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  • 特許-アバットメント取り外し冶具 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-11
(45)【発行日】2022-10-19
(54)【発明の名称】アバットメント取り外し冶具
(51)【国際特許分類】
   A61C 8/00 20060101AFI20221012BHJP
【FI】
A61C8/00 Z
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2018158887
(22)【出願日】2018-08-28
(65)【公開番号】P2020031747
(43)【公開日】2020-03-05
【審査請求日】2021-05-27
(73)【特許権者】
【識別番号】390011143
【氏名又は名称】株式会社松風
(72)【発明者】
【氏名】江高 恵一
(72)【発明者】
【氏名】西澤 正祥
(72)【発明者】
【氏名】堀 弘二
【審査官】小林 睦
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-1718464(KR,B1)
【文献】特開2017-196363(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2011-0055864(KR,A)
【文献】特表2016-536027(JP,A)
【文献】独国特許出願公開第102008009547(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61C 8/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯科用インプラント体からアバットメントを取り外す冶具であって、
前記治具は、それぞれ独立する3つの構成部材を含み、
第一の部材である棒状部材(1)は、片端部に、押し込み部材(3)の先端と係合する係合部を有し、
第二の部材である保持部材(2)は、操作部(4)と、アバットメントまたはインプラント上部構造を保持するための雄ネジ部(5)と、前記押し込み部材(3)を挿入するための貫通穴またはネジ穴を有し、
第三の部材である前記押し込み部材(3)は、操作部(6)と、前記保持部材(2)の内部と螺合するための雄ネジ(9)を有し、前記押し込み部材(3)の先端部は前記棒状部材(1)と係合し、
前記棒状部材(1)および前記押し込み部材(3)の長さがそれぞれ25mm以下であることを特徴とする治具。
【請求項2】
前記保持部材(2)は、円筒形状を有し、前記円筒形状の外周上に前記雄ネジ部(5)を有するものである請求項1に記載の冶具。
【請求項3】
前記保持部材(2)の前記雄ネジ部(5)は前記円筒形状の長手方向に対して先細りのテーパ形状となっており、そのテーパ角度は8度以下であることを特徴とする請求項に記載の冶具。
【請求項4】
歯科用インプラント体からアバットメントを取り外す冶具であって、
(A)係合部を有する棒状部材と
(B)内部に貫通穴またはネジ穴を有し、アバットメントまたはインプラント上部構造を保持する保持部材と
(C)操作部、前記保持部材の貫通穴またはネジ穴に係合する雄ネジ部及び前記棒状部材の係合部と係合する先端部を有する押し込み部材を含むことを特徴とする冶具であって、
前記保持部材は、アバットメントまたはインプラント上部構造の周囲を熱硬化性樹脂あるいは光硬化性樹脂で囲ったものである冶具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯科用インプラントに暫間的にまたは恒久的に取り付けたアバットメントをインプラント体から分離させる際に使用する冶具に関する。
【背景技術】
【0002】
歯科用インプラント治療は、ウ蝕や歯周病、又は外傷などによって失われた歯の欠損部位に対して行われる歯科治療の一つである。
【0003】
通常、歯科用インプラントは生体親和性に優れた純チタン又はチタン合金製であり、これを図1及び2に記載のように歯根の代替として歯の欠損部位に埋入、人工歯根として機能させ、歯科用インプラント(A)上部に支台となるアバットメント(B)を装着し、そこへ各種補綴装置を固定することで、口腔機能を回復させる。
【0004】
図1に記載のように歯科用インプラントは一般的にスクリュ形状を有し、駆動器具に装着したインプラント用ドライバ(C)を用いて顎骨に固定するのが一般的である。
【0005】
また、歯科用インプラント(A)へのアバットメント(B)の装着はアバットメントスクリュ(D)を介した螺合であり、駆動器具に装着したドライバでアバットメントスクリュ(D)を固定するのが一般的である(図1図2参照)。
【0006】
このような歯科用インプラントシステムに対しては、施術が完了した後には咬合などによりインプラント体とアバットメントの接合部を圧接するような負荷が掛かる。この際接合部にがたつきがあるとアバットメントが微小な揺動を繰り返し、その結果アバットメントスクリュの破折や場合によってはインプラント体周囲の骨吸収が起こり得る。そのため極力揺動を抑えた信頼性の高い接合部とする目的でインプラント体とアバットメントの接合部にはテーパ嵌合を採用するシステムが主流となっている。
【0007】
その一方で、暫間的に取り付けたアバットメントを取り外し恒久的なアバットメント及びインプラント上部構造に付け替える場合や、一旦インプラント治療が完了した患者においても例えば固いものを食した際等に歯科用補綴物が損傷した場合などにおいて、インプラント体からアバットメント及びインプラント上部構造を取り外すことが必要になるケースがある。
【0008】
テーパ嵌合接合面は高い信頼性で接合する反面、アバットメントスクリューを取り外しインプラント体とアバットメント間の嵌合を解除しても、インプラント体とアバットメントが強固に固着し容易に取り外せない現象が発生することがある。
【0009】
このような場合、ペンチのような器具でアバットメントまたはインプラント上部構造を把持して引き抜くかさらにはアバットメントまたはインプラント上部構造を揺動させ固着を解除する等の処置が必要になるが、狭い口腔内での作業である為容易ではなく、また揺動を与えることにより患者に不快感を与えるといった問題がある。またペンチでアバットメントやインプラント上部構造を把持して揺動することにより、アバットメントまたはインプラント上部構造を損傷してしまうという問題があった。
【0010】
特許文献1には丸棒上の先端部近傍に取り付けたOリングによりアバットメントを保持し、棒の先端をインプラント体底面に押し当てながら揺動させることで、固着したアバットメントをインプラント体から分離する冶具が開示されている。
【0011】
しかしながら当該冶具では強固に固着したアバットメントに対しては効果が不十分で、且つ揺動させる動きにより患者に不快感を与えてしまう点に課題がある。
【0012】
特許文献2には、雄ネジ形状部を備えた棒状の器具を用いて、雄ネジ部をアバットメントのアクセスホール内に食い込ませまたはタッピングしつつ棒状器具の先端をインプラント側に押し当てる事により、ねじの螺進による反力で固着したアバットメントをインプラントから分離する冶具が開示されている。
【0013】
しかしながら、ネジの駆動操作部から棒状構造物の先端までが一体で形成されているため、例えば臼歯部などの狭い作業空間においてはその作業空間よりも長い冶具になってしまい、そもそも冶具がアバットメント内に挿入できないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【文献】特許第5820767号公報
【文献】特開2017-196363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は、歯科用インプラント治療において歯科用インプラント体からアバットメントを取り外す際に用いる冶具であって、揺動させる動きを与える事なく患者への負担をより少なく簡便にインプラント体からアバットメントを分離することが可能で、且つ臼歯等の作業空間の狭い部位に対しても使用が可能な冶具を提供すること、及びさらには各種インプラントシステムの異なるアバットメントアクセスホール径にも適用しうる冶具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明者らは、鋭意検討・研究を重ねた結果、上記課題の解決を図るべく以下の知見を見出した。
1.歯科用インプラント体からアバットメントを取り外す冶具であって、
(A)係合部を有する棒状部材と
(B)内部に貫通穴またはネジ穴を有し、アバットメントまたはインプラント上部構造を保持する保持部材と
(C)操作部、前記保持部材の貫通穴またはネジ穴に係合する雄ネジ部及び前記棒状部材の係合部と係合する先端部を有する押し込み部材を含むことを特徴とする冶具。
2.前記棒状部材及び押し込み部材の長さがそれぞれ25mm以下であることを特徴とする上記1.に記載の冶具。
3.前記保持部材は、操作部及び円筒外周上に雄ネジ部を有するものである上記1.ないし2.に記載の冶具。
4.前記保持部材の雄ネジ部は、円筒の長さ方向に対して先細りのテーパ形状となっており、そのテーパ角度は8度以下であることを特徴とする上記3.に記載の冶具。
5.前記保持部材は、アバットメントまたはインプラント上部構造の周囲を熱硬化性樹脂あるいは光硬化性樹脂で囲ったものである上記1.ないし2.に記載の冶具。
6.前記保持部材は、操作部及び保持ウイング部を有するものである上記1.ないし2.に記載の冶具。
【発明の効果】
【0017】
本発明は以上の問題点に着目してなされたものであり、揺動させる動きを与える事なく患者への負担をより少なく簡便に施術を行うことができ、且つ臼歯等の作業空間の狭い部位に対しても使用ができることを特徴とする。また各種インプラントシステムの異なるアバットメントアクセスホール径にも適用できるため、汎用性も広く、本発明は歯科用インプラント治療の分野において、幅広く利用することができる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、好ましい実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、その他の任意の構成要素を備え得る。
【0019】
本実施形態の取り外し冶具は、インプラント体及びアバットメントのアクセスホール内部に収まる係合部を設けた棒状部材(1)と、操作部(4)、内部に雌ネジが形成された貫通穴及び円筒外周上にアバットメントのアクセスホール上部に係合して当該アバットメントを保持する雄ネジ部(5)を備えた保持部材(2)と、操作部(6)、前記保持器具の貫通穴に係合する雄ネジ部(9)を備えアバットメントのアクセスホール内部で前記棒状部材(1)の係合部と先端が係合する押し込み部材(3)から構成される。(図3図3A及び図3B参照)
【0020】
図3Aのように前記棒状部材(1)をインプラント体及びアバットメントのアクセスホール内に収まるように挿入し、保持部材(2)の操作部(4)を回転またはタッピングさせることで雄ネジ部(5)をアバットメントのアクセスホール上部に塑性的に食い込ませて係合保持した後、押し込み部材(3)の操作部(6)を回転させて前記保持部材(2)の貫通穴内部に形成された雌ネジに当該押し込み部材(3)の雄ネジ(9)を螺進させることにより、押し込み部材(3)の先端部(本実施例では丸棒部としている)が棒状部材(1)の先端部に係合、圧接する。それにより棒状部材(1)の他端部を介してインプラント体底面(7)に圧力が加わり、その反力が保持部材(2)を介して保持されたアバットメントに加わることによりインプラント体とアバットメントを取り外すことができる。
【0021】
図8に第2大臼歯部での対合歯間の間隙を任意の成人男女各10人の左右各顎に対して測定したデータを示す。該データは顎関節症と判断される一般的な下限基準をもとに上下中切歯切縁間を40mmに固定した状態で測定を行っており、したがって正常な開口状態の最小量を再現したときの第2大臼歯部での対合歯間隙の分布を示すものである。このデータが示すところによれば、第2大臼歯部での対合歯間の間隙は平均約20mmであり、これはインプラント施術の対象となる正常な開口状態が確保できる患者であれば口腔内で最も狭い部位の施術においても平均20mmの作業空間が確保できるということを示すものである。
【0022】
本発明の棒状部材(1)は円筒状あるいは方形状等の様々な形状を採用しうるが、各種インプラント体及びアバットメントのアクセスホール内部に収まり所望の機能を有するためには円筒状が好ましい。前記棒状部材(1)の直径(φ)(係合部及び他端部)は同様の観点から3.0mm以下であることが好ましく、より好ましくは同2.0mm以下である。またその長さは上記作用効果を発揮する範囲を採用しうるが、好ましくは25mm以下、より好ましくは15mm以下である。一方でインプラント施術対象となる正常な開口状態が確保できる患者における第2大臼歯部での対合歯間の間隙平均が前述の通り少なくとも20mm程度以上であることを鑑み、アバットメントのアクセスホールへの挿入時には冶具を若干傾けて挿入することができることを加味すれば、当該棒状部材はアバットメントのアクセスホールに挿入が可能であるといえる。
【0023】
本発明の押し込み部材(3)は前述の対合歯間の間隙を考慮し長さ25mm以下であることが望ましく、先端丸棒部の直径(φ)は、各種インプラント体の内部径に挿入できるように3.0mm以下が好ましく、さらに2.0mm以下であればより好ましい。
【0024】
保持部材(2)及び押し込み部材(3)の操作部(4)、(6)は円柱状、方形状等の様々な形状を採用することができるが、例えば図3のように手指で操作できるように切り欠き溝を備えたものであってもよい。また、押し込み部材の操作部(6)は図4のようなISO規格に準じたコントラアングル等に取り付けが可能な形状や、図5のような汎用のレンチ等に対応する角柱形状等も採用できる。
【0025】
本実施形態の保持部材(2)はその機能性も考慮し好ましくは全長20mm以下、より好ましくは15mm以下とし、また雄ネジ部(5)は円筒の長さ方向に対して先細りのテーパ形状とするのが好ましく、そのテーパ角度は各種アバットメントのアクセスホールにより良好に食い込ませるまたはタッピングする為には、好ましくは8度以下、より好ましくは4度以下とするのがよい。
【0026】
本発明の保持部材は前記実施形態のみならず図6のような形態とすることもできる。アバットメントまたはインプラント上部構造の周囲に熱硬化性樹脂或いは光硬化性樹脂で形成した保持部材を設置して硬化させることによりアバットメントまたはインプラント上部構造の外形を保持し、前記樹脂に押し込み部材が挿入し得るよう形成した貫通穴またはネジ穴を通じてインプラント体及びアバットメントのアクセスホール内に棒状部材を挿入した後、押し込み部材の雄ネジ部(9)を前記貫通穴またはネジ穴に係合させつつ操作部(6)を回転させることで押し込み部材が螺進してその先端で棒状部材(1)を係合、圧接し、棒状部材を介してインプラント体底面(7)に圧力が加わり、その反力が保持部材(2)を介して保持されたアバットメントまたはインプラント上部構造に加わることによりインプラント体とアバットメントを分離することができる。
【0027】
また本発明の前記保持部材は図7のような形態とすることもできる。操作部(4)を回転させることで保持ウイング部(8)がアバットメントまたはインプラント上部構造の外形を挟み込むように稼働し保持する。
その状態で押し込み部材(3)の操作部(6)を回転させることにより保持部材の貫通穴部内部に形成された雌ネジに押し込み部材(3)の雄ネジ(9)が係合し押し込み部材(3)が螺進してその先端で棒状部材(1)を圧接し、当該棒状部材を介してインプラント体底面(7)に圧力が加わり、その反力が保持器具(2)を介して保持されたアバットメントまたはインプラント上部構造に加わることによりインプラント体とアバットメントを取り外すことができる。
【0028】
本発明の冶具の材質としてはステンレス鋼、チタン又はチタン合金等の任意の材質で製造することができるが、そのうち、強度、加工性及び防錆性をより確保する観点からステンレス鋼が好ましい。
【0029】
また保持部材が図6のような形態をとる場合はその材質はフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、シリコンまたはユリア樹脂等の任意の熱硬化性樹脂、またはウレタンアクリレート、アクリル樹脂アクリレート、エポキシアクリレート等の任意の光硬化性樹脂から選択する事ができる。
【0030】
また保持部材が図7のような形態をとる場合は保持ウイング部(8)がアバットメントまたはインプラント上部構造に接触する面にシリコン製またはゴム製などの緩衝物を設置することでアバットメントまたはインプラント上部構造を損傷することなくより安定的に保持することができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明の冶具により、歯科用インプラント治療におけるアバットメントの取り外しがより簡便に且つ患者への負担をより少なく施術を行うことが可能となる。また、各種インプラントシステムの異なるアバットメントアクセスホール径にも適用できるため汎用性も広く、本発明は歯科用インプラント治療の分野において、幅広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】駆動器具に装着したドライバを用いて顎骨に歯科用インプラントを固定する施術正面略図である。
図2】アバットメントスクリュを介した歯科用インプラントへのアバットメントの装着時の正面断面図である。
図3】本発明の好適な実施形態の一つにおける冶具の組み立て状態を示す斜視図と、組み立て後の冶具におけるそれぞれの部材の位置関係を表す正面断面図である。
図3A図3に示す冶具をインプラント体及びアバットメントアクセスホール内に挿入した際の正面断面図である。
図3B図3に示す冶具をインプラント上部構造付きのインプラント体及びアバットメントアクセスホール内に挿入した際の正面断面図である。
図4】本発明の冶具における押し込み部材の好適な実施形態の一つの斜視図である。
図5】本発明の冶具における押し込み部材の好適な実施形態の一つの斜視図である。
図6】本発明の冶具における保持部材を示す好適な実施形態の一つの断面図である。
図7】本発明の冶具における保持部材を示す好適な実施形態の一つの断面図である。
図8】第2大臼歯部での対合歯間の間隙測定を行った結果の分布図、及び表1.第2大臼歯部での対合歯間の間隙測定を行った結果を男女別に見た最大値、最小値および平均値である。
【符号の説明】
【0033】
A 歯科用インプラント
B アバットメント
C インプラント用ドライバ
D アバットメントスクリュ
E インプラント上部構造
1 棒状部材
2 保持部材
3 押し込み部材
4 保持部材操作部
5 保持部材雄ネジ部
6 押し込み部材操作部
7 インプラント体底面
8 保持ウイング部
9 押し込み部材雄ネジ部
図1
図2
図3
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8