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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-12
(45)【発行日】2022-10-20
(54)【発明の名称】車両のシートリクライナー
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/225 20060101AFI20221013BHJP
   A47C 1/025 20060101ALI20221013BHJP
   B60N 2/22 20060101ALI20221013BHJP
【FI】
B60N2/225
A47C1/025
B60N2/22
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2020089827
(22)【出願日】2020-05-22
(65)【公開番号】P2020192977
(43)【公開日】2020-12-03
【審査請求日】2020-05-22
(31)【優先権主張番号】10-2019-0061469
(32)【優先日】2019-05-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520181434
【氏名又は名称】ヒュンダイ トランシス インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】HYUNDAI TRANSYS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】105, Sindang 1-ro, Seongyeon-myeon, Seosan-si, Chungcheongnam-do 31930, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100089026
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 高明
(72)【発明者】
【氏名】チャング, セウング フン
【審査官】杉▲崎▼ 覚
(56)【参考文献】
【文献】特表2005-502438(JP,A)
【文献】独国特許出願公開第102010035442(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 2/225
A47C 1/025
B60N 2/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周面に沿って外歯が形成されたギアプレートと、
ギアプレートの内周面に接して加圧することによりギアプレートを偏心させるカムパートと、
カムパートに回転力を伝達するインプットパートと、
インプットパートを支持する内側部、ギアプレートの外歯に噛み合う内歯が形成された外側部、及び内側部の下端と外側部の下端とを連結する連結部で構成され、
連結部は内側部の下端部位から外側部の下端部位に向かって厚さが次第に小さくなるように延びたフランジパートとを含んでなり、
前記フランジパートの連結部は、上面が平面状、下面は漏斗状に形成されて連結部が外側部側に行くほど次第に小さくなる厚さを有することを特徴とする車両のシートリクライナー。
【請求項2】
フランジパートは、中央に貫通孔を有し、内側部は貫通孔の縁から上方に延びた柱形状であり、内側部は内側面がインプットパートを包んでインプットパートを支持することを特徴とする、請求項1に記載の車両のシートリクライナー。
【請求項3】
インプットパートには、中央部位から下方に突出して延びた側面部が形成され、フランジパートの内側部は、インプットパートの側面部を包んで支持し、フランジパートの内側部は、厚さがインプットパートの側面部の厚さ以上であることを特徴とする、請求項2に記載の車両のシートリクライナー。
【請求項4】
フランジパートの内側部の最下端部位は、インプットパートの側面部の最下端部位よりもさらに下方に位置したことを特徴とする、請求項3に記載の車両のシートリクライナー。
【請求項5】
フランジパートの連結部の下面は、傾いた斜線形状の断面を有することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両のシートリクライナー。
【請求項6】
フランジパートの連結部と外側部との間の部位の厚さは、内側部の厚さよりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の車両のシートリクライナー。
【請求項7】
フランジパートの外側部の最上端部位は、内側部の最上端部位を中心に上下それぞれ2mm以内の区間内に位置したことを特徴とする、請求項1に記載の車両のシートリクライナー。
【請求項8】
フランジパートの外側部に形成された内歯及びギアプレートに形成された外歯の高さは、フランジパートの内側部の高さとは2mm以内の差を持つか或いは同じであることを特徴とする、請求項1に記載の車両のシートリクライナー。
【請求項9】
フランジパートの外側部の最上端部位、フランジパートの内側部の最上端部位及びカムパートの最上端部位は、2mm以内の範囲に一緒に位置したことを特徴とする、請求項1に記載の車両のシートリクライナー。
【請求項10】
フランジパートの連結部は、一定の割合で厚さが次第に減少することを特徴とする、請求項1に記載の車両のシートリクライナー。
【請求項11】
フランジパートの連結部は、上面が平面状であり、下面に段差部が形成されることにより、階段状に次第に厚さが減少することを特徴とする、請求項1に記載の車両のシートリクライナー。
【請求項12】
フランジパートの連結部は、下面の段差部の部位がシートフレームに溶接されて結合することを特徴とする、請求項1に記載の車両のシートリクライナー。
【請求項13】
フランジパートの内側部、外側部及び連結部は、プログレッシブ冷間鍛造工法によって成形されたことを特徴とする、請求項1に記載の車両のシートリクライナー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フランジパートの製造時に新工法を適用することにより、従来とは各部分の厚さと形状が全く異なるフランジパートを提供し、これによりリクライナーの全体的な局部強度を十分に確保し、全体サイズ及びレイアウトの面で従来よりも大幅に向上した、車両のシートリクライナーに関する。
【背景技術】
【0002】
車両のシート用リクライナーは、マニュアルタイプとオートタイプに区分される。マニュアルタイプは手操作によってリクライニングとブレーキングを実現し、オートタイプは電動機によってリクライニングとブレーキングを実現するようにするものである。
【0003】
このようなリクライナーは、内歯を有するフランジパートの内部で外歯を有するギアプレートが偏心した状態で回転することにより減速を実現するようにしている。
【0004】
ギアプレートの偏心はカムパートを介してギアプレートを一側に押し出すことにより実現が可能であり、カムパートの加圧と全体的な回転はインプットパートを介して行われる。つまり、インプットパートの回転力がカムパートを介してギアプレートへ伝達され、これによりギアプレートが偏心した状態で自転と公転を同時に行うことにより減速した状態でリクライニングが行われる。
【0005】
従来では、リクライナーのフランジパートをファインブランキング工法で製造し、内歯の歯形を形成するためにハーフピアス加工法を適用した。しかし、フランジパートの内歯の歯形の十分な厚さを確保するにはハーフピアス加工の深さが深くなければならず、このために原素材として厚い素材を使用するしかなくて重量が増大するという問題があった。
【0006】
前述の背景技術として説明された事項は、本発明の背景に対する理解増進のためのものに過ぎず、当該技術分野における通常の知識を有する者に既に知られている従来技術に該当することを認めるものと受け入れられてはならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】韓国公開特許第10-2017-0141334号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、かかる問題点を解決するために提案されたもので、その目的は、フランジパートの製造時に新工法を適用することにより、各部分ごとに、必要な厚さと形状を有するフランジパートを提供し、これにより強度を十分に確保し、全体サイズを減らし、軽量化を図ることができるリクライナーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係る車両のシートリクライナーは、外周面に沿って外歯が形成されたギアプレートと、ギアプレートの内周面に接して加圧することによりギアプレートを偏心させるカムパートと、カムパートに回転力を伝達するインプットパートと、インプットパートの側面部に沿って延びてインプットパートを支持する内側部、ギアプレートの外歯に噛み合う内歯が形成された外側部、及び内側部の下端と外側部の下端とを連結する連結部で構成され、連結部は内側部の下端部位から外側部の下端部位に向かって厚さが次第に小さくなるように延びたフランジパートとを含んでなり、フランジパートの連結部は、上面が平面状、下面は漏斗状に形成されて連結部が外側部側に行くほど次第に小さくなる厚さを有することを特徴とする。
【0010】
フランジパートは、中央に貫通孔を有し、内側部は貫通孔の縁から上方に延びた柱形状であり、内側部は内側面がインプットパートを包んでインプットパートを支持してもよい。
【0011】
インプットパートには、中央部位から下方に突出して延びた側面部が形成され、フランジパートの内側部は、インプットパートの側面部を包んで支持し、フランジパートの内側部は、厚さがインプットパートの側面部の厚さ以上であってもよい。
【0012】
フランジパートの内側部の最下端部位は、インプットパートの側面部の最下端部位よりもさらに下方に位置してもよい。
【0014】
フランジパートの連結部の下面は、一定の傾きで傾いた斜線形状の断面を有してもよい。
【0015】
フランジパートの連結部と外側部との間の部位の厚さは、内側部の厚さよりも大きくてもよい。
【0016】
フランジパートの外側部の最上端部位は、内側部の最上端部位を中心に上下それぞれ2mm以内の区間内に位置してもよい。
【0017】
フランジパートの外側部に形成された内歯及びギアプレートに形成された外歯の高さは、フランジパートの内側部の高さとは2mm以内の差を持つか或いは同じであってもよい。
【0018】
フランジパートの外側部の最上端部位、フランジパートの内側部の最上端部位及びカムパートの最上端部位は、2mm以内の範囲に一緒に位置してもよい。
【0019】
フランジパートの連結部は、一定の割合で厚さが次第に減少してもよい。
【0020】
フランジパートの連結部は、上面が平面状であり、下面に段差部が形成されることにより、階段状に次第に厚さが減少してもよい。
【0021】
フランジパートの連結部は、下面の段差部の部位がシートフレームに溶接されて結合してもよい。
【0022】
フランジパートの内側部、外側部及び連結部は、プログレッシブ冷間鍛造工法によって成形されてもよい。
【発明の効果】
【0023】
本発明に係る車両のシートリクライナーによれば、フランジパートの製造時に新工法を適用することにより、各部分ごとに、必要な厚さと形状を有するフランジパートを提供し、これにより強度を十分に確保し、全体サイズを減らし、軽量化を図ることができるリクライナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の一実施形態に係る車両のシートリクライナーを示す分解斜視図である。
図2】本発明の一実施形態に係る車両のシートリクライナーのフランジパートを示す断面図である。
図3】本発明の一実施形態に係る車両のシートリクライナーのフランジパートを示す断面図である。
図4】本発明の一実施形態に係る車両のシートリクライナーを示す断面図である。
図5】本発明の一実施形態に係る車両のシートリクライナーを示す側面図である。
図6】本発明の一実施形態に係る車両のシートリクライナーを示す下方斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図1は本発明の一実施形態に係る車両のシートリクライナーを示す分解斜視図、図2及び図3は本発明の一実施形態に係る車両のシートリクライナーのフランジパートを示す断面図、図4は本発明の一実施形態に係る車両のシートリクライナーを示す断面図、図5は本発明の一実施形態に係る車両のシートリクライナーを示す側面図、図6は本発明の一実施形態に係る車両のシートリクライナーを示す下方斜視図である。
【0026】
本発明に係る車両のシートリクライナーは、外周面に沿って外歯632が形成されたギアプレート600と、ギアプレート600の内周面に接して加圧することによりギアプレート600を偏心させるカムパート500と、カムパート500に回転力を伝達するインプットパート400と、インプットパート400の側面部に沿って延びてインプットパート400を支持する内側部910、ギアプレート600の外歯632に噛み合う内歯932が形成された外側部930、及び内側部910の下端と外側部930の下端とを連結する連結部920で構成され、連結部920は内側部910の下端部位から外側部930の下端部位に向かって厚さが次第に小さくなるように延びたフランジパート900とを含んでなる。
【0027】
本発明に係る車両のシートリクライナーは、基本的な構成が従来の車両のシートリクライナーと同様である。ただし、本発明の車両のシートリクライナーは、フランジパート900の製造工法の変化による形状の変化を介して必要な部位の剛性を確保し、全体サイズを減らし、軽量化を図ることができる。
【0028】
具体的には、図1は車両のシートリクライナーの分解斜視図であって、本発明に係る車両のシートリクライナーは、外周面に沿って外歯632が形成されたギアプレート600と、ギアプレート600の内周面に接して加圧することによりギアプレート600を偏心させるカムパート500と、カムパート500に回転力を伝達するインプットパート400と、インプットパート400の側面部に沿って延びてインプットパート400を支持する内側部910、ギアプレート600の外歯632に噛み合う内歯932が形成された外側部930、及び内側部910の下端と外側部930の下端とを連結する連結部920で構成され、連結部920は内側部910の下端部位から外側部930の下端部位に向かって厚さが次第に小さくなるように延びたフランジパート900とを含んでなる。
【0029】
モーターなどの駆動部は、インプットパート400に回転力を印加する。インプットパート400は、カムパート500を加圧してカムパート500のブレーキングを解除し、ブッシュ800とリング700を介してギアプレート600に回転力を提供する。ギアプレート600は、自転を行い、ギアプレート600自体がフランジパート900に対して偏心して噛み合っているため、フランジパート900は、減速して回転する。カムパート500は、スプリング300を介して常に広げられる方向に加圧されてモーターによる駆動解除の際に広げられながらウェッジとしての役割を果たすことにより、ブレーキングが行われる。インプットパート400にはカバー200が結合し、最終的にはリテーナ100が結合する。
【0030】
本発明のフランジパート900の内側部910、外側部930及び連結部920は、プログレッシブ冷間鍛造工法を介して成形できる。これにより、図2及び図3のような形状のフランジパート900の製造が可能となる。具体的には、フランジパート900は、インプットパート400の側面部に沿って延びてインプットパート400を支持する内側部910、ギアプレート600の外歯632に噛み合う内歯932が形成された外側部930、及び内側部910の下端と外側部930の下端とを連結する連結部920で構成される。フランジパート900の連結部920は、内側部910の下端部位から外側部930の下端部位に向かって厚さが次第に小さくなるように延びる。
【0031】
従来の場合は、ファインブランキングでのハーフピアス加工法の特性上、フランジパートの延長部は、厚さが一定であるしかなく、内側部または外側部との連結部位で厚さが急激に変わる形状をするしかなかった。このような場合、厚さが急激に変わる部位で応力が集中して強度が低下した。また、必要な歯形の厚さを確保するために、全体的な素材の厚さが厚いしかなく、これにより重量が増大するという問題があった。
【0032】
本発明は、プログレッシブ冷間鍛造工法を介してフランジパート900を成形することにより、連結部920が内側部910の下端部位から外側部930の下端部位に向かって厚さが次第に小さくなるように延びる形状を実現することができた。
【0033】
具体的には、フランジパート900は、中央に貫通孔を有し、内側部910は貫通孔の縁から上方に延びた柱形状である。内側部910は、内側面がインプットパート400を包んでインプットパート400を支持することができる。よって、内側部910の厚さがインプットパート400を支持する強度を確保するために非常に重要な因子である。本発明の場合、インプットパート400には、中央部位から下方に突出して延びた側面部420が形成され、フランジパート900の内側部910は、インプットパートの側面部420を包んで支持する。図示の如く、特にフランジパート900の内側部910は、厚さがインプットパート400の側面部420の厚さ以上に実現することができるため、駆動力が伝達される部分の強度を容易に確保することができる。従来のファインブランキングによる場合、素材の厚さが制限的であってフランジパート900内側部910の厚さを十分に確保することができなかった。
【0034】
また、本発明は、フランジパート900の内側部910の最下端部位は、インプットパート400の側面部420の最下端部位よりもさらに下方に位置することができる。つまり、内側部910の垂直長さをさらに確保することができるため、インプットパート400が揺れることなくさらに大きい接触面積を有することにより、シートの揺れが少なく、強度を確保することができる。
【0035】
また、図5及び図6の如く、フランジパート900の連結部920は、上面922が平面状、下面924は漏斗状に形成されて連結部920が外側部側に行くほど次第に厚さが小さくなり得る。このような形状によって厚さが十分に確保されなければならない連結部の内側部側は厚く形成し、厚さが不必要な連結部の外側部側は薄く形成することができるため、重量を減らすことができる。また、フランジパート900の連結部920の下面924は、一定の傾きで傾いた斜線形状の断面を有することができる。これにより、ある特定の地点に応力が集中する現象を防止することができる。この場合には、図2に示すように、フランジパート900の内側部910の外面からシートフレームSに溶接(W)が可能である。
【0036】
一方、図3に示すように、フランジパート900の連結部920は、上面922が平面状であり、下面924に段差部926が形成されることにより、階段状に次第に厚さが減少することができる。このような場合には、所望の部位ごとに厚さを実現するとともに、フランジパート900の連結部920は、下面924の段差部926の部位がシートフレームSに溶接(W)されて結合できる。これにより、シートフレームSと材料的に結合するとともに、機械的な係止構造で結合してよりしっかりとシートフレームSに固定されるようにすることができる。
【0037】
また、フランジパート900の連結部920と外側部930との間の部位の厚さは、内側部910の厚さよりも大きくてもよい。図2に示すように、フランジパート900の連結部920と外側部930との間の部位の厚さは、部位ごとに連続的に変化しながら異なるが、いずれの部位でも、フランジパート900の連結部920と外側部930との間の部位の厚さは、内側部910の厚さよりも大きいことが分かる。このようにフランジパート900の連結部920と外側部930との間の部位の厚さを十分に取ることにより、急激に厚さが減少してから増加する区間がないようにして、当該部位での応力集中を防止することができ、所望の剛性を確保することができる。
【0038】
また、フランジパート900の外側部930の最上端部位は、内側部910の最上端部位を中心に上下それぞれ2mm以内の区間内に位置することができる。そして、フランジパート900の外側部930に形成された内歯932及びギアプレート600に形成された外歯632の高さは、フランジパート900の内側部の高さとは2mm以内の差を持つか或いは同じであり得る。また、フランジパート900の外側部930の最上端部位、フランジパート900の内側部910の最上端部位、及びカムパート500の最上端部位は、2mm以内の範囲に一緒に位置することができる。このような相互間の位置関係によって、フランジパート900の外側部930に形成された内歯932及びギアプレート600に形成された外歯632の高さを十分に高く確保することができるため、噛み合い力を高め、シートの揺れを軽減することができ、局部的な結合力と強度を確保した結果に起因して連結部920の長さを減らすことにより、フランジパート900の全体的な直径を減らすことができる。
【0039】
本発明に係る車両のシートリクライナーによれば、フランジパートの製造時に新工法を適用することにより、各部分ごとに、必要な厚さと形状を有するフランジパートを提供し、これにより強度を十分に確保し、全体サイズを減らし、軽量化を図ることができるリクライナーを提供することができる。
【0040】
本発明の特定の実施形態に関連して図示及び説明したが、以下の特許請求の範囲によって提供される本発明の技術的思想を逸脱することなく、本発明に多様な改良及び変化を加え得るのは、当該分野における通常の知識を有する者にとって自明であろう。
【符号の説明】
【0041】
400 インプットパート
600 ギアプレート
900 フランジパート
図1
図2
図3
図4
図5
図6