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  • 特許-玉房を備えたリバーシブルビーニー帽 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-07
(45)【発行日】2022-10-18
(54)【発明の名称】玉房を備えたリバーシブルビーニー帽
(51)【国際特許分類】
   A42B 1/00 20210101AFI20221011BHJP
   A42B 1/04 20210101ALI20221011BHJP
   A42B 1/16 20060101ALI20221011BHJP
   A42C 5/00 20060101ALI20221011BHJP
【FI】
A42B1/00 W
A42B1/04 Z
A42B1/16 A
A42C5/00 G
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2019548558
(86)(22)【出願日】2017-03-07
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-03-26
(86)【国際出願番号】 CN2017075897
(87)【国際公開番号】W WO2018161258
(87)【国際公開日】2018-09-13
【審査請求日】2019-10-31
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】518012320
【氏名又は名称】シャンハイ パシフィック ハット マニュファクチャリング カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】ワルシャワ ジョシュア
(72)【発明者】
【氏名】スン ヤン
(72)【発明者】
【氏名】ツァイ チャ-チン
【審査官】原田 愛子
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3141358(JP,U)
【文献】登録実用新案第3052144(JP,U)
【文献】米国特許第02038398(US,A)
【文献】独国実用新案第202013002012(DE,U1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A42B 1/201
A42B 1/04
A42C 5/00
A42B 1/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リバーシブル帽子を組み立てる方法であって、
第1の形態と第2の形態との間で調節可能なリバーシブル帽子本体であって、この帽子本体の前記第1の形態で外面及び内面にそれぞれ対応して、前記帽子本体の前記第2の形態で内面及び外面にそれぞれ対応する第1の面及び反対側の第2の面を有し、前記第1の面から前記第2の面まで延びる貫通孔を有する帽子本体を準備する段階と、
玉房を準備する段階と、
前記玉房を前記帽子本体に接続して、前記帽子本体が前記第1の形態又は前記第2の形態である時、接続された玉房を前記外面の又は外面の上の前記貫通孔の上に位置決めするために、前記貫通孔を通って前記接続された玉房の移動を可能にする段階と、
を含み、
前記貫通孔は、前記帽子本体の頂部上に位置決めされることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記帽子本体は、前記第1の形態と第2の形態との間で調節するために内側から外側にひっくり返すように構成される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記帽子本体は、少なくとも2又は3以上の層で形成され、前記貫通孔は、この層を通って延びる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の面及び前記第2の面は、異なるパターンを有する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記帽子本体は、前記貫通孔に隣接する補強領域であるオーバーロックを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記帽子本体は、糸を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記玉房は、それに2本の紐を接続するように構成され、
前記玉房を接続する段階は、
前記貫通孔に近接する位置で前記2本の紐を前記帽子本体に接続する段階、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記2本の紐は、前記帽子本体の前記貫通孔の周囲で両側の2つの対応する位置で前記帽子本体と係合する、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記帽子は、ビーニー帽である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
第1の形態と第2の形態との間で調節可能なリバーシブル帽子本体であって、この帽子本体の前記第1の形態で外面及び内面にそれぞれ対応して、前記帽子本体の前記第2の形態で内面及び外面にそれぞれ対応する第1の面及び反対側の第2の面を有し、前記第1の面から前記第2の面まで延びる貫通孔を有する帽子本体と、
前記帽子本体に接続して、前記帽子本体が前記第1の形態又は前記第2の形態である時、接続された玉房を前記外面の又は前記外面の上の前記貫通孔の上に位置決めするために、前記貫通孔を通って前記接続された玉房の移動が可能である玉房と、
を含み、
前記貫通孔は、前記帽子本体の頂部上に位置決めされることを特徴とする帽子。
【請求項11】
前記帽子本体は、前記第1の形態と第2の形態との間で調節するために内側から外側にひっくり返すように構成される、請求項10に記載の帽子。
【請求項12】
前記帽子本体は、少なくとも2又は3以上の層で形成され、前記貫通孔は、この層を通って延びる、請求項10に記載の帽子。
【請求項13】
前記第1の面及び前記第2の面は、異なるパターンを有する、請求項10に記載の帽子。
【請求項14】
前記帽子本体は、前記貫通孔に隣接する補強領域であるオーバーロックを含む、請求項10に記載の帽子。
【請求項15】
前記帽子本体は、糸を含む、請求項10に記載の帽子。
【請求項16】
前記玉房は、前記貫通孔に近接する位置で前記帽子本体に接続される2本の紐を接続している、請求項10に記載の帽子。
【請求項17】
前記2本の紐は、帽子本体の前記貫通孔の周囲で両側の2つの対応する位置で前記帽子本体と係合する、請求項16に記載の帽子。
【請求項18】
前記帽子は、ビーニー帽である、請求項10に記載の帽子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の開示は、帽子、より具体的には、玉房を備えたリバーシブルビーニー帽と、リバーシブルビーニー帽の製造方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
帽子は、様々な構成要素を含むことができる。1つのタイプの帽子は、玉房を含むことができるビーニー帽である。ビーニー帽は、典型的に一様式で製造される。すなわち、ユーザが異なる様式に興味がある場合に、彼らは、別のビーニー帽を購入しなければならない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
リバーシブル帽子及びそれを組み立てる方法を提供する。ビーニー帽のようなリバーシブル帽子は、リバーシブル帽子本体と、それに接続された玉房のようなアクセサリとを含む。リバーシブル帽子本体は、第1の形態と第2の形態との間で調節可能である。帽子本体は、第1の面と反対側の第2の面とを有する。第1及び第2の面は、帽子本体の第1の形態ではそれぞれ外面及び内面に、かつ帽子本体の第2の形態ではそれぞれ内面及び外面に対応する。帽子本体は、第1の面から第2の面まで延びる貫通孔を有する。玉房は、帽子本体に接続されるように構成され、帽子本体が第1の形態又は第2の形態にある時に、接続された玉房を外面の又は外面の上の開口部の上に位置決めするために、貫通孔を通って接続された玉房の移動を可能にする。
【0004】
様々な例示的実施形態では、帽子本体は、内側から外側にひっくり返す又はロールオーバーして第1及び第2の形態との間で調節するように構成される。帽子本体は、少なくとも2又は3以上の層で形成することができ、貫通孔は、層を通って延びる。第1及び第2の面は、異なるパターンを有することができる。帽子本体は、貫通孔に隣接する補強領域であるオーバーロックを含むことができる。帽子本体は、糸から成ることができる。貫通孔は、帽子本体の頂部上に位置決めすることができる。
【0005】
更に、様々な例示的実施形態では、玉房は、貫通孔に近接する位置で帽子本体に接続された2本の紐をそれに接続させるように構成することができる。2本の紐は、帽子の貫通孔の周囲で両側の2つの対応する位置で帽子本体に係合することができる。
【0006】
様々な例示的実施形態の説明を添付の図面と共に解説する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の開示の例示的実施形態による玉房を備えたビーニー帽のようなリバーシブル帽子の第1の形態の実施例の斜視図である。
図2】本発明の開示の例示的実施形態により帽子が裏返された時の図1のリバーシブル帽子の第2の形態の実施例の斜視図である。
図3】本発明の開示の例示的実施形態による図1及び図2のリバーシブル帽子を組み立てるための例示的作動を示す図である。
図4】本発明の開示の例示的実施形態による図1及び図2のリバーシブル帽子を組み立てるための例示的作動を示す図である。
図5】本発明の開示の例示的実施形態による図1及び図2のリバーシブル帽子を組み立てるための例示的作動を示す図である。
図6】本発明の開示の例示的実施形態による第1及び第2の形態間の図1及び図2の帽子を裏返すための例示的作動を示す図である。
図7】本発明の開示の例示的実施形態による第1及び第2の形態間の図1及び図2の帽子を裏返すための例示的作動を示す図である。
図8】本発明の開示の例示的実施形態による図1及び図2でのようなリバーシブル帽子を製造する又は組み立てる工程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1及び図2は、移動可能又は再位置決め可能であるアクセサリ又は飾り付けを備えたリバーシブル帽子100の例を示している。図1及び図2に示すように、帽子100は、帽子本体110と、玉房150のようなアクセサリ又は飾り付けとを含む。この例では、帽子100は、ビーニー帽である。玉房150は、帽子本体110の上部及び/又は中心部分、例えば、帽子本体110の上部又は頂点で移動可能に接続される。帽子本体110は、図1に示すような第1の面112及び図2に示すような反対側の第2の面114と、底縁116(例えば、縁部又はリム)とを含む。
【0009】
帽子本体110は、図1での第1の形態と図2での第2の形態との間でリバーシブルである。第1の形態では、帽子本体110は、帽子本体110のそれぞれ外面及び内面として第1の面112及び第2の面114を用いて構成される。第2の形態では、帽子本体110は、帽子本体110のそれぞれ内面及び外面として第1の面112及び第2の面114を用いて構成される。帽子本体110は、例えば、帽子本体110を内側から外側にひっくり返す又はロールオーバーすることにより(例えば、帽子を裏表に反転するなど)、第1の形態から第2の形態に又はその逆に裏返すことができる。
【0010】
いずれの構成でも、玉房150は、帽子本体110の外面又は外面の上に位置決めする又は再位置決めすることができる。以下でより詳細に説明するように、帽子本体110は、第1の面112及び第2の面114の間に貫通孔(例えば、図3の貫通孔130を参照)を含み、貫通孔を通って玉房150は、接続された時には第1又は第2の形態にあるか否かに関わらず、帽子本体110の外面の又は外面の上の貫通孔の上にその位置決めのために移動可能である。
【0011】
図1及び図2に更に示すように、帽子本体110は、この例では半球形状(例えば、ドーム形状)などを有し、かつ布地又はビーニー帽のような帽子に適切な他の材料で形成される。布地は、織布又は編物のような不織布とすることができる。一例では、布地は、糸(例えば、アクリル糸、羊毛糸、マイクロファイバ糸、綿糸、又はあらゆる他のタイプの糸など)である。帽子本体110は、同じか又は異なる布地又は材料で作られる又は形成することができる1、2、又は3以上の層で形成することができる。第1の面112及び第2の面114(及びそれらの対応する層)は、同じパターン又は異なるパターン(例えば、図1及び2)を有することができる。
【0012】
玉房150は、帽子100上の装飾的特徴部又はアクセサリとすることができ、かつ繊維材料を備えた玉又は房の形態を取ることができる。玉房150は、例えば、アクリル、ウール、マイクロファイバ、綿、又はビーニー帽のような帽子に使用するのに適する他の材料で作ることができる。玉房150は、圧縮状態まで圧縮されるか、又は拡張された又は毛羽立った状態まで拡張することができる。玉房150は、帽子100上に玉房150を再位置決めするために帽子本体110上で圧縮されて貫通孔に押し通すことができる。玉房150は、貫通孔よりも大きい拡張又は毛羽立ち状態にある時のような直径又は幅を有することができ、かつ帽子本体110の外面又は外面の上に位置決めされた時に貫通孔を覆うことができる。
【0013】
図3から図5は、図1及び図2のリバーシブル帽子100のようなリバーシブル帽子を組み立てる又は製造するための例示的作動を示している。図3は、帽子本体110と玉房150とを含む帽子100の分解組立図を示している。この例では、帽子100は、玉房150への一端上に接続される又は接続されることになる複数の紐又は数本の紐152、例えば、2本の紐を更に含む。図3に示すように、帽子本体110は、貫通孔130を定める内側リム又は内縁のようなオーバーロック120を含む。オーバーロック120は、貫通孔130に近接する又は隣接する領域又は区域であり、かつ例えば縫合、縫い付け、又は裾縫い(例えば、縫合、縫い付け、又は裾縫いされた領域)、又は他の布地補強技術(例えば、布テープ、コーティングなど)を用いるなどで補強される。貫通孔130は、円形、楕円形、又は適切な他の形状、及び玉房150に対するサイズを有することができる切り抜きとすることができる。
【0014】
図4に示すように、玉房150は、数本の紐152を使用して帽子本体110に接続される。例えば、参照番号300によって反映されるように、各本の紐152の自由端は、帽子本体110のオーバーロック120内の開口部122を通って帽子本体110に係合し、かつ次に玉房150を帽子本体110に接続する又は固定するために結ばれて又は結び目を付けられて又は固定されて接合部を形成する。この例では、2本の紐152が、帽子本体110の貫通孔130の周囲で両側の2つの位置で帽子本体110に係合する。2本の紐152が示されているが、玉房150を帽子本体110に接続するのにあらゆる本数の紐152を使用することができることを理解しなければならない。
【0015】
玉房150に接続された帽子本体110を備えた帽子100の例は、帽子100が第1の形態にある図5に示されている。図5に示すように、接続された時に玉房150は、外面(この場合は第1の面112)又は外面の上、かつ貫通孔130を覆うように貫通孔130の上に位置決めすることができる。玉房150の一部分、例えば、底部分は、貫通孔130に着座してそれを覆うことができる。
【0016】
図6から図7は、帽子100を図1に示すような第1の形態から図2に示すような第2の形態まで裏返す例示的作動を示している。図6の参照番号610では、帽子100は、第1の面112が外面である第1の形態で示されている。参照番号620では、玉房150は、他方の側、例えば、現在は内面であって図示されていない第2の面114まで貫通孔130を通して玉房150を押すことにより、貫通孔130を通して移動される。参照番号630では、玉房150は、他方の側、例えば、第2の面114に又その上に位置決めされる。玉房150は、この例では、2本の紐152と接続される。例えば、参照番号630に示すように、2本の紐152の各々の一部分は、玉房150を帽子本体110に接続するために結び目が作られ又は結び付けられ又は固定されて接合部154を形成する。玉房150は、接続された時の玉房150の帽子本体の第1の面112又は第2の面114の又はその上、及び貫通孔130の上の位置決めのために、貫通孔130を通って移動を可能にするのに十分な緩み又は柔軟性を用いて帽子本体110に接続される。
【0017】
従って、図7の参照番号640によって示すように、帽子100は、帽子本体110が第2の面114が外面になって第1の面112が内面になる第2の形態になるまで帽子本体110を内側から外側にひっくり返す又はロールオーバーすることにより、底縁116から裏返すことができる。帽子100は、接続された玉房150がこの場合は第2の面114である外面又は外面の上に位置決めされた参照番号650での第2の形態で示されている。第2の形態での帽子100は、次に、図2に示すようにユーザの頭部上に着用することができる。上述のこれらの作動は、帽子100を第1の形態に再度裏返すために繰返すことができ、これは、次に、図1に示すようにユーザの頭部上に着用することができる。
【0018】
図800は、図1及び図2に示されている帽子100のようなリバーシブル帽子が組み立てられる又は製造される例示的工程800の流れ図である。
【0019】
参照番号802では、第1の形態と第2の形態との間で調節可能なリバーシブル帽子本体(例えば、110)が与えられている。帽子本体は、第1の面及び反対側の第2の面と、第1の面から第2の面まで延びる貫通孔とを有する。第1の面及び第2の面は、帽子本体の第1の形態でのそれぞれ外面及び内面に対応し、帽子本体の第2の形態でのそれぞれ内面及び外面に対応する。帽子本体は、第1の面から第2の面まで延びる貫通孔を有する。
【0020】
参照番号804では、玉房(例えば、150)のような帽子アクセサリが与えられている。
【0021】
参照番号806では、玉房は、帽子本体に接続されて、帽子本体が第1の形態又は第2の形態である時、接続された玉房を外面の又は外面の上の開口部の上に位置決めするために、貫通孔を通って接続された玉房の移動を可能にする。例えば、玉房は、1又は2以上の紐又は数本の紐(例えば、2つ)、又は帽子本体の外面の又は外面の上の貫通孔の上の位置へ貫通孔を介して玉房の移動を可能にするために十分な緩み又は柔軟性を提供する他の接続機構(例えば、ファスナ)を使用して接続することができる。
【0022】
本明細書に図示して説明した帽子を製造する又は操作する/裏返すためなどの帽子及び様々な方法又は工程を例として与えたことを理解しなければならない。本明細書の様々な方法又は工程作動は、他の作動との組合せで又は作動の一部又は全てを用いて異なる順序で実行することができる。
【0023】
帽子は、織又は不織材料で形成された1、2,又は3以上の層を備えた帽子本体を含むことができることを理解しなければならない。図1及び図2での帽子は、特定タイプのビーニー帽として示されているが、この製造技術は、他のタイプのビーニー帽又は玉房を備えて異なる又は様々なサイズ、形状、及び構成を有する帽子を組み立てる又は製造するのに使用することができる。帽子は、他の構成要素を含む場合がある。
【0024】
玉房は、帽子本体の貫通孔を通る玉房の移動と、帽子の外面の又は外面の上の貫通孔の上にその位置決めとを可能にするために十分な緩み又は柔軟性を提供する様々な接続機構(例えば、ファスナ又は締結機構)など使用して帽子本体に接続することができる。紐などを使用する時に、紐の一部分を受け入れるためのオーバーロック又は帽子本体内の開口部は、プレ成形することができる(例えば、切り抜き、開口部又は空間を有して織られる又は編まれる)。玉房及び貫通孔は、帽子本体の上部、中心部分、又は帽子本体のあらゆる望ましい部分に位置決めすることができる。1本(数本)の紐は、玉房又は帽子本体と同じ又は類似の材料で形成することができ、又は弾性又は非弾性材料で形成することができる。帽子はまた、本明細書に説明するように1又は2以上の玉房及び1又は2以上の貫通孔を含むことができる。
【0025】
「約」、「ほぼ」、及び「実質的に」などのような程度の言葉は、「言及する状況に固有の製造、設計、及び材料公差が与えられた時のそこで又はほぼそこで」の意味に本明細書で使用され、かつ正確又は絶対的な数値及び作動的又は構造的関係が本発明を理解する支援として言及される本発明の開示を悪徳な侵害者が不当に利用することを防ぐのに使用される。
【0026】
本発明の開示の特定の実施形態及び用途を図示して説明したが、本発明の開示は本明細書に開示する構成及び組成通りには限定されないこと、及び様々な修正、変更、及び変形は本発明から逸脱することなく以上の説明から明らかとすることができることは理解されるものとする。
【符号の説明】
【0027】
100 帽子
110 帽子本体
122 開口部
150 玉房
152 紐
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8