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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-11
(45)【発行日】2022-10-19
(54)【発明の名称】ケーブル支持ユニット
(51)【国際特許分類】
   G03G 15/00 20060101AFI20221012BHJP
【FI】
G03G15/00 680
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2017175170
(22)【出願日】2017-09-12
(65)【公開番号】P2019053101
(43)【公開日】2019-04-04
【審査請求日】2020-08-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000227205
【氏名又は名称】NECプラットフォームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100134544
【弁理士】
【氏名又は名称】森 隆一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100162868
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 英輔
(72)【発明者】
【氏名】庄司 和正
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 亮
【審査官】五貫 昭一
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-213433(JP,A)
【文献】特開2003-152364(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一の部材に固定して設けられたアーム保持部材と、
一端が前記アーム保持部材側に連結され、前記一の部材に対して移動可能な筐体に他端が連結されて、前記筐体の移動にともなって開閉し、ケーブルを保持するケーブルアームと、を備え、
前記アーム保持部材は、前記ケーブルアームが閉状態であるときに、前記ケーブルアームの鉛直下方に位置し、
前記アーム保持部材は、前記筐体の移動方向に交差する幅方向に延び、
前記ケーブルアームの前記一端は、前記アーム保持部材の前記幅方向の一方の端部に選択的に連結され、
前記アーム保持部材に対し、前記幅方向のいずれか一方の端部で選択的に装着可能とされたマウント部材を備え、
前記ケーブルアームの前記一端は、前記マウント部材に連結される、
ケーブル支持ユニット。
【請求項2】
前記ケーブルアームは、
第一アーム、第二アーム、および前記第一アームと前記第二アームとを回転可能に連結する連結部材からなるアーム本体と、
前記アーム保持部材に対し、前記幅方向のいずれか一方の端部で選択的に装着可能とされ、前記第一アームが連結される連結する第一マウント部材と、
前記筐体に対し、前記幅方向のいずれか一方の端部で選択的に装着可能とされ、前記第二アームが連結される第二マウント部材と、を備える、
請求項1に記載のケーブル支持ユニット。
【請求項3】
前記ケーブルアームが閉状態であるときに、前記ケーブルアームの全体が、前記アーム保持部材の鉛直上方に配置されている、
請求項1または2のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。
【請求項4】
前記アーム保持部材は、前記筐体の前記移動方向において、閉状態の前記ケーブルアームと略同等の寸法を有している、
請求項1から3のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。
【請求項5】
前記アーム保持部材は、閉状態の前記ケーブルアームが収容できる寸法を有している、
請求項1から4のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。
【請求項6】
前記アーム保持部材は、前記ケーブルアームが前記幅方向の一方又は他方の端部に連結された場合であっても、前記ケーブルアームを支持可能な寸法を有する、
請求項1から5のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。
【請求項7】
前記ケーブルアームが閉状態の場合に、前記ケーブルアームを前記アーム保持部材上に収容した状態に維持する第一ストッパ部材が設けられている、
請求項1から6のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。
【請求項8】
前記第一ストッパ部材は、前記ケーブルアームの変位の拘束を解除可能である、
請求項7に記載のケーブル支持ユニット。
【請求項9】
前記筐体が前記アーム保持部材側に接近して配置された状態で、前記ケーブルアームが前記アーム保持部材に対し前記筐体に接近する方向に変位するのを拘束する第二ストッパ部材が設けられている、
請求項1から8のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。
【請求項10】
前記アーム保持部材の上方に、複数の前記ケーブルアームが上下方向に間隔をあけて配置されている、
請求項1から9のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。
【請求項11】
複数の前記ケーブルアームのうちの一部は、前記幅方向の一方の端部で前記筐体側および前記アーム保持部材側に連結され、
複数の前記ケーブルアームのうちの残部は、前記幅方向の他方の側で前記筐体側および前記アーム保持部材側に連結されている、
請求項10に記載のケーブル支持ユニット。
【請求項12】
前記ケーブルアームは、前記ケーブルの長さ方向の一部をカバーするケーブルカバーを備える、
請求項1から11のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。
【請求項13】
前記ケーブルアームは、前記筐体の上下方向の上寄りに配置されている、
請求項1から12のいずれか一項に記載のケーブル支持ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブル支持ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、筐体(シャーシ)のスライドに応じて開閉するケーブルマネージメント支持装置が、左右を反転して装着できる構成が開示されている。さらに特許文献1は、ケーブルマネージメント装置の第一アームと第二アームとの下方に、第一支持部材、第二支持部材を備える構成が開示されている。第一支持部材、第二支持部材は、ケーブルマネージメント装置の第一アームと第二アームに積載するケーブルの荷重が重すぎて墜落するのを防ぐ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実用新案登録第3196217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された構成においては、ケーブルマネージメント装置を左右反転させる場合には、ケーブルマネージメント装置だけでなく、その下方に設けられた第一支持部材と第二支持部材も反転させて取り付ける必要がある。したがって、ケーブルマネージメント装置の反転作業に手間が掛かるという課題があった。
【0005】
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、ケーブルアームを反転させる作業を容易に行うことのできるケーブル支持ユニットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のケーブル支持ユニットは、固定して設けられたアーム保持部材と、一端が前記アーム保持部材側に連結され、他端が移動可能な筐体側に連結されて、前記筐体の移動にともなって開閉し、ケーブルを保持するケーブルアームと、を備え、前記アーム保持部材は、前記ケーブルアームが閉状態であるときに、前記ケーブルアームの鉛直下方に位置する。
【0007】
本発明のケーブル支持ユニットは、固定して設けられたケーブル保持部材を備え、前記ケーブル保持部材は、前記ケーブル保持部材に対して水平方向一方の側に設けられる筐体に接続されるケーブルを保持可能である。
【発明の効果】
【0008】
本発明のケーブル支持ユニットでは、ケーブルアームを反転させる作業を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明のケーブル支持ユニットの最小構成を示す平面図である。
図2図1のケーブル支持ユニットを反転させた状態を示す平面図である。
図3】本発明のケーブル支持ユニットの最小構成を示す図である。
図4】第3の実施形態によるケーブル支持ユニットを備えたサーバの平面図である。
図5】第3の実施形態によるケーブル支持ユニットを備えたサーバの筐体を斜め後方から見た斜視図である。
図6】第3の実施形態によるケーブル支持ユニットの構成を示す斜視展開図である。
図7】第3の実施形態によるケーブル支持ユニットのケーブルアームを開状態とした平面図である。
図8】第3の実施形態によるケーブル支持ユニットのケーブルアームを閉状態のまま後方に回動させた状態を示す平面図である。
図9図8の側面図である。
図10】ケーブル支持ユニットに備えた第二ストッパ部材を示す斜視図である。
図11】ケーブル支持ユニットに備えた第三ストッパ部材を示す平面である。
図12】第3の実施形態によるケーブルアームを幅方向で反転させた状態を示す斜視図である。
図13】第4の実施形態におけるケーブル支持ユニットを示す斜視図である。
図14】第4の実施形態において、ケーブルアームを閉状態のまま後方に回動させた状態を示す平面図である。
図15】第5の実施形態におけるケーブル支持ユニットを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の複数の実施形態に関して図面を参照して以下に説明する。ただし、本実施形態に関して前述した一従来例と同一の部分に関しては、同一の名称を使用して詳細な説明は省略する。また、複数の実施形態で共通する構成については、同符号を付してその説明を省略することがある。
【0011】
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態によるケーブル支持ユニットの最小構成を示す平面図である。図2は、図1のケーブル支持ユニットを反転させた状態を示す平面図である。
図1に示すように、ケーブル支持ユニット1は、固定して設けられたアーム保持部材2と、ケーブルCを保持するケーブルアーム3と、を少なくとも備えていればよい。
ケーブルアーム3は、一端3aがアーム保持部材2に連結され、他端3bが移動可能な筐体4側に連結されている。ケーブルアーム3は、筐体4の移動にともなって開閉する。
アーム保持部材2は、図1中に2点鎖線で示すように、ケーブルアーム3が閉状態であるときに、ケーブルアーム3の鉛直下方に位置する。
【0012】
このケーブル支持ユニット1は、ケーブルアーム3の一端3aが、固定して設けられたアーム保持部材2に連結されている。したがって、図2に示すように、ケーブルアーム3を左右反転させる際、アーム保持部材2は左右反転させる必要が無い。したがって、ケーブルアーム3の左右反転作業に手間が掛かるのを抑えることができる。その結果、このケーブル支持ユニット1では、ケーブルアーム3を反転させる作業を容易に行うことが可能となる。
また、ケーブルアーム3が閉状態のときに、鉛直下方にアーム保持部材2が位置している。これにより、ケーブルアーム3で支持するケーブルCが垂れ下がっても、垂れ下がったケーブルCをアーム保持部材2で支持することができる。したがって、垂れ下がったケーブルCが、下方の他の筐体に設けられたケーブルアーム等に干渉するのを抑えることができる。
【0013】
[第2の実施形態]
図3は、本実施形態によるケーブル支持ユニットの最小構成を示す図である。
この図が示すように、ケーブル支持ユニット11は、ケーブル保持部材12を、少なくとも備えていればよい。
ケーブル保持部材12は、固定して設けられている。ケーブル保持部材12は、筐体14に接続されるケーブルCを保持可能である。筐体14は、ケーブル保持部材12に対して水平方向一方の側に設けられる。
【0014】
このケーブル支持ユニット11は、固定して設けられたケーブル保持部材12でケーブルCを保持することで、ケーブルCの下方への垂れ下がりを抑えることができる。したがって、垂れ下がったケーブルCが、下方の他の筐体に設けられたケーブルアーム等に干渉するのを抑えることができる。
【0015】
[第3の実施形態]
図4は、本実施形態によるケーブル支持ユニットを備えたサーバの平面図である。図5は、本実施形態によるケーブル支持ユニットを備えたサーバの筐体を斜め後方から見た斜視図である。図6は、本実施形態によるケーブル支持ユニットの構成を示す斜視展開図である。図7は、本実施形態によるケーブル支持ユニットのケーブルアームを開状態とした平面図である。
図4に示すように、サーバ装置200は、ラック210と、ラック210内に収容されたサーバ100と、を備える。サーバ装置200は、ラック210内に、上下方向に複数のサーバ100を収容している。
【0016】
各サーバ100は、直方体状の筐体101と、筐体101内に収容された複数の電子部品とを備える。
筐体101は、スライドレール120を介し、ラック210に支持される。スライドレール120は、筐体101を、ラック210の前後方向に沿って移動可能に支持する。すなわち、筐体101は、ラック210の前後方向を移動方向D1とする。スライドレール120は、二本一対で、筐体101の移動方向D1に交差する幅方向D2の両側に配置される。
スライドレール120は、ラック210に固定される固定レール121と、固定レール121に対して前後方向にスライド移動可能に設けられる移動レール122と、を有する。移動レール122は、筐体101の側面に固定される。これにより、スライドレール120は、固定レール121に対して移動レール122が前後方向にスライド移動することで、筐体101を移動方向D1(前後方向)に移動させる。
【0017】
筐体101は、背面101bに1本以上のケーブルCが接続されている。ケーブルCは、筐体101内の電子部品に、電力供給、信号伝達等を行う。
筐体101は、背面101bの後方に、ケーブルCを支持するケーブル支持ユニット30を備える。
【0018】
図4図6に示すように、ケーブル支持ユニット30は、アーム保持部材40と、ケーブルアーム50と、を備える。
【0019】
アーム保持部材40は、筐体101の移動方向D1に交差する幅方向D2に延びる板状をなしている。アーム保持部材40は、幅方向D2の両端部が、それぞれ、スライドレール120の固定レール121の後端部121b(端部)に固定されている。
アーム保持部材40は、その上下面を貫通する複数の貫通孔41を有している。
【0020】
ケーブルアーム50は、ケーブルCを保持する。ケーブルアーム50は、一端50aがアーム保持部材40側に連結され、他端50bが移動可能な筐体101側に連結されている。ケーブルアーム50は、アーム本体57と、第一マウント部材(マウント部材)54と、第二マウント部材55と、を備える、
【0021】
アーム本体57は、第一アーム51と、第二アーム52と、連結部材53と、を備える。
図6に示すように、第一アーム51は、断面コ字状で、鉛直面内に位置するプレート部51aと、プレート部51aの上下端部において、プレート部51aの表面に直交して延出するリブ部51bと、を一体に有している。第一アーム51は、プレート部51aに、その表裏を貫通する貫通孔51hを複数備える。
第一アーム51は、一端に、ピン51pを介して鉛直軸周りに回動自在に連結された端部ブラケット51eを備える。端部ブラケット51eは、第一マウント部材54にネジにより固定される。このようにして、第一アーム51は、一端が、第一マウント部材54に回動自在に連結される。
【0022】
第二アーム52は、断面コ字状で、鉛直面内に位置するプレート部52aと、プレート部52aの上下端部において、プレート部52aの表面に直交して延出するリブ部52bと、を一体に有している。第二アーム52は、プレート部52aに、その表裏を貫通する貫通孔52hを複数備える。
第二アーム52は、一端に、ピン52pを介して鉛直軸周りに回動自在に連結された端部ブラケット52eを備える。端部ブラケット52eは、第二マウント部材55にネジにより固定される。このようにして、第二アーム52は、一端が、第二マウント部材55に回動自在に連結される。
【0023】
連結部材53は、断面コ字状で、鉛直面内に位置するプレート部53aと、プレート部53aの上下端部において、プレート部53aの表面に直交して延出するリブ部53bと、を一体に有している。
連結部材53は、第一アーム51の他端がピン51qを介して鉛直軸周りに回動自在に連結される。連結部材53は、第二アーム52の他端がピン52qを介して鉛直軸周りに回動自在に連結される。これにより、連結部材53は、第一アーム51と第二アーム52とを回転可能に連結する。
【0024】
第一マウント部材54は、アーム保持部材40とともに、スライドレール120の固定レール121の後端部121bに、ネジによって着脱可能に装着される。第一マウント部材54は、上下方向D3に延びる柱状をなしている。第一マウント部材54は、その下端部が固定レール121の後端部121bに固定される。これにより、第一マウント部材54は、固定レール121の後端部121bから上方に突出している。上記第一アーム51は、第一マウント部材54に対し、固定レール121から上方に突出した部分で、ネジにより固定されている。
このような第一マウント部材54は、幅方向D2の両側の固定レール121の後端部121bに対し、選択的に装着可能である。すなわち、第一マウント部材54は、アーム保持部材40に対し、幅方向D2のいずれか一方の側で選択的に装着可能とされる。
【0025】
第二マウント部材55は、筐体101の背面101bに対し、幅方向D2のいずれか一方の側で選択的に装着可能とされる。第二マウント部材55は、前後方向に延びている。第二マウント部材55は、筐体101の背面101bにネジにより着脱可能に固定される。上記第二アーム52は、第二マウント部材55の後端部に、ネジにより固定される。
【0026】
このようにして、第一マウント部材54および第二マウント部材55は、幅方向D2の両側に選択的に装着される。これにより、ケーブルアーム50の一端50aおよび他端50bは、第一マウント部材54および第二マウント部材55を介し、アーム保持部材40の幅方向D2の一方の側に選択的に連結される。
【0027】
図4に示すように、ケーブルアーム50は、筐体101の背面101bに接続されるケーブルCを保持する。ケーブルCは、アーム本体57(第一アーム51、連結部材53、第二アーム52)に沿わせる。ケーブルCは、貫通孔51h,52hを利用して結束バンド(図示無し)等によって結束することで、アーム本体57に保持される。
【0028】
図5図6に示すように、ケーブルアーム50は、ケーブルカバー58を備える。ケーブルカバー58は、ケーブルアーム50の折曲方向外側に取り付けられている。ケーブルカバー58は、連結部材53の上下のリブ部53b間に掛け渡されている。ケーブルカバー58は、連結部材53のプレート部53aとの間に、ケーブルCを挿通させる空間を形成する。これにより、ケーブルカバー58は、ケーブルアーム50のアーム本体57に沿って配設されるケーブルCの長さ方向の一部をカバーする。
【0029】
ケーブルアーム50のアーム本体57(第一アーム51、第二アーム52、および連結部材53)は、上下方向D3に所定高さを有している。第一アーム51、第二アーム52、および連結部材53の高さは、筐体101の高さ寸法よりも小さい。ケーブルアーム50のアーム本体57は、筐体101の上下方向D3の中心に対し、上寄りに位置している。
【0030】
上記ケーブルアーム50は、スライドレール120に沿った筐体101の移動にともなって前後方向に開閉する。ここで、図4に示すように、ケーブルアーム50は、筐体101がアーム保持部材40側に後退してラック210内に収容された状態で、閉状態とされる。ケーブルアーム50は、閉状態において、第一アーム51と第二アーム52とが前後方向に近接する。図7に示すように、ケーブルアーム50は、筐体101が移動方向D1でアーム保持部材40から離間する方向に移動し、ラック210から前方に引き出された状態で、開状態とされる。この開状態において、ケーブルアーム50は、第一アーム51と第二アーム52とが連結部材53を中心として前後方向に開いている。
【0031】
図4図5に示すように、ケーブルアーム50が閉状態であるときに、アーム保持部材40は、ケーブルアーム50の鉛直下方に位置する。ここで、上記アーム保持部材40は、筐体101の移動方向D1において、閉状態のケーブルアーム50と略同等の寸法を有している。これにより、アーム保持部材40は、ケーブルアーム50が閉状態であるときに、ケーブルアーム50の全体が、アーム保持部材40の鉛直上方に配置される。この状態で、平面視において、ケーブルアーム50は、アーム保持部材40と重なる。すなわち、アーム保持部材40は、アーム保持部材40上に、閉状態のケーブルアーム50が収容できる寸法を有している。また、アーム保持部材40は、ケーブルアーム50が幅方向D2の一方又は他方に連結された場合であっても、ケーブルアーム50を支持可能な寸法を有する。
【0032】
図8は、本実施形態によるケーブル支持ユニットのケーブルアームを閉状態のまま後方に回動させた状態を示す平面図である。図9は、図8の側面図である。
図8に示すように、ケーブルアーム50は、閉状態のまま、ピン51p、52qを中心として、連結部材53が前後方向の後方に移動するように、回動可能となっている。このようにケーブルアーム50を閉状態のまま後方に回動させることで、筐体101の背面101bに作業者がアクセス可能となり、背面101bへのケーブルCの挿抜作業等を行うことができる。
【0033】
ケーブル支持ユニット30は、第一ストッパ部材61、第二ストッパ部材62をさらに備える。
図5に示すように、第一ストッパ部材61は、ケーブルアーム50が閉状態の場合に、ケーブルアーム50をアーム保持部材40上に収容した状態に維持する。具体的には、第一ストッパ部材61は、ケーブルアーム50が閉状態のまま後方に回動(変位)するのを拘束する。
図5図8図9に示すように、第一ストッパ部材61は、アーム保持部材40の後方に位置している。第一ストッパ部材61は、幅方向D2に延びている。第一ストッパ部材61は、幅方向D2の両端が、固定レール121の後端部121bに、ステー61sを介して連結されている。第一ストッパ部材61は、幅方向D2両側のステー61sに、幅方向D2に延びる軸周りに回動可能に支持されている。
第一ストッパ部材61は、突起61tを有している。突起61tは、第一ストッパ部材61を回動させることで、アーム保持部材40の後方で、上下方向に出没する。図5に示すように、第一ストッパ部材61は、突起61tをアーム保持部材40より上方に突出させた状態で、ケーブルアーム50の後方への回動を拘束する。図9に示すように、第一ストッパ部材61は、突起61tをアーム保持部材40より下方に退避させることで、ケーブルアーム50の後方への変位の拘束を解除し、後方への回動を可能とする。
【0034】
図10は、ケーブル支持ユニットに備えた第二ストッパ部材を示す斜視図である。
図10に示すように、第二ストッパ部材62は、筐体101がアーム保持部材40側に接近して配置された状態で、ケーブルアーム50が筐体101に接近する方向に変位するのを拘束する。具体的には、第二ストッパ部材62は、ケーブルアーム50が閉状態のまま前方に回動(変位)するのを拘束する。
第二ストッパ部材62は、ケーブルアーム50の第二アーム52の端部ブラケット52eに形成されている。第二ストッパ部材62は、端部ブラケット52eの上端から下方に延出している。第二ストッパ部材62は、閉状態のケーブルアーム50の上側のリブ部52bに突き当たることで、第二アーム52がピン52pを中心として前方に回動するのを拘束する。
【0035】
図11は、ケーブル支持ユニットに備えた第三ストッパ部材を示す平面である。
また、図11に示すように、ケーブルアーム50は、開状態のときに、第一アーム51と第二アーム52の開き角を規制する第三ストッパ部材63を備える。第三ストッパ部材63は、連結部材53のリブ部53bに形成されている。第三ストッパ部材63は、第一アーム51、第二アーム52が予め定めた規定角度まで開いたときに、第一アーム51、第二アーム52に突き当たる規制面63fを有している。
【0036】
図12は、上記したようなケーブルアーム50を、幅方向D2で反転させた状態を示す斜視図である。
図12に示すように、上記ケーブルアーム50は、アーム本体57と、第一マウント部材54と、第二マウント部材55とを、図5で示した状態とは幅方向D2の反対側で装着されている。これには、第一マウント部材54を、幅方向D2の反対側でスライドレール120の固定レール121の後端部121bに取り付ける。第二マウント部材55は、幅方向D2の反対側で、筐体101の背面101bに取り付ける。アーム本体57は、図5とは幅方向D2で反転させ、第一マウント部材54と第二マウント55とに連結する。
ここで、アーム保持部材40は、ケーブルアーム50が、幅方向D2で反転された場合であっても、ケーブルアーム50を支持可能な寸法を有する。これにより、閉状態のケーブルアーム50の全体が、アーム保持部材40の鉛直上方に配置される。この状態で、平面視において、ケーブルアーム50は、アーム保持部材40と重なる。すなわち、アーム保持部材40は、アーム保持部材40上に、閉状態のケーブルアーム50が収容される。
【0037】
このようなケーブル支持ユニット30では、ケーブルアーム50の一端50aは、固定して設けられたアーム保持部材40側に連結され、他端50bは筐体100側に連結されている。これにより、ケーブルアーム50を幅方向D2で反転させる際、アーム保持部材40は幅方向D2で反転させる必要が無い。したがって、ケーブルアーム50の幅方向D2での反転作業に手間が掛かるのを抑えることができる。
また、ケーブルアーム50が閉状態のときに、鉛直下方にアーム保持部材40が位置している。これにより、ケーブルアーム50で支持するケーブルCが垂れ下がっても、垂れ下がったケーブルCをアーム保持部材40で支持することができる。したがって、垂れ下がったケーブルCが、下方の他の筐体101に設けられたケーブルアーム50等に干渉するのを抑えることができる。
【0038】
このようなケーブル支持ユニット30では、ケーブルアーム50の一端50aは、アーム保持部材40の幅方向D2の一方の側に選択的に連結される。これにより、ケーブルアーム50を幅方向D2で反転させる際、アーム保持部材40は幅方向D2で反転させる必要が無い。したがって、ケーブルアーム50の幅方向D2での反転作業に手間が掛かるのを抑えることができる。
【0039】
このようなケーブル支持ユニット30では、ケーブルアーム50の一端50aをアーム保持部材40に連結する第一マウント部材54が、アーム保持部材40の幅方向D2の一方の側に選択的に装着できる。したがって、ケーブルアーム50を幅方向D2で反転させる際、アーム保持部材40は幅方向D2で反転させることなく、第一マウント部材54の取付位置を幅方向D2で反転させればよい。したがって、ケーブルアーム50の幅方向D2での反転作業に手間が掛かるのを抑えることができる。
【0040】
このようなケーブル支持ユニット30では、ケーブルアーム50は、第一アーム51が第一マウント部材54を介してアーム保持部材40に連結され、第二アーム52が第二マウント部材55を介して筐体101に連結される。これにより、ケーブルアーム50を幅方向D2で反転させる際には、アーム本体57とともに、第一マウント部材54、第二マウント部材55を、筐体101およびアーム保持部材40に対し、幅方向D2のいずれか一方に選択的に装着する。これにより、ケーブルアーム50を幅方向D2で容易に反転させて装着することができる。
【0041】
このようなケーブル支持ユニット30では、ケーブルアーム50が閉状態であるときに、ケーブルアーム50の全体が、アーム保持部材40の鉛直上方に配置されている。これにより、ケーブルアーム50に沿わせたケーブルCが垂れたときに、垂れたケーブルCをアーム保持部材40で確実に受けることができる。したがって、ラック210において下方に搭載された他のサーバ100のケーブル支持ユニット30等に、垂れたケーブルCが干渉するのを抑えることができる。
【0042】
このようなケーブル支持ユニット30では、アーム保持部材40は、筐体101の移動方向D1において、閉状態のケーブルアーム50と略同等の寸法を有している。これにより、ケーブルアーム50に沿わせたケーブルCが垂れたときに、垂れたケーブルCをアーム保持部材40で確実に受けることができる。したがって、ラック210において下方に搭載された他のサーバ100のケーブル支持ユニット30等に、垂れたケーブルCが干渉するのを抑えることができる。
【0043】
このようなケーブル支持ユニット30では、アーム保持部材40は、閉状態のケーブルアーム50が収容できる寸法を有している。これにより、ケーブルアーム50に沿わせたケーブルCが垂れたときに、垂れたケーブルCをアーム保持部材40で確実に受けることができる。
【0044】
このようなケーブル支持ユニット30では、アーム保持部材40は、ケーブルアーム50が幅方向D2の一方又は他方に連結された場合であっても、ケーブルアーム50を支持可能な寸法を有する。これにより、ケーブルアーム50を幅方向D2で反転させた場合であっても、ケーブルアーム50を確実に支持することができる。したがって、ケーブルアーム50に沿わせたケーブルCが垂れたときに、垂れたケーブルCをアーム保持部材40で確実に受けることができる。
【0045】
このようなケーブル支持ユニット30では、ケーブルアーム50が閉状態の場合に、ケーブルアーム50をアーム保持部材40上に収容した状態に維持する第一ストッパ部材61を備える。これにより、ケーブルアーム50が閉状態にあるときに、ケーブルアーム50がアーム保持部材40上から不用意に移動してしまうのを防ぐことができる。
【0046】
このようなケーブル支持ユニット30では、第一ストッパ部材61は、ケーブルアーム50の変位の拘束を解除可能である。これにより、第一ストッパ部材61によるケーブルアーム50の拘束を解除すれば、ケーブルアーム50が閉状態のまま、ケーブルアーム50全体を回転させることができる。これにより、ケーブルアーム50を筐体101から離間する後方に回転させれば、例えば、筐体101に搭載された機器へのケーブルCの抜き差し等の作業を容易に行うことが可能となる。
【0047】
このようなケーブル支持ユニット30では、筐体101がアーム保持部材40側に接近して配置された状態で、ケーブルアーム50が筐体101に接近する方向に変位するのを拘束する第二ストッパ部材62が設けられている、このようにして、ケーブルアーム50の筐体101側への変位を拘束することで、ケーブルアーム50で支持したケーブルCが、筐体101に干渉するのを抑えることができる。
【0048】
このようなケーブル支持ユニット30では、ケーブルアーム50は、ケーブルCの長さ方向の一部をカバーするケーブルカバー58を備える。これにより、ケーブルCの長さ方向中間部で、ケーブルカバー58によってケーブルCを保持することができる。したがって、ケーブルアーム50に沿わせたケーブルCの外方への飛び出しを抑えることができる。
【0049】
このようなケーブル支持ユニット30では、ケーブルアーム50は、筐体101の上下方向D3の上寄りに配置されている。これにより、ケーブルCがケーブルアーム50から垂れ下がっても、下方に配置された他のサーバ100のケーブルアーム50と干渉するのを抑えることができる。
【0050】
このようなケーブル支持ユニット30では、ケーブルアーム50の一端50aは、スライドレール120のアーム保持部材40側の端部121bに接続され、ケーブルアーム50の他端50bは筐体101の背面101bに連結されている。このように、ケーブルアーム50の一端50aをスライドレール120に連結することで、例えば、サーバ100(筐体101)を、メンテナンスや交換のためにスライドレール120から脱着する際、ケーブル支持ユニット30自体はスライドレール120から取り外す必要が無い。したがって、サーバ100のメンテナンスや交換のための作業を、容易に行うことができる。
【0051】
また、上記したようなサーバ装置200においては、上下方向D3に複数設けられたサーバ100のそれぞれは、上記したようなケーブル支持ユニット30を備えている。したがって、複数台のサーバ100において、ケーブルアーム50の向きを容易に幅方向D2で互いに異ならせることができる。これにより、複数のサーバ100の筐体101の背面101bに接続されるケーブルCを、幅方向D2の両側に振り分け、バランスよく配設することができる。
【0052】
(第4の実施形態)
図13は、本実施形態におけるケーブル支持ユニットを示す斜視図である。図14は、本実施形態において、ケーブルアームを閉状態のまま後方に回動させた状態を示す平面図である。
図13に示すように、ケーブル支持ユニット30Bは、上下に複数のケーブルアーム50A,50Bを積み重ねて備えることもできる。
この変形例におけるケーブル支持ユニット30Bは、アーム保持部材40の上方に、複数のケーブルアーム50A,50Bが上下方向D3に間隔をあけて配置されている。
【0053】
複数のケーブルアーム50A,50Bのうち、上段側のケーブルアーム50Aは、幅方向D2の一方の側に連結されている。具体的には、上段側のケーブルアーム50Aの一端50aは、第一マウント部材(マウント部材)54Aを介して、幅方向D2の一方の側のスライドレール120の固定レール121に連結されている。上段側のケーブルアーム50Aの他端50bは、第二マウント部材55Aを介して、幅方向D2の一方の側で、筐体101の背面101bに連結されている。
【0054】
また、複数のケーブルアーム50A,50Bのうち、下段側のケーブルアーム50Bは、幅方向D2の他方の側に連結されている。具体的には、下段側のケーブルアーム50Bの一端50aは、第一マウント部材(マウント部材)54Bを介して、幅方向D2の一方の側のスライドレール120の固定レール121の後端部121bに連結されている。下段側のケーブルアーム50Bの他端50bは、第二マウント部材55Bを介して、幅方向D2の一方の側で、筐体101の背面101bに連結されている。
【0055】
また、下段側のケーブルアーム50Bの第一アーム51の上面には、上方に向かって突出するストッパピン66が設けられている。
下段側のケーブルアーム50Bは、第一ストッパ部材61によって、ケーブルアーム50Bが閉状態のときに、後方への回動が規制されている。このように、後方への回動が規制された下段側のケーブルアーム50Bに設けられたストッパピン66により、上段側のケーブルアーム50Aは、ケーブルアーム50Aが閉状態のときに後方への回動が規制される。
また、上段側のケーブルアーム50Aは、第二ストッパ部材62(図10参照)により、ケーブルアーム50Aが閉状態のときに、前方への回動が規制されている。このように、前方への回動が規制された上段側のケーブルアーム50Aに、下段側のケーブルアーム50Bに設けられたストッパピン66が突き当たることで、閉状態のケーブルアーム50Bが閉状態のときに前方への回動が規制される。
【0056】
また、この変形例におけるケーブル支持ユニット30Bでは、第一ストッパ部材61を回動させて、下段側のケーブルアーム50Bの後方への回動の拘束を解除すれば、ストッパピン66は、下段側のケーブルアーム50Bとともに移動する。これにより、図14に示すように、上段側のケーブルアーム50Aの後方への回動の拘束も解除される。したがって、ケーブルアーム50Bとケーブルアーム50Aの後方への回動が可能となる。
【0057】
このようなケーブル支持ユニット30Bは、幅方向D2で互い違いのケーブルアーム50A、50Bを備えている。これにより、サーバ100の筐体101の背面101bに接続される複数のケーブルCを、幅方向D2でバランスよく配設することができる。
【0058】
また、ケーブル支持ユニット30Bにおいても、ケーブルアーム50A、50Bを幅方向D2で反転させる際には、アーム保持部材40は幅方向D2で反転させる必要が無い。したがって、ケーブルアーム50A、50Bの幅方向D2での反転作業に手間が掛かるのを抑えることができる。
【0059】
なお、上記第4の実施形態において、ケーブル支持ユニット30Bは、ケーブルアーム50A、50Bを備えているが、下段側のケーブルアーム50Bのみを備えるようにしてもよい。その場合、ケーブルアーム50Bは、上記第3の実施形態と同様に、幅方向D2での反転作業を容易に行うことができる。
【0060】
(第5の実施形態)
図15は、本実施形態によるケーブル支持ユニットを示す斜視図である。
この図が示すように、本実施形態におけるケーブル支持ユニット30Cは、上記第3、第4の実施形態で示したケーブルアーム50、50A、50Bを備えず、ケーブル保持部材として、アーム保持部材40のみを備えている。
すなわち、ケーブル支持ユニット30Cは、支持部材130の後端部130bに、アーム保持部材40が設けられている。支持部材130は、筐体101の幅方向D2の両側に配置されている。
筐体101は、ケーブル保持ユニット30Cに対して水平方向一方の側である前方に位置する。本実施形態において、筐体101は、支持部材130により、アーム保持部材40に対して接離する移動方向D1に移動不能に支持される。なお、筐体101は、上記第3、第4の実施形態と同様、スライドレール120で支持することで、移動方向D1に移動可能とすることもできる。筐体101をスライドレール120で支持する場合は、筐体101を移動方向D1に移動させずに運用するのが好ましい。
【0061】
アーム保持部材40は、筐体101の背面101bに接続されるケーブルCを、上面に搭載することができる。ケーブルCは、貫通孔41を利用し、図示しない結束バンド等によって結束することで、アーム保持部材40に固定することができる。
【0062】
このようなケーブル支持ユニット30Cは、ケーブル保持部材として、アーム保持部材40を備えているので、筐体101の背面101bに接続されるケーブルCを保持することができる。したがって、ケーブルCが下方に垂れ下がるのを抑えることができる。
【0063】
なお、上記第3、第4の実施形態では、ケーブルアーム50、50A、50Bの一端50aを、スライドレール120に接続するようにしたが、これに限らない。例えば、ケーブルアーム50の一端50aは、アーム保持部材40に接続してもよい。
また、ケーブルアーム50の他端50bは、筐体101に接続したが、スライドレール120の筐体101側の端部に連結してもよい。
さらに、ケーブルアーム50を、第一マウント部材54、第二マウント部材55を用いて接続したが、ケーブルアーム50の一端50a、他端50bを、第一マウント部材54、第二マウント部材55を用いず、直接接続してもよい。
さらに、ケーブル支持ユニット30、30Bを構成する各部品の構成については、適宜変更してもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0064】
1 ケーブル支持ユニット
2 アーム保持部材
3 ケーブルアーム
3a 一端
3b 他端
4 筐体
11 ケーブル支持ユニット
12 ケーブル保持部材
14 筐体
30、30B、30C ケーブル支持ユニット
40 アーム保持部材(ケーブル保持部材)
50、50A、50B ケーブルアーム
50a 一端
50b 他端
51 第一アーム
52 第二アーム
53 連結部材
54、54A、54B 第一マウント部材(マウント部材)
55、55A、55B 第二マウント部材
57 アーム本体
58 ケーブルカバー
61 第一ストッパ部材
62 第二ストッパ部材
66 ストッパピン
101 筐体
101b 背面
120 スライドレール
121b 端部
122a 端部
210 ラック
C ケーブル
D1 移動方向
D2 幅方向
D3 上下方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
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図13
図14
図15