過するまでに、該関連画像の表示に関連する音を出力する音出力手段をさらに備える。
このような構成によれば、結果画像の表示が行われる前に、関連画像の表示に関連する音が出力されることから、この音の出力により結果画像の表示が阻害されることを防止できる。
【0178】
(手段13-3)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、前記結果画像と異なる関連画像を表示し、前記関連画像を表示してから所定期間経過したときに前記結果画像を表示し、
前記関連画像を表示してから前記所定期間経過するまでに、該関連画像の表示に関連する演出を実行する演出実行手段をさらに備える。
このような構成によれば、結果画像の表示が行われる前に、関連画像の表示に関連する音が出力されることから、この音の出力により結果画像の表示が阻害されることを防止できる。
【0179】
(手段13-4)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、
前記結果画像と異なる関連画像を表示し、前記関連画像を表示してから所定期間経過したときに前記結果画像を表示し、
前記結果画像として、複数の結果画像を段階的に表示する。
このような構成によれば、複数の結果画像それぞれに対して遊技者からの注目を集めることができる。
【0180】
(手段13-5)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、
前記結果画像と異なる関連画像を表示し、前記関連画像を表示してから所定期間経過したときに前記結果画像を表示し、
前記関連画像とは異なる画像の明度よりも低い明度で、前記関連画像を表示する。
このような構成によれば、関連画像の明度が低くなることから、結果画像を目立たせることができる。したがって、結果画像への注目を集めることができる。
【0181】
(手段13-6)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、
前記結果画像と異なる関連画像を表示し、前記関連画像を表示してから所定期間経過したときに前記結果画像を表示し、
前記関連画像として所定画像が移動する関連画像を、前記関連画像を表示してから前記所定期間経過するまでに表示し、
前記関連画像として前記所定画像が移動しない画像を、前記所定期間経過したときに表示する(たとえば、図3などに示すように、扉画像22が移動しない画像を背景画像23として表示する)。
このような構成によれば、関連画像として前記所定画像が移動しない画像が表示されているときに、結果画像を表示することから、結果画像への注目を集めることができる。
【0182】
(手段13-7)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、前記結果画像と異なる関連画像を表示し、前記関連画像を表示してから所定期間経過したときに前記結果画像を表示し、
遊技の進行を制御する手段であって、コマンドを送信する遊技制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
コマンドに基づいて、演出を制御する演出制御手段(たとえば、サブ制御部91)とをさらに備え、
前記演出制御手段は、
前記表示手段と、
前記関連画像を表示する条件が成立したことを特定可能なコマンドを受信してから、前記所定期間の経過を計測する計測手段とを含み、
前記表示手段は、前記計測手段により前記所定期間の経過が計測されたときに、前記結果画像を表示する。
このような構成によれば、演出を制御する演出制御手段が、所定期間の経過を計測することから、結果画像の表示タイミングの管理を容易にできる。
【0183】
(手段13-8)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、前記結果画像と異なる関連画像を表示し、前記関連画像を表示してから所定期間経過したときに前記結果画像を表示し、
前記結果画像の表示に関する演出であって、特定態様で発光手段を発光させる発光演出を実行する発光演出実行手段をさらに備え、
前記発光演出実行手段は、特定期間に亘って前記発光演出を実行した後に、前記発光手段の発光態様を一定態様とする。
このような構成によれば、特定態様で発光手段を発光させる発光演出の発光態様が、特定期間に亘って実行された後には、一定態様となることから、発光手段の制御負担が軽減される。
【0184】
(手段14-1)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、所定領域に前記結果画像と異なる特殊画像を表示した後、該所定領域に前記結果画像を表示する。
このような構成によれば、遊技の結果を示す結果画像の表示を目立たせることができることから、結果画像への注目を集めることができる。したがって、結果画像を効果的に表示できる。
【0185】
(手段14-2)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、所定領域に前記結果画像と異なる特殊画像を表示した後、該所定領域に前記結果画像を表示し、
前記特殊画像は、前記結果画像よりも明度が大きい。
このような構成によれば、特殊画像への注目を集めることができ、該特殊画像が表示される領域に結果画像も表示されることから、結果として、該結果画像への注目を集めることができる。
【0186】
(手段14-3)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、所定領域に前記結果画像と異なる特殊画像を表示した後、該所定領域に前記結果画像を表示し、
前記所定領域を含む領域であって、前記特殊画像とは異なる画像が表示される全体表示領域(たとえば、液晶表示器51の全体表示領域)をさらに有し、
前記表示手段は、前記全体表示領域の特定領域から前記所定領域に前記特殊画像を移動させる態様で表示させて、該所定領域に前記特殊画像を表示する。
このような構成によれば、特殊画像への注目を集めることができ、該特殊画像が表示される領域に結果画像も表示されることから、結果として、該結果画像への注目を集めることができる。
【0187】
(手段14-4)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、
所定領域に前記結果画像と異なる特殊画像を表示した後、該所定領域に前記結果画像を表示し、
前記結果画像と異なる関連画像を表示し、前記関連画像を表示してから所定期間経過したときに前記結果画像を表示する。
このような構成によれば、結果画像の表示を目立たせることができることから、結果画像への注目を集めることができる。
【0188】
(手段14-5)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、所定領域に前記結果画像と異なる特殊画像を表示した後、該所定領域に前記結果画像を表示し、
遊技の進行を制御する手段であって、コマンドを送信する遊技制御手段(たとえば、メイン制御部41)と、
コマンドに基づいて、演出を制御する演出制御手段(たとえば、サブ制御部91)とをさらに備え、
前記演出制御手段は、
前記表示手段と、
前記関連画像を表示する条件が成立したことを特定可能なコマンドを受信してから、前記所定期間の経過を計測する計測手段とを含み、
前記表示手段は、前記計測手段により前記所定期間の経過が計測されたときに、前記結果画像を表示する。
このような構成によれば、演出を制御する演出制御手段が、所定期間の経過を計測することから、結果画像の表示タイミングの管理を容易にできる。
【0189】
(手段14-6)遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1)において、
特定状態(例えば、BB)に制御する特定状態制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
特定量(例えば、345枚)の遊技用価値(例えば、メダル)が付与されたときに特定状態を終了させる特定状態終了手段(例えば、メイン制御部41)と、
情報を表示する表示手段(例えば、液晶表示器51)と、を備え、
前記表示手段は、
特定状態において獲得可能な遊技用価値の獲得可能量(例えば、獲得可能枚数表示61)と、
特定状態において獲得した遊技用価値の獲得量(例えば、獲得枚数表示63)と、
特定状態よりも前の所定期間において獲得した遊技用価値の獲得量に該特定状態で獲得した遊技用価値の獲得量を加算した総獲得量(例えば、総獲得枚数表示62)と、
特定状態が終了するときに特定状態での遊技の結果を特定可能な結果画像と、を表示可能であり、
前記表示手段は、さらに、獲得量よりも総獲得量を大きく表示し(例えば、図9に示す部分)、
前記表示手段は、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得可能量の表示を1単位毎に減算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
特定状態において所定量の遊技用価値が付与されたときに総獲得量の表示を1単位毎に加算し(例えば、図10図12に示す部分)、
前記表示手段は、所定量の遊技用価値が付与されることで特定状態が終了するときに、獲得可能量の表示の減算を終了した後に獲得量および総獲得量の表示の加算を終了し、獲得量および総獲得量の表示の加算を終了した後に結果画像を表示し(例えば、図13(i)~図18(t))、
前記表示手段は、所定領域に前記結果画像と異なる特殊画像を表示した後、該所定領域に前記結果画像を表示し、
前記結果画像の表示に関する演出であって、特定態様で発光手段を発光させる発光演出を実行する発光演出実行手段をさらに備え、
前記発光演出実行手段は、特定期間に亘って前記発光演出を実行した後に、前記発光手段の発光態様を一定態様とする。
このような構成によれば、特定態様で発光手段を発光させる発光演出の発光態様が、特定期間に亘って実行された後には、一定態様となることから、発光手段の制御負担が軽減される。
【0190】
以上、本発明の実施例及び変形例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0191】
[遊技機について]
上述した遊技機1は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を複数備え、可変表示部を変動表示した後、可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシンであってもよい。上述した遊技機1は、各々が識別可能な複数種類の識別情報の変動表示の結果に応じて、遊技者にとって有利な大当り遊技状態に制御可能なパチンコ遊技機であってもよい。
【0192】
前記実施例及び変形例では、本発明を遊技用価値としてメダル並びにクレジットを用いて賭数が設定されるスロットマシンに適用した例について説明したが、遊技用価値として遊技球を用いて賭数を設定するスロットマシンや、遊技用価値としてクレジットのみを使用して賭数を設定する完全クレジット式のスロットマシンに適用しても良い。遊技球を遊技用価値として用いる場合は、例えば、メダル1枚分を遊技球5個分に対応させることができ、前記実施例で賭数として3を設定する場合は、15個の遊技球を用いて賭数を設定するものに相当する。
【0193】
さらに、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のうちいずれか1種類のみを用いるものに限定されるものではなく、例えば、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値を併用できるものであっても良い。すなわち、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のいずれを用いても賭数を設定してゲームを行うことが可能であり、かつ入賞の発生によってメダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のいずれをも払い出し得るスロットマシンを適用しても良い。
【符号の説明】
【0194】
1 スロットマシン
2L、2C、2R リール
6 MAXBETスイッチ
7 スタートスイッチ
8L、8C、8R ストップスイッチ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26