(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-11
(45)【発行日】2022-10-19
(54)【発明の名称】ビデオ取得方法、装置、端末および媒体
(51)【国際特許分類】
H04N 21/854 20110101AFI20221012BHJP
H04N 21/472 20110101ALI20221012BHJP
H04N 5/91 20060101ALI20221012BHJP
【FI】
H04N21/854
H04N21/472
H04N5/91
(21)【出願番号】P 2020564991
(86)(22)【出願日】2018-12-28
(86)【国際出願番号】 CN2018124779
(87)【国際公開番号】W WO2020062683
(87)【国際公開日】2020-04-02
【審査請求日】2020-08-11
(31)【優先権主張番号】201811161966.8
(32)【優先日】2018-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518031631
【氏名又は名称】北京微播視界科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Microlive Vision Technology Co., Ltd
【住所又は居所原語表記】Room 408, 4F No.51, Zhichun Road, Haidian District Beijing 100080 China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲韓▼ 旭
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲海▼▲ティン▼
(72)【発明者】
【氏名】付 平非
【審査官】大西 宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-140564(JP,A)
【文献】特開2011-124852(JP,A)
【文献】特開2014-183426(JP,A)
【文献】特開2015-029213(JP,A)
【文献】特開2016-058792(JP,A)
【文献】特開2017-073644(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0155459(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0216871(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0025163(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0236549(US,A1)
【文献】米国特許第10891103(US,B1)
【文献】中国特許出願公開第106878587(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/10
H04N 7/14 - 7/173
H04N 7/20 - 7/56
H04N 21/00 -21/858
H04N 5/91 - 5/956
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ取得方法であって、
ユーザがビデオ選択インターフェースにおいてトリガーしたビデオ多重選択要求に応答し、ユーザがビデオ選択インターフェースにより選択した少なくとも2つの既有ビデオセグメントを取得し、前記ビデオ選択インターフェースは、ミュージックの詳細インターフェースから切り換えられて表示するインターフェースであり、前記ビデオ多重選択要求は、前記ユーザが前記ビデオ選択インターフェースにおける多重選択コントロールをトリガーした場合に生成されることと、
予め設定されたビデオ期間およびビデオ編集モードに基づき、ビデオ編集インターフェースにより前記少なくとも2つの既有ビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成し、ここで、前記ビデオ編集モードは、ビデオ全体編集モードおよびセグメント編集モードを含むことと、を含み、
前記少なくとも2つの既有ビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成することは、
前記ビデオ全体編集モードに基づき、前記少なくとも2つの既有ビデオセグメントを、一つの全体的なビデオに合成し、前記全体的なビデオの全体的な編集効果を得ることと、
前記セグメント編集モードに基づき、前記全体的な編集効果を、各既有ビデオセグメントの編集効果と重畳し、各既有ビデオセグメントの最終の編集効果を得ることと、
最終の編集効果を有する少なくとも2つの既有ビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成することと、を含む、
ビデオ取得方法。
【請求項2】
前記ビデオ編集インターフェースにおいて、ビデオ編集過程で効果プレビューを行うように構成されるビデオプレビューエリアが配置されている、請求項1に記載のビデオ取得方法。
【請求項3】
前記ビデオ編集モードにおける編集操作は、トリミング、放送速度の編集、解像度の編集、放送画面の旋回、ビデオの削除および表示特殊効果の追加のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のビデオ取得方法。
【請求項4】
予め設定されたビデオ期間に基づき、前記少なくとも2つの既有ビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成することは、
前記少なくとも2つの既有ビデオセグメントの選択順番に基づき、前記少なくとも2つの既有ビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成することを含む、請求項1に記載のビデオ取得方法。
【請求項5】
ユーザにより選択された各既有ビデオセグメントの期間は、期間閾値以上である、請求項1に記載のビデオ取得方法。
【請求項6】
編集要求の放棄を検出した結果に応答し、前記ビデオ編集インターフェースから前記ビデオ選択インターフェースに切り換え、前記ビデオ選択インターフェースは、ユーザの前記少なくとも2つの既有ビデオセグメントに対する選択状態を維持することをさらに含む、請求項1に記載のビデオ取得方法。
【請求項7】
ビデオ取得装置であって、
ユーザがビデオ選択インターフェースにおいてトリガーしたビデオ多重選択要求に応答し、ユーザが選択した少なくとも2つの既有ビデオセグメントを取得し、前記ビデオ選択インターフェースは、ミュージックの詳細インターフェースから切り換えられて表示するインターフェースであり、前記ビデオ多重選択要求は、前記ユーザが前記ビデオ選択インターフェースにおける多重選択コントロールをトリガーした場合に生成されるように構成されるビデオセグメント取得モジュールと、
予め設定されたビデオ期間および
ビデオ編集モードに基づき、ビデオ編集インターフェースにより前記少なくとも2つの既有ビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成し、ここで、前記ビデオ編集モードは、ビデオ全体編集モードおよびセグメント編集モードを含むように構成されるビデオ合成モジュールと、を含み、
前記少なくとも2つの既有ビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成することは、
前記ビデオ全体編集モードに基づき、前記少なくとも2つの既有ビデオセグメントを、一つの全体的なビデオに合成し、前記全体的なビデオの全体的な編集効果を得ることと、
前記セグメント編集モードに基づき、前記全体的な編集効果を、各既有ビデオセグメントの編集効果と重畳し、各既有ビデオセグメントの最終の編集効果を得ることと、
最終の編集効果を有する少なくとも2つの既有ビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成することと、を含む、
ビデオ取得装置。
【請求項8】
前記ビデオ編集インターフェースにおいて、ビデオ編集過程で効果プレビューを行うように構成されるビデオプレビューエリアが配置されている、請求項7に記載のビデオ取得装置。
【請求項9】
前記ビデオ編集モードにおける編集操作は、トリミング、放送速度の編集、解像度の編集、放送画面の旋回、ビデオの削除および表示特殊効果の追加のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載のビデオ取得装置。
【請求項10】
予め設定されたビデオ期間に基づき、前記少なくとも2つの既有ビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成することは、
前記少なくとも2つの既有ビデオセグメントの選択順番に基づき、前記少なくとも2つの既有ビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成することを含む、請求項7に記載のビデオ取得装置。
【請求項11】
ユーザにより選択された各既有ビデオセグメントの期間は、期間閾値以上である、請求項7に記載のビデオ取得装置。
【請求項12】
1つまたは複数の処理装置と、
1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成される記憶装置と、を含む端末であって、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数の処理装置により実行されると、前記1つまたは複数の処理装置は、請求項1~6のいずれか一項に記載のビデオ取得方法を実現する、端末。
【請求項13】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、処理装置により実行されると、請求項1~6のいずれか一項に記載のビデオ取得方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項14】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、処理装置により実行されると、請求項1~6のいずれか一項に記載のビデオ取得方法を実現する、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2018年09月30日に中国特許庁へ出願された出願番号201811161966.8の中国特許出願に対して優先権の利益を主張するものであり、当該出願の内容のすべてが本発明に援用される。
【0002】
本発明の実施例は、インターネット技術分野に関し、例えばビデオ取得方法、装置、端末および媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ネットワーク技術の発展に伴い、ビデオインタラクティブアプリケーションは、人々の日常生活で非常に人気がある。
【0004】
ビデオインタラクティブアプリケーションを適用するインターネット企業にとって、ユーザのニーズを満たしながら、ユーザへ満足している製品エクスペリエンスを提供することは、企業の競争力を維持するために無視できない重要な要素となっている。幅広いユーザ群体に対して、ビデオインタラクティブアプリケーションは、例えば滑稽さ、ユーモラス、科学、時事、および生活などの様々なビデオリソースをユーザへ提供することをサポートしながら、ユーザがいつでもどこでも異なるスタイルのビデオを撮像することをサポートし、且つ1種または複数種の特殊効果を追加したり、異なるタイプのバックグランドミュージックなどを設定したりすることができる。
【0005】
しかしながら、関連するビデオインタラクティブソフトウェアの機能は、依然として単一であり、ユーザがパーソナライズのビデオを共有するニーズを満たすことができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施例は、ビデオ共有過程で、複数の既有のビデオセグメントに基づいて1つの完全なビデオを合成することを実現するために、ビデオ取得方法、装置、端末および媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施例において、本発明の実施例は、
ユーザがビデオ選択インターフェースにより選択した少なくとも2つの既有のビデオセグメントを取得し、そのうち、前記ビデオ選択インターフェースは、ビデオ撮影インターフェースまたは詳細インターフェースから切り換えられて表示するインターフェースであることと、
予め設定されたビデオ期間に基づき、前記少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成することと、を含むビデオ取得方法を提供する。
【0008】
一実施例において、本発明の実施例は、
ユーザがビデオ選択インターフェースにより選択した少なくとも2つの既有のビデオセグメントを取得し、そのうち、前記ビデオ選択インターフェースは、ビデオ撮影インターフェースまたは詳細インターフェースから切り換えられて表示するインターフェースであるように構成されるビデオセグメント取得モジュールと、
予め設定されたビデオ期間に基づき、前記少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成するように構成されるビデオ合成モジュールと、を含むビデオ取得装置をさらに提供する。
【0009】
一実施例において、本発明の実施例は、
1つまたは複数の処理装置と、
1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成される記憶装置とを含む端末であって、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数の処理装置により実行されると、前記1つまたは複数の処理装置は、本発明の任意の実施例に記載のビデオ取得方法を実現する、端末をさらに提供する。
【0010】
一実施例において、本発明の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、装置により実行されると、本発明の任意の実施例に記載のビデオ取得方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施例に係るビデオ取得方法のフローチャートである。
【
図2】本発明の実施例に係るビデオ選択インターフェースの模式図である。
【
図3】本発明の実施例に係る他のビデオ取得方法のフローチャートである。
【
図4】本発明の実施例に係るビデオプレビューエリアが配置されているビデオ編集インターフェースの模式図である。
【
図5】本発明の実施例に係る別のビデオ取得方法のフローチャートである。
【
図6】本発明の実施例に係る他のビデオプレビューエリアが配置されているビデオ編集インターフェースの模式図である。
【
図7】本発明の実施例に係るビデオ取得装置の構造模式図である。
【
図8】本発明の実施例に係る端末のハードウェアの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下は、図面および実施例を結び付けて本発明について説明する。ここで記載される具体的な実施例は、本発明を解釈するために過ぎず、本発明を限定するためのものではない。また、説明の便宜上、図面において、全部の構造ではなく、本発明に関連する一部だけが示されている。
【0013】
以下の少なくとも1つの実施例において、選択可能な特徴および例示が同時に提供され、実施例に記載される少なくとも1つの特徴は、組み合わせによって複数の選択可能な方案を形成することができる。
【0014】
実施例1
【0015】
図1は、本発明の実施例に係るビデオ取得方法のフローチャートである。本実施例は、ユーザがビデオを共有する過程で、既有のビデオセグメントに基づいて完全なビデオを合成する場合に適用されてもよい。当該方法は、ビデオ取得装置により実行されてもよく、当該装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアで実現され、スマートフォン、パソコンおよびタブレット(Portable Device、PAD)などのネットワーク通信機能を有する任意の端末に配置されてもよい。
【0016】
図1に示すように、本発明の実施例に係るビデオ取得方法は、S110~S120を含んでもよい。
【0017】
S110:ユーザがビデオ選択インターフェースにより選択した少なくとも2つの既有のビデオセグメントを取得し、そのうち、ビデオ選択インターフェースは、ビデオ撮影インターフェースまたは詳細インターフェースから切り換えられて表示するインターフェースである。
【0018】
ビデオインタラクティブアプリケーションは、ユーザが現場で撮影されたビデオを共有することをサポートするだけでなく、ユーザが既有のビデオセグメントに基づいて合成されたビデオを共有することをサポートすることができる。ユーザは、端末におけるビデオインタラクティブアプリケーションをスタートさせた後、そのビデオ撮影インターフェースまたは詳細インターフェースにおける特定標識、例えばアップロード標識または共有標識などをトリガーすることで、ビデオインタラクティブアプリケーションは、現在のインターフェースからビデオ選択インターフェースに切り換えられ、すなわちビデオ選択インターフェースは、ユーザがビデオ撮影インターフェースまたは詳細インターフェースにおける特定標識をトリガーすることによって表示することができる。そのうち、詳細インターフェースは、ミュージックの詳細インターフェースまたはビデオリソースの詳細インターフェースなどの他の情報の詳細インターフェースであってもよい。ビデオ選択インターフェースは、ユーザによる選択を容易にするために、端末のローカル既有のビデオセグメントを同期に表示することができる。そのうち、ビデオ選択インターフェースは、ミュージックの詳細インターフェースから切り換えられれば、ユーザは、当該ミュージックの詳細ページにおけるオーディオを合成ビデオのバックグランドミュージックとすることができる。
【0019】
選択過程で、ユーザは、当該ビデオセグメントを選択するか否かを決定するために、ビデオ選択インターフェースにおけるビデオサムネイル位置をタッチしてビデオプレビューをすることができる。一実施例において、ユーザにより選択された既有のビデオセグメントの期間は、期間の閾値以上であり、すなわち、期間の閾値は、ユーザにより選択可能な有効的なビデオセグメントを決定する。例示的には、期間の閾値を3秒とした場合、ユーザにより選択された既有のビデオセグメントAの期間が2秒であると、提示ボックス(toast)をポップアップし、ユーザにより現在選択されたビデオセグメントAが無効であり、改めて選択する必要があると提示する。ユーザにより選択可能な既有のビデオセグメントの数は、適当に設定され、例えば最大で12として設定されてもよいが、本実施例において具体的に限定されない。ユーザにより選択された既有のビデオセグメントの数が予め設定された数に達した場合、ビデオ選択インターフェースにおける他のビデオサムネイルは、白いマスクによりカバーされるとともに、ユーザの選択をサポートしない。
【0020】
一実施例において、ユーザがビデオ選択インターフェースにより選択した少なくとも2つの既有のビデオセグメントを取得することは、ユーザがビデオ選択インターフェースにおいてトリガーしたビデオ多重選択要求に応答して、前記ユーザにより選択された少なくとも2つの既有のビデオセグメントを取得することを含む。
【0021】
例示的には、
図2は、本実施例に係るビデオ選択インターフェースの模式図である。
図2に示すように、ビデオ選択インターフェースにおいて多重選択コントロール21が配置されてもよく、現在、ユーザが少なくとも2つの既有のビデオセグメントを選択することができることを示す。多重選択コントロールは、インターフェースエッジにおける任意の位置に配置されてもよく、
図2において、例示として左下方に配置されている。ユーザが当該多重選択コントロールをクリックすることを検出した場合、ビデオインタラクティブアプリケーションは、ユーザによるビデオ多重選択要求に応答して、ユーザにより選択された既有のビデオセグメントをリアルタイム取得する。一実施例において、
図2に時間、電気量などが含まれ、例示的には、時間が昼12時前(Ante Meridiem、AM)である。
【0022】
S120:予め設定されたビデオ期間に基づき、少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成する。
【0023】
一実施例において、ビデオ合成技術に基づき、ユーザにより自主に設定されたビデオ排列順番またはビデオインタラクティブアプリケーションにより予め設定されたビデオ排列順番に応じて、少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下の完全なビデオに合成することができる。少なくとも2つの既有のビデオセグメントの合計期間が予め設定されたビデオ期間よりも大きければ、ビデオインタラクティブアプリケーションは、ユーザにより選択されたビデオの起点および終点を取得し、ビデオをトリミングすることによってターゲットビデオを得ることができる。ターゲットビデオを合成した後、ユーザは、適切なビデオフォーマットを選択してターゲットビデオをローカル特定の記憶位置に保存してもよいし、直接的にサービスエンドにアップロードしてビデオを共有してもよい。
【0024】
そのうち、予め設定されたビデオ期間は、適当に設定されてもよいが(例えば、15秒)、本実施例において具体的に限定されない。合成されたターゲットビデオの期間を限定することにより、ユーザによりアップロードしたビデオ期間が長すぎることに起因してビデオインタラクティブアプリケーションとサービスエンドとのデータ通信圧力が大きくなり、さらに、ユーザがビデオを共有するエクスペリエンスに影響を及ぼすことを回避することができる。
【0025】
一実施例において、予め設定されたビデオ期間に基づき、少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成することは、予め設定されたビデオ期間に基づき、前記少なくとも2つの既有のビデオセグメントの選択順番に応じて、少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間条件に合致する(即ち、前記予め設定されたビデオ期間以下である)ターゲットビデオに合成する。この場合、ユーザが既有のビデオセグメントを選択するタッチ順番は、ターゲットビデオに含まれるビデオセグメントの排列順番を決定する。続いて、
図2に示すように、ユーザは、毎回、1つの既有のビデオセグメントを選択し、対応するビデオサムネイルの左上隅においてユーザが既有のビデオセグメントを選択する記録情報として番号が表示され、ビデオインタラクティブアプリケーションは、ユーザからの選択順番および選択されたビデオセグメント情報を同時に記録する。
【0026】
一実施例において、予め設定されたビデオ期間に基づき、少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成することは、
予め設定されたビデオ期間およびビデオ編集モードに基づき、少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成し、そのうち、ビデオ編集モードは、ビデオ全体編集モードおよび/またはセグメント編集モードを含むことを含む。
【0027】
ユーザは、既有のビデオセグメントを編集して合成した後に共有してもよいし、編集せずに直接的に合成した完全なビデオを共有してもよい。ユーザが既有のビデオセグメントを編集する場合、ビデオインタラクティブアプリケーションによりサポートされたビデオ編集モードによれば、ユーザが選択可能な編集モードは、以下の3種を含む。
【0028】
1)ユーザは、少なくとも2つの既有のビデオセグメントにより初歩的に合成された完全なビデオを全体的に編集し、ターゲットビデオを得る。
【0029】
2)ユーザは、独立して各既有のビデオセグメントを編集し、ユーザにより編集されたビデオセグメントに基づいてターゲットビデオを合成する。
【0030】
3)ユーザが初歩的に合成された完全なビデオに対して行った全体的な編集効果、および独立して各既有のビデオセグメントに対して行った編集効果を重畳し、各既有のビデオセグメントの最終の編集効果を得ることで、ターゲットビデオを合成する。
【0031】
一実施例において、ビデオ編集モードに係る編集操作は、トリミング、放送速度の編集、解像度の編集、放送画面の旋回、ビデオの削除および表示特殊効果の追加のうちの少なくとも1つを含む。ユーザへ複数種のビデオ編集操作を提供することにより、ビデオインタラクティブアプリケーション機能の豊富性を表明するだけでなく、ユーザがビデオを作成し合成する興味を向上させ、ユーザエクスペリエンスを向上させることができる。一実施例において、ビデオ編集過程で、既有のビデオセグメントの元のビデオは、変更せず、変更するものは、端末キャッシュにおいて中間ドキュメントとして記憶されたビデオデータのみである。且つ、ユーザがビデオ全体編集モードおよびセグメント編集モードに基づいてビデオを複数回編集する場合、放送速度の編集および解像度の編集は、始終に元の既有のビデオセグメントを基に行われることで、各既有のビデオセグメントの最終の編集効果を得ることができる。
【0032】
一実施例において、当該方法は、さらに以下を含む。
【0033】
編集要求を放棄することを検出した場合、ビデオ編集インターフェースからビデオ選択インターフェースに切り換えられ、そのうち、ビデオ選択インターフェースは、ユーザの少なくとも2つの既有のビデオセグメントに対する選択状態を維持する。ビデオ編集過程で、ユーザは、ビデオ編集インターフェースにおける放棄コントロールをタッチすることにより、現在の編集操作を終了させ、ビデオインタラクティブアプリケーションは、現在のビデオ編集インターフェースからビデオ選択インターフェースに切り換えられる(戻る)。続いて、
図2に示すように、ビデオ選択インターフェースに戻った後、ビデオ選択インターフェースは、依然として、ユーザの既有のビデオセグメントに対する選択状態を維持し、すなわち、ユーザは、依然として、直接的に元の既有のビデオセグメントに基づいて完全なビデオを合成して、パーソナライズのビデオの共有を実現することができる。
【0034】
本発明の実施例は、まず、ユーザがビデオ選択インターフェースにより選択した少なくとも2つの既有のビデオセグメントを取得した後、予め設定されたビデオ期間に基づき、少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間に合致するターゲットビデオに合成し、すなわち、端末のローカル既有のビデオセグメントを用いて完全なビデオを合成することにより、関連技術においてビデオインタラクティブアプリケーションの機能が単一であり、ユーザがパーソナライズのビデオを共有するニーズを満たすことができないという問題を解決し、ビデオ共有過程で、複数の既有のビデオセグメントに基づいて1つの完全なビデオを合成することを実現し、ビデオインタラクティブアプリケーションのビデオ共有機能を拡張し豊富にし、ビデオ共有モードが現場で撮影して共有するというモードに限定されない。ユーザは完全、自主に共有待ちの合成ビデオを作成することができるため、ユーザによるパーソナライズのビデオ共有エクスペリエンスを向上させる。また、関連技術において専門的なビデオ編集ソフトウェアによってビデオセグメントを編集する複雑な操作を回避し、ビデオ編集の利便性を向上させることができる。
【0035】
実施例2
【0036】
図3は、本発明の実施例に係る他のビデオ取得方法のフローチャートである。以下は、ビデオ編集モードがビデオ全体編集モードであることを例として、ビデオ取得方法について例示的に説明する。
【0037】
図3に示すように、本発明の実施例に係るビデオ取得方法は、S210~S230を含んでもよい。
【0038】
S210:ユーザがビデオ選択インターフェースにより選択した少なくとも2つの既有のビデオセグメントを取得し、そのうち、ビデオ選択インターフェースは、ビデオ撮影インターフェースまたは詳細インターフェースから切り換えられて表示するインターフェースである。
【0039】
S220:予め設定されたビデオ期間に基づき、少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下の連続するビデオに合成する。
【0040】
ビデオ全体編集モードとは、ターゲットビデオを合成する過程で、複数の既有のビデオセグメントに基づいて初歩的に合成されたビデオを編集対象として編集することを指す。そのため、本実施例において、ユーザにより選択された既有のビデオセグメントを取得した後、予め設定されたビデオ期間に基づき、1つの連続するビデオを初歩的に合成する。その際に、当該連続するビデオの期間は、最終のターゲットビデオの期間と同一であってもよいし、異なってもよい。一実施例において、連続するビデオの合成過程で、一定のビデオ排列順番、例えば、既有のビデオセグメントの選択順番に応じて、ビデオ合成技術に基づき、複数の既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下の連続するビデオに合成することができる。
【0041】
S230:ユーザがビデオ編集インターフェースにおいて連続するビデオに対する編集操作を取得し、編集された連続するビデオをターゲットビデオとする。
【0042】
そのうち、ビデオ編集インターフェースにおいてビデオプレビューエリアが配置されてもよい。前記ビデオプレビューエリアは、ビデオ編集過程で効果プレビューを行うように構成される。例えば、連続するビデオを合成した後、ユーザは、ビデオプレビューエリアにおいてその効果をプレビューすることができる。ユーザが連続するビデオに対する編集操作を検出した場合、編集操作の進行に従って、ユーザは、随時に編集効果をプレビューすることもできる。一実施例において、ユーザが連続するビデオに対する編集操作は、トリミング、放送速度の編集、解像度の編集、放送画面の旋回、ビデオの削除および表示特殊効果の追加のうちの少なくとも1つを含む。
【0043】
トリミングによって連続するビデオの期間を調整して期間要求に合致するターゲットビデオを得ることができる。放送速度の編集によって連続するビデオの放送速度を調整して快速に放送させるか或いは低速に放送させることができる。解像度の編集によって連続するビデオの放送画面の解像度を変更することができる。ビデオの削除によってビデオ編集インターフェースから現在の連続するビデオに含まれる複数の既有のビデオセグメントを削除することができ、その際に、残りの既有のビデオセグメントを用いて改めて新たな連続するビデオを合成することができる。放送画面の旋回によってビデオの放送モードを変更し、例えば、横長放送から縦長放送に調整することができる。表示特殊効果、例えば1種または複数種のフィルターの追加によって、連続するビデオの画面展示効果を向上させることができる。
【0044】
例示的には、ビデオトリミングルールは、以下を含んでもよい。合成された連続する合計期間が予め設定されたターゲットビデオの期間以下である場合、ユーザのニーズに応じてトリミングするか否かを確定することができるが、この際の連続するビデオは、トリミングエリア全体に亘って充填される。連続するビデオの合計期間が予め設定されたターゲットビデオの期間よりも大きい場合、予め設定されたターゲットビデオの期間と等しいビデオ期間をトリミングするか、或いはユーザからの設定期間に基づいてトリミングすることができる。また、トリミングしたビデオ期間がターゲットビデオ期間の最大値または最小値に達する場合、ユーザトリミング操作のミスを回避するために、例えば振動などの提示操作を設定することができる。トリミングが終了した後、ビデオに対してプレビュー放送を行うことができる。
【0045】
図4は、例示として、本実施例におけるビデオプレビューエリアが配置されているビデオ編集インターフェースの模式図を示す。
図4に示すように、ビデオ編集インターフェースは、ビデオ選択インターフェースから直接的に切り換えられて移行することができる。当該ビデオ編集インターフェースは、ビデオプレビューエリア41、ビデオトリミングエリア42およびビデオセグメントエリア43を含む。そのうち、ビデオプレビューエリア41は、ビデオ編集過程で連続するビデオをプレビューするように構成される。ビデオトリミングエリア42の左右両側におけるハンドルは、プレビューした連続するビデオ期間を調整することを実現するために、ユーザによるドラッグに従って移動することができる。ビデオトリミングエリア42内のポインタは、ビデオの放送をプレビューすることに従って移動する。ビデオセグメントエリア43は、ユーザにより選択された少なくとも2つの既有のビデオセグメントを提示し、当該エリアにおいて左右にスライドすることにより、ユーザにより選択されたすべてのビデオセグメントを確認することができる。ビデオ編集インターフェースのエッジ位置、またはビデオプレビューエリア41とビデオトリミングエリア42との間のキャップは、いずれも、例えば、トリミングコントロール、放送速度の編集コントロール、解像度の編集コントロールなどの編集コントロールを配置するために用いられる。
【0046】
ビデオインタラクティブアプリケーションは、ユーザの編集操作が終了することを検出した後、編集された連続するビデオをターゲットビデオとし、ユーザは、ビデオプレビューエリアにおいて効果プレビューを行うことができる。ユーザがビデオ編集インターフェースにおいてトリガーした編集確定要求を検出した後、すなわち、ユーザがすべての編集効果を保留すれば、ターゲットビデオをビデオフォーマットで端末の特定の記憶位置に保存する。それと同時に、ユーザからのビデオ共有要求を検出した場合、ターゲットビデオをサービスエンドに共有する。
【0047】
本発明の実施例は、まず、ユーザがビデオ選択インターフェースにより選択した少なくとも2つの既有のビデオセグメントを取得した後、予め設定されたビデオ期間に基づき、少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成し、最後に、ユーザがビデオ編集インターフェースにおいて連続するビデオに対する編集操作を取得するとともに、ユーザが編集した連続するビデオをターゲットビデオとすることで、関連技術においてビデオインタラクティブアプリケーションの機能が単一であり、ユーザがパーソナライズのビデオを共有するニーズを満たすことができないという問題を解決し、ビデオ共有過程で、複数の既有のビデオセグメントに基づいて1つの完全なビデオを合成することを実現し、ビデオインタラクティブアプリケーションのビデオ共有機能およびビデオ編集機能を拡張し豊富にし、ビデオ共有モードが現場で撮影して共有するというモードに限定されない。ユーザは完全、自主に共有待ちの合成ビデオを作成することができるため、ユーザによるパーソナライズのビデオ共有エクスペリエンスを向上させる。
【0048】
実施例3
【0049】
図5は、本発明の実施例に係る別のビデオ取得方法のフローチャートである。以下は、ビデオ編集モードがセグメント編集モードであることを例として、ビデオ取得方法について例示的に説明する。
【0050】
図5に示すように、本発明の実施例に係るビデオ取得方法は、S310~S330を含んでもよい。
【0051】
S310:ユーザがビデオ選択インターフェースにより選択した少なくとも2つの既有のビデオセグメントを取得し、そのうち、ビデオ選択インターフェースは、ビデオ撮影インターフェースまたは詳細インターフェースから切り換えられて表示するインターフェースである。
【0052】
S320:ユーザがビデオ編集インターフェースにおいて少なくとも2つの既有のビデオセグメントのうちの1つの既有のビデオセグメントに対する毎回の編集操作を取得する。
【0053】
本実施例において、セグメント編集モードとは、ターゲットビデオセグメントを合成する過程で、単一の既有のビデオセグメントを編集対象として編集することを指す。一実施例において、ユーザの編集操作の回数は、取得した既有のビデオセグメントの数以下である。一実施例において、ユーザが各既有のビデオセグメントに対する編集操作は、トリミング、放送速度の編集、解像度の編集、放送画面の旋回、ビデオの削除および表示特殊効果の追加のうちの少なくとも1つを含む。そのうち、トリミングによって既有のビデオセグメントの期間を調整し、ユーザの興味があるビデオセグメントを得ることができる。放送速度の編集によってビデオセグメントの放送速度を調整して快速に放送させるか或いは低速に放送させることができる。解像度の編集によって連続するビデオの放送画面の解像度を変更し、最終に解像度が統一の複数の既有のビデオセグメントを得、合成したターゲットビデオの画面展示効果を確保することができる。ビデオの削除によって、ユーザにより選択された複数の既有のビデオセグメントからある既有のビデオセグメントを完全に除去することができ、現在のビデオ編集インターフェースから改めてビデオ選択インターフェースに戻る必要がない。表示特殊効果、例えば1種または複数種のフィルターの追加によって、ビデオの画面展示効果を向上させることができる。
【0054】
ビデオ編集インターフェースにおいてビデオプレビューエリアが配置されてもよい。当該ビデオプレビューエリアは、ユーザが単一の既有のビデオセグメントの編集効果をプレビューするように構成される。
図6は、例示として、本実施例における他のビデオプレビューエリアが配置されているビデオ編集インターフェースの模式図を示す。
図6に示すように、ビデオ編集インターフェースは、ビデオプレビューエリア61、ビデオトリミングエリア62およびビデオセグメントエリア63を含む。そのうち、ビデオプレビューエリア61は、ビデオ編集過程で現在のビデオセグメントの効果をプレビューするように構成される。ビデオトリミングエリア62の左右両側におけるハンドルは、現在プレビューしているビデオセグメントの期間を調整することを実現するために、ユーザによりドラッグに従って移動することができる。ビデオトリミングエリア62内のポインタは、ビデオの放送をプレビューすることに従って移動する。ビデオセグメントエリア63は、ユーザが現在編集しているビデオセグメントを展示する。ビデオ編集インターフェースのエッジ位置、またはビデオプレビューエリア61とビデオトリミングエリア62との間のキャップは、いずれも、例えばトリミングコントロール、放送速度の編集コントロール、解像度の編集コントロールなどの編集コントロールを配置するために用いられてもよい。
【0055】
図6に示す単一の既有のビデオセグメントに対する編集インターフェースは、ビデオ選択インターフェースから直接的に切り換えられてもよいし、
図4に示すビデオ編集インターフェースから切り換えられてもよい。例示的には、ユーザは、
図4に示すようなビデオ編集インターフェースにおいて、セグメント編集コントロール(
図4において図示せず)をタッチすることにより、ビデオインタラクティブアプリケーションは、ユーザからの切り換え要求に応答して、
図6に示すような単一の既有のビデオセグメントに対する編集インターフェースに切り換えることができる。
【0056】
S330:予め設定されたビデオ期間に基づき、ユーザが編集した後の少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成する。
【0057】
ビデオインタラクティブアプリケーションは、ユーザの編集操作が終了することを検出した後、一定のビデオ排列順番、例えばユーザにより選択された既有のビデオセグメントの選択順番に応じて、編集された複数の既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成し、ユーザは、ビデオプレビューエリアにおいて効果プレビューを行うことができる。ユーザがビデオ編集インターフェースにおいてトリガーした編集確定要求を検出した後、すなわち、ユーザがすべての編集効果を保留すれば、ターゲットビデオをビデオフォーマットで端末の特定の記憶位置に保存する。それと同時に、ユーザからのビデオ共有要求を検出した場合、ターゲットビデオをサービスエンドに共有する。
【0058】
一実施例において、編集された既有のビデオセグメントに基づいてターゲットビデオを合成する過程で、ユーザがトリミング編集を行えば、この際のトリミングルールは、まず、ターゲットビデオの先頭画面および最終画面を確定した後、ターゲットビデオの要求期間に基づいてトリミングを行うか、或いは、ターゲットビデオの先頭画面のみを確定し、ターゲットビデオの要求期間を結び付けてトリミングを行うことを含む。トリミングルールは、ユーザがターゲットビデオに対する要求に基づいて決定されてもよい。
【0059】
本発明の実施例は、まず、ユーザがビデオ選択インターフェースにより選択した少なくとも2つの既有のビデオセグメントを取得した後、ユーザがビデオ編集インターフェースにおいて少なくとも2つの既有のビデオセグメントのうちの1つの既有のビデオセグメントに対する毎回の編集操作を取得し、最後、予め設定されたビデオ期間に基づき、ユーザが編集した後の少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成することで、関連技術においてビデオインタラクティブアプリケーションの機能が単一であり、ユーザがパーソナライズのビデオを共有するニーズを満たすことができないという問題を解決し、ビデオ共有過程で、複数の既有のビデオセグメントに基づいて1つの完全なビデオを合成することを実現し、ビデオインタラクティブアプリケーションのビデオ共有機能およびビデオ編集機能を拡張し豊富にし、ビデオ共有モードが現場で撮影して共有するというモードに限定されない。ユーザは完全、自主に共有待ちの合成ビデオを作成することができるため、ユーザによるパーソナライズのビデオ共有エクスペリエンスを向上させる。
【0060】
実施例4
【0061】
図7は、本発明の実施例に係るビデオ取得装置の構造模式図である。本実施例は、ユーザがビデオを共有する過程で、既有のビデオセグメントに基づいて1つの完全なビデオを合成する場合に適用することができる。当該ビデオ取得装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアで実現され、ネットワーク通信機能を有する任意の端末に配置されてもよい。
【0062】
図7に示すように、本発明の実施例に係るビデオ取得装置は、
ユーザがビデオ選択インターフェースにより選択した少なくとも2つの既有のビデオセグメントを取得し、そのうち、ビデオ選択インターフェースは、ビデオ撮影インターフェースまたは詳細インターフェースから切り換えられて表示するインターフェースであるように構成されるビデオセグメント取得モジュール701と、
予め設定されたビデオ期間に基づき、少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、前記予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成するように構成される、ビデオ合成モジュール702と、を含む。
【0063】
一実施例において、ビデオ合成モジュール702は、
予め設定されたビデオ期間およびビデオ編集モードに基づき、少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成し、そのうち、ビデオ編集モードは、ビデオ全体編集モードおよび/またはセグメント編集モードを含むように構成される。
【0064】
一実施例において、ビデオ編集モードがビデオ全体編集モードであれば、ビデオ合成モジュール702は、
予め設定されたビデオ期間に基づき、少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、ビデオ期間以下の連続するビデオに合成するように構成される連続ビデオ合成ユニットと、
ユーザがビデオ編集インターフェースにおいて連続するビデオに対する編集操作を取得し、編集された連続するビデオをターゲットビデオとするように構成されるターゲットビデオ確定ユニットと、を含む。
【0065】
一実施例において、ビデオ編集モードがセグメント編集モードであれば、ビデオ合成モジュール702は、
ユーザがビデオ編集インターフェースにおいて少なくとも2つの既有のビデオセグメントのうちの1つの既有のビデオセグメントに対する毎回の編集操作を取得するように構成される編集操作取得ユニットと、
予め設定されたビデオ期間に基づき、編集された少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成するターゲットビデオ合成ユニットと、を含む。
【0066】
一実施例において、ビデオ編集インターフェースにおいてビデオ編集過程で効果プレビューを行うように構成されるビデオプレビューエリアが配置されている。
【0067】
一実施例において、ビデオ編集モードにおける編集操作は、トリミング、放送速度の編集、解像度の編集、放送画面の旋回、ビデオの削除および表示特殊効果の追加のうちの少なくとも1つを含む。
【0068】
一実施例において、ビデオ合成モジュール702は、
前記少なくとも2つの既有のビデオセグメントの選択順番に応じて、少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成するように構成される。
【0069】
一実施例において、ビデオセグメント取得モジュール701は、
ユーザがビデオ選択インターフェースにおいてトリガーしたビデオ多重選択要求に応答し、前記ユーザにより選択された少なくとも2つの既有のビデオセグメントを取得するように構成される。
【0070】
一実施例において、ユーザにより選択された各既有のビデオセグメントの期間は、期間閾値以上である。
【0071】
一実施例において、当該装置は、
編集要求を放棄することを検出した場合、ビデオ編集インターフェースからビデオ選択インターフェースに切り換えられ、そのうち、ビデオ選択インターフェースは、ユーザの少なくとも2つの既有のビデオセグメントに対する選択状態を維持するように構成されるインターフェース切り換えモジュールをさらに含む。
【0072】
上記ビデオ取得装置は、本発明の任意の実施例に係るビデオ取得方法を実行することができ、実行方法に対応する機能モジュールおよび効果を備える。
【0073】
実施例5
【0074】
図8は、本発明の実施例に係る端末のハードウェアの構造模式図である。以下は、
図8を参照し、本発明の実施例を実現するための端末800の構造模式図が示されている。本発明の実施例における端末は、携帯電話、ノートブック、デジタル放送受信機、携帯端末(Personal Digital Assistant、PDA)、タブレット(Portable Android Device、PAD)、携帯式マルチメディアプレーヤー(Portable Media Player、PMP)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などの移動端末、およびデジタルテレビ(Television、TV)、デスクトップコンピューターなどの固定端末を含んでもよいが、それに限定されない。
図8に示す端末は、例示的なものに過ぎず、本発明の実施例の機能および使用範囲を限定するものではない。
【0075】
図8に示すように、端末800は、1つまたは複数の処理装置(例えば、中央プロセッサ、図形プロセッサなど)801、および1つまたは複数のプログラムを記憶するように構成される記憶装置808を含む。そのうち、処理装置801は、読み取り専用メモリー(Read-Only Memory、ROM)802に記憶されたプログラム、または記憶装置808からランダムアクセスメモリー(Random Access Memory、RAM)803にローディングされたプログラムに基づき、1種または複数種の適切な動作および処理を実行することができる。RAM803において、端末800の操作に必要となる1種または複数種のプログラムおよびデータがさらに記憶されている。処理装置801、ROM802およびRAM803は、バス804によって互いに接続される。入力/出力(Input/Output、I/O)ポート805もバス804に接続される。
【0076】
一般的には、タッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置806、液晶ディスプレー(Liquid Crystal Display、LCD)、スピーカー、バイブレーターなどを含む出力装置807、磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置808、および通信装置809は、I/Oポート805に接続されてもよい。通信装置809は、端末800が他の機器と無線/有線通信してデータを交換することを許容することができる。
図8に各種の装置を有する端末800が示されているが、示されたすべての装置を実施したり、備えたりすることを要求しないことを理解すべきである。より多いか、またはより少ない装置を代替的に実施したり、備えたりすることができる。
【0077】
本発明の実施例によれば、フローチャートを参照しながら説明する過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。例えば、本発明の実施例は、コンピュータ可読媒体に運ばれたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、当該コンピュータプログラムはフローチャートに示した方法を実行するためのコードを含む。このような実施例において、当該コンピュータプログラムは、通信装置809によってネットワークからダウンロードされ、インストールされるか、或いは、記憶装置808からインストールされるか、或いはROM802からインストールされてもよい。当該コンピュータプログラムは、処理装置801により実行されると、本発明の実施例における方法に限定される上記機能を実行する。
【0078】
一実施例において、本発明におけるコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体または上記両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線、または半導体のシステム、装置やデバイス、または任意の組み合わせであってもよいが、それに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つまたは複数の導線を有する電気接続、携帯式コンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、RAM、ROM、消去可能・プログラム可能な読み取り専用メモリー(Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM)(例えばフラッシュメモリー)、光ファイバ、携帯式コンパクト磁気ディスク読み取り専用メモリー(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上述した任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それに限定されない。本発明において、コンピュータ可読記憶媒体は、いずれかのプログラムを含むか、或いは記憶する有形な媒体であってもよく、当該プログラムは、指令実行システム、装置またはデバイスにより用いられてもよいか、或いはそれらと結び付けて用いられてもよい。本発明において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドに含まれるか、或いはキャリアの一部として伝搬されるデータ信号であってもよく、その中にコンピュータ可読なプログラムコードが運ばれている。このような伝搬されるデータ信号は、複数種の形態を用いてもよく、電磁信号、光信号または上述した任意の適切な組み合わせを含んだが、それに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外のいずれかのコンピュータ可読媒体であってもよい。当該コンピュータ可読信号媒体は、指令実行システム、装置やデバイスにより用いられるか、或いはそれらと結び付けて用いられるプログラムを送信し、伝搬し、伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、いずれかの適切な媒体により伝送されてもよく、電線、ケーブル、無線周波数(Radio Frequency、RF)など、または上述したいずれかの適切な組み合わせを含んだが、それに限定されない。
【0079】
上記コンピュータ可読媒体は、上記端末に含まれるものであってもよいし、独立して存在し、当該端末にインストールされていないものであってもよい。
【0080】
上記コンピュータ可読媒体に1つまたは複数のプログラムが運ばれている。上記1つまたは複数のプログラムが当該端末により実行されると、当該端末は、例えば、ユーザがビデオ選択インターフェースにより選択した少なくとも2つの既有のビデオセグメントを取得し、そのうち、前記ビデオ選択インターフェースは、ビデオ撮影インターフェースまたは詳細インターフェースから切り換えられて表示するインターフェースであること、前記少なくとも2つの既有のビデオセグメントを、予め設定されたビデオ期間以下のターゲットビデオに合成することなどの本発明の任意の実施例に記載の方法を実行する。
【0081】
1種または複数種のプログラム設計言語またはその組み合わせで、本発明における操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを作成してもよい。上記プログラム設計言語は、Java、Smalltalk、C++などの対象に面するプログラム設計言語を含み、「C」言語または類似するプログラム設計言語などの通常の過程式プログラム設計言語をさらに含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータで実行され、一部にユーザコンピュータで実行され、独立するソフトウェアパッケージとして実行され、一部にユーザコンピュータで一部に遠隔コンピュータで実行され、完全に遠隔コンピュータまたはサーバーで実行されてもよい。遠隔コンピュータに関する場合、遠隔コンピュータは、ローカルエリヤネットワーク(Local Area Network、LAN)またはワイドエリアネットワーク(Wide Area Network、WAN)を含む任意種類のネットワークによってユーザコンピュータに接続され、或いは外部コンピュータに接続されてもよい(例えば、インターネットサービス事業者を用いてインターネットによって接続されてもよい)。
【0082】
図面におけるフローチャートおよびブロック図は、本発明の1種または複数種の実施例におけるシステム、方法およびコンピュータプログラム製品に応じて実現可能な体系アーキテクチャ、機能および操作を示している。この点から見れば、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部を代表することができる。当該モジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部は、1つまたは複数の所定の論理機能を実現するための実行可能指令を含む。一部の代替とする実現において、ブロックに付けられた機能は、図面に付けられた順番と異なる順番で発生することができる。例えば、2つの連続して示したブロックは、実際的に並行に実行されてもよく、それらは、反対する順番で実行される場合がある。それは、関連する機能に基づいて決定される。一実施例において、ブロック図および/またはフローチャートにおける各ブロック、およびブロック図および/またはフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能または操作を実行する専門的なハードウェアベースシステムで実現されてもよいか、或いは専門的なハードウェアとコンピュータ指令の組み合わせで実現されてもよい。
【0083】
本発明に係るモジュールまたはユニットは、ソフトウェアで実現されてもよいし、ハードウェアで実現されてもよい。そのうち、モジュールまたはユニットの名称は、ある情況で当該モジュールまたはユニット自身を限定するためのものではない。
【符号の説明】
【0084】
701 ビデオセグメント取得モジュール
702 ビデオ合成モジュール
801 処理装置
806 入力装置
807 出力装置
808 記憶装置
809 通信装置