(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-11
(45)【発行日】2022-10-19
(54)【発明の名称】デイジーチェーン接続部を有するストック材料
(51)【国際特許分類】
B31D 5/00 20170101AFI20221012BHJP
B31F 1/12 20060101ALI20221012BHJP
【FI】
B31D5/00
B31F1/12
(21)【出願番号】P 2021500671
(86)(22)【出願日】2019-07-12
(86)【国際出願番号】 US2019041666
(87)【国際公開番号】W WO2020014647
(87)【国際公開日】2020-01-16
【審査請求日】2021-03-03
(32)【優先日】2018-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2018-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507365695
【氏名又は名称】プレジス・イノベーティブ・パッケージング・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】ウェッシュ,トーマス ディー
【審査官】種子島 貴裕
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2008/0153685(US,A1)
【文献】特開2000-318758(JP,A)
【文献】実公昭63-015248(JP,Y2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B31D 5/00
B31F 1/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダンネージ変換機のためのストック材料ユニットであって、
高密度構成で配置されたシート材料の第1のストリップを含み、第1の端部および前記第1の端部の反対側の第2の端部を含む供給ユニットと、
第1の位置で前記供給ユニットに取り外し可能に貼り付けられた結合部材を含むコネクタを含み、前記供給ユニットに取り外し可能に貼り付けられたスプライス部材と、
を有し、
前記スプライス部材は、
前記供給ユニットの前記第1の位置から取り外し可能であり、
前記結合部材によって前記供給ユニットの第2の位置に再配置可能であり、
前記第2の位置において、前記結合部材は、
第2のストリップの第2の端部に貼り付けるように配置され、前記シート材料の前記第1のストリップ及び前記第2のストリップをデイジーチェーン接続する、
ダンネージ変換機のためのストック材料ユニット。
【請求項2】
前記供給ユニットは、前記シート材料のストリップの少なくとも一部の周りに延在し、それによって前記高密度構成で前記シート材料のストリップを保持するスタック保持器を含み、
前記第1の位置は、前記スタック保持器上に設けられ、
前記スタック保持器は、前記スタック保持器上に貼り付けられた前記結合部材が、前記スタック保持器から取り外し可能かつ再利用可能であるように構成された前記第1の位置に設けられた取り外し部分を含む、請求項1に記載のストック材料ユニット。
【請求項3】
前記スタック保持器は、前記高密度構成で前記ストリップよりも著しく狭いストラップを含み、
前記ストラップは、
前記高密度構成で前記シート材料の前記第1のストリップを搬送するために十分に強力であり、
それにより、前記シート材料の前記ストリップを変換機に装填した後に、前記ストラップアセンブリが前記シート材料の前記ストリップから引き裂かれて、取り外されるように、手で引き裂かれることが可能である、
請求項2に記載のストック材料ユニット。
【請求項4】
前記ストラップは、それにより、前記高密度構成でシート材料の前記ストリップを搬送するためにトータルで十分に強い複数のストラップを含み、
前記複数のストラップは、前記第2の位置が前記複数のストラップの間に配置されるように、互いに十分に間隔をあけて配置される、
請求項3に記載のストック材料ユニット。
【請求項5】
前記スプライス部材は、前記結合部材を保護するために前記結合部材に取り外し可能に貼り付けられる取り外し部分を有するカバーを含み、
前記カバーは、前記結合部材を前記第1供給ユニットまたは第2の供給ユニットのうちの少なくとも1つに貼り付けることを可能にするために、前記結合部材から取り外し可能である、
請求項1に記載のストック材料ユニット。
【請求項6】
前記コネクタは、
第1のコネクタ部分と、
前記カバーを
前記コネクタの前記第1のコネクタ部分に枢動可能に接続するヒンジと、
を含み、
前記結合部材は、前記カバーと前記第1の位置の
前記コネクタの前記第1のコネクタ部分との間に配置および保護され
た第1のコネクタ部分を含み、
前記カバーは、前記結合部材の前記第1の部分を前記第2の位置に露出させるように枢動可能である、
請求項5に記載のストック材料ユニット。
【請求項7】
前記コネクタは、
前記結合部材が配置される基板を含み、
前記結合部材は、
前記基板の反対側に配置された複数の部分を有し、
前記第1の位置において、
第1の前記反対側の前記結合部材部分は、前記第1の供給ユニットに取り外し可能に貼り付けられ、
前記カバーは、第2の前記反対側の前記結合部材部分に取り外し可能に貼り付けられ、
前記第2の位置において、
前記第1及び前記第2の側の前記結合部材部分は、前記第1及び第2の供給ユニットにそれぞれ貼り付けられる、
請求項5に記載のストック材料ユニット。
【請求項8】
前記コネクタは、
前記結合部材が配置される基板を含み、
前記基板は、
前記カバーを規定するように延在し、
第1の基板部分と、前記第1の基板部分を前記カバーに枢動可能に接続する第1のヒンジと、を含み、
前記結合部材の少なくとも一部は、前記カバーと前記第1の位置の前記第1の
基板部分との間に配置および保護され、
前記カバーは、前記結合部材の前記部分を前記第2の位置に露出させるように枢動可能である、
請求項5に記載のストック材料ユニット。
【請求項9】
結合部材の第2の部分は、前記結合部材の前記第1の部分から前記第1の基板部分の反対側に配置される、
請求項8に記載のストック材料ユニット。
【請求項10】
前記カバーは、第1のカバーフラップおよび第2のカバーフラップを含み、
前記ヒンジは、
前記第1の基板の異なる位置で第1のヒンジ及び第2のヒンジを含み、
前記第1のカバーフラップおよび前記第2のカバーフラップそれぞれを前記第1の基板部分に枢動可能に接続し、
前記第1のヒンジ及び前記第2のヒンジ、並びに、前記第1のカバーフラップおよび前記第2のカバーフラップは、前記第1の位置において、前記第1のカバーフラップおよび前記第2のカバーフラップが枢動可能に、前記接合部材の前記第1の部分を覆うように配置及び構成される、
請求項8に記載のストック材料ユニット。
【請求項11】
前記第1のヒンジ及び前記第2のヒンジは、前記第1の基板部分の反対側に配置され、
前記第1のカバーフラップおよび前記第2のカバーフラップが互い向かい合って圧迫されると、前記第1のカバーフラップおよび前記第2のカバーフラップが前記結合部材の前記第1の部分から剥離し始める傾向がある、
分割線は前記第1のカバーフラップと前記第2のカバーフラップとの間に規定される、
請求項10に記載のストック材料ユニット。
【請求項12】
前記スプライス部材は、取り外し部分を有する基板を含むベースをさらに有し、
前記ベースは、前記第1の供給ユニットに貼り付けられ、
前記コネクタは、前記第1の位置で前記ベースの前記取り外し部分に、取り外し可能に貼り付けられる、
請求項1に記載のストック材料ユニット。
【請求項13】
前記結合部材が少なくとも接着剤または凝集剤である、
請求項1~12の何れか一項に記載のストック材料ユニット。
【請求項14】
ダンネージ変換機のための個別のストック材料ユニットをデイジーチェーン接続する方法であって、
ダンネージ変換機のためのストック材料ユニットを供給し、
ストック材料ユニットは、
高密度構成で配置されたシート材料の第1のストリップを含み、第1の端部および前記第1の端部の反対側の第2の端部を含む供給ユニットと、
第1の位置で前記供給ユニットに取り外し可能に貼り付けられた結合部材を含むコネクタを含み、前記供給ユニットに取り外し可能に貼り付けられたスプライス部材と、
を有し、
前記供給ユニットの前記第1の位置から前記スプライス部材を取り外し、
前記接合部材によって前記コネクタが前記第1の端部に貼り付けられている前記供給ユニットの第2の位置に、前記スプライス部材を適用し、
前記第2の位置において、前記接合部材は、前記材料の第2の連続シートの第2の端部に貼り付けられるように配置され、前記第1のストリップおよび前記第2のストリップをデイジーチェーン接続する、
ダンネージ変換機のための個別のストック材料ユニットをデイジーチェーン接続する方法。
【請求項15】
ダンネージ変換機のためのストック材料ユニットであって、
三次元構成を少なくとも部分的に定義し、第1の端部および第1の端部の反対側の第2の端部を含むシート材料の第1のストリップと、
スプライス部材と、
を有し、
前記スプライス部材は、
前記第1の端部に設けられた第1の粘着層と、
前記第2の端部に設けられた第2の粘着層と、
を含み、
前記第1の端部の上に配置された前記第1の粘着層の少なくとも一部が前記第1の端部と前記第1のストリップの隣接するセクションとの間に配置されるように、前記第1の端部は折り畳まれ、
前記粘着層は、対応する粘着層に強く結合する粘着材料であり、シート材料の前記第1ストリップに弱く結合し、
前記第1の粘着層及び前記第2の粘着層は、前記ストック材料ユニットと同様の構造の第2のストック材料ユニットのシート材料の第2のストリップの端部で、粘着性で凝集的に接着するように配置され、シート材料の前記第1のストリップ及び前記第2のストリップをデイジーチェーン接続する、
ダンネージ変換機のためのストック材料ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、米国仮特許出願第35 U.S.C.セクション119(e)に基づく優先権の利益を主張する。2018年12月21日に提出された「STOCK MATERIAL DAISY CHAIN CONNECTORS」という名称の米国仮特許出願第62/783,779号、および、2018年7月12日に提出された「STOCK MATERIAL DAISY CHAIN CONNECTORS」という名称の米国仮特許出願第62/697,148号は、その全体が引用により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、包装システムおよび材料の分野の発明である。より具体的には、本開示は保護包装(protective packaging)を形成するためのストック材料ユニットに関する発明である。
【背景技術】
【0003】
紙ベースの保護包装の分野において、用紙をしわにしてダンネージを製造する。最も一般的には、この種のダンネージは、紙のロールまたは紙のファンフォールドスタック(fanfold stack)のような小型のストック材料を、より低濃度のダンネージ材料に変換するダンネージ変換機の中に、一般的な連続した紙片(continuous strip)を走らせることによって生成される。ファンフォールド紙のようなストック材料は、連続的に形成された、または互いに接続された別個の部材で形成された積層体から変換機の中に引き込まれる。しわのあるシート材料の連続した紙片は、製品を保持する容器内の空隙を効果的に充填するために、所望の長さに切断されてもよい。ダンネージ材料は、包装機のために必要に応じて製造することができる。
【0004】
ダンネージ供給材料は、連鎖可能であってもよい。例えば、ダンネージ供給構成は、高密度構成における材料の長手を有するウェブ(elongated web)の第1供給ユニットを含み、材料は低密度ダンネージに変換されてもよく、接続部材は、米国特許出願公開第2014/0038805号(その全内容は、本明細書中に参考として援用される)により詳細に記載されるように、第2供給ユニットの材料をダンネージ機構に引っ張るのに充分な接着力で、材料の長手方向における第2供給ユニット側の第2端部に接着するための接着面を含んでもよい(例えば、2つの供給ユニットを共にデイジーチェーン接続する)。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
ダンネージ変換機用のストック材料ユニットが本明細書で提供される。ストック材料ユニットは、高密度構成で配置されたシート材料の第1のストリップを含み、第1の端部および第1の端部の反対側の第2の端部を含む供給ユニットを含む。スプライス部材が供給ユニットに取り外し可能に貼り付けられている。スプライス部材は、第1の位置で供給ユニットに取り外し可能に貼り付けられた結合部材を含むコネクタを含む。スプライス部材は、供給ユニットの第1の位置から取り外し可能であり、結合部材によって供給ユニットの第2の位置に再配置可能である。第2の位置では、結合部材は、材料のシートの第2のストリップの第2の端部に貼り付けられ、シート材料の第1および第2のストリップをデイジーチェーン接続するように配置される。
【0006】
様々な実施形態によれば、ダンネージ変換機のために別個のストック材料ユニットをデイジーチェーン接続するための方法が提供される。この方法は、ダンネージ変換機用のストック材料ユニットを提供することを含む。ストック材料ユニットは、高密度構成で配置され、第1の端部および第1の端部の反対側の第2の端部を含む、シート材料の第1のストリップを備えた供給ユニットを含む。スプライス部材は、供給ユニットに取り外し可能に貼り付けられ、スプライス部材は、第1の位置で供給ユニットに取り外し可能に貼り付けられた結合部材を含むコネクタを含む。この方法は、供給ユニットの第1の位置からスプライス部材を取り外すことを含む。そして、接合部材によってコネクタが第1の端部に貼り付けられている供給ユニットの第2の位置にスプライス部材を適用する。第2の位置では、結合部材は、材料の第2の連続シートの第2の端部に貼り付けられ、シート材料の第1および第2のストリップをデイジーチェーン接続するように配置される。
【0007】
ダンネージ変換機用のストック材料ユニットが本明細書で提供される。ストック材料ユニットは、少なくとも部分的に三次元構成を規定し、第1の端部および第1の端部の反対側の第2の端部を含むシート材料の第1のストリップ、及びスプライス部材を含む。第1の接合部材は、シート材料の第1の端部に取り付けられた第1の粘着層、およびシート材料の第2の端部に取り付けられた第2の粘着層を含む。粘着層は、対応する粘着層に強く結合する粘着材料であり、シート材料のストリップに弱い結合を有する。第1および第2の粘着層は、ストック材料ユニットと同様の構造の第2のストック材料ユニットのシート材料の第2のストリップの端部で粘着性で凝集的に接着するように配置され、シート材料の第1および第2のストリップをデイジーチェーン接続する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1A】変換装置およびサプライカート(supply cart)保持ストック材料の一実施形態の斜視図である。
【
図1B】変換装置およびサプライカート保持ストック材料の
図1Aの実施形態の背面図である。
【
図1C】変換装置およびサプライカート保持ストック材料の
図1Aの実施形態の側面図である。
【
図2】
図1Aのダンネージ変換システムの実施形態の斜視図である。
【
図3A】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
【
図3B】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
【
図3C】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
【
図3D】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
【
図3E】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
【
図3F】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
【
図4A】接合部材(splice member)の実施形態の上面図である。
【
図4C】包まれた構成における
図4Aのスタック保持器の実施形態の斜視図である。
【
図5A】ストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
【
図5B】
図5Aのストック材料ユニットのコネクタの断面図である。
【
図5C】コネクタ閉位置からコネクタ開位置に移行する
図5Aのストック材料ユニットのコネクタの斜視図である。
【
図5D】コネクタ開位置に配置された
図5Cのコネクタの上面図である。
【
図5E】コネクタ閉位置からコネクタ開位置に移行する
図5Aのストック材料ユニットのコネクタの側面図である。
【
図5F】第2の位置に配置されたコネクタを備えた
図5Aのストック材料ユニットの斜視図である。
【
図5G】コネクタ閉位置からコネクタ開位置に移行する
図5Aのストック材料ユニットのコネクタの実施形態の側面図である。
【
図6A】ストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
【
図6B】第1の位置から第2の位置に移行するコネクタを備えた
図6Aのストック材料ユニットの斜視図である。
【
図6C】コネクタが第2の位置に配置された
図6Aのストック材料ユニットの斜視図である。
【
図7A】ストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
【
図7B】
図7Aのストック材料ユニットの一部の断面図である。
【
図7C】コネクタが第2の位置に移行する
図7Aのストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
【
図7D】カバーが取り外された
図7Aのストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
【
図7E】カバーが取り外された
図7Aのストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
【
図8A】ストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
【
図8B】別のストック材料ユニットと組み立てられる過程における
図8Aのストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
【
図9A】ストック材料ユニットの実施形態の分解斜視図である。
【
図9B】
図9Aのストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
【
図9C】
図9Aのストック材料ユニットの実施形態の代替の斜視図である。
【
図10A】ストック材料ユニットの実施形態の分解斜視図である。
【
図10B】スタック保持器が取り外された、
図10Aのストック材料ユニットの実施形態の代替の斜視図である。
【
図11A】第1の位置にコネクタを備えたストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
【
図11B】第2の位置にコネクタを備えた
図11Aのストック材料ユニットの斜視図である。
【
図11D】2つのユニットを接続するための第2の位置にあるコネクタを備えた、
図11Aのストック材料ユニットの積層の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
ストック材料ユニット内のものなどのストック材料をダンネージに変換するためのシステムおよび装置が開示される。本開示は、一般に、シート材料のストリップを含むストック材料ユニットなどのストック材料が処理されるシステムおよび装置に適用可能である。いくつかの実施形態では、ストック材料は、ストック材料に縦方向に折り目を形成してダンネージを形成する縦方向のクランプルマシン(longitudinal crumple machine(s))を含むダンネージ変換機などの変換装置によって、または、ストック材料を横切って横方向に折り目を形成するクロスクランプルマシン(cross crumple machine(s))によって処理される。いくつかの実施形態では、他のタイプの機械を使用して、ストック材料を処理することができる。例えば、米国特許第7,771,338B2号、米国特許公開番号US2016/0151991A1、US2017/0021585Al、またはUS2017/0095991Al、およびその内容は完全に本明細書に組み込まれる。ストック材料は連続している場合がある。ストック材料は、ストック材料の厚さの全部または一部を貫通するミシン目を有することができる。ミシン目は、ストック材料の全部または一部にわたって、横方向または縦方向、あるいはそれらの組み合わせで延在することができる。変換装置は、ストック材料を第1の方向に駆動するように動作可能である。第1の方向は(分配方向(dispensing direction)であってよい。いくつかの実施形態では、変換装置は、貯蔵所から分配方向にストック材料を供給される。ストック材料は、シート状の紙または繊維ベースの材料、他のダンネージおよびボイドフィル材料、膨張式包装枕などを含む、さまざまなタイプの保護包装材料を含んでよい。
【0010】
いくつかの実施形態では、変換装置は、ダンネージ材料を切断するように動作可能な切断機構とともに使用される。変換装置は、ダンネージ材料を所望の長さで切断または切断を補助するための機構を含んでよい。いくつかの実施形態では、バイアス部材(biasing member)を使用して、ダンネージ材料を切断部材(cutting member)に対して、または、その周囲にバイアスして、ダンネージ材料を切断するシステムの能力を改善する。ダンネージ材料のバイアスされた位置は、変換装置を通るダンネージ材料の移動方向を逆にするなど、他の切断機能に関連して、または、他の切断機能とは別に使用してよい。
【0011】
図1A、1B、1C、および
図2では、ダンネージ変換システム100の例が開示されている。ダンネージ変換システム100は、ストック材料119の供給源およびダンネージ装置150のうちの1つ以上を含んでよい。ダンネージ変換機102は、変換ステーション160、駆動機構125、および支持部材(support)114のうちの1つまたは複数を含むことができる。一般に、ダンネージ変換システム100は、ストック材料119をダンネージ材料121に加工するように動作可能である。様々な実施形態によれば、変換ステーション160は、供給ステーション113からストック材料119を受け取る吸入部(intake)または吸入ガイド(inlet guide)170を含む。駆動機構125は、ストック材料119を吸入部170内に引っ張る、または、引っ張ることを補助することができる。いくつかの実施形態では、ストック材料119は、吸入部または吸入ガイド170の前に成形部材120と係合(engage)する。
【0012】
ストック材料119は、バルク材料供給源(bulk material supply)から、ダンネージ材料121に変換するために変換ステーション160に送達され得、次いで、駆動機構125および刃先112を介して送達(delivered)されてよい。
【0013】
様々な例によれば、
図1Aおよび
図1Bに示されるように、ストック材料119は、バルク材料供給源から分配される。この実施形態のストック材料119は、ファンフォールド(fan-fold)材料の積み重ねられたベール(stacked bale)として保管することができる。他の実施形態は、供給材料またはストック材料の別のタイプまたは構成を有することができる。ストック材料119は、カート(cart)などの供給ステーション113に含まれていてもよく、またはテーブルまたは支持面(support surface)上に自由に配置されてもよい。例えば、供給ステーション113は、ダンネージ変換システム100に、または、その近くに取り付けられた単一収納箱、かご、又は他の容器であってもよい。
【0014】
ストック材料119は、供給側161から吸入部または吸入ガイド170を介して供給される。ストック材料119は、吸入部または吸入ガイド170によって、高密度ストック材料119から低密度ダンネージ材料121に変換され、駆動機構125を通って引っ張られ、変換ステーション160の送出側(out-feed side)162で分配方向Aに分配される。当該材料は、駆動機構125によってさらに変換される。駆動機構125の変換は、ローラ又は同様の内側部材が、しわにする(crumple)、折り畳む(fold)、平らにする(flatten)、又は、吸入部170によって作り出された折り目、しわ、又は他の3次元構成(folds, creases, crumples, or other three dimension structure)をさらに締め付けて、ダンネージ材料の低密度構成を作り出す、より永久的な形にするなどの他の同様の方法を実行することを可能にする。ストック材料119は、連続的(例えば、連続的に接続された、ストック材料の積層体、ロール、又はシート)、半連続的(例えば、分離された、ストック材料の積層体又はロール)、又は非連続的(例えば、単一の不連続又は短い長さのストック材料)なストック材料119を含むことができ、ダンネージ変換システム100への連続的、半連続的又は非連続的な供給を可能にする。複数の長さを共にデイジーチェーン接続することができる。
【0015】
モーター111または他の適切な前進機構(advancement mechanism)を使用して、ダンネージ変換システム100を駆動することができる。モーター111は、システムのユーザによって、例えば、フットペダル、スイッチ、ボタン、自動化されたコントローラー、または他の適切なシステムによって制御することができる。モーター111は、ダンネージ変換システム100の駆動部分の一部であり、駆動部分は、モーター111から電力を伝達するためのトランスミッションを含む。代替的に、直接駆動装置(direct drive)を使用することができる。モーター111は、ハウジング内に配置され、中央ハウジングの第1の側に固定され、トランスミッションは、中央ハウジング内に収容され、モーター111の駆動シャフト及び駆動部分に動作可能に接続され、それによってモーター111の動力を伝達する。他の適切な電力供給装置を使用することができる。
【0016】
図2に示される実施形態のモーター111は、ドラム117を駆動し、ドラム117は、モーター111と共に分配方向に回転する。モーター111は、ドラム117を駆動することによって、
図1Cに矢印「A」として示されている分配方向に、ダンネージ材料121を分配する。ドラム117は、また、例えば、米国特許公開番号番号US2016/0151991Al、US2017/0021585Al、およびUS2017/0095991Alで開示されているように、材料の切断をアシスト(assist)するため、または、材料をブレードに対して切断するためなど、モーター111または他の駆動要素によって逆方向(すなわち、分配方向の反対)に駆動されて、ダンネージ材料121をAと反対の方向に変換機に引き戻すことができる。原料119は、変換ステーション161の供給源側161からドラム117を介して供給され、モーター111が作動しているときに分配方向「A」に駆動されるダンネージ材料121を形成する。本明細書ではドラムとして説明されているが、駆動機構のこの要素はまた、ホイール、コンベヤー、ベルト、またはシステムを通してストック材料またはダンネージ材料を前進させるように動作可能な任意の他の装置であってもよい。
【0017】
図2に示されるように、ダンネージ変換システム100のいくつかの実施形態は、材料が駆動機構125を通過するときに材料をプレス(press)するように動作可能なピンチ部分(pinch portion)を含むことができる(
図1A~1C)。一例として、ピンチ部分は、ホイール、ローラ、スレッド、ベルト、複数の要素、または他の同様の部材などのピンチ部材を含む。一例では、ピンチ部分は、ピンチホイール114を含む。ピンチホイールは、動力を与えられ、駆動される。ピンチホイール114は、動作中に、材料がピンチホイール114とドラム117との間を通過するようにドラムに隣接して配置される。ピンチホイール114は、様々なサイズ、形状、または構成を有してもよい。
図2の例では、ピンチホイール114は、ドラム117に対してバイアスされた位置に係合して、ピンチホイール114とドラム117との間を通過するストック材料119を係合して粉砕し、ストック材料119をダンネージ材料121に変換する。
【0018】
動作中、ストック材料119は、吸入部または吸入ガイド170内に引き込まれ、それを通って引っ張られてもよい。駆動機構125は、入ってくるストック材料119を適切な方法で制御して、変換ステーション160を通って前進させ、ダンネージを形成し、ダンネージ材料121を刃先112に前進させることができる。
図1Cに示される材料経路Aは、装置を通るストック材料119の経路を示し、ダンネージ材料121に変換される。
【0019】
上記のように、様々なストック材料を使用することができる。例えば、ストック材料119は、典型的には、クラフト紙または他の適切な紙などの紙シート材料であり、典型的には、約20ポンド、典型的には最大で約100ポンドの坪量を有する。いくつかの実施形態では、ストック材料119は、第1の長手方向端部と、後に低密度構成に変換される第2の長手方向端部を有する高密度構成で保管された紙ストックを含む。いくつかの実施形態では、ストック材料119は、
図1Aに示されるように、ファンフォールド(fan-fold)構造、または、コアレスロール(coreless rolls)で保管されるシート材料のリボンである。ストック材料119は、単一プライ(単一層、single-ply)または複数プライ(複数層、multiple plies)の材料として形成または保管することができる。複数プライの材料が使用される場合、層は複数のプライを含むことができる。また、他のタイプの材料、例えば、パルプベースのバージン(pulp-based virgin)及び再生紙、新聞用紙、セルロース及びデンプン組成物、並びに、好適な厚さ、重量及び寸法のポリ又は合成材料を使用することができることも理解される。
【0020】
いくつかの実施形態では、ストック材料119は、任意の適切な数の個別のストック材料ユニットとして提供されてもよい。いくつかの実施形態では、2つ以上のストック材料ユニットを共に接続して、接続されたユニットを順次または同時に(すなわち、直列または並列に)供給するダンネージ変換機102への材料の連続供給を提供することができる。さらに、上述したように、ストック材料ユニットは、任意の数の適切なサイズおよび構成を有してよく、任意の数の適切なシート材料を含んでよい。一般的に、「シート材料」という用語は、一般的にシート状で二次元である(例えば、材料の2次元が3次元よりも実質的に大きい場合、3次元が他の2つの次元と比較して無視できるか、または、最小限であるような)材料を指す。さらに、シート材料は、本明細書に記載の例示的な材料のように、一般的に柔軟で折り畳み可能である。
【0021】
いくつかの実施形態では、ストック材料ユニットはそれぞれ、ファンフォールド構成を有するシート材料のストリップを含むことができる。例えば、紙などの折り畳み可能またはロール状の材料は、積み重ねまたは三次元の本体またはファンフォールドベール(fan folded bale)を形成するために繰り返し折り畳まれてもよい。いくつかの実施形態では、ストック材料ユニットはそれぞれ、ロール形状のシート材料のストリップを含むことができる。「二次元」の素材とは対照的に、「三次元体」という用語には三次元があり、そのすべてが無視できない。一実施形態では、シート材料のストリップは、シートの長手方向に対して横方向に、またはシートの供給(feed)方向に対して横方向に延在する複数の折り目で折り畳まれ得る。いくつかの例では、シート材料のストリップは、紙、プラスチック、ホイル(foil)、またはそれらの組み合わせから作られたハイブリッド材料を含むことができる。例えば、横方向の折り目線(例えば、長手方向に対して垂直に配向された折り目線)に沿って実質的に均一な幅を有する連続シートを折り畳むことは、ほぼ同じ幅を有するシートセクション(sheet sections)を形成または規定することができる。一実施形態では、シート材料のストリップは、反対方向または交互の方向に連続的に折り畳まれて、シート材料のアコーディオン形状のストリップを生成することができる。例えば、折り目は、実質的に長方形であり得るシート材料のストリップに沿ってセクションを形成または規定することができる。
【0022】
いくつかの例では、シート材料のストリップを順次折りたたむと、互いにほぼ同じサイズおよび/または形状を有するシートセクションを備えたアコーディオン形状のシート材料のストリップを生成することができる。いくつかの実施形態では、折り目線によって規定される複数の隣接するセクションは、一般的に長方形であってよく、例えば連続シートの幅に対応する同じ第1の寸法、および一般的に長手方向に沿った同じ第2の寸法を有してもよい。例えば、隣接するセクションが互いに接触しているとき、連続シートは、三次元体またはスタック(積層体、stack)として構成されてもよい。いくつかの実施形態では、折り目によって形成されるアコーディオン形状は、連続シートが三次元体またはスタックを形成するように圧縮されてもよい。
【0023】
折り目は、連続シートの長手方向および横方向に対してだけでなく、互いに対して任意の適切な配向を有することが理解されるべきである。さらに、ストック材料ユニットは、互いに平行な横方向の折り目を有することができ、例えば、折り目線によって形成されるセクションを一緒に圧縮することにより、長方形の角柱状の三次元体を形成することができる。いくつかの実施形態では、ストック材料ユニットは、また、横方向の折り目に対して平行でない1つまたは複数の折り目を有することができる。
【0024】
様々な実施形態では、ストック材料119の1つまたは複数のユニットは、材料の連続ストリーム(stream)が、変換ステーション160に供給され得るように、ストック材料の複数のユニットを接続または結合して、材料の連続的な供給を生成するために使用され得るスプライス部材を含みことができる。いくつかの実施形態では、スプライス部材を使用して、シート材料の第1のストリップをシート材料の第2のストリップにデイジーチェーン接続する。
【0025】
わずかな初期の外圧を加えて結合を形成した後、非接着性部材を共に結合する感圧接着剤を選択することができる。これらの例には、しばしばわずかな初期外圧で、材料が表面接触によってのみ2つの表面を一緒に保持するという点で、包装テープに適用されるものと同様の水性、アクリル、感圧接着剤が含まれます。室温で攻撃的で永続的に粘着性のある感圧接着剤を選択できます。水性、アクリル、感圧接着剤の例には、RHOPLEX N-1031エマルジョン、RHOPLEX N-580エマルジョン、およびRHOPLEXN-619エマルジョンとして知られているものが含まれる。
【0026】
いくつかの実施形態では、乾燥接着剤も使用することができる。なぜなら、それらは通常、水、溶媒、または熱による活性化を必要とせず、多くの異なる表面にしっかりと接着するからである。他のエマルジョンポリマーまたはアクリルポリマーブレンド接着剤も期待され、他の適切なタイプの接着剤および接触接着剤を使用することができる。
【0027】
いくつかの例では、接着剤層は感圧性であり、接着剤層および非接着性部材に圧力が加えられたときに、接着剤層が非接着性部材と接着剤結合を形成する。いくつかの例では、接着剤層は、接着剤層および非接着部材にほとんど圧力が加えられないとき、接着剤層が非粘着性部材との接着結合を形成するように、感圧性ではない前記接着剤層が前記非接着性部材に接触して接着剤が形成されていることを特徴とする。一例では、接着剤層は、第1の非接着性部材を第2の非接着性部材に固定するために使用され得る両面テープの形態であってもよい。
【0028】
いくつかの実施形態では、接着剤層は、2つの非接着部材を表面取り付けまたはインターロック動作によって共に保持または結合するように構成され得るか、または、結合するように構成され得る接着剤層を含む。いくつかの例では、接着剤層は、少なくとも1つの表面に塗布または接着された接着剤の層を有する基材を含む。第1の表面に接着剤の層および第2の表面に接着剤の層を有する基板を含み、第2の表面は第1の表面の反対側にある。
【0029】
使用中、一例では、接着剤層は、表面引力または界面力によって第1の非接着部材に固定されることができる。いくつかの例では、第1の非接着部材は、スタック保持器またはシート材料のストリップと結合、取り付け、またはその一部を形成することができる。次に、第1の非接着部材に固定された接着層を第2の非接着部材に固定し、それによって第1の非接着部材と第2の非接着部材を共に固定することができる。いくつかの例では、第2の非接着性部材は、シート材料の代替または第2のストリップであってよい。
【0030】
いくつかの実施形態では、第1の非接着部材および第2の非接着部材の固定または接着は、一般に永久的であり、その結果、第1の非接着部材および第2の非接着部材は容易に分離されない場合がある。いくつかの実施形態では、第1の非接着部材および第2の非接着部材の固定または接着は、第1の非接着部材および第2の非接着部材が容易に分離され得るように、非永久的であってよい。
【0031】
いくつかの例では、コネクタは、接着剤層および取り外し層を含み得る。いくつかの例では、コネクタは、接着剤層と、接着剤層が基材に剥離可能に付着され得るような取り外し特性を有する基材とを含むことができる。接着剤層は、最初に取り外し層に隣接して配置されて、取り外し層に対して接着剤層を容易に分離できるようにすることができる。いくつかの例では、接着剤層を有するコネクタは、取り外し層に隣接する第1の位置に配置されることができる。いくつかの例では、第1の位置は、供給材料の連続ストリップを接合するために使用される位置から離れた、出荷およびハンドリング位置を含むことができる。そのような例では、ユーザは、コネクタを第2の位置に再配置して、コネクタを使用して、2つのストック材料ユニットの構成要素を共に接合または接続できるようにする。
【0032】
いくつかの実施形態では、結合部材は、粘着層、または接着層と粘着層との組み合わせを含む。本明細書で定義されるような粘着性は、接着剤が強固に接着するという点で接着剤とは異なり、接合を可能にするためにストック材料のような他の材料と十分に強く結合し、変換機102への供給中、変換器を通した供給中および変換機による変換中に接合すること、および、接合を維持することを可能にする。一方、粘着層は、そのような接合のために強く、または十分に強く、同様の組成の別の粘着層に結合するが、粘着層は、ストック材料を含む他の材料に弱く結合する。比較すると、粘着層は、紙を含むいくつかの実施形態では、他の表面よりもはるかに強く同様の粘着層に結合または接着する。その結果、実施形態では、粘着層は取り外し層を必要としない。いくつかの実施形態では、コネクタは、粘着層の代わりに、あるいはそれに加えて、接着剤を含む。粘着層コネクタの実施形態では取り外し層は必要とされないが、取り外し層でコーティングされていないカバーなどのカバーを使用して、輸送およびハンドリング(handling)プロセス中の汚染または損傷から粘着層を保護することができる。コネクタの粘着性材料は、同じまたは相補的な粘着性物質と接触して一方の粘着性表面を反対側の粘着性表面に付着させ、2つの粘着性表面間の結合を形成する。
【0033】
本明細書で定義されるような、粘着層または粘着層を含む粘着性は、対向する粘着層が互いに付着し、それらの他の物質に付着するのに十分な他の非凝集性物質に付着しない場合がある。いくつかの実施形態では、粘着性は粘着層を含んでもよく、非粘着性の表面、部材、または物品(items)に対して強い接着力、固定力、または結合力を示さない。粘着性は、他の粘着性の表面、部材、または物品(items)に対して強力な接着力、固定力、または結合力を示す。
【0034】
粘着性は、結合を活性化するために圧力が必要とされる感圧性粘着性であってよい。粘着層を作ることができる適切な粘着性材料の例には、天然および合成のラテックスベースの粘着性が含まれる。いくつかの実施形態における粘着性材料は、液体としてコネクタの適切な部分に適用され、他の実施形態では、他の既知の形態で適用される。ラテックスで作られたものなど、一部のタイプの粘着性物質は、追加の接着剤なしで水と混合されて、基板などのコネクタのそれぞれの非粘着性の部分に結合し、乾燥すると、それが適用された基板の露出表面に付着したままである。
【0035】
いくつかの実施形態では、粘着性材料は、例えば液体として適用されるように、コネクタの一部に接着剤材料と混合することができる。接着剤は、粘着性と接着剤の混合物をコネクタの一部に塗布した後、接着剤が蒸発し、基板またはストリップの一部などのスプライス部材の非粘着性部分に粘着性が結合したままになるように選択することができる。シート材料の。液体塗布の1つの方法は噴霧であるが、ブラッシングまたは他の適切な方法を使用することができる。また、非粘着性材料表面に粘着性を適用する他の適切な方法を代替的に使用することができる。
【0036】
いくつかの例では、シート材料のストリップの粘着性表面または他の非粘着性表面を持たないコネクタの表面は、粘着層に弱く結合または付着するであろう。
【0037】
使用中、粘着層は、上記のような半永久的または永久的な取り付け方法を使用して、非粘着性部材に固定されてよい。いくつかの実施形態では、第1の粘着層は、シート材料のストリップなどの第1の非粘着部材に取り付けられることができ、第2の粘着層は、シート材料の代替ストリップなどの第2の非粘着部材に取り付けられることができる。次に、いくつかの実施形態では、ユーザは、第1の粘着層を第2の粘着層と接触または接合することによって、シート材料のストリップなどの第1の非粘着性部材を、シート材料の代替ストリップなどの第2の非粘着性部材に結合または固定することができる。
【0038】
粘着層を使用する例示的なコネクタでは、シート材料のストリップのセクション(section)または一部などの非粘着性部材は、コネクタが第1の位置にあるときに、粘着層の上に保護層を形成することができる。保護層は、コネクタが第1の位置に配置されているとき、粘着層が破片に接触すること、および他の要素と誤って接触することを防ぐことができる。保護層は、また、粘着層が保護層と強力な結合を形成しないように取り外し層として機能することでき、コネクタが第2の位置に配置される準備ができたときに保護層から容易に分離されることができる。ユーザまたはオペレータがコネクタを第2の位置に配置する準備ができている場合、例えば、材料をデイジーチェーン接続する場合、粘着層が露出し、別の粘着層と接合する準備ができるように、保護層またはカバーを粘着層から容易に取り外しまたは分離して、粘着層を露出させて準備を整えることができる。
【0039】
次に、ストック材料ユニットの第1の例を説明する。いくつかの実施形態では、ストック材料ユニットは、シート材料のストリップ、コネクタを含むスプライス部材、およびスタック保持器を含む。いくつかの実施形態では、ストック材料ユニットは、シート材料のストリップと、コネクタを含むスプライス部材とを含む。ストック材料ユニットは、高密度構成のシート材料のストリップを有する供給ユニットを含むことができる。ストック材料ユニットのいくつかの実施形態は、高密度構成でストック材料を保持するスタック保持器を含む。スタック材料ユニットは、供給ユニットに取り外し可能に貼り付けられたスプライス部材を含むことができる。スプライス部材は、別の供給ユニットの端部に貼り付けてストック材料をデイジーチェーン接続できる結合材料を備えたコネクタを有する。いくつかの実施形態では、シート材料の複数のストリップをデイジーチェーン接続して、変換機に供給し、変換機を通過させる材料の連続ストリーム(stream)を形成することができる。
【0040】
図3A~3Eは、一実施形態に係る、連続シート材料の少なくとも一部をどのように折り畳むことができるかについてのステップまたは方法の動作を示すことを含むストック材料ユニット300の様々な折り畳みを示す。
【0041】
図3Aに示されるように、ストック材料ユニット300は、ストック材料ユニット300のシート材料301の長手方向、横方向及び垂直方向に対応する縦方向、横方向及び垂直方向寸法304、302、303を有する三次元体を規定するシート材料301のファンフォールデッド(fan folded)ストリップを含むことができる。説明を容易にするために、軸X、Y、およびZは、
図3Aで識別され、ストック材料ユニット300が形成され得るシート材料301のストリップの配向と、長手方向、横方向、および垂直方向に対応する。具体的には、X軸は、シート材料のストリップの長手方向(例えば、供給方向)に対応し、ストック材料ユニット300のシート材料301のストリップの長手方向寸法304に対応する。Y軸は、シート材料301のストリップの横方向に対応し、ストック材料ユニット300のシート材料301のストリップの横寸法302に対応する。
【0042】
さらに、垂直寸法303は、連続シートが交互の方向に繰り返し折り畳まれて、共に積み重なる複数の隣接するセクションを形成するときに形成されるストック材料ユニット300のシート材料301のストリップの高さを規定する。Z軸は垂直寸法303に平行である。
【0043】
横方向の折り目線でシート材料301のストリップを折り畳むことは、シートセクション310などの一般に長方形のシートセクションを形成または規定する。長方形のシートセクションは、(例えば、シート材料のストリップを交互の方向に折り畳むことによって)、共に積み重ねて、長手方向、横方向、および垂直方向の寸法304、302、303を有する三次元体を形成する。さらに、シート材料301のストリップの少なくとも一部は、横方向および/または縦方向の寸法に対して傾斜した折り目線の周りに折り畳むことができる。
【0044】
例えば、部分310は、シート材料301のストリップの三次元体の幅または長手方向の寸法よりも大きく(例えば、より広い)。いくつかの例では、部分310は、シート材料301のストリップの三次元体の幅または長手方向寸法と同様でってよい。いくつかの例では、コネクタをセクション310に接続または取り付けて、シート材料301のストリップをシート材料の代替ストリップにデイジーチェーン接続することができる。
【0045】
いくつかの例では、シート材料301のストリップをさらに折りたたむことができる。
図3Bに示すように、部分310の一部は、傾斜した折り目311に沿って折りたたまれて、セクション312を形成することができる。具体的には、例えば、傾斜した折り目311は、横方向および長手方向に対して非平行な配向を有する。さらに、部分310の折り畳み部分は、セクション312を形成することにより、シート材料302のストリップの下に設けられたセクション320を露出させることができる。
【0046】
図3Cに示されるように、部分310の一部は、別の傾斜した折り目313に沿って折り畳まれて、セクション314を形成することができる。集合的に、セクション312および314は、三角形のセクションまたはストック材料ユニット300の一部を形成する。セクション314は、セクション312よりも大きくすることができる。さらに、セクション312および314によって形成または規定される三角形セクションのピークは、シート材料301のストリップの横方向寸法の略中央に存在することができる。例えば、折り目線313に沿った部分310の折り畳み部分は、また、セクション312の一部をセクション312の別の部分に折り畳むことができる。したがって、例えば、先端の近くで、セクション312および314によって形成される三角形のセクションは、そのベース(base、基部)よりも多くの折り目を含むことができる(例えば、セクション312および314が重なる先端の近くでは、4つの層があり得、三角形セクションの基部の近くでは、2つの層があり得る)。
【0047】
さらに、より小さな三角形のセクション316を形成するために、三角形のセクションの一部が、横方向の折り目315の周りにセクション312および314によって形成される。例えば、三角形のセクション316は、セクション312および314の上に折り畳まれてもよい。さらに、三角形セクション316の少なくとも一部は、別のストック材料ユニットのシートの一部に取り付けられることができる。よって、例えば、三角形セクション316の部分におけるシート材料ストリップの追加の層は、別のストック材料ユニットのシート材料の代替ストリップの一部に付着することができる三角形セクション316の部分を補強することができる。したがって、シート材料のストリップの第1の端部は、材料のストリップの主要部分よりも狭い狭窄部を有することができる。
【0048】
図3Fに示されるように、第2のストック材料ユニット300’は、ストック材料ユニット300の上部に配置され得、その結果、第2のストック材料ユニット300’のシート材料301’のストリップの底部および/または部分がストック材料ユニット300の接合機構に接触して、ストック材料ユニット300のシート材料301のストリップを、第2のストック材料ユニット300’のシート材料300’のストリップにデイジーチェーン接続または固定する。このようにして、複数のストック材料ユニットのシート材料の複数のストリップをデイジーチェーン接続するか、スプライス機構を使用して共に固定して、材料の連続ストリームをダンネージ変換機に供給することができる。
【0049】
例えば、各ストック材料ユニットは、コネクタを含む少なくとも1つのスプライス部材を含むことができる。いくつかの例では、第1の位置で、コネクタは、シート材料のストリップに接続または取り付けられている。いくつかの例では、第1の位置で、コネクタはスタック保持器に接続または取り付けられている。いくつかの例では、第1の位置でのコネクタの位置に関係なく、第2の位置で、コネクタは、ストック材料ユニット300のシート材料301のストリップの第1の端部を、代替品の第2の端部または第2のストック材料ユニット300’のシート材料300’の第2のストリップにデイジーチェーン接続する。
【0050】
次に、スタック保持器の様々な例および特徴について説明する。いくつかの実施形態では、ストラップ部材、ラッピング部材またはシートなどのスタック保持器を使用して、シート材料のフォールデッドストリップを配置または固定することを補助することができる(例えば、展開または拡張を防止するため、および/またはその三次元形状を維持するため)。例えば、スタック保持器は、シート材料のストリップの三次元体を包み込み、それによって、複数の層またはセクション(例えば、アコーディオンのような折り目によって形成される)を共に固定することができる。スタック保持器は、ストック材料ユニットのシート材料のストリップの保管および/または移送を容易にすることができる(例えば、ストリップを折り畳まれた、および/または、圧縮された構成に維持することによって)。
【0051】
例えば、ストック材料ユニットが保管および/または輸送されるとき、スタック保持器は、シート材料のストリップの三次元体の少なくとも一部を包むかまたは取り囲み、および/または、三次元体を定義し、そのサイズを縮小するシート材料のストリップの層またはセクションを共に圧縮することができる。さらに、シート材料のストリップのセクションを共に圧縮することは、三次元体の剛性(rigidity)および/または剛性(stiffness)を増加させ、および/または、ストック材料ユニットの保管および/または輸送中のシート材料のストリップの損傷を低減または排除することができる。
【0052】
いくつかの実施形態では、スタック保持器は、シート材料のストリップの少なくとも一部を取り囲み、それによって、
図4A~4Cのストラップ400などのストラップを形成することができる。いくつかの実施形態では、少なくとも2つのスタック保持器をシート材料の単一のストリップと共に使用して、個々のストック材料ユニットを形成することができる。一実施形態では、ファンフォールドされた材料のほとんどがストラップから露出されたままであるが、いくつかの例では、スタック保持器は、一般に、シート材料のストリップ全体を取り囲んで、密閉パッケージを形成することができる。例では、スタック保持器は、材料の折り畳まれたストリップの大部分が露出するように、薄いストリップを使用して形成されることができる。使用する前に、スタック保持器を取り外し、シート材料のストリップから分離することができる。
【0053】
ストラップアセンブリ400などのスタック保持器の実施形態の例は、
図4A~4Cに示されている。ストラップアセンブリ400は、ストック材料ユニット300などのストック材料ユニットの取り扱いを容易にすることができる。例えば、ストラップアセンブリ400は、より広い部分402、および、狭窄部403を含むことができる。狭窄部403は、適切なサイズ、および/または、形状にされることができ、ユーザまたはオペレータによって、その把持を容易にすることができる。より広い部分402は、ストック材料ユニットの重量を固定、および/または、支持することを容易にすることができる。例えば、ストック材料ユニットの重量は、対応するストラップアセンブリ400の1つまたは複数のより広いセクションに分散させることができ、対応するストラップアセンブリ400はストック材料ユニット300のシート材料のストリップを損傷および/または裂けることを低減または回避することができる。いくつかの例では、ストラップアセンブリは、一定の幅またはサイズを有することができる。
【0054】
上記のように、ファンフォールド材料のスタックは、ファンフォールド材料のセクションを共に圧縮および/または固定することができる1つまたは複数のストラップによって包まれるか、または、束ねられることができる(例えば、三次元体をしっかりと形成するため)。
図4A~4Bは、ラップされていない構成のストラップアセンブリ400を示している。具体的には、
図4Aは、ストラップアセンブリ400の上面図であり、
図4Bは、ストラップアセンブリ400の斜視分解図である。
【0055】
ストラップアセンブリ400は、ベースシート410、補強部材420、および接着剤430を含む。以下においてより詳細に説明するように、接着剤430または他の接続要素は、ストラップアセンブリ400の両端を固定して、ストラップアセンブリ400を包装されていない構成から包装された構成に再構成することができる。ストラップアセンブリ400は、ラミネート層540を含む。ストラップアセンブリは、1つまたは異なる数の層のみを含むことができる。例えば、ストラップアセンブリは、ベースシートまたはベースシートと、接着剤または粘着性などの結合要素のみを有する。
【0056】
ストラップアセンブリ400は、比較的薄いか、またはシート状である。ストラップアセンブリ400は細長い形状を有する。例えば、ストラップアセンブリ400の長手方向寸法401は、その横方向よりも大きくてもよい(例えば、長手方向寸法に垂直な方向に沿って測定される)。長手方向寸法401は、ストラップアセンブリ400をファンフォールドスタック(fanfold stack)(上記のようなシート材料のストリップなど)または他の任意の材料スタックまたはロールの周りに巻き付けるのを容易にし、ストラップアセンブリ400の対向する部分への接着剤430を含むストラップアセンブリ400の部分を固定するのに適している。
【0057】
接着剤430は、一般に、ストラップアセンブリ400の第1の端部またはその近くに配置することができる。ストラップアセンブリ400は、接着剤430を有するストラップアセンブリ400の第1の端部がストラップアセンブリ400の第2の端部の少なくとも一部の上に配置される。さらに、接着剤430は、ストラップアセンブリ400の第1および第2の端部を共に固定して、ストラップアセンブリ400が巻き付けられる材料を適切に固定することができる。例えば、ストラップアセンブリ400を包むことは、ストラップアセンブリ400を適切なサイズに調整すること、および/またはそれによって包まれた三次元体に対して適切な張力を有すること(例えば、シート材料のストリップの三次元体を適切に圧縮すること)を含むことができる。
【0058】
ストラップアセンブリ400の横方向の寸法は、ストラップアセンブリ400の長手方向に沿って変化することができる。例えば、
図4A~4Bに示されるように、ストラップアセンブリ400は、ストラップアセンブリ400から長手方向に延在し、ストラップアセンブリ400の第1の端部を規定する第1の部分402と、第1の部分402から長手方向に延びる第2の部分403と、第2の部分403から延在し、ストラップアセンブリ400の端部を規定する第3の部分404とを有する。したがって、例えば、第2の部分403は、第1の部分402と第3の部分404の間に配置される。
【0059】
第2の部分403は、第1の部分403の横方向の寸法が第1および第3の部分402、404の横方向の寸法よりも小さくなるように、第1および第3の部分402、404よりも狭い。第1および/または第3の部分402、404の幅または横方向の寸法に対する第2の部分403の幅または横方向の寸法の比は、1:1.1より大きく、または1:10未満であり得る。
【0060】
第2の、または、狭窄部403は、オペレータによる把持または把持を容易にするようなサイズである。例えば、以下でより詳細に説明するように、ストラップアセンブリ400がラップ構成に再構成されるとき、第2のセクション403でオペレータまたはユーザがストラップアセンブリ400をつかむことができるように、第2のセクション403は、オペレータまたはユーザに適切に露出または利用可能であり得る(例えば、ストラップアセンブリ400がラップされた構成にあるとき、第2のセクションはハンドルを形成または規定することができる)。
【0061】
ストラップアセンブリ400の周辺または周囲は、第1のセクションまたは広い部分402、第2のセクションまたは狭窄部403、および第3のセクションまたは広い部分404を規定するエッジ(edge)によって規定されることができる。ストラップアセンブリ400は、第1のセクション402と第2のセクション403との間、および/または第3のセクション404と第2のセクション403との間の遷移の少なくとも一部を規定するフィレット(fillets)405を含むことができる。したがって、例えば、ストラップアセンブリ400の周辺は、フィレット405によって規定されることができる。
【0062】
一般に、ストラップアセンブリ400のベースシート410、補強部材420、およびラミネート層540は、任意の数の適切な材料を含むことができる。例えば、ベースシート410は、紙、プラスチックシート、段ボールなどの適切なシート材料を含み得る(例えば、ベースシート410は、クラフト紙を含んでもよい)。補強部材420は、ベースシート410を適切に補強して、ストラップアセンブリ400によって固定または包まれた材料の取り扱いまたは運送を容易にすることができる任意の数の適切な材料を含むことができる(例えば、ストラップアセンブリ400がラップされた構成でストラップアセンブリ400が第2のセクション403を把持することによって)。例えば、補強部材420は、ベースシート410に固定されることができる繊維強化テープまたはシートを含むことができる。
【0063】
補強部材420は、ベースシート410に直接固定することができる(例えば、補強部材420をベースシート410に直接接着または結合するか、または機械的に固定することによって)。あるいは、補強部材420は、ベースシート410に間接的に固定されてもよい。例えば、1つまたは複数の介在部材は、補強部材420とベースシート410との間に固定されることができる。さらに、補強部材420は、実質的かつ連続的に固定されることができる。例えば、補強部材420の表面積の適切な部分をベースシート410に固定することができる。さらに、適切な長さの補強部材420をベースシート410に固定することができる。図示の実施形態では、ラミネート層540は、ベースシート410と補強部材420との間に設けられる。
【0064】
ラミネート層540は、ベースシート410に取り付けられる(例えば、結合された、または機械的に固定された)任意の数の適切な材料を含むことができる。接着剤430は、感圧接着剤を含む任意の適切な接着剤であり得る。
【0065】
図4Cは、包まれた構成のストラップアセンブリ400の例を示している。例えば、
図4Cに示されるように、ストラップアセンブリ400の第3の部分404は、ストラップアセンブリ400の第1のセクションまたは部分402に固定されている(例えば、ストラップアセンブリ400の両端が共に固定される)。さらに、第2のセクションまたは部分403は、ストラップアセンブリ400によって包まれたスタック材料ユニットのシート材料のストリップのためのハンドルを形成するように、上部に配置される。ベースシート410は、外側を向くように設けられた第1の面を有し得る(例えば、ストラップアセンブリ400がシート材料のストリップの3次元体に巻き付けられたときに、補強部材420がベースシート410によって隠されるように)。例えば、補強部材420は、三次元体とベースシート410との間に隠すことができる。または、ストラップアセンブリ400は、補強部材420が外向きになるように、または外向きの少なくとも一部を規定するように包まれてもよい。
【0066】
ストラップアセンブリ400は、略長方形の断面を有する三次元体を規定するシート材料のストリップの材料スタックの周りに巻き付けられることができる(例えば、ストラップアセンブリ400は、少なくとも部分的に材料スタックの外形に一致し得る。)例えば、
図3Fに示されるように、ストック材料ユニット300またはストック材料ユニット300’は、その三次元体を規定するシート材料のストリップのファンフォールド材料スタックと、ファンフォールドの複数のセクションを共に固定する2つのストラップアセンブリ400とを含むことができる。しかしながら、ストラップは、任意の数の適切な形状(例えば、円形、多角形、不規則)に適合することができる。さらに、
図3Fに示され、以下で詳細に説明されるように、ストラップアセンブリ400は、1つ、いくつか、またはそれぞれのストラップアセンブリ400が三次元体の4つの周面に接触するように、シート材料のストリップの三次元体を包むことができる(例えば、ストラップアセンブリ400は、追加のデバイスまたは要素なしで、三次元体を規定するシート材料のストリップを固定することができる)。
【0067】
ストラップアセンブリ400が、ストック材料ユニットのシート材料のストリップの三次元体に巻き付けられた後、ストラップアセンブリ400のそれぞれの第2の部分403(これは、ストラップアセンブリ400の残りの部分よりも狭い)は、把持するためにユーザまたはオペレータがアクセスできる場合がある。例えば、
図3Fに示されるように、ストラップアセンブリ400のそれぞれの第2の部分403は、ストック材料ユニット300または300’のシート材料のストリップの三次元体の外周面にまたがることができる。例えば、第2の部分403は、シート材料のストリップの三次元体の上面を縦方向に横切ることができる。一例では、ストラップアセンブリ400のそれぞれの第2の部分403は、ストック材料ユニット300を持ち上げおよび/または運送のためにユーザまたはオペレータによって把持される対応するハンドルを形成または規定することができる。
【0068】
ストラップアセンブリ400は、ストック材料ユニット300のシート材料のストリップの三次元体の横方向に沿って互いに離間させることができる。例えば、ストラップアセンブリは、以下のように互いに離間させることができる。シート材料のストリップの三次元体の重心は、2つのストラップアセンブリ400の間に位置する。任意選択で、ストラップアセンブリ400は、シート材料のストリップの三次元体の重心から等距離に配置されることができる。上記のように、ストック材料ユニット300は、ダンネージ変換機に配置することができる。追加的または代替的に、複数のストック材料ユニット(例えば、ストック材料ユニット300と同様または同じ)を、ダンネージ変換機内で互いに積み重ねることができる。ストック材料ユニットは、1つまたは複数のストラップアセンブリ400およびシート材料のストリップを含むことができる。例えば、ストラップアセンブリ400は、配置後、シート材料のストリップに巻き付けられたままであり得、その後、取り外されることができる(例えば、ストラップアセンブリ400は、1つ以上の適切な位置で切断され、引き出されることができる)。ストラップアセンブリ400は、シート材料のストリップを高密度構成で運送するのに十分に強く、また、例えば、手で引き裂くのに十分に弱くすることができ、変換機にシート材料のストリップを装填した後、シート材料のストリップから除去される。
【0069】
ストラップアセンブリのより狭い部分は、任意の適切な長さを有してもよく、および/またはストック材料の任意の部分を包むことができる。
図3Fの例に示すように、例えば、ストラップアセンブリ400は、ストック材料ユニット300のシート材料のストリップを固定してもよい。
図3Fの例に示すように、ストラップアセンブリ400の狭窄部403は、シート材料のストリップの三次元本体の2つ以上の表面または面の上に延びてもよい。例えば、ストラップアセンブリ400は、三次元体の面の一部に沿って延びる部分402を含んでもよく、狭窄部403は、三次元体の別の面の一部または全体の幅(または長さ)に沿って延びるだけでなく、同じ面の別の部分に沿って延びてもよい。例えば、ユーザまたはオペレータは、狭窄部403へのアクセスを有してもよく、これにより、ストラップアセンブリ400の取り外しを容易にしてもよい。いくつかの例では、狭窄部403は切断されてもよい。
【0070】
部分403は、任意の適切な距離だけ、シート材料のストリップの三次元体の前面に沿って延びてもよい。一般に、ストラップアセンブリ400は、ストック材料ユニット300を形成するのに役立つように、シート材料のストリップの横方向寸法に沿って任意の数の適切な位置に配置されてもよい。しかしながら、ストック材料ユニットは、シート材料のストリップの折り目またはセクションを共に固定する方法で、任意の数の適切な位置に配置または配置されてもよいストラップアセンブリ400を含んでもよい。さらに、いくつかの例では、ストック材料ユニット300は、ストラップを含まないことがある。
【0071】
さらに、一般的に、本明細書に記載されたストック材料ユニットのいずれかのシート材料のストリップの三次元体は、ラッピングやストラップのようなスタック保持器なしに、またはストラップアセンブリ400(
図4A~4C)とは異なるスタック保持器を用いて、ダンネージ変換機で使用され、保管され、搬送され、使用され、またはそれらの組み合わせであってもよい。例えば、供給ユニットまたはストック材料ユニット内のシート材料のストリップの三次元体を固定するためのスタック保持器として、紐、ロープ、または他の適切なストラップ材料などの他のストラップを使用することができる。紙、シュリンクラップ、および他の適切な包装材料は、本明細書に記載されたストック材料ユニットのシート材料のいずれかのストリップの三次元体を規定する1枚以上のシートを共に固定するためのスタック保持器として使用することができる。同様に、本明細書に記載のストック材料ユニットのシート材料のストリップの三次元体を支持する上述の方法および構造は、三次元体を任意の数の適切なラッピングまたはストラップ材料および/または装置で容易に包み込んでもよい。
【0072】
ストック材料ユニットの材料の複数の連続したシートを共に結合、接続、カップル、またはデイジーチェーン接合するためのスプライス部材の様々な実施形態が、以下において説明される。
【0073】
スプライス部材は、ベースとコネクタとを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ベースは、コネクタをストック材料ユニット、例えばストック材料ユニットのシート材料のストリップの1つ以上の部分に固定してもよく、コネクタは、2つのストック材料ユニット、例えばストック材料ユニット300およびストック材料ユニット300’を一緒に接続するか、またはデイジーチェーン接続してもよく、そうすることで、そこからのシート材料のストリップが、ダンネージ変換機に連続的に供給される材料の連続シートを形成してもよい。一実施形態では、ベースは、コネクタよりも大きいか、またはコネクタよりも大きい面積を有する。例えば、コネクタよりも大きな表面積を有するベースを提供することは、コネクタからのベースの取り外しを容易にすることができる。ベースは、ストラップなどの供給装置に恒久的に固定されることができる。
【0074】
いくつかの実施形態では、ベースは、複数の層を含んでもよい。例えば、ベースは、ベース基板と、ベース基板の第1の側面または面の少なくとも一部にわたって延在するベース接着剤層と、ベース基板の第2の、反対側の側面または面の少なくとも一部にわたって延在する取り外し層とを含んでもよい。コネクタは、コネクタ基板と、コネクタ基板の第1の側面または面の少なくとも一部、例えばコネクタ基板の第2の、反対側の側面または面上に延在するコネクタ接着剤層とを含み、コネクタの外面を形成または定義するか、またはコネクタを覆ってもよい。
【0075】
いくつかの例では、コネクタの接着剤層は、感圧接着剤を含んでもよい(例えば、接着剤層をシート材のストリップに活性化および/または接着する方法で、ストック材ユニットのシート材のストリップに対してコネクタを押し付けてもよい)。
【0076】
上述したように、ベース410は、コネクタよりも大きくてもよい。いくつかの例では、コネクタまたはスプライス部材は、一般的に蝶形、ハート形、正方形、長方形、円形、楕円形、楕円形、または他の適切な形状を規定してもよい。いくつかの例では、コネクタまたはスプライス部材は、非対称形状を有してもよい。例えば、コネクタまたはスプライス部材は、その長手方向および/または横方向の軸について非対称な形状を有してもよい。例えば、コネクタまたはスプライス部材は、第1の軸について非対称な形状を有してもよく、別の、垂直な軸について対称な形状を有してもよい。さらに、スプライス部材の対向する部分は、別の軸に対して垂直な軸について非対称であってもよい(例えば、垂直な軸がスプライス部材の中心を通って延びる場合)。
【0077】
ストック材料ユニット500の一実施形態が
図5A~5Fに示されており、これは、以前に説明したストック材料ユニットと類似または異なる特徴を含んでもよい。例えば、
図5A~5Fを参照すると、
図3Eで説明したストック材料ユニット300のようなストック材料ユニットの様々な特徴は、ダンネージ変換機で使用するための材料の連続的な流れを形成するのを補助するために、第1のストック材料ユニットのシート材料のストリップを別のストック材料ユニットのシート材料のストリップに固定またはデイジーチェーン接続するのを補助するために、スプライス部材と組み合わせて使用されてもよい。
【0078】
ストック材料ユニット500のシート材料501のストリップを参照して、三角セクション516は、セクション512、514に固定されてもよい(例えば、ストック材料ユニット500の保管および/または輸送を容易にするために)。例えば、スプライス部材の一部が、三角セクション516をセクション512、514に固定してもよい。
【0079】
図5Aに示すように、ストラップアセンブリ550のようなスタック保持器は、上述したように、セクション516の折り畳みを可能にするように、セクション516に対して相対的に配置されてもよい。
【0080】
図5A~5Fの実施形態は、ストック材料ユニット500と、スプライス部材、例えばスプライス部材540を含む。スプライス部材は、ストック材料ストリップの連続した端部を結合してそれらを結合し、材料の連続した流れとして変換ステーションに供給するための結合部材を有するコネクタを含む。スプライス部材は、基板の1つ以上の表面に配置された結合部材を有する基板を含むコネクタを含む。例えば、基板は、第1の表面に1つの結合部材を有し、対向する表面に別の結合部材を有することができる。結合部材は、基板を囲い込むか、または封止することができる。スプライス部材は、基板を有さないボンディング部材を有するコネクタを含むことができる。結合部材は、層として、または基板上に他の適切な構成で提供することができる。結合部材は、接着剤、凝集剤、または接着剤と凝集剤の組み合わせを含むことができる。接着剤は、接着剤層を含むことができる。本明細書で定義されるような接着剤は、2つの非接着性部材を一緒に固定するために使用されてもよい。接着剤は、他のタイプの表面または材料に付着してもよい。接着剤の例としては、液体接着剤、テープ、および感圧接着剤が挙げられる。
【0081】
スプライス部材540は、ベース510のようなベースと、コネクタ520のようなコネクタとを含む。使用時には、コネクタは、ダンネージ変換機に供給され得る材料の連続的な流れを形成するために、ストック材料ユニットのシート材料のストリップを他のストック材料ユニットのシート材料の他のストリップに接続またはスプライスするために使用されてもよい。コネクタは、シート材料のストリップを一緒にスプライスするのを補助するために使用される結合部材を含む。
図5A~5Fの例では、コネクタ520の結合部材は接着剤である。しかし、他の例では、結合部材の他の種、例えば、凝集体が使用されてもよい。使用時には、ベース510は、ストック材料ユニット500の輸送中にコネクタ520を位置決めして保護するために使用されてもよい。いくつかの例では、スプライス部材はベースを含まない。
【0082】
図5Aの例では、ベース510は、ベース接着剤層512のようなボンディング要素とベース取り外し層513のようなボンディング要素との間に配置されたベース基板層511を含んでもよい。コネクタ520は、コネクタ基板521、接続部分531、カバー528、およびカバー取り外し層526を含み、カバー528が結合要素に取り外し可能に貼り付けられるように構成されていてもよい。接続部分531は、コネクタ接着剤層522、および/または第2のコネクタ接着剤層529のような1つ以上の接続面を含んでもよい。
【0083】
ストック材料ユニット500が取り扱われ、ダンネージ変換機に装填され、代替の第2ストック材料ユニットと結合される前の
図5Aのような第1の位置では、スプライス部材540は、ストラップアセンブリ550のようなスタック保持器に固定されている。
【0084】
図5Bは、
図5Aのストック材料ユニットのスプライス部材の断面図である。この第1の位置では、ストラップアセンブリ550の表面は、スプライス部材540のベース510のベース接着剤層512に隣接している。いくつかの例では、スプライス部材540はベース510を含まず、ストラップアセンブリ550の表面は、ユーザがスプライス部材540をストラップアセンブリ550から取り外し、
図5Fに示すような第2の位置にスプライス部材540を再配置する準備ができたときに、コネクタ520がストラップアセンブリ550からより容易に分離されるのを補助するために、取り外しコーティングまたは層を含んでもよい。
【0085】
図5Bに示すように、コネクタ520の接続部分531は、結合要素に隣接して配置されたコネクタ基板521を含むことができる。例えば、コネクタ基板521は、コネクタ接着剤層522と第2のコネクタ接着剤層529との間に配置されてもよい。いくつかの例では、接続部分531は、シート材料501のストリップ上の所望の位置にコネクタ520を恒久的に位置決めするために使用されてもよい。接続部分531は、例えば第1のコネクタ接着剤層522、および/または第2のコネクタ接着剤層529によって、1つのストック材料ユニットを別のストック材料ユニットに接続するために使用することができる。
【0086】
図5Bに示すように、第1の位置では、コネクタ基板521の一部は、カバー528の外表面を形成し、それによってスプライス部材540の外表面を形成し、ベース接着剤層512は、ストラップ550に隣接して配置されるスプライス部材540の内表面を形成する。カバー528は、接続部分531に対向するコネクタ基板521の一部を規定してもよく、分割または分離線523は、カバー528を横切って延び、2つのフラップ528a528bを形成する。分割または分離線523は、コネクタ基板521上に中央に位置している。
【0087】
カバーフラップ528a,528bは、コネクタ520の連結部531とは反対側の端部に形成されたヒンジ527によって連結部531に連結されていてもよい。いくつかの例では、ヒンジは、折り返し線またはスコア線で形成されていてもよい。いくつかの例では、カバーフラップ528a,528bは、つまんだときにカバーフラップが「開く」ように十分に剛性のある材料から作られている。そのような剛性のある材料の例は、紙または適切な厚さ、ボール紙、プラスチック、または他の適切な材料を含むことができる。
図5Bに示すように、カバー取り外し層526は、カバーフラップ528a,528bの下側を形成する。いくつかの例では、分離線523は、カバーフラップ528a,528bが一般的に同じ大きさになるように、コネクタ520のカバー528の一般的な中央を通って延びている。他の例では、分離線はオフセットされていてもよく、カバーフラップは一般的に同じサイズではない。他の例では、カバー528は分割されておらず、コネクタ520は、カバー528を接続部分531に接続するために単一のヒンジを使用している;そのような例では、カバー528は、第2のコネクタ接着剤層529から持ち上げられるか、または分離されてもよいフラップを形成している。
図5A~5Fの例では、カバー528は、やや円形であってもよい。他の例では、カバーは、蝶形、ハート形、長方形、三角形、楕円形、丸みを帯びた形、多角形、楕円形、または他の適当な形状など、様々な形状であってもよい。
【0088】
ユーザまたはオペレータが、ストック材料ユニット500のシート材料501のストリップの第1の端部を、代替ストック材料ユニットの状シート材料のストリップの第2の端部に接続する準備ができたら、ユーザは、ストック材料ユニット500をスタックキャリアまたは他の保持機構内に配置して、変換機に投入してもよい。ユーザは、コネクタ接着剤層522をベース取り外し層513から分離することにより、コネクタ520をベース510から切り離してもよい。いくつかの例では、コネクタ520は、コネクタ520をベース510から分離または持ち上げるのを容易にするために、張り出し部533を含む。張出部533は、コネクタ520をベース510から分離する際に、コネクタ520を誤って指に付着させ、コネクタ接着剤層522を汚染させることないように、ユーザまたは操作者を保護するのに役立つ非接着部を含んでいてもよい。
【0089】
一旦ベース510から分離されると、コネクタ接着剤層522が露出する。次に、使用者は、コネクタ520を
図5Cの矢印598の方向に指で軽くしぼって、コネクタ520が、コネクタ接着層522によって形成されたその底面でカバーフラップ528a,528bに対向する側が凹になり、フラップ528a,528bに対向していた側である第2のコネクタ接着層529に凸になり、コネクタ520のヒンジ部527を互いに接近させるように、コネクタ520を曲げたり変形させたりすることができる。この屈曲動作により、フラップ528a,528bは、カバー取り外し層526を介して、
図5C,5D,5Eに示す矢印597,599の方向に、コネクタ接着層529から離間する。フラップ528a、528bは、ヒンジ527について外向きに「ポップ」または開き、それによって第2のコネクタ接着剤層529を露出させてもよい。
【0090】
図5C~5Fに示すように、カバーフラップ528a,528bが開位置に遷移しているか、または開位置にあるとき、コネクタ520のコネクタ接着層522は、
図5Fに示すように、セクション512,514,516またはそれらの組み合わせなどのシート材料のストリップ501の表面に隣接して配置され、コネクタ520をシート材料のストリップ501に恒久的に固定することができる。いくつかの例では、シート材料のストリップ501は、ユーザがコネクタ520を正しい位置に整列させるのを補助するために、任意の印刷されたターゲット595(例えば、
図5Aに示される)を含む。位置合わせが完了すると、露出した第2コネクタ接着層529は、次に、代替のストック材料ユニットのシート材料のストリップの第2の端部を、ストック材料ユニット500のシート材料のストリップ501の第1の端部に接続するために使用されてもよい。
【0091】
他の例では、
図5A~5Fで使用されるコネクタ接着剤層529とは異なり、結合部材が凝集体であるフラップ528a,528bを有するコネクタ520と同様のコネクタを使用することができる。フラップ528a,528bは、依然として凝集体から容易に分離可能であろうから、取り外し層なしで提供することができる。
【0092】
図5Gに示すように、フラップ528a,528bを有する520と同様のコネクタを使用することができ、ここでは、結合要素529が一方または両方のフラップ528a,528b上に配置され、取り外し層または取り外し性を有する層がコネクタ基板521の中央部分の全部または一部上に配置されている。接続部分531は、コネクタ基板521を横切って延びている。
【0093】
ストック材料ユニット600の別の実施形態が
図6A~6Cに示されており、これは、以前に説明したストック材料ユニットと類似または異なる特徴を含んでいてもよい。この実施形態600は、接着性結合部材を含むコネクタ620を有するスプライス部材630を有する。他の例では、凝集性結合部材が使用されてもよい。
【0094】
図5A~5Fの実施形態と同様に、出荷およびハンドリング位置であり得る第1の位置では、スプライス部材630は、シート材料601のストリップについて少なくとも部分的に配置されるストラップアセンブリ610のようなスタック保持器上に配置されてもよい。ストラップアセンブリ610は、
図6Aに示す第1の位置から
図6Cに示す第2の位置へコネクタを移動させる際に、コネクタ620をストラップアセンブリ610から容易に取り外すことができるように、取り外し層を含んでもよい。取り外し層は、他の位置に設けられていてもよい。コネクタ620は、コネクタ620がストラップ組立体610から分離されたときに露出する単一のコネクタ接着層622のみを含んでもよい。第2の位置では、コネクタ620は、コネクタ基板621に隣接して配置されたコネクタ接着剤層622の一部が露出するように、セクション618の下側に配置されてもよい。
【0095】
いくつかの例では、コネクタ620は、円形、長方形、蝶形、長方形、または他の形状などの好適な形状であってもよい。
【0096】
ストック材料ユニットの別の実施形態が
図7A~7Eに示されており、これは、以前に説明したストック材料ユニットと類似したまたは異なる特徴を含むことができる。
図7Aは、ストック材料ユニットの斜視図である。
図7Bは、
図7Aのストック材料ユニットの一部の断面図である。
図7Cは、コネクタが第2の位置に遷移した状態の
図7Aのストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
図7Dは、カバーが取り外された状態の
図7Aのストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
図7Eは、カバーが取り外された状態の
図7Aのストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
【0097】
図7A~7Eのストック材料ユニット730は、以前に説明したストック材料ユニットと類似したまたは異なる特徴を含んでもよい。この実施形態730は、接着性結合部材を含むコネクタ720を有するスプライス部材740を有する。他の例では、凝集性結合部材が使用されてもよい。
【0098】
ストック材料ユニット500および600と同様に、第1の位置では、スプライス部材740は、ストラップアセンブリ750の表面に隣接して配置されてもよい。いくつかの例では、スプライス部材740は、ベースと、カバー728を有するコネクタ720とを含んでもよい。他の例では、スプライス部材はベースを含まず、ストラップアセンブリ750は、ユーザがコネクタ720をストラップアセンブリ750から分離するのを補助するための取り外し層を含んでもよい。
図7A~7Eの例では、コネクタ720とカバー728の全体的な形状は類似していてもよいが、カバー728はより大きなサイズを有していてもよい。これにより、ユーザは、コネクタ接着層722を汚染することなく、ストラップアセンブリ750からコネクタ720をより容易に剥離することができるかもしれない。他の例では、コネクタ720を越えて突出するカバー728の端部は、接着剤などのストラップ上の取り外し面に押さえつけられるか、または固定され、その後、カバー728がコネクタ720よりも大きいという実施形態と同様に剥離される。
【0099】
図7Bに示すように、コネクタ720は、コネクタ基板721と、コネクタ基板721の反対側に配置された2つのコネクタ接着層722、729とを含む。カバー728は、保護層731と、カバー取り外し層726とを含んでもよい。カバー取り外し層726は、スプライス部材740が第1の位置に位置決めされたときに、コネクタ接着剤層729に隣接して位置決めされる。
【0100】
図7Aに示すように、スプライス部材740が第1の位置に配置されると、コネクタ接着剤層722は、ストラップアセンブリ750の表面に隣接して配置される。いくつかの例では、ストラップアセンブリの対応する表面は、ストラップアセンブリ750からのスプライス部材740の取り外しまたは分離を補助するために、取り外し層でコーティングされている。いくつかの例では、ユーザまたはオペレータが、ストック材料ユニット730のシート材料701のストリップを別のストック材料ユニットのシート材料のストリップとデイジーチェーン接続する準備ができたとき、ユーザまたはオペレータは、
図7Cに示すように、スプライス部材740をストラップアセンブリ750から離してコネクタ接着層722を露出させてもよい。その後、コネクタ接着層722は、
図7Dに示すように、シート材料701のストリップの第1の端部に隣接して配置されてもよい。その後、カバー728を取り外して、
図7Eに示すように、ストリップ状のシート材料701の第1の端部を代替のストリップ状のシート材料の第2の端部に結合または装着する準備のために、第2のコネクタ接着剤層729を露出させてもよい。
【0101】
ストック材料ユニットの一部の別の実施形態が
図8A~8Bに示されており、これは、以前に説明されたストック材料ユニットと類似または異なる特徴を含んでいてもよい。この実施形態830は、スプライス部材840と、凝集性結合部材を含むコネクタ820とを有する。他の例では、接着性結合部材が使用されてもよい。
【0102】
図8Aは、ストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。ストック材料ユニット830のシート材料801のストリップは、コネクタ820およびシーリングスティッカー894を含むスプライス部材840を含む。コネクタ820は、凝集体層によって形成される。
図8Aに示すように、第1の位置では、コネクタ820は、シート材料801のストリップのセクション816の下側に配置され、セクション816の上側は、シーリングスティッカー(sealing sticker)894のようなシーリングスティッカー894を使用して、セクション814、812またはそれらの組み合わせに一時的に隣接して配置される。いくつかの例では、シーリングスティッカー894は、出荷および取り扱いのためにセクション816をセクション814、812に一時的に固定するのを補助し、コネクタ820の凝集体を覆ったままにし、その露出を防止するために、結合部材、典型的には接着剤を含む。ステッカー894上の結合部材は、剥離可能なように再剥離可能に固定されるようにスタックの下層に軽い粘着力を有することができ、または、コネクタ820の凝集性を露出させるためにセクション816の部分を折り返すためにストリップの材料の一部のステッカーを破る必要があるように強い粘着力を有することができる。
【0103】
図8Bは、
図8Aのストック材料ユニットが別のストック材料ユニットと組み付けられる過程における、
図8Aのストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
図8Bに示すように、セクション816は、セクション818およびコネクタ820を露出させるために折り返されている。これにより、ユーザは、コネクタ820および代替のシート材料801’の底部に配置された別のコネクタ820’を介して、シート材料のストリップ801を代替のシート材料801’に固定することができるであろう。コネクタ820と同様に、コネクタ820’は、ダンネージ変換機に供給するためのシート材料のスプライスされたストリップの形成を補助するために、コネクタ820と820’を結合するために使用され得る凝集性結合部材を使用する。
【0104】
ストック材料ユニットの一部の別の実施形態が
図9A~9Cに示されており、これは、以前に説明したストック材料ユニットと類似したまたは異なる特徴を含んでもよい。30は、スプライス部材940と、凝集性結合部材を含むコネクタ920とを有する。他の例では、接着性結合部材が使用されてもよい。
【0105】
図9Aは、ストック材料ユニットの一実施形態の分解斜視図である。
図9Bは、
図9Aのストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
図9Cは、
図9Aのストック材料ユニットの実施形態の別の斜視図である。
【0106】
いくつかの例では、シート材料901のストリップの第1の端部は、シート材料500と同様にテーパ状であってもよい。他の例では、シート材料901のストリップの第1の端部は、一般的に長方形の形状であってもよく、テーパ状ではない。
【0107】
いくつかの例では、スタック保持器950は、
図5Aのストラップアセンブリ550に類似していてもよい。
【0108】
図9Aおよび
図9Bに示すように、いくつかの例では、スプライス部材940は、シート材料901のストリップの始端部または上端部の第1の端部またはその近傍に配置されたコネクタ920と、シート材料901のストリップの始端部の第2の端部またはその近傍に配置された第2のコネクタ920とを含んでもよい。
図9Cに示すように、コネクタ920は、シート材料901のストリップの端部、例えば、シート材料901のストリップの底部のような端部の上またはその近傍に配置されたコネクタ920を含んでもよい。各コネクタ920は、凝集性結合部材を形成するためにシート材料901のストリップに直接塗布された凝集体を含む。第1の位置では、凝集性結合部材920の上にカバー928を設けることができ、これは、凝集性結合部材920がカバーに弱く結合されているので、ユーザによって容易にそこから取り外しされることができる。示された実施形態では、カバー928は、シート材料901のストリップを搬送およびハンドリング位置に保持するストラップ550によって提供されるので、ストラップは、凝集体920の上に配置され、それによって、ストック材料ユニット930が接合される準備が整うまで、凝集体920を覆って保護することができる。
【0109】
使用時には、スタック保持器950は使用者によって取り外され、同じ構成を有するような別のストリップ状のシート材料が、2つのユニットの凝集性結合部材が整列して互いに強固な結合を形成し、ユニットの端部が一緒に接合されるように配置されてもよい。
【0110】
ストック材料ユニットの別の実施形態が
図10A~10Bに示されており、これは、以前に説明したストック材料ユニットと類似したまたは異なる特徴を含んでいてもよい。この実施形態1030は、スプライス部材1040と、凝集性結合部材を含むコネクタ1020とを有する。他の例では、接着性結合部材が使用されてもよい。
図10Aは、ストック材料ユニット1030の一実施形態の分解斜視図である。
図10Bは、スタック保持器が取り除かれた
図10Aのストック材料ユニットの実施形態の代替的な斜視図である。
図10A~10Bに示された実施形態は、前に説明されたスタック保持器400、550、および/または950に類似することができ、一般的にシート材料のストリップを取り囲み、封入されたパッケージを形成することができるストラップアセンブリ1050のような1つまたは複数のスタック保持器を含むことができる。
【0111】
スプライス部材1040は、シート材料のストリップ1001の第1の端部を、シート材料の代替ストリップにデイジーチェーン接続するために使用される。シート材料のストリップ1001の第1の端部は、セクション1010に隣接して配置された折り返しセクション1005を含んでもよい。コネクタ1020が第1の位置、例えば出荷およびハンドリング位置に位置決めされているとき、折り畳まれたセクション1005がセクション1010に隣接して位置決めされ、コネクタ1020として形成された凝集面がセクション1005、1010の間に位置決めされてもよい。この例では、コネクタ1020は、セクション1005に塗布された凝集体層である。コネクタ1020が第2の位置に配置されると、セクション1005がセクション1010から離れて反転または回転され、コネクタ1020が露出する。第2の位置にあるとき、コネクタ1020は、シート材料のストリップ1001の第1の端部を、シート材料の代替ストリップ1001の第2の端部とデイジーチェーン接続するために使用する準備ができている。
【0112】
スプライス部材1040は、シート材料のストリップ1001の第2の端部を、シート材料の追加の代替ストリップにデイジーチェーン接続するために使用される。スプライス部材1040は、シート材料1001のストリップの底部のセクション1015に配置された別のコネクタ1020を含む。この例では、コネクタ1020は、セクション1015に適用された凝集体層である。
図10Bに示すように、いくつかの例では、コネクタ1020は、シート材料1001のストリップの横方向の寸法に沿って延びている。いくつかの例では、デイジーチェーン接続に先立ってコネクタ1020への損傷または汚染を防止するのに役立つように、セクション1015に適用されたコネクタ1020に隣接してカバーが配置されてもよい。
【0113】
図10Bに示すように、いくつかの例では、セクション1015に適用されるコネクタ1020は、コネクタ1020の複数のインスタンスを含んでもよい。いくつかの例では、コネクタ1020は、シート材料1001のストリップの横方向の寸法に沿って配置されているが、長手方向に配置されている。コネクタ1020は、シート材料1001のストリップの第2の端部に隣接して配置された様々な方向に延びる様々な形状の複数のインスタンスを含んでもよい。
【0114】
ストック材料ユニット1100の一実施形態が
図11A~11Dに示されており、これは、以前に説明したストック材料ユニットと類似したまたは異なる特徴を含んでもよい。例えば、ストック材料ユニットの様々な特徴、例えばストック材料ユニット300、ストック材料ユニット500;ストック材料ユニット600;ストック材料ユニット730;ストック材料ユニット830またはストック材料ユニット930は、ダンネージ変換機で使用するための材料の連続的な流れを形成するのを補助するために、第1のストック材料ユニットのシート材料のストリップを別のストック材料ユニットのシート材料のストリップに固定またはデイジーチェーン接続するのを補助するために、スプライス部材と組み合わせて使用することが可能である。
図11A~11Dの実施形態は、ストック材料ユニット1100と、スプライス部材1140などのスプライス部材とを含む。
【0115】
ストック材料ユニット1100のシート材料1101のストリップを参照して、三角セクション1106は、セクション1112、1114に固定される(例えば、ストック材料ユニット1100の保管および/または輸送を容易にするため)。いくつかの例では、ストラップアセンブリ1150が三角セクション1116を固定する。他の例では、連結部材が三角セクション1116を固定する。
【0116】
いくつかの例では、スプライス部材1140は、ベース1110のようなベースと、コネクタ1120のようなコネクタとを含む。使用中において、コネクタは、ダンネージ変換機に供給され得る材料の連続的な流れを形成するために、ストック材料ユニットのシート材料のストリップを他のストック材料ユニットのシート材料の他のストリップに接続またはスプライスするために使用されてもよい。コネクタは、シート材料のストリップを一緒にスプライスするのに適した結合部材を含む。
図11A~11Dの例では、コネクタ1120の結合部材1122は接着剤である。しかし、他の実施例では、結合部材の他の種、例えば凝集体が使用されてもよい。使用において、ベース1110は、ストック材料ユニット1100の輸送中にコネクタ1120を位置決めして保護するために使用されてもよい。いくつかの例では、スプライス部材はベースを含まない。
【0117】
図11Aの例では、ベース1110は、ベース接着剤層1112とベース取り外し層1113とを有するベース基板を含んでもよい。コネクタ1120は、コネクタ接着層1122及びカバー1128を有するコネクタ基板を含んでもよい。
【0118】
ストック材料ユニット1100が取り扱われ、ダンネージ変換機に装填され、代替の第2ストック材料ユニットと結合される前の
図11Aのような第1の位置では、スプライス部材1140は、ストラップアセンブリ1150のようなスタック保持器に固定されている。
【0119】
スプライス部材1140の一部は、例えば
図11Dに示すように、ストック材料ユニット1100(例えば1130a)を、下に積層された別の隣接するストック材料ユニット1100(例えば1130b)に固定する。一例では、一方のストック材料ユニット1100(例えば1130b)の三角形の部分1116は、スプライシングコネクタ1120が取り付けられており、このスプライシングコネクタ1120は、次に、上に積層された隣接するストック材料ユニット1100(例えば1130a)の底部にも取り付けられる。スプライス(接合)されると、ストック材ユニット1130a、1130bは、
図11Dに示すように、供給部2300cを形成する。
【0120】
他の実施形態と同様に、本実施形態では、コネクタ1120は、第1の位置と第2の位置との間で移動可能である。この第1の位置では、ストラップアセンブリ1150の表面は、スプライス部材1140のベース1110のベース接着剤層1112に隣接している。いくつかの例では、スプライス部材1140はベース1110を含まず、ストラップアセンブリ1150の表面は、ユーザがスプライス部材1140をストラップアセンブリ1150から取り外して、
図11Dに示すような第2の位置にスプライス部材1140を再配置する準備ができたときに、コネクタ1120がストラップアセンブリ1150からより容易に分離されるのを補助するために、取り外しコーティングまたは層を含んでいてもよい。
【0121】
ユーザまたはオペレータが、ストック材料ユニット1100のシート材料1101のストリップの第1の端部を、代替ストック材料ユニットのシート材料のストリップの第2の端部に接続する準備ができたら、ユーザは、ストック材料ユニット1100をスタックキャリアまたは他の保持機構に配置して、変換機に投入してもよい。ユーザは、コネクタ接着剤層1122をベース取り外し層1113から分離することにより、コネクタ1120をベース1110から切り離してもよい。いくつかの例では、コネクタ1120は、コネクタ1120をベース1110から分離または持ち上げるのを容易にするのに役立つ張り出し部を含む。張出部は、コネクタ1120がベース1110から分離されたときに、コネクタ1120が誤って指に付着したり、コネクタ接着層1122を汚染したりしないように、ユーザまたはオペレータを保護するのを補助するために、非接着部を含んでもよい。
【0122】
一般に、
図11A~11Dに示された実施形態は、
図6A~6Cに示された実施形態と類似しているが、セクション1116が、
図6A~6Cのセクション618のように折り返されていないことを除いて、セクション1116は、
図11A~6Cのセクション618のように折り返されていない。代わりに、セクション1116は延在したままであり、コネクタ1120は、その上に積層されたストック材料の次の単位(例えば、
図11Dに示すような1130a)に接触するために、コネクタ1120およびその結合部材1122の側面が上方に露出した状態で、
図11Bに示すように、セクション1116の下面に取り付けられる。いくつかの例では、シート材料のストリップ1101は、ユーザがコネクタ1120を正しい位置に整列させるのを補助するために、任意の印刷されたターゲット11095を含む。位置合わせが完了すると、露出したコネクタ接着層1122は、次に、代替のストック材料ユニットのシート材料のストリップ1101の第2の端部を、ストック材料ユニット1100のシート材料のストリップ1101の第1の端部に接続するために使用されてもよい。
【0123】
他の例では、
図11A~11Dで使用されたコネクタ接着剤層1122とは異なり、接着部材が凝集性であるコネクタ1120と同様のコネクタが提供される。
【0124】
本明細書に記載されたスプライスアセンブリは、折り畳まれた連続シート(例えば、ファンフォールド材料)を有するストック材料ユニットと共に使用されてもよいが、スプライスアセンブリは、任意の数の適当な構成または組み合わせの1以上のシートを含むストック材料ユニットと共に使用されてもよく、および/またはストック材料ユニットに含まれてもよいことが理解されるべきである。例えば、上述したように、ストック材料ユニットは、ロールに構成された連続シートを含んでもよく、一緒に積層され、かつ/または互いに近接して配置された複数のシートを含んでもよい。