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  • 特許-シフト装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-11
(45)【発行日】2022-10-19
(54)【発明の名称】シフト装置
(51)【国際特許分類】
   B60K 20/02 20060101AFI20221012BHJP
【FI】
B60K20/02 A
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2018133619
(22)【出願日】2018-07-13
(65)【公開番号】P2020011551
(43)【公開日】2020-01-23
【審査請求日】2021-02-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000003551
【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志
(72)【発明者】
【氏名】片桐 寿治
(72)【発明者】
【氏名】西村 公一
(72)【発明者】
【氏名】三井 裕次
(72)【発明者】
【氏名】北山 恵一
(72)【発明者】
【氏名】加藤 尚文
(72)【発明者】
【氏名】林 青磁
【審査官】増岡 亘
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/129301(WO,A2)
【文献】独国特許出願公開第102007037706(DE,A1)
【文献】米国特許第5161422(US,A)
【文献】特開2017-100583(JP,A)
【文献】実開昭64-28321(JP,U)
【文献】特表2016-534922(JP,A)
【文献】特開2013-47074(JP,A)
【文献】実開平1-68931(JP,U)
【文献】特開2005-96579(JP,A)
【文献】特開2002-254954(JP,A)
【文献】特開2009-107559(JP,A)
【文献】米国特許第3901097(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K 20/02
B60K 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のインストルメントパネルに配置され、車両のシートに着座するドライバーにより回転操作されてシフト位置が変更されるシフト体と、
前記シフト体が車室に突出されて前記シートより前記シート左右方向外側に配置され、前記シフト体の回転軸方向が前記シート左右方向外側に向けられると共に車両前後方向に対し傾斜される配置部と、
シフト位置が前記シート左右方向内側に向けて表示される表示部と、
を備えるシフト装置。
【請求項2】
前記シフト体の回転軸方向が上側に向けられる請求項1記載のシフト装置。
【請求項3】
前記表示部は、前記シフト体の回転軸線に対するドライバーとは反対側に配置されると共に、前記シフト体のシフト位置を変更するための回転操作方向が表示され、前記シート前側及び上側の少なくとも一方側に後進シフト位置が表示されると共に、前記シート後側及び下側の少なくとも一方側に前進シフト位置が表示される請求項1又は請求項2記載のシフト装置。
【請求項4】
前記シフト体が上側から見て車両後側に回転されて後進シフト位置に配置されると共に、前記シフト体が上側から見て車両前側に回転されて前進シフト位置に配置される請求項1~請求項3の何れか1項記載のシフト装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シフト体が回転操作されるシフト装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載の入力装置では、車両のコンソール部からノブが車室に突出されており、ノブが回転操作される。
【0003】
ここで、この入力装置では、ノブの突出軸方向(回転軸方向の突出側)が車幅方向に垂直に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2018-65456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、シフト体の回転操作を容易にできるシフト装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様のシフト装置は、車両のシートに着座するドライバーにより回転操作されてシフト位置が変更されるシフト体と、前記シフト体が車室側に突出されて前記シートより前記シート左右方向外側に配置され、前記シフト体の回転軸方向が前記シート左右方向外側に向けられる配置部と、を備える。
【0007】
本発明の第2態様のシフト装置は、本発明の第1態様のシフト装置において、前記シフト体の回転軸方向が上側に向けられる。
【0008】
本発明の第3態様のシフト装置は、本発明の第1態様又は第2態様のシフト装置において、前記シフト体の回転軸線に対するドライバーとは反対側に配置されると共に、前記シフト体のシフト位置を変更するための回転操作方向が表示され、前記シート前側及び上側の少なくとも一方側に後進シフト位置が表示されると共に、前記シート後側及び下側の少なくとも一方側に前進シフト位置が表示される表示部を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の第1態様のシフト装置では、シフト体が、配置部から車室に突出されて、車両のシートよりシート左右方向外側に配置されており、シートに着座するドライバーによりシフト体が回転操作されて、シフト位置が変更される。
【0010】
ここで、シフト体の回転軸方向がシート左右方向外側に向けられる。このため、ドライバーがシフト体を回転操作する際におけるドライバーの手首の可動性を高くでき、シフト体の回転操作を容易にできる。
【0011】
本発明の第2態様のシフト装置では、シフト体の回転軸方向が上側に向けられる。このため、ドライバーがシフト体を回転操作する際におけるドライバーの手首の可動性の低下を抑制できる。
【0012】
本発明の第3態様のシフト装置では、表示部にシフト体のシフト位置を変更するための回転操作方向が表示される。
【0013】
ここで、シフト体の回転軸線に対するドライバーとは反対側に表示部が配置されており、表示部では、シート前側及び上側の少なくとも一方側に後進シフト位置が表示されると共に、シート後側及び下側の少なくとも一方側に前進シフト位置が表示される。このため、シフト体のドライバー側部分がシート後側及び下側の少なくとも一方側に回転操作されて、シフト体を後進シフト位置に配置できると共に、シフト体のドライバー側部分がシート前側及び上側の少なくとも一方側に回転操作されて、シフト体を前進シフト位置に配置できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の第1実施形態における車両の主要部を示す車両後斜め右方から見た斜視図である。
図2】(A)は、本発明の第1実施形態における車両の主要部を示す上方から見た上面図であり、(B)は、本発明の第1実施形態に係るシフト装置を示す車両右方から見た側面図である。
図3】本発明の第1実施形態に係るシフト装置のノブを示す車両後斜め右方から見た斜視図である。
図4】本発明の第2実施形態に係るシフト装置を示す下方から見た下面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態における車両12(自動車)の主要部が車両後斜め右方から見た斜視図にて示されており、図2(A)には、車両12の主要部が上方から見た上面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
【0016】
図1及び図2(A)に示す如く、本実施形態における車両12では、車室14の車両前側かつ車両右側(車幅方向一側)の部分に、シート16(運転席)が配置されており、シート16の前方、右方及び上方は、車両12の前方、右方及び上方に向けられている。また、シート16には、車両12のドライバー(乗員)が着座する。
【0017】
車室14の車両前側かつ下側には、インストルメントパネル18が設けられており、インストルメントパネル18は、車幅方向に延伸されている。車室14の床部には、車幅方向中央において、コンソール20が設けられており、コンソール20は、車両前後方向に延伸されている。コンソール20の車両前側端部は、インストルメントパネル18の車幅方向中央部に接続されており、インストルメントパネル18の車幅方向中央部及びコンソール20は、シート16より車両左側(車幅方向内側、車幅方向他側、シート左右方向外側)に配置されている。
【0018】
インストルメントパネル18の車幅方向中央部には、下側かつ車両右側の部分において、本発明の実施形態に係るシフト装置10が設けられている。
【0019】
インストルメントパネル18には、シフト装置10に対応して、配置部としての略円筒状の配置筒18Aが設けられると共に、配置筒18A内には、支持部としての略円柱状の支持柱28が同軸上に配置されており、支持柱28は、配置筒18Aに対し車室14に突出されている。支持柱28の外周には、シフト体としての略円筒状のノブ22が同軸上に支持されており、ノブ22は、配置筒18Aと支持柱28との間において、所定範囲で軸周りに回転可能にされている。ノブ22は、配置筒18Aから車室14に突出されて、突出先端の位置が支持柱28の突出先端の位置と一致されており、ノブ22は、車室14への突出部分(配置筒18Aからの突出部分)外周において、ドライバーが手指により把持して回転操作可能にされている。ノブ22の突出軸方向(回転軸方向の突出側)は、車両後方に対し車両左側に角度α(例えば30°、好ましくは0°より大きく60°以下)傾斜される(図2(A)参照)と共に、車両後方に対し上側に角度β(例えば30°)傾斜されており(図2(B)参照)、ノブ22の車室14への突出部分は、シート16より車両左側に配置されている。また、ノブ22の車室14への突出部分の外径は、ノブ22の突出方向へ向かうに従い徐々に小さくされている。
【0020】
ノブ22は、シフト位置(中間シフト位置)としての「N」位置(ニュートラル位置)に配置されており、ノブ22は、「N」位置から一方向(図1の矢印Aの方向)に回転されてシフト位置(後進シフト位置)としての「R」位置(リバース位置)に配置されると共に、「N」位置から他方向(図1の矢印Bの方向)に回転されてシフト位置(前進シフト位置)としての「D」位置(ドライブ位置)に配置される。
【0021】
支持柱28の突出先端面には、円錐台状の凹部28Bが同軸上に形成されており、凹部28Bの径寸法は、ノブ22の突出方向へ向かうに従い大きくされている。凹部28Bの車両左側(ノブ22の回転軸線に対するドライバーとは反対側)の側面には、表示部24(図3参照)が設けられており、表示部24には、「N」表示24N、「R」表示24R及び「D」表示24Dが設けられている。「N」表示24Nの一方向側には、「R」表示24Rが配置されると共に、「N」表示24Nの他方向側には、「D」表示24Dが配置されており、表示部24は、ノブ22のシフト位置を変更するための回転操作方向をドライバーに表示している。また、「N」表示24Nの車両前側かつ上側に「R」表示24Rが配置されており、「N」表示24Nの車両後側かつ下側に「D」表示24Dが配置されている。
【0022】
ノブ22の径寸法は、大きくされる(例えば40mm以上60mm以下にされる)と共に、ノブ22のシフト位置を変更するための回転角度は、大きくされており(例えば20°以上30°未満にされる)、ノブ22のシフト位置を変更するためのノブ22外周の回転量は、大きくされている。しかも、ノブ22の回転操作荷重は、大きくされている。これにより、ノブ22の誤操作(シフト位置の不要な変更)が抑制されている。
【0023】
シフト装置10には、操作体としてのPスイッチ26(パーキングスイッチ)が設けられており、Pスイッチ26は、ノブ22の上側において、インストルメントパネル18内に支持されている。Pスイッチ26は、インストルメントパネル18を貫通して、車室14に突出されており、Pスイッチ26は、ドライバーが手指により押圧操作可能にされている。
【0024】
ノブ22及びPスイッチ26は、車両の制御装置(図示省略)に電気的に接続されると共に、制御装置には、車両の自動変速機(図示省略)が電気的に接続されている。ノブ22のシフト位置が「N」位置、「R」位置及び「D」位置に変更された際には、制御装置の制御により、それぞれ自動変速機のシフトレンジが「N」レンジ(ニュートラルレンジ)、「R」レンジ(リバースレンジ)及び「D」レンジ(ドライブレンジ)に変更される。Pスイッチ26が押圧操作された際には、制御装置の制御により、自動変速機のシフトレンジが「P」レンジ(パーキングレンジ)に変更される。
【0025】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0026】
以上の構成のシフト装置10では、ドライバーが手指によりノブ22を把持して一方向及び他方向に回転操作することで、ノブ22のシフト位置が変更される。
【0027】
ここで、ノブ22がシート16より車両左側に配置されており、ノブ22の突出軸方向が車両後方に対し車両左側に傾斜されている。このため、ドライバーが手指によりノブ22を把持した際には、ノブ22の回転操作前において、ドライバーの手首が回転及び屈曲されることを抑制できる。これにより、ドライバーが手指によりノブ22を回転操作する際には、ドライバーの手首の可動性を高くでき、ドライバーが手指によりノブ22を容易に一方向及び他方向に回転操作できる。しかも、ノブ22の回転操作によるドライバーの筋肉負担及び疲労を少なくできると共に、ノブ22の回転不足による誤操作を抑制できる。
【0028】
さらに、ノブ22の突出軸方向が車両後方に対し上側に傾斜されている。このため、ドライバーがノブ22を手指により把持した際には、ノブ22の回転操作前において、ドライバーの手首が回転及び屈曲されることを一層抑制できる。これにより、ドライバーが手指によりノブ22を回転操作する際には、ドライバーの手首の可動性を一層高くでき、ドライバーが手指によりノブ22を一層容易に一方向及び他方向に回転操作できる。
【0029】
また、ノブ22の突出軸方向が車幅方向に傾斜されている。このため、ドライバーがノブ22とノブ22の周辺機器におけるダイヤル(突出軸方向が車幅方向に傾斜されない回転スイッチ)とを容易に区別でき、ノブ22と当該ダイヤルとの誤操作を抑制できる。
【0030】
さらに、ノブ22の車室14への突出部分の外径がノブ22の突出方向へ向かうに従い徐々に小さくされている。このため、ノブ22の車両左側(シート16左右方向外側)に例えばインストルメントパネル18の壁面が存在する場合(例えば図4参照)でも、ノブ22の車両左側部分と当該壁面との隙間を大きくでき、ドライバーが手指を当該隙間に容易に挿入できて、ドライバーがノブ22を容易に回転操作できる。
【0031】
また、支持柱28の凹部28Bの車両左側部分に表示部24が設けられており、表示部24では、「N」表示24Nの車両前側かつ上側に「R」表示24Rが配置されると共に、「N」表示24Nの車両後側かつ下側に「D」表示24Dが配置されている。このため、「N」表示24N、「R」表示24R及び「D」表示24Dの車両前後方向及び上下方向における配列を従来の一般的なシフト装置と同一にでき、表示部24の表示に対するドライバーの違和感を抑制できる。しかも、ノブ22のドライバー側部分(車両右側部分)が車両後側かつ下側に回転操作されて、ノブ22を「R」位置に配置できると共に、ノブ22のドライバー側部分が車両前側かつ上側に回転操作されて、ノブ22を「D」位置に配置できる。このため、ドライバーの感覚において、ノブ22のドライバー側部分の回転操作方向と車両12の進行方向とを一致させることができ、ノブ22の回転操作方向と車両12の進行方向との関係に対するドライバーの違和感を抑制できる。
【0032】
[第2実施形態]
図4には、本発明の第2実施形態に係るシフト装置30が下方から見た下面図にて示されている。
【0033】
本実施形態に係るシフト装置30は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
【0034】
本実施形態に係るシフト装置30では、ノブ22に表示部24が設けられていない。
【0035】
図4に示す如く、インストルメントパネル18の車幅方向中央部には、湾曲板状の表示板18Bが設けられており、表示板18Bは、ノブ22の車両左側に配置されている。表示板18Bは、ノブ22の周方向に沿って湾曲されると共に、ノブ22に対し車両後側に突出されており、表示板18Bの内周面には、ノブ22より車両後側において、表示部24が設けられている。表示部24では、「N」表示24Nの一方向側に「R」表示24Rが配置されると共に、「N」表示24Nの他方向側に「D」表示24Dが配置されており、表示部24は、ノブ22のシフト位置を変更するための回転操作方向をドライバーに表示している。
【0036】
ここで、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0037】
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態において、表示部24の「N」表示24N、「R」表示24R及び「D」表示24Dを発光表示可能にしてもよい。この場合、自動変速機のシフトレンジに対応する「N」表示24N、「R」表示24R又は「D」表示24Dを例えば互いに異なる色で発光させてもよく、自動変速機のシフトレンジに対応する「N」表示24N、「R」表示24R又は「D」表示24Dの側方を例えば互いに異なる色で発光させてもよい。
【0038】
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、Pスイッチ26をノブ22の上側に配置した。しかしながら、Pスイッチ26を例えば配置筒18Aの車両右側面(ドライバー側の面)又は支持柱28の凹部28B底面に配置してもよい。これにより、Pスイッチ26の誤操作(特にドライバー以外の乗員による誤操作)を抑制できる。
【0039】
さらに、上記第1実施形態及び第2実施形態において、ノブ22がシフト位置(所定シフト位置)としての「H」位置(ホーム位置)に配置可能にしてもよく、ノブ22が「H」位置以外の位置に配置された際に、ドライバーによるノブ22への回転操作力が解除されると、ノブ22が付勢力により「H」位置に回転(復帰)される。この場合、ノブ22の回転可能範囲の中央部に「H」位置を配置してもよく、これにより、ノブ22の全てのシフト位置への回転操作を容易化できる。
【0040】
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、インストルメントパネル18の車幅方向中央部の下側かつ車両右側の部分にノブ22を設けた。しかしながら、ノブ22はシート16より車両左側(シート16左右方向外側)に配置されればよく、ノブ22を車両12への配置要件次第で車両12のどの位置に配置してもよい(例えば、ノブ22をコンソール20に設けてもよく、ノブ22をシート16の車両左側端面から車両左側に突出させてもよい)。この場合、ノブ22をシート16に車幅方向において接近させるのが好ましい。
【0041】
さらに、上記第1実施形態及び第2実施形態では、ノブ22の突出軸方向を車両後側かつ上側に向けた。しかしながら、ノブ22の突出軸方向は車両左側(シート16左右方向外側)に向ければよく、ノブ22の突出軸方向を車両左方に向けてもよく、ノブ22の突出軸方向を車両前側に向けてもよく、ノブ22の突出軸方向を下側に向けてもよい。
【0042】
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、ノブ22をシート16より車両左側に配置して、ノブ22の突出軸方向を車両左側に向けた。しかしながら、例えばシート16が車室14の車両左側部分に配置される場合には、ノブ22をシート16より車両右側に配置して、ノブ22の突出軸方向を車両右側に向けてもよい。
【符号の説明】
【0043】
10・・・シフト装置、12・・・車両、14・・・車室、16・・・シート、18A・・・配置筒(配置部)、22・・・ノブ(シフト体)、24・・・表示部、30・・・シフト装置
図1
図2
図3
図4