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▶ ロッキー技研株式会社の特許一覧

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  • 特許-バーナーノズル 図1
  • 特許-バーナーノズル 図2
  • 特許-バーナーノズル 図3
  • 特許-バーナーノズル 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-11
(45)【発行日】2022-10-19
(54)【発明の名称】バーナーノズル
(51)【国際特許分類】
   F23G 7/05 20060101AFI20221012BHJP
   F23D 11/10 20060101ALI20221012BHJP
【FI】
F23G7/05 G ZAB
F23D11/10 B
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2019172281
(22)【出願日】2019-09-03
(65)【公開番号】P2021038910
(43)【公開日】2021-03-11
【審査請求日】2021-08-13
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519343054
【氏名又は名称】ロッキー技研株式会社
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 正幸
【審査官】豊島 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-045776(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F23G 7/05
F23D 11/00 - 11/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料を供給するための、円管形状を有する燃料パイプと、前記燃料を噴射するための、前記燃料パイプよりも内径が大きい円管形状を有する噴射パイプを備え、前記燃料パイプと前記噴射パイプの間に、前記噴射パイプの径よりも径が大きく、前記燃料パイプと前記噴射パイプの内周部に連通した円盤形状の中空部を有する円盤部材が接合され、前記円盤形状の中空部の内周の接線方向に空気を吹き込むための空気吹き込み口を有することを特徴とするバーナーノズル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油焚きバーナーのノズルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
油焚きバーナーのノズルは、その先端に小さい穴をあけ、燃料を高圧ポンプを使用して高圧にして、小さな穴から噴射して、霧状になった状態に着火して使用しております。
【0003】
しかし、バーナーのノズルの穴が小さいので、小さい異物でも穴が詰まってしまい、異物のある廃油等は使用できなかった。
【0004】
また、下水油と称する油(食堂やホテル、食品工場のグリーストラップ等に溜まった油は、食品くず等が混ざり、腐っていて、ほとんどが異物だらけで匂いも大変臭い油)は、バーナーの燃料として使えず、廃棄しております。
【0005】
この改善策として、廃油や下水油を燃料として使用するため、前もって大きい異物(食
に調整する。
【0006】
燃料パイプの内径を廃油や下水油の異物が通過できる大きさにして霧状に噴射する方法がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
解決しようとする問題点は、燃料パイプや噴射パイプの穴を異物が通過できる大きさに大きくしただけでは霧状にならない点である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、直線状に並んだ燃料パイプと噴射パイプの手前(中間部)にドーナツ状、または、筒状の筐体を設け、その筐体に空気吹き込み口を外輪に設け、高圧空気を外輪に沿って吹き込むことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明のバーナーのノズルは、燃料パイプを通過できる異物であれば、混入していても問題なく噴射、霧状化でき、今まで廃棄していた廃油や下水油がリサイクル燃料として利用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】は、ノズルの実施方法を示した説明図である。(実施例1)
図2】は、ノズルの実施方法を示した断面図である。
図3】は、ノズルの噴射パイプ側から見た側面図である。
図4】は、ノズルの送油パイプ側から観た側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
異物の混入した廃油や下水油を燃料として利用する目的を、最小限の部品点数で、大きさをできるだけ小さくして実現した。
【実施例
【0012】
図1]は、本発明装置の1実施例の説明図である。
図2]は、本発明装置の断面図である。
図3]は、本発明の噴射パイプ側から観た側面図である。
図4]は、本発明の燃料パイプ側から観た側面図である。
【使用の方法】
【0013】
図1において、中間部の筐体2に燃料パイプ1から燃料(廃油、下水油)5を送油、空気吹き込み口4から高圧空気6を吹き込むと、筐体2内で高圧空気は外輪7に沿って回転し、噴射パイプ3内で燃料と混合し、噴射パイプ3から勢いよく霧状8に燃料が噴射されます。
【符号の説明】
【0014】
1、 燃料パイプ
2、 筐体
3、 噴射パイプ
4、 空気吹き込み口
5、 燃料(廃油、下水油)
6、 高圧空気
7、 筐体の外輪
8、 霧状に噴射された燃料
図1
図2
図3
図4