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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-12
(45)【発行日】2022-10-20
(54)【発明の名称】アセンブリ作業方法
(51)【国際特許分類】
   B42D 11/00 20060101AFI20221013BHJP
   G09F 3/00 20060101ALI20221013BHJP
【FI】
B42D11/00 G
G09F3/00 G
G09F3/00 S
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2022115244
(22)【出願日】2022-07-20
(62)【分割の表示】P 2018026999の分割
【原出願日】2018-02-19
【審査請求日】2022-07-20
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】591261428
【氏名又は名称】株式会社ライト
(74)【代理人】
【識別番号】100092565
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100112449
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄
(72)【発明者】
【氏名】中村 健太郎
【審査官】富士 春奈
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-105731(JP,A)
【文献】特開2007-280292(JP,A)
【文献】特開2004-178282(JP,A)
【文献】特開2012-242960(JP,A)
【文献】特開平07-098786(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B42D1/00-15/00、15/04-19/00
G07G1/00-5/00
G09F1/00-5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客からのクリーニングの注文に関する注文情報に基づいて伝票作成情報を生成する情報処理手段と、
前記情報処理手段によって生成された伝票作成情報に基づいて伝票を作成するプリンター手段とを備え、
前記伝票は、顧客から預かったクリーニング品を識別するための複数の連番表示と、作業者がアセンブリ作業を行う際に見る作業用表示部とを備え
前記作業用表示部は、前記複数の連番表示のうちの最初の連番表示に対応する一の表示と、前記複数の連番表示のうちの最後の連番表示に対応する他の表示と、前記一の表示と前記他の表示との間に位置する省略記号表示とを有する レジスター装置の前記プリンター手段で作成された前記伝票を用いて行うアセンブリ作業方法であって、
前記伝票を被取付部材に取り付ける工程と、
前記被取付部材に取り付けられた前記伝票の前記作業用表示部を見ながら、当該伝票に対応するクリーニング処理後のクリーニング品を当該伝票が取り付けられた前記被取付部材に引っ掛ける工程と
を備えることを特徴とするアセンブリ作業方法。
【請求項2】
顧客からのクリーニングの注文に関する注文情報に基づいて伝票作成情報を生成する情報処理手段と、
前記情報処理手段によって生成された伝票作成情報に基づいて伝票を作成するプリンター手段とを備え、
前記伝票は、顧客から預かったクリーニング品を識別するための連番表示と、作業者がアセンブリ作業を行う際に見る作業用表示部とを備え、
前記作業用表示部は、前記連番表示に対応する表示と、顧客から預かったクリーニング品の数量に対応する表示とを有するレジスター装置の前記プリンター手段で作成された前記伝票を用いて行うアセンブリ作業方法であって、
前記伝票を被取付部材に取り付ける工程と、
前記被取付部材に取り付けられた前記伝票の前記作業用表示部を見ながら、当該伝票に対応するクリーニング処理後のクリーニング品を当該伝票が取り付けられた前記被取付部材に引っ掛ける工程と
を備えることを特徴とするアセンブリ作業方法。
【請求項3】
顧客からのクリーニングの注文に関する注文情報に基づいて伝票作成情報を生成する情報処理手段と、
前記情報処理手段によって生成された伝票作成情報に基づいて伝票を作成するプリンター手段とを備え、
前記伝票は、顧客から預かったクリーニング品を識別するための複数の連番表示と、作業者がアセンブリ作業を行う際に見る作業用表示部とを備え、
前記作業用表示部は、前記複数の連番表示のうちの最初の連番表示に対応する一の表示と、前記複数の連番表示のうちの最後の連番表示に対応する他の表示と、前記一の表示と前記他の表示との間に位置する省略記号表示と、顧客から預かったクリーニング品の数量に対応する表示とを有するレジスター装置の前記プリンター手段で作成された前記伝票を用いて行うアセンブリ作業方法であって、
前記伝票を被取付部材に取り付ける工程と、
前記被取付部材に取り付けられた前記伝票の前記作業用表示部を見ながら、当該伝票に対応するクリーニング処理後のクリーニング品を当該伝票が取り付けられた前記被取付部材に引っ掛ける工程と
を備えることを特徴とするアセンブリ作業方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アセンブリ作業方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、顧客がクリーニング品を持ってクリーニング店に来店してクリーニングの注文を行うと、店員は、レジスター装置を操作して注文情報を入力することでその注文を受け付ける。
【0003】
すると、レジスター装置によって、店用の伝票(受注者側伝票)が作成されるとともに、顧客用の伝票(発注者側伝票)が作成され、その顧客用の伝票である預かり伝票はクリーニング品の預かり証として顧客に渡される(特許文献1を参照)。
【0004】
他方、店用の伝票は、顧客から預かったクリーニング処理前のクリーニング品と一緒にクリーニング工場に送られる。そして、クリーニング工場では、店用の伝票は、クリーニング処理後のクリーニング品のアセンブリ作業の際に使用される。
【0005】
すなわち例えば、図6に示すものが従来の店用の伝票1の一例であるが、この伝票1は、店舗名、仕上がり日、顧客氏名及び伝票番号等に加えて、顧客から預かったクリーニング品を識別するための複数(例えば3つ)の連番表示(「5-151」、「5-152」、「5-153」)を備えている。
【0006】
また、この伝票1は、各連番表示に対応する品名表示及び金額表示と、顧客から預かったクリーニング品の数量を表示する数量表示と、今回のクリーニング代金を表示する合計金額表示とを備えている。
【0007】
そして、図7に示すように、クリーニング工場では、複数枚の各顧客ごと(各注文ごと)の伝票1は、親ハンガー2のクリップ部3に取り付けられる。
【0008】
この状態で、作業者は、伝票1の連番表示を見ながら、クリーニング処理後のクリーニング品のアセンブリ作業を行う。具体的には、作業者は、伝票1の連番表示と、クリーニング処理後のクリーニング品に付いたタグ6の連番表示(タグ番号)とを照合し、両者が一致した場合に当該クリーニング品を当該伝票1が取り付けられた親ハンガー2に引っ掛ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】特開2014-102552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上記従来の伝票1では、クリーニング品を識別するための連番表示が小さく見え難いことから、作業者は伝票1の連番表示とタグ6の連番表示との照合に手間を要するため、アセンブリ作業の作業効率が悪く、しかも、アセンブリ作業の作業ミスが発生するおそれもある。
【0011】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、アセンブリ作業の作業効率の向上を図ることができるアセンブリ作業方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
請求項1記載のアセンブリ作業方法は、顧客からのクリーニングの注文に関する注文情報に基づいて伝票作成情報を生成する情報処理手段と、前記情報処理手段によって生成された伝票作成情報に基づいて伝票を作成するプリンター手段とを備え、前記伝票は、顧客から預かったクリーニング品を識別するための複数の連番表示と、作業者がアセンブリ作業を行う際に見る作業用表示部とを備え、前記作業用表示部は、前記複数の連番表示のうちの最初の連番表示に対応する一の表示と、前記複数の連番表示のうちの最後の連番表示に対応する他の表示と、前記一の表示と前記他の表示との間に位置する省略記号表示とを有するレジスター装置の前記プリンター手段で作成された前記伝票を用いて行うアセンブリ作業方法であって、前記伝票を被取付部材に取り付ける工程と、前記被取付部材に取り付けられた前記伝票の前記作業用表示部を見ながら、当該伝票に対応するクリーニング処理後のクリーニング品を当該伝票が取り付けられた前記被取付部材に引っ掛ける工程とを備えるものである。
【0013】
請求項2記載のアセンブリ作業方法は、顧客からのクリーニングの注文に関する注文情報に基づいて伝票作成情報を生成する情報処理手段と、前記情報処理手段によって生成された伝票作成情報に基づいて伝票を作成するプリンター手段とを備え、前記伝票は、顧客から預かったクリーニング品を識別するための連番表示と、作業者がアセンブリ作業を行う際に見る作業用表示部とを備え、前記作業用表示部は、前記連番表示に対応する表示と、顧客から預かったクリーニング品の数量に対応する表示とを有するレジスター装置の前記プリンター手段で作成された前記伝票を用いて行うアセンブリ作業方法であって、前記伝票を被取付部材に取り付ける工程と、前記被取付部材に取り付けられた前記伝票の前記作業用表示部を見ながら、当該伝票に対応するクリーニング処理後のクリーニング品を当該伝票が取り付けられた前記被取付部材に引っ掛ける工程とを備えるものである。
【0014】
請求項3記載のアセンブリ作業方法は、顧客からのクリーニングの注文に関する注文情報に基づいて伝票作成情報を生成する情報処理手段と、前記情報処理手段によって生成された伝票作成情報に基づいて伝票を作成するプリンター手段とを備え、前記伝票は、顧客から預かったクリーニング品を識別するための複数の連番表示と、作業者がアセンブリ作業を行う際に見る作業用表示部とを備え、前記作業用表示部は、前記複数の連番表示のうちの最初の連番表示に対応する一の表示と、前記複数の連番表示のうちの最後の連番表示に対応する他の表示と、前記一の表示と前記他の表示との間に位置する省略記号表示と、顧客から預かったクリーニング品の数量に対応する表示とを有するレジスター装置の前記プリンター手段で作成された前記伝票を用いて行うアセンブリ作業方法であって、前記伝票を被取付部材に取り付ける工程と、前記被取付部材に取り付けられた前記伝票の前記作業用表示部を見ながら、当該伝票に対応するクリーニング処理後のクリーニング品を当該伝票が取り付けられた前記被取付部材に引っ掛ける工程とを備えるものである
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、アセンブリ作業の作業効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一の実施の形態に係る伝票の表面図である。
図2】同上伝票を作成する伝票作成装置(レジスター装置)の概略構成図である。
図3】同上伝票を使用してアセンブリ作業を行う際の説明図である。
図4】本発明の他の実施の形態に係る伝票の表面図である。
図5】本発明のさらに他の実施の形態に係る伝票の表面図である。
図6】従来の伝票を示す表面図である。
図7】同上従来の伝票を使用してアセンブリ作業を行う際の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の一の実施の形態について図1ないし図3を参照して説明する。
【0018】
図1中の11は伝票で、この伝票11は、例えばクリーニング店に設置されたレジスター装置(伝票作成装置)12によって、来店した顧客からのクリーニングの注文に基づいて作成(発行)された店用の伝票(受注者伝票)である。
【0019】
なお、注文した顧客には、注文内容(注文情報等)が印字された顧客用の伝票(発注者側伝票)が渡され、後に当該顧客はその伝票を持って仕上がったクリーニング品を引き取りにくる。
【0020】
まず、伝票作成装置であるレジスター装置(POSレジスター)12は、図2に示すように、顧客からのクリーニングの注文に関する注文情報を入力するための入力手段であるタッチパネル13を備えている。タッチパネル13は、各種情報を画面に表示する表示手段を兼ねたもので、金銭を収納可能な引出し等を有する装置本体14に立設されている。
【0021】
装置本体14には、タッチパネル13によって入力された注文情報に基づいて伝票作成情報を生成する情報処理手段16が設けられている。また、装置本体14には、情報処理手段16によって生成された伝票作成情報に基づいて伝票11を印刷作成するプリンター手段17が接続されている。
【0022】
そして、各顧客からの注文に応じてクリーニング店の店員がタッチパネル13をタッチ操作して注文情報を入力すると、情報処理手段16が伝票作成情報を生成し、プリンター手段17がその伝票作成情報に基づいて各顧客ごとの伝票11を印刷作成して出力する。
【0023】
なお、プリンター手段17から打ち出された伝票11は、顧客から預かったクリーニング処理前のクリーニング品と一緒にクリーニング工場に送られる。
【0024】
次いで、伝票11は、印字面である表面に注文情報等を含む所定事項が印字された縦長矩形状のものであって、例えば図1の一例に示すように、店舗名、仕上がり日、顧客氏名及び伝票番号等に加えて、顧客から預かったクリーニング品を識別するための複数(例えば3つ)の連番表示(「5-151」、「5-152」、「5-153」)21を備えている。
【0025】
つまり、この伝票11は、顧客から預かったクリーニング品の数量(預かり品の点数)と同数の連番表示21を備え、この連番表示21の側方には、対応するクリーニング品の品名表示22及び金額表示23がそれぞれ印字されている。
【0026】
連番表示21は、各クリーニング品ごとに付与される識別番号に対応するもので、例えば1桁の数字からなる親番(「0」~「9」)と、3桁の数字からなる子番(「000」~「999」)と、その間のハイフン(「-」)とによって構成されている。そして、連番表示21は、預かった際に各クリーニング品ごとに取り付けられるタグ20の連番表示(タグ番号)と一致するものである。
【0027】
また、この伝票11は、顧客から預かったクリーニング品の数量を表示する点数表示である数量表示24を備え、この数量表示24の側方には、今回のクリーニング代金を表示する合計金額表示25が印字されている。
【0028】
さらに、この伝票11は、複数の連番表示21のうちの最初(1番上)の連番表示21aをこの連番表示21aに比べて少なくとも2倍以上に拡大した最初拡大連番表示26と、複数の連番表示21のうちの最後(1番下)の連番表示21bをこの連番表示21bに比べて少なくとも2倍以上に拡大した最後拡大連番表示27と、これら両表示26,27の間の拡大連番表示を省略したことを意味する省略記号表示28とを備えている。
【0029】
なおこの例では、上下方向に並んで印字された3つの表示26,27,28によって、作業者が仕上がり品Sのアセンブリ作業を行う際に見る作業用表示部30が構成されている。この作業用表示部30は、伝票11の表面のうち店舗名と仕上がり日との間の部分に位置している。
【0030】
また、上下2つの両表示26,27間に位置する省略記号表示28は、図示した大きな「↓」には限定されず、例えば「~」や「…」等でもよい。なお、例えば図示しないが、省略記号表示28を用いることなく、複数の連番表示21のすべてを省略せずに拡大連番表示として拡大印字してもよい。また、省略記号表示28は必ずしも必要なものではなく、当該省略記号表示28を省略してもよい。
【0031】
そして、作業用表示部30を構成する3つの最初拡大連番表示26、最後拡大連番表示27及び省略記号表示28は、伝票11の表面上部において、略全幅にわたって位置するように大きく印字(拡大表示)されている。なお、顧客から預かったクリーニング品が1点のみで、数量表示24が「1」の場合には、1つの連番表示21を拡大した拡大連番表示のみからなる作業用表示部30が伝票11の表面上部に印字される。
【0032】
次に、上述した伝票11を使用してクリーニング工場の作業者がアセンブリ作業を行う場合について説明する。
【0033】
図3に示すように、クリーニング工場では、長いレール31に対して複数の親ハンガー(クリップ付きハンガー)32が互いに間隔をおいて引っ掛けられ、この各親ハンガー32のクリップ部33には、伝票11(11a,11b,11c,11d…)が伝票番号順に並ぶようにそれぞれ取り付けられている。つまり、複数枚の各伝票11は、上端部(作業用表示部30よりも上方に位置する被挟持部)がクリップ部33で挟持されることによって、親ハンガー32に脱着可能に取り付けられている。
【0034】
なお、伝票11aは数量表示24が「3」の場合の一例であり、伝票11bは数量表示24が「1」の場合の一例であり、伝票11cは数量表示24が「5」の場合の一例であり、伝票11dは数量表示24が「4」の場合の一例であり、これら伝票11は連番表示21が順番に連続するようにレール31に沿って並んでいる。
【0035】
そして、作業者は、各顧客ごとの伝票11の拡大表示部である作業用表示部30を見ながら、クリーニング処理後のクリーニング品のアセンブリ作業、すなわちクリーニング処理後のクリーニング品(仕上がり品S)を顧客ごと(伝票11ごと)にまとめる作業を行う。
【0036】
具体的には、作業者は、伝票11の作業用表示部30に基づく識別番号と、仕上がり品Sに付いたタグ20の連番表示に係る識別番号とを照合し、両者が一致した場合にのみ、当該仕上がり品Sを、当該伝票11が取り付けられた親ハンガー32の引掛受部34に引っ掛ける。
【0037】
こうして、各伝票11ごとに組み合わされた仕上がり品Sは、組み合わされた状態のまま、元のクリーニング店に伝票11とともに戻され、その後、対応する顧客用の伝票をもった顧客に引き渡される。
【0038】
そして、このような伝票(作業用伝票)11によれば、クリーニング工場で作業者が仕上がり品Sのアセンブリ作業を行う際に見る作業用表示部30が他の連番表示21等に比べて大きく印字されているため、作業者はその作業用表示部30を見易く、また見間違えることもなく、よって、作業者によるアセンブリ作業の作業効率の向上を図ることができ、かつ、作業者によるアセンブリ作業の作業ミスの発生を防止できる。
【0039】
特に、複数枚の伝票11は、図3の如く親ハンガー32に取り付けられて順番に並んで位置するため、作業者は、複数の作業用表示部30を同時に見ることで、目標の親ハンガー32の位置を容易に知ることができ、効率よくアセンブリ作業を行うことができる。
【0040】
なお、伝票11は、3つの最初拡大連番表示26、最後拡大連番表示27及び省略記号表示28を備えるものには限定されず、例えば図4に示すように、最後拡大連番表示27及び省略記号表示28の代わりに、数量表示24をこの数量表示24に比べて少なくとも2倍以上に拡大した拡大数量表示41を備えるものでもよい。
【0041】
この図4に図示した拡大数量表示41は、最初拡大連番表示26の下方近傍位置にその最初拡大連番表示26に隣接して印字されたものであって、顧客から預かったクリーニング品の数量を示す数字(「3」)に「点」と「( )」を付加したものであるが、例えば数字のみでもよく、また「点数3」の如く「点数」という文字を付加したものでもよい。
【0042】
拡大数量表示41の位置は、最初拡大連番表示26の下方には限定されず、最初拡大連番表示の側方でもよく、上方でもよい。なおこの例では、アセンブリ作業用表示部である作業用表示部30は、最初拡大連番表示26と拡大数量表示41とで構成されている。
【0043】
また、伝票11は、例えば図5に示すように、最初拡大連番表示26のみで構成された作業用表示部30を備えるものでもよい。
【0044】
さらに、伝票11の作業用表示部30は、例えば最初拡大連番表示(拡大連番表示)26、最後拡大連番表示(拡大連番表示)27、省略記号表示(拡大記号表示)28、及び拡大数量表示41を有するものでもよい。
【0045】
また、作業用表示部30が目立つように、例えば作業用表示部30のみを伝票11中の他の表示とは異なる色で印字してもよい。
【0046】
さらに、伝票作成装置は、レジスター装置12には限定されず、レジスター機能を備えていないものでもよい。
【符号の説明】
【0047】
11 伝票
12 レジスター装置
13 入力手段であるタッチパネル
16 情報処理手段
17 プリンター手段
21 連番表示
24 数量表示
26 最初拡大連番表示(拡大連番表示)
27 最後拡大連番表示(拡大連番表示)
30 作業用表示部
41 拡大数量表示
【要約】
【課題】アセンブリ作業の作業効率の向上を図ることができるアセンブリ作業方法及びレジスター装置を提供する。
【解決手段】顧客から預かったクリーニング品を識別するための連番表示21と、作業者がアセンブリ作業を行う際に見る作業用表示部30とを備える伝票11を用いて行うアセンブリ作業方法である。当該作業方法は、伝票11を親ハンガーに取り付ける工程と、その伝票11の作業用表示部30を見ながらそれに対応するクリーニング処理後のクリーニング品を親ハンガーに引っ掛ける工程とを備える。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7