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  • 特許-付着物試験装置 図1
  • 特許-付着物試験装置 図2
  • 特許-付着物試験装置 図3
  • 特許-付着物試験装置 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-11
(45)【発行日】2022-10-19
(54)【発明の名称】付着物試験装置
(51)【国際特許分類】
   G01N 1/02 20060101AFI20221012BHJP
【FI】
G01N1/02 A
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2018190919
(22)【出願日】2018-10-09
(65)【公開番号】P2020060420
(43)【公開日】2020-04-16
【審査請求日】2021-09-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000000099
【氏名又は名称】株式会社IHI
(74)【代理人】
【識別番号】110000936
【氏名又は名称】弁理士法人青海国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】丸谷 洋一
(72)【発明者】
【氏名】山田 剛
(72)【発明者】
【氏名】中島 勇人
【審査官】高田 亜希
(56)【参考文献】
【文献】特開昭59-198341(JP,A)
【文献】特開2002-365203(JP,A)
【文献】実開昭49-052589(JP,U)
【文献】特開平04-213042(JP,A)
【文献】実開昭55-097638(JP,U)
【文献】米国特許第06019946(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 1/00 - 1/44
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
排気流路に設けられ、第1付着面および前記第1付着面と異なる位置に配される第2付着面を少なくとも有する捕集部材と、
前記第1付着面と前記第2付着面との温度を異ならせる温度調整部と、
を備える付着物試験装置。
【請求項2】
前記温度調整部は、
前記第1付着面側を加熱する加熱部と、
前記第2付着面側を冷却する冷却部と、
を含む請求項1に記載の付着物試験装置。
【請求項3】
前記捕集部材は、前記第1付着面側と前記第2付着面側とに分割可能である
請求項1または2に記載の付着物試験装置。
【請求項4】
流路断面積の異なる複数の内部流路が形成された流路形成部を備え、
前記捕集部材は、前記複数の内部流路に設けられる
請求項1から3のいずれか1項に記載の付着物試験装置。
【請求項5】
前記捕集部材は、
排気ガスの流れの上流側ほど、前記排気ガスの流れに垂直な断面積が小さくなる湾曲部
を有する請求項1から4のいずれか1項に記載の付着物試験装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、付着物試験装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エンジン、タービン、ボイラーなどの排気ガスには、オイルミストや燃焼生成物などが含まれる。排気流路の内壁面や排気流路中の部材に、これらの物質が付着する。例えば、特許文献1には、EGRシステムが設けられたエンジンの吸気通路への付着物を試験するための試験装置が記載されている。この試験装置では、排気ガスと吸気が混合された混合気が引き込まれる試験用流路中に、回転ドラムが設けられる。回転ドラムの表面には、試験片が設置される。回転ドラム内部に設けられたヒータにより、試験片の温度が調整可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開昭59-198341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
排気流路(EGRシステム付きの吸気流路を含む)における位置によっては、内壁面や各部材の温度が異なる。そのため、上記の特許文献1に記載の試験装置では、温度の異なる複数の位置を模擬した試験を行う場合、試験回数が多くなってしまう。そのため、温度などの条件の異なる試験を行う際に、試験回数を抑制する技術の開発が希求される。
【0005】
本開示は、試験回数を抑制することが可能な付着物試験装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の付着物試験装置は、排気流路に設けられ、第1付着面および第1付着面と異なる位置に配される第2付着面を少なくとも有する捕集部材と、第1付着面と第2付着面との温度を異ならせる温度調整部と、を備える。
【0007】
温度調整部は、第1付着面側を加熱する加熱部と、第2付着面側を冷却する冷却部と、を含んでもよい。
【0008】
捕集部材は、第1付着面側と第2付着面側とに分割可能であってもよい。
【0009】
流路断面積の異なる複数の内部流路が形成された流路形成部を備え、捕集部材は、複数の内部流路に設けられてもよい。
【0010】
捕集部材は、排気ガスの流れの上流側ほど、排気ガスの流れに垂直な断面積が小さくなる湾曲部を有してもよい。
【発明の効果】
【0012】
本開示の付着物試験装置によれば、試験回数を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】付着物試験装置を説明するための図である。
図2図1のII-II線断面図である。
図3】変形例を説明するための図である。
図4図3のIV-IV線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の一実施形態について詳細に説明する。実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0015】
図1は、付着物試験装置1を説明するための図である。図1に示すように、付着物試験装置1は、排気流路Eに設けられる。排気流路Eでは、エンジン、タービン、ボイラーなどの対象装置の燃焼室で生成された排気ガスが流通する。また、排気流路Eは、流通するガスに排気ガスが含まれる流路であればよい。例えば、EGR(排気再循環:Exhaust Gas Recirculation)システム付きのエンジンの吸気通路であってもよい。
【0016】
排気流路Eには、貫通孔Eaが形成される。貫通孔Eaは、排気流路Eを形成する壁部Ebを、例えば、排気流路Eの径方向に貫通する。貫通孔Eaを貫通方向から見た形状は、例えば、円形である。ただし、貫通孔Eaは、他の形状であってもよい。付着物試験装置1は、貫通孔Eaに挿通される。
【0017】
付着物試験装置1は、取付管2を有する。取付管2は、例えば、円筒形状である。取付管2の外側には、カバー管3が設けられる。カバー管3は、例えば、円筒形状である。カバー管3の一端が貫通孔Eaに挿通される。カバー管3は、貫通孔Eaに取付けられる。カバー管3と貫通孔Eaとの間、および、取付管2とカバー管3の間には、不図示のシール部材が設けられる。
【0018】
取付管2は、カバー管3に挿通される。取付管2の一端は、貫通孔Eaの内側に位置する。取付管2の他端側には、フランジ部2aが形成される。カバー管3の他端側には、フランジ部3aが形成される。フランジ部2aとフランジ部3aは、不図示の締結部材で締結される。
【0019】
取付管2の内部には、捕集部材4が設けられる。捕集部材4の少なくとも一部は、貫通孔Eaの内側に位置する。捕集部材4は、例えば、大凡円板形状である。捕集部材4は、取付管2の内部に着脱可能に取り付けられる。捕集部材4のうち、排気流路E側の端面4aには、突出部4bが形成される。端面4aのうち、突出部4bの周囲には、カバー板5が設けられる。カバー板5は、取付管2の一端および捕集部材4の端面4aを覆う。
【0020】
捕集部材4のうち、端面4aと反対側(排気流路Eの外側)の端面4cには、シャフト6の先端部が挿通される。シャフト6の先端部には、ネジ溝が形成されており、捕集部材4の端面4cに形成されたネジ穴に螺合する。シャフト6は、捕集部材4を取付管2に挿通させるための冶具であり、挿通後に捕集部材4から取り外されてもよい。
【0021】
対向板7は、排気流路E内に配される。対向板7は、捕集部材4の端面4aに対向する。対向板7のうち、捕集部材4側の端面7aと、捕集部材4の端面4aは、離隔する。対向板7の端面7aと、捕集部材4の端面4aは、例えば、大凡平行に配置されている。対向板7の端面7aと、捕集部材4の端面4aとの間には、隔壁部8が配される。
【0022】
図2は、図1のII-II線断面図である。図2では、カバー板5よりも、カバー板5の径方向外側の部材は図示を省略する。図2に示すように、捕集部材4の突出部4bは、大凡矩形である。上記の対向板7も、捕集部材4と大凡同形状である。カバー板5は、挿通孔5aを有する。挿通孔5aは、突出部4bと大凡同形状である。突出部4bは、挿通孔5aに挿通される。
【0023】
隔壁部8は、図2中、左右方向(排気流路Eの流れに垂直な方向)に離隔して、3つ設けられる。隔壁部8は、排気流路Eの流れ方向に延在する。図2中、右側、および、中央の2つの隔壁部8は、突起部8aを有する。突起部8aは、互いに近接する方向に突出する。
【0024】
捕集部材4、対向板7、および、3つの隔壁部8は、流路形成部9を構成する。流路形成部9は、複数(ここでは、2つ)の内部流路9a、9bを形成する。内部流路9a、9bは、捕集部材4の端面4a、対向板7の端面7a、3つの隔壁部8により、囲繞される。
【0025】
内部流路9aは、例えば、排気流路Eの流れ方向(図2中、上下方向)に亘って、流路断面積(流路幅)が大凡一定である。内部流路9bのうち、上流側の流路断面積は、内部流路9aと大凡等しい。内部流路9bのうち、下流側の流路断面積は、突起部8aによって、内部流路9aよりも小さくなっている。
【0026】
排気流路Eを流れる排気ガスは、内部流路9a、9bに流入する。捕集部材4の端面4aは、内部流路9a、9bの内壁面である(内部流路9a、9bに面する)。排気ガス中に含まれる物質の一部は、付着物として端面4aに付着する。内部流路9bでは、内部流路9aよりも流路断面積が小さい部位があるため、流速が高い。そのため、1度に複数の流速条件の試験が可能となる。その結果、試験回数が抑制される。
【0027】
ここで、捕集部材4の端面4aのうち、上流側(図2中、上側)の部位を第1付着面4dとする。捕集部材4の端面4aのうち、下流側(図2中、下側)の部位を第2付着面4eとする。
【0028】
捕集部材4のうち、第1付着面4d側の内部には、加熱部10aが設けられる。加熱部10aは、捕集部材4の第1付着面4d側を加熱する。加熱部10aは、例えば、電熱ヒータなどで構成される。ただし、加熱部10aは、第1付着面4d側を加熱できれば、他の部材で構成されてもよい。例えば、加熱部10aは、高温の熱媒が流通する配管によって構成されてもよい。
【0029】
捕集部材4のうち、第2付着面4e側の内部には、冷却部10bが設けられる。冷却部10bは、捕集部材4の第2付着面4e側を冷却する。冷却部10bは、例えば、冷却水などが流通する冷却流路などで構成される。ただし、冷却部10bは、第2付着面4e側を冷却できれば、他の部材で構成されてもよい。例えば、冷却部10bは、ペルチェ素子で構成されてもよい。
【0030】
このように、加熱部10a、冷却部10bは、第1付着面4dと第2付着面4eとの温度を異ならせる温度調整部10として機能する。
【0031】
捕集部材4の内部には、複数の温度センサ11(図2中、クロスハッチングで示す)が設けられる。温度センサ11は、捕集部材4の端面4a近傍の温度を検出する。温度センサ11は、例えば、熱電対などで構成される。ただし、温度センサ11は、捕集部材4の端面4a近傍の温度を検出できれば、他の部材で構成されてもよい。
【0032】
温度センサ11は、内部流路9a、9bに沿って、複数設けられる(図2参照。ただし、図1では1つのみ示す)。温度センサ11は、内部流路9a、9bの範囲に複数設けられる。温度センサ11は、内部流路9a、9bよりも上流側にも設けられる。ただし、温度センサ11は、この配置に限らず、内部流路9a、9bに沿って、複数設けられればよい。
【0033】
上記のように、温度調整部10が設けられているため、端面4aには温度勾配が生じる。温度センサ11により、端面4aの温度分布が推定可能である。そのため、1度に複数の温度条件の試験が可能となる。その結果、試験回数が抑制される。
【0034】
図3は、変形例を説明するための図である。図3に示すように、排気流路Eには、収容室Ecが形成される。排気ガスは、収容室Ecの流入口Edから収容室Ecに流入し、流出口Eeから排出される。流出口Eeの下流に設けられたバルブBaによって、排気ガスの流量が制御される。
【0035】
収容室Ecには、捕集部材24が設けられる。捕集部材24は、図3中、左右方向(収容室Ecへの流入時の排気ガスの流れ方向に垂直な方向)に、複数(ここでは、5つ)の小片部24aに分割可能である。捕集部材24は、例えば、分割容易となるように、1つの部材に複数の切込みが形成されていてもよい。捕集部材24は、複数の小片部24aを組み付けて形成されてもよい。それぞれの小片部24aの内部には、不図示の温度センサが設けられる。
【0036】
ここでは、例えば、図3中、一番左側の小片部24aの表面を第1付着面24d、図3中、一番右側の小片部24aの表面を第2付着面24eとする。捕集部材24は、第1付着面24d側と第2付着面24e側とに分割可能である。
【0037】
また、小片部24aごとに温度調整部30が設けられる(図3では1つのみ示す)。温度調整部30は、熱媒流路30aと、バルブ30bを含む。熱媒流路30aは、小片部24aの内部に形成された流路(不図示)に連通する。バルブ30bは、熱媒流路30aに設けられる。バルブ30bを介して、熱媒の流量が制御される。熱媒は、例えば、液体であって、不図示の装置で加熱されてもよいし、冷却されてもよい。温度調整部30によって、小片部24aごとの温度が調整可能となる。
【0038】
また、熱媒として気体が用いられてもよいし、熱媒の流量を意図的に小さく抑制してもよい。この場合、熱媒の加熱または冷却能力が低いことから、1つの小片部24aのなかでも、熱媒流路30aの上流側と下流側とで温度差が大きくなることがある。これにより、1つの小片部24aのみでも、複数の温度条件による試験が可能となる。
【0039】
捕集部材24が分割可能であることから、試験後、捕集部材24を温度条件の異なる小片部24aに分割して、各種測定などを容易に遂行可能となる。
【0040】
図4は、図3のIV-IV線断面図である。図4では、小片部24a近傍を抽出して示す。図4に示すように、捕集部材24の各小片部24aは、湾曲部31を有する。湾曲部31は、排気ガスの流れの上流側(図4中、上側)ほど、排気ガスの流れに垂直な断面積が小さくなる。ここでは、湾曲部31は、排気ガスの流れの上流側ほど、図4中、左右方向の幅が小さくなる。
【0041】
湾曲部31の近傍において、排気ガスの流速は、湾曲部31の最上流部31aから下流側に離隔するほど、高速となる。湾曲部31近傍において速度勾配が生じる。そのため、湾曲部31を設けることで、様々な流速条件の試験が一度に行える。その結果、試験回数が抑制される。
【0042】
上述した実施形態及び変形例では、複数の温度条件、流速条件における付着物の試験を一度に行うことが可能となる。温度条件、流速条件の組み合わせから、エンジンなど対象装置の各部へ付着する物質の種類が推定可能となる。例えば、硫黄など、腐食の要因となる物質が付着するかなどが推定可能となる。シリンダの内壁面に煤などが付着して、摩耗の要因となる可能性の推定が可能となる。また、対象装置の各部のうち、付着物が特に付着し易い部位の推定が可能となる。単位時間当たりに付着した付着物の量から、どの程度の使用時間でどの程度の量だけ付着物が付着するのかが推定可能となる。
【0043】
また、付着物は、取付管2や排気流路Eから取り外し可能な捕集部材4、24に付着している。そのため、捕集部材4、24から付着物を採取せずに、捕集部材4、24ごと、付着物の固さなどの測定が可能となる。試験前後の捕集部材4、24(小片部24a)の重量変化から、付着物の重量が容易に測定できる。
【0044】
また、排気流路Eに設けられた触媒などでは、排気ガスの流速の低下により付着物の付着量が増加する場合がある。そこで、捕集部材4、24の一部、または、全部を、触媒と同一(または類似する)物質とすることで、触媒への付着物の付着を試験してもよい。
【0045】
以上、添付図面を参照しながら本開示の一実施形態について説明したが、本開示はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
【0046】
例えば、上述した実施形態および変形例の排気流路Eは、エンジンなどの装置の既存の排気流路であってもよいし、既存の排気流路に並列して設けられたバイパス流路であってもよい。
【0047】
また、上述した実施形態および変形例では、付着物試験装置1が試験する対象装置として、エンジン、タービン、ボイラーなどを例に挙げて説明した。これらのうち、例えば、舶用などの大型のディーゼルエンジンでは、試験に要する燃料コストが大きくなる。付着物試験装置1では、上記のように、試験回数が抑制されることから、コスト削減効果が大きい。
【0048】
また、上述した実施形態では、温度調整部10は、加熱部10aと冷却部10bを含む場合について説明した。この場合、温度勾配を大きくすることが可能となる。ただし、温度調整部10は、加熱部10aと冷却部10bの一方のみを備えてもよい。
【0049】
また、上述した変形例では、捕集部材24を複数の小片部24aに分割可能とする場合について説明した。しかし、捕集部材24は、複数の小片部24aに分割可能に構成されておらずともよい。また、上述した実施形態の捕集部材4を、複数の小片部に分割可能に構成してもよい。
【0050】
また、上述した実施形態では、流路断面積の異なる複数の内部流路9a、9bが形成される場合について説明した。しかし、内部流路9a、9bは一つであってもよい。また、上述した変形例の湾曲部31の代わりに、流路断面積の異なる複数の内部流路9a、9bが設けられてもよい。
【0051】
また、上述した変形例では、小片部24aに湾曲部31が形成される場合について説明した。しかし、湾曲部31は必須の構成ではない。また、上述した実施形態において、複数の内部流路9a、9bの代わりに、捕集部材4に湾曲部31が形成されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本開示は、付着物試験装置に利用することができる。
【符号の説明】
【0053】
1 付着物試験装置
4 捕集部材
4d 第1付着面
4e 第2付着面
9 流路形成部
9a 内部流路
9b 内部流路
10 温度調整部
10a 加熱部
10b 冷却部
24 捕集部材
24d 第1付着面
24e 第2付着面
30 温度調整部
31 湾曲部
E 排気流路
図1
図2
図3
図4